JP4340350B2 - Air conditioner for vehicles - Google Patents

Air conditioner for vehicles Download PDF

Info

Publication number
JP4340350B2
JP4340350B2 JP01313699A JP1313699A JP4340350B2 JP 4340350 B2 JP4340350 B2 JP 4340350B2 JP 01313699 A JP01313699 A JP 01313699A JP 1313699 A JP1313699 A JP 1313699A JP 4340350 B2 JP4340350 B2 JP 4340350B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
vehicle
outside air
air conditioner
air temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP01313699A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JP2000211343A (en
Inventor
芳和 松村
尚弘 磯貝
統一 金丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP01313699A priority Critical patent/JP4340350B2/en
Publication of JP2000211343A publication Critical patent/JP2000211343A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4340350B2 publication Critical patent/JP4340350B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水冷式のエンジンを用いた自動車等に搭載される車両用空調装置に関し、一層詳細には、低コストで運転可能な車両用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、水冷式のエンジンを備えた自動車等に搭載される暖房装置は、前記エンジンを冷却することによって前記冷却水が得た熱をヒータコアにおいて前記自動車の車室内の空気と熱交換し、前記車室内の空気を暖めるように構成されている。
【0003】
ところで、近時、前記エンジンには、燃費向上等の要請から、発生する熱量を低減させる構成が採用されているため、前記車室内の空気を暖めるために十分な熱を前記エンジンから得ることができない。
【0004】
そこで、前記暖房装置には、冷却水を補助的に加熱する補助ヒータが設けられている(例えば、特開平2−246823号公報および特開平3−57877号公報参照)。この補助ヒータは、車室内に設けられた選択スイッチを運転者が投入することによって待機状態とされ、さらに、冷却水の温度に基づいてON/OFFされて、前記冷却水を所定の温度範囲に維持する(例えば、特開平10−44748号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来技術に係る暖房装置においては、補助ヒータは冷却水の温度に基づいてON/OFFされるため、車室内の暖房を行う必要がない場合にも前記補助ヒータが駆動される場合があり、前記暖房装置の運転コストが上昇してしまう懸念が生じる。
【0006】
本発明は、前記の不都合を克服するためになされたものであり、運転コストの削減を図ることが可能な車両用空調装置を提供することを目的とする。
【0009】
本発明によれば、エンジンを冷却した冷却水が前記エンジンから得た熱を利用して車両の室内の暖房を行う車両用空調装置に設けられる補助加熱装置は、前記冷却水の水温が所定の起動水温(例えば、75℃)より低い場合で、外気温が所定の起動気温(例えば、0℃)より低い場合で、且つ作動時間が、外気温に基づいて定められた所定の作動指示時間を回っている場合に作動状態を維持し、それ以外の場合に停止され、前記作動指示時間は、所定の外気温区分では該外気温の低下に伴って増加し、他の外気温区分では該外気温によらずに一定値である(請求項1記載の発明)。このように構成することによって、冷却水を加熱する必要がない場合、例えば、冷却水の水温が暖房を行う上で十分に高い場合や、外気温が暖房を要する値より高い場合には前記補助加熱装置が作動されないようにし、車両用空調装置の運転コストの削減を図ることが可能である。また、外気温に応じて補助加熱装置の作動時間を制限し、車両用空調装置の運転コストの削減を図ることができる。さらに、外気温が低く、より多くの熱を冷却水から得る必要がある場合には前記補助加熱装置の作動時間をより長く確保することができる。
【0010】
この場合、外気温が所定の変換気温(例えば、0℃)より高い場合は前記作動指示時間がゼロ値となるように構成してもよい(請求項記載の発明)。このように構成することによって、外気温が暖房を要する値より高い場合に前記補助加熱装置が作動されることを回避することができる。
【0011】
そして、前記作動指示時間には、前記補助加熱装置の前回の作動時における実際の作動時間が前記作動指示時間より短かった場合、前記作動指示時間から、前回の作動時における前記作動指示時間と前記実際の作動時間との差を減算する補正処理を施すようにしてもよい(請求項記載の発明)。このように構成することによって、補助加熱装置の作動時間を制限し、車両用空調装置の運転コストの一層の削減を図ることができる。
【0012】
さらに、本発明によれば、エンジンを冷却した冷却水が前記エンジンから得た熱を利用して車両の室内の暖房を行う車両用空調装置に設けられる補助加熱装置は、停止状態においては前記冷却水の水温が前記外気温に基づいて定められた第1の所定水温より低い場合に起動され、作動状態においては前記水温が前記外気温に基づいて定められた第2の所定水温より高い場合に停止され、前記第1および第2の所定水温は、所定の外気温区分では該外気温の低下に伴って増加し、他の外気温区分では該外気温によらずに一定値である(請求項4記載の発明)。このように構成することによって、外気温に応じて冷却水の水温を変化させ、車両用空調装置による暖房効率を向上させるとともに、補助加熱装置の作動時間を制限することができる。また、このように構成することによって、冷却水の水温を外気温に応じて最適な値に設定することができる。
【0013】
この場合、前記第1および第2の所定水温は、前記外気温が所定の変換気温(例えば、0℃)より高い場合は該外気温とは独立した一定値となるように構成してもよい(請求項記載の発明)
【0014】
なお、車両の速度が所定の起動車速より高い場合には、補助加熱装置を停止させるように構成してもよい(請求項記載の発明)。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明に係る車両用空調装置について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0016】
図1に、本実施の形態に係る車両用空調装置が適用された自動車(車両)10の要部を示す。
【0017】
この自動車10は、複数(例えば、4つ)のシリンダ12a〜12dを備えたエンジン14を有する。シリンダ12a〜12dには、冷却水Wが満たされたウォータジャケット16が該シリンダ12a〜12dを囲むように設けられる。そして、このウォータジャケット16の、例えば、シリンダ12a側(入口側)およびシリンダ12d側(出口側)には、それぞれ管18、20が接続されている。これら管18、20は、それぞれラジエータ22の入口側および出口側に接続され、また、管18にはポンプ24が設けられる。
【0018】
そして、このポンプ24の駆動作用下に、ウォータジャケット16内を管20、ラジエータ22および管18を介して循環される冷却水Wが、シリンダ12a〜12dに沿って流れながら該シリンダ12a〜12dを冷却する。その際、シリンダ12a〜12dを冷却することによって加熱された冷却水Wは、前記ラジエータ22における放熱作用によって冷却される。
【0019】
管18にはバルブ26が設けられる。以下、管18におけるこのバルブ26の下流側を管18aと記し、上流側を管18bと記す。
【0020】
管18aとウォータジャケット16の出口側との間には、バイパス管28によって迂回路が形成されている。バルブ26を閉じると、ウォータジャケット16から流出した冷却水Wは、バイパス管28および管18aを通って前記ウォータジャケット16に戻る。
【0021】
自動車10は、その車室内の空調を行う車両用空調装置としての冷暖房装置30を有する。以下、この冷暖房装置30における暖房を行うための構造について説明する。なお、冷房を行うための構造についての説明は省略する。
【0022】
冷暖房装置30はヒータコア(熱交換器)32を有し、このヒータコア32の入口側および出口側には、それぞれ管34、36が接続されている。また、管34はウォータジャケット16の出口側に接続され、管36は管18aに接続される。そして、管34、36および管18aを介して、冷却水Wがウォータジャケット16とヒータコア32との間を循環する。すなわち、これら管34、36および管18aによって、冷却水Wがウォータジャケット16とヒータコア32との間を循環する循環路が構成される。
【0023】
シリンダ12a〜12dで発生した熱によって加熱された冷却水Wは、ヒータコア32において該ヒータコア32を通る空気Aとの間で熱交換され、該空気Aを加熱する。この空気Aは自動車10の車室内に導入され、該車室内が暖められる。
【0024】
また、管34にはバルブ38が設けられ、このバルブ38を開/閉させることによって、ヒータコア32への冷却水Wの供給/非供給が選択される。
【0025】
さらに、管34には補助加熱装置としてのビスカスヒータ40が設けられる。このビスカスヒータ40は、図2に示すように、ハウジング42内に収容されたヒータ部44を有する。このヒータ部44は、内部に粘性流体Bが充填されたヒータ室46を備え、このヒータ室46内にはロータ48が配されている。このロータ48にはシャフト50が連結され、さらに、このシャフト50にはビスカスクラッチ52が連結されている。
【0026】
このビスカスクラッチ52にはプーリ54が装着されている。また、エンジン14の出力軸(例えば、クランクシャフト)56にはプーリ57が装着されている。そして、これらプーリ54とプーリ57とはベルト58によって連結されている。すなわち、エンジン14の駆動力は出力軸56、プーリ57、ベルト58、プーリ54およびビスカスクラッチ52を介してヒータ室46内のロータ48に伝えられる。ビスカスヒータ40は、ビスカスクラッチ52が連結された場合にON状態となり、前記ビスカスクラッチ52が切り離された場合にOFF状態となる。
【0027】
自動車10は、図1に示すように、制御手段としてのECU(Electric Control Unit )60を有する。このECU60は、中央処理装置としてのCPU62と、システムプログラムやアプリケーションプログラム等が記憶される記憶手段(メモリ)であるROM(図示せず)と、作業用等として使用される記憶手段(メモリ)であるRAM(図示せず)と、計時手段としてのタイマ64、A/D変換器、D/A変換器等の入出力インタフェース(図示せず)等が含まれるマイクロコンピュータにより構成されている。
【0028】
ECU60には、バイパス管28に設けられた水温センサ(温度検出手段)70、ラジエータ22の前面側(外気A′が流入する側)の近傍に設けられた外気温センサ(外気温検出手段)72、自動車10の速度Vを検出する速度センサ(車速検出手段)74、エンジン14の回転数RPMを検出する回転数検出器(回転数検出手段)76が接続される。そして、ECU60には、水温センサ70で検出された冷却水Wの水温Tw、外気温センサ72で検出された外気温Ta、速度センサ74からの速度V、回転数検出器76からの回転数RPMがそれぞれ供給される。
【0029】
また、ECU60には、イグニッションスイッチ78からのON/OFF信号であるイグニッション信号IGが供給される。
【0030】
そして、ECU60は、これらの信号(水温Tw、外気温Ta、速度V、回転数RPMおよびイグニッション信号IG)に基づいてビスカスヒータ40を制御する。実際には、前記信号(水温Tw、外気温Ta、速度V、回転数RPMおよびイグニッション信号IG)に基づいてビスカスヒータ40の開/閉を選択し、それを指示する信号(指示信号)BDを前記ビスカスヒータ40に供給する。
【0031】
また、ECU60には、ビスカスヒータ40から該ビスカスヒータ40の作動/停止状態を示すON/OFF信号であるヒータ状態信号BSが供給される。そして、ECU60はこのヒータ状態信号BSに基づいて、ビスカスヒータ40の作動/停止状態を確認する。
【0032】
次に、本実施の形態に係る車両用空調装置としての冷暖房装置30が適用された自動車10の、主に、ECU60における前記冷暖房装置30の制御処理について、実施例をあげて説明する。
【0033】
まず、第1実施例について図3のフローチャートを参照して説明する。この第1実施例に係る処理は、ビスカスヒータ40の作動条件を従来技術のように冷却水Wの水温Twのみに基づいて決定するのではなく、外気温Ta、自動車10の速度V、エンジン14の回転数RPM等に基づく作動条件を追加することにより、特に冬場において、冷暖房装置30の省動力化を図ることを目的として構成されている。
【0034】
始めに、イグニッションスイッチ78が投入されているかどうかの判定、すなわち、前記イグニッションスイッチ78からのイグニッション信号IGがONであるかOFFであるかの判定が行われる(ステップS1)。
【0035】
ステップS1における判定結果がNO(イグニッション信号IGがOFF)であった場合、ビスカスヒータ40を停止させる処理(または、停止状態を維持する処理)が行われ(ステップS2)、再びステップS1の処理に戻る。
【0036】
一方、ステップS1における判定結果がYES(イグニッション信号IGがON)であると判断された場合、続いて、ビスカスヒータ40からのヒータ状態信号BSに基づいて、該ビスカスヒータ40が作動中であるかどうかの判定が行われる(ステップS3)。
【0037】
ステップS3において、ビスカスヒータ40が作動中ではない(停止中である)ことが確認され、判定結果がNOであった場合、続いて、ビスカスヒータ40の起動条件の判定が行われる(ステップS4)。このステップS4では、水温センサ70から供給された冷却水Wの水温Twが所定の起動水温Twα(例えば、65℃)より低いかどうかの判定が行われる。すなわち、水温Twが起動水温Twαより低い場合には前記ビスカスヒータ40の起動条件を満たすと判断され、一方、前記水温Twが前記起動水温Twαより高い場合には前記起動条件を満たさないと判断される。そして、水温Twが起動水温Twαより高く、ビスカスヒータ40の起動条件を満たさない(判定結果がNO)と判断された場合、前記ステップS2の処理に移行する。
【0038】
ステップS3において、ビスカスヒータ40が作動中である(判定結果がYES)と判断された場合、または、ステップS4において水温Twが起動水温Twαより低く、ビスカスヒータ40の起動条件を満たす(判定結果がYES)と判断された場合、前記ビスカスヒータ40の第1の作動継続条件の判定が行われる(ステップS5)。このステップS5では、水温センサ70から供給された冷却水Wの水温Twが所定の作動継続水温(起動水温)Twβ(例えば、75℃)より低いかどうかの判定が行われる。すなわち、水温Twが作動継続水温Twβより低い場合には、冷却水Wの水温Twが暖房を行う上で十分でないため、前記ビスカスヒータ40の作動継続条件を満たすと判断される。一方、水温Twが作動継続水温Twβより高い場合には、冷却水Wの水温Twが暖房を行う上で十分であるため、作動継続条件を満たさないと判断される。
【0039】
そして、水温Twが作動継続水温Twβより高く、ビスカスヒータ40の作動継続条件を満たさない(判定結果がNO)と判断された場合、前記ステップS2の処理に移行する。一方、水温Twが作動継続水温Twβより低く、ビスカスヒータ40の作動継続条件を満たす(判定結果がYES)と判断された場合、次のステップS6における第2の作動継続条件の判定処理に移行する。
【0040】
ステップS6においては、外気温センサ72からの外気温Taが所定の作動継続気温(起動気温)Taα(例えば、0℃)より低いかどうかの判定が行われる。すなわち、外気温Taが作動継続気温Taαより低い場合には、暖房を行う際に多くの熱量を要するため、前記ビスカスヒータ40の作動継続条件を満たすと判断される。一方、外気温Taが作動継続気温Taαより高い場合には、暖房を行う際にあまり多くの熱量を要しないため、作動継続条件を満たさないと判断される。
【0041】
そして、外気温Taが作動継続気温Taαより高く、ビスカスヒータ40の作動継続条件を満たさない(判定結果がNO)と判断された場合、前記ステップS2の処理に移行する。一方、外気温Taが作動継続気温Taαより低く、ビスカスヒータ40の作動継続条件を満たす(判定結果がYES)と判断された場合、次のステップS7における第3の作動継続条件の判定処理に移行する。
【0042】
ステップS7においては、速度センサ74からの速度Vが所定の作動継続車速(起動車速)Vα(例えば、50km/h)より低いかどうかの判定が行われる。すなわち、速度Vが作動継続車速Vαより低い場合には、エンジン14が発生する熱量が低下するため、ビスカスヒータ40の作動継続条件を満たすと判断される。一方、速度Vが作動継続車速Vαより高い場合には、エンジン14が十分な量の熱を発生するため、作動継続条件を満たさないと判断される。
【0043】
そして、速度Vが作動継続車速Vαより高く、作動継続条件を満たさない(判定結果がNO)と判断された場合、前記ステップS2の処理に移行する。一方、速度Vが作動継続車速Vαより低く、作動継続条件を満たす(判定結果がYES)と判断された場合、次のステップS8における第4の作動継続条件の判定処理に移行する。
【0044】
ステップS8においては、回転数検出器76からの回転数RPMが所定の作動継続回転数(起動回転数)Rα(例えば、1500rpm)より少ないかどうかの判定が行われる。すなわち、回転数RPMが作動継続回転数Rαより少ない場合には、エンジン14が発生する熱量が低下するため、ビスカスヒータ40の作動継続条件を満たすと判断される。一方、回転数RPMが作動継続回転数Rαより多い場合には、エンジン14が十分な量の熱を発生するため、作動継続条件を満たさないと判断される。
【0045】
そして、回転数RPMが作動継続回転数Rαより多く、作動継続条件を満たさない(判定結果がNO)と判断された場合、前記ステップS2の処理に移行する。一方、回転数RPMが作動継続回転数Rαより少なく、作動継続条件を満たす(判定結果がYES)と判断された場合、ビスカスヒータ40の作動状態を維持する処理(または、ビスカスヒータ40を起動する処理)が行われ(ステップS9)、再びステップS1の処理に戻る。
【0046】
なお、前記ステップS5〜S8における第1〜第4の作動継続条件の判定処理の順番は、任意に決定することができる。また、前記第1〜第4の作動継続条件の判定処理の中から幾つかの処理を選択して行うようにしてもよい。
【0047】
このように、第1実施例においては、ステップS5〜S8における第1〜第4の作動継続条件(冷却水Wの水温Tw、外気温Ta、自動車10の速度V、エンジン14の回転数RPMに基づく作動継続条件)に対する判定処理を行うことによって、ビスカスヒータ40を作動して冷却水Wを加熱する必要がない場合に該ビスカスヒータ40が作動されないようにし、冷暖房装置30の運転コストの削減を図ることが可能である。
【0048】
次に、第2実施例について図4のフローチャートを参照して説明する。なお、この第2実施例においては、前記第1実施例における処理ステップと同一の処理が行われる処理ステップには同一の符号を付し、その説明を省略する。以下、第3および第4実施例についても同様とする。
【0049】
この第2実施例に係る処理は、外気温Taに応じてビスカスヒータ40の作動指示時間を設定することにより、冷却水Wの水温Twを前記第1実施例における作動継続水温Twβよりも低くコントロールし、冷暖房装置30の一層の省動力化を図ることを目的として構成されている。
【0050】
第2実施例では、第1実施例(図3参照)と同様に、ステップS1における判定結果がNOであった場合には、ステップS2の処理に移行する。一方、ステップS1における判定結果がYESであった場合には、ステップS3の処理に移行する。以下、第1実施例(図3参照)と同様に、ステップS4〜S6の処理が行われる。
【0051】
ステップS6における判定結果がYESであった場合、続いて、ビスカスヒータ40の停止条件を満足するかどうかの判定処理(停止判定処理)が行われる。
【0052】
まず、タイマ64においてビスカスヒータ40の作動時間tの計時が行われているかどうかを判定する(ステップS21)。実際には、後述するステップS24およびS26で求められた第1フラグF1がF1=0であるかF1=1であるかに基づいて前記判定が行われる。ここで、第1フラグF1がF1=0である場合には、ビスカスヒータ40の作動時間tの計時が行われていないことを示し、第1フラグF1がF1=1である場合には、前記ビスカスヒータ40の作動時間tの計時が行われていることを示す。なお、第1フラグF1のデフォルトはF1=0である。
【0053】
ステップS21において、第1フラグF1がF1=0であり、ビスカスヒータ40の作動時間tの計時が行われていない(判定結果がYES)と判断された場合、続いて、前記ビスカスヒータ40の作動が継続される時間を定める作動指示時間t1が求められる(ステップS22)。
【0054】
ステップS22においては、外気温センサ72からの外気温Taの値に基づいて、図5に模式的に示すTa・t1(外気温・作動指示時間)テーブル80を検索することによって作動指示時間t1の値が求められる。
【0055】
このTa・t1テーブル80は、外気温Taをパラメータとして予め設定された作動指示時間t1を導くテーブルである。このTa・t1テーブル80において、作動指示時間t1は、外気温Taが第1気温Ta1(例えば、Ta1=−20℃)から第2気温Ta2(変換気温とも記し、例えば、Ta2=0℃)の範囲内であるとき、該外気温Taに反比例する。すなわち、外気温Taが第1気温Ta1から第2気温Ta2まで上昇するのに従って、作動指示時間t1は第1時間ta(例えば、ta=30分)から第2時間tb(例えば、tb=0分)まで直線的に減少する。ただし、外気温Taが第1気温Ta1より低い場合には、作動指示時間t1は第1時間taの一定値となる。また、外気温Taが第2気温Ta2より高い場合には、作動指示時間t1は第2時間tbの一定値となる。
【0056】
次いで、タイマ64におけるビスカスヒータ40の作動時間tの計時が開始され(ステップS23)、第1フラグF1がF1=1にセットされる(ステップS24)。なお、作動時間tの計時が既に行われている場合、ステップS23においてタイマ64をリセットするようにしてもよい。
【0057】
続いて、ステップS25に移行する。また、前記ステップS21において、第1フラグF1がF1=1であり、ビスカスヒータ40の作動時間tの計時が行われている(判定結果がNO)と判断された場合には、前記ステップS22〜S24の処理は行われず、ステップS25に移行する。
【0058】
このステップS25では、ビスカスヒータ40の作動時間tが作動指示時間t1に到達したかどうかの判定、言い換えれば、ビスカスヒータ40の停止条件を満たしているかどうかの判定が行われる。実際には、タイマ64から取り込まれた作動時間tを作動指示時間t1から引いた値がゼロ値以下であるかどうかの判定が行われる。
【0059】
ステップS25において、作動時間tが作動指示時間t1に到達しており、ビスカスヒータ40の停止条件を満たしている(判定結果がYES)と判断された場合、ステップS2に移行し、ビスカスヒータ40を停止させる処理(または、停止状態を維持する処理)が行われる。一方、作動時間tが作動指示時間t1に到達しておらず、ビスカスヒータ40の停止条件を満たしていない(判定結果がNO)と判断された場合、第1実施例(図3参照)と同様に、ステップS9における、ビスカスヒータ40の作動状態を維持する処理(または、ビスカスヒータ40を起動する処理)が行われる。その後、ステップS1の処理に戻る。
【0060】
また、ステップS2の処理が行われた後には、第1フラグF1がF1=0にセットされ(ステップS26)、その後、ステップS1の処理に戻る。
【0061】
このように、第2実施例においては、ビスカスヒータ40は外気温Taに基づいて定められた作動指示時間t1内において作動されるため、前記外気温Taに応じて前記ビスカスヒータ40が作動する時間を制限し、冷暖房装置30の運転コストの削減を図ることができる。
【0062】
また、作動指示時間t1は、外気温Taが第2気温Ta2より低い場合は前記外気温Taの低下に伴って増加し、前記外気温Taが前記第2気温Ta2より高い場合は第2時間tb(例えば、tb=0分)の一定値となる。従って、外気温Taが暖房を要する値より高い場合にビスカスヒータ40が作動されることを回避することができるとともに、前記外気温Taが低く、より多くの熱を冷却水Wから得る必要がある場合には前記ビスカスヒータ40のより長い作動時間を確保することができる。
【0063】
さらに、自動車10の速度V、エンジン14の回転数RPMに基づく作動継続条件の判定処理を省くことができるため、冷暖房装置30の構成および制御処理の簡素化が実現される。
【0064】
次に、第3実施例について図6および図7のフローチャートを参照して説明する。
【0065】
第3実施例においては、後述するステップS58で算出される第2の作動指示時間t2に対して補正処理を施すことによって、ビスカスヒータ40の作動時間をより一層制限することを目的としている。
【0066】
このような補正処理が、ビスカスヒータ40の作動時間を制限する上で有効となるのは、以下の理由に基づく。例えば、自動車10が登坂路を走行しているときなどには、エンジン14が通常より大きな回転数RPMで回転している。この場合、冷却水Wの水温Twは、通常より速く上昇するため、前記作動指示時間t2に従ってビスカスヒータ40を作動させた場合には、該ビスカスヒータ40が無駄に作動されている状態が生じるおそれがある。このような状態においては、前記作動指示時間t2に対する補正処理を施すことによって、ビスカスヒータ40の作動時間を制限することが可能となる。
【0067】
第3実施例では、第2実施例(図4参照)と同様に、まず、ステップS1の処理が行われる。そして、ステップS1における判定結果がYESであった場合、続いて、作動回数フラグFaに基づいて、イグニッションスイッチ78がONにされてからビスカスヒータ40が作動された回数が1回より多い(2回以上である)かどうかの判定が行われる(ステップS31)。この作動回数フラグFaは、Fa=1である場合には、ビスカスヒータ40の作動回数が2回以上であることを示し、Fa=0である場合には、前記ビスカスヒータ40の作動回数が1回であることを示す。
【0068】
ステップS31において、作動回数フラグFaがFa=0であり、ビスカスヒータ40の作動回数が1回である(判定結果がNO)と判断された場合、第2実施例(図4参照)と同様に、ステップS3の処理が行われる。そして、このステップS3における判定結果がNOであった場合には、ステップS4に移行し、前記ステップS3における判定結果がYESであった場合、または、ステップS4における判定結果がYESであった場合には、ステップS5に移行する。ステップS4における判定結果がNOであった場合には、ステップS2の処理が行われる。以下、第2実施例(図4参照)と同様に、ステップS6、S9、S21〜S26の処理が行われる。
【0069】
ステップS9の処理が行われた後、ビスカスヒータ40の今回の作動時における作動時間tの積算値として、積算作動時間st1が求められる(ステップS32)。続いて、ステップS22で求められた作動指示時間t1が前回の作動指示時間t0として記憶される(ステップS33)。
【0070】
次いで、作動有無フラグFbがFb=1とされる(ステップS34)。この作動有無フラグFbは、Fb=1である場合には、ビスカスヒータ40の作動が行われたことがあることを示し、Fb=0である場合には、前記ビスカスヒータ40の作動が行われたことがないことを示す。なお、作動有無フラグFbのデフォルトはFb=0である。
【0071】
そして、ステップS35の処理が行われた後、ステップS1の処理に戻る。ステップS35では、ビスカスヒータ40の1回目の作動が継続中であるため、作動回数フラグFaはFa=0とされる。
【0072】
ステップS26の処理が行われた後には、作動有無フラグFbに基づいて、前記ステップS2では、作動していたビスカスヒータ40が停止されたのか、あるいは、前記ビスカスヒータ40の停止状態が継続されたのかが判断される(ステップS36)。
【0073】
ステップS36において、作動有無フラグFbがFb=0であり、ステップS2ではビスカスヒータ40の停止状態が継続された(判定結果がNO)と判断された場合、ステップS1の処理に戻る。一方、作動有無フラグFbがFb=1であり、ステップS2では作動していたビスカスヒータ40が停止された(判定結果がYES)と判断された場合、作動回数フラグFaがFa=1とされた後(ステップS37)、ステップS1の処理に戻る。
【0074】
ステップS1における判定結果がNOであった場合、作動回数フラグFaがFa=0とされ(ステップS41)、作動有無フラグFbがFb=0とされる(ステップS42)。
【0075】
また、ステップS31において、作動回数フラグFaがFa=1であり、ビスカスヒータ40の作動回数が2回以上である(判定結果がYES)と判断された場合、図7に示すステップS51の処理に移行する。
【0076】
このステップS51、並びに以下のステップS52、S53およびS54では、それぞれステップS3、S4、S5およびS6(図6参照)と同様の処理が行われる。そして、ステップS52、S53またはS54における判定結果がNOであった場合には、ステップS55およびS56の処理に移行する。
【0077】
ステップS55では、ステップS2(図6参照)と同様の処理が行われる。続くステップS56では、第2フラグF2がF2=0とされ、ステップS1の処理に戻る(図6参照)。この第2フラグF2は、F2=0である場合はビスカスヒータ40の作動時間tの計時が行われていないことを示し、F2=1である場合は前記ビスカスヒータ40の作動時間tの計時が行われていることを示す。なお、この第2フラグF2のデフォルトはF2=0である。
【0078】
ステップS54における判定結果がYESであった場合には、第2の停止条件を満足するかどうかを判断する処理に移行する。
【0079】
まず、タイマ64においてビスカスヒータ40の作動時間tの計時が行われているかどうかを判定する(ステップS57)。実際には、前記ステップS56および後述するステップS63で求められた第2フラグF2がF2=0であるかF2=1であるかに基づいて前記判定が行われる。
【0080】
ステップS57において、第2フラグF2がF2=0であり、ビスカスヒータ40の作動時間tの計時が行われていない(判定結果がYES)と判断された場合、続いて、前記ビスカスヒータ40の作動が継続される時間を定める第2の作動指示時間t2が求められる(ステップS58)。この作動指示時間t2は、ステップS22の場合と同様に、図5に模式的に示すTa・t1テーブル80から、作動指示時間t1を作動指示時間t2と置き換えることによって求められる。
【0081】
次に、前記ステップS58で求められた作動指示時間t2に補正を施す必要があるかどうかの判定が行われる(ステップS59)。このステップS59においては、作動指示時間t2が前記ステップS32(図6参照)または後述するステップS66で求められる積算作動時間st1より大きいかどうか(t2>st1であるかどうか)の判定が行われる。
【0082】
前記ステップS59において、t2>st1であり、作動指示時間t2に補正を施す必要がある(YES)と判定された場合、続くステップS60およびS61において、前記作動指示時間t2に対する補正処理が行われる。
【0083】
ステップS60では、次の(1)式に基づいて、タイマ補正時間τが求められる。
【0084】
τ=t2−(t0−st1)−α …(1)
ここで、τは、補正後の作動指示時間t2となるタイマ補正時間であり、t0は前記ステップS33(図6参照)または後述するステップS67で求められる前回の作動指示時間であり、αは実験等により求められる所定の補正値である。
【0085】
そして、ステップS61において、作動指示時間t2が、前記ステップS60で求められた前記タイマ補正時間τの値に置き換えられる(t2=τ)。
【0086】
ステップS59において、t2>st1ではなく、作動指示時間t2に補正を施す必要がない(NO)と判定された場合、続くステップS60およびS61の処理は行われない。
【0087】
次いで、タイマ64におけるビスカスヒータ40の作動時間tの計時が開始され(ステップS62)、第2フラグF2がF2=1にセットされる(ステップS63)。なお、作動時間tの計時が既に行われている場合、ステップS62においてタイマ64をリセットするようにしてもよい。
【0088】
続いて、ステップS64に移行する。また、前記ステップS57において、第2フラグF2がF2=1であり、ビスカスヒータ40の作動時間tの計時が行われていると判断された場合、前記ステップS58〜S63の処理は行われず、ステップS64に移行する。
【0089】
このステップS64では、ビスカスヒータ40の作動時間tが第2の作動指示時間t2に到達したかどうかの判定、言い換えれば、ビスカスヒータ40の第2の停止条件を満たしているかどうかの判定が行われる。実際には、タイマ64から取り込まれた作動時間tを第2の作動指示時間t2から引いた値がゼロ値以下であるかどうかの判定が行われる。
【0090】
ステップS64において、作動時間tが第2の作動指示時間t2に到達しており、ビスカスヒータ40の第2の停止条件を満たしている(判定結果がYES)と判断された場合、ステップS55の処理に移行し、ビスカスヒータ40を停止させる処理(または、停止状態を維持する処理)が行われる。一方、作動時間tが第2の作動指示時間t2に到達しておらず、ビスカスヒータ40の第2の停止条件を満たしていない(判定結果がNO)と判断された場合、ステップS65〜S67の処理に移行する。
【0091】
ステップS65では、ステップS9(図6参照)と同様の処理が行われ、続くステップS66では、ステップS32(図6参照)と同様の処理が行われる。そして、ステップS67では、ステップS58またはS61で求められた作動指示時間t2が前回の作動指示時間t0として格納される。このステップS67の処理が行われた後、ステップS1(図6参照)の処理に戻る。
【0092】
このように、第3実施例においては、ビスカスヒータ40の前回の作動時における実際の作動時間(すなわち、積算作動時間st1)が、ステップS58で求められる作動指示時間t2より短かった場合に、前記作動指示時間t2に対して、前記(1)式に基づく補正処理を施すようにしている。このため、ビスカスヒータ40の作動時間をより一層制限することが可能である。
【0093】
次に、第4実施例について図8のフローチャートを参照して説明する。
【0094】
第4実施例においては、ビスカスヒータ40を起動または停止させる判断の基準となる冷却水Wの水温Twである再起動水温(第1の所定水温)Tw1および停止水温(第2の所定水温)Tw2を外気温Taに基づいて求めることにより、ビスカスヒータ40の作動時間を短縮させ、冷暖房装置30の運転コストの一層の削減を図ることを目的とする。
【0095】
具体的には、再起動水温Tw1および停止水温Tw2を定め、水温センサ70からの冷却水Wの水温Twが前記再起動水温Tw1を下回った場合に停止状態にあるビスカスヒータ40が再起動され、前記水温Twが前記停止水温Tw2を上回った場合に作動状態にある前記ビスカスヒータ40が停止される。
【0096】
再起動水温Tw1は、外気温センサ72からの外気温Taの値に基づいて、図9に実線で模式的に示すTa・Tw1(外気温・再起動水温)テーブル90を検索することによって求められる。一方、停止水温Tw2は、外気温Taの値に基づいて、図9に点線で模式的に示すTa・Tw2(外気温・停止水温)テーブル92を検索することによって求められる。
【0097】
前記Ta・Tw1テーブル90は、外気温Taをパラメータとして予め設定された再起動水温Tw1を導くテーブルである。このTa・Tw1テーブル90において、再起動水温Tw1は、外気温Taが第3気温Ta3(例えば、Ta3=−20℃)から第4気温Ta4(変換気温とも記し、例えば、Ta4=0℃)の範囲内であるときには、該外気温Taに反比例する。すなわち、外気温Taが第3気温Ta3から第4気温Ta4まで上昇するのに従って、再起動水温Tw1は第1水温Twa(例えば、Twa=75℃)から第2水温Twb(例えば、Twb=65℃)まで直線的に減少する。ただし、外気温Taが第3気温Ta3より低い場合には、再起動水温Tw1は第1水温Twaの一定値となる。また、外気温Taが第4気温Ta4より高い場合には、再起動水温Tw1は第2水温Twbの一定値となる。
【0098】
前記Ta・Tw2テーブル92は、外気温Taをパラメータとして予め設定された停止水温Tw2を導くテーブルである。このTa・Tw2テーブル92において、停止水温Tw2は、外気温Taが第3気温Ta3から第4気温Ta4の範囲内であるときには、該外気温Taに反比例する。すなわち、外気温Taが第3気温Ta3から第4気温Ta4まで上昇するのに従って、停止水温Tw2は第3水温Twc(例えば、Twc=80℃)から第4水温Twd(例えば、Twd=70℃)まで直線的に減少する。ただし、外気温Taが第3気温Ta3より低い場合には、停止水温Tw2は第3水温Twcの一定値となる。また、外気温Taが第4気温Ta4より高い場合には、停止水温Tw2は第4水温Twdの一定値となる。
【0099】
第4実施例では、第1実施例(図3参照)と同様に、ステップS1における判定結果がNOであった場合には、ステップS2の処理が行われ、再びステップS1の処理に戻る。一方、ステップS1における判定結果がYESであった場合には、第1実施例(図3参照)と同様に、ステップS3の処理に移行する。
【0100】
そして、ステップS3における判定結果がYESであった場合、または、後述するステップS74における処理結果がYESであった場合には、続いて、前記Ta・Tw2テーブル92(図9参照)から停止水温Tw2が求められる(ステップS71)。
【0101】
次いで、ビスカスヒータ40の停止判定が行われる(ステップS72)。具体的には、冷却水Wの水温Twが停止水温Tw2を上回っているかどうかの判定が行われる。そして、ステップS72において、水温Twが停止水温Tw2を上回っている(判定結果がYES)と判断された場合には、ステップS2の処理に移行する。一方、ステップS72において、水温Twが停止水温Tw2を上回っていない(判定結果がNO)と判断された場合には、第1実施例(図3参照)と同様に、ステップS6の処理が行われる。
【0102】
以下、第1実施例と同様に、ステップS6における判定結果がNOであった場合には、ステップS2の処理に移行し、前記判定結果がYESであった場合には、ステップS7の処理に移行する。さらに、ステップS7における判定結果がNOであった場合には、ステップS2の処理に移行し、前記判定結果がYESであった場合には、ステップS9の処理に移行する。
【0103】
前記ステップS3における判定結果がYESであった場合には、続いて、前記Ta・Tw1テーブル90(図9参照)から再起動水温Tw1が求められる(ステップS73)。
【0104】
次いで、ビスカスヒータ40の再起動判定が行われる(ステップS74)。具体的には、冷却水Wの水温Twが再起動水温Tw1を下回っているかどうかの判定が行われる。そして、ステップS74において、水温Twが再起動水温Tw1を下回っている(判定結果がYES)と判断された場合には、ステップS71の処理に移行する。一方、ステップS74において、水温Twが再起動水温Tw1を下回っていない(判定結果がNO)と判断された場合には、ステップS2の処理に移行する。
【0105】
このように、第4実施例においては、ビスカスヒータ40は、停止状態においては前記冷却水Wの水温Twが前記外気温Taに基づいて定められた再起動水温Tw1より低い場合に起動され、作動状態においては前記水温Twが前記外気温Taに基づいて定められた停止水温Tw2より高い場合に停止される。この場合、外気温Taに応じて冷却水Wの水温Twが変化されるため、冷暖房装置30による暖房効率を向上させるとともに、運転コストの一層の削減を図ることができる。
【0106】
また、前記再起動水温Tw1および停止水温Tw2は、前記外気温Taが第4気温Ta4(例えば、Ta4=0℃)より低い場合は該外気温Taの低下に伴って増加し、前記外気温Taが前記第4気温Ta4より高い場合は該外気温Taとは独立した一定値となる。従って、前記冷却水Wの水温Twを外気温Taに応じて最適な値に設定することができる。
【0107】
なお、本実施の形態では、補助加熱装置としてビスカスヒータ40を用いているが、このビスカスヒータ40に代えて、燃焼式ヒータ、電気ヒータ等を用いるようにしてもよい。
【0110】
【発明の効果】
本発明によれば、エンジンを冷却した冷却水が前記エンジンから得た熱を利用して車両の室内の暖房を行う車両用空調装置に設けられる補助加熱装置は、前記冷却水の水温が所定の起動水温(例えば、75℃)より低い場合で、外気温が所定の起動気温(例えば、0℃)より低い場合で、且つ作動時間が、外気温に基づいて定められた所定の作動指示時間を回っている場合に作動状態を維持し、それ以外の場合に停止され、前記作動指示時間は、所定の外気温区分では該外気温の低下に伴って増加し、他の外気温区分では該外気温によらずに一定値である(請求項1記載の発明)。このように構成することによって、冷却水を加熱する必要がない場合、例えば、冷却水の水温が暖房を行う上で十分に高い場合や、外気温が暖房を要する値より高い場合には前記補助加熱装置が作動されないようにし、車両用空調装置の運転コストの削減を図ることが可能である。また、外気温に応じて補助加熱装置の作動時間を制限し、車両用空調装置の運転コストの削減を図ることができる。さらに、外気温が低く、より多くの熱を冷却水から得る必要がある場合には前記補助加熱装置の作動時間をより長く確保することができる。
【0111】
この場合、外気温が所定の変換気温(例えば、0℃)より高い場合は前記作動指示時間がゼロ値となるように構成される(請求項記載の発明)。このように構成することによって、外気温が暖房を要する値より高い場合に前記補助加熱装置が作動されることを回避することができる。
【0112】
そして、前記作動指示時間には、前記補助加熱装置の前回の作動時における実際の作動時間が前記作動指示時間より短かった場合、前記作動指示時間から、前回の作動時における前記作動指示時間と前記実際の作動時間との差を減算する補正処理が施される(請求項記載の発明)。これによって、補助加熱装置の作動時間を制限し、車両用空調装置の運転コストの一層の削減を図ることができる。
【0113】
さらに、本発明によれば、エンジンを冷却した冷却水が前記エンジンから得た熱を利用して車両の室内の暖房を行う車両用空調装置に設けられる補助加熱装置は、停止状態においては前記冷却水の水温が前記外気温に基づいて定められた第1の所定水温より低い場合に起動され、作動状態においては前記水温が前記外気温に基づいて定められた第2の所定水温より高い場合に停止され、前記第1および第2の所定水温は、所定の外気温区分では該外気温の低下に伴って増加し、他の外気温区分では該外気温によらずに一定値である(請求項4記載の発明)。このように構成することによって、外気温に応じて冷却水の水温を変化させ、車両用空調装置による暖房効率を向上させるとともに、補助加熱装置の作動時間を制限することができる。また、このように構成することによって、冷却水の水温を外気温に応じて最適な値に設定することができる。
【0114】
この場合、前記第1および第2の所定水温は、前記外気温が所定の変換気温(例えば、0℃)より高い場合は該外気温とは独立した一定値となるように構成される(請求項記載の発明)
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る車両用空調装置が適用された自動車の要部平面図である。
【図2】図1に示した車両用空調装置を構成するビスカスヒータを概略的に示す一部省略平面図である。
【図3】図1に示した車両用空調装置を構成するECUで行われる前記車両用空調装置の制御処理の第1実施例を示すフローチャートである。
【図4】図1に示した車両用空調装置を構成するECUで行われる前記車両用空調装置の制御処理の第2実施例を示すフローチャートである。
【図5】図4に示したフローチャートにおいて、図1に示したビスカスヒータの作動指示時間を求めるためのテーブルである。
【図6】図1に示した車両用空調装置を構成するECUで行われる前記車両用空調装置の制御処理の第3実施例を示すフローチャートである。
【図7】図1に示した車両用空調装置を構成するECUで行われる前記車両用空調装置の制御処理の第3実施例を示すフローチャートである。
【図8】図1に示した車両用空調装置を構成するECUで行われる前記車両用空調装置の制御処理の第4実施例を示すフローチャートである。
【図9】図8に示したフローチャートにおいて、図1に示したビスカスヒータの再起動/停止水温を求めるためのテーブルである。
【符号の説明】
10…自動車(車両) 14…エンジン
18a、34、36…管(循環路)
30…冷暖房装置(車両用空調装置)
32…ヒータコア(熱交換器)
40…ビスカスヒータ(補助加熱装置)
60…ECU 62…CPU
64…タイマ(計時手段) 70…水温センサ(温度検出手段)
72…外気温センサ(外気温検出手段)
74…速度センサ(車速検出手段)
76…回転数検出器(回転数検出手段)
80…Ta・t1(外気温・作動指示時間)テーブル
90…Ta・Tw1(外気温・再起動水温)テーブル
92…Ta・Tw2(外気温・停止水温)テーブル
W…冷却水 A…空気
Tw…水温 Twα…起動水温
Twβ…作動継続水温(起動水温)
Tw1…再起動水温(第1の所定水温)
Tw2…停止水温(第2の所定水温)
Ta…外気温 Taα…作動継続気温(起動気温)
Ta2…第2気温(変換気温) Ta4…第4気温(変換気温)
t…作動時間 t1、t2…作動指示時間
st1…積算作動時間 V…速度
Vα…作動継続車速(起動車速) Rα…作動継続回転数(起動回転数)
RPM…回転数
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle air conditioner mounted on an automobile or the like using a water-cooled engine, and more particularly to a vehicle air conditioner that can be operated at a low cost.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a heating device mounted on an automobile or the like equipped with a water-cooled engine heat-exchanges the heat obtained by the cooling water by cooling the engine with the air in the interior of the automobile in a heater core, It is configured to warm the air in the passenger compartment.
[0003]
By the way, recently, the engine has been adapted to reduce the amount of heat generated due to demands such as improved fuel consumption, so that sufficient heat can be obtained from the engine to warm the air in the passenger compartment. Can not.
[0004]
Therefore, the heater is provided with an auxiliary heater that auxiliaryly heats the cooling water (see, for example, JP-A-2-246823 and JP-A-3-57877). The auxiliary heater is put into a standby state when a driver turns on a selection switch provided in the passenger compartment, and is turned on / off based on the temperature of the cooling water to bring the cooling water into a predetermined temperature range. (For example, refer to Japanese Patent Laid-Open No. 10-44748).
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the heating device according to the above-described prior art, since the auxiliary heater is turned on / off based on the temperature of the cooling water, the auxiliary heater is driven even when it is not necessary to heat the passenger compartment. There is a concern that the operating cost of the heating device increases.
[0006]
The present invention has been made to overcome the above-described disadvantages, and an object of the present invention is to provide a vehicle air conditioner that can reduce the operating cost.
[0009]
  According to the present invention, the auxiliary heating device provided in the vehicle air conditioner that heats the interior of the vehicle using the heat obtained from the engine by the cooling water that has cooled the engine has a predetermined water temperature of the cooling water. From the starting water temperature (for example, 75 ° C)In the low case, Outside temperature is higher than a predetermined starting temperature (for example, 0 ° C)Low, andThe operation time is a predetermined operation instruction time determined based on the outside air temperature.underIf you are spinningMaintain operating condition, otherwiseThe operation instruction time isIn the specified outside air temperature classificationAs the outside air temperature decreasesIncreaseAddIn other outside air temperature categories, regardless of the outside air temperatureIt is a constant value (the invention according to claim 1). By configuring in this way, when it is not necessary to heat the cooling water, for example, when the water temperature of the cooling water is sufficiently high for heating or when the outside air temperature is higher than the value that requires heating, the auxiliary It is possible to prevent the heating device from being operated and to reduce the operating cost of the vehicle air conditioner. Moreover, the operating time of the auxiliary heating device can be limited according to the outside air temperature, and the operating cost of the vehicle air conditioner can be reduced. Furthermore, when the outside air temperature is low and it is necessary to obtain more heat from the cooling water, the operation time of the auxiliary heating device can be ensured longer.
[0010]
  In this case, the outside temperature is a predetermined conversion temperature (for example, 0 ° C.)The operation instruction time may be zero.2Described invention). By configuring in this way, it is possible to avoid the auxiliary heating device being operated when the outside air temperature is higher than the value that requires heating.The
[0011]
  In the operation instruction time, when the actual operation time at the previous operation of the auxiliary heating device is shorter than the operation instruction time, from the operation instruction time, the operation instruction time at the previous operation and the A correction process for subtracting the difference from the actual operation time may be performed.3Described invention). By comprising in this way, the operating time of an auxiliary | assistant heating apparatus can be restrict | limited and the further reduction of the operating cost of a vehicle air conditioner can be aimed at.
[0012]
  Further, according to the present invention, the auxiliary heating device provided in the vehicle air conditioner that heats the interior of the vehicle using the heat obtained from the engine by the cooling water that has cooled the engine includes the cooling water in a stopped state. It is activated when the water temperature is lower than a first predetermined water temperature determined based on the outside air temperature, and when the water temperature is higher than a second predetermined water temperature determined based on the outside air temperature in an operating state. And the first and second predetermined water temperatures areIn the specified outside air temperature classificationAs the outside air temperature decreasesIncreaseAddIn other outside air temperature categories, regardless of the outside air temperatureIt is a constant value (the invention according to claim 4). By comprising in this way, the water temperature of a cooling water can be changed according to external temperature, the heating efficiency by a vehicle air conditioner can be improved, and the operation time of an auxiliary heating apparatus can be restrict | limited. Moreover, by comprising in this way, the water temperature of a cooling water can be set to an optimal value according to external temperature.
[0013]
  In this case, the first and second predetermined water temperatures are,in frontOutside temperatureWhereConstant conversion temperature(Eg 0 ° C)If it is higher, it may be configured to be a constant value independent of the outside air temperature.5Described invention).
[0014]
  The auxiliary heating device may be stopped when the vehicle speed is higher than a predetermined startup vehicle speed (claims).6Described invention).
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
DESCRIPTION OF EMBODIMENTS Preferred embodiments of a vehicle air conditioner according to the present invention will be described in detail below with reference to the accompanying drawings.
[0016]
FIG. 1 shows a main part of an automobile (vehicle) 10 to which the vehicle air conditioner according to the present embodiment is applied.
[0017]
The automobile 10 includes an engine 14 including a plurality of (for example, four) cylinders 12a to 12d. The cylinders 12a to 12d are provided with a water jacket 16 filled with the cooling water W so as to surround the cylinders 12a to 12d. Then, pipes 18 and 20 are connected to the water jacket 16 on, for example, the cylinder 12a side (inlet side) and the cylinder 12d side (outlet side), respectively. The pipes 18 and 20 are respectively connected to the inlet side and the outlet side of the radiator 22, and the pipe 18 is provided with a pump 24.
[0018]
Then, under the driving action of the pump 24, the cooling water W circulated in the water jacket 16 through the pipe 20, the radiator 22 and the pipe 18 flows along the cylinders 12a to 12d while passing through the cylinders 12a to 12d. Cooling. At that time, the cooling water W heated by cooling the cylinders 12 a to 12 d is cooled by the heat radiation action in the radiator 22.
[0019]
The pipe 18 is provided with a valve 26. Hereinafter, the downstream side of the valve 26 in the pipe 18 is referred to as a pipe 18a, and the upstream side is referred to as a pipe 18b.
[0020]
A bypass is formed by a bypass pipe 28 between the pipe 18 a and the outlet side of the water jacket 16. When the valve 26 is closed, the cooling water W flowing out of the water jacket 16 returns to the water jacket 16 through the bypass pipe 28 and the pipe 18a.
[0021]
The automobile 10 has a cooling / heating device 30 as a vehicle air conditioner that performs air conditioning in the vehicle interior. Hereinafter, the structure for heating in the air conditioning apparatus 30 will be described. In addition, the description about the structure for cooling is abbreviate | omitted.
[0022]
The air conditioner 30 has a heater core (heat exchanger) 32, and pipes 34 and 36 are connected to the inlet side and the outlet side of the heater core 32, respectively. The pipe 34 is connected to the outlet side of the water jacket 16, and the pipe 36 is connected to the pipe 18a. Then, the cooling water W circulates between the water jacket 16 and the heater core 32 through the pipes 34 and 36 and the pipe 18a. That is, the pipes 34 and 36 and the pipe 18 a constitute a circulation path through which the cooling water W circulates between the water jacket 16 and the heater core 32.
[0023]
The cooling water W heated by the heat generated in the cylinders 12 a to 12 d is heat-exchanged with the air A passing through the heater core 32 in the heater core 32 to heat the air A. The air A is introduced into the vehicle interior of the automobile 10 and the vehicle interior is warmed.
[0024]
Further, the pipe 34 is provided with a valve 38, and the supply / non-supply of the cooling water W to the heater core 32 is selected by opening / closing the valve 38.
[0025]
Further, the pipe 34 is provided with a viscous heater 40 as an auxiliary heating device. As shown in FIG. 2, the viscous heater 40 has a heater portion 44 accommodated in a housing 42. The heater section 44 includes a heater chamber 46 filled with the viscous fluid B, and a rotor 48 is disposed in the heater chamber 46. A shaft 50 is connected to the rotor 48, and a viscous clutch 52 is connected to the shaft 50.
[0026]
A pulley 54 is attached to the viscous clutch 52. A pulley 57 is attached to the output shaft (for example, crankshaft) 56 of the engine 14. The pulley 54 and the pulley 57 are connected by a belt 58. That is, the driving force of the engine 14 is transmitted to the rotor 48 in the heater chamber 46 via the output shaft 56, the pulley 57, the belt 58, the pulley 54 and the viscous clutch 52. The viscous heater 40 is turned on when the viscous clutch 52 is connected, and is turned off when the viscous clutch 52 is disconnected.
[0027]
As shown in FIG. 1, the automobile 10 includes an ECU (Electric Control Unit) 60 as control means. The ECU 60 includes a CPU 62 as a central processing unit, a ROM (not shown) that is a storage means (memory) in which system programs and application programs are stored, and a storage means (memory) that is used for work and the like. It is constituted by a microcomputer including a RAM (not shown), a timer 64 as a time measuring means, an input / output interface (not shown) such as an A / D converter and a D / A converter, and the like.
[0028]
The ECU 60 includes a water temperature sensor (temperature detection means) 70 provided in the bypass pipe 28 and an outside air temperature sensor (outside air temperature detection means) 72 provided in the vicinity of the front side of the radiator 22 (the side into which the outside air A ′ flows). A speed sensor (vehicle speed detecting means) 74 for detecting the speed V of the automobile 10 and a rotational speed detector (rotational speed detecting means) 76 for detecting the rotational speed RPM of the engine 14 are connected. Then, the ECU 60 includes a coolant temperature Ww detected by the coolant temperature sensor 70, an ambient temperature Ta detected by the ambient temperature sensor 72, a speed V from the speed sensor 74, and a rotational speed RPM from the rotational speed detector 76. Are supplied respectively.
[0029]
The ECU 60 is also supplied with an ignition signal IG that is an ON / OFF signal from the ignition switch 78.
[0030]
The ECU 60 controls the viscous heater 40 based on these signals (water temperature Tw, outside air temperature Ta, speed V, rotation speed RPM, and ignition signal IG). Actually, the open / close of the viscous heater 40 is selected based on the signals (water temperature Tw, outside air temperature Ta, speed V, rotation speed RPM, and ignition signal IG), and a signal (instruction signal) BD for instructing it is selected. The viscous heater 40 is supplied.
[0031]
Further, the ECU 60 is supplied with a heater state signal BS which is an ON / OFF signal indicating the operation / stop state of the viscous heater 40 from the viscous heater 40. Then, the ECU 60 confirms the operating / stopped state of the viscous heater 40 based on the heater state signal BS.
[0032]
Next, the control processing of the air conditioner 30 in the ECU 60 of the automobile 10 to which the air conditioner 30 as the vehicle air conditioner according to the present embodiment is applied will be described with reference to examples.
[0033]
First, the first embodiment will be described with reference to the flowchart of FIG. In the processing according to the first embodiment, the operating condition of the viscous heater 40 is not determined based only on the water temperature Tw of the cooling water W as in the prior art, but the outside temperature Ta, the speed V of the automobile 10, the engine 14 By adding an operation condition based on the rotation speed RPM of the engine, it is configured for the purpose of power saving of the air conditioning apparatus 30 particularly in winter.
[0034]
First, it is determined whether or not the ignition switch 78 is turned on, that is, whether or not the ignition signal IG from the ignition switch 78 is ON or OFF (step S1).
[0035]
If the determination result in step S1 is NO (ignition signal IG is OFF), a process of stopping the viscous heater 40 (or a process of maintaining the stopped state) is performed (step S2), and the process of step S1 is performed again. Return.
[0036]
On the other hand, if it is determined that the determination result in step S1 is YES (ignition signal IG is ON), then whether the viscous heater 40 is operating based on the heater state signal BS from the viscous heater 40 or not. A determination of whether or not is made (step S3).
[0037]
In step S3, it is confirmed that the viscous heater 40 is not operating (stopped), and when the determination result is NO, the activation condition of the viscous heater 40 is subsequently determined (step S4). . In step S4, it is determined whether or not the water temperature Tw of the cooling water W supplied from the water temperature sensor 70 is lower than a predetermined activation water temperature Twα (for example, 65 ° C.). That is, when the water temperature Tw is lower than the startup water temperature Twα, it is determined that the startup condition of the viscous heater 40 is satisfied. On the other hand, when the water temperature Tw is higher than the startup water temperature Twα, it is determined that the startup condition is not satisfied. The When it is determined that the water temperature Tw is higher than the startup water temperature Twα and does not satisfy the startup condition of the viscous heater 40 (the determination result is NO), the process proceeds to step S2.
[0038]
If it is determined in step S3 that the viscous heater 40 is operating (the determination result is YES), or the water temperature Tw is lower than the starting water temperature Twα in step S4, the starting condition for the viscous heater 40 is satisfied (the determination result is If YES, the first operation continuation condition of the viscous heater 40 is determined (step S5). In step S5, it is determined whether or not the water temperature Tw of the cooling water W supplied from the water temperature sensor 70 is lower than a predetermined operating continuation water temperature (starting water temperature) Twβ (for example, 75 ° C.). That is, when the water temperature Tw is lower than the operation continuation water temperature Twβ, it is determined that the operation continuation condition of the viscous heater 40 is satisfied because the water temperature Tw of the cooling water W is not sufficient for heating. On the other hand, when the water temperature Tw is higher than the operation continuation water temperature Twβ, it is determined that the operation continuation condition is not satisfied because the water temperature Tw of the cooling water W is sufficient for heating.
[0039]
If it is determined that the water temperature Tw is higher than the operation continuation water temperature Twβ and does not satisfy the operation continuation condition of the viscous heater 40 (determination result is NO), the process proceeds to step S2. On the other hand, when it is determined that the water temperature Tw is lower than the operation continuation water temperature Twβ and the operation continuation condition of the viscous heater 40 is satisfied (the determination result is YES), the process proceeds to the second operation continuation condition determination process in the next step S6. .
[0040]
In step S6, it is determined whether or not the outside air temperature Ta from the outside air temperature sensor 72 is lower than a predetermined operating continuation air temperature (starting air temperature) Taα (for example, 0 ° C.). That is, when the outside air temperature Ta is lower than the operation continuation temperature Taα, it is determined that the operation continuation condition of the viscous heater 40 is satisfied because a large amount of heat is required for heating. On the other hand, when the outside air temperature Ta is higher than the operation continuation temperature Taα, it is determined that the operation continuation condition is not satisfied because a large amount of heat is not required for heating.
[0041]
When it is determined that the outside temperature Ta is higher than the operation continuation temperature Taα and does not satisfy the operation continuation condition of the viscous heater 40 (determination result is NO), the process proceeds to step S2. On the other hand, when it is determined that the outside temperature Ta is lower than the operation continuation temperature Taα and the operation continuation condition of the viscous heater 40 is satisfied (the determination result is YES), the process proceeds to the third operation continuation condition determination process in the next step S7. To do.
[0042]
In step S7, it is determined whether or not the speed V from the speed sensor 74 is lower than a predetermined operation continuation vehicle speed (starting vehicle speed) Vα (for example, 50 km / h). That is, when the speed V is lower than the operation continuation vehicle speed Vα, the amount of heat generated by the engine 14 decreases, so that it is determined that the operation continuation condition of the viscous heater 40 is satisfied. On the other hand, when the speed V is higher than the operation continuation vehicle speed Vα, it is determined that the operation continuation condition is not satisfied because the engine 14 generates a sufficient amount of heat.
[0043]
When it is determined that the speed V is higher than the operation continuation vehicle speed Vα and the operation continuation condition is not satisfied (the determination result is NO), the process proceeds to step S2. On the other hand, when it is determined that the speed V is lower than the operation continuation vehicle speed Vα and the operation continuation condition is satisfied (the determination result is YES), the process proceeds to the fourth operation continuation condition determination process in the next step S8.
[0044]
In step S8, it is determined whether or not the rotational speed RPM from the rotational speed detector 76 is smaller than a predetermined operation continuation rotational speed (starting rotational speed) Rα (for example, 1500 rpm). That is, when the rotation speed RPM is smaller than the operation continuation rotation speed Rα, the amount of heat generated by the engine 14 is reduced, so that it is determined that the operation continuation condition of the viscous heater 40 is satisfied. On the other hand, when the rotation speed RPM is higher than the operation continuation rotation speed Rα, it is determined that the operation continuation condition is not satisfied because the engine 14 generates a sufficient amount of heat.
[0045]
When it is determined that the rotation speed RPM is greater than the operation continuation rotation speed Rα and the operation continuation condition is not satisfied (determination result is NO), the process proceeds to step S2. On the other hand, when it is determined that the rotation speed RPM is less than the operation continuation rotation speed Rα and the operation continuation condition is satisfied (the determination result is YES), a process for maintaining the operation state of the viscous heater 40 (or the viscous heater 40 is started). Process) is performed (step S9), and the process returns to step S1 again.
[0046]
In addition, the order of the determination process of the 1st-4th operation continuation conditions in the said steps S5-S8 can be determined arbitrarily. Moreover, you may make it select and perform several processes from the determination process of the said 1st-4th operation continuation conditions.
[0047]
Thus, in the first embodiment, the first to fourth operation continuation conditions in steps S5 to S8 (the water temperature Tw of the cooling water W, the outside air temperature Ta, the speed V of the automobile 10, and the rotational speed RPM of the engine 14). By performing the determination process for the operation continuation condition (based on the operation continuation condition), the viscous heater 40 is prevented from being activated when the viscous heater 40 is not required to heat the cooling water W, and the operating cost of the cooling / heating device 30 is reduced. It is possible to plan.
[0048]
Next, a second embodiment will be described with reference to the flowchart of FIG. In the second embodiment, the same steps as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted. The same applies to the third and fourth embodiments.
[0049]
The process according to the second embodiment controls the water temperature Tw of the cooling water W to be lower than the operation continuation water temperature Twβ in the first embodiment by setting the operation instruction time of the viscous heater 40 according to the outside air temperature Ta. However, the air conditioner 30 is configured for the purpose of further power saving.
[0050]
In the second embodiment, as in the first embodiment (see FIG. 3), if the determination result in step S1 is NO, the process proceeds to step S2. On the other hand, if the determination result in step S1 is YES, the process proceeds to step S3. Thereafter, similarly to the first embodiment (see FIG. 3), the processes of steps S4 to S6 are performed.
[0051]
If the determination result in step S <b> 6 is YES, a determination process (stop determination process) is performed to determine whether or not the stop condition of the viscous heater 40 is satisfied.
[0052]
First, it is determined whether or not the timer 64 is measuring the operating time t of the viscous heater 40 (step S21). Actually, the determination is made based on whether the first flag F1 obtained in steps S24 and S26 described later is F1 = 0 or F1 = 1. Here, when the first flag F1 is F1 = 0, it indicates that the operation time t of the viscous heater 40 has not been measured, and when the first flag F1 is F1 = 1, It shows that the operating time t of the viscous heater 40 is being measured. Note that the default of the first flag F1 is F1 = 0.
[0053]
In step S21, when it is determined that the first flag F1 is F1 = 0 and the operation time t of the viscous heater 40 is not measured (the determination result is YES), the operation of the viscous heater 40 is subsequently performed. The operation instruction time t1 that determines the time during which the operation is continued is determined (step S22).
[0054]
In step S22, based on the value of the outside air temperature Ta from the outside air temperature sensor 72, the Ta.t1 (outside air temperature / operation instruction time) table 80 schematically shown in FIG. A value is determined.
[0055]
The Ta · t1 table 80 is a table for deriving a preset operation instruction time t1 using the outside air temperature Ta as a parameter. In this Ta · t1 table 80, during the operation instruction time t1, the outside air temperature Ta is from the first air temperature Ta1 (for example, Ta1 = −20 ° C.) to the second air temperature Ta2 (also referred to as converted air temperature, for example, Ta2 = 0 ° C.). When it is within the range, it is inversely proportional to the outside air temperature Ta. That is, as the outside temperature Ta rises from the first temperature Ta1 to the second temperature Ta2, the operation instruction time t1 is changed from the first time ta (for example, ta = 30 minutes) to the second time tb (for example, tb = 0 minutes). ) Decreases linearly. However, when the outside air temperature Ta is lower than the first air temperature Ta1, the operation instruction time t1 is a constant value of the first time ta. When the outside air temperature Ta is higher than the second air temperature Ta2, the operation instruction time t1 is a constant value of the second time tb.
[0056]
Next, the timer 64 starts measuring the operating time t of the viscous heater 40 (step S23), and the first flag F1 is set to F1 = 1 (step S24). Note that if the operation time t has already been measured, the timer 64 may be reset in step S23.
[0057]
Subsequently, the process proceeds to step S25. If it is determined in step S21 that the first flag F1 is F1 = 1 and the operating time t of the viscous heater 40 is being measured (determination result is NO), the steps S22 to S22 are performed. The process of S24 is not performed, and the process proceeds to step S25.
[0058]
In this step S25, it is determined whether or not the operating time t of the viscous heater 40 has reached the operating instruction time t1, in other words, whether or not the stopping condition of the viscous heater 40 is satisfied. Actually, it is determined whether or not the value obtained by subtracting the operation time t fetched from the timer 64 from the operation instruction time t1 is equal to or less than the zero value.
[0059]
If it is determined in step S25 that the operation time t has reached the operation instruction time t1 and the stop condition of the viscous heater 40 is satisfied (the determination result is YES), the process proceeds to step S2, and the viscous heater 40 is turned on. A process of stopping (or a process of maintaining the stopped state) is performed. On the other hand, when it is determined that the operation time t has not reached the operation instruction time t1 and the stop condition of the viscous heater 40 is not satisfied (the determination result is NO), the same as in the first embodiment (see FIG. 3). In addition, a process of maintaining the operating state of the viscous heater 40 (or a process of starting the viscous heater 40) in step S9 is performed. Thereafter, the process returns to step S1.
[0060]
Further, after the process of step S2 is performed, the first flag F1 is set to F1 = 0 (step S26), and then the process returns to step S1.
[0061]
As described above, in the second embodiment, the viscous heater 40 is operated within the operation instruction time t1 determined based on the outside air temperature Ta, so that the time when the viscous heater 40 is operated according to the outside air temperature Ta. The operating cost of the air conditioner 30 can be reduced.
[0062]
The operation instruction time t1 increases with a decrease in the outside temperature Ta when the outside temperature Ta is lower than the second temperature Ta2, and the second time tb when the outside temperature Ta is higher than the second temperature Ta2. It becomes a constant value (for example, tb = 0 minutes). Accordingly, it is possible to avoid the viscous heater 40 from being operated when the outside air temperature Ta is higher than a value that requires heating, and the outside air temperature Ta is low, and more heat needs to be obtained from the cooling water W. In this case, a longer operating time of the viscous heater 40 can be ensured.
[0063]
Furthermore, since the determination process of the operation continuation condition based on the speed V of the automobile 10 and the rotation speed RPM of the engine 14 can be omitted, the configuration of the air conditioning apparatus 30 and the simplification of the control process are realized.
[0064]
Next, a third embodiment will be described with reference to the flowcharts of FIGS.
[0065]
The third embodiment aims to further limit the operating time of the viscous heater 40 by performing a correction process on the second operating instruction time t2 calculated in step S58 described later.
[0066]
The reason why such correction processing is effective in limiting the operating time of the viscous heater 40 is as follows. For example, when the automobile 10 is traveling on an uphill road, the engine 14 is rotating at a higher RPM than usual. In this case, since the water temperature Tw of the cooling water W rises faster than usual, when the viscous heater 40 is operated in accordance with the operation instruction time t2, there is a possibility that the viscous heater 40 may be in vain. There is. In such a state, it is possible to limit the operation time of the viscous heater 40 by performing a correction process for the operation instruction time t2.
[0067]
In the third embodiment, as in the second embodiment (see FIG. 4), the process of step S1 is first performed. If the determination result in step S1 is YES, then the number of times that the viscous heater 40 has been operated after the ignition switch 78 is turned on is greater than once (2 times) based on the operation number flag Fa. It is determined whether or not (step S31). The operation number flag Fa indicates that the operation number of the viscous heater 40 is 2 or more when Fa = 1, and the operation number of the viscous heater 40 is 1 when Fa = 0. Indicates that it is times.
[0068]
In step S31, when it is determined that the operation frequency flag Fa is Fa = 0 and the viscous heater 40 is operated once (determination result is NO), as in the second embodiment (see FIG. 4). Step S3 is performed. And when the determination result in this step S3 is NO, it transfers to step S4, When the determination result in the said step S3 is YES, or when the determination result in step S4 is YES Shifts to step S5. If the determination result in step S4 is NO, the process of step S2 is performed. Thereafter, similarly to the second embodiment (see FIG. 4), the processes of steps S6, S9, and S21 to S26 are performed.
[0069]
After the process of step S9 is performed, an integrated operation time st1 is obtained as an integrated value of the operation time t when the viscous heater 40 is operated this time (step S32). Subsequently, the operation instruction time t1 obtained in step S22 is stored as the previous operation instruction time t0 (step S33).
[0070]
Next, the operation presence / absence flag Fb is set to Fb = 1 (step S34). The operation flag Fb indicates that the viscous heater 40 has been operated when Fb = 1, and the viscous heater 40 is operated when Fb = 0. It shows that it has never happened. The default of the operation presence / absence flag Fb is Fb = 0.
[0071]
And after the process of step S35 is performed, it returns to the process of step S1. In step S35, since the first operation of the viscous heater 40 is continuing, the operation number flag Fa is set to Fa = 0.
[0072]
After the process of step S26 is performed, based on the operation presence / absence flag Fb, in step S2, the viscous heater 40 that was operating has been stopped, or the stopped state of the viscous heater 40 has been continued. Is determined (step S36).
[0073]
In step S36, when it is determined that the operation presence / absence flag Fb is Fb = 0 and the stopped state of the viscous heater 40 is continued (determination result is NO) in step S2, the process returns to step S1. On the other hand, when the operation presence / absence flag Fb is Fb = 1 and it is determined that the viscous heater 40 that has been operating is stopped in step S2 (the determination result is YES), the operation frequency flag Fa is set to Fa = 1. After (step S37), the process returns to step S1.
[0074]
When the determination result in step S1 is NO, the operation number flag Fa is set to Fa = 0 (step S41), and the operation presence / absence flag Fb is set to Fb = 0 (step S42).
[0075]
Further, when it is determined in step S31 that the operation number flag Fa is Fa = 1 and the number of operations of the viscous heater 40 is two or more (determination result is YES), the process of step S51 shown in FIG. 7 is performed. Transition.
[0076]
In this step S51 and the following steps S52, S53, and S54, the same processes as in steps S3, S4, S5, and S6 (see FIG. 6) are performed, respectively. If the determination result in step S52, S53, or S54 is NO, the process proceeds to steps S55 and S56.
[0077]
In step S55, processing similar to that in step S2 (see FIG. 6) is performed. In subsequent step S56, the second flag F2 is set to F2 = 0, and the process returns to the process of step S1 (see FIG. 6). The second flag F2 indicates that when the operating time t of the viscous heater 40 is not measured when F2 = 0, and when the operating time t of the viscous heater 40 is measured when F2 = 1. Indicates what is happening. Note that the default of the second flag F2 is F2 = 0.
[0078]
If the determination result in step S54 is YES, the process proceeds to a process of determining whether or not the second stop condition is satisfied.
[0079]
First, it is determined whether or not the timer 64 is measuring the operating time t of the viscous heater 40 (step S57). Actually, the determination is made based on whether the second flag F2 obtained in step S56 and step S63 described later is F2 = 0 or F2 = 1.
[0080]
If it is determined in step S57 that the second flag F2 is F2 = 0 and the operation time t of the viscous heater 40 has not been measured (the determination result is YES), the operation of the viscous heater 40 is continued. The second operation instruction time t2 that determines the time during which the operation is continued is determined (step S58). Similar to the case of step S22, the operation instruction time t2 is obtained by replacing the operation instruction time t1 with the operation instruction time t2 from the Ta · t1 table 80 schematically shown in FIG.
[0081]
Next, it is determined whether or not it is necessary to correct the operation instruction time t2 obtained in step S58 (step S59). In step S59, it is determined whether or not the operation instruction time t2 is longer than the integrated operation time st1 obtained in step S32 (see FIG. 6) or step S66 described later (whether t2> st1).
[0082]
If it is determined in step S59 that t2> st1 and the operation instruction time t2 needs to be corrected (YES), correction processing for the operation instruction time t2 is performed in subsequent steps S60 and S61.
[0083]
In step S60, the timer correction time τ is obtained based on the following equation (1).
[0084]
τ = t2− (t0−st1) −α (1)
Here, τ is a timer correction time that becomes the corrected operation instruction time t2, t0 is the previous operation instruction time obtained in step S33 (see FIG. 6) or step S67 described later, and α is an experiment. It is a predetermined correction value obtained by the above.
[0085]
In step S61, the operation instruction time t2 is replaced with the value of the timer correction time τ obtained in step S60 (t2 = τ).
[0086]
If it is determined in step S59 that t2> st1 is not satisfied and it is not necessary to correct the operation instruction time t2 (NO), the subsequent steps S60 and S61 are not performed.
[0087]
Next, the timer 64 starts measuring the operating time t of the viscous heater 40 (step S62), and the second flag F2 is set to F2 = 1 (step S63). If the operation time t has already been measured, the timer 64 may be reset in step S62.
[0088]
Subsequently, the process proceeds to step S64. If it is determined in step S57 that the second flag F2 is F2 = 1 and the operating time t of the viscous heater 40 is being measured, the processes in steps S58 to S63 are not performed. The process proceeds to S64.
[0089]
In this step S64, it is determined whether or not the operating time t of the viscous heater 40 has reached the second operating instruction time t2, in other words, whether or not the second stop condition of the viscous heater 40 is satisfied. . Actually, it is determined whether or not the value obtained by subtracting the operation time t fetched from the timer 64 from the second operation instruction time t2 is equal to or less than the zero value.
[0090]
In step S64, when it is determined that the operation time t has reached the second operation instruction time t2 and the second stop condition of the viscous heater 40 is satisfied (the determination result is YES), the process of step S55 is performed. Then, the process of stopping the viscous heater 40 (or the process of maintaining the stopped state) is performed. On the other hand, when it is determined that the operation time t has not reached the second operation instruction time t2 and the second stop condition of the viscous heater 40 is not satisfied (the determination result is NO), the processing of steps S65 to S67 is performed. Transition to processing.
[0091]
In step S65, processing similar to that in step S9 (see FIG. 6) is performed, and in subsequent step S66, processing similar to that in step S32 (see FIG. 6) is performed. In step S67, the operation instruction time t2 obtained in step S58 or S61 is stored as the previous operation instruction time t0. After the process of step S67 is performed, the process returns to step S1 (see FIG. 6).
[0092]
As described above, in the third embodiment, when the actual operation time at the previous operation of the viscous heater 40 (that is, the integrated operation time st1) is shorter than the operation instruction time t2 obtained in step S58, A correction process based on the equation (1) is applied to the operation instruction time t2. For this reason, it is possible to further limit the operating time of the viscous heater 40.
[0093]
Next, a fourth embodiment will be described with reference to the flowchart of FIG.
[0094]
In the fourth embodiment, the restart water temperature (first predetermined water temperature) Tw1 and the stop water temperature (second predetermined water temperature) Tw2, which are the water temperature Tw of the cooling water W, which are the criteria for determining whether to start or stop the viscous heater 40, are used. Is obtained based on the outside air temperature Ta to shorten the operating time of the viscous heater 40 and to further reduce the operating cost of the air conditioner 30.
[0095]
Specifically, the restart water temperature Tw1 and the stop water temperature Tw2 are determined, and when the water temperature Tw of the cooling water W from the water temperature sensor 70 falls below the restart water temperature Tw1, the viscous heater 40 in the stopped state is restarted, When the water temperature Tw exceeds the stop water temperature Tw2, the viscous heater 40 in the operating state is stopped.
[0096]
The restart water temperature Tw1 is obtained by searching a Ta · Tw1 (outside air temperature / restart water temperature) table 90 schematically shown by a solid line in FIG. 9 based on the value of the outside air temperature Ta from the outside air temperature sensor 72. . On the other hand, the stop water temperature Tw2 is obtained by searching a Ta · Tw2 (outside air temperature / stop water temperature) table 92 schematically shown by a dotted line in FIG. 9 based on the value of the outside air temperature Ta.
[0097]
The Ta · Tw1 table 90 is a table for deriving a preset restart water temperature Tw1 with the outside air temperature Ta as a parameter. In the Ta · Tw1 table 90, the restart water temperature Tw1 is such that the outside air temperature Ta is a third air temperature Ta3 (for example, Ta3 = −20 ° C.) to a fourth air temperature Ta4 (also referred to as a converted air temperature, for example, Ta4 = 0 ° C.). When it is within the range, it is inversely proportional to the outside air temperature Ta. That is, as the outside air temperature Ta rises from the third air temperature Ta3 to the fourth air temperature Ta4, the restart water temperature Tw1 is changed from the first water temperature Twa (for example, Twa = 75 ° C.) to the second water temperature Twb (for example, Twb = 65 ° C.). ) Decreases linearly. However, when the outside air temperature Ta is lower than the third air temperature Ta3, the restart water temperature Tw1 is a constant value of the first water temperature Twa. When the outside air temperature Ta is higher than the fourth air temperature Ta4, the restart water temperature Tw1 is a constant value of the second water temperature Twb.
[0098]
The Ta / Tw2 table 92 is a table for deriving a preset stop water temperature Tw2 using the outside air temperature Ta as a parameter. In the Ta · Tw2 table 92, the stop water temperature Tw2 is inversely proportional to the outside air temperature Ta when the outside air temperature Ta is within the range of the third air temperature Ta3 to the fourth air temperature Ta4. That is, as the outside air temperature Ta rises from the third air temperature Ta3 to the fourth air temperature Ta4, the stop water temperature Tw2 is changed from the third water temperature Twc (for example, Twc = 80 ° C.) to the fourth water temperature Twd (for example, Twd = 70 ° C.). Linearly decreases until However, when the outside air temperature Ta is lower than the third air temperature Ta3, the stop water temperature Tw2 is a constant value of the third water temperature Twc. When the outside air temperature Ta is higher than the fourth air temperature Ta4, the stop water temperature Tw2 is a constant value of the fourth water temperature Twd.
[0099]
In the fourth example, as in the first example (see FIG. 3), when the determination result in step S1 is NO, the process in step S2 is performed, and the process returns to step S1 again. On the other hand, if the determination result in step S1 is YES, the process proceeds to step S3 as in the first embodiment (see FIG. 3).
[0100]
Then, if the determination result in step S3 is YES, or if the processing result in step S74 described later is YES, the stop water temperature Tw2 is subsequently determined from the Ta · Tw2 table 92 (see FIG. 9). Is obtained (step S71).
[0101]
Next, stop determination of the viscous heater 40 is performed (step S72). Specifically, it is determined whether or not the water temperature Tw of the cooling water W is higher than the stop water temperature Tw2. If it is determined in step S72 that the water temperature Tw is higher than the stop water temperature Tw2 (the determination result is YES), the process proceeds to step S2. On the other hand, when it is determined in step S72 that the water temperature Tw is not higher than the stop water temperature Tw2 (the determination result is NO), the process of step S6 is performed as in the first embodiment (see FIG. 3). .
[0102]
Hereinafter, as in the first embodiment, if the determination result in step S6 is NO, the process proceeds to step S2, and if the determination result is YES, the process proceeds to step S7. To do. Further, if the determination result in step S7 is NO, the process proceeds to step S2, and if the determination result is YES, the process proceeds to step S9.
[0103]
If the determination result in step S3 is YES, the restart water temperature Tw1 is subsequently obtained from the Ta · Tw1 table 90 (see FIG. 9) (step S73).
[0104]
Next, a restart determination of the viscous heater 40 is performed (step S74). Specifically, it is determined whether or not the water temperature Tw of the cooling water W is lower than the restart water temperature Tw1. If it is determined in step S74 that the water temperature Tw is lower than the restart water temperature Tw1 (the determination result is YES), the process proceeds to step S71. On the other hand, when it is determined in step S74 that the water temperature Tw is not lower than the restart water temperature Tw1 (the determination result is NO), the process proceeds to step S2.
[0105]
Thus, in the fourth embodiment, the viscous heater 40 is activated and activated when the water temperature Tw of the cooling water W is lower than the restarting water temperature Tw1 determined based on the outside air temperature Ta in the stopped state. In the state, the operation is stopped when the water temperature Tw is higher than the stop water temperature Tw2 determined based on the outside air temperature Ta. In this case, since the water temperature Tw of the cooling water W is changed according to the outside air temperature Ta, it is possible to improve the heating efficiency of the cooling / heating device 30 and further reduce the operation cost.
[0106]
The restart water temperature Tw1 and the stop water temperature Tw2 increase with a decrease in the outside air temperature Ta when the outside air temperature Ta is lower than a fourth air temperature Ta4 (for example, Ta4 = 0 ° C.). Is higher than the fourth temperature Ta4, it becomes a constant value independent of the outside temperature Ta. Therefore, the water temperature Tw of the cooling water W can be set to an optimum value according to the outside air temperature Ta.
[0107]
In this embodiment, the viscous heater 40 is used as the auxiliary heating device. However, instead of the viscous heater 40, a combustion heater, an electric heater, or the like may be used.
[0110]
【The invention's effect】
  According to the present invention, the auxiliary heating device provided in the vehicle air conditioner that heats the interior of the vehicle using the heat obtained from the engine by the cooling water that has cooled the engine has a predetermined water temperature of the cooling water. From the starting water temperature (for example, 75 ° C)In the low case, Outside temperature is higher than a predetermined starting temperature (for example, 0 ° C)Low, andThe operation time is a predetermined operation instruction time determined based on the outside air temperature.underIf you are spinningMaintain operating condition, otherwiseThe operation instruction time isIn the specified outside air temperature classificationAs the outside air temperature decreasesIncreaseAddIn other outside air temperature categories, regardless of the outside air temperatureIt is a constant value (the invention according to claim 1). By configuring in this way, when it is not necessary to heat the cooling water, for example, when the water temperature of the cooling water is sufficiently high for heating or when the outside air temperature is higher than the value that requires heating, the auxiliary It is possible to prevent the heating device from being operated and to reduce the operating cost of the vehicle air conditioner. Moreover, the operating time of the auxiliary heating device can be limited according to the outside air temperature, and the operating cost of the vehicle air conditioner can be reduced. Furthermore, when the outside air temperature is low and it is necessary to obtain more heat from the cooling water, the operation time of the auxiliary heating device can be ensured longer.
[0111]
  In this case, the outside temperature is a predetermined conversion temperature (for example, 0 ° C.)The operation command time is configured to be zero.2Described invention). By configuring in this way, it is possible to avoid the auxiliary heating device being operated when the outside air temperature is higher than the value that requires heating.The
[0112]
  And, in the operation instruction time, when the actual operation time at the previous operation of the auxiliary heating device is shorter than the operation instruction time, from the operation instruction time, the operation instruction time at the previous operation and the A correction process for subtracting the difference from the actual operating time is performed.3Described invention). Thereby, the operation time of the auxiliary heating device can be limited, and the operation cost of the vehicle air conditioner can be further reduced.
[0113]
  Further, according to the present invention, the auxiliary heating device provided in the vehicle air conditioner that heats the interior of the vehicle using the heat obtained from the engine by the cooling water that has cooled the engine includes the cooling water in a stopped state. It is activated when the water temperature is lower than a first predetermined water temperature determined based on the outside air temperature, and when the water temperature is higher than a second predetermined water temperature determined based on the outside air temperature in an operating state. And the first and second predetermined water temperatures areIn the specified outside air temperature classificationAs the outside air temperature decreasesIncreaseAddIn other outside air temperature categories, regardless of the outside air temperatureIt is a constant value (the invention according to claim 4). By comprising in this way, the water temperature of a cooling water can be changed according to external temperature, the heating efficiency by a vehicle air conditioner can be improved, and the operation time of an auxiliary heating apparatus can be restrict | limited. Moreover, by comprising in this way, the water temperature of a cooling water can be set to an optimal value according to external temperature.
[0114]
  In this case, the first and second predetermined water temperatures are,in frontOutside temperatureWhereConstant conversion temperature(Eg 0 ° C)When it is higher, it is configured to be a constant value independent of the outside air temperature.5Described invention).
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view of a main part of an automobile to which a vehicle air conditioner according to an embodiment of the present invention is applied.
2 is a partially omitted plan view schematically showing a viscous heater constituting the vehicle air conditioner shown in FIG. 1. FIG.
FIG. 3 is a flowchart showing a first embodiment of control processing of the vehicle air conditioner performed by an ECU constituting the vehicle air conditioner shown in FIG. 1;
4 is a flowchart showing a second embodiment of control processing of the vehicle air conditioner performed by an ECU constituting the vehicle air conditioner shown in FIG. 1; FIG.
5 is a table for obtaining an operation instruction time of the viscous heater shown in FIG. 1 in the flowchart shown in FIG. 4;
6 is a flowchart showing a third embodiment of control processing of the vehicle air conditioner performed by an ECU constituting the vehicle air conditioner shown in FIG. 1; FIG.
FIG. 7 is a flowchart showing a third embodiment of control processing of the vehicle air conditioner performed by an ECU constituting the vehicle air conditioner shown in FIG. 1;
FIG. 8 is a flowchart showing a fourth embodiment of control processing of the vehicle air conditioner performed by an ECU constituting the vehicle air conditioner shown in FIG. 1;
9 is a table for obtaining the restart / stop water temperature of the viscous heater shown in FIG. 1 in the flowchart shown in FIG. 8;
[Explanation of symbols]
10 ... Automobile (vehicle) 14 ... Engine
18a, 34, 36 ... pipe (circulation path)
30 ... Air conditioning system (air conditioning system for vehicles)
32 ... Heater core (heat exchanger)
40 ... viscous heater (auxiliary heating device)
60 ... ECU 62 ... CPU
64 ... Timer (time measuring means) 70 ... Water temperature sensor (temperature detecting means)
72. Outside air temperature sensor (outside air temperature detecting means)
74: Speed sensor (vehicle speed detection means)
76. Revolution detector (revolution detection means)
80 ... Ta · t1 (outside air temperature / operation instruction time) table
90 ... Ta · Tw1 (outside temperature / restart water temperature) table
92 ... Ta · Tw2 (outside temperature / stop water temperature) table
W ... Cooling water A ... Air
Tw ... Water temperature Twα ... Starting water temperature
Twβ: Continuous operation water temperature (starting water temperature)
Tw1 ... Restart water temperature (first predetermined water temperature)
Tw2: Stop water temperature (second predetermined water temperature)
Ta ... Outside temperature Taα ... Continuous operating temperature (starting temperature)
Ta2 ... Second temperature (converted temperature) Ta4 ... Fourth temperature (converted temperature)
t: Operation time t1, t2: Operation instruction time
st1 ... Integral operation time V ... Speed
Vα: Continuous operation vehicle speed (starting vehicle speed) Rα: Continuous operation speed (starting speed)
RPM ... Rotation speed

Claims (6)

水冷式のエンジンが搭載された車両に設けられる車両用空調装置において、
前記車両用空調装置は、前記エンジンを冷却した冷却水が前記エンジンから得た熱を前記車両の室内に吹き込まれる空気に伝える熱交換器と、
前記冷却水が前記熱交換器と前記エンジンとの間を循環する流路である循環路と、
前記循環路に配され、前記冷却水を加熱する補助加熱装置と、
前記冷却水の水温を検出する温度検出手段と、
前記車両の室外の外気温を検出する外気温検出手段と、
前記補助加熱装置の作動時間を計時する計時手段とを有し、
前記補助加熱装置は、作動時において、前記温度検出手段によって得られた冷却水の水温が所定の起動水温より低い場合で、前記外気温検出手段によって得られた外気温が所定の起動気温より低い場合で、且つ前記補助加熱装置の作動時間が前記外気温に基づいて定められた所定の作動指示時間を回っている場合に作動状態を維持し、それ以外の場合に停止され、
前記作動指示時間は、所定の外気温区分では該外気温の低下に伴って増加し、他の外気温区分では該外気温によらずに一定値であることを特徴とする車両用空調装置。
In a vehicle air conditioner provided in a vehicle equipped with a water-cooled engine,
The vehicle air conditioner includes: a heat exchanger that transmits heat obtained from the engine by cooling water that has cooled the engine to air blown into the vehicle interior;
A circulation path that is a flow path through which the cooling water circulates between the heat exchanger and the engine;
An auxiliary heating device arranged in the circulation path and heating the cooling water;
Temperature detecting means for detecting the temperature of the cooling water;
An outside air temperature detecting means for detecting an outside air temperature outside the vehicle;
And time measuring means for measuring the operation time of the auxiliary heating device,
When the auxiliary heating device is in operation and the cooling water temperature obtained by the temperature detecting means is lower than a predetermined starting water temperature , the outside air temperature obtained by the outside air temperature detecting means is lower than the predetermined starting air temperature. If in, and the operation time of the auxiliary heating device maintains the operating state when you are well below a predetermined operation instruction time determined on the basis of the outside temperature, is stopped otherwise,
Said operating instruction time given to increase with decreasing the temperature outside the outside air temperature indicator, vehicle air conditioner, which is a constant value regardless of the external temperature by other ambient temperature segment .
請求項1記載の車両用空調装置において、
前記作動指示時間は、前記外気温が所定の変換気温より高い場合はゼロ値となることを特徴とする車両用空調装置。
The vehicle air conditioner according to claim 1,
The operation instruction time is zero when the outside air temperature is higher than a predetermined conversion air temperature.
請求項1または2記載の車両用空調装置において、
前記作動指示時間には、前記補助加熱装置の前回の作動時における実際の作動時間が前記作動指示時間より短かった場合、前記作動指示時間から、前回の作動時における前記作動指示時間と前記実際の作動時間との差を減算する補正処理が施されることを特徴とする車両用空調装置。
The vehicle air conditioner according to claim 1 or 2,
In the operation instruction time, when the actual operation time at the previous operation of the auxiliary heating device is shorter than the operation instruction time, from the operation instruction time, the operation instruction time at the previous operation and the actual operation time. A vehicle air conditioner that is subjected to a correction process for subtracting a difference from the operating time.
水冷式のエンジンが搭載された車両に設けられる車両用空調装置において、
前記車両用空調装置は、前記エンジンを冷却した冷却水が前記エンジンから得た熱を前記車両の室内に吹き込まれる空気に伝える熱交換器と、
前記冷却水が前記熱交換器と前記エンジンとの間を循環する流路である循環路と、
前記循環路に配され、前記冷却水を加熱する補助加熱装置と、
前記冷却水の水温を検出する温度検出手段と、
前記車両の室外の外気温を検出する外気温検出手段とを有し、
前記補助加熱装置は、停止状態においては前記冷却水の水温が前記外気温に基づいて定められた第1の所定水温より低い場合に起動され、作動状態においては前記水温が前記外気温に基づいて定められた第2の所定水温より高い場合に停止され、
前記第1および第2の所定水温は、所定の外気温区分では該外気温の低下に伴って増加し、他の外気温区分では該外気温によらずに一定値であることを特徴とする車両用空調装置。
In a vehicle air conditioner provided in a vehicle equipped with a water-cooled engine,
The vehicle air conditioner includes: a heat exchanger that transmits heat obtained from the engine by cooling water that has cooled the engine to air blown into the vehicle interior;
A circulation path that is a flow path through which the cooling water circulates between the heat exchanger and the engine;
An auxiliary heating device arranged in the circulation path and heating the cooling water;
Temperature detecting means for detecting the temperature of the cooling water;
An outside air temperature detecting means for detecting an outside air temperature outside the vehicle,
The auxiliary heating device is activated when the temperature of the cooling water is lower than a first predetermined water temperature determined based on the outside air temperature in the stopped state, and the water temperature is based on the outside air temperature in the operating state. When it is higher than a predetermined second predetermined water temperature, it is stopped.
It said first and second predetermined water temperature, and characterized by a predetermined ambient temperature segment to increase with decreasing the ambient temperature, in other ambient temperature segment is a constant value regardless of the external temperature A vehicle air conditioner.
請求項4記載の車両用空調装置において、
前記第1および第2の所定水温は、前記外気温が所定の変換気温より高い場合は該外気温とは独立した一定値となることを特徴とする車両用空調装置。
The vehicle air conditioner according to claim 4,
The first and second predetermined water temperatures have a constant value independent of the outside air temperature when the outside air temperature is higher than a predetermined converted air temperature.
請求項4または5記載の車両用空調装置において、
前記車両用空調装置は、さらに、前記車両の速度を検出する車速検出手段を有し、
前記補助加熱装置は、前記車速検出手段によって得られた前記車両の速度が所定の起動車速より高い場合に停止されることを特徴とする車両用空調装置。
The vehicle air conditioner according to claim 4 or 5,
The vehicle air conditioner further includes vehicle speed detection means for detecting the speed of the vehicle,
The vehicle air conditioner is characterized in that the auxiliary heating device is stopped when the speed of the vehicle obtained by the vehicle speed detecting means is higher than a predetermined starting vehicle speed.
JP01313699A 1999-01-21 1999-01-21 Air conditioner for vehicles Expired - Fee Related JP4340350B2 (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01313699A JP4340350B2 (en) 1999-01-21 1999-01-21 Air conditioner for vehicles

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01313699A JP4340350B2 (en) 1999-01-21 1999-01-21 Air conditioner for vehicles

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000211343A JP2000211343A (en) 2000-08-02
JP4340350B2 true JP4340350B2 (en) 2009-10-07

Family

ID=11824758

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01313699A Expired - Fee Related JP4340350B2 (en) 1999-01-21 1999-01-21 Air conditioner for vehicles

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4340350B2 (en)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4795332B2 (en) * 2004-02-26 2011-10-19 ベンテック,エルエルシー Vehicle auxiliary heating system
US8480006B2 (en) 2006-09-08 2013-07-09 Ventech, Llc Vehicle supplemental heating system
KR102615343B1 (en) * 2022-01-12 2023-12-19 에스트라오토모티브시스템 주식회사 Electric vehicle air conditioning system and its control method

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000211343A (en) 2000-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5730089A (en) Cooling water circulating system for internal combustion engine of vehicle
US20040035194A1 (en) Abnormality diagnosis apparatus and engine cooling system having the same
US6530347B2 (en) Cooling apparatus for liquid-cooled internal combustion engine
JP4860746B2 (en) Engine cooling system
JP3419225B2 (en) Thermostat failure detector for engine cooling system
JP3555269B2 (en) Vehicle cooling water temperature control system
WO2011046058A1 (en) Thermostat and cooling device for vehicle
JPH02305312A (en) Controller for cooling fan
JP2005163795A (en) Control device of cylinder injection internal combustion engine
US6928962B2 (en) Hot coolant type heat accumulating apparatus for a hybrid vehicle and heat accumulating method thereof
CN103147835A (en) System and method for controlling engine cooling circulation system
US7080609B2 (en) Engine system with a thermal storage device, and engine temperature raising method
JP5438662B2 (en) Failure judgment device for cooling circuit valve
JP4193309B2 (en) Cooling device for internal combustion engine
JP4340350B2 (en) Air conditioner for vehicles
JP2004316472A (en) Cooling system for internal combustion engine
JPH11117799A (en) Failure detector for engine cooling system
JP2001263061A (en) Cooling system for water-cooled internal combustion engine for vehicle
JP5878052B2 (en) Engine control device
JP3719515B2 (en) Engine cooling system thermostat failure detection device
JPH0211726B2 (en)
JP2007326432A (en) Engine cooling system for hybrid automobile
JP2012031811A (en) Device for controlling electric water pump
JPH0814043A (en) Water pump control device for internal combustion engine
JP2006161745A (en) Control device for vehicle

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051205

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080513

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080711

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090210

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090409

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090630

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090706

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120710

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees