JP4336281B2 - Mimo送信装置、mimo受信装置、およびパイロットシンボル伝送方法 - Google Patents

Mimo送信装置、mimo受信装置、およびパイロットシンボル伝送方法 Download PDF

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Description

本発明は、MIMO(Multi Input Multi Output)送信装置、MIMO受信装置、およびパイロットシンボル伝送方法に関し、特に、異なる周波数の複数のキャリア(以下、「サブキャリア」という)によって信号を伝送するマルチキャリアCDMA方式の通信システムにおけるMIMO送信装置、MIMO受信装置、およびパイロットシンボル伝送方法に関する。
近年、複数の送信アンテナから空間多重されたデータを送信し、複数の受信アンテナで受信するMIMO通信が盛んに検討されている。MIMO通信においては、送信側では複数の送信アンテナからそれぞれ異なるデータ(以下、「ストリーム」という)を送信し、受信側ではそれぞれのストリームを分離して復調するため、伝送効率を大幅に向上することが可能である。
このようなMIMO通信において、送信アンテナごとのストリームを区別するために、1フレーム中のパイロットシンボルのパターンを各送信アンテナ間で直交させることが検討されている(例えば、非特許文献1参照)。
図7に、MIMO通信におけるパイロットシンボルのパターンの一例を示す。同図において、白のシンボルは「+1」を示し、斜線のシンボルは「−1」を示している。図7に示すように、このMIMO通信においては、送信アンテナTx#1〜#4の4本の送信アンテナからストリームが送信されており、各ストリームの1フレームは52シンボル(シンボル#0〜#51)から構成されている。
また、フレームの先頭シンボル(シンボル#0)および末尾シンボル(シンボル#51)はフレームタイミング検出のためにパイロットシンボルとなっており、さらに、4本の送信アンテナを区別するために、フレームの中央の2シンボル(シンボル#25、#26)がパイロットシンボルとなっている。これらのパイロットシンボルの間には、データシンボルが挿入されている。
ここで、送信アンテナTx#1のパイロットシンボルのパターンは(+1,+1,+1,+1)、送信アンテナTx#2のパイロットシンボルのパターンは(+1,−1,+1,−1)、送信アンテナTx#3のパイロットシンボルのパターンは(+1,+1,−1,−1)、送信アンテナTx#4のパイロットシンボルのパターンは(+1,−1,−1,+1)となっており、互いに直交したパターンとなっている。
また、セルサーチに用いられるスクランブリングコードは送信装置ごとに定められており、例えば送信装置からの信号を受信する移動局装置は、受信信号中の送信アンテナTx#1のパイロットシンボルのパターンを想定したスクランブリングコードを同定することにより、自装置が属しているセルを判別することができる。
ところで、上述のスクランブリングコードを用いたセルサーチについては、3GPPによる標準化が進められており、W−CDMA(Wideband-Code Division Multiple Access:広帯域符号分割多元接続)およびマルチキャリアCDMAに関しては、それぞれ3段階の動作からなるセルサーチが検討されている。このうちマルチキャリアCDMAに関する3段階セルサーチでは、次のような3段階の動作が提案されている(例えば、非特許文献2参照)。
すなわち、まず第1段階において、ガードインターバルを用いたシンボルタイミングの検出を行う。次に第2段階において、連続する2シンボル(例えば上述のシンボル#51と次のフレームのシンボル#0)を用いたフレームタイミングの検出およびスクランブリングコードグループの検出を行う。そして第3段階において、検出されたコードグループ内におけるスクランブリングコードの検出を行う。
"OFCDM MIMO多重におけるパイロットチャネル推定・ランキングを用いるシンボルレプリカ候補削減型QR分解−MLDの構成",2004年3月,NTT DoCoMo,RCS2003-312 "下りリンクブロードバンドOFCDMにおける共通パイロットチャネルを用いた3段階高速セルサーチ法の特性",2002年7月,NTT DoCoMo,RCS2002-135
しかしながら、上述した3段階セルサーチの第2段階においては、連続する2シンボルを用いてフレームタイミングを検出するため、図7に示すようなパイロットシンボルのパターンの場合には、複数の送信アンテナからの信号が混在した状態でフレームタイミングの検出を行う必要が生じるという問題がある。
すなわち、3段階セルサーチの第2段階においては、図7に示すシンボル#51と次のフレームのシンボル#0とを検出する必要があるが、図8に示すように、送信アンテナTx#1および送信アンテナTx#4のシンボル#51とシンボル#0は、いずれも(+1,+1)と並んでおり、送信アンテナTx#2および送信アンテナ#3のシンボル#51とシンボル#0は、いずれも(−1,+1)と並んでいる。したがって、受信側におけるセルサーチの第2段階では送信アンテナごとのストリームを完全に分離することはできず、フェージング変動を受けた異なる送信アンテナからのストリームが互いに相殺してしまうことがある。
具体的には、例えば各送信アンテナTx#1〜#4のストリームに対するフェージング変動が図9に示すようなものである場合、上述したように、受信側では送信アンテナTx#1と送信アンテナTx#4のストリームを分離することができず、これら2つのストリームに対するフェージング変動によって、図10の左図のように互いのストリームの電力を弱め合うことになってしまう。このため、微弱な受信信号に基づいてフレームタイミングの検出を行う必要が生じ、検出精度が劣化することがある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、セルサーチにおけるフレームタイミングの検出精度を向上することができるMIMO送信装置、MIMO受信装置、およびパイロットシンボル伝送方法を提供することを目的とする。
本発明に係るMIMO送信装置は、それぞれ複数のサブキャリアから構成される複数のストリームを送信するMIMO送信装置であって、前記複数のストリームそれぞれに含まれるフレームの先頭と末尾にパイロットシンボルを挿入する挿入手段と、挿入された先頭のパイロットシンボルと末尾のパイロットシンボルとの組が同一であるストリーム群において、1つのストリームを除く他のストリームの前記先頭のパイロットシンボルまたは前記末尾のパイロットシンボルの半数のサブキャリアの符号を反転する処理手段と、を有する構成を採る。
この構成によれば、フレームの先頭と末尾にパイロットシンボルを挿入し、これらのパイロットシンボルの組が同一であるストリーム群の1つ以外のストリームについては、先頭または末尾のパイロットシンボルの半数のサブキャリアの符号を反転するため、受信側において、先頭および末尾のパイロットシンボルを検出すると同時にストリームの分離が可能となり、ストリームごとの相関値を同位相に補正してからフレームタイミングを検出して、セルサーチにおけるフレームタイミングの検出精度を向上することができる。
本発明に係るMIMO受信装置は、通信相手に対応し得るすべてのスクランブリングコードごとに、受信信号の1フレーム長に含まれるすべての連続する2シンボルの前記通信相手に反転される位置のサブキャリアの符号を反転する反転処理手段と、反転処理後の前記連続する2シンボルを用いて前記通信相手におけるストリームごとの相関値を算出する算出手段と、算出されたストリームごとの相関値のうち、同一の前記連続する2シンボルに対応する相関値の位相を同位相に補正する補正手段と、補正後の相関値を合成する合成手段と、を有する構成を採る。
この構成によれば、送信側が反転し得るすべてのパターンについて、連続する2シンボルのサブキャリアの符号を反転し、これらすべてのパターンに対応するストリームごとの相関値を算出し、補正して合成するため、ストリームごとのシンボルが強め合う状態でフレームタイミングを検出して、セルサーチにおけるフレームタイミングの検出精度を向上することができる。
本発明に係るパイロットシンボル伝送方法は、それぞれ複数のサブキャリアから構成される複数のストリームに含まれるパイロットシンボルを伝送するパイロットシンボル伝送方法であって、前記複数のストリームそれぞれに含まれるフレームの先頭と末尾にパイロットシンボルを挿入するステップと、挿入された先頭のパイロットシンボルと末尾のパイロットシンボルとの組が同一であるストリーム群において、1つのストリームを除く他のストリームの前記先頭のパイロットシンボルまたは前記末尾のパイロットシンボルの半数のサブキャリアの符号を反転するステップと、反転処理後のパイロットシンボルを含む前記複数のストリームを送信するステップと、を有するようにした。
この方法によれば、フレームの先頭と末尾にパイロットシンボルを挿入し、これらのパイロットシンボルの組が同一であるストリーム群の1つ以外のストリームについては、先頭または末尾のパイロットシンボルの半数のサブキャリアの符号を反転するため、受信側において、先頭および末尾のパイロットシンボルを検出すると同時にストリームの分離が可能となり、ストリームごとの相関値を同位相に補正してからフレームタイミングを検出して、セルサーチにおけるフレームタイミングの検出精度を向上することができる。
本発明によれば、セルサーチにおけるフレームタイミングの検出精度を向上することができる。
本発明の骨子は、マルチキャリアCDMA方式を採用したMIMO通信において、所定のパターンで配置されるパイロットシンボルの連続する2シンボルが同一となるストリームのうち、1つを除くストリームについては、連続する2シンボルのいずれか一方のシンボルを伝送する半数のサブキャリアの符号を反転することである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るMIMO送信装置の要部構成を示すブロック図である。図1に示すMIMO送信装置は、誤り訂正符号化部102、変調部104、空間多重部106、パイロットパターン指示部108、パイロット挿入部110−1〜110−4、スクランブリングパターン指示部112、スクランブリング処理部114−1〜114−4、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform:逆高速フーリエ変換)部116−1〜116−4、GI(Guard Interval:ガードインターバル)挿入部118−1〜118−4、RF(Radio Frequency:無線周波数)送信部120−1〜120−4を有している。なお、図1に示すMIMO送信装置は、送信アンテナを4本有し、送信アンテナに対応してパイロット挿入部110−1〜110−4からRF送信部120−1〜120−4までの各処理部を4つずつ有するが、本発明はこれに限定されず、送信アンテナの数は任意で良い。また、以下の説明においては、RF送信部120−1に接続される送信アンテナを送信アンテナTx#1、RF送信部120−2に接続される送信アンテナを送信アンテナTx#2、RF送信部120−3に接続される送信アンテナを送信アンテナTx#3、およびRF送信部120−4に接続される送信アンテナを送信アンテナTx#4と呼ぶことにする。
誤り訂正符号化部102は、送信データを誤り訂正符号化し、変調部104へ出力する。
変調部104は、送信データを変調し、空間多重部106へ出力する。
空間多重部106は、送信データを空間多重し、送信アンテナ数に対応する4つのストリームを生成する。
パイロットパターン指示部108は、自装置を特定するためのスクランブリングコードに対応したパイロットシンボルのパターン(パイロットパターン)をパイロット挿入部110−1〜110−4へ指示する。すなわち、本実施の形態においては、受信側で信号の送信元を特定するために、送信アンテナごとに異なるパイロットシンボルがフレーム中に挿入されるが、パイロットパターン指示部108は、この送信アンテナごとのパイロットシンボルの配列をそれぞれパイロット挿入部110−1〜110−4へ指示する。
パイロット挿入部110−1〜110−4は、各ストリームのフレームの先頭と末尾を含む所定の位置に、パイロットパターン指示部108の指示に従ったパイロットシンボルを挿入する。具体的には、パイロット挿入部110−1〜110−4は、例えば各ストリームの1フレームが52シンボル(シンボル#0〜#51)から構成されている場合、先頭と末尾のシンボル#0、#51および中央のシンボル#25、#26に、送信アンテナに対応してそれぞれ「+1」または「−1」を挿入する。
スクランブリングパターン指示部112は、各ストリームにおけるパイロットシンボルのサブキャリアの符号の反転のパターン(スクランブリングパターン)をスクランブリング処理部114−1〜114−4へ指示する。すなわち、スクランブリングパターン指示部112は、受信側でフレームの末尾と次フレームの先頭とに連続するパイロットシンボルからストリームを分離するために、これらの連続する2シンボル(以下、それぞれのシンボルを「末尾シンボル」および「先頭シンボル」という)の組が同一となるストリーム群において、1つを除くストリームについては、末尾シンボルおよび先頭シンボルのいずれか一方のシンボルの半数のサブキャリアの符号を反転させるようにスクランブリング処理部114−1〜114−4へ指示する。スクランブリングパターンについては、後に具体例を挙げて詳しく説明する。
スクランブリング処理部114−1〜114−4は、スクランブリングパターン指示部112の指示に従って、各ストリームの末尾シンボルまたは先頭シンボルに対応する半数のサブキャリアの符号を反転する。具体的には、スクランブリング処理部114−1〜114−4は、例えばフレームの末尾シンボルおよび次フレームの先頭シンボルの組がスクランブリング処理部114−1およびスクランブリング処理部114−4のそれぞれで処理されるストリームで同一である場合、スクランブリング処理部114−1では何の処理も行わない。一方、スクランブリング処理部114−4では末尾シンボル(または先頭シンボル)の奇数番目(または偶数番目)のサブキャリアの符号を反転する。
IFFT部116−1〜116−4は、各ストリームを逆高速フーリエ変換し、周波数領域の信号を時間領域の信号へ変換する。
GI挿入部118−1〜118−4は、各ストリームを構成する2つのシンボルの間に、後のシンボルの末尾部分をコピーしてガードインターバルを挿入する。
RF送信部120−1〜120−4は、ガードインターバル挿入後の各ストリームに対して所定の無線送信処理(D/A変換、アップコンバートなど)を施し、送信アンテナを介して送信する。
図2は、実施の形態1に係るMIMO受信装置の要部構成を示すブロック図である。図2に示すMIMO受信装置は、RF受信部202、シンボルタイミング検出部204、GI除去部206、FFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)部208、処理パターン指示部210、反転処理部212−1〜212−4、相関値算出部214−1〜214−4、電力合成部216、フレームタイミング検出部218、スクランブリングコード検出部220、デスクランブル処理部222、復調部224、および誤り訂正復号部226を有している。
RF受信部202は、受信アンテナを介して信号を受信し、受信信号に対して所定の無線受信処理(ダウンコンバート、A/D変換など)を施す。
シンボルタイミング検出部204は、シンボル間に挿入されているガードインターバルを検出することにより、受信信号のシンボルタイミングを検出する。
GI除去部206は、シンボルタイミングの検出結果を用いて、受信信号からガードインターバルを除去する。
FFT部208は、ガードインターバル除去後の受信信号を高速フーリエ変換し、時間領域の信号を周波数領域の信号へ変換する。
処理パターン指示部210は、すべてのスクランブリングパターンおよびパイロットパターンに対応して、各反転処理部212−1〜212−4へ符号を反転させるサブキャリアを指示する。すなわち、本実施の形態においては、スクランブリングコードに応じてパイロットシンボルの配列が決定されており、さらに、末尾シンボルおよび先頭シンボルの組が同一となるストリームについては、送信側において、末尾シンボルまたは先頭シンボルの半数のサブキャリアの符号が反転されている。そこで、処理パターン指示部210は、受信信号の1フレーム長に含まれるすべての連続する2シンボルに対して、すべてのスクランブリングコードに対応するパイロットパターンを仮定し、それぞれのパイロットパターンにおいて順次送信側におけるサブキャリアの反転を元に戻すように反転処理部212−1〜212−4へ指示する。
反転処理部212−1〜212−4は、処理パターン指示部210の指示に従って、受信信号の連続する2シンボルに対して順次反転処理を行う。具体的には、例えば上述したMIMO送信装置のスクランブル処理部114−1〜114−4におけるスクランブリングパターンの例において、反転処理部212−1〜212−4は、スクランブル処理部114−1に対応する反転処理部212−1では何の処理も行わずに連続する2シンボルを順次相関値算出部214−1へ出力する。一方、スクランブル処理部114−4に対応する反転処理部212−4では連続する2シンボルのうち前(または後)のシンボルの奇数番目(または偶数番目)のサブキャリアの符号を反転した上で、これらの連続する2シンボルを順次相関値算出部214−4へ出力する。
相関値算出部214−1〜214−4は、反転処理部212−1〜212−4から出力された連続する2シンボルから相関値を算出する。ここで、相関値とは、連続する2シンボルが末尾シンボルおよび先頭シンボルであるという前提の下でこれらの2シンボルを電力で表現した値である。したがって、連続した2シンボルの相関値が最大となった場合に、連続する2シンボルが末尾シンボルおよび先頭シンボルであるという前提が適切なものであり、これらの2シンボルが末尾シンボルおよび先頭シンボルであると判断できる。
電力合成部216は、各相関値算出部214−1〜214−4から出力される互いに対応する相関値を同位相に補正した上で合成し、それぞれの連続する2シンボルに関する電力値を算出する。相関値算出部214−1〜214−4からは、すべてのスクランブリングコードごとに対応した連続する2シンボルの相関値が1フレーム分にわたって順次出力されており、電力合成部216は、同一の連続する2シンボルの組に対応する相関値の位相を同位相に補正した上で合成する。
フレームタイミング検出部218は、電力合成部216から出力された電力値を参照し、電力値が最大となる連続した2シンボルの組を検出し、この2シンボルの組がフレームの末尾シンボルと次フレームの先頭シンボルであることからフレームタイミングを検出する。また、フレームタイミング検出部218は、末尾シンボルと先頭シンボルの配列からスクランブリングコードのグループを特定する。
スクランブリングコード検出部220は、末尾シンボルおよび先頭シンボルに加えて、フレームの中央に位置するパイロットシンボルの配列から、スクランブリングコードのグループに含まれる1つのスクランブリングコードを特定する。
デスクランブル処理部222は、スクランブリングコード検出部220によって特定されたスクランブリングコードによって、受信信号をデスクランブル処理し、処理後の受信信号を復調部224へ出力する。
復調部224は、受信信号を復調し、誤り訂正復号部226へ出力する。
誤り訂正復号部226は、受信信号を誤り訂正復号し、受信データを出力する。
次いで、上記のように構成されたMIMO送信装置およびMIMO受信装置の動作について、具体的に例を挙げながら説明する。
まず、MIMO送信装置における送信動作について説明する。
送信データは、誤り訂正符号化部102によって誤り訂正符号化され、変調部104によって変調される。変調後の送信データは、空間多重部106によって、受信側で伝搬路ごとの信号を分離できるように空間多重され、送信アンテナ数に対応する4つのストリームが生成される。生成された4つのストリームは、それぞれパイロット挿入部110−1〜110−4へ出力される。
そして、パイロット挿入部110−1〜110−4によって、それぞれのストリームへパイロットパターンに従ったパイロットシンボルが挿入される。ここでは、フレームタイミング検出のためにフレームの先頭および末尾にパイロットシンボルが挿入されるとともに、送信アンテナごとのストリームを区別するために中央の2シンボルにもパイロットシンボルが挿入される。本実施の形態においては、送信アンテナが4本であるため、各ストリームのフレーム中に挿入されるパイロットシンボルは4シンボルずつであるが、送信アンテナが5本以上である場合は、パイロットシンボルの数も増加する。
また、上記のようなパイロットパターンはスクランブリングコードに対応しており、以下の説明では、図7に示したパターンでパイロットシンボルが挿入されているものとする。すなわち、送信アンテナTx#1のパイロットシンボルのパターンは(+1,+1,+1,+1)、送信アンテナTx#2のパイロットシンボルのパターンは(+1,−1,+1,−1)、送信アンテナTx#3のパイロットシンボルのパターンは(+1,+1,−1,−1)、送信アンテナTx#4のパイロットシンボルのパターンは(+1,−1,−1,+1)である。これらのパターンは、互いに直交したパターンであり、これらのパターンからなるパイロットパターンは各送信アンテナTx#1〜#4に対応している。このパイロットパターンは、パイロットパターン指示部108によって各パイロット挿入部110−1〜110−4へ指示される。
そして、パイロットシンボルが挿入された各ストリームは、スクランブリング処理部114−1〜114−4へ出力される。スクランブリング処理部114−1〜114−4においては、パイロットパターンに従った末尾シンボルと先頭シンボルの組が同一であるストリーム群において、1つを除くストリームの末尾シンボル(または先頭シンボル)を伝送する半数のサブキャリアの符号を反転させる。すなわち、上記のパイロットパターンに従ったパイロットシンボルが挿入されると、図3に示すように、送信アンテナTx#1および送信アンテナTx#4の末尾シンボルと先頭シンボルの組はいずれも(+1,+1)であり、送信アンテナTx#2および送信アンテナTx#3の末尾シンボルと先頭シンボルの組はいずれも(−1,+1)である。
そこで、スクランブリング処理部114−1〜114−4は、スクランブリングパターン指示部112の指示に従って、送信アンテナTx#1および送信アンテナTx#2のストリームに対しては何の処理も行わず、送信アンテナTx#3および送信アンテナTx#4のストリームに対しては末尾シンボルの奇数番目のサブキャリアの符号を反転する。つまり、図3に示すように、送信アンテナTx#3および送信アンテナTx#4のストリームについては、末尾シンボルのサブキャリアf1〜f4のうち、サブキャリアf1,f3の符号が反転される。したがって、送信アンテナTx#3から送信される末尾シンボル「−1」は、サブキャリアf1,f3の符号が反転して「+1」となり、送信アンテナTx#4から送信される末尾シンボル「+1」は、サブキャリアf1,f3の符号が反転して「−1」となる。
このとき、スクランブリング処理部114−1〜114−4は、どのストリームのどのサブキャリアの符号が反転されるかを示すスクランブリングパターンの指示をスクランブリングパターン指示部112から受けている。例えば送信アンテナが8本となった場合は、末尾シンボルと先頭シンボルの組が同一である4ストリームずつのストリーム群が2つできると考えられるが、この場合は、1つのストリーム群について3ストリームの末尾シンボル(または先頭シンボル)の半数のサブキャリアの符号を反転する旨の指示がスクランブリングパターン指示部112から出されている。このスクランブリングパターンは、1つのストリーム群につき3ストリームについて半数のサブキャリアの符号を反転させるが、符号を反転するサブキャリアの位置は、同一ストリーム群の各ストリームで互いに直交しており区別が可能となっている。すなわち、例えば、1つのストリームについては奇数番目のサブキャリアの符号を反転させ、他の1つのストリームについては最初の2番目までのサブキャリアの符号を反転させ、その後2サブキャリアおきに2サブキャリアの符号を反転させ、残りの1つのストリームについては最初の1番目のサブキャリアの符号を反転させ、その後2サブキャリアおきに2サブキャリアの符号を反転させる。
このようにして、各ストリームが末尾シンボルと先頭シンボルの組のみから分離可能とされた上で、各ストリームはIFFT部116−1〜116−4へ出力される。そして、各ストリームは、IFFT部116−1〜116−4によって逆高速フーリエ変換されて時間領域の信号となり、GI挿入部118−1〜118−4によってシンボル間にガードインターバルが挿入され、RF送信部120−1〜120−4から送信アンテナを介して送信される。
以上のような送信動作を、数式を用いてまとめると以下のようになる。
まず、送信信号の第m番目のフレームにおける先頭シンボルのNc個の全サブキャリアのうち第n番目のサブキャリアの位相をxn(m,0)とすると、
n(m,0)=xn(ただし、|xn|=1,n=0〜Nc-1)・・・式(1)
となる。そして、先頭シンボルおよび末尾シンボルのパターンはスクランブリングコードグループに対応しているため、Ngrp個のスクランブリングコードグループのうち第j番目のスクランブリングコードグループに応じた先頭シンボルと末尾シンボルの関係をCjで表すと、
j={cj,n}(ただし、|cj,n|=1,j=0〜Ngrp-1)・・・式(2)
とおくことができる。式(1)と式(2)から、第m番目のフレームにおける末尾シンボルの第n番目のサブキャリアの位相yj,n(m,Ns-1)は、
j,n(m,Ns-1)=cj,n・xn・・・式(3)
と表すことができる。式(3)において、Nsは、1フレーム中のシンボル数を示している。先頭シンボルはフレーム中の先頭の(0番目の)シンボルであるためxn(m,0)と表記し、末尾シンボルはフレーム中の末尾の((Ns-1)番目の)シンボルであるためyj,n(m,Ns-1)と表記している。
本実施の形態においては、4本の送信アンテナからパイロットシンボルを送信しており、送信アンテナTx#2および送信アンテナTx#3から送信される末尾シンボルは「−1」であるため、送信アンテナTx#1(末尾シンボルは「+1」)を基準とすると、パイロット挿入部110−2,110−3における送信アンテナTx#2および送信アンテナTx#3の末尾シンボルのサブキャリアの位相は、
j,n(m,Ns-1)=(-1)・cj,n・xn・・・式(4)
と表すことができる。式(1)に示す先頭シンボルxn(m,0)および式(3)、式(4)に示す末尾シンボルyj,n(m,Ns-1)は、それぞれパイロット挿入部110−1〜110−4から出力される。
そして、送信アンテナTx#3および送信アンテナTx#4に対応するストリームについては、スクランブリング処理部114−3,114−4によって、末尾シンボルの半数のサブキャリアの符号が反転される。したがって、これらのストリームの末尾シンボルの奇数番目のサブキャリアの符号が反転されるとすると、送信アンテナTx#3および送信アンテナTx#4の末尾シンボルのサブキャリアの位相は、それぞれ式(4)、式(3)に(−1)nを乗算して、
j,n(m,Ns-1)=(-1)n+1・cj,n・xn・・・式(5)
j,n(m,Ns-1)=(-1)n・cj,n・xn・・・式(6)
となる。このようにして、送信アンテナTx#1〜#4からは、それぞれ式(1)に示す先頭シンボルxn(m,0)と式(3)〜(6)に示す末尾シンボルyj,n(m,Ns-1)とを含むストリームが送信されることになる。なお、式(5)、式(6)は奇数番目のサブキャリアの符号を反転する時のものであるが、偶数番目のサブキャリアの符号を反転する時には、送信アンテナTx#3に式(6)の末尾シンボルが対応し、送信アンテナTx#4に式(5)の末尾シンボルが対応することになる。
次に、MIMO受信装置における受信動作について説明する。
受信アンテナを介して受信された受信信号は、RF受信部202によって所定の無線受信処理が施され、シンボルタイミング検出部204によってガードインターバルが検出されることによりシンボルタイミングが検出される。さらに、GI除去部206によってシンボルタイミングが用いられ、シンボル間のガードインターバルが除去される。ガードインターバル除去後の受信信号は、FFT部208によって高速フーリエ変換され、周波数領域の信号に変換され、デスクランブル処理部222および反転処理部212−1〜212−4へ出力される。
そして、反転処理部212−1〜212−4によって、送信側の4つのストリームに対応した連続する2シンボルが抽出される。すなわち、処理パターン指示部210から、すべてのスクランブリングコードに応じたパイロットパターンおよびスクランブリングパターンが各反転処理部212−1〜212−4へ指示され、反転処理部212−1〜212−4によって、すべてのパイロットパターンおよびスクランブリングパターンに従って、1フレーム長に含まれるすべての連続する2シンボルの組に対するサブキャリアの符号の反転が行われる。
具体的には、上述したように送信側では、送信アンテナTx#1の末尾シンボルは「+1」、送信アンテナTx#2の末尾シンボルは「−1」、送信アンテナTx#3の末尾シンボルは「−1」、送信アンテナTx#4の末尾シンボルは「+1」であり、かつ、送信アンテナTx#3および送信アンテナTx#4の末尾シンボルでは奇数番目のサブキャリアの符号が反転されている。処理パターン指示部210によって、このようなパイロットパターンおよびスクランブリングパターンの指示が反転処理部212−1〜212−4へ出された場合、反転処理部212−1では連続する2シンボルの組に対して何の処理も行わずに相関値算出部214−1へ出力する。また、反転処理部212−2では連続する2シンボルのうち前のシンボルを末尾シンボルとみなし、シンボル全体の符号を反転させる。これは、処理パターン指示部210から指示されたパイロットパターンにおいては、送信アンテナTx#2の末尾シンボルは、送信アンテナTx#1の末尾シンボルを基準としてシンボル全体の符号を反転させたものであることに起因している。
さらに、反転処理部212−3では連続する2シンボルのうち前のシンボルを末尾シンボルとみなし、シンボル全体の符号を反転させた上で、奇数番目のサブキャリアの符号を反転させる。これは、処理パターン指示部210から指示されたパイロットパターンおよびスクランブリングパターンにおいては、送信アンテナTx#3の末尾シンボルは、送信アンテナTx#1の末尾シンボルを基準としてシンボル全体の符号を反転させ、さらに、奇数番目のサブキャリアの符号を反転させたものであることに起因している。同様に、反転処理部212−4では連続する2シンボルのうち前のシンボルを末尾シンボルとみなし、奇数番目のサブキャリアの符号を反転させる。
このような処理を受信信号の1フレーム長に含まれるすべての連続する2シンボルの組に対して行う。ここで、もし、処理パターン指示部210によって指示されたパイロットパターンおよびスクランブリングパターンが送信側において用いられたものであり、かつ、反転処理部212−1〜212−4の処理対象である連続する2シンボルの組が末尾シンボルと先頭シンボルであった場合、反転処理部212−1〜212−4の処理結果においては、それぞれ対応する送信側のストリーム以外のストリームによる干渉成分が除去されて、4つのストリームそれぞれの末尾シンボルと先頭シンボルが抽出されたことになる。すなわち、上述した例においては、例えば反転処理部212−4において連続する2シンボルの前のシンボルにおける奇数番目のサブキャリアの符号を反転させることにより、この連続する2シンボルの組が末尾シンボルと先頭シンボルであれば、送信アンテナTx#4のストリーム以外のストリームによる干渉成分が除去されることになる。
このようにして、すべてのパイロットパターンおよびスクランブリングパターンに応じて反転処理を施された連続する2シンボルの組は、それぞれ相関値算出部214−1〜214−4へ出力される。そして、相関値算出部214−1〜214−4によって、すべての連続する2シンボルの組に関する相関値が算出される。
算出された相関値は、電力合成部216によって、同一の連続する2シンボルの組に対応するものごとに位相が同位相となるように補正された上で合成され、すべての連続する2シンボルの組に関する電力値がフレームタイミング検出部218へ出力される。ここでは、すべてのパイロットパターンおよびスクランブリングパターンに対応し、さらに、1フレーム長に含まれるすべての連続する2シンボルの組に対応する数の電力値が出力される。
ここで、電力合成部216によって、図4に示すように、破線ベクトルで示した各ストリームの相関値の位相が同位相に補正され、得られた実線ベクトルが加算されることにより、それぞれの連続する2シンボルの組に対応する電力値が正確に算出されることになる。
そして、フレームタイミング検出部218によって、電力合成部216から出力された電力値のうち最大のものが選択される。電力合成部216から出力される電力値が最大ということは、この電力値に対応した連続する2シンボルの組は、末尾シンボルおよび先頭シンボルであるということを意味しており、さらに、これらの連続する2シンボルの組に対して処理パターン指示部210が仮定したパイロットパターンおよびスクランブリングパターンが適切であったことを意味している。したがって、フレームタイミング検出部218では、末尾シンボルおよび先頭シンボルと判明したシンボルの受信タイミングからフレームタイミングが検出されるとともに、これらのシンボルに対して仮定したパイロットパターンおよびスクランブリングパターンに対応するスクランブリングコードグループが信号の送信元(MIMO送信装置)のスクランブリングコードグループであると判定される。
このようにフレームタイミングおよびスクランブリングコードグループが検出されると、スクランブリングコード検出部220によって、フレーム中の先頭シンボルおよび末尾シンボルを含むすべてのパイロットシンボルが参照され、このパイロットシンボルのパイロットパターンからスクランブリングコードが特定される。そして、デスクランブル処理部222によって、スクランブリングコードが用いられることにより、受信信号がデスクランブル処理され、復調部224によって復調され、誤り訂正復号部226によって誤り訂正復号されて受信データが得られる。
以上のような受信動作を、数式を用いてまとめると以下のようになる。
まず、受信信号の第m番目のフレームにおけるk番目のシンボルの第n番目のサブキャリアの位相をrn(m,k)と表すことにする。反転処理部212−1〜212−4においては、連続する2シンボルの組に対して反転処理が行われるため、反転処理部212−1〜212−4の処理対象は、シンボルrn(m,k-1)およびシンボルrn(m,k)となり、kを1から順にNsまで増やして1フレーム長に含まれるすべての連続する2シンボルの組を処理対象としていくことになる。
このとき、各反転処理部212−1〜212−4には処理パターン指示部210からパイロットパターンおよびスクランブリングパターンの指示が出されており、この指示に応じてシンボル全体の符号を反転させたり、シンボルの半数のサブキャリアの符号を反転させたりする。具体的には、例えば処理パターン指示部210から上述したMIMO送信装置におけるパイロットパターンおよびスクランブリングパターンの指示が出されていた場合、反転処理部212−1では連続する2シンボルの組に対して何の処理も行われず、シンボルrn(m,k-1)およびシンボルrn(m,k)が順次相関値算出部214−1へ出力される。そして、反転処理部212−2では末尾シンボルと仮定されるシンボルrn(m,k-1)全体の符号が反転され、シンボル(-1)・rn(m,k-1)およびシンボルrn(m,k)が順次相関値算出部214−2へ出力される。また、反転処理部212−3では末尾シンボルと仮定されるシンボルrn(m,k-1)全体の符号が反転され、さらに、奇数番目のサブキャリアの符号が反転されて、シンボル(-1)n+1・rn(m,k-1)およびシンボルrn(m,k)が順次相関値算出部214−3へ出力される。そして、反転処理部212−4では末尾シンボルと仮定されるシンボルrn(m,k-1)の奇数番目のサブキャリアの符号が反転されて、シンボル(-1)n・rn(m,k-1)およびシンボルrn(m,k)が順次相関値算出部214−4へ出力される。
そして、相関値算出部214−1〜214−4によって、対応する反転処理部212−1から出力された連続する2シンボルの組が用いられて相関値が算出される。第i番目のスクランブリングコードグループに対応する相関値Si(m,k)は、複素共役を「*」で表すと以下の式で定義される。
Figure 0004336281
ただし、式(7)は、連続する2シンボルrn(m,k-1)およびrn(m,k)に対して何の処理も施さない場合の相関値である。本実施の形態においては、反転処理部212−1〜212−4において連続する2シンボルの組に対する反転処理が行われているため、反転処理部212−1〜212−4から出力される2シンボルを上式(7)に代入すれば良い。
つまり、相関値算出部214−1〜214−4においては、それぞれ以下の式(8)〜(11)によって相関値が算出される。
Figure 0004336281
これらの相関値は、それぞれ送信側のストリームに対応しており、例えば式(8)によって算出される相関値は、送信アンテナTx#1のストリームに関する相関値であって、他の送信アンテナTx#2〜#4のストリームによる干渉成分は除去されている。つまり、個々のストリームに対応する相関値を分離して算出することができている。この相関値算出は、すべてのパイロットパターンおよびスクランブリングパターンについて算出され、さらに、1フレーム長に含まれるすべての連続する2シンボルの組について算出される。換言すれば、上式(8)〜(11)において、すべてのiおよびkに関する(i×k)通りの相関値が算出される。
算出された相関値は、電力合成部216によって、同一の連続する2シンボルの組に対応するものの位相が同位相に補正された上で合成され、電力値が算出される。こうして1フレーム長に含まれるすべての連続する2シンボルの組に対応する電力値が算出され、フレームタイミング検出部218によって、最大の電力値に対応した連続する2シンボルの組が選択される。そして、選択された連続する2シンボルの組に対応するフレームタイミングが検出され、さらにこの連続する2シンボルの組に対応するパイロットパターンおよびスクランブリングパターンからスクランブリングコードグループが特定される。換言すれば、上式(8)〜(11)において、電力値を最大にするiおよびkが特定されたことになる。
その後、スクランブリングコード検出部220によって、フレーム中の中央に位置するパイロットシンボルまでが参照されて、スクランブリングコードグループにおけるスクランブリングコードが特定される。
以上のように、本実施の形態によれば、送信側においては、4本の送信アンテナに対応するストリームのうち末尾シンボルと先頭シンボルの組が同一の2つのストリームに関して、一方の末尾シンボル(または先頭シンボル)の奇数番目(または偶数番目)のサブキャリアの符号を反転して各ストリームを分離可能に送信し、受信側においては、受信信号の連続する2シンボルに対して送信側における各ストリームに対応した反転処理を行った上で相関値を算出する。このため、受信側で算出される相関値は、各送信アンテナから送信されるストリームを分離して求められることになり、各ストリームに対応した相関値の位相を同位相に補正した上で合成することができる。結果として、最大の相関値を与える連続する2シンボルの組を正確に選択することができ、セルサーチにおけるフレームタイミングの検出精度を向上することができる。また、受信側において、例えば送信アンテナTx#1のみに対応する検出動作を実施した場合にも、他の送信アンテナTx#2〜#4から送信される信号が混在している影響を最小限に抑えることが可能であり、簡易な構成でフレームタイミングの検出精度を向上することができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2の特徴は、複数のストリームのうち末尾シンボルと先頭シンボルの組が同一となるストリーム群において、少なくとも1つのストリームは通常の電力で送信し、残りのストリームはパイロットシンボルの電力を低減して送信する点である。
図5は、本実施の形態に係るMIMO送信装置の要部構成を示すブロック図である。同図において、図1と同じ部分には同じ符号を付し、その説明を省略する。図5に示すMIMO送信装置は、図1に示すMIMO送信装置にパイロット電力制御部302を付加した構成を有している。
パイロット電力制御部302は、フレームに挿入する末尾シンボルと先頭シンボルの組が同一となるパイロット挿入部110−2、110−3のうち、パイロット挿入部110−3において挿入されるパイロットシンボルの電力を定数α(α<1)倍する。また、同様に、パイロット電力制御部302は、末尾シンボルと先頭シンボルの組が同一となるパイロット挿入部110−1、110−4のうち、パイロット挿入部110−4において挿入されるパイロットシンボルの電力を定数α倍する。
本実施の形態に係るMIMO送信装置は、このようにして一部のストリームにおけるパイロットシンボルの電力を低減するため、遠くに位置するMIMO受信装置ではこれらのストリームのパイロットシンボルが受信されにくい。換言すれば、通常通り送信されているストリームのパイロットシンボルに対する干渉が小さくなることになる。
つまり、本実施の形態においては、末尾シンボルと先頭シンボルの組が同一であるストリームに関して、一方のストリームの末尾シンボル(または先頭シンボル)の奇数番目(または偶数番目)の半数のサブキャリアの符号を反転させるのに加え、このストリームのパイロットシンボルの送信電力を小さくしている。これにより、受信側では、半数のサブキャリアの符号の反転により、ストリームを区別できることに加え、他方のストリームによる干渉を小さくして、さらにストリームごとの相関値を正確に算出することができる。
図6は、本実施の形態に係るMIMO受信装置の要部構成を示すブロック図である。同図において、図2と同じ部分には同じ符号を付し、その説明を省略する。図6に示すMIMO受信装置は、図2に示すMIMO受信装置にアンテナ利用判断部402を付加した構成を有している。
アンテナ利用判断部402は、例えば消費電力や前回電源投入時の位置条件などによって、すべての送信アンテナTx#1〜#4に対応する相関値を算出するか否かを判断し、送信側においてパイロットシンボルの電力が低減されたストリームに対応する相関値算出部214−3、214−4に動作の停止の有無を指示する。具体的には、例えば前回電源投入時にMIMO送信装置との距離が離れており、かつ、セルサーチに要する消費電力を抑制すべきと判断した場合は、アンテナ利用判断部402は、パイロットシンボルの電力が定数α倍に低減されている送信アンテナTx#3、#4のストリームに関する相関値算出を行わないことにする。また、逆に、例えば自装置がMIMO送信装置の直下に位置するような好条件にあり、セルサーチに要する時間を少しでも短縮すべきと判断した場合は、アンテナ利用判断部402は、送信アンテナTx#3、#4のストリームに関する相関値算出を行い、これらの相関値を用いたフレームタイミング検出を行うこととする。
以上のように、本実施の形態によれば、送信側においては、末尾シンボルおよび先頭シンボルの組が同一であるストリームのうち1つのストリームは通常の電力で送信し、もう一方のストリームついては、パイロットシンボルの電力を低減して送信し、受信側においては、消費電力や位置条件からパイロットシンボルの電力が低減されているストリームに関する相関値の算出の有無を切り替える。このため、MIMO受信装置の位置条件や消費電力への要求などに応じて柔軟にフレームタイミング検出の動作を切り替えることができる。
本発明の第1の態様に係るMIMO送信装置は、それぞれ複数のサブキャリアから構成される複数のストリームを送信するMIMO送信装置であって、前記複数のストリームそれぞれに含まれるフレームの先頭と末尾にパイロットシンボルを挿入する挿入手段と、挿入された先頭のパイロットシンボルと末尾のパイロットシンボルとの組が同一であるストリーム群において、1つのストリームを除く他のストリームの前記先頭のパイロットシンボルまたは前記末尾のパイロットシンボルの半数のサブキャリアの符号を反転する処理手段と、を有する構成を採る。
この構成によれば、フレームの先頭と末尾にパイロットシンボルを挿入し、これらのパイロットシンボルの組が同一であるストリーム群の1つ以外のストリームについては、先頭または末尾のパイロットシンボルの半数のサブキャリアの符号を反転するため、受信側において、先頭および末尾のパイロットシンボルを検出すると同時にストリームの分離が可能となり、ストリームごとの相関値を同位相に補正してからフレームタイミングを検出して、セルサーチにおけるフレームタイミングの検出精度を向上することができる。
本発明の第2の態様に係るMIMO送信装置は、上記第1の態様において、前記挿入手段は、自装置のスクランブリングコードに対応するパターンでフレームの先頭と末尾にパイロットシンボルを挿入する構成を採る。
この構成によれば、スクランブリングコードに対応するパターンでフレームの先頭と末尾にパイロットシンボルを挿入するため、受信側において、先頭および末尾のパイロットシンボルを検出すると同時にスクランブリングコードの特定をすることができる。
本発明の第3の態様に係るMIMO送信装置は、上記第1の態様において、前記処理手段は、前記他のストリームについて、前記1つのストリームのサブキャリアの符号と直交し、かつ互いに直交する位置のサブキャリアの符号を反転する構成を採る。
この構成によれば、先頭または末尾のパイロットシンボルの符号が反転するサブキャリアの位置がすべてのストリームにおいて直交しているため、受信側において、確実にすべてのストリームを分離することができる。
本発明の第4の態様に係るMIMO送信装置は、上記第1の態様において、前記挿入手段は、前記他のストリームに挿入されるパイロットシンボルの送信電力を低減する制御手段、を含む構成を採る。
この構成によれば、半数のサブキャリアの符号を反転するストリームのパイロットシンボルの送信電力が低いため、受信側において、サブキャリアの符号を反転しないストリームに対応するシンボルの抽出時に、サブキャリアの符号を反転したストリームによる干渉を除去することができる。
本発明の第5の態様に係るMIMO受信装置は、通信相手に対応し得るすべてのスクランブリングコードごとに、受信信号の1フレーム長に含まれるすべての連続する2シンボルの前記通信相手に反転される位置のサブキャリアの符号を反転する反転処理手段と、反転処理後の前記連続する2シンボルを用いて前記通信相手におけるストリームごとの相関値を算出する算出手段と、算出されたストリームごとの相関値のうち、同一の前記連続する2シンボルに対応する相関値の位相を同位相に補正する補正手段と、補正後の相関値を合成する合成手段と、を有する構成を採る。
この構成によれば、送信側が反転し得るすべてのパターンについて、連続する2シンボルのサブキャリアの符号を反転し、これらすべてのパターンに対応するストリームごとの相関値を算出し、補正して合成するため、ストリームごとのシンボルが強め合う状態でフレームタイミングを検出して、セルサーチにおけるフレームタイミングの検出精度を向上することができる。
本発明の第6の態様に係るMIMO受信装置は、上記第5の態様において、前記算出手段は、前記通信相手におけるストリームのうちパイロットシンボルの電力が低減されるストリームの相関値の算出を停止する構成を採る。
この構成によれば、パイロットシンボルの電力が低いストリームの相関値の算出を停止するため、自装置の位置条件や消費電力への要求などに応じて柔軟にフレームタイミング検出の動作を切り替えることができる。
本発明の第7の態様に係るパイロットシンボル伝送方法は、それぞれ複数のサブキャリアから構成される複数のストリームに含まれるパイロットシンボルを伝送するパイロットシンボル伝送方法であって、前記複数のストリームそれぞれに含まれるフレームの先頭と末尾にパイロットシンボルを挿入するステップと、挿入された先頭のパイロットシンボルと末尾のパイロットシンボルとの組が同一であるストリーム群において、1つのストリームを除く他のストリームの前記先頭のパイロットシンボルまたは前記末尾のパイロットシンボルの半数のサブキャリアの符号を反転するステップと、反転処理後のパイロットシンボルを含む前記複数のストリームを送信するステップと、を有するようにした。
この方法によれば、フレームの先頭と末尾にパイロットシンボルを挿入し、これらのパイロットシンボルの組が同一であるストリーム群の1つ以外のストリームについては、先頭または末尾のパイロットシンボルの半数のサブキャリアの符号を反転するため、受信側において、先頭および末尾のパイロットシンボルを検出すると同時にストリームの分離が可能となり、ストリームごとの相関値を同位相に補正してからフレームタイミングを検出して、セルサーチにおけるフレームタイミングの検出精度を向上することができる。
本発明のMIMO送信装置、MIMO受信装置、およびパイロットシンボル伝送方法は、セルサーチにおけるフレームタイミングの検出精度を向上することができ、例えば異なる周波数の複数のサブキャリアによって信号を伝送するマルチキャリアCDMA方式の通信システムにおけるMIMO送信装置、MIMO受信装置、およびパイロットシンボル伝送方法として有用である。
本発明の実施の形態1に係るMIMO送信装置の要部構成を示すブロック図 実施の形態1に係るMIMO受信装置の要部構成を示すブロック図 実施の形態1に係るサブキャリアの符号の反転の一例を示す図 実施の形態1に係る電力合成の一例を示す図 本発明の実施の形態2に係るMIMO送信装置の要部構成を示すブロック図 実施の形態2に係るMIMO受信装置の要部構成を示すブロック図 フレーム中のパイロットシンボルのパターンの一例を示す図 フレームの末尾のシンボルと次フレームの先頭のシンボルとの一例を示す図 送信アンテナごとのフェージング変動の一例を示す図 合成されたフェージング変動の一例を示す図
符号の説明
102 誤り訂正符号化部
104 変調部
106 空間多重部
108 パイロットパターン指示部
110−1〜110−4 パイロット挿入部
112 スクランブリングパターン指示部
114−1〜114−4 スクランブリング処理部
116−1〜116−4 IFFT部
118−1〜118−4 GI挿入部
120−1〜120−4 RF送信部
202 RF受信部
204 シンボルタイミング検出部
206 GI除去部
208 FFT部
210 処理パターン指示部
212−1〜212−4 反転処理部
214−1〜214−4 相関値算出部
216 電力合成部
218 フレームタイミング検出部
220 スクランブリングコード検出部
222 デスクランブル処理部
224 復調部
226 誤り訂正復号部
302 パイロット電力制御部
402 アンテナ利用判断部

Claims (7)

  1. それぞれ複数のサブキャリアから構成される複数のストリームを送信するMIMO送信装置であって、
    前記複数のストリームそれぞれに含まれるフレームの先頭と末尾にパイロットシンボルを挿入する挿入手段と、
    挿入された先頭のパイロットシンボルと末尾のパイロットシンボルとの組が同一であるストリーム群において、1つのストリームを除く他のストリームの前記先頭のパイロットシンボルまたは前記末尾のパイロットシンボルの半数のサブキャリアの符号を反転する処理手段と、
    を有することを特徴とするMIMO送信装置。
  2. 前記挿入手段は、
    自装置のスクランブリングコードに対応するパターンでフレームの先頭と末尾にパイロットシンボルを挿入することを特徴とする請求項1記載のMIMO送信装置。
  3. 前記処理手段は、
    前記他のストリームについて、前記1つのストリームのサブキャリアの符号と直交し、かつ互いに直交する位置のサブキャリアの符号を反転することを特徴とする請求項1記載のMIMO送信装置。
  4. 前記挿入手段は、
    前記他のストリームに挿入されるパイロットシンボルの送信電力を低減する制御手段、を含むことを特徴とする請求項1記載のMIMO送信装置。
  5. 通信相手に対応し得るすべてのスクランブリングコードごとに、受信信号の1フレーム長に含まれるすべての連続する2シンボルの前記通信相手に反転される位置のサブキャリアの符号を反転する反転処理手段と、
    反転処理後の前記連続する2シンボルを用いて前記通信相手におけるストリームごとの相関値を算出する算出手段と、
    算出されたストリームごとの相関値のうち、同一の前記連続する2シンボルに対応する相関値の位相を同位相に補正する補正手段と、
    補正後の相関値を合成する合成手段と、
    を有することを特徴とするMIMO受信装置。
  6. 前記算出手段は、
    前記通信相手におけるストリームのうちパイロットシンボルの電力が低減されるストリームの相関値の算出を停止することを特徴とする請求項5記載のMIMO受信装置。
  7. それぞれ複数のサブキャリアから構成される複数のストリームに含まれるパイロットシンボルを伝送するパイロットシンボル伝送方法であって、
    前記複数のストリームそれぞれに含まれるフレームの先頭と末尾にパイロットシンボルを挿入するステップと、
    挿入された先頭のパイロットシンボルと末尾のパイロットシンボルとの組が同一であるストリーム群において、1つのストリームを除く他のストリームの前記先頭のパイロットシンボルまたは前記末尾のパイロットシンボルの半数のサブキャリアの符号を反転するステップと、
    反転処理後のパイロットシンボルを含む前記複数のストリームを送信するステップと、
    を有することを特徴とするパイロットシンボル伝送方法。
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