JP4352527B2

JP4352527B2 - How to place lightweight concrete

Info

Publication number: JP4352527B2
Application number: JP26719399A
Authority: JP
Inventors: 茂幸十河; 律彦三浦; 亮新村; 鋭啓服部
Original assignee: Obayashi Corp
Current assignee: Obayashi Corp
Priority date: 1999-09-21
Filing date: 1999-09-21
Publication date: 2009-10-28
Anticipated expiration: 2019-09-21
Also published as: JP2001090088A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、軽量骨材を用いたコンクリート、特に橋梁のフーチング、ケーソンといった水中構造物を軽量骨材を用いた水中コンクリートで構築する際の軽量コンクリート打設方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
橋梁のフーチングやケーソン等を構築する際には、いわゆる水中コンクリートを使用することが多いが、構築箇所の地盤が軟弱である場合には、地盤改良工事を小規模に抑えるべく、フーチングやケーソンといった基礎構造をできるだけ軽量化することが望ましい。
【０００３】
一方、コンクリートを軽量化するにあたっては、軽量骨材を使用するのが一般的である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、軽量骨材を用いて水中コンクリートを打設すると、コンクリート打設中に比重の小さな軽量骨材がフレッシュコンクリート内で上昇し、水よりも軽い場合には、フレッシュコンクリートから水中に飛び出して水中を浮上したり、その際にフレッシュコンクリートが水中に飛散し、周辺水域を汚濁するおそれがある。
【０００５】
そのため、通常骨材を用いた水中コンクリートの使用を余儀なくされ、その結果、基礎構造の軽量化を図ることはほとんど不可能であるという問題を生じていた。
【０００６】
また、気中コンクリートであっても、軽量骨材を使用する場合には、やはり上述したような比重差に起因して軽量骨材がコンクリート天端まで上昇し、表面に凹凸が生じて平坦な仕上げがきわめて困難となるという問題を生じていた。
【０００７】
本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、水中コンクリートにおける軽量骨材の浮上及びそれに伴うフレッシュコンクリートの水中飛散を防止するとともに、気中コンクリートにおける表面仕上げの作業性を改善可能な軽量コンクリートの打設方法を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る軽量コンクリートの打設方法は請求項１に記載したように、軽量骨材を用いたコンクリートをコンクリート供給管を介して所定の打設領域に打設するにあたり、ＰＣ版からなる板状体を、前記コンクリートの打設作業の進行に伴ってコンクリートの天端が上昇する際、該天端から離隔することなくかつコンクリートに埋没することなく該天端に載っている状態が維持されるように、前記コンクリートの天端に載置するものである。
【０００９】
また、本発明に係る軽量コンクリートの打設方法は、前記板状体を前記ＰＣ版と該ＰＣ版の上面に積層された軽量板とで構成したものである。
【００１０】
また、本発明に係る軽量コンクリートの打設方法は、前記板状体の下面に前記コンクリートに埋め込まれるアンカーを突設したものである。
【００１１】
本発明に係る軽量コンクリートの打設方法においては、軽量骨材を用いたコンクリートをコンクリート供給管を介して所定の打設領域に打設するにあたり、ＰＣ（プレキャストコンクリート）版からなる板状体をコンクリートの天端に載置する。
【００１２】
このようにすると、水中コンクリートの場合、従来であれば、軽量骨材がその軽さゆえにフレッシュコンクリートから飛び出して水中を浮上するような状況であっても、本発明においては、水中コンクリートの天端に板状体を載置してあるため、フレッシュコンクリート内を上昇してきた軽量骨材は、板状体で上昇が抑えられる格好となり、フレッシュコンクリートの天端から水中へと飛び出すおそれがなくなる。
【００１３】
また、気中コンクリートの場合、従来であれば、軽量骨材がその軽さゆえにフレッシュコンクリートから飛び出して天端に凹凸を生じさせるような状況であっても、本発明においては、コンクリートの天端に板状体を載置してあるため、フレッシュコンクリート内を上昇してきた軽量骨材は、板状体で上昇が抑えられる格好となり、フレッシュコンクリートの天端から飛び出して表面に凹凸を生じさせるおそれがなくなる。
【００１４】
コンクリート供給管は、板状体に設けられた貫通孔に通すようにしてもよいし、打設領域を取り囲む型枠に設けられた貫通孔に通すようにしてもよい。
【００１５】
ＰＣ版からなる板状体は、打設作業の進行に伴ってコンクリートの天端が上昇する際、該天端から離隔することなくかつコンクリート内にめり込むこともなく、コンクリートの天端を覆うようにして該天端に載置された状態が維持される限り、どのような構造、形状を採用してもかまわない。
【００１６】
ここで、板状体を、ＰＣ版と該ＰＣ版の上面に積層された軽量板とで構成したならば、軽量板の厚みや材質を適宜調整することによって全体の見掛け重量、すなわち気中での全体重量から浮力を差し引いた重量を調整し、かくして水中コンクリート打設に適用した場合において、市販のプレキャスト製品であっても、板状体をコンクリート天端の上昇に合わせて該天端に保持することが可能となる。
【００１７】
また、前記板状体の下面に前記コンクリートに埋め込まれるアンカーを突設したならば、該アンカーがコンクリートから付着力を受けるため、コンクリートの天端から板状体が離隔したり、傾いたりするのを防止することができる。
【００１８】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る軽量コンクリートの打設方法の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。なお、従来技術と実質的に同一の部品等については同一の符号を付してその説明を省略する。
【００１９】
（第１実施形態）
【００２０】
図１は、本実施形態に係る軽量コンクリートの打設方法をケーソンへの水中コンクリート打設に適用する場合について示した施工手順図、図２はそれに使用する板状体とその配置状況を示した斜視図である。
【００２１】
まず、軽量骨材を用いた水中コンクリートの打設に先だって、図１(a)に示すようにケーソン１を設置する。ケーソン１を設置するにあたっては、ケーソン１を現場に曳航するとともに、ケーソン設置箇所を予め平坦に掘削しておき、しかる後、ケーソン１内に注水することによって該ケーソンを海底２に沈設すればよい。
【００２２】
次に、同図(b)に示すようにコンクリート供給管であるトレミー管３の下端を先行打設された水中コンクリート４に差し込んでおき、かかる状態でケーソン１内部を排水しつつトレミー管３を介してケーソン１内の打設領域に水中コンクリート４の打設を行うが、本実施形態に係る水中コンクリートの打設方法においては、このような水中コンクリート４を打設するにあたり、ＰＣ版を用いた板状体５を水中コンクリート４の天端に載せておく。
【００２３】
板状体５は、図２に示すように、ＰＣ（プレキャストコンクリート）版１１と該ＰＣ版の上面に積層された軽量板１２とで構成してあり、打設作業の進行に伴って水中コンクリート４の天端が上昇する際、該天端から離隔することなくかつ水中コンクリート４内に埋没することもなく、水中コンクリート４の天端に載っている状態が維持されるように、軽量板１２の厚みや材質を適宜設定して板状体５全体の見掛け重量（気中での重量から浮力を差し引いた重量）を調整する。
【００２４】
板状体５の下面には、水中コンクリートに埋め込まれるアンカー１３を多数突設してあり、水中コンクリート４から受ける付着力によって水中コンクリート４の天端から板状体５が離隔したり傾いたりするのを防止するようになっている。
【００２５】
軽量板１２は、例えば発泡スチロール板で構成すればよい。また、板状体５には貫通孔１４を設けてあり、該貫通孔にトレミー管３を挿通するようになっている。
【００２６】
かかる板状体５は、ケーソン１内に打設された水中コンクリート４の天端が全体的に覆われるよう、ケーソン１の内側寸法とほぼ同等か若しくは若干小さめに形成しておくのがよい。なお、一体的に構成する必要はなく、多数のセグメントを平面的に連結することで全体を構成するようにしてもよい。
【００２７】
このように水中コンクリート４の天端に板状体５を載せた状態でトレミー管３によるコンクリート打設を行うと、従来であれば、軽量骨材がその軽さゆえにフレッシュコンクリートから飛び出して水中を浮上するような状況であっても、本実施形態においては、水中コンクリート４の天端に板状体５を載せてあるため、フレッシュコンクリートである水中コンクリート４内を上昇してきた軽量骨材、特に粗骨材である軽量骨材２１は図３に示すように、板状体５で上昇が抑えられる格好となり、水中コンクリート４の天端から水中へと飛び出すおそれがなくなる。
【００２８】
以上説明したように、本実施形態に係る軽量コンクリートの打設方法によれば、水中コンクリート４の天端に板状体５を載せた状態でトレミー管３によるコンクリート打設を行うようにしたので、フレッシュコンクリートである水中コンクリート４内を上昇してきた軽量骨材２１が水中コンクリート４の天端から水中へと飛び出すおそれがなくなる。
【００２９】
したがって、軽量骨材２１の飛び出しやそれに伴うフレッシュコンクリートの水中飛散、ひいては周辺水域の汚濁を未然に防止することが可能となるとともに、その結果として、軽量骨材を用いた水中コンクリートで基礎構造の軽量化を図ることも可能となる。また、軽量骨材２１の飛び出し、換言すれば骨材分離が防止されることにより、水中コンクリートの品質を向上させ、均質で密実なコンクリートを施工することも可能となる。
【００３０】
また、本実施形態に係る軽量コンクリートの打設方法によれば、板状体５をＰＣ版１１と該ＰＣ版の上面に積層された軽量板１２とで構成したので、ＰＣ版１１として市販のプレキャスト製品を転用する場合であっても、軽量板１２の厚みや材質を適宜調整することによって、水中での見掛け重量を調整し、板状体５を水中コンクリートの天端に載せた状態にて保持することが可能となる。
【００３１】
また、本実施形態に係る軽量コンクリートの打設方法によれば、板状体５の下面に水中コンクリート４に埋め込まれるアンカー１３を突設したので、該アンカーが水中コンクリート４から受ける付着力によって、水中コンクリート４の天端から板状体５が離隔したり、傾いたりするのを防止することができる。
【００３２】
また、本実施形態に係る軽量コンクリートの打設方法によれば、板状体５がその自重によって水中コンクリート４を押さえて締め固める役目も果たす。
【００３３】
本実施形態では、コンクリート供給管としてトレミー管３を用いるようにしたが、これに代えて図４に示すように、打設領域を取り囲む型枠であるところのケーソン１の側壁に形成された貫通孔３２にコンクリート配管３１を接続し、図示しないコンクリートポンプから圧送されてきた水中コンクリートを該コンクリート配管を介してケーソン１内に打設するようにしてもよい。
【００３４】
また、本実施形態では、ＰＣ版１１と該ＰＣ版の上面に積層された軽量板１２とで構成された板状体５を採用したが、ＰＣ版自体を例えば軽量コンクリートで形成することによって上述したような重量調整が不要になるのであれば、軽量板１２を省略してＰＣ版１１のみで板状体を構成してもよい。
【００３５】
（第２実施形態）
【００３６】
第１実施形態では、軽量骨材を用いたコンクリートが水中コンクリートである場合について説明したが、本発明はこのような水中コンクリートに限定されるものではなく、気中コンクリートに適用してもよい。
【００３７】
以下、気中コンクリートに適用した例を第２実施形態として説明する。なお、第１実施形態と実質的に同一の部品等については同一の符号を付してその説明を省略する。
【００３８】
図５は、本実施形態に係る軽量コンクリートの打設方法を規模の小さなケーソンへの気中コンクリート打設に適用する場合について示した施工手順図である。
【００３９】
まず、軽量骨材を用いた水中コンクリートの打設に先だって、図５(a)に示すようにケーソン１を第１実施形態と同様にして設置し、しかる後に該ケーソン内を排水してドライにする。
【００４０】
次に、同図(b)に示すようにコンクリート供給管３の下端を先行打設されたコンクリート４１に差し込んでおき、かかる状態でコンクリート供給管３を介してケーソン１内の打設領域にコンクリート４１の打設を行うが、本実施形態に係る軽量コンクリートの打設方法においては、このようなコンクリート４１を打設するにあたり、板状体４２をコンクリート４１の天端に載せておく。
【００４１】
板状体４２は、ＰＣ（プレキャストコンクリート）版で構成してあり、打設作業の進行に伴ってコンクリート４１の天端が上昇する際、コンクリート４１内に埋没することなく、コンクリート４の天端に載っている状態が維持されるように、厚みや材質を適宜設定して板状体４２の重量を調整する。なお、板状体４２には、図６に示すように貫通孔１４を設けてあり、該貫通孔にコンクリート供給管３を挿通するようになっている。
【００４２】
板状体４２の下面には、同図に示すようにコンクリート４１に埋め込まれるアンカー１３を多数突設してあり、コンクリート４１から受ける付着力によってコンクリート４１の天端から板状体４２が離隔したり傾いたりするのを防止するようになっている。
【００４３】
かかる板状体４２は、ケーソン１内に打設されたコンクリート４１の天端が全体的に覆われるよう、ケーソン１の内側寸法とほぼ同等か若しくは若干小さめに形成しておくのがよい。なお、一体的に構成する必要はなく、多数のセグメントを平面的に連結することで全体を構成するようにしてもよい。
【００４４】
このようにコンクリート４１の天端に板状体４２を載せた状態でコンクリート供給管３によるコンクリート打設を行うと、従来であれば、軽量骨材がその軽さゆえにフレッシュコンクリートから飛び出して天端に凹凸を生じさせるような状況であっても、本実施形態においては、コンクリート４１の天端に板状体４２を載せてあるため、フレッシュコンクリートであるコンクリート４１内を上昇してきた軽量骨材、特に粗骨材である軽量骨材２１は図７(a)に示すように、板状体４２で上昇が抑えられる格好となり、コンクリート４１の天端から飛び出して表面に凹凸を生じさせるおそれがなくなる。したがって、コンクリート打設を終えて板状体４２を撤去すれば、図７(b)に示すように平坦な表面が顕れる。
【００４５】
以上説明したように、本実施形態に係る軽量コンクリートの打設方法によれば、コンクリート４１の天端に板状体４２を載せた状態でコンクリート供給管３によるコンクリート打設を行うようにしたので、コンクリート４１内を上昇してきた軽量骨材２１が天端から飛び出して表面に凹凸を形成するおそれがなくなる。したがって、コンクリートの表面仕上げをきわめて容易に、若しくは表面仕上げ自体をやる必要がなくなる。
【００４６】
また、本実施形態に係る軽量コンクリートの打設方法によれば、板状体４２の下面にコンクリート４１に埋め込まれるアンカー１３を突設したので、該アンカーがコンクリート４１から受ける付着力によって、コンクリート４１の天端から板状体４２が離隔したり、傾いたりするのを防止することができる。
【００４７】
また、本実施形態に係る軽量コンクリートの打設方法によれば、板状体４２がその自重によってコンクリート４１を押さえて締め固める役目も果たす。
【００４８】
本実施形態では、コンクリート供給管３を板状体４２に貫通配置するようにしたが、図４と同様、打設領域を取り囲む型枠であるところのケーソン１の側壁にコンクリート供給管を接続してコンクリートをケーソン１内に供給するようにしてもよい。
【００４９】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項１に係る本発明の軽量コンクリートの打設方法によれば、水中コンクリートの場合においては、軽量骨材の飛び出しやそれに伴うフレッシュコンクリートの水中飛散、ひいては周辺水域の汚濁を未然に防止することが可能となるとともに、気中コンクリートの場合においては、コンクリートの天端から飛び出した軽量骨材が該天端に凹凸を形成するおそれがなくなり、表面仕上げの作業を簡略化若しくは省略することが可能となる。
【００５０】
また、請求項２に係る本発明の軽量骨材を用いたコンクリートの打設方法によれば、水中コンクリートの場合において、コンクリートの天端上昇の際、板状体全体をコンクリートの天端から離隔させずなおかつコンクリート内にめり込ませることもなく、天端に載せた状態に保持することができるという効果も奏する。
【００５１】
また、請求項３に係る本発明の軽量骨材を用いたコンクリートの打設方法によれば、コンクリートの天端から板状体が離隔したり、傾いたりするのを防止することができるという効果も奏する。
【００５２】
【図面の簡単な説明】
【図１】第１実施形態に係る軽量コンクリートの打設方法にしたがってケーソンへの水中コンクリート打設を行う様子を示した施工手順図。
【図２】第１実施形態に係る打設方法で用いる板状体の図であり、(a)は断面図、(b)は配置状況を示した斜視図。
【図３】第１実施形態に係る軽量コンクリートの打設方法における作用を示した断面図。
【図４】変形例に係る軽量コンクリートの打設方法の断面図。
【図５】第２実施形態に係る軽量コンクリートの打設方法にしたがってケーソンへの気中コンクリート打設を行う様子を示した施工手順図。
【図６】第２実施形態に係る打設方法で用いる板状体の図であり、(a)は断面図、(b)は配置状況を示した斜視図。
【図７】第２実施形態に係る軽量コンクリートの打設方法における作用を示した断面図。
【符号の説明】
３トレミー管（コンクリート供給管）
４水中コンクリート（コンクリート）
５板状体
１１ＰＣ版
１２軽量板
１３アンカー
２１軽量骨材
３１コンクリート配管（コンクリート供給管）
４１気中コンクリート（コンクリート）
４２板状体[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a lightweight concrete placement method for constructing underwater structures such as concrete using lightweight aggregates, particularly underwater structures such as bridge footings and caissons, with underwater concrete using lightweight aggregates.
[0002]
[Prior art]
When building bridge footings and caissons, so-called underwater concrete is often used, but if the ground at the construction site is soft, footing or caisson can be used to minimize ground improvement work. It is desirable to make the foundation structure as light as possible.
[0003]
On the other hand, when reducing the weight of concrete, it is common to use a lightweight aggregate.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, when underwater concrete is cast using lightweight aggregates, the lightweight aggregate with a small specific gravity rises in the fresh concrete during concrete placement, and if it is lighter than water, it jumps out of the fresh concrete into the water. Or fresh concrete may splash into the water and pollute the surrounding water area.
[0005]
For this reason, it is necessary to use underwater concrete that normally uses aggregates. As a result, there has been a problem that it is almost impossible to reduce the weight of the foundation structure.
[0006]
In addition, even in the case of airborne concrete, when lightweight aggregate is used, the lightweight aggregate rises to the top of the concrete due to the difference in specific gravity as described above, and the surface is uneven and flat. The problem was that finishing would be extremely difficult.
[0007]
The present invention has been made in consideration of the above-described circumstances, and can prevent the floating of lightweight aggregate in underwater concrete and the accompanying underwater scattering of fresh concrete, and can improve the workability of surface finishing in aerial concrete. It aims at providing the placement method of lightweight concrete.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a lightweight concrete placement method according to the present invention places concrete using a lightweight aggregate in a predetermined placement region through a concrete supply pipe as described in claim 1. When the top of the concrete rises as the concrete is placed, the plate-like body made of the PC plate is not separated from the top and is not buried in the concrete. It is placed on the top of the concrete so that the state of being placed is maintained .
[0009]
In the lightweight concrete placing method according to the present invention, the plate-like body is composed of the PC plate and a lightweight plate laminated on the upper surface of the PC plate.
[0010]
In the lightweight concrete placing method according to the present invention, an anchor embedded in the concrete is protruded from the lower surface of the plate-like body.
[0011]
In the method for placing lightweight concrete according to the present invention, a plate-like body made of a PC (precast concrete) plate is used in placing concrete using a lightweight aggregate in a predetermined placement area through a concrete supply pipe. Place it on the top of the concrete.
[0012]
Thus, in the case of underwater concrete, in the present invention, even in a situation where the lightweight aggregate jumps out of the fresh concrete and floats underwater because of its light weight, the top of the underwater concrete is used in the present invention. Since the plate-like body is placed on the light-weight aggregate, the lightweight aggregate that has risen in the fresh concrete is shaped so that the rise is suppressed by the plate-like body, and there is no possibility of jumping out of the fresh concrete into the water.
[0013]
In the case of aerial concrete, in the present invention, even in a situation where the lightweight aggregate jumps out of the fresh concrete due to its lightness and causes unevenness at the top, in the present invention, the top of the concrete Since the plate-shaped body is placed on the light-weight aggregate, the lightweight aggregate that has risen in the fresh concrete is shaped to suppress the rise by the plate-shaped body, and may jump out of the top edge of the fresh concrete and cause unevenness on the surface Disappears.
[0014]
The concrete supply pipe may be passed through a through-hole provided in the plate-like body, or may be passed through a through-hole provided in a mold that surrounds the placing area.
[0015]
When the top of the concrete rises with the progress of the placing work, the plate-like body made of the PC plate covers the top of the concrete without being separated from the top and into the concrete. As long as the state of being placed on the top end is maintained, any structure and shape may be adopted.
[0016]
Here, if the plate-like body is composed of a PC plate and a lightweight plate laminated on the upper surface of the PC plate, the overall apparent weight, that is, in the air, is adjusted by appropriately adjusting the thickness and material of the lightweight plate. When the weight obtained by subtracting the buoyancy from the total weight of the steel is adjusted and thus applied to underwater concrete casting, even if it is a commercially available precast product, the plate-like body is held at the top of the concrete as the concrete top rises. It becomes possible to do.
[0017]
Also, if an anchor embedded in the concrete is provided on the lower surface of the plate-like body, the anchor receives adhesive force from the concrete, so that the plate-like body is separated or tilted from the top of the concrete. Can be prevented.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
DESCRIPTION OF EMBODIMENTS Hereinafter, embodiments of a lightweight concrete placing method according to the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. Note that components that are substantially the same as those of the prior art are assigned the same reference numerals, and descriptions thereof are omitted.
[0019]
(First embodiment)
[0020]
FIG. 1 is a construction procedure diagram showing a case where the method for placing lightweight concrete according to the present embodiment is applied to underwater concrete placement in a caisson, and FIG. 2 shows a plate-like body used for the method and its arrangement. It is a perspective view.
[0021]
First, prior to placing underwater concrete using lightweight aggregates, caisson 1 is installed as shown in FIG. When the caisson 1 is installed, the caisson 1 is towed to the site, the caisson installation location is excavated flat beforehand, and then the caisson 1 is poured into the caisson 1 to sink the caisson to the seabed 2. .
[0022]
Next, as shown in FIG. 2 (b), the lower end of the tremy pipe 3 which is a concrete supply pipe is inserted into the previously placed underwater concrete 4, and the tremy pipe 3 is drained while draining the caisson 1 inside in this state. The underwater concrete 4 is placed in the placement area in the caisson 1 through the PC. In the underwater concrete placement method according to the present embodiment, the PC plate is used for placing the underwater concrete 4. Place the plate-like body 5 on the top of the underwater concrete 4.
[0023]
As shown in FIG. 2, the plate-like body 5 is composed of a PC (precast concrete) plate 11 and a lightweight plate 12 laminated on the upper surface of the PC plate. When the top end of 4 rises, the lightweight plate 12 is maintained so that it remains on the top end of the underwater concrete 4 without being separated from the top end and embedded in the underwater concrete 4. The apparent weight (the weight obtained by subtracting buoyancy from the weight in the air) is adjusted by appropriately setting the thickness and material of the plate.
[0024]
A large number of anchors 13 embedded in the underwater concrete are projected on the lower surface of the plate-like body 5, and the plate-like body 5 is separated or tilted from the top end of the underwater concrete 4 due to the adhesive force received from the underwater concrete 4. It is designed to prevent this.
[0025]
What is necessary is just to comprise the lightweight board 12 with a polystyrene foam board, for example. Further, the plate-like body 5 is provided with a through hole 14, and the tremy tube 3 is inserted into the through hole.
[0026]
Such a plate-like body 5 is preferably formed to be approximately the same as or slightly smaller than the inner dimension of the caisson 1 so that the top end of the underwater concrete 4 placed in the caisson 1 is entirely covered. In addition, it is not necessary to comprise integrally, and you may make it comprise the whole by connecting many segments planarly.
[0027]
In this way, when the concrete is placed by the tremy tube 3 with the plate-like body 5 placed on the top end of the underwater concrete 4, conventionally, the lightweight aggregate jumps out of the fresh concrete due to its light weight, and enters the water. Even in a situation where it floats, in this embodiment, since the plate-like body 5 is placed on the top edge of the underwater concrete 4, the lightweight aggregate that has risen inside the underwater concrete 4 that is fresh concrete, particularly As shown in FIG. 3, the lightweight aggregate 21, which is a coarse aggregate, is shaped so as to be prevented from rising by the plate-like body 5, and there is no possibility of jumping out from the top of the underwater concrete 4 into the water.
[0028]
As described above, according to the lightweight concrete placing method according to the present embodiment, the concrete placement by the tremy tube 3 is performed with the plate-like body 5 placed on the top end of the underwater concrete 4. Further, there is no possibility that the lightweight aggregate 21 that has risen in the underwater concrete 4 that is fresh concrete will jump out from the top of the underwater concrete 4 into the water.
[0029]
Therefore, it is possible to prevent the lightweight aggregate 21 from jumping out and splashing of the fresh concrete in the water, and thus the contamination of the surrounding water area, and as a result, the foundation structure is made of the underwater concrete using the lightweight aggregate. It is also possible to reduce the weight. Further, since the lightweight aggregate 21 is prevented from popping out, in other words, the separation of the aggregate is prevented, it is possible to improve the quality of the underwater concrete and to construct the homogeneous and solid concrete.
[0030]
Further, according to the method for placing lightweight concrete according to the present embodiment, the plate-like body 5 is composed of the PC plate 11 and the lightweight plate 12 laminated on the upper surface of the PC plate. Even when the precast product is diverted, the apparent weight in water is adjusted by appropriately adjusting the thickness and material of the lightweight plate 12, and the plate-like body 5 is placed on the top of the underwater concrete. It becomes possible to hold.
[0031]
Further, according to the method for placing lightweight concrete according to the present embodiment, the anchor 13 embedded in the underwater concrete 4 protrudes from the lower surface of the plate-like body 5, so that the anchor receives from the underwater concrete 4, It is possible to prevent the plate-like body 5 from being separated from or tilted from the top end of the underwater concrete 4.
[0032]
In addition, according to the method for placing lightweight concrete according to the present embodiment, the plate-like body 5 also plays a role of pressing and compacting the underwater concrete 4 by its own weight.
[0033]
In the present embodiment, the tremy pipe 3 is used as the concrete supply pipe, but instead of this, as shown in FIG. 4, the penetration formed in the side wall of the caisson 1, which is a form surrounding the placement area The concrete pipe 31 may be connected to the hole 32, and the underwater concrete pumped from a concrete pump (not shown) may be placed in the caisson 1 through the concrete pipe.
[0034]
In the present embodiment, the plate-like body 5 constituted by the PC plate 11 and the lightweight plate 12 laminated on the upper surface of the PC plate is adopted. If the weight adjustment is not necessary, the lightweight plate 12 may be omitted and the plate-like body may be configured by the PC plate 11 alone.
[0035]
(Second Embodiment)
[0036]
Although 1st Embodiment demonstrated the case where the concrete using a lightweight aggregate is underwater concrete, this invention is not limited to such underwater concrete, You may apply to aerial concrete.
[0037]
Hereinafter, an example applied to aerial concrete will be described as a second embodiment. Note that components that are substantially the same as those of the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and description thereof is omitted.
[0038]
FIG. 5 is a construction procedure diagram showing a case where the method for placing lightweight concrete according to the present embodiment is applied to air concrete placement in a small caisson.
[0039]
First, prior to placing underwater concrete using lightweight aggregate, as shown in FIG. 5 (a), the caisson 1 is installed in the same manner as in the first embodiment, and then the caisson is drained and dried. To do.
[0040]
Next, as shown in FIG. 2B, the lower end of the concrete supply pipe 3 is inserted into the concrete 41 previously placed, and in this state, the concrete is placed in the placement area in the caisson 1 through the concrete supply pipe 3. 41 is placed. In the lightweight concrete placing method according to the present embodiment, the plate-like body 42 is placed on the top of the concrete 41 when placing such concrete 41.
[0041]
The plate-like body 42 is composed of a PC (precast concrete) plate. When the top end of the concrete 41 rises as the placing operation proceeds, the top end of the concrete 4 is not buried in the concrete 41. The thickness of the plate-like body 42 is adjusted by appropriately setting the thickness and the material so that the state of the plate-like body 42 is maintained. The plate-like body 42 is provided with a through hole 14 as shown in FIG. 6, and the concrete supply pipe 3 is inserted into the through hole.
[0042]
As shown in the figure, a large number of anchors 13 embedded in the concrete 41 protrude from the lower surface of the plate-like body 42, and the plate-like body 42 is separated from the top end of the concrete 41 by the adhesive force received from the concrete 41. It is designed to prevent tilting or tilting.
[0043]
The plate-like body 42 is preferably formed so as to be approximately equal to or slightly smaller than the inner dimension of the caisson 1 so that the top end of the concrete 41 placed in the caisson 1 is entirely covered. In addition, it is not necessary to comprise integrally, and you may make it comprise the whole by connecting many segments planarly.
[0044]
When the concrete is placed by the concrete supply pipe 3 with the plate-like body 42 placed on the top end of the concrete 41 in this way, conventionally, the lightweight aggregate jumps out of the fresh concrete because of its lightness, and the top end. In this embodiment, since the plate-like body 42 is placed on the top edge of the concrete 41, the lightweight aggregate that has risen inside the concrete 41 that is fresh concrete, In particular, the lightweight aggregate 21 which is a coarse aggregate is shaped so as to be prevented from rising by the plate-like body 42 as shown in FIG. . Therefore, when the concrete placement is finished and the plate-like body 42 is removed, a flat surface appears as shown in FIG.
[0045]
As described above, according to the method for placing lightweight concrete according to the present embodiment, the concrete is placed by the concrete supply pipe 3 while the plate-like body 42 is placed on the top end of the concrete 41. There is no possibility that the lightweight aggregate 21 that has risen in the concrete 41 jumps out of the top edge and forms irregularities on the surface. Therefore, it is not necessary to finish the surface of the concrete very easily or the surface finish itself.
[0046]
In addition, according to the method for placing lightweight concrete according to the present embodiment, the anchor 13 embedded in the concrete 41 protrudes from the lower surface of the plate-like body 42. It is possible to prevent the plate-like body 42 from being separated from or tilted from the top end.
[0047]
Further, according to the method for placing lightweight concrete according to the present embodiment, the plate-like body 42 also plays a role of pressing and compacting the concrete 41 by its own weight.
[0048]
In this embodiment, the concrete supply pipe 3 is arranged so as to penetrate the plate-like body 42. However, as in FIG. 4, the concrete supply pipe is connected to the side wall of the caisson 1 which is a form surrounding the placement area. Then, concrete may be supplied into the caisson 1.
[0049]
【The invention's effect】
As described above, according to the method for placing lightweight concrete of the present invention according to claim 1, in the case of underwater concrete, the jumping of lightweight aggregate and the accompanying underwater splashing of fresh concrete, and consequently the contamination of surrounding water areas In the case of concrete in the air, the lightweight aggregate that protrudes from the top of the concrete has no risk of forming irregularities on the top and simplifies the surface finishing work. Alternatively, it can be omitted.
[0050]
According to the concrete placement method using the lightweight aggregate of the present invention according to claim 2, in the case of underwater concrete, when the top end of the concrete is raised, the entire plate-like body is separated from the top end of the concrete. There is also an effect that it can be held in a state of being placed on the top without being sunk into the concrete.
[0051]
In addition, according to the concrete placement method using the lightweight aggregate of the present invention according to claim 3, it is possible to prevent the plate-like body from being separated or inclined from the top edge of the concrete. Also play.
[0052]
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a construction procedure diagram showing a state in which underwater concrete is placed on a caisson according to a lightweight concrete placing method according to a first embodiment.
FIGS. 2A and 2B are views of a plate-like body used in the placing method according to the first embodiment, wherein FIG. 2A is a cross-sectional view, and FIG.
FIG. 3 is a cross-sectional view showing the operation of the lightweight concrete placing method according to the first embodiment.
FIG. 4 is a cross-sectional view of a lightweight concrete placing method according to a modification.
FIG. 5 is a construction procedure diagram showing how air concrete is placed in a caisson in accordance with the lightweight concrete placing method according to the second embodiment.
6A and 6B are views of a plate-like body used in the placing method according to the second embodiment, wherein FIG. 6A is a cross-sectional view, and FIG.
FIG. 7 is a cross-sectional view showing the operation of the lightweight concrete placing method according to the second embodiment.
[Explanation of symbols]
3 Tremy pipe (concrete supply pipe)
4 Underwater concrete (concrete)
5 Plate-shaped body 11 PC plate 12 Light-weight plate 13 Anchor 21 Light-weight aggregate 31 Concrete piping (concrete supply pipe)
41 Airborne concrete (concrete)
42 Plate

Claims

When placing concrete using lightweight aggregates in a predetermined placement area through a concrete supply pipe, the top of the concrete is placed on the plate-like body made of a PC plate as the concrete is placed. Lightweight concrete characterized in that it is placed on the top of the concrete so as to maintain the state of being placed on the top without being separated from the top and buried in the concrete when ascending. Placement method.

The method for placing lightweight concrete according to claim 1, wherein the plate-like body is constituted by the PC plate and a lightweight plate laminated on the upper surface of the PC plate.

The method for placing lightweight concrete according to claim 1 or 2, wherein an anchor embedded in the concrete is protruded from a lower surface of the plate-like body.