JP4370899B2 - 情報処理システム、並びにコンピュータ・プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、組織の構成人員間の活動を分析・調査する情報処理システム及び情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムに係り、特に、組織の構成人員間におけるコミュニケーションの活動の特徴を調査する情報処理システム及び情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。
さらに詳しくは、本発明は、組織の構成人員間におけるコミュニケーションの活動の特徴を、電子メールを始めとしたネットワーク上での交信手段を利用したコミュニケーションの交信記録に基づいて分析・調査する情報処理システム及び情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムに係り、特に、電子メールなどの交信手段による発信並びにこれに対する返信の関係からネットワーク上の活動状況を分析・調査する情報処理システム及び情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。
従来より、組織活動の特徴を調査するために、組織の構成人員間の、社内メールを使っての連絡や、口頭での報告などのさまざまな形態での交信を記録し分析する手法が利用されてきた。例えば、「ソーシャル・ネットワーク分析」と呼ばれる手法では、組織の構成人員間のネットワークを、ネットワーク図で表現する(例えば、非特許文献1を参照のこと)。これにより、人事上の組織図では表現されない、構成人員の役割や、構成人員間の依存関係を知ることができる。
しかしながら、ネットワーク分析は、分析者が組織のメンバにインタビューや、アンケートを行なうことによって進められるため、長時間を要するというのが課題である。さらに、分析のためには、分析者の経験を必要とした。
近年では、情報処理技術並びに情報通信技術の高度な発展に伴い、組織の構成人員間のコミュニケーション手段として、LAN(Local Area Network)やインターネットなどのコンピュータ・ネットワークが主流となってきている。これらコンピュータ・ネットワーク環境下では、初期の電子掲示板システム(BBS)や電子メールを始めとして、新しい形式の社会的相互作用のための多くのメディアを生み出してきた。例えば、電子メールは、メール・サーバと呼ばれるメールの送受信を管理するコンピュータを通して行なわれる。メール・サーバには通信記録が残されており、これらを利用することで、ネットワーク分析も容易に行なうことができる。
さらに、最近では、ネットワーク分析に、ネットワークのグラフ構造を利用しようという試みがある。例えば、人と人との知り合いのネットワークなど、自然界に存在する多くのネットワークに共通する性質を見出すことができる(例えば、非特許文献2を参照のこと)。このようなネットワークの構造は、Small World構造と呼ばれるが、2つの数値で特徴付けられる。
例えば、Small World構造を持つネットワークにおいて、ネットワークの各要素が無かったものとして数値を計算し、大きくこの数値が変化する要素が重要であると特定する方法について提案がなされている(例えば、非特許文献3を参照のこと)。また、文書中の重要単語を見出す手法も提案されているが(例えば、特許文献1を参照のこと)、多くのネットワークで利用でき、組織のネットワーク分析も可能である。
ここで、インターネット上で展開される電子メールのコミュニケーションのネットワークは、時間によって変化する性質がある。すなわち、話題の進展に伴い、コミュニケーションの中心となる人は変わり、また、コミュニケーションに参加する人も変化する。電子メールのデータは、簡便に利用できる反面、大量に利用するためには適切な期間で切り出すことが必要である。
ところが、電子メールの内容までを調査することは、多くの時間がかかり、結局、ネットワークの構造からの分析手法の利点が生かせない。さらに、電子メールの内容を調査することは、構成員のプライバシーを侵害する可能性があり、この点でも、分析の実行を困難にしている。
例えば、分析対象期間内に送信された電子メールの送信者を識別する送信者識別記号と、送信された電子メールの受信者を識別する受信者識別記号と、送信された電子メールが送信された時刻とが対応付けられた送受信記録を記憶する電子メール送受信記憶手段と、この電子メール送受信記憶手段に記憶された送受信記録に基づいて電子メールのコミュニケーションを分析する電子メール分析手段を備え、電子メールの送受信記録から調査対象者間のコミュニケーション・ネットワークの関係を判定することができる(例えば、非特許文献4を参照のこと)。
このようなコミュニケーションの分析方法によれば、分析対象期間内に含まれる送受信記録の発信者と受信者との関係を分析することによってコミュニケーションが連続した時期を見出すことができる。しかしながら、コミュニケーションが継続していたとしても、組織のより多くが参加していたのか、あるいは、一部であったのかが判断できない。
特開2003−67412号公報 ローレンス・プルサック、ロブ・クロス『ソーシャル・ネットワーク:組織活力の源泉』DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー、2002年10月号96ページ D・J・ワッツ、S・H・ストロガッツ、『Collective dynamics of ‘Small World’ network』、Nature、1998年、393巻、440ページ 松尾豊、大澤幸生、石塚満『Small World構造に基づく文書からのキーワード抽出』情報処理学会論文誌、2002年6月号、43巻、6号、1825ページ 特願2003−168282号明細書
本発明の目的は、組織の構成人員間におけるコミュニケーションの活動の特徴を、電子メールを始めとしたネットワーク上での交信手段を利用したコミュニケーションの交信記録に基づいて好適に分析・調査することができる、優れた情報処理システム及び情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することにある。
本発明のさらなる目的は、電子メールなどの交信手段による発信並びにこれに対する返信の関係からネットワーク上の活動状況を好適に分析・調査することができる、優れた情報処理システム及び情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することにある。
本発明のさらなる目的は、調査対象となる構成人員のプライバシーを保ちつつ、コミュニケーション・ネットワークの分析を簡便に行なうことができる、優れた情報処理システム及び情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することにある。
本発明のさらなる目的は、調査対象となる構成人員のプライバシーを保ちつつ、コミュニケーションが継続した時期のコミュニケーションの種類を簡便に分析することができる、優れた情報処理システム及び情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することにある。
本発明は、上記課題を参酌してなされたものであり、その第1の側面は、ネットワーク上での調査対象者間でのコミュニケーションの継続の種別判定する情報処理システムであって、前記ネットワーク上では、時間の経過とともに調査対象者間で任意の送信者から任意の受信者へのコミュニケーションが行なわれており、
コミュニケーションの送信者を識別する送信者識別記号と、コミュニケーションの受信者を識別する受信者識別記号と、送信が行なわれた時刻とを対応付けてコミュニケーションの送受信記録を送信順に記憶するコミュニケーション送受信記憶手段と、
前記コミュニケーション送受信記録手段に記憶された送受信記録のうち送信順でT番目の送受信記録の次の送受信記録からN個分の送受信記録に含まれる発信者が前記T番目の送受信記録の受信者に含まれるか否かに応じて前記T番目の送受信記録にコミュニケーションの継続性があるか否かを判定する(但し、Tは分析対象期間の先頭の送信時刻に相当する正の整数とし、Nは分析対象期間長に相当する正の整数とする)継続性判定手段と
前記継続性判定手段によりコミュニケーションの継続性があると判定された分析対象期間における前記コミュニケーション送受信記録に基づいて送信回数kに対する送信者の数P(k)の分布を求め、前記求めた分布に応じてコミュニケーションの継続の種別を判定する継続種判定手段と
を具備することを特徴とする情報処理システムである。
コンピュータ・ネットワーク上では、電子メールや電子掲示板、チャットを始めとして、コミュニケーションを行なうためのさまざまなメディアが存在する。ほとんどのメディアにおいては、コミュニケーションは、時間毎の送信者から受信者へのデータ通信によって構成される。本発明は、時間の経過とともに調査対象者間で発生する、任意の送信者から任意の受信者へのコミュニケーションを分析するものである。
本発明によれば、例えば、電子メールによるコミュニケーションにおいて、電子メールの発信人と、受信人と、そのメールが発信した時刻の情報のみから、電子メール間の関係を調べ、組織のコミュニケーションを調査し、電子メールの発信者と受信者の関係に基づいて送受信の継続性を判別することにより、コミュニケーションを簡便に分析することができる。その際、電子メールの内容を見ることがないので、調査対象となる構成人員のプライバシーを保つことができる。
ここで、電子メールの発信者と受信者の関係だけから送受信の継続性を調べるとともに、さらに、特定の送信者の送信回数を基に継続の種類を判定する。例えば、偏りのあるコミュニケーションであるか、あるいは全員参加型のコミュニケーションであるのかなど、継続の種類を判定することができる。
例えば、全員が偏り無く参加する全員参加型のコミュニケーションでは、発信数kと発信数がkである発信者数P(k)の関係は、ポアソン分布型の分布を示す。これに対し、偏りがあるコミュニケーションにおいては、発信数kとともに発信者数P(k)が漸近的に減少するような分布を示す。また、このようなコミュニケーションの種別は、それぞれ、コミュニケーションの活性期と、コミュニケーションの初期とも対応付けることができる。
さらに、コミュニケーションが継続すると判された複数の期間における継続の種別を比較し、継続の種別の変化点を検出することができる。
また、検出された継続の種別の変化点付近の期間におけるコミュニケーション送受信記録の送信者の数に基づいて参加者の上限を決定するようにしてもよい。これにより、分析対象期間にコミュニケーションされていた話題に対して興味を持ったメンバの数などを推測することができる。
また、本発明の第2の側面は、ネットワーク上での調査対象者間でのコミュニケーションの継続の種別判定するための処理をコンピュータ上で実行するようにコンピュータ可読形式で記述されたコンピュータ・プログラムであって、前記ネットワーク上では、時間の経過とともに調査対象者間で任意の送信者から任意の受信者へのコミュニケーションが行なわれており、前記コンピュータ・プログラムは前記コンピュータを、
コミュニケーションの送信者を識別する送信者識別記号と、コミュニケーションの受信者を識別する受信者識別記号と、送信が行なわれた時刻とを対応付けてコミュニケーションの送受信記録を送信順に記憶するコミュニケーション送受信記憶手段、
前記コミュニケーション送受信記録手段に記憶された送受信記録のうち送信順でT番目の送受信記録の次の送受信記録からN個分の送受信記録に含まれる発信者が前記T番目の送受信記録の受信者に含まれるか否かに応じて前記T番目の送受信記録にコミュニケーションの継続性があるか否かを判定(但し、Tは分析対象期間の先頭の送信時刻に相当する正の整数とし、Nは分析対象期間長に相当する正の整数とする)継続性判定手段
前記継続性判定手段によりコミュニケーションの継続性があると判定された分析対象期間における前記コミュニケーション送受信記録に基づいて送信回数kに対する送信者の数P(k)の分布を求め、前記求めた分布に応じてコミュニケーションの継続の種別を判定する継続種判定手段
として機能させるためのコンピュータ・プログラムである。
本発明の第2の側面に係るコンピュータ・プログラムは、コンピュータ・システム上で所定の処理を実現するようにコンピュータ可読形式で記述されたコンピュータ・プログラムを定義したものである。換言すれば、本発明の第2の側面に係るコンピュータ・プログラムをコンピュータ・システムにインストールすることによって、コンピュータ・システム上では協働的作用が発揮され、本発明の第1の側面に係る情報処理システムと同様の作用効果を得ることができる。
本発明によれば、電子メールなどの交信手段による発信並びにこれに対する返信の関係からネットワーク上の活動状況を好適に分析・調査することができる、優れた情報処理システム及び情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することができる。
また、本発明によれば、調査対象となる構成人員のプライバシーを保ちつつ、コミュニケーション・ネットワークの分析を簡便に行なうことができる、優れた情報処理システム及び情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することができる。
また、本発明によれば、調査対象となる構成人員のプライバシーを保ちつつ、コミュニケーションが継続した時期のコミュニケーションの種類を簡便に分析することができる、優れた情報処理システム及び情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することができる。
本発明に係るコミュニケーションの分析方法によれば、電子メールの内容を見ることなく、電子メールの発信人と、受信人と、そのメールが発信した時刻の情報のみから、電子メール間の関係を調べ、組織のコミュニケーションを調査することができる。
また、本発明によれば、電子メールの発信者と受信者の関係だけから、送受信の継続性を調べ、継続の種類を判定することができる。さらに、組織のコミュニケーションへの参加者の偏り、さらに、コミュニケーションの話題への興味の度合いなどを、簡便に分析できることを可能にする。
また、本発明によれば、電子メールの発信者と受信者の関係から得られる送受信の継続性に基づいてコミュニケーションの種類を分析するが、その際、電子メールの内容を見ることがないので、調査対象となる構成人員のプライバシーは維持される。
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施形態や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳解する。
図1には、本発明に係る情報処理システム100の機能構成を模式的に示している。同図に示すように、この情報処理システム100は、メール・サーバ200と、組織ネットワーク分析装置300で構成される。
メール・サーバ200は、送信サーバ210と受信サーバ220で構成され、これらはいずれも通信メディアとしてのインターネットに相互接続されている。例えば、送信サーバ210はSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)サーバとして、受信サーバ220はPOP(Post Office Protocol)サーバとして構成される。図示のメール・サーバ200は、コミュニケーション診断の対象となる組織に設置されているものとする。
組織ネットワーク分析装置300は、メール・サーバ200から、調査対象となる組織の構成員から送信されたメールに関する、時刻、送信者、受信者記録を転記格納する電子メール送受信記憶装置310と、これら記憶されている送受信記録を解析する電子メール分析装置320を備えている。
図2には、第1の実施形態に係る電子メール分析装置320の機能構成を模式的に示している。図示の通り、電子メール分析装置320は、分析対象となる期間の送受信記録を格納する送受信連続記憶装置321と、それらの記録を利用してコミュニケーションの継続性を判する継続性判装置322と、継続性判装置322が継続している判した期間の継続種を判する継続種判装置323とからなる。この構成により、組織内のコミュニケーションにおける継続の種類が判定される。
また、図3には、第2の実施形態に係る電子メール分析装置320の機能構成を模式的に示している。図示の電子メール分析装置320は、図2に示した構成に加え、継続種判装置323で判された複数の期間の継続種を比較し変化点を見出す変化点検出装置324と、検出された変化点までの発信者を計算する参加者計算装置325とからなる。この構成により、組織内のコミュニケーションにおける継続の種類を判定し、さらに組織内のコミュニケーションの中での話題に対し興味を持つ参加者の数を知ることができる。
まず、図1及び図2に示した第1の実施形態について説明する。ここでは、組織のコミュニケーションにおいて、ある2つの時期のコミュニケーションへの参加メンバの偏りを分析するものとする。
電子メール送受信記憶装置310は、メール・サーバ200から、データを取得して、送受信記録を構築する。送受信記録は、電子メールの送信者を識別する送信者識別記号と、電子メールの受信者を識別する受信者識別記号と、電子メールの送信が行なわれた時刻とを対応付けて構成される。
図4には送受信記録のデータ構造を示している。図示の通り、1つの送受信データは、送信された日時、送信者のID、及び受信者のIDリストからなる。分析対象となる期間の送受信データが、送信順に格納されている。
このとき、送信間の時間間隔は考慮していない。すなわち、連続する送受信データ間での時間間隔が1秒後であっても、1週間後であっても、その間に発信がなければ次の送信として扱う。これは、夜間や、休暇などによる中断に、継続性を与えるためである。
本実施形態では、電子メール分析装置320は、このような送受信データから、分析したい2つの期間のデータを取り出して分析を行なう。図5には、本発明に係るコミュニケーション・ネットワーク分析の方法を概念的に示している。同図では、送信時刻T、…、T+k、…、T+NというN回の電子メールの送受信の各記録をそれぞれ1枚の平面で表している。すなわち、1つの平面が1つの送信データに相当し、各平面上では、該当する送信時刻におけるネットワーク空間が表されている。そして、組織の各構成員を円で表し、このうち、黒い円は発信者に、発信者から矢印で結ばれた円は受信者を表している。
ここで、分析対象期間において、各発信者が何回の送信を行なっているかを数える。図6並びに図7には、コミュニケーションの形態により、発信数に対する発信者数の分布に差があることを概念的に示している。全員が偏り無く参加する全員参加型のコミュニケーションでは、発信数kと発信数がkである発信者数P(k)の関係は、図7に示すようにポアソン分布型の分布を示す。これに対し、偏りがあるコミュニケーションにおいては、図6に示すように、発信数kとともに発信者数P(k)が漸近的に減少するような分布を示す。
また、このようなコミュニケーションの種別は、それぞれ、コミュニケーションの活性期と、コミュニケーションの初期とも対応付けることができる。
第1の実施形態に係る電子メール分析装置320は、送受信連続記憶装置321と、継続性判装置322と、継続種判装置323で構成される。送受信連続記憶装置321は、分析対象となる期間の送受信記録を格納する。継続性判装置322は、連続する送受信記録を基に、コミュニケーションの継続性を判する。継続判定装置322により見出されたコミュニケーションの継続期間を分析対象期間設定しておく。そして、継続種判装置323は、この分析対象期間におけるコミュニケーションの継続種を判する。
図8には、継続判定装置322において、連続する送受信記録を基にコミュニケーションの継続性を判するための処理手順をフローチャートの形式で示している。
まず、送受信記録をとるサンプリング期間をあらかじめ設定しておく。組織ネットワーク分析装置300が動作すると、電子メール送受信記憶部310は、あらかじめ設定されたサンプリング期間に含まれる送受信記録をメール・サーバ200らか取り出し、保存する(ステップS1)
次いで、継続性判装置322は、サンプリング期間に含まれるT〜T+N番目の送受信記録を電子メール送受信記憶装置310から取り出し、送受信連続記憶装置321に保存する(ステップS3)。
ここで、NはN回目までの発信を次の発信とみなすための指標であり、より詳細には、着目した送受信記録のいずれかの受信者がN回目までに送信者となったか否かを判し、送信者となっていれば次の発信をしたとする指標である。このNは、経験的に設定される値である。
次いで、継続性判装置322は、サンプリング期間におけるT番目に相当する送受信記録から受信者リストを作成する(ステップS4)。これは、図4に示した該当する送受信記録の受信者IDリストからユーザIDを取り出せばよい。なお、受信者リスト生成対象となったT番目の送受信記録を特に「基準記録」と称することにする。
さらに、基準記録からの間隔を表すための指標Kに初期値として1を設定する(ステップS5)。
そして、継続性判装置322は、(T+K)番目の送受信記録の発信者が基準記録の受信者リストに存在するか否かを判定する(ステップS6)。
なお、(T+K)番目の送受信記録を「判定記録」と称することにすると、判定記録の発信者が受信者リストに存在しなければ、さらにKとNの値を比較する(ステップS7)。
KがNより小さければ、Kの値を1だけ増加させて設定し(ステップS8)、(T+K)番目の発信の発信者が受信者リストに存在するか否かの判定を繰り返す(ステップS6)。
一方、ステップS7において、KとNが等しければ、コミュニケーションは切断されたことを表す「切断」を出力して、本処理ルーチン全体を終了する(ステップS9)。
また、判定記録の発信者が受信者リストに存在すれば、さらに判定記録はサンプリング期間の最終送受信記録データであるか否かを判定する(ステップS10)。
最終データでなければ、TをT+Kに再設定することで基準記録を更新する(ステップS11)。そして、前述したステップS3〜S10の処理を繰り返す。
一方、判定記録が分析対象期間の最終送受信記録データであれば、コミュニケーションはサンプリング期間内で継続されたことを表す「継続」を出力して、本処理ルーチン全体を終了する(ステップS12)。
以上説明したように、サンプリング期間に含まれる送受信記録データのなかから分析対象期間に相当するN個の送受信記録データを取り出し、その分析対象期間において、判定記録、すなわち基準記録からN番目以内における送受信記録のいずれの発信者にも受信者リストに含まれるユーザIDが存在しないようであれば、N個連続して関係のない電子メールが送信されたことになるのでコミュニケーションは切断されており、この結果、コミュニケーションに継続性なしと判定する。一方、サンプリング期間の最終送受信記録データに至るまでN個連続して関係のない電子メールが送信されていなければ、コミュニケーションは切断されていない、すなわちコミュニケーションに継続性ありと判定する。なお、NはN回目までの発信を次の発信とみなすための指標であり、分析対象期間長を決定する指標でもあるが、以上の説明から継続性の有無の判定基準となる指標でもあることが判る。
継続判定装置322によるコミュニケーションの継続性の判処理により、コミュニケーションが継続した期間を切り出すことができる。しかし、コミュニケーションが継続していたとしても、組織のより多くが参加したのか、あるいは一部であったのかまでは判できない。そこで、継続種判装置323は、さらに継続種の判処理を行なう。
図9には、継続種判装置323において、送受信記録に基づいてコミュニケーションの種別を判するための処理手順をフローチャートの形式で示している。但し、あらかじめ、継続判定装置により継続した期間を見出し分析対象期間を設定しておく。
組織ネットワーク分析装置300が動作すると、電子メール送受信記憶装置310は、メール・サーバ200より、分析対象期間の送受信データを獲得し、格納する(ステップS21)。さらに、各送信者が何回の送信を行ったかを数えるための配列“SENDLIST(x)”を初期化する(ステップS22)。
次いで、分析区切りの先頭を表すための指標Tに初期値として1を設定し(ステップS23)、先頭からの間隔を表すための指標Kに初期値として1を設定し(ステップS24)、T番目のデータを選択する(ステップS25)。
そして、選択した送受信データの中から送信者識別記号を、送信者を表す変数“SENDER“に代入する(ステップS26)。続いて、SENDLIST(SENDER)の値に1を加え再設定する(ステップS27)。
この後、T番目の送受信データが分析対象期間の最終データであるか否かを判定する。最終データでなければ、TをT+1に再設定し(ステップS30)、これまでの動作を繰り返す(ステップS28)。
一方、T番目の送受信データが分析対象期間の最終データであれば、発信者その発信数の関係を表すSENDLIST(x)を出力し(ステップS29)、本処理ルーチン全体を終了する。
上述した処理手順を、比較対象とする別の期間の送受信データに対しても行ない、SENDLIST(x)を得る。このリストから、発信者Xの発信数が分かる。そして、横軸を発信数k、縦軸をその発信数kの発信者数P(k)とするヒストグラムを作成する。さらに、別の分析対象期間を選択し、同じ手続きを繰り返す。異なる期間のヒストグラムを比較し、コミュニケーションの種類を分析する。例えば、作成したヒストグラムを図6及び図7に示す分布図と比較することで、偏りのあるコミュニケーション、又は全員参加のコミュニケーションのいずれであるかを判することができる。
続いて、図1及び図3に示した第2の実施形態について説明する。ここでは、組織においてコミュニケーションに参加するメンバの上限を分析する。これにより、分析対象期間にコミュニケーションされていた話題に対して興味を持ったメンバの数などを推測することができる。
電子メール送受信記憶装置310が取得するデータは、上述した第1の実施形態と同様に、図4に示すようなデータ構造である。これらの送受信データから1つを選択し、その送信を受けた受信者に対し受信数をカウントし、どのようなメールの交換があったかどうかを判する。
図6及び図7を参照しながら、コミュニケーションの偏りの差について既に説明した。偏りのあるコミュニケーションは、コミュニケーションの初期に、全員参加のコミュニケーションは活性期に見ることができる。初期から活性期へのコミュニケーションの変化点は、コミュニケーションに全員が参加した頃にある。逆言すれば、このコミュニケーションの変化点での参加メンバの数が、そのコミュニケーションに対する参加者の上限であると言える。この上限は組織の上限と一致する必要はない。
コミュニケーションに参加するメンバの上限を分析する処理手順について、図10を参照しながら説明する。
まず、継続判定装置322により、複数の継続した期間を見出し分析対象期間を設定する(ステップS41)。この継続の判定には、図8を参照しながら説明した処理手順を利用することができる。
さらに、図9を参照しながら説明した処理手順を利用することによって、各分析対象期間の継続種を継続種判定装置323が判定する(ステップS42)。
次いで、変化点検出装置324は、分析対象の期間の継続種を比較しコミュニケ−ションの種類が変わった時期を判定する(ステップS43)。
続いて、参加者計算装置325が、その変化点までの発信者を数えると、そのときのコミュニケーションに対する参加者の上限が求められる。ここから、コミュニケーションの話題に対する興味の度合いを分析することができる(ステップS44)。
以上、特定の実施形態を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施形態の修正や代用を成し得ることは自明である。
本明細書では、コミュニケーションの手段として電子メールに適用した場合を中心に本発明の実施形態について説明してきたが、本発明の要旨はこれに限定されるものではない。コンピュータ・ネットワーク上には、電子メールの他に、電子掲示板やチャットなどさまざまなメディアが存在するが、これらに本発明を適用しても、同様の作用効果が得られることは言うまでもない。
要するに、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、本明細書の記載内容を限定的に解釈するべきではない。本発明の要旨を判断するためには、冒頭に記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理システム100の機能構成を模式的に示した図である。 図2は、第1の実施形態に係る電子メール分析装置320の機能構成を模式的に示した図である。 図3は、第2の実施形態に係る電子メール分析装置320の機能構成を模式的に示した図である。 図4は、送受信記録のデータ構造を示した図である。 図5は、本発明に係るコミュニケーション・ネットワーク分析の方法を概念的に示した図である。 図6は、コミュニケーションの形態により、発信数に対する発信者数の分布に差があることを概念的に示した図である。 図7は、コミュニケーションの形態により、発信数に対する発信者数の分布に差があることを概念的に示した図である。 図8は、連続する送受信記録を基にコミュニケーションの継続性を判するための処理手順を示したフローチャートである。 図9は、送受信記録に基づいてコミュニケーションの種別を判するための処理手順を示したフローチャートである。 図10は、コミュニケーションに参加するメンバの上限を分析する処理手順を示したフローチャートである。
符号の説明
100…情報処理システム
200…メール・サーバ
210…送信サーバ
220…受信サーバ
300…組織ネットワーク分析装置
310…電子メール送受信記憶装置
320…電子メール分析装置
321…送受信連続記憶装置
322…継続性判装置
323…継続種判装置
324…変化点検出装置
325…参加者計算装置

Claims (5)

  1. ネットワーク上での調査対象者間でのコミュニケーションの継続の種別判定する情報処理システムであって、前記ネットワーク上では、時間の経過とともに調査対象者間で任意の送信者から任意の受信者へのコミュニケーションが行なわれており、
    コミュニケーションの送信者を識別する送信者識別記号と、コミュニケーションの受信者を識別する受信者識別記号と、送信が行なわれた時刻とを対応付けてコミュニケーションの送受信記録を送信順に記憶するコミュニケーション送受信記憶手段と、
    前記コミュニケーション送受信記録手段に記憶された送受信記録のうち送信順でT番目の送受信記録の次の送受信記録からN個分の送受信記録に含まれる発信者が前記T番目の送受信記録の受信者に含まれるか否かに応じて前記T番目の送受信記録にコミュニケーションの継続性があるか否かを判定する(但し、Tは分析対象期間の先頭の送信時刻に相当する正の整数とし、Nは分析対象期間長に相当する正の整数とする)継続性判定手段と
    前記継続性判定手段によりコミュニケーションの継続性があると判定された分析対象期間における前記コミュニケーション送受信記録に基づいて送信回数kに対する送信者の数P(k)の分布を求め、前記求めた分布に応じてコミュニケーションの継続の種別を判定する継続種判定手段と
    を具備することを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記継続種判定手段は、kとP(k)の関係がポアソン分布型の分布を示すときには継続の種別を全員参加型のコミュニケーションと判し、発信数の増加に応じて発信者数P(k)が漸近的に減少するような分布を示すときには前記継続の種別を偏りがあるコミュニケーションと判する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記継続種判定手段は、kとP(k)の関係がポアソン分布型の分布を示す分析対象期間のコミュニケーションの種別をコミュニケーションの活性期と判し、発信数の増加に応じて発信者数が漸近的に減少するような分布を示す分析対象期間をコミュニケーションの初期と判する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  4. 前記継続種判定手段は、コミュニケーションの連続性があると判定された複数の期間においてそれぞれ定した継続の種別を比較し、継続の種別がコミュニケーションの初期からコミュニケーションの活性期へ変化する変化点を検出する、
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理システム。
  5. ネットワーク上での調査対象者間でのコミュニケーションの継続の種別判定するための処理をコンピュータ上で実行するようにコンピュータ可読形式で記述されたコンピュータ・プログラムであって、前記ネットワーク上では、時間の経過とともに調査対象者間で任意の送信者から任意の受信者へのコミュニケーションが行なわれており、前記コンピュータ・プログラムは前記コンピュータを、
    コミュニケーションの送信者を識別する送信者識別記号と、コミュニケーションの受信者を識別する受信者識別記号と、送信が行なわれた時刻とを対応付けてコミュニケーションの送受信記録を送信順に記憶するコミュニケーション送受信記憶手段、
    前記コミュニケーション送受信記録手段に記憶された送受信記録のうち送信順でT番目の送受信記録の次の送受信記録からN個分の送受信記録に含まれる発信者が前記T番目の送受信記録の受信者に含まれるか否かに応じて前記T番目の送受信記録にコミュニケーションの継続性があるか否かを判定(但し、Tは分析対象期間の先頭の送信時刻に相当する正の整数とし、Nは分析対象期間長に相当する正の整数とする)継続性判定手段
    前記継続性判定手段によりコミュニケーションの継続性があると判定された分析対象期間における前記コミュニケーション送受信記録に基づいて送信回数kに対する送信者の数P(k)の分布を求め、前記求めた分布に応じてコミュニケーションの継続の種別を判定する継続種判定手段
    として機能させるためのコンピュータ・プログラム。
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