JP4352692B2

JP4352692B2 - Continuous paper printer

Info

Publication number: JP4352692B2
Application number: JP2002353532A
Authority: JP
Inventors: 淳彦霜山; 俊哉古林
Original assignee: Konica Minolta Business Technologies Inc
Current assignee: Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date: 2002-12-05
Filing date: 2002-12-05
Publication date: 2009-10-28
Anticipated expiration: 2022-12-05
Also published as: JP2004184808A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各ページが境界ミシン目を介してつながった連続紙に印刷する連続紙プリンタに関する。
【０００２】
【従来の技術】
【特許文献１】
なし（本発明に関連のある先行技術文献を見出せなかった。）
【０００３】
従来、各ページが境界ミシン目でつながった連続紙に印刷する連続紙プリンタが知られている。これまでの連続紙プリンタは白黒機すなわちモノクロモードのみがほとんどであり、モノクロトナー画像を用紙に定着させるのに必要な熱量はフルカラートナー画像の場合に比べると小さくて済み、定着時の加熱による用紙の熱収縮は問題にはならなかった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、昨今、連続紙プリンタにおいてもカラー印刷に対する要望が大きくなってきている。カラートナー画像を定着させるには比較的大きな熱量が必要であるため、カットなしモード（ジョブ間で連続紙をカットしない）で、かつ、ジョブ間に白紙ページを残さない場合、前ジョブの最終ページを定着する際の用紙の熱収縮の影響により、次ジョブの先頭ページの印刷領域に紙しわや波打ちが生じ、これにより次ジョブの先頭ページにおいて転写不良による画像欠損が生じるという問題があった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
そこで、前記問題を解決するために本発明の連続紙プリンタは、未定着トナーを用紙上に定着させる定着部と、用紙を前記定着部に搬送する搬送ベルトと、前記用紙を前記搬送ベルトに吸着させる吸着手段と、プリンタの各部の作動を制御する制御部とを備え、該制御部は、ジョブの最終ページの後半部分に未定着トナー領域を残し、前記未定着トナー領域は次ジョブの印刷開始後に定着されるように前記定着部を制御し、且つ、印刷待機中に前記搬送ベルトの温度を所定温度以上に保つために、前記吸着手段を作動停止した状態で前記搬送ベルトを回転させながら加熱手段で前記搬送ベルトを加熱するように制御し、且つ、印刷待機中に前記加熱手段で加熱しながら前記搬送ベルトを回転させる動作を行う前に、用紙の未定着トナー領域が前記搬送ベルトから外れる位置まで用紙を用紙搬送方向に関して上流側に搬送することを特徴とする。
【０００８】
【発明の効果】
本発明の連続紙プリンタによれば、ジョブの最終ページの後半部分に加熱による定着がなされていない未定着トナー領域を残すようにしたので、前記最終ページに加えられた定着熱で生じた熱収縮による紙しわや波打ちなどの悪影響が後続の先頭ページに及ばない。これにより、カットなしモードでジョブ間に白紙ページを残すことなく次ジョブを連続印刷した場合でも、次ジョブの先頭ページについて画像欠損のない良好な画像を得ることができる。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。
図１は、本発明の一実施形態である連続紙プリンタ１０の全体構成図である。連続紙プリンタ１０は、その下部に給紙部１２を備えている。給紙部１２には、各ページが境界ミシン目でつながった連続紙（または連続用紙）Ｐが積載収容される。
【００１０】
給紙部１２の上方には、トラクタ１４が配置されている。トラクタ１４では、一定間隔で配列された多数のトラクタピンを有するトラクタベルトが回転駆動されるようになっており、前記トラクタピンが連続紙Ｐの幅方向両側縁部に一定ピッチで形成された送り穴に係合することにより連続紙Ｐが送られるようになっている。また、トラクタ１４は、正転、逆転のいずれにも回転可能であり、トラクタベルトの回転数または回転量によって連続紙Ｐの搬送量および停止位置を制御できるようになっている。
【００１１】
なお、本実施形態では連続紙Ｐの送り機構として図２（ａ）に示すようなトラクタ１４を用いたが、これに代えて図２（ｂ）に示すようなスプロケット１４１を用いてもよいし、あるいは、図２（ｃ）に示すような表面に多数の微細突起（例えば直径０．０３ｍｍ、高さ０．０７ｍｍ）を有するグリップローラ対１４２を用いてもよい。
【００１２】
連続紙プリンタ１０の内部中央には、イエロー（Ｙ）、マゼンタ（Ｍ）、シアン（Ｃ）、ブラック（Ｋ）の４色にそれぞれ対応した４つの作像ユニット１６Ｙ，１６Ｍ，１６Ｃ，１６Ｋが並べて配置されている。各作像ユニット１６Ｙ，１６Ｍ，１６Ｃ，１６Ｋは現像器をそれぞれ備えており、各現像器にはトナー容器１８Ｙ，１８Ｍ，１８Ｃ，１８Ｋからイエロートナー、マゼンタトナー、シアントナー、ブラックトナーがそれぞれ供給されるようになっている。
【００１３】
各作像ユニット１６Ｙ，１６Ｍ，１６Ｃ，１６Ｋに沿ってエンドレスの転写ベルト２０が配置されている。転写ベルト２０は反時計回り方向に回転駆動されるようになっている。
【００１４】
転写ベルト２０はブラック作像ユニット１６Ｋの近傍においてローラ２２によて内側から支持されている。ローラ２２によって支持された転写ベルト２０の部分には、転写チャージャ２４が対向配置されている。この転写チャージャ２４と転写ベルト２０との間が転写ポイントとなり、トラクタ１４により上方に送られてきた連続紙Ｐは転写前ガイド対２６によって転写ベルト２０に押し付けられながら転写ポイントを通過するようになっている。なお、転写チャージャ２４に代えて転写ローラを用いてもよい。
【００１５】
後述するように連続紙Ｐはトラクタ１４が逆転駆動されることにより矢印Ａで示す通常の用紙搬送方向とは反対方向に逆搬送されることができるが、その逆搬送の際にトラクタ１４、転写チャージャ２４および転写前ガイド対２６は点線で示す位置まで退避可能になっており、このように退避することで連続紙Ｐが逆搬送されるときに転写ベルト２０と接触しないようにすることができる。
【００１６】
転写チャージャ２４の上方には、２つのローラによって回転駆動可能に支持されたエンドレスの面状搬送ベルト２８が縦方向に沿って配置されている。搬送ベルト２８には多数の穴が形成されており、搬送ベルト２８の側方に配置された吸引ファン（吸着手段）３０を作動させると、連続紙Ｐは搬送ベルト２８の表面に吸着された状態でその回転にしたがって確実に搬送されるようになっている。
【００１７】
搬送ベルト２８の内面には、２枚の面状ヒータ（加熱手段）３２が接触配置されており、後述するように印刷待機中には面状ヒータ３２で加熱しながら搬送ベルト２８を回転させることによって搬送ベルト２８の温度を所定温度以上に保つことができるようになっている。
【００１８】
搬送ベルト２８の連続紙吸着面側に対向してプレヒータ３４（加熱手段）とフラッシュ定着装置（定着部）３６とが並んで配置されている。プレヒータ３４は、用紙搬送方向（矢印Ａ方向）に関してフラッシュ定着装置３６の上流側に配置されている。プレヒータ３４は、搬送ベルト２８を加熱する前記面状ヒータ３２と協働して、カラートナー画像を定着させるのに必要な熱量を補うために連続用紙Ｐを温める役割を果たす。一方、フラッシュ定着装置３６は、定期的にフラッシュ発光するごとに連続紙Ｐ上のトナー画像を所定長さ（例えば約５３ｍｍ）ずつ定着させるものである。
【００１９】
搬送ベルト２８の上方には、中間ローラ対３８、排紙ガイド対４０および排紙ローラ対４２が配置されており、これらを介して連続紙Ｐはプリンタ１０の外部に排出されるようになっている。プリンタ１０から排出された連続紙Ｐは、プリンタ１０の下部に付設された排紙部４６に積載収容されるようになっている。
【００２０】
排紙ローラ対３８の近傍には、バースタ４４が配置されている。バースタ４４には連続紙Ｐの幅方向に移動可能な切断用コロがあり、ジョブ間の境界ミシン目をコロの通過位置に合わせて停止させた後、コロを連続紙Ｐに押し当てながら移動させることで、連続紙Ｐを切断することができる。このバースタ４４は、ジョブ間で連続紙Ｐを切断するカットありモードでの印刷の際に使用される。
【００２１】
さらに、連続紙プリンタ１０は、モータ４８、操作パネル５０および制御部５２を備えている。モータ４８は、プリンタ１０の各部の駆動源となるものである。操作パネル５０は、ユーザがカットなしモードやカットありモードなどの各種の印刷モードを設定できるとともに、ユーザに対する各種の情報を提供する表示部を含んでいる。制御部５０は、プリンタ１０の各部の作動を制御するものである。
【００２２】
次に、上述した構成からなる連続紙プリンタ１０において、カットなしモードで、かつ、ジョブ間に白紙ページを残さずに印刷する場合の動作について説明する。
カラー印刷では、４つの作像ユニット１６Ｙ，１６Ｍ，１６Ｃ，１６Ｋがそれぞれ作動して、転写ベルト２０上にイエロートナー画像、マゼンタトナー画像、シアントナー画像、ブラックトナー画像が順次重ね合わされて４色トナー画像が形成される。この４色トナー画像は、転写ベルト２０の回転にしたがって転写チャージャ２４との対向位置である転写ポイントに搬送される。転写ポイントでは、４色トナー画像は転写チャージャ２４の作用によって、トラクタ１４により給紙部１２から送られてきた連続紙Ｐ上に一括転写される。
【００２３】
転写ポイントにおいて４色トナー画像が転写された連続紙Ｐは、搬送ベルト２８によって上方に搬送され、この搬送過程において面状ヒータ３２で加熱された搬送ベルト２８やプレヒータ３４によって温められるとともにフラッシュ定着装置３６のフラッシュ発光を受けることによって４色トナー画像は連続紙Ｐに定着されることになる。
【００２４】
ここで、従来の連続紙プリンタであれば、図３（ａ）の黒塗り領域で示すように、ジョブの最終ページ１００のトナー画像全体を完全に定着させるのであるが、最終ページ１００全体を定着した際の定着熱によって連続紙Ｐに熱収縮が生じ、この熱収縮の影響による紙しわや波打ちなどの用紙歪みが次ジョブの先頭ページとなる次のページ１０１まで及んでしまう。この場合に、連続紙Ｐを逆搬送して前記先頭ページ１０１を転写ポイントの上流側まで戻してからこの先頭ページ１０１から次ジョブの１ページ目の画像形成を始めると、前記用紙歪みのために転写ベルト２０に対する前記先頭ページ１０１の密着性が不均一になって転写不良を生じ、白抜けなどの画像欠損が発生することが問題となる。
【００２５】
なお、この問題は、前ジョブと次ジョブを時間的間隔を置かずに連続印刷する場合、カットありモードで印刷する場合、および、熱収縮の少ない用紙に印刷する場合には生じない。前ジョブと次ジョブを連続印刷する場合には、前ジョブの最終ページ１００がフラッシュ定着装置３６によって定着熱を受けるときには次ジョブの先頭ページ１０１は転写ポイントを既に通過してトナー画像の転写を終えているからである。また、カットありモードで印刷する場合には、前ジョブの最終ページ１００と次ジョブの先頭ページ１０１との間の境界ミシン目の位置でバースタ４４で切断されるため、この切断によって前記先頭ページ１０１は前記最終ページ１００の熱収縮の影響から開放されて用紙歪みが解消され、このように用紙歪みがなくなった状態で転写ポイントの上流側まで逆搬送されてからトナー画像転写を受けることになるからである。さらに、例えば連量９０ｋｇ以上の熱収縮の少ない連続紙を用いた場合には、カットなしモードでジョブの最終ページ１００後端まで定着しても次ジョブの先頭ページ１０１に紙しわや波打ちが発生せず、転写不良とはならない。紙しわ等による画像欠損が起こるのは連量が例えば５５ｋｇ以下くらいの比較的薄い紙である。
【００２６】
上述したようなジョブの最終ページの全体定着による次ジョブの先頭ページでの画像欠損の問題を解決するため、本実施形態の連続紙プリンタ１０では、図３（ｂ）に示すように、ジョブの最終ページ１００の後半部分に斜線部で示す未定着トナー領域１０２を残すようにした。このようにすれば、最終ページ１００の前半部分の定着時の定着熱による熱収縮の影響により発生する紙しわや波打ちなどの用紙歪みは最終ページ１００内でおさまって次ジョブの先頭ページ１０１まで及ばず、これにより次ジョブの先頭ページ１０１について転写不良による画像欠損のない良好な画像を得ることができる。
【００２７】
続いて、ジョブの最終ページ１００の後半部分に未定着トナー領域１０２を残すためのプリンタ動作の制御部５２による制御について説明する。
図４（ａ）に示すように、ジョブの最終ページ１００に４色トナー画像が一括転写された連続紙Ｐは、ジョブの最終ページ１００と次ジョブの先頭ページとなる次のページ１０１との間の境界ミシン目（以下、「後端ミシン目」という）１０３が転写ベルト２０と転写チャージャ２４との対向位置である転写ポイント２１を越えて例えば２４１．３ｍｍ（５７／６インチ）だけ搬送されたときに停止させられる。この停止位置は、用紙Ｐの１ページの長さや印刷枚数によらず一定である。
【００２８】
この連続紙Ｐの搬送停止に先立ち、フラッシュ定着装置３６へのフラッシュ停止命令が出される。このフラッシュ停止命令は、ジョブの最終ページ１００の後端ミシン目１０３が転写ポイント２１を越えて例えば２０７．４ｍｍ（４９／６インチ）だけ搬送されたときに出される。このフラッシュ停止命令の発令時期もまた、用紙Ｐの１ページの長さや印刷枚数によらず一定である。このようにジョブ最終ページ１００の後端ミシン目１０３がフラッシュ定着装置３６を通過する前に、フラッシュ定着装置３６のフラッシュ発光をオフするとともに連続紙Ｐの搬送を停止することで、ジョブ最終ページ１００には未定着トナー領域１０２が残る。なお、定着に補助的な役割を果たすプレヒータ３４もまた、フラッシュ停止命令の発行と同時にオフされてもよい。
【００２９】
その後、連続紙Ｐは、図４（ｂ）に示すように、トラクタ１４、搬送ベルト２８、中間ローラ対３８および排紙ローラ対４２を逆回転駆動させることにより、ジョブの最終ページ１００の後端ミシン目１０３が転写ポイント２１から用紙搬送方向上流側に例えば５９．３ｍｍ（１４／６インチ）に来た位置まで逆搬送される。この連続紙Ｐの逆搬送停止位置は、用紙の１ページの長さや印刷枚数にかかわらず一定である。逆搬送時には、上述したようにトラクタ１４、転写前ガイド対２６および転写チャージャ２４が図１中点線で示す位置まで退避することことにより、連続紙Ｐは転写ベルト２０と非接触になる。これにより、ジョブの最終ページ１００の未定着トナー領域１０２が転写ベルト２０で擦られることがなく未定着トナー画像が乱れることはない。
【００３０】
連続紙Ｐが図４（ｂ）に示す位置まで逆搬送されて停止すると、次ジョブの印刷指令があるまで印刷待機状態になる。印刷待機中は、図示しないセンサで搬送ベルト２８の温度を監視し、搬送ベルト２８の温度が所定温度以上に保たれるように面状ヒータ３２およびプレヒータ３４で加熱しつつ搬送ベルト２８を回転させる。この際、吸引ファン３０の作動は停止されていて連続紙Ｐは搬送ベルト２８に対して吸着されておらず、かつ、連続紙Ｐはトラクタピンとの係合や中間ローラ対３８による把持によって上流側にも下流側にも移動できないようになっているため、搬送ベルト２８は停止した連続紙Ｐに対して空回転することになる。
【００３１】
なお、搬送ベルト２８の保温のための空回転は、連続紙Ｐが上流側にも下流側にも移動できないようになっているため、正回転または逆回転のどちらであってもよい。また、前記空回転時の搬送ベルト２８の搬送力が連続紙Ｐの送り穴の強度を越えると、用紙送り穴が変形してトラクタピンから外れてしまうことになり得るため、このような事態が起こらないように搬送ベルト２８の搬送力を設定する必要がある。
【００３２】
印刷待機中にジョブ最終ページ１００の未定着トナー領域１０２に対応する用紙裏面が空回転する搬送ベルト２８によって擦られると、連続紙Ｐと搬送ベルト２８との摩擦によって静電気が生じ、この静電気の作用によって領域１０２の未定着トナーが飛散して画像が乱れるという問題が生じる。この問題が生じないようにするため、本実施形態のプリンタ１０では、図４（ｂ）に示すように、未定着トナー領域１０２が搬送ベルト２８から外れる位置まで連続紙Ｐを逆搬送することで対処している。
【００３３】
上述したような印刷待機中の搬送ベルト２８の保温動作は、一定時間（例えば５分間）経過後に省エネモードに移行する。この省エネモードでは、面状ヒータ３２やプレヒータ３４による加熱および搬送ベルト２８の回転を停止する。これにより、未定着トナー領域３０５が長時間放置されても熱や静電気による影響を受けることはない。
【００３４】
印刷待機中に次ジョブの印刷指令があると、プリンタ１０は、各作像ユニット１６Ｙ，１６Ｍ，１６Ｃ，１６Ｋを作動させて転写ベルト２０上に４色トナー画像を形成する。この４色トナー画像が転写ベルト２０の回転に伴って転写ポイント２１に到達するのに先立ち、連続紙Ｐの搬送を開始した後に前ジョブの最終ページ１００の後端ミシン目１０３が転写ポイント２１を通過するタイミングでトラクタ１４、転写前ガイド対２６および転写チャージャ２４を退避状態から復帰させて連続紙Ｐを転写ベルト２０に接触させる。これにより、前ジョブの最終ページ１００に残した未定着トナー領域１０２の画像を乱すことがなく、かつ、次ジョブの先頭ページ１０１への画像転写が可能になる。
【００３５】
次に、次ジョブの印刷開始後における前ジョブ最終ページ１００の未定着トナー領域１０２の定着動作について説明する。
用紙搬送方向における未定着トナー領域１０２の長さ、すなわち、フラッシュ定着済み領域と未定着トナー領域１０２との境界（以下、「フラッシュ停止位置」という）から後端ミシン目１０３までの長さは一定ではない。これは、フラッシュ定着装置３６のフラッシュ発光間隔（すなわち１回のフラッシュ発光で定着される用紙上の長さ）は一定であるのに対して、連続紙Ｐのページ長は種々のものがあり、しかも、印刷枚数はジョブ毎に異なり得るものであるから、定着すべき全用紙長が１回当たりのフラッシュ定着幅の整数倍にならないことに起因するもので、上述したように連続紙Ｐの停止位置（最終ページ１００の後端ミシン目１０３が転写ポイント２１を越えて２４１．３ｍｍ（５７／６インチ）だけ搬送された位置）およびフラッシュ停止命令の発令時期（最終ページ１００の後端ミシン目が転写ポイント２１を越えて２０７．４ｍｍ（４９／６インチ）だけ搬送されたとき）はページ長および印刷枚数にかかわらず一定であるが、最後のフラッシュ発光時期が一定ではないためにフラッシュ停止位置が異なってくるからである。ここで、用紙ページ長や印刷枚数によって未定着トナー領域の長さが変化する設計値の一例を下記の表１に示す。
【００３６】
【表１】

【００３７】
このように未定着トナー領域１０２の長さ、すなわち、フラッシュ停止位置が一定でないために、次ジョブの印刷開始後に前記未定着トナー領域１０２を定着させるためのフラッシュ開始位置もフラッシュ停止位置に応じて可変とする必要がある。なぜなら、フラッシュ開始位置をフラッシュ停止位置とを合わせないと、既に定着されている領域が再度フラッシュ発光を受けて二重定着されると発色性が悪くなる一方、フラッシュ発光を受けない領域が残ると未定着のままとなり、いずれにしても定着むらが発生することになるからである。
【００３８】
そこで、本実施形態の連続紙プリンタ１０では、フラッシュ停止位置とフラッシュ開始位置とを合わせるために、次のような制御を行っている。
【００３９】
図５に示すように、上述したように前ジョブの最終ページ１００の後端ミシン目１０３が転写ポイント２１から４９／６インチだけ過ぎた位置Ｘに来たときにフラッシュ停止命令が出される。また、前記位置Ｘからフラッシュ定着装置３６のフラッシュランプ３７の直下位置までは２９／６インチだけ離れている。
【００４０】
フラッシュ定着装置３６に対するフラッシュ停止命令は最終ページ１００の後端ミシン目１０３が位置Ｘに来たときに発っせられるが、このときフラッシュ定着装置３６の発光のための充電状態は、１ページ用紙長および印刷枚数によって異なる。ここで、フラッシュ定着装置３６の発光周期Ｈ（Ｈｚ）、用紙の搬送速度Ｖ（ｍｍ／ｓｅｃ）、１ページ用紙長Ｌ（ｍｍ）、印刷枚数Ｎ（枚）、全用紙長Ｌ×Ｎ（ｍｍ）とすると、式（（Ｌ×Ｎ−２９／６インチ）／Ｖ）×Ｈで得られる解の整数部は前ジョブ印刷時のフラッシュ発光回数であり、少数部は充電率とほぼ同義となっている。ＶおよびＨは一定であるから、ＬおよびＮによってフラッシュ停止命令時の充電率は変化する。充電率０（＝１００％）は発光状態を示し、実際のフラッシュは発光状態つまり充電率０で停止可能であるから、フラッシュ停止命令時に充電率０でなければ、フラッシュ停止命令が出ても次の充電率０となるとき、すなわち、もう１回だけフラッシュ発光して発光停止することになる。
【００４１】
フラッシュ発光は、タイマによって一定発光周期で制御されており、フラッシュ停止命令時のタイマーカウント値によってその時点における充電状態を知ることができ、これにより最終フラッシュ発光時期および最終ページ１００上でのフラッシュ停止位置を認知することができる。このように認知されたフラッシュ停止位置に、次ジョブの印刷開始後の最初のフラッシュ開始位置を合わせるように設定することで、二重定着および未定着残りのような定着むらをなくすことができる。
【００４２】
ここで、図５を参照して具体的な例によって説明すると、フラッシュ発光周期が１．７Ｈｚ（＝５８８ｍｓｅｃ）、制御タイマは１ｍｓｅｃ単位でカウントされてカウント値が５８８ｍｓｅｃでクリアされて０からのカウントを繰り返すもの、用紙搬送速度が９０．３６ｍｍ／ｓｅｃであるとき、フラッシュ停止命令時のタイマーカウント値が５００ｍｓｅｃであった場合、フラッシュ定着装置３６はフラッシュ停止命令時から８８ｍｓｅｃ後にもう１回だけフラッシュ発光する。この最後のフラッシュ発光のとき、最終ページ１００の後端ミシン目１０３はフラッシュ停止命令発令時の位置である位置Ｘから９０．３６×０．０８８＝７．９５１６８ｍｍだけ進んだ位置Ｙにあり、この後端ミシン目１０３の位置Ｙがフラッシュ停止位置に相当する。そして、次ジョブの印刷開始後の最初のフラッシュ開始位置は、最終ページ１００の後端ミシン目１０３が前記位置Ｙから９０．３６×０．５８８＝５３．１３１６８ｍｍ（すなわちフラッシュ１回分の定着長さ）だけさらに進んだ位置Ｚとなる。
【００４３】
なお、本実施形態の連続紙プリンタ１０では、フルカラー画像を形成する場合を例にとって説明したが、モノクロモードでブラック作像ユニット１６Ｋだけを作動させてモノクロ画像を形成する場合でも同様に制御することができる。
また、本実施形態では、定着部としてフラッシュ定着装置３６を用いているが、定着ローラからなる定着部を用いてもよい。この場合、上述したフラッシュ制御と同様の効果を奏するように、定着ローラへの印加電圧制御および定着ローラの圧接離間制御を行えばよい。
【図面の簡単な説明】
【図１】連続紙プリンタの全体構成図。
【図２】用紙送り機構の別の例を示す図。
【図３】定着熱による用紙歪み発生領域の状況を示す図。
【図４】連続紙の停止位置と逆搬送位置とを示す図。
【図５】フラッシュ停止位置とフラッシュ開始位置とを合わせるための制御を説明するための図。
【符号の説明】
１０…連続紙プリンタ、１４…トラクタ、１６Ｙ，１６Ｍ，１６Ｃ，１６Ｋ…作像ユニット、２０…転写ベルト、２４…転写チャージャ、２６…転写前ガイド対、２８…搬送ベルト、３０…吸引ファン、３２…面状ヒータ、３４…プレヒータ、３６…フラッシュ定着装置、５２…制御部、１００…ジョブの最終ページ、１０１…次ジョブの先頭ページ、１０２…未定着トナー領域、１０３…最終ページの後端ミシン目、Ｐ…連続紙。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a continuous paper printer that prints on continuous paper in which each page is connected via a boundary perforation.
[0002]
[Prior art]
[Patent Document 1]
None (No prior art documents related to the present invention were found.)
[0003]
2. Description of the Related Art Conventionally, a continuous paper printer that prints on continuous paper in which each page is connected by boundary perforations is known. Until now, most continuous paper printers were only black-and-white machines, that is, monochrome mode, and the amount of heat required to fix a monochrome toner image on paper was smaller than that of a full-color toner image. The heat shrinkage was not a problem.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, recently, there is an increasing demand for color printing even in continuous paper printers. Since a relatively large amount of heat is required to fix the color toner image, the last page of the previous job is used in the no-cut mode (no continuous paper is cut between jobs) and no blank page is left between jobs. Due to the effect of thermal contraction of the paper when fixing the paper, there is a problem that paper wrinkles and undulations occur in the print area of the first page of the next job, which causes image loss due to transfer failure on the first page of the next job.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problem, a continuous paper printer according to the present invention includes a fixing unit that fixes unfixed toner on a sheet, a conveyance belt that conveys the sheet to the fixing unit, and the sheet that is attracted to the conveyance belt. A suction unit that controls the operation of each unit of the printer, and the control unit leaves an unfixed toner area in the latter half of the last page of the job, and the unfixed toner area starts printing the next job. The fixing unit is controlled to be fixed later, and in order to keep the temperature of the conveyor belt at a predetermined temperature or higher during printing standby, heating is performed while rotating the conveyor belt with the suction means stopped. Before the operation of rotating the conveyor belt while being heated by the heating means while waiting for printing. Characterized by conveying to the upstream side with respect to the position the sheet conveying direction the sheet to deviate from the serial conveying belt.
[0008]
【The invention's effect】
According to the continuous paper printer of the present invention, an unfixed toner area that is not fixed by heating is left in the latter half of the last page of the job, so that the heat shrinkage caused by the fixing heat applied to the last page. The adverse effects such as paper wrinkles and undulations do not reach the following first page. As a result, even when the next job is continuously printed without leaving a blank page between jobs in the no-cut mode, a good image with no image loss can be obtained for the first page of the next job.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings.
FIG. 1 is an overall configuration diagram of a continuous paper printer 10 according to an embodiment of the present invention. The continuous paper printer 10 includes a paper feeding unit 12 at a lower portion thereof. A continuous paper (or continuous paper) P in which each page is connected by a boundary perforation is stacked and accommodated in the paper supply unit 12.
[0010]
A tractor 14 is disposed above the paper feeding unit 12. In the tractor 14, a tractor belt having a large number of tractor pins arranged at regular intervals is driven to rotate, and the tractor pins are formed at a constant pitch on both side edges in the width direction of the continuous paper P. The continuous paper P is fed by engaging with the holes. Further, the tractor 14 can be rotated in either the forward rotation or the reverse rotation, and the conveyance amount and stop position of the continuous paper P can be controlled by the rotation speed or rotation amount of the tractor belt.
[0011]
In the present embodiment, the tractor 14 as shown in FIG. 2A is used as the continuous paper P feeding mechanism, but a sprocket 141 as shown in FIG. 2B may be used instead. Alternatively, a grip roller pair 142 having a large number of fine protrusions (for example, a diameter of 0.03 mm and a height of 0.07 mm) on the surface as shown in FIG. 2C may be used.
[0012]
In the center of the continuous paper printer 10, four

image forming units

16Y, 16M, 16C, and 16K respectively corresponding to four colors of yellow (Y), magenta (M), cyan (C), and black (K) are arranged. Has been placed. Each of the

image forming units

16Y, 16M, 16C, and 16K includes a developing device, and each developing device is supplied with yellow toner, magenta toner, cyan toner, and black toner from

toner containers

18Y, 18M, 18C, and 18K, respectively. It has become so.
[0013]
An endless transfer belt 20 is disposed along each of the

image forming units

16Y, 16M, 16C, and 16K. The transfer belt 20 is driven to rotate counterclockwise.
[0014]
The transfer belt 20 is supported from the inside by a roller 22 in the vicinity of the black image forming unit 16K. A transfer charger 24 is disposed opposite to the portion of the transfer belt 20 supported by the roller 22. The transfer point between the transfer charger 24 and the transfer belt 20 becomes a transfer point, and the continuous paper P sent upward by the tractor 14 passes through the transfer point while being pressed against the transfer belt 20 by the pre-transfer guide pair 26. ing. Note that a transfer roller may be used instead of the transfer charger 24.
[0015]
As will be described later, the continuous paper P can be reversely conveyed in the direction opposite to the normal paper conveyance direction indicated by the arrow A when the tractor 14 is driven in reverse rotation. The charger 24 and the pre-transfer guide pair 26 can be retracted to a position indicated by a dotted line, and by retracting in this way, the continuous belt P can be prevented from coming into contact with the transfer belt 20 when it is reversely conveyed. .
[0016]
Above the transfer charger 24, an endless planar conveyance belt 28 supported by two rollers so as to be rotationally driven is disposed along the vertical direction. A number of holes are formed in the conveyance belt 28, and the continuous paper P is adsorbed on the surface of the conveyance belt 28 when the suction fan (adsorption means) 30 disposed on the side of the conveyance belt 28 is operated. Thus, it is reliably conveyed according to the rotation.
[0017]
Two sheet heaters (heating means) 32 are arranged in contact with the inner surface of the conveyor belt 28, and the conveyor belt 28 is rotated while being heated by the sheet heater 32 during printing standby as will be described later. As a result, the temperature of the conveyor belt 28 can be maintained at a predetermined temperature or higher.
[0018]
A pre-heater 34 (heating means) and a flash fixing device (fixing unit) 36 are arranged side by side facing the continuous paper suction surface side of the conveying belt 28. The pre-heater 34 is disposed on the upstream side of the flash fixing device 36 in the paper transport direction (arrow A direction). The preheater 34 plays a role of warming the continuous paper P in cooperation with the planar heater 32 that heats the conveyance belt 28 in order to supplement the amount of heat necessary to fix the color toner image. On the other hand, the flash fixing device 36 fixes the toner image on the continuous paper P by a predetermined length (for example, about 53 mm) every time flash light is emitted periodically.
[0019]
Above the transport belt 28, an intermediate roller pair 38, a paper discharge guide pair 40, and a paper discharge roller pair 42 are arranged, and the continuous paper P is discharged to the outside of the printer 10 through these. Yes. The continuous paper P discharged from the printer 10 is stacked and accommodated in a paper discharge unit 46 attached to the lower part of the printer 10.
[0020]
A burster 44 is disposed in the vicinity of the paper discharge roller pair 38. The burster 44 has a cutting roller that can move in the width direction of the continuous paper P. After stopping the boundary perforation between jobs according to the passing position of the roller, the roller is moved while pressing the roller against the continuous paper P. Thus, the continuous paper P can be cut. The burster 44 is used in printing in the cut mode for cutting the continuous paper P between jobs.
[0021]
Further, the continuous paper printer 10 includes a motor 48, an operation panel 50, and a control unit 52. The motor 48 is a drive source for each part of the printer 10. The operation panel 50 includes a display unit that allows the user to set various print modes such as a no-cut mode and a cut-in mode, and provides various types of information to the user. The control unit 50 controls the operation of each unit of the printer 10.
[0022]
Next, the operation in the continuous paper printer 10 having the above-described configuration when printing is performed in the no-cut mode and without leaving a blank page between jobs will be described.
In color printing, four

image forming units

16Y, 16M, 16C, and 16K are operated, and a yellow toner image, a magenta toner image, a cyan toner image, and a black toner image are sequentially superimposed on the transfer belt 20 to form a four-color toner. An image is formed. The four-color toner image is conveyed to a transfer point that is a position facing the transfer charger 24 as the transfer belt 20 rotates. At the transfer point, the four-color toner images are collectively transferred onto the continuous paper P sent from the paper supply unit 12 by the tractor 14 by the action of the transfer charger 24.
[0023]
The continuous paper P onto which the four-color toner image has been transferred at the transfer point is transported upward by the transport belt 28, and is warmed by the transport belt 28 and the preheater 34 heated by the planar heater 32 in the transport process, and also the flash fixing device. The four-color toner image is fixed on the continuous paper P by receiving 36 flash emission.
[0024]
Here, in the case of the conventional continuous paper printer, the entire toner image of the final page 100 of the job is completely fixed as shown by the black area in FIG. 3A, but the entire final page 100 is fixed. Due to the fixing heat at this time, the continuous paper P undergoes thermal shrinkage, and paper distortion such as paper wrinkles and undulations due to the thermal shrinkage reaches the next page 101 which is the first page of the next job. In this case, when the continuous paper P is conveyed backward and the first page 101 is returned to the upstream side of the transfer point and image formation of the first page of the next job is started from the first page 101, the paper is distorted. A problem arises in that the adhesion of the first page 101 to the transfer belt 20 becomes non-uniform, resulting in a transfer failure and image defects such as white spots.
[0025]
Note that this problem does not occur when the previous job and the next job are continuously printed without a time interval, when the printing is performed in the cut mode, and when the printing is performed on a sheet with little heat shrinkage. When the previous job and the next job are continuously printed, when the last page 100 of the previous job is subjected to fixing heat by the flash fixing device 36, the first page 101 of the next job has already passed the transfer point and finished transferring the toner image. Because. Further, when printing in the cut mode, the first page 101 is cut by the burster 44 at the boundary perforation between the last page 100 of the previous job and the first page 101 of the next job. Is released from the influence of the thermal contraction of the last page 100 to eliminate the paper distortion, and in this state without the paper distortion, the toner image is transferred after being reversely conveyed to the upstream side of the transfer point. It is. In addition, for example, when continuous paper with a thermal shrinkage of 90 kg or more is used, paper wrinkles and undulations occur on the first page 101 of the next job even if fixing to the rear end of the last page 100 of the job in the no-cut mode. Does not cause a transfer defect. Image loss due to paper wrinkles or the like occurs on relatively thin paper having a continuous weight of, for example, about 55 kg or less.
[0026]
In order to solve the problem of image loss on the first page of the next job due to the entire fixing of the last page of the job as described above, the continuous paper printer 10 of the present embodiment, as shown in FIG. An unfixed toner region 102 indicated by a hatched portion is left in the latter half portion of the final page 100. In this way, paper distortions such as paper wrinkles and undulations caused by the heat shrinkage caused by the fixing heat during fixing of the first half of the last page 100 are reduced within the last page 100 and reach the first page 101 of the next job. Thus, a good image free from image loss due to transfer failure can be obtained for the first page 101 of the next job.
[0027]
Next, control by the printer operation control unit 52 for leaving the unfixed toner area 102 in the second half of the last page 100 of the job will be described.
As shown in FIG. 4A, the continuous paper P on which the four-color toner images are collectively transferred to the last page 100 of the job is between the last page 100 of the job and the next page 101 which is the first page of the next job. The boundary perforation 103 (hereinafter referred to as “rear end perforation”) 103 is conveyed by, for example, 241.3 mm (57/6 inch) beyond the transfer point 21 which is the position where the transfer belt 20 and the transfer charger 24 face each other. Sometimes stopped. This stop position is constant regardless of the length of one page of the paper P and the number of printed sheets.
[0028]
Prior to stopping the conveyance of the continuous paper P, a flash stop command is issued to the flash fixing device 36. This flush stop instruction is issued when the rear end perforation 103 of the last page 100 of the job is conveyed by, for example, 207.4 mm (49/6 inch) beyond the transfer point 21. The issuing timing of the flash stop command is also constant regardless of the length of one page of the paper P and the number of printed sheets. Thus, before the rear end perforation 103 of the job final page 100 passes through the flash fixing device 36, the flash light emission of the flash fixing device 36 is turned off and the conveyance of the continuous paper P is stopped, so that the job final page 100 is stopped. In this case, an unfixed toner area 102 remains. Note that the preheater 34 that plays an auxiliary role in fixing may also be turned off simultaneously with the issuance of the flash stop command.
[0029]
Thereafter, as shown in FIG. 4B, the continuous paper P is driven to reversely rotate the tractor 14, the conveyance belt 28, the intermediate roller pair 38, and the paper discharge roller pair 42, thereby causing the trailing edge of the final page 100 of the job to be The perforation 103 is reversely conveyed from the transfer point 21 to a position at, for example, 59.3 mm (14/6 inch) upstream in the paper conveyance direction. The reverse conveyance stop position of the continuous paper P is constant regardless of the length of one page of the paper and the number of printed sheets. During reverse conveyance, as described above, the tractor 14, the pre-transfer guide pair 26, and the transfer charger 24 are retracted to the position indicated by the dotted line in FIG. As a result, the unfixed toner area 102 of the final page 100 of the job is not rubbed by the transfer belt 20, and the unfixed toner image is not disturbed.
[0030]
When the continuous paper P is conveyed back to the position shown in FIG. 4B and stopped, the print standby state is entered until a print command for the next job is issued. During printing standby, the temperature of the conveyor belt 28 is monitored by a sensor (not shown), and the conveyor belt 28 is rotated while being heated by the planar heater 32 and the preheater 34 so that the temperature of the conveyor belt 28 is maintained at a predetermined temperature or higher. . At this time, the operation of the suction fan 30 is stopped, the continuous paper P is not attracted to the transport belt 28, and the continuous paper P is upstream by engagement with the tractor pin or gripping by the intermediate roller pair 38. In addition, the conveyance belt 28 rotates idly with respect to the stopped continuous paper P because it cannot move to the downstream side.
[0031]
Note that the idling rotation for keeping the transport belt 28 warm may prevent the continuous paper P from moving upstream or downstream, and therefore may be forward rotation or reverse rotation. Also, if the conveying force of the conveying belt 28 during idling exceeds the strength of the feeding hole of the continuous paper P, the sheet feeding hole may be deformed and detached from the tractor pin. It is necessary to set the conveying force of the conveying belt 28 so that there is no such problem.
[0032]
When the back side of the paper corresponding to the unfixed toner area 102 of the final page 100 of the job is rubbed by the idled conveying belt 28 during printing standby, static electricity is generated due to friction between the continuous paper P and the conveying belt 28, and the effect of this static electricity. This causes a problem that unfixed toner in the region 102 is scattered and the image is disturbed. In order to prevent this problem from occurring, in the printer 10 of the present embodiment, the continuous paper P is reversely conveyed to a position where the unfixed toner region 102 is separated from the conveyance belt 28 as shown in FIG. It is addressed.
[0033]
As described above, the operation of keeping the temperature of the transport belt 28 waiting for printing shifts to the energy saving mode after a predetermined time (for example, 5 minutes) has elapsed. In this energy saving mode, heating by the planar heater 32 and the preheater 34 and rotation of the conveyor belt 28 are stopped. Thus, even if the unfixed toner area 305 is left for a long time, it is not affected by heat or static electricity.
[0034]
When there is a print command for the next job during printing standby, the printer 10 operates each of the

image forming units

16Y, 16M, 16C, and 16K to form a four-color toner image on the transfer belt 20. Prior to the four-color toner image reaching the transfer point 21 as the transfer belt 20 rotates, the trailing perforation 103 of the last page 100 of the previous job starts the transfer point 21 after the conveyance of the continuous paper P is started. At the timing of passing, the tractor 14, the pre-transfer guide pair 26, and the transfer charger 24 are returned from the retracted state, and the continuous paper P is brought into contact with the transfer belt 20. As a result, the image of the unfixed toner area 102 left on the last page 100 of the previous job is not disturbed, and the image can be transferred to the first page 101 of the next job.
[0035]
Next, the fixing operation of the unfixed toner area 102 of the previous job last page 100 after the start of printing of the next job will be described.
The length of the unfixed toner area 102 in the sheet conveyance direction, that is, the length from the boundary between the flash-fixed area and the unfixed toner area 102 (hereinafter referred to as “flash stop position”) to the rear perforation 103 is constant. is not. This is because the flash fixing interval of the flash fixing device 36 (that is, the length on the paper fixed by one flash emission) is constant, whereas the continuous paper P has various page lengths. Moreover, since the number of printed sheets can be different for each job, it is caused by the fact that the total length of paper to be fixed is not an integral multiple of the flash fixing width per time. The position (the position where the rear end perforation 103 of the last page 100 is conveyed by 241.3 mm (57/6 inch) beyond the transfer point 21) and the timing of issuing the flash stop command (the rear end perforation of the last page 100 is (When transported by 207.4 mm (49/6 inch) beyond the transfer point 21) is constant regardless of the page length and the number of printed sheets, the last flash This is because the flash stop position will be different for the light-emitting time is not constant. Table 1 below shows an example of design values in which the length of the unfixed toner area varies depending on the paper page length and the number of printed sheets.
[0036]
[Table 1]

[0037]
As described above, since the length of the unfixed toner area 102, that is, the flash stop position is not constant, the flash start position for fixing the unfixed toner area 102 after the start of printing of the next job also depends on the flash stop position. Must be variable. This is because if the flash start position is not aligned with the flash stop position, if the already fixed area is subjected to flash emission again and double-fixed, the color develops worse, while the area that does not receive flash emission remains. This is because non-fixing remains, and in any case, uneven fixing occurs.
[0038]
Therefore, in the continuous paper printer 10 of this embodiment, the following control is performed in order to match the flash stop position and the flash start position.
[0039]
As shown in FIG. 5, as described above, a flush stop command is issued when the rear end perforation 103 of the last page 100 of the previous job comes to a position X that is 49/6 inches past the transfer point 21. Further, the position X is spaced 29/6 inches from the position immediately below the flash lamp 37 of the flash fixing device 36.
[0040]
A flash stop command to the flash fixing device 36 is issued when the trailing perforation 103 of the final page 100 reaches the position X. At this time, the charging state for light emission of the flash fixing device 36 is one page paper length. It depends on the number of printed sheets. Here, the light emission period H (Hz) of the flash fixing device 36, the sheet conveyance speed V (mm / sec), the one-page sheet length L (mm), the number of printed sheets N (sheets), the total sheet length L × N (mm) ), The integer part of the solution obtained by the formula ((L × N−29 / 6 inch) / V) × H is the number of flashes emitted during the previous job printing, and the decimal part is almost synonymous with the charging rate. ing. Since V and H are constant, the charging rate at the time of the flash stop command varies depending on L and N. A charge rate of 0 (= 100%) indicates a light emission state, and an actual flash can be stopped in a light emission state, that is, a charge rate of 0. Therefore, if the charge rate is not 0 at the time of a flash stop command, the next flash stop command is issued. That is, when the charging rate becomes zero, that is, the flash emission is performed once more and the light emission is stopped.
[0041]
Flash light emission is controlled at a constant light emission period by a timer, and the state of charge at that time can be known from the timer count value at the time of a flash stop command, whereby the last flash light emission timing and the flash stop on the last page 100 are stopped. The position can be recognized. By setting the flash start position recognized in this way so that the initial flash start position after the start of printing of the next job is set, uneven fixing such as double fixing and unfixed remaining can be eliminated.
[0042]
Here, a specific example will be described with reference to FIG. 5. The flash emission cycle is 1.7 Hz (= 588 msec), the control timer is counted in units of 1 msec, and the count value is cleared in 588 msec and counted from 0. When the paper conveyance speed is 90.36 mm / sec and the timer count value at the time of the flash stop command is 500 msec, the flash fixing device 36 emits the flash once more after 88 msec from the time of the flash stop command. To do. At the time of the last flash emission, the rear end perforation 103 of the last page 100 is located at a position Y advanced by 90.36 × 0.088 = 7.95168 mm from the position X at the time of issuing the flash stop command. The position Y of the rear end perforation 103 corresponds to the flash stop position. The first flash start position after the start of printing of the next job is such that the trailing edge perforation 103 of the last page 100 is 90.36 × 0.588 = 533.1168 mm from the position Y (that is, the fixing length for one flash). ) Is a further advanced position Z.
[0043]
In the continuous paper printer 10 of this embodiment, the case of forming a full color image has been described as an example. However, the same control is performed even when only the black image forming unit 16K is operated in the monochrome mode to form a monochrome image. Can do.
In this embodiment, the flash fixing device 36 is used as the fixing unit, but a fixing unit including a fixing roller may be used. In this case, the application voltage control to the fixing roller and the pressure contact / separation control of the fixing roller may be performed so as to achieve the same effect as the flash control described above.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall configuration diagram of a continuous paper printer.
FIG. 2 is a diagram illustrating another example of a paper feeding mechanism.
FIG. 3 is a diagram illustrating a state of a sheet distortion occurrence region due to fixing heat.
FIG. 4 is a diagram illustrating a continuous paper stop position and a reverse conveyance position.
FIG. 5 is a diagram for explaining control for adjusting a flash stop position and a flash start position.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 ... Continuous paper printer, 14 ... Tractor, 16Y, 16M, 16C, 16K ... Image forming unit, 20 ... Transfer belt, 24 ... Transfer charger, 26 ... Pre-transfer guide pair, 28 ... Conveyor belt, 30 ... Suction fan, 32 ... Sheet heater 34 ... Preheater 36 ... Flash fixing device 52 ... Control unit 100 ... Last page of job 101 ... First page of next job 102 ... Unfixed toner area 103 ... Rear end sewing machine of last page Eye, P ... Continuous paper.

Claims

A fixing unit that fixes unfixed toner on a sheet, a conveying belt that conveys the sheet to the fixing unit, an adsorption unit that adsorbs the sheet to the conveying belt, and a control unit that controls the operation of each unit of the printer. The control unit controls the fixing unit so that an unfixed toner area is left in the second half of the last page of the job, and the unfixed toner area is fixed after the start of printing of the next job. In order to keep the temperature of the conveying belt at a predetermined temperature or more, the heating belt is controlled to be heated by the heating means while rotating the conveying belt in a state where the suction means is stopped, and the printing standby is performed. Before performing the operation of rotating the transport belt while being heated by the heating means, the paper is transported in the paper transport direction until the unfixed toner area of the paper is removed from the transport belt. Continuous paper printer, characterized in that conveying the flow side.