JP4360734B2 - Electronic skin care device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シミ、ソバカス、尋常性挫瘡、色素沈着、火傷跡などの治療、美肌化に著効を有する電子美肌器並びにそのイオン導入方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、美肌器や美顔器として超音波振動を皮膚に与えるものや、イオン導入を利用し薬効成分を効率よく皮膚内に吸収させる技術などが用いられてきた。しかし、これらの美肌器類はいずれも長期にわたる使用を行うと皮膚トラブルに見舞われることが少なくない。
【0003】
例えば超音波美顔器では超音波によるキャビテーションが起こり水分子同士が衝突することによって過酸化物が生成し、これが皮膚に軽度の炎症を起こす。そしてこれが使用の都度繰り返される事で数カ月から数年後に皮膚の角質や表皮が薄くなって炎症を起こしやすくなったり、炎症部位に色素が沈着してシミになったりするという事が比較的高い確率で見受けられた。
【0004】
また、イオン導入器では正イオンの薬剤を皮膚内に入れる時は、肌に触れる電極も正極であるため、皮膚との接触部分で水の電気分解が起こり、多量の発生期の活性酸素が生成する。この活性酸素そのものが直接細胞を破壊したり、過酸化物をつくり二次的に皮膚を酸化してダメージを与え、過敏症肌になったりメラニン色素の沈着を起こしシミになったりしていた。
【0005】
また、負に帯電する薬剤を皮膚内に導入する場合は、皮膚に接触する電極は負極であり、前記同様に水の電気分解で発生期の活性水素が多量に生成する。この活性水素もまた直接細胞を破壊したり、ダメージを与える大きな因子にもなっている。従って従来の美肌器や美顔器を使用すると一時的には皮膚の状態が良くなったかに思えるが、長期の連用により反対にトラブル肌になることがしばしばであった。
【0006】
それ故、家庭用の場合などは、最初だけ使用されるがそのうち肌の調子が良くないため使用されずに放置されてしまう場合が少なくなかった。このような状況下、皮膚にトラブルが出ない本当の意味での美肌・美顔器、或いは皮膚治療器が求められている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
かかる事情下に、長期連用でも皮膚にトラブルを発生しない安全な美肌器、そしてこれまで効果不充分と言われてきた美肌器に対し、充分な効果を短時間で得られる美肌器並びに該電子美肌器によるイオン導入方法の開発を本発明の解決課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
「請求項1」に記載の電子美肌器(A)は「施術部位の皮膚に超音波振動を付与する超音波振動部(3)が導電性素材で出来ており、超音波振動部(3)が施術部位の皮膚に有効成分のイオンを導入するためのイオン導入電極(1)と共通するようになっている電子美肌器(A)であって、前記イオン導入電極(1)の対極で人体に接触する第2電極(2)が、前記イオン導入電極(1)が設けられている主装置(a)の、同装置(a)を持つ側の腕或いは手の接触部位に設けられ、前記イオン導入電極(1)に、主極性に対する逆極性の比を100:30〜10とした周波数800Hz〜5kHzのパルス波の交番電流を印加すると共に、前記超音波振動部(3)の超音波振動子(3a)として中心周波数1MHzのセラミック素子を用い、この超音波振動子(3a)に、時間と共に周波数を1/2〜3Hzのサイクルで変化させた複数波長の交番電流を印加する」事を特徴とする。
【0009】
「請求項2」に記載の電子美肌器(A)は「施術部位の皮膚に有効成分のイオンを導入するためのイオン導入電極(1)と、前記イオン導入電極(1)を介して施術部位の皮膚に超音波振動を付与する超音波振動部(3)とを有する電子美肌器(A)であって、前記イオン導入電極(1)の対極で人体に接触する第2電極(2)が、前記イオン導入電極(1)が設けられている主装置(a)の、同装置(a)を持つ側の腕或いは手の接触部位に設けられ、前記イオン導入電極(1)に、主極性に対する逆極性の比を100:30〜10とした周波数800Hz〜5kHzのパルス波の交番電流を印加すると共に、前記超音波振動部(3)の超音波振動子(3a)として中心周波数1MHzのセラミック素子を用い、この超音波振動子(3a)に、時間と共に周波数を1/2〜3Hzのサイクルで変化させた複数波長の交番電流を印加する」事を特徴とする。
【0010】
「請求項3」に記載の電子美肌器(A)は「施術部位の皮膚に超音波振動を付与する超音波振動部(3)の少なくとも皮膚に臨む施術面材(1a)が導電性素材で形成されており、前記施術面材(1a)が施術部位の皮膚に有効成分のイオンを導入するためのイオン導入電極(1)となっている電子美肌器(A)であって、前記イオン導入電極(1)の対極で人体に接触する第2電極(2)が、前記イオン導入電極(1)が設けられている主装置(a)の、同装置(a)を持つ側の腕或いは手の接触部位に設けられ、前記イオン導入電極(1)に、主極性に対する逆極性の比を100:30〜10とした周波数800Hz〜5kHzのパルス波の交番電流を印加すると共に、前記超音波振動部(3)の超音波振動子(3a)として中心周波数1MHzのセラミック素子を用い、この超音波振動子(3a)に、時間と共に周波数を1/2〜3Hzのサイクルで変化させた複数波長の交番電流を印加する」事を特徴とする。
【0011】
「請求項1」〜「請求項3」に記載の本発明によれば、イオン導入電極(1)と超音波振動部(3)とを同時に作動させることで、超音波振動によりイオン化された有効成分の皮膚へのイオン導入を大幅に促進させることが出来、充分な効果を短時間で得られた。その結果、使用時間を短くしても十分なイオン導入効果が得られるので、皮膚の強い人は勿論、皮膚の弱い人が長期連用しても皮膚にトラブルを発生しない安全な美肌器(A)とする事が出来た。とりわけ、「イオン導入電極(1)に、主極性に対する逆極性の比を100:30〜10とした周波数800Hz〜5kHzのパルス波の交番電流を印加すると共に、前記超音波振動部(3)の超音波振動子(3a)として中心周波数1MHzのセラミック素子を用い、この超音波振動子(3a)に、時間と共に周波数を1/2〜3Hzのサイクルで変化させた複数波長の交番電流を印加する」ことにより、皮膚へのダメージが大幅に軽減され、超音波振動を併用することで皮膚へのイオン導入を大幅に促進させることが出来、充分な効果を短時間で得られるようになり、従来の美肌器では考えられなかったような大いなる美容効果を得る事が出来るようになった。また、「イオン導入電極(1)の対極で人体に接触する第2電極(2)が、イオン導入電極(1)が設けられている主装置(a)の、同装置(a)を持つ側の腕或いは手の接触部位に設けられ」ているので、主装置(a)を握る或いはタッチするだけで第2電極(2)の人体との接触が図られ、使い勝手が非常によい。
【0012】
「請求項4」〜「請求項6」は電極(1)の材質に関し、超音波振動部(3)の材質が「金属或いは金属メッキ」、「カーボン又はカーボン或いは金属を含有する素材」又は「半導体」により形成されている事を特徴とする。
【0013】
超音波振動子(3a)を取り付け、直接或いは間接に肌に接触する超音波振動部(3)は、イオン導入電極(1)と併用されるため導電性の材質でなければならない。特に肌に接触する部位[=施術面材(1a)]は表面だけであるから、表面をメッキしたり導電性プラスチックで被覆するなどの方法を採用してもよい。また、導電性の度合いは人体抵抗が高いので、数μA〜数mA程度の電流が流せれば実用化出来る場合も少なくないので、半導体レベルのものであっても差し支えない。
【0014】
また、金属酸化物の焼結体なども実用になるものもあり、一般的にはコスト面や耐久性などからグラファイトや金属を用いる事が望ましい。イオン導入電極(1)の少なくとも皮膚に臨む施術面材(1a)は、直接肌に接触させて使用される場合もあるので、金属アレルギに配慮してチタン、アルミニウム、ステンレスなども好ましい材料である。
【0015】
前記イオン導入電極(1)は、超音波振動子(3a)用の振動体として共用になっており、超音波振動を掛けながら同時にイオン導入が行えるような構造になっている。前記イオン導入電極(1)は、超音波振動子(3a)の特性によっては、絶縁する必要がある場合もある。
【0016】
電極は美肌器(A)の主装置(a)側に設けられるイオン導入電極(1)と、人体の他の部分に取り付けられる第2電極(2)とで構成されるが、第2電極(2)も人体に接するので、例えばチタン、アルミニウム、ステンレスなどイオン導入電極(1)と同じ材料で構成する事が望ましい。
【0020】
一般に人体に接触する第2電極(2)は、イオン導入電極(1)が設けられている主装置(a)とは別体となっており、例えば主装置(a)を握っている方の反対の腕や或いは足に装着して使用されるが、このような形式のものはわざわざ第2電極(2)の着脱を要し煩わしい。しかしながら、主装置(a)の、同装置(a)を持つ側の腕或いは手の接触部位、例えば、握り部分(5c)或いは押しボタン(5d)、カールコード(5e)、リストバンド(5f)のように一体的に設けてある場合、主装置(a)を握る或いはタッチ又は嵌めるだけで第2電極(2)の人体との接触が図られ、使い勝手が非常によい。
【0026】
【発明の実施の態様】
本発明を図示実施例と共に説明する。本発明に係る美肌器(A)のブロックダイヤグラムは図1の通りであり、これによれば回路的にはイオン導入回路部と超音波振動回路部並びに両部に電流を供給する電流供給部とで構成されている。そして、イオン導入回路部にイオン導入電極(1)と、これと対となる第2電極(2)とが接続されてイオン導入器部が構成され、超音波振動回路部に超音波振動子(3a)が接続されて超音波振動発生部が構成されている。
【0027】
前記イオン導入器部は発振部、極性変換部、コントロール部、出力増幅部とで構成されており、発振部とコントロール部とは極性変換部に接続され、極性変換部は出力増幅部に接続され、両電極(1)(2)が出力増幅部に接続されている。
【0028】
一方、超音波振動回路部は、発振部、周波数変換部、コントロール部、出力増幅部とで構成されており、発振部及びコントロール部は周波数変換部に接続され、前記周波数変換部が出力増幅部に接続され、超音波振動子(3a)が出力増幅部に接続されている。電流供給部は、外部電源(4)或いは電池(図示せず)を電源として両部に電流を供給している。
【0029】
本発明の特徴的部分は、イオン導入電極(1)と超音波振動子(3a)とが協働して作用するように一体化されている点である。即ち、図2に示すように本器(A)の主装置(a)はハンディタイプで、絶縁性のボディ(5)のヘッド部分(5a)に超音波振動子(3a)とイオン導入電極(1)とが収納されている。前記ヘッド部分(5a)の前面には、通孔(5b)が穿設されており、カップ形のイオン導入電極(1)が嵌め込まれ、通孔(5b)から前面外方に突出している。そしてイオン導入電極(1)の内面側には絶縁体(6)を介して超音波振動子(3a)が取り付けられ、超音波振動が絶縁体(6)を介してイオン導入電極(1)に伝達するようになっている。
【0030】
前記イオン導入電極(1)は皮膚に直接薬剤を塗布した場合には、皮膚に直接接して使用され、脱脂綿やガーゼ等の担持材に薬剤を含ませた場合には担持材を介して皮膚に接するが、皮膚に直接接して使用される事もある事を考えれば、金属アレルギーを緩和させる意味からイオン導入電極(1)そのものは勿論、少なくとも皮膚に臨むイオン導入電極(1)の施術面材(1a)は例えばチタン、アルミニウム、非ニッケルステンレスなどで構成されている事が望ましい。勿論、第2電極(2)も肌に接して使用されるので、イオン導入電極(1)と同様チタン、アルミニウム、非ニッケルステンレスなどで構成する事が望ましい。
【0031】
また、施術時、電流は人体を通って電極(1)(2)間を流れるが、人体抵抗が高いため数μA〜数mA程度の電流が流れるだけで十分であるので、前記電極(1)(2)の導電性の度合いは必ずしも高いものでなくともよく、主装置(a)側にあっては超音波振動子(3a)とイオン導入電極(1)の間を絶縁する絶縁体(6)の表面を金属メッキする事でメッキ部分をイオン導入電極(1)とする事も出来るし、絶縁体(6)の表面を導電性プラスチックで被覆し、これをイオン導入電極(1)とするなどの方法を用いても差し支えない。前記導電性のレベルは高くなくともよいので、半導体レベル程度のものであっても差し支えない。また、前記絶縁体(6)としては金属酸化物の焼結体のようなものでもよい。一般的には電極(1)(2)にはコスト面や耐久性などからグラファイトや金属を用いることが望ましい。
【0032】
前記第2電極(2)は使用者の人体の何れかに接触しておれば足り、その形状は、棒状でも円形でも特にこだわらず、時計のバンド状で腕につけるタイプ、クリップ状のタイプ、棒状で握るタイプ、貼り付けるタイプなどを用いても良い。第2電極(2)は本装置(A)の主装置(a)のボディ(5)に設置されておれば、よりその使用が簡便になる。その例を図3〜8に示す。
【0033】
図3は、第2電極(2)をボディ(5)のグリップ(5c)に第2電極(2)となるプレート(2a)を巻着した例で、この場合は本装置(A)の使用者が主装置(a)のボディ(5)のグリップ(5c)を握るだけで第2電極(2)となるプレート(2a)が人体に接触することになり、従来のように別途第2電極を足に嵌めたりする必要がなく使い勝手が良い。
【0034】
図4は、ボディ(5)の背面に設けられたタッチボタン(2b)で、使用中、使用者が指でタッチするだけでよい。図5はボディ(5)から導出されたコード類を保護する保護部材(2c)を筒状の導電性網とした例で、保護部材(2c)を腕に巻くだけで通電がとれる。図6、7はボディ(5)に取り付けられた第2電極(2)となる湾曲部材で構成されたリストバンド(2d)(2e)で、使用者の手首に嵌めるだけで通電を取ることが出来る。図6、7は、リストバンド(2d)(2e)の開口方向が互いに逆向きである。図8は、ボディ(5)にグリップ(5c)がないタイプで、ボディ(5)の背面にリストバンドと同じような一対の湾曲部材で構成されたハンドリスト(2f)が設けられており、利用者が手を通し、ボディ(5)を背面から握るだけで通電が取れるようになっている。ハンドリストに代えて通電性の手袋としてもよい。
【0035】
図2の概略図では、回路は主装置(a)のボディ(5)の外に配置されているように記載されているが、実際はボディ(5)内に十分収納できる大きさのもので、超音波振動回路部とイオン導入回路部、電流供給部等はボディ(5)内にコンパクトに収納される。外部電源を使用する場合は電流供給部からプラグ付きのコードが引き出され、コードレスの場合は、いわゆる電池(蓄電池を含む)等の電源などを収納する。
【0036】
本発明に使用される超音波振動子(3a)はコイル形でもセラミック素子でもかまわないが、最近はコスト的にもセラミック素子が多用される。超音波振動子(3a)に印加する電流は概ね1kHz〜50MHzであり、好ましくは10kHz〜10MHzである。更に好ましくは、コイル形の場合10kHz〜100kHzであり、セラミック素子の場合100kHz〜5MHzである。印加電流の波形は一般には方形波が用いられるが、必要に応じて三角波、正弦波などや複雑な信号波形、パルス波などを用いてもかまわない。更には複数の波長を与えてもかまわない。
【0037】
後に実験例で説明するが、超音波振動子(3a)に複数波長の交番電流を印加する事により好ましい結果を得ている。複数波長の電流を印加する場合は、複数の波長の電流を同時に流しても良いし、また時間と共に超音波振動子(3a)への印加電流の周波数を変化させても良い。変化のサイクルは1/10〜100Hzであり、好ましくは1/3〜10Hzで、更に好ましくは1/2〜3Hz程度である。
【0038】
イオン導入電極(1)に印加する電流は、直流を用いたり、交番電流と直流を組み合わせて用いる。また直流電流を用い、時間と共に極牲を変化させ、交番電流としても良く、この方法により薬剤の透過量を増加させる事が出来ただけでなく肌への刺激も著減する事が出来るなど極めて好ましい結果を得ている。
【0039】
また、直流のパルス波、すなわち矩形波の方が更に好結果が得られている。パルス波の周波数は200Hz〜40kHz、好ましくは400Hz〜10kHz、更に好ましくは800Hz〜5kHzである。直流を用いて極性を時間と共に変化させる交番電流の場合は、周波数はパルス波の矩形波と同じであるが、主極性に対する逆極性の比は100:80〜2で、好ましくは100:50〜5、更に好ましくは100:30〜10である。
【0040】
以下、本発明について具体例をもって詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例)
図4に示す実験装置を用いて薬剤の皮膚透過量を測定した。まず、図4に示す実験装置に付いて簡単に説明する。薬剤[ここでは1%のL−アスコルビン酸ナトリウム(ビタミンCナトリウム)]の透過量を測定するための試料(7)として屠殺したウイスターラットの背部の毛を剃った皮膚を用いた。試料(7)の表面側に前記薬剤(1%のL−アスコルビン酸ナトリウム 1ミリ・リットル)を含浸させたスポンジ(6)を介してイオン導入陰極(1)に超音波振動子(3a)を固着一体化したものを設置し、試料(7)の内側に生理食塩水を充填した筒(8)を設置し、更に前記生理食塩水を充填した筒(8)の他端に第2電極(2)を取り付け、イオン導入陰極(1)と第2電極(2)との間に電圧を印加すると共に超音波振動子(3a)を作動させて試料(7)である皮膚表面に超音波振動を印加してL−アスコルビン酸の透過量を測定した。
【0041】
前記超音波振動子(3a)が取り付けられているイオン導入電極(1)は、ステンレスSUS313の打ち抜きを用いたものを使用している。第2電極(2)も同じ材質とした。
【0042】
超音波振動子(3a)は、セラミックタイプで中心周波数1MHzのものを用い、超音波振動子(3a)とイオン導入電極(1)との間に介装される絶縁体(6)にはポリエステルフィルムを用いた。超音波発振器は水晶発振とし、コントロール部で周波数を変化できるようにした。
【0043】
イオン導入器部の発振部も同様でLSIによりコントロールができるタイプにした。超音波振動部の発振部は必要に応じてCR発振も用い、各波形が使用できるようにした。
【0044】
L−アスコルビン酸の透過量の分析は主として高速液体クロマトグラフ法、必要に応じてインドフェノール法を用いた。この実験でL−アスコルビン酸はシミ、ソバカスの原因であるメラニン色素を透明化したり、皮膚内での新たなメラニン色素の合成を阻害する効果と皮膚に栄養を補給する効果を持つ。従って、L−アスコルビン酸が透過しやすく、大量に皮膚内に供給されることで前記効果を得る事が出来る。勿論、薬剤はL−アスコルビン酸に限られるものでなく、例えばベルベリンのようなものも使用できる。なお、L−アスコルビン酸を使用する場合は、イオン導入電極(1)を正極として使用し、ベルベリンの場合は負極として使用する。
【0045】
薬剤皮膚透過の実験における基準として、直流電圧6Vを電極に印加した場合の透過量を100とし、種々の条件下で行った実験データを「表1」にまとめた。なお、透過時間はすべて30分である。
【0046】
【表1】
【0047】
表1中、各条件の内容は以下の通りである。
「超音波条件1」とは、8Vの電圧を超音波振動子(3a)に印加し、1MHzの超音波だけを皮膚に加えた場合、
「超音波条件2」とは、40Vの電圧を超音波振動子(3a)に印加し、1MHzの超音波だけを皮膚に加えた場合、
「超音波条件3」とは、8Vの電圧を超音波振動子(3a)に印加し、5波長を重畳させた超音波だけを皮膚に加えた場合、
「超音波条件4」とは、8Vの電圧を超音波振動子(3a)に印加し、2Hzで5つの波長の超音波だけを0.4秒ずつ順次加えた場合である。前記5波長の波長の例は、325kHz、258kHz、890kHz、1MHz、1.6MHzを採用した。
【0048】
表1に示す通り、イオン導入電極(1)への印加電圧0Vでイオン導入を行わない場合(比較例1)では判定は5以下であり、ほとんどL−アスコルビン酸は皮膚に吸収されていないことが判る。また、一般にマッサージや美顔器で使われる1MHzの超音波だけの場合(比較例2)では16、その出力を5倍にした場合(比較例3)は49となるが、この場合超音波振動はかなり強い振動で、実際の使用に際しては皮膚に炎症等が相当ひどく起こると思われ実用にならない。これらから超音波だけでは薬剤の皮膚透過量は非常に限られたものであることが分かる。
【0049】
イオン導入の方法は、過去にも種々検討されているが、比較的効果的と思われる特公平2−8746号公報に記載の方法(比較例6=DC−6Vに40Hzの交番電流を重畳させてイオン導入電極(1)に印加した場合、超音波の併用なし)も試みた。この方法では、基準例(直流電圧6Vを電極に印加してイオン導入だけを行った場合、超音波の併用なし;評価100)に対して、162とかなりの高成績であり、イオン導入単独方法としては良い方法であった。
【0050】
これに対して、6Vの直流電圧をイオン導入電極(1)に印加しつつ、超音波条件1(8Vの電圧を超音波振動子(3a)に印加し、1MHzの超音波だけを皮膚に印加)を併用した場合(実験例1)、475と高い値を示した。
【0051】
また、正方向へ80%、逆方向へ20%とした6V、1kHzのパルス波の交番電流をイオン導入電極(1)に印加し、超音波の併用なしの場合(比較例7)では、先の交番方法(比較例2)より更に効率の良い値226を示した。しかし、これら各比較例として示すイオン導入単独方式に比し、後述する超音波とイオン導入を同時に行った場合(実験例1〜6)は、いずれも前記単独方式の透過量をはるかにしのぐ高成績を示した。
【0052】
直流電流6Vをイオン導入電極(1)に印加してイオン導入を行うのと同時に8Vの電圧を超音波振動子(3a)に印加し、一般に用いられる1kHzの超音波振動を発生させてこれを皮膚に加えた場合(実験例1)、475とイオン導入単独方式の約5倍、超音波単独方式の実に30倍近い透過量を実現した。
【0053】
更に、正方向80%,逆方向20%のパルス波で1kHzの交番電流をイオン導入電極(1)に印加し、これに「超音波条件1」の8Vの電圧を超音波振動子(3a)に印加して1MHzの超音波を同時に皮膚に加えた場合(実験例3)、即ち交番電流と超音波の併用で674の透過量を得た。
【0054】
また、超音波振動子(3a)に「超音波条件2」の、印加する電圧を40Vと実験例3の5倍とした場合(実験例4)では、実用性は乏しいが1451とやはり約2倍の透過量を示した。
【0055】
なお、超音波振動子(3a)に印加する電圧を40Vと実験例1の5倍とした場合(実験例2)では実用性は乏しいが928と約2倍の透過量を示した。
【0056】
更に、正方向80%,逆方向20%のパルス波で1kHzの交番電流を電極に印加し、これに「超音波条件3」である8Vの電圧を超音波振動子に印加して5つの波長を重畳させた超音波を同時に加えた場合(実験例5)826の透過量を得た。
【0057】
また、正方向80%,逆方向20%のパルス波で1kHzの交番電流をイオン導入電極(1)に印加し、これに「超音波条件4」である8Vの電圧を超音波振動子に印加して2Hzで5つ波長を0.4秒ずつ加えた場合(実験例6)、925の透過量と、はるかに優れた透過量を示した。これは一般のイオン単独導入法の10倍近い量である。
【0058】
このことからイオン導入と超音波の併用は、皮膚に負担をかけずより多くの有効成分を皮膚内に導入できる極めて画期的な導入方法である事が理解される。本明細書においてはデータとして示していないが、ドンリュウ系ラットやウサギの皮膚でも同様の結果が得られた。また、感光素101や感光素401などの化粧品原料やプラスに帯電する塩酸ベルベリン等の薬剤でも同様の結果を得た。なお、プラスに帯電する薬剤の場合は超音波と併用する電極を正極に変更して用いた。
【0059】
次に、L−アスコルビン酸ナトリウム1%液を皮膚に塗布し、6Vの直流電圧を電極に印加してイオン導入を10分間行った場合、皮膚に発赤、丘疹、痒み等が生じた5名の女性及び8Vの電圧を超音波振動子に印加する事で1MHz超音波を発生させる通常の超音波美顔器を10分間使用し、皮膚に異常を感じた女性5名に対し(このうち3名は両方で皮膚トラブルを起こす)以下の条件で再度治験を行った。その結果を以下に示す。
【0060】
【表2】
【0061】
A〜Eの治験者は、前記イオン導入で皮膚トラブルを起こしている人であり、F〜Jの治験者は、前記8Vの印加電圧で1MHzの超音波振動を発生させる通常の美顔器で皮膚トラブルを起こしている人であり、DEFの3名はその両方で皮膚トラブルを起こしている人である。
【0062】
DC6Vによるイオン導入だけ(基準例)で「痒み」のあった治験者Bは、特公平2−8746号記載の方法である「DC6Vに40Hz、6Vの交番電流を重畳させてイオン導入電極(1)に印加してイオン導入だけ」を行った場合(比較例6)では、「発赤」にトラブルが低減したので、DC6Vの(基準例)よりはややマイルドな施術方法である事が分かる。
【0063】
正方向80%、逆方向20%、6V、1kHzのパルス波交番電流を電極に印加してイオン導入だけを行った場合(比較例7)では、治験者Aは、「発赤」から「変化なし」へ、「痒みを伴った赤発」を生じていた治験者Dは「発赤」だけにトラブルが低減し、A〜Fの合計6人中3名(A、B、D)に皮膚トラブルが低減している。
【0064】
この方法に通常の1MHzの超音波を加えた場合、即ち、正方向80%逆方向20%、6V、1kHzのパルス波交番電流を電極に印加してイオン導入を行うと同時に8Vの電圧を超音波振動子に印加して1MHzの超音波同時に加えた場合(実験例3)、イオン導入だけでトラブルを起こすグループ5名の内、3名に付いてはトラブルが低減したままで、超音波でトラブルを起こす人7名中3名が低減している。すなわち、正方向80%、逆方向20%、6V、1kHzのパルス波交番電流をイオン導入電極(1)に印加して行うイオン導入に1MHzの超音波を組み合わせるとかなり皮膚トラブルが減ずることが分かる。この傾向は6Vの直流電流をイオン導入電極(1)に印加して行うイオン導入に1MHzの超音波を組み合わせた場合(実験例1)に付いても言え、トラブルは1名減っている。
【0065】
更に正方向80%、逆方向20%、6V、1kHzのパルス波交番電流をイオン導入電極(1)に印加してイオン導入を行うと同時に8Vの電圧を超音波振動子(3a)に印加して5つの波長を重畳させた超音波を加えた場合(実験例5)や、正方向80%、逆方向20%、6V、1kHzのパルス波交番電流をイオン導入電極に(1)印加してイオン導入を行うと同時に8Vの電圧を超音波振動子(3a)に印加して2Hzで5つの波長の超音波を印加した場合(実験例6)は更に低減しており、(実験例5)では10名中5名が変化なし、すなわちトラブルがなくなっており、他の人も全員トラブルが低減している。
【0066】
(実験例6)の5波長2Hz系では10人中7名が「変化なし」になり、3名もトラブルが低減しており、極めてマイルドに施術が行える電子美肌器であることが明確になった。
【0067】
【発明の効果】
これらの結果から本発明に係る電子美肌器は、超音波振動とイオン導入を同時に施術する事ができるので、長期連用でも皮膚に与える負担が極めて少なく、皮膚にトラブルを発生しないと言う点や、従来法に比し極めて効率的に皮膚の中に有効成分を導入吸収でき、従って施術時間が短縮できるという利点がある。
【0068】
更に、イオン導入電極に印加される電流を交番電流にしたり或いは前記交番電流の極性変換を時間と共に変化させ且つこれらに超音波を併用することで薬剤の浸透量を飛躍的に増やす事が出来る。
【0069】
また、超音波振動子に複数の波長が重畳した電流を印加する事で、或いは超音波振動子に印加される電流の波長を時間と共に変化させる事で、薬剤の皮膚への浸透量を飛躍的に増加させる事が出来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置のブロック回路図
【図2】本発明装置の第1実施例の概略断面図
【図3】本発明装置の第2実施例の概略断面図
【図4】本発明装置の第3実施例の概略断面図
【図5】本発明装置の第4実施例の概略断面図
【図6】本発明装置の第5実施例の概略断面図
【図7】本発明装置の第6実施例の概略断面図
【図8】本発明装置の第7実施例の概略断面図
【図9】本発明の実験装置の概略断面図
【符号の説明】
(A) 電子美肌器
(1) イオン導入電極
(2) 第2電極
(3a) 超音波振動子
(4) 外部電源
(5) ボディ
(6) 絶縁体[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to an electronic skin beautifier that has a significant effect on the treatment of skin spots, buckwheat, acne vulgaris, pigmentation, burn scars, and the like, and an iontophoresis method thereof.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a skin beautifier or a facial device that imparts ultrasonic vibration to the skin, or a technique that efficiently absorbs medicinal components into the skin using iontophoresis has been used. However, these skin beautifiers often suffer from skin problems when used for a long time.
[0003]
For example, in an ultrasonic facial device, cavitation due to ultrasonic waves occurs, and water molecules collide with each other to generate peroxide, which causes mild inflammation on the skin. And when this is repeated every time it is used, the skin's keratin and epidermis become thinner and more prone to inflammation after several months to several years, or there is a relatively high probability that pigmentation will deposit on the inflamed area and it will become a stain. It was found in.
[0004]
In addition, in the iontophoresis, when a positive ion drug is put into the skin, the electrode that touches the skin is also the positive electrode, so water electrolysis occurs at the contact area with the skin, and a large amount of active oxygen is generated during the nascent stage. To do. This active oxygen itself directly destroys cells, or forms peroxides, and secondary oxidizes and damages the skin, resulting in hypersensitivity skin and melanin deposition, causing spots.
[0005]
When a negatively charged drug is introduced into the skin, the electrode in contact with the skin is a negative electrode, and a large amount of active hydrogen in the nascent stage is generated by electrolysis of water as described above. This active hydrogen is also a major factor that directly destroys and damages cells. Therefore, it seems that the skin condition temporarily improved when using a conventional skin-care device or face-care device, but on the other hand, troubled skin was often caused by long-term continuous use.
[0006]
Therefore, in the case of home use etc., it is used only at the beginning, but there are many cases where it is left unused without being used because the skin condition is not good. Under such circumstances, there is a need for a true skin / facial device or skin treatment device that does not cause any trouble on the skin.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
Under such circumstances, a safe beautifying device that does not cause trouble on the skin even after long-term use, and a beautifying device that can obtain a sufficient effect in a short time for the beautifying device that has been said to be ineffective, and the electronic beautifying skin. Development of an ion introduction method using a vessel is a problem to be solved by the present invention.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The electronic skin beautifier (A) according to
[0009]
The electronic skin beautifier (A) according to
[0010]
The electronic skin beautifier (A) described in "
[0011]
According to the present invention described in "
[0012]
“
[0013]
The ultrasonic vibration part (3) to which the ultrasonic vibrator (3a) is attached and directly or indirectly contacts the skin must be made of a conductive material because it is used in combination with the iontophoretic electrode (1). In particular, since the part [= the treatment surface material (1a)] that contacts the skin is only the surface, a method of plating the surface or covering with a conductive plastic may be employed. In addition, since the degree of conductivity is high in human resistance, there are many cases where it can be put into practical use when a current of about several μA to several mA can flow, and it may be of the semiconductor level.
[0014]
In addition, some metal oxide sintered bodies become practical, and it is generally desirable to use graphite or metal in view of cost and durability. Since the treatment surface material (1a) facing at least the skin of the iontophoretic electrode (1) may be used in direct contact with the skin, titanium, aluminum, stainless steel and the like are also preferable materials in consideration of the metal allergy. .
[0015]
The ion introduction electrode (1) is shared as a vibrating body for the ultrasonic transducer (3a), and has a structure in which ions can be introduced simultaneously while applying ultrasonic vibration. The iontophoretic electrode (1) may need to be insulated depending on the characteristics of the ultrasonic transducer (3a).
[0016]
The electrode is composed of an iontophoretic electrode (1) provided on the main device (a) side of the skin beautifying device (A) and a second electrode (2) attached to the other part of the human body. Since 2) is also in contact with the human body, it is desirable to use the same material as the iontophoretic electrode (1), such as titanium, aluminum, and stainless steel.
[0020]
In general, the second electrode (2) that contacts the human body is separate from the main device (a) provided with the iontophoretic electrode (1). For example, the second electrode (2) that holds the main device (a) Although it is used by being worn on the opposite arm or leg, such a type requires both the attachment and detachment of the second electrode (2). However, the contact part of the arm or hand of the main apparatus (a) on the side having the apparatus (a), for example, the grip part (5c) or push button (5d), curl cord (5e), wristband (5f) In this case, the second electrode (2) can be brought into contact with the human body simply by grasping, touching or fitting the main device (a), and the usability is very good.
[0026]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
The present invention will be described with the illustrated embodiments. The block diagram of the skin beautifying apparatus (A) according to the present invention is as shown in FIG. 1, and according to this, an ion introduction circuit part and an ultrasonic vibration circuit part and a current supply part that supplies current to both parts and It consists of Then, an ion introduction electrode (1) and a second electrode (2) paired with the ion introduction electrode (1) are connected to the ion introduction circuit portion to constitute an ion introduction portion, and an ultrasonic vibrator ( 3a) is connected to form an ultrasonic vibration generator.
[0027]
The ion introducer unit includes an oscillation unit, a polarity conversion unit, a control unit, and an output amplification unit. The oscillation unit and the control unit are connected to the polarity conversion unit, and the polarity conversion unit is connected to the output amplification unit. Both electrodes (1) and (2) are connected to the output amplifier.
[0028]
Meanwhile, the ultrasonic vibration circuit unit includes an oscillation unit, a frequency conversion unit, a control unit, and an output amplification unit. The oscillation unit and the control unit are connected to the frequency conversion unit, and the frequency conversion unit is an output amplification unit. The ultrasonic transducer (3a) is connected to the output amplifier. The current supply unit supplies current to both parts using an external power source (4) or a battery (not shown) as a power source.
[0029]
The characteristic part of the present invention is that the iontophoretic electrode (1) and the ultrasonic transducer (3a) are integrated so as to work in cooperation. That is, as shown in FIG. 2, the main device (a) of the device (A) is a handy type, and an ultrasonic transducer (3a) and an iontophoretic electrode (3a) are connected to the head portion (5a) of the insulating body (5). 1) and are stored. A through hole (5b) is formed in the front surface of the head portion (5a), and a cup-shaped iontophoretic electrode (1) is fitted into the head portion (5a) and protrudes outward from the through hole (5b). An ultrasonic transducer (3a) is attached to the inner surface of the iontophoretic electrode (1) via an insulator (6), and ultrasonic vibration is applied to the iontophoretic electrode (1) via the insulator (6). To communicate.
[0030]
When the drug is directly applied to the skin, the iontophoretic electrode (1) is used in direct contact with the skin, and when the drug is included in a support material such as absorbent cotton or gauze, the ion introduction electrode (1) is applied to the skin via the support material. Considering that it may be used in direct contact with the skin, the treatment surface material of the iontophoretic electrode (1) facing at least the skin as well as the iontophoretic electrode (1) itself in order to alleviate metal allergy (1a) is preferably made of, for example, titanium, aluminum, non-nickel stainless steel, or the like. Of course, since the second electrode (2) is also used in contact with the skin, it is desirable that the second electrode (2) is made of titanium, aluminum, non-nickel stainless steel, or the like, similar to the iontophoretic electrode (1).
[0031]
Also, during the treatment, current flows between the electrodes (1) and (2) through the human body, but since the human body resistance is high, it is sufficient that a current of about several μA to several mA flows, so the electrode (1) The degree of conductivity of (2) is not necessarily high. On the main device (a) side, an insulator (6) that insulates between the ultrasonic transducer (3a) and the iontophoretic electrode (1). ) Can be used as the ion introduction electrode (1), or the surface of the insulator (6) is covered with a conductive plastic, which is used as the ion introduction electrode (1). It is possible to use a method such as Since the level of conductivity need not be high, it may be of the order of the semiconductor level. The insulator (6) may be a metal oxide sintered body. In general, it is desirable to use graphite or metal for the electrodes (1) and (2) from the viewpoint of cost and durability.
[0032]
It is sufficient that the second electrode (2) is in contact with any one of the user's human bodies, and the shape of the second electrode (2) is not particularly sticking or circular, but it is a watch band type that is attached to the arm, a clip type, A stick-shaped type or a pasting type may be used. If the second electrode (2) is installed on the body (5) of the main device (a) of the present device (A), its use becomes easier. Examples thereof are shown in FIGS.
[0033]
Fig. 3 shows an example in which the plate (2a) serving as the second electrode (2) is wound around the grip (5c) of the body (5) with the second electrode (2). In this case, the device (A) is used. If the person simply grips the grip (5c) of the body (5) of the main device (a), the plate (2a), which becomes the second electrode (2), comes into contact with the human body. There is no need to fit the foot on the foot and it is easy to use.
[0034]
FIG. 4 shows a touch button (2b) provided on the back surface of the body (5), and the user only has to touch with a finger during use. FIG. 5 shows an example in which the protective member (2c) for protecting the cords derived from the body (5) is a cylindrical conductive net, and energization can be achieved simply by winding the protective member (2c) around the arm. 6 and 7 are wristbands (2d) and (2e) composed of a curved member that becomes the second electrode (2) attached to the body (5), and can be energized simply by fitting it to the wrist of the user. I can do it. 6 and 7, the opening directions of the wristbands (2d) and (2e) are opposite to each other. FIG. 8 is a type in which the body (5) does not have a grip (5c), and a hand wrist (2f) composed of a pair of curved members similar to a wristband is provided on the back of the body (5). The user can pass the hand and get power just by holding the body (5) from the back. It is good also as an electroconductive glove instead of a hand list.
[0035]
In the schematic diagram of FIG. 2, the circuit is described as being disposed outside the body (5) of the main device (a), but in reality, the circuit is of a size that can be sufficiently stored in the body (5). The ultrasonic vibration circuit unit, the iontophoresis circuit unit, the current supply unit, and the like are accommodated in the body (5) in a compact manner. When an external power source is used, a cord with a plug is drawn from the current supply unit, and when the cordless type is used, a power source such as a so-called battery (including a storage battery) is stored.
[0036]
The ultrasonic transducer (3a) used in the present invention may be a coil type or a ceramic element, but recently, a ceramic element is frequently used in terms of cost. The current applied to the ultrasonic transducer (3a) is approximately 1 kHz to 50 MHz, preferably 10 kHz to 10 MHz. More preferably, it is 10 kHz to 100 kHz in the case of a coil type, and 100 kHz to 5 MHz in the case of a ceramic element. A square wave is generally used as the waveform of the applied current, but a triangular wave, a sine wave, a complicated signal waveform, a pulse wave, or the like may be used as necessary. Furthermore, a plurality of wavelengths may be given.
[0037]
As will be described later in an experimental example, a preferable result is obtained by applying an alternating current having a plurality of wavelengths to the ultrasonic transducer (3a). When applying currents of a plurality of wavelengths, currents of a plurality of wavelengths may be supplied simultaneously, or the frequency of the current applied to the ultrasonic transducer (3a) may be changed with time. The cycle of change is 1/100 to 100 Hz, preferably 1/3 to 10 Hz, and more preferably about 1/2 to 3 Hz.
[0038]
The current applied to the iontophoretic electrode (1) is a direct current or a combination of alternating current and direct current. In addition, the direct current can be used to change the polarity with time, and an alternating current may be used. Not only can the amount of drug permeation be increased by this method, but also the skin irritation can be significantly reduced. Favorable results have been obtained.
[0039]
Further, a better result is obtained with a DC pulse wave, that is, a rectangular wave. The frequency of the pulse wave is 200 Hz to 40 kHz, preferably 400 Hz to 10 kHz, more preferably 800 Hz to 5 kHz. In the case of an alternating current whose polarity is changed with time using direct current, the frequency is the same as that of the rectangular wave of the pulse wave, but the ratio of the reverse polarity to the main polarity is 100: 80-2, preferably 100: 50- 5, More preferably, it is 100: 30-10.
[0040]
Hereinafter, the present invention will be described in detail with specific examples, but the present invention is not limited to these examples.
(Example)
The amount of drug permeated through the skin was measured using the experimental apparatus shown in FIG. First, the experimental apparatus shown in FIG. 4 will be briefly described. The shaved skin on the back of Wistar rats sacrificed was used as a sample (7) for measuring the permeation amount of the drug [here, 1% sodium L-ascorbate (vitamin C sodium)]. The ultrasonic transducer (3a) is placed on the iontophoretic cathode (1) through the sponge (6) impregnated with the above-mentioned drug (1% sodium L-
[0041]
As the iontophoretic electrode (1) to which the ultrasonic transducer (3a) is attached, an electrode using punching of stainless steel SUS313 is used. The second electrode (2) was also made of the same material.
[0042]
The ultrasonic transducer (3a) is a ceramic type with a center frequency of 1 MHz. Polyester is used for the insulator (6) interposed between the ultrasonic transducer (3a) and the iontophoretic electrode (1). A film was used. The ultrasonic oscillator is a crystal oscillator, and the frequency can be changed by the control unit.
[0043]
The oscillating part of the iontophoresis unit is the same type that can be controlled by LSI. The oscillation part of the ultrasonic vibration part also uses CR oscillation as necessary so that each waveform can be used.
[0044]
The analysis of the permeation amount of L-ascorbic acid was mainly performed by a high performance liquid chromatographic method and, if necessary, an indophenol method. In this experiment, L-ascorbic acid has the effect of clarifying the melanin pigment causing freckles and freckles, inhibiting the synthesis of a new melanin pigment in the skin, and supplying the skin with nutrition. Therefore, L-ascorbic acid is easy to permeate, and the effect can be obtained by supplying a large amount into the skin. Of course, the drug is not limited to L-ascorbic acid, and berberine, for example, can also be used. When L-ascorbic acid is used, the iontophoretic electrode (1) is used as a positive electrode, and in the case of berberine, it is used as a negative electrode.
[0045]
As a reference in the experiment for drug skin permeation, the permeation amount when a DC voltage of 6 V was applied to the electrode was 100, and the experimental data conducted under various conditions are summarized in “Table 1”. The transmission time is all 30 minutes.
[0046]
[Table 1]
[0047]
In Table 1, the contents of each condition are as follows.
“
“
“
The “
[0048]
As shown in Table 1, when ion introduction is not performed at an applied voltage of 0 V to the ion introduction electrode (1) (Comparative Example 1), the determination is 5 or less, and L-ascorbic acid is hardly absorbed by the skin. I understand. In addition, in the case of only 1 MHz ultrasonic wave generally used for massage and facial equipment (Comparative Example 2), it is 16 when the output is 5 times (Comparative Example 3), but in this case the ultrasonic vibration is It is a fairly strong vibration, and in practical use, it seems that the skin is considerably inflamed and is not practical. From these, it can be seen that the ultrasonic wave alone has a very limited amount of drug permeating through the skin.
[0049]
Various methods of ion introduction have been studied in the past, but the method described in Japanese Patent Publication No. 2-8746, which seems to be relatively effective (Comparative Example 6 = 40 Hz alternating current superimposed on DC-6V). In addition, when applied to the iontophoretic electrode (1), no ultrasonic wave was used. In this method, compared to the reference example (when DC voltage 6V is applied to the electrode and only ion introduction is performed, no ultrasonic wave is used together; evaluation 100), the result is considerably high at 162. It was a good way.
[0050]
On the other hand, while applying a DC voltage of 6V to the iontophoretic electrode (1), ultrasonic condition 1 (applying a voltage of 8V to the ultrasonic transducer (3a) and applying only a 1MHz ultrasonic wave to the skin is applied. ) In combination (Experimental Example 1) showed a high value of 475.
[0051]
In the case where an alternating current of 6 V, 1 kHz pulse wave with 80% in the forward direction and 20% in the reverse direction is applied to the iontophoresis electrode (1) and no ultrasonic wave is used (Comparative Example 7), The value 226 more efficient than that of the alternating method (Comparative Example 2) was shown. However, compared to the iontophoretic single systems shown as the comparative examples, when ultrasonic waves and iontophoresis described later are performed simultaneously (Experimental Examples 1 to 6), both are far higher than the transmission amount of the single system. Results were shown.
[0052]
Immediately after applying DC current 6V to the iontophoresis electrode (1), a voltage of 8V is applied to the ultrasonic transducer (3a) to generate a commonly used 1kHz ultrasonic vibration. When added to the skin (Experimental Example 1), 475 and a penetration amount of about 5 times that of the iontophoretic single method and nearly 30 times that of the ultrasonic single method were realized.
[0053]
Furthermore, an alternating current of 1 kHz is applied to the iontophoretic electrode (1) with a pulse wave of 80% forward and 20% backward, and an 8 V voltage of “
[0054]
In addition, when the voltage applied to the ultrasonic transducer (3a) is 40 V, which is 5 times that of Experimental Example 3 (Experimental Example 4), the practicality is poor, but 1451 is about 2 The amount of permeation was doubled.
[0055]
When the voltage applied to the ultrasonic transducer (3a) is 40 V, which is five times that of Experimental Example 1 (Experimental Example 2), 928 is shown, which is about twice as much as 928.
[0056]
Further, an alternating current of 1 kHz is applied to the electrode with a pulse wave of 80% in the forward direction and 20% in the reverse direction, and a voltage of 8V, which is “
[0057]
Also, an alternating current of 1 kHz is applied to the iontophoresis electrode (1) with a pulse wave of 80% forward and 20% reverse, and a voltage of 8V which is “
[0058]
From this, it is understood that the combined use of iontophoresis and ultrasonic waves is a very innovative introduction method that can introduce more active ingredients into the skin without imposing a burden on the skin. Although not shown as data in the present specification, similar results were obtained with Dongryu rat and rabbit skin. Similar results were also obtained with cosmetic raw materials such as Photosensitive Element 101 and Photosensitive Element 401 and drugs such as berberine hydrochloride that were positively charged. In the case of a positively charged drug, the electrode used in combination with ultrasonic waves was changed to a positive electrode.
[0059]
Next, when 1% sodium L-ascorbate solution was applied to the skin, 6V DC voltage was applied to the electrode and ion introduction was performed for 10 minutes, 5 people with redness, papules, itching, etc. occurred in the skin. For five women who used a normal ultrasonic facial device that generates 1MHz ultrasonic waves by applying a voltage of 8V to an ultrasonic transducer for 10 minutes and felt abnormalities in the skin (three of them were The clinical trial was conducted again under the following conditions. The results are shown below.
[0060]
[Table 2]
[0061]
The investigators A to E are skin troubles caused by the iontophoresis, and the F to J investigators are skins with a normal facial device that generates 1 MHz ultrasonic vibration with the applied voltage of 8V. The people who are having troubles, and the three DEF are people who have skin troubles in both.
[0062]
The investigator B who had “grudge” only with ion introduction by DC6V (reference example) is a method described in Japanese Patent Publication No. 2-8746, “DC6V is superimposed with an alternating current of 40 Hz, 6 V, and an ion introduction electrode (1 In the case where only ion introduction is performed by applying to ()) (Comparative Example 6), the trouble is reduced to “redness”, so that it can be understood that the treatment method is slightly milder than the (reference example) of DC6V.
[0063]
In the case where only the ion introduction was performed by applying a pulse wave alternating current of 80% forward direction, 20% reverse direction, 6 V, 1 kHz to the electrode (Comparative Example 7), the investigator A changed from “redness” to “no change” ”, Investigator D who had developed“ redness with itching ”reduced the trouble to only“ redness ”, and skin trouble occurred in 3 of A to F (A, B, D) Reduced.
[0064]
When normal 1MHz ultrasonic waves are applied to this method, that is, 80% forward direction, 20% reverse direction, 6V, 1kHz pulse wave alternating current is applied to the electrode and ion introduction is performed, and at the same time, 8V voltage is exceeded. When applying 1MHz ultrasonic wave simultaneously to the sonic transducer (Experimental example 3), out of 5 groups that cause troubles only by ion introduction, 3 people have trouble reducing the ultrasonic waves. Three out of seven people who have trouble have been reduced. That is, it can be seen that skin troubles can be considerably reduced by combining 1 MHz ultrasound with ion introduction performed by applying a pulse wave alternating current of 80% forward direction, 20% reverse direction, 6V, 1kHz to the ion introduction electrode (1). . This tendency can be said even when a 1 MHz ultrasonic wave is combined with ion introduction performed by applying a DC current of 6 V to the ion introduction electrode (1) (Experiment 1), and the trouble is reduced by one person.
[0065]
In addition, a pulse wave alternating current of 80% in the forward direction, 20% in the reverse direction, 6V, and 1kHz is applied to the ion introduction electrode (1), and at the same time a voltage of 8V is applied to the ultrasonic transducer (3a). When applying ultrasonic waves with 5 wavelengths superimposed (Experimental Example 5) or applying pulse wave alternating current of 80% forward direction, 20% reverse direction, 6V, 1kHz to the iontophoretic electrode (1) At the same time as the ion introduction, a voltage of 8V is applied to the ultrasonic transducer (3a) and ultrasonic waves of 5 wavelengths are applied at 2 Hz (Experimental Example 6). Then, 5 out of 10 people have not changed, that is, trouble has disappeared, and the trouble has been reduced for all others.
[0066]
(Experimental example 6) In the 5 wavelength 2Hz system, 7 out of 10 people are “no change”, and 3 people have reduced troubles, and it is clear that this is an electronic skin beautifier that can perform treatment very mildly. It was.
[0067]
【The invention's effect】
From these results, the electronic skin beautifier according to the present invention can perform ultrasonic vibration and ion introduction at the same time, so that the burden on the skin is extremely small even in long-term continuous use, and it does not cause trouble on the skin, Compared with the conventional method, there is an advantage that the active ingredient can be introduced and absorbed into the skin very efficiently, and thus the treatment time can be shortened.
[0068]
Furthermore, the amount of drug penetration can be dramatically increased by changing the current applied to the iontophoresis electrode to an alternating current, or changing the polarity conversion of the alternating current with time and using ultrasonic waves in combination with these.
[0069]
In addition, by applying a current with multiple wavelengths superimposed on the ultrasonic transducer, or by changing the wavelength of the current applied to the ultrasonic transducer with time, the amount of drug penetration into the skin can be dramatically increased. It was possible to increase it.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block circuit diagram of an apparatus according to the present invention.
FIG. 2 is a schematic sectional view of a first embodiment of the apparatus of the present invention.
FIG. 3 is a schematic sectional view of a second embodiment of the apparatus of the present invention.
FIG. 4 is a schematic sectional view of a third embodiment of the apparatus of the present invention.
FIG. 5 is a schematic sectional view of a fourth embodiment of the apparatus of the present invention.
FIG. 6 is a schematic sectional view of a fifth embodiment of the apparatus of the present invention.
FIG. 7 is a schematic sectional view of a sixth embodiment of the apparatus of the present invention.
FIG. 8 is a schematic sectional view of a seventh embodiment of the apparatus of the present invention.
FIG. 9 is a schematic sectional view of the experimental apparatus of the present invention.
[Explanation of symbols]
(A) Electronic skin beautifier
(1) Iontophoresis electrode
(2) Second electrode
(3a) Ultrasonic transducer
(4) External power supply
(5) Body
(6) Insulator
Claims (6)
前記イオン導入電極の対極で人体に接触する第2電極が、前記イオン導入電極が設けられている主装置の、同装置を持つ側の腕或いは手の接触部位に設けられ、
前記イオン導入電極に、主極性に対する逆極性の比を100:30〜10とした周波数800Hz〜5kHzのパルス波の交番電流を印加すると共に、
前記超音波振動部の超音波振動子として中心周波数1MHzのセラミック素子を用い、この超音波振動子に、時間と共に周波数を1/2〜3Hzのサイクルで変化させた複数波長の交番電流を印加することを特徴とする電子美肌器。 The ultrasonic vibration part that applies ultrasonic vibration to the skin at the treatment site is made of a conductive material, so that the ultrasonic vibration part is common with the ion introduction electrode for introducing ions of active ingredients into the skin at the treatment site a have that power Kobi skin device becomes,
A second electrode that contacts the human body at the counter electrode of the ion introduction electrode is provided at a contact portion of the arm or hand of the main device provided with the ion introduction electrode on the side having the device;
While applying an alternating current of a pulse wave with a frequency of 800 Hz to 5 kHz with a ratio of reverse polarity to main polarity of 100: 30 to 10 to the iontophoretic electrode,
A ceramic element having a center frequency of 1 MHz is used as the ultrasonic vibrator of the ultrasonic vibration section, and an alternating current having a plurality of wavelengths whose frequency is changed by a cycle of 1/2 to 3 Hz with time is applied to the ultrasonic vibrator. An electronic skin beautifier characterized by that.
前記イオン導入電極の対極で人体に接触する第2電極が、前記イオン導入電極が設けられている主装置の、同装置を持つ側の腕或いは手の接触部位に設けられ、
前記イオン導入電極に、主極性に対する逆極性の比を100:30〜10とした周波数800Hz〜5kHzのパルス波の交番電流を印加すると共に、
前記超音波振動部の超音波振動子として中心周波数1MHzのセラミック素子を用い、この超音波振動子に、時間と共に周波数を1/2〜3Hzのサイクルで変化させた複数波長の交番電流を印加することを特徴とする電子美肌器。 And iontophoresis electrodes for introducing the active ingredient ions to the skin of the treatment site, the ultrasonic vibration unit and that have a electronic beautiful skin device for applying ultrasonic vibration to the skin of the treatment site through the iontophoresis electrodes Because
A second electrode that contacts the human body at the counter electrode of the ion introduction electrode is provided at a contact portion of the arm or hand of the main device provided with the ion introduction electrode on the side having the device;
While applying an alternating current of a pulse wave with a frequency of 800 Hz to 5 kHz with a ratio of reverse polarity to main polarity of 100: 30 to 10 to the iontophoretic electrode,
A ceramic element having a center frequency of 1 MHz is used as the ultrasonic vibrator of the ultrasonic vibration section, and an alternating current having a plurality of wavelengths whose frequency is changed by a cycle of 1/2 to 3 Hz with time is applied to the ultrasonic vibrator. An electronic skin beautifier characterized by that.
前記イオン導入電極の対極で人体に接触する第2電極が、前記イオン導入電極が設けられている主装置の、同装置を持つ側の腕或いは手の接触部位に設けられ、
前記イオン導入電極に、主極性に対する逆極性の比を100:30〜10とした周波数800Hz〜5kHzのパルス波の交番電流を印加すると共に、
前記超音波振動部の超音波振動子として中心周波数1MHzのセラミック素子を用い、この超音波振動子に、時間と共に周波数を1/2〜3Hzのサイクルで変化させた複数波長の交番電流を印加することを特徴とする電子美肌器。 The treatment surface material facing at least the skin of the ultrasonic vibration part that applies ultrasonic vibration to the skin of the treatment site is formed of a conductive material, and the treatment surface material introduces ions of active ingredients to the skin of the treatment site. a that has become a iontophoresis electrode electronic skin beautifying apparatus for,
A second electrode that contacts the human body at the counter electrode of the ion introduction electrode is provided at a contact portion of the arm or hand of the main device provided with the ion introduction electrode on the side having the device;
While applying an alternating current of a pulse wave with a frequency of 800 Hz to 5 kHz with a ratio of reverse polarity to main polarity of 100: 30 to 10 to the iontophoretic electrode,
A ceramic element having a center frequency of 1 MHz is used as the ultrasonic vibrator of the ultrasonic vibration section, and an alternating current having a plurality of wavelengths whose frequency is changed by a cycle of 1/2 to 3 Hz with time is applied to the ultrasonic vibrator. An electronic skin beautifier characterized by that.
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