JP4337460B2 - 照明装置用光学素子およびその照明装置 - Google Patents

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本発明は、液晶表示装置などに用いられる、バックライトなどの照明装置で、数個の冷陰極管やLEDなどの照明光源と、拡散板によって、面照明を行う照明装置用光学素子および照明装置に関するものであり、特に、照明される面内の明るさのバラツキを低減させる技術に関するものである。
従来、液晶表示装置(特に大型のもの)などに用いられるバックライト照明装置は、例えば図1に示すような構成になっていた。
この図で、照明装置は、数本の冷陰極管などの照明光源と、拡散板から成り立っている。照明光源1から発した光2は、やや離れた位置に置いてある拡散板3を照明する。この拡散板3で拡散された光4が、液晶パネルなどを照明する光として用いられる。
しかし、図2に示すように、このような照明装置では、照明光源1に近い位置にある拡散板から発する光5が、遠い位置にある拡散板から発する光6よりも強くなってしまうため、面内の光強度にムラが生じてしまい、液晶表示装置などに用いた場合の画質を損ねるという問題点がある。
このような問題を生じさせないためには、冷陰極管と拡散板との距離を離してやれば良いが、そうするとバックライト部分が厚くなってしまい、液晶表示装置の利点である薄いという効果がなくなってしまうため、用いることができない。
また、用いる例陰極管の数を増やして冷陰極管の間隔をつめるという方法も考えられるが、そうすると電力消費量が大幅に増えてしまい、また、作製も困難になるため現実的ではなかった。
前述したように、従来の液晶表示装置(特に大型のもの)などに用いられるバックライト照明装置では、面内に明るさのムラが生じてしまい、画像の品質を損ねるという問題点があった。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、照明装置の大きさを大きくしないで、面内の明るさのムラを軽減させることが可能な照明装置用光学素子およびその照明装置ことを目的としている。
このような問題点を解決するための一つの方法は、拡散板を照明する一つの照明光源からの光を複数本の照明光源で照らした場合とほぼ等価となるように変える光学素子を用いることである。すなわち、請求項1記載の発明は、透明な樹脂からなる平行平板の一方の面上に形成された2つの回折格子と、反射層によって構成されており、
前記2つの回折格子は、面上に垂直に入射した光を前記平行平板内に全反射される方向に回折するような等しい空間周波数を持っており、その一方は透過型の回折格子であり、もう一方は表面レリーフ型の回折格子からなり、該表面レリーフ型回折格子の外側に前記反射層が形成されていることを特徴とする照明装置用光学素子である。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の照明装置用光学素子において、
前記透過型の回折格子が、複数個存在していることを特徴とする照明装置用光学素子である。
本発明により、透明な樹脂からなる平行平板と、空間周波数の等しい2つの回折格子と、反射層によって構成された光学素子によって、拡散板を照明する一つの照明光源からの光を複数本の照明光源で照らした場合とほぼ等価となるように変えることにより、拡散板からの光の強度ムラを減らし、均一に近い照明ができる照明装置を提供することができるようになる。
以下、本発明の照明装置用光学素子について図面を参照して詳細に説明する。
図3は、本発明の請求項1の光学素子の一実施例を示す概要図である。この図で、透明平板7の一つの面上には、透過型の回折格子8と、表面レリーフ型の回折格子9とが形成されており,回折格子9の上には反射層10が形成されている。なお、ここでは透過型回折格子8にも表面レリーフ型の回折格子を用いているが、必ずしも表面レリーフ型である必要はない。
この光学素子11は、図4に示すように、従来の照明装置に対して照明光源1と拡散板3との間で、回折格子8が照明光源1の上になるような位置に置いて用いられる。
図5に示すように、照明光源1からの光は、回折格子8に入射して、ここでそのまま抜ける0次光12と、回折格子8で回折される+1次回折光13、−1次回折光14に分かれる。回折光13は、平板内で全反射する角度であるため、境界面15で全反射されて、その反射光16が回折格子9に届く、ここで回折格子9には反射層10がついているため、その一部の光は反射回折されて、回折光17として射出され、他の光18はそのまま正反射方向に反射される。この時、回折格子8と回折格子9の空間周波数が等しいため、回折光17は、0次光12と同じ方向に射出されることになる。
一方正反射された光18は再び平板の境界面15で全反射され、同様の繰り返しで、回折格子9に届くたびに回折光が射出される。このため、0次光12と同じ方向に射出される光がいくつも生じることになる。
また、−1次光14のほうも同様にして、0次光12と同じ方向に射出される光がいくつも生じる。このため、一つの照明光源が、複数個の照明光源とほぼ同等な役割を果たすことになり、用いる照明光源の数を増やして間隔をつめたのと同等になるので、照明光源のムラが緩和される。
ところで、図5は一つの照明光源についての図であるが、普通、照明光源は複数個用いられているので、請求項2に示すように、透過型の回折格子を複数個用いる場合のほうが多い。このような場合を図6に示す。
この図では、2つの透過型回折格子19、20と2つの照明光源21、22が用いられている。図5の場合と同様に、それぞれの照明光源に対していくつもの光が射出される。この時に照明光源21による射出光は、伝播していく間に光が弱くなるので光源21に近く光源22からは離れた位置の光23は強く、光源21から遠く光源22には近い位置の光24は弱くなる。一方、照明光源22による射出光は、光源22に近く光源21からは離れた位置の光25は強く、光源22から遠く光源21には近い位置の光26は弱くなる。
このため、これらの光が補いあって各位置に対し、射出光を合わせた時の強度の違いが小さくなる。
また、回折格子の場合、波長によって回折効率が若干異なるため、伝播していく間に若干光の色味が変わってくるが、このような色の違いも緩和させる効果がある。
このため、複数個の透過型回折格子を用いると、照明光のムラがより小さくなるという利点もある。
次に、請求項3の光学素子の一実施例を図7に示す。この光学素子は、請求項1の光学素子の透過型回折格子8の部分を、透明平板7の反対面に設置された表面レリーフ型回折格子27と反射層28に変えた構成となっている。
この場合には図8に示すように照明光源1からの入射光29は、回折格子27に入射して、ここで反射回折されて+1次回折光30、−1次回折光31に分かれる。回折光30は回折格子9でその一部の光が反射回折されて、回折光32として射出され、他の光33はそのまま正反射方向に反射される。この時、回折格子27と回折格子9の空間周波数が等しいため、回折光32は、入射光29と同じ方向に射出されることになる。
一方正反射された光33は平板の境界面15で全反射され、同様の繰り返しで、回折格子9に届くたびに回折光が射出される。このため、入射光29と同じ方向に射出される光がいくつも生じることになる。
また、−1次光31のほうも同様にして、入射光29と同じ方向に射出される光がいくつも生じる。このため、一つの照明光源が、複数個の照明光源とほぼ同等な役割を果たすことになり、用いる照明光源の数を増やして間隔をつめたのと同等になるので、照明光源のムラが緩和される。
普通、表面レリーフ回折格子では透過型よりも反射型のほうが浅い凸凹で高い回折効率が得られるので、このような構成にすると浅い凸凹の回折格子だけで光学素子を作製できるという利点がある。
なお、回折格子27の形状としては三角波形状にしておくのが、光の利用上は最も効率
が良い。
また、普通、照明光源は複数個用いられているので、この場合も請求項4に示すように、透過型の回折格子を複数個用いる場合のほうが多く、そのほうが光の均一性も良くなる。
本発明の照明装置用光学素子およびその照明装置は、液晶表示装置などに用いられる、バックライトなどの照明装置として利用されるものである。
従来の照明装置の一実施例を示す概要図である。 従来の照明装置の問題点を説明するための概要図である。 本発明の請求項1(請求項2)の光学素子の一実施例を示す概要図である。 本発明の請求項1(請求項2)の光学素子を照明装置に用いる場合の概要図である。 本発明の請求項1の光学素子の原理を示す概要図である。 本発明の請求項2の光学素子の原理を示す概要図である。 本発明の請求項3(請求項4)の光学素子の一実施例を示す概要図である。 本発明の請求項3の光学素子の原理を示す概要図である。

Claims (2)

  1. 透明な樹脂からなる平行平板の一方の面上に形成された2つの回折格子と、反射層によって構成されており、
    前記2つの回折格子は、面上に垂直に入射した光を前記平行平板内に全反射される方向に回折するような等しい空間周波数を持っており、その一方は透過型の回折格子であり、もう一方は表面レリーフ型の回折格子からなり、該表面レリーフ型回折格子の外側に前記反射層が形成されていることを特徴とする照明装置用光学素子。
  2. 請求項1記載の照明装置用光学素子において、
    前記透過型の回折格子が、複数個存在していることを特徴とする照明装置用光学素子。
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