JP4343224B2 - 移動体パケット通信システ厶 - Google Patents
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Description
この発明は、CDMA等の無線アクセス方式を用いる移動体パケット通信システムに関するものであり、詳細にはリアルタイム性を要求されるデータに対しての送信処理の追従性の改善を図るスケジューリングに関するものである。
現在、移動体通信システムの全IP(Internet Protocol)化に向けて検討が進められている。これによると、例えば音声や動画などのリアルタイム性を要求されるリアルタイム系データについてもIPパケット化されることとなり、ルーティング経路によっては送受信する2つの端末間での伝送遅延が増大し問題となるケースが発生することが予想される。また、無線アクセスに関わる遅延についても可能な限り削減できることが望ましい。
これに対して、従来、時分割の無線アクセス方式に対して、リアルタイム性を有するデータ、バースト性を有するデータを混在させて、動的な帯域割り当て(スケジューリング)を行う方法が提案されている。その方法はCBR/VBR/ABRクラスに対して、送信完了予定時刻(送信時刻から周期時間を足した時刻)、送信完了予定時刻までに受信する予定である受信データ量から優先度を付け、その優先度が高い伝送データを優先して帯域割り当てを行うというものである(下記特許文献1参照)。
特開2001−223716号公報
しかしながら、このような従来のスケジューリング方法は、各サービスの周期時間に基づいた時刻、及び、受信データ量から優先度を算出するものであり、遅延に対する要求が厳しいサービスに対して、それを優先して処理するというものではない。そのため、周期時間分の遅延、揺らぎが発生してしまうことがある。さらに、上述のスケジューリング方法は、親局の基準時間に基づいて送信完了予定時刻を決定しているため、データ送信要求の発生時刻と送信完了予定時刻とが同期しておらず、これを原因とする遅延も発生する。
この発明は上述の課題を解消するためになされたもので、リアルタイム性を要求されるリアルタイム系IPデータに対して、移動通信端末側からの上り送信において、移動通信端末のコーデックタイミングに合わせて無線伝送路へ送信することで、無線アクセスに関わって発生する遅延を小さくすることができ、送受信端末間での伝送遅延の減少を図ることができる移動体パケット通信システムを得ることを目的とする。
これに対して、従来、時分割の無線アクセス方式に対して、リアルタイム性を有するデータ、バースト性を有するデータを混在させて、動的な帯域割り当て(スケジューリング)を行う方法が提案されている。その方法はCBR/VBR/ABRクラスに対して、送信完了予定時刻(送信時刻から周期時間を足した時刻)、送信完了予定時刻までに受信する予定である受信データ量から優先度を付け、その優先度が高い伝送データを優先して帯域割り当てを行うというものである(下記特許文献1参照)。
しかしながら、このような従来のスケジューリング方法は、各サービスの周期時間に基づいた時刻、及び、受信データ量から優先度を算出するものであり、遅延に対する要求が厳しいサービスに対して、それを優先して処理するというものではない。そのため、周期時間分の遅延、揺らぎが発生してしまうことがある。さらに、上述のスケジューリング方法は、親局の基準時間に基づいて送信完了予定時刻を決定しているため、データ送信要求の発生時刻と送信完了予定時刻とが同期しておらず、これを原因とする遅延も発生する。
この発明は上述の課題を解消するためになされたもので、リアルタイム性を要求されるリアルタイム系IPデータに対して、移動通信端末側からの上り送信において、移動通信端末のコーデックタイミングに合わせて無線伝送路へ送信することで、無線アクセスに関わって発生する遅延を小さくすることができ、送受信端末間での伝送遅延の減少を図ることができる移動体パケット通信システムを得ることを目的とする。
この発明の移動体パケット通信システムにおいては、リアルタイム系IPデータ通信を行う際、送信データ基礎情報に基づいて、移動通信端末のコーデック周期に同期し且つ集中して送信データを送信するように上りリンク用無線リソース割り当てを行い、この割り当て結果を上り送信スケジュールとして移動通信端末に通知する無線基地局と、上り送信スケジュールに基づき、無線フレームの送信制御を行う移動通信端末とを有しているので、移動通信端末がリアルタイム系IPデータを上り方向へ送信する際、移動通信端末のコーデックタイミングに合わせて無線伝送路への送信が行われることとなる。これにより、無線アクセス動作に伴って発生する遅延が小さくされ、送受信端末間での伝送遅延の減少をすることができる。
また、上記送信データ基礎情報には、移動通信端末が決定するコーデック開始時刻情報が含まれ、無線基地局の作成する上り送信スケジュールは、移動通信端末のコーデック開始タイミングも含む。すなわち、移動通信端末は、自らコーデック開始基準時刻を決定し、この基準時刻を含むコーデック開始時刻情報を包含する送信データ基礎情報を無線基地局に送信し、無線基地局は、スケジューリングする際、上記コーデック開始時刻情報も考慮して上り送信スケジュールの生成を行い、移動通信端末は、この上り送信スケジュールに基づいて、無線フレームの送信制御を行う。このように、コーデック開始時刻を移動通信端末主導によって決定することにより、セッションの開始タイミングを安定したものとすることができる。
一方、移動通信端末が、無線基地局が上り送信スケジュールに基づいてコーデック開始タイミングを決定する方法もある。つまり、移動通信端末から無線基地局に送信される送信データ基礎情報にコーデック開始時刻に係る情報が含まれてなく、移動通信端末は無線基地局が作成した上り送信スケジュールに基づいてコーデック開始タイミングを決定する。このように、移動通信端末のコーデック開始時刻を無線基地局の主導によって決定することにより、無線アクセスに関わる遅延をさらに減少させることができる。
さらにまた、送信データ基礎情報には、送信データのサービス内容による通信パラメータ情報が無線基地局制御装置によって追加される。そのため、サービス内容によって異なるデータの形態も加味されて、上り送信スケジュールが作成されるととなり、より正確にコーデック開始時刻を決定することができ、信頼性の高い送信動作を行うことができる。
また、上記送信データ基礎情報には、移動通信端末が決定するコーデック開始時刻情報が含まれ、無線基地局の作成する上り送信スケジュールは、移動通信端末のコーデック開始タイミングも含む。すなわち、移動通信端末は、自らコーデック開始基準時刻を決定し、この基準時刻を含むコーデック開始時刻情報を包含する送信データ基礎情報を無線基地局に送信し、無線基地局は、スケジューリングする際、上記コーデック開始時刻情報も考慮して上り送信スケジュールの生成を行い、移動通信端末は、この上り送信スケジュールに基づいて、無線フレームの送信制御を行う。このように、コーデック開始時刻を移動通信端末主導によって決定することにより、セッションの開始タイミングを安定したものとすることができる。
一方、移動通信端末が、無線基地局が上り送信スケジュールに基づいてコーデック開始タイミングを決定する方法もある。つまり、移動通信端末から無線基地局に送信される送信データ基礎情報にコーデック開始時刻に係る情報が含まれてなく、移動通信端末は無線基地局が作成した上り送信スケジュールに基づいてコーデック開始タイミングを決定する。このように、移動通信端末のコーデック開始時刻を無線基地局の主導によって決定することにより、無線アクセスに関わる遅延をさらに減少させることができる。
さらにまた、送信データ基礎情報には、送信データのサービス内容による通信パラメータ情報が無線基地局制御装置によって追加される。そのため、サービス内容によって異なるデータの形態も加味されて、上り送信スケジュールが作成されるととなり、より正確にコーデック開始時刻を決定することができ、信頼性の高い送信動作を行うことができる。
第1図は本発明に関わる移動体パケット通信システムの構成を示す系統図であり、第2図は移動通信端末の上り送信スケジュール作成に係る部分の機能ブロック図であり、第3図は無線基地局の上り送信スケジュール作成に係る部分の機能ブロック図であり、第4図はコーデック開始時刻情報に基づいて上り送信スケジュールが決定された状態を説明する模式図であり、第5図はこの発明の実施の形態1の無線リソース割り当ての状態を示すグラフであり、第6図はこの発明の実施の形態1の無線リソース割り当ての動作を示すフローチャートであり、第7図はこの発明の実施の形態2の移動体パケット通信システムの特徴を示す逆算により求めたコーデック開始時刻により上り送信スケジュールが決定される状態を説明する模式図であり、第8図はハンドオーバの際の上り送信スケジュールの状態を説明する説明図であり、第9図はこの発明の実施の形態3の移動体パケット通信システムの特徴を説明する無線リソースの割り当ての情報を示すグラフであり、第10図はこの発明の実施の形態4の移動体パケット通信システムの特徴を示す動的に変化する無線リソース割り当ての状態を示すグラフであり、第11図はこの発明の実施の形態5の移動体パケット通信システムの特徴を示す無線リソース割り当て失敗時の動作を示すフローチャートであり、第12図は暫定割り当て中の無線リソースから当初割り当て予定であった無線リソースへ再割り当てがされる状態を示すグラフである。
以下に、本発明にかかる移動体パケット通信システムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
第1図は本発明に関わる移動体パケット通信システムの構成を示す系統図である。第1図において、移動通信端末1、無線基地局装置2及び無線基地局制御装置3は、コアネットワーク4と共に移動体通信ネットワーク5を構成する。移動体通信ネットワーク5は外部IPネットワーク6と接続され、その外部IPネットワーク6にIP端末7が接続されている。なお、本実施の形態では、無線アクセス方式として、CDMA(Code Division Multiple Access)を想定している。
第2図は移動通信端末1の上り送信スケジュール作成に係る部分の機能ブロック図である。第2図において、移動通信端末1は、エンコード部11、送信信号生成部12、無線信号送信部13、受信信号解析部14及び制御部16から構成されている。移動通信端末1においては、エンコード部11で符号化された送信データが、送信信号生成部12にて所定の無線チャネル制御信号に乗せられて送信信号とされ、無線信号送信部13から送信される。一方、無線信号受信部15で受信された受信信号は、受信信号解析部14で解析される。制御部16は、これらの動作を管理している。
第3図は無線基地局2の上り送信スケジュール作成に係る部分の機能ブロック図である。第3図において、無線基地局2は、無線信号解析部21、上りリンク用無線リソース割り当て部22、移動機制御信号生成部23、無線信号送信部24から構成されている。無線基地局制御装置3から入力された信号が無線チャネル設定要求の場合には、上りリンク用無線リソース割り当て部22に渡され、ここで上りリンク用無線リソースの割り当て、つまり、上り送信スケジュールのスケジューリングが行われる。そして、この結果得られる上り送信スケジュールが、移動機制御信号生成部23に伝達され、ここで所定の無線チャネル制御信号に乗せられて送信信号とされ、無線信号送信部24から移動通信端末1に送信される。
次に動作を説明する。移動通信端末1とIP端末7との間でリアルタイム系IPデータ通信のセッションが行われる場合を例として説明する。
(1)移動通信端末での送信データ基礎情報生成
移動通信端末1内で上り送信データ基礎情報が生成され、無線基地局制御装置3へ通知されるまでの動作を説明する。
例えば、操作者の操作入力をトリガとして、リアルタイム系IPデータ通信のセッションが開始されるとする。セッションが開始すると、まず、制御部16(第2図参照)が、リアルタイム系IPデータ通信の無線チャネル確立手順の開始を認識し、エンコード部11に対してコーデック開始タイミング決定要求の指示を出す。コーデック開始タイミング決定要求の指示を受けたエンコード部11は、コーデック開始の基準となる時刻を決定し、その時刻情報を制御部16に渡す。制御部16は、このコーデック開始基準時刻に所定の処理時間を加算して上り送信開始基準時刻を算出し、これを送信信号生成部12に渡す。ここで、所定の処理時間とは、各移動通信端末1が、それぞれ固有情報として保持しているコーデック完了タイミングから無線フレーム送信までの処理時間である。
送信信号生成部12に渡された上り送信開始基準時刻は、QoS(Quality of Service)情報の一部として無線チャネル制御信号に乗せられ、無線信号送信部13から送信され、無線基地局2経由で無線基地局制御装置3へ伝達される。
なお、移動通信端末1内で上り送信データ基礎情報を生成し、無線基地局制御装置3へ通知する方法は以下のような方法でも良い。すなわち、制御部16は無線チャネル確立手順開始を認識し、エンコード部11に対してコーデック開始タイミング決定要求を行う。コーデック開始タイミング決定要求を受けたエンコード部11はリアルタイム系IPデータ用の無線チャネルが確立するまで、ダミーデータに対してコーデックを行い、生成されたIPパケットを送信信号生成部12に渡す。送信信号生成部12ではIPパケットを渡された時刻をコーデック開始基準時刻と認識し、そして、このコーデック開始基準時刻に所定の処理時間を加算して上り送信開始基準時刻を算出すると共に、ダミーデータを廃棄する。送信信号生成部12は上り送信基準時刻をQoS情報の一部として無線チャネル制御信号に乗せ、無線信号送信部13から送信され、無線基地局2経由で無線基地局制御装置3へ伝達される。
(2)無線基地局制御装置3から無線基地局2への無線チャネル設定要求
移動通信端末1からの送信基準時刻情報を受け取った無線基地局制御装置3は、その情報と共に、当該セッションに対するコーデック周期時間、通信タイプ、コーデック周期時間あたりの移動通信端末1の無線基地局2方向(上り)最大送信データ量の情報をQoS情報の一部として書き込み、QoS情報を含んだ無線チャネル設定要求を無線基地局2に送信する。
(3)無線基地局2における上りリンク用無線リソース割り当て
無線基地局制御装置3から無線チャネルの設定要求を受け取った時の無線基地局2の上りリンク用無線リソース割り当て、移動通信端末1へ上りリンク用スケジュールを通知する方法について説明する。
無線基地局制御装置3から無線チャネル設定要求を受け取った制御信号解析部21(第3図参照)は、上りリンク用無線リソース割り当て部22にQoS情報を渡す。上りリンク用無線リソース割り当て部22ではそれらの情報を元に、通信タイプがリアルタイム系IPデータ通信に含まれるものであれば、移動通信端末1のコーデックタイミングに同期しかつ集中して無線フレームを送信するような上り送信スケジュールを作成する。
第4図はコーデック開始時刻情報に基づいて上り送信スケジュールが決定された状態を説明する模式図である。上りリンク用無線リソース割り当て部22は、第4図に示されるように、QoS情報に基づいて、移動通信端末1のコーデックタイミングに同期しかつ集中して無線フレームを送信するように無線リソースの割り当てをする。つまり、無線リソースをコーデック周期間隔毎に、呼が解放されるまで連続して割り当てる。この割り当ての結果である上り送信スケジュール(送信許可時間、スプレッディング・ファクタ(Spreading Factor)等含む)は、移動機制御信号生成部23から送信され、無線信号送信部24を介して移動通信端末1に伝達される。
ここで、上りリンク用無線リソース割り当て部22の無線リソース割り当て動作を詳細に説明する。
第5図は無線リソース割り当ての状態を示すグラフである。縦軸は割り当てられた無線リソースの数を示し、横軸は時間を示している。第6図は無線リソース割り当ての動作を示すフローチャートである。
無線基地局2は、第5図に示されるように上り送信スケジュールの送信単位時間毎に無線リソースの割り当てを管理しており、新規の無線リソース割り当てが要求された場合は、まず上り送信基準時刻をその単位送信時間に合わせて補正する(第6図のステップ101)。ただし、「補正前の上り送信基準時刻」<「補正後の上り送信基準時刻」という条件を加味する。そして、補正後の上り送信基凖時刻が無線基地局2にて現在上り無線リソースの割り当て可能な時刻より小さい場合、つまり、上述の不等式が成り立つ場合(即ち「補正後の上り送信基準時刻」<「割当可能時刻」のとき)、コーデック周期時間を加算する動作を何度か繰り返して条件を満たすようにする(第6図のステップ102、103)。
再補正後の上り送信基準時刻、さらに所定のコーデック周期タイミングに対して、周期時間あたりの上り最大送信データ量を送信できる無線リソースが確保できた場合(無線基地局2での干渉電力の合計値により無線リソースの上限を判断する)には無線リソース割り当ての成功として、対応するスプレッディング・ファクタを割り当てる(第6図のステップ104,105、106)。
一方、無線リソースが確保できなかった場合(第6図のステップ104及びステップ105の否定)には、無線リソース割り当ての失敗として無線リソース割り当てを拒絶する(第6図のステップ107)。
(4)移動通信端末1での上り送信制御
次に、上り送信スケジュールを受け取った移動通信端末1での上り送信制御について説明する。移動通信端末1では、無線信号受信部15(第2図参照)及び受信信号解析部14を介して取得した上り送信スケジュールを制御部13に渡し、受け取った送信スケジュールに従い、無線信号送信部14の送信制御を行う。
なお、移動通信端末1が他のセル及びセクタにハンドオーバする際には、上記無線チャネル確立時と同様な手順で移動先のセル及びセクタの無線基地局2が移動通信端末1の上り送信スケジュールを決定する。
このように本実施の形態の移動体パケット通信システムにおいては、リアルタイム系IPデータ通信を行う際、送信データ基礎情報に基づいて、移動通信端末1のコーデック周期に同期し且つ集中して送信データを送信するように上りリンク用無線リソース割り当てを行い、この結果を上り送信スケジュールとして移動通信端末1に通知する無線基地局2と、上り送信スケジュールに基づき、無線フレームの送信制御を行う移動通信端末1とを有しているので、移動通信端末1がリアルタイム系IPデータを上り方向へ送信する際、移動通信端末1のコーデックタイミングに合わせて無線伝送路への送信が行われる。これにより、無線アクセスに関わって発生する遅延が小さくされ、送受信端末間での伝送遅延の減少をすることができる。
また、移動通信端末1の作成する送信データ基礎情報には、移動通信端末1が決定するコーデック開始時刻情報が含まれ、無線基地局2の作成する上り送信スケジュールは、移動通信端末1のコーデック開始タイミングも含む。すなわち、移動通信端末1が、コーデック開始基準時刻を決定し、この基準時刻を含んだ送信データ基礎情報を、無線基地局制御装置3を介して無線基地局2に送信し、無線基地局2は、コーデック開始時刻情報も考慮して上り送信スケジュールの生成を行い、移動通信端末1は、この結果作成された上り送信スケジュールに基づいて、無線フレームの送信制御を行う。このように、コーデック開始時刻を移動通信端末1の主導によって決定することにより、安定したセッションの開始タイミングを得ることができる。
さらにまた、無線基地局2に送信される送信データ基礎情報には、送信データのサービス内容による通信パラメータ情報が無線基地局制御装置3によって追加される。そのため、より正確なコーデック開始時刻とすることができ、信頼性の高い送信動作を行うことができる。
実施の形態2.
第7図はこの発明の実施の形態2の移動体パケット通信システムの特徴を示す逆算により求めたコーデック開始時刻により上り送信スケジュールが決定される状態を説明する模式図である。
本実施の形態においては、実施の形態1とは逆に、無線基地局2の作成した上り送信スケジュールに基づいて、移動通信端末1がコーデック開始タイミングを決定する点に特徴を有する。
無線基地局2と連動した移動通信端末1の上り送信スケジューリング処理について、処理の流れに沿って説明する。
(1)無線基地局制御装置3から無線基地局2への無線チャネル設定要求
例えば、移動通信端末1とIP端末7間でリアルタイム系IPデータ通信のセッションを開始する場合、無線基地局制御装置3は、当該セッションに対するコーデック周期時間、通信タイプ、コーデック周期時間あたりの移動通信端末1の無線基地局2方向(上り)最大送信データ量の情報を、QoS情報の一部として書き込み、QoS情報を含んだ無線チャネル設定要求を無線基地局2に送信する。
(2)無線基地局2における上りリンク用無線リソース割り当て
無線基地局制御装置3から無線チャネル設定要求を受け取った制御信号解析部21(第3図参照)は、上りリンク用無線リソース割り当て部22にQoS情報を渡す。上りリンク用無線リソース割り当て部22では、QoS情報の情報に基づいて、通信タイプがリアルタイム系IPデータ通信に含まれるものであれば、第7図に示されるように、集中して無線フレームを送信するような、無線リソースをコーデック周期間隔毎に、呼が解放されるまで割り当てる(無線基地局2で周期割り当て可能な送信基準時刻を決める)。この割り当ての結果である上り送信スケジュールは、移動機制御信号生成部23、無線信号送信部24を介して移動通信端末1に送信される。
(3)移動通信端末1での上り送信制御
上り送信スケジュールを受け取った移動通信端末1での上り送信制御について説明する。移動通信端末1では、無線信号受信部15、受信信号解析部12により取得した上り送信スケジュールを制御部13に渡す。制御部13はその上り送信スケジュールに従い、エンコード部11に対して、第7図に記載したように、コーデック完了タイミングから無線フレーム送信までの処理時間を考慮し、コーデック完了から無線信号送信までの遅延が最短となるようコーデック開始タイミングをずらす制御を実施した上で、無線信号送信部14の送信制御を行う。
第8図はハンドオーバの際の上り送信スケジュールの状態を説明する説明図である。移動通信端末1が他のセル及びセクタにハンドオーバする際に、上述の無線チャネル確立時と同様な手順で移動先のセル及びセクタの無線基地局2が移動通信端末1の上りスケジュールを決定する。この際、第8図に示す通り、コーデック開始タイミングが変更されるため、エンコード途中であったデータは廃棄する。
このように本実施の形態の移動体パケット通信システムにおいては、移動通信端末1は、上り送信スケジュールに基づいてコーデック開始タイミングを決定する。つまり、移動通信端末1の作成する送信データ基礎情報には、コーデック開始に係る情報は含まれておらず、移動通信端末1は無線基地局2が作成した上り送信スケジュールに基づいてコーデック開始タイミングを決定する。このように、コーデック開始時刻を無線基地局2の主導によって決定することにより、無線アクセスに関わる遅延をさらに減少させることができる。
また、ハンドオーバ時には、移動先のセル及びセクタの無線基地局2によって上り送信スケジュールの作成が同じ手順により行われる。そのため、ハンドオーバ時の上りリアルタイム系IPデータ送信についても、無線アクセスに関わる遅延を減少させることができる。
実施の形態3.
第9図はこの発明の実施の形態3の移動体パケット通信システムの特徴を説明する無線リソースの割り当ての情報を示すグラフである。本実施の形態は、再送要求を受信した場合の動作に特徴を有する。移動通信端末1が、無線基地局制御装置3または無線基地局2からの再送要求を受信した場合、その再送要求は、無線信号受信部15(第2図参照)及び無線信号送信部14を経由して、制御部16に伝達される。
制御部13は、第9図に示されるように、リアルタイム系データ用でなくベストエフォート系データの無線リソースを使用して、ベストエフォート用の無線リソース割り当て方式(リアルタイム系データ用に割り当てられていない無線リソースに対して、例えば、確率変数により送信タイミングを決定する方式)に従い、再送データを送信するよう送信信号生成部12、無線信号送信部14の制御を行う。
このように本実施の形態の移動体パケット通信システムにおいては、移動通信端末1は、通常のリアルタイム系IPデータ通信を行う際には、コーデック周期毎に割り当てられた無線リソースを使用して送信を行い、再送する際には、ベストエフォート用に割り当てられた無線リソースを使用して送信を行う。このベストエフォート用の無線リソース割り当て方式によって、再送パケットの影響で、周期的に送信するパケットに遅延が発生することを防ぐことが出来る。
実施の形態4.
第10図はこの発明の実施の形態4の移動体パケット通信システムの特徴を示す動的に変化する無線リソース割り当ての状態を示すグラフである。縦軸は割り当てられた無線リソースの数を示し、横軸は時間を示している。
上述の実施の形態1においては、無線基地局2が移動通信端末1からの上りリンク無線品質が劣化したと判断した際に、第10図(a)に示されるように上りリンク用無線リソース割り当て部22にて集中されて無線フレームを送信するような無線リソース割り当てをやめる。そして、第10図(b)に示されるように、時間方向に拡散(平均化)して無線伝送フレームを送出するように無線リソースに再割り当てし、そして、その結果である上り送信スケジュールを移動通信端末1に通知する。
一方、無線品質が良好にもどった際には、第10図(a)に示されるように、上りリンク用無線リソース割り当て部22は、当初のように集中して無線フレームを送信するよう再割り当てをする。そして、その情報を移動通信端末1に通知する。移動通信端末1はその情報に従い、実施の形態1と同様に無線信号の送信制御を行う。
このように本実施の形態の移動体パケット通信システムにおいては、無線基地局2は、無線品質劣化時に上り送信スケジュールを時間平均したスケジュールに再スケジューリングする。そのため、無線品質劣化時のバースト誤りに対するパケットロスを軽減することが出来る。
実施の形態5.
第11図はこの発明の実施の形態5の移動体パケット通信システムの特徴を示す無線リソース割り当て失敗時の動作を示すフローチャートである。
本実施の形態は無線リソース割り当て失敗時の動作に特徴を有する。本実施の形態においては、上述の実施の形態1,4において、上りリンク用無線リソース割り当て部22は、無線リソース割り当て失敗時(第6図のステップ107)に無線リソース割り当てを拒絶せずに第11図の処理を行う。
まず、係数Nを1に初期化し(第11図のステップ111)、上り送信基準時刻+N×単位送信時間、さらにコーデック周期毎に対して、周期時間あたりの上り最大送信データ量を送信できる無線リソースが確保できた場合は、無線リソース暫定割り当て成功として、対応するスプレッディング・ファクタを割り当てる(第11図のステップ112、113、114)。
一方、無線リソースが確保できなかった場合で、N×単位送信時間<コーデック周期の場合は、N=N+1としステップ112に戻り(第11図のステップ116)、それ以外の場合は無線リソース割り当てを拒絶する(第11図のステップ117)。
このように本実施の形態においては、無線アクセスに関わる遅延発生が最小となる無線リソースを割り当てることが出来ないと判断した場合に、コーデック周期間隔で割り当て可能な無線リソースの中で遅延発生が最小となる無線リソースを割り当て、その情報を移動通信端末1に通知する。
また、上記当初割り当て予定であり、他の呼により使用されていた無線リソースが解放された場合は、上りリンク用無線リソース割り当て部22は、第12図に示されるように、暫定割り当て中の無線リソースから、当初割り当て予定であった無線リソースへ割り当てを変更し、その情報を移動通信端末1に通知する。
移動通信端末1は更新された上り送信スケジュールに従い、実施の形態1と同様に無線信号の送信制御を行う。
このように本実施の形態の移動体パケット通信システムにおいては、無線アクセスに関わる遅延発生を小さく抑えながら、呼の受け付け失敗の確率を低下させることが出来る。
以上、実施の形態1から5にて説明したように、この発明の移動体パケット通信システムにおいては、無線基地局2は、リアルタイム系IPデータ通信を行う際、送信データ基礎情報に基づいて、移動通信端末1のコーデック周期に同期し且つ集中して送信データを送信するように上りリンク用無線リソースの割り当てを行う。そして、この情報を上り送信スケジュールとして移動通信端末1に通知する。移動通信端末1は、この上り送信スケジュールに基づき、無線フレームの送信制御を行う。これにより、移動通信端末1がIPデータを上り方向へ送信する際、移動通信端末1のコーデックタイミングに合わせて無線伝送路への送信が行われることとなり、無線アクセスに関わって発生する遅延が小さくされ、送受信端末間での伝送遅延が減少される。
実施の形態1.
第1図は本発明に関わる移動体パケット通信システムの構成を示す系統図である。第1図において、移動通信端末1、無線基地局装置2及び無線基地局制御装置3は、コアネットワーク4と共に移動体通信ネットワーク5を構成する。移動体通信ネットワーク5は外部IPネットワーク6と接続され、その外部IPネットワーク6にIP端末7が接続されている。なお、本実施の形態では、無線アクセス方式として、CDMA(Code Division Multiple Access)を想定している。
第2図は移動通信端末1の上り送信スケジュール作成に係る部分の機能ブロック図である。第2図において、移動通信端末1は、エンコード部11、送信信号生成部12、無線信号送信部13、受信信号解析部14及び制御部16から構成されている。移動通信端末1においては、エンコード部11で符号化された送信データが、送信信号生成部12にて所定の無線チャネル制御信号に乗せられて送信信号とされ、無線信号送信部13から送信される。一方、無線信号受信部15で受信された受信信号は、受信信号解析部14で解析される。制御部16は、これらの動作を管理している。
第3図は無線基地局2の上り送信スケジュール作成に係る部分の機能ブロック図である。第3図において、無線基地局2は、無線信号解析部21、上りリンク用無線リソース割り当て部22、移動機制御信号生成部23、無線信号送信部24から構成されている。無線基地局制御装置3から入力された信号が無線チャネル設定要求の場合には、上りリンク用無線リソース割り当て部22に渡され、ここで上りリンク用無線リソースの割り当て、つまり、上り送信スケジュールのスケジューリングが行われる。そして、この結果得られる上り送信スケジュールが、移動機制御信号生成部23に伝達され、ここで所定の無線チャネル制御信号に乗せられて送信信号とされ、無線信号送信部24から移動通信端末1に送信される。
次に動作を説明する。移動通信端末1とIP端末7との間でリアルタイム系IPデータ通信のセッションが行われる場合を例として説明する。
(1)移動通信端末での送信データ基礎情報生成
移動通信端末1内で上り送信データ基礎情報が生成され、無線基地局制御装置3へ通知されるまでの動作を説明する。
例えば、操作者の操作入力をトリガとして、リアルタイム系IPデータ通信のセッションが開始されるとする。セッションが開始すると、まず、制御部16(第2図参照)が、リアルタイム系IPデータ通信の無線チャネル確立手順の開始を認識し、エンコード部11に対してコーデック開始タイミング決定要求の指示を出す。コーデック開始タイミング決定要求の指示を受けたエンコード部11は、コーデック開始の基準となる時刻を決定し、その時刻情報を制御部16に渡す。制御部16は、このコーデック開始基準時刻に所定の処理時間を加算して上り送信開始基準時刻を算出し、これを送信信号生成部12に渡す。ここで、所定の処理時間とは、各移動通信端末1が、それぞれ固有情報として保持しているコーデック完了タイミングから無線フレーム送信までの処理時間である。
送信信号生成部12に渡された上り送信開始基準時刻は、QoS(Quality of Service)情報の一部として無線チャネル制御信号に乗せられ、無線信号送信部13から送信され、無線基地局2経由で無線基地局制御装置3へ伝達される。
なお、移動通信端末1内で上り送信データ基礎情報を生成し、無線基地局制御装置3へ通知する方法は以下のような方法でも良い。すなわち、制御部16は無線チャネル確立手順開始を認識し、エンコード部11に対してコーデック開始タイミング決定要求を行う。コーデック開始タイミング決定要求を受けたエンコード部11はリアルタイム系IPデータ用の無線チャネルが確立するまで、ダミーデータに対してコーデックを行い、生成されたIPパケットを送信信号生成部12に渡す。送信信号生成部12ではIPパケットを渡された時刻をコーデック開始基準時刻と認識し、そして、このコーデック開始基準時刻に所定の処理時間を加算して上り送信開始基準時刻を算出すると共に、ダミーデータを廃棄する。送信信号生成部12は上り送信基準時刻をQoS情報の一部として無線チャネル制御信号に乗せ、無線信号送信部13から送信され、無線基地局2経由で無線基地局制御装置3へ伝達される。
(2)無線基地局制御装置3から無線基地局2への無線チャネル設定要求
移動通信端末1からの送信基準時刻情報を受け取った無線基地局制御装置3は、その情報と共に、当該セッションに対するコーデック周期時間、通信タイプ、コーデック周期時間あたりの移動通信端末1の無線基地局2方向(上り)最大送信データ量の情報をQoS情報の一部として書き込み、QoS情報を含んだ無線チャネル設定要求を無線基地局2に送信する。
(3)無線基地局2における上りリンク用無線リソース割り当て
無線基地局制御装置3から無線チャネルの設定要求を受け取った時の無線基地局2の上りリンク用無線リソース割り当て、移動通信端末1へ上りリンク用スケジュールを通知する方法について説明する。
無線基地局制御装置3から無線チャネル設定要求を受け取った制御信号解析部21(第3図参照)は、上りリンク用無線リソース割り当て部22にQoS情報を渡す。上りリンク用無線リソース割り当て部22ではそれらの情報を元に、通信タイプがリアルタイム系IPデータ通信に含まれるものであれば、移動通信端末1のコーデックタイミングに同期しかつ集中して無線フレームを送信するような上り送信スケジュールを作成する。
第4図はコーデック開始時刻情報に基づいて上り送信スケジュールが決定された状態を説明する模式図である。上りリンク用無線リソース割り当て部22は、第4図に示されるように、QoS情報に基づいて、移動通信端末1のコーデックタイミングに同期しかつ集中して無線フレームを送信するように無線リソースの割り当てをする。つまり、無線リソースをコーデック周期間隔毎に、呼が解放されるまで連続して割り当てる。この割り当ての結果である上り送信スケジュール(送信許可時間、スプレッディング・ファクタ(Spreading Factor)等含む)は、移動機制御信号生成部23から送信され、無線信号送信部24を介して移動通信端末1に伝達される。
ここで、上りリンク用無線リソース割り当て部22の無線リソース割り当て動作を詳細に説明する。
第5図は無線リソース割り当ての状態を示すグラフである。縦軸は割り当てられた無線リソースの数を示し、横軸は時間を示している。第6図は無線リソース割り当ての動作を示すフローチャートである。
無線基地局2は、第5図に示されるように上り送信スケジュールの送信単位時間毎に無線リソースの割り当てを管理しており、新規の無線リソース割り当てが要求された場合は、まず上り送信基準時刻をその単位送信時間に合わせて補正する(第6図のステップ101)。ただし、「補正前の上り送信基準時刻」<「補正後の上り送信基準時刻」という条件を加味する。そして、補正後の上り送信基凖時刻が無線基地局2にて現在上り無線リソースの割り当て可能な時刻より小さい場合、つまり、上述の不等式が成り立つ場合(即ち「補正後の上り送信基準時刻」<「割当可能時刻」のとき)、コーデック周期時間を加算する動作を何度か繰り返して条件を満たすようにする(第6図のステップ102、103)。
再補正後の上り送信基準時刻、さらに所定のコーデック周期タイミングに対して、周期時間あたりの上り最大送信データ量を送信できる無線リソースが確保できた場合(無線基地局2での干渉電力の合計値により無線リソースの上限を判断する)には無線リソース割り当ての成功として、対応するスプレッディング・ファクタを割り当てる(第6図のステップ104,105、106)。
一方、無線リソースが確保できなかった場合(第6図のステップ104及びステップ105の否定)には、無線リソース割り当ての失敗として無線リソース割り当てを拒絶する(第6図のステップ107)。
(4)移動通信端末1での上り送信制御
次に、上り送信スケジュールを受け取った移動通信端末1での上り送信制御について説明する。移動通信端末1では、無線信号受信部15(第2図参照)及び受信信号解析部14を介して取得した上り送信スケジュールを制御部13に渡し、受け取った送信スケジュールに従い、無線信号送信部14の送信制御を行う。
なお、移動通信端末1が他のセル及びセクタにハンドオーバする際には、上記無線チャネル確立時と同様な手順で移動先のセル及びセクタの無線基地局2が移動通信端末1の上り送信スケジュールを決定する。
このように本実施の形態の移動体パケット通信システムにおいては、リアルタイム系IPデータ通信を行う際、送信データ基礎情報に基づいて、移動通信端末1のコーデック周期に同期し且つ集中して送信データを送信するように上りリンク用無線リソース割り当てを行い、この結果を上り送信スケジュールとして移動通信端末1に通知する無線基地局2と、上り送信スケジュールに基づき、無線フレームの送信制御を行う移動通信端末1とを有しているので、移動通信端末1がリアルタイム系IPデータを上り方向へ送信する際、移動通信端末1のコーデックタイミングに合わせて無線伝送路への送信が行われる。これにより、無線アクセスに関わって発生する遅延が小さくされ、送受信端末間での伝送遅延の減少をすることができる。
また、移動通信端末1の作成する送信データ基礎情報には、移動通信端末1が決定するコーデック開始時刻情報が含まれ、無線基地局2の作成する上り送信スケジュールは、移動通信端末1のコーデック開始タイミングも含む。すなわち、移動通信端末1が、コーデック開始基準時刻を決定し、この基準時刻を含んだ送信データ基礎情報を、無線基地局制御装置3を介して無線基地局2に送信し、無線基地局2は、コーデック開始時刻情報も考慮して上り送信スケジュールの生成を行い、移動通信端末1は、この結果作成された上り送信スケジュールに基づいて、無線フレームの送信制御を行う。このように、コーデック開始時刻を移動通信端末1の主導によって決定することにより、安定したセッションの開始タイミングを得ることができる。
さらにまた、無線基地局2に送信される送信データ基礎情報には、送信データのサービス内容による通信パラメータ情報が無線基地局制御装置3によって追加される。そのため、より正確なコーデック開始時刻とすることができ、信頼性の高い送信動作を行うことができる。
実施の形態2.
第7図はこの発明の実施の形態2の移動体パケット通信システムの特徴を示す逆算により求めたコーデック開始時刻により上り送信スケジュールが決定される状態を説明する模式図である。
本実施の形態においては、実施の形態1とは逆に、無線基地局2の作成した上り送信スケジュールに基づいて、移動通信端末1がコーデック開始タイミングを決定する点に特徴を有する。
無線基地局2と連動した移動通信端末1の上り送信スケジューリング処理について、処理の流れに沿って説明する。
(1)無線基地局制御装置3から無線基地局2への無線チャネル設定要求
例えば、移動通信端末1とIP端末7間でリアルタイム系IPデータ通信のセッションを開始する場合、無線基地局制御装置3は、当該セッションに対するコーデック周期時間、通信タイプ、コーデック周期時間あたりの移動通信端末1の無線基地局2方向(上り)最大送信データ量の情報を、QoS情報の一部として書き込み、QoS情報を含んだ無線チャネル設定要求を無線基地局2に送信する。
(2)無線基地局2における上りリンク用無線リソース割り当て
無線基地局制御装置3から無線チャネル設定要求を受け取った制御信号解析部21(第3図参照)は、上りリンク用無線リソース割り当て部22にQoS情報を渡す。上りリンク用無線リソース割り当て部22では、QoS情報の情報に基づいて、通信タイプがリアルタイム系IPデータ通信に含まれるものであれば、第7図に示されるように、集中して無線フレームを送信するような、無線リソースをコーデック周期間隔毎に、呼が解放されるまで割り当てる(無線基地局2で周期割り当て可能な送信基準時刻を決める)。この割り当ての結果である上り送信スケジュールは、移動機制御信号生成部23、無線信号送信部24を介して移動通信端末1に送信される。
(3)移動通信端末1での上り送信制御
上り送信スケジュールを受け取った移動通信端末1での上り送信制御について説明する。移動通信端末1では、無線信号受信部15、受信信号解析部12により取得した上り送信スケジュールを制御部13に渡す。制御部13はその上り送信スケジュールに従い、エンコード部11に対して、第7図に記載したように、コーデック完了タイミングから無線フレーム送信までの処理時間を考慮し、コーデック完了から無線信号送信までの遅延が最短となるようコーデック開始タイミングをずらす制御を実施した上で、無線信号送信部14の送信制御を行う。
第8図はハンドオーバの際の上り送信スケジュールの状態を説明する説明図である。移動通信端末1が他のセル及びセクタにハンドオーバする際に、上述の無線チャネル確立時と同様な手順で移動先のセル及びセクタの無線基地局2が移動通信端末1の上りスケジュールを決定する。この際、第8図に示す通り、コーデック開始タイミングが変更されるため、エンコード途中であったデータは廃棄する。
このように本実施の形態の移動体パケット通信システムにおいては、移動通信端末1は、上り送信スケジュールに基づいてコーデック開始タイミングを決定する。つまり、移動通信端末1の作成する送信データ基礎情報には、コーデック開始に係る情報は含まれておらず、移動通信端末1は無線基地局2が作成した上り送信スケジュールに基づいてコーデック開始タイミングを決定する。このように、コーデック開始時刻を無線基地局2の主導によって決定することにより、無線アクセスに関わる遅延をさらに減少させることができる。
また、ハンドオーバ時には、移動先のセル及びセクタの無線基地局2によって上り送信スケジュールの作成が同じ手順により行われる。そのため、ハンドオーバ時の上りリアルタイム系IPデータ送信についても、無線アクセスに関わる遅延を減少させることができる。
実施の形態3.
第9図はこの発明の実施の形態3の移動体パケット通信システムの特徴を説明する無線リソースの割り当ての情報を示すグラフである。本実施の形態は、再送要求を受信した場合の動作に特徴を有する。移動通信端末1が、無線基地局制御装置3または無線基地局2からの再送要求を受信した場合、その再送要求は、無線信号受信部15(第2図参照)及び無線信号送信部14を経由して、制御部16に伝達される。
制御部13は、第9図に示されるように、リアルタイム系データ用でなくベストエフォート系データの無線リソースを使用して、ベストエフォート用の無線リソース割り当て方式(リアルタイム系データ用に割り当てられていない無線リソースに対して、例えば、確率変数により送信タイミングを決定する方式)に従い、再送データを送信するよう送信信号生成部12、無線信号送信部14の制御を行う。
このように本実施の形態の移動体パケット通信システムにおいては、移動通信端末1は、通常のリアルタイム系IPデータ通信を行う際には、コーデック周期毎に割り当てられた無線リソースを使用して送信を行い、再送する際には、ベストエフォート用に割り当てられた無線リソースを使用して送信を行う。このベストエフォート用の無線リソース割り当て方式によって、再送パケットの影響で、周期的に送信するパケットに遅延が発生することを防ぐことが出来る。
実施の形態4.
第10図はこの発明の実施の形態4の移動体パケット通信システムの特徴を示す動的に変化する無線リソース割り当ての状態を示すグラフである。縦軸は割り当てられた無線リソースの数を示し、横軸は時間を示している。
上述の実施の形態1においては、無線基地局2が移動通信端末1からの上りリンク無線品質が劣化したと判断した際に、第10図(a)に示されるように上りリンク用無線リソース割り当て部22にて集中されて無線フレームを送信するような無線リソース割り当てをやめる。そして、第10図(b)に示されるように、時間方向に拡散(平均化)して無線伝送フレームを送出するように無線リソースに再割り当てし、そして、その結果である上り送信スケジュールを移動通信端末1に通知する。
一方、無線品質が良好にもどった際には、第10図(a)に示されるように、上りリンク用無線リソース割り当て部22は、当初のように集中して無線フレームを送信するよう再割り当てをする。そして、その情報を移動通信端末1に通知する。移動通信端末1はその情報に従い、実施の形態1と同様に無線信号の送信制御を行う。
このように本実施の形態の移動体パケット通信システムにおいては、無線基地局2は、無線品質劣化時に上り送信スケジュールを時間平均したスケジュールに再スケジューリングする。そのため、無線品質劣化時のバースト誤りに対するパケットロスを軽減することが出来る。
実施の形態5.
第11図はこの発明の実施の形態5の移動体パケット通信システムの特徴を示す無線リソース割り当て失敗時の動作を示すフローチャートである。
本実施の形態は無線リソース割り当て失敗時の動作に特徴を有する。本実施の形態においては、上述の実施の形態1,4において、上りリンク用無線リソース割り当て部22は、無線リソース割り当て失敗時(第6図のステップ107)に無線リソース割り当てを拒絶せずに第11図の処理を行う。
まず、係数Nを1に初期化し(第11図のステップ111)、上り送信基準時刻+N×単位送信時間、さらにコーデック周期毎に対して、周期時間あたりの上り最大送信データ量を送信できる無線リソースが確保できた場合は、無線リソース暫定割り当て成功として、対応するスプレッディング・ファクタを割り当てる(第11図のステップ112、113、114)。
一方、無線リソースが確保できなかった場合で、N×単位送信時間<コーデック周期の場合は、N=N+1としステップ112に戻り(第11図のステップ116)、それ以外の場合は無線リソース割り当てを拒絶する(第11図のステップ117)。
このように本実施の形態においては、無線アクセスに関わる遅延発生が最小となる無線リソースを割り当てることが出来ないと判断した場合に、コーデック周期間隔で割り当て可能な無線リソースの中で遅延発生が最小となる無線リソースを割り当て、その情報を移動通信端末1に通知する。
また、上記当初割り当て予定であり、他の呼により使用されていた無線リソースが解放された場合は、上りリンク用無線リソース割り当て部22は、第12図に示されるように、暫定割り当て中の無線リソースから、当初割り当て予定であった無線リソースへ割り当てを変更し、その情報を移動通信端末1に通知する。
移動通信端末1は更新された上り送信スケジュールに従い、実施の形態1と同様に無線信号の送信制御を行う。
このように本実施の形態の移動体パケット通信システムにおいては、無線アクセスに関わる遅延発生を小さく抑えながら、呼の受け付け失敗の確率を低下させることが出来る。
以上、実施の形態1から5にて説明したように、この発明の移動体パケット通信システムにおいては、無線基地局2は、リアルタイム系IPデータ通信を行う際、送信データ基礎情報に基づいて、移動通信端末1のコーデック周期に同期し且つ集中して送信データを送信するように上りリンク用無線リソースの割り当てを行う。そして、この情報を上り送信スケジュールとして移動通信端末1に通知する。移動通信端末1は、この上り送信スケジュールに基づき、無線フレームの送信制御を行う。これにより、移動通信端末1がIPデータを上り方向へ送信する際、移動通信端末1のコーデックタイミングに合わせて無線伝送路への送信が行われることとなり、無線アクセスに関わって発生する遅延が小さくされ、送受信端末間での伝送遅延が減少される。
以上のように、この発明の移動体パケット通信システムは、CDMA等の無線アクセス方式を用いる移動体パケット通信システムにおいて、例えば音声や動画などのリアルタイム性を要求されるリアルタイム系データをIPパケット転送する場合に好適なものである。
Claims (9)
- リアルタイム系IPデータ通信を行う際、送信データ基礎情報に基づいて、移動通信端末のコーデック周期に同期し且つ集中して前記送信データを送信するように上りリンク用無線リソース割り当てを行いこの結果を上り送信スケジュールとして前記移動通信端末に通知する無線基地局と、
前記上り送信スケジュールに基づき、無線フレームの送信制御を行う移動通信端末と
を備えたことを特徴とする移動体パケット通信システム。 - 前記送信データ基礎情報には、前記移動通信端末が決定するコーデック開始時刻情報が含まれ、
前記無線基地局の作成する前記上り送信スケジュールは、前記移動通信端末のコーデック開始タイミングも含む
ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の移動体パケット通信システム。 - 前記移動通信端末は、前記上り送信スケジュールに基づいてコーデック開始タイミングを決定する
ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の移動体パケット通信システム。 - 前記送信データ基礎情報には、前記送信データのサービス内容による通信パラメータ情報が無線基地局制御装置によって追加される
ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の移動体パケット通信システム。 - 前記上り送信スケジュールの作成は、ハンドオーバ時には、移動先のセル及びセクタの無線基地局によって行われる
ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の移動体パケット通信システム。 - 前記移動通信端末は、コーデック周期毎に割り当てられた無線リソースを使用して前記送信を行い、再送する際には、ベストエフォート用に割り当てられた無線リソースを使用して前記送信を行う
ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の移動体パケット通信システム。 - 前記無線基地局は、無線品質劣化時に前記上り送信スケジュールを時間平均したスケジュールに再スケジューリングする
ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の移動体パケット通信システム。 - 前記無線基地局は、遅延発生が最小となる無線リソースに割り当てる
ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の移動体パケット通信システム。 - 前記無線基地局は、現在割り当てられている無線リソースより遅延の小さい無線リソースが開放された際にこれに変更する
ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の移動体パケット通信システム。
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