JP4359984B2 - Dust collection hood on hot dip galvanizing bath - Google Patents

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  • Coating With Molten Metal (AREA)

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、溶融亜鉛めっき浴上の集塵フードに係わり、詳しくは、溶融亜鉛めっき浴の上方で鉛直方向に走行するめっき済み鋼板の両面に接触し、支持する一対のサポート・ロール近傍から、亜鉛粉や亜鉛ヒュームが飛散するのを防止し、これらに起因する鋼板表面の外観不良を防止する技術である。
【０００２】
【従来の技術】
図２に示す鋼板の連続溶融亜鉛めっき装置では、めっき浴４から引き上げられ、鉛直上方に高速度で走行するめっき済み鋼帯７の振動を抑えるため、該めっき浴４及びめっき付着量を調整するワイピング・ノズル５の上方に、鋼帯７の両面に接触し、支持する一対のサポート・ロール１が設けられている。そして、このサポート・ロール１近傍の大気中には、該サポート・ロール１、あるいはワイピング・ノズル５から吹き飛ばされた亜鉛粉や亜鉛ヒューム（以下、まとめて亜鉛粉等という）が飛散する。これらの亜鉛粉等の飛散を防止するため、以前は、サポート・ロール１の表面温度や、接触する鋼帯７の表面温度をある値に管理し、該亜鉛粉等の発生自体を抑制するようにしたり、あるいは、亜鉛粉等を吸引回収する手段をサポート・ロール１の上方に設けるようにしている。
【０００３】
この吸引回収手段として、例えば、特開平１０−２２６８５９号公報は、図３（ａ）及び（ｂ）に示すように、サポート・ロール１の上方に、該ロール１を覆い、飛散する亜鉛粉等を吸引するフード（以下、集塵フード２という）と、該集塵フード２に連通し、走行する鋼帯７が随伴する上昇気流を遮る遮蔽板８とを設け、且つ該遮蔽板８を下記式を満足するようにした集塵装置を提案している。なお、当然のことながら、この集塵フード２は、亜鉛粉等を回収するバッグ・フィルタ等９を介して、吸引ファン１０に連結されている。
【０００４】
３０°≦θ、 且つ５ｍｍ≦ｄ＜３０
ここで、θは、サポート・ロール１の中心Ａを通る水平線にＡで直角に交わる垂線Ｂと、集塵フード２に連通していない遮蔽板８の端部Ｃとを結ぶ直線で形成される角度であり、また、ｄは、ＡとＣとを結ぶ直線のうちＣからサポート・ロールの表面までの距離である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記亜鉛粉の発生自体を抑制する方法では、鋼帯７の走行速度（ライン速度ともいう）、板厚、溶融亜鉛めっき浴温度等の値に応じて、サポート・ロール１の高さや水平方向位置を調整する必要がある。そのため、めっき装置は、この調整のためのスペースやコストが余分に必要となる。また、ライン速度等の変更時は、所謂「非定常状態」になるが、その時のサポート・ロール高さや位置の調整が難しく、亜鉛粉の発生、飛散を完全に防止できないという問題があった。特に、亜鉛粉等の鋼帯７表面への再付着に起因する鋼板表面の性状劣化が重視される場合には、サポート・ロール１を使用できないという問題もあった。
【０００６】
一方、特開平１０−２２６８５９号公報記載の集塵装置は、鋼帯７面とサポート・ロール１とが接触していない側の遮蔽板８の位置を詳しく限定しているが、優れた集塵効率が得られるものでなかった。
【０００７】
本発明は、かかる事情に鑑み、亜鉛粉等を従来より効率良く吸収可能な溶融亜鉛めっき浴上の集塵フードを提供することを目的としている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
発明者は、上記目的を達成するため、亜鉛粉等の発生状況を詳細に解析した。その結果、亜鉛粉等は、鋼帯とサポート・ロールの接触する部分で多く発生しているので、集塵フードの鋼帯側吸引口の位置が、集塵を効率的に行うために重要であることを見い出し、その知見を基にして対策を検討し、その成果を発明に具現化した。
【０００９】
すなわち、本発明は、溶融亜鉛めっき浴から引き上げられた鋼帯の両面に接触し、該鋼帯を支持する一対のサポート・ロールの上方を覆い、該サポート・ロールの近傍で飛散している亜鉛粉及び亜鉛ヒュームを吸引する開口部を備えた集塵フードにおいて、前記集塵フードの開口部が、下記条件を満足することを特徴とする溶融亜鉛めっき浴上の集塵フードである。
【００１０】
５ｍｍ≦Ｄ≦４０ｍｍ、０．５ｍｍ≦Ｌ≦４０ｍｍ
ここで、Ｄは、側断面でみた、該開口部の鋼帯側端部Ｅと鋼帯表面間の水平間隔であり、また、Ｌは、サポート・ロール中心軸Ｃと前記Ｅとを結ぶ直線のうち、Ｅからサポート・ロールの表面までの距離である。
さらに、５ｍｍ≦Ｄ≦２５ｍｍ、０．５ｍｍ≦Ｌ≦１０ｍｍであると一層好ましい。
【００１１】
また、本発明は、前記集塵フードをサポート・ロールの移動と連動自在にしたことを特徴とする溶融亜鉛めっき浴上の集塵フードでもある。
【００１２】
本発明では，鋼帯とサポート・ロールとが接触し、最も亜鉛粉等の発生が多い部分に集塵フードの開口部を可能な限り、近づけるようにしたので、溶融亜鉛めっき浴上での亜鉛粉等の飛散をほぼ完全に、且つ余分な空気を吸引することなく効率的に防止できるようになる。その結果、サポート・ロールの常時使用が可能になり、亜鉛粉等の再付着に起因する鋼帯の外観不良が解消されるようになる。また、めっき装置の省スペース及び設備コストの低減も達成される。さらに、集塵フードの位置を、
サポート・ロールの移動に応じて連動するようにしたので、位置変更時の作業が円滑に行なえるようになる。
【００１３】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をなすに至った経緯もまじえ、本発明の実施の形態を説明する。
【００１４】
まず、発明者は、前記したように、亜鉛粉等の形態及び発生箇所の詳細な調査によって、鋼帯７とサポート・ロール１との接触する側で、亜鉛粉等の飛散が著しいことを知った。そして、前記した図３（ａ）及び（ｂ）に記載された集塵装置では、その部分を集中的に吸気することは難しいと判断した。その理由は、図３（ｂ）から明らかなように、鋼帯７とサポート・ロール１の接触側で、集塵フード２内の空間１２が大き過ぎるからである。つまり、該フード２の開口部直前（遮蔽板８とロールの隙間）の負圧を一定（例えば、−１０ｍｍＡｑ）とした場合、この空間１２が大きいと、矢印ａで示す漏風の吸引量が増え、本来吸引すべき部分の空気の吸引量が減ってしまう。
【００１５】
そこで、本発明では、図１及び４に示すように、集塵フードの形状を変更して該空間１２の容積を低減し、亜鉛粉等の集中的な吸引を可能にしたのである。具体的には、下記式を満足させることである。
【００１６】
５ｍｍ≦Ｄ≦４０ｍｍ、０．５ｍｍ≦Ｌ≦４０ｍｍ
ここで、Ｄは、図４に詳細に示すように、側断面でみて、開口部３の鋼帯側端部Ｅと鋼帯表面間の水平間隔であり、また、Ｌは、サポート・ロール中心軸Ｃと前記Ｅとを結ぶ直線のうち、Ｅからサポート・ロール１の表面までの距離である。
【００１７】
このように、Ｄ及びＬを限定したのは、Ｄが５ｍｍ未満では、振動している鋼帯７が、集塵フード２の端部Ｅと接触する恐れがあるからであり、４０ｍｍを超えると、水平間隙Ｄからの漏風量が増え、亜鉛粉等の吸引効率が低下するからである。また、Ｌが０．５ｍｍ未満では、集塵フード２の開口部３がサポート・ロール１に接触する恐れがあり、４０ｍｍを超えると、水平間隙Ｄからの漏風量が増え、亜鉛粉等の吸引効率が低下するからである。
【００１８】
次に、発明者は、操業中にサポート・ロール１の位置変更があることに注目した。その場合、上記条件を満足させるには、集塵フード２の位置も変更する必要が生じる。その変更中は、非定常状態になるので、操業を停止したり、あるいは亜鉛粉等の飛散が無視されることになる。そこで、本発明では、集塵フード２をサポート・ロール１の移動と連動させ、いかなる場合でも常に上記条件を満足できるようにした。具体的には、サポート・ロール１の移動量情報を入出力するコンピュータ（図示せず）と、出力に従って作動する集塵フード２の移動手段（図示せず）とを備えるようにした。この移動手段は、公知のシリンダ等を利用したもので十分である。
【００１９】
これによって、サポート・ロール１の高さや水平方向位置の変更があっても、変更前と同じ条件を維持したままで、集塵フード２の位置が変更でき、めっき操業や集塵作業に与えるサポート・ロール位置変更の悪影響が容易に解消される。
【００２０】
鋼帯とサポートロールとが接触し、最も亜鉛粉等の発生が多い部分に集塵フードの開口部を可能な限り近づけると、前記ＤとＬの上限は、Ｄは２５ｍｍ、Ｌは１０ｍｍとする方が一層良いことがわかった。これにより、さらに、溶融亜鉛めっき上での亜鉛粉等飛散を完全に且つ余分な空気を吸引することなく効率的に防止できるようになるからである。
【００２１】
【実施例】
図１の本発明に係る溶融亜鉛めっき浴４上の集塵フード２を、実際の溶融亜鉛めっき鋼板の連続製造に適用した。めっき浴４は、公知の溶融亜鉛めっき浴であり、該めっき浴４の温度は、４５０℃に，浴浸入時の板温は、４７０℃である。また、鋼帯７は、極低炭素鋼で操業中に板厚の変更も行なった。板厚の変更時には、サポート・ロール１の位置変更も行なったが、集塵フード２はそれと連動させて移動した。めっき付着量は、ワイピング・ノズル５の使用で４０ｇ／ｍ2 に調整した。なお、吸引ファン１０の能力は、１５０ｍ3／分の空気量を吸引できるものである。また、効果を比較するため、図３の特開平１０−２２６８５９号公報記載の装置を用いた操業も行なった。なお、その際の条件は、θ＝４０°、ｄ＝１０ｍｍである。
【００２２】
板厚の変更に対応させ、集塵状況を表１に一括して示す。表１より、本発明に係る集塵フード２を使用すると、亜鉛粉の回収量が従来のものより格段に増加している。これは、浴上サポート・ロール架台、合金化炉内等への亜鉛粉の飛散が防止できていることを示唆するものである。また、堆積した亜鉛粉の鋼帯表面の再付着に起因した表面外観の不良も防止されていることも明らかである。
【００２３】
【表１】

Figure 0004359984
【００２４】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明により、浴上サポートロールから発生する亜鉛粉等が効率良く吸引できるようになった。その結果、亜鉛粉飛散に起因する鋼帯表面の外観不良が防止され、亜鉛飛散による周辺機器、作業環境への悪影響をも防止できた。さらに、サポート・ロールの位置変更の場合でも、集塵フードをサポートロールの移動と連動させることにより、めっき操業の管理が容易になるという効果もあった。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る溶融亜鉛めっき浴上の集塵フードを説明する縦断面図である。
【図２】一般的な連続溶融亜鉛めっき装置を示す縦断面図である。
【図３】従来の溶融亜鉛めっき浴の集塵装置を示す図であり、（ａ）は全体を、（ｂ）はフードの詳細を説明する図である。
【図４】本発明に係る溶融亜鉛めっき浴上の集塵フードの詳細を説明する縦断面図である。
【符号の説明】
１ サポート・ロール
２ 集塵フード
３ 開口部
４ 溶融亜鉛めっき浴（めっき浴）
５ ワイピング・ノズル
６ 合金化炉
７ 鋼帯
８ 遮蔽板
９ バック・フィルタ等
１０ 吸引ファン
１１ シンク・ロール
１２ 空間[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a dust collecting hood on a hot dip galvanizing bath, and more specifically, from the vicinity of a pair of support rolls that contact and support both sides of a plated steel plate that runs in the vertical direction above the hot dip galvanizing bath, This is a technique for preventing zinc powder and zinc fume from being scattered and preventing the appearance of the steel sheet surface from being deteriorated due to these.
[0002]
[Prior art]
In the continuous hot-dip galvanizing apparatus for a steel sheet shown in FIG. 2, the plating bath 4 and the amount of coating are adjusted in order to suppress vibration of the plated steel strip 7 that is pulled up from the plating bath 4 and travels vertically upward at a high speed. Above the wiping nozzle 5, a pair of support rolls 1 that contact and support both sides of the steel strip 7 are provided. In the atmosphere in the vicinity of the support roll 1, zinc powder and zinc fume (hereinafter collectively referred to as zinc powder) blown off from the support roll 1 or the wiping nozzle 5 are scattered. In order to prevent scattering of these zinc powders and the like, previously, the surface temperature of the support roll 1 and the surface temperature of the steel strip 7 to be contacted are controlled to a certain value so as to suppress the generation of the zinc powder and the like. Or a means for sucking and collecting zinc powder or the like is provided above the support roll 1.
[0003]
As this suction recovery means, for example, as disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 10-226859, as shown in FIGS. 3 (a) and 3 (b), zinc powder which covers the roll 1 and scatters above the support roll 1 And a shielding plate 8 that communicates with the dust collection hood 2 and shields the rising air flow accompanied by the traveling steel strip 7. We propose a dust collector that satisfies the equation. As a matter of course, the dust collection hood 2 is connected to the suction fan 10 via a bag / filter 9 for collecting zinc powder and the like.
[0004]
30 ° ≦ θ and 5 mm ≦ d <30
Here, θ is formed by a straight line connecting a vertical line B perpendicular to the horizontal line A passing through the center A of the support roll 1 and the end C of the shielding plate 8 not communicating with the dust collection hood 2. It is an angle, and d is the distance from C to the surface of the support roll among the straight lines connecting A and C.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the method of suppressing the generation of zinc powder itself, the height of the support roll 1 and the level of the support roll 1 are adjusted according to values such as the traveling speed of the steel strip 7 (also referred to as the line speed), the plate thickness, the hot dip galvanizing bath temperature, etc. It is necessary to adjust the direction position. Therefore, the plating apparatus needs extra space and cost for this adjustment. Further, when the line speed is changed, a so-called “unsteady state” is obtained, but it is difficult to adjust the height and position of the support roll at that time, and there is a problem that generation and scattering of zinc powder cannot be completely prevented. In particular, there is a problem that the support roll 1 cannot be used when the deterioration of the properties of the steel sheet surface due to the reattachment of zinc powder or the like to the surface of the steel strip 7 is important.
[0006]
On the other hand, the dust collector described in Japanese Patent Laid-Open No. 10-226859 limits the position of the shielding plate 8 on the side where the surface of the steel strip 7 and the support roll 1 are not in contact with each other in detail. Efficiency could not be obtained.
[0007]
In view of such circumstances, an object of the present invention is to provide a dust collection hood on a hot dip galvanizing bath that can absorb zinc powder and the like more efficiently than before.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the inventor analyzed the generation state of zinc powder and the like in detail. As a result, a large amount of zinc powder, etc. is generated at the part where the steel strip contacts the support roll, so the position of the steel strip side suction port of the dust collection hood is important for efficient dust collection. We found something and examined measures based on that knowledge, and realized the results in the invention.
[0009]
That is, the present invention relates to zinc that contacts both surfaces of a steel strip pulled up from a hot dip galvanizing bath, covers the upper side of a pair of support rolls that support the steel strip, and is scattered in the vicinity of the support roll. A dust collection hood having an opening for sucking powder and zinc fume, wherein the opening of the dust collection hood satisfies the following conditions.
[0010]
5mm ≦ D ≦ 40mm, 0.5mm ≦ L ≦ 40mm
Here, D is a horizontal distance between the steel strip side end E of the opening and the steel strip surface, as viewed in a side cross section, and L is a straight line connecting the support roll central axis C and the E Of these, the distance from E to the surface of the support roll.
Further, it is more preferable that 5 mm ≦ D ≦ 25 mm and 0.5 mm ≦ L ≦ 10 mm.
[0011]
The present invention is also a dust collection hood on a hot dip galvanizing bath, characterized in that the dust collection hood is freely interlocked with the movement of a support roll.
[0012]
In the present invention, the opening of the dust collection hood is made as close as possible to the part where the steel strip and the support roll are in contact with each other and the most zinc dust is generated. It becomes possible to prevent scattering of powder and the like almost completely and efficiently without sucking excess air. As a result, the support roll can always be used, and the appearance defect of the steel strip due to the reattachment of zinc powder or the like can be solved. Moreover, the space saving of a plating apparatus and the reduction of equipment cost are also achieved. In addition, the position of the dust collection hood
Since it is linked according to the movement of the support roll, the work at the time of position change can be performed smoothly.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the embodiment of the present invention will be described with reference to the background of the present invention.
[0014]
First, as described above, the inventor knows that the scattering of zinc powder and the like is remarkable on the side where the steel strip 7 and the support roll 1 come into contact by detailed investigation of the form and occurrence of the zinc powder and the like. It was. And it was judged that it was difficult for the dust collector described in above-mentioned FIG. 3 (a) and (b) to intake the part intensively. The reason is that, as is apparent from FIG. 3B, the space 12 in the dust collection hood 2 is too large on the contact side of the steel strip 7 and the support roll 1. That is, if the negative pressure immediately before the opening of the hood 2 (the gap between the shielding plate 8 and the roll) is constant (for example, −10 mmAq), if this space 12 is large, the amount of air leakage indicated by the arrow a increases. The amount of air sucked in the portion that should be sucked is reduced.
[0015]
Therefore, in the present invention, as shown in FIGS. 1 and 4, the shape of the dust collecting hood is changed to reduce the volume of the space 12, and concentrated suction of zinc powder or the like is made possible. Specifically, the following formula is satisfied.
[0016]
5mm ≦ D ≦ 40mm, 0.5mm ≦ L ≦ 40mm
Here, as shown in detail in FIG. 4, D is a horizontal distance between the steel strip side end E of the opening 3 and the steel strip surface, and L is the center of the support roll, as shown in detail in FIG. Of the straight lines connecting the axis C and the E, the distance from E to the surface of the support roll 1.
[0017]
Thus, D and L were limited because, if D is less than 5 mm, the vibrating steel strip 7 may come into contact with the end E of the dust collection hood 2. This is because the amount of air leakage from the horizontal gap D increases and the suction efficiency of zinc powder and the like decreases. If L is less than 0.5 mm, the opening 3 of the dust collecting hood 2 may come into contact with the support roll 1. If it exceeds 40 mm, the amount of air leakage from the horizontal gap D increases and sucks zinc powder or the like. This is because the efficiency decreases.
[0018]
Next, the inventor noticed that there was a position change of the support roll 1 during operation. In that case, in order to satisfy the above conditions, the position of the dust collection hood 2 also needs to be changed. During the change, since it is in an unsteady state, the operation is stopped or scattering of zinc powder or the like is ignored. Therefore, in the present invention, the dust collecting hood 2 is interlocked with the movement of the support roll 1 so that the above conditions can always be satisfied in any case. Specifically, a computer (not shown) that inputs and outputs movement amount information of the support roll 1 and a moving means (not shown) of the dust collecting hood 2 that operates according to the output are provided. As this moving means, it is sufficient to use a known cylinder or the like.
[0019]
As a result, the position of the dust collection hood 2 can be changed while maintaining the same conditions as before the change even if the height of the support roll 1 or the horizontal position is changed, providing support for plating operations and dust collection work. -The adverse effect of changing the roll position can be easily eliminated.
[0020]
When the steel strip and the support roll are in contact with each other and the opening of the dust collection hood is brought as close as possible to the portion where the generation of zinc powder or the like is the largest, the upper limit of D and L is 25 mm for D and 10 mm for L I found it better. Thereby, it is further possible to prevent the zinc powder and the like from being scattered on the hot dip galvanizing completely and efficiently without sucking excess air.
[0021]
【Example】
The dust collection hood 2 on the hot dip galvanizing bath 4 according to the present invention in FIG. 1 was applied to continuous production of an actual hot dip galvanized steel sheet. The plating bath 4 is a known hot dip galvanizing bath. The temperature of the plating bath 4 is 450 ° C., and the plate temperature when entering the bath is 470 ° C. In addition, the steel strip 7 was an extremely low carbon steel, and the thickness of the steel strip 7 was also changed during operation. When changing the plate thickness, the position of the support roll 1 was also changed, but the dust collecting hood 2 moved in conjunction with it. The plating adhesion amount was adjusted to 40 g / m 2 by using the wiping nozzle 5. The capacity of the suction fan 10 is capable of sucking an air amount of 150 m 3 / min. In order to compare the effects, an operation using the apparatus described in Japanese Patent Laid-Open No. 10-226859 in FIG. 3 was also performed. The conditions at that time are θ = 40 ° and d = 10 mm.
[0022]
Table 1 shows the dust collection status in correspondence with changes in the plate thickness. From Table 1, when the dust collection hood 2 according to the present invention is used, the recovered amount of zinc powder is remarkably increased from the conventional one. This suggests that the zinc powder can be prevented from scattering into the on-bath support / roll frame, the alloying furnace, and the like. It is also clear that the appearance of the surface due to the reattachment of the deposited zinc powder to the steel strip surface is also prevented.
[0023]
[Table 1]
Figure 0004359984
[0024]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, zinc powder generated from the on-bath support roll can be efficiently sucked. As a result, the appearance defect of the steel strip surface due to the zinc powder scattering was prevented, and the adverse effects on the peripheral equipment and work environment due to the zinc scattering could be prevented. Furthermore, even in the case of changing the position of the support roll, there is an effect that the management of the plating operation is facilitated by linking the dust collecting hood with the movement of the support roll.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view illustrating a dust collection hood on a hot dip galvanizing bath according to the present invention.
FIG. 2 is a longitudinal sectional view showing a general continuous hot dip galvanizing apparatus.
FIGS. 3A and 3B are diagrams showing a conventional dust collecting apparatus for a hot dip galvanizing bath, wherein FIG. 3A is a diagram illustrating the whole and FIG. 3B is a diagram illustrating details of a hood;
FIG. 4 is a longitudinal sectional view illustrating details of a dust collection hood on a hot dip galvanizing bath according to the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Support roll 2 Dust collection hood 3 Opening 4 Hot dip galvanizing bath (plating bath)
5 Wiping nozzle 6 Alloying furnace 7 Steel strip 8 Shield plate 9 Back filter, etc. 10 Suction fan 11 Sink roll 12 Space

Claims (3)

溶融亜鉛めっき浴から引き上げられた鋼帯の両面に接触し、該鋼帯を支持する一対のサポート・ロールの上方を覆い、該サポート・ロールの近傍で飛散している亜鉛粉及び亜鉛ヒュームを吸引する開口部を備えた集塵フードにおいて、
前記集塵フードの開口部が、下記条件を満足することを特徴とする溶融亜鉛めっき浴上の集塵フード。
５ｍｍ≦Ｄ≦４０ｍｍ、０．５ｍｍ≦Ｌ≦４０ｍｍ
ここで、Ｄは、側断面でみた、該開口部の鋼帯側端部Ｅと鋼帯表面間の水平間隔であり、また、Ｌは、サポート・ロール中心軸Ｃと前記Ｅとを結ぶ直線のうち、Ｅからサポート・ロールの表面までの距離である。It contacts both sides of the steel strip pulled up from the hot dip galvanizing bath, covers the upper part of the pair of support rolls that support the steel strip, and sucks zinc powder and zinc fume scattered near the support roll. In a dust collection hood with an opening to
The dust collection hood on a hot dip galvanizing bath, wherein the opening of the dust collection hood satisfies the following conditions.
5mm ≦ D ≦ 40mm, 0.5mm ≦ L ≦ 40mm
Here, D is a horizontal distance between the steel strip side end E of the opening and the steel strip surface, as viewed in a side cross section, and L is a straight line connecting the support roll central axis C and the E Of these, the distance from E to the surface of the support roll. 前記集塵フードの開口部が、下記条件を満足することを特徴とする請求項１記載の溶融亜鉛めっき浴上の集塵フード。
５ｍｍ≦Ｄ≦２５ｍｍ、０．５ｍｍ≦Ｌ≦１０ｍｍThe dust collection hood on a hot dip galvanizing bath according to claim 1, wherein the opening of the dust collection hood satisfies the following conditions.
5mm ≦ D ≦ 25mm, 0.5mm ≦ L ≦ 10mm 前記集塵フードをサポート・ロールの移動と連動自在にしたことを特徴とする請求項１又は２記載の溶融亜鉛めっき浴上の集塵フード。The dust collection hood on a hot dip galvanizing bath according to claim 1 or 2, wherein the dust collection hood is freely interlocked with the movement of a support roll.
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