JP4371192B2 - Ant control container - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はアリ駆除容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来アリの駆除は、殺虫剤を噴霧して駆除するエアゾール剤、食餌に殺虫剤を混入して誘殺する毒餌剤(容器入り等)を使用し、実用に供される。
【0003】
ところでエアゾール剤は、積極的かつ即効的では利点があるが、処理現場が薬剤により汚れることや、死亡したアリが散乱して汚い等から使用する場所が限られるといった不便さがある。
【0004】
この点、毒餌剤は、エアゾール剤の上記不便さがなく、また置いておくだけで駆除できる簡便さから使用する人が多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述の毒餌剤は、これでアリを誘い食べさせ、毒餌に含まれている殺虫剤により死亡させるものであるが、この毒餌を専用の容器に入れて用いる場合、アリが容器内に侵入するまでに時間がかかることや、アリの種類によって好みが異なり、結局誘引されず駆除できないこともあり、まだ充分とはいえない。
【0006】
本発明は上記のことにかんがみなされたもので、積極的かつ完全に対象のアリを撲滅できるアリ駆除容器を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係るアリ駆除容器は、内部に毒餌剤を設置する本体と、この本体の上方をカバーする天板との間に、対向する一対の側板を立設して、この両側板と天板のそれぞれの先端にて、両側板の間隔全体にわたる幅の側方開放口とし、この側方開放口の開放端の両側板と天板とを垂直方向に同一面状にし、側方開放口の本体外周端を側方開放口の開放端より後退させ、この本体外周端と下端を本体の下面と同一面状にした上記両側板とにて囲まれる部分をアリを捕獲するための捕獲部とした構成になっている。
【0008】
そして上記アリ駆除容器において、下面が地面に接触する本体に、開放端を本体の下面と同一面状にした底面開放口を設けた構成になっている。
【0010】
【作用】
上記請求項1に係るアリ駆除容器は、側方開放口を壁際のアリの巣や行列に、これの先端が壁面に接触するようにして設置する。これにより、上記壁際のアリの巣や行列が側方開放口にて囲まれ、この中のアリが側方開放口より両側板に案内され 容器内へ進入し、内部に設置した毒餌剤を食したり、接触付着することにより死に至らしめられる。
【0011】
また、請求項1に係るアリの駆除容器において、側方開放口から進入したアリは、開放端から後退している本体外周端と下端を本体の下面と同一面状にした両側板とにて囲まれる部分で構成されるアリの捕獲部から本体内に進入する。
【0012】
また、請求項2に係るアリ駆除容器は、上記請求項1に係るものの作用のほかに、底面開放口を平地に設けられたアリの巣の真上に位置するように設置することにより、このアリの巣は底面開放口にて囲まれ、巣のアリはこの底面開放口より容器内に進入する。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態を図1、図2を参照して説明する。図中1は平面形状が四角、例えば長方形状にした駆除容器である。この駆除容器1は本体2と、この本体2の対向する2辺に立設された両側板3a,3bと、この両側板3a,3bの上端に固着されて上記本体2の上方をカバーする天板4とから偏平箱型に構成されている。
【0014】
本体2の略中央部に底面開放口5が、また駆除容器1の両側板3a,3bにて閉じられない方の両側部に図1に示すように両側板の間隔全体にわたる幅にした側方開放口6a,6bが設けてある。この底面開放口5の周囲は本体2の底面より高くなっており、この底面開放口5の周辺には本体2の下面側から見ての上り斜面7が設けてある。また側方開放口6a,6bの内側部の底板2も、これの底面より高くなっており、この側方開放口6a,6bに外側から内側へ向かって上り坂となる上り斜面8a,8bが設けてある。そしてこの各開放口5,6a,6bの各上り斜面7,8a,8bの下端は本体2の下面と同一平面となっていて、駆除容器1を地面に設置した状態で、各上り斜面7,8a,8bの下端が地面に接触するようになっている。
【0015】
天板4の側方開放口6a,6b側の端部は上記側方開放口6a,6bの上り斜面8a,8bと略平行になるように傾斜したひさしとなっている。そしてこのひさしの先端と両側板3a,3bの先端は垂直方向に同一面となって下向きのコ字状となり、駆除容器1を、これの側方開放口6a,6b側を壁面に押し当てて設置したときに、この天板2のひさしと両側板3a,3bの先端が壁面に当接されるようになっている。
【0016】
なお、図2において、左側の側方開放口6aの上り斜面8aは開放端より後退されており、右側の側方開放口6bの上り斜面8bは開放端と同一位置にある例を示した。そして上記左側の側方開放口6aは両側板3a,3bと上り斜面8aの先端部にて囲まれる部分がアリを捕獲するための捕獲部となっている。この部分の側板3a,3bの下端は本体2の下面と同一面状となっている。
【0017】
本体2の凹状になっている上記開放口5,6a,6bの内側に毒餌剤9を設置する。この毒餌剤9の設置は、液状、ゲル状のものを塗布したり、殺虫剤を含有したシートやフィルムを敷設したり、殺虫剤の固形物、半固形物を載置あるいは接着剤にて接着したり、殺虫剤を含有する高粘度物を固着したり等が挙げられる。
【0018】
本発明に用いられる毒餌剤9に含有する殺虫剤の有効成分としては、常温で蒸散しにくく、耐光、耐熱性が高く、安定した毒性の化合物であればよく、例えばレスメトリン、ペルメトリン、サイフェノトリン、サイパーメスリン、エトフェンプロックス、トラロメスリン等のピレスロイド系殺虫剤やホウ酸、その他有機リン系殺虫剤、カーバメイト系殺虫剤、アミジノヒドラゾン系殺虫剤、ピラゾール系殺虫剤、シラネオファン系殺虫剤等の中で忌避性が少なく、殺虫活性の高い殺虫剤等が挙げられる。
【0019】
また、本発明に用いられる食餌剤や誘引材としては、例えば蜂蜜、糖蜜、果糖、乳糖、麦芽糖、ブドウ糖、グラニュー糖等の糖類、小麦粉、トウモロコシ粉、米糠等の穀物類、魚貝粉、昆虫粉等の動物性餌類、コーンスターチ、ポテトスターチ等のデンプン類やグリセリン等の食餌剤やオレインアルコール等の高級アルコール類、ラウリン類、オレイン酸等の脂肪酸類、フレーバー香料等の誘引剤が挙げられる。
【0020】
そして、その他の補助剤としては、ソルビン酸、ソルビン酸塩、パラオキシ安息香酸エステル等の防腐剤、トウガラシ末、安息香酸デナトリウム等の辛み、苦み成分の誤食防止剤、乳酸カルシウム、塩化カルシウム等の安定化剤が挙げられる。
【0021】
本発明において対象とするアリは、トビイロシワアリ、トビイロケアリ、イエヒメアリ、アミメアリ、ヒメアリ、クロヤマアリ、ツヤシリアゲアリ、オオズアリ、オオハリアリ、クロオオアリ、ルリアリ等のアリが挙げられる。
【0022】
また、本発明に係る駆除容器1の使用場所としては、家屋等の内外全てに可能であり、特に屋外のアリ害虫の巣や家屋内に進入している行列や、餌に群れている集団等の場面で優れた駆除効果を発揮する。
【0023】
すなわち、本発明に係る駆除容器1によるアリ駆除は、従来のようにアリを誘い寄せる持久的駆除ではなく、アリの居場所を探し、探し当てた巣や行列等の居場所に直接駆除容器1を仕掛けて積極的にアリ駆除を行い、その結果速効的、かつ確実にアリを駆除する。
【0024】
つまり、広い場所でのアリの巣の場合には、この巣の上に、底面開放口5が巣の真上に位置するように設置する。また、アリの行列の場合には、この行列を妨げる方向に一方の側方開放口6aまたは6bを向けて設置する。さらに壁際の巣の場合、及び壁際の行列の場合には、捕獲部を有する方の側方開放口6aの先端を壁面に接触する姿勢にして設置する。
【0025】
そして上記広い場所での巣は底面開放口5の周囲に設けた上り斜面7にて囲まれることになり、巣を出入りするアリはこの上り斜面7より駆除容器1内に進入する。
【0026】
また、行列のアリは、これの行進に従って側方開放口6a,6bの上り斜面8a,8bより駆除容器1内へ進入する。
【0027】
壁際の巣の場合には、この巣の周囲が壁と両側板3a,3bと上り斜面8aとで構成される捕獲部にて囲まれることになり、巣を出入りするアリは上り斜面8aより駆除容器1内へ進入する。同様に壁際を行列するアリも上記捕獲部より容器内に進入する。
【0028】
上記各場合のアリの駆除容器1内への進入は、容器内の毒餌剤9内の誘引剤にて行われる。そして容器内に入ったアリは毒餌剤9を食したり、この上を通過することにより毒が体に付着される。さらに進入したアリは再び開放口6a,6bを経て巣へ戻り、仲間を容器内へ誘導する。容器内へ進入したアリは容器内の毒餌剤9を食したり、これが体に付着することにより、最終的に巣中、巣外や駆除容器1内で死に至る。アリの場合、毒餌剤9を食した後、その巣へ戻り、吐き戻して仲間に与える習性があり、この場合餌を与えられたアリも死に至る。
【0029】
(試験1)
次に図1、図2にて示した本発明の第1の実施の形態における試験例を示す。なおこのときの駆除容器一の大きさは、長さ×幅×高さ=8.5×5.5×1.6cmである。また底面開放口5の開口面積は2cm2にした。そして上白糖、ゼラチン、水の混合液を本体2の凹部に適量入れ、放冷固化させて誘引食餌剤とした。このようにした駆除容器1を、トビイロシワアリの巣の出入口上に、底面開放口5が対向するようにして設置して、このトビイロシワアリの寄り付き数を経時的に調査した。
【0030】
また、これと共に比較対照として、従来市販されているアリ駆除容器である直径50mmの円形で、全周囲に上り斜面を有しているが底板には開放口がなく、中央部に上記本発明の実施例と同じ誘引食餌剤を入れた容器を、これの用法に従って上記アリの巣の出入口からこれの側方開放口が1cm離間した位置に設置した。試験は新しい誘引材を用いてそれぞれ2回繰り返した。その結果を表1に示す。
【0031】
【表1】
【0032】
(考察)
表1に示した通り、直接アリの住処である巣を底面開放口5にて取り囲むように設置される本発明に係る供試容器が、2回共速効的で高い誘引捕捉効果を示し、実用的であることが裏付けられた。
【0033】
(試験2)
試験1と同じ駆除容器1を用い、誘引食餌剤も試験1と同じものを用いた。そしてこの駆除容器1を、家屋の壁側に巣を作っているトビイロシワアリに対して、これの側方開放口6a,6bのうちの上り斜面8aが開放端から後退している捕獲部を有する方の側方開放口6aを上記アリの巣に対向させると共に、開放端を壁面に接触させて設置した。この試験もそれぞれ新しい誘引食餌剤を用いて2回行った。このときのアリの巣が捕獲部にて囲まれる。この試験結果を表2に示す。
【0034】
【表2】
【0035】
(考察)
表2に示した通り、アリの巣が側方開放口6aの捕獲部にて囲まれることにより、上記試験1と同様に速効的で高い誘引捕獲効果を示し、実用的であることが裏付けられた。
【0036】
(試験3)
試験1と同じ駆除容器1を用い、誘引食餌剤も試験1と同じものを用いた。そしてこの駆除容器1を、コンクリート壁面に沿って行列をなしているアミメアリ群に対して、捕獲部を有する方の側方開放口6aをコンクリート壁面に対向させて設置した。
【0037】
また、比較対照として、試験1にて用いた従来の市販容器に同様の誘引食餌剤を入れたものをアミメアリの行列を横断するようにして設置し、それぞれの寄り付き数を経時的に調査した。試験は2回繰り返した。その結果を表3に示す。
【0038】
【表3】
【0039】
(考察)
表3に示す通り、アリの種類が変わっても速効的、かつ高い誘引捕捉効果を示し、実用的であることが裏付けられた。この実験では、全周を開放した比較対照容器に対して本発明に係る駆除容器1において、アリが侵入口(開放口)を介し、容器内外を往復し容器内に集まり、侵入口の優位性が示された。
【0040】
(試験4)
試験1と同じ駆除容器1を用いて実施現場での駆除効果を調べた。この試験では表4に示す毒餌剤を用いた。また、比較対照として従来市販容器に同じ毒餌剤を用いた。試験としては、容器を設置する前の周辺の個体数と、設置してから2日後の個体数の推移から効果を判断した。その結果を表5に示す。
なお、表5における設置姿勢欄の第1開放口とは図1、図2で示した第1の実施例における底面開放口5であり、第2開放口とは斜面8aが開放端より後退した方の側方開放口6aである。
【0041】
【表4】
【0042】
【表5】
【0043】
(考察)
表5に示す通り、いろいろな種類のアリに有効であり、いろいろな場所で使用でき、優れた駆除効果を示し、実用的効果を証明できた。なお表5中の駆除効果は設置から2日後の設置場所周辺の個体数の減少状態を示すもので、△は20〜50%減、○は50〜70%減、◎は70〜100%減をそれぞれ示す。なお、比較例1での容器は行列の真上に設置し、比較例2ではアリが出入りしている巣から1cmの距離に設置した。
【0044】
上記第1の実施の形態において、底面開放口5の大きさは容器の大きさにもよるが、アリの巣の出入口の全体を余裕をもってカバーできる大きさで、通常10×5mm以上が好ましい。また側方開放口6a,6bの大きさはアリが通過できる大きさ(2×2mm)以上であればよいが、多数のアリが通りやすい大きさにする。
【0045】
また、上記底面の実施の形態では駆除容器1を四角形状にして、これの対向する2辺部に側方開放口6a,6bを設けた例を示したが、この駆動容器の大きさ、形状は使いやすく、製作しやすい等により決める。その例として、平面形状を円形(楕円も含む)にし、上り斜面を有する側方開放口を容器の全周に設ける形態がある。この場合、底板と天板は底板あるいは天板に突設した複数の柱部材にて結合される。
【0046】
なお上記第1の実施の形態において、側方開放口6a,6bを設けずに周囲を閉じ、本体2の底面にのみ、底面開放口5を設けるようにしてもよい。この場合のアリ駆除容器としては巣を出入りするアリの駆除に使われる。底面開放口5の周囲の上り斜面はなくてもよい。また、底面に底面開放口5を有する容器の一側方にのみ側方開放口6aを設けるようにしてもよい。
【0047】
図3、図4は本発明の第2の実施の形態を示すもので、この実施の形態における駆除容器11は第1の実施の形態と同様に本体12と、この底板12の上方をカバーする天板14とからなっている。13は底板12に対して適当な隙間をあけて天板14を結合する複数の支柱であり、これは例えば天板14側に立設してあり、上記隙間により、駆除容器11の外周部にはこれの全周に亘って側方開放口16が設けられている。
【0048】
側方開放口16となる本体12の外周部にはこれの全周に亘って外側から内側へ向かって上り坂となる上り斜面17が設けてある。
【0049】
そして上記本体12の外周部に、一対の側板18a,18bが平行に外側へ向けて設けてある。この両側板18a,18bの下端は本体12の下面と同一面状になっている。また両側板18a,18bの先端は垂直になっている。
【0050】
この第2の実施の形態においては、駆除容器11をアリの行列を妨げる状態にして設置することにより、容器の側方開放口16より容器内へ進入する。
【0051】
また、壁際のアリの巣や、アリの行列に対しては、両側板18a,18bの先端を壁面に接触する姿勢で駆除容器11を設置する。これにより両側板18a,18bと側方開放口16とで捕獲部が構成され、壁際の巣のアリや、壁際を行列するアリはこの捕獲部より容器内へ進入し、上述した第1の実施の形態の場合と同様に容器内に進入したアリは容器内の毒餌剤9を食し、あるいは接触付着により死に至る。
【0052】
なお、上記各実施の形態では、側方開放口や底面開放口に上り斜面を設けているが、これは必ずしもなくてもよく、例えば平らであってもよい。
【0053】
また、底面開放口は必ずしも本体底面の中央部に設けなくてもよく、例えば本体の底面の隅部にあってもよい。また、容器の片側面を閉じ、その側面の内側底面が開放され、この部分を捕獲部としても良い。
【0054】
【発明の効果】
本発明によれば、アリの居場所を探し、探し当てた巣や行列等の居場所に直接アリ駆除容器を仕掛けて積極的にアリ駆除を行い、その結果、速効的かつ確実にアリを駆除することができる。
そして、駆除容器に設けられた側方開放口をアリの巣や行列の部分に対向するように設置することにより、巣にいるアリや行列しているアリを積極的に撲滅駆除することができる。また、壁際のアリの巣の場合は、両側板の先端を壁面に接触する姿勢でアリ駆除容器を設置することにより、壁際の巣のアリや壁際を行列するアリは、この側方開放口より両側板にて案内されて容器内へ容易に進入し、容器内の毒餌剤を食して死に至らせることができる。
さらに側方開放口の本体外周端を側方開放口の開放端より後退させて、この本体外周端と下端を本体の床面と同一面状にした両側板とにて囲まれる部分をアリを捕獲するための捕獲部としたことにより、速効的で高い誘引捕獲効果を得ることができる。
そしてさらに、底面開放口をアリの巣の真上に対向して設置することにより、巣のアリを積極的に撲滅駆除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す一部破断斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示す断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示す分解斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示す断面図である。
【符号の説明】
1,11…駆除容器、2,12…本体、3a,3b…側板、4,14…天板、5…底面開放口、6a,6b,16…側方開放口、7,8a,8b,17…上り斜面、9…毒餌剤。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an ant extermination container.
[0002]
[Prior art]
Conventional ant control uses an aerosol that is sprayed with an insecticide and a poison bait (such as in a container) that is killed by mixing an insecticide in the diet.
[0003]
By the way, although an aerosol agent has an advantage in being positive and effective immediately, there are inconveniences that a treatment site is contaminated by a chemical agent, and a place where a dead ant is scattered and dirty is limited.
[0004]
In this regard, many people use poison baits because they do not have the above-mentioned inconveniences of aerosol agents and can be removed by simply placing them.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
The poison bait described above is to invite and eat ants and kill them with the insecticide contained in the bait, but if this poison bait is used in a dedicated container, until the ants enter the container It takes time, and the taste varies depending on the type of ant, and it is not attracted after all.
[0006]
The present invention has been considered in view of the above, and an object thereof is to provide an ant extermination container capable of eradicating a target ant actively and completely.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, an ant extermination container according to the present invention has a pair of opposing side plates provided between a main body in which poisonous bait is installed and a top plate that covers the upper portion of the main body. Then, at the front ends of the side plates and the top plate, a side open port having a width over the entire interval between the side plates is formed, and the side plates and the top plate at the open end of the side open port are flush with each other in the vertical direction. The portion surrounded by the both side plates with the outer peripheral end and lower end of the main body being flush with the lower surface of the main body is retracted from the open end of the side open port. It is configured as a capture unit for capturing ants .
[0008]
And in the said ant extermination container, it has the structure which provided the bottom face opening port which made the open end the same surface as the lower surface of a main body in the main body which a lower surface contacts the ground .
[0010]
[Action]
Ali disinfection container according to the first aspect, the nest of ants or matrix of the wall of the lateral opening port, which the tip is placed so as to contact the wall surface. As a result, the ant nests and queues near the wall are surrounded by the side opening, and the ants inside are guided by the side plates from the side opening and enter the container, and eat the poisonous bait installed inside. Or death due to contact adhesion.
[0011]
In addition, in the ant extermination container according to claim 1 , the ant entering from the side opening port is composed of the outer peripheral end of the main body that is retracted from the open end and both side plates in which the lower end is flush with the lower surface of the main body. It enters into the main body from the ant trapping part composed of the enclosed part .
[0012]
Further, ants disinfection container according to
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
A first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. In the figure, reference numeral 1 denotes an extermination container having a square planar shape, for example, a rectangular shape. The disinfecting container 1 includes a
[0014]
A side opening having a bottom opening 5 at the substantially central portion of the
[0015]
Ends on the side opening 6a, 6b side of the
[0016]
In FIG. 2, an example is shown in which the ascending slope 8a of the left side opening 6a is retracted from the open end, and the
[0017]
[0018]
The active ingredient of the insecticide contained in the
[0019]
Examples of the dietary and attractant used in the present invention include saccharides such as honey, molasses, fructose, lactose, maltose, glucose and granulated sugar, grains such as wheat flour, corn flour and rice bran, fish shellfish, insects Animal foods such as flour, starches such as corn starch and potato starch, diets such as glycerin, higher alcohols such as olein alcohol, fatty acids such as lauric acid and oleic acid, and attractants such as flavor fragrance .
[0020]
And as other adjuvants, preservatives such as sorbic acid, sorbic acid salt, paraoxybenzoic acid ester, spiciness such as pepper powder, desodium benzoate, anti-corrosion agent of bitter ingredients, calcium lactate, calcium chloride, etc. These stabilizers may be mentioned.
[0021]
Examples of the ants to be used in the present invention include ants such as white whale ants, white squirrel ants, yellow ants, red ants, black ants, black ants, blue ants, giant ants, giant ants, black ants, and luaries.
[0022]
Moreover, as the place of use of the extermination container 1 according to the present invention, it can be used both inside and outside of a house, and in particular, an outdoor ant pest nest, a procession entering a house, a group swarming in food, etc. Exhibits excellent extermination effect in any scene.
[0023]
In other words, the ant extermination by the extermination container 1 according to the present invention is not the permanent extermination of attracting ants as in the conventional case, but the ant's place is searched and the extermination container 1 is directly placed on the found nest or procession. Actively remove ants, and as a result, quickly and reliably remove ants.
[0024]
In other words, in the case of a ant nest in a wide place, the bottom opening 5 is placed on the nest so that the bottom opening 5 is located directly above the nest. Further, in the case of an ant row, the
[0025]
And the nest in the said wide place will be enclosed by the
[0026]
Moreover, the ants of the procession enter the removal container 1 from the rising
[0027]
In the case of a nest near the wall, the periphery of the nest is surrounded by a capture section composed of a wall, both
[0028]
The entry of the ants into the extermination container 1 in each case is performed by the attractant in the
[0029]
(Test 1)
Next, a test example in the first embodiment of the present invention shown in FIGS. 1 and 2 will be described. Note the size of the disinfection container one at this time, Ru Oh in length × width × height = 8.5 × 5.5 × 1.6 cm. The opening area of the bottom opening 5 was 2 cm 2 . An appropriate amount of a mixture of white sucrose, gelatin and water was placed in the concave portion of the
[0030]
In addition, as a comparative control with this, it is a conventional ant extermination container, which has a circular shape of 50 mm in diameter and has an upslope on the entire periphery, but the bottom plate does not have an open port, and the above-described invention is provided in the center. A container containing the same attracting food as in the example was placed at a position 1 cm away from the side opening of the ant nest entrance according to the usage. The test was repeated twice with each new attractant. The results are shown in Table 1.
[0031]
[Table 1]
[0032]
(Discussion)
As shown in Table 1, the test container according to the present invention installed so as to surround the nest, which is a direct ant's house, with the bottom opening 5 shows a high effect of attracting and trapping both times. It was proved to be the target.
[0033]
(Test 2)
The same extermination container 1 as in Test 1 was used, and the same attracting food as in Test 1 was used. And this extermination container 1 has a trapping part in which the rising slope 8a of the
[0034]
[Table 2]
[0035]
(Discussion)
As shown in Table 2, the ant's nest is surrounded by the capture part of the side opening 6a, so that it has a fast and high attraction capture effect similar to the above test 1 and is proved to be practical. It was.
[0036]
(Test 3)
The same extermination container 1 as in Test 1 was used, and the same attracting food as in Test 1 was used. And this extermination container 1 was installed with the side opening 6a of the side which has a capture part facing a concrete wall surface with respect to the group of ants which formed the matrix along the concrete wall surface.
[0037]
In addition, as a comparative control, a conventional commercial container used in Test 1 containing the same attractant food was placed so as to cross the Ami-Meri procession, and the number of each contact was investigated over time. The test was repeated twice. The results are shown in Table 3.
[0038]
[Table 3]
[0039]
(Discussion)
As shown in Table 3, even if the type of ants changed, it showed a fast and high attracting and capturing effect, which proved practical. In this experiment, in the extermination container 1 according to the present invention with respect to the comparative control container opened all around, the ants gather back and forth inside and outside the container through the entry port (open port), and the advantage of the entry port It has been shown.
[0040]
(Test 4)
Using the same disinfecting container 1 as in Test 1, the disinfecting effect at the implementation site was examined. In this test, the poison baits shown in Table 4 were used. Moreover, the same poison bait was used for the conventional commercially available container as a comparison control. As a test, the effect was judged from the number of surrounding individuals before installing the container and the transition of the number of individuals two days after installation. The results are shown in Table 5.
The first opening in the installation posture column in Table 5 is the bottom opening 5 in the first embodiment shown in FIG. 1 and FIG. 2, and the second opening is the slope 8a receding from the opening end. This is the side opening 6a.
[0041]
[Table 4]
[0042]
[Table 5]
[0043]
(Discussion)
As shown in Table 5, it was effective for various kinds of ants, could be used in various places, showed an excellent extermination effect, and proved a practical effect. In addition, the extermination effect in Table 5 shows the state of decrease in the number of individuals around the
[0044]
In the first embodiment, the size of the bottom opening 5 depends on the size of the container, but is large enough to cover the entire ant nest doorway with a margin of 10 × 5 mm. Moreover, although the magnitude | size of the
[0045]
In the above-described embodiment of the bottom surface, an example in which the disinfecting container 1 is formed in a quadrangular shape and the
[0046]
In the first embodiment described above, the periphery may be closed without providing the
[0047]
3 and 4 show a second embodiment of the present invention, and the disinfecting container 11 in this embodiment covers the
[0048]
On the outer peripheral portion of the
[0049]
A pair of
[0050]
In the second embodiment, the disinfecting container 11 is installed in a state that prevents the ant line, thereby entering the container through the
[0051]
In addition, for the ant nests near the walls and the ant procession, the extermination container 11 is installed in such a posture that the tips of the
[0052]
In each of the embodiments described above, the rising slope is provided at the side opening or the bottom opening, but this is not necessarily required, and may be flat, for example.
[0053]
Further, the bottom opening may not necessarily be provided at the center of the bottom surface of the main body, for example, at the corner of the bottom surface of the main body. Further, one side of the container is closed, and the inner bottom surface of the side is opened, and this part may be used as the capture unit.
[0054]
【The invention's effect】
According to the present invention, the ant's whereabouts are searched, and the ant extermination container is directly placed on the found nest, the line, etc., and the ants are actively controlled, and as a result, the ants can be quickly and surely eliminated. it can.
And, by installing the side opening provided in the extermination container so as to face the ant nest and the part of the procession, it is possible to positively eliminate the ant in the nest and the ant in the procession. . Also, in the case of ant nests near the wall, by installing the ant extermination container with the posture where the tips of both side plates touch the wall surface, Guided by the side plates, it can easily enter the container, and can eat the poisonous bait in the container and cause death.
Further, the main body outer peripheral end of the side opening is set back from the open end of the side opening , and the portion surrounded by both side plates having the main body outer peripheral end and the lower end flush with the floor of the main body is removed. By using the capture unit for capturing, it is possible to obtain a rapid and high attractive capture effect.
Furthermore, the ant in the nest can be eradicated positively by installing the bottom opening to face the ant nest.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partially broken perspective view showing a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view showing a first embodiment of the present invention.
FIG. 3 is an exploded perspective view showing a second embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a cross-sectional view showing a second embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1,11 ... Disinfecting container, 2,12 ... Main body, 3a, 3b ... Side plate, 4, 14 ... Top plate, 5 ... Bottom opening, 6a, 6b, 16 ... Side opening, 7, 8a, 8b, 17 ... uphill, 9 ... poisonous bait.
Claims (2)
この側方開放口の開放端の両側板と天板とを垂直方向に同一面状にし、
側方開放口の本体外周端を側方開放口の開放端より後退させ、この本体外周端と下端を本体の下面と同一面状にした上記両側板とにて囲まれる部分をアリを捕獲するための捕獲部とした
ことを特徴とするアリ駆除容器。A pair of opposing side plates is erected between the main body for installing the poison bait inside and the top plate covering the upper side of the main body, and the both side plates at the tips of the both side plates and the top plate. A side opening with a width across the entire space,
Make both side plates and the top plate of the open end of this side opening port into the same plane in the vertical direction ,
The body outer peripheral end of the side opening is set back from the opening end of the side opening, and the part surrounded by the both side plates having the main body outer end and the lower end flush with the lower surface of the main body is captured. An ant extermination container, characterized in that it is a capture part for the purpose .
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