JP4354668B2

JP4354668B2 - Plastic molded body having an insert metal fitting

Info

Publication number: JP4354668B2
Application number: JP2002011119A
Authority: JP
Inventors: 慶祐坂口; 晃一森
Original assignee: Sakae Riken Kogyo Co Ltd
Current assignee: Sakae Riken Kogyo Co Ltd
Priority date: 2002-01-21
Filing date: 2002-01-21
Publication date: 2009-10-28
Anticipated expiration: 2022-01-21
Also published as: JP2003213973A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラスチック成形体の一部にインサート金具を有するインサート金具付きのプラスチック成形体に関するものであり、特に、金具の装着されるボス部の開口端部のところに、金具が熱溶着手段等にて装着されたときに、上記ボス部の開口端部のところに残留応力が生じないように上記ボス部の径を予め大き目に設定しておくようにしたインサート金具を有するプラスチック成形体に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
一般に、プラスチック成形体の一部にインサートナット等の金具が取付けられる場合、プラスチック成形体の一部にボス部を設けるとともに当該ボス部のところに上記インサート金具を熱溶着手段あるいは接着剤を介した圧入手段等にて装着されるようになっているものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のようなインサート金具のボス部への装着方法においては、上記ボス部の装着部周り、特に、その開口端部のところには、金具の装着に起因する残留応力が生ずることとなる。そして、このような残留応力の存在するところに、特定の溶剤が付着したりすると、上記残留応力を有するボス部の開口端部のところが上記溶剤によって損傷を受けるおそれがあると言う問題点がある。このような問題点を解決するために、上記インサート金具の装着されるボス部の開口端部周りには、金具装着時において残留応力の生じないような特殊な形状を採らせるようにしたボス部にインサート金具を有するプラスチック成形体を提供しようとするのが、本発明の目的（課題）である。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明においては次のような手段を講ずることとした。すなわち、請求項１記載の発明においては、ボス部にインサート金具を有するものであって当該インサート金具の上記ボス部への装着方法が熱溶着手段等にて行われるようにしたボス部にインサート金具を有するプラスチック成形体に関して、上記インサート金具を円筒状の形態からなるものであってその全表面に渡ってローレット部の設けられた円筒状部を主に形成させるとともに、このようなインサート金具の取り付けられるボス部の開口端部のところに、上記インサート金具が装着されたときに、当該インサート金具を形成する上記円筒状部の外周部との間に溶着代または圧入代がゼロの値になるように形成された隙間部を、その全周にわたって、かつ、ボス部開口端面から少なくとも３ｍｍ以上の所定の長さにわたって設けるようにした構成を採ることとした。
【０００５】
このような構成を採ることにより、本発明のものにおいては、上記ボス部の開口端部のところには上記インサート金具の装着に起因する残留応力が生じないようになる。従って、このようなボス部開口端部のところに特定の溶剤が付着したとしても、当該ボス部開口端部のところには、上記溶剤による損傷部（破損部）が生じないようになる。一般に、例えば、上記プラスチック成形体が車両用のドアハンドルであるような場合、このようなドアハンドルを有する車両は、その外表面部がさび止め用のワックスにて被われた状態で保管されるとともに、このような車両が顧客に渡されるときには上記防錆用ワックスは所定のアルカリ性溶剤等を用いて取り除かれるようになっている。このときに用いられるアルカリ性溶剤にて上記インサート金具等の装着されたボス部開口端部が損傷を受ける場合がある。このようなアルカリ性溶剤による損傷に対して、本発明のものにおいては、上記開口端部のところに残留応力が生じないようになっているので、何ら問題の生ずることがない。
【０００６】
また、本発明においては、上記インサート金具の装着されるボス部開口端部に設けられる隙間部を少なくとも開口端面から３ｍｍのところまでは設けるようにした構成を採ることとした。このような構成を採ることにより、インサート金具の装着されるボス部開口端部におけるアルカリ性溶剤による損傷（破損）の発生が抑止されることとなる。特に、上記残留応力の存在に基づくアルカリ性溶剤による損傷は、開口端面部において最も著しく生ずるものであるところから、これらを考慮して、本発明のものにおいては上記隙間ゼロの部分がボス部の開口端面から少なくとも３ｍｍ奥部までは設けられるようにし、これによって、開口端部周りには残留応力が生じないようにした。その結果、この部分（周り）におけるアルカリ性溶剤に起因する損傷の発生等を効果的に抑止することができるようになる。
【０００７】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について、図１及び図２を基に説明する。本実施の形態にかかるものは、例えば図１に示す如く、ドア外板の外側に設けられるものであって所定のプラスチック材にて形成されるアウタードアハンドル本体１と、当該アウタードアハンドル本体１の一部に形成されたボス部１１に取付けられるインサート金具２と、からなることを基本とするものである。このような基本構成からなるものにおいて、上記アウタードアハンドル本体１は、本実施の形態においては、ポリカーボネイト（ＰＣ）、またはポリブチレンテレフタレート（ＰＢＴ）等の材料が採用されるようになっている。
【０００８】
また、このような構成からなるアウタードアハンドル本体１の一部には、図１及び図２に示す如く、ナット等のインサート金具２の取付けられるボス部１１が設けられるようになっている。このボス部１１の具体的構成は、図２に示す如く、開口端部のところに設けられるものであって所定の内径（Ｄ2 ）を有するように形成された溶着代（掛り代）がゼロの状態に形成される隙間部１１２と、当該隙間部１１２の奥部に形成されるものであって所定の溶着代を有するように内径の値がＤ1に設定される溶着部１１１と、からなるものである。なお、このような構成からなるものにおいて、上記隙間部１１２の、その奥行きの長さ（Ｌ）は少なくとも３ｍｍ以上の値が採られるようになっている。すなわち、Ｌ≧３ｍｍの関係式が成り立つようになっているものである。
【０００９】
次に、このような構成からなるボス部１１内に装着されるインサート金具２について説明する。このものは、例えば図２に示す如く、その円筒状部の外表面部に所定のローレット部２１等を有する金属製の部材からなるものであって、本実施の形態においてはインサートナットが挙げられている。このようなインサートナット（インサート金具）２の上記ローレット部２１の外径寸法（ｄ）の値は、ボス部１１の溶着部１１１の内径寸法（Ｄ1）よりも大きく、かつ、隙間部１１２の内径寸法（Ｄ2）よりは小さく設定されているものである。すなわち、Ｄ1<ｄ≦Ｄ2の関係式が成り立つようになっている。具体的には、本実施の形態においては、Ｄ1＝８．７ｍｍ、Ｄ2＝９．５ｍｍ、ｄ＝９．１ｍｍに設定されるようになっている。そして、溶着代がゼロの値に設定される隙間部１１２の長さの値は３ｍｍに設定されるようになっている。
【００１０】
このような構成からなるインサートナット（インサート金具）２が所定の温度に加熱された状態で上記ボス部１１の内径側に装着されると、上記溶着部１１１の内表面部が上記インサートナット（インサート金具）２のローレット部２１によって溶かされ、上記溶着部１１１が上記ローレット部２１の外表面部に溶着するようになる。一方、このような溶着状態にあって、ボス部１１の開口端部側には、長さＬの間にわたって隙間部１１２が設けられるようになっているので、この部分は溶着状態が形成されず、よって、この隙間部１１２には残留応力が生じないようになる。従って、このようなインサートナット（インサート金具）装着部に、仮にアルカリ性溶剤等が浸入して来たとしても、ボス部１１の開口端部（隙間部１１２）のところにはアルカリ性溶剤による損傷等は発生しないようになる。一般に、例えば、上記プラスチック成形体が車両用のドアハンドルであるような場合、このようなドアハンドル１を有する車両は、その外表面部がさび止め用のワックスにて被われた状態で保管されるとともに、このような車両が顧客に渡されるときには上記防錆用ワックスは所定のアルカリ性溶剤等を用いて取り除かれるようになっており、このときに用いられるアルカリ性溶剤にて上記インサート金具２等の溶着されたボス部開口端部周り（隙間部１１２）が損傷を受ける場合がある。このようなアルカリ性溶剤による損傷に対して、本実施の形態のものにおいては、上記開口端部（隙間部１１２）のところに残留応力が生じないようになっているので、何ら問題の生ずることがない。
【００１１】
【発明の効果】
本発明によれば、ボス部にインサート金具を有するものであって当該インサート金具の上記ボス部への装着方法が熱溶着手段または圧入手段等にて行われるようにしたボス部にインサート金具を有するプラスチック成形体に関して、上記インサート金具の取り付けられるボス部の開口端部のところに、上記インサート金具が装着されたときに、当該インサート金具の外周部との間に溶着代または圧入代がゼロの値になるように形成された隙間部を設けるようにした構成を採ることとしたので、上記ボス部の開口端部のところには上記インサート金具の装着に起因する残留応力が生じないようになり、このようなボス部開口端部のところに特定の溶剤が付着したとしても、当該ボス部開口端部のところには、上記溶剤による損傷部（破損部）が生じないようになった。
【００１２】
また、本発明においては、上記インサート金具の装着されるボス部開口端部に設けられる隙間部を少なくとも開口端面から３ｍｍのところまでは設けるようにした構成を採ることとしたので、インサート金具の装着されるボス部開口端部におけるアルカリ性溶剤による損傷（破損）の発生を抑止することができるようになった。特に、本発明のものにおいては、上記残留応力の存在に基づくアルカリ性溶剤による損傷は、開口端面部において最も著しく生ずるものであるところから、これらを考慮して上記隙間ゼロの部分をボス部の開口端面から少なくとも３ｍｍ奥部までは設けるようにし、これによって、開口端部周りには残留応力部を生じさせないようにし、この部分（周り）におけるアルカリ性溶剤による損傷の発生等を効果的に抑止することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の全体構成を示す横断面図である。
【図２】本発明にかかるボス部及びインサート金具の全体構成を示す展開図である。
【符号の説明】
１ドアハンドル本体（アウタードアハンドル本体）
１１ボス部
１１１溶着部
１１２隙間部
２インサート金具（インサートナット）
２１ローレット部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a plastic molded body with an insert metal fitting having an insert metal fitting in a part of the plastic molded body, and in particular, the metal fitting is attached at the opening end of a boss portion to which the metal fitting is attached, and the like. A plastic molded body having an insert fitting in which the diameter of the boss portion is set to be large in advance so that residual stress does not occur at the opening end portion of the boss portion when mounted with It is.
[0002]
[Prior art]
In general, when a metal fitting such as an insert nut is attached to a part of a plastic molded body, a boss portion is provided in a part of the plastic molded body and the insert metal fitting is attached to the boss portion via a heat welding means or an adhesive. It is to be mounted by press-fitting means or the like.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the mounting method of the insert fitting to the boss portion as described above, residual stress resulting from the fitting of the fitting is generated around the mounting portion of the boss portion, particularly at the opening end portion thereof. . And when a specific solvent adheres to the place where such residual stress exists, there is a problem that the opening end portion of the boss portion having the residual stress may be damaged by the solvent. . In order to solve such a problem, the boss part is made to take a special shape around the opening end of the boss part to which the insert metal fitting is attached so that no residual stress is generated when the metal fitting is attached. It is an object (problem) of the present invention to provide a plastic molded body having an insert metal fitting.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the following measures are taken in the present invention. That is, in the first aspect of the present invention, the insert metal fitting is provided in the boss portion having the insert metal fitting in the boss portion, and the mounting method of the insert metal fitting to the boss portion is performed by the heat welding means or the like. In the plastic molded body having the above, the insert fitting is formed in a cylindrical shape, and a cylindrical portion provided with a knurled portion is mainly formed over the entire surface, and the attachment of the insert fitting is provided. When the insert metal fitting is mounted at the open end of the boss portion, the welding allowance or press-fitting allowance is zero between the outer peripheral portion of the cylindrical portion forming the insert metal fitting. a gap portion formed on, over its entire circumference, and, as provided at least 3mm or more predetermined over a length from the boss portion opening end surface And it was decided to adopt a configuration.
[0005]
By adopting such a configuration, in the present invention, the residual stress due to the mounting of the insert fitting is not generated at the opening end portion of the boss portion. Therefore, even if a specific solvent adheres to such a boss portion opening end portion, a damaged portion (broken portion) due to the solvent does not occur at the boss portion opening end portion. Generally, for example, when the plastic molded body is a door handle for a vehicle, the vehicle having such a door handle is stored with its outer surface covered with rust-preventing wax. At the same time, when such a vehicle is delivered to a customer, the rust preventive wax is removed using a predetermined alkaline solvent or the like. The alkaline solvent used at this time may damage the opening end of the boss portion on which the insert fitting or the like is mounted. With respect to the damage caused by such an alkaline solvent, the present invention does not cause any problem because the residual stress is not generated at the opening end portion.
[0006]
Moreover, in this invention, it was decided to take the structure which provided the clearance gap provided in the boss | hub opening end part to which the said insert metal fitting is mounted at least to the place of 3 mm from an opening end surface. By adopting such a configuration, the occurrence of damage (breakage) due to the alkaline solvent at the opening end of the boss portion where the insert fitting is mounted is suppressed. In particular, since the damage due to the alkaline solvent due to the presence of the residual stress is most noticeable in the opening end face portion, in consideration of these, in the present invention, the zero gap portion is the opening of the boss portion. from the end face to at least 3mm deep portion as is provided, whereby, around the open end and to the residual stress does not occur. As a result, it is possible to effectively suppress the occurrence of damage caused by the alkaline solvent in this portion (around).
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. For example, as shown in FIG. 1, an outer door handle main body 1 that is provided on the outside of a door outer plate and is formed of a predetermined plastic material, and the outer door handle main body 1 according to the present embodiment. And the insert metal fitting 2 attached to the boss part 11 formed in a part of the base. In this embodiment, the outer door handle body 1 is made of a material such as polycarbonate (PC) or polybutylene terephthalate (PBT) in the present embodiment.
[0008]
Moreover, as shown in FIG.1 and FIG.2, the boss | hub part 11 to which insert metal fittings 2, such as a nut, are attached is provided in a part of outer door handle main body 1 which consists of such a structure. As shown in FIG. 2, the specific structure of the boss 11 is provided at the opening end and has a welding allowance (hanging allowance) formed to have a predetermined inner diameter (D2). A gap portion 112 formed in a state, and a weld portion 111 that is formed at the back of the gap portion 112 and has a predetermined welding allowance and whose inner diameter value is set to D1. It is. In addition, in what consists of such a structure, the length (L) of the depth of the said clearance gap part 112 takes the value of at least 3 mm or more. That is, the relational expression L ≧ 3 mm is established.
[0009]
Next, the insert metal fitting 2 mounted in the boss portion 11 having such a configuration will be described. For example, as shown in FIG. 2, this is made of a metal member having a predetermined knurled portion 21 or the like on the outer surface portion of the cylindrical portion. In this embodiment, an insert nut is used. ing. The value of the outer diameter (d) of the knurled portion 21 of the insert nut (insert metal fitting) 2 is larger than the inner diameter (D1) of the welded portion 111 of the boss portion 11 and the inner diameter of the gap portion 112. It is set smaller than the dimension (D2). That is, the relational expression D1 <d ≦ D2 is established. Specifically, in the present embodiment, D1 = 8.7 mm, D2 = 9.5 mm, and d = 9.1 mm are set. The length value of the gap 112 where the welding allowance is set to zero is set to 3 mm.
[0010]
When the insert nut (insert metal fitting) 2 having such a configuration is mounted on the inner diameter side of the boss portion 11 in a state heated to a predetermined temperature, the inner surface portion of the welded portion 111 is inserted into the insert nut (insert The knurled portion 21 of the metal fitting 2 is melted, and the welded portion 111 is welded to the outer surface portion of the knurled portion 21. On the other hand, in such a welded state, the gap portion 112 is provided on the opening end side of the boss portion 11 over the length L, so that no welded state is formed in this portion. Therefore, no residual stress is generated in the gap 112. Therefore, even if an alkaline solvent or the like has entered the insert nut (insert metal fitting) mounting portion, the boss portion 11 is not damaged by the alkaline solvent at the opening end portion (gap portion 112). It will not occur. In general, for example, when the plastic molded body is a door handle for a vehicle, the vehicle having such a door handle 1 is stored with its outer surface covered with rust-preventing wax. In addition, when such a vehicle is delivered to a customer, the rust-preventing wax is removed using a predetermined alkaline solvent or the like, and the insert fitting 2 or the like is removed with the alkaline solvent used at this time. The welded boss part opening edge part periphery (gap part 112) may be damaged. In the present embodiment, no residual stress is generated at the opening end portion (gap portion 112) against the damage caused by the alkaline solvent. Absent.
[0011]
【The invention's effect】
According to the present invention, the boss portion has the insert metal fitting, and the boss portion has the insert metal fitting attached to the boss portion by the heat welding means or the press-fitting means. With regard to plastic molded products, when the insert fitting is mounted at the open end of the boss portion to which the insert fitting is attached, the welding allowance or press-fitting allowance is zero with the outer periphery of the insert fitting. Since it was decided to adopt a configuration in which a gap portion formed so as to be provided, residual stress due to the mounting of the insert metal fitting does not occur at the opening end portion of the boss portion, Even if a specific solvent adheres to such a boss opening end, a damaged portion (damaged portion) due to the solvent is present at the opening end of the boss. Flip became so no.
[0012]
Further, in the present invention, since the gap portion provided at the opening end portion of the boss portion to which the insert fitting is to be attached is provided at least up to 3 mm from the opening end face, The occurrence of damage (breakage) due to the alkaline solvent at the open end of the boss portion can be suppressed. In particular, in the present invention, the damage due to the alkaline solvent due to the presence of the residual stress occurs most significantly in the opening end surface portion. Provide at least 3 mm deep from the end face, thereby avoiding the generation of residual stress around the end of the opening, and effectively suppressing the occurrence of damage by alkaline solvent in this part (around). Can now.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing the overall configuration of the present invention.
FIG. 2 is a development view showing the entire configuration of a boss portion and an insert fitting according to the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Door handle body (outer door handle body)
11 Boss part 111 Welding part 112 Crevice part 2 Insert metal fitting (insert nut)
21 Knurling

Claims

In a plastic molded body having an insert metal fitting in a boss portion having an insert metal fitting in the boss portion, wherein the insert metal fitting is attached to the boss portion by heat welding means or the like. It is composed of a cylindrical form and mainly forms a cylindrical part provided with a knurled part over its entire surface, and at the opening end of the boss part to which such an insert fitting is attached, When the insert fitting is mounted, the gap formed so that the welding allowance or press-fit allowance is zero between the outer periphery of the cylindrical portion forming the insert fitting, over, and it is characterized by having the structure you provided over at least 3mm or more predetermined length from the boss portion opening end face insert Plastic molded body having a bracket.