JP4349128B2 - 輸液容器固定具 - Google Patents

輸液容器固定具 Download PDF

Info

Publication number
JP4349128B2
JP4349128B2 JP2004001270A JP2004001270A JP4349128B2 JP 4349128 B2 JP4349128 B2 JP 4349128B2 JP 2004001270 A JP2004001270 A JP 2004001270A JP 2004001270 A JP2004001270 A JP 2004001270A JP 4349128 B2 JP4349128 B2 JP 4349128B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
infusion container
holding
infusion
arm
clamping
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004001270A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005192747A (ja
Inventor
匡史 大谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nipro Corp
Original Assignee
Nipro Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nipro Corp filed Critical Nipro Corp
Priority to JP2004001270A priority Critical patent/JP4349128B2/ja
Publication of JP2005192747A publication Critical patent/JP2005192747A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4349128B2 publication Critical patent/JP4349128B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)

Description

本発明は、輸液容器固定具に関する。さらに詳しくはガートルスタンド等に吊り下げられた輸液容器を固定する固定具に関する。
従来から、病院や診療所等において、患者に栄養や薬液を投与する為に輸液療法が行われている。投与される輸液はガラス瓶や、合成樹脂からなる輸液容器に収容されている。この、輸液容器には少なくとも一端にゴム栓等が嵌入された口部が設けられている。輸液療法は、上記輸液を内包した輸液容器と輸液容器内部の薬液等を患者に導くための輸液セット及び患者の体内と輸液セットを連通する為の注射針等によって構成される医療用具が使用されて実施される。輸液セットは、少なくとも薬液容器の口部に刺入する為の導入針と患者の体内と連通した注射針等と連結するためのコネクターと導入針とコネクターと連結する柔軟性を備えたチューブより構成されている。また、輸液量を正確に把握し、確実に輸液を行うために、輸液セット途中に輸液ポンプを用いた輸液療法も行われている。
しかしながら、輸液療法を行っている時の輸液容器は、ガートルスタンドと呼ばれる支柱に取り付けられたハンガーに吊るされた状態で輸液セットが接続され、次いでその輸液セットにより患者に接続される状態となる。輸液療法によっては、輸液を行う時間も長時間となり、輸液容器の重量も2kg以上になることもあり、それに伴い輸液容器自身の大きさも大きくなることもある。すなわち、ただガートルスタンドのハンガーに輸液容器を吊り下げただけでは、ただぶら下がっているだけなので、重心が偏りやすく、また、用便等の為にガートルスタンドごと患者が移動する場合には、さらに重心の偏りが大きくなり、ガートルスタンドが転倒する危険性もある。また、患者が移動する際に、輸液容器が大きく揺れ、輸液容器の口部に刺入した輸液セットの導入針が抜け落ちる危険性も高い。輸液容器に刺入した輸液セットの導入針が抜け落ちると、導入針が細菌に汚染されたり、導入針から輸液セット内に空気が進入し、その空気が患者に進入されてしまう等の患者にとって極めて危険な状態が生じえた。
上述の様な問題を回避するために輸液容器の先端部とガートルスタンドを固定する輸液セット固定具が考案されている。(たとえば特許文献1)
実開平4−50049号公報
しかしながら、上記輸液セット固定具は、支柱保持部及び容器保持部によって挟持出来る大きさが限定されており、特に市販されている、様々な寸法を持つガートルスタンド等の柱に適用させ使用する為には、それらに適応するサイズの輸液セット固定具を使い分ける必要がある。また、輸液セット固定具の取り付けは、輸液容器及び支柱を輸液セット固定具の保持部に差し込むことで行うので、特に挟持させる輸液容器の先端部および/または支柱のサイズが輸液セット固定具の保持部よりも大きい場合に、無理やり輸液容器の先端部および/または支柱に輸液セット固定具を差し込むのは困難であり、さらにその大きさによっては、輸液セット固定具が破損する可能性がある。また、逆に通常状態の輸液セット固定具の保持部よりも輸液容器の先端部および/または支柱のサイズが小さい場合には、それらを挟持することが出来ず、よって、固定が出来ないので輸液セット固定具としての役割を果たさないことがおこり得る。
本発明は上述したような事情を鑑みてなされたもので、ガートルスタンド等の支柱のハンガー等に吊り下げられた輸液容器を固定する輸液容器固定具であって、支柱のサイズを問わず使用でき、かつ容易に固定が可能な輸液容器固定具を提供するものである。
即ち本発明は、
(1)輸液容器の口部を挟持する輸液容器保持部と、輸液容器を吊り下げる支柱を挟持する支柱保持部を備える輸液容器固定具において、
輸液容器保持部および支柱保持部に、弾性体の弾性力による物体挟持機能を有する挟持腕を備えた挟持部を有し、さらに輸液容器保持部および支柱保持部の少なくともどちらか一方の挟持部の略基端には、弾性力に逆らって握り方向の力を加えることにより保持部を広げることができ、握る力を取り除くと弾性力により保持部が閉じて保持する物を挟持することができる挟持腕開放手段、を有することを特徴とする輸液容器固定具及び、
(2)挟持開放手段に指によって容易に握ることができる握り部を備えていることを特徴とする前記(1)記載の輸液容器固定具及び、
(3)樹脂の一体成型によって作成されてなる前記(1)もしくは(2)記載の輸液容器固定具及び、
(4)容器保持部及び支柱保持部の弾性力を得るために、輸液容器固定具を弾性樹脂の一体成型とした前記(3)のいずれかに記載の輸液容器固定具及び、
(5)挟持腕の先端に挟持案内部を備えたことを特徴とする前記(1)〜(4)のいずれかに記載の輸液容器固定具及び、
(6)挟持腕が湾曲している、前記(1)〜(5)のいずれかに記載の輸液容器固定具及び、
(7)挟持腕に、突出部を備えることを特徴とする前記(1)〜(6)のいずれかに記載の輸液容器固定具及び、
(8)つまみの握る部の形状が外側に向かって湾曲していることを特徴とする前記(1)〜(7)のいずれかに記載の輸液容器固定具である。
本発明によると、輸液容器保持部および支柱保持部の挟持部の少なくともどちらか一方の基端に備えた挟持腕開放手段に、握り方向の力を加えることによって輸液容器挟持部及び支柱挟持部の挟持腕を広げることができるので、多様なサイズの輸液容器及び支柱に使用することができる。また、挟持腕開放手段により、挟持部の挟持腕を大きく広げることが容易に出来るので、挟持する物体を容易に取り付けることが出来る。また、握る力を取り除くと保持部の弾性力により挟持腕が閉じられるので、保持する物を挟持でき、確実に固定することが出来る。また、容器保持部及び支柱保持部及び保持部を広げるためのつまみを一体成型で作成することにより、コストも低く抑えることが出来、作成も容易となる。
さらに、輸液容器固定具の材質に弾性樹脂を用いることによって、さらに容易に目的とする輸液容器固定具を作成することが出来る。
図1及び図2は本発明の輸液容器固定具の一実施例を示した図である。図3は図1の側面図を示す。本実施例による輸液容器固定具は、容器保持側Aと支柱保持側Bが一体化構造のものである。以下、図1の輸液容器保持側Aを参照しながら特徴の説明を行う。以下の特徴は、輸液容器保持側A若しくは支柱保持側Bの少なくともどちらか一方に備えていればよいが、両方に備えていることが好ましい。
図1に示すように、本実施例による輸液容器固定具は挟持部2を有している。挟持部2は挟持腕5、挟持案内部6、突出部4を備えている。また、挟持部2はその基端に、挟持部2が開く際の支点3を有し、その支点3と挟持腕5の間には挟持腕5を広げる際に用いる挟持腕開放手段7を備えている。挟持腕開放手段7の末端には指を保持する握り部1を備えていてもよい。
そして、図2に示すように、握り部1同士を近づけるようにつまむことで、握り部1が備えられた挟持腕開放手段7によって、支点3を基点として挟持腕5が広がり、その広がった挟持腕5の間に、輸液容器の首部8が入るように設置し、握り部を握る力を取り除くことで、挟持腕5は閉じて、その間にある輸液容器を挟持し固定する。
図1及び図2に示すように、支点3部分に窪み3Aを持たせることにより、より柔軟に挟持部を開くことが可能となり好ましい。
本本発明の輸液容器固定具に使用される材質は、弾力性を備えているものが好ましく、PP(ポリプロピレン)やPE(ポリエチレン)が使用可能であるが、特に曲げ弾性の点でPPであることが好ましい。
また挟持腕5を外側に向かって湾曲させることにより、挟持する輸液容器を確実に固定することが出来る。さらに、挟持腕の先端に外側に広がるような挟持案内部6を備えることにより、挟持部の広がりが少ない場合でも容易に柱や輸液容器を挟持腕内に導入する事が可能となり好ましい。
また、挟持腕5の先端部分、または、挟持腕5の先端部分に挟持案内部6を備える場合はその略基端部分付近に、突出部4を設けることにより、挟持したものが挟持した状態から外れる危険性を低減することが出来る。この突出部4の形状は特に限定されず、挟持された物体が外れるのを抑えるような形状であれば良い。図2に示すように本実施例においては略半円の断面を持つ形状のものとした。
さらに、握り部1の形状としては、親指及び人差し指を用いて作業することが多くなると考えられるので、親指の腹の形状に合わせて、若干外向きに湾曲させることによって、挟持部を広げる際の作業が容易になり好ましい。
また、挟持腕開放手段7の長さは挟持腕5が閉じた状態で、容易に親指と人差し指によってつまめる程度の幅であることが好ましい。短すぎると、つまみを握っても挟持部の広がりが小さく満足な開放状態を得ることができないので、好ましくなく、長すぎるとつまみ同士の感覚が広くなりすぎて、手でつまみ難くなるので好ましくない。
さらに、挟持腕開放手段7の取り付け位置は、支点3と挟持部2の先端の間で、支点3よりにあることが好ましい。しかしながら、支点3に近すぎると、挟持部2を開くための力が大きくなりすぎ好ましくなく、支点3から離れすぎると、挟持部2を開くために必要とする力は小さくてすむが、必要とする挟持部2の開き具合を得るためには、挟持腕開放手段7の長さが長くなり好ましくない。
通常時の本発明の一実施例を示す平面図である。 握り部を握った状態の本発明の一実施例を示す平面図である。 図1の側面図である。
符号の説明
1・・・握り部
2・・・挟持部
3・・・支点
4・・・突出部
5・・・挟持腕
6・・・挟持案内部
7・・・挟持腕開放手段
8・・・輸液容器首部の仮想線
9・・・支柱の仮想線

Claims (7)

  1. 輸液容器の口部を挟持する輸液容器保持部と、輸液容器を吊り下げる支柱を挟持する支柱保持部を備える輸液容器固定具において、輸液容器保持部および支柱保持部に、弾性体の弾性力による物体挟持機能を有する略円形状を形成する一対の略半円形状の挟持腕を備えた挟持部を有するとともに支点は各々の保持部の基端に設けられ、さらに輸液容器保持部および支柱保持部の挟持部の各々の略基端には、弾性力に逆らって握り方向の力を加えることにより各々対応する保持部を広げることができ、握る力を取り除くと弾性力により各々対応する保持部が閉じて保持する物を挟持することができる各々の挟持腕先端方向に変形可能な挟持腕開放手段を有し、各々の保持部の基端同士が接合されることを特徴とする輸液容器固定具。
  2. 挟持腕開放手段に指によって容易に握ることができる握り部を備えていることを特徴とする請求項1記載の輸液容器固定具。
  3. 樹脂の一体成型によって作成されてなる請求項1もしくは請求項2記載の輸液容器固定具。
  4. 輸液容器保持部及び支柱保持部の物体保持のための弾性力を得るために、輸液容器固定具を弾性樹脂の一体成型とした請求項3に記載の輸液容器固定具。
  5. 挟持腕の先端に挟持案内部を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の輸液容器固定具。
  6. 挟持腕の略先端内側部分に、該挟持腕の内方に向かって突出する突出部を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の輸液容器固定具。
  7. 握り部の形状が、外側に向かって湾曲していることを特徴とする請求項に記載の輸液容器固定具。
JP2004001270A 2004-01-06 2004-01-06 輸液容器固定具 Expired - Fee Related JP4349128B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004001270A JP4349128B2 (ja) 2004-01-06 2004-01-06 輸液容器固定具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004001270A JP4349128B2 (ja) 2004-01-06 2004-01-06 輸液容器固定具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005192747A JP2005192747A (ja) 2005-07-21
JP4349128B2 true JP4349128B2 (ja) 2009-10-21

Family

ID=34816837

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004001270A Expired - Fee Related JP4349128B2 (ja) 2004-01-06 2004-01-06 輸液容器固定具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4349128B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6454992B2 (ja) * 2013-11-20 2019-01-23 セイコーエプソン株式会社 固定治具及び記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005192747A (ja) 2005-07-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5005793A (en) Pole clip needle cap holder
JP6258955B2 (ja) 使い捨て嚢切開鉗子
US20090202960A1 (en) Medical/dental suction nozzle holster having a universally adjustable strap
IE50907B1 (en) Catheter retainer
US3672367A (en) Retaining clip for catheter sheath
US10576259B2 (en) Clamp for retaining an IV tube
JP4349128B2 (ja) 輸液容器固定具
JP6456934B2 (ja) 安全捕捉装置を備えたフーバー針組立体
CN215426605U (zh) 一种防脱落输液器瓶塞穿刺器
WO1991001770A1 (en) Article gripping device
JP3022432B2 (ja) クリップ型点滴針ホルダー
CN211068455U (zh) 防脱固定装置及输液装置
CN211511914U (zh) 一种鲁米尔套线器用的固定夹
CN211327362U (zh) 一种液体挂钩
JPH0117306Y2 (ja)
CN213252051U (zh) 一种输液安全夹
CN217286696U (zh) 一种防脱落输液器
CN215020372U (zh) 眼部手术用精细镊
JP2019005440A (ja) 保持具
JP2002165879A (ja) 注射針用キャップ立て
JP2013042952A (ja) キャップおよびコネクターシステム
CN215505040U (zh) 一种新型心血管插管夹持器
CN211561386U (zh) 一种儿科输液防脱卡扣
CN219049868U (zh) 一种弹扣式防针刺安全护套
CN210138354U (zh) 静脉留置针用限位机构及静脉留置针组件

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060705

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090309

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090407

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090608

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090630

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090713

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120731

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4349128

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120731

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150731

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees