JP4362530B2 - 光伝送装置、光伝送システム、帯域幅制御方法および帯域幅制御プログラム - Google Patents

光伝送装置、光伝送システム、帯域幅制御方法および帯域幅制御プログラム Download PDF

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Description

この発明は、8B/10B符号化方式を用いて符号化されたクライアントデータをクライアント側と光通信ネットワーク側との間で伝送する光伝送装置、光伝送システム、帯域幅制御方法および帯域幅制御プログラムに関し、特に、クライアントデータの帯域幅を平衡化して、送信先のクライアント側でフレーム破棄を発生させることなく、クライアントデータをトランスペアレントに伝送することができる光伝送装置、光伝送システム、帯域幅制御方法および帯域幅制御プログラムに関するものである。
近年、光通信ネットワークを利用した光伝送システムでは、8B/10B符号化方式を用いた複数のクライアント信号を多重分離するとともに、物理層データをGFP(Generic Framing Procedure)、SONET(Synchronous Optical NETwork)、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)などのフレームフォーマット技術を用いてフレーム化して伝送する光伝送装置が用いられている(たとえば、特許文献1参照。)。
図14は、従来の光伝送システムの一例を示す図である。同図に示すように、従来の光伝送システムは、たとえば、複数の光伝送装置を光通信ネットワーク(Network)経由でリング状に接続し、さらに、複数のクライアント装置から構成されるクライアントネットワークを各光伝送装置に接続することによって構成される。
ここで、各クライアント装置間で送受信されるクライアント信号は、8B/10B符号化方式を用いて符号化されたのちに、光伝送装置によって多重化されたうえで、光通信ネットワーク経由で伝送される。そして、かかる光伝送システムでは、光伝送装置において、クライアント信号を物理層データのままトランスペアレント伝送することが求められている。
具体的には、(1)クライアント装置間で設定情報をトランスペアレント伝送させることによって、クライアント装置間の最適な動作モードを設定すること、(2)クライアント装置間で障害情報をトランスペアレント伝送させることによって、障害発生時の切り替えを正常に動作させること、(3)フレームをトランスペアレント伝送させることによって、ヘッダー情報などが独自仕様で使用されている場合でも、各クライアント装置に光伝送装置を意識させることなくネットワークを構築することなどが求められている。
対向するクライアント装置に対して、クライアント信号を物理層データのままトランスペアレントに送信する場合、周波数偏差があるクライアント信号をトランスペアレント伝送すると、周波数偏差によって、クライアントインタフェース部の送信部でFIFO(First In First Out)バッファ(以下、単に「FIFO」と呼ぶ。)がアンダーフローまたはオーバーフローしやすくなる。
そのため、通常、光伝送装置は、クライアント装置へ送信する信号に対してインターフレームギャップ(Inter Frame GAP)を挿入したり、IFGを削除したりすることによってレートを制御する「レートアダプテーション(Rate Adaptation)」を行う。
ここで、図15、16および17を用いて、従来の光伝送システムにおけるレートアダプテーションについて説明する。図15、16および17は、従来の光伝送システムにおけるレートアダプテーションを説明するための図(1)、(2)および(3)である。これらの図は、光伝送装置としてWDM(Wavelength Division Multiplexing)伝送装置を用いた場合を示している。
たとえば、図15に示すように、それぞれ複数のWDM伝送装置(WDM SYSTEM Term)から構成された複数のWDMネットワーク30(Network)がタンデム状に接続され、その始端に位置するWDM伝送装置10aにはクライアントネットワーク20aが接続され、終端に位置するWDM伝送装置10bにはクライアントネットワーク20bが接続されて構成された光伝送システムについて考える。
図16は、図15に示したWDM伝送装置10aおよび10bを示している。これらWDM伝送装置10aおよび10bは、それぞれ8B/10B符号化方式を用いた光伝送装置であり、クライアントネットワーク20aおよび20bに接続されているクライアント装置間でやり取りされるクライアント信号を多重化してWDMネットワーク30経由で伝送する。
同図に示すように、WDM伝送装置10aは、クライアントインタフェース光モジュール部(Opt.MDL)11aと、クライアントインタフェース部(ClientINF)12aと、ネットワークインタフェース部(NetworkINF)13aと、ネットワークインタフェース光モジュール部(Opt.MDL)14aとを有している。
クライアントインタフェース光モジュール部11aは、クライアントネットワーク20aとWDM伝送装置10aとの間でやり取りされるクライアント信号を光信号から電気信号へ、または、電気信号から光信号へ変換する。クライアントインタフェース部(ClientINF)12aは、クライアント信号を蓄積するためのFIFOを有し、8B/10B符号化方式を用いたクライアント信号の符号化などを行う。
ネットワークインタフェース部13aは、デジタルラッピングなど、クライアント信号のフレーム化に関する処理を行う。ネットワークインタフェース光モジュール部14aは、WDMネットワーク30とWDM伝送装置10aとの間でやり取りされるクライアント信号を光信号から電気信号へ、または、電気信号から光信号へ変換する。
WDM伝送装置10bも、同様に、クライアントインタフェース光モジュール部(Opt.MDL)11bと、クライアントインタフェース部(ClientINF)12bと、ネットワークインタフェース部(NetworkINF)13bと、ネットワークインタフェース光モジュール部(Opt.MDL)14bとを有している。
さらに、図17を用いて、かかるWDM伝送装置10aおよび10bによるクライアント信号の伝送について具体的に説明する。たとえば、クライアントネットワーク20aからクライアントネットワーク20bへクライアント信号が伝送される場合を考える。
まず、WDM伝送装置10a側では、クライアントネットワーク20aを介してクライアント信号が送信されると、クライアントインタフェース部12aが、クライアントインタフェース光モジュール部11aを介して、そのクライアント信号を受信する。
ここで、同図(1)に示すように、クライアントネットワーク20aを介して送信されるクライアント信号(Clientデータ)には、フレームA(Frame A)およびフレームB(Frame B)などが含まれており、各フレームの間には、インターフレームギャップ(InterFrameGAP)が挿入されている。
クライアントインタフェース部12aは、クライアント信号を受信すると、そのクライアント信号をいったんFIFOに蓄積した後に順次読み出し、ネットワークインタフェース部13aに引き渡す。
ここで、クライアントインタフェース部12aは、同図(2)に示すように、FIFOに蓄積されたデータ量が所定の閾値以下となった場合には、クライアント信号に含まれるフレームにパディング信号を挿入したうえで、ネットワークインタフェース部13aにクライアント信号を引き渡す。このパディング信号には、たとえば、ITU−T(International Telecommunication Union-Telecommunication standardization sector) G.7041で標準化されているGFP−T(Generic Framing Procedure-Transparent)の65B_PADなどが用いられる。
ネットワークインタフェース部13aは、クライアントインタフェース部12aからクライアント信号が引き渡されると、そのクライアント信号を、ネットワークインタフェース光モジュール部14aを介してWDMネットワーク30に送信する。
一方、WDM伝送装置10b側では、WDMネットワーク30を介してクライアント信号が送信されると、ネットワークトインタフェース部13bが、ネットワークインタフェース光モジュール部14bを介して、そのクライアント信号を受信する。ネットワークインタフェース部13bは、クライアント信号を受信すると、受信したクライアント信号をクライアントインタフェース部12bに引き渡す。
クライアントインタフェース部12bは、ネットワークインタフェース部13bからクライアント信号が引き渡されると、同図(3)に示すように、パディング信号を削除してクライアント信号を復元し、復元したクライアント信号をFIFOにいったん蓄積する。
ここで、クライアントインタフェース部12bは、同図(4)に示すように、FIFOがオーバーフローまたはアンダーフローしないように、クライアント信号に対してインターフレームギャップを挿入したり削除したりすることによってレートアダプテーションを行う。レートアダプテーションを行ったのちに、クライアントインタフェース部12bは、クライアントインタフェース光モジュール部11bを介して、クライアントネットワーク20bにクライアント信号を送信する。
たとえば、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.3で標準化されているギガビットイーサネット(登録商標)(以下、「GbE」と呼ぶ。)を用いてネットワークを構築した場合には、周波数偏差は±100ppmであり、アイドルコード(Idle Code)や、オートネゴシエーション用のC1C2コード(C1C2 Code)が、インターフレームギャップに相当する。
特許第3690516号明細書(特開2003−188843号公報)
しかしながら、レートアダプテーションが行なわれると、周波数偏差に対してクライアント装置へ送信される物理データ中のフレームの帯域幅(Bandwidth)が100%以上に変動し、これにより、光伝送装置の光ネットワーク側周波数がクライアント信号よりも高く、かつ、入力信号のインターフレームギャップが8B/10B符号化方式を用いたクライアント装置ごとに規定されている最小値となった場合に、対向するクライアント装置での処理負荷が上昇して、フレーム破棄が発生するという問題がある。そして、このフレーム破棄によって、クライアント信号を物理層データのままトランスペアレント伝送することができなくなるという問題がある。
たとえば、8B/10B符号化方式が用いられたGbEの場合、クライアント信号のインターフレームギャップは8B/10B符号化による8ビット変換後で96ns(12バイト)以上であるが、周波数偏差がある場合には64ns(8バイト)まで縮小できることが、IEEE802.3や、ITU−T G.7041で標準化されている。
そのため、クライアント装置間で、インターフレームギャップの長さを最小の64ns(8バイト)付近まで縮小して帯域幅を変化させたとしても、フレーム破棄を発生させることなくクライアント信号をトランスペアレント伝送させる必要がある。
特に、図15に示したように、それぞれ複数のWDM伝送装置から構成された複数の光通信ネットワークがタンデム状に接続した光伝送システムでは、各WDM伝送装置によってレートアダプテーションが実施された場合、周波数偏差によって、遠端(Far End)のクライアント装置へ送信される物理層データ中のフレームの帯域幅が100%以上に変動する(GbEでは、インターフレームギャップが96nsで帯域幅が100%になる。)。
この時、インターフレームギャップは、8B/10B符号化方式を用いたクライアント装置ごとに規定されている最小値(GbEの場合は64ns)付近になる。タンデムの段数が多いほど、各装置間の周波数偏差によって、遠端のクライアント装置間で物理層データ中のフレームの帯域幅が100%以上になる傾向がある。
このように、帯域幅が100%以上、または、100%以上の領域で変動するような場合、物理層データのフレーム処理に時間を必要とするクライアント装置では処理負荷が上昇してフレーム破棄が発生し、クライアント信号を物理層データのままトランスペアレント伝送することができなくなるという問題がある。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、クライアントデータの帯域幅を平衡化して、送信先のクライアント側でフレーム破棄を発生させることなく、クライアントデータをトランスペアレントに伝送することができる光伝送装置、光伝送システム、帯域幅制御方法および帯域幅制御プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、8B/10B符号化方式を用いて符号化されたクライアントデータをクライアント側と光通信ネットワーク側との間で伝送する光伝送装置であって、前記クライアント側から受信したクライアントデータを前記光通信ネットワーク側へ送信する場合に、当該クライアント側のクロックと当該クロックより速い光伝送装置内のクロックとの速度差に応じた量のパディング信号を当該クライアントデータに挿入するパディング信号挿入手段と、前記光通信ネットワーク側に接続された他の光伝送装置から受信したクライアントデータを前記クライアント側へ送信する場合に、当該クライアントデータに挿入されているパディング信号の割合に基づいて、当該クライアントデータを送信する際の基準となるクロックを当該クライアントデータが送信された場合に基準となったクロックに同期させるよう制御するクロック同期手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記クライアント側から受信したクライアントデータを蓄積する受信側バッファと、前記受信側バッファに蓄積されたクライアントデータに含まれるフレーム間ギャップの大きさの平均値を算出し、算出した平均値に基づいて各フレーム間ギャップの大きさを平均化する受信側ギャップ平均化手段と、をさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記クライアント側へ送信するクライアントデータを蓄積する送信側バッファと、前記送信側バッファに蓄積されたクライアントデータに含まれるフレーム間ギャップの大きさの平均値を算出し、算出した平均値に基づいて各フレーム間ギャップの大きさを平均化する第二のギャップ平均化手段と、をさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記クライアント側から受信したクライアントデータを蓄積する受信側バッファと、前記受信側バッファに蓄積されたクライアントデータに含まれるフレーム間ギャップの大きさの平均値を算出し、大きさが算出した平均値以下であるフレーム間ギャップについてはアイドルコードを追加挿入して大きさを拡張する受信側ギャップ拡張手段と、をさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記クライアント側へ送信するクライアントデータを蓄積する送信側バッファと、前記送信側バッファに蓄積されたクライアントデータに含まれるフレーム間ギャップの大きさの平均値を算出し、大きさが算出した平均値以下であるフレーム間ギャップについてはアイドルコードを追加挿入して大きさを拡張する送信側ギャップ拡張手段と、をさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記クライアント側から受信したクライアントデータに含まれるフレーム間ギャップが所定の閾値を越えていた場合に、当該フレーム間ギャップを所定の最小値まで削減する受信側ギャップ削減手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記クライアント側へ送信するクライアントデータに含まれるフレーム間ギャップが所定の閾値を越えていた場合に、当該フレーム間ギャップを所定の最小値まで削減する送信側ギャップ削減手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、8B/10B符号化方式を用いて符号化されたクライアントデータをクライアント側と光通信ネットワーク側との間で伝送する光伝送装置によって構成される光伝送システムであって、第一の光伝送装置が、前記クライアント側から受信したクライアントデータを前記光通信ネットワーク側へ送信する場合に、当該クライアント側のクロックと当該クロックより速い光伝送装置内のクロックとの速度差に応じた量のパディング信号を当該クライアントデータに挿入するパディング信号挿入手段と、第二の光伝送装置が、前記光通信ネットワーク側に接続された前記第一の光伝送装置から受信したクライアントデータを前記クライアント側へ送信する場合に、当該クライアントデータに挿入されているパディング信号の割合に基づいて、当該クライアントデータを送信する際の基準となるクロックを当該クライアントデータが送信された場合に基準となったクロックに同期させるよう制御するクロック同期手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、8B/10B符号化方式を用いて符号化されたクライアントデータをクライアント側と光通信ネットワーク側との間で伝送する光伝送装置に適用される帯域幅制御方法であって、第一の光伝送装置が、前記クライアント側から受信したクライアントデータを前記光通信ネットワーク側へ送信する場合に、当該クライアント側のクロックと当該クロックより速い光伝送装置内のクロックとの速度差に応じた量のパディング信号を当該クライアントデータに挿入するパディング信号挿入工程と、第二の光伝送装置が、前記光通信ネットワーク側に接続された前記第一の光伝送装置から受信したクライアントデータを前記クライアント側へ送信する場合に、当該クライアントデータに挿入されているパディング信号の割合に基づいて、当該クライアントデータを送信する際の基準となるクロックを当該クライアントデータが送信された場合に基準となったクロックに同期させるよう制御するクロック同期工程と、を含んだことを特徴とする。
また、本発明は、8B/10B符号化方式を用いて符号化されたクライアントデータをクライアント側と光通信ネットワーク側との間で伝送する光伝送装置に適用される帯域幅制御プログラムであって、前記クライアント側から受信したクライアントデータを前記光通信ネットワーク側へ送信する場合に、当該クライアント側のクロックと当該クロックより速い光伝送装置内のクロックとの速度差に応じた量のパディング信号を当該クライアントデータに挿入するパディング信号挿入手順と、前記光通信ネットワーク側に接続された他の光伝送装置から受信したクライアントデータを前記クライアント側へ送信する場合に、当該クライアントデータに挿入されているパディング信号の割合に基づいて、当該クライアントデータを送信する際の基準となるクロックを当該クライアントデータが送信された場合に基準となったクロックに同期させるよう制御するクロック同期手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、クライアント側から受信したクライアントデータを光通信ネットワーク側へ送信する場合に、当該クライアント側のクロックと当該クロックより速い光通信ネットワーク側のクロックとの速度差に応じた量のパディング信号を当該クライアントデータに挿入し、光通信ネットワーク側に接続された他の光伝送装置から受信したクライアントデータをクライアント側へ送信する場合に、当該クライアントデータに挿入されているパディング信号の割合に基づいて、当該クライアントデータを送信する際の基準となるクロックを当該クライアントデータが送信された場合に基準となったクロックに同期させるよう制御するので、物理層データの帯域幅が平衡化され、送信先のクライアント側でフレーム破棄を発生させることなく、物理層データをトランスペアレントに伝送することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、クライアント側から受信したクライアントデータを蓄積する受信側バッファを備え、受信側バッファに蓄積されたクライアントデータに含まれるフレーム間ギャップの大きさの平均値を算出し、算出した平均値に基づいて各フレーム間ギャップの大きさを平均化するので、クライアント側からWDMネットワーク側へ送信される物理層データの帯域幅を平衡化することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、クライアント側へ送信するクライアントデータを蓄積する送信側バッファを備え、送信側バッファに蓄積されたクライアントデータに含まれるフレーム間ギャップの大きさの平均値を算出し、算出した平均値に基づいて各フレーム間ギャップの大きさを平均化するので、WDMネットワーク側からクライアント側へ送信される物理層データの帯域幅を平衡化することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、クライアント側から受信したクライアントデータを蓄積する受信側バッファを備え、受信側バッファに蓄積されたクライアントデータに含まれるフレーム間ギャップの大きさの平均値を算出し、大きさが算出した平均値以下であるフレーム間ギャップについてはアイドルコードを追加挿入して大きさを拡張するので、フレーム間ギャップの最小値の制限をクリアしつつ、クライアント側からWDMネットワーク側へ送信される物理層データの帯域幅を平衡化することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、クライアント側へ送信するクライアントデータを蓄積する送信側バッファを備え、送信側バッファに蓄積されたクライアントデータに含まれるフレーム間ギャップの大きさの平均値を算出し、大きさが算出した平均値以下であるフレーム間ギャップについてはアイドルコードを追加挿入して大きさを拡張するので、フレーム間ギャップの最小値の制限をクリアしつつ、WDMネットワーク側からクライアント側へ送信される物理層データの帯域幅を平衡化することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、クライアント側から受信したクライアントデータに含まれるフレーム間ギャップが所定の閾値を越えていた場合に、当該フレーム間ギャップを所定の最小値まで削減するので、クロック乗せ換え用FIFOのオーバーフローを防止しつつ、クライアント側からWDMネットワーク側へ送信される物理層データの帯域幅を平衡化することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、クライアント側へ送信するクライアントデータに含まれるフレーム間ギャップが所定の閾値を越えていた場合に、当該フレーム間ギャップを所定の最小値まで削減するので、クロック乗せ換え用FIFOのオーバーフローを防止しつつ、WDMネットワーク側からクライアント側へ送信される物理層データの帯域幅を平衡化することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る光伝送装置、光伝送システム、帯域幅制御方法および帯域幅制御プログラムの好適な実施例を詳細に説明する。なお、本実施例では、図15、16および17に示した、WDM伝送装置によって構成された光伝送システムに本発明を適用した場合について説明する。
まず、本実施例1に係るWDM伝送装置の構成について説明する。図1は、本実施例1に係るWDM伝送装置の構成を示す図である。本実施例1に係るWDM伝送装置100は、図16および17に示したWDM伝送装置10aに対応するものであり、同図に示すように、複数のクライアント装置が接続されたクライアントネットワーク20a(クライアント側)と、他のWDM伝送装置が接続されたWDMネットワーク30(WDMネットワーク側)とに接続されている。
ここで、クライアントネットワーク20aは、たとえば、IEEE802.3で標準化されているGbEや、ANSI(American National Standard Institute) X3.23で標準化されているFibre Channel、ANSI X3.296で標準化されているSBCON(Single-Byte command code sets CONnection)など、8B/10B符号化方式で符号化されたクライアントデータを伝送するネットワークである。
このWDM伝送装置100は、クライアントインタフェース光モジュール部(Opt)110と、クライアントインタフェース部120と、ネットワークインタフェース部130と、ネットワークインタフェース光モジュール部(図示せず)とを有している。
クライアントインタフェース光モジュール部110は、クライアント側から送信される物理層データを光信号から電気信号に変換し、クライアント側へ送信されるデータを電気信号から光信号に変換する処理部である。
クライアントインタフェース部120は、クライアント側から送信されるデータを蓄積するためのFIFOを有し、8B/10B符号化方式を用いたクライアント信号の符号化などを行う処理部であり、データ抽出部(CDR/Comma/8B10B)121、符号同期化部(PCS)122、クロック乗せ換え用FIFO(FIFO)123、パディング信号挿入部124、64B/65B符号化部(64B65B)125、スーパーブロック生成認識部(SuperBlock)126、パディング信号除去部(65B_PAD Delete)127、レートアダプテーション部(Rate Adaptation/FIFO)128、パディング信号レート算出部(65B_PAD Rate Cal)129、周波数同期制御部(PLL)12A、および、電圧制御発振器(VCO)12Bを有する。
ここで、物理層データの流れについて説明すると、クライアント側から送信された物理層データは、クライアントインタフェース光モジュール部110、データ抽出部121、符号同期化部122、クロック乗せ換え用FIFO123、パディング信号挿入部(65B_PAD Insert)124、64B/65B符号化部125、スーパーブロック生成認識部126、ネットワークインタフェース部130の順に各部を通過して、WDMネットワーク30側へ伝送される。
一方、WDMネットワーク30側から送信された物理層データは、ネットワークインタフェース部130、スーパーブロック生成認識部126、パディング信号除去部127、クロック乗せ換え用FIFO123、レートアダプテーション部128、符号同期化部122、データ抽出部121の順に各部を通過し、クライアント側へ伝送される。
そして、かかるWDM装置100において、本実施例1では、パディング信号レート算出部129、周波数同期制御部12Aおよび電圧制御発振器12Bが、WDM伝送装置100からクライアントネットワーク20a側へ物理層データを送信する際の基準となるクロックの周波数を、当該物理層データに含まれるパディング信号の割合に基づいて制御するようにしている。
従来、物理層データに挿入されるパディング信号は、対向先のWDM伝送装置において破棄される冗長なデータとして扱われている。しかし、本実施例1では、このパディング信号を利用することによって、物理層データを伝送する際の帯域幅制御を実現している。
以下、各機能部について具体的に説明する。
データ抽出部121は、クライアントネットワーク20a側から送信された物理層データからクロック信号とデータ信号とを抽出する処理部である。具体的には、このデータ抽出部121は、クライアントインタフェース光モジュール部110を介して、物理層データを受信すると、受信した物理層データからクロック信号とデータ信号とを抽出する。
また、データ抽出部121は、抽出したデータ信号からカンマを検出するとともに、ビット列の並び替えを行う。ここで、カンマとは、クライアント装置から送信される物理層データに含まれる特殊なビットパターンであり、他の符号語がどんな順序で受信されても、シリアルビット列(伝送路)の中では決して発生しないビットパターンとなっている。このカンマは、特殊符号語K28.5の中に含まれている。
さらに、データ抽出部121は、8B/10B符号化方式を用いて、クライアント側から送信された10ビットの物理層データを8ビットのデータに符号化する。この一方で、データ抽出部121は、クライアント装置へ送られるデータについては、8ビットのデータを10ビットの物理層データに符号化する。ここで符号化されるデータは、8ビットで表される256通りのデータ符号語と、伝送路のアイドル状態(無通信状態)やデータの区切りを示す特殊符号語とから構成されている。
符号同期化部122は、クライアント側の伝送路が使用可能な状態であることを示すアイドルコードに基づいて、装置間で同期をとる処理部である。
クロック乗せ換え用FIFO123は、クライアントネットワーク20aから送信された物理層データを、WDM伝送装置100内のクロックに乗せ換えるためのFIFOバッファである。この一方で、クロック乗せ換え用FIFO123は、クライアント装置へ送られるデータについて、WDM伝送装置100内のクロックからクライアント装置への送信クロックに乗せ換えるためにも用いられる。
パディング信号挿入部124は、クロック乗せ換え用FIFO123に蓄積された物理層データを読み出して、64B/65B符号化部125に引き渡す処理部である。ここで、パディング信号挿入部124は、クロック乗せ換え用FIFO123のデータ量が所定の閾値以下となった場合には、物理層データのフレームにパディング信号(たとえば、GFP−Tの65B_PADなど)を挿入したうえで、当該物理層データを64B/65B符号化部125に引き渡す。
ここで64B/65B符号化部125に引き渡される物理層データは、WDMネットワーク30を介して伝送され、対向先のWDM伝送装置のクライアントインタフェース部までパディング信号とともに伝送される。
64B/65B符号化部125は、データ抽出部121により符号化されたデータを65ビットのデータに符号化する処理部である。具体的には、この64B/65B符号化部125は、クライアントネットワーク20aから受信した物理層データをトランスペアレント伝送するため、まず、データ抽出部121によって10ビットの物理層データから符号化された8ビットのデータを8ビット単位に分割し、分割したデータを8個結合して64ビットのデータを生成する。
そして、64B/65B符号化部125は、生成した64ビットのデータを、クライアントネットワーク20aから送信された物理層データがデータ符号語か特殊符号語かを示す1ビットのフラグと結合することによって、65ビットのデータに符号化する。かかる符号化の方式は、たとえば、ITU−T G.7041で標準化されている64B/65B符号化方式が用いて行われる。
スーパーブロック生成認識部126は、64B/65B符号化部125によって65ビットに符号化されたデータを8個結合したものを1ブロック(65バイト)のデータとし、その1ブロックのデータと2バイトのCRC(Cyclic Redundancy Check)とを結合することによって、67バイトのデータを生成する処理部である。
ここで生成される67バイトのデータは、ネットワークインタフェース部においてGFPのペイロードにマッピングされる。かかるマッピングは、たとえば、ITU−T G.7041で標準化されているフレーム化技術を用いて行われる。
パディング信号除去部127は、WDMネットワーク30側で対向するWDM伝送装置から送信された物理層データに挿入されているパディング信号(たとえば、GFP−Tの65B_PADなど)を除去する処理部である。
レートアダプテーション部128は、クライアントネットワーク20aに送信する物理層データに対してレートアダプテーションを行う処理部であり、レートアダプテーションを行った後の物理層データを蓄積するためのレートアダプテーション用FIFOを有している。
具体的には、このレートアダプテーション部128は、クロック乗せ換え用FIFO123や、レートアダプテーション用FIFOがアンダーフローまたはオーバーフローしないように、クライアントネットワーク20aに送信する物理層データにインターフレームギャップを挿入したり、当該物理層データからインターフレームを削除したりする。
たとえば、クライアントネットワーク20aとの間でやり取りされる物理層データがGbEの物理層データであった場合には、インターフレーム内のアイドルコードや、Auto NegotiationのC1C2コードが挿入/削除の対象となる。
パディング信号レート算出部129は、WDMネットワーク30側で対向するWDM伝送装置から送信された物理層データに含まれるパディング信号の割合を算出する処理部である。ここで算出されるパディング信号の割合を、以下では「挿入レート」と呼ぶ。
ここで、パディング信号レート算出部129は、かかる挿入レートとして、単位時間当たりに検出されたパディング信号の数を挿入レートとしてもよいし、または、所定の数のフレームに含まれるパディング信号の数を挿入レートとしてもよい。
周波数同期制御部12Aは、パディング信号レート算出部129によって算出された挿入レートに応じて、後述する電圧制御発振器12Bに入力する電圧値を変化させることによって、クライアント信号を送信する際の基準となるクロックを制御する処理部である。
図2は、クライアント信号の周波数偏差とパディング信号の挿入レートとの関係を示す図である。同図に示すように、クライアント信号の周波数偏差が高い場合には、クロック乗せ換え用FIFO123に蓄えられる物理層データは増加傾向となるため、パディング信号の挿入レートは低くなる。一方、クライアント信号の周波数偏差が低い場合には、クロック乗せ換え用FIFO123に蓄えられる物理層データは減少傾向となるため、パディング信号の挿入レートは高くなる。
そこで、周波数同期制御部12Aは、パディング信号の挿入レートが所定の閾値より低い場合には、電圧制御発振器12Bに入力する電圧値を上げることによって、クライアント信号を送信する際の基準となるクロックの周波数を上げる。一方、周波数同期制御部12Aは、パディング信号の挿入レートが所定の閾値より高い場合には、電圧制御発振器12Bに入力する電圧値を下げることによって、クライアント信号を送信する際の基準となるクロックの周波数を下げる。
電圧制御発振器12Bは、制御端子に加える電圧を変化させることによって、データ抽出部121、符号同期化部122、クロック乗せ換え用FIFO123、および、レートアダプテーション部128の動作の基準となるクロックの周波数を変化させる発振器である。これらデータ抽出部121、符号同期化部122、クロック乗せ換え用FIFO123、および、レートアダプテーション部128の動作の基準となるクロックの周波数を変化させることによって、クライアント信号を送信する際の基準となるクロックの周波数を制御することができる。
ネットワークインタフェース部130は、GFP形式のマッピング、SONET形式のマッピング、SDH形式のマッピング、OTN(Optical Transport Network)形式のマッピングおよびデジタルラッピングなど、WDMネットワーク30で伝送されるデータのフレーム化に関する処理を行う処理部である。
次に、本実施例1に係るWDM伝送装置100による帯域幅制御の流れを説明する。図3は、本実施例1に係るWDM伝送装置による帯域幅制御の流れを説明するための図である。同図に示すWDM伝送装置100aおよび100bは、それぞれ、図1に示したWDM伝送装置100と同様の構成を有するものである。
WDM伝送装置100aおよび100bは、WDMネットワーク30を介して互いに接続されており、さらに、WDM伝送装置100aにはクライアントネットワーク20aが接続され、WDM伝送装置100bにはクライアントネットワーク20bが接続されている。
以下、WDM伝送装置100aおよび100bが、クライアントネットワーク20a側からクライアントネットワーク20b側へ物理層データを伝送する場合について説明する。
まず、WDM伝送装置100aでは、クライアントネットワーク20a側から物理層データが送信されると、クライアントインタフェース光モジュール部110aが当該物理層データを受信し、受信した物理層データをクライアントインタフェース部120aへ送る。
続いて、クライアントインタフェース部120aにおいて、データ抽出部121aが、当該物理層データを10ビット形式から8ビット形式に変換し、符号同期化部122aが、クライアントネットワーク20a側のクロックに同期して、当該物理層データをクロック乗せ換え用FIFO123aに書き込む。
その後、パディング信号挿入部124aが、クライアントネットワーク20a側のクロックよりも十分に速い装置クロックに同期して、クロック乗せ換え用FIFO123aから当該物理層データを読み出し、読み出した物理層データを64B/65B符号化部125aへ送る。なお、パディング信号挿入部124aは、クロック乗せ換え用FIFO123aのデータ量が所定の閾値以下となっていた場合には、物理層データのフレームにパディング信号を挿入したうえで、当該物理層データを64B/65B符号化部125aへ送る。
ここで、パディング信号挿入部124aが、クロック乗せ換え用FIFO123aに対して物理層データが書き込まれた際のクロックよりも十分に速いクロックに同期して読み出しを行うことによって、物理層データのフレームに挿入されるパディング信号は、クライアント信号の周波数偏差によらずに挿入されることになる。
続いて、64B/65B符号化部125aが、当該物理層データを65ビット形式に変換し、スーパーブロック生成認識部126aが、65ビット形式の物理層データからスーパーブロックを生成し、生成したスーパーブロックをネットワークインタフェース部130aへ送る。
そして、ネットワークインタフェース部130aが、スーパーブロックからGFPフレームを生成したうえで、ネットワークインタフェース光モジュール部140aを介して、当該GFPフレームをWDM伝送装置100bへ送信する。
WDM伝送装置100bでは、WDMネットワーク30を経由してWDM伝送装置100aからGFPフレームが送信されると、ネットワークインタフェース部130bが、ネットワークインタフェース光モジュール部140bを介して当該GFPフレームを受信し、受信したGFPフレームをクライアントインタフェース部120bへ送る。
続いて、クライアントインタフェース部120bにおいて、スーパーブロック生成認識部126bが、GFPフレームからスーパーブロックを取り出し、64B/65B符号化部125bが、スーパーブロックから65ビット形式の物理層データを取り出し、取り出した物理層データをパディング信号除去部127bへ送る。
パディング信号除去部127bは、送られた物理層データに挿入されているパディング信号を除去して、パディング信号が挿入される前の物理層データを復元し、復元した物理層データを、クロックでクロック乗せ換え用FIFO123bに書き込む。
そして、この一方で、パディング信号レート算出部129bが、パディング信号除去部127bに送られてきた物理層データに挿入されているパディング信号の挿入レートを算出し、周波数同期制御部12Abが、パディング信号レート算出部129bによって算出された挿入レートに応じて、電圧制御発振器12Bbを制御することにより、当該物理層データを送信する際の基準となるクロックの周波数を変更する(図2を参照。)。
ここで、パディング信号除去部127bに送られてきた物理層データには、周波数偏差によらずにパディング信号が挿入されている。そのため、かかるパディング信号の挿入レートに応じて周波数を変更することによって、クライアント側のクロックが復元される。すなわち、ここでは、物理層データを送信する際の基準となるクロックとクライアント側のクロックとが同期されることになる。
その後、周波数同期制御部12Abによって周波数が変更されたクロックに同期して、レートアダプテーション部128bが、クロック乗せ換え用FIFO123bから当該物理層データを読み出してレートアダプテーションを行い、符号同期化部122bが、レートアダプテーション部128bのレートアダプテーション用FIFOから物理層データを読み出し、読み出した物理層データに含まれるアイドルコードに基づいて同期を行い、データ抽出部121bが、当該物理層データを8ビット形式から10ビット形式に変換し、クライアントインタフェース光モジュール部110bを介して、変換後の物理層データをクライアントネットワーク20b側へ送信する。
上述してきたように、本実施例1では、WDM伝送装置100において、パディング信号挿入部124が、クライアント側から受信した物理層データをWDMネットワーク30側へ送信する場合に、当該クライアント側のクロックと当該クロックより速いWDM伝送装置100内のクロックとの速度差に応じた量のパディング信号を当該物理層データに挿入し、パディング信号レート算出部129、周波数同期制御部12Aおよび電圧制御発振器12Bが、WDMネットワーク30側に接続された他のWDM伝送装置から受信した物理層データをクライアント側へ送信する場合に、当該物理層データに挿入されているパディング信号の挿入レートに基づいて、当該物理層データを送信する際の基準となるクロックを当該物理層データが送信された場合に基準となったクロックに同期させるよう制御するので、物理層データの帯域幅が平衡化され、送信先のクライアント側でフレーム破棄を発生させることなく、物理層データをトランスペアレントに伝送することができる。
ところで、上記実施例1では、クライアントデータを送信する際の基準となるクロックを当該クライアントデータが送信された場合に基準となったクロックに同期させるようにすることによって、クライアントデータの帯域幅を平衡化する場合について説明したが、本発明はこれに限られず、たとえば、クライアントデータに含まれるインターフレームギャップを平均化することによって、クライアントデータの帯域幅を平衡化することも可能である。そこで、以下では、このようにした場合を本実施例2として説明する。
まず、本実施例2に係るWDM伝送装置の構成について説明する。図4は、本実施例2に係るWDM伝送装置の構成を示す図である。なお、ここでは説明の便宜上、これまでに説明した実施例における各部と同様の役割を果たす機能部については、同一符号を付すこととしてその詳細な説明を省略する。
同図に示すように、このWDM伝送装置200は、クライアントインタフェース光モジュール部(Opt)110と、クライアントインタフェース部220と、ネットワークインタフェース部130と、ネットワークインタフェース光モジュール部(図示せず)とを有している。
クライアントインタフェース部220は、クライアント信号を蓄積するためのFIFOを有し、8B/10B符号化方式を用いたクライアント信号の符号化などを行う処理部であり、データ抽出部(CDR/Comma/8B10B)121、符号同期化部(PCS)122、クロック乗せ換え用FIFO(FIFO)123、パディング信号挿入部124、64B/65B符号化部(64B65B)125、スーパーブロック生成認識部(SuperBlock)126、パディング信号除去部(65B_PAD Delete)127、レートアダプテーション部(Rate Adaptation/FIFO)128、メモリバッファ部(Memory Buffer)22C、ならびに、インターフレームギャップ平均化処理部(Averaging IDLE in Memory Buffer)22Dおよび22Eを有する。
物理層データの流れについて説明すると、クライアント側から送信された物理層データは、クライアントインタフェース光モジュール部110、データ抽出部121、メモリバッファ部22C、符号同期化部122、クロック乗せ換え用FIFO123、パディング信号挿入部(65B_PAD Insert)124、64B/65B符号化部125、スーパーブロック生成認識部126、ネットワークインタフェース部130の順に送られ、WDMネットワーク30側へ伝送される。
一方、WDMネットワーク30側から送信された物理層データは、ネットワークインタフェース部130、スーパーブロック生成認識部126、パディング信号除去部127、クロック乗せ換え用FIFO123、レートアダプテーション部128、符号同期化部122、データ抽出部121の順に各部を通過し、クライアント側へ伝送される。
そして、かかるWDM伝送装置200において、本実施例2では、メモリバッファ部22Cおよびインターフレームギャップ平均化処理部22Dが、クライアントネットワーク20a側からWDMネットワーク30側へ伝送される物理層データに対してインターフレームギャップの平均化を行い、インターフレームギャップ平均化処理部22Eが、WDMネットワーク30側からクライアント側へ伝送される物理層データに対してインターフレームギャップの平均化を行うようにしている。
以下、各機能部について具体的に説明する。
メモリバッファ部22Cは、データ抽出部121から送られた物理層データのフレームおよびインターフレームギャップをすべて格納するバッファである。
インターフレームギャップ平均化処理部22Dは、メモリバッファ部22Cに格納された物理層データのインターフレームギャップの平均化を行う処理部である。図5は、インターフレームギャップ平均化処理部22Dによるインターフレームギャップの平均化を示す図である。同図を用いて、インターフレームギャップ平均化処理部22Dによって行われるインターフレームギャップの平均化について具体的に説明する。
同図(1)は、メモリバッファ部22Cに格納されている物理層データのフレームに含まれているフレームデータ(DATA)の個数と、インターフレームギャップに含まれているアイドルコード(IDLE)の個数を示している。ここでいうフレームデータおよびアイドルコードは、それぞれ、データ抽出部121によって変換された8ビットのデータである。
インターフレームギャップ平均化処理部22Dは、まずメモリバッファ部22Cに格納されている全てのインターフレームギャップに含まれるアイドルコードの個数の合計を算出し、算出した合計をインターフレームギャップの個数で除算することによって、アイドルコードの個数の平均値を算出する。
その後、インターフレームギャップ平均化処理部22Dは、同図(2)に示すように、各インターフレームギャップに含まれるアイドルコードの個数が平均値となるように、メモリバッファ部22Cに対して、各インターフレームギャップの読み出しアドレスを設定する。これにより、メモリバッファ部22Cからフレームとインターフレームギャップとが順に読み出された際に、各インターフレームギャップの大きさが均等になる。
インターフレームギャップ平均化処理部22Eは、レートアダプテーション部128のレートアダプテーション用FIFOに格納された物理層データ中に含まれるインターフレームギャップの平均化を行う処理部である。
具体的には、このインターフレームギャップ平均化処理部22Eは、レートアダプテーション部128のレートアダプテーション用FIFOに格納されている物理層データのインターフレームギャップに対して、インターフレームギャップ平均化処理部22Dと同様にインターフレームギャップの平均化を行う。
なお、インターフレームギャップ平均化処理部22Eは、インターフレームギャップの平均化を行う際に、レートアダプテーション部128によるレートアダプテーションによってインターフレームギャップの挿入または削除が行われていた場合には、挿入または削除された分を含めたうえで平均化を行う。
このように、インターフレームギャップ平均化処理部22Dおよび22Eが、物理層データに含まれるインターフレームギャップの平均化を行うことによって、8B/10B符号方式を用いたクライアント信号の透過性が保たれるとともに、インターフレームギャップの余裕度の確保が実現可能となる。
次に、本実施例2に係るWDM伝送装置200による帯域幅制御の流れを説明する。図6は、本実施例2に係るWDM伝送装置による帯域幅制御の流れを説明するための図である。同図に示すWDM伝送装置200aおよび200bは、それぞれ、図4に示したWDM伝送装置200と同様の構成を有するものである。
WDM伝送装置200aおよび200bは、WDMネットワーク30を介して互いに接続されており、さらに、WDM伝送装置200aにはクライアントネットワーク20aが接続され、WDM伝送装置200bにはクライアントネットワーク20bが接続されている。
以下、WDM伝送装置200aおよび200bが、クライアントネットワーク20a側からクライアントネットワーク20b側へ物理層データを伝送する場合について説明する。
まず、WDM伝送装置200aでは、クライアントネットワーク20a側から物理層データが送信されると、クライアントインタフェース光モジュール部110aが当該物理層データを受信し、受信した物理層データをクライアントインタフェース部220aへ送る。
続いて、クライアントインタフェース部220aにおいて、データ抽出部121aが、当該物理層データを10ビット形式から8ビット形式に変換し、変換した物理層データをメモリバッファ部22Caに書き込む。
この一方で、インターフレームギャップ平均化処理部22Daが、メモリバッファ部22Caに格納された物理層データに対してインターフレームギャップの平均化を行う。
そして、符号同期化部122aが、メモリバッファ部22Caから、インターフレームギャップが平均化された物理層データを読み出し、クライアントネットワーク20a側のクロックに同期して、クロック乗せ換え用FIFO123aに当該物理層データを書き込む。
その後、パディング信号挿入部124aが、クロック乗せ換え用FIFO123aから当該物理層データを読み出し、読み出した物理層データを64B/65B符号化部125aへ送る。なお、パディング信号挿入部124aは、クロック乗せ換え用FIFO123aのデータ量が所定の閾値以下となっていた場合には、物理層データのフレームにパディング信号を挿入したうえで、当該物理層データを64B/65B符号化部125aへ送る。
続いて、64B/65B符号化部125aが、当該物理層データを65ビット形式に変換し、スーパーブロック生成認識部126aが、65ビット形式の物理層データからスーパーブロックを生成し、生成したスーパーブロックをネットワークインタフェース部130aへ送る。
そして、ネットワークインタフェース部130aが、スーパーブロックからGFPフレームを生成したうえで、ネットワークインタフェース光モジュール部140aを介して、当該GFPフレームをWDM伝送装置200bへ送信する。
WDM伝送装置200bでは、WDMネットワーク30を経由してWDM伝送装置200aからGFPフレームが送信されると、ネットワークインタフェース部130bが、ネットワークインタフェース光モジュール部140bを介して当該GFPフレームを受信し、受信したGFPフレームをクライアントインタフェース部220bへ送る。
続いて、クライアントインタフェース部220bにおいて、スーパーブロック生成認識部126bが、GFPフレームからスーパーブロックを取り出し、64B/65B符号化部125bが、スーパーブロックから65ビット形式の物理層データを取り出し、取り出した物理層データをパディング信号除去部127bへ送る。
パディング信号除去部127bは、送られた物理層データに挿入されているパディング信号を除去して、パディング信号が挿入される前の物理層データを復元し、復元した物理層データを、クロックでクロック乗せ換え用FIFO123aに書き込む。
その後、レートアダプテーション部128bが、クロック乗せ換え用FIFO123aから当該物理層データを読み出してレートアダプテーションを行う。
これとともに、インターフレームギャップ平均化処理部22Ebが、レートアダプテーション部128bのレートアダプテーション用FIFOに格納された物理層データに対してインターフレームギャップの平均化を行う。
そして、符号同期化部122bが、レートアダプテーション部128bのレートアダプテーション用FIFOからインターフレームギャップが平均化された物理層データを読み出し、読み出した物理層データに含まれるアイドルコードに基づいて同期を行い、データ抽出部121bが、当該物理層データを8ビット形式から10ビット形式に変換し、クライアントインタフェース光モジュール部110bを介して、変換後の物理層データをクライアントネットワーク20b側へ送信する。
上述してきたように、本実施例2では、クライアント側から受信した物理層データを蓄積するメモリバッファ部22Cを備え、インターフレームギャップ平均化処理部22Dが、メモリバッファ部22Cに蓄積された物理層データに含まれるフレーム間ギャップの大きさの平均値を算出し、算出した平均値に基づいて各フレーム間ギャップの大きさを平均化するので、クライアント側からWDMネットワーク30側へ送信される物理層データの帯域幅を平衡化することができる。
また、本実施例2では、レートアダプテーション部128が、クライアント側へ送信する物理層データを蓄積するレートアダプテーション用FIFOを備え、インターフレームギャップ平均化処理部22Eが、レートアダプテーション用FIFOに蓄積された物理層データに含まれるフレーム間ギャップの大きさの平均値を算出し、算出した平均値に基づいて各フレーム間ギャップの大きさを平均化するので、WDMネットワーク30側からクライアント側へ送信される物理層データの帯域幅を平衡化することができる。
ところで、上記2では、クライアントデータに含まれるインターフレームギャップを平均化することによって、クライアントデータの帯域幅を平衡化する場合について説明したが、本発明はこれに限られず、たとえば、平均値以下であるフレーム間ギャップについてはアイドルコードを追加挿入して大きさを拡張することによって、フレーム間ギャップの最小値の制限をクリアしつつ、クライアントデータの帯域幅を平衡化することも可能である。そこで、以下では、このようにした場合を本実施例3として説明する。
まず、本実施例3に係るWDM伝送装置の構成について説明する。図7は、本実施例3に係るWDM伝送装置の構成を示す図である。なお、ここでは説明の便宜上、これまでに説明した実施例における各部と同様の役割を果たす機能部については、同一符号を付すこととしてその詳細な説明を省略する。
同図に示すように、このWDM伝送装置300は、クライアントインタフェース光モジュール部(Opt)110と、クライアントインタフェース部320と、ネットワークインタフェース部130と、ネットワークインタフェース光モジュール部(図示せず)とを有している。
クライアントインタフェース部320は、クライアント信号を蓄積するためのFIFOを有し、8B/10B符号化方式を用いたクライアント信号の符号化などを行う処理部であり、データ抽出部(CDR/Comma/8B10B)121、符号同期化部(PCS)122、クロック乗せ換え用FIFO(FIFO)123、パディング信号挿入部124、64B/65B符号化部(64B65B)125、スーパーブロック生成認識部(SuperBlock)126、パディング信号除去部(65B_PAD Delete)127、レートアダプテーション部(Rate Adaptation/FIFO)128、メモリバッファ部(Memory Buffer)22C、アイドルコードカウンタ部(IDLE counter)32Fおよび32G、ならびに、アイドルコード最適化部(Memory for Threshold Calculation & IDLE Adjustment)32Hおよび32Iを有する。
物理層データの流れについては、図4に示した流れと同様である。
そして、かかるWDM伝送装置300において、本実施例3では、アイドルコードカウンタ部32Fおよびアイドルコード最適化部32Hが、クライアントネットワーク20a側からWDMネットワーク30側へ伝送される物理層データに対してインターフレームギャップの平衡化を行い、アイドルコードカウンタ部32Gおよびアイドルコード最適化部32Iが、WDMネットワーク30側からクライアント側へ伝送される物理層データに対してインターフレームギャップの平衡化を行うようにしている。
以下、各機能部について具体的に説明する。
アイドルコードカウンタ部32Fは、メモリバッファ部22Cに格納される物理層データのインターフレームギャップに含まれるアイドルコードの個数を計数する処理部である。
アイドルコードカウンタ部32Fは、レートアダプテーション部128のレートアダプテーション用FIFOに格納される物理層データ中に含まれるアイドルコードの個数を計数する処理部である。
アイドルコード最適化部32Hは、アイドルコードカウンタ部32Fによって計数されたアイドルコードの個数に基づいてアイドルコードの最適な個数を算出し、メモリバッファ部22Cに格納された物理層データに含まれるインターフレームギャップの平衡化を行う処理部であり、インターフレームごとに計数したアイドルコードの個数を保持するための内部メモリを有している。
図8は、アイドルコード最適化部32Hによるインターフレームギャップの平衡化を示す図である。同図を用いて、アイドルコード最適化部32Hによって行われるインターフレームギャップの平衡化について具体的に説明する。
同図(1)は、メモリバッファ部22Cに格納されている物理層データのフレームに含まれているフレームデータ(DATA)の個数と、インターフレームギャップに含まれているアイドルコード(IDLE)の個数とをそれぞれ示している。ここでいうフレームデータおよびアイドルコードは、それぞれ、データ抽出部121によって変換された8ビットのデータである。
アイドルコード最適化部32Hは、同図(2)に示すように、所定の期間内にアイドルコードカウンタ部32Fによって計数されたアイドルコードの個数をインターフレームギャップごとに内部メモリに格納して、アイドルコードの個数の平均値を算出する。
そして、アイドルコード最適化部32Hは、メモリバッファ部22Cに格納されている物理層データのインターフレームギャップごとにアイドルコードの個数を確認し、アイドルコードの個数が平均値以下であるインターフレームギャップがあった場合には、同図(3)に示すように、8B/10B符号方式を用いたクライアント信号ごとに規定されているインターフレームギャップの最小サイズを超えるまで当該インターフレームにアイドルコードが追加挿入されるように、メモリバッファ部22Cに対して各インターフレームギャップの読み出しアドレスを設定する。
一方、アイドルコードの個数が平均値を超えており、かつ、8B/10B符号方式を用いたクライアント信号ごとに規定されているインターフレームギャップの最小サイズより大きいインターフレームギャップがあった場合には、アイドルコード最適化部32Hは、インターフレームの大きさが最小サイズに最も近くなるまで当該インターフレームからアイドルコードが削除されるように、メモリバッファ部22Cに対して各インターフレームギャップの読み出しアドレスを設定する。なお、この時、アイドルコード最適化部32Hは、インターフレームの大きさが最小サイズを下回らないように読み出しアドレスを設定する。
これにより、メモリバッファ部22Cからフレームとインターフレームギャップとが順に読み出された際に、各インターフレームギャップの大きさが、8B/10B符号方式を用いたクライアント信号ごとに規定されているインターフレームギャップの最小サイズ、または、最小サイズを少し超える大きさで平衡化される。
アイドルコード最適化部32Iは、アイドルコードカウンタ部32Gによって計数されたアイドルコードの個数に基づいてアイドルコードの最適な個数を算出し、レートアダプテーション部128のレートアダプテーション用FIFOに格納された物理層データに含まれるインターフレームギャップの平衡化を行う処理部であり、インターフレームごとに計数したアイドルコードの個数を保持するための内部メモリを有している。
このアイドルコード最適化部32Iは、レートアダプテーション部128のレートアダプテーション用FIFOに格納されている物理層データのインターフレームギャップに対して、アイドルコード最適化部32Hと同様にインターフレームギャップの平衡化を行う。
このように、アイドルコード最適化部32Hおよび32Iが、物理層データに含まれるインターフレームギャップの平衡化を行うことによって、8B/10B符号方式を用いたクライアント信号の透過性が保たれるとともに、インターフレームギャップの余裕度の確保が実現可能となる。
また、ここでは、アイドルコード最適化部32Hが、アイドルコードの個数が平均値を超えており、かつ、規定されている最小サイズより大きいインターフレームギャップがあった場合に、インターフレームの大きさが最小サイズに最も近くなるまで当該インターフレームからアイドルコードが削除されるように、読み出しアドレスを設定することとしたが、フレーム破棄の問題が生じるのは、最小値を下回るインターフレームギャップがあった場合であるので、最小サイズを超えるインターフレームギャップについては、必ずしも最小サイズに最も近くなるまでアイドルコードが削除される必要はなく、少なくともひとつ以上のアイドルコードが削除されるようにすればよい。
次に、本実施例3に係るWDM伝送装置300による帯域幅制御の流れを説明する。図9は、本実施例3に係るWDM伝送装置による帯域幅制御の流れを説明するための図である。同図に示すWDM伝送装置300aおよび300bは、それぞれ、図7に示したWDM伝送装置300と同様の構成を有するものである。
WDM伝送装置300aおよび300bは、WDMネットワーク30を介して互いに接続されており、さらに、WDM伝送装置300aにはクライアントネットワーク20aが接続され、WDM伝送装置300bにはクライアントネットワーク20bが接続されている。
以下、WDM伝送装置300aおよび300bが、クライアントネットワーク20a側からクライアントネットワーク20bへ物理層データを伝送する場合について説明する。
まず、WDM伝送装置300aでは、クライアントネットワーク20a側から物理層データが送信されると、クライアントインタフェース光モジュール部110aが当該物理層データを受信し、受信した物理層データをクライアントインタフェース部320aへ送る。
続いて、クライアントインタフェース部320aにおいて、データ抽出部121aが、当該物理層データを10ビット形式から8ビット形式に変換し、変換した物理層データをメモリバッファ部22Caに書き込む。
この一方で、アイドルコードカウンタ部32Faが、メモリバッファ部22Caに格納される物理層データのインターフレームギャップに含まれるアイドルコードの個数を計数し、アイドルコード最適化部32Haが、アイドルコードカウンタ部32Faによって計数されたアイドルコードの個数に基づいてアイドルコードの最適な個数を算出し、メモリバッファ部22Caに格納された物理層データのインターフレームギャップの平衡化を行う。
そして、符号同期化部122aが、メモリバッファ部22Caから、インターフレームギャップが平衡化された物理層データを読み出し、クライアントネットワーク20a側のクロックに同期して、クロック乗せ換え用FIFO123aに当該物理層データを書き込む。
その後、パディング信号挿入部124aが、クロック乗せ換え用FIFO123aから当該物理層データを読み出し、読み出した物理層データを64B/65B符号化部125aへ送る。なお、パディング信号挿入部124aは、クロック乗せ換え用FIFO123aのデータ量が所定の閾値以下となっていた場合には、物理層データのフレームにパディング信号を挿入したうえで、当該物理層データを64B/65B符号化部125aへ送る。
続いて、64B/65B符号化部125aが、当該物理層データを65ビット形式に変換し、スーパーブロック生成認識部126aが、65ビット形式の物理層データからスーパーブロックを生成し、生成したスーパーブロックをネットワークインタフェース部130aへ送る。
そして、ネットワークインタフェース部130aが、スーパーブロックからGFPフレームを生成したうえで、ネットワークインタフェース光モジュール部140aを介して、当該GFPフレームをWDM伝送装置300bへ送信する。
WDM伝送装置300bでは、WDMネットワーク30を経由してWDM伝送装置300aからGFPフレームが送信されると、ネットワークインタフェース部130bが、ネットワークインタフェース光モジュール部140bを介して当該GFPフレームを受信し、受信したGFPフレームをクライアントインタフェース部320bへ送る。
続いて、クライアントインタフェース部320bにおいて、スーパーブロック生成認識部126bが、GFPフレームからスーパーブロックを取り出し、64B/65B符号化部125bが、スーパーブロックから65ビット形式の物理層データを取り出し、取り出した物理層データをパディング信号除去部127bへ送る。
パディング信号除去部127bは、送られた物理層データに挿入されているパディング信号を除去して、パディング信号が挿入される前の物理層データを復元し、復元した物理層データを、クロックでクロック乗せ換え用FIFO123aに書き込む。
その後、レートアダプテーション部128bが、クロック乗せ換え用FIFO123aから当該物理層データを読み出してレートアダプテーションを行う。
これとともに、アイドルコードカウンタ部32Gbが、レートアダプテーション部128bのレートアダプテーション用FIFOに格納される物理層データのインターフレームギャップに含まれるアイドルコードの個数を計数し、アイドルコード最適化部32Ibが、アイドルコードカウンタ部32Gbによって計数されたアイドルコードの個数に基づいてアイドルコードの最適な個数を算出し、メモリバッファ部22Caに格納された物理層データのインターフレームギャップの平衡化を行う。
そして、符号同期化部122bが、レートアダプテーション部128bのレートアダプテーション用FIFOからインターフレームギャップが平均化された物理層データを読み出し、読み出した物理層データに含まれるアイドルコードに基づいて同期を行い、データ抽出部121bが、当該物理層データを8ビット形式から10ビット形式に変換し、クライアントインタフェース光モジュール部110bを介して、変換後の物理層データをクライアントネットワーク20b側へ送信する。
上述してきたように、本実施例3では、クライアント側から受信した物理層データを蓄積するメモリバッファ部22Caを備え、アイドルコードカウンタ部32Faおよびアイドルコード最適化部32Haが、メモリバッファ部22Caに蓄積された物理層データに含まれるフレーム間ギャップの大きさの平均値を算出し、大きさが算出した平均値以下であるフレーム間ギャップについてはアイドルコードを追加挿入して大きさを拡張するので、フレーム間ギャップの最小値の制限をクリアしつう、クライアント側からWDMネットワーク30側へ送信される物理層データの帯域幅を平衡化することができる。
また、本実施例3では、レートアダプテーション部128bが、クライアント側へ送信する物理層データを蓄積するレートアダプテーション用FIFOを備え、アイドルコードカウンタ部32Gbおよびアイドルコード最適化部32Ibが、レートアダプテーション用FIFOに蓄積された物理層データに含まれるフレーム間ギャップの大きさの平均値を算出し、大きさが算出した平均値以下であるフレーム間ギャップについてはアイドルコードを追加挿入して大きさを拡張するので、フレーム間ギャップの最小値の制限をクリアしつつ、WDMネットワーク30側からクライアント側へ送信される物理層データの帯域幅を平衡化することができる。
ところで、上記実施例3では、平均値以下であるフレーム間ギャップについてはアイドルコードを追加挿入して大きさを拡張することによって、フレーム間ギャップの最小値の制限をクリアしつつ、クライアントデータの帯域幅を平衡化する場合について説明したが、本発明はこれに限られず、たとえば、フレーム間ギャップが所定の閾値を越えていた場合に、当該フレーム間ギャップを所定の最小値まで削減することによって、クロック乗せ換え用FIFOのオーバーフローを防止しつう、クライアントデータの帯域幅を平衡化することも可能である。そこで、以下では、このようにした場合を本実施例4として説明する。
まず、本実施例4に係るWDM伝送装置の構成について説明する。図10は、本実施例4に係るWDM伝送装置の構成を示す図である。なお、ここでは説明の便宜上、これまでに説明した実施例における各部と同様の役割を果たす機能部については、同一符号を付すこととしてその詳細な説明を省略する。
同図に示すように、このWDM伝送装置400は、クライアントインタフェース光モジュール部(Opt)110と、クライアントインタフェース部420と、ネットワークインタフェース部130と、ネットワークインタフェース光モジュール部(図示せず)とを有している。
クライアントインタフェース部420は、クライアント信号を蓄積するためのFIFOを有し、8B/10B符号化方式を用いたクライアント信号の符号化などを行う処理部であり、データ抽出部(CDR/Comma/8B10B)121、符号同期化部(PCS)122、クロック乗せ換え用FIFO(FIFO)123、パディング信号挿入部124、64B/65B符号化部(64B65B)125、スーパーブロック生成認識部(SuperBlock)126、パディング信号除去部(65B_PAD Delete)127、レートアダプテーション部(Rate Adaptation/FIFO)128、メモリバッファ部(Memory Buffer)22C、アイドルコードカウンタ部(IDLE counter)32Fおよび32G、ならびに、アイドルコード削減部(Reduce Big IFG & IDLE Adjustment)42Jおよび42Kを有する。
物理層データの流れについては、図4に示した流れと同様である。
そして、かかるWDM伝送装置400において、本実施例4では、アイドルコード削減部42Jが、クライアントネットワーク20a側からWDMネットワーク30側へ伝送される物理層データに含まれるインターフレームギャップのアイドルコードを削減し、アイドルコード削減部42Kが、WDMネットワーク30側からクライアント側へ伝送される物理層データのインターフレームギャップに含まれるアイドルコードを削減することによって、クロック乗せ換え用FIFO123のオーバーフローを防止するようにしている。
アイドルコード削減部42Jは、メモリバッファ部22Cに格納される物理層データに含まれるインターフレームギャップのアイドルコードを削減する処理部である。図11は、アイドルコード削減部42Jによるアイドルコードの削減を示す図である。
同図(1)および(2)は、メモリバッファ部22Cに格納されている物理層データのフレームに含まれているフレームデータ(Frame)のイメージと、インターフレームギャップ(IFG)のイメージとをそれぞれ示しており、(1)は本発明を適用する前のイメージであり、(2)は、本発明を適用した場合のイメージである。
アイドルコード削減部42Jは、アイドルコードカウンタ部32Fによって計数されたアイドルコードの個数に基づいて、メモリバッファ部22Cに格納される物理層データに含まれるインターフレームギャップの大きさをインターフレームごとにモニターし、大きさが所定の閾値を超えるフレームギャップがあった場合には、同図(2)に示すように、8B/10B符号化方式を用いたクライアント装置ごとに規定されている最小値となるまで大きさが削減されるように、当該インターフレームギャップがメモリバッファ部22Cに書き込まれる際の書き込みアドレスを設定する。
または、アイドルコード削減部42Jは、大きさが所定の閾値を超えるフレームギャップについては、8B/10B符号化方式を用いたクライアント装置ごとに規定されている最小値となるまで大きさが削減されるように、当該インターフレームギャップがメモリバッファ部22Cから読み出される際の読み出しアドレスを設定するようにしてもよい。
さらに、アイドルコード削減部42Jは、一度、インターフレームギャップの削減を実施した場合には、以降の短いインターフレームギャップに対しては削減を発生させないように制御する。
これにより、後にクロック乗せ換え用FIFO123に書き込まれる物理層データのインターフレームギャップの大きさが削減されることになり、クロック乗せ換え用FIFO123がオーバーフローするのを防ぐことができる。
また、この一方で、アイドルコード削減部42Jは、メモリバッファ部22Cに格納された物理層データのデータ量が所定の閾値以下となった場合には、物理層データのフレームギャップに所定の数のアイドルコードがまとめて挿入されるように書き込みアドレスまたは読み出しアドレスを設定する。これにより、メモリバッファ部22Cがアンダーフローするのを防ぐことができる。
アイドルコード削減部42Kは、レートアダプテーション部128のレートアダプテーション用FIFOに格納された物理層データに含まれるインターフレームギャップのアイドルコードを削減する処理部である。
このアイドルコード削減部42Kは、レートアダプテーション部128のレートアダプテーション用FIFOに格納されている物理層データのインターフレームギャップに対して、アイドルコード削減部42Jと同様にインターフレームギャップの削減を行う。
次に、本実施例4に係るWDM伝送装置400による帯域幅制御の流れを説明する。図12は、本実施例3に係るWDM伝送装置による帯域幅制御の流れを説明するための図である。同図に示すWDM伝送装置400aおよび400bは、それぞれ、図10に示したWDM伝送装置400と同様の構成を有するものである。
WDM伝送装置400aおよび400bは、WDMネットワーク30を介して互いに接続されており、さらに、WDM伝送装置400aにはクライアントネットワーク20aが接続され、WDM伝送装置400bにはクライアントネットワーク20bが接続されている。
以下、WDM伝送装置400aおよび400bが、クライアントネットワーク20a側からクライアントネットワーク20b側へ物理層データを伝送する場合について説明する。
まず、WDM伝送装置400aでは、クライアントネットワーク20a側から物理層データが送信されると、クライアントインタフェース光モジュール部110aが当該物理層データを受信し、受信した物理層データをクライアントインタフェース部420aへ送る。
続いて、クライアントインタフェース部420aにおいて、データ抽出部121aが、当該物理層データを10ビット形式から8ビット形式に変換し、変換した物理層データをメモリバッファ部22Caに書き込む。
この一方で、アイドルコードカウンタ部32Faが、メモリバッファ部22Caに格納される物理層データのインターフレームギャップに含まれるアイドルコードの個数を計数し、アイドルコード削減部42Jaが、アイドルコードカウンタ部32Faによって計数されたアイドルコードの個数に基づいてインターフレームギャップの大きさをモニターし、メモリバッファ部22Caに格納される物理層データに含まれるインターフレームギャップを削減する。
そして、符号同期化部122aが、メモリバッファ部22Caから、インターフレームギャップが平衡化された物理層データを読み出し、クライアントネットワーク20a側のクロックに同期して、クロック乗せ換え用FIFO123aに当該物理層データを書き込む。
その後、パディング信号挿入部124aが、クロック乗せ換え用FIFO123aから当該物理層データを読み出し、読み出した物理層データを64B/65B符号化部125aへ送る。なお、パディング信号挿入部124aは、クロック乗せ換え用FIFO123aのデータ量が所定の閾値以下となっていた場合には、物理層データのフレームにパディング信号を挿入したうえで、当該物理層データを64B/65B符号化部125aへ送る。
続いて、64B/65B符号化部125aが、当該物理層データを65ビット形式に変換し、スーパーブロック生成認識部126aが、65ビット形式の物理層データからスーパーブロックを生成し、生成したスーパーブロックをネットワークインタフェース部130aへ送る。
そして、ネットワークインタフェース部130aが、スーパーブロックからGFPフレームを生成したうえで、ネットワークインタフェース光モジュール部140aを介して、当該GFPフレームをWDM伝送装置400bへ送信する。
WDM伝送装置400bでは、WDMネットワーク30を経由してWDM伝送装置400aからGFPフレームが送信されると、ネットワークインタフェース部130bが、ネットワークインタフェース光モジュール部140bを介して当該GFPフレームを受信し、受信したGFPフレームをクライアントインタフェース部420bへ送る。
続いて、クライアントインタフェース部420bにおいて、スーパーブロック生成認識部126bが、GFPフレームからスーパーブロックを取り出し、64B/65B符号化部125bが、スーパーブロックから65ビット形式の物理層データを取り出し、取り出した物理層データをパディング信号除去部127bへ送る。
パディング信号除去部127bは、送られた物理層データに挿入されているパディング信号を除去して、パディング信号が挿入される前の物理層データを復元し、復元した物理層データを、クロックでクロック乗せ換え用FIFO123bに書き込む。
その後、レートアダプテーション部128bが、クロック乗せ換え用FIFO123aから当該物理層データを読み出してレートアダプテーションを行う。
これとともに、アイドルコードカウンタ部32Gbが、レートアダプテーション部128bのレートアダプテーション用FIFOに格納される物理層データのインターフレームギャップに含まれるアイドルコードの個数を計数し、アイドルコード削減部42Kbが、アイドルコードカウンタ部32Gbによって計数されたアイドルコードの個数に基づいてインターフレームギャップの大きさをモニターし、レートアダプテーション部128bのレートアダプテーション用FIFOに格納される物理層データに含まれるインターフレームギャップを削減する。
そして、符号同期化部122bが、レートアダプテーション部128bのレートアダプテーション用FIFOからインターフレームギャップが平均化された物理層データを読み出し、読み出した物理層データに含まれるアイドルコードに基づいて同期を行い、データ抽出部121bが、当該物理層データを8ビット形式から10ビット形式に変換し、クライアントインタフェース光モジュール部110bを介して、変換後の物理層データをクライアントネットワーク20b側へ送信する。
上述してきたように、本実施例4では、アイドルコード削減部42Jaが、クライアント側から受信した物理層データに含まれるフレーム間ギャップの大きさが所定の閾値を越えていた場合に、当該フレーム間ギャップを、規定されている最小値まで削減するので、クロック乗せ換え用FIFOのオーバーフローを防止しつう、クライアント側からWDMネットワーク30側へ送信される物理層データの帯域幅を平衡化することができる。
また、本実施例4では、アイドルコード削減部42Kbが、クライアント側へ送信する物理層データに含まれるフレーム間ギャップの大きさが所定の閾値を越えていた場合に、当該フレーム間ギャップを、規定されている最小値まで削減するので、クロック乗せ換え用FIFOのオーバーフローを防止しつう、WDMネットワーク30側からクライアント側へ送信される物理層データの帯域幅を平衡化することができる。
以上、本発明の実施例について説明したが、いずれにおいても、ネットワーク構成を図15に示したようにタンデム状に構成して、かつ、周波数偏差のあるクライアント信号をトランスペアレント伝送する際にインターフレームギャップ長を最小付近にして帯域幅を変化させても、遠端のクライアント装置間でフレーム破棄を起こすことなくトランスペアレント伝送が可能となる。また、タンデム段数に制限をかけることなくトランスペアレントなネットワークを構築することも可能となる。
また、上記実施例において、物理層データ内のインターフレームギャップの挿入/削除を行っても、本来、クライアント装置間でトランスペアレント伝送したい物理層データであるフレームや、GbEの場合のオートネゴシエーション用のC1C2コードは、そのまま伝送することが可能である。したがって、インターフレームギャップの平均化を行った場合でも、トランスペアレントなネットワークを構築することは可能である。
また、上記実施例では、WDM伝送装置100、200、300および400について、それぞれ別々の実施例として説明したが、本発明はこれに限られるわけではなく、ひとつのWDM伝送装置が、WDM伝送装置100、200、300および400が有する機能を全て備えるようにしてもよいし、選択的に組み合わせて備えるようにしてもよい。それにより、より効率よくクライアントデータの帯域幅を平衡化することができるようになる。
また、上記実施例では、WDM伝送装置について説明したが、WDM伝送装置が有する構成をソフトウェアによって実現することで、同様の機能を有する帯域幅制御プログラムを得ることができる。そこで、この帯域幅制御プログラムを実行するコンピュータについて説明する。
図13は、本実施例に係る帯域幅制御プログラムを実行するコンピュータの構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、このコンピュータ500は、RAM(Random Access Memory)510と、CPU(Central Processing Unit)520と、HDD(Hard Disk Drive)530と、入出力インタフェース540と、クライアントネットワークインタフェース550と、WDMネットワークインタフェース560とを有する。
RAM510は、プログラムやプログラムの実行途中結果などを記憶するメモリであり、CPU520は、RAM510からプログラムを読み出して実行する中央処理装置である。
HDD530は、プログラムやデータを格納するディスク装置であり、入出力インタフェース540は、マウスやキーボードなどの入力装置および表示装置を接続するためのインタフェースである。
クライアントネットワークインタフェース550は、コンピュータ500をネットワーク経由でクライアント装置に接続するためのインタフェースであり、WDMネットワークインタフェース560は、ネットワーク経由で他のWDM伝送装置に接続するためのインタフェースである。
そして、このコンピュータ500において実行される帯域幅制御プログラム511は、たとえば、クライアントネットワークインタフェース550を介して接続されたクライアント装置のデータベースなどに記憶され、これらのデータベースから読み出されてコンピュータ500にインストールされる。
そして、インストールされた帯域幅制御プログラム511は、HDD530に記憶され、RAM510に読み出されてCPU520によって帯域幅制御プロセス521として実行される。
また、上記実施例において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示のように構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
さらに、各装置にて行われる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
(付記1)8B/10B符号化方式を用いて符号化されたクライアントデータをクライアント側と光通信ネットワーク側との間で伝送する光伝送装置であって、
前記クライアント側から受信したクライアントデータを前記光通信ネットワーク側へ送信する場合に、当該クライアント側のクロックと当該クロックより速い光伝送装置内のクロックとの速度差に応じた量のパディング信号を当該クライアントデータに挿入するパディング信号挿入手段と、
前記光通信ネットワーク側に接続された他の光伝送装置から受信したクライアントデータを前記クライアント側へ送信する場合に、当該クライアントデータに挿入されているパディング信号の割合に基づいて、当該クライアントデータを送信する際の基準となるクロックを当該クライアントデータが送信された場合に基準となったクロックに同期させるよう制御するクロック同期手段と、
を備えたことを特徴とする光伝送装置。
(付記2)前記クライアント側から受信したクライアントデータを蓄積する受信側バッファと、
前記受信側バッファに蓄積されたクライアントデータに含まれるフレーム間ギャップの大きさの平均値を算出し、算出した平均値に基づいて各フレーム間ギャップの大きさを平均化する受信側ギャップ平均化手段と、
をさらに備えたことを特徴とする付記1に記載の光伝送装置。
(付記3)前記クライアント側へ送信するクライアントデータを蓄積する送信側バッファと、
前記送信側バッファに蓄積されたクライアントデータに含まれるフレーム間ギャップの大きさの平均値を算出し、算出した平均値に基づいて各フレーム間ギャップの大きさを平均化する第二のギャップ平均化手段と、
をさらに備えたことを特徴とする付記1または2に記載の光伝送装置。
(付記4)前記クライアント側から受信したクライアントデータを蓄積する受信側バッファと、
前記受信側バッファに蓄積されたクライアントデータに含まれるフレーム間ギャップの大きさの平均値を算出し、大きさが算出した平均値以下であるフレーム間ギャップについてはアイドルコードを追加挿入して大きさを拡張する受信側ギャップ拡張手段と、
をさらに備えたことを特徴とする付記1に記載の光伝送装置。
(付記5)前記クライアント側へ送信するクライアントデータを蓄積する送信側バッファと、
前記送信側バッファに蓄積されたクライアントデータに含まれるフレーム間ギャップの大きさの平均値を算出し、大きさが算出した平均値以下であるフレーム間ギャップについてはアイドルコードを追加挿入して大きさを拡張する送信側ギャップ拡張手段と、
をさらに備えたことを特徴とする付記1または2に記載の光伝送装置。
(付記6)前記クライアント側から受信したクライアントデータに含まれるフレーム間ギャップの大きさが所定の閾値を越えていた場合に、当該フレーム間ギャップを所定の最小値まで削減する受信側ギャップ削減手段をさらに備えたことを特徴とする付記1に記載の光伝送装置。
(付記7)前記クライアント側へ送信するクライアントデータに含まれるフレーム間ギャップの大きさが所定の閾値を越えていた場合に、当該フレーム間ギャップを所定の最小値まで削減する送信側ギャップ削減手段をさらに備えたことを特徴とする付記1または2に記載の光伝送装置。
(付記8)8B/10B符号化方式を用いて符号化されたクライアントデータをクライアント側と光通信ネットワーク側との間で伝送する光伝送装置によって構成される光伝送システムであって、
第一の光伝送装置が、前記クライアント側から受信したクライアントデータを前記光通信ネットワーク側へ送信する場合に、当該クライアント側のクロックと当該クロックより速い光伝送装置内のクロックとの速度差に応じた量のパディング信号を当該クライアントデータに挿入するパディング信号挿入手段と、
第二の光伝送装置が、前記光通信ネットワーク側に接続された前記第一の光伝送装置から受信したクライアントデータを前記クライアント側へ送信する場合に、当該クライアントデータに挿入されているパディング信号の割合に基づいて、当該クライアントデータを送信する際の基準となるクロックを当該クライアントデータが送信された場合に基準となったクロックに同期させるよう制御するクロック同期手段と、
を備えたことを特徴とする光伝送システム。
(付記9)8B/10B符号化方式を用いて符号化されたクライアントデータをクライアント側と光通信ネットワーク側との間で伝送する光伝送装置に適用される帯域幅制御方法であって、
第一の光伝送装置が、前記クライアント側から受信したクライアントデータを前記光通信ネットワーク側へ送信する場合に、当該クライアント側のクロックと当該クロックより速い光伝送装置内のクロックとの速度差に応じた量のパディング信号を当該クライアントデータに挿入するパディング信号挿入工程と、
第二の光伝送装置が、前記光通信ネットワーク側に接続された前記第一の光伝送装置から受信したクライアントデータを前記クライアント側へ送信する場合に、当該クライアントデータに挿入されているパディング信号の割合に基づいて、当該クライアントデータを送信する際の基準となるクロックを当該クライアントデータが送信された場合に基準となったクロックに同期させるよう制御するクロック同期工程と、
を含んだことを特徴とする帯域幅制御方法。
(付記10)8B/10B符号化方式を用いて符号化されたクライアントデータをクライアント側と光通信ネットワーク側との間で伝送する光伝送装置に適用される帯域幅制御プログラムであって、
前記クライアント側から受信したクライアントデータを前記光通信ネットワーク側へ送信する場合に、当該クライアント側のクロックと当該クロックより速い光伝送装置内のクロックとの速度差に応じた量のパディング信号を当該クライアントデータに挿入するパディング信号挿入手順と、
前記光通信ネットワーク側に接続された他の光伝送装置から受信したクライアントデータを前記クライアント側へ送信する場合に、当該クライアントデータに挿入されているパディング信号の割合に基づいて、当該クライアントデータを送信する際の基準となるクロックを当該クライアントデータが送信された場合に基準となったクロックに同期させるよう制御するクロック同期手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする帯域幅制御プログラム。
以上のように、本発明に係る光伝送装置、光伝送システム、帯域幅制御方法および帯域幅制御プログラムは、伝送されるクライアント信号に周波数偏差がある場合に有用であり、特に、光伝送装置をタンデム状に接続して構成されたネットワークに適している。
本実施例1に係るWDM伝送装置の構成を示す図である。 クライアント信号の周波数偏差とパディング信号の挿入レートとの関係を示す図である。 本実施例1に係るWDM伝送装置による帯域幅制御の流れを説明するための図である。 本実施例2に係るWDM伝送装置の構成を示す図である。 インターフレームギャップ平均化処理部によるインターフレームギャップの平均化を示す図である。 本実施例2に係るWDM伝送装置による帯域幅制御の流れを説明するための図である。 本実施例3に係るWDM伝送装置の構成を示す図である。 アイドルコード最適化部によるインターフレームギャップの平衡化を示す図である。 本実施例3に係るWDM伝送装置による帯域幅制御の流れを説明するための図である。 本実施例4に係るWDM伝送装置の構成を示す図である。 アイドルコード削減部によるアイドルコードの削減を示す図である。 本実施例3に係るWDM伝送装置による帯域幅制御の流れを説明するための図である。 本実施例に係る帯域幅制御プログラムを実行するコンピュータの構成を示す機能ブロック図である。 従来の光伝送システムの一例を示す図である。 従来の光伝送システムにおけるレートアダプテーションを説明するための図(1)である。 従来の光伝送システムにおけるレートアダプテーションを説明するための図(2)である。 従来の光伝送システムにおけるレートアダプテーションを説明するための図(3)である。
符号の説明
10a,10b WDM伝送装置
11a,11b クライアントインタフェース光モジュール部
12a,12b クライアントインタフェース部
13a,13b ネットワークインタフェース部
14a,14b ネットワークインタフェース光モジュール部
20a,20b クライアントネットワーク
30 WDMネットワーク
100,100a,100b WDM伝送装置
110,110a,110b クライアントインタフェース光モジュール部
120,120a,120b クライアントインタフェース部
121,121a,121b データ抽出部
122,122a,122b 符号同期化部
123,123a クロック乗せ換え用FIFO
124,124a パディング信号挿入部
125,125a,125b 64B/65B符号化部
126,126a,126b スーパーブロック生成認識部
127,127b パディング信号除去部
128,128b レートアダプテーション部
129,129b パディング信号レート算出部
12A,12Ab 周波数同期制御部
12B,12Bb 電圧制御発振器
130,130a,130b ネットワークインタフェース部
140a,140b ネットワークインタフェース光モジュール部
200,200a,200b WDM伝送装置
220,220a,220b クライアントインタフェース部
22C,22Ca メモリバッファ部
22D,22Da インターフレームギャップ平均化処理部
22E,22Eb インターフレームギャップ平均化処理部
300,300a,300b WDM伝送装置
320,320a,320b クライアントインタフェース部
32F,32Fa アイドルコードカウンタ部
32G,32Gb アイドルコードカウンタ部
32H,32Ha アイドルコード最適化部
32I,32Ib アイドルコード最適化部
400,400a,400b WDM伝送装置
420,420a,420b クライアントインタフェース部
42J,42Ja アイドルコード削減部
42K,42Kb アイドルコード削減部
500 コンピュータ
510 RAM
511 帯域幅制御プログラム
520 CPU
521 帯域幅制御プロセス
530 HDD
540 入出力インタフェース
550 クライアントネットワークインタフェース
560 WDMネットワークインタフェース

Claims (8)

  1. 8B/10B符号化方式を用いて符号化されたクライアントデータをクライアント側と光通信ネットワーク側との間で伝送する光伝送装置であって、
    前記クライアント側から受信したクライアントデータを前記光通信ネットワーク側へ送信する場合に、当該クライアント側のクロックと当該クロックより速い光伝送装置内のクロックとの速度差に応じた量のパディング信号を当該クライアントデータに挿入するパディング信号挿入手段と、
    前記光通信ネットワーク側に接続された他の光伝送装置から受信したクライアントデータを前記クライアント側へ送信する場合に、当該クライアントデータに挿入されているパディング信号の割合に基づいて、当該クライアントデータを送信する際の基準となるクロックを当該クライアントデータが送信された場合に基準となったクロックに同期させるよう制御するクロック同期手段と、
    を備えたことを特徴とする光伝送装置。
  2. 前記クライアント側から受信したクライアントデータを蓄積する受信側バッファと、
    前記受信側バッファに蓄積されたクライアントデータに含まれるフレーム間ギャップの大きさの平均値を算出し、算出した平均値に基づいて各フレーム間ギャップの大きさを平均化する受信側ギャップ平均化手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の光伝送装置。
  3. 前記クライアント側へ送信するクライアントデータを蓄積する送信側バッファと、
    前記送信側バッファに蓄積されたクライアントデータに含まれるフレーム間ギャップの大きさの平均値を算出し、算出した平均値に基づいて各フレーム間ギャップの大きさを平均化する第二のギャップ平均化手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の光伝送装置。
  4. 前記クライアント側から受信したクライアントデータを蓄積する受信側バッファと、
    前記受信側バッファに蓄積されたクライアントデータに含まれるフレーム間ギャップの大きさの平均値を算出し、大きさが算出した平均値以下であるフレーム間ギャップについてはアイドルコードを追加挿入して大きさを拡張する受信側ギャップ拡張手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の光伝送装置。
  5. 前記クライアント側へ送信するクライアントデータを蓄積する送信側バッファと、
    前記送信側バッファに蓄積されたクライアントデータに含まれるフレーム間ギャップの大きさの平均値を算出し、大きさが算出した平均値以下であるフレーム間ギャップについてはアイドルコードを追加挿入して大きさを拡張する送信側ギャップ拡張手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の光伝送装置。
  6. 8B/10B符号化方式を用いて符号化されたクライアントデータをクライアント側と光通信ネットワーク側との間で伝送する光伝送装置によって構成される光伝送システムであって、
    第一の光伝送装置が、前記クライアント側から受信したクライアントデータを前記光通信ネットワーク側へ送信する場合に、当該クライアント側のクロックと当該クロックより速い光伝送装置内のクロックとの速度差に応じた量のパディング信号を当該クライアントデータに挿入するパディング信号挿入手段と、
    第二の光伝送装置が、前記光通信ネットワーク側に接続された前記第一の光伝送装置から受信したクライアントデータを前記クライアント側へ送信する場合に、当該クライアントデータに挿入されているパディング信号の割合に基づいて、当該クライアントデータを送信する際の基準となるクロックを当該クライアントデータが送信された場合に基準となったクロックに同期させるよう制御するクロック同期手段と、
    を備えたことを特徴とする光伝送システム。
  7. 8B/10B符号化方式を用いて符号化されたクライアントデータをクライアント側と光通信ネットワーク側との間で伝送する光伝送装置に適用される帯域幅制御方法であって、
    第一の光伝送装置が、前記クライアント側から受信したクライアントデータを前記光通信ネットワーク側へ送信する場合に、当該クライアント側のクロックと当該クロックより速い光伝送装置内のクロックとの速度差に応じた量のパディング信号を当該クライアントデータに挿入するパディング信号挿入工程と、
    第二の光伝送装置が、前記光通信ネットワーク側に接続された前記第一の光伝送装置から受信したクライアントデータを前記クライアント側へ送信する場合に、当該クライアントデータに挿入されているパディング信号の割合に基づいて、当該クライアントデータを送信する際の基準となるクロックを当該クライアントデータが送信された場合に基準となったクロックに同期させるよう制御するクロック同期工程と、
    を含んだことを特徴とする帯域幅制御方法。
  8. 8B/10B符号化方式を用いて符号化されたクライアントデータをクライアント側と光通信ネットワーク側との間で伝送する光伝送装置に適用される帯域幅制御プログラムであって、
    前記クライアント側から受信したクライアントデータを前記光通信ネットワーク側へ送信する場合に、当該クライアント側のクロックと当該クロックより速い光伝送装置内のクロックとの速度差に応じた量のパディング信号を当該クライアントデータに挿入するパディング信号挿入手順と、
    前記光通信ネットワーク側に接続された他の光伝送装置から受信したクライアントデータを前記クライアント側へ送信する場合に、当該クライアントデータに挿入されているパディング信号の割合に基づいて、当該クライアントデータを送信する際の基準となるクロックを当該クライアントデータが送信された場合に基準となったクロックに同期させるよう制御するクロック同期手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする帯域幅制御プログラム。
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