JP4355668B2 - コンテンツ再生システム、サーバ、コンテンツ再生方法 - Google Patents

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本発明は、コンテンツ再生システム、サーバ、コンテンツ再生方法に関する。
最近、宅内において、ホームサーバおよびクライアント端末を設置して、コンテンツ再生システムを構築するケースが増えている。このコンテンツ再生システムにおいては、ホームサーバは、クライアント端末からコンテンツ(リアルタイムに放送されるテレビ放送やホームサーバに蓄積されたコンテンツ)の再生指示を受けると、そのコンテンツをネットワーク(ホームネットワーク)経由でクライアント端末に送信する。
ところで、コンテンツ再生システムにおいては、コンテンツの通常再生だけでなく、特殊再生(コンテンツを再生しながら早送りや巻き戻しを行う早送り再生や巻戻し再生など)も行われる。特殊再生を行う場合の構成は、例えば特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示された情報配信システムにおいては、例えば、特殊再生として早送り再生が行われる場合、配信サーバは、受信端末からコンテンツの配信指示を受けると、通常再生用の通常コンテンツと早送り再生用の早送りコンテンツとを送信し、受信端末では、通常コンテンツを用いて通常再生を行いつつ早送りコンテンツを保存し、早送り再生時には早送りコンテンツを用いて早送り再生を行う。
特開2003−199073号公報
上述のように特許文献1に開示された情報配信システムは、通常再生だけでなく、特殊再生にも対応可能であるものの、クライアント側の受信端末の画面に表示されるのは、1つのコンテンツだけである。すなわち、クライアント側の受信端末には、通常再生または特殊再生の対象となるコンテンツのみが表示され、他のコンテンツについては何ら表示されない。そのため、例えば、あるコンテンツの通常再生中に、他のコンテンツを検索したり他のコンテンツの特殊再生をしたりするなどの操作を行うことはできない。
そこで本発明の目的は、クライアントが複数のコンテンツを複数の画面で操作することができるコンテンツ再生システム、サーバ、コンテンツ再生方法を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、
コンテンツを再生するクライアント端末と、コンテンツを符号化された状態で取得し、当該コンテンツを前記クライアント端末にネットワークを介して送信するサーバとを有してなるコンテンツ再生システムにおいて、前記サーバは、コンテンツの符号化された映像を復号する複数の映像作成処理部と、前記複数の映像作成処理部のそれぞれにて復号されたコンテンツのいずれか1つの映像を主画面に配置し、その他のコンテンツの映像を各コンテンツごとに副画面に配置するフレーム合成を行うフレーム合成部と、前記フレーム合成部にて複数のコンテンツがフレーム合成された映像を再符号化し、主画面に配置するコンテンツの符号化された音声とともに、前記ネットワークを介して前記クライアント端末に送信する符号化部とを有することを特徴とする。
この構成によれば、主画面と副画面の映像を1つの画面に合成しているため、クライアントは、複数のコンテンツを複数の画面に同時に表示することが可能となり、また、主画面の映像と副画面の映像とを別個独立に作成しているため、クライアントは、複数のコンテンツを同時に操作することが可能となる。
また、前記サーバは、コンテンツと、当該コンテンツの表示の優先度を示す表示重みとを前記クライアント端末から操作情報として受信する操作情報管理部と、前記操作情報管理部にて前記操作情報として受信された各コンテンツの表示重みの設定を行う重み制御部とをさらに有し、前記フレーム合成部は、前記重み制御部にて設定された表示重みが最大値であるコンテンツの映像を主画面に配置することとしても良い。また、前記フレーム合成部は、副画面に配置するコンテンツの映像については、当該コンテンツの表示重みが大きいほど表示サイズを大きくしても良い。
この構成によれば、クライアントは、自身で表示重みを指定することにより、主画面に配置するコンテンツや、副画面に配置するコンテンツの表示サイズを選択することが可能となり、また、自身で表示重みを変更することにより、主画面および副画面に配置するコンテンツを入れ替える等も可能となる。
また、前記操作情報管理部は、前記クライアント端末から前記操作情報として、主画面と副画面との画面配置パターンをさらに受信し、
前記フレーム合成部は、前記操作情報管理部にて前記操作情報として受信された画面配置パターンに応じた画面配置で、主画面と副画面とを配置しても良い。
この構成によれば、クライアントは、自身で画面配置パターンを指定することにより、主画面と副画面の画面配置を選択することが可能となる。
また、前記重み制御部は、主画面および副画面に配置されたコンテンツの表示重みの総数が基準最大総数に満たず、表示重みに残数がある場合、一定の条件下で、表示重みの残数を副画面に配置されるコンテンツのいずれかに設定した表示重みに割り当てても良い。詳細には、前記サーバは、表示重みに残数がある場合、コンテンツの符号化された映像および音声がMPEGデータであれば、副画面に配置されるコンテンツごとに、各時刻のMPEGフレームの映像を分割した特定のブロックにおける移動方向と移動量とを示すベクトルをサンプルとして抽出し、抽出したベクトルの総和をサンプル数で除算した画面移動量スカラー値を算出するとともに、各時刻のMPEGフレームの音声レベルを算出するMPEG解析部をさらに有し、前記重み制御部は、表示重みに残数がある場合、前記MPEG解析部にて算出された前記画面移動量スカラー値が一定期間基準値を超えるか、および/または前記音声レベルが一定期間基準値を超えた場合に、該当するコンテンツの表示重みに表示重みの残数を割り当てても良い。
この構成によれば、表示重みに残数がある場合に、画面の動きが多いコンテンツや、歓声が上がっているなどで音量の大きなコンテンツに表示重みの残数を割り当て、そのコンテンツの表示サイズを自動で大きくすることなどが可能となる。
また、前記重み制御部は、主画面および副画面に配置されたコンテンツの表示重みの総数が基準最大総数に満たず、表示重みに残数がある場合、一定の条件下で、表示重みの残数を主画面に配置されるコンテンツに類似する類似コンテンツに割り当て、当該類似コンテンツの表示重みを設定しても良い。詳細には、前記サーバは、前記類似コンテンツを検索するためのキーワードを取得するキーワード管理部と、前記キーワード管理部にて取得されたキーワードに基づいてコンテンツを検索するコンテンツ管理部とをさらに有し、前記重み制御部は、表示重みに残数がある場合、前記キーワードの取得および当該キーワードに基づくコンテンツの検索を前記キーワード管理部および前記コンテンツ管理部のそれぞれに指示し、その結果、前記コンテンツ管理部にてコンテンツが検索された場合、検索されたコンテンツを前記類似コンテンツとして表示重みの残数を割り当て、当該類似コンテンツの表示重みを設定しても良い。なお、前記操作情報管理部は、前記クライアント端末から前記操作情報として、前記キーワードをさらに受信し、前記キーワード取得部は、前記操作情報管理部にて前記操作情報として受信された前記キーワードを取得するとともに、主画面に配置されるコンテンツのタイトル名の全部もしくは一部またはジャンル名を前記キーワードとして取得することとしても良い。
この構成によれば、表示重みに残数がある場合に、主画面に配置されるコンテンツに類似する類似コンテンツに表示重みの残数を割り当て、そのコンテンツを自動で表示することが可能となる。
また、前記操作情報管理部は、前記クライアント端末から前記操作情報として、コンテンツの処理の優先度を示す処理重みをさらに受信し、前記重み制御部は、前記操作情報管理部にて前記操作情報として受信された各コンテンツの処理重みの設定を行い、前記フレーム合成部は、主画面に配置するコンテンツの処理重みとして前記重み制御部にて設定された値が一定範囲内にある場合、当該処理重みが小さいほどコンテンツの映像のフレーム数を少なくし、また、副画面に配置するコンテンツの処理重みとして前記重み制御部にて設定された値が一定範囲内にある場合、当該処理重みが小さいほどコンテンツの映像のフレーム数を少なくし、前記符号化部は、主画面に配置するコンテンツの処理重みとして前記重み制御部にて設定された値が一定範囲内にある場合、当該処理重みが小さいほど前記映像を再符号化する際の映像ビットレートを下げることとしても良い。また、前記サーバは、前記重み制御部にて設定された表示重みが最大値であり、主画面に配置されるコンテンツの符号化された音声を復号する音声作成処理部をさらに有し、前記符号化部は、前記フレーム合成部にてフレーム合成された映像とともに前記音声作成処理部にて復号された音声を再符号化することを行い、主画面に配置するコンテンツの処理重みとして前記重み制御部にて設定された値が一定範囲内にある場合、当該処理重みが小さいほど前記映像および前記音声を再符号化する際の映像ビットレートおよび音声ビットレートを下げても良い。
この構成によれば、クライアントは、表示品質を確保したいコンテンツ(多くの場合、主画面に配置するコンテンツと考えられる)については、自身で処理重みを大きく指定することにより、表示品質を確保することが可能となる。
また、前記サーバは、前記ネットワークの転送容量を測定するネットワーク転送容量測定部をさらに有し、前記重み制御部は、主画面に配置するコンテンツの処理重みに応じて決定される、前記符号化部による映像ビットレートおよび音声ビットレートの合計値が、前記ネットワーク転送容量測定部にて測定された前記ネットワークの転送容量を超えている場合、主画面に配置するコンテンツに設定した処理重みを小さくしても良い。詳細には、前記重み制御部は、前記映像ビットレートおよび音声ビットレートの合計値が前記ネットワークの転送容量を超えている場合、前記映像ビットレートおよび音声ビットレートの合計値が前記ネットワークの転送容量以下になるまでは、主画面に配置するコンテンツに設定した処理重みを基準最低値まで段階的に小さくしても良い。
この構成によれば、サーバからクライアント端末に対しては、ネットワークの転送容量以下の状態で、コンテンツが送信されるため、ネットワーク全体に対する負荷を低減することができる。
また、前記サーバは、CPUと、前記CPUの負荷率を測定するCPU負荷率測定部とをさらに有し、前記重み制御部は、前記CPU負荷率測定部にて測定された前記CPUの負荷率が基準値を超えている場合、副画面に配置するコンテンツに設定した処理重みを小さくしても良い。詳細には、前記重み制御部は、前記CPU負荷率測定部にて測定された前記CPUの負荷率が基準値以下になるまでは、副画面に配置するコンテンツに設定した処理重みを基準最低値まで段階的に小さくしても良い。また、前記重み制御部は、副画面に配置する全てのコンテンツの処理重みを基準最低値にしても、前記CPU負荷率測定部にて測定された前記CPUの負荷率が基準値を超えている場合、主画面に配置するコンテンツに設定した処理重みを小さくしても良い。詳細には、前記重み制御部は、前記CPU負荷率測定部にて測定された前記CPUの負荷率が基準値以下になるまでは、主画面に配置するコンテンツに設定した処理重みを基準最低値まで段階的に小さくしても良い。
この構成によれば、副画面に配置されるコンテンツを優先して表示品質を下げる処理を行うため、サーバ上の全体の処理負荷が高まった場合でも副画面の表示品質が下がるだけで、主画面の表示品質は確保することができる。
また、前記操作情報管理部にて前記操作情報として受信されたコンテンツの処理重みの処理重みが0である場合、当該コンテンツの表示重みを0に設定しても良い。
この構成によれば、コンテンツの処理重みと表示重みとの調整に際して、処理重みを優先することとして、CPUのリソースを有効利用することが可能となる。
以上説明したように本発明によれば、サーバにおいて、コンテンツの符号化された映像を復号する複数の映像作成処理部と、複数のコンテンツのいずれか1つの映像を主画面に配置し、その他のコンテンツの映像を各コンテンツごとに副画面に配置するフレーム合成を行うフレーム合成部とを設けた構成としている。
このように、主画面と副画面の映像を1つの画面に合成しているため、クライアントは、複数のコンテンツを複数の画面に同時に表示することができ、また、主画面の映像と副画面の映像とを別個独立に作成しているため、クライアントは、複数のコンテンツを同時に操作することができるという効果が得られる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態のコンテンツ再生システムの構成を示す図である。
図1を参照すると、本実施形態のコンテンツ再生システムは、クライアント端末200と、クライアント端末200にネットワーク300を介して接続され、クライアント端末200からの指示に応じたコンテンツをクライアント端末200にネットワーク300を介して送信するホームサーバ100とを有している。なお、図1においては、説明の便宜のためにクライアント端末200を1つだけ図示しているが、クライアント端末の数は複数であっても良い。
ホームサーバ100は、通信制御部101と、操作情報管理部102と、画面配置制御部103と、重み制御部104とキーワード管理部105と、コンテンツ管理部106と、アンテナ107と、チューナ108と、コンテンツ格納部109と、映像作成処理部1101〜110nと、フレーム合成部111と、音声作成処理部112と、符号化部113と、MPEG解析部114とを有している。
通信制御部101は、ネットワーク300を介してクライアント端末200との通信を行う。
操作情報管理部102は、クライアントがコンテンツの再生操作時に指示した操作情報をクライアント端末200から通信制御部101を介して受信する。なお、操作情報には、1以上のコンテンツ、コンテンツが配置される主画面および副画面の画面配置パターン、各コンテンツの表示位置・表示サイズなどの表示の優先度を示す表示重み、主画面に配置されるコンテンツと類似する類似コンテンツを検索するためのキーワードなどが含まれる。
画面配置制御部103は、操作情報管理部102にて操作情報として受信された画面配置パターンの設定を行い、設定した画面配置パターンをフレーム合成部111に通知する。
MPEG解析部114は、チューナ108にてデジタル放送波として受信されたコンテンツや、コンテンツ格納部109に格納されたコンテンツがMPEGデータであれば、そのMPEGデータの解析を行う。
重み制御部104は、操作情報管理部102にて操作情報として受信された各コンテンツの表示重みの設定を行い、設定した各コンテンツの表示重みをフレーム合成部111に通知する。また、主画面および副画面に配置されるコンテンツの表示重みの総数が基準最大総数に満たず、表示重みに残数がある場合、一定条件下で、表示重みの残数を副画面に配置されたコンテンツに割り当てたり、表示重みの残数を主画面に配置されるコンテンツと類似する類似コンテンツに割り当て、該類似コンテンツの表示重みを設定したりすることも行う。
キーワード管理部105は、重み制御部104の指示を受けて、主画面に配置されるコンテンツと類似する類似コンテンツを検索するためのキーワードを取得し、取得したキーワードをコンテンツ管理部106に通知する。例えば、操作情報管理部102にて操作情報として受信されたキーワードを取得したり、チューナ108にて受信された放送波に含まれるEPG(電子番組表)データから、主画面に配置されるコンテンツのタイトル名の全部もしくは一部またはジャンル名を取得したりする。
チューナ108は、アンテナ107を介して受信されたアナログ放送波や、MPEGデータ形式で放送されるデジタル放送波、およびEPGデータ等を受信する。
コンテンツ管理部106は、重み制御部104の指示を受けて、キーワード管理部105から通知されたキーワードに基づき、EPGデータやコンテンツ格納部109からコンテンツを検索することを行う。その他にも、操作情報管理部102にて操作情報として受信されたコンテンツを108にて受信された放送波やコンテンツ格納部109から検索したり、重み制御部104から通知された表示重みに基づき、上記で検索したコンテンツの映像および音声の復号を映像作成処理部1101〜110nおよび音声作成処理部112に指示したりする。
映像作成処理部1101〜110nは、コンテンツ管理部106からの指示を受けて、該当するコンテンツを映像と音声とに分離する不図示のAV分離器を備えており、そのうちの映像を復号する処理を行う。
フレーム合成部111は、映像作成処理部1101〜110nのそれぞれにて復号されたコンテンツのいずれか1つの映像を主画面に配置し、その他のコンテンツの映像を各コンテンツごとに副画面に配置するフレーム合成を行う。詳細には、重み制御部104から通知された表示重みが最大値であるコンテンツの映像を主画面に配置し、副画面に配置するコンテンツの映像については、そのコンテンツの表示重みが大きいほど表示サイズを大きくする。すなわち、ある副画面のコンテンツの映像を表示重みに応じた表示サイズで表示している状態で、そのコンテンツの表示重みが重み制御部104にて大きくされた場合は、表示サイズを大きくし、その状態で、そのコンテンツの表示重みが重み制御部104にて小さくされた場合は、表示サイズを小さくして元に戻す。また、画面配置制御部103から通知された画面配置パターンに応じた画面配置で主画面および副画面を配置する。
音声作成処理部112は、コンテンツ管理部106からの指示を受けて、該当するコンテンツを映像と音声とに分離する不図示のAV分離器を備えており、そのうちの音声を復号する処理を行う。音声の復号処理においては、ビットレート変換や音声種別の変換が行われる。音声種別の変換としては、例えば、MPEG Audio(ISO/IEC11172−3(レイヤ2)に準拠したオーディオストリーム)を、DVD−Videoに準拠した非圧縮LineAr PCM オーディオやDVD−Videoに準拠したDolby AC3 オーディオに変換すること、その逆の変換をすることなどが挙げられる。なお、音声作成処理部112にて復号されるコンテンツは、主画面に配置されるコンテンツとしてコンテンツ管理部106から指示されたものである。
符号化部113は、フレーム合成部111にてフレーム合成された映像と、音声作成処理部112にて復号された音声とを再度符号化し、この符号化された映像と音声とを、通信制御部101からネットワーク300を介してクライアント端末200に送信する。なお、音声作成処理部112および符号化部113の構成は、上記構成に限定されず、音声作成処理部112において、音声を復号せずに符号化部113に出力し、符号化部113において、フレーム合成部111にてフレーム合成された映像を符号化したものを、音声作成処理部112から出力された復号されていない音声と多重化して、クライアント端末200に送信する構成であっても良い。
クライアント端末200は、通信制御部201と、操作入力部202と、表示部203と、音声出力部204とを有している。
通信制御部201は、ネットワーク300を介してホームサーバ100との通信を行う。
操作入力部202は、クライアントによるコンテンツの再生操作が行われ、この再生操作内容を操作情報として通信制御部201からネットワーク300を介してホームサーバ100に送信する。なお、操作入力部202は、クライアント端末200へ遠隔操作で指示を行うリモコンであっても良い。
表示部203は、ホームサーバ100からネットワーク300を介して通信制御部201に送信されてきた映像を表示する。この映像画面は、1つのコンテンツが主画面に配置され、それ以外のコンテンツは副画面にそれぞれ配置されたものになっている。
音声出力部204は、ホームサーバ100からネットワーク300を介して通信制御部201に送信されてきた音声を出力する。
以下、本実施形態のコンテンツ再生システムの動作について説明する。
(全体動作の概要)
本実施形態のコンテンツ再生システムの動作概要について、図2を参照して説明する。
図2を参照すると、まず、クライアントが、コンテンツの再生操作時に、クライアント端末200の操作入力部202において、コンテンツA〜C、画面配置パターン、および各コンテンツA〜Cの表示重みを指定する(ステップ201)。クライアントに指定された内容は、通信制御部201からネットワーク300を介してホームサーバ100に操作情報として送信され、ホームサーバ100の通信制御部101を介して操作情報管理部102に受信されることになる。
次に、重み制御部104は、クライアントに指定されたコンテンツA〜Cの表示重みの設定を行い、コンテンツA〜Cの表示重みをコンテンツ管理部106およびフレーム合成部111に指示する(ステップ202)。なお、重み制御部104は、主画面および副画面に配置されるコンテンツの表示重みの総数が基準最大総数に満たず、表示重みに残数がある場合、一定条件下で、表示重みの残数を副画面に配置されたコンテンツに割り当てたり、表示重みの残数を主画面に配置されるコンテンツと類似する類似コンテンツに割り当て、該類似コンテンツの表示重みを設定したりすることも行うが(詳細は後述する)、ここではクライアントから指示されたコンテンツA〜Cの表示重みをそのまま通知するものとする。
次に、コンテンツ管理部106は、重み制御部104から表示重みが通知されたコンテンツA〜Cの映像を復号するよう、映像作成処理部1101〜1103に対してそれぞれ指示する。また、コンテンツA〜Cのうち表示重みが最大値であるコンテンツ(コンテンツAとする)を音声付きで表示する主画面と判断し、主画面のコンテンツAの音声を復号するよう、音声作成処理部112に対して指示する(ステップ203)。
これを受けて、映像作成処理部1101〜1103は、それぞれコンテンツA〜Cの映像を復号し(ステップ204〜206)、音声作成処理部112は、コンテンツAの音声を復号する(ステップ207)。その一方で、画面配置制御部103は、クライアントに指定された画面配置パターンの設定を行い、画面配置パターンをフレーム合成部111に指示する(ステップ208)。
続いて、フレーム合成部111は、まず、画面配置制御部103から通知された画面配置パターンに応じて主画面および副画面の画面配置を決定する。ここでの画面配置は、主画面を画面全体に配置し、主画面の一部に副画面を重ねて配置する画面配置とする。次に、映像作成処理部1101〜110nのそれぞれにて復号されたコンテンツのうち重み制御部104から通知された表示重みが最大であるコンテンツAを主画面に配置するコンテンツと決定し、さらに、その他のコンテンツB,Cの映像についてはコンテンツB,Cの表示重みに応じて表示サイズを決定する。そして、上記で決定した通りに、コンテンツAの映像を主画面に配置し、コンテンツB,Cの映像を各コンテンツごとに副画面に配置するフレーム合成を行う(ステップ209)。
次に、符号化部113は、フレーム合成部111にてフレーム合成された映像と、音声作成処理部112にて復号された音声とを再度符号化(ビットレート変換)する(ステップ210)。なお、このときの映像ビットレートおよび音声ビットレートは、主画面に配置されたコンテンツAの映像ビットレートおよび音声ビットレートとする。
その後、符号化部113は、上記で符号化された映像および音声を、通信制御部101からネットワーク300を介してクライアント端末200に送信する(ステップ211)。この映像および音声は、表示部203および音声出力部204にて出力される。
(クライアントによる画面配置パターンの指定)
ホームサーバ100からクライアント端末200に送信される画面は、図3に示すように、予めm×n(個)の矩形領域単位で分割されており、主画面または副画面として表示される画面は、1つもしくは複数の矩形領域から構成される。この画面のうち、表示重みの値が最大で、音声付きで表示されるコンテンツが配置される画面を主画面、それ以外の映像のみ表示するコンテンツが配置される画面を副画面として定義する。
画面配置パターンは、図4に示すように、予め設定されており、その中からクライアントが所望とする画面配置パターンを指定することになる。図4において、(i)パターンは、主画面を画面全体に配置し、主画面の一部に副画面を重ねて配置するパターンであり、(ii)パターンは、主画面を画面の一部に配置し、主画面と重ならない位置に副画面を配置するパターンである。
また、主画面および副画面には、図3に示すように、それぞれ画面番号が設定されており、番号ごとに表示位置および表示サイズが管理されている。
(クライアントによる表示重みの指定)
表示重みは、各コンテンツの表示位置や表示サイズなどの表示の優先度を示すものであり、ホームサーバ100では、この表示重みを指標として、そのコンテンツを主画面または副画面のどちらに配置するか、副画面に配置するコンテンツの表示サイズをどうするかなどを決定する。クライアントは、各コンテンツについて表示重み(例えば、0〜10の値)を指定する。このうち、表示重みが最大であるコンテンツが、フレーム合成部111により主画面に配置される。また、クライアントは、再生途中に各コンテンツの表示重みを変更し、表示重みが最大となるコンテンツを切り替えることができる。その場合、フレーム合成部111は、副画面に配置されていたコンテンツを主画面に配置するよう切り替える動作を行う。クライアントは、1つのコンテンツについて表示重みを最大値(例えば、10)に指定することもでき、その場合、フレーム合成部111は、そのコンテンツのみを主画面に配置し、副画面には何もコンテンツも配置しない。クライアントは、1つのコンテンツの通常再生を行っている状態から、他のコンテンツも同時に再生する場合には、主画面に配置されていたコンテンツの表示重みを小さくし、その分を他のコンテンツの表示重みに割り当てる。その場合、フレーム合成部111は、表示重みが最大であるコンテンツを主画面に配置し、それ以外のコンテンツを副画面に配置する。
(フレーム合成)
クライアントが1つのコンテンツの通常再生を行うために、そのコンテンツの表示重みを最大値にした場合には、フレーム合成部111は、そのコンテンツのみを主画面に配置し、主画面において通常再生を行う(図5(i)参照)。
図5(i)の状態において、クライアントが他のコンテンツの通常再生や特殊再生(早送り再生や巻戻し再生)を行うために、主画面に配置されていたコンテンツの表示重みを小さくし、その分を他のコンテンツの表示重みに割り当てた場合には、フレーム合成部111は、副画面に他のコンテンツを配置し、副画面において特殊再生操作の結果を反映させる。このとき、主画面に配置されていたコンテンツはそのまま継続して配置しておくものとし、主画面において通常再生を行う(図5(ii)参照)。
図5(ii)の状態において、クライアントが副画面に配置されていたコンテンツの特殊再生を終了し、そのコンテンツの通常再生を主画面にて行うために、副画面に配置されていたコンテンツの表示重みを最大値にした場合には、フレーム合成部111は、副画面に配置されていたコンテンツを主画面に配置して主画面のみを表示し、主画面において通常再生を行う(図5(iii)参照)。
なお、図5(ii)の状態において、クライアントが副画面に配置されていたコンテンツの通常再生や特殊再生をキャンセルし、主画面に配置されていたコンテンツの通常再生のみを行う状態に戻すために、主画面に配置されていたコンテンツの表示重みを最大値に戻した場合には、フレーム合成部111は、そのコンテンツのみを主画面に配置し、主画面において通常再生を行う(図5(i)参照)。
(副画面コンテンツに対する表示重みの残数の割り当て)
本実施形態においては、クライアントに指定された各コンテンツの表示重みの総数が基準最大総数に満たず、表示重みに残数がある場合に、表示重みの残数を副画面のコンテンツのいずれかに割り当てることもできる。ここで、表示重みの基準最大総量が10である場合に、表示重みの残数を割り当てる動作について図6を参照して説明する。なお、表示重みの基準最大総量が10である場合は、仮に、コンテンツAの表示重みが10であれば、副画面の表示は認めないことを意味する。
図6の例では、クライアントが、コンテンツをコンテンツA(サッカー試合a vs b),B(サッカー試合c vs d),C(サッカー試合e vs f)、コンテンツA,B,Cの表示重みをそれぞれ7,1,1、画面配置パターンを(i)パターン(図4参照)と指定している。
重み制御部104は、コンテンツA,B,Cの表示重みの設定を行った上で、副画面の数を確認する(ステップ601)。ここでは、クライアントに3つのコンテンツA〜Cが指定されているため、1つが主画面で、残りの2つが副画面となる。次に、現時点の表示重みの総数と表示重みの基準最大総数との差分である表示重みの残数を確認する(ステップ602)。ここでは、表示重みの基準最大総数が10であり、コンテンツA〜Cの表示重みの総数が9であるため、表示重みの残数は10−9=1となる。続いて、副画面に配置されるコンテンツB,Cのいずれかに対して表示重みの残数を割り当てるか判断し、割り当てると判断した場合には該当するコンテンツに表示重みの残数を割り当てる(ステップ603)。そして、上記のように設定したコンテンツA,B,Cの表示重みをコンテンツ管理部106およびフレーム合成部111に通知する(ステップ604)。ここでは、コンテンツBの画面移動量スカラー量および/または音声レベル(詳細は後述)が一定期間基準値を超えたものとし、表示重みの残数である1をコンテンツBに設定した表示重みに割り当てたこととする。
次に、コンテンツ管理部106は、重み制御部104から表示重みが通知されたコンテンツA〜Cの映像を復号するよう、映像作成処理部1101〜1103に対してそれぞれ指示し、主画面に配置されるコンテンツAの音声を復号するよう、音声作成処理部112に対して指示する(ステップ605)。これを受けて、映像作成処理部1101〜1103は、それぞれコンテンツA〜Cの映像を復号し(ステップ606〜708)、音声作成処理部112は、コンテンツAの音声を復号する(ステップ609)。また、画面配置制御部103は、クライアントに指示された画面配置パターン(i)の設定を行い、画面配置パターン(i)をフレーム合成部111に通知する(ステップ610)。
その後、フレーム合成部111は、重み制御部104および画面配置制御部103からの通知に基づき、コンテンツA〜Cの映像のフレーム合成を行い(ステップ611)、符号化部113は、コンテンツA〜Cがフレーム合成された映像とコンテンツAの音声とを再度符号化する(ステップ612)。
(副画面コンテンツに表示重みの残数を割り当てる判断)
重み制御部104は、副画面のコンテンツの表示重みについて、表示重みの残数を割り当てるか否かを判断するに際し、MPEG解析部114が解析するMPEG形式のMPEGフレームの特徴部分となる画面移動量および/または音量を利用する。
・画面移動量を利用する場合
MPEGフレームの時刻(t)の映像データは、その前の時刻(t−1)の映像との比較の結果、動きがない部分については変化がなく移動量0と記録され、動きがある部分についてはその移動量が記録される。
そこで、MPEG解析部114は、図7に示すように、各時刻のMPEGフレームの映像データを複数の正方画素ブロック(「マクロブロック」と呼ばれる)単位で分割し、これら正方画素ブロックの各々の移動方向と移動量とをベクトルとして記録する。このうち、特定の正方画素ブロックのベクトルをサンプルとして抽出し、抽出した特定の正方画素ブロックのベクトルの総和を求めた後、ベクトル量の総和÷サンプル数を算出して、特定の正方画素ブロックのベクトルの平均移動量の絶対値(スカラー値)を算出する。これをフレーム全体の画面移動量の絶対値の平均値を示す画面移動量スカラー値と定義する。そして、重み制御部104は、図8に示すように、画面移動量スカラー値が一定期間基準値を超えた場合は、そのコンテンツに表示重みの残数を割り当てると判断する。また、画面移動量スカラー値が最後に基準値を超えた瞬間から一定期間は、画面移動量スカラー値が基準値を下回っても有効とし、画面移動量スカラー値が最後に基準値を超えた瞬間から一定期間が経過した後は、画面移動量スカラー値が基準値を下回ると、そのコンテンツの表示重みを小さくして初期状態に戻すものとする。
・音量を利用する場合
同様に、MPEG解析部114は、各時刻のMPEGフレームの音声データの音声レベルを算出する。そして、重み制御部104は、図9に示すように、音声レベルが一定期間基準値を超えた場合は、そのコンテンツに表示重みの残数を割り当てると判断する。音声レベルが最後に基準値を超えた瞬間から一定期間は、画面移動量スカラー値が基準値を下回っても有効とし、音声レベルが最後に基準値を超えた瞬間から一定期間が経過した後は、音声レベルが基準値を下回ると、そのコンテンツの表示重みを小さくして初期状態に戻すものとする。
なお、重み制御部104は、画面移動量スカラー値または音声レベルのいずれか一方が一定期間基準値を超えた場合に、表示重みの残数を割り当てるコンテンツと判断しても良く、または、画面移動量スカラー値および音声レベルの双方が一定期間基準値を超えた場合に、表示重みの残数を割り当てるコンテンツと判断しても良い。
ここで、重み制御部104およびMPEG解析部114において、副画面に配置されるコンテンツに表示重みの残数を割り当てる動作について、図10のフローチャートを参照して説明する。なお、以下の動作は、副画面に配置されるコンテンツごとに行われる。
図10を参照すると、MPEG解析部114は、対象となるコンテンツの各時刻のMPEGフレームを映像データと音声データとに分離する(ステップ1001)。これら映像データおよび音声データは、それぞれ不図示の映像バッファおよび音声バッファに順次記録され、映像バッファおよび音声バッファのデータが更新される。次に、映像バッファに記録された映像データに基づき各時刻のMPEGフレームの画面移動量スカラー値を算出するとともに(ステップ1002)、音声バッファに記録された音声データに基づき各時刻のMPEGフレームの音声レベルを算出し(ステップ1003)、画面移動量スカラー値および/または音声レベルを一定時間保持する(ステップ1004)。ここで、重み制御部104は、画面移動量スカラー値が一定時間基準値を超えたか、および/または音声レベルが一定時間基準値を超えたか判定し(ステップ1005)、一定時間基準値を超えた場合は(ステップ1006)、対象となるコンテンツに表示重みの残数を割り当てた上で(ステップ1007)、ステップ1001の処理に戻る。ステップ1006にて一定時間基準値を超えない場合は、重み制御部104は、基準値を超えた状態を最後に確認してから一定時間が経過しているかを判定し(ステップ1008)、一定時間が経過していた場合には、ステップ1007にて割り当てた表示重みを小さくして初期状態の値に戻した上で(ステップ1009)、ステップ1001の処理に戻る。ステップ1008にて基準値を超えた状態を最後に確認してから一定時間が経過していないと判定すると、重み制御部104は、表示重みの値を変更せずにステップ1001の処理に戻る。このように、重み制御部104およびMPEG解析部114は、これら各時刻のMPEGフレームに対する一連の処理を繰り返し実行する。なお、図10においては、ステップ1002,1103の処理とステップ1004,1105の処理とを入れ替えることも可能である。
(主画面コンテンツに類似する類似コンテンツに対する表示重みの残数の割り当て)
本実施形態においては、クライアントに指定された各コンテンツの表示重みの総数が基準最大総数に満たず、表示重みに残数がある場合に、表示重みの残数を主画面に配置するコンテンツに類似する類似コンテンツに割り当てることもできる。ここで、表示重みの基準最大総量が10である場合に、表示重みの残数を割り当てる動作について図11を参照して説明する。
図11の例では、クライアントが、再生するコンテンツをコンテンツA(サッカー試合a vs b)、コンテンツAの表示重みを8、画面配置パターンを(i)パターン(図4参照)、キーワードをサッカーと指定している。
重み制御部104は、コンテンツAの表示重み8の設定を行った上で、現時点の表示重みの総数と表示重みの基準最大総数との差分である表示重みの残数を確認する(ステップ1101)。ここでは、表示重みの基準最大総数が10であり、クライアントに指定されたコンテンツAの表示重みが8であるため、表示重みの残数は10−8=2となる。このとき、副画面の表示重みをそれぞれ1とすれば、2個の副画面を表示することが可能である。次に、キーワード管理部105に対し、キーワードを取得するよう指示するとともに、コンテンツ管理部106に対し、キーワード管理部105にて取得されたキーワードに基づきコンテンツを検索するよう指示する(ステップ1102)。
次に、キーワード管理部105は、チューナ10にて受信された放送波に含まれるEPGデータから、コンテンツAのタイトル名の全部または一部とコンテンツAのジャンル名とをキーワードとして取得するとともに、クライアントに指定されたキーワードを取得し(ステップ1103)、取得したキーワードをコンテンツ管理部106に通知する(ステップ1104)。
次に、コンテンツ管理部106は、キーワード管理部105から通知されたキーワードを基にして、コンテンツAとタイトル名が類似するかまたはジャンルが同一であるコンテンツを、類似コンテンツとしてEPGデータやコンテンツ格納部109から検索し(ステップ1105)、検索結果を重み制御部104に通知する(ステップ1106)。ここでは、コンテンツAがサッカーの試合であるため、コンテンツAとは他チャンネルでリアルタイムに放送されているサッカー番組や、コンテンツ格納部109に格納されているサッカー番組であるコンテンツB,Cが検索されたとする。
次に、重み制御部104は、2つの類似コンテンツB,Cが検索されたため、表示重みの残数2を、類似コンテンツB,Cにそれぞれ1つずつ割り当て、類似コンテンツB,Cの表示重みを設定する(ステップ1107)。なお、類似コンテンツが1つだけ検索された場合は、その類似コンテンツに割り当てる表示重みは1でも2でもどちらでも良い。また、類似コンテンツが3つ以上検索された場合は、一定時間ごとに、表示重みを割り当てる類似コンテンツを切り替えても良い。次に、上記のように設定したコンテンツA,B,Cの表示重みをコンテンツ管理部106およびフレーム合成部111に通知する(ステップ1108)。
次に、コンテンツ管理部106は、重み制御部104から表示重みが通知されたコンテンツA〜Cの映像を復号するよう、映像作成処理部1101〜1103に対してそれぞれ指示し、主画面に配置されるコンテンツAの音声を復号するよう、音声作成処理部112に対して指示する(ステップ1109)。これを受けて、映像作成処理部1101〜1103は、それぞれコンテンツA〜Cの映像を復号し(ステップ1110〜1112)、音声作成処理部112は、コンテンツAの音声を復号する(ステップ1113)。また、画面配置制御部103は、クライアントに指定された画面配置パターン(i)の設定を行い、画面配置パターン(i)をフレーム合成部111に通知する(ステップ1114)。
その後、フレーム合成部111は、重み制御部104および画面配置制御部103からの通知に基づき、コンテンツA〜Cの映像のフレーム合成を行い(ステップ1115)、符号化部113は、コンテンツA〜Cがフレーム合成された映像とコンテンツAの音声とを再度符号化する(ステップ1116)。
(全体動作)
ここで、本実施形態の全体動作について、図12および図13のフローチャートを参照して説明する。
最初に、クライアントに指定された各コンテンツの表示重みの総数が最大値に満たず、表示重みに残数がある場合に、副画面のコンテンツのいずれかに表示重みの残数を割り当てる場合の全体動作について、図12を参照して説明する。
図12を参照すると、まず、クライアントにより、クライアント端末200の操作入力部202上で、コンテンツの再生操作が行われる(ステップ1201)。すると、重み制御部104は、まず、表示重みが最大であるコンテンツを主画面に配置するコンテンツに決定する(ステップ1202)。
次に、重み制御部104は、クライアントにより指定された各コンテンツの表示重みの設定を行い、表示重みを設定したコンテンツが複数であるか確認する(ステップ1203)。コンテンツが1つであれば、画面配置パターンおよび各コンテンツの表示重みに基づきフレーム合成部111によるフレーム合成処理を実行させる。その後、符号化部113による符号化処理が実行された後(ステップ1204)、符号化された映像および音声の送信処理が行われる(ステップ1205)。
一方、ステップ1203において、クライアントにより指定されたコンテンツが複数であれば、重み制御部104は、クライアントにより指定された各コンテンツの表示重みの総数が基準最大総数(例えば、10)であるか確認し(ステップ1206)、基準最大総数であればステップ1204の処理に進む。他方、各コンテンツの表示重みの総数が基準最大総数でなく、表示重みに残数があれば、副画面に配置されるコンテンツのいずれか1つを選択する(ステップ1207)。そして、選択した副画面のコンテンツについて、MPEG解析部114により求められた画面移動量スカラー値および/または音声レベルが一定期間基準値を超えたか判定し(ステップ1208)、基準値を超えていれば、そのコンテンツに設定した表示重みに表示重みの残数を1つ割り当てる(ステップ1209)。続いて、各コンテンツの表示重みの総数が基準最大総数であるか確認し(ステップ1210)、基準最大総数であればステップ1204の処理に進む。
また、ステップ1208において、選択した副画面のコンテンツについて、画面移動量スカラー値および/または音声レベルが一定期間基準値を超えていなければ、ステップ1209にて既に表示重みの残数が割り当てられた状態、かつ画面移動量スカラー値または音声レベルが最後に基準値を超えた瞬間から一定時間が経過していた場合には(ステップ1211)、ステップ1209にて残数を割り当てた副画面のコンテンツの表示重みを1つ小さくして初期状態に戻す(ステップ1212)。続いて、他の副画面のコンテンツがあるか確認し(ステップ1213)、他の副画面のコンテンツがあれば、ステップ1207の処理に戻り、他の副画面のコンテンツを選択し、同様の動作を行う。一方、ステップ1211において、他の副画面のコンテンツがなければ、ステップ1204の処理に進む。
次に、クライアントに指定された各コンテンツの表示重みの総数が最大値に満たない場合に、主画面のコンテンツに類似する類似コンテンツに表示重みの残数を割り当てる場合の全体動作について、図13を参照して説明する。
図13を参照すると、まず、クライアントにより、クライアント端末200の操作入力部202上で、コンテンツの再生操作が行われる(ステップ1301)。すると、重み制御部104は、まず、表示重みが最大であるコンテンツを主画面に配置するコンテンツに決定する(ステップ1302)。
次に、重み制御部104は、クライアントにより指定された各コンテンツの表示重みの設定を行い、各コンテンツの表示重みの総数が基準最大総数(例えば、10)であるか確認し(ステップ1303)、基準最大総数であれば、画面配置パターンおよび各コンテンツの表示重みに基づきフレーム合成部111によるフレーム合成処理を実行させる。その後、符号化部113による符号化処理が実行された後(ステップ1304)、符号化された映像および音声の送信処理が行われる(ステップ1305)。
一方、ステップ1303において、各コンテンツの表示重みの総数が基準最大総数でなく、表示重みに残数があれば、重み制御部104は、キーワード管理部105にキーワード取得を指示するとともに、コンテンツ管理部106にコンテンツ検索を指示する。
これを受けて、キーワード管理部105は、主画面のコンテンツのタイトル名の全部もしくは一部またはジャンル名をEPGデータからキーワードとして取得するととともに、クライアントによりキーワードが指定されていれば、そのキーワードを取得する(ステップ1306)。ここで取得されたキーワードは、コンテンツ管理部10に通知される。また、コンテンツ管理部106は、キーワード管理部105から通知されたキーワードを基にして、主画面のコンテンツと類似する類似コンテンツを検索する(ステップ1307)。この検索結果は、重み制御部104に通知される。
次に、重み制御部104は、類似コンテンツの数が表示重みの残数を超えているか確認する(ステップ1308)。類似コンテンツの数が表示重みの残数以下であれば、表示重みの残数を各類似コンテンツに割り当て、各類似コンテンツの表示重みを設定し(ステップ1309)、類似コンテンツの数が表示重みの残数を超えていれば、一定時間ごとに、表示重みを割り当てる類似コンテンツを切り替えるように各類似コンテンツの表示重みを設定し(ステップ1310)、その後、ステップ1304の処理に進む。
上述したように本実施形態においては、フレーム合成部111において、主画面と副画面の映像を1つの画面に合成しているため、クライアントは、複数のコンテンツを複数の画面に同時に表示することが可能となる。
また、本実施形態においては、複数の映像作成処理部1101〜110nにおいて、主画面の映像と副画面の映像とを別個独立に作成しているため、クライアントは、複数のコンテンツを同時に操作することが可能となる。
また、本実施形態においては、重み制御部104において、クライアント端末200から指定された各コンテンツの表示重みの設定を行い、フレーム合成部111において、各コンテンツの表示重みに基づいて主画面に配置するコンテンツを決定し、副画面に配置するコンテンツの表示サイズを決定している。また、フレーム合成部111においては、クライアント端末200から指定された画面配置パターンに基づいて主画面と副画面の画面配置を決定している。
そのため、クライアントは、自身で表示重みを指定することにより、主画面に配置するコンテンツや、副画面に配置するコンテンツの表示サイズを選択することができ、また、自身で表示重みを変更することにより、主画面および副画面に配置するコンテンツを入れ替える等もできる。また、クライアントは、自身で画面配置パターンを指定することにより、主画面と副画面の画面配置を選択することができる。
また、本実施形態においては、重み制御部104において、表示重みに残数がある場合、一定の条件下で、表示重みの残数を副画面に配置されるコンテンツのいずれかに割り当てることもできる。また、副画面のコンテンツに表示重みの残数を割り当てた後、一定の条件下で、そのコンテンツの表示重みを小さくして初期状態に戻すこともできる。
そのため、表示重みに残数がある場合に、画面に動きが多いコンテンツや、歓声が上がっているなどで音量の大きなコンテンツに表示重みの残数を割り当て、そのコンテンツの表示サイズを自動で大きくすることなどができる。また、画面の動きが大きいか、歓声が上がっているコンテンツに表示重みの残数を割り当てた状態から、画面の動きや音声が穏やかな状態に変化した場合には、表示重みの残数を初期状態に戻すことで、そのコンテンツの表示サイズを自動的に戻すことができる。
また、本実施形態においては、重み制御部104において、表示重みに残数がある場合、一定の条件下で、表示重みの残数を主画面に配置されるコンテンツに類似する類似コンテンツに割り当てることもできる。
そのため、表示重みに残数がある場合に、主画面に配置されるコンテンツに類似する類似コンテンツに表示重みの残数を割り当て、そのコンテンツを自動で表示することができる。
(第2の実施形態)
図14は、本発明の第2の実施形態のコンテンツ再生システムの構成を示す図である。
図14に示した本実施形態によるコンテンツ再生システムは、クライアント端末200側から、各コンテンツの表示重みを指定することに加えて、各コンテンツの表示品質を保つための処理の優先度を示す処理重みを指定する点が、第1の実施形態と比較して異なる。これに伴い、ホームサーバ100内には、ネットワーク転送容量測定部115およびCPU負荷率測定部115が追加されている。なお、その他の構成は第1の実施形態と同様である。
ネットワーク転送容量測定部115は、ネットワーク300の転送容量を測定する部分であり、CPU負荷率測定部115は、不図示のCPUのCPU負荷率(0〜100%)を測定する部分である。ホームサーバ100には、ホームサーバ100内の全構成要素の動作を制御するプログラムを記録した不図示の記録媒体が備えられており、CPUがそのプログラムの制御によりホームサーバ100内の各構成要素に特定の処理を行うよう指示する。このプログラムにおいては、複数のコンテンツを復号・符号化するスレッドなど複数のスレッドが動作しており、このような各スレッドの累積負荷の合計値がCPU処理性能に占める割合をCPU負荷率とする。CPU負荷率測定部115は、システム情報を取得する命令を使用することで、CPU負荷率を定期的に取得する。
ホームサーバ100においては、上述したように、フレーム合成部111において、主画面および副画面のコンテンツの映像をフレーム合成し、符号化部113において、フレーム合成された主画面および副画面のコンテンツの映像と主画面のコンテンツの音声とを符号化している。
しかし、ホームサーバ100内のCPUの負荷状況によっては、フレーム合成部111および符号化部113による全ての処理がリアルタイム内に実行できない可能性がある(CPU負荷率が基準値(例えば、90%)を超えている場合など)。この場合、クライアントから指定された各コンテンツの処理重みに応じて、フレーム合成部111および符号化部113による処理負荷を低減する処理を行う。
フレーム合成部111および符号化部113による処理負荷は、一般的に、対象となるコンテンツの映像ビットレートおよび音声ビットレートが高くなるにしたがって高くなるとともにフレーム数(フレームレート)が多くなるにしたがって高くなり、また、副画面のコンテンツ数が増加するにしたがって高くなる。また、それに伴い、ホームサーバ100のCPUの負荷も高くなる。
これを回避すべく、本実施形態においては、クライアントから各コンテンツの処理の優先度を示す処理重みを指定することとして、処理重みに応じてフレーム合成部111および符号化部113による処理の負荷を下げることとする。
ホームサーバ100においては、クライアントから指示された各コンテンツの処理の重みに応じて以下のような処理を行う。
・符号化部113において、主画面および副画面のコンテンツの映像をフレーム合成した映像の映像ビットレートを削減する
・符号化部113において、主画面のコンテンツの音声の音声ビットレートを削減する
・フレーム合成部111において、主画面および副画面のフレーム数を削減する
なお、ホームサーバ100においては、最初に、副画面に対する処理負荷を下げる処理を行い(副画面フレーム数の削減)、それでもCPU負荷率が基準値を超えている場合に、副画面に対する処理負荷を下げる処理を行う(主画面フレーム数の削減、映像ビットレートおよび音声ビットレートの削減)。このようにすることにより、主画面となるコンテンツの表示品質を優先的に確保することが可能となる。
例えば、クライアントからは、主画面となるコンテンツの処理重みとして、例えば0〜10の値が指定され、副画面となるコンテンツの処理重みとして、例えば0〜5の値が指定されるとする。
この場合、フレーム合成部111および符号化部113による処理内容は、図15に示すように決定される。例えば、CPU負荷率が基準値を超えている場合、副画面のコンテンツの処理重みが3であれば、フレーム合成部111において、副画面のフレーム数を削減する。また、主画面のコンテンツの処理重みが6であれば、符号化部113において、主画面および副画面のコンテンツの映像をフレーム合成した映像データの映像ビットレートを削減し、さらに、主画面のコンテンツの音声データの音声ビットレートを削減する。また、主画面のコンテンツの処理重みが3であれば、符号化部113において、主画面のコンテンツの音声データの音声ビットレートを削減し、さらに、フレーム合成部111において、主画面のフレーム数を削減する。
なお、フレーム合成部111において、副画面の処理重みに応じて副画面のフレーム数を削減する理由は、主画面用に復号された映像データ(ビットレート変換前の映像データ)に、副画面用に復号された映像データを合成することにある。上述のように、符号化部113において主画面のコンテンツの処理重みに応じたビットレートでビットレート変換が行われるが、副画面用に復号された映像データを合成する頻度が高い、すなわち映像データのフレーム数が多いと、CPUの負荷が高くなる。このため、フレーム合成部111において、副画面のフレーム数の削減(合成の頻度低下)を行うことにより、CPU処理負荷を低減することが可能となる。
より具体的には、例えば、図16に示すように、主画面のコンテンツの映像ビットレートが8000[kbps]、音声ビットレートが384[kbps]、フレームレート(フレーム数)が29.97[fps]であると仮定する。この場合、主画面のコンテンツの処理重みが5〜9の範囲内であれば、主画面および副画面のコンテンツの映像をフレーム合成した映像の映像ビットレートを処理重みが小さくなるほど段階的に下げ、また、主画面のコンテンツの処理重みが2〜7の範囲内であれば、主画面のコンテンツの音声の音声ビットレートを処理重みが小さくなるほど段階的に下げ、また、主画面のコンテンツの処理重みが1〜5の範囲内であれば、主画面のコンテンツのフレーム数を処理重みが小さくなるほど段階的に少なくする。
なお、図16において、主画面のコンテンツの処理重みが10である場合は、フレーム合成部111および符号化部113による処理負荷を低減する動作は行われないことになっている。しかし、この時点のネットワーク300における転送容量は4000[kbps]であり、主画面のコンテンツの映像ビットレートおよび音声ビットレートの合計値よりも低いため、そのビットレートではコンテンツを送信できない。よって、その場合は、主画面のコンテンツの映像ビットレートおよび音声ビットレートの合計値がネットワーク300の転送容量以下になるまでは、主画面のコンテンツの処理重みを基準最低値まで1つずつ段階的に小さくするものとする(図16では、処理重みを9まで小さくする)。また、副画面のフレーム数を削減する場合の数値も図16と同様である。
ここで、表示重みと処理重みとの関係について説明する。
処理重みは、コンテンツの表示品質を保つために処理の優先度を示す値であり、表示重みは、コンテンツの表示の優先度を示す値である。表示重みおよび処理重みのそれぞれには独立した値が設定される。ここで、表示重みの値は、処理重みが1以上の場合にのみ有効であるものとする。例えば、あるコンテンツについて、表示重みとしてα1、処理重みとしてA1が指定されている場合、A1>0である場合に限り、α1を有効なものとする。言い換えれば、A1<0、すなわちA1が0と指定されている場合、表示重みα1は無効であり0として処理する。このような処理により、あるコンテンツの表示重みが0になった場合、クライアントからは別のコンテンツに対して表示重みおよび処理重みが指定されることになる。クライアントは、このように表示重みおよび処理重みを指定することにより、CPUリソースを効率的に使用しながら、主画面に配置するコンテンツを変更することができる。
以下、本実施形態のコンテンツ再生システムの動作について説明する。
(全体動作の概要)
本実施形態のコンテンツ再生システムの動作概要について、図17〜図19を参照して説明する。ここでは、フレーム合成部111および符号化部113による処理は、各コンテンツの処理重みに応じて、図15の内容にしたがって決定されるものとする。また、主画面のコンテンツのビットレートは、ネットワークの転送容量以下であるものとする。
図17の例では、クライアントが、コンテンツAの通常再生を行うために、コンテンツAの表示重みを8、処理重みを10、画面配置パターンを(i)パターン(図4参照)と指定している。
まず、重み制御部104は、クライアントに指示されたコンテンツAの処理重みに基づき表示重みが有効であるか確認する(ステップ1701)。ここでは、コンテンツAの処理重みが10で、表示重みが有効であるため、コンテンツAの表示重み8と処理重み10の設定を行う。次に、コンテンツAの表示重み8と処理重み10とをフレーム合成部111に通知するとともに、コンテンツAの処理重み10を符号化部113に通知する(ステップ1702)。
コンテンツ管理部106は、1つのコンテンツAのみが指定されているため、コンテンツAを主画面と判断し、映像作成処理部1101に対してコンテンツAの映像を復号するよう指示するとともに、音声作成処理部112に対してコンテンツAの音声を復号するよう指示する(ステップ1703)。これを受けて、映像作成処理部1101は、コンテンツAの映像を復号し(ステップ1704)、音声作成処理部112は、コンテンツAの音声を復号する(ステップ1705)。その一方で、画面配置制御部103は、クライアントに指示された画面配置パターン(i)をフレーム合成部111に通知する(ステップ1706)。
続いて、フレーム合成部111は、合成対象のコンテンツAが1つだけであるため、コンテンツAのみを主画面にフレーム合成する(ステップ1707)。ここでは、コンテンツAの処理重みが10であるため、フレーム数の削減は行わない。
その後、符号化部113は、コンテンツAの映像と音声とを再度符号化する(ステップ1708)。ここでは、コンテンツAの処理重みが10であるため、映像ビットレートの削減も音声ビットレートの削減も行わない。
このとき、CPU負荷率測定部115にて測定されたCPU負荷率が基準値を超えていれば、以降、重み制御部104がコンテンツAに設定した処理重みを小さくし、その処理重みに応じた動作が実行されることになる。
図18の例では、クライアントが、図17に示したようなコンテンツAの通常再生をしている状態で、さらにコンテンツBの特殊再生を行うために、コンテンツAの表示重みを8、処理重みを8、コンテンツBの表示重みを2、処理重みを3、画面配置パターンを(i)パターン(図4参照)と指定している。
まず、重み制御部104は、クライアントに指示されたコンテンツA,Bの処理重みに基づき表示重みが有効であるか確認する(ステップ1801)。ここでは、コンテンツA,Bの処理重みがそれぞれ8と3で、表示重みが有効であるため、コンテンツAの表示重み8と処理重み8およびコンテンツBの表示重み2と処理重み3の設定を行う。次に、コンテンツAの表示重み8と処理重み8およびコンテンツBの表示重み2と処理重み3をフレーム合成部111に通知するとともに、コンテンツAの処理重み10を符号化部113に通知する(ステップ1802)。
次に、コンテンツ管理部106は、表示重みの値が大きいコンテンツAを主画面と判断し、映像作成処理部1101,1102に対してそれぞれコンテンツA,Bの映像を復号するよう指示するとともに、音声作成処理部112に対してコンテンツAの音声を復号するよう指示する(ステップ1803)。これを受けて、映像作成処理部1101は、それぞれコンテンツA,Bの映像を復号し(ステップ1804,1805)、音声作成処理部112は、コンテンツAの音声を復号する(ステップ1806)。その一方で、画面配置制御部103は、クライアントに指示された画面配置パターン(i)の設定を行い、画面配置パターン(i)をフレーム合成部111に指示する(ステップ1807)。
次に、フレーム合成部111は、重み制御部104から通知された副画面のコンテンツBの処理重みが3であるため、コンテンツBのフレーム数を削減した上で、コンテンツAの映像とコンテンツBの映像とをフレーム合成する(ステップ1809)。ここでは、主画面のコンテンツAの処理重みは8であるため、コンテンツAのフレーム数の削減は行わない。
その後、符号化部113は、重み制御部104から通知された主画面のコンテンツAの処理重みが8であるため、コンテンツA,Bをフレーム合成した映像に対し、映像ビットレートを削減した上でビットレート変換を行う(ステップ1810)。
このとき、CPU負荷率測定部115にて測定されたCPU負荷率が基準値を超えていれば、以降、重み制御部104がコンテンツA,Bに設定した処理重みをコンテンツB優先で小さくし、その処理重みに応じた動作が実行されることになる。
図19の例では、クライアントが、図17に示したようなコンテンツBの特殊再生を終了し、コンテンツBの通常再生を行うために、コンテンツBに処理重みを集中し、コンテンツAの処理重みを0と指定している。具体的には、コンテンツAの表示重みを8、処理重みを0、コンテンツBの表示重みを2、処理重みを10、画面配置パターンを(i)パターン(図4参照)と指定している。
まず、重み制御部104は、クライアントに指示されたコンテンツA,Bの処理重みに基づき表示重みが有効であるか確認する(ステップ1901)。ここでは、コンテンツBについては処理重みが10であるため表示重みは有効であるが、コンテンツAについては処理重みが0であるため表示重みが有効でない。よって、コンテンツAの表示重みを0にし、コンテンツAの表示重み0と処理重み0およびコンテンツBの表示重み2と処理重み10の設定を行う。次に、コンテンツAの表示重み0と処理重み0およびコンテンツBの表示重み2と処理重み10をコンテンツ管理部106およびフレーム合成部111に通知するとともに、コンテンツBの処理重み10を符号化部113に通知する(ステップ1902)。
コンテンツ管理部106は、コンテンツAの表示重みが0であるため、コンテンツBを主画面と判断し、映像作成処理部1102に対してコンテンツBの映像を復号するよう指示するとともに、音声作成処理部112に対してコンテンツBの音声を復号するよう指示する(ステップ1903)。これを受けて、映像作成処理部1102は、コンテンツBの映像を復号し(ステップ1904)、音声作成処理部112は、コンテンツBの音声を復号する(ステップ1905)。その一方で、画面配置制御部103は、クライアントに指定された画面配置パターン(i)の設定を行い、画面配置パターン(i)をフレーム合成部111に通知する(ステップ1906)。
続いて、フレーム合成部111は、合成対象のコンテンツBが1つだけであるため、コンテンツBのフレームのみを主画面として合成する(ステップ1907)。ここでは、コンテンツBの処理重みが10であるため、フレーム数の削減は行わない。
その後、符号化部113は、コンテンツBの映像と音声とを再度符号化する(ステップ1908)。ここでは、コンテンツBの処理重みが10であるため、映像ビットレートの削減も音声ビットレートの削減も行わない。
このとき、CPU負荷率測定部115にて測定されたCPU負荷率が基準値を超えていれば、以降、重み制御部104がコンテンツBに設定した処理重みを小さくし、その処理重みに応じた動作が実行されることになる。
(全体動作)
ここで、本実施形態の全体動作について図20のフローチャートを参照して説明する。
図20を参照すると、まず、クライアントにより、クライアント端末200の操作入力部202上で、1以上のコンテンツの再生操作が行われる(ステップ2001)。
重み制御部104は、まず、各コンテンツの処理重みに基づき表示重みが有効であるか確認し、処理重みが0であるコンテンツについては表示重みを0にした上で、各コンテンツの処理重みと表示重みを設定する(ステップ2002)。続いて、表示重みが最大であるコンテンツを主画面に配置するコンテンツに決定する(ステップ2003)。
次に、重み制御部104は、クライアントにより指定されたコンテンツが複数であるか確認する(ステップ2004)。コンテンツが1つであれば、主画面のコンテンツの現時点の処理重みに応じて決定される映像ビットレートと音声ビットレート(図14および図15参照)との合計値が、ネットワーク転送容量測定部115により測定された現時点のネットワーク300の転送容量を超えているか確認する(ステップ2005)。ネットワーク300の転送容量を超えていれば、主画面のコンテンツに設定した処理重みを1つ小さくし(ステップ2006)、ステップ2005の処理に戻る。
重み制御部104は、主画面のコンテンツの現時点の映像ビットレートと音声ビットレートとの合計値が現時点のネットワーク300の転送容量以下になると、続いて、設定後の表示重みおよび処理重みと画面配置パターンとに基づき、フレーム合成部111によるフレーム合成処理および符号化部113による符号化処理を実行させ(ステップ2007)、その状態で、CPU負荷量測定部116により測定された現時点のCPU負荷率が基準値(例えば、90%)を超えているか確認する(ステップ2008)。CPU負荷率が基準値以下であれば、符号化部113による符号化された映像および音声の送信処理が行われ(ステップ2009)、基準値を超えていれば、ステップ2021に移行する。
一方、ステップ2004において、クライアントにより指定されたコンテンツが複数であれば、重み制御部104は、主画面のコンテンツに現時点で設定している処理重みに応じて決定される映像ビットレートと音声ビットレートとの合計値が、ネットワーク転送容量測定部115により測定された現時点のネットワーク300の転送容量を超えているか確認する(ステップ2010)。ネットワーク300の転送容量を超えていれば、主画面のコンテンツに設定した処理重みを1つ小さくし(ステップ2011)、ステップ2010の処理に戻る。
重み制御部104は、主画面のコンテンツの現時点の映像ビットレートと音声ビットレートが現時点のネットワーク300の転送容量以下になると、続いて、設定後の表示重みおよび処理重みと画面配置パターンとに基づき、フレーム合成部111による主画面コンテンツと副画面コンテンツの映像のフレーム合成処理および符号化部113による符号化処理を実行させ(ステップ2012)、その状態で、CPU負荷量測定部116により測定された現時点のCPU負荷率が基準値を超えているか確認する(ステップ2013)。CPU負荷率が基準値以下であれば、ステップ2009において、符号化部113により符号化された映像および音声の送信処理が行われる。
一方、ステップ2013において、CPU負荷率が基準値を超えていれば、重み制御部104は、副画面に配置されるコンテンツのいずれか1つを選択し(ステップ2014)、選択した副画面のコンテンツに設定した処理重みが基準最低値(例えば、1)であるか確認する(ステップ2015)。選択した副画面のコンテンツの処理重みが基準最低値でなければ、そのコンテンツに設定した処理重みを1つ小さくする(ステップ2016)。
そして、重み制御部104は、設定後の表示重みおよび処理重みと画面配置パターンとに基づき、フレーム合成部111によるフレーム合成処理および符号化部113による符号化処理を実行させ(ステップ2017)、その状態で、CPU負荷量測定部116により測定された現時点のCPU負荷率が基準値を超えているか確認する(ステップ2018)。このように、選択した副画面のコンテンツのフレーム数を少なくすることにより(図14および図15参照)、CPU負荷率が基準値以下になれば、ステップ2009において、符号化部113により符号化された画面の送信処理が行われる。また、CPU負荷率がなお基準値を超えていれば、ステップ2015の処理に戻る。
また、ステップ2015において、選択した副画面のコンテンツに設定した処理重みが基準最低値であれば、重み制御部104は、他の副画面のコンテンツがあるか確認し(ステップ2019)、他の副画面のコンテンツがあれば、ステップ2014の処理に戻り、他の副画面のコンテンツを選択し、同様の動作を行う。
一方、ステップ2019において、他の副画面のコンテンツがなければ、重み制御部104は、主画面に配置されるコンテンツを選択し(ステップ2020)、主画面のコンテンツの処理重みが基準最低値(例えば、1)であるか確認する(ステップ2021)。主画面のコンテンツの処理重みが基準最低値でなければ、そのコンテンツに設定した処理重みを1つ小さくする(ステップ2022)。
そして、重み制御部104は、設定後の表示重みおよび処理重みと画面配置パターンとに基づき、フレーム合成部111によるフレーム合成処理および符号化部113による符号化処理を実行させ(ステップ2023)、その状態で、CPU負荷量測定部116により測定された現時点のCPU負荷率が基準値を超えているか確認する(ステップ2024)。このように、符号化部113にて符号化される映像および音声の映像ビットレートおよび音声ビットレートを削減するか、主画面のコンテンツのフレーム数を少なくすることにより(図14および図15参照)、CPU負荷率が基準値以下になれば、ステップ2022において、符号化部113により符号化された画面の送信処理が行われる。また、CPU負荷率がなお基準値を超えていれば、ステップ2021の処理に戻る。
上述したように本実施形態においては、重み制御部104において、クライアント端末200から指定された各コンテンツの処理重みの設定を行い、各コンテンツの処理重みに応じて、フレーム合成部111にてフレーム数の削減が行われ、符号化部113にて再符号化の際のビットレートの削減が行われている。そのため、クライアントは、表示品質を確保したいコンテンツ(多くの場合、主画面に配置するコンテンツと考えられる)については、自身で処理重みを大きく指定することにより、表示品質を確保することができる。
また、本実施形態においては、ネットワーク転送容量測定部115において、ネットワーク300の転送容量を測定し、重み制御部104において、主画面に配置するコンテンツの処理重みに応じて決定される映像ビットレートおよび音声ビットレートの合計値がネットワーク300の転送容量を超えている場合、主画面に配置するコンテンツに設定した処理重みを小さくしている。そのため、ホームサーバ100からクライアント端末200に対しては、ネットワーク300の転送容量以下の状態で、コンテンツが送信されるため、ネットワーク300全体に対する負荷を低減することができる。
また、本実施形態においては、CPU負荷率測定部115において、CPUの負荷率をし、重み制御部104において、CPUの負荷率が基準値を超えている場合、まず、副画面に配置するコンテンツに設定した処理重みを優先的に小さくし、その後に、副画面に配置するコンテンツに設定した処理重みを小さくしている。そのため、ネットワーク300のトラフィックにより操作に反映した動作が遅れる場合でも、副画面の表示品質が下がるだけで、主画面の表示品質は確保することができる。
本発明の第1の実施形態のコンテンツ再生システムの構成を示す図である。 図1に示したコンテンツ再生システムの動作の概略を説明する図である。 主画面および副画面を説明する図である。 主画面および副画面の画面配置パターンを説明する図である。 コンテンツ再生時の画面の状態を説明する図である。 図1に示したコンテンツ再生システムの動作の一例を説明する図である。 MPEGフレームの画面移動量スカラー値の算出方法を説明する図である。 各時刻のMPEGフレームの画面移動量スカラー値を示すグラフである。 各時刻のMPEGフレームの音声レベルを示すグラフである。 図1に示したコンテンツ再生システムにおいて、副画面に配置するコンテンツに表示重みの残数を割り当てる動作を説明するフローチャートである。 図1に示したコンテンツ再生システムの動作の他の例を説明する図である。 図1に示したコンテンツ再生システムの動作の一例を説明するフローチャートである。 図1に示したコンテンツ再生システムの動作の他の例を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施形態のコンテンツ再生システムの構成を示す図である。 処理重みに応じて決定される処理を説明する図である。 処理重みに応じて決定される処理の具体例を説明する図である。 図14に示したコンテンツ再生システムの動作の一例を説明する図である。 図14に示したコンテンツ再生システムの動作の他の例を説明する図である。 図14に示したコンテンツ再生システムの動作のさらに他の例を説明する図である。 図14に示したコンテンツ再生システムの動作の一例を説明するフローチャートである。
符号の説明
100 ホームサーバ
101 通信制御部
102 操作情報管理部
103 画面配置制御部
104 重み制御部
105 キーワード管理部
106 コンテンツ管理部
107 アンテナ
108 チューナ
109 コンテンツ格納部
1101〜110n 映像作成処理部
111 フレーム合成部
112 音声作成処理部
113 符号化部
114 MPEG解析部
115 ネットワーク転送容量測定部
116 CPU負荷量測定部
200 クライアント端末
201 通信制御部
202 操作入力部
203 表示部
204 音声出力部
300 ネットワーク

Claims (36)

  1. コンテンツを再生するクライアント端末と、コンテンツを符号化された状態で取得し、当該コンテンツを前記クライアント端末にネットワークを介して送信するサーバとを有してなるコンテンツ再生システムにおいて、
    前記サーバは、
    コンテンツの符号化された映像を復号する複数の映像作成処理部と、
    コンテンツを示す情報と、当該コンテンツの表示の優先度を示す表示重みの値と、を前記クライアント端末から操作情報として受信する操作情報管理部と、
    前記操作情報管理部にて前記操作情報として受信された各コンテンツの表示重みの値を、各コンテンツに設定する重み制御部と、
    前記複数の映像作成処理部のそれぞれにて復号されたコンテンツのうち前記重み制御部にて設定された表示重みの値が最大値であるコンテンツの映像を主画面に配置し、その他のコンテンツの映像を各コンテンツごとに副画面に配置するフレーム合成を行うフレーム合成部と、
    前記フレーム合成部にて複数のコンテンツがフレーム合成された映像を再符号化し、主画面に配置するコンテンツの符号化された音声とともに、前記ネットワークを介して前記クライアント端末に送信する符号化部と、
    前記重み制御部により、主画面および副画面に配置されたコンテンツに設定された表示重みの値の合計値が基準最大値に満たない場合、コンテンツの符号化された映像および音声がMPEGデータであれば、副画面に配置されるコンテンツごとに、各時刻のMPEGフレームの映像を分割した特定のブロックにおける移動方向と移動量とを示すベクトルをサンプルとして抽出し、抽出したベクトルの平均移動量の絶対値を算出するとともに、各時刻のMPEGフレームの音声レベルを算出するMPEG解析部と、を有し、
    前記重み制御部は、前記合計値が前記基準最大値に満たない場合、前記MPEG解析部にて算出された前記平均移動量の絶対値が一定期間基準値を超えるか、および/または前記音声レベルが一定期間基準値を超えた場合に、該当するコンテンツに設定した表示重みに、前記基準最大値から前記合計値を差し引いた表示重みの残値を割り当てる、コンテンツ再生システム。
  2. 前記フレーム合成部は、副画面に配置するコンテンツの映像については、当該コンテンツの表示重みの値が大きいほど表示サイズを大きくする、請求項に記載のコンテンツ再生システム。
  3. 前記操作情報管理部は、前記クライアント端末から前記操作情報として、主画面と副画面との画面配置パターンをさらに受信し、
    前記フレーム合成部は、前記操作情報管理部にて前記操作情報として受信された画面配置パターンに応じた画面配置で、主画面と副画面とを配置する、請求項またはに記載のコンテンツ再生システム。
  4. 前記操作情報管理部は、前記クライアント端末から前記操作情報として、コンテンツの処理の優先度を示す処理重みの値をさらに受信し、
    前記重み制御部は、前記操作情報管理部にて前記操作情報として受信された各コンテンツの処理重みの値を、各コンテンツに設定し
    前記フレーム合成部は、主画面に配置するコンテンツの処理重みとして前記重み制御部にて設定された値が一定範囲内にある場合、当該処理重みの値が小さいほどコンテンツの映像のフレーム数を少なくし、また、副画面に配置するコンテンツの処理重みとして前記重み制御部にて設定された値が一定範囲内にある場合、当該処理重みの値が小さいほどコンテンツの映像のフレーム数を少なくし、
    前記符号化部は、主画面に配置するコンテンツの処理重みとして前記重み制御部にて設定された値が一定範囲内にある場合、当該処理重みの値が小さいほど前記映像を再符号化する際の映像ビットレートを下げる、請求項からのいずれか1項に記載のコンテンツ再生システム。
  5. 前記サーバは、
    前記重み制御部にて設定された表示重みの値が最大値で、主画面に配置されるコンテンツの符号化された音声を復号する音声作成処理部をさらに有し、
    前記符号化部は、前記フレーム合成部にてフレーム合成された映像とともに前記音声作成処理部にて復号された音声を再符号化することを行い、主画面に配置するコンテンツの処理重みとして前記重み制御部にて設定された値が一定範囲内にある場合、当該処理重みの値が小さいほど前記映像および前記音声を再符号化する際の映像ビットレートおよび音声ビットレートを下げる、請求項に記載のコンテンツ再生システム。
  6. 前記サーバは、
    前記ネットワークの転送容量を測定するネットワーク転送容量測定部をさらに有し、
    前記重み制御部は、主画面に配置するコンテンツの処理重みの値に応じて決定される、前記符号化部による映像ビットレートおよび音声ビットレートの合計値が、前記ネットワーク転送容量測定部にて測定された前記ネットワークの転送容量を超えている場合、主画面に配置するコンテンツに設定した処理重みの値を小さくする、請求項に記載のコンテンツ再生システム。
  7. 前記重み制御部は、前記映像ビットレートおよび音声ビットレートの合計値が前記ネットワークの転送容量を超えている場合、前記映像ビットレートおよび音声ビットレートの合計値が前記ネットワークの転送容量以下になるまでは、主画面に配置するコンテンツに設定した処理重みの値を基準最低値まで段階的に小さくする、請求項に記載のコンテンツ再生システム。
  8. 前記サーバは、
    CPUと、
    前記CPUの負荷率を測定するCPU負荷率測定部とをさらに有し、
    前記重み制御部は、前記CPU負荷率測定部にて測定された前記CPUの負荷率が基準値を超えている場合、副画面に配置するコンテンツに設定した処理重みの値を小さくする、請求項に記載のコンテンツ再生システム。
  9. 前記重み制御部は、前記CPU負荷率測定部にて測定された前記CPUの負荷率が基準値以下になるまでは、副画面に配置するコンテンツに設定した処理重みの値を基準最低値まで段階的に小さくする、請求項に記載のコンテンツ再生システム。
  10. 前記重み制御部は、副画面に配置する全てのコンテンツの処理重みの値を基準最低値にしても、前記CPU負荷率測定部にて測定された前記CPUの負荷率が基準値を超えている場合、主画面に配置するコンテンツに設定した処理重みの値を小さくする、請求項に記載のコンテンツ再生システム。
  11. 前記重み制御部は、前記CPU負荷率測定部にて測定された前記CPUの負荷率が基準値以下になるまでは、主画面に配置するコンテンツに設定した処理重みの値を基準最低値まで段階的に小さくする、請求項10に記載のコンテンツ再生システム。
  12. 前記重み制御部は、前記操作情報管理部にて前記操作情報として受信されたコンテンツの処理重みの値が0である場合、当該コンテンツの表示重みの値を0に設定する、請求項から11のいずれか1項に記載のコンテンツ再生システム。
  13. コンテンツを符号化された状態で取得し、当該コンテンツをクライアント端末にネットワークを介して送信するサーバにおいて、
    コンテンツの符号化された映像を復号する複数の映像作成処理部と、
    コンテンツを示す情報と、当該コンテンツの表示の優先度を示す表示重みの値と、を前記クライアント端末から操作情報として受信する操作情報管理部と、
    前記操作情報管理部にて前記操作情報として受信された各コンテンツの表示重みの値を、各コンテンツに設定する重み制御部と、
    前記複数の映像作成処理部のそれぞれにて復号されたコンテンツのうち前記重み制御部にて設定された表示重みの値が最大値であるコンテンツの映像を主画面に配置し、その他のコンテンツの映像を各コンテンツごとに副画面に配置するフレーム合成を行うフレーム合成部と、
    前記フレーム合成部にて複数のコンテンツがフレーム合成された映像を再符号化し、主画面に配置するコンテンツの符号化された音声とともに、前記ネットワークを介して前記クライアント端末に送信する符号化部と、
    前記重み制御部により、主画面および副画面に配置されたコンテンツに設定された表示重みの値の合計値が基準最大値に満たない場合、コンテンツの符号化された映像および音声がMPEGデータであれば、副画面に配置されるコンテンツごとに、各時刻のMPEGフレームの映像を分割した特定のブロックにおける移動方向と移動量とを示すベクトルをサンプルとして抽出し、抽出したベクトルの平均移動量の絶対値を算出するとともに、各時刻のMPEGフレームの音声レベルを算出するMPEG解析部と、を有し、
    前記重み制御部は、前記合計値が前記基準最大値に満たない場合、前記MPEG解析部にて算出された前記平均移動量の絶対値が一定期間基準値を超えるか、および/または前記音声レベルが一定期間基準値を超えた場合に、該当するコンテンツに設定した表示重みに、前記基準最大値から前記合計値を差し引いた表示重みの残値を割り当てる、サーバ。
  14. 前記フレーム合成部は、副画面に配置するコンテンツの映像については、当該コンテンツの表示重みの値が大きいほど表示サイズを大きくする、請求項13に記載のサーバ。
  15. 前記操作情報管理部は、前記クライアント端末から前記操作情報として、主画面と副画面との画面配置パターンをさらに受信し、
    前記フレーム合成部は、前記操作情報管理部にて前記操作情報として受信された画面配置パターンに応じた画面配置で、主画面と副画面とを配置する、請求項13または14に記載のサーバ。
  16. 前記操作情報管理部は、前記クライアント端末から前記操作情報として、コンテンツの処理の優先度を示す処理重みの値をさらに受信し、
    前記重み制御部は、前記操作情報管理部にて前記操作情報として受信された各コンテンツの処理重みの値を、各コンテンツに設定し
    前記フレーム合成部は、主画面に配置するコンテンツの処理重みとして前記重み制御部にて設定された値が一定範囲内にある場合、当該処理重みの値が小さいほどコンテンツの映像のフレーム数を少なくし、また、副画面に配置するコンテンツの処理重みとして前記重み制御部にて設定された値が一定範囲内にある場合、当該処理重みの値が小さいほどコンテンツの映像のフレーム数を少なくし、
    前記符号化部は、主画面に配置するコンテンツの処理重みとして前記重み制御部にて設定された値が一定範囲内にある場合、当該処理重みの値が小さいほど前記映像を再符号化する際の映像ビットレートを下げる、請求項13から15のいずれか1項に記載のサーバ。
  17. 前記重み制御部にて設定された表示重みの値が最大値で、主画面に配置されるコンテンツの符号化された音声を復号する音声作成処理部をさらに有し、
    前記符号化部は、前記フレーム合成部にてフレーム合成された映像とともに前記音声作成処理部にて復号された音声を再符号化することを行い、主画面に配置するコンテンツの処理重みとして前記重み制御部にて設定された値が一定範囲内にある場合、当該処理重みの値が小さいほど前記映像および前記音声を再符号化する際の映像ビットレートおよび音声ビットレートを下げる、請求項16に記載のサーバ。
  18. 前記ネットワークの転送容量を測定するネットワーク転送容量測定部をさらに有し、
    前記重み制御部は、主画面に配置するコンテンツの処理重みの値に応じて決定される、前記符号化部による映像ビットレートおよび音声ビットレートの合計値が、前記ネットワーク転送容量測定部にて測定された前記ネットワークの転送容量を超えている場合、主画面に配置するコンテンツに設定した処理重みの値を小さくする、請求項17に記載のサーバ。
  19. 前記重み制御部は、前記映像ビットレートおよび音声ビットレートの合計値が前記ネットワークの転送容量を超えている場合、前記映像ビットレートおよび音声ビットレートの合計値が前記ネットワークの転送容量以下になるまでは、主画面に配置するコンテンツに設定した処理重みの値を基準最低値まで段階的に小さくする、請求項18に記載のサーバ。
  20. CPUと、
    前記CPUの負荷率を測定するCPU負荷率測定部とをさらに有し、
    前記重み制御部は、前記CPU負荷率測定部にて測定された前記CPUの負荷率が基準値を超えている場合、副画面に配置するコンテンツに設定した処理重みの値を小さくする、請求項19に記載のサーバ。
  21. 前記重み制御部は、前記CPU負荷率測定部にて測定された前記CPUの負荷率が基準値以下になるまでは、副画面に配置するコンテンツに設定した処理重みの値を基準最低値まで段階的に小さくする、請求項20に記載のサーバ。
  22. 前記重み制御部は、副画面に配置する全てのコンテンツの処理重みの値を基準最低値にしても、前記CPU負荷率測定部にて測定された前記CPUの負荷率が基準値を超えている場合、主画面に配置するコンテンツに設定した処理重みの値を小さくする、請求項21に記載のサーバ。
  23. 前記重み制御部は、前記CPU負荷率測定部にて測定された前記CPUの負荷率が基準値以下になるまでは、主画面に配置するコンテンツに設定した処理重みの値を基準最低値まで段階的に小さくする、請求項22に記載のサーバ。
  24. 前記重み制御部は、前記操作情報管理部にて前記操作情報として受信されたコンテンツの処理重みの値が0である場合、当該コンテンツの表示重みの値を0に設定する、請求項16から23のいずれか1項に記載のサーバ。
  25. コンテンツを再生するクライアント端末と、コンテンツを符号化された状態で取得し、当該コンテンツを前記クライアント端末にネットワークを介して送信するサーバとを有してなるコンテンツ再生システムによるコンテンツ再生方法であって、
    前記サーバが、コンテンツの符号化された映像を復号するステップと、
    前記クライアント端末が、コンテンツを示す情報と、当該コンテンツの表示の優先度を示す表示重みの値と、を操作情報として送信するステップと、
    前記サーバが、前記操作情報として受信された各コンテンツの表示重みの値を、各コンテンツに設定するステップと、
    前記サーバが、前記復号されたコンテンツのうち表示重みの値が最大値であるコンテンツの映像を主画面に配置し、その他のコンテンツの映像を各コンテンツごとに副画面に配置するフレーム合成を行うステップと、
    前記サーバが、前記フレーム合成された映像を再符号化し、主画面に配置するコンテンツの符号化された音声とともに、前記ネットワークを介して前記クライアント端末に送信するステップと、
    前記サーバが、主画面および副画面に配置されたコンテンツに設定した表示重みの値の合計値が基準最大値に満たない場合、コンテンツの符号化された映像および音声がMPEGデータであれば、副画面に配置されるコンテンツごとに、各時刻のMPEGフレームの映像を分割した特定のブロックにおける移動方向と移動量とを示すベクトルをサンプルとして抽出し、抽出したベクトルの平均移動量の絶対値を算出するとともに、各時刻のMPEGフレームの音声レベルを算出するステップと、
    前記サーバが、前記合計値が前記基準最大値に満たない場合、前記平均移動量の絶対値が一定期間基準値を超えるか、および/または前記音声レベルが一定期間基準値を超えた場合に、該当するコンテンツに設定した表示重みに、前記基準最大値から前記合計値を差し引いた表示重みの残値を割り当てるステップと、を有するコンテンツ再生方法。
  26. 前記フレーム合成を行うステップでは、前記サーバが、副画面に配置するコンテンツの映像については、当該コンテンツの表示重みの値が大きいほど表示サイズを大きくする、請求項25に記載のコンテンツ再生方法。
  27. 前記操作情報を送信するステップでは、前記クライアント端末が、前記操作情報として、主画面と副画面との画面配置パターンをさらに送信し、
    前記フレーム合成を行うステップでは、前記サーバが、前記操作情報として受信された画面配置パターンに応じた画面配置で、主画面と副画面とを配置する、請求項25または26に記載のコンテンツ再生方法。
  28. 前記操作情報を送信するステップでは、前記クライアント端末が、前記操作情報として、コンテンツの処理の優先度を示す処理重みの値をさらに送信し、
    前記サーバが、前記操作情報として受信された各コンテンツの処理重みの値を、各コンテンツに設定するステップをさらに有し、
    前記フレーム合成を行うステップでは、主画面に配置するコンテンツの処理重みとして設定された値が一定範囲内にある場合、当該処理重みの値が小さいほどコンテンツの映像のフレーム数を少なくし、また、副画面に配置するコンテンツの処理重みとして設定された値が一定範囲内にある場合、当該処理重みの値が小さいほどコンテンツの映像のフレーム数を少なくし、
    前記符号化を行うステップでは、主画面に配置するコンテンツの処理重みとして設定された値が一定範囲内にある場合、当該処理重みの値が小さいほど前記映像を再符号化する際の映像ビットレートを下げる、請求項25から27のいずれか1項に記載のコンテンツ再生方法。
  29. 前記サーバが、表示重みの値が最大値で主画面に配置されるコンテンツの符号化された音声を復号するステップをさらに有し、
    前記符号化を行うステップでは、前記フレーム合成された映像とともに前記復号された音声を再符号化することを行い、主画面に配置するコンテンツの処理重みとして設定された値が一定範囲内にある場合、当該処理重みの値が小さいほど前記映像および前記音声を再符号化する際の映像ビットレートおよび音声ビットレートを下げる、請求項28に記載のコンテンツ再生方法。
  30. 前記サーバが、前記ネットワークの転送容量を測定するステップをさらに有し、
    前記処理重みを設定するステップでは、前記サーバが、主画面に配置するコンテンツの処理重みの値に応じて決定される映像ビットレートおよび音声ビットレートの合計値が、前記ネットワークの転送容量を超えている場合、主画面に配置するコンテンツに設定した処理重みの値を小さくする、請求項29に記載のコンテンツ再生方法。
  31. 前記処理重みを設定するステップでは、前記サーバが、前記映像ビットレートおよび音声ビットレートの合計値が前記ネットワークの転送容量を超えている場合、前記映像ビットレートおよび音声ビットレートの合計値が前記ネットワークの転送容量以下になるまでは、主画面に配置するコンテンツに設定した処理重みの値を基準最低値まで段階的に小さくする、請求項30に記載のコンテンツ再生方法。
  32. 前記サーバが、CPUの負荷率を測定するステップをさらに有し、
    前記処理重みを設定するステップでは、前記サーバが、前記CPUの負荷率が基準値を超えている場合、副画面に配置するコンテンツに設定した処理重みの値を小さくする、請求項31に記載のコンテンツ再生方法。
  33. 前記処理重みを設定するステップでは、前記サーバが、前記CPUの負荷率が基準値以下になるまでは、副画面に配置するコンテンツに設定した処理重みの値を基準最低値まで段階的に小さくする、請求項32に記載のコンテンツ再生方法。
  34. 前記処理重みを設定するステップでは、前記サーバが、副画面に配置する全てのコンテンツの処理重みの値を基準最低値にしても、前記CPUの負荷率が基準値を超えている場合、主画面に配置するコンテンツに設定した処理重みの値を小さくする、請求項33に記載のコンテンツ再生方法。
  35. 前記処理重みを設定するステップでは、前記サーバが、前記CPUの負荷率が基準値以下になるまでは、主画面に配置するコンテンツに設定した処理重みの値を基準最低値まで段階的に小さくする、請求項34に記載のコンテンツ再生方法。
  36. 前記表示重みを設定するステップでは、前記操作情報として受信されたコンテンツの処理重みの値が0である場合、当該コンテンツの表示重みの値を0に設定する、請求項28から35のいずれか1項に記載のコンテンツ再生方法。
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