JP4350851B2

JP4350851B2 - Railcar ceiling structure and shapes used therefor

Info

Publication number: JP4350851B2
Application number: JP32171199A
Authority: JP
Inventors: 富雄吉川; 誠一郎津田
Original assignee: 近畿日本鉄道株式会社; 近畿車輌株式会社
Priority date: 1999-11-11
Filing date: 1999-11-11
Publication date: 2009-10-21
Anticipated expiration: 2019-11-11
Also published as: JP2001138909A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、鉄道車両の内装構造、特に室内側天井構造とそれに用いられる形材に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来の一般的な鉄道車両の天井には、車両の幅方向中央部に、ファン用のルーバー付き通気路が設けられると共に、その左右に、空調ダクトを介してエアコン用のルーバー付き通気路が設けられている。
そして、前記ルーバー付きの通気路以外の部分には、アルミ製の平板をメラミン樹脂にてコーティングした不燃性の化粧板等が設けられていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の天井構造には、平板状の部材が使用されていたので、剛性に乏しかった。よって、車両の長手方向（レール方向）に長尺で使用する場合には、幅方向（枕木方向）に適宜補強を入れる必要があった。また、側行先表示器等の点検蓋とするにも、剛性がないので、適宜補強を入れる必要があった。このようなことから、工数や部品数が多くなるものであった。
しかも、天井材が平板状で剛性がないので、取り付け用ビスのピッチを広くすることができず、この点においても工数が多くなるのを避けられなかった。
【０００４】
また、鉄道車両の製造においては、車両構体特有の寸法のバラツキを車両の前後両妻壁の部分や、天井材同士の接続部の目地幅等で吸収する必要があるが、天井材が従来のように平板状では、目地部の隙間が目立ち易いという不都合もあった。よって、車両構体特有の寸法のバラツキを吸収し難かった。
【０００５】
さらに、従来構造では、平板状の天井材を車両構体側に単にビス止めするだけでは、ビスの頭部が目立ってしまい、デザイン上、好ましくない状況になるものであった。
【０００６】
そのため、従来の方法では化粧板を構体寸法に合わせて現場で切断した後、その周囲に押え面と呼ぶアルミ枠を取り付けて構体に設置する工法がとられていたので、現場での上向き作業が多く、作業効率が悪かった。しかも、現場での作業を要するということは、他の作業との前後関係の調整も必要となる不都合があった。
【０００７】
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、部品点数や作業工数を削減し、簡易な構造で効率よく鉄道車両の天井を施工することにある。また、車両構体特有の寸法のバラツキを吸収し易く、且つ機能的及び装飾的なデザイン効果に優れた天井構造を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明の鉄道車両用天井構造は、鉄道車両の室内側内装の天井構造であって、曲線状に湾曲された形状の板状のベース部から下方に向けて多数のフィンが突出形成された断面形状を備える形材が用いられ、この形材が、車両の長手方向に延びて配置されると共に、空調ダクトや天井灯具等の下部に沿って配置された状態で、車両構体側に取り付けられて構成されることを特徴とする。
【０００９】
また、好ましくは上記構成に加えて、前記形材は、車両の幅方向に単数または複数個配列されており、天井灯具の部分の形材は、透光性を有する材料により形成され、ファンや空調ダクト付近の形材には、前記ベース部の一部が切除されて、ファンやエアコン用の通気路が形成されていることを特徴とする鉄道車両用天井構造である。
【００１０】
また、上記構成に加えて、吊り手棒受けや広告吊り等を挟んだ状態、或いは接合部の隙間を裏当て金等を介して接続された状態で、前記形材が車両の長手方向に沿って複数個配置されていることを特徴とする鉄道車両用天井構造でもよい。
そして好ましくは、上記構成に加えて、車両の幅方向中央部のファン等が収納された部分の形材、及び天井灯具の部分の形材は、開閉可能に取り付けられていることを特徴とする鉄道車両用天井構造とすることもできる。
【００１１】
また、上記いずれかの構成に加えて、前記形材によって構成される天井は、車両左右の窓ガラス等のサッシ上部まで延びて形成されており、前記形材のベース部は、前記サッシ上部の幕板部、及び車両中央部の空調ダクト間の部分においては平板状とされる一方、空調ダクトから幕板上部までは、天井灯具の部分をやや下方に配置した曲線状とされており、幕板部の形材は、ベース部からのフィンの突出寸法が、前記サッシ側の端部に行くに従って短くなるよう形成されていることを特徴とする鉄道車両用天井構造とすることもできる。
【００１２】
また、上記構成に加えて、車両の幅方向中央部に配置される形材は、空調ダクト等を備えるユニットの底面に取り付けられた後、そのユニットを屋根構体下部のカーテンレールにボルト止めすることで車両天井に取り付けられることを特徴とする鉄道車両用天井構造とするのがよい。
【００１３】
なお、一例として、少なくとも天井灯具の部分の形材には、透光性のポリカーボネートの押出し形材が使用される一方、その他の部分の形材には、アルミニウム押出し形材が使用されている。
【００１４】
一方、本発明の鉄道車両用天井構造に用いられる形材は、鉄道車両の室内側内装の天井に使用される形材であって、曲線状に湾曲された形状の板状のベース部と、このベース部の下面から下方に向けて突出形成された複数個のフィンとを備えた断面形状とされている。
【００１５】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の鉄道車両用天井構造及びそれに用いられる形材について、さらに詳細に説明する。
【００１６】
図１は、この発明の天井構造の一実施例が適用された鉄道車両１の一例を示す縦断面図である。また、図２は、この鉄道車両１の天井部の一部を拡大して示す図である。
【００１７】
これらの図に示されるように、この発明の天井構造は、車両構体１１，１２の上部、すなわち側構体１２の上部から屋根構体１１にかけて設けられるものである。
【００１８】
この発明の天井構造には、形材、すなわち所要の同一断面形状を備える長尺材が適宜の寸法に切り出されて使用される。形材には、アルミニウム押出し形材（アルミ押出し形材）が好適に使用されるが、ポリカーボネート等の樹脂の押出し形材やＦＲＰ等の引き抜き形材等も使用可能である。本実施例においては、後述するように、天井灯具１３とエアコン吹出口１４ａの部分の形材（天井灯用蓋板５及び第３天井板４）をポリカーボネートによって形成する一方、その他の形材にはアルミ押出し形材が使用されている。
【００１９】
天井を構成する天井材として機能する各形材２〜７は、少なくとも屋根構体１１の下部に、空調ダクト１４等を介して設けられる。この実施例では、左右の側構体１２の窓ガラス１５やカーテン１６のサッシの上枠１７部分から斜め上方に向けて天井が設けられている。なお、前記上枠１７には、図示例では、カーテン１６の巻取りロール１６ａが内蔵されている。
【００２０】
本実施例の天井は、車両１の幅方向に幾つかの形材を並べることで構成されており、全体として緩やかな波形の断面形状とされている。また、車両１の幅方向に並べられた各形材は、それぞれ、車両１の長手方向に延びて配置されている。車両１の長手方向には、複数本の形材を接続・配置するが、形材の表面処理等によっては１本の形材で済ますこともできる。例えば、車両天井の左右両端部付近に配置される側小天井板６は、アルミ形材にアルマイト加工することにより、車両１の長手方向に比較的長い寸法で使用することができる。
【００２１】
車両１の幅方向に並べる形材の数は、適宜に設定される。つまり、車両１の幅方向における形材の分割数は特に問わないが、本実施例では、車両１の幅方向中央部に配置される中央天井板（第１天井板）２と、その左右両端部にそれぞれ配置される左右一対の第２天井板３，３と、左右の天井灯具１３，１３下部に設けられる一対の天井灯用蓋板５，５と、この天井灯用蓋板５と前記第２天井板３との間に配置される一対の第３天井板４，４と、側構体１２上部内側に傾斜して設けられる左右一対の幕板天井板７，７と、この幕板天井板７と前記天井灯用蓋板５との間に配置される一対の側小天井板６，６とを備えて構成されている。
【００２２】
これら各天井板（第１〜第３天井板２，３，４、天井灯用蓋板５、側小天井板６、幕板天井板７）は、上述したように、形材により形成されている。なお、天井灯用蓋板５は、天井灯１３の光を通す必要があるため、透光性を有する材料により形成されている。具体的には、乳白色のポリカーボネートの押出し形材が使用されている。また、エアコン吹出口１４ａに配置される形材（図示例では第３天井板４）も、結露防止のためにポリカーボネートが使用されている。そして、これらの以外の天井板には、アルミ形材が使用される。
【００２３】
各形材は、図３〜７に示すように、板状のベース部Ｂを備え、その下端面に下方に突出して複数個のフィンＦ，Ｆ…が一体的に設けられた断面形状とされている。ベース部Ｂに複数個のフィンＦを設けた断面形状とすることで、フィンＦがリブ効果を発揮して、天井板の剛性を増すことができる。
【００２４】
図示例では、中央天井板２と幕板天井板７，７のベース部Ｂは、直線状の平板状とされる一方、第３天井板４や天井灯用蓋板５及び側小天井板６の各ベース部Ｂは、それぞれ曲線状に湾曲して形成されている。なお、第２天井板３のベース部Ｂにも、僅かな湾曲が施されている。また、第２天井板３の中央天井板２寄りの端部は、中央天井板２のベース部Ｂと重ね合わせ可能に平板状に形成されている。具体的には、側小天井板６は、上方に膨出した緩やかな円弧形状に湾曲されており、天井灯用蓋板５は、側小天井板６の円弧と連続するよう下方に膨出した緩やかな円弧形状に形成されており、第３天井板４と第２天井板３とは、天井灯用蓋板５の円弧と連続するよう上方に僅かに膨出した形状に形成されている。このようにして、全体として波形の天井とされる。ベース部Ｂ自体が曲線状とされることで、長手方向の剛性が確保され、補強材なしに比較的長尺にして使用することが可能となる。
【００２５】
ベース部Ｂに設けられるフィンＦは、ベース部Ｂからの高さ（突出長さ）や、ベース部Ｂに対する傾斜角度（突出方向）、フィンＦ，Ｆ間のピッチ等を適宜に設定することができる。本実施例では、中央天井板２のフィンＦは、図３に示すように、左右方向中央部において、下方への突出長さが長く、左右方向外側に行くに従ってやや短くなるよう形成されている。よって、各フィンＦの先端部（下端部）は、下方に膨出した緩やかな円弧上に配置されることになる（図１の一点鎖線参照）。また、中央天井板２のフィンＦは、車両１の左右方向外側に向けて傾斜して形成されている。これは、中央天井板２の上部に設けられるファンＨによる空気の流通をよくするためである。
【００２６】
一方、中央天井板２以外の各天井板（形材）は、ベース部Ｂに対して略垂直方向にフィンＦがほぼ等間隔に突出形成されている。なお、各フィンＦの先端部は、仮想円弧状に形成されている。また、図１の一点鎖線で示すように、各形材の各フィンＦの先端部が緩やかな波形の円弧上に配置されるよう形成されており、車両構体１１，１２への形材の設置後には、隣接する形材の各フィンＦの先端部による円弧が滑らかに接続されることになる。
【００２７】
幕板天井板７や側小天井板６は、側構体１２側に行くに従って、フィンＦの突出寸法が短くなるよう形成されている。特に、幕板天井板７は、フィンＦの長さがかなり短くされており、車両構体１１，１２への取り付け状態において荷棚１８側に配置される幕板天井部７の下端部は、ほとんど平板状とされている。これは、車両１の左右側面の内装材とのバランスと、フィンＦ上にほこり等がたまらないようにするためである。なお、図２に示すように、幕板天井板７は、フィンＦ，Ｆ間の溝を下方に開放するよう傾斜して配置されるので、フィンＦにほこりが一層たまり難くされている。
【００２８】
ところで、各形材のベース部Ｂには、形材を車両構体１１，１２側に取り付けるための取付片Ｍを左右両端部等に一体形成することができる。すなわち、空調ダクト１４や、車両構体１１，１２側のブラケットＢ等に取付可能な取付片Ｍを形成してもよい。例えば、図４の第２天井板３には、左右両端部に平板状の取付片Ｍ，Ｍが形成されており、図６の側小天井板６には、その左右両端部に略Ｔ字形状ないし略Ｌ字形状等の板状の取付片Ｍ，Ｍが形成されている。
【００２９】
車両１の幅方向中央部には、ファンＨ等を挟んだ左右両端部に、空調ダクト１４，１４が設けられている。そして、この空調ダクト１４の各下端面に、第２天井板３が重ね合わされて設けられている。第２天井板３のベース部Ｂは、空調ダクト１４の底面に沿った形状に湾曲形成されているので、第２天井板３のベース部Ｂを空調ダクト１４底面にうまく重ね合わせることができる。そして、第２天井板３の左右両端部に形成された板状の取付片Ｍを空調ダクト１４の底面にビス止めして固定している。
【００３０】
一方、車両１の幅方向中央部に配置される中央天井板２は、左右の空調ダクト１４，１４間に架け渡されて設けられる。この際、中央天井板２のベース部Ｂの左右両端部が、第２天井板３の左右方向内側（ファンＨ側）の取付片Ｍに重ね合わされることになる。なお、中央天井板２は、左右方向一端部に蝶番２１が設けられており、それを中心に適宜開閉可能に取り付けるのが好ましい。これにより、中央天井板２を点検蓋として使用することができる。フィンＦ付きのアルミ押出し形材を使用しているので、パネル単独で剛性があるので、特別な補強を要することなく、点検蓋を構成することができる。
【００３１】
中央天井板２には、左右の空調ダクト１４，１４間に配置されるファンＨによる空気の流通路を確保するために、適宜の開口（通気路）２２が形成される。これには、中央天井板２のベース部Ｂの所要領域を切除することで行われる。これにより、フィンＦ部分のみがルーバー状に残された状態とすることができる。ファンＦやスピーカーＳ等は、車両１の長手方向に沿って所定間隔で配置されるので、ベース部Ｂの切除もそれに合わせて長手方向に間隔を空けて幾つか形成されることになる。また、切除部の左右方向幅寸法も、その上方に配置される機器によって適宜に変更されることになる。
【００３２】
ところで、上記のように車両１の屋根構体１１に設けられた空調ダクト１４等に、形材からなる各天井板２，３を取り付けてもよいが、空調ダクト１４やファンＨ等を予め天井板２，３に取り付けておいて、それをユニットとして車両１の屋根構体１１に取り付けることもできる。このようにすれば、下向き作業で組み立てができ、最終的に車両構体１１に取り付ければよいので、施工が極めて容易となる。また、現場合わせが少なくなり、関連する他の作業との調整も不要にできて好適である。
【００３３】
具体的に本実施例では、空調ダクト１４等に第２天井板３や中央天井板２を取り付けた後、それをユニットとして最終的に、屋根構体１１の下部のカーテンレール１１ａ，１１ａにボルト止めして施工される。
【００３４】
その後、第２天井板３の左右方向外側（側構体１２側）の端部に、第３天井板４の一部を重ね合わせてビス止めする。なお、ビスは、フィンＦ，Ｆ間の溝に配置され、ベース部Ｂを第２天井板３の左右方向外側の取付片Ｍに重ね合わせて、空調ダクト１４の底面に取り付けられる。左右の各空調ダクト１４の左右方向外側の端部底面は、エアコンの吹出口１４ａとされるので、この部分に対応して、第３天井板４のベース部Ｂは、長手方向に沿って適宜切除されることになる。
【００３５】
天井灯用蓋板５は、天井灯具１３の構成物品であり、天井灯具１３と共に屋根構体１１のカーテンレール１１ａにブラケットＢを介して取り付けられる。なお、天井灯具１３は、下向き略コ字形状のカバー１３ａを備え、その内部に、車両１の長手方向に沿って蛍光灯１３ｂが配置されている。そして、蛍光灯１３ｂの取り替えを容易にするために、天井灯用蓋板５は、カバー１３ａの下部開口に開閉可能に取り付けられている。しかも、カバー１３ａと天井灯用蓋板５との間には、パッキン１３ｃが配置されている。
【００３６】
上記天井灯用蓋板５を取り付けるためのブラケットＢと、車両構体１１，１２の上方左右の角部に配置されたブラケットＢ（Ｂｃ）とを介して、側小天井板６が取り付けられる。つまり、側小天井板６の左右両端部に形成された取付片Ｍ，Ｍを上記各ブラケットＢの端部に重ね合わせてビス止めしている。
【００３７】
幕板天井板７は、下端部をガラスサッシの上枠部１７に固定される一方、上端部を側小天井板６の取付片Ｍの一片にビス止めされて設けられる。なお、棚受け部１８ａの基端部を通すために、幕板天井板７の下端部には対応個所に適宜、略矩形状の切欠きを下方に開口して形成している。
【００３８】
ところで、中央天井板２や第２天井板３は、広告吊りＫを挟んだ状態で、長手方向に複数個に分割されて設置される。広告吊りＫは、図２において二点鎖線で示すように、左右の空調ダクト１４，１４間に架け渡されて、空調ダクト１４の底面に設けられる。つまり、空調ダクト１４の底面に広告吊りＫの上部をビス止めした後、その広告吊りＫを挟んで前後両端部に中央天井板２等を配置している。
【００３９】
また、広告吊りＫの左右両端部には、吊革棒受けＵが設けられる。この吊革棒受けＵは、逆Ｌ字形状とされ、一片Ｕ１が屋根構体１１の上部カーテンレール１１ａに取り付けられ、他片Ｕ２を空調ダクト１４の左右方向外側の側面に沿って配置されている。
【００４０】
一方、側小天井板６の長手方向の連結は、図２において二点鎖線で示すように、側小天井板６の接続端部の各ベース部Ｂの上面（裏面）に裏当て金６０を重ね合わせて、ビス止めして行われる。この際、フィンＦ，Ｆ間の溝にビスを配置することで、ビスを目立たなくすることができる。また、前後の側小天井板６，６の接続部の隙間（目地幅）を調整することで、車両構体特有の寸法のバラツキを吸収することができる。目地幅を大きくしても、側小天井板６のフィンＦがこれを目立たなくすることができる。これと同様に、車両１の長手方向両端部の側壁と天井板との間に、多少の隙間が残されても、フィンＦによってこれを目立たなくすることができる。つまり、本発明によれば、目地幅を大きくしても目立たないので、車両構体特有の寸法のバラツキの吸収が容易となる。なお、天井板には、曲線状に湾曲されたフィン付きの形材を使用しているので、ビスのピッチも長くすることができる。
【００４１】
また、フィンＦ付きの押出し形材を使用するため、ビスの頭部を隠さずに施工しても、その頭部はフィンＦ，Ｆ間の溝に沈むために、デザイン的な不都合が生じるおそれはない。
【００４２】
以上のようにして、各形材によって天井を構成した状態では、各形材の隣接するフィンＦが連続的に変化することで、天井面全体が緩やかな波形とされる。しかも、各フィンＦが車両１の長手方向に沿って配置されるので、すっきりとしたデザインとなる。
【００４３】
なお、天井の設置状態では、天井灯具１３（天井灯用蓋板５）の部分が、他の個所よりも僅かに下方に配置されることになる。よって、中央天井板２の部分等も照らすことができる。しかも、フィンＦを介して光が出るので、反射や間接照明効果も期待できる。また、外光に対しても、面で光らずにやわらかな反射が得られる。
【００４４】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明の鉄道車両用天井構造及びそれに用いられる形材によれば、部品点数や作業工数を削減し、簡易な構造で効率よく鉄道車両の天井を施工することができる。また、車両構体特有の寸法のバラツキを吸収し易く、且つデザイン効果にも大変優れた天井構造を提供することができる。また、ユニット工法を採用すれば、組立工数の削減も図ることができ、大幅なコストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の鉄道車両用天井構造の一実施例が適用された鉄道車両の一例を示す縦断面図である。
【図２】図１の鉄道車両の上部天井付近を部分的に拡大して示す縦断面図である。
【図３】図１の天井構造に使用された中央天井板の断面図である。
【図４】図１の天井構造に使用された第２天井板の断面図である。
【図５】図１の天井構造に使用された第３天井板の断面図である。
【図６】図１の天井構造に使用された側小天井板の断面図である。
【図７】図１の天井構造に使用された幕板天井板の断面図である。
【符号の説明】
１鉄道車両
２中央天井板（形材）
３第２天井板（形材）
４第３天井板（形材）
５天井灯用蓋板（形材）
６側小天井板（形材）
７幕板天井板（形材）
Ｂベース部
Ｆフィン[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an interior structure of a railway vehicle, particularly to an indoor ceiling structure and a shape member used therefor.
[0002]
[Prior art]
On the ceiling of a conventional general railway vehicle, an air passage with a louver for a fan is provided at the center in the width direction of the vehicle, and an air passage with a louver for an air conditioner is provided on the left and right of the air passage through an air conditioning duct. It has been.
And in the part other than the ventilation path with the said louver, the nonflammable decorative board etc. which coated the flat plate made from aluminum with the melamine resin were provided.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, the conventional ceiling structure used a flat plate member, so that the rigidity was poor. Therefore, when it is used in the longitudinal direction (rail direction) of the vehicle, it is necessary to appropriately add reinforcement in the width direction (sleeper direction). Moreover, since it is not rigid even if it becomes an inspection cover, such as a side destination indicator, it was necessary to add reinforcement suitably. For this reason, the number of man-hours and the number of parts are increased.
Moreover, since the ceiling material is flat and has no rigidity, the pitch of the mounting screws cannot be widened, and it is inevitable that the number of man-hours also increases in this respect.
[0004]
Also, in the manufacture of railway vehicles, it is necessary to absorb the variation in dimensions specific to the vehicle structure by the joint wall width of the front and rear end walls of the vehicle and the joints between the ceiling materials. As described above, in the flat plate shape, there is also a disadvantage that the gap in the joint portion is easily noticeable. Therefore, it has been difficult to absorb the variation in dimensions unique to the vehicle structure.
[0005]
Furthermore, in the conventional structure, simply screwing a flat ceiling material to the vehicle structure side makes the screw heads conspicuous, which makes the design unfavorable.
[0006]
Therefore, in the conventional method, after the decorative plate is cut at the site according to the size of the structure, an aluminum frame called a pressing surface is attached around it and installed on the structure. Many work efficiency was poor. In addition, the fact that the work on site is required has the disadvantage of requiring adjustment of the context with other work.
[0007]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and its main purpose is to reduce the number of parts and the number of work steps, and to efficiently construct the ceiling of a railway vehicle with a simple structure. It is another object of the present invention to provide a ceiling structure that easily absorbs variations in dimensions unique to a vehicle structure and is excellent in functional and decorative design effects.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The ceiling structure for a railway vehicle according to the present invention is a ceiling structure for interior interiors of a railway vehicle, and is a cross-section in which a large number of fins protrude and project downward from a curved plate-shaped base portion. A shape member having a shape is used, and this shape member is arranged to extend in the longitudinal direction of the vehicle, and is attached to the vehicle structure side in a state of being arranged along the lower part of an air conditioning duct or a ceiling lamp. It is characterized by being configured.
[0009]
Preferably, in addition to the above-described configuration, the shape member is arranged in a single or a plurality in the width direction of the vehicle, and the shape of the portion of the ceiling lamp is formed of a light-transmitting material. In the shape member near the air conditioning duct, a part of the base portion is cut off to form a ventilation path for a fan or an air conditioner.
[0010]
Further, in addition to the above-described configuration, the shape member extends along the longitudinal direction of the vehicle in a state in which a hanging bar support or an advertisement suspension is sandwiched, or in a state in which a gap of the joint is connected via a backing metal or the like. A railcar ceiling structure characterized in that a plurality of rails are arranged.
And preferably, in addition to the above configuration, the shape of the portion in which the fan or the like in the center in the width direction of the vehicle is housed, and the shape of the portion of the ceiling lamp are attached so as to be openable and closable. It can also be a railcar ceiling structure.
[0011]
Further, in addition to any of the above-described configurations, the ceiling constituted by the shape member is formed to extend to an upper portion of the sash such as a window glass on the left and right sides of the vehicle. The section between the curtain plate and the air conditioning duct in the center of the vehicle is flat, while the section from the air conditioning duct to the top of the curtain has a curved shape with the ceiling lamp part located slightly below. The shape of the plate portion may be a railcar ceiling structure characterized in that the projecting dimension of the fin from the base portion is shortened toward the end portion on the sash side.
[0012]
In addition to the above-mentioned configuration, after the shape member arranged in the center in the width direction of the vehicle is attached to the bottom surface of the unit including an air conditioning duct or the like, the unit is bolted to the curtain rail below the roof structure. It is good to have a railcar ceiling structure characterized by being attached to the vehicle ceiling.
[0013]
As an example, a light-transmitting polycarbonate extruded shape is used for at least the shape of the ceiling lamp, and an aluminum extruded shape is used for the other shapes.
[0014]
On the other hand, the profile used for the railcar ceiling structure of the present invention is a profile used for the ceiling of the interior interior of the railcar, a plate-like base portion curved in a curve, and The cross-sectional shape includes a plurality of fins that project downward from the lower surface of the base portion.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the railcar ceiling structure of the present invention and the shape member used therefor will be described in more detail.
[0016]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view showing an example of a railway vehicle 1 to which an embodiment of a ceiling structure of the present invention is applied. FIG. 2 is an enlarged view showing a part of the ceiling portion of the railway vehicle 1.
[0017]
As shown in these drawings, the ceiling structure of the present invention is provided from the upper part of the vehicle structures 11, 12, that is, from the upper part of the side structure 12 to the roof structure 11.
[0018]
In the ceiling structure of the present invention, a shape material, that is, a long material having the same cross-sectional shape as required, is cut into an appropriate size and used. As the profile, an aluminum extruded profile (aluminum extruded profile) is preferably used, but an extruded profile of a resin such as polycarbonate or a drawn profile such as FRP can also be used. In this embodiment, as will be described later, the shapes of the ceiling lamp 13 and the air conditioner outlet 14a (the ceiling lamp cover plate 5 and the third ceiling plate 4) are formed of polycarbonate, while other shapes are used. The aluminum extrusion is used.
[0019]
Each shape member 2-7 that functions as a ceiling material constituting the ceiling is provided at least in the lower part of the roof structure 11 via an air conditioning duct 14 or the like. In this embodiment, a ceiling is provided obliquely upward from the upper frame 17 portion of the window glass 15 of the left and right side structures 12 and the sash of the curtain 16. In the illustrated example, the upper frame 17 includes a winding roll 16a of the curtain 16.
[0020]
The ceiling according to the present embodiment is configured by arranging several shapes in the width direction of the vehicle 1 and has a gently wavy cross-sectional shape as a whole. Further, the respective shapes arranged in the width direction of the vehicle 1 are arranged so as to extend in the longitudinal direction of the vehicle 1. A plurality of profiles are connected and arranged in the longitudinal direction of the vehicle 1, but a single profile may be used depending on the surface treatment of the profiles. For example, the side small ceiling boards 6 arranged in the vicinity of both left and right ends of the vehicle ceiling can be used in a relatively long dimension in the longitudinal direction of the vehicle 1 by anodizing the aluminum profile.
[0021]
The number of profiles arranged in the width direction of the vehicle 1 is appropriately set. That is, the number of divisions of the shape member in the width direction of the vehicle 1 is not particularly limited, but in the present embodiment, a central ceiling plate (first ceiling plate) 2 disposed at the center portion in the width direction of the vehicle 1 and its left and right ends. A pair of left and right second ceiling plates 3, 3 disposed in the respective parts, a pair of ceiling lamp cover plates 5, 5 provided below the left and right ceiling lamps 13, 13, the ceiling lamp cover plate 5, A pair of third ceiling panels 4, 4 disposed between the second ceiling panel 3, a pair of left and right curtain panel ceiling panels 7, 7 provided to be inclined on the inside of the side structure 12, and the curtain ceiling A pair of side small ceiling plates 6 and 6 are arranged between the plate 7 and the ceiling lamp lid plate 5.
[0022]
Each of these ceiling panels (first to third ceiling panels 2, 3, 4, the ceiling lamp cover plate 5, the side small ceiling panel 6, and the curtain panel ceiling panel 7) is formed of a profile as described above. Yes. The ceiling lamp cover plate 5 is made of a material having translucency because it is necessary to transmit light from the ceiling lamp 13. Specifically, an extruded shape of milky white polycarbonate is used. Also, the shape member (the third ceiling plate 4 in the illustrated example) disposed at the air conditioner outlet 14a is also made of polycarbonate to prevent condensation. And aluminum profiles are used for ceiling boards other than these.
[0023]
As shown in FIGS. 3 to 7, each shape member has a plate-like base portion B and has a cross-sectional shape in which a plurality of fins F, F... ing. By setting it as the cross-sectional shape which provided the several fin F in the base part B, the fin F exhibits the rib effect and can increase the rigidity of a ceiling board.
[0024]
In the illustrated example, the base part B of the central ceiling plate 2 and the curtain plate ceiling plates 7 and 7 is a straight flat plate shape, while the third ceiling plate 4, the ceiling lamp cover plate 5 and the side small ceiling plate 6. Each base portion B is formed in a curved shape. A slight curve is also given to the base portion B of the second ceiling panel 3. Further, the end portion of the second ceiling plate 3 near the central ceiling plate 2 is formed in a flat plate shape so as to be superposed on the base portion B of the central ceiling plate 2. Specifically, the side small ceiling plate 6 is curved in a gentle arc shape that bulges upward, and the ceiling lamp cover plate 5 bulges downward so as to be continuous with the arc of the side small ceiling plate 6. The third ceiling plate 4 and the second ceiling plate 3 are formed in a shape slightly bulging upward so as to be continuous with the arc of the ceiling lamp cover plate 5. . In this way, the overall ceiling is corrugated. Since the base portion B itself has a curved shape, the rigidity in the longitudinal direction is secured, and the base portion B can be used with a relatively long length without a reinforcing material.
[0025]
As for the fin F provided in the base part B, the height from the base part B (projection length), the inclination angle (projection direction) with respect to the base part B, the pitch between the fins F and F, etc. can be set appropriately. it can. In the present embodiment, as shown in FIG. 3, the fins F of the central ceiling plate 2 are formed so that the protruding length in the downward direction is long at the central portion in the left-right direction and slightly shorter toward the outer side in the left-right direction. . Therefore, the front-end | tip part (lower end part) of each fin F will be arrange | positioned on the gentle circular arc bulged below (refer the dashed-dotted line of FIG. 1). Further, the fins F of the central ceiling plate 2 are formed to be inclined toward the outer side in the left-right direction of the vehicle 1. This is for improving air circulation by the fan H provided on the upper part of the central ceiling plate 2.
[0026]
On the other hand, each ceiling panel (shape member) other than the central ceiling panel 2 has fins F formed so as to protrude at substantially equal intervals in a direction substantially perpendicular to the base part B. In addition, the front-end | tip part of each fin F is formed in the virtual circular arc shape. Further, as shown by the alternate long and short dash line in FIG. 1, the tips of the fins F of the respective shapes are formed so as to be arranged on a gently wavy arc, and the shapes are installed on the vehicle structures 11 and 12. Later, the circular arcs by the tip portions of the fins F of the adjacent shape members are smoothly connected.
[0027]
The curtain board ceiling board 7 and the side small ceiling board 6 are formed so that the projecting dimension of the fins F becomes shorter toward the side structure 12 side. In particular, the length of the fin F of the curtain plate ceiling plate 7 is considerably shortened, and the lower end portion of the curtain plate ceiling portion 7 disposed on the cargo rack 18 side in the attached state to the vehicle structures 11 and 12 is almost the same. It is a flat plate. This is to prevent the dust and the like from accumulating on the fins F and the balance with the interior material on the left and right side surfaces of the vehicle 1. As shown in FIG. 2, the curtain panel ceiling plate 7 is disposed so as to be inclined so as to open the groove between the fins F and F downward, so that the dust on the fins F is more difficult to collect.
[0028]
By the way, in the base portion B of each shape member, attachment pieces M for attaching the shape member to the vehicle structure 11, 12 side can be integrally formed at both left and right end portions. That is, you may form the attachment piece M which can be attached to the air-conditioning duct 14, the bracket B by the side of the vehicle structures 11 and 12, etc. FIG. For example, the second ceiling plate 3 in FIG. 4 is formed with flat mounting pieces M at the left and right ends, and the side small ceiling plate 6 in FIG. Plate-shaped attachment pieces M, M such as a shape or a substantially L-shape are formed.
[0029]
Air conditioning ducts 14 and 14 are provided at the left and right ends of the vehicle 1 across the width direction of the vehicle 1 with the fan H and the like interposed therebetween. And the 2nd ceiling board 3 is piled up and provided in each lower end surface of this air-conditioning duct 14. As shown in FIG. Since the base portion B of the second ceiling panel 3 is curved and formed in a shape along the bottom surface of the air conditioning duct 14, the base portion B of the second ceiling panel 3 can be successfully overlapped with the bottom surface of the air conditioning duct 14. And the plate-shaped attachment piece M formed in the right-and-left both ends of the 2nd ceiling board 3 is screwed to the bottom face of the air-conditioning duct 14, and is being fixed.
[0030]
On the other hand, the central ceiling plate 2 disposed at the center in the width direction of the vehicle 1 is provided across the left and right air conditioning ducts 14 and 14. At this time, the left and right end portions of the base portion B of the central ceiling plate 2 are overlapped with the attachment piece M on the inner side in the left-right direction (fan H side) of the second ceiling plate 3. In addition, the center ceiling board 2 is provided with the hinge 21 in the one end part of the left-right direction, and it is preferable to attach so that opening and closing is possible centering on it. Thereby, the center ceiling board 2 can be used as an inspection cover. Since an aluminum extruded shape member with fins F is used, the panel alone has rigidity, so that an inspection lid can be configured without requiring special reinforcement.
[0031]
In the central ceiling plate 2, an appropriate opening (air passage) 22 is formed in order to secure an air flow path by the fan H disposed between the left and right air conditioning ducts 14, 14. This is done by cutting out the required area of the base part B of the central ceiling board 2. Thereby, it can be set as the state in which only the fin F part was left in the louver shape. Since the fan F, the speaker S, etc. are arrange | positioned at predetermined intervals along the longitudinal direction of the vehicle 1, some excision of the base part B is formed at intervals in the longitudinal direction according to it. Moreover, the width dimension in the left-right direction of the excision part is appropriately changed depending on the device disposed above the cut part.
[0032]
By the way, although each ceiling board 2 and 3 which consists of a shape material may be attached to the air-conditioning duct 14 etc. which were provided in the roof structure 11 of the vehicle 1 as mentioned above, the air-conditioning duct 14, the fan H, etc. are previously attached to the ceiling board. It can also be attached to the roof structure 11 of the vehicle 1 as a unit. If it does in this way, it can assemble by a downward operation | work and can be finally attached to the vehicle structure 11, Therefore Construction becomes very easy. Further, it is preferable that the number of on-site adjustments is reduced and adjustment with other related work is unnecessary.
[0033]
Specifically, in the present embodiment, after the second ceiling plate 3 and the central ceiling plate 2 are attached to the air conditioning duct 14 or the like, they are finally bolted to the curtain rails 11a and 11a below the roof structure 11 as a unit. And then constructed.
[0034]
Thereafter, a part of the third ceiling panel 4 is overlapped and screwed to the end of the second ceiling panel 3 on the outer side in the left-right direction (on the side structure 12 side). The screws are disposed in the grooves between the fins F and F, and are attached to the bottom surface of the air conditioning duct 14 with the base portion B overlapped with the mounting pieces M on the outer side in the left-right direction of the second ceiling plate 3. Since the bottom surfaces of the left and right outer end portions of the left and right air conditioning ducts 14 are air outlets 14a of the air conditioner, the base portion B of the third ceiling plate 4 is appropriately disposed along the longitudinal direction corresponding to this portion. It will be excised.
[0035]
The ceiling lamp cover plate 5 is a component of the ceiling lamp 13, and is attached to the curtain rail 11 a of the roof structure 11 together with the ceiling lamp 13 via the bracket B. The ceiling lamp 13 includes a substantially U-shaped cover 13a that faces downward, and a fluorescent lamp 13b is disposed along the longitudinal direction of the vehicle 1 therein. In order to facilitate replacement of the fluorescent lamp 13b, the ceiling lamp cover plate 5 is attached to the lower opening of the cover 13a so as to be opened and closed. In addition, a packing 13c is disposed between the cover 13a and the ceiling lamp cover plate 5.
[0036]
The side small ceiling plate 6 is attached via the bracket B for attaching the ceiling lamp cover plate 5 and the brackets B (Bc) arranged at the upper left and right corners of the vehicle structures 11 and 12. That is, the mounting pieces M, M formed on the left and right end portions of the side small ceiling plate 6 are overlapped with the end portions of the brackets B and screwed.
[0037]
The curtain plate ceiling plate 7 is provided with a lower end fixed to the upper frame portion 17 of the glass sash and an upper end fixed to a piece of the attachment piece M of the side small ceiling plate 6 with screws. In order to pass the base end portion of the shelf receiving portion 18a, a substantially rectangular cutout is appropriately formed at the lower end portion of the curtain plate ceiling plate 7 so as to open downward.
[0038]
By the way, the central ceiling board 2 and the second ceiling board 3 are divided into a plurality of parts in the longitudinal direction and installed with the advertisement suspension K interposed therebetween. As shown by a two-dot chain line in FIG. 2, the advertisement suspension K is bridged between the left and right air conditioning ducts 14 and 14 and provided on the bottom surface of the air conditioning duct 14. That is, after the upper part of the advertisement suspension K is screwed to the bottom surface of the air conditioning duct 14, the central ceiling plates 2 and the like are arranged at both front and rear ends with the advertisement suspension K interposed therebetween.
[0039]
In addition, suspended leather rod receivers U are provided at both left and right ends of the advertising suspension K. This suspended leather rod receiver U is formed in an inverted L shape, one piece U1 is attached to the upper curtain rail 11a of the roof structure 11, and the other piece U2 is arranged along the lateral side surface of the air conditioning duct 14 in the left-right direction.
[0040]
On the other hand, as shown by a two-dot chain line in FIG. 2, the side small ceiling plate 6 is connected in the longitudinal direction by placing a backing metal 60 on the upper surface (back surface) of each base portion B at the connection end of the side small ceiling plate 6. It is done by overlapping and screwing. At this time, the screw can be made inconspicuous by arranging the screw in the groove between the fins F and F. Further, by adjusting the gap (joint width) between the connecting portions of the front and rear side small ceiling boards 6 and 6, it is possible to absorb the variation in the dimensions peculiar to the vehicle structure. Even if the joint width is increased, the fins F of the side small ceiling boards 6 can be made inconspicuous. Similarly, even if a slight gap is left between the side wall and the ceiling plate at both ends in the longitudinal direction of the vehicle 1, this can be made inconspicuous by the fins F. That is, according to the present invention, even if the joint width is increased, it is not conspicuous, so that it is easy to absorb the variation in the dimensions unique to the vehicle structure. Since the ceiling plate uses a finned shape curved in a curved shape, the pitch of the screws can be increased.
[0041]
In addition, since an extruded shape with fins F is used, even if it is installed without hiding the screw head, the head sinks into the groove between the fins F and F, resulting in design inconvenience. It is not.
[0042]
As described above, in the state where the ceiling is constituted by each shape member, the fins adjacent to each shape member are continuously changed, so that the entire ceiling surface has a gentle waveform. And since each fin F is arrange | positioned along the longitudinal direction of the vehicle 1, it becomes a neat design.
[0043]
In addition, in the installation state of a ceiling, the part of the ceiling lamp 13 (ceiling lamp cover plate 5) is disposed slightly below other portions. Therefore, the part of the central ceiling board 2 etc. can also be illuminated. Moreover, since light is emitted through the fins F, reflection and indirect illumination effects can be expected. In addition, soft reflection can be obtained for external light without shining on the surface.
[0044]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the railcar ceiling structure of the present invention and the shape member used therefor, the number of parts and work man-hours can be reduced, and the railcar ceiling can be efficiently constructed with a simple structure. . In addition, it is possible to provide a ceiling structure that can easily absorb the variation in dimensions unique to the vehicle structure and that has a very excellent design effect. If the unit method is adopted, the number of assembling steps can be reduced, and the cost can be greatly reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view showing an example of a railway vehicle to which an embodiment of a ceiling structure for a railway vehicle according to the present invention is applied.
2 is a longitudinal cross-sectional view partially enlarged showing the vicinity of the upper ceiling of the railway vehicle of FIG. 1;
3 is a cross-sectional view of a central ceiling plate used in the ceiling structure of FIG.
4 is a cross-sectional view of a second ceiling panel used in the ceiling structure of FIG.
FIG. 5 is a cross-sectional view of a third ceiling plate used in the ceiling structure of FIG.
6 is a sectional view of a side small ceiling board used in the ceiling structure of FIG. 1;
7 is a cross-sectional view of a curtain panel ceiling plate used in the ceiling structure of FIG.
[Explanation of symbols]
1 Railcar 2 Central ceiling board (profile)
3 Second ceiling panel (profile)
4 Third ceiling panel (profile)
5 Ceiling light cover plate (shape material)
6 side small ceiling board (profile)
7 curtain plate ceiling panel (profile)
B Base part F Fin

Claims

The ceiling structure of the interior interior of a railway vehicle,
A shape member having a cross-sectional shape in which a large number of fins protrude from a plate-like base portion curved in a curved shape downward is used.
A railroad characterized in that this shape member is arranged to extend in the longitudinal direction of the vehicle and is attached to the vehicle structure side in a state of being arranged along the lower part of an air conditioning duct or a ceiling lamp. Vehicle ceiling structure.

One or a plurality of the shape members are arranged in the width direction of the vehicle,
The shape of the part of the ceiling lamp is formed of a material having translucency,
The ceiling structure for a railway vehicle according to claim 1, wherein a part of the base portion is cut off in a shape material near the fan or the air conditioning duct to form a ventilation path for the fan or the air conditioner. .

A plurality of the shape members are arranged along the longitudinal direction of the vehicle in a state in which a hanging bar support or advertisement suspension is sandwiched, or in a state in which the gap of the joint portion is connected through a backing metal or the like. The ceiling structure for a railway vehicle according to claim 2.

4. The railcar ceiling according to claim 3, wherein the shape of the portion in which the fan or the like in the center in the width direction of the vehicle is housed and the shape of the portion of the ceiling lamp are attached so as to be openable and closable. Construction.

The ceiling constituted by the shape member is formed to extend to the upper part of the sash such as the window glass on the left and right sides of the vehicle,
From the air conditioning duct to the upper part of the curtain, the base part of the shape member has a curved shape in which the part of the ceiling lamp is arranged slightly below,
5. The railcar ceiling structure according to claim 4, wherein the shape of the curtain plate portion is formed such that a projecting dimension of the fin from the base portion becomes shorter toward an end portion on the sash side. .

The profile placed in the center in the width direction of the vehicle is attached to the bottom of the unit with air conditioning ducts, etc., and then attached to the vehicle ceiling by bolting the unit to the curtain rail at the bottom of the roof structure. The ceiling structure for a railway vehicle according to any one of claims 2 to 5, characterized in that:

The shape of the polycarbonate is used at least for the shape of the part of the ceiling lamp, while the extruded shape of the aluminum is used for the shape of the other part. The railcar ceiling structure according to any of the above.

A shape material used for the interior ceiling of a railway vehicle,
A rail vehicle comprising a plate-like base portion curved in a curved shape and a plurality of fins projecting downward from a lower surface of the base portion. Profiles used for ceiling structures.