JP4350504B2 - メッシュを導入した画像の符号化及び復号のための方法及び装置とそれに対応するプログラム - Google Patents

メッシュを導入した画像の符号化及び復号のための方法及び装置とそれに対応するプログラム Download PDF

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Description

本発明は画像符号化(encoding of images)の技術、特に画像を伝送または保存するための画像符号化の技術に関する。より具体的には、本発明は、ネスト化された)メッシュ(nested meshes)の階層を導入した階層符号化(hierarchical encoding)の改良技術に関する。
ッシュ型アプローチは既に多くの研究の対象になっている。ビデオ画像符号化の場合におけるものについては、例えば、(読みやすくするために、ここでの記述において引用される文献は最後の補遺3にまとめられている)文献[7]に説明がなされている。
メッシュは、本来的には、幾何学的な頂点(vertices)及び有向面(oriented faces)の集合により規定される(図1を参照)。このようなメッシュは、例えば、幾何学的な限られた複雑さの中で3次元オブジェクトをモデリングするためのコンピュータ・グラフィックスにおいて使用される。
メッシュMの近似とは、そのメッシュMよりも幾何学的な複雑さが低くメッシュMの幾何学的性質に可能な限り近いメッシュM’を見つけることである。
有利には、メッシュM'は、各ッシュがそれぞれの詳細レベルまたは階層レベルに対応する一連のッシュから成り、それにより画像を段階的に再現して符号化を単純化することができるようになっている。
各階層レベルにおいて、点値(nodal value)は再現の二乗誤差を最小化するよう最適化される。そして、これらの節点値は数量化され符号化される。この種の方法は、効率的な圧縮率を実現し、視覚上の劣化を制限する。この視覚上の劣化とは、ここでは人間の目にとってより不快でないスムージング効果に対応するものである。これはメッシュによる近似法によって得られる再現面(reconstructed surfaces)の連続性に関する良い特性に関係している。
さらには、この枠組みはビデオ用途に良く適していることが分かっている。実際、三角形メッシュ(triangular meshes)は動き推定にとってより柔軟性に富んでおり効果的であることが分かる。
しかしながら、本発明者は、この圧縮技術が最適状態には及ばないという欠陥を被ることを観測している。実際、各レベルに使用される基底は冗長性がある。
さらに、このッシュ技術によれば、最初に粗いレベルにおいて、そして徐々に微細化したレベルにおいて、(画像の拡張性のある伝送によって)段階的な再現が可能となる。しかしながら、古典的な技術によれば、このアプローチは最適化されることはなく、実際、それぞれのレベル(最後のレベルは除く)において得られる画質(クォリティ)は最適ではない。
ウェーブレットを導入したフィルタリング操作から得られるサブバンド間相関の利用に基づく画像圧縮技術も知られている。これらの技術は高性能圧縮率を可能にする[4][5]。
しかしながら、非常に低いビットレートのみが有効な用途にとっては、それらの方法は特に覚上のかなりの劣化を与えることがわかっている。
さらには、使用されるウェーブレット基底は1次元的なウェーブレットのテンソル積として構築される。このため、ある一定の方向については有利だが、ある決まった構造を表現する能力に限界が生じる。サブバンドによる画像符号化の方法に特有なこれらの欠点から、入れ子にした三角形メッシュに基づく画像の表現が好ましいことが導かれる。
文献[1]において、E.Quak氏は、辺(ridges)上に条件を与える際にそれぞれのメッシュレベルに相補的なウェーブレットの基底を関連付けて両方の技術を同時に使用することを提案している。このようにして、彼は三角形メッシュ上のプレウェーブレットの陽な(explicit)基底を構築している。この技術は、領域の3Dデジタルモデルの表現及び圧縮を目的としている。
このQuak氏の方法は、補遺1により詳細に説明されている。
補遺2において、ッシュの階層に基づく符号化方法の操作の一般原理と概要を復習する。
この補遺2に記述された既知の方法は有効だが一定の限界を有する。
特に、この方法の1つの欠点は、文献[7]に明らかにされているように、関数φi (p)が関数φi (p-1)によって生成されるベクトル空間Vp-1と直交しないという事実にある。このことは直交変換基底を使用する変換の場合よりもエネルギーの集中が効率的でないことを意味する。
さらには、このことにより異なるレベルの解像度が同居する問題が生じる。このため、細分化したゾーンと細分化していないゾーンとの境界に或る頂点が存在するときには両方の解像度に対してその頂点の最適値を選ぶことは不可能である。実際、この種の頂点について、最適化レベルの1つのレベルの値を1つを選んでもこのレベルの細分化に対応する領域以外では最適な再現は実現されない。
さらに、表現がこのように最適状態に及ばないことは拡張性ある符号化スキームのコンテクストにおける欠点でもある。実際、それは中間のビットレートに対して最適な再現画質を実現するために使用することはできない。
そこで本発明の目標は、特に従来技術に伴うこれらの欠点を克服することにある。
より具体的には、本発明の目標は、拡張性ある画像符号化技術と、それに対応する復号技術で各再現レベルにおいて最適な再現画質を得ることが可能なものを実現することにある。
本発明のもう1つの目標は、再現レベル毎に、制限されたビットレートを必要とするこの種の符号化及び復号技術を実現することにある。
本発明の更なる目標は、同じ構造(同じサイズと同じ基準メッシュ)を持つ複数の画像の効率的な処理を可能にする復号化及び復号技術を実現することにある。
本発明の更にもう1つの目標は、このようにして符号化された画像を伝送及び記憶するために必要なビットレートを最適化することを可能にするデータ及び信号の構造を実現することにある。
これらの目標並びにここで以下より明らかとなる他の目標は、少なくとも2つの入れ子空間(nested space)を画定しており各入れ子空間がメッシュのそれぞれの分割レベルに対応する階層型メッシュ(hierarchical mesh)を導入して少なくとも1つのソース画像を符号化するための方法(メッシュ符号化)によって達成される。
本発明によれば、少なくとも1つの分割レベルn(最初の分割レベルを除く)において、1つ前の分割レベルn−1に対応する空間に直交する空間において定義される関数の基底(base)で表される画像係数(image coefficinets)のみが供給され、これらの画像係数が1つ前の分割レベルn−1に対する既に伝送された情報を分割レベルnに対して最適化することができるように前記関数が選ばれることにより、前記ソース画像を表現する再現画像を分割レベルnに対して最適化された再現画質で作り出せるようにすることを特徴とする。
有利には、全ての分割レベル(第1の分割レベルは除く)において、1つ前の分割レベルn−1に対応する空間に直交する空間において定義される関数の基底により表される画像係数のみが供給される。
有利には、分割レベルn(第1の分割レベルは除く)には、
・Vn-1を分割レベルn−1に関連付けられる(associated)空間とし、
・Wn-1をVn-1に直交する空間としたときに、
Figure 0004350504
となるような画像の数学的表現空間Vn関連付けられ(associated)、
そして、空間Vnには、第1に、ファイン関数(piecewise affine functions)φnの基底と、第2に、
・空間Vn-1ファイン関数φn-1の基底、及び、
・空間Wn-1のプレウェーブレット(pre-wavelet functions)ψn-1の基底から成る2つの直交する基底の組み合わせによって形成される基底とが関連付けられ
前記画像係数はこれらの基底により表される。
言い替えると、細分化したゾーンの係数を送る段階は、細分化していない(1つ前の分割レベルの)ゾーンの係数を考慮してそれに細分化したゾーンの新たな節点(またはノード)に割り当てられた係数を送ることが加わることに置き換わる。新たな節点を処理することによって、それ以前の分割レベルの係数の状態(ポジション)を最適化して各レベルで最適になるようにすることも可能となる。
このような方法の利点は、係数の値の改善された統計的分布にあり、それにより符号化のコストを減らすことが可能となる。最小限の細分化された頂点から始まる係数の1回の伝送によって、この新規の方法はこのレベルの解像度に対してこれらの最適係数から最初の画像表現を実行できるようにする。これとは対照的に、これまでに知られている方法では、最初の係数はこれらの頂点の値でメッシュの最高レベルの細分化に対して最適化されたものに対応する(そのため、最適状態には及ばない)。
好ましくは、前記プレウェーブレット、互いに直交するウェーブレット関数である。
前記プレウェーブレット各関数は、当該関数についての頂点近傍に位置するッシュの予め指定された数制限された狭いサポートを有する。
本発明の第1の実施方式によれば、前記プレウェーブレット1次元的である。この場合には、前記プレウェーブレット各関数は、有利には、該プレウェーブレット割り当てられる当該メッシュの新たな頂点を支点とする少なくとも1つの辺(ridge)の当該メッシュにおける位置を考慮して決められる。
従って、基底φi (p+1)は、Vi (p)を分割レベルのメッシュにおける頂点に隣接する頂点の集合としたときに、
Figure 0004350504
を使って得られる。
本発明の別の具現化によれば、前記プレウェーブレット多次元的である。特に、それらは「ボックス・スプライン(box spline)」型ウェーブレット関数でありうる。
有利には、メッシュ分割レベルnにおける前記画像係数の決定は、
Xを前記ソース画像α(p)の近似の座標ベクトルとし、W(p-1)を空間V n-1の基底(φi (n-1))から空間Wp-1のプレウェーブレット基底への変換行列(matrix of passage)とし、V(p-1)を空間Vp-1プレウェーブレットの基底への変換行列としたとき、
Figure 0004350504
とすれば、
Figure 0004350504
で定義される線形システムを解くことに基づくことを特徴とする。
このアプローチは、前記線形システムを解くのに特に「スパース(疎らな)行列(sparse matrix)」型または「プロフィル法による行列(profile matrix)」型のアルゴリズムを実行するとかなり効果的である。
本発明の有利な特徴として、本発明の符号化方法は、
所定の画像構造に対して数φn及びψnの基底を決定するための準備段階と、
前記所定の画像構造を有する任意の画像に対して前記数φn及びψnの基底を組織的に使用する画像符号化段階とを含む。
これにより、特に同じタイプの画像の集合の符号化が簡略化される。
有利には、前記準備段階において、基準関数φn及びψnの基底の少なくとも2つの集合により、それぞれの集合が特定の所定画像構造に対応するものが決定される。
本発明は、少なくとも2つの間を画定しており各間がメッシュのそれぞれの分割レベルnに対応する階層型メッシュを導入してソース画像を階層的に符号化するための関数の基底を構成するための方法にも関係する。本発明によれば、少なくとも1つの所定の画像構造に対して、少なくとも1つの分割レベルnにおいて、好ましくは全ての分割レベル(第1の分割レベルは除く)は、
・Vn-1を分割レベルn−1に関連付けられる空間とし、
・Wn-1をVn-1に直交する空間としたときに、
Figure 0004350504
となるような画像の数学的表現空間Vnを有し、
空間Vnには、第1に、ファイン関数φnの基底と、第2に、
・空間Vn-1ファイン関数φn-1の基底、及び、
・空間Wn-1のプレウェーブレットψ n-1の基底から成る2つの直交する基底の組み合わせによって形成される基底とが関連付けられ
前記画像構造を有する任意の画像に対して画像係数をこれらの基底により表すことが可能であり、分割レベルnに対して最適化された再現画質で前記ソース画像を表現する再現画像を作り出すことができるようにする。
本発明は、ここで既に述べた符号化及び/または基底の構成のためのいずれかの方法を実行する画像符号器にも関係している。
また本発明は、少なくとも2つの入れ子空間を画定しており各入れ子空間がメッシュのそれぞれの分割レベルに対応する階層型メッシュを導入して少なくとも1つのソース画像を符号化するための符号器にも関係している。本発明によれば、少なくとも1つの分割レベルn(第1の分割レベルを除く)には、1つ前の分割レベルn−1に対応する空間に直交する空間において定義される関数の基底により表される画像係数のみが関連付けられ、これらの画像係数が1つ前の分割レベルn−1に対する既に伝送された情報を分割レベルnに対して最適化することができるように前記関数が選ばれることにより、前記ソース画像を表現する再現画像を分割レベルnに対して最適化された再現画質で作り出せるようにする。
本発明は、ここで既に述べた符号化及び/または基底の構成のためのいずれかの方法を用いて符号化された画像を復号するための方法にも関係している。
本発明によるこの種の復号方法は、少なくとも2つの入れ子空間を画定しており各入れ子空間がメッシュのそれぞれの分割レベルに対応する階層型メッシュを導入することにより得られる画像係数の形で符号化された画像を復号する。前記符号化の段階において少なくとも1つの分割レベルn(第1の分割レベルを除く)には、1つ前の分割レベルn−1に対応する空間に直交する空間において定義される関数の基底により表される画像係数のみが関連付けられ、これらの画像係数が1つ前の分割レベルn−1に対する既に伝送された情報を分割レベルnに対して最適化することができるように前記関数が選ばれることにより、当該ソース画像を表現する再現画像を分割レベルnに対して最適化された再現画質で作り出せるようにする。
有利には、本発明によるこの種の復号方法は、
・少なくとも1つの所定の画像構造に対する基準関数(reference functions)の基底を受信及び/または記憶するための準備段階と、
・復号される画像の画像構造に対応する基準関数の基底を使用する画像復号段階と
を含む。
この場合もこれにより処理作業が簡略化され、一連の画像に対して伝送されるデータのクォリティが制限される。
本発明は、ここで上述した復号方法を実行する符号化された画像の復号器にも関係している。
また、本発明は、ここで上述した符号化方法及び/または復号方法を実行するためのプログラム命令を含むことを特徴とする、画像を符号化及び/または復号するためのコンピュータプログラムにも関係している。
本発明は、少なくとも1つの所定の画像構造に対する基底の少なくとも1つの集合を表すデータを含む第1部分と、前記基底のいくつかの集合中のある集合用いて符号化された少なくとも2つの画像を表すデータを含む第2部分とを含むことを特徴とする画像データ信号(image data signal)にも関係している。
有利には、前記第1部分は別個の画像構造に対応する基準関数基底の少なくとも2つの集合を含み、前記第2部分の各画像は前記基準関数基底のいくつかの集合からある集合を選択することを可能にする情報を含む。
好ましくは、前記第1部分及び/または前記第2部分のデータは、画像を段階的に再現及び/または所定レベルの画質で再現することができるように編成される。
本発明の好ましい特徴として、前記画像は、少なくとも2つの入れ子空間を画定しており各入れ子空間がメッシュのそれぞれの分割レベルに対応する階層型メッシュを導入した方法に基づいて符号化され、前記基準関数は、前記画像係数が分割レベルnに対して、その1つ前の分割レベルn−1に対して既に伝送された情報を最適化することができるように選ばれ、前記画像の符号化は、あらゆる分割レベルn(最初の分割レベルを除く)に、その1つ前の分割レベルn−1に対応する空間に直交する空間において定義される関数の基底により表される画像係数のみを関連付けて、ソース画像を表現する再現画像を分割レベルnに対して最適化された再現画質で作り出せるようにする。
本発明は、多くの分野、特に固定画像の符号化と動画ストリームの画像内符号化(encoding of intra images)に適用することが可能である。
本発明の他の特徴と利点は、本発明の以下の好ましい実施の態様の説明においてより明らかとなる。またその説明においては図面が参照される。ただし、あくまでもその説明は例示目的として行われるものであって、本発明はそこに与えられた例には限定されない。
本発明は、特に、相補的なウェーブレットの基底(complementary bases)の直交性に基づいた特定のウェーブレット(wavelets)またはプレウェーブレット(pre-wavelets)を基にしている。
本発明をボックス・スプライン型(box-spline type)ウェーブレットに適用することも同様に考えることができる[2]。前者はその重要な係数があまり多くない三角形メッシュ上のプレウェーブレットである。後者のボックス・スプライン型ウェーブレットもメッシュから構築され、1次元ウェーブレット基底のテンソル積に基づいて2次元ウェーブレットを構成する手段を代表する。
提案される方法は、文献[7]で開発されたメッシュ符号化に関するそれ以前の方法の改良である。この提案される方法は、固定画像の符号化に関係するが、ビデオ圧縮の枠組みにおける画像内符号化(encoding of intra images)、特に曲面(あるいは表面)内予測と動き間予測(estimation of inter movement)を同時にするメッシュを使用した符号化作業にも適用することができる。
そのため、このアプローチは、一般的に画像の伝送と記憶に適用することができる。
この方法が使用できる用途としては、
・テレビ会議関連用途と、
・分散型ネットワーク上における自然画像の段階的伝送と、
・メッシュに基づく圧縮スキームにおける画像内符号化とVOPへの適用
などが挙げられる。
図3に本発明の一般原理の概略図を示す。
それ自体すでに知られているタイプのッシュで、それぞれの空間Vnがそのメッシュのそれぞれのレベル(階層)に対応する複数の空間を画定するものを議論することにする(311)。
これらの空間のそれぞれに対して直交する基底が探し求められる(312)が、この技法については下記に詳述される。そこから符号化のための変換行列(encoding matirices)が導き出され(313)、それによりメッシュのレベル毎に最適化された画像係数を決めることが可能となる。
これらの作業は、画像のコンテンツとは無関係であることに注意しなければならない。またそれらは使用されるメッシュと直結している。そのため、複数の画像が同一のメッシュに関連するという条件で、その複数の画像に使用することができる符号化及び復号の行列を生成する準備段階31が有利に作用する。
次に、符号化段階32が提供される。この段階32は、直交する基底の計算に戻ることなく何回も繰り返す(321)ことができる。このため、行列が一度だけ計算されている比較的にシンプルな有効な方法が存在する。
特に固定画像またはビデオストリームのイントラ画像(intra images)等のそれぞれの受信されたソース画像(322)に対して、メッシュの各レベルに対応する画像係数が行列を用いて計算され(323)、このようにして得られた係数は伝送または記憶される(324)。
復号作業33は上述した作業を逆に行う。この復号作業に対しては有効な復号のための変換行列が存在する。これらの行列は最終的にメモリに保存されるか、または、復号器を初期化するために、例えばビデオストリームの開始部分において受信される(331)。
符号化された係数が受信されると(332)、復号器は段階的に各画像を求められるレベルの画質にまで再現する(333)。
同じ基底をいくつかの画像に使用することができるという事実から、図5に示されるような有利な信号構造の規定が可能となる。
この信号は、一度だけ決定された関数の基底を含む第1の初期設定部分51と、前記基底を用いて決められた係数を含む第2の画像データ部分52とから構成される。このことから、第1部分51はシーケンスの開始部分で一度だけ伝送されるのでビットレートが小さくなる。
画像数と同数の関数基底511、512...のいくつかの集合が存在するとき、これらの画像の識別システムが提供される。各画像または画像列に対して、あるいは変更が必要なときだけに、使用されるべき関数基底の集合を指示する識別子5211が画像のデータ521のプレアンブルとして伝送される。
部分51と52に対して別個の伝送ストリームを設計することができる。部分52に対しては少なくとも2つのストリーム、例えば、最初の1つのストリームは「粗さ(coarse)」の1つ以上のレベルに対応するものであり他のいくつかのストリームはより微細なレベルに対応するものを設計することができる。必要性とビットレート及び/または利用できる手段に応じて、使用されるストリームが選ばれる。
最初の部分51は、(例えばCD−ROMの形式で)端末に一度だけ知られることも可能である。この場合には部分52だけが伝送されるので、このことは非常に低いビットレートに対応する。
もちろん、同じ原理は、このようにして符号化された画像を記憶するデータ媒体にも適用することが可能である。
次に、本発明の実施態様についてより詳細に説明する。
1.新たな係数の定義
ここでは、利用可能な間(nested spaces)V0,V1,...,Vnであってッシュ(nested meshes)にも関連するものが存在していると考えることにする。これらの空間の次元は議論されるメッシュの頂点数に対応する。各空間Vpに対し、利用できる基底φi (p)でその各関数が頂点iに一意的に関連付けられるものが存在すると仮定する。一般に、本発明は各三角形への制限が多項式である関数の基底を使用する。
ここに記述する一例として、簡単化の目的のために空間Vnがメッシュの各分割レベルに関連付けられると考えることにする。本発明はもちろん間Vm〜Vlがメッシュの分割レベルm〜l(mとlは任意の整数)に逐次に関連付けられる場合に適用することもできる。例えば、この文書で以下に記述される本発明の原理は、間V3〜V12関連付けられるメッシュの分割レベル3〜12だけに実施できる。
補遺2に提示されたアファイン関数の基底(affine base)は、議論される多項式が1次多項式であるような特別な場合であって、つまりそこでは演算が作用するベクトル空間は大域的に連続なファイン関数に限定される。多重解像度の特性を使用するために、次のようなタイプの細分化方程式(refinement equation)によって或る1つのレベルから別のレベルに結ばれた基底が探し求められる。
Figure 0004350504
メッシュ階層を通じて、我々はそのそれぞれの空間が与えられた表現と画像画質に対応する一連の間を有する。ここでは空間VnとVn+1が利用できるとすると、
Figure 0004350504
となるような空間Wnの基底が探し求められる(記号丸+は2つのベクトル空間の直和を表す)。その結果、画像Iの近似に対して次のように書くことができることが知られている。
Figure 0004350504
ここで、上付き添字pは像度のレベルを示し、NpはWpの次元を表す。
関数ψ(p) iは、空間Wpの基底を構成するように選ばれる。さらに、dimWp=dimVp+1−dimVpであって、この関係は、関数ψ(p) iの数が解像度pの新たな頂点の数に等しいことを示している。Wpの基底関数は新たな頂点と1対1に対応する。
これらの関数は、プレウェーブレット(pre-wavelets)と呼ばれている。同じレベルの基底関数が互いに直交する特別な場合にそれらはウェーブレット(wavelets)と呼ばれる。
事実上、この方法を適用する際に遭遇する障害は、基底(ψ(p) i)であってその基底関数が点(reference vertex)に隣接する可能な限り最小限の三角形の数である有限数に限られるサポート(support)を持つものを提示する難しさにある。このため、最初の基底を任意に直交化することに限るのは不可能である。本発明が適用できる実例を次のセクションに示す。
画像の近似分割が一旦利用可能になると、得られた係数は古典的な方法に従って符号化することができる。この場合には、2つの連続するレベルの解像度間の直交性によって差分符号化(differential encoding)が無効になることに注意する。つまり、得られた係数は直接に数量化され、算術符号器(arithmetic encoder)を用いて符号化される。
2.新たな係数の実際の計算
説明を簡単にするために、単純に2つの連続する空間V0とV1を有する場合についてその計算を詳細に説明することにする。まず空間W0の基底が求められる。この基底の各関数(ψ(0) i)は、空間V1に属し、
Figure 0004350504
であるので、以下のような係数wijが存在することが分かる。
Figure 0004350504
アルゴリズムの第1段階は行列W(0)=(wij)を決めることである。
実際、この行列は空間V1の基底(φi (1))から空間W0のプレウェーブレットの基底への変換行列を構成する。これらの計算は画像のコンテンツには依らず、事実上、メッシュの形と選ばれた基底のタイプだけに依ることに注意する。そのため、事前の計算を古典的に使用されるメッシュに対して行うことができる。この事前計算はプレウェーブレットが構築される仕方に依る。サブセクション5.4とセクション6にこのような構成の実例を示す。同様に、W(p)はレベルp及びレベルp+1に対する同じ行列を表す。
先行する変換行列に基づいて係数の有効な計算を説明する。与えられた画像に対して解像度のレベルpが存在する場合には、次のような表式が得られる。
Figure 0004350504
レベル毎に数7式の係数に対応する係数(β(p) i)を計算することが可能である。実際には、次の関係を得る。
(10)V(p-1)α(p-1)=α(p)
(11)W(p-1)β(p-1)=α(p)
そのため、望ましい係数を得るために次の線形システム(linear system)を解けば十分である。
Figure 0004350504
として、
(数4)となる。
ベクトルXは、新たな基底における画像の近似の座標によって形成される。
このような線形システムを解く有効な方法の間に、逐次代入法を含む異なる方法が区別されてよい。本発明は、それよりスパース行列(sparse matirices)の性質を利用することに基づく解法に向けられたものである。当然のことながら、対応する行列がプロフィル法による行列の使用を通じた計算時間の点から受容できる複雑さを可能にするのに十分なほど疎ら(sparse)である限りにおいてのみこの方法は実用上適用可能である。
この正確な場合において、この性質は使用されるプレウェーブレットのサポートを十分小さな数の頂点に制限することに対応する。線形システムに対するこれらの解法は第1の可能性を提供する。しかしながら、計算時間を短縮して線形システム全体の陽な解決が避けられる他の解決法も存在する場合がある。
メッシュ上におけるプレウェーブレットの基底を提示することができる方法を示すために2、3の例を使用することにする。
3.1 基底の決定
ここで、以下に、アファイン有限ラグランジェ要素関数に基づくプレウェーブレットの例を紹介する。メッシュの頂点iの周りのkディスクDi,k (p)はレベルpのメッシュのk個より少ない辺で形成される経路によって結ばれる頂点の集合として定義される(図を参照)。ここでは、単純にプレウェーブレットの基底をWp上に(φ(p+1) i)を直交射影してサポートが頂点iについてのkディスクに制限されたものとして求める。ここで、iは、レベルpには存在しなかったレベルp+1の節点の集合を表す。関数(ψ(p) i)はレベルpに属する頂点でレベルp−1には存在していなかったものに対応するiの値に対して次のように表される。
Figure 0004350504
行列Q=(qij)の係数を決めるために、ψ(p) iはVpと直交しなければならない。この直交条件は次のように書かれる。
Figure 0004350504
あるいは次のようにも(新たな頂点iと古い頂点kに対して)書かれる。
Figure 0004350504
細分化方程式を通じて、Vp+1の関数としての表現Vpが分かる。そのことからQは同じレベルの関数のスカラー積のみに依存する線形システムの解であることが結論される。これらのスカラー積は三角形の大きさ(measurement)に基づいて計算することができる[6]。
我々は今や行列Wの係数を細分化方程式(4)を使用して次式によって導き出せる立場にある。
Figure 0004350504
以下のサブセクションにおいて画像の計算と符号化に有用な手続が説明される。
3.2 計算及び符号化
2つのメッシュレベルが存在する画像を符号化することを想定しよう。アルゴリズムの最初の段階において、文献[7]に記述された方法がアファイン有限要素φ(p) i(iはレベル1の頂点集合を表す)に基づいて節点値の最適化を実行するために使用される。数3式(補遺2)によって与えられる分割はこのようにして得られる。
数2式(補遺2)によって定義される平均二乗誤差を最小化することは、結局のところプロフィル法[7]によって解かれる線形システムを解くことになることを思い起こしたい。この線形システムは次のように書かれる。
Figure 0004350504
従って、画素値I(x,y)によって指定される画像を議論することにする。Eの最小化を実行するが、その中のΩは画像の画素集合でVpは解像度レベルpを有する頂点集合である。Eの最小値は次のNp個の方程式で得られる。
Figure 0004350504
与えられた頂点nに対して、S(n)は関数φ(p)nのサポートとして書かれ、次のようなNp個の方程式を得る。
Figure 0004350504
従って、線形システムAx=Bを解く必要がある。ここで、行列AとベクトルBは、AとBが0に設定された後に次のように計算される。
i=1,...,NT(議論されるメッシュの三角形数)に対して
iにおける(x,y)に対して(三角形Tiの画素の走査)
j=1〜3に対して(Tiの頂点)
j=φm(j)(x,y)を計算する、m(j)はTiのj番目の頂点の添字
(k=1〜3、j=1〜3)に対して(注:(k,j)が実行されたなら(j,k)は実行されない)
m(k),m(j)=Am(k),m(j)+fk*fj
(j=1〜3)に対して
m(j)=Bm(j)+fj*I(x,y)
jについて終了
iについて終了
アルゴリズム1:節点値の最適化
行列Aは正定値対称行列であり多数のゼロ値を有するので、線形システムはプロフィル法(profile method)によって解かれる。
今や係数αを自由に使えるので、プレウェーブレットに基づいて係数を決定することにする。数15式から、P=pに対する数7式の形の分割を可能にする線形システムが導き出される。2つのレベル間の移行、すなわち、
Figure 0004350504
と書くことから
Figure 0004350504
と書くことへの移行について述べたい。
各段階ごとに線形システムCx=αを解くことに努める。行列Cの係数は統合(synthesis)の係数である。行列Cの係数は0に設定される。いまの場合には、行列Cは数4式と数13式を使用して決められる。最初に、数13式の係数qijを計算するために使用されるアルゴリズムが与えられる。この目的のために、数14式から線形システムDq=Eが導き出される。
説明を簡単にするために、kディスクはここではメッシュ全体に等しいと考える。行列DとEは0に設定される。
lk=<φl (p),φk (p)
li=<φl (p),φi (P+1)
である。
同じレベルに属する全ての三角形が同じ面積を有するメッシュが選ばれた場合、これまでの係数がそれにより簡単に計算できる次のような関係が得られる。
i≠jに対して、
Figure 0004350504
i=jに対して、
Figure 0004350504
この新たな線形システムは同様に十分に疎らな(sparse)行列を有するシステムであって、このため適応型方法の利用が可能となる。しかしながら、行列は正定値対称行列ではないので、プロフィル法を適用するために線形システムCx=αは均等なシステムtCCx=tCαで置き換えられる。このようにして対応する行列が真に正定値対称行列(Cは実際に逆を持つ)である線形システムが得られる。このシステムはより疎らでないが、対応する行列は同様に受容可能な特徴(プロフィル)を有する。
3以上のレベルのメッシュが利用できるとき、上述したプロセスが反復される。全てのレベルの解像度、すなわち数7式の係数α(0) iとβ(p) i、に対してこの分割が有効だとすると、スカラー数量化が実行され、対応する数量化された値は細分化された三角形の木における選ばれた頂点に送られる。
復号段階は、このときは行列Cの逆ではなく直接、行列Cを用いて係数を統合することによって実行される。これにより、単純補間による画像のトータルな再現を実現することがそれにより可能な係数が与えられる。
4.第2の実施例
ここでは本発明のもう1つの用途として固定画像の符号化スキームを紹介する。補遺1に記述された辺型プレウェーブレット(ridge-based pre-wavelets)がここでは使用される。節点値の最適化段階は最初の実施例と共通である。
この場合において、ウェーブレット係数は同じように線形システムCx=αを解くことを通じて係数が計算される。行列Cの係数を計算するために、次のようなアルゴリズムが適用される。
i=1,...,Npに対して
ii=1
メッシュにおけるiに隣接するjに対して、
ij=1
jについて終了
iについて終了
i=Np+1,...,Np1に対して
ii=U、これは対応する辺iの位置によって決定される
ij≠0、これは前のサブセクションにおいて決められた場合について計算される
iについて終了
アルゴリズム2:変換行列(matrix of passage)Cの充填法
この方法は、縁での実行を想定していないことに注意する。実際には、プレウェーブレットの構成法は任意の境界のあるメッシュに対して可能な異なる配位を考慮している。
5. 「ボックス・スプライン(box splines)」の適用
5.1 方法説明
この方法は、ウェーブレットまたはプレウェーブレットの他のタイプの構成にも適用することができる。多重解像度が構築されるッシュからウェーブレットの陽な表現を構成することも可能である。多次元ウェーブレット基底の一般的構成法は、文献[3]において開発された。テンソル積によって構築されるウェーブレットと比較したときにこのようなウェーブレットを使用する価値は基本関数が多次元的な枠組みにより適するという事実にある。
文献[2]は、この原理を再び採用し、さらに、コンパクトサポートを持ちこのため実用上直接に使用できるプレウェーブレットの基底を決めることを可能にする方法を与える。ここではボックス・スプライン型ウェーブレット演算においてこの分割を適用することが提案されている。
5.2 アルゴリズム
例示的なボックス・スプライン関数は文献[2]に与えられている。基本関数の陽な係数がここに与えられている。故に、上述したように、変換行列Wを導出することが可能で、それにより対応するウェーブレット係数を決めることができる。このアルゴリズムは正確に次のように書かれる。例えば、係数は文献[2]で説明された例から直接導き出される場合がある。
[補遺1]
或る辺(ridge)がメッシュの2つの三角形の境界を画定する場合、その辺は内辺(internal ridge)と言う。そうでない場合にはその辺は外辺(external ridge)と言う。辺が内辺になる場合としては、その2つの頂点が内部的な場合(a)と、その2つの頂点の一方が外部的でもう一方が内部的な場合(b)と、その2つの頂点が外部的な場合(c)があり、それ以外の場合(d)には辺それ自体は外辺になる。図2A〜2Dにこれらの異なる場合をそれぞれ具体的に示す。この種の表現基底は、使用されるサポートのサイズが小さいおかげで多重解像度(multiresolution)に適合して使用するのが簡単であるという利点がある。
これらの異なる場合におけるQuak氏のプレウェーブレット(pre-wavelets)のような表現を復習する。最初の場合(a)を議論しよう。uを議論される新たな頂点とし、a1とa2を2つの頂点とし、sとtをメッシレベル(階層)1における(a1及びa2)それぞれの結合手の数とすると、可能なプレウェーブレットψu (0)は以下のように書かれる。
Figure 0004350504
iはa1と繋がっておりuとは異なる頂点であり、ciはa2と繋がっておりuとは異なる頂点である。与えられた頂点aに対して、ここでの関数φaは対応するメッシュの頂点aに関連付けられるアファイン有限要素(affine finite element)を表す。
係数はこの場合には次のように表現される。
Figure 0004350504
ここで、
Figure 0004350504
第2の場合には、辺の両端の1つはメッシュの外部頂点であると想定される。このとき、s1はa1に隣接しており議論される辺の左側に位置する頂点の数を表し、s2はa1に隣接しており議論される辺の右側に位置する頂点の数を表す。対応する係数はそれぞれB1 i及びB2 iと書かれる。このとき、係数に関して次のような表現を得る。
Figure 0004350504
第3の場合には同じ記法が使用されるが、tについても、b1に隣接しており議論される辺の左側に位置する頂点の数t1とb1に隣接しており議論される辺の右側に位置する頂点の数t2を区別する。
Figure 0004350504
最後に、外辺の場合である最後の場合において次式を得る。
Figure 0004350504
全ての場合において、最も微細なレベルのアファイン関数の基底に基づく新たな頂点に対応するプレウェーブレットの表現が存在する。
[補遺2]
1.曲面の近似
問題を簡単にするために画像をグレースケール(輝度)で議論することにする。カラー(chrominance band)についても同様な方法が適用できる。画像はパラメトリック曲面の分割表現と考えてよい。ここではこの曲面のメッシュによる表現により興味がある。
ここでは利用可能なメッシュは画像の全領域を覆う任意の不特定メッシュであると仮定する。頂点を中心とするラグランジュ基底関数(Lagrange base functios)C0が使用される。このとき画像Iの近似I∧は次のように表される。
Figure 0004350504
この式の中でNはメッシュの頂点数を表す。またφiは頂点i上で値1を採るアファイン関数であって、iがその頂点である三角形の中の1つの三角形の1点における値はその頂点iに関連するこの点の重心座標に等しいものである。故に、その頂点の1つが頂点iである三角形面の外側ではこの関数の値はゼロである。係数αiは画像のサポート上で次式で与えられる平均二乗誤差を最小化するように計算される。
Figure 0004350504
2.メッシュの階層
本方法は入れ子状の三角形メッシュ(nested triangular meshes)の階層(hierarchy)を使用する。最初に、1つの利用可能な三角形メッシュが存在するとする。次にメッシュの分割ルールが適用される。例えばメッシュの各辺の中心に新たな頂点を挿入することによって次のメッシュを得ることが可能である。
この場合、各三角形は4つの新たな三角形に分割される。画像のこのような表し方はそれぞれの近似が所定の解像度に対応する画像の有効な逐次近似を実現するために使用される。この階層は再現の平均二乗誤差が或る所定の閾値を上回る三角形のみを再分割することに利用される。この閾値の値は望ましい再現画質を部分的に決める。このようにして、この階層の分割木(tree of decomposition)が得られる。この木は符号器に伝達されなければならならず、どの三角形が再分割された三角形であるかを復号器が特定することができるようにする。
3.係数の符号化
全ての場合において、基本レベル(階層の最も粗いレベル)に対する値が伝達される。実際、これらの値は画像の最小限の再現に必要である。レベル0において次式を得る。
Figure 0004350504
レベル1では次の様に書くことができる。
Figure 0004350504
ここで最初のN0個の頂点はレベル1のメッシュの頂点に対応する頂点であるが既にレベル0のメッシュに存在したものである。二番目の項に現れるN1−N0個の頂点はレベル0では存在しなかったレベル1での頂点に対応する。任意の不特定レベルpでは、以下のような表式を利用することができる。
Figure 0004350504
最初の総和項は解像度レベルpのNp個の頂点に対応し、二番目の総和項はレベルp+1に挿入されている新たな頂点に対応する。最初のNp個の頂点に対して次式が与えられる。
Figure 0004350504
ここでVi (p)はメッシュpの頂点iに隣接する頂点の集合を表す。
画像の表現は故に次のような差分形で表すことができる。
Figure 0004350504
4.考察
このようにして得られた係数を均一化するために、最初のレベルの係数の平均値がこれらの係数から差し引かれる。この表し方により、画像における直近の画素間の統計的相関に関係する空間的冗長性を利用することが可能となる。圧縮はこれらの係数を数量化(quantification)して次いで適応型算術符号化(adaptive arithmetic encoding)をして実行される。さらには、適応型細分化段階において選ばれた三角形のどれにも属さない係数は符号化されない。実際、三角形を細分化しないことはこの三角形内のより微細な解像度に対応する頂点の係数が補間済みの値であると考えるということになる。このことは係数δi (p)に0を割り当てることに等しい。
5.方法の価値
以上のことから本方法によれば、入れ子状の規則正しいメッシュの階層を使用することにより固定画像を符号化するためのシンプルなスキームを得ることが可能となる。このことによって、有効な圧縮率を実現することが可能となる。さらには、このような符号化スキームは係数のスカラー伝送(scalar transmission)に良く適する。
[補遺3]
参考文献
Figure 0004350504
ポイントPの座標の決め方を説明するための概略図である。 図2A〜図2Dは、補遺1に議論されたQuak氏のアプローチに基づくメッシュにおける辺の異なったポジションを示した概略図である。 本発明の実施の一態様の一般原理を説明するための概略ブロックである。 本発明の実施の一例においてプレウェーブレット計算するために考慮されるkディスクを示した概略図である。 図3に示された一般原理を利用した信号の構造を例示した概略図である。

Claims (29)

  1. 少なくとも2つの空間を画定しており、各空間がメッシュのそれぞれの分割レベルに対応する階層型メッシュを導入して少なくとも1つのソース画像を符号化する方法であって、
    n−1を分割レベルn−1に関連付ける空間とし、このV -1 の次元は前記分割レベルn−1での前記メッシュの頂点の数に対応しており、Wn−1をVn−1に直交する空間とし、このW の次元が、前記分割レベルnでの前記メッシュの頂点と前記分割レベルn−1での前記メッシュのいくつかの頂点との差に対応した、新たな頂点の数に対応することにより、W n−1 の次元がV の次元とV n−1 の次元との差に等しくなるようにしたときに、Vn−1とWn−1との2つのベクトル空間の直和である
    Figure 0004350504
    となるような画像の数学的表現空間Vを、少なくとも1つの分割レベルn(第1の分割レベルは除く)に関連付ける予備的なステップであって、前記V の次元は、前記分割レベルnでの前記メッシュの頂点の数に対応するものである、関連付ける予備的なステップと、
    前記空間Vには、第1に、アファイン関数φの基底が関連付けられ、第2に、空間Vn−1のアファイン関数φn−1の基底、及び、空間Wn−1のプレウェーブレットψn−1の基底から成る2つの直交する基底の組み合わせによって形成される基底が関連付けられるように、いくつかのプリウェーブレットψ n−1 の関数の基底が2つの直交する基底を形成して、前記空間Vn−1のアファイン関数φn−1の基底と前記空間Wn−1のプリウェーブレットψn−1の基底とを供給し、直交する基底を得るための予備的なステップであって、前記アファイン関数φ n−1 のそれぞれは、前記分割レベルn−1での前記メッシュの1つの頂点に一意的に関連付けられており、前記プリウェーブレットψ n−1 の関数のそれぞれは、1つの新たな頂点に一意的に関連付けられている、直交する基底を得るための予備的なステップと、
    分割レベルn(第1の分割レベルを除く)において、前記プレウェーブレットの基底により表される画像係数を決定するステップであって、該画像係数は、前記分割レベルn−1に対応する前記空間Vn−1に直交する前記空間Wn−1により規定されるプリウェーブレットψn−1の基底のみにより表現されており、これらの画像係数が1つ前の分割レベルn−1に対する既に伝送された情報を分割レベルnに対して最適化することができるように前記プレウェーブレットが選ばれることにより、前記ソース画像を表現する再現画像を分割レベルnに対して最適化された再現画質で作り出せるようにしたものである、画像係数を決定するステップと
    を含んでなる、画像符号化方法。
  2. 全ての分割レベル(第1の分割レベルは除く)において、1つ前の分割レベルn−1に対応する空間に直交する空間において定義される前記プレウェーブレット基底により表された画像係数のみが供給されることを特徴とする請求項1に記載の画像符号化方法。
  3. 前記プレウェーブレット互いに直交するウェーブレット関数であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像符号化方法。
  4. 前記プレウェーブレット各関数は、当該関数について点近傍に位置するッシュの予め指定された数制限された狭いサポートを有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像符号化方法。
  5. 前記プレウェーブレット1次元的であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の画像符号化方法。
  6. 前記プレウェーブレット各関数は、有利には、該プレウェーブレット割り当てられる当該メッシュにおける新たな頂点を支点とする少なくとも1つの辺の当該メッシュにおける位置を考慮して決められることを特徴とする請求項5に記載の画像符号化方法。
  7. 基底φi (p+1)は、Vi (p)を分割レベルpのメッシュにおける頂点jに隣接する頂点の集合としたときに、
    Figure 0004350504
    を使って得られることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の画像符号化方法。
  8. 前記プレウェーブレット多次元的であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の画像符号化方法。
  9. 前記プレウェーブレットボックス・スプライン型ウェーブレット関数であることを特徴とする請求項8に記載の画像符号化方法。
  10. メッシュ分割レベルnにおける前記画像係数の決定は、Xを前記ソース画像α(p)の近似の座標ベクトルとし、W(p-1)を空間V n -1の基底(φi (p-1))から空間W n -1のプレウェーブレット基底への変換行列とし、V(p-1)を空間V n -1プレウェーブレットの基底への変換行列としたとき、
    Figure 0004350504
    とすれば、
    Figure 0004350504
    で定義される線形システムを解くことに基づくことを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の画像符号化方法。
  11. 前記線形システムを解くのに「スパース行列」型または「プロフィル法による行列」型のアルゴリズムを実行することを特徴とする請求項10に記載の画像符号化方法。
  12. 所定の画像構造に対して数φn及びψnの基底を決定するための準備段階と、
    前記所定の画像構造を有する任意の画像に対して前記数φn及びψnの基底を組織的に使用する画像符号化段階と
    を含むことを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の画像符号化方法。
  13. 前記準備段階において、前記関数φn及びψnの基底の少なくとも2つの集合を決定し、それぞれの集合が特定の所定画像構造に対応するものであることを特徴とする請求項12に記載の画像符号化方法。
  14. 少なくとも2つの空間を画定しており、各空間がメッシュのそれぞれの分割レベルnに対応する階層型メッシュを導入してソース画像を階層的に符号化する関数の基底を構成する方法であって、
    少なくとも1つの所定の画像構造に対して、Vn−1を分割レベルn−1に関連付ける空間とし、このV -1 の次元は前記分割レベルn−1での前記メッシュの頂点の数に対応しており、Wn−1をVn−1に直交する空間とし、このW の次元が、前記分割レベルnでの前記メッシュの頂点と前記分割レベルn−1での前記メッシュのいくつかの頂点との差に対応した、新たな頂点の数に対応することにより、W n−1 の次元がV の次元とV n−1 の次元との差に等しくなるようにしたときに、Vn−1とWn−1との2つのベクトル空間の直和である
    Figure 0004350504
    となるような画像の数学的表現空間Vを、少なくとも1つの分割レベルn(第1の分割レベルは除く)に関連付けるステップであって、前記V の次元は、前記分割レベルnでの前記メッシュの頂点の数に対応するものである、関連付ける予備的なステップと、
    前記空間Vn−1のアファイン関数φn−1の基底と、前記分割レベルn(第1の分割レベルは除く)において、前記画像構造を有する任意の画像に対する画像係数を表すことが可能であり、前記空間Wn−1において前記分割レベルn−1に対応する前記空間Vn−1に直交するように規定されたプリウェーブレットψn−1の基底とを供給して、直交する基底を得るステップであって、前記空間Vには、第1に、アファイン関数φの基底が関連付けられ、第2に、空間Vn−1のアファイン関数φn−1の基底、及び、空間Wn−1のプレウェーブレットψn−1の基底から成る2つの直交する基底の組み合わせによって形成される基底が関連付けられるように、いくつかのプリウェーブレットψ n−1 の関数の基底が2つの直交する基底を形成して、分割レベルnに対して最適化された再現画質により前記ソース画像を表現する再現画像を作り出せるようにしたものであり、前記アファイン関数φ n−1 のそれぞれは、前記分割レベルn−1での前記メッシュの1つの頂点に一意的に関連付けられており、前記プリウェーブレットψ n−1 の関数のそれぞれは、1つの新たな頂点に一意的に関連付けられている、直交する基底を得るステップと
    を含んでなることを特徴とする方法。
  15. 少なくとも2つの空間を画定しており、各空間がメッシュのそれぞれの分割レベルに対応する階層型メッシュを導入して少なくとも1つのソース画像を符号化する符号器であって、
    少なくとも1つの分割レベルn(第1の分割レベルは除く)には、
    n−1を分割レベルn−1に関連付ける空間とし、このV -1 の次元は前記分割レベルn−1での前記メッシュの頂点の数に対応しており、Wn−1をVn−1に直交する空間とし、このW の次元が、前記分割レベルnでの前記メッシュの頂点と前記分割レベルn−1での前記メッシュのいくつかの頂点との差に対応した、新たな頂点の数に対応することにより、W n−1 の次元がV の次元とV n−1 の次元との差に等しくなるようにしたときに、Vn−1とWn−1との2つのベクトル空間の直和である
    Figure 0004350504
    となるような画像の数学的表現空間Vを、少なくとも1つの分割レベルn(第1の分割レベルは除く)に関連付ける手段であって、前記V の次元は、前記分割レベルnでの前記メッシュの頂点の数に対応するものである、関連付ける手段と、
    前記空間Vには、第1に、アファイン関数φの基底が関連付けられ、第2に、空間Vn−1のアファイン関数φn−1の基底、及び、空間Wn−1のプレウェーブレットψn−1の基底から成る2つの直交する基底の組み合わせによって形成される基底が関連付けられるように、いくつかのプリウェーブレットψ n−1 の関数の基底が2つの直交する基底を形成して、前記空間Vn−1のアファイン関数φn−1の基底と前記空間Wn−1のプリウェーブレットψn−1の基底とを供給し、直交する基底を得るための手段であって、前記アファイン関数φ n−1 のそれぞれは、前記分割レベルn−1での前記メッシュの1つの頂点に一意的に関連付けられており、前記プリウェーブレットψ n−1 の関数のそれぞれは、1つの新たな頂点に一意的に関連付けられている、直交する基底を得るための手段と、
    分割レベルn(第1の分割レベルを除く)において、前記プレウェーブレットの基底により表される画像係数を決定する手段であって、該画像係数は、前記分割レベルn−1に対応する前記空間Vn−1に直交する前記空間Wn−1により規定されるプリウェーブレットψn−1の基底のみにより表現されており、これらの画像係数が1つ前の分割レベルn−1に対する既に伝送された情報を分割レベルnに対して最適化することができるように前記プレウェーブレットが選ばれることにより、前記ソース画像を表現する再現画像を分割レベルnに対して最適化された再現画質で作り出せるようにしたものである、画像係数を決定する手段と
    を含んでなる、画像符号器。
  16. 全ての分割レベル(第1の分割レベルは除く)において、1つ前の分割レベルn−1に対応する空間に直交する空間において定義される前記プレウェーブレット基底により表された画像係数のみが供給されることを特徴とする請求項15に記載の画像符号器。
  17. 少なくとも2つの空間を画定しており各空間がメッシュのそれぞれの分割レベルに対応する階層型メッシュを導入することにより得られる画像係数の形で符号化された画像を復号するための方法であって、
    符号化の段階において、Vn−1を分割レベルn−1に関連付ける空間とし、このV -1 の次元は前記分割レベルn−1での前記メッシュの頂点の数に対応しており、Wn−1をVn−1に直交する空間とし、このW の次元が、前記分割レベルnでの前記メッシュの頂点と前記分割レベルn−1での前記メッシュのいくつかの頂点との差に対応した、新たな頂点の数に対応することにより、W n−1 の次元がV の次元とV n−1 の次元との差に等しくなるようにしたときに、Vn−1とWn−1との2つのベクトル空間の直和である
    Figure 0004350504
    となるような画像の数学的表現空間Vを、少なくとも1つの分割レベルn(第1の分割レベルは除く)に関連付け、前記V の次元は、前記分割レベルnでの前記メッシュの頂点の数に対応するものであり
    同じく前記符号化の段階において、空間Vには、第1に、アファイン関数φの基底が関連付けられ、第2に、空間Vn−1のアファイン関数φn−1の基底、及び、空間Wn−1のプレウェーブレットψn−1の基底ら成る2つの直交する基底の組み合わせによって形成される基底が関連付けられ、前記アファイン関数φ n−1 のそれぞれは、前記分割レベルn−1での前記メッシュの1つの頂点に一意的に関連付けられており、前記プリウェーブレットψ n−1 の関数のそれぞれは、1つの新たな頂点に一意的に関連付けられており、
    前記符号化の段階においては、分割レベルn(第1の分割レベルを除く)について、前記分解レベルn―1に対応する前記空間Vn−1に直交する前記空間Wn−1により規定される前記プレウェーブレットψn−1の基底により表される画像係数のみが更に関連付けられ、
    これらの画像係数が1つ前の分割レベルn−1に対する既に伝送された情報を分割レベルnに対して最適化することができるよう前記プレウェーブレットが選ばれるものであり、
    前記画像係数を受信するステップと、前記分解レベルnに対して最適化された再現画質を備え、前記符号化された画像を復号化してソース画像を表現するステップと含むことを特徴とする画像復号方法。
  18. 全ての分割レベル(第1の分割レベルは除く)には、前記プレウェーブレット基底により表された画像係数のみが関連付けられることを特徴とする請求項17に記載の画像復号方法。
  19. 前記符号化の方法は請求項1から13のいずれかに記載された符号化方法であり、当該復号方法は、
    少なくとも1つの所定の画像構造に対する数の基底を受信及び/または記憶するための準備段階と、
    復号される画像の画像構造に対応する数の基底を使用する画像復号段階と
    を含むことを特徴とする請求項17または18に記載の画像復号方法。
  20. 少なくとも2つの空間を画定しており各空間がメッシュのそれぞれの分割レベルに対応する階層型メッシュを導入することにより得られる画像係数の形で符号化された画像を復号するための復号器であって、
    符号化の段階において、Vn−1を分割レベルn−1に関連付ける空間とし、このV -1 の次元は前記分割レベルn−1での前記メッシュの頂点の数に対応しており、Wn−1をVn−1に直交する空間とし、このW の次元が、前記分割レベルnでの前記メッシュの頂点と前記分割レベルn−1での前記メッシュのいくつかの頂点との差に対応した、新たな頂点の数に対応することにより、W n−1 の次元がV の次元とV n−1 の次元との差に等しくなるようにしたときに、Vn−1とWn−1との2つのベクトル空間の直和である
    Figure 0004350504
    となるような画像の数学的表現空間Vを、少なくとも1つの分割レベルn(第1の分割レベルは除く)に関連付け、前記V の次元は、前記分割レベルnでの前記メッシュの頂点の数に対応するものであり、
    同じく前記符号化の段階において空間Vには、第1に、アファイン関数φの基底が関連付けられ、第2に、空間Vn−1のアファイン関数φn−1の基底、及び、空間Wn−1のプレウェーブレットψn−1の基底から成る2つの直交する基底の組み合わせによって形成される基底が関連付けられ、前記アファイン関数φ n−1 のそれぞれは、前記分割レベルn−1での前記メッシュの1つの頂点に一意的に関連付けられており、前記プリウェーブレットψ n−1 の関数のそれぞれは、1つの新たな頂点に一意的に関連付けられており、
    前記符号化の段階においては、分割レベルn(第1の分割レベルを除く)について、前記分解レベルn―1に対応する前記空間Vn−1に直交する前記空間Wn−1により規定される前記プレウェーブレットψn−1の基底により表される画像係数のみが更に関連付けられ、
    これらの画像係数が1つ前の分割レベルn−1に対する既に伝送された情報を分割レベルnに対して最適化することができるように前記プレウェーブレットが選ばれるものであり、
    前記画像係数を受信する手段と、前記分解レベルnに対して最適化された再現画質を備え、前記符号化された画像を復号化してソース画像を表現する手段とを含むことを特徴とする画像復号器。
  21. 全ての分割レベル(第1の分割レベルは除く)には、1つ前の分割レベルn−1に対応する空間に直交する空間において定義される関数の基底により表される画像係数のみが供給されることを特徴とする請求項20に記載の画像復号器。
  22. 少なくとも2つの空間を画定しており、各空間がメッシュのそれぞれの分割レベルに対応する階層型メッシュを導入して少なくとも1つのソース画像を符号化するための、コンピュータに読み取り可能な媒体に記録された命令を含むコンピュータプログラムであって、該コンピュータプログラムがコンピュータに読み取られることにより、該コンピュータは、
    n−1を分割レベルn−1に関連付ける空間とし、このV -1 の次元は前記分割レベルn−1での前記メッシュの頂点の数に対応しており、Wn−1をVn−1に直交する空間とし、このW の次元が、前記分割レベルnでの前記メッシュの頂点と前記分割レベルn−1での前記メッシュのいくつかの頂点との差に対応した、新たな頂点の数に対応することにより、W n−1 の次元がV の次元とV n−1 の次元との差に等しくなるようにしたときに、Vn−1とWn−1との2つのベクトル空間の直和である
    Figure 0004350504
    となるような画像の数学的表現空間Vを、少なくとも1つの分割レベルn(第1の分割レベルは除く)に関連付ける予備的なステップを実行する手段であって、前記V の次元は、前記分割レベルnでの前記メッシュの頂点の数に対応するものである、関連付ける予備的なステップを実行する手段と、
    前記空間Vには、第1に、アファイン関数φの基底が関連付けられ、第2に、空間Vn−1のアファイン関数φn−1の基底、及び、空間Wn−1のプレウェーブレットψn−1の基底から成る2つの直交する基底の組み合わせによって形成される基底が関連付けられるように、いくつかのプリウェーブレットψ n−1 の関数の基底が2つの直交する基底を形成して、前記空間Vn−1のアファイン関数φn−1の基底と前記空間Wn−1のプリウェーブレットψn−1の基底とを供給し、直交する基底を得るための予備的なステップを実行する手段であって、前記アファイン関数φ n−1 のそれぞれは、前記分割レベルn−1での前記メッシュの1つの頂点に一意的に関連付けられており、前記プリウェーブレットψ n−1 の関数のそれぞれは、1つの新たな頂点に一意的に関連付けられている、直交する基底を得るための予備的なステップを実行する手段と、
    分割レベルn(第1の分割レベルを除く)において、前記プレウェーブレットの基底により表される画像係数を決定することであって、該画像係数は、前記分割レベルn−1に対応する前記空間Vn−1に直交する前記空間Wn−1により規定されるプリウェーブレットψn−1の基底のみにより表現されており、これらの画像係数が1つ前の分割レベルn−1に対する既に伝送された情報を分割レベルnに対して最適化することができるように前記プレウェーブレットが選ばれることにより、前記ソース画像を表現する再現画像を分割レベルnに対して最適化された再現画質で作り出せるように、画像係数を決定する手段として機能するものである、コンピュータプログラム。
  23. 少なくとも2つの空間を画定しており、各空間がメッシュのそれぞれの分割レベルに対応する階層型メッシュを導入して少なくとも1つのソース画像を符号化するための、コンピュータにより実行可能な命令を含むコンピュータに読み取り可能な媒体であって、該命令がコンピュータに読み取られることにより、該コンピュータは、
    n−1を分割レベルn−1に関連付ける空間とし、このV -1 の次元は前記分割レベルn−1での前記メッシュの頂点の数に対応しており、Wn−1をVn−1に直交する空間とし、このW の次元が、前記分割レベルnでの前記メッシュの頂点と前記分割レベルn−1での前記メッシュのいくつかの頂点との差に対応した、新たな頂点の数に対応することにより、W n−1 の次元がV の次元とV n−1 の次元との差に等しくなるようにしたときに、Vn−1とWn−1との2つのベクトル空間の直和である
    Figure 0004350504
    となるような画像の数学的表現空間Vを、少なくとも1つの分割レベルn(第1の分割レベルは除く)に関連付ける予備的なステップを実行することであって、前記V の次元は、前記分割レベルnでの前記メッシュの頂点の数に対応するものである、関連付ける予備的なステップを実行することと、
    前記空間Vには、第1に、アファイン関数φの基底が関連付けられ、第2に、空間Vn−1のアファイン関数φn−1の基底、及び、空間Wn−1のプレウェーブレットψn−1の基底から成る2つの直交する基底の組み合わせによって形成される基底が関連付けられるように、いくつかのプリウェーブレットψ n−1 の関数の基底が2つの直交する基底を形成して、前記空間Vn−1のアファイン関数φn−1の基底と前記空間Wn−1のプリウェーブレットψn−1の基底とを供給し、直交する基底を得るための予備的なステップを実行することであって、前記アファイン関数φ n−1 のそれぞれは、前記分割レベルn−1での前記メッシュの1つの頂点に一意的に関連付けられており、前記プリウェーブレットψ n−1 の関数のそれぞれは、1つの新たな頂点に一意的に関連付けられている、直交する基底を得るための予備的なステップを実行することと、
    分割レベルn(第1の分割レベルを除く)において、前記プレウェーブレットの基底により表される画像係数を決定することであって、該画像係数は、前記分割レベルn−1に対応する前記空間Vn−1に直交する前記空間Wn−1により規定されるプリウェーブレットψn−1の基底のみにより表現されており、これらの画像係数が1つ前の分割レベルn−1に対する既に伝送された情報を分割レベルnに対して最適化することができるように前記プレウェーブレットが選ばれることにより、前記ソース画像を表現する再現画像を分割レベルnに対して最適化された再現画質で作り出せるように、画像係数を決定することと
    を実行するものであり、
    前記コンピュータに読み取り可能な媒体は、
    少なくとも1つの所定の画像構造についての関数の一連の基底を表す第1データと、
    前記関数の一連の基底のうちの1つによって符号化された少なくとも2つの画像を表す第2データとを含むものである、コンピュータに読み取り可能な媒体。
  24. 前記第1データは、別個の画像構造に対応する基底の少なくとも2つの集合を含み、前記第2データの各画像は、前記基底のいくつかの集合からある集合を選択することを可能にする情報を含むことを特徴とする請求項23に記載のコンピュータに読み取り可能な媒体
  25. 前記第1データ及び/または前記第2データ画像を段階的に再現及び/または所定レベルの画質により再現することができるよう編成されることを特徴とする請求項23に記載のコンピュータに読み取り可能な媒体
  26. 前記画像は、固定画像または動画ストリームの画像内の画像である請求項1に記載の方法。
  27. 前記画像は、固定画像または動画ストリームの画像内の画像である請求項17に記載の方法。
  28. 少なくとも2つの空間を画定しており、各空間がメッシュのそれぞれの分割レベルnに対応する階層型メッシュを導入してソース画像を階層的に符号化する関数の基底を構成する装置であって、
    少なくとも1つの所定の画像構造に対して、Vn−1を分割レベルn−1に関連付けられる空間とし、このV -1 の次元は前記分割レベルn−1での前記メッシュの頂点の数に対応しており、Wn−1をVn−1に直交する空間とし、このW の次元が、前記分割レベルnでの前記メッシュの頂点と前記分割レベルn−1での前記メッシュのいくつかの頂点との差に対応した、新たな頂点の数に対応することにより、W n−1 の次元がV の次元とV n−1 の次元との差に等しくなるようにしたときに、Vn−1とWn−1との2つのベクトル空間の直和である
    Figure 0004350504
    となるような画像の数学的表現空間Vを、少なくとも1つの分割レベルn(第1の分割レベルは除く)に関連付ける手段であって、前記V の次元は、前記分割レベルnでの前記メッシュの頂点の数に対応するものである、関連付ける手段と、
    前記空間Vn−1のアファイン関数φn−1の基底と、前記分割レベルn(第1の分割レベルは除く)において、前記画像構造を有する任意の画像に対する画像係数を表すことが可能であり、前記空間Wn−1において前記分割レベルn−1に対応する前記空間Vn−1に直交するように規定されたプリウェーブレットψn−1の基底とを供給して、直交する基底を得る手段であって、前記空間Vには、第1に、アファイン関数φの基底が関連付けられ、第2に、空間Vn−1のアファイン関数φn−1の基底、及び、空間Wn−1のプレウェーブレットψn−1の基底から成る2つの直交する基底の組み合わせによって形成される基底が関連付けられるように、いくつかのプリウェーブレットψ n−1 の関数の基底が2つの直交する基底を形成して、分割レベルnに対して最適化された再現画質により前記ソース画像を表現する再現画像を作り出せるようにしたものであり、前記アファイン関数φ n−1 のそれぞれは、前記分割レベルn−1での前記メッシュの1つの頂点に一意的に関連付けられており、前記プリウェーブレットψ n−1 の関数のそれぞれは、1つの新たな頂点に一意的に関連付けられている、直交する基底を得る手段と
    を含んでなることを特徴とする装置。
  29. 少なくとも2つの空間を画定しており各空間がメッシュのそれぞれの分割レベルに対応する階層型メッシュを導入することにより得られる画像係数の形で符号化された画像を復号するためのコンピュータプログラムであって、該コンピュータプログラムは、コンピュータに使用される媒体に記録された命令を含み、前記画像係数を受信する手段と、前記分解レベルnに対して最適化された再現画質を備え、前記符号化された画像を復号化してソース画像を表現する手段とを含んでおり、
    符号化の段階において、Vn−1を分割レベルn−1に関連付ける空間とし、このV -1 の次元は前記分割レベルn−1での前記メッシュの頂点の数に対応しており、Wn−1をVn−1に直交する空間とし、このW の次元が、前記分割レベルnでの前記メッシュの頂点と前記分割レベルn−1での前記メッシュのいくつかの頂点との差に対応した、新たな頂点の数に対応することにより、W n−1 の次元がV の次元とV n−1 の次元との差に等しくなるようにしたときに、Vn−1とWn−1との2つのベクトル空間の直和である
    Figure 0004350504
    となるような画像の数学的表現空間Vを、少なくとも1つの分割レベルn(第1の分割レベルは除く)に関連付け、前記V の次元は、前記分割レベルnでの前記メッシュの頂点の数に対応するものであり、
    同じく前記符号化の段階において空間Vには、第1に、アファイン関数φの基底が関連付けられ、第2に、空間Vn−1のアファイン関数φn−1の基底、及び、空間Wn−1のプレウェーブレットψn−1の基底から成る2つの直交する基底の組み合わせによって形成される基底が関連付けられ、前記アファイン関数φ n−1 のそれぞれは、前記分割レベルn−1での前記メッシュの1つの頂点に一意的に関連付けられており、前記プリウェーブレットψ n−1 の関数のそれぞれは、1つの新たな頂点に一意的に関連付けられており、
    前記符号化の段階においては、分割レベルn(第1の分割レベルを除く)について、前記分解レベルn―1に対応する前記空間Vn−1に直交する前記空間Wn−1により規定される前記プレウェーブレットψn−1の基底により表される画像係数のみが更に関連付けられ、
    これらの画像係数が1つ前の分割レベルn−1に対する既に伝送された情報を分割レベルnに対して最適化することができるように前記プレウェーブレットが選ばれるものである、コンピュータプログラム。
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