JP4367129B2 - 調色方法 - Google Patents

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Description

本発明は、色合わせに用いる種々色材の組合せや配合を決めるコンピュータ・カラー・マッチング(以下CCMと略す)による調色方法に関する。さらには、プラスチック用着色剤の色合わせに最適な調色方法に関するものである。
従来、プラスチック用着色剤を調色するには、色材の選択と、選択した色材を適切に配合して望みの色を作り出す作業を熟練の調色者が行なってきた。このような作業は膨大な数の調色をこなした熟練者が長年の経験により、最適な色材の組合わせを選び出して調色を行なっていた。経験の少ない者が調色を行なうと、色材の選択が不適切であったり、試行錯誤の繰り返しの結果、不要に多くの種類や量の色材を使用したり、無駄が多かった。そこで、近年の合理化と高齢化の流れに乗って経験豊富な熟練者以外でも調色できることが求められ、またコンピュータの計算速度のめざましい向上とともに、色材の配合をコンピュータで計算するCCMが普及しているが、配合の算出には色材の全ての組合せで処方計算を行なうという方法をとるか、CCMを操作する人間が所望の色を再現するような色材の候補を複数選択し、その中から組合せで処方計算を行なう方法がとられている(非特許文献1参照)。ところが、全色材の全ての組合せで所望の色を再現できるか計算することは現在のコンピュータでも負荷が大きく、好ましい方法ではない。しかも得られた処方で使われる色材の組合せが適切か否かは保証されているわけではないので、やはり熟練の調色者が適切な色材の組合せが採用されているかを判断する必要があった。また、CCMを操作する人間が所望の色を再現するような色材の候補を複数選択する場合でも、調色の経験が浅い者が不適切な色材を選択してしまうことがあった。
実際の調色は、CCMで処方計算を行なって着色剤を少量作成して色を確認し、所望の色と合致しない場合は再度同じ色材を添加して色を補正することが多い。しかしながら現実のCCMでは、例えば目的色と計算上で色が合うはずの色材を単純に選択して処方計算をしてしまうため、その色材の組合せによる色再現域の限界近くの配合結果が算出されたりして色補正の余地が無く、採用された組合せ以外の色材を別途添加しないと目的の色に補正できないなどの問題があった。また、例えばブラウン系の目的色では熟練者が色材を選択する場合、白色+黒色+有彩色(例えば、黄色+赤色)が基本であるが、CCMでは白色+有彩色(例えば、黄色+赤色+緑色)の組合せを選択することが多い。この場合、複数の有彩色で明度の暗さを再現することになるが、現実の色材は理想的な分光分布を持たず結果として配合結果の色がくすんだり、黒色の色材を使う場合よりも明度の暗さの再現域が狭くなり、最終的に色補正の余地が少ないという問題が起こる。また、組合せる有彩色の種類が多いため、黒色色材を組合せた場合よりコストが高くなることが多い。更に、グリーン系の目的色の例では、調色経験豊かな熟練者が考える場合、目的色が黄緑色であれば緑色色材に黄色色材を追加し、青緑色であれば緑色色材に青色色材を追加する。言い換えると色材として白色+緑色+黄色又は青色+黒色が基本である。しかし、CCMの場合は白色+黄色+青色+黒色の色材を選択することが多い。プロセスインキによる印刷見本や塗装見本では緑色の色材を使用しない場合があり、それらの見本を測色しても緑色色材の分光情報とは異なるからである。この組合せでは確かに調色が出来たとしても色相によっては黄色の色材或は青色の色材が微量添加になり、色バラツキが発生しやすく、製造上問題になり易い。すなわちこのCCM計算で得られた処方は、着色剤製造の上で均一な品質のコントロールが困難な処方である。逆に高濃度・高彩度の目的色を着色力の弱い色材を使った計算を行ない、大量の色材が必要でコスト高な処方がCCMで得られる場合もある。
以上述べたように適切な色材を組合せたCCMを行なうには、CCMの色材選択操作を経験豊富な熟練者に頼る必要があった。
新編色彩科学ハンドブック、日本色彩学会編、財団法人東京大学出版会刊行、1980年
通常CCMを使って着色剤の、特に顔料系有彩色を用いて調色作業を行なう場合、CCMで配合を計算する色材の選択をコンピュータに行なわせるかCCMを使う人間が行なうが、コンピュータに任せた場合、CCMの全ての計算結果が適切な組合せの色材であるとは限らないため、経験豊富な熟練者が計算結果を見て判断する必要があった。また、CCMを操作する人間が目的色再現の候補となる色材を選択してCCM計算を行なう場合、経験が浅い者が不適切な色材を選んでしまう可能性があり、いずれの方法を採るにせよ経験豊富な熟練者に頼って色材の組合せが適切であるかを判断せざるを得ない問題があった。
本発明は、CCMを利用した調色工程において、経験豊富な熟練者と同じく適切な色材を組合せた調色を、経験のごく浅い者でも可能にする方法を提供する事を目的とする。
本発明は、 測色可能な有彩色見本データに基づいて、コンピュータに記録された色材の中から複数の色材を選択し、それらの配合比を計算する調色方法において、
コンピュータに記録された有彩色材のうちの2色のすべての組合せ(X)ではない2色の組合せ(Y)を、計算開始前にコンピュータに記録し、前記有彩色材のうちの1色と前記2色の組合せ(Y)と無彩色材とを対象として計算する調色方法であって、
前記2色の組合せ(Y)が、JIS Z 8729に記載の表色系CIE1976Labにもとづく色相角110度より大きい組合せを含まないものである調色方法に関する。
また、本発明は、測色可能な有彩色見本データに基づいて、コンピュータに記録された色材の中から複数の色材を選択し、それらの配合比を計算する調色方法において、
コンピュータに記録された有彩色材のうちの2色のすべての組合せ(X)ではない2色の組合せ(Y)を、計算開始前にコンピュータに記録し、前記有彩色材のうちの1色と前記2色の組合せ(Y)と無彩色材とを対象として計算する調色方法であって、
前記2色の組合せ(Y)が、JIS Z 8729に記載の表色系CIE1976Labにもとづく色相角0〜100或は340〜360度用としては、2種類の色材の色相角の差が45度以内,色相角100度より大であり290度以下用としては、2種類の色材の色相角の差が110度以内である組合せのみである調色方法に関する。
また、本発明は、有彩色材が、顔料系有彩色材である上記調色方法に関する。
以上述べたように、データベース機能をCCMに包含させ、該データベースには適切な色材の組合せをセットであらかじめ登録しておくことによって、経験の浅い調色者であっても簡単に熟練者と同様の色材の組合せで着色剤の配合を決めることができ、不必要に多量・他種類の色材を使うことがなくなり原材料費の節減ができるばかりか、調色にかかる時間が短縮され人件費を含む着色剤の製造コストが低減できる。
本発明は、コンピュータを用いて、色合わせに用いる種々色材の組合せや配合を決めるCCMに関するものである。CCMの計算ルーチンについては、既存のものを使用することができる。
本発明において、有彩色見本とは、調色の最終目的物が有する色の見本であり、紙、プラスチック、塗装などの媒体を介して、あるいは、デジタルデータにより表現されるものである。
本発明において、有彩色材とは、有彩色の粉体であり、顔料系と染料系に大別される。
本発明において、顔料系もしくは染料系有彩色材とは、カラーインデックス(C.I.No.)に記載されたものが挙げられる。
本発明において、計算に用いられる色材は、予め、コンピュータに各濃度での反射率などのデータが記録される。
さらに、コンピュータに記録された有彩色材のうちの2色のすべての組合せ(X)ではない組合せ(Y)を予め登録する。組合せ(Y)は、目的色を想定して、いくつかの組合せを登録するが、結果的に、登録された組合せが、想定以外の目的色の計算に用いられることを妨げない。あるいは、同じ組合せが、複数の目的色に対する組合せになることも妨げない。
従来のCCMが適切な組み合わせを計算できない大きな要因の一つとして、色相角の差の大きな組み合わせ(色相角の差が110度より大きい組み合わせ)を選択してしまうことが挙げられる。従って、例えば、これらの組み合わせを計算から排除することでも、CCMの精度が格段に向上する。
具体的には、色相角0〜100或は340〜360度用として想定される組合せは、2種類の色材の色相角の差が45度以内のみであることが好ましい。また、色相角100度より大であり290度以下用として想定される組合せは、2種類の色材の色相角の差が110度以内のみであることが好ましい。
これら以外の目的色は、通称、青から紫系であるが、これらは、青系色材と赤系色材との組合せで事足りて、特に、従来のCCMの方式でも、あまり問題のなかった範疇である。本発明においても、組合せ(Y)に、その他目的色用として、いくつかの組合せを登録すればよい。
ここで、色相角の差とは、有彩色色材2色についてJIS Z 8729に記載されているab色相角をそれぞれ求め、その差を求めた。ただし、色相角の差の値が180度を越える場合には更に360からその値を減じて算出した。そのため色相角の差は0度以上180度以下の範囲の値をとる。
本発明においては、コンピュータに記録された有彩色材のうちの1色もしくは上記組合せ(Y)に、必要に応じて、1色以上の無彩色材を加えてCCM計算する。
本発明において、無彩色材とは、白或は黒顔料であり、白顔料としては酸化チタン(チタンホワイト),酸化亜鉛等、黒顔料としてはカーボンブラック,鉄黒,アニリンブラック,アセチレンブラック,シアニンブラック等がある。
本発明において、プラスチック用着色剤のプラスチックとは、熱可塑性と熱硬化性の2つに大別できるが、熱可塑性としては汎用のポリエチレン,ポリプロピレン等のポリオレフィン系や,ナイロン等の重縮合系,PET,ポリスチレン,AS,ABSやPVC等の他、エンジニアリングプラスチックと言われるポリアミド,ポリカーボネート等がある。又、熱硬化性としてはエポキシ樹脂,不飽和ポリエステル,ユリア・メラミン樹脂やポリウレタン等がある。
色見本が不透明であるということは、プラスチック関係の一般的な基準としては成形品(見本或は調色品)を下地に乗せた際に下地の模様(白紙に黒字等)が見えない状態をいい、半透明とは下地の模様が確認できるがクリアーではない状態をいう。
本発明は、組合せ(Y)を限定することにより、特に顔料系色材において、これまで、ランダムに組み合わされていた有彩色の組合せに比べ、格段に計算回数を減らすことが可能となった。その結果、計算時間が大幅に短縮されるとともに、不適切な色材を組合せた配合がCCMの計算結果に含まれることが無くなり、結果として適切な色材の組合せを熟練者に頼って選択してもらう必要性が無くなった。又、コスト高に繋がる大量添加の色材や、ごく微量添加の色材がCCM計算結果に含まれることが無くなり、色バラツキが起きにくく着色剤の生産上安定した配合結果が得られるようになった。
本発明による計算結果になお修正必要な場合には、さらに、組み合わせ(色相角にとらわれる必要はない)を追加した拡張の組み合わせ(Y‘)を用意してそれを用いて再計算を行なってもよい。多くの場合、組み合わせ(Y)を用いた計算結果で事足りるので、再計算するルーチンを採用しても平均的な最終処方までの処理時間は大幅に短縮される。
以下に、本発明を具体的に実施例を挙げて説明するが、本発明はこれら実施例に限定されず幅広い応用範囲を持つものである。本実施例においては、下記15種類の色材から選択される、適切な色材の組合わせおよび、当該15種類の色材と、PigmentBlack−7と、PigmentWhite−6と(あわせて17種類の色材)を、あらかじめ登録してCCM計算を行った。
なお、色相角は、以下のようにして求めた。
ポリプロピレン(MFR:20)に樹脂に対して色材0.5或は0.7重量%(*)を添加し、タンブリング後、220℃のインジェクションにより、厚さ1mmのプレートを作製した。この板を測色機(倉敷紡績(株)社製COLOR−7x,光源:D−65標準光源(10度視野),表色系CIE1976Lab)で測定した。(*:PigmentBrown−24,PigmentYellow−53,PigmentBlack−12,PigmentRed−101,PigmentBlue−29は0.7重量%、以外は0.5重量%)
(1)色相角0〜100或は340〜360度の目的色用の色材組み合わせ
・色材PigmentBrown−24,色材PigmentRed−101 色相角の差 30.7度
・色材PigmentBrown−24,色材PigmentRed−242 色相角の差 30.4度
・色材PigmentYellow−180,色材PigmentYellow−181 色相角の差 20.6度
・色材PigmentYellow−53,色材PigmentBrown−24 色相角の差 31.6度
・色材PigmentYellow−181,色材PigmentRed−242 色相角の差 21.5度
・色材PigmentYellow−181,色材PigmentViolet−19 色相角の差 32.2度
・色材PigmentBlack−12,色材PigmentRed−101 色相角の差 29.8度
・色材PigmentViolet−19,色材PigmentRed−122 色相角の差 11.8度
・色材PigmentViolet−19,色材PigmentRed−242 色相角の差 10.7度
・色材PigmentViolet−19,色材PigmentRed−254 色相角の差 5.8度
・色材PigmentRed−242,色材PigmentRed−254 色相角の差 4.8度
(2)色相角100度より大であり290度以下の目的色用の色材組み合わせ
・色材PigmentYellow−93,色材PigmentGreen−36 色相角の差 73.9度
・色材PigmentYellow−180,色材PigmentGreen−36 色相角の差 84.8度
・色材PigmentYellow−180,色材PigmentGreen−7 色相角の差 97.2度
・色材PigmentGreen−7,色材PigmentGreen−36 色相角の差 10.1度
・色材PigmentGreen−7,色材PigmentBlue−15:3 色相角の差 109.7度
・色材PigmentBlue−29,色材PigmentBlue−15:3 色相角の差 3.7度
(3)色相角290より大であり340より小の目的色用の色材組み合わせ
・色材PigmentRed−122,色材PigmentBlue−29 色相角の差 94.6度
・色材PigmentRed−122,色材PigmentBlue−15:3 色相角の差 90.9度
[比較例1]
オフセット印刷の色見本帳であるTOYO INK Color FinderのCF8275(色相角118.7度)を目標色見本とし、CCMを用いた調色を行なった。上記17種類の色材中から色材を選択してCCM計算を行なったところ(以下、選択型CCMと略記する)次の結果が得られた。
ポリプロピレン 100重量部
Pigment White−6 0.84重量部
Pigment Yellow−93 0.155重量部
Pigment Blue−15:3 0.004重量部
[実施例1]
次に、同じくTOYO INK Color Finder CF8275を目標色見本とし、データベースから色材組合わせのセットを選んでCCM計算を行なったところ(以下、DB組合わせ型CCMと略記する)、次の結果が得られた。
ポリプロピレン 100重量部
Pigment White−6 0.84重量部
Pigment Yellow−180 0.150重量部
Pigment Green−36 0.015重量部
比較例1の選択型CCMの結果では、色材全体に対して青色色材の添加量が0.4重量%という微量である為に、製造時等に2種の色材のバランスが若干変わっただけで色ブレが発生する可能性が高く、又、均一に分散しないと色ムラになり易いという問題を含んでいる。一方、実施例1のDB組合せ型CCMの結果では青色色材の添加量は、容易に均一分散が可能な量であり、色ブレや色ムラ等が発生しにくく安定した製造できる配合が得られた。
[比較例2]
JIS Z 8721準拠 標準色票中の2.5YR 6/14色(色相角53.5度)を目標色見本とし、選択型CCM計算を行なったところ次の結果が得られた。
ポリスチレン 100重量部
Pigment White−6 0.024重量部
Pigment Yellow−180 0.160重量部
Pigment Violet−19 0.014重量部
得られた配合により、プレートを作成後、見本との色差を測定したところ色差ΔEが4.5であった。更に同じ色材を使って修正CCM計算を行なったが、ΔEは3.2までしか近づかなかった。
[実施例2]
次に、同じく2.5YR 6/14色を目標色見本とし、DB組合わせ型CCM計算を行なったところ次の結果が得られた。
ポリスチレン 100重量部
Pigment White−6 0.016重量部
Pigment Yellow−181 0.170重量部
Pigment Red−242 0.012重量部
比較例2と同様にプレート作成後、色差ΔEを測定した結果、1.7であった。更に同じ色材を使って同様に修正CCM計算を行なったところ、目視判定では目標色見本と同じ色と判定できるレベルの色差ΔE0.6まで近づいた。
比較例2の選択型CCMの結果では、CCMが出した2種の色材で修正CCM計算を行なっても色を目標色見本に近づけることができなかった。これは見本色の色がこの2種の色材の組合わせで表現できる色再現領域の限界付近にあるためで、第3の有彩色色材を添加して色再現域を広げない限りこれ以上の修正が不可能という問題を含んだ色材の組合わせをCCMが採用した結果である。一方、実施例2のDB組合せ型CCMの結果では、採用された2種の色材で修正CCM計算を行なうことによって目標色見本に対して良い精度で調色できた。これはCCMが採用した2種の色材で表現できる色再現領域内の限界付近に目標色見本の色があるのではなく、修正の余地が存在する良好な色材組合せのためである。
本発明の説明においては、顔料系着色剤のCCMを例にして、説明を行なったが、本調色方法は、これに限ることなく、一般のオフセット印刷、枚葉印刷、グラビア印刷、フレキソ印刷、シルクスクリーン印刷などの印刷インキや塗料など、特に、特色関係のCCMにも適用できる。

Claims (3)

  1. 測色可能な有彩色見本データに基づいて、コンピュータに記録された色材の中から複数の色材を選択し、それらの配合比を計算する調色方法において、
    コンピュータに記録された有彩色材のうちの2色のすべての組合せ(X)ではない2色の組合せ(Y)を、計算開始前にコンピュータに記録し、前記有彩色材のうちの1色と前記2色の組合せ(Y)と無彩色材とを対象として計算する調色方法であって、
    前記2色の組合せ(Y)が、JIS Z 8729に記載の表色系CIE1976Labにもとづく色相角の差が110度より大きい組合せを含まないものである調色方法。
  2. 測色可能な有彩色見本データに基づいて、コンピュータに記録された色材の中から複数の色材を選択し、それらの配合比を計算する調色方法において、
    コンピュータに記録された有彩色材のうちの2色のすべての組合せ(X)ではない2色の組合せ(Y)を、計算開始前にコンピュータに記録し、前記有彩色材のうちの1色と前記2色の組合せ(Y)と無彩色材とを対象として計算する調色方法であって、
    前記2色の組合せ(Y)が、JIS Z 8729に記載の表色系CIE1976Labにもとづく色相角0〜100或は340〜360度用としては、2種類の色材の色相角の差が45度以内,色相角100度より大であり290度以下用としては、2種類の色材の色相角の差が110度以内である組合せのみである調色方法。
  3. 有彩色材が、顔料系有彩色材である請求項1または2記載の調色方法。
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