JP4367990B2 - Easy peelable film and hygiene material using the same - Google Patents
Easy peelable film and hygiene material using the same Download PDFInfo
- Publication number
- JP4367990B2 JP4367990B2 JP05529199A JP5529199A JP4367990B2 JP 4367990 B2 JP4367990 B2 JP 4367990B2 JP 05529199 A JP05529199 A JP 05529199A JP 5529199 A JP5529199 A JP 5529199A JP 4367990 B2 JP4367990 B2 JP 4367990B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- polyethylene
- peelability
- present
- peelable film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、易剥離性フィルムおよびこれを用いた保護フィルムに関し、粘着剤を介して被着体に十分な接着強度で接着し、これを剥離除去する際には容易に剥離できる、十分な離型性を有するとともに、簡便な工程で製造することができるため、コスト的に有利である易剥離性フィルム、およびこれを用いた衛生材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ポリエチレンフィルムは、強度が強く、ヒートシール性に優れており、しかも安価で汎用性に富むフィルム材であるため、その特長を活かして、食品包装材、米麦袋、肥料袋、ゴミ袋等の広範囲の用途に利用されている。
【0003】
ところで、このポリエチレンフィルムを保護フィルムとして使用するときには、保護対象に対して、粘着剤を介して十分な接着強度で接着するとともに、除去するときには、容易に剥離できる特性(以下、「易剥離性」という)を有することが要求される。例えば、使い捨て紙おむつ、ナプキン等の衛生材においては、保護対象となる衛生材の本体に粘着剤を介して十分な接着強度で接着して、衛生材を被覆保護し、保護フィルムを除去して衛生材を使用するときには、易剥離性を有することが求められる。
【0004】
従来、このような保護フィルムには、有機ケイ素化合物系または非有機ケイ素化合物系の離型剤を表面に塗布して離型層を形成することが行われてきた。例えば、ジメチルポリシロキサン等の有機ケイ素共重合体をフィルムに塗布し、温度、光(UV)、電子線(EB)等を照射して架橋させ、フィルムの表面に離型層または膜を形成したものがある。
【0005】
しかし、従来の易剥離性フィルムは、その製造に際して、表面に離型剤を塗布して離型層を形成する工程を要するため、工程が煩雑となり、コスト的に不利である。また、従来、離型剤として用いられる有機けい素化合物系の離型剤は、比較的高価であるため、剥離性フィルムの製造コスト上昇の原因となっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明の目的は、粘着剤を介して被着体に十分な接着強度で接着し、これを剥離除去する際には容易に剥離できる、十分な離型性を有するとともに、簡便な工程で製造することができるため、コスト的に有利である易剥離性フィルム、およびこの易剥離性フィルムを保護フィルムとして用いた衛生材を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明は、ポリエチレン(A)92〜97質量部と、高級脂肪酸アミドおよび高級不飽和脂肪酸アミドから選ばれる少なくとも1種である剥離性調整剤(B)3〜8質量部とを含む樹脂組成物からなる易剥離性フィルムを提供するものである。
【0008】
また、本発明は、前記の易剥離性フィルムを保護フィルムとして用いた衛生材を提供するものである。
【0009】
以下、本発明の易剥離性フィルム(以下、「本発明のフィルム」という)および衛生材について詳細に説明する。
【0010】
本発明のフィルムは、ポリエチレン(A)を主成分とし、さらに、剥離性調整剤(B)を含む樹脂組成物からなるものである。
【0011】
本発明のフィルムを構成する樹脂組成物の必須成分であるポリエチレン(A)としては、エチレンの単独重合体、エチレンと他の単量体とからなる共重合体等が挙げられる。共重合体は、ランダム共重合体でもよいし、ブロック共重合体でもよい。他の単量体としては、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテン、1−デセン、1−ドデセン、1−テトラデセン、1−ヘキサデセン、1−オクタデセン、1−エイコセン等の炭素数3〜20のα−オレフィン等が挙げられる。このポリエチレンの具体例として、高密度ポリエチレン(HDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)等が挙げられる。
また、本発明のフィルムを構成する樹脂組成物は、これらのポリエチレンの1種単独または2種以上の組合せを含むものでもよい。
【0012】
本発明において、このポリエチレン(A)は、フィルムの成形性や強度の点から、重量平均分子量(Mw)が、20000〜400000の範囲のものが好ましく、さらに好ましくは50000〜300000の範囲のものである。
【0013】
また、このポリエチレン(A)の190℃における2.16kg荷重でのメルトフローレート(MFR)は、通常、0.005〜40g/10分、好ましくは0.01〜20g/10分、より好ましくは0.03〜8g/10分の範囲が望ましい。
【0014】
さらに、このポリエチレン(A)は、密度が0.905〜0.970g/cm3 の範囲にあるものが好ましく、さらに好ましくは0.910〜0.965g/cm3 、特に好ましくは0.915〜0.960g/cm3 の範囲にあるものである。本発明において、ポリエチレン(A)の密度は、190℃における2.16kg荷重でのメルトフローレート(MFR)測定時に得られるストランドを、120℃で1時間熱処理し、1時間かけて室温まで徐冷した後、密度勾配管で測定して得られる数値である。
【0015】
本発明のフィルムを構成する樹脂組成物の必須成分である剥離性調整剤(B)としては、スリップ剤、静電気防止剤および撥水剤としての作用を有する成分を用いることができる。
【0016】
本発明において、剥離性調整剤(B)として用いられる静電気防止剤としては、アミン系、非イオン系、アニオン系、カチオン系またはベタイン系の静電気防止剤を用いることができる。具体例としては、ステアリルモノグリセリド、ラウリルジエタノールアミン等のグリセリンの高級脂肪酸エステル(グリセリド)、高級脂肪酸とアミンの反応物などが挙げられる。
また、剥離性調整剤(B)として用いられるスリップ剤としては、例えば、オレイン酸アミド、エルカ酸アミド、ステアリン酸アミド、パルミチン酸アミド、エチレンビスオレイン酸アミド等の高級脂肪酸アミドまたは高級不飽和脂肪酸アミドなどが挙げられる。
さらに、撥水剤が挙げられる。
【0017】
本発明のフィルムを構成する樹脂組成物において、ポリエチレン(A)と剥離性調整剤(B)の含有割合は、ポリエチレン(A)92〜97質量部、剥離性調整剤(B)3〜8質量部の割合が好ましい。
【0018】
本発明のフィルムの製造は、ポリエチレン(A)、剥離性調整剤(B)、およびその他、必要に応じて配合される配合剤等を含む樹脂組成物を押出機等で溶融混練し、溶融物を、Tダイ、インフレーションフィルムダイ等を用いる方法、押出ラミネーション法などの方法でフィルムに成形することができる。
【0019】
本発明のフィルムは、生産性の観点からは、通常、5〜500μm程度の厚さ、特に、ソフトな感触と折り曲げ時の屈曲性のバランスに優れる点で、10〜100μm程度の厚さのものが好ましい。
【0020】
また、本発明は、前記の本発明のフィルムを保護フィルムとして用いる衛生材を提供するものである。
この衛生材としては、例えば、使い捨ておむつ、ナプキンなどがある。
【0021】
【実施例】
以下、本発明の実施例および比較例を挙げ、本発明をより具体的に説明する。また、以下の実施例および比較例におけるフィルムについて、剥離性の評価は、下記の方法にしたがって行った。
【0022】
(1)剥離性
得られたフィルムと、基材(ポリエステルフィルム)とを、接着剤(SBS系ホットメルト20g/m2 )を用いて貼り合わせ、幅5cm、長さ20cmに切り出して試験片を作製した。
この試験片を、引張り試験機にかけ、フィルムと基材を180度の角度、300mm/分の速度で引張り、フィルム/基材間の剥離強度を測定した。
【0023】
(実施例1)
ポリエチレン(密度:0.955g/cm3、Mw:250000、MFR:0.03g/10分)95質量部と、剥離性調整剤としてエルカ酸アミドを5質量部とのブレンド物を、インフレーションフィルム成形機を用いて、厚さ20μmのフィルムを製造した。
得られたフィルムについて、剥離性を評価した。結果を表1に示す。
【0024】
(参考例1)
剥離性調整剤としてステアリルモノグリセリドを4質量部用いた以外は、実施例1と同様にして、厚さ20μmのフィルムを製造した。
得られたフィルムについて、剥離性を評価した。結果を表1に示す。
【0025】
(実施例2)
密度0.920g/cm3、Mw:70000、かつMFR:2g/10minのポリエチレン96質量部と、剥離性調整剤としてエチレンビスオレイン酸アミド4質量部を用いた以外は、実施例1と同様にして、厚さ30μmのフィルムを製造した。
得られたフィルムについて、剥離性を評価した。結果を表1に示す。
【0026】
(比較例1)
ポリエチレン(密度:0.955g/cm3 、Mw:250000、MFR:0.03g/10分)のみを用いてフィルムを製造した以外は、実施例1と同様にして厚さ20μmのフィルムを製造し、得られたフィルムについて、剥離性を評価した。結果を表1に示す。
【0027】
【0028】
【発明の効果】
本発明の易剥離性フィルムは、粘着剤を介して被着体に十分な接着強度で接着し、これを剥離除去する際には容易に剥離できる、十分な離型性を有するとともに、簡便な工程で製造することができるため、コスト的に有利である。特に、
本発明の易剥離性フィルムは、表面に離型剤を塗布せず、樹脂に練り込まれた剥離性調整剤によって剥離性を発現させるものであり、従来、離型剤を表面に塗布して離型層を形成する工程を省略することができ、生産工程の合理化に有効である。
本発明の易剥離性フィルムは、良好な剥離性を有するため、ナプキン等の衛生材の片面に積層して、その表面を保護するために使用する保護フィルムとして好適である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an easily peelable film and a protective film using the same, and adheres to an adherend with sufficient adhesive strength via an adhesive, and can be easily peeled off when peeled and removed. The present invention relates to an easily peelable film that is cost effective because it has moldability and can be manufactured by a simple process, and a sanitary material using the same.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, polyethylene film has strong strength, excellent heat-sealability, and is a cheap and versatile film material. Taking advantage of its features, food packaging materials, rice wheat bags, fertilizer bags, garbage bags It is used for a wide range of uses.
[0003]
By the way, when this polyethylene film is used as a protective film, it adheres to the object to be protected with a sufficient adhesive strength via an adhesive and can be easily peeled when removed (hereinafter referred to as “easily peelable”). To be included). For example, in sanitary materials such as disposable paper diapers and napkins, the body of the sanitary material to be protected is adhered with sufficient adhesive strength through an adhesive, the sanitary material is covered and protected, the protective film is removed and the sanitary material is removed. When using a material, it is required to have easy peelability.
[0004]
Conventionally, an organic silicon compound-based or non-organosilicon compound-based release agent is applied to the surface of such a protective film to form a release layer. For example, an organosilicon copolymer such as dimethylpolysiloxane was applied to a film and crosslinked by irradiation with temperature, light (UV), electron beam (EB), etc. to form a release layer or film on the surface of the film. There is something.
[0005]
However, since the conventional easily peelable film requires a step of forming a release layer by applying a release agent on the surface thereof, the process becomes complicated and disadvantageous in terms of cost. Conventionally, organosilicon compound-based mold release agents used as mold release agents have been relatively expensive, which has caused an increase in the production cost of peelable films.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
Accordingly, an object of the present invention is to adhere to an adherend with sufficient adhesive strength via an adhesive, and to have a sufficient releasability that can be easily removed when peeling and removing this, and a simple process. It is in providing the easily peelable film which is advantageous in cost, and the hygiene material which used this easily peelable film as a protective film.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
To achieve the above object, the present invention is a polyethylene (A) and 92 to 97 parts by weight, is at least one selected from higher fatty acid amides and higher unsaturated fatty acid amides peelable modifier (B) 3 to 8 parts by mass The easily peelable film which consists of a resin composition containing a part is provided.
[0008]
Moreover, this invention provides the sanitary material which used the said easily peelable film as a protective film.
[0009]
Hereinafter, the easily peelable film of the present invention (hereinafter referred to as “the film of the present invention”) and the sanitary material will be described in detail.
[0010]
The film of this invention consists of a resin composition which has polyethylene (A) as a main component and contains a peelability regulator (B).
[0011]
Examples of polyethylene (A) that is an essential component of the resin composition constituting the film of the present invention include ethylene homopolymers, copolymers composed of ethylene and other monomers, and the like. The copolymer may be a random copolymer or a block copolymer. Other monomers include propylene, 1-butene, 1-pentene, 1-hexene, 4-methyl-1-pentene, 1-octene, 1-decene, 1-dodecene, 1-tetradecene, 1-hexadecene, C3-C20 alpha olefins, such as 1-octadecene and 1-eicosene, are mentioned. Specific examples of this polyethylene include high density polyethylene (HDPE), linear low density polyethylene (LLDPE), and low density polyethylene (LDPE).
Moreover, the resin composition which comprises the film of this invention may contain 1 type of these polyethylene single or the combination of 2 or more types.
[0012]
In the present invention, the polyethylene (A) preferably has a weight average molecular weight (Mw) in the range of 20,000 to 400,000, more preferably in the range of 50,000 to 300,000, in terms of film moldability and strength. is there.
[0013]
Further, the melt flow rate (MFR) of the polyethylene (A) at a load of 2.16 kg at 190 ° C. is usually 0.005 to 40 g / 10 minutes, preferably 0.01 to 20 g / 10 minutes, more preferably A range of 0.03-8 g / 10 min is desirable.
[0014]
Further, the polyethylene (A) preferably has a density in the range of 0.905 to 0.970 g / cm 3 , more preferably 0.910 to 0.965 g / cm 3 , and particularly preferably 0.915 to 0.915. It is in the range of 0.960 g / cm 3 . In the present invention, the density of polyethylene (A) is such that the strand obtained at the time of measurement of melt flow rate (MFR) at 190 ° C. under a load of 2.16 kg is heat-treated at 120 ° C. for 1 hour and gradually cooled to room temperature over 1 hour. Then, it is a numerical value obtained by measuring with a density gradient tube.
[0015]
As the peelability adjusting agent (B), which is an essential component of the resin composition constituting the film of the present invention, components having functions as a slip agent, an antistatic agent and a water repellent agent can be used.
[0016]
In the present invention, amine-based, nonionic, anionic, cationic, or betaine-based antistatic agents can be used as the antistatic agent used as the peelability adjusting agent (B). Specific examples include higher fatty acid esters (glycerides) of glycerin such as stearyl monoglyceride and lauryl diethanolamine, and a reaction product of higher fatty acid and amine.
Examples of the slip agent used as the peelability adjusting agent (B) include higher fatty acid amides or higher unsaturated fatty acids such as oleic acid amide, erucic acid amide, stearic acid amide, palmitic acid amide, and ethylenebisoleic acid amide. Examples include amides.
Furthermore, a water repellent is mentioned.
[0017]
In the resin composition constituting the film of the present invention, the content ratios of polyethylene (A) and peelability modifier (B) are 92 to 97 parts by mass of polyethylene (A) and peelability modifier (B) 3 to 8 masses. The proportion of parts is preferred.
[0018]
The film of the present invention is produced by melt-kneading a resin composition containing polyethylene (A), peelability adjusting agent (B), and other compounding agents blended as necessary with an extruder, etc. Can be formed into a film by a method using a T die, an inflation film die, or the like, or an extrusion lamination method.
[0019]
From the viewpoint of productivity, the film of the present invention is usually about 5 to 500 μm thick, particularly about 10 to 100 μm thick in terms of excellent balance between soft touch and flexibility during bending. Is preferred.
[0020]
Moreover, this invention provides the hygiene material which uses the said film of this invention as a protective film.
Examples of the sanitary material include disposable diapers and napkins.
[0021]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described more specifically with reference to examples and comparative examples of the present invention. Moreover, about the film in a following example and a comparative example, peelability evaluation was performed in accordance with the following method.
[0022]
(1) Peelability The obtained film and the base material (polyester film) are bonded together using an adhesive (SBS hot melt 20 g / m 2 ), cut into a width of 5 cm and a length of 20 cm, and a test piece is obtained. Produced.
The test piece was subjected to a tensile tester, and the film and the substrate were pulled at an angle of 180 degrees and a speed of 300 mm / min, and the peel strength between the film and the substrate was measured.
[0023]
(Example 1)
Forming a blend of 95 parts by mass of polyethylene (density: 0.955 g / cm 3 , Mw: 250,000, MFR: 0.03 g / 10 min) and 5 parts by mass of erucic acid amide as a release adjuster A film having a thickness of 20 μm was produced using a machine.
About the obtained film, peelability was evaluated. The results are shown in Table 1.
[0024]
(Reference Example 1)
A film having a thickness of 20 μm was produced in the same manner as in Example 1 except that 4 parts by mass of stearyl monoglyceride was used as a peelability adjusting agent.
About the obtained film, peelability was evaluated. The results are shown in Table 1.
[0025]
(Example 2)
Except for using 96 parts by mass of polyethylene having a density of 0.920 g / cm 3 , Mw: 70000, and MFR: 2 g / 10 min, and 4 parts by mass of ethylenebisoleic acid amide as a peelability adjusting agent, the same as in Example 1. Thus, a film having a thickness of 30 μm was manufactured.
About the obtained film, peelability was evaluated. The results are shown in Table 1.
[0026]
(Comparative Example 1)
A film having a thickness of 20 μm was produced in the same manner as in Example 1 except that the film was produced using only polyethylene (density: 0.955 g / cm 3 , Mw: 250,000, MFR: 0.03 g / 10 minutes). The peelability of the obtained film was evaluated. The results are shown in Table 1.
[0027]
[0028]
【The invention's effect】
The easily peelable film of the present invention adheres to the adherend with a sufficient adhesive strength via an adhesive, and has a sufficient releasability that can be easily peeled when peeled and removed, and is simple. Since it can manufacture in a process, it is advantageous in cost. In particular,
The easy-peelable film of the present invention does not apply a release agent to the surface, but develops a release property by a release adjuster kneaded in the resin. Conventionally, a release agent is applied to the surface. The step of forming the release layer can be omitted, which is effective for rationalizing the production process.
Since the easily peelable film of the present invention has good peelability, it is suitable as a protective film that is laminated on one surface of a sanitary material such as a napkin and used to protect the surface.
Claims (2)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05529199A JP4367990B2 (en) | 1999-03-03 | 1999-03-03 | Easy peelable film and hygiene material using the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05529199A JP4367990B2 (en) | 1999-03-03 | 1999-03-03 | Easy peelable film and hygiene material using the same |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000248078A JP2000248078A (en) | 2000-09-12 |
JP4367990B2 true JP4367990B2 (en) | 2009-11-18 |
Family
ID=12994489
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05529199A Expired - Fee Related JP4367990B2 (en) | 1999-03-03 | 1999-03-03 | Easy peelable film and hygiene material using the same |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4367990B2 (en) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5614941B2 (en) * | 2009-03-25 | 2014-10-29 | アキレス株式会社 | Self-adhesive protective film |
JP6047964B2 (en) * | 2011-07-12 | 2016-12-21 | 三菱化学株式会社 | Resin composition for release film and release film |
CN110628107B (en) * | 2018-06-22 | 2022-12-02 | 中国石油天然气股份有限公司 | Film opening agent, modified ethylene propylene rubber film and composition for forming same |
-
1999
- 1999-03-03 JP JP05529199A patent/JP4367990B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000248078A (en) | 2000-09-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100291452B1 (en) | Elongated Kling Films and Manufacturing Method Thereof | |
EP0298700B1 (en) | Film for stretch packaging | |
JP4099728B2 (en) | Improved propylene copolymer heat seal resin and articles therefrom | |
JP2002309012A (en) | Heat-seal film and method for producing the same | |
JPH02153908A (en) | Ethylene-alpha olefin copolymer, low-density polyethylene film and polyethylene mixture | |
TW200936372A (en) | Multilayer films | |
US10507632B2 (en) | Packaging film | |
EP3473433B1 (en) | Multilayer cling film | |
EP4200131A1 (en) | Method of thermoforming multilayer polymer film and articles | |
EP3159914B1 (en) | Dicing-sheet base film and dicing sheet | |
JP4367990B2 (en) | Easy peelable film and hygiene material using the same | |
JP2013189486A (en) | Pressure-sensitive adhesive sheet | |
JP2009513745A (en) | Peelable polyethylene film | |
KR20110084125A (en) | Improved elastic blends of high density polyethylene polymers with olefinic block copolymers | |
JP6550040B2 (en) | Films comprising extrudable adhesive formulations | |
JPH08157791A (en) | Surface protective film | |
EP3147936A1 (en) | Dicing-sheet base film and dicing sheet | |
JPH0518341B2 (en) | ||
JP5529446B2 (en) | Thermal adhesive release film and packaging material | |
JP6535508B2 (en) | Substrate film used for adhesive film for semiconductive process | |
JPH09274439A (en) | Stretch label | |
JP2005139212A (en) | Ethylene copolymer resin composition and its use | |
JP2021088101A (en) | Release film | |
JP2002085442A (en) | Sheet base material for heat-seal, bag equipped with the same, and disposable hand-warmer using the same | |
JPH08244182A (en) | Laminated heat sealing film |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20060216 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060216 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20060216 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20060216 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080618 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080701 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080901 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081216 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090216 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090804 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090825 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120904 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130904 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |