JP4350339B2 - Truck side guard - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、左折時や右折時の巻き込み事故を防止するためトラックの荷台の下方に取り付けられるトラック用サイドガードに関する。
【0002】
【従来の技術】
図7に示すように、トラック100の左右両側の下部には、左折時や右折時の巻き込み事故を防止するためのサイドガード101が設けられている(例えば、特開平8−26050号公報参照)。サイドガード101は、荷台102の下方で車両前後方向に沿って延びている。サイドガード101の素材や形状は様々であるが、加工性や強度等の観点から、スチール、アルミ、ステンレスなどの金属単体からなる鋼板を略矩形閉断面形状に形成したものが広く使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
サイドガードの素材としてスチール鋼板を使用した場合には、素材としての比重が高いため軽量化が難しく、また防錆のための塗装をしているが、積雪地域や海岸地方では塩害により毎年塗装を必要とする対象車が多くあった。アルミ鋼板を使用した場合には、未塗装での使用も可能ではあるが、短期間の使用でも表面に黒ずみが発生するため、外観上好ましいとは言い難かった。また、その形状から押出し成型品が主流であり、これらは抜き勾配の関係で底辺部は肉厚が増大していたので必ずしも期待している軽量化は望めなかった。ステンレス鋼板を使用した場合には、耐食性に優れているため未塗装で長期間使用しても錆や黒ずみ等が発生せず外観上好ましいが、素材としての比重が高いため軽量化が難しく、またコストも高かった。
【0004】
このように、従来の素材を用いたサイドガードでは、防錆性及び外観性が良好で、且つ軽量化及びコストバランスに適するものがなかった。
【0005】
また、サイドガードは、その位置が荷台の下方にあることから、荷台上へ上がる際の足場として使用されることも多い。ところが、サイドガードの本来的な目的は上述のように巻き込み事故の防止であり、係る目的に合わせてサイドガードの強度を設定すると、荷台上へ上がる際の足場として使用されたときにサイドガードの上面が変形してしまう恐れがあった。係る不都合は、鋼板の剛性を高めることによって回避することができるが、鋼板の剛性を高めるためには、その肉厚を増大させたり、補強部材を別途設けたりする必要があり、構造の重量増化や複雑化を招いてしまう。
【0006】
本発明は、サイドガードの既存素材(特にスチール鋼板、アルミ鋼板、ステンレス鋼板)の欠点である上記の実情に鑑みてなされたものであって、外観が良好で、大幅な軽量化に適し、且つ荷台への足場として使用されても変形を生じ難いトラック用サイドガードの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係るトラック用サイドガードは、第1部材と第2部材とから構成され、荷台の下方に車両前後方向に沿って配置される。第1部材と第2部材とは、それぞれ、2枚のステンレス鋼板の間に樹脂を密着させて挟み込んだステンレス複合板を基本素材として使用し、縦板部と、縦板部の上下端から曲折されて相対向する上板部及び下板部と、上板部及び下板部によって区画される開口と、を有する。第1部材と第2部材とは、第1部材の開口が第2部材によって塞がれ、第2部材の開口が第1部材によって塞がれて、全体としてほぼ矩形状の閉断面が形成されるように、上板部同士及び下板部同士がそれぞれ重ねられた状態で相互に結合されている。縦板部と上板部との間の曲折部分は、ステンレス複合板をプレス加工することによって形成される。第2部材は、第1部材の内部側に配置され、第1部材の上板部と第2部材の上板部とは、面接触した状態で上下方向に重ねられる。第1部材の上板部は、その先端が少なくとも第2部材の曲折部分と重複する位置まで第1部材の縦板部から延出している。
【0008】
このようなサイドガードでは、その表面がステンレス鋼板で構成されているため、耐食性に優れ、未塗装で長期間使用しても錆や黒ずみ等が発生せず、外観上好ましい。また、2枚のステンレス鋼板の間に樹脂を密着させて挟み込んだステンレス複合板を使用しているため、鋼板のみで形成した場合に比して、その重量が著しく低減される。
【0009】
さらに、ステンレス鋼板は、素材として曲折後に元の状態へ復元しようとする力が強いという特性を有し、いわゆるスプリングバックを起こす傾向にある。これは成形型で押さえ込むことにより容易に形成できる。加えて、2枚のステンレス鋼板の間に樹脂を密着させて挟み込んだステンレス複合板では、樹脂の影響によってスプリングバックが一段と強まる。このスプリングバックにより、第1部材及び第2部材の上板部は、縦板部に対する曲折部分を中心として上方へ開移動しようとする力を潜在的に有する。このため、上板部は、上方から作用する荷重に対して高い剛性を発揮する。従って、サイドガードが荷台上への足場として使用された場合であっても、サイドガードの上面に押圧変形が生じ難い。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を、図面に基づいて説明する。
【0011】
図1は本実施形態に係るトラック用サイドガードの分解斜図、図2は図1の要部拡大斜視図、図3(a)はステンレス複合板の拡大図、図3(b)はスプリングバックの説明図である。なお、以下の説明において、前後方向は車両前後方向であり、左右方向は車両前方へ向いた状態での左右方向である。
【0012】
図1に示すように、本実施形態に係るトラック用サイドガード1は、車両前後方向に沿って略平行に配置される上下2本のセンターガード2と、各センターガード2の前及び/又は後の端部に接合される複数本のコーナーガード3とを備え、荷台4の左右両側の下方にそれぞれ配置される。各センターガード2は、平面視略直線形状を有し、トラックの車体長に応じて適宜所望の長さに切断されて使用される。上下のセンターガード2同士は、図示外の連結部材によって連結されている。コーナーガード3は、平面視略L字形状を有し、その一端部にセンターガード2の端部からセンターガード2内に挿入されて締結固定される連結部3aを有する。
【0013】
コーナーガード3は、平面視形状が略L字状である点とその一端部に連結部3aを有する点とを除き、センターガード2とその基本的な構成が共通する。このため、以下において、主にセンターガード2について説明し、コーナーガード3についての重複した説明を省略する。
【0014】
図2に示すように、センターガード2は、共に略C字状断面を有する第1部材5と第2部材6とから構成されている。第1部材5と第2部材6は、共にステンレス複合板から曲折形成され、それぞれ、上下方向に沿った平板状の縦板部7,8と、縦板部7,8の上下端から曲折されて相対向する平板状の上板部9,10及び下板部11,12とを有する。上板部9,10の先端部13,14は下方へ曲折され、下板部11,12の先端部15,16は上方へ曲折されている。第1部材5は、上板部9の先端部13と下板部11の先端部15とに区画された開口17を有し、第2部材6は、上板部10の先端部14と下板部12の先端部16とに区画された開口18を有する。本発明では、上記第1部材5及び第2部材6のように、上板部9,10が下方へ曲折された先端部13,14を有し、下板部11,12が上方へ曲折された先端部15,16を有する態様を、略C字状断面を有する形状と称し、後述するように、上板部及び下板部が曲折された先端部を有さない態様(例えば、図5(d)参照)を、略コ字状断面を有する形状と称して、両者を区別する。
【0015】
第2部材6は、上板部10の上面が第1部材5の上板部9の下面と面接触し、下板部12の下面が第1部材5の下板部11の上面と面接触し、上下の先端部14,16の外面が第1部材5の縦板部7の内面と面接触し、縦板部6の外面が第1部材5の上下の先端部13,15の内面と面接触するように、第1部材5の内部に挿入されている。このように、上板部9,10同士及び下板部11,12同士がそれぞれ重ねられた状態で、第1部材5の開口17が第2部材6の縦板部8によって塞がれ、第2部材6の開口18が第1部材5の縦板部7によって塞がれて、全体としてほぼ矩形状の閉断面が形成されている。そして、第1部材5の上下の先端部13,15が第2部材6の縦板部8にリベット19,20によって固定され、第1部材5と第2部材6とが相互に結合されている。
【0016】
第2部材6の縦板部8には、センターガード2の長手方向に沿って略等間隔に並ぶ複数の孔21が形成されている。また、第1部材5及び第2部材6の下板部11,12には、両者を貫通する水抜き孔22が適宜形成されている。
【0017】
図1に示すように、センターガード2は、第1部材5の縦板部7が車幅方向外側に位置するように配置され、車体側に固定されて下方へ延びるステー23に取り付けられる。ステー23には、上下方向に沿って並ぶ複数の取付孔24が形成されている。上下のセンターガード2は、ステー23の取付孔24の一つとセンターガード2の孔21の一つとの位置を合わせ、両者にボルト(図示外)を挿通し、ボルトにナット(図示外)を螺合して締め付けることによって、ステー23を介して車体側に固定される。孔21は、車体前後方向においてセンターガード2が所望の位置に配置されるような位置のものが選択され、孔21は、センターガード2所望の高さに配置されるような位置のものが選択される。これにより、サイドガード1を、車体に対して所望の位置に簡単に取り付けることができる。
【0018】
本発明におけるステンレス複合板とは、図3(a)に示すように、2枚の薄肉のステンレス鋼板25の間に樹脂26を密着させて挟み込んだものを意味する。ステンレス複合板の製造は、2枚の平板状のステンレス鋼板25の間に樹脂26を流し込み、プレス整形し、樹脂26を硬化させることによって行う。樹脂としては、例えばポリスチレン樹脂やその独立発泡体が使用される。ステンレス鋼板25の内面と樹脂26とは完全に密着した状態であるため、水等の液体の両者間への浸入は確実に防止されている。そして、平板状のステンレス複合板を所望の形状に打ち抜いてプレス加工を施すことにより、第1部材5及び第2部材6(図2に示す)が形成される。
【0019】
本実施形態のステンレス複合板では、全体の厚さDが1.5mm以上3.0mm以下で、且つステンレス鋼板25の厚さが0.1mm以上0.15mm以下に設定されている。例えば、全体の厚さDを2.0mmとしたステンレス複合板の比重をステンレス鋼板単体の比重と比較すると、ステンレス複合板の比重はステンレス鋼板の比重の約1/7程度であり、極めて軽量となる。また、同条件でのアルミ鋼板との比較では約1/3程度である。
【0020】
このようなサイドガード1によれば、その表面がステンレス鋼板で構成されているため、耐食性に優れ、未塗装で長期間使用しても錆や黒ずみ等が発生せず、外観上好ましい。
【0021】
2枚のステンレス鋼板25の間に樹脂を密着させて挟み込んだステンレス複合板を使用しているため、鋼板のみで形成した場合に比して、その重量が著しく低減される。従って、サイドガード1の車体側への取付作業性が向上し、取付作業に要する作業者数を削減することができる。
【0022】
ステンレス鋼板25は、素材として曲折後に元の状態へ復元しようとする力が強いという特性を有し、いわゆるスプリングバックを起こす傾向にある。加えて、2枚のステンレス鋼板25の間に樹脂26を密着させて挟み込んだステンレス複合板では、樹脂26の影響によってスプリングバックが一段と強まる。このスプリングバックにより、図3(b)に二点鎖線で示すように、第1部材5及び第2部材6の上板部9,10は、縦板部7,8に対する曲折部分(上板部9,10と縦板部7,8との間の角部)を中心として上方へ開移動しようとする力を潜在的に有し、係る力に抗して先端部13が縦板部8にリベット19によって固定されている。このため、上板部9,10は、上方から作用する荷重に対して高い剛性を発揮する。従って、サイドガード1が荷台4へ上る際の足場として使用された場合であっても、サイドガード1の上面に押圧変形が生じ難い。
【0023】
ステンレス複合板は、ステンレス鋼板25の間に挟み込まれた樹脂26を有し、この樹脂26が衝撃を吸収して緩和する機能を果たすため、金属単体の鋼板によってサイドガードを形成した場合に比べて、巻き込み対象への衝撃が緩和される。
【0024】
センターガード2は、第1部材5の縦板部7が車幅方向外側に位置するように配置されている。すなわち、リベット19は、車幅方向内側に隠されるので、外観上の見栄えが良く、且つ足場として使用される際にもリベット19が邪魔にならない。
【0025】
センターガード2の孔21とステー23の取付孔24との組合せを選択することによって、サイドガード1を、車体に対して所望の位置に簡単に取り付けることができる。
【0026】
サイドガード1をセンターガード2とコーナーガード3とに分割して構成したので、部品単体の形状が簡素化され、且つ部品の共通化も可能となる。
【0027】
ステンレス複合板をプレス加工することによって第1部材5及び第2部材6を形成することができるので、コスト面でも有利である。
【0028】
次に、本実施形態の変形例を説明する。
【0029】
図4は、複数の取付孔24を有する図1のステー23に代えて、ステー27と略Ω形状を有する取付部材28とによってサイドガード1を車体側へ取り付ける例である。上述のように、ステンレス複合板からなるサイドガード1は極めて軽量であるため、車体側への取付強度を低減させることができる。従って、図4に示すように、センターガード2の外周面(第1部材5の上板部9、縦板部7、及び下板部11の外面)に沿って曲折された取付部材28を、車体側に固定されたステー27の外面にボルト及びナット(図示外)によって締結固定するという、簡素な固定構造であっても、サイドガード1を確実に支持することができる。そして、センターガード2を直接ステー27に固定せずに取付部材28を介して取り付けることによって、センターガード2(サイドガード1)の位置を自由に設定することができる。
【0030】
図5(a)〜(d)及び図6は、第1部材5,30,31及び第2部材6,29,32の結合位置や形状等を変更した変形例であり、第1部材5,30,31及び第2部材6,29,32は、図3(a)のようなステンレス複合板から曲折形成されている。
【0031】
図5(a)は、第1部材5の先端部13,15と第2部材6の縦板部8とを結合せず、第1部材5及び第2部材6の上板部9,10同士と下板部11,12同士とをそれぞれリベット19,20によって結合したものである。
【0032】
図5(b)は、略C字状断面を有する第1部材5と略コ字状断面を有する第2部材29とを組み合わせたものである。すなわち、第2部材29は、上下方向に沿った平板状の縦板部33と、縦板部33の上下端から曲折されて相対向する平板状の上板部34及び下板部35と、上板部34の先端と下板部35の先端とに区画された開口36を有する。但し、図5(a)のような略C字状断面を有する第2部材6とは異なり、この第2部材29の上板部34及び下板部35は、図5(a)のような曲折された先端部14,16を有さない。
【0033】
第2部材29は、上板部34の上面が第1部材5の上板部9の下面と面接触し、下板部35の下面が第1部材5の下板部11の上面と面接触し、縦板部33の外面が第1部材5の上下の先端部13,15の内面と面接触するように、第1部材5の内部に挿入されている。そして、第1部材5の上下の先端部13,15が第2部材29の縦板部33にリベット19,20によって結合されている。
【0034】
図5(c)は、略C字状断面を有する第1部材5と略コ字状断面を有する第2部材29とを組み合わせたものである点で図5(b)と同様であるが、第2部材29の内部に第1部材5が挿入されている点で相違する。
【0035】
図5(d)は、共に略コ字状断面を有する第1部材30と第2部材29とを組み合わせたものである。第1部材30は、上下方向に沿った平板状の縦板部37と、縦板部37の上下端から曲折されて相対向する平板状の上板部38及び下板部39と、上板部38の先端と下板部39の先端とに区画された開口40と、を有する。但し、図5(a)のような略C字状断面を有する第1部材5とは異なり、この第1部材30の上板部38及び下板部39は、図5(a)のような曲折された先端部13,15を有さない。
【0036】
第2部材29は、上板部34の上面が第1部材30の上板部38の下面と面接触し、下板部35の下面が第1部材30の下板部39の上面と面接触するように、第1部材30の内部に挿入されている。そして、第1部材30及び第2部材29の上板部38,34同士と下板部39,35同士とがそれぞれリベット19,20によって結合されている。
【0037】
図6は、共に略コ字状断面を有する第1部材31と第2部材32とを組み合わせたものであり、この第1部材31と第2部材32とは略等しい寸法形状を有する。第1部材31と第2部材32は、それぞれ、上下方向に沿った平板状の縦板部41,42と、縦板部41,42の上下端から曲折されて相対向する平板状の上板部43,44及び下板部45,46と、上板部43,44の先端と下板部45,46の先端とに区画された開口47,48と、を有する。但し、図5(a)のような略C字状断面を有する第1部材5や第2部材6とは異なり、この第1部材31及び第2部材32の上板部43,44及び下板部45,46は、図5(a)のような曲折された先端部13,14,15,16を有さない。
【0038】
第1部材31と第2部材32とは、第2部材32の上板部44の上面が第1部材31の上板部43の下面と面接触し、第1部材31の下板部45の下面が第2部材32の下板部46の上面と面接触するように組み合わされている。
【0039】
なお、図5(a)〜(d)及び図6において、第1部材5,30,31の開口17,40,47は第2部材6,29,32によって塞がれ、第2部材6,29,32の開口18,36,48は第1部材5,30,31によって塞がれて、第1部材5,30,31と第2部材6,29,32とは全体としてほぼ矩形状の閉断面を形成している。
【0040】
図5(a)〜(d)及び図6に示すような構造においても、図3(a)に示すようなステンレス複合板を用いることによって、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0041】
また、特に図6に示す構造では、第1部材31と第2部材32とを略等しい寸法形状とすることができるので、第1部材31と第2部材32との間で部品の共通化を図ることができる。
【0042】
なお、上記実施形態では、第1部材5,30,31と第2部材6,29,32とをリベット19,20によって結合したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばボルト及びナットによる締結など他の方法によって結合しても良い。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、防錆性及び外観が良好で、軽量化及びコストバランスに適し、且つ荷台への足場として使用されても変形を生じ難いトラック用サイドガードを得ることができる。また、その基本素材に樹脂が入っているために弾性を有し、スチールやアルミやステンレスなどの金属単体の鋼板に比べて巻き込み(接触)対象への衝撃が緩和される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るトラック用サイドガードの分解斜図である。
【図2】図1の要部拡大斜視図である。
【図3】(a)はステンレス複合板の拡大図、(b)はスプリングバックの説明図である。
【図4】サイドガードの車体側への取付形態の変形例を示す斜視図である。
【図5】(a)〜(d)はそれぞれ第1部材及び第2部材の結合位置及び形状に関する変形例の正面図である。
【図6】第1部材及び第2部材の結合位置及び形状に関する他の変形例の正面図である。
【図7】従来のサイドガードを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 サイドガード
2 センターガード
3 コーナーガード
4 荷台
5 第1部材
6 第2部材
7 縦板部
8 縦板部
9 上板部
10 上板部
11 下板部
12 下板部
13 先端部
14 先端部
15 先端部
16 先端部
17 開口
18 開口
25 ステンレス鋼板
26 樹脂
29 第2部材
30 第1部材
31 第1部材
32 第2部材
33 縦板部
34 上板部
35 下板部
36 開口
37 縦板部
38 上板部
39 下板部
40 開口
41 縦板部
42 縦板部
43 上板部
44 上板部
45 下板部
46 下板部
47 開口
48 開口[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a truck side guard that is attached to the lower side of a truck bed in order to prevent an accident involving a left turn or a right turn.
[0002]
[Prior art]
As shown in FIG. 7,
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
When steel plate is used as the material for the side guard, it is difficult to reduce the weight because of its high specific gravity as the material, and it is painted for rust prevention, but in snowy areas and coastal areas, it is painted every year due to salt damage. There were many required vehicles. When an aluminum steel plate is used, it can be used unpainted, but darkening occurs on the surface even when used for a short period of time. In addition, extruded products are the mainstream because of their shape, and the thickness of the bottom portion has increased due to the draft, so the expected weight reduction could not be expected. When stainless steel plate is used, it is excellent in corrosion resistance, and it is preferable in appearance because it does not generate rust and darkening even if it is used for a long time without being painted, but it is difficult to reduce the weight because of its high specific gravity as a material, Cost was also high.
[0004]
Thus, in the side guard using the conventional raw material, there was nothing which was favorable for rust prevention and appearance, and suitable for weight reduction and cost balance.
[0005]
Further, since the position of the side guard is below the loading platform, the side guard is often used as a scaffold when ascending to the loading platform. However, the primary purpose of the side guard is to prevent entanglement accidents as described above. If the strength of the side guard is set in accordance with the purpose, the side guard can be used when it is used as a scaffold when going up on the loading platform. There was a risk that the upper surface would be deformed. Such inconvenience can be avoided by increasing the rigidity of the steel sheet, but in order to increase the rigidity of the steel sheet, it is necessary to increase the thickness of the steel sheet or to provide a reinforcing member separately, which increases the weight of the structure. Will lead to complications and complications.
[0006]
The present invention has been made in view of the above-mentioned situation, which is a disadvantage of existing materials for side guards (especially steel steel plates, aluminum steel plates, stainless steel plates), has a good appearance, is suitable for significant weight reduction, and The purpose of the present invention is to provide a truck side guard that is less likely to be deformed even when used as a scaffold for a cargo bed.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a truck side guard according to the present invention is composed of a first member and a second member, and is disposed along the vehicle front-rear direction below the loading platform. The first member and the second member are each made of a stainless steel composite plate with a resin sandwiched between two stainless steel plates as a basic material, bent from the vertical plate portion and the upper and lower ends of the vertical plate portion. And an upper plate portion and a lower plate portion facing each other, and an opening defined by the upper plate portion and the lower plate portion. In the first member and the second member, the opening of the first member is closed by the second member, the opening of the second member is closed by the first member, and a substantially rectangular closed section is formed as a whole. In this way, the upper plate portions and the lower plate portions are connected to each other in a state where they are overlapped with each other. A bent portion between the vertical plate portion and the upper plate portion is formed by pressing a stainless steel composite plate. The second member is disposed on the inner side of the first member, and the upper plate portion of the first member and the upper plate portion of the second member are stacked in the vertical direction in a state of surface contact. The upper plate portion of the first member extends from the vertical plate portion of the first member to a position where the tip overlaps at least the bent portion of the second member.
[0008]
Since such a side guard is made of a stainless steel plate, its surface is excellent in corrosion resistance, and it is preferable in appearance because it does not generate rust or darkening even when used for a long time without being coated. In addition, since a stainless steel composite plate in which a resin is sandwiched between two stainless steel plates is used, the weight is remarkably reduced as compared with the case where the plate is formed of only steel plates.
[0009]
Furthermore, a stainless steel plate has a characteristic that a force to restore the original state after bending as a material is strong, and tends to cause a so-called springback. This can be easily formed by pressing with a mold. In addition, in a stainless composite plate in which a resin is sandwiched between two stainless steel plates, the springback is further strengthened by the influence of the resin. Due to this springback, the upper plate portion of the first member and the second member potentially has a force to open upward about the bent portion with respect to the vertical plate portion. For this reason, an upper board part exhibits high rigidity with respect to the load which acts from upper direction. Therefore, even when the side guard is used as a scaffold on the loading platform, it is difficult for pressure deformation to occur on the upper surface of the side guard.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0011]
1 is an exploded perspective view of a truck side guard according to the present embodiment, FIG. 2 is an enlarged perspective view of a main part of FIG. 1, FIG. 3A is an enlarged view of a stainless steel composite plate, and FIG. It is explanatory drawing of. In the following description, the front-rear direction is the vehicle front-rear direction, and the left-right direction is the left-right direction with the vehicle facing forward.
[0012]
As shown in FIG. 1, a
[0013]
The
[0014]
As shown in FIG. 2, the
[0015]
In the
[0016]
A plurality of
[0017]
As shown in FIG. 1, the
[0018]
As shown in FIG. 3A, the stainless steel composite plate in the present invention means a product in which a
[0019]
In the stainless steel composite plate of this embodiment, the overall thickness D is set to 1.5 mm to 3.0 mm, and the thickness of the
[0020]
According to such a
[0021]
Since a stainless steel composite plate in which a resin is sandwiched and sandwiched between two
[0022]
The
[0023]
The stainless steel composite plate has a
[0024]
The
[0025]
By selecting a combination of the
[0026]
Since the
[0027]
The
[0028]
Next, a modification of this embodiment will be described.
[0029]
FIG. 4 is an example in which the
[0030]
FIGS. 5A to 5D and FIG. 6 are modified examples in which the coupling positions and shapes of the
[0031]
FIG. 5A shows that the
[0032]
FIG. 5B is a combination of the
[0033]
In the
[0034]
FIG. 5C is similar to FIG. 5B in that the
[0035]
FIG. 5 (d) is a combination of the
[0036]
In the
[0037]
FIG. 6 shows a combination of a
[0038]
In the
[0039]
5A to 5D and FIG. 6, the
[0040]
Even in the structure as shown in FIGS. 5A to 5D and FIG. 6, the same effect as that of the above embodiment can be obtained by using the stainless steel composite plate as shown in FIG. .
[0041]
In particular, in the structure shown in FIG. 6, the
[0042]
In the above embodiment, the
[0043]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible to obtain a side guard for a truck that has good rust prevention and appearance, is suitable for weight reduction and cost balance, and is hardly deformed even when used as a scaffolding for a cargo bed. Can do. In addition, since the resin is contained in the basic material, it has elasticity, and the impact on the entrainment (contact) object is reduced as compared with a steel plate made of a single metal such as steel, aluminum or stainless steel.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an exploded perspective view of a truck side guard according to the present embodiment.
FIG. 2 is an enlarged perspective view of a main part of FIG.
3A is an enlarged view of a stainless steel composite plate, and FIG. 3B is an explanatory view of a spring back.
FIG. 4 is a perspective view showing a modified example of a mounting form of the side guard to the vehicle body side.
FIGS. 5A to 5D are front views of modified examples related to the coupling position and shape of the first member and the second member, respectively.
FIG. 6 is a front view of another modified example regarding the coupling position and shape of the first member and the second member.
FIG. 7 is a perspective view showing a conventional side guard.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (3)
2枚のステンレス鋼板の間に樹脂を密着させて挟み込んだステンレス複合板からなり、相互に結合される第1部材と第2部材とを備え、
前記第1部材と第2部材とは、縦板部と、該縦板部の上下端から曲折されて相対向する上板部及び下板部と、該上板部及び下板部によって区画される開口と、をそれぞれ有し、
前記第1部材の開口が前記第2部材によって塞がれ、前記第2部材の開口が前記第1部材によって塞がれて、全体としてほぼ矩形状の閉断面が形成されるように、前記上板部同士及び下板部同士がそれぞれ重ねられ、
前記縦板部と前記上板部との間の曲折部分は、前記ステンレス複合板をプレス加工することによって形成され、
前記第2部材は、前記第1部材の内部側に配置され、
前記第1部材の上板部と前記第2部材の上板部とは、面接触した状態で上下方向に重ねられ、
前記第1部材の上板部は、その先端が少なくとも前記第2部材の曲折部分と重複する位置まで前記第1部材の縦板部から延出している
ことを特徴とするトラック用サイドガード。A truck side guard disposed below the loading platform,
It consists of a stainless steel composite plate sandwiched between two stainless steel plates with a resin closely attached, and includes a first member and a second member that are coupled to each other,
The first member and the second member are divided by a vertical plate portion, an upper plate portion and a lower plate portion that are bent from the upper and lower ends of the vertical plate portion and face each other, and the upper plate portion and the lower plate portion. Each having an opening,
The top of the first member is closed by the second member, and the opening of the second member is closed by the first member to form a substantially rectangular closed section as a whole. The plate parts and the lower plate parts are overlapped,
The bent portion between the vertical plate portion and the upper plate portion is formed by pressing the stainless steel composite plate,
The second member is disposed on the inner side of the first member,
The upper plate portion of the first member and the upper plate portion of the second member are stacked in the vertical direction in a surface contact state ,
The upper plate portion of the first member extends from the vertical plate portion of the first member to a position where the tip of the upper plate portion overlaps at least the bent portion of the second member . Side guard.
前記第1部材及び第2部材の少なくとも一方は、略C字状断面を有する
ことを特徴とするトラック用サイドガード。The truck side guard according to claim 1,
At least one of the first member and the second member has a substantially C-shaped cross section.
前記第1部材及び第2部材の少なくとも一方は、略コ字状断面を有する
ことを特徴とするトラック用サイドガード。The truck side guard according to claim 1,
At least one of the first member and the second member has a substantially U-shaped cross section.
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