JP4341134B2 - 放電加工用電極送り装置 - Google Patents

放電加工用電極送り装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、放電加工装置の電極(電極ワイヤ)を送る放電加工用電極送り装置に関するもので、送り機構として圧電素子(PZT)を用いたものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より放電加工の加工能率を向上させる方法として、特開平5−146919号公報に示される放電加工用電極送り装置がある。これは高応答素子である圧電素子(PZT)を用い、電極を高応答に送り出すあるいは引き戻すことにより加工を高速化する装置である。この装置は、図6に示されるように電極D(電極ワイヤ)の長手方向(軸方向)に伸縮する送り用圧電素子Aと、この送り用圧電素子Aの自由端に接続されたケース内に収容され、電極Dの長手方向と直交する方向(径方向)に伸縮するクランプ用第1圧電素子Bと、同じく電極4の径方向に伸縮するクランプ用第2圧電素子Cとを備えており、以下のように動作するものである。
【0003】
(1)クランプ用第1圧電素子Bを伸長し電極Dをクランプした状態で、送り用圧電素子Aを伸長し、電極Dを送る。(このときクランプ用第2圧電素子Cは収縮状態にある。)
(2)クランプ用第1圧電素子Bを収縮し、同時にクランプ用第2圧電素子Cを伸長することで電極Dを保持する。
(3)送り用圧電素子Aを収縮することでクランプ用第1圧電素子Bをもとの位置に戻す。
この(1)〜(3)を繰り返すことにより電極Dを前進させる。
【0004】
(4)クランプ用第2圧電素子Cを伸長し電極Dをクランプした状態で、送り用圧電素子Aを伸長する。(このときクランプ用第1圧電素子Bは収縮状態にある。)
(5)クランプ用第2圧電素子Cを収縮し、同時にクランプ用第1圧電素子Bを伸長することで電極Dを保持する。
(6)送り用圧電素子Aを収縮することで電極Dを引き戻す。
この(4)〜(6)を繰り返すことにより電極Dを後退させる。
以上のように、この従来の装置では、2つのクランプ用圧電素子で電極を交互に直接にクランプし、電極自体を送っている。そのため、タイミングのずれにより電極の長手方向に圧縮加重がかかり、電極径が微細であればあるほど座屈が起こりやすく、この従来の装置では、φ0.1mm以下の電極を安定的に送ることは非常に困難である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上記問題に鑑み、微細な径の電極であっても電極を座屈させることなく、高速・高応答で安定的に送ることができる放電加工用電極送り装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するための手段として、特許請求の範囲の各請求項に記載の放電加工用電極送り装置を提供する。
請求項1に記載の発明においては、放電加工用の電極を挿通保持するカセットを設けて、クランプ用第1、第2圧電素子及び送り用圧電素子を一定の手順に沿って伸縮動作させることで、このカセットを送り又は戻し操作して電極を送り・戻しするものであって、カセットが電極保持手段及び電極保持解除手段を備えていて、カセット内で電極が保持解除されている時に、カセットから電極を一定量引き出す手段として、クランプ用第1、第2圧電素子を伸縮させてカセットに振動を与えて電極を自重落下させると共に突き出し量を調整する調整板を設けたものである。これにより、電極はカセット内部で保持され、カセットの駆動により電極の軸方向に力が加わることがなく、微細径電極でも座屈が起こることはない。
また電極を交換する場合、電極自体の径バラツキが存在するため、クランプ力をその都度調整する必要があったが、このカセット方式ではカセット寸法に変化がないためクランプ力の再調整の必要がない。またカセット方式では、電極位置の測定点の確保が容易であり、電極位置の把握が可能である。
更に、突き出し量の調整板を設けているので、カセットからの電極の突き出し量を任意に調整できる。
【0007】
請求項2に記載の発明は、カセット内で電極が保持解除されている時に、カセットから電極を一定量引き出す手段として、カセットの後方からエアによって電極を押し出すと共に突き出し量を調整する調整板を設けたものであり、その余の構成は、請求項1の発明と同じである。したがって、請求項1の発明と同様の作用効果を奏する。
【0008】
請求項3〜5に記載の各発明は、カセットにおける電極保持手段及び電極保持解除手段として、バネの伸長力を利用したもの、磁力を利用したもの、エア圧を利用したものをそれぞれ特定したものである。これは、カセット方式ではカセットが電極を保持しているため、カセットから突き出ている分しか送り戻しできないため、電極を一定量しか送ることができないが、カセットに電極保持解除手段を設けたことで電極のカセットから突き出ている量を変えることができる。
【0009】
請求項に記載の発明は、カセットに電極に給電する給電部を設けることにより、クランプ用圧電素子側に給電部を設ける必要がない。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態の放電加工用電極送り装置を図面に基づいて説明する。本発明は、燃料噴射ノズル、オリフィスなどの小径、異形状の孔加工を行う放電加工機の電極送り装置に最適のものである。図3に示されるように本発明の放電加工用電極送り装置(1)は、ハウジング2内に配置される、送り用圧電素子(PZT)3、クランプ用第1、第2圧電素子(PZT)4,5及び電極6を挿通保持するカセット7とから基本的に構成される。
【0011】
送り用圧電素子3は、ハウジング2内にその一端が固定され、他端が電極6の軸方向に伸縮できるように設けられている。クランプ用第1圧電素子4は、送り用圧電素子3の自由端に結合されたケース41内に、その一端がケース41に固定され、他端が電極6の軸方向と直交する方向に伸縮可能に配置されて、ハウジング2内に収容されている。したがって、送り用圧電素子3の軸方向の伸縮に従って、クランプ用第1圧電素子4が入っているケース41は軸方向に移動できる。この送り用圧電素子3の自由端とケース41との結合は、例えばピストン部材42を介して結合されてもよい。このケース41の上部には、後述するカセット7が内部を移動可能な通路43が設けられている。
クランプ用第2圧電素子5は、ハウジング2内にその一端が固定され、他端が電極6の軸方向と直交する方向に伸縮可能に設けられている。
【0012】
次に本発明の特徴であるカセット7について、図1,2を参照して説明する。カセット7は全体形状が、例えば直方体であって、絶縁材で形成されている。カセット7には、電極6が軸方向に内部を挿通する挿通孔71が明けられていると共に電極6の送り方向の先部分には、電極6を保持するためのバネ72を収容するバネ収容室73が設けられている。このバネ収容室73の前後には、挿通孔71より大径の空所である電極ガイド部74が設けられている。更にバネ収容室73の上部には、電極6に加工電流を給電するための給電部75が設けられると共に、この給電部75の両側に挾むような形でバネ圧縮用孔76が設けられている。電極6は通常は、バネ72と給電部75とで挟持されて、カセット7に保持されているが、この保持を解除するときには、バネ圧縮用治具77を使用し、その脚部78をバネ圧縮用孔76に挿し込むことでバネ72を圧縮させて、バネ72と給電部75とによる電極6の挟持を解放する。
【0013】
ハウジング2内には、送り用圧電素子3の上方及びクランプ用第1、第2圧電素子3,4の自由端の上面に沿う形で、カセット7が往復動するカセット用摺動路21が設けられていると共に、その先端面には電極6を挿通可能な案内孔22が設けられ、ここに電極ガイド23が固定されている。
クランプ用第1、第2圧電素子4,5には、その自由端にそれぞれ電気絶縁体45,51とが設けられており、クランプ用第1圧電素子4がオン状態で伸長したときに、電気絶縁体45とケース41の通路43の上面部分との間で、カセット7を挟持するように、またクランプ用第2圧電素子5がオン状態で伸長したときには、電気絶縁体51とハウジング2のカセット用摺動路21の上面部分との間でカセット7を挟持するようになっている。
【0014】
次に上記で説明した本発明の実施の形態の放電加工用電極送り装置の作動について説明する。基本的に電極の送り及び戻り動作は、従来技術で説明したものと同じであるが、従来技術においては、クランプ用圧電素子が電極を直接挟持しているが、本発明においては、カセットを挟持しているだけである。即ち、電極6を挿通保持したカセット7をハウジング2にセットする。
(1)クランプ用第1圧電素子4をオン状態にして伸長しカセット7をクランプした状態で、送り用圧電素子3をオン状態にして伸長しカセット7を、即ち電極6を送る。
(2)クランプ用第1圧電素子4をオフ状態にして収縮してクランプを解除し、同時にクランプ用第2圧電素子5をオン状態にして伸長させ、カセット7をクランプすることで電極6が保持される。
(3)送り用圧電素子3をオフ状態にすることで収縮してクランプ用第1圧電素子4をもとの位置に戻す。
この(1)〜(3)を繰り返すことでカセット7、即ち電極6が前進し、電極6の送り動作が行われる。
【0015】
(4)クランプ用第2圧電素子5をオン状態にして伸長させ、カセット7をクランプした状態で、送り用圧電素子3をオン状態にして伸長する。この場合、クランプ用第1圧電素子4はオフ状態にあって収縮している。
(5)クランプ用第2圧電素子5をオフ状態にして収縮し、同時にクランプ用第1圧電素子4をオン状態にして伸長させ、カセット7をクランプする。
(6)送り用圧電素子3をオフ状態にして収縮することでカセット7を引き戻す。
この(4)〜(6)を繰り返すことでカセット7、即ち電極6が後退し、電極6の戻り動作が行われる。
このように本発明の放電加工用電極送り装置では、カセット7により電極6を保持し、カセット7ごと駆動することで電極6を座屈することなく安定的に電極を送ることができる。
【0016】
しかしながら、上記した本発明のカセット式の電極送り装置では、カセットが電極を保持しているためカセットから突き出ている分しか送り戻しができないため、図3(B)に示されるように一定量しか電極を送ることができない。そのため放電加工により電極が消耗した場合、電極をカセットから突き出させる必要がある。この電極の引き出し機構が、3つの異なる実施例で図4(A),(B),(C)に示されている。
【0017】
図4(A)に示された実施例では、前記したようにカセット7の電極6の保持を解除する手段としてバネ圧縮用治具77が設けられると共に、電極6のカセット7から突き出している先端を把持して引き出す電極の引き出し用ハンド8が設けられている。この引き出し用ハンド8は、電極6の先端をつまんでその軸方向に移動できるものであれば、どのような機構でもよいものである。電極6の先端のカセット7からの引き出し作業は、クランプ用第2圧電素子5がカセット7をクランプした状態で行い、バネ圧縮用治具77によりカセット7が電極6の保持を解除しているときに、引き出し用ハンド8で電極6を一定量引き出す。
【0018】
図4(B)に示された実施例では、バネ圧縮用治具77、及び電極6の先端より下方に突き出し量調整板9とが設けられている。電極6の引き出し作業は、バネ圧縮用治具77によりカセット7内での電極6の拘束を解き、クランプ用第1、第2圧電素子4,5をオン・オフ、即ち伸縮させてカセット7に振動を与えることで行う。この振動によって、電極6とカセット7内部間の摩擦力が減少し(静摩擦→動摩擦)、電極6の自重のみで電極が下がり、調整板9に突き当たるまで突き出される。したがってこの調整板9の位置を任意の位置に設置することで突き出し量が調整できる。
【0019】
図4(C)に示された実施例では、カセット7の後に挿通孔71に接続して送風管10を取り付けると共に、バネ圧縮用治具77及び電極6の前方に調整板9が設けられている。電極6の引き出し作業は、バネ圧縮用治具77を用いてカセット7内での電極6の拘束を解き、次いで送風管10によりカセット7内にエアを供給することで行う。このエアの供給でエアの流れが挿通孔71内に生成され、電極6がカセット7から滑り出され、調整板9に突き当たる。したがって図4(B)と同様に調整板9の位置を任意の位置に設置することで電極6の突き出し量が調整できる。
【0020】
以上説明してきた本発明の実施の形態の放電加工用電極送り装置では、カセットによる電極の保持をバネを使用してその伸長力を利用して保持したものであったが、バネを使用する以外に図5(A),(B),(C)で示されるような実施例も採用可能である。
図5(A)に示される実施例は、磁力による電極保持を示したもので、カセット7内部にバネに代わって電極6を挾んで磁石11と可動コイル12とを設置する。可動コイル12に流す電流の方向を変化させ、可動コイル12と磁石11との吸引力、反発力を利用することで電極6を保持及び開放する。
【0021】
図5(B)に示される実施例は、エア圧による電極保持を示したもので、カセット7内部に挿通孔71に連設して電極の径方向にシリンダ室13を設けて給気管14に接続すると共に、シリンダ室13内に電極の径方向に可動な押し付け治具15を設けている。この給気管14からエアをシリンダ室13内に供給することで、押し付け治具15は下方に移動しエア圧で電極6は押し付け治具15により拘束される。エアの供給がないときは、エア圧が解放され電極6は押し付け治具15による拘束が解除される。
【0022】
図5(C)に示される実施例は、材料の弾性力による電極保持を示したものである。これは、電極6の径より小さい内孔をもつ金属管16に溝17を設けておき、カセット7に電極6を設置する際にこの金属管16を使用し、金属管16の弾性変形内でその内孔部分に電極6を挿入して保持したものである。但しこの場合はカセット7の電極6の保持解除ができないので、電極6が消耗して電極突き出しを行うには、図4(A)で示された引き出し用ハンド8を用いて、電極6を拘束状態のまま引き出す必要がある。なお、図5(A),(B),(C)に示された例では、電極6に加工電流を供給する給電部が示されていないが、カセット7に給電部が設けられない場合は、外部から電極6に給電すればよいものである。
【0023】
以上の説明で分るように、本発明の放電加工用電極送り装置においては、図4(A),(B),(C)で示された電極突き出し方法及び図5(A),(B),(C)で示されたカセットの電極保持方法をいろいろと組み合わせて利用可能なものである。
【0024】
【発明の効果】
本発明の放電加工用電極送り装置は以下のような顕著な効果を奏する。
電極はカセット内部にて保持されており、カセットの駆動により電極軸方向に力が加わることはない。これにより微細径電極でも座屈が起こることはない。
また、これまで電極を交換する場合に、電極自体の径バラツキが存在するため、クランプ力をその都度調整する必要があったし、電極が微細であるため剛性がなく、電極を挿入する際に座屈することがあった。しかし、本発明によるカセット式ではカセット寸法に変化がないため電極交換の際にクランプ力の再調整の必要がない。またカセット挿入の際に電極には負荷がかからないため座屈が起こり得ない。
【0025】
従来の圧電素子で直接電極を保持するものでは、電極送り時の滑りや、送り用圧電素子変位量に変化が起こることから、圧電素子駆動パルスによる電極位置の把握は不可能であった。また電極位置を直接測定する方法に関しても電極が微細であるため測定点の確保(ふれの発生、微細形状)が困難であった。しかし、本発明のカセット式では測定点の確保が容易であり、電極位置の把握が可能である。これによって、電極の止まり孔の加工や被加工物を貫通したか否かを検出する複雑な貫通検出機構を設ける必要なく加工が行える。
更には電極のカセットからの突き出し量を調整でき、電極の送り量を変えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の放電加工用電極送り装置に用いるカセットの断面図及び正面図である。
【図2】図1のカセットのA−A線に沿った断面図である。
【図3】本発明の放電加工用電極送り装置の、(A)カセット装着状態と(B)カセットの駆動範囲、とを示す断面図である。
【図4】(A),(B),(C)は、本発明の放電加工用電極送り装置に用いられるカセットからの電極の突き出し方法を示しているそれぞれ別の実施例である。
【図5】本発明の放電加工用電極送り装置に用いられるカセットの電極保持の、(A)磁力による保持、(B)エアによる保持、(C)材料の弾性力による保持、のそれぞれ別の実施例を示す図である。
【図6】従来の放電加工用電極送り装置の断面図である。
【符号の説明】
1…放電加工用送り装置
2…ハウジング
23…電極ガイド
3…送り用圧電素子
4…クランプ用第1圧電素子
41…ケース
42…ピストン部材
5…クランプ用第2圧電素子
6…電極
7…カセット
71…挿通孔
72…バネ
75…給電部
76…バネ圧縮用孔
77…バネ圧縮用治具
8…引き出しハンド
9…調整板
11…磁石
12…コイル
15…押し付け治具
16…金属管

Claims (6)

  1. 放電加工用の電極の長手方向に伸縮する送り用圧電素子と、該送り用圧電素子の自由端に接続され、電極の長手方向と直交する方向に伸縮するクランプ用第1圧電素子と、同じく電極の長手方向と直交する方向に伸縮するクランプ用第2圧電素子とを備えている放電加工用電極送り装置において、この装置が、
    前記電極を挿通保持するカセットを有していて、前記クランプ用第1及び第2圧電素子を交互に伸縮動作させると共に送り用圧電素子を伸縮動作させることで、前記電極を保持した状態のカセットの送り又は戻しを行うようになっており、かつ
    前記カセットが、電極保持手段と共に電極保持解除手段を備えていて、前記カセット内で前記電極が保持解除されている時に、前記クランプ用第1、第2圧電素子を伸縮させ前記カセットに振動を与えることで、前記電極を自重で落下させると共に、任意の位置に設けることができる前記電極の突き出し量を調整する調整板を備えていることを特徴とする放電加工用電極送り装置。
  2. 放電加工用の電極の長手方向に伸縮する送り用圧電素子と、該送り用圧電素子の自由端に接続され、電極の長手方向と直交する方向に伸縮するクランプ用第1圧電素子と、同じく電極の長手方向と直交する方向に伸縮するクランプ用第2圧電素子とを備えている放電加工用電極送り装置において、この装置が、
    前記電極を挿通保持するカセットを有していて、前記クランプ用第1及び第2圧電素子を交互に伸縮動作させると共に送り用圧電素子を伸縮動作させることで、前記電極を保持した状態のカセットの送り又は戻しを行うようになっており、かつ
    前記カセットが電極保持手段と共に電極保持解除手段を備えていて、前記カセット内で前記電極が保持解除されている時に、前記カセットの後方にエア供給管を接続して、エアによって前記電極をカセットから送り出すと共に、任意の位置に設けることができる前記電極の突き出し量を調整する調整板を備えていることを特徴とする放電加工用電極送り装置。
  3. 前記電極保持手段がバネであり、前記電極保持解除手段がバネ圧縮用治具であることを特徴とする請求項1又は2に記載の放電加工用電極送り装置。
  4. 前記電極保持手段及び前記電極保持解除手段が、電極を挟んで設けられたコイルと磁石であることを特徴とする請求項1又は2に記載の放電加工用電極送り装置。
  5. 前記電極保持手段及び前記電極保持解除手段が、エアの供給によって移動する押し付け治具であることを特徴とする請求項1又は2に記載の放電加工用電極送り装置。
  6. 前記カセットが、前記電極に給電する給電部を備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の放電加工用電極送り装置。
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