JP4351844B2 - Paint pattern formation method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建築物の内装・外装用仕上げ材として好適に用いられる塗料組成物及び塗装模様形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、建築物の内装・外装をマーブル調塗装模様や濃淡模様に仕上げるために、種々の塗料組成物、塗装模様形成方法が用いられている。ここで言うマーブル調塗装とは大理石のような模様を被塗装物に付与する模様調塗装のことである。(特開平10-183030号公報)。
【0003】
マーブル調塗装模様または濃淡模様を得るために用いられている方法として、以下のような例がある。まず、一例目として、特開平10−183030号公報には、顔料成分に1種類以上の金属紛、樹脂粒子のいずれか一方または双方を含む塗料組成物を被塗装物に塗装した後、1種類以上の溶剤からなる混合液体を前記被塗装物にスプレイして、前記塗料組成物内の顔料成分に色分かれ現象を生じさせることにより、前記被塗装物にマーブル調模様塗膜を形成する塗装方法が開示されている(特許文献1参照)。
【0004】
二例目として、特開平11-62162号公報には、骨材入り下地材または吹き付け材を基体へ凹凸を有するように塗布または吹き付けることにより下地層を形成する工程と、この下地層へ半流動性塗料を1層以上しごきながらコテ塗りして濃淡模様を発現させる化粧面形成方法が開示されている(特許文献2参照)
三例目として、消石灰、水などからなる組成物を左官ゴテにより被塗装面を部分的に塗りつけ、半乾燥後、塗りつけられていない残りの被塗装面を左官ゴテで塗りつけ、半乾燥後、金属製のコテにより全面を擦り付けるようにして磨くことで、光沢のあるマーブル調模様の塗膜を形成する方法(非特許文献1参照)が知られている。
【0005】
また、四例目として、特公平6-63335号公報には、下地とその表面に形成された薄い模様塗膜よりなり、模様塗膜面は下地とほぼ同一面まで研磨され、その大部分が艶出しされていて、それよりも光沢の劣る塗膜の凹部との光沢の相違および研磨された塗膜の厚薄による下地の透視度の相違が共同して模様を現出するようにした化粧面が開示されている(特許文献3参照)。
【0006】
その他、五例目として、体質顔料として炭酸カルシウムを利用し、光沢を付与させる方法として、平均粒子径が0.01〜0.5μmの炭酸カルシウムを体質顔料として用い、これにα、β不飽和モノカルボン酸、α、β不飽和ジカルボン酸、(メタ)アクリル酸アルキルエステル等から選ばれる少なくとも1種の単量体の重合物、そのアルカリ金属、アンモニウム及びアミンによる部分もしくは完全中和物よりなる群から選ばれる少なくとも1種(X)と、アルキルエーテル硫酸、アルキルエーテル燐酸、アルキルアリールエーテル硫酸等から選ばれる化合物、及びそのアルカリ金属、アンモニウム、及びアミン塩よりなる群から選ばれる少なくとも1種(Y)とを配合してなる水系塗料が特開平10-330648号公報に開示されている(特許文献4参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開平10−183030号公報
【特許文献2】
特開平11−62162号公報
【特許文献3】
特公平6−63335号公報
【特許文献4】
特開平10−330648号公報
【非特許文献1】
引用−ハネダ化学(株)販売、マーモリーノ商品カタログおよび技術施工要領書
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記の一例目として記した従来技術にあっては、マーブル調塗装模様を形成するためには、2種類の異なる塗料成分(前記、顔料成分に1種類以上の金属紛、樹脂粒子のいずれか一方または双方を含む塗料組成物と1種類以上の溶剤からなる混合液体)を使い分けることによって初めてマーブル調塗装模様を形成することが出来るため、2種類のガンを用意する必要も必然的に生じることから、治具の洗浄に手間がかかり、また複数の塗料成分の管理が必要になるためコストが上がるという問題もあった。
【0009】
上記二例目も一例目と同じように、濃淡模様を形成するのに2種類の異なる塗料成分を必要とすること、コテ塗りする必要があるため左官の熟練した技術が要求され、その分、必然的に作業能率が下がり、施工コストが上がるという問題があった。
【0010】
上記の三例目として記した従来技術にあっては、使用する塗料組成物は1種類であるが、消石灰を使用するため作業者に健康上の悪影響を及ぼすおそれがある(例えば、強アルカリのため目に入ると失明の危険性がある)。
【0011】
上記四例目は光沢模様を出すために上塗り材を下地面近くに達するまで、研磨機で平面状に削り落とす必要があった。研磨機で平面状に削り落とす作業は、粉塵の発生が作業環境に悪影響を及ぼす可能性は大きく、作業者に健康上、悪影響を及ぼすものである。
【0012】
上記五例目は、光沢を長期にわたって維持するための技術であり、同技術はマーブル調模様または濃淡模様を形成するための技術ではない。
【0013】
本発明は、従来行なわれてきたマーブル調仕上げ塗装における前記問題点の解決を可能にするべく完成されたものであり、その目的は、簡便、安全、かつ、低コストで、所望の濃淡模様等の塗装模様を現出することができる塗装模様形成方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための第1発明は、被塗装面に光沢のあるマーブル調塗装模様を形成する塗装模様形成方法において、平均粒子径(以下Dp50%と称する)が0.1〜10μmで且つ累積量90%(以下Dp90%と称する)に相当する粒子直径が3〜20μmであることによって特徴付けられる炭酸カルシウムと、バインダー樹脂と、水と、を含み混練されてなる塗料組成物を、被塗装面の一部又は全部に、1回又は複数回塗りつける工程と、塗りつけられた前記塗料組成物の表面を乾燥させる工程と、前記乾燥後の塗料組成物表面にさらに前記塗料組成物をコテ塗りする工程と、を有することを特徴とする塗装模様形成方法である。
【0015】
第2発明は、被塗装面に光沢のあるマーブル調塗装模様を形成する塗装模様形成方法において、平均粒子径が0.1〜10μmで且つ累積量90%に相当する粒子直径が3〜20μmであることによって特徴付けられる炭酸カルシウムと、バインダー樹脂と、水と、を含み混練されてなる塗料組成物を、被塗装面の一部又は全部に塗りつけ、塗料組成物の表面を乾燥させた後、再度被塗装面全面に前記塗料組成物を塗りつけ、次いでコテを用いてコテ面を被塗装面全面に擦り付けて磨く、ことを特徴とする塗装模様形成方法である。
【0016】
第3発明は、被塗装面に光沢のあるマーブル調模様を有する塗膜を形成する塗装模様形成方法において、平均粒子径が0.1〜10μmで且つ累積量90%に相当する粒子直径が3〜20μmであることによって特徴付けられる炭酸カルシウムと、バインダー樹脂と、水と、を含み混練されてなる塗料組成物を、被塗装面の8割〜3割に塗りつけ、塗料組成物の表面を乾燥した後、塗りつけられていない2割〜7割の被塗装面に塗料組成物を塗りつけ、塗装された塗料組成物の表面を乾燥させた後、再度全面に塗料組成物を塗りつけ、コテを用いてコテ面を被塗装面全面に擦り付けて磨く、ことを特徴とする塗装模様形成方法である。
【0017】
また、第4発明は、上記第1ないし第3発明の何れかの塗装模様形成方法において、前記塗料組成物の塗りつけを、ウインナーローラーで行うことを特徴とする塗装模様形成方法である。
【0018】
上記各構成の塗装模様形成方法によれば、1種類の塗料組成物によって、研磨機で研磨することなく、光沢のある塗膜を形成することにより、明確なマーブル調模様、濃淡模様等を得ることができる。
【0019】
ここで、上記各構成の塗装模様形成方法においては、平均粒子径(以下「Dp50%」と称する)が0.1〜10μmで且つ累積量90%に相当する粒子直径(以下「Dp90%」と称する)が3〜20μmであることによって特徴付けられる炭酸カルシウムと、バインダー樹脂と、水と、を含み混練されてなる塗料組成物を使用するが、この塗料組成物を使用することにより、1種類の塗装材料でマーブル模様または濃淡模様を、簡便、安全かつ低コストで施工することが可能になる。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明にかかる塗装模様形成方法で使用する塗料組成物は、炭酸カルシウム及びバインダー樹脂を含むほか、必要に応じて、水溶性増粘材、消泡材、減水材、顔料等が含まれ、これらが水と混練されてなるものである。
【0025】
本発明にかかる塗装模様形成方法で使用する塗料組成物は、炭酸カルシウムの累積量90%に相当する粒子直径(Dp90%)が3〜20μmの範囲内である。炭酸カルシウムのDp90%が3〜20μmであれば、容易にコテ等による光沢、グラデーション(色の階調)のあるマーブル調模様や濃淡模様の塗膜を形成することが可能となる。Dp90%が3μm未満であると、作業中の発塵、必要水分量の増加による乾燥後の塗膜の亀裂等の欠陥等が発生するおそれがある。また、Dp90%が20μmより大きくなると、光沢、色の階調等を発現し難くなる。
【0026】
本発明にかかる塗装模様形成方法で使用する塗料組成物において、炭酸カルシウムの平均粒子径は、0.1〜10μmとする。0.1〜10μmであれば、容易にコテ等による光沢、グラデーション(色の階調)のあるマーブル調模様または濃淡模様の塗装模様を形成することが可能となるからである。
【0027】
平均粒子径が0.1μm未満であると、作業中の発塵、必要水分量の増加による乾燥後の塗膜の亀裂等の欠陥が発生するおそれがある。また、平均粒子径が10μmよりも大きくなると、光沢、色の階調等を発現しなくなるおそれがある。
【0028】
バインダー樹脂としては酢酸ビニル樹脂、アクリル樹脂などを例示することが出来るが、その他、水の蒸発によって硬化を生じさせる樹脂であれば使用することが出来る。
【0029】
水溶性増粘材としては、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等の合成高分子物質あるいは海藻類、澱粉類等の天然高分子物質から選ばれる水溶性増粘材を例示することが出来る。この水溶性増粘材はローラー作業に適度な粘性を与えると同時に接着性を向上させる効果を有するものも少なくない。
【0030】
また、消泡剤としては、従来より公知の消泡剤を使用することができる。
【0031】
減水材としては、ナフタリンスルフォン酸系、ポリカルボン酸系、リグニンスルフォン酸系、メラミンスルフォン酸系、ポリエ−テルカルボン酸系などを例示することが出来る。減水材は出来るだけ少ない水で塗料組成物を分散混合することにより、乾燥に伴うひび割れを防止することが出来る。
【0032】
次に、本発明の塗装模様形成方法について説明する。
本発明の塗装模様形成方法は、前記本発明の塗料組成物を、被塗装面に塗りつけ、塗料組成物の表面を乾燥した後、再度被塗装面の全面に塗りつけ、次いで、例えば、金属製のコテ等、コテ面を被塗装面の全面に対し擦り付ける、すなわち、全面をコテ塗りすることで、光沢やグラデーションのあるマーブル模様または濃淡模様を形成する構成である。
【0033】
これにより、1種類の塗料組成物によってマーブル調模様、濃淡模様等、光沢のある内装・外装塗装を簡便、安全かつ低コストで再現性よく施工することができる。
【0034】
より具体的には、本発明の塗装模様形成方法では、まず、前記塗料組成物を被塗装面の8割〜3割に塗りつける。次に、塗りつけられた塗料組成物の表面を乾燥する。次いで、塗りつけられていない残りの2〜7割の被塗装面に、同じ塗料組成物を塗りつける。さらに、塗りつけられた塗料組成物の表面を乾燥した後、再度同塗料組成物を被塗装面全面に塗りつける。その後、金属製のコテ等により塗装面の全面を擦り付けることにより、光沢のあるマーブル調模様または濃淡模様の塗膜を形成することができる。
【0035】
さらに具体的には、例えば、70cm四方の石膏ボードの8割〜3割の面積に、本発明の塗料組成物をウィンナーローラ−等で任意の方向に塗りつける。例えば、回転軸方向長さが20cm程度のウィンナーローラ−で10cm程度の塗装部分を多数形成する。次に、上記石膏ボードの2〜7割の面積に当る未塗装面を埋めるように、上記ウィンナーローラ−等で塗料組成物を塗りつける。その後、塗料組成物の表面が乾燥した後、再度全面に塗料組成物を塗りつける。
【0036】
その後、上記金属製のコテ(たとえばステンレスゴテ)等によりコテ塗りを行うことで、簡便、安全かつ低コストで所望の濃淡模様等の塗装模様を現出させることができる。
【0037】
被塗装面への塗料組成物の塗りつけは、上記金属製等のコテ、ローラー、はけ、へら等から1つ以上選択し施工することができる。
【0038】
【実施例】
以下において、本発明の実施例を用いて説明するが本発明は、これら実施例により何ら限定されるものではない。尚、本明細書において特に限定しない限り、「%」は「重量%」を意味する。
【0039】
〔実施例1〕
表1に示す配合組成により塗料組成物を調合し、以下に示す性能評価試験を行なった。
【0040】
【表1】
【0041】
炭酸カルシウム;三精製粉社製エスカロン#2300、Dp90%=5μm(平均粒子径1μm)
バインダー樹脂;高圧ガス工業社製、エチレン酢酸ビニル系樹脂、LX671
増粘材;信越化学工業社製、メチルセルロース系、90SH-4000
消泡材;旭電化工業社製、B-111F
減水材;SKWイ−ストアジア社製、ナフタリンスルフォン酸系、POWER CON100
顔料1;大日精化工業社製、AF Brown E-3
顔料2;大日精化工業社製、AF Yellow E-26
顔料3;大日精化工業社製、AF Red E-6
(マーブル調模様確認試験)
表1の組成物を10.5mm厚の石膏ボードにコテを用い、被塗装面の6割に塗りつけ、塗料組成物の乾燥後、塗りつけられていない残りの4割をコテで塗りつけ、塗料組成物の乾燥後、全面を塗りつけ、金属製のコテにより全面を擦り付けるようにして磨くことで全工程を終了した。総塗布量は300g/m2であった。仕上がりは、光沢のあるマーブル調模様を呈しており、全体の色調は薄い赤茶色であり、赤茶の濃淡に変化のあるマーブル調模様を形成していた。
【0042】
〔実施例3〜5、参考例2,6,7、比較例〕
各表2に示すDp90%(μm)を有する炭酸カルシウムを前記表1に示す実施例1と同一の配合で調製した。各塗料組成物について、光沢、濃淡、グラデーション(色の階調)の観点から、粒子径の相違が及ぼす影響を検証した。参考例2に使用した炭酸カルシウムは丸尾カルシウム社製で、またこれを分級して実施例3に使用した。上記以外の炭酸カルシウムは全て三精製粉社製で、水量はフロー値180〜190になるように加えた。(表2の実施例4の塗料組成物は、表1のものと同一組成である。)
反射率の測定には、測定機器としてミノルタ社色彩色差計CR310を使用し、XYZ座標系のY値から以下の式に従って反射率を評価した。
反射率=各試験体のY値/色彩色差計に付属の基準白色板のY値
グラデーションおよび濃淡の評価は人(20人)による官能検査から3段階評価により実施した。
ひび割れは施工乾燥後に、表面のひび割れの有無を確認した。
【0043】
【表2】
【0044】
表2より、粒子径を問わず色の濃淡は全ての試験体に認められた。しかしながら、芸術性を示す評価手法の1つと考えられるグラデーション(色の階調)はDp90%=20μm(平均粒子径10μm)を境に低くなる。また、反射率はDp90%=5μm(平均粒子径1μm)で最大値を示し(最も光の反射量が多い)、Dp90%=20μm(平均粒子径10μm)を境に急激に低下する。炭酸カルシウムのDp90%=3μm(平均粒子径が0.1μm)以上であればひび割れは発生しなかった。
【0045】
〔実施例8〕
(吸放湿性試験)
本発明は、被塗材料は特に問わないが、体質顔料として微細な炭酸カルシウムを使用し、且つ表面を緻密に仕上げるために、石膏ボード上に施工した場合、石膏ボードの持つ吸放湿性の利用が阻害されることが懸念されたため、吸放湿性試験を次により行った。
【0046】
10.5mm厚、縦30cm、横30cmの石膏ボードに、表1に示す実施例1と同一組成の塗料組成物2000gに対し水を200g添加し、十分攪拌したものをローラーにより被塗装面の6割を塗りつけ、塗料組成物の乾燥後、塗りつけられていない残りの4割をローラーで塗りつけ、塗料組成物の乾燥後、全面を塗りつけ、金属製のコテにより全面を擦り付けるようにして磨いた。なお、総塗布量が300g/m2になるように塗りつけた。
塗りつけられた石膏ボードを日本建築仕上材工業会のNSKS−010(無機質系調湿性仕上塗材(内装用))の吸放湿性試験方法に準じて測定を行った。その結果を表3に示す。なお、石膏ボードが有する吸放湿性能を阻害しないことを確認するために、塗料組成物を塗装しない10.5mm厚、縦30cm、横30cmの石膏ボードについても同時に吸放湿性試験を実施した。表3において、各試験体数は3である。
表3より、塗料組成物を塗装しても石膏ボードが有する吸放湿量の約90%を利用することが出来ることが確認された。
【0047】
【表3】
【0048】
【発明の効果】
以上、説明してきたように、本発明塗装模様形成方法で使用する塗料組成物は、炭酸カルシウム及びバインダー樹脂を含有し、水と混練してなる。これにより1種類の塗装材料でマーブル模様または濃淡模様を、簡便、安全かつ低コストで形成することが可能となる。
【0049】
本発明の塗装模様形成方法は、粉体成分に顔料成分および水を混合することで得られる塗料組成物をコテやローラー等により被塗装面の8割〜3割を塗りつけ、塗料組成物の乾燥後、塗りつけられていない残りの2割〜7割をコテやローラー等で塗りつけ、塗料組成物の乾燥後、全面を塗りつけ、金属製のコテにより全面を擦り付けるようにして磨くことで、1種類の塗料成分によって、光沢のあるマーブル調模様の塗膜を形成するという方法であるため、治具の洗浄に手間がかからず、複数の塗料成分の管理が必要でなくなるため、施工コストダウンが可能である。しかもローラーでも施工可能であるため、左官の熟練した技術が要求されず、誰でも容易に塗装可能であるため、作業効率が上がり、施工コストダウンが可能である。加えて、塗料組成物の主原料として、従来使用されてきた消石灰の代わりに炭酸カルシウムを使用しているため、材料コストダウンができるという効果を奏する。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a coating composition and a coating pattern forming method that are suitably used as a finishing material for interior / exterior of a building.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, various coating compositions and coating pattern forming methods have been used to finish the interior / exterior of a building in a marble-like painted pattern or a shade pattern. The marble-like painting referred to here is a pattern-like painting that gives a marble-like pattern to the object to be painted. (Japanese Patent Laid-Open No. 10-183030).
[0003]
Examples of methods used to obtain a marble-like paint pattern or a light and shade pattern include the following. First, as an example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 10-183030 discloses that after coating a coating composition containing one or both of one or both of metal powder and resin particles in a pigment component, A coating method for forming a marbled paint film on the object to be coated by spraying a mixed liquid comprising the above-mentioned solvent on the object to be coated and causing a color separation phenomenon to occur in the pigment component in the coating composition. Is disclosed (see Patent Document 1).
[0004]
As a second example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 11-62162 discloses a step of forming a base layer by applying or spraying an aggregate-containing base material or spraying material to a substrate so as to have irregularities, and a semi-flow to the base layer A method for forming a decorative surface is disclosed, in which a light and shade pattern is developed by applying a trowel while squeezing one or more layers of a conductive paint (see Patent Document 2).
As a third example, a composition made of slaked lime, water, etc., is partially applied to the surface to be painted with a plastering iron, and after semi-drying, the remaining uncoated surface is applied with a plastering iron, semi-dried, and then metal A method of forming a glossy marble-like coating film by polishing the entire surface with a trowel made of iron (see Non-Patent Document 1) is known.
[0005]
As a fourth example, Japanese Patent Publication No. 6-63335 discloses a base and a thin pattern coating film formed on the surface thereof, and the pattern coating surface is polished to almost the same surface as the base, most of which is A decorative surface that is a combination of the difference in gloss between the concave portions of the coated film that is polished and inferior in gloss, and the difference in transparency of the ground due to the thickness of the polished film. Is disclosed (see Patent Document 3).
[0006]
In addition, as a fifth example, calcium carbonate is used as an extender pigment, and as a method of imparting luster, calcium carbonate having an average particle size of 0.01 to 0.5 μm is used as an extender pigment, and α, β unsaturated monocarboxylic acid is used therefor. , Α, β unsaturated dicarboxylic acid, polymer of at least one monomer selected from (meth) acrylic acid alkyl ester, etc., selected from the group consisting of alkali metal, ammonium and amine partially or completely neutralized product At least one selected from the group consisting of alkyl ether sulfuric acid, alkyl ether phosphoric acid, alkyl aryl ether sulfuric acid, and the like, and alkali metals, ammonium, and amine salts thereof; JP-A-10-330648 discloses a water-based paint obtained by blending (see Patent Document 4).
[0007]
[Patent Document 1]
JP-A-10-183030 [Patent Document 2]
Japanese Patent Laid-Open No. 11-62162 [Patent Document 3]
Japanese Patent Publication No. 6-63335 [Patent Document 4]
Japanese Patent Laid-Open No. 10-330648 [Non-Patent Document 1]
Quote-Sales of Haneda Chemical Co., Ltd., Marmorino product catalog and technical construction instructions [0008]
[Problems to be solved by the invention]
In the prior art described as the first example above, in order to form a marble-like paint pattern, two kinds of different paint components (the pigment component, one or more metal powders, resin particles, one of them) Or it is necessary to prepare two kinds of guns because a marble-like paint pattern can be formed for the first time by properly using a coating composition containing both and a mixed liquid consisting of one or more solvents. In addition, it takes time to clean the jig, and there is a problem that the cost increases because it is necessary to manage a plurality of paint components.
[0009]
In the same way as the first example, the second example requires two different paint components to form a light and shade pattern. Inevitably, there was a problem that work efficiency was lowered and construction cost was raised.
[0010]
In the prior art described as the third example, there is one type of coating composition to be used, but since slaked lime is used, there is a risk of adverse health effects on workers (for example, strong alkaline Therefore, there is a risk of blindness if it enters the eyes).
[0011]
In the fourth example, it was necessary to scrape off the topcoat material in a flat shape with a polishing machine until the top coating material was close to the base surface in order to produce a glossy pattern. In the work of scraping off in a flat shape with a polishing machine, the possibility that the generation of dust will adversely affect the work environment is serious and adversely affects the health of the worker.
[0012]
The fifth example is a technique for maintaining the gloss over a long period of time, and the technique is not a technique for forming a marbled pattern or a shade pattern.
[0013]
The present invention has been completed to enable the solution of the above-described problems in marble finish finishing, which has been conventionally performed, and its purpose is simple, safe, and low-cost, such as a desired shade pattern. An object of the present invention is to provide a method of forming a paint pattern that can reveal the paint pattern of the paint.
[0014]
[Means for Solving the Problems]
A first invention for solving the above problems is a coating pattern forming method for forming a glossy marble-like coating pattern on a surface to be coated, wherein the average particle diameter (hereinafter referred to as Dp50%) is 0.1 to 10 μm. And a coating composition obtained by kneading and containing calcium carbonate characterized by having a particle diameter of 3 to 20 μm corresponding to a cumulative amount of 90% (hereinafter referred to as Dp 90%), 3-20 μm, A step of applying one or more times to a part or all of the surface to be coated, a step of drying the surface of the applied coating composition, and further coating the coating composition on the surface of the dried coating composition. A coating pattern forming method characterized by comprising: a coating step.
[0015]
The second invention is a coating pattern forming method for forming a glossy marble-like coating pattern on a surface to be coated, wherein the average particle diameter is 0.1 to 10 μm and the particle diameter corresponding to a cumulative amount of 90% is 3 to 20 μm. A coating composition formed by kneading and containing calcium carbonate characterized by being, a binder resin, and water is applied to a part or all of the surface to be coated, and after the surface of the coating composition is dried, A method of forming a coating pattern, characterized in that the coating composition is applied again to the entire surface to be coated, and then the trowel surface is rubbed and polished to the entire surface to be coated using a trowel.
[0016]
3rd invention is a coating pattern formation method which forms the coating film which has a glossy marble tone pattern on a to-be-coated surface, and the average particle diameter is 0.1-10 micrometers, and the particle diameter corresponding to 90% of the cumulative amount is 3 The surface of the coating composition is dried by applying a kneaded coating composition containing calcium carbonate characterized by being ˜20 μm, binder resin, and water to 80 to 30% of the surface to be coated. After that, the paint composition is applied to 20% to 70% of the surface to be coated, and the surface of the applied paint composition is dried, and then the entire surface is coated with the paint composition again, using a trowel. A method for forming a paint pattern, characterized by rubbing and polishing a trowel surface over the entire surface to be painted.
[0017]
According to a fourth aspect of the present invention, there is provided the coating pattern forming method according to any one of the first to third aspects, wherein the coating composition is applied with a Wiener roller.
[0018]
According to the coating pattern forming method of each configuration described above, a clear marble tone pattern, light and shade pattern, etc. are obtained by forming a glossy coating film without polishing with a polishing machine with one type of coating composition. be able to.
[0019]
Here, in the coating pattern forming method of each configuration described above, an average particle diameter (hereinafter referred to as “Dp50%”) is 0.1 to 10 μm, and a particle diameter corresponding to a cumulative amount of 90% (hereinafter referred to as “Dp90%”). A coating composition obtained by kneading and containing calcium carbonate, a binder resin, and water, which are characterized by being 3 to 20 μm. By using this coating composition, With this coating material, it is possible to construct a marble pattern or a shade pattern easily, safely and at low cost.
[0024]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The coating composition used in the coating pattern forming method according to the present invention contains calcium carbonate and a binder resin, and if necessary, contains a water-soluble thickening material, a defoaming material, a water reducing material, a pigment, etc. There are those formed by water and kneaded.
[0025]
Coating composition used in paint pattern forming method according to the present invention, the particle diameter (DP90%) corresponding to the cumulative amount of 90% of calcium carbonate Ru der range of 3 to 20 [mu] m. If DP90% of carbonated calcium 3 to 20 [mu] m, easily gloss by trowel or the like, it is possible to form a coating film of marble tone pattern or shading pattern with a gradation (color gradation). If Dp90% is less than 3 μm, there is a risk that defects such as dust generation during work and cracks in the coating film after drying due to an increase in the required amount of moisture may occur. On the other hand, when Dp90% is larger than 20 μm, it becomes difficult to exhibit gloss, color gradation and the like.
[0026]
In the coating composition used in the coating pattern forming method according to the present invention , the average particle size of calcium carbonate is 0.1 to 10 μm. If 0.1 to 10 [mu] m, easily because gloss by trowel or the like, to form a coating pattern of marble tone pattern or shading pattern with a gradation (color gradation) becomes possible.
[0027]
If the average particle size is less than 0.1 μm, there is a risk that defects such as dust generation during work and cracks in the coating film after drying due to an increase in the required water content may occur. On the other hand, if the average particle diameter is larger than 10 μm, there is a risk that gloss, color gradation, etc. will not be exhibited.
[0028]
Examples of the binder resin include a vinyl acetate resin and an acrylic resin, but any other resin that can be cured by evaporation of water can be used.
[0029]
Examples of water-soluble thickeners include water-soluble thickeners selected from synthetic polymer materials such as methylcellulose and hydroxyethylcellulose, or natural polymer materials such as seaweeds and starches. Many of these water-soluble thickening materials have an effect of imparting an appropriate viscosity to the roller operation and at the same time improving the adhesion.
[0030]
Moreover, as a defoamer, a conventionally well-known defoamer can be used.
[0031]
Examples of the water reducing material include naphthalene sulfonic acid, polycarboxylic acid, lignin sulfonic acid, melamine sulfonic acid, and polyether carboxylic acid. The water reducing material can prevent cracking due to drying by dispersing and mixing the coating composition with as little water as possible.
[0032]
Next, the coating pattern forming method of the present invention will be described.
The method for forming a coating pattern of the present invention comprises applying the coating composition of the present invention to a surface to be coated, drying the surface of the coating composition, and then coating the entire surface of the surface to be coated again. A structure such as a trowel or the like is rubbed against the entire surface of the surface to be coated, that is, the entire surface is troweled to form a marble pattern or a shade pattern with gloss or gradation.
[0033]
Thereby, glossy interior / exterior coatings such as marble-like patterns and shading patterns can be applied simply, safely, at low cost and with high reproducibility by one type of coating composition.
[0034]
More specifically, in the coating pattern forming method of the present invention, first, the coating composition is applied to 80% to 30% of the surface to be coated. Next, the surface of the applied coating composition is dried. Next, the same coating composition is applied to the remaining 20 to 70% of the surfaces to be coated that have not been applied. Further, after the surface of the applied coating composition is dried, the coating composition is applied again to the entire surface to be coated. Thereafter, the entire coated surface is rubbed with a metal trowel or the like, thereby forming a glossy marble-tone pattern or a light and shade pattern coating film.
[0035]
More specifically, for example, the coating composition of the present invention is applied to an area of 80 to 30% of a 70 cm square gypsum board in any direction with a Wiener roller or the like. For example, a large number of coating portions having a length of about 10 cm are formed by a winner roller having a length in the rotation axis direction of about 20 cm. Next, the paint composition is applied with the Wiener roller so as to fill an unpainted surface corresponding to an area of 20 to 70% of the gypsum board. Thereafter, after the surface of the coating composition is dried, the coating composition is applied to the entire surface again.
[0036]
Thereafter, by applying a trowel with the above-mentioned metal trowel (for example, a stainless steel trowel), a desired paint pattern such as a shading pattern can be easily and safely displayed at a low cost.
[0037]
The coating composition can be applied to the surface to be coated by selecting one or more of the above-mentioned metal-made irons, rollers, brushes, spatulas, and the like.
[0038]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described with reference to examples, but the present invention is not limited to these examples. In the present specification, “%” means “% by weight” unless otherwise specified.
[0039]
[Example 1]
A coating composition was prepared according to the composition shown in Table 1, and the performance evaluation test shown below was conducted.
[0040]
[Table 1]
[0041]
Calcium carbonate; Escalon # 2300 manufactured by Sansei Flour Co., Ltd., Dp90% = 5μm (average particle size 1μm)
Binder resin: High pressure gas industry, ethylene vinyl acetate resin, LX671
Thickener: Shin-Etsu Chemical Co., Ltd., methylcellulose, 90SH-4000
Defoaming material: B-111F, manufactured by Asahi Denka Kogyo Co., Ltd.
Water-reducing material: SKW East Asia, Naphthalene sulfonic acid, POWER CON100
Pigment 1; manufactured by Dainichi Seika Kogyo Co., Ltd., AF Brown E-3
Pigment 2; manufactured by Dainichi Seika Kogyo Co., Ltd., AF Yellow E-26
Pigment 3; manufactured by Dainichi Seika Kogyo Co., Ltd., AF Red E-6
(Marble tone pattern confirmation test)
Apply the composition shown in Table 1 on a plaster board with a thickness of 10.5 mm using a trowel on 60% of the surface to be coated. After drying the coating composition, apply the remaining 40% on the surface with a trowel. After drying, the entire process was completed by applying the entire surface and polishing the entire surface with a metal trowel. The total coating amount was 300 g / m 2 . The finish had a glossy marble tone pattern, and the overall color tone was light reddish brown, forming a marble tone pattern with varying shades of red brown.
[0042]
[Examples 3 to 5, Reference Examples 2, 6, and 7, Comparative Example]
Calcium carbonate having Dp of 90% (μm) shown in Table 2 was prepared with the same composition as Example 1 shown in Table 1. For each coating composition, the effect of the difference in particle size was examined from the viewpoints of gloss, shading and gradation (color gradation). The calcium carbonate used in Reference Example 2 was manufactured by Maruo Calcium Co., Ltd., and was classified and used in Example 3. All the calcium carbonates other than the above were manufactured by San Seiyaku Co., Ltd., and the amount of water was added so that the flow value was 180 to 190. (The coating composition of Example 4 in Table 2 has the same composition as that in Table 1.)
For the measurement of the reflectance, a Minolta color difference meter CR310 was used as a measuring instrument, and the reflectance was evaluated from the Y value of the XYZ coordinate system according to the following formula.
Reflectivity = Y value of each test specimen / Y value of the reference white plate attached to the color difference meter The gradation and the shade were evaluated by a three-step evaluation from a sensory test by a person (20 persons).
The cracks were checked for surface cracks after the construction was dried.
[0043]
[Table 2]
[0044]
From Table 2, all shades of color were observed regardless of the particle size. However, the gradation (color gradation) considered to be one of the evaluation methods showing the artistry becomes low when Dp90% = 20 μm (average particle diameter 10 μm). Further, the reflectivity shows the maximum value at Dp 90% = 5 μm (average particle diameter 1 μm) (the largest amount of light is reflected), and rapidly decreases with Dp 90% = 20 μm (average particle diameter 10 μm) as a boundary. If Dp90% of calcium carbonate = 3 μm (average particle size is 0.1 μm) or more, no cracks occurred.
[0045]
Example 8
(Moisture absorption / release test)
In the present invention, the material to be coated is not particularly limited. However, when fine calcium carbonate is used as an extender pigment and the surface is precisely finished, when it is applied on a gypsum board, the moisture absorption / release property of the gypsum board is used. Therefore, the moisture absorption / release test was conducted as follows.
[0046]
200 g of water is added to 2000 g of the coating composition having the same composition as in Example 1 shown in Table 1 on a 10.5 mm thick, 30 cm long, 30 cm wide gypsum board, and 6 g of the surface to be coated is mixed with a roller. After the coating composition was dried, the remaining 40% that had not been applied was applied with a roller, and after the coating composition was dried, the entire surface was applied and polished by rubbing the entire surface with a metal trowel. The coating was applied so that the total coating amount was 300 g / m 2 .
The applied gypsum board was measured according to the moisture absorption / release test method of NSKS-010 (inorganic-based moisture-conditioning finish coating material (for interior use)) of the Japan Building Finishing Material Industry Association. The results are shown in Table 3. In order to confirm that the moisture absorption / release performance of the gypsum board is not hindered, a moisture absorption / release test was simultaneously conducted on a 10.5 mm thick, 30 cm long, 30 cm wide gypsum board not coated with the coating composition. In Table 3, the number of each specimen is three.
From Table 3, it was confirmed that about 90% of the moisture absorption and desorption amount of the gypsum board can be used even when the coating composition is applied.
[0047]
[Table 3]
[0048]
【The invention's effect】
As described above, the coating composition used in the coating pattern forming method of the present invention contains calcium carbonate and a binder resin and is kneaded with water. Thereby, it becomes possible to form a marble pattern or a light and shade pattern with one kind of coating material simply, safely and at low cost.
[0049]
In the method for forming a coating pattern of the present invention, a coating composition obtained by mixing a pigment component and water with a powder component is applied to 80% to 30% of the surface to be coated with a trowel or roller, and the coating composition is dried. Then, apply the remaining 20% to 70% of the unpainted surface with a trowel or roller, etc., dry the coating composition, apply the entire surface, and polish it by rubbing the entire surface with a metal trowel. Because it is a method of forming a glossy marble-like coating film with paint components, it does not take time to clean the jig and it is not necessary to manage multiple paint components, so construction costs can be reduced It is. Moreover, since the construction can be performed with a roller, the skill of the plasterer is not required, and anyone can easily paint, so that the work efficiency can be improved and the construction cost can be reduced. In addition, since calcium carbonate is used as the main raw material of the coating composition instead of conventionally used slaked lime, the material cost can be reduced.
Claims (4)
平均粒子径が0.1〜10μmで且つ累積量90%に相当する粒子直径が3〜20μmであることによって特徴付けられる炭酸カルシウムと、バインダー樹脂と、水と、を含み混練されてなる塗料組成物を、被塗装面の一部又は全部に、1回又は複数回塗りつける工程と、 Paint composition comprising calcium carbonate characterized by having an average particle diameter of 0.1 to 10 μm and a particle diameter corresponding to a cumulative amount of 90% of 3 to 20 μm, a binder resin, and water. Applying an object once or a plurality of times to a part or all of the surface to be coated;
塗りつけられた前記塗料組成物の表面を乾燥させる工程と、 Drying the surface of the applied paint composition;
前記乾燥後の塗料組成物表面にさらに前記塗料組成物をコテ塗りする工程と、 Coating the coating composition with a trowel on the dried coating composition surface;
を有することを特徴とする塗装模様形成方法。 A method for forming a paint pattern, comprising:
平均粒子径が0.1〜10μmで且つ累積量90%に相当する粒子直径が3〜20μmであることによって特徴付けられる炭酸カルシウムと、バインダー樹脂と、水と、を含み混練されてなる塗料組成物を、被塗装面の一部又は全部に塗りつけ、塗料組成物の表面を乾燥させた後、再度被塗装面全面に前記塗料組成物を塗りつけ、次いでコテを用いてコテ面を被塗装面全面に擦り付けて磨く、 Paint composition comprising calcium carbonate characterized by having an average particle diameter of 0.1 to 10 μm and a particle diameter corresponding to a cumulative amount of 90% of 3 to 20 μm, a binder resin, and water. Apply the product to part or all of the surface to be coated, dry the surface of the coating composition, then apply the coating composition to the entire surface of the coating again, and then use the trowel to coat the entire surface of the coating surface. Rub and polish
ことを特徴とする塗装模様形成方法。 A method for forming a paint pattern characterized by the above.
平均粒子径が0.1〜10μmで且つ累積量90%に相当する粒子直径が3〜20μmであることによって特徴付けられる炭酸カルシウムと、バインダー樹脂と、水と、を含み混練されてなる塗料組成物を、被塗装面の8割〜3割に塗りつけ、塗料組成物の表面を乾燥した後、塗りつけられていない2割〜7割の被塗装面に塗料組成物を塗りつけ、塗装された塗料組成物の表面を乾燥させた後、再度全面に塗料組成物を塗りつけ、コテを用いてコテ面を被塗装面全面に擦り付けて磨く、 Paint composition comprising calcium carbonate characterized by having an average particle diameter of 0.1 to 10 μm and a particle diameter corresponding to a cumulative amount of 90% of 3 to 20 μm, a binder resin, and water. After applying the product to 80% to 30% of the surface to be coated and drying the surface of the paint composition, the paint composition is applied to 20% to 70% of the surface to be coated which has not been applied. After drying the surface of the object, apply the coating composition to the entire surface again, and use a trowel to rub the entire surface to be coated.
ことを特徴とする塗装模様形成方法。 A method for forming a paint pattern characterized by the above.
前記塗料組成物の塗りつけを、ウインナーローラーで行う、 The coating composition is applied with a Wiener roller.
ことを特徴とする塗装模様形成方法。 A method for forming a paint pattern characterized by the above.
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