JP4344424B2 - Rotation mark - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の印字ベルトを有する回転印体の下方端にマスター印字体を設けた回転印であって、印字ベルトとマスター印字体の印字面を同一面状とするための回転印体の高さ調節機構を有する回転印に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の回転印はよく知られており、例えば実公昭64−4532号、実公平1−26460号等に開示されている。そして、この種の回転印を組み付けた際、ほとんどの場合において印字ベルトとマスター印字体の印字面の高さに若干のズレが生じて印字面が同一面状にならず、組み付けた状態のままで捺印したとしても印影にムラが生じてしまい、鮮明な印影を得ることができない。又、印字ベルトを回転して印字面を変更した際に、変更前には同一面状であった印字ベルトとマスター印字体の印字面が同一面状でなくなったり、長期間使用しているうちに印字ベルトの印字面やマスター印字体の印字面が摩耗したりすることが原因で印字ベルトとマスター印字体の印字面が同一面状でなくなる等、使用しているうちに鮮明な印影を得ることができなくなることもある。そこで、従来より知られている実公昭64−4532号、実公平1−26460号等に開示されたような回転印は、印字ベルトとマスター印字体の印字面を同一面状とする印字ベルトの高さ調節機構を備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の高さ調節機構では次のような問題点があった。即ち、実公昭64−4532号の回転印では、印字機構の門形枠体の上面に立設されたねじ棒に調節ナットを螺合してあり、この調節ナットを回転させることにより印字機構が昇降して印字ベルトの高さを調節することができるものとなっており、この回転印の調節ナットは常時はねじ棒に螺合された柄の内部に隠れており回転操作が不可能となっているものである。従って、この回転印において印字ベルトの高さ調節を行う際には、その都度柄を回転させて取り外すか、調節ナットの回転操作が可能となる位置まで柄を回転させてねじを緩めなければならないため、印字ベルトの高さ調節を行うまでの操作が面倒であるという問題点があった。又、この回転印の調節ナットは小さく手で回転させることが難しいため、印字ベルトの高さ調節を行う時には調節ナットを回転させるための工具等を必要とするといった問題点があった。
【0004】
次に、実公平1−26460号の回転印では、前記した実公昭64−4532号の回転印と同様の構成で印字ベルトの高さ調節を行うものであるが、ボルトに螺合された高さ調節をするための調節ナットには操作板を取り付けてある。そして、この操作板は常時はボルトに螺合された柄により本体ケースの上面に圧着されて回転操作が不可能となっており、これにより調節ナットは常時は回転が不可能となっている。したがって、このような回転印において高さ調節を行う際には、柄を取り外す必要はないが、操作板が回転操作可能となる位置まで柄を回転させてねじを緩めなければならないものであり、前記した実公昭64−4532号の回転印と同様に高さ調節を行うまでの操作が面倒であるという問題点があった。又、この回転印では高さ調節をした後に操作板を本体ケースの上面に柄にて圧着させるものとしているが、操作板を本体ケースの上面に圧着させる時には柄の下端が操作板に回転しながら当接するため、操作板が圧着される時には柄と共に操作板が一緒に回転してしまうことがあり、これにより高さ調節をしたはずの印字ベルトの高さにズレが生じてしまい、印字ベルトとマスター印字体の印字面を同一面状にすることがなかなかできないという問題点があった。
【0005】
更に、前記した実公昭64−4532号や実公平1−26460号等に開示された従来の回転印では、組み付け時において枠体の上面に立設されたボルト(ねじ棒)に調節ナットと柄を螺合しなければならないが、その調節ナットと柄を螺合する作業は組み付け時においては大変煩わしいものであり、組み付けの作業性が悪いという問題点があった。
【0006】
そこで、本発明は前記した問題点を解消して、柄を何回も回転させてねじを緩めたり柄を取り外すといった操作を不要として印字ベルトの高さ調節を簡単に行うことができるようにし、又、高さ調節を済ませた直後に印字ベルトの高さにズレが生じることがないようにして印字ベルトとマスター印字体の印字面を確実に同一面状にすることができるようにし、更に、組み付け時においては調節ナットや柄を螺合する作業を不要として組み付けの作業性を向上した回転印を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記した課題を解決するために、本体ケースと、枠体に回転可能に軸支した複数の回転子と枠体下端に設けた橋架片との間に印字ベルトを懸装してなり前記本体ケース内に昇降可能に組込まれる回転印体と、下面に前記印字ベルトが露呈する窓孔を有するマスター印字体を備えており前記本体ケースの下端に昇降可能に取付けられるマスター印体と、前記本体ケースの上面に立設される握り部材とを備えた回転印において、前記本体ケース内に前記回転印体を常時上方に弾発支持する弾発部材を設け、前記枠体の上面に立設された軸棒に調節リングを前記枠体の上面と前記本体ケースの上面との間で回転可能に軸支し、更に前記枠体の上面と前記調節リングの下面のうち一方に傾斜部、他方に案内部を設けた回転印である。そして、このように構成された本発明の回転印では、前記調節リングを回転させることにより前記傾斜部と前記案内部が摺接して、回転印体が本体ケース内を昇降するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1〜図4は本発明の一実施の形態を示すものである。1は下端が開口した角筒状の本体ケースであり、金属製の2つの半割ケース1a、1bを抱き合せ状に結合したものである。その結合の方法は、抱き合せ状にした半割ケース1a、1bの上端に角型の保持枠2を、下端に後述するマスター印体36をそれぞれ被装して、半割ケース1a、1bを抱き合せ状に保持させるものである。そして、この本体ケース1の内部には回転印体3が組み込まれている。この回転印体3は、コ字状の枠体4の中間位置に複数の回転子5を軸6にて回転可能に軸支し、この回転子5と枠体4の下端に設けた橋架片7との間に回転子5と同数の印字ベルト8を懸装してなるものであり、本体ケース1の前後側面となる半割ケース1a、1bそれぞれの側面に設けられた縦長の操作孔9より回転子5を外側に突出させて、その回転子5を回転操作することにより印字ベルト8の印字内容を変更することができるものである。又、前記枠体4はプラスチック製としており、枠体4の上面には上端を円弧状とした突起状の2つの案内部10を対向位置に一体成形してある。
【0009】
又、本体ケース1の下端には一対の支持片11a、11bを設けてある。この支持片11a、11bは2つの半割ケース1a、1bの下端にそれぞれ対向して設けられたものであり、この支持片11a、11bには2つの弾発部材12を配設してある。この弾発部材12は上方に湾曲した形状の金属製の板バネとしてあり、この弾発部材12の一端に設けられた係止片13を支持片11aに設けられた係止孔14に係止させて弾発部材12の一端を支持片11aに固定し、他端を支持片11bに当接支持してあるものである。そして、弾発部材12の上面は前記枠体4の対向側面の下端に常時当接するものとしており、これにより回転印体3は本体ケース1内に常時上方に弾発支持された状態で組み込まれることとなる。尚、弾発部材12の一端を支持片11aに固定する際には接着剤等を用いて弾発部材12の一端が支持片11aから容易に外れることがないようにすることが望ましい。
【0010】
又、半割ケース1a、1bの上面の抱き合わせ目の中央には円形の孔部15を、保持枠2の上面中央には前記孔部15に連通する円形の孔部16を設けてあり、その孔部15、16には前記枠体4の上面中央に立設された金属製の軸棒17を貫通させて、その軸棒17を本体ケース1の上面より外側に突出させてある。軸棒17は枠体4の上面に固着されたものであり、その外周面は従来のようにねじ山を形成してあるものでなく、平坦となっているものである。尚、この軸棒17は本実施の形態では金属製としているがその材質は特に限定されるものではなく、プラスチック製であっても良い。そして、前記軸棒17には円形の調節リング18をその下面が前記枠体4の案内部10の上端に当接するように回転可能に軸支してあると共に、調節リング18の上方位置には固定部材19を軸支してある。
【0011】
前記調節リング18は中心に前記軸棒17が挿入される孔部20を設けてなるもので、本体ケース1の前後左右の4側面となる半割ケース1a、1bそれぞれの側面上部に設けられた横長の操作孔21より外側に突出させて、外部より回転操作可能としてある。そして、調節リング18の下面には、それぞれ同一の周方向に向かって下方に傾斜する略半円状の2つの傾斜部22を隙間Sをもって設けてある。その隙間Sは前記案内部10が収まる分の大きさであり、本実施の形態における隙間Sは案内部10の幅とほぼ同一としている。そして、この2つの傾斜部22は調節リング18を回転させることにより前記案内部10と摺接するもので、枠体4の上面中央に立設された軸棒17の中心から一方の案内部10の中心までの直線距離を半径とした円の軌跡上に設けてある。尚、本実施の形態における2つの傾斜部22は、図4に示すように調節リング18を下面から見た場合において反時計回りの方向に向かって下方に傾斜しているものであり、調節リング18の下面から傾斜部22の最下点22aまでの寸法は2.0mmとしてある。又、調節リング18を回転させた際に傾斜部22と案内部10が確実に摺接するためには、案内部10の高さは調節リング18の下面から傾斜部22の最下点22aまでの寸法と同一かそれより大きくなくてはならず、本実施の形態では案内部10の高さは2.0mmとしてある。
【0012】
前記固定部材19は円筒状の固定部23の下端に該固定部23より径が大きい円形の鍔部25を設けてなるもので、この固定部23と鍔部25の境目となる固定部23の外周面下端には環状溝24を設けてある。又、この固定部材19の中心には前記軸棒17が昇降可能に挿入される貫通孔26を設けてある。そして、この固定部材19は、環状溝24に前記孔部15の開口縁を係止させることにより鍔部25が本体ケース1の上面より内側に、固定部23が本体ケース1の上面より外側に位置した状態で本体ケース1に抜け止め状に組み付けられるものであり、このように固定部材19を組み付けた際には、鍔部25の下面は前記調節リング18の上面に常時当接するものとしている。
【0013】
又、環状溝24の対向位置には一対の係止凸部27、前記孔部15の開口縁の対向位置には前記係止凸部27に対応する一対の係止部28をそれぞれ設け、固定部材19の環状溝24に孔部15の開口縁を係止する際に係止凸部27と係止部28を係止させるものとしているので、これにより固定部材19は本体ケース1に対して回り止め状に組み付けられるものである。そして、回転可能な調節リング18の上面と本体ケース1に対して回り止め状に組み付けられた固定部材19の鍔部25の下面には、常時互いに噛合する波状突起29、30をそれぞれ設けてあるので、調節リング18は常時は回転が規制された状態となっている。
【0014】
ここで、本体ケース1の内部には前記したように回転印体3が組み込まれているが、その回転印体3が弾発部材12により常時上方に弾発支持された状態において、枠体4の案内部10の上端は調節リング18の下面に、調節リング18の上面は鍔部25の下面にそれぞれ常時当接し、枠体4の上面に立設された軸棒17は固定部材19の貫通孔26に挿入されているので、本体ケース1の内部に組み込まれた回転印体3にはガタツキが生じることはないものである。
【0015】
31は固定部材19の固定部23に嵌着された円筒状の握り部材である。この握り部材31は下端が開口した中空状のものであり、握り部材31の内周面下部に設けられた環状凸部32と、固定部23の外周面のほぼ中間位置に設けられた環状凸部33を係合させて、固定部23に抜け止め状に嵌着してあるものである。又、固定部23の外周面対向位置には、固定部23の外周面上端から環状凸部33の上方まで延びる2つの縦溝34が設けてあり、この縦溝34には、握り部材31の内周面対向位置に設けられた2つの縦リブ35が係止している。これにより、握り部材31は固定部材19の固定部23に回り止め状に嵌着されている。
【0016】
マスター印体36は、断面コ字状の外枠37の下面に固着された円形のマスター印受38の下面にマスター印字体39を貼付してなるものであり、このマスター印字体39の中央に設けられた窓孔40より印字ベルト8が露呈するものである。このマスター印体36の取り付け方法は、マスター印体36を本体ケース1の下端に被装した状態において、外枠37の対向側面に対向して設けた2つの孔41のうちの一方の孔41からボルト42を挿入して、このボルト42を本体ケース1の左右側面となる半割ケース1a、1bの側面の抱き合せ目下部に対向して設けた長孔44と枠体4の対向側面に対向して設けた長孔45を通して他方の孔41まで貫通させ、その他方の孔41から突出したボルト42にナット43を螺合することにより、本体ケース1の下端に抜け止め状に取付けられるものである。そして、ボルト42とナット43の螺合を緩めることによりマスター印体36は昇降可能となるので、回転子5を回転操作して印字ベルト8を回転させる時は、ボルト42とナット43の螺合を緩めてマスター印体36を下降させてやれば、回転時に印字ベルト8が窓孔40の開口縁に当接することなくスムーズに回転することができる。
【0017】
次に、本実施の形態における回転印の印字ベルト8の高さ調節の方法について説明する。印字ベルト8とマスター印字体39の印字面を同一面状とするように印字ベルト8の高さを調節するには調節リング18を回転させれば良い。まず、図2に示すように案内部10の上端が調節リング18の下面に当接して、案内部10が図4に示す調節リング18の隙間Sに位置している状態において調節リング18を一方向に回転させると、案内部10の上端は傾斜部22と摺接し始める。尚、案内部10の上端が図2に示すように調節リング18の下面に当接した状態では案内部10は図4に示す調節リング18の隙間Sに位置しているので、この状態で調節リング18を傾斜部22が下方に傾斜する方向と同一方向に回転させようとしても、2つの傾斜部22の最下点22a側の端面が案内部10と当接するため、この状態では調節リング18を傾斜部22が下方に傾斜する方向に回転させることはできない。
【0018】
そして、調節リング18を更に一方向に回転させると、その回転に連動して案内部10の上端は傾斜部22の最下点22aの方向に摺接移動するので、それに連動して案内部10が設けられた枠体4は弾発部材12の弾発力に抗して下降する。このように枠体4が弾発部材12の弾発力に抗して下降することにより回転印体3が弾発部材12の弾発力に抗して本体ケース1内を下降することとなり、これにより印字ベルト8を下降させることができる。そして、調節リング18を回転させて案内部10の上端が傾斜部22の最下点22aに位置した時、回転印体3は最下部に位置することとなり、印字ベルト8は最下部に位置することとなる。尚、回転印体3が弾発部材12の弾発力に抗して下降した時、弾発部材12は圧縮された状態となるが、調節リング18の上面と固定部材19の鍔部25の下面に設けた波状突起29、30が常時噛合して、調節リング18は常時回転が規制されているので、弾発部材12が圧縮された状態において調節リング18から手を離しても、弾発部材12は圧縮された状態で確実に保持され、回転印体3は勝手に上昇してしまうことはない。
【0019】
一方、印字ベルト8を上昇させる場合は、前記した印字ベルト8を下降させる時とは逆の方向に調節リング18を回転させれば良く、そのように調節リング18を回転させると、案内部10の上端は傾斜部22の最下点22aから隙間Sの方向に摺接移動するので、それに連動して回転印体3は圧縮された弾発部材12の上方への弾発力により上昇する。これにより印字ベルト8を上昇させることができる。そして、図2に示すように案内部10の上端が調節リング18の下面に当接して、案内部10が図4に示す調節リング18の隙間Sに位置した時、弾発部材12は圧縮された状態から図1、図2示すように元の状態となって回転印体3は最上部に位置することとなり、印字ベルト8は最上部に位置することとなる。
【0020】
以上が本実施の形態における回転印の印字ベルト8の高さ調節の方法である。そして、本実施の形態では調節リング18の下面から傾斜部22の最下点22aまでの寸法を2.0mmとしてあるので、印字ベルト8の高さ調節はその2.0mmの範囲内で行うことができる。尚、調節リング18の下面から傾斜部22の最下点22aまでの寸法は2.0mmに限定されるものではない。又、常時互いに当接する調節リング18の上面と固定部材19の鍔部25の下面に設けた波状突起29、30は常時噛合しているので、調節リング18は常時回転が規制されている。従って、調節リング18を回転させて印字ベルト8の高さ調節を行なった後に調節リング18から手を離しても、調節リング18は回転が規制されて勝手に回転することはないので、高さ調節した印字ベルト8の高さが勝手にずれてしまうこともない。又、波状突起29、30が噛合することにより、調節リング18を回転させる際には適度なクリック感が使用者に伝わり、印字ベルト8の高さ調節は波状突起29、30のピッチに合わせて段階的に行うことができる。
【0021】
以上、本発明の一実施の形態を説明してきたが、前記した一実施の形態では傾斜部22は2つとしていたが、この傾斜部22の数は特に限定されるものではなく、例えば傾斜部22は図5に示すような1つのC形状のものであっても良い。そして、傾斜部22と摺接する案内部10の数は傾斜部22と同数であれば良いので、前記した一実施の形態のように傾斜部22を2つとした場合は案内部10も2つとし、傾斜部22を1つとした場合は案内部10も1つとする。尚、傾斜部22が図5に示すような1つのC形状のものである場合、その傾斜部22の切欠部分Hの大きさは案内部10が収まる分の大きさとなる。
【0022】
又、前記した一実施の形態では案内部10を上端を円弧状とした突起状のものとしていたが、この案内部10の形状は特に限定されるものではなく、例えば、傾斜部22と同一形状の周方向に傾斜した形状のものであってもよく、この場合、周方向に傾斜した案内部10を傾斜部22と対称となるように枠体4の上面に傾斜部22と同数設けることにより、前記した一実施の形態と同様の方法で印字ベルト8の高さ調節を行うことができる。更に、前記した一実施の形態では傾斜部22を調節リング18の下面に、案内部10を回転印体3の枠体4の上面にそれぞれ設けていたが、案内部10を調節リング18の下面に設け、傾斜部22を枠体4の上面に設けても何ら問題はなく、そのようにしても前記した実施の形態と同様の方法で印字ベルト8の高さ調節を行うことができる。更に又、前記した一実施の形態では弾発部材12を金属製の板バネとしていたが、この弾発部材12はコイルスプリングや弾力性を有するプラスチック製のバネであってもよい。
【0023】
【発明の効果】
以上のような構成による本発明の回転印では、回転印体の枠体の上面と本体ケースの上面との間に回転可能に設けた調節リングを回転させることにより傾斜部と案内部が摺接して回転印体が本体ケース内で昇降するものとしているので、印字ベルトの高さ調節を行う際には、握り部材を回転させたり取り外したりしなくても、調節リングを回転させるだけで印字ベルトの高さ調節を行うことができる。従って、本発明の回転印は印字ベルトの高さ調節を面倒な操作を必要とせず簡単に行うことができ、高さ調節を済ませた直後に印字ベルトの高さにズレが生じることもないので、印字ベルトの高さ調節を確実に行うことができるものである。
【0024】
又、本発明の回転印では従来のような調節ナットを必要としないので、本発明の回転印を組み付ける際には調節ナットを螺合する作業が不要となる。従って、本発明の回転印では組み付け作業を効率よく行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態の側面断面図である。
【図2】 本発明の一実施の形態の正面断面図である。
【図3】 本発明の一実施の形態の分解斜視図である。
【図4】 本発明の一実施の形態の調節リングの下面斜視図である。
【図5】 傾斜部の他の実施の形態を示す下面斜視図である。
【符号の説明】
1 本体ケース
1a、1b 半割ケース
2 保持枠
3 回転印体
4 枠体
5 回転子
6 軸
7 橋架片
8 印字ベルト
9 操作孔
10 案内部
11a、11b 支持片
12 弾発部材
13 係止片
14 係止孔
15、16 孔部
17 軸棒
18 調節リング
19 固定部材
20 孔部
21 操作孔
22 傾斜部
23 固定部
24 環状溝
25 鍔部
26 貫通孔
27 係止凸部
28 係止部
29、30 波状突起
31 握り部材
32、33 環状凸部
34 縦溝
35 縦リブ
36 マスター印体
37 外枠
38 マスター印受
39 マスター印字体
40 窓孔
41 孔
42 ボルト
43 ナット
44、45 長孔[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a rotation mark in which a master printing body is provided at a lower end of a rotation printing body having a plurality of printing belts, and the rotation printing body for making the printing surface of the printing belt and the master printing body the same surface. The present invention relates to a rotation mark having a height adjusting mechanism.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, this type of rotation mark is well known and disclosed in, for example, Japanese Utility Model Publication No. 64-4532 and Japanese Utility Model Application No. 1-226460. When this type of rotation mark is assembled, in most cases, the print belt and the master print body have a slight deviation in the height of the print surface, and the print surface does not become the same surface. Even if the seal is printed with, the imprint becomes uneven and a clear seal cannot be obtained. In addition, when the printing surface is changed by rotating the printing belt, the printing surface of the same belt before the change and the printing surface of the master printing body may not be the same or may be used for a long time. In addition, the print surface of the print belt and the print surface of the master print body are worn out, and the print surface of the print belt and the master print body are not the same surface. Sometimes you can't. In view of this, a rotation mark as disclosed in Japanese Utility Model Publication No. 64-4532, Japanese Utility Model Publication No. 1-246060, etc., is a printing belt in which the printing surface of the printing belt and the master printing body are the same surface. A height adjustment mechanism is provided.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, the conventional height adjusting mechanism has the following problems. That is, in the rotation mark of Japanese Utility Model Publication No. 64-4532, an adjustment nut is screwed onto a screw rod erected on the upper surface of the portal frame of the printing mechanism, and the printing mechanism is rotated by rotating the adjustment nut. The height of the print belt can be adjusted by moving up and down, and this rotation mark adjustment nut is always hidden inside the handle that is screwed onto the screw rod, making it impossible to rotate. It is what. Therefore, when the height of the print belt is adjusted at this rotation mark, the pattern must be rotated and removed each time, or the handle must be rotated to a position where the adjustment nut can be rotated, and the screw must be loosened. Therefore, there is a problem that the operation until the height adjustment of the print belt is troublesome. In addition, since the adjustment nut of the rotation mark is small and difficult to rotate by hand, there is a problem that a tool for rotating the adjustment nut is required when adjusting the height of the print belt.
[0004]
Next, in the rotation mark of No. 1-226460, the height of the print belt is adjusted with the same configuration as that of the rotation mark of No. 64-4532 described above, but the height screwed into the bolt is adjusted. An operation plate is attached to the adjustment nut for adjusting the height. The operation plate is normally crimped to the upper surface of the main body case by a handle screwed to the bolt so that it cannot be rotated. As a result, the adjustment nut cannot always rotate. Therefore, when performing height adjustment in such a rotation mark, it is not necessary to remove the handle, but it is necessary to rotate the handle to a position where the operation plate can be rotated and loosen the screw, There is a problem that the operation until the height adjustment is performed is troublesome in the same manner as the rotation mark of the aforementioned Japanese Utility Model Publication No. 64-4532. In this rotation mark, the operation plate is crimped to the upper surface of the main body case after adjusting the height, but when the operation plate is crimped to the upper surface of the main body case, the lower end of the handle rotates to the operation plate. However, when the operation plate is crimped, the operation plate may rotate together with the handle. This causes a deviation in the height of the print belt that should have been adjusted in height. There is a problem that it is difficult to make the printing surface of the master printing body the same surface.
[0005]
Further, in the conventional rotational mark disclosed in the above-mentioned Japanese Utility Model Publication No. 64-4532, Japanese Utility Model Publication No. 1-246060, etc., an adjustment nut and a handle are attached to a bolt (screw rod) erected on the upper surface of the frame at the time of assembly. However, the operation of screwing the adjusting nut and the handle is very troublesome at the time of assembling, and there is a problem that the assembling workability is poor.
[0006]
Therefore, the present invention solves the above-mentioned problems, makes it possible to easily adjust the height of the print belt without requiring an operation of rotating the handle many times to loosen the screw or removing the handle, In addition, it is possible to ensure that the print belt and the master print body have the same print surface so that there is no deviation in the print belt height immediately after the height adjustment, An object of the present invention is to provide a rotation mark that improves the workability of assembly by eliminating the need for screwing an adjusting nut or a handle at the time of assembly.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problems, the present invention includes a print belt suspended between a main body case, a plurality of rotors rotatably supported on the frame, and a bridge piece provided at the lower end of the frame. A rotating stamp that is incorporated in the main body case so as to be movable up and down, and a master printing body that includes a master printing body having a window hole that exposes the print belt on the lower surface, and is attached to the lower end of the main body case so as to be movable up and down; In the rotation mark provided with a grip member standing on the upper surface of the main body case, an elastic member for always elastically supporting the rotary mark body upward is provided in the main body case, and the upper surface of the frame body is set up. An adjustment ring is rotatably supported between the upper surface of the frame body and the upper surface of the main body case, and an inclined portion is provided on one of the upper surface of the frame body and the lower surface of the adjustment ring. It is a rotation mark which provided the guide part in the other. And in the rotation mark of this invention comprised in this way, the said inclination part and the said guide part are slidably contacted by rotating the said adjustment ring, and a rotation mark body raises / lowers the inside of a main body case.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. 1 to 4 show an embodiment of the present invention.
[0009]
A pair of
[0010]
In addition, a
[0011]
The
[0012]
The fixing
[0013]
Further, a pair of locking
[0014]
Here, the
[0015]
[0016]
The
[0017]
Next, a method for adjusting the height of the
[0018]
When the
[0019]
On the other hand, when the
[0020]
The above is the method of adjusting the height of the
[0021]
The embodiment of the present invention has been described above. In the above-described embodiment, the number of the
[0022]
Further, in the above-described embodiment, the
[0023]
【The invention's effect】
In the rotation mark of the present invention having the above-described configuration, the inclined portion and the guide portion are brought into sliding contact with each other by rotating an adjustment ring that is rotatably provided between the upper surface of the frame of the rotation mark and the upper surface of the main body case. Therefore, when adjusting the height of the print belt, the print belt can be adjusted simply by rotating the adjustment ring without rotating or removing the gripping member. Can be adjusted. Therefore, the rotation mark of the present invention can easily adjust the height of the print belt without requiring a troublesome operation, and there is no deviation in the height of the print belt immediately after the height adjustment. Thus, the height of the print belt can be adjusted with certainty.
[0024]
In addition, since the rotation mark of the present invention does not require an adjustment nut as in the prior art, when assembling the rotation mark of the present invention, the work of screwing the adjustment nut becomes unnecessary. Therefore, the rotation mark of the present invention can perform the assembling work efficiently.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side sectional view of an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a front sectional view of one embodiment of the present invention.
FIG. 3 is an exploded perspective view of an embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a bottom perspective view of an adjustment ring according to an embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a bottom perspective view showing another embodiment of an inclined portion.
[Explanation of symbols]
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