JP4346425B2 - 水撒き具 - Google Patents

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Description

この発明は、各家庭等で日常、花や植木等に水をやるのに使用するものであり、特に片手の不自由な人にとっては便利な水撒き具に関するものである。
一般に各家庭では、毎日或いは何日か毎に素焼き鉢や合成樹脂で成形されたプランタ等で栽培している各種の花や植木等の植物に水やりを行っている。この水やりにはジョウロやホースが使用されている。その場合、例えば片手でジョウロを持ちもう一方の手で水道の蛇口の栓をひねって直接ジョウロに水を注いだり、蛇口にホースを繋ぎこのホースの先端をジョウロに入れた後に蛇口の栓をひねって水をジョウロに注いでいる。そして水を入れたジョウロを片手または両手で持って水やりを行っている。
また、蛇口に繋いだホースから花等に直接水をやる場合には、片手の指でホースの先端部を圧迫して塞ぎ、もう一方の手で蛇口の栓をひねって水を出し、塞いだホースの先端部を、水をやる箇所に導いて開放し、花等に水をやっている。
この場合、健常者であれば前記したように片手でジョウロやホースを持ち、もう一方の手で蛇口の栓をひねって花や植木等に簡単に水やることができる。
しかしながら、片手の不自由な人の場合は、例えば蛇口の下にジョウロを一旦置いて栓をひねり、ジョウロに水を入れた後に栓を締めて水を止め、その後に腰を屈めてジョウロを持って水やりを行っているため、水やり作業が甚だ面倒で大変であった。
また、ホースを使用して直接水やりを行う場合も、蛇口の栓をひねった時に水圧によってホースがはねないように、足で一旦ホースの先端部を踏み、蛇口の栓をひねって水を出した後に、足で踏んで塞いでいるホースの先端部を今度は指で圧して塞ぎながら水やりの箇所まで導いて指の力を緩め、ホースの先端部を開放して水やりを行っている。この場合も片手の不自由な人にとっては、その作業が大変であった。そして作業中は注意をしていても衣服や履物に水がかかることがある。
また、従来のジョウロやホースで高い所に置いた植木等に水をやる場合、ジョウロを斜め上方に傾けて持ち上げた時にジョウロの注水口から水がこぼれ出て衣服等を濡らしまうことがある。同様にホースの場合も上方に飛ばした水の落下によって衣服等を濡らしまうことがある。また、高い所には柄杓で水やりする方法もあるが、この場合は流れ出る水量を目視するのが困難である。
さらに、ジョウロやホースで水やりを行った場合、水が周囲に飛び散ってしまい、階上のベランダに置いた花や植木等に水をやった場合、周囲に水が散って階下の人に迷惑をかけてしまうこともある。また、床面を濡らしてしまう。
特開平10−323132号公報 特開2000−262168号公報 特開2001−211766号公報
この発明は、前記のような点に鑑みて開発したものであり、片手の不自由な人でも容易に水やり作業を行うことができ、また、高い所に置いた植木等に水をやる場合にもジョウロのように水を浴びるといったことがなく、さらに所望の箇所への水やり中に周囲に水が飛び散ることもない水撒き具を提供することにある。
前記した課題を解決して目的を有効に達成するために、本発明の水撒き具は次のような手段にした。
すなわち、本発明の水撒き具は、底部中央に水流入穴を有すると共に前記水流入穴の周囲に水排出穴を有する椀状の容器と、容器の内底部に設けて前記水流入穴と水排出穴とを仕切るとともに所定の内部空間を有して前記水流入穴を囲繞しかつ前記内部空間に流入する水を容器内に導く通水穴を有してなる囲繞部材と、前記囲繞部材の内部空間に転動自在に設けて前記水流入穴を開閉する球体と、前記容器を密閉する蓋と、前記容器を支持部材を介して揺動自在に支持する柄と、一端部が前記容器に通じ他端部を使用時に把持する前記柄の手元側に配した柔軟な管または管通路とを備えた構成からなるものである。
また、本発明の水撒き具は、底部中央に水流入穴を有すると共に前記水流入穴の周囲に水排出穴を有する椀状の容器と、容器の内底部に設けて前記水流入穴と水排出穴とを仕切るとともに所定の内部空間を有して前記水流入穴を囲繞しかつ前記内部空間に流入する水を容器内に導く通水穴を有してなる囲繞部材と、前記囲繞部材の内部空間に転動自在に設けて前記水流入穴を開閉する球体と、前記容器を密閉する蓋と、前記容器を支持する柄と、一端部が前記容器に通じ他端部を使用時に把持する前記柄の手元側に配した柔軟な管または管通路とを備えた構成からなるものである。
また、本発明の水撒き具は、底部中央に水流入穴を有すると共に前記水流入穴の周囲に水排出穴を有する椀状の容器と、容器の内底部に設けて前記水流入穴と水排出穴とを仕切るとともに所定の内部空間を有して前記水流入穴を囲繞しかつ前記内部空間に流入する水を容器内に導く通水穴を有してなる囲繞部材と、前記囲繞部材の内部空間に転動自在に設けて前記水流入穴を開閉する球体と、前記容器を密閉する蓋と、前記蓋に形成した開閉用穴と、前記容器を支持する柄とを備えた構成からなるものである。
本発明の水撒き具では、片手で柄を持ってバケツ等に入れた水の中に容器の底部を入れることにより、水圧によって球体が動いて水流入穴から容器内に容易に水を入れることができ、所望の量だけ容器内に水を入れた後に、柄の手元の管または管通路の端部を指で押えてバケツ等から容器を引き上げることにより、前記水流入穴は球体で塞がれて水流入穴からの水の排出が阻止され、さらに、容器の水排出穴から落下しようとする水の力に対抗する表面張力が前記水排出穴の箇所で生じるとともに、落下しようとする水の力に対抗する大気圧の作用によって、水排出穴からの水の排出が阻止される。それ故に花や植木等の水やりの箇所まで容器に入れた水を零すことなく運ぶことができる。そして水やりの箇所に容器を位置させた後に、指で押えていた管または管通路の端部を開放することにより、大気が管または管通路に通じ、大気圧が管または管通路から容器内の水の上側に作用し、水の自重と相まって、前記した落下しようとする水の力に対抗する表面張力や大気圧に打ち勝って、容器内の水を水排出穴から排出でき、片手で簡単に花や植木等の所望の箇所に水をやことができる。したがって片手の不自由な人でも容易に植木等に水をやることができる。また高い所に置かれた植木等に水を与える場合でも容器が支持部材を介して柄に揺動自在に取り付けられているので、柄を斜め上方に持上げても容器は傾くことなく常に水平またはほぼ水平になり、水をかぶることなく植木等に水をやることができる。さらに、容器の底部に水排出穴を形成してあるので、容器から水が排出される場合も容器の底面に対して垂直方向に落下して周囲に飛び散ることなく、確実に所望の箇所に水をやることができる。したがってマンション等の階上のベランダで水やりを行っても、周囲に水を飛散させて階下の人に迷惑をかけることもない。また、床面を殆ど濡らすこともない。
また、容器を揺動自在に支持する支持部材を備えていない本発明の水撒き具でも、前記の水撒き具と同様に片手で柄の手元の管または管通路の端部を押えたり開放したりすることにより、簡単に容器に水を充填したり容器から花や植木等の所望の箇所に水をやったりすることができる。したがって片手の不自由な人でも容易に植木等に水をやることができる。
また、蓋に開閉用穴を形成した本発明の水撒き具では、構成簡単であり、柄の内部に管通路を形成したり、管を備えることなく、前記開閉用穴を指で開閉することにより、前記した効果と同様の効果を奏して植木等に水やりを行うことができる。
図1〜図6は本発明に係る第1例の水撒き具に関する図であって、この水撒き具1は、
水を入れる容器2と、容器2内に設けられた囲繞部材3と、囲繞部材3内に収納された球体4と、容器2を密閉する蓋5と、容器2を支持部材6を介して揺動自在に支持する柄7と、一端部8aが容器2に通じ他端部8bを使用時に把持する前記柄7の手元側に配した柔軟な管8とを備えた構成からなるものである。
より具体的に説明すると、前記容器2(図4、図5参照)は、上部を開口した椀状であって、底部中央に円形の水流入穴9を有し、この水流入穴9を中心としてその周囲に、容器内の水を散水のために排出する複数の水排出穴10が所定間隔を以って形成されている。各水排出穴10は、前記水流入穴9よりもはるかに小径の穴である。また、水流入穴9の周縁は、球体4が係合して水流入穴9を確実に封じることができるように加工するとよい。また、水排出穴10の径に比べはるかに大きな径の水流入穴9を形成してあることにより、容器2内への水の流入をより短かい時間で行うことができる。
さらに、前記容器2内の底部には、上天部11aおよび周側部11bに通水穴12a、12bを有し、かつ所定の内部空間13を有する筒状の囲繞部材3が、前記水流入穴9を囲繞すると共に前記水流入穴9と水排出穴10との間を仕切るようにして固定してある。なお、前記各通水穴12a、12bの大きさ、形状、数、形成箇所については図示の例に限定されることなく、変更するも自由である。
この囲繞部材3の内部空間13には、ガラス製の球体4が転動自在に配してある。この球体4は、容器2の底部に形成した水流入穴9および囲繞部材3の通水穴12aより大きい径のものであり、水流入穴9を塞いだり、動いて開放したりする。
前記容器2の上部開口は、蓋5によって完全に密閉されている。蓋5の中央部には、後述する管8の一端部8aが接続されている。
蓋5を備えた容器2は、支持部材6を介して揺動自在に柄7に取り付けられている。この支持部材6(図6参照)は、容器2の上部を適宜間隔を以って半周する位の半円弧状の支持杆部6aと、支持杆部6aの中央の外面から少し上向きに突出形成されている柄嵌着筒部6bと、前記支持部6aの両端近傍を揺動自在に蓋5の各鍔部5aに係止する頭部付き連結軸6c、および連結軸6cを支持部6aに固定するナット6dとからなる。支持部材6は硬質の合成樹脂または金属材によって形成されている。前記柄7は、先端部を前記柄嵌着筒部6bに装着してある。
前記した管8(図4参照)は、一端部8aを蓋5の中央部に導き、この一端部8aを保持する固定キャップ15を蓋5の中央部に開けた穴14の外に固着し、この固定キャップ15の中央から隙間なく挿入された前記一端部8aを、容器2内に先端8cを突出するようにして取り付けてある。また、固定キャップ15の外の管8の露出部分8dは、支持部材6に取り付けられた容器2が揺動自在に動けるように、ある程度長さに余裕をもたせてある。この管8の露出部分8dから先(図1参照)は、柄7の柄嵌着筒部6b寄りの箇所から柄7の中に装着され、使用時に把持する柄7の手元側に他端部8bを柄7の中から導いて、管8の後端8eを柄7の上側に露出させてある。
前記のような構成からなる水撒き具1を使用して例えば鉢植えの花に水を与える場合は(図6参照)、先ず管8の後端8eを手で封じることなく柄7の手元部分を片手で握る。そしてバケツ30に満たした水の水面に対して柄7を略垂直方向に立てると、柄7の先端部に取り付けた支持部材6に揺動自在に取り付けている容器2は、外底面を水面に対峙するようになる。このようにして柄7を水面側に押して容器2の外底面を水面に押付ける。この時、容器2はある程度、水の中に入る。
このようにすることにより容器2の囲繞部材3の中に入れてある球体4は、水圧に押されて内部空間13内で動き、封鎖していた水流入穴9を開放する。このことによりバケツ内の水は水流入穴9から内部空間13、通水穴12a、12bを通って容器2内に流入する。勿論、バケツ30内の水は容器2の各水排出穴10からも容器2内に流入する。また、容器2内に溜まっている空気は、水の流入に伴って管8から排出される。
ある程度の量の水が容器2内に入ったら、柄7を握っている手の親指で管8の他端部8bを押えて後端8eを閉鎖する(図2参照)。このことにより柄8を握って水撒き具1を水面から持上げても管8への大気の流入が遮断されているため容器2内の水が水排出穴10から流出するのを防止できる。すなわち、前記したように水流入穴9は球体4で塞がれて水流入穴9からの水の排出が阻止され、さらに、容器2の水排出穴10から落下しようとする水の力に対抗する表面張力が各水排出穴10の箇所で生じるとともに、落下しようとする水の力に対抗する大気圧の作用によって、各水排出穴10からの水の排出も阻止される。
この状態で水撒き具1を持上げて移動させ、所望の花や植木鉢の上に容器2を位置させる。この際、容器2は支持部材6を介して柄7に揺動自在に取り付けられているので、水の入った容器2の重さにより、容器2に対する柄7の角度が如何なる角度であっても、容器2は常に底面部を下にして水平になる。そして、前記した管8の他端部8bを押えていた親指を離して管8を通気させることにより、大気が管8に通じ、大気圧が管8から容器2内の水の上側に作用し、水の自重と相まって、前記した落下しようとする水の力に対抗する表面張力や大気圧に打ち勝って、容器2内の水を水排出穴10から排出できて、所望の箇所に水を与えることができる。
このように花や植木鉢等に水を与えるときに本発明の水撒き具1を使用すれば、片手で操作して簡単に所望の箇所に水を与えることができる。また、前記したように容器2は支持部材6を介して柄7に揺動自在に取り付けられているので、高い所に置かれた植木等に水を与える場合に柄7を斜め上方に持上げても、容器2は傾くことなく常に水平(またはほぼ水平)になり、容器2の底面に対して垂直方向に水は排出される。そのため、水をかぶることなく、植木等に確実に水を与えることができる。
なお、前記の水撒き具1において容器2に水を入れる場合、ゴム製の管8の露出部分8dの屈曲力によって必ずしも容器2の底面がバケツ内の水面に対して平行に対峙せずに傾いて、水流入穴9から水を入れにくくなる懸念があるので、蓋5の上面の柄7と反対側の部分に紐(図示省略)を取り付け、容器2に水を入れる時に前記紐を柄7側に引いて、容器2の底面を確実に水面に対して平行に対峙するようにしてもよい。
また、例えばバケツの内面の対峙する箇所に、容器2の底面を水面に対して平行に対峙させて強制的に降下させるための縦ガイド溝を設けた水撒き具専用のバケツを形成し、容器2に前記縦ガイド溝に摺動可能に係合する係合片を設けて、水を入れる時に容器2の底面を水面に対して平行に対峙させて降下させることができるようにしてもよい。
なお、本発明の水撒き具は、図示省略するが、支持部材6を設けることなく、容器2に柄7の先端部を直接連結した構成であってもよい。その他の構成は前記した第1例と同様である。勿論、この水撒き具の場合は、後述する第2例のように柄7の中に管通路を形成した構成であってもよい。
また、図7〜図9は本発明に係る第2例の水撒き具に関する図であって、この水撒き具16は、水を入れる容器17と、容器17内に設けられた囲繞部材18と、囲繞部材18内に収納された球体19と、容器17を密閉する蓋20と、容器17を支持する柄21と、一端部22aが容器17に通じ他端部22bを使用時に把持する前記柄21の手元側に配した管通路22とを備えた構成からなるものである。
より具体的に説明すると、前記容器17(図8参照)は、前記した容器2とほぼ同じ構成であって、上部を開口した椀状であり、底部中央に円形の水流入穴23を有し、この水流入穴23を中心としてその周囲に、容器内の水を散水のために排出する複数の水排出穴24が所定間隔を以って形成されている。各水排出穴24は、前記水流入穴23よりもはるかに小径の穴である。
さらに、前記容器17内の底部には、上天部25aおよび周側部25bに通水穴26a、26bを有し、所定の内部空間27を有する筒状の囲繞部材18が、前記水流入穴23を囲繞すると共に前記水流入穴23と水排出穴24との間を仕切るようにして固定してある。
この囲繞部材18の内部空間27には、ガラス製または金属製の球体19が転動自在に設けてある。この球体19は、容器17の底部に形成した水流入穴23および囲繞部材18の通水穴2626a、26bより大きい径のものであり、水流入穴23を塞いだり、水圧で動いて開放したりする。
前記容器17の上部開口は蓋20によって密閉されている。また、容器17の上部には,容器17内に通じる孔28(図8参照)を有する柄嵌着筒部29が形成されている。
前記柄嵌着筒部29には、柄21の先端部21aが装着されている。また、容器17内に通じる管通路22の一端部22aは、柄21の先端部21aから容器17内に臨んでおり、柄21の中に配された管通路22の他端部22bは、使用時に把持する柄21の手元側に導いて後端22cを上部に露出させてある。
前記のような構成からなる水撒き具16を使用して例えば鉢植えの花に水を与える場合は、管通路22の後端22cを手で封じることなく柄7の手元部分を片手で握る。そしてバケツに満たした水の水面に容器17の外底面を押付ける。この時、容器2はある程度、水の中に入る。
このようにすることにより容器17の囲繞部材18の中に入れてある球体19は、水圧に押されて内部空間27内で動き、封鎖していた水流入穴23を開放する。このことによりバケツ内の水は水流入穴23から内部空間27、通水穴26a、26bを介して容器17内に流入する。また、バケツ内の水は容器17の水排出穴24からも容器17内に流入する。容器17内に溜まっている空気は、水の流入に伴って管通路22から外に排出される。
ある程度容器17内に水が入ったら、柄21を握っている手の親指で管通路22の後端22cを押えて閉鎖する。このことにより柄21を握って水撒き具16を水面から持上げても容器17内の水が水排出穴24から流出するのを防止できる。
この状態で水撒き具16を持上げて移動させ、所望の花や植木鉢の上に容器17を位置させる。そして、前記した管通路22の後端22cを押えていた親指を離して管通路22を通気させることにより、大気が管通路22に流入して容器17内の水は各水排出穴24から流れ出し所望の箇所に水を与えることができる。
このように花や植木鉢等に水を与えるときに本発明の水撒き具16を使用すれば、片手で簡単に所望の箇所に水を与えることができる
なお、前記水撒き具16において、管通路22は軸部材の中に開けた長孔であってもよい。さらに、水撒き具16においては、柄21に設けた管通路22に代えて前記した第1例の水撒き具1(図1参照)のように、管の一端部を蓋20等の容器側に設け、他端部を柄21の手元側に設けた構成(図示省略)のものであってもよい。
図10は本発明に係る第3例の水撒き具に関する図であって、この例の水撒き具31は、前記した第1例や第2例のように管或いは管通路を備えることなく、蓋20に開閉用穴32を形成した構成である。したがって、前記した第2例の水撒き具16のような管通路22は有していない。他の構成は第2例の構成と同様であり同一箇所に同一符合を付して説明を省略する。
この水撒き具31では、使用時に、開閉用穴32を指で開閉することにより、前記した第1例や第2例と同様に、容器17内に水を流入させて、容器17内に水を溜めた状態で所望箇所に移動させたり、水排出穴24から水を排出させたりすることができる。なお、この例の水撒き具31では柄21を短くすると開閉用穴32を指で操作しやすい
なお、本発明の水撒き具において、水排出穴は囲繞部材の外側の容器の底面部の全体に形成するも自由である。勿論、各水排出穴の数や大きさ、形状は、特に限定されるものではなく適宜取り決めて形成すればよい。また、容器や支持部材や柄の形状も図示の例に限らず他の形状とするも自由である。また、容器の水流入穴を開閉できれば、球体は球形に限らず他の形状からなる開閉用部材であってもよい。さらに容器は透明部材で形成すると水の充填量や排出量が目視できてよい。また、本発明の水撒き具を構成する部材の材質は特に限定されるものではなく、適宜の材料を選択して水撒き具を構成すればよい。また、本発明の水撒き具において、容器への蓋の取り付けは密閉できるように接着剤で固着してもよいが、囲繞部材や容器の各穴がごみ等によって目詰まりをしたときに蓋を開けて掃除できるように、パッキンを介して蓋を容器に取り付けするのが好ましい。勿論、容器に対して蓋を着脱できかつ容器を密封できれば、蓋を容器に如何なる構成で着脱できる構成であってもよい。また、使う場合に問題もあるが管や管通路の他端部を柄の容器寄りに配した構成に設計変更するも自由である。また、前記した例の水撒き具において、容器の底部に水排出穴のみ形成し、水流入穴、球体、囲繞部材を備えていない構成であっても、前記した目的を達することはできるが、容器内へ水を流入させるのに時間がかかる。
本発明に係る第1例の水撒き具の斜視図である。 本発明に係る第1例の水撒き具の使用時の斜視図である。 本発明に係る第1例の水撒き具の使用時の斜視図である。 本発明に係る第1例の水撒き具の容器の縦断面図である。 本発明に係る第1例の水撒き具の容器の底面部の説明図である。 本発明に係る第1例の水撒き具の容器への水充填時の説明図である。 本発明に係る第2例の水撒き具の正面図である。 図7の水撒き具の一部断面を示す正面図である。 図7の水撒き具の容器の底面部の説明図である。 本発明に係る第3例の例の水撒き具の正面図である。
符号の説明
1 水撒き具
2 容器
3 囲繞部材
4 球体
5 蓋
6 支持部材
7 柄
8 管
9 水流入穴
10 水排出穴
12 通水穴
13 内部空間

Claims (3)

  1. 底部中央に水流入穴を有すると共に前記水流入穴の周囲に水排出穴を有する椀状の容器と、容器の内底部に設けて前記水流入穴と水排出穴とを仕切るとともに所定の内部空間を有して前記水流入穴を囲繞しかつ前記内部空間に流入する水を容器内に導く通水穴を有してなる囲繞部材と、前記囲繞部材の内部空間に転動自在に設けて前記水流入穴を開閉する球体と、前記容器を密閉する蓋と、前記容器を支持部材を介して揺動自在に支持する柄と、一端部が前記容器に通じ他端部を使用時に把持する前記柄の手元側に配した柔軟な管または管通路とを備えた構成からなる水撒き具。
  2. 底部中央に水流入穴を有すると共に前記水流入穴の周囲に水排出穴を有する椀状の容器と、容器の内底部に設けて前記水流入穴と水排出穴とを仕切るとともに所定の内部空間を有して前記水流入穴を囲繞しかつ前記内部空間に流入する水を容器内に導く通水穴を有してなる囲繞部材と、前記囲繞部材の内部空間に転動自在に設けて前記水流入穴を開閉する球体と、前記容器を密閉する蓋と、前記容器を支持する柄と、一端部が前記容器に通じ他端部を使用時に把持する前記柄の手元側に配した柔軟な管または管通路とを備えた構成からなる水撒き具。
  3. 底部中央に水流入穴を有すると共に前記水流入穴の周囲に水排出穴を有する椀状の容器と、容器の内底部に設けて前記水流入穴と水排出穴とを仕切るとともに所定の内部空間を有して前記水流入穴を囲繞しかつ前記内部空間に流入する水を容器内に導く通水穴を有してなる囲繞部材と、前記囲繞部材の内部空間に転動自在に設けて前記水流入穴を開閉する球体と、前記容器を密閉する蓋と、前記蓋に形成した開閉用穴と、前記容器を支持する柄とを備えた構成からなる水撒き具。
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