JP4345314B2 - 情報処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、端末を通じてサーバに接続し、コンテンツをダウンロードして表示したり、読み上げなどの提供を行う情報処理装置ないしはサービスに関わる。
【0002】
【従来の技術】
計算機のインターフェースとして、擬人化エージェントと音声で対話するプログラムを搭載することによって、利用者の安全性、計算機環境への親しみやすさ等を高める方法が多く提案されている。特に、カーナビゲーションやインタラクティブゲーム、携帯電話端末等の製品の価値を高める手段として、アニメーションキャラクタ等のエージェントを用いて利用者に問いかけるものがある。
【0003】
一般に、キャラクタの音声を合成する手段としては、キャラクタの声質を実現するキャラクタ声質合成技術と、キャラクタの話し方の抑揚やリズムを実現するキャラクタ韻律合成技術に分けられる。前者のキャラクタ声質合成技術に関しては、人間の発声した音声波形から音素特徴を示す断片を切り出して接続することにより波形を生成する波形接続方式を用いれば、高品質の音声合成が可能となる。すなわち、音素特徴を示す断片の集合体である「合成素片データベース」と呼ばれるデータがキャラクタの声質を決定するが、近年の技術改良により、キャラクタの声質を実現する合成素片データベースを高精度で作成することが可能となっている。
【0004】
後者のキャラクタ韻律合成技術に関しては、音声の抑揚の物理的尺度であるピッチの時系列パターン(基本周波数パターン)、及び各音素の長さ(音素継続長)、及び強さ(音素強度)を、キャラクタの発声に近づける方式が有効であり、近年、これらのパターンを大量のデータから学習する方式も考案され、キャラクタ韻律の合成も可能となっている。更には、特許文献1には、キャラクタ音声の韻律を特徴づけるデータをサーバからダウンロードし、データ内に含まれている定型文に関しては、キャラクタ特有の抑揚やリズムで発声する方法が開示されている。特許文献2には、キャラクタの音声に変換したい文章をサーバに送信し、該サーバにて合成音声に変換した後、利用者の端末にダウンロードして利用する音声合成システムが開示されている。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−366186公報
【特許文献2】
特開2002−23777号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記の技術を利用すれば、音声対話における音声出力手段(プロンプト音声)としてコンテンツ制作者が制作したコンテンツを、キャラクタの声質ないしは韻律特徴で提供する製品ないしは情報処理装置を提供することは可能である。
【0007】
一方、現実にはコンテンツ制作者とキャラクタの権利者が異なることが多い。更に、キャラクタの著作権を有する著作権者としては、特定のキャラクタに読み上げさせることのできるコンテンツ内容を規定したいという要求を、又、コンテンツ制作者も、作成したコンテンツがキャラクタに読ませることのできる内容かどうか規定したいという要求を有しているのが普通である。例えば、幼児向けのキャラクタに対しては暴力的なコンテンツを出力させるのは好ましくない。同様に、コンテンツ制作者も、例えば、緊急情報のような公共性・重要性の高い情報に関してはキャラクタ等に表現されたくないという場合も考えられる、以上をふまえ、本発明の課題は両者の要求をふまえたコンテンツの配信を実現することにある。
【0008】
さらに、従来の技術では、文章などのテキストに対し、利用者の好みの特定キャラクタの声質と韻律で合成するに過ぎず、任意の文章を利用者が加工することなく他の言い回しに変換することはできなかった。一般に、キャラクタの声質を踏まえて言い回しを変えるなどして分かりやすく伝えるなどの変換を行ったほうが利用者の利便性が高い。よって、本発明では、1次コンテンツの制作者が制作したコンテンツに含まれる発声対象の文内容も含めて、キャラクタの発声様態に変換するための方法を開示することも目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明では、利用者にサービスを提供するサービス提供者が、キャラクタ変換者ないしはキャラクタ権利者から得られる使用許諾情報を利用して、コンテンツ提供者との間に認可情報の取得・発行の手段を設置し、コンテンツ提供者は、サービス提供者から付与された認可情報をコンテンツに添付することでコンテンツを配信し、利用者からコンテンツ送信の要求があった場合には、認可情報とキャラクタ使用許諾情報の照合を行った上でコンテンツ送信を行う仕組みを提供する。 認可情報とキャラクタ使用許諾情報の照合の結果、キャラクタによるコンテンツ送信が不当と判断できる場合には、サービス利用者にその旨を通知し、利用者端末において警告情報を報知せしめる手段を提供する。
【0010】
さらに、上記コンテンツの変換に際してコンテンツ中のテキストの言い回しも含めて変換する手段を開示する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて、本発明に関わるコンテンツ提供方法の実施の形態について説明する。
【0012】
はじめに、図1を用いて本発明に関わるコンテンツ提供システムの構成図を説明する。
【0013】
図1は、本発明を実施するサービス装置及び端末の構成図である。101は、端末に対して配信サービスを行うサービス装置、102はサーバ装置と端末が通信を行うための電子的ネットワーク、103は端末装置である。端末装置103は、サーバ装置との情報交換を行い受信した情報を読み出し利用者との対話を制御する制御部105、利用者に提示するための音声を合成するための手段である音声合成部106、利用者の指示を入力するための手段である指示入力部107、受信情報の画像出力を制御する画像表示部108からなる。端末装置には、音声や画像の入出力手段としてスピーカ109、マイク110、ディスプレイ111などを接続する。もちろん、これらの入出力手段は端末装置に内蔵されていてもよく、キーボード等の手段を用いたテキスト入力も適用でき入出力手段の設置方法は上記に限定しない。サービス装置101は、サービス装置の制御を行う制御部112、端末利用者の利用者情報を管理する利用者情報管理部113及び該利用者の情報を格納する利用者情報データベース114、サービス提供者が提供するコンテンツを制作する制作者及び該コンテンツに関する情報を管理するコンテンツ制作者情報管理部115及び該コンテンツ制作者に関する情報を格納するコンテンツ制作者情報データベース116、サービス提供者が提供するキャラクタの権利者情報やキャラクタの利用方法等を管理するキャラクタ権利者情報管理部117及び該キャラクタ権利者及びキャラクタについての情報を格納するキャラクタ権利者情報データベース118、コンテンツ制作者から送信されるコンテンツに対して端末において提示可能な様態としてコンテンツを組成するコンテンツ管理部119及び該コンテンツを格納するコンテンツデータベース120、サービス提供者が提供するコンテンツの一覧(メニュー)を組成し端末に提示可能な様態として組成するメニュー生成部121から構成され、端末装置103から電子的ネットワーク102を経由して指示される、特定のキャラクタによる特定のコンテンツを送信する旨の要求があった際、コンテンツ制作者情報データベース116とキャラクタ権利者情報データベース118を参照してコンテンツ変換が可能か判定するコンテンツ変換可否判定部122を設置し、更にコンテンツ変換が可能であると判定された場合には、キャラクタ様態への変換を行うコンテンツ変換部123を備えており、利用者からの要求に応じてコンテンツ変換を行うことができる。
【0014】
尚、本願でコンテンツとは例えば図4に示すようにニュースや交通情報のように端末側に情報提供することを目的として作成された情報をいい、例えばVoiceXMLで記述されたプログラムのように、一連のステップから構成したプログラムもしくはスクリプトを指す。キャラクタとは端末上で発声若しくは動作して該コンテンツを端末利用者に伝える例えば図3に示すようなものを言う。
【0015】
次に、図2、図3、図4及び図5を用いて、利用者が端末にてキャラクタによる対話アプリケーションを実行する方法の実施形態を説明する。ここでは、端末として車載機の一例を示す。図2は処理の一連のステップ、図3、図4及び図5は車載機端末の画面表示例である。まず利用者は車載機が搭載されている車を始動することにより車載機を起動する。次に、利用者がガイドをするためのキャラクタを変更する場合には、所定のボタン等を押下することによりガイドキャラクタの選択メニューに移行する。ステップS202にてキャラクタを変更しない設定とした場合には、前回車載機を利用していた際のキャラクタを利用するものとする(ステップS207)。キャラクタの選択には、例えば図3に示すような画面表示によりキャラクタのメニューを表示し、利用者の好みのキャラクタを選択できるようにする。利用者に視覚的に提示するため、301、304、305で示すようにキャラクタをイメージする画像を表示し、キャラクタイメージ画像の下にいわゆる「愛称」を表示する。愛称を表示することにより、キャラクタに対して音声で問いかけることができるようになる。更に、303で示す枠のように、現在設定されているキャラクタを強調表示し、同様に308のように設定されていないが選択可能なキャラクタを区別して表示する方法を示す。また、306及び307のような選択ボタンを選択画面に配置することで、利用者が簡便にキャラクタを選択可能とする配置とする。キャラクタを選択した際には、キャラクタから利用者に問いかけをしてもよい。例えば、「なかよし君」のキャラクタを選択した場合には、「僕、なかよし君だよ。安全運転のパートナーです。」のように親しみを込めた音声ガイダンスを行うことにより、利用者の利便性・親和性を向上させることもできる。上記のようにしてキャラクタを選択した後、続いて、利用者がメニューを変更する指示を行った場合には、新規メニューのダウンロードを行う。車載機のメニューとは、例えば図5に示すような画面で表される番組やコンテンツ内容を示している。新規メニューのダウンロードのステップでは、サービス提供者が設置しているサーバに対して、現在提供されているメニューのリストを要求する(ステップS211)。配信サーバは現在提供可能なメニューリストを構成し車載機に対して送出する。ステップ208にてメニューの変更を行わない場合、新規メニューのダウンロードは行わずに、記録手段に記憶されているメニュー表示を行う。
【0016】
例えば図4は、キャラクタを選択した後のメニュー選択画面の一例である。図3におけるメニュー選択画面に表示されていたキャラクタ304のキャラクタを選択すると、図4のようにキャラクタ406を中心に、当該キャラクタで提供できるメニューを表示させる。図3のメニューに対応して、図4では、イベント情報402、緊急通知情報403、メール送受信404、渋滞情報検索405のメニューを表示する。メニュー情報については図16で後述する。更に、利用者に選択を促すため407のように噴出しで表示を行い利便性を高めている。また、同時に表示内容を音声に変換して利用者に提示してもよい。また、図5のようにメニューを一覧表示にし、利用できるキャラクタのアイコンを表示する形式でもよい。図5の501は「メール送受信」メニューを示している。利用者が当該メニューを選択すると、配信サーバに接続してメールを送信ないしは受信する。同様に502は「渋滞情報検索」のメニューであり、利用者が当該メニューを選択すると、配信サーバに接続して現在時刻の渋滞情報を取得する。図5の504及び505で示すアイコンにより、当該メニューがキャラクタにより情報提供できることを示す。図5のメニュー中、505のキャラクタで合成できるのは、「渋滞情報検索」「イベント情報」「カラオケボックス検索」である。同様に、504のキャラクタで合成できるのは、「メール送受信」「渋滞情報検索」「イベント情報」「緊急情報通知」である。例えば、「カラオケボックス検索」メニューは、506のキャラクタでは合成することができないことを空欄にて示すこととする。上記の表示方法を利用して表示されたメニューから、利用者は好みの番組ないしはコンテンツを選択し、配信サーバから内容のダウンロードを行う。ダウンロードされたコンテンツを車載機に格納し、ステップS206乃至はステップS207にて選択したキャラクタを用いて利用者に情報を提供する。
【0017】
次に、上記の図2のステップS213で示したコンテンツのダウンロードに関わる実施の形態を説明する。ステップS213は、コンテンツであるところの対話アプリケーション自体をダウンロードするステップである。
【0018】
図6及び図7を用いて、利用者が好みのキャラクタ及びコンテンツを指定してサーバに情報送信を要求し、コンテンツを受信する方法の実施の形態を説明する。利用者は利用者の端末605から、ネットワーク604を経由して、図2で例示した実施方法等を利用してコンテンツのダウンロードをサービス提供者603に要求する(ステップS701)と、端末605は利用者が使用しているキャラクタID及び要求コンテンツIDを示す情報を要求メッセージに添付し、サービス提供者・サーバ603に対して、コンテンツ及び該コンテンツの変換方法についての要求メッセージを送信する(ステップS702)。サーバ603は要求メッセージを受信した後(ステップS703)、要求メッセージに含まれるコンテンツIDのコンテンツが既に取得済みか判定する(ステップS704)。コンテンツが取得済みであれば(ステップS706)、コンテンツ制作者601に対してコンテンツの要求は行わないが、コンテンツが取得済みでない場合(ステップS705)、コンテンツ制作者に対してネットワーク602を経由してコンテンツ要求を行い(ステップS717)、コンテンツ制作者601はコンテンツを生成して(ステップS708)、サービス提供者・サーバ603に対してコンテンツを送出する(ステップS709)。以上の手順でサービス提供者603はコンテンツを得る。続いて、ステップS710にて、受信された要求メッセージS703に含まれるキャラクタIDと、コンテンツ制作者が提供するコンテンツ制作者IDから、当該コンテンツがキャラクタ様態への変換が可能かどうか判定を行う(ステップS710)。上記の手順により、本発明の主たる課題である、コンテンツ制作者が許諾したいキャラクタ様態であるか、更にキャラクタの権利者が許諾したいコンテンツ内容かどうかの判定が可能となり、コンテンツ制作者及びキャラクタ権利者両者の目的を実現することができ、多大なメリットを提供することができる。ここで、キャラクタ変換とは例えば、該コンテンツに関しての発声やアニメーション表示をキャラクタの態様とすることのほか、該コンテンツの内容を外国語等のような他言語様態に変換する等の2次加工も含むものとする。ステップS710のコンテンツ変換可否判定の結果(ステップS711)、変換が許可された場合(ステップS713)は、当該コンテンツを要求されるキャラクタ様態へのコンテンツ変換を行い(ステップS714)、変換が許可されない場合コンテンツ変換を行わない(ステップS712)。上記のステップで得られた送信用のコンテンツに対し、端末で提示可能な様態として組成し(ステップS715)、端末605に対してコンテンツを送出する(ステップS716)。利用者・端末605ではサーバから送出されたコンテンツを受信し、当該コンテンツの表示、音声出力などを行う。上記ステップにおけるコンテンツの組成方法としては、例えば、VoiceXMLのような対話型アプリケーションとして記述する方法や、スクリプト言語を用いる方法、端末側で自動実行可能なアプリケーションプログラムとして組成する方法等が利用できる。
【0019】
尚、上記ステップS711においてステップS712となった場合には、コンテンツ変換が行われない。コンテンツ変換を行わない場合には、コンテンツにコンテンツ変換が許可されなかった旨の情報を添付し端末に送出することで、例えば「このコンテンツはキャラクタの音声に変換できません。」という主旨のメッセージを出力し利用者に通知する方法により利便性及び安全性を高めても良い。若しくは、該コンテンツを変換せずに、又は許容されているキャラクタに変換したコンテンツを送出するようにすることもできる。
【0020】
上記判定手段を設けることで、コンテンツ制作者は、変換対象となるキャラクタ毎にコンテンツを制作する必要がなくなり、重要情報や幼児向けコンテンツなど、対象とするキャラクタを制限するメリットを享受できる。同様に、対象とするキャラクタ選定等の作業をサービス提供者に委譲することができるので、コスト削減にも有効に作用する。一方、キャラクタ権利者に対しても、サービス提供者が提供するコンテンツに対して著作権、安全性の観点から保護が可能となる。また、例えば、対象とするコンテンツ制作者のカテゴリを指定するだけで、対象としないコンテンツはサービス提供者が排除するのでキャラクタ提供者は安全にキャラクタ変換を実施できる。
【0021】
上記の方法で利用者は要求したコンテンツを受信することができるが、例えば、電子的ネットワークに接続された利用者端末605とは異なる端末を用いて、得たいコンテンツ内容及びキャラクタ様態をサービス提供者・サーバ登録し、ステップS702にて、当該登録情報を指定する情報のみを送信する手段を用いて実施しても良い。
【0022】
図8は、上記コンテンツ作成及び送出の方法の実施形態のうち、コンテンツ変換を電子的ネットワークで接続されたコンテンツ変換サーバにて実施する形態の構成図である。図7のステップS714においてコンテンツ変換を行う際、サービス提供者803は、電子的ネットワーク806で接続されたコンテンツ変換サーバ807に対して、特定のキャラクタ様態に変換する目的でコンテンツを送出し、コンテンツ変換サーバ807はコンテンツを当該キャラクタの様態に変換しサービス提供者に返送することにより図7ステップS714を完了する。上記の方法で実施することにより、サービス提供者であるところのサービス事業者と、コンテンツ変換サービスを請け負うサービス事業者を形態的に分離する事ができ、運用費用の削減、保守の効率化等多くのメリットを提供できる。
【0023】
図9は、上記コンテンツ作成及び送出の実施形態のうち、コンテンツ変換を電子的ネットワークで接続されたコンテンツ変換サーバにて実施する形態の構成図である。本実施形態は、図8で示した実施形態と異なる点は、端末が電子的ネットワーク906を介してコンテンツ変換を行う点にある。本実施例では、サービス提供者903は、図7で示したステップS714に際して、コンテンツ変換を行うサーバ名を設定するのみとし、該サーバ名を含めたコンテンツ組成方法により作成したコンテンツを、電子的ネットワーク904を経由して利用者端末905に送出する。例えば、コンテンツ変換サーバとして特定のサーバのアドレスを設定し、CGI(Common Gateway Interface)等の機構を利用して当該コンテンツを引数として送信する事により、コンテンツ変換サーバ906はコンテンツを変換し利用者端末905に返送する方法で実施しても良い。上記の方法で実施することにより、サービス提供者が行う処理の負荷を削減できるというメリットを提供できる。
【0024】
図1、図10、図11、図12、図13及び図14を用いて、サービス提供者におけるコンテンツ変換可否判定手段の実施の形態を説明する。サービス提供者は、端末からの要求メッセージ1013から、コンテンツID1015とキャラクタID1014を取得する(ステップS1001及びステップS1002)。図10においては、コンテンツID=CT0005、キャラクタID=CH0001となる。続いて、ステップS1003にて、キャラクタ権利者情報管理部117を用いてコンテンツID=CT0005に対する「対キャラクタ権利者認可クラス」を取得する。図14は、サービス提供者が提供するサービス装置101に格納されているコンテンツ制作者情報データベース116の内容の一例である。 サービス提供者は、サービスを提供するコンテンツ制作者との契約の際に、書面もしくは電子的にコンテンツ制作者IDを付与し、コンテンツ制作者に関する管理情報の設定を行う。図14コンテンツ制作者情報データは、1401はコンテンツ制作者のID、1402はコンテンツ制作者の名称、1403はサービス提供者が定める一連の条件を満足する「オーソライズ」されたコンテンツ制作者か否かの情報、1404はコンテンツ制作者が制作したコンテンツを許諾するキャラクタ権利者の認可クラス情報、1405は該認可クラスに対応して派生する情報から構成する。ここで、1404の「対キャラクタ権利者認可クラス」とは、コンテンツ制作者が自らのコンテンツについてキャラクタ変換等の2次加工の許可を与えるクラスであり、サービス提供者があらかじめ設定したクラスに基づき決定される。例えば、図11に記載するような、コンテンツの加工を全て許可するクラス(C1)、サービス提供者が定めた一連の条件を満足するキャラクタ権利者にのみ変換を許可するクラス(C2)、コンテンツ制作者が指定した権利者にのみ若しくは特定のキャラクタへのみ加工を許可するクラス(C3)、2次加工を全て禁止するクラス(C4)に分類する方法がある。ステップS1003の実施の結果、コンテンツID=CT0005に対する認可クラス情報「C2」を取得する。上記の例では図14に示すようにコンテンツ制作者情報データベース116に格納されている情報を参照したが、コンテンツ制作者が送信するコンテンツ毎に変更する場合は、対象となるコンテンツにコンテンツ制作者が、該対キャラクタ権利者認可クラスをコンテンツに添付し、ステップS1003にてコンテンツに含まれる対キャラクタ権利者認可クラス情報を抽出し、認可クラスとして利用すればよい。
【0025】
続くステップS1004にて、コンテンツID=CT0005に対する対キャラクタ権利者認可クラス「C2」に対して、キャラクタ権利者情報管理部117を用いてキャラクタID=CH0001であるキャラクタ権利者が「C2」に含まれるかどうか判定する。図13は、サービス提供者が提供するサービス装置101に格納されているコンテンツ制作者情報データベース118の内容の一例である。サービス提供者は、サービスを提供するキャラクタ権利者との契約の際に、書面もしくは電子的にキャラクタ権利者IDを付与し、キャラクタ権利者に関する管理情報の設定を行う。図13キャラクタ権利者情報データは、1301はキャラクタ権利者のID、1302はキャラクタ権利者の名称、1303はサービス提供者が定める一連の条件を満足する「オーソライズ」されたキャラクタ権利者か否かの情報、1304はキャラクタ権利者が権利保持するキャラクタの使用を許諾するコンテンツ制作者の認可クラス情報、1305は該認可クラスに対応して派生する情報から構成する。ここで、1304の「対コンテンツ制作者認可クラス」とは、キャラクタの権利者が自らのキャラクタを利用して出力することのできるコンテンツ制作者に与える許諾情報であり、サービス提供者があらかじめ設定したクラスに基づき決定される。例えば図12に記載するような、全てのコンテンツに対してキャラクタの使用を許可するクラス(K1)、サービス提供者が定めた一連の条件を満足する制作者にのみキャラクタ使用を許可するクラス(K2)、キャラクタ権利者が指定した制作者若しくはコンテンツカテゴリーにのみ加工を許可するクラス(K3)に分類する方法がある。ステップS1004では、図13のキャラクタID=CH0001を検索し、CH0001に対応するオーソライズ情報「あり」を得る。すなわち、CH0001のキャラクタ権利者はサービス提供者によってオーソライズされている権利者であるので、クラス「C2」に含まれる。すなわち、ステップS1004の結果「含まれる」と判定され(ステップS1006)、ステップS1007に進む。ここで、CH0001がクラス「C2」に含まれていないと判定される場合には、「コンテンツ変換を許可しない」(ステップS1012)とし、送出すべきコンテンツ1016の特定の記憶領域1017に「コンテンツ変換を許可しない」旨の情報を書き込み判定手段を終了する(ステップS1012)。
【0026】
続くステップS1007では、キャラクタID=CH0001に対する対コンテンツ認可クラスを、キャラクタ権利者情報管理部117を用いて取得し、図13から「K1」を得る。続くステップS1008にて、キャラクタID=CH0001に対する対コンテンツ認可クラス「K1」に対して、コンテンツ制作者情報管理部115を用いてコンテンツID=CT0005であるコンテンツ制作者が「K1」に含まれるかどうか判定する。ステップS1007にて、A社が許可するコンテンツ制作者はクラス「K1」であり、I社がクラス「K1]に含まれるかどうか判定する(ステップS1008)。ここで、「K1」は図12より全てのコンテンツ制作者を含むので、必然的にCT0005はクラス「K1」に含まれるのでステップS1010に進み、「コンテンツ変換を許可する」(ステップS1011)となり、送出するコンテンツ1016の特定の記憶領域1017に「コンテンツの変換を許可する」旨の情報を書き込み判定手段を終了する。含まれない場合には、ステップS1005と同様に「コンテンツ変換を許可しない」(ステップS1009)とし、送出するコンテンツ1016の特定の記憶領域1017に情報を書き込み、判定手段を終了する。
【0027】
上記の例では、コンテンツ変換を許可する例を示したが、次に、コンテンツ変換を許可しない例を記載する。利用者から、コンテンツID「CT0002=F社」と、キャラクタID「CH0002=B社」の組み合わせの要求があった場合には、ステップS1004では、F社が許可するキャラクタ作成者はクラス「C3」であり、B社はF社によって指定されたキャラクタ作成者ではないので、B社はクラス「C3」に含まれないと判定され、ステップS1005に進み、「コンテンツ変換を許可しない」と判定される。
【0028】
以上のステップを用いて、端末からの要求メッセージに対応して、要求されているコンテンツを、利用者の好みのキャラクタで合成できるか判定する。上記実施例では、キャラクタID及びコンテンツIDを利用してコンテンツ変換の判定を実施したが、例えばサービス装置101に格納されている利用者情報を利用して、利用者のサービス程度に応じたコンテンツ変換の判定も行うことができる。例えば、利用者情報データベース114から、サービス提供者との契約に応じてあらかじめ設定された「プレミアム(最上級)」「ゴールド(上級)」「ノーマル(一般)」等の利用者分類を読み出し、「プレミアム」及び「ゴールド」の利用者に関してはコンテンツ変換を許可するが、「ノーマル」の利用者に対してはコンテンツ変換は許可しない等の判定手段を実施し、サービス内容に柔軟性を付与することもできる。また、端末からの要求に対してコンテンツ変換を許可すると判定できた場合には、付加サービス利用料として利用者から一定額の利用料を徴収することを取り決めておき、サービスの利用料に追加課金することもできる。更には、上記の利用者分類に応じて、上記付加サービス利用料を徴収しない、若しくは割引率を設定して徴収する等の課金判定手段を設定をしてもよい。
【0029】
図15及び図16は、図5に示すコンテンツメニューのダウンロードの際、上記コンテンツ変換判定手段を適用し、図5の504、505、506のキャラクタアイコン表示を行う方法を提供する手段を示す図である。利用者は図2のステップS210と同様の手段を用いてメニューのダウンロードの要求を行う(ステップS1501)。端末は要求メッセージを構成しサービス提供者・サーバに送信する(ステップS1502)。ステップS1503にて要求メッセージを受信したサービス提供者・サーバは、図1の114に示す利用者情報データベース、コンテンツ制作者情報データベース116、コンテンツデータベース120を参照する等して、利用者が利用可能なコンテンツへのインデックス集合体であるメニューを組成する(ステップS1504)。続いて、同様の手続きで利用可能キャラクタを組成する(ステップS1506)。ステップS1504及びステップS1505で得られた組成データに対して、コンテンツ変換可否判定を行う(ステップS1506)。ステップS1506で実施したコンテンツ変換可否判定の手段を用いて、利用者に返送するメニューリストを組成する(ステップS1507)。例えば、図16に示すようなメニュー名1601、利用キャラクタ名と該利用キャラクタに対応する「許可/不許可」判定結果1602及び1603で構成する。ステップS1508にて該メニューリストを送出し、端末が該メニューを受信することにより(ステップS1509)、図5に示すコンテンツメニューの表示が可能となる。
【0030】
図17及び図18を用いて、本発明を利用する端末利用者への情報提供方法のうち、音声合成を用いた情報出力方法に関する実施の形態を説明する。図17は一般的なテキストからの音声合成の実施の形態を説明する図である。ここで、テキストからの音声合成としているのは、例えば「羽田から渋滞しています。」というようなテキスト情報から計算機を用いて音声波形に変換する技術を言い、上記実施例では、コンテンツ内容に含まれる利用者へのプロンプト音声の提供方法に関する。プロンプト音声とは、利用者の発声を促したり、利用者への情報提供を行うための出力音声のことを指す。まず、ステップS1701にて読み上げの対象となるテキストを入力し、言語解析辞書1708を用いて形態素解析を行う(ステップS1702)。形態素とは、文を構成する要素を指し、日本語ではほぼ単語に相当する。例えば、「羽田から渋滞しています。」というテキスト入力に対しては、「羽田/から/渋滞/し/て/い/ます」と形態素解析される。形態素解析の結果には、各形態素に対応する品詞情報も付与されている。該例であれば、順に、「地名/助詞/サ変名詞/サ変連用/助詞/補助動詞/助動詞」となる。各形態素の品詞情報は、続く読み・アクセント付与ステップで利用する。続く読み・アクセント付与ステップS1703では、アクセント辞書1709を用い、各形態素のアクセントを決定し文節にまとめる処理を実施する。例えば、「羽田/から」は2つの形態素で1つの文節を構成するが、この文節に対し「ハネダカラ」という読みとアクセント(この場合は平板型)を決定し、韻律記号を出力する(ステップS1704)。該例では、「ハネダカラ/ジュータイシ>テイマ’ス>.」のような韻律記号に変換する。韻律記号は、発音を示す発音識別子と、アクセント位置やポーズ、無声化等の指定を行う韻律識別子から構成する。ここでは、韻律記号は、発音識別子と韻律識別子から構成したが、より精細な制御を行うために、話者を指定する話者識別子、発音識別子の時間長及びピッチ周波数値を直接記述する直値指定子等を追加してもよく、上記例の限りではない。続いて、上記韻律記号から合成音を構成する音声素片を決定し、素片データベースから素片を選択し接続する(ステップS1705)。接続した音声のままではイントネーションやリズムが正しくないため、韻律記号中に含まれるアクセント記号などの韻律指定子から基本周波数の時系列パターンと各素片の時間長を計算し、上記ステップS1706で接続した音声の韻律を滑らかに制御する。上記の手順で音声合成波形を出力する(ステップS1707)。なお、上記のステップは一例であり、テキストからの音声合成手段は上記例に限定するものではない。
【0031】
上記図17に示したテキストからの音声合成方法は、言語解析辞書1708及びアクセント辞書1709を端末に搭載する形態であるが、端末に搭載した辞書を更新する方法は一般にコストが高く、新しい単語や難読地名など正しく読めないという問題が生じる。そのような問題に対処するため、図18に示すような構成で実施してもよい。すなわち、図17に示したステップS1701からステップS1707までの各ステップで行う処理は同一であるが、図18のステップS1801からステップS1804までは、サービス装置1805にて処理を行い韻律記号に変換した上で、電子的ネットワーク1806を介して端末にデータとして送信し、端末にて韻律記号を抽出して合成に用いる方法により実施することもできる。この方法を用いることにより、新語や難読地名への対応等が容易となり大きなメリットを提供できる。
【0032】
図19を用いて、図7記載のステップ714において実施するコンテンツ変換手段の他の一実施の形態を説明する。まず、コンテンツ変換手段においては、変換すべきキャラクタのキャラクタIDを設定する(ステップS1901)。キャラクタIDは図7記載のステップ710で得られているので判定に用いたデータを利用すればよい。次に、該キャラクタIDに対応する変換手段を、変換方法を指定したデータベース1905を参照することにより変換方法を決定する(ステップS1902)。変換方法指定情報には、コンテンツ変換を行うプログラムの名称、コンテンツ変換を行うサーバ名称等が記述されていればよく、コンテンツ変換が実行できれば上記限りではない。例えば、コンテンツ変換の実施方法として、外国語への翻訳技術、画像変換の技術等を利用することができる。上記のいずれかの変換方法を用いてコンテンツ変換を行い(ステップS1903)、変換後コンテンツを生成する(ステップS1905)。
【0033】
上記図19記載のコンテンツ変換の実施の形態の一例として、図20、図21及び図22を用いて、「大阪弁のおにいさん」のキャラクタを用いて、「メール送受信」アプリケーションのコンテンツ変換を行う例を説明する。「メール送受信」アプリケーションに含まれる音声プロンプトテーブルを、図22(A)に示す。これらのプロンプト音声は、「メール送受信」アプリケーションから音声として発声さすべきテキストを抽出したものである。例えば、テーブル2201のST001は、「メールをダウンロードします。よろしいですか?」というテキストが抽出されたことを示している。このように、本発明が対象とする対話アプリケーションには一般的な表現でテキストが埋めまれているので、例えば図20に示すステップを用いて、テキストのコンテンツ変換を行う。まず、ステップS2001で入力されたテキストに対して形態素解析を行い形態素列に分解する。続いて、得られた形態素列に対して一般的なテキストからの音声合成と同様の手段を用い読み・アクセント付与を行うステップと(ステップS2003)、ステップ2002で得られた形態列を用いて特徴的なパターンを格納する変換パターンデータ2007を検索する。例えば、図21で示すような変換パターンデータを用いることができる。当該キャラクタ(ここでは、「大阪弁のおにいさん」)に対応した変換規則の集合体であるが、規則に関してはもちろんこの限りではない。上記のST001から得られた形態素解析列では、「メールをダウンロードします。」の「ダウンロードします。」が「[サ変名詞]します。」のパターンと合致するため、規則ID=1の規則を適用できる。すなわち、上記の「メールをダウンロードします。」に対しては、ステップS2004にて規則ID=1の規則を検索した後、ステップS2005にて、合致したパターンの読み・アクセントパターンを置き換える。上記例では、ステップS2003の出力が「メールオ|ダウンロ’オド/シマス>.」となるので、「メールオ|ダウンロ’オド/シマ’ッセエ↑.」の韻律記号出力を得る。ST001の第二の文章に関しては規則ID=6を、ST002の第一の文章に関しては規則ID=3を、ST002の第二の文章に関しては規則ID=5を、ST003の第一の文章に関しては規則ID=4を、ST003の第二の文章に関しては規則ID=2を、ST004の文章に関しては規則ID=7を適用すればよい。上記のように、対象となる発声内容テキストに対して方言等の特有の言い回しの文節等と入れ替えを行うことで方言等への言い回しの変換が可能となり、図22(A)の変換前音声プロンプトテーブルを、図22(B)の変換後音声プロンプトテーブルに変換できる。
【0034】
上記図19記載のコンテンツ変換の実施の形態の一例として、図23及び図24を用いて、「アメリカ人のケント」のキャラクタを用いて、英語で音声を出力するキャラクタ「メール送受信」アプリケーションのコンテンツ変換を行う例を説明する。「メール送受信」アプリケーションに含まれる音声プロンプトテーブルを図24(A)に示す。このように、図24(A)に示される変換前音声プロンプトは、図22(A)で示したプロンプトと同一である。例えば、プロンプトID=ST001の発声内容は、「メールをダウンロードします。よろしいですか?」となっている。本コンテンツ変換の実施例では、まずステップS2301にてテキストを抽出し、形態素・構文解析辞書2305を利用して形態素・構文解析を行う(ステップS2303)。次に、形態素・構文解析された情報を利用して、文型対応データ2306、対訳辞書2307を参照することにより(ステップS2303)、翻訳結果を出力する(ステップS2304)。例えば、上記の例では「Your mails are downloaded.Is itall right?」という出力を行う。同様にST002、ST003、ST004に対して処理することにより、図24(B)に示す変換後音声プロンプトテーブルを出力する。ここでは、上記のステップにより日本語から英語への変換を行ったが、最近では、数多くの機械翻訳ソフトウェア及び機械翻訳サービスが実施されており、日本語から英語へのコンテンツ変換として上記ステップに限定するものではない。同様に、日本語から他の外国語への変換、乃至は外国語から日本語への変換に関しても同様の形態を用いることで実施できる。上記構成により、端末の基本母語と異なる母語の使用者の場合、端末使用者の母語でコンテンツを提供することも可能になる。
【0035】
上記図19記載のコンテンツ変換の実施の形態の一例として、図25を用いて、ニュースコンテンツを読み上げる場合のキャラクタの画像を変換する例を説明する。図25の2502は、図3におけるキャラクタ「なかよし君」(301)である。ここで「なかよし君」キャラクタがニュースを読み上げる際には、2501の形態でコンテンツ変換されたニュース情報を表示すると共に、2503で示す新聞紙を模擬した画像を添付することで、ニュースを読み上げていることを明示することもできる。すなわち、運転中にはテキスト情報よりも視認性のよいアイテムを表示した方が安全性の観点から重要である。
【0036】
上記図19記載のコンテンツ変換の実施の形態の一例として、図26を用いて、交通情報コンテンツを読み上げる場合のキャラクタの画像を変換する例を説明する。ここで「なかよし君」キャラクタが交通情報を読み上げる際には、2601の形態でコンテンツ変換されたニュース情報を表示すると共に、2603で示す自動車を模擬した画像を添付することで、ニュースを読み上げていることを明示することもできる。すなわち、運転中にはテキスト情報よりも視認性のよいアイテムを表示した方が安全性の観点から重要である。
【0037】
上記図19記載のコンテンツ変換の実施の形態の一例として、図27を用いて、音声認識対象発話内容を変換する例を示す。一般に音声認識対象発話内容は、2701の形態で認識語彙の形式で設定されている。例えば、2701にはキャラクタエージェントの確認発話に対する端末利用者の発声を認識するための「はい」「いいえ」が記載されている。ここで、キャラクタとして「大阪弁のおにいさん」のキャラクタと対話する場合には、プロンプト発声を大阪弁に変換すると共に、コンテンツに含まれている音声認識対象発話も大阪弁を認識できるように変換した方が対話完了率が高まるので安全性の観点から有用である。すなわち、2702に示すように、あらかじめ認識対象発話内容として設定してある「はい」「いいえ」と合わせ、図20のコンテンツ変換手段と図21の変換パターンテーブルを実施して得られる「せやなあ」「ちゃうちゃう」も音声認識対象発話内容として構成する。なお、上記例では、認識語彙の形式で利用者の認識対象発話を設定したが、一般に、認識対象発話はネットワーク文法として設定される場合や文全体として設定される場合があり、認識対象発話は語彙のみに限定しない。
【0038】
【発明の効果】
本発明を実施することにより、コンテンツ制作者及びキャラクタ権利者双方の要求を判定した上でコンテンツを提供するサービスを提供することができる。又、従来は、キャラクタを指定しそのキャラクタが読み上げるコンテンツのみしか受信することができなかったが、本発明を実施することにより、ニュースや交通情報などの一般的なコンテンツを、言い回しの変換などを含めて好みのキャラクタに読み上げさせる様に変換したコンテンツを受け取ることが可能になる。更に、サービス提供者にてコンテンツ変換管理するために、コンテンツ制作者とキャラクタ制作者各々に問い合わせを行う必要がなくなり、端末と配信サーバ間のコンテンツ送信は1回となるので、通信コストの低減になり利用者に多大なメリットを与える効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するサービス装置と端末の構成例。
【図2】端末を利用する手順の一例。
【図3】キャラクタメニュー表示の一例。
【図4】メニュー表示の一例。
【図5】メニュー表示の一例。
【図6】本発明を実施する構成例。
【図7】コンテンツのダウンロードに関わる実施例。
【図8】本発明を実施する構成例。
【図9】本発明を実施する構成例。
【図10】コンテンツ変換可否手段の一例。
【図11】対キャラクタ権利者認可クラスの一例。
【図12】対コンテンツ制作者認可クラスの一例。
【図13】キャラクタ権利者管理情報の一例。
【図14】コンテンツ制作者管理情報の一例。
【図15】メニューのダウンロードに関わる実施例。
【図16】メニュー情報の構成例。
【図17】テキストからの音声合成手段の一実施例。
【図18】テキストからの音声合成手段の一実施例。
【図19】コンテンツ変換方法選択の一例。
【図20】コンテンツ変換方法の一実施方法。
【図21】変換パターンテーブルの一例。
【図22】プロンプト音声に対する変換前・変換後の一実施例。
【図23】コンテンツ変換方法の一実施方法。
【図24】プロンプト音声に対する変換前・変換後の一実施例。
【図25】コンテンツ変換後の一画面例。
【図26】コンテンツ変換後の一画面例。
【図27】音声認識対象発話内容に対する変換前・変換後の一実施例。
【符号の説明】
101 サーバ装置、102 電子的ネットワーク、103 端末装置、105 制御部、106 音声合成部、107 指示入力部、108 画像表示部、109 スピーカ、110 マイク、111 ディスプレイ、112 制御部、113 利用者情報管理部、114 利用者情報データベース、115 コンテンツ制作者情報管理部、116 コンテンツ制作者情報データベース、117 キャラクタ権利者情報管理部、118 キャラクタ権利者情報データベース、119 コンテンツ管理部、120 コンテンツデータベース、121 メニュー生成部、122 コンテンツ変換可否判定部、123 コンテンツ変換部、S201 エンジン始動・車載機起動ステップ、S202 変更判定ステップ、S203 しないを選択するステップ、S204 するを選択するステップ、S205 キャラクタメニュー表示ステップ、S206 キャラクタ選択ステップ、S207 キャラクタ設定ステップ、S208 メニューを変更するかを判定するステップ、S209 するを選択するステップ、S210 しないを選択するステップ、S211 新規メニューをダウンロードするステップ、S212 メニューを表示するステップ、S213 メニューを選択するステップ、S214 コンテンツをダウンロードするステップ、S215 選択したキャラクタで音声対話を実行するステップ、301 キャラクタのアイコン画像、302 キャラクタの愛称、303 キャラクタを選択中の表示、304 キャラクタのアイコン画像、305 キャラクタのアイコン画像、306 キャラクタ選択の枠を左に移動する矢印キー、307 キャラクタ選択の枠を右に移動する矢印キー、308 選択可能なキャラクタを指示する枠表示、402 メニュー項目表示、403 メニュー項目表示、404 メニュー項目表示、405 メニュー項目表示、406 キャラクタ画像、407 発声内容表示、501 メニュー項目、502 メニュー項目、503 メニュー項目、504 キャラクタのアイコン画像、505 キャラクタのアイコン画像、506 キャラクタで合成できないことを示すブランク表示、601 コンテンツ制作者、602 電子的ネットワーク、603 サービス提供者、604 電子的ネットワーク、605 端末、S701 コンテンツのダウンロード要求のステップ、S702 要求メッセージを送信するステップ、S703 要求メッセージを受信するステップ、S704 コンテンツが取得済みかどうか判定するステップ、S705 取得済みでないを選択するステップ、S706 取得済みであるを選択するステップ、S707 コンテンツを要求するステップ、S708 コンテンツを生成するステップ、S709 コンテンツを送出するステップ、S710 コンテンツ変換可否を判定するステップ、S711 結果がOKかどうかを判定するステップ、S712 変換できないが選択されるステップ、S713 変換ができるが選択されるステップ、S714 コンテンツ変換を行うステップ、S715 コンテンツを組成するステップ、S716 コンテンツを送出するステップ、S717 コンテンツを受信するステップ、801 コンテンツ制作者、802 電子的ネットワーク、803 サービス提供者、804 電子的ネットワーク、805 端末、806 電子的ネットワーク、807 コンテンツ変換サーバ、901 コンテンツ制作者、902 電子的ネットワーク、903 サービス提供者、904電子的ネットワーク、905 端末、906 コンテンツ変換サーバ、S1001 キャラクタIDを取得するステップ、S1002 コンテンツIDを取得するステップ、S1003 対キャラクタ権利者認可クラスを取得するステップ、S1004 認可クラスに含まれるか判定するステップ、S1005 含まれないが選択されるステップ、S1006 含まれるが選択されるステップ、S1007 対コンテンツ制作者認可クラスを取得するステップ、S1008 認可クラスに含まれるか判定するステップ、S1009 含まれないが選択されるステップ、S1010 含まれるが選択されるステップ、S1011 コンテンツ変換を許可する状態、S1012 コンテンツ変換を許可しない状態、1013要求メッセージ、1014 キャラクタID格納領域、1015 コンテンツID格納領域、1016 送出メッセージ、1017 コンテンツ変換可否格納領域、1101 認可クラスID、1102 許可情報内容、1201 認可クラスID、1202 許可情報内容、1301 キャラクタ権利者ID、1302 キャラクタ権利者名称、1303 オーソライズ情報、1304 認可クラス、1305 認可情報、1401 コンテンツ制作者ID、1402 コンテンツ制作者名称、1403 オーソライズ情報、1404 認可クラス、1405 認可情報、S1501 メニューダウンロードを要求するステップ、S1502 要求メッセージを送信するステップ、S1503 要求メッセージを受信するステップ、S1504 メニューを組成するステップ、S1505 利用可能キャラクタを組成するステップ、S1506 コンテンツ変換可否を判定するステップ、S1507 メニューリストを組成するステップ、S1508 メニューを送出するステップ、S1509 メニューを受信するステップ、1601メニュー名、1602 キャラクタ情報、1603 キャラクタ情報、S1701 テキスト入力ステップ、S1702 形態素解析ステップ、S1703 読みアクセント付与ステップ、S1704 韻律記号出力ステップ、S1705素片接続ステップ、S1706 韻律制御ステップ、S1707 音声合成波形出力ステップ、1708 言語解析辞書、1709 アクセント辞書、1710 素片データベース、S1801 テキスト入力ステップ、S1802 形態素解析ステップ、S1803 読みアクセント付与ステップ、S1804 韻律記号出力ステップ、1805 サービス装置処理、1806 電子的ネットワーク、S1807 韻律記号入力ステップ、S1808 素片接続ステップ、S1809 韻律制御ステップ、S1810 音声合成波形出力ステップ、1811端末処理、1812 言語解析辞書、1813 アクセント辞書、1814 素片データベース、S1901 変換キャラクタIDの設定ステップ、S1902 変換手段の決定ステップ、S1903 コンテンツ変換実行ステップ、S1904 変換後コンテンツ生成ステップ、1905 変換方法指定データベース、S2001 テキスト入力ステップ、S2002 形態素解析ステップ、S2003 読み・アクセント付与ステップ、S2004 変換パターン検索ステップ、S2005 パターン置き換えステップ、S2006 韻律記号出力ステップ、2007 変換パターンデータ、2101 規則ID、2102 基準パターン、2103 変換後パターン、2104 読みアクセントパターン、2201変換前音声プロンプトテーブル、2202 変換後音声プロンプトテーブル、S2301 日本語テキスト入力ステップ、S2302 形態素・構文解析ステップ、S2303 翻訳ステップ、S2304 翻訳結果出力ステップ、2305 形態素構文解析辞書、2306 文型対応データ、2307 対訳辞書、2401 変換前音声プロンプトテーブル、2402 変換後音声プロンプトテーブル、2501 情報内容表示、2502 キャラクタ表示、2503 変換後画像表示、2601 情報内容表示、2602 キャラクタ表示、2603 変換後画像表示、2701 変換前認識発話テーブル、2702 変換後認識発話テーブル。

Claims (1)

  1. 複数のコンテンツと、前記コンテンツに関する情報を記録管理する情報処理装置であって、
    接続される端末装置からのコンテンツ及び前記コンテンツを表現するキャラクタを指定するコンテンツ要求を受け取る手段と、
    前記情報はコンテンツ制作者がコンテンツ変換を許諾したいキャラクタ態様であるか否かの第1の判定に用いるコンテンツIDと、キャラクタの権利者が前記コンテンツ変換を許諾したいコンテンツ内容であるか否かの第2の判定に用いるキャラクタIDとを有し、
    前記コンテンツIDの値を第1のデータベースと照合することにより前記第1の判定を行い、前記キャラクタIDの値を第2のデータベースと照合することにより前記第2の判定を行い、
    前記第1の判定において許諾判定が出て、かつ、前記第2の判定において許諾判定が出た場合には、前記コンテンツのキャラクタ態様への変換処理を行う手段を有することを特徴とする情報処理装置。
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