JP4334040B2

JP4334040B2 - Seismic isolation device

Info

Publication number: JP4334040B2
Application number: JP32372198A
Authority: JP
Inventors: 昭夫岩本; 潤小林; 博金井
Original assignee: Uchida Yoko Co Ltd; Suruga Seiki Co Ltd
Current assignee: Uchida Yoko Co Ltd; Suruga Seiki Co Ltd
Priority date: 1998-11-13
Filing date: 1998-11-13
Publication date: 2009-09-16
Anticipated expiration: 2018-11-13
Also published as: JP2000145881A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は免震装置に関する。詳しくは、床の上に載置される自動販売機や収納キャビネット等の横幅が奥行きより大きい箱状の機器に大きな地震力が作用したときでも機器が転倒するのを防止することができる免震装置に関する。
【０００２】
近年、大地震により種々の機器が転倒して壊れたり、あるいは機器の転倒により人体や周辺機器に被害が加えられている。このため、機器の転倒を防ぎ人命や周辺機器への安全性を確保するために、確実な転倒防止技術が要求されている。
【０００３】
【従来の技術】
従来の免震装置では、敷板を広くして荷重支点を広げたり、機器と床との間にＸ−Ｙテーブルを配置して揺れに対する機器の転倒を回避していた。しかし、荷重支点を広げる方法は収納機器と一体のため、床の揺れを直接機器に伝えてしまう。また前方への張出も大きく、人がつまずく危険性もあり、また外観的にも好ましくない。またＸ−Ｙテーブルを用いた免震キャビネットでは構造が複雑で、大きな揺れが発生したときは上部可動部が動く構造で下部固定部に対し偏荷重になり、転倒を防ぐために固定部の設置面積を大きくする等の大掛かりな装置となる。そこで現在では次に説明するような免震装置が開発されている。
【０００４】
図６に示す例は特開平６−２７３８号公報に記載された免震装置であり、この免震装置は同図に示すように、装置フレーム１側に設けられたねじ孔に対応する調整ねじ２を備えた軸部３と、この軸部３の先端部に設けられた着地面４を下方から保持する擂鉢状の軸部位置決め面５を備えた受け皿部６とによって構成されている。７は受け皿部６と床との間の滑りを防止すると共に装置フレーム１の緩衝部材として作動するライナーである。
【０００５】
この免震装置は地震等によって装置フレーム１に振動が加わった時のみ軸部３が例えば２点鎖線で示す位置に移動して地震の振動エネルギーを吸収する。この軸部位置決め面５は断面形状が擂鉢状になっているので地震のエネルギーを軸部３が擂鉢状の斜面を登ることで吸収することになる。なお、地震が終息して振動が無くなると軸部３は重力の作用で自然に受け皿部６の中心に復帰する。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の免震装置においては、機器の重量を支持する軸部３と受け皿部６の軸部位置決め面５とは点接触であるため、軸部３と軸部位置決め面５とは硬度が高く、且つ表面粗さが極めて滑らかである必要がある。このため、硬度の高い材料を用い、研磨、ホーニング等高度の加工を行う必要があるため、高価になるという問題がある。
【０００７】
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、自動販売機や収納キャビネット等の横幅が奥行きより大きい箱状の機器に大きな地震力が作用したときでも機器が転倒するのを防止することができる、安価な免震装置を実現することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項１の発明は、機器の免震装置であって、機器の底部に取付けて、互いに連結した１対の機器支持部と、該機器支持部を移動可能に支持する１対の受け皿と、該受け皿を摺動可能に収容した本体フレームとよりなり、前記本体フレームは、所定長さの板材が矩形筒状に折曲され、その一辺の中央部が長手方向に、前記機器支持部が上方に脱出できないように開口した形状をなし、その開口部を上にして床上に載置され、前記受け皿は、矩形状で、底面にライナーが貼設され、上部に中窪みの緩い傾斜面、すなわち水平面に対する３〜５度の傾斜面を有する凹部が形成された皿状をなし、前記本体フレームの中を摺動可能に配置され、前記機器支持部は前記受け皿の傾斜面上を移動可能な手段を有する機器支持部本体と、該機器支持部本体上部に、機器支持部本体に対して中心軸回りに回転可能に設けられている機器取り付け用のボルトとより成ることを特徴とする。
【０００９】
この構成を採ることにより、図１の原理説明図に示すように、本発明の免震装置１０は機器１１の底部の両端に取り付けられ、地震があった場合、先ず地面の震動に伴って、受け皿１３と本体フレーム１４とが床と共に前後（矢印Ａ−Ａ′方向）に移動するが、受け皿１３上の機器支持部１２及び機器はその質量にもとづく静止慣性力により位置を変えず、単に受け皿１３の傾斜面により上下されるのみである。さらに地震が大きくなると受け皿１３の壁が機器支持部１２に当接して停止するため、受け皿１３と本体フレーム１４との間で辷りが生じるが、機器支持部１２及び機器は静止したままである。このように地震があっても機器は静止しているため転倒することはない。
なお、１対の機器支持部１２は、互いに連結しているので、機器に対する機器支持部１２の取り付け部に無理が生ずることを防止することができる。
また、本体フレーム１４は前記機器支持部１２が上方に脱出できないように開口しているので、機器が地震により跳ね上がった場合でも機器支持部１２が本体フレーム１４より離脱することは防止される。
さらに、前記機器支持部１２に設けられた機器支持用のボルト２０は機器支持部本体に対して該ボルト２０の中心軸回りに回転可能に設けられているので、機器に取り付けられた機器支持部１２に回転することができる自由度があり、本体フレーム１４との間に無理を生ずることがない。従って本体フレーム１４内を円滑に移動することができる。
【００１０】
また、請求項２は、前記受け皿の底面に設けたライナーは低摩擦部材であることを特徴とする。この構成を採ることにより、本体フレームと受け皿の相対移動を円滑にすることができる。
【００１１】
また、請求項３は、前記機器支持部の前記受け皿の傾斜面上を移動可能な手段は、回転可能に軸支されたローラであることを特徴とする。この構成を採ることにより、機器支持部と受け皿の相対移動を円滑にし、地震により機器支持部が受け皿上を移動しても振動がなくなると受け皿の傾斜面を滑り下り中央部に復帰することができる。
【００１２】
また、請求項４は、前記機器支持部の前記受け皿の傾斜面上を移動可能な手段は、回転可能な複数のニードルであることを特徴とする。かかる構成を採ることによっても、機器支持部と受け皿の相対移動を円滑にし、地震により機器支持部が受け皿上を移動しても振動がなくなると受け皿の傾斜面を滑り下り中央部に復帰することができる。
【００１３】
また、請求項５は、前記機器支持部の前記受け皿の傾斜面上を移動可能な手段は、先端が曲面に形成された突起であることを特徴とする。この構成を採ることによっても、機器支持部と受け皿の相対移動を円滑にし、地震により機器支持部が受け皿上を移動しても振動がなくなると受け皿の傾斜面を滑り下り中央部に復帰することができる。
【００１４】
また、請求項６は、前記本体フレームには前記受け皿を所定位置で受け止めるストッパーが設けられていることを特徴とする。この構成を採ることにより、受け皿が本体フレーム内を移動したとき、本体フレームから離脱することを防止することができる。
【００１５】
また、請求項７は、前記本体フレームの上部には開口を覆う伸縮可能なダストカバーが設けられていることを特徴とする。この構成をとることにより、受け皿のテーパー面及び受け皿と本体フレームとの摺動面を塵埃より保護することができる。
【００１６】
【発明の実施の形態】
図２は本発明の免震機構の第１の実施の形態を示す図で、（ａ）は平面図、（ｂ）は（ａ）図のｂ−ｂ線における断面図、（ｃ）は（ｂ）図のｃ−ｃ線における断面図である。本実施の形態は、１対の機器支持部１２，１２′と、１対の受け皿１３，１３′と、本体フレーム１４とよりなる。そして、本体フレーム１４は断面が矩形筒状で、その一辺の長手方向に機器支持部１２，１２′が通過でき、且つ機器支持部１２，１２′が脱出出来ない幅を有する開口が設けられている。また、本体フレーム１４の長さは使用する機器の短辺の長さに相当する長さであり、その底部所定位置にはストッパー１５が固設されている。また本体フレーム１４には全長にわたり開口部を塞ぐように伸縮可能な蛇腹状のダストカバー１６が設けられている。
【００１７】
また、機器支持部１２，１２′は、図３に示すように、機器支持部本体１７と、ローラ１８及びローラ支持軸１９と機器への取り付け用のボルト２０とよりなり、機器支持部本体１７は断面凸字型のブロック状をなし、中央下部にローラ１９を収容する凹部２１と該凹部２１を横断するローラ支持軸１９が装着される孔２２が形成され、上部はボルト取り付け用の円筒部２３となっている。
【００１８】
そして凹部２１にはローラ１８が収容され、該ローラ１８の中心孔及び機器支持部本体１７に設けられた孔２２にローラ支持軸１９が挿通されてローラ１８を支持している。またボルト取り付け用の円筒部２３にはピン２４，２４′により機器への取り付け用ボルト２０が回動自在に取り付けられている。なお、ローラ支持軸１９はクリップ２５で固定され、機器支持部本体１７の側面には凹部が形成されてローラ支持軸１９が突出しないようになっている。また、この２個の機器支持部１２，１２′は図２で示したように連結桿２６で連結されている。
【００１９】
また、受け皿１３，１３′は図３に示すように、矩形状でその幅は本体フレーム１４の中を摺動可能な寸法となっている。またその下面にはライナー２７が接着またはねじ止めで固着され、上面には中央から左右に上り勾配となる緩い傾斜面２８，２８′と、外周に壁部１３ａが形成されて皿状となっている。なお、前記ライナー２７には摩擦係数の小さいフッ素樹脂等の低摩擦部材が用いられる。また、前記テーパー面２８，２８′の水平面に対する傾斜角度は３〜５度程度が好ましい。
【００２０】
このように構成された本実施の形態は、機器の左右にそれぞれ１台づつ取り付けられる。取り付けには機器支持部１２，１２′の機器取り付け用ボルト２０を用いて機器の底部に取り付けられる。この場合、機器支持部１２，１２′は機器に取り付けられたボルト２０に対して回動可能であるので、本体フレーム１４内を移動する場合に無理を生ずることはない。
【００２１】
このようにして機器に取り付けられた本実施の形態は、地震があった場合、床上に載置された本体フレーム１４が地震の震動に応じて移動する。そして受け皿１３も本体フレーム１４と共に移動する。しかし機器支持部１２，１２′はそのローラ１８が受け皿１３の傾斜面２８，２８′上を転動するため受け皿１３に追従して動くことはなく、機器は質量にもとづく静止慣性力により静止したままである。そして震動が収まるとローラ１８は傾斜面２８，２８′を転動して中央部に復帰する。これにより機器も元の位置に復帰する。
【００２２】
さらに地震が大きくなり、受け皿１３の壁１３ａが機器支持部本体１７に当接すると、受け皿１３は停止し、下面のライナー２７と本体フレーム１４との間で辷りが発生し、本体フレーム１４が床と共に移動するが受け皿１３および機器は静止したままである。この場合は地震が収まっても受け皿１３は元の位置に戻るとは限らない。
【００２３】
さらに、地震が前記よりも大きくなり、受け皿１３がストッパー１５に衝突するような場合は、本体フレーム１４と床との間に辷りを生ずることになる。この場合は地震が収まっても本体フレーム１４及び機器は元の位置に戻るとはない。なお、機器が地震により跳ね上がった場合でも機器支持部本体１７より本体フレーム１４の開口幅が狭いため離脱することは防止される。
【００２４】
以上の如く本実施の形態は、地震があっても機器は静止した状態を維持するため転倒することはない。また本実施の形態は、本体フレーム１４の長手方向の震動に対しては有効に作動するが、本体フレーム１４の長手方向に対して直角方向の震動に対しては作動しない。しかし、本実施の形態は底面が矩形の機器の長手方向の両端に設置することにより、直角方向の震動に対しても転倒するおそれは少ない。
【００２５】
なお、連結桿２６は、２つの機器支持部１２，１２′がそれぞれ別個の動きをしょうとするのを防止でき、２つの機器支持部１２，１２′が連携して動くことにより機器への取り付けを強固にすることができる。またライナー２７は本体フレーム１４に対する受け皿１３の摺動を円滑にすることができる。また、ダストカバー１６は機器支持部１２，１２′及び受け皿１３の傾斜面及び本体フレーム１４の受け皿摺動面等を塵埃から保護し、免震機能の劣化を防止することができる。
【００２６】
図４は本発明の第２の実施の形態における機器支持部を示す図である。本実施の形態は、第１の実施の形態とは、機器支持部に設けられて受け皿の傾斜面上を移動可能な手段が異なるのみで他は同様である。従って、機器支持部についてのみ説明する。本実施の形態において受け皿の傾斜面上を移動可能な手段は、図４に示すように、機器支持部本体１７の下面を受け皿１３の凹部テーパー面２８，２８′に対応した凸面２９とし、該凸面２９と受け皿の傾斜面２８，２８′との間に複数のニードル３０を配置したものである。
【００２７】
このように構成された本実施の形態は第１の実施の形態と同様な作用・効果を有する上、複数のニードル３０により負荷能力が大となる。
【００２８】
図５は本発明の第３の実施の形態における機器支持部を示す図である。本実施の形態は、第１の実施の形態とは、機器支持部に設けられて受け皿の傾斜面上を移動可能な手段が異なるのみで他は同様である。従って、機器支持部についてのみ説明する。本実施の形態において受け皿の傾斜面上を移動可能な手段は、図５に示すように、機器支持部本体１７の下部に先端が曲面をなし受け皿１３の傾斜面２８，２８′に線接触する突起３１を設けたものである。
【００２９】
このように構成された本実施の形態は第１の実施の形態と同様な作用・効果を有する上、安価に製造することができる。なお、本実施の形態では突起３１と受け皿１３の傾斜面２８，２８′とは滑り接触するので、その滑り面には固体潤滑剤を使用することが好ましい。
【００３０】
【発明の効果】
本発明の免震装置に依れば、受け皿の傾斜面上を移動可能な手段が、受け皿に線接触するものであるため、図６に示した従来例の如く点接触するものに比して受け皿の硬さ、加工仕上げ度等を高度のものとする必要がなく、従って安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の原理説明図である。
【図２】本発明の第１の実施の形態を示す図で、（ａ）は平面図、（ｂ）は（ａ）図のｂ−ｂ線における断面図、（ｃ）は（ｂ）図のｃ−ｃ線における断面図である。
【図３】本発明の第１の実施の形態における機器支持部及び受け皿を示す図で、（ａ）は平面図、（ｂ）は（ａ）図のｂ−ｂ線における断面図、（ｃ）は（ｂ）図のｃ−ｃ線における断面図である。
【図４】本発明の第２の実施の形態を示す縦断面図である。
【図５】本発明の第３の実施の形態を示す図で、（ａ）は縦断面図、（ｂ）は（ａ）図のｂ−ｂ線における断面図である。
【図６】従来の免震装置を示す図である。
【符号の説明】
１０…免震装置
１１…機器
１２，１２′…機器支持部
１３，１３′…受け皿
１４…本体フレーム
１５…ストッパー
１６…ダストカバー
１７…機器支持部本体
１８…ローラ
１９…ローラ支持軸
２０…ボルト
２１…凹部
２２…孔
２３…円筒部
２４，２４′…ピン
２５…クリップ
２６…連結桿
２７…ライナー
２８，２８′…傾斜面
２９…凸面
３０…ニードル
３１…突起[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a seismic isolation device. Specifically, seismic isolation can prevent equipment from tipping over even when a large seismic force is applied to box-like equipment with a width greater than the depth, such as vending machines or storage cabinets placed on the floor. Relates to the device.
[0002]
In recent years, various devices have fallen and broken due to a large earthquake, or the human body and peripheral devices have been damaged by the fall of the devices. For this reason, in order to prevent the device from falling and to ensure the safety of human life and peripheral devices, there is a demand for a reliable fall prevention technology.
[0003]
[Prior art]
In the conventional seismic isolation device, the floor plate is widened to widen the load fulcrum, or an XY table is arranged between the equipment and the floor to prevent the equipment from falling over due to shaking. However, since the method of expanding the load fulcrum is integrated with the storage device, the swing of the floor is directly transmitted to the device. Moreover, the protrusion to the front is large, there is a risk of tripping, and the appearance is not preferable. In addition, the seismic isolation cabinet using an XY table has a complicated structure, and when a large shake occurs, the upper movable part moves and becomes an unbalanced load with respect to the lower fixed part. It becomes a large-scale device such as enlarging. Therefore, a seismic isolation device as described below has been developed.
[0004]
The example shown in FIG. 6 is a seismic isolation device described in Japanese Patent Laid-Open No. Hei 6-2738, and this seismic isolation device is an adjustment screw corresponding to a screw hole provided on the device frame 1 side as shown in FIG. 2, and a tray portion 6 having a bowl-shaped shaft portion positioning surface 5 that holds a landing surface 4 provided at a tip portion of the shaft portion 3 from below. Reference numeral 7 denotes a liner that prevents a slip between the tray 6 and the floor and operates as a buffer member of the apparatus frame 1.
[0005]
In this seismic isolation device, only when vibration is applied to the device frame 1 due to an earthquake or the like, the shaft portion 3 moves to a position indicated by, for example, a two-dot chain line and absorbs vibration energy of the earthquake. Since this shaft portion positioning surface 5 has a scalloped cross-sectional shape, the shaft portion 3 absorbs the energy of the earthquake by climbing the scalloped slope. When the earthquake ends and the vibration disappears, the shaft portion 3 naturally returns to the center of the saucer portion 6 by the action of gravity.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional seismic isolation device, since the shaft portion 3 that supports the weight of the device and the shaft portion positioning surface 5 of the tray portion 6 are in point contact, the shaft portion 3 and the shaft portion positioning surface 5 have high hardness. And the surface roughness needs to be extremely smooth. For this reason, it is necessary to use a material having high hardness and to perform advanced processing such as polishing and honing.
[0007]
In view of the above-described conventional problems, the present invention can prevent a device from falling even when a large seismic force is applied to a box-shaped device whose width is greater than the depth, such as a vending machine or a storage cabinet. The purpose is to realize an inexpensive seismic isolation device.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The invention of claim 1 of the present invention is a seismic isolation device for a device, which is attached to the bottom of the device and connected to each other, and a pair of device support portions that movably support the device support portion. It consists of a saucer and a body frame that slidably accommodates the saucer, and the body frame is formed by bending a plate material of a predetermined length into a rectangular cylindrical shape, and a central portion of one side thereof in the longitudinal direction, supporting the device It has a shape that is open so that it cannot escape upward, and is placed on the floor with the opening facing up, the tray is rectangular, a liner is affixed to the bottom, and a slant with a hollow at the top It forms a dish shape with a recess having an inclined surface of 3 to 5 degrees with respect to a horizontal plane, and is slidably arranged in the main body frame, and the device support moves on the inclined surface of the tray A device support body having possible means, and the device support The part upper body, characterized in that it comprises more bolt for equipment attachment which is provided to be rotatable about the center axis to the device support portion body.
[0009]
By adopting this configuration, as shown in the principle explanatory diagram of FIG. 1, the seismic isolation device 10 of the present invention is attached to both ends of the bottom of the device 11, and when there is an earthquake, first with the ground vibration, The saucer 13 and the main body frame 14 move back and forth (in the direction of the arrow AA ′) together with the floor, but the position of the device support 12 and the device on the saucer 13 does not change due to the static inertia force based on the mass, and simply the saucer. It is only moved up and down by 13 inclined surfaces. When the earthquake further increases, the wall of the tray 13 comes into contact with the device support portion 12 and stops. Therefore, a crease occurs between the tray 13 and the main body frame 14, but the device support portion 12 and the device remain stationary. Even if there is an earthquake in this way, the equipment is stationary and will not fall over.
In addition, since the pair of device support portions 12 are connected to each other, it is possible to prevent an unreasonable occurrence in the attachment portion of the device support portion 12 with respect to the device.
Further, since the main body frame 14 is opened so that the device support portion 12 cannot escape upward, the device support portion 12 is prevented from being detached from the main body frame 14 even when the device jumps up due to an earthquake.
Further, since the device support bolt 20 provided on the device support portion 12 is provided to be rotatable about the central axis of the bolt 20 with respect to the device support portion main body, the device support portion attached to the device. 12 has a degree of freedom to rotate, and does not cause excessive force with the main body frame 14. Therefore, the body frame 14 can be moved smoothly .
[0010]
According to a second aspect of the present invention, the liner provided on the bottom surface of the tray is a low friction member. By adopting this configuration, the relative movement of the main body frame and the tray can be made smooth.
[0011]
According to a third aspect of the present invention, the means capable of moving on the inclined surface of the tray of the device support portion is a roller that is rotatably supported. By adopting this configuration, the relative movement between the equipment support and the saucer is smoothed, and even if the equipment support moves on the saucer due to an earthquake, if the vibration disappears, the inclined surface of the saucer can slide down and return to the central part. it can.
[0012]
According to a fourth aspect of the present invention, the means capable of moving on the inclined surface of the tray of the device support portion is a plurality of rotatable needles . By adopting such a configuration, the relative movement between the device support portion and the saucer can be made smooth, and even if the device support portion moves on the saucer due to an earthquake, if the vibration disappears, the inclined surface of the saucer slides down and returns to the central portion. Can do.
[0013]
According to a fifth aspect of the present invention, the means capable of moving on the inclined surface of the tray of the device support portion is a protrusion whose tip is formed in a curved surface . By adopting this configuration, the relative movement between the equipment support and the saucer can be made smooth, and even if the equipment support moves on the saucer due to an earthquake, the inclined surface of the saucer can be slid down and returned to the center when the vibration disappears. Can do.
[0014]
According to a sixth aspect of the present invention, the main body frame is provided with a stopper for receiving the tray at a predetermined position. By adopting this configuration, it is possible to prevent the tray from being detached from the main body frame when it moves in the main body frame.
[0015]
The seventh aspect of the present invention is characterized in that an extendable dust cover for covering the opening is provided on an upper portion of the main body frame. By adopting this configuration, the tapered surface of the tray and the sliding surface between the tray and the main body frame can be protected from dust.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
2A and 2B are diagrams showing a first embodiment of the seismic isolation mechanism of the present invention. FIG. 2A is a plan view, FIG. 2B is a cross-sectional view taken along line bb in FIG. b) It is sectional drawing in the cc line of a figure. The present embodiment includes a pair of device support portions 12 and 12 ′, a pair of trays 13 and 13 ′, and a main body frame 14. The main body frame 14 has a rectangular cylindrical cross section, and is provided with an opening having a width in which the device support portions 12 and 12 'can pass through in the longitudinal direction of one side and the device support portions 12 and 12' cannot escape. Yes. Further, the length of the main body frame 14 is a length corresponding to the length of the short side of the device to be used, and a stopper 15 is fixed at a predetermined position on the bottom thereof. The main body frame 14 is provided with a bellows-like dust cover 16 that can extend and contract so as to close the opening over the entire length.
[0017]
Further, as shown in FIG. 3, the device support portions 12 and 12 ′ include a device support portion main body 17, a roller 18, a roller support shaft 19, and a bolt 20 for attachment to the device, and the device support portion main body 17. Is formed in a block shape having a convex cross section, and has a recess 21 for accommodating the roller 19 and a hole 22 for mounting the roller support shaft 19 across the recess 21 at the center lower part, and the upper part is a cylindrical part for bolt attachment. 23.
[0018]
A roller 18 is accommodated in the recess 21, and a roller support shaft 19 is inserted into a center hole of the roller 18 and a hole 22 provided in the apparatus support body 17 to support the roller 18. Further, a bolt 20 for attachment to the device is rotatably attached to the cylindrical portion 23 for bolt attachment by pins 24 and 24 '. The roller support shaft 19 is fixed by a clip 25, and a recess is formed on the side surface of the device support section main body 17, so that the roller support shaft 19 does not protrude. The two device support portions 12 and 12 'are connected by a connecting rod 26 as shown in FIG.
[0019]
In addition, as shown in FIG. 3, the trays 13, 13 ′ are rectangular and have a width that can slide in the main body frame 14. Further, a liner 27 is fixed to the lower surface by bonding or screwing, and the upper surface is formed with a slanted surface 28, 28 'inclined upward and leftward from the center, and a wall portion 13a formed on the outer periphery to form a dish shape. Yes. For the liner 27, a low friction member such as a fluororesin having a small friction coefficient is used. The inclination angle of the tapered surfaces 28, 28 'with respect to the horizontal plane is preferably about 3 to 5 degrees.
[0020]
In this embodiment configured as described above, one unit is attached to each of the left and right sides of the device. For attachment, it is attached to the bottom of the equipment using the equipment mounting bolts 20 of the equipment support portions 12 and 12 '. In this case, the device support portions 12 and 12 ′ are rotatable with respect to the bolts 20 attached to the device, so that there is no difficulty in moving the body frame 14.
[0021]
In this embodiment, which is attached to the apparatus in this way, when an earthquake occurs, the main body frame 14 placed on the floor moves in accordance with the earthquake vibration. The tray 13 also moves with the main body frame 14. However, since the rollers 18 roll on the inclined surfaces 28 and 28 ′ of the tray 13, the device support portions 12 and 12 ′ do not move following the tray 13, and the device is stopped by a stationary inertia force based on the mass. It remains. When the vibration is settled, the roller 18 rolls on the inclined surfaces 28 and 28 'and returns to the central portion. As a result, the device also returns to the original position.
[0022]
When the earthquake is further increased and the wall 13a of the tray 13 comes into contact with the device support body 17, the tray 13 stops, and a crease occurs between the liner 27 on the lower surface and the main body frame 14, and the main body frame 14 moves to the floor. However, the tray 13 and the device remain stationary. In this case, the saucer 13 does not always return to the original position even if the earthquake stops.
[0023]
Furthermore, when an earthquake becomes larger than the above and the saucer 13 collides with the stopper 15, a crease will be produced between the main body frame 14 and the floor. In this case, even if the earthquake stops, the main body frame 14 and the device do not return to their original positions. Even when the device jumps up due to an earthquake, the opening of the main body frame 14 is narrower than the device support portion main body 17, so that it is prevented from being detached.
[0024]
As described above, according to the present embodiment, even if an earthquake occurs, the device does not fall down because the device remains stationary. In addition, the present embodiment operates effectively for vibration in the longitudinal direction of the main body frame 14, but does not operate for vibration in the direction perpendicular to the longitudinal direction of the main body frame 14. However, the present embodiment is less likely to fall down due to vibrations in a perpendicular direction by installing it at both ends in the longitudinal direction of a device having a rectangular bottom surface.
[0025]
The connecting rod 26 can prevent the two device support portions 12 and 12 'from trying to move separately, and the two device support portions 12 and 12' can be attached to the device by moving together. Can be strengthened. Further, the liner 27 can smoothly slide the tray 13 with respect to the main body frame 14. Moreover, the dust cover 16 can protect the inclined surfaces of the device support portions 12 and 12 ′ and the tray 13 and the tray sliding surface of the main body frame 14 from dust, and can prevent the seismic isolation function from deteriorating.
[0026]
FIG. 4 is a view showing an apparatus support portion in the second embodiment of the present invention. The present embodiment is the same as the first embodiment except that the means provided on the device support portion and movable on the inclined surface of the tray is different. Therefore, only the device support portion will be described. In the present embodiment, the means capable of moving on the inclined surface of the tray is a convex surface 29 corresponding to the concave tapered surfaces 28 and 28 'of the tray 13 as shown in FIG. A plurality of needles 30 are arranged between the convex surface 29 and the inclined surfaces 28, 28 'of the tray.
[0027]
The present embodiment configured as described above has the same operation and effect as the first embodiment, and the load capability is increased by the plurality of needles 30.
[0028]
FIG. 5 is a diagram showing a device support portion in the third embodiment of the present invention. The present embodiment is the same as the first embodiment except that the means provided on the device support portion and movable on the inclined surface of the tray is different. Therefore, only the device support portion will be described. As shown in FIG. 5, the means capable of moving on the inclined surface of the tray in this embodiment has a curved surface at the lower part of the apparatus support body 17 and makes line contact with the inclined surfaces 28, 28 'of the tray 13. A protrusion 31 is provided.
[0029]
This embodiment configured as described above has the same operation and effect as the first embodiment, and can be manufactured at low cost. In the present embodiment, since the protrusion 31 and the inclined surfaces 28 and 28 'of the tray 13 are in sliding contact, it is preferable to use a solid lubricant for the sliding surface.
[0030]
【The invention's effect】
According to the seismic isolation device of the present invention, the means capable of moving on the inclined surface of the saucer is in line contact with the saucer. Therefore, compared with the point contact as in the conventional example shown in FIG. It is not necessary to make the saucer hardness, finishing degree, etc. high, and therefore it can be manufactured at low cost.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram illustrating the principle of the present invention.
FIGS. 2A and 2B are diagrams showing a first embodiment of the present invention, in which FIG. 2A is a plan view, FIG. 2B is a cross-sectional view taken along line bb in FIG. 2A, and FIG. It is sectional drawing in the cc line.
FIGS. 3A and 3B are diagrams showing an apparatus support and a tray in the first embodiment of the present invention, where FIG. 3A is a plan view, FIG. 3B is a cross-sectional view taken along line bb in FIG. ) Is a cross-sectional view taken along line cc of FIG.
FIG. 4 is a longitudinal sectional view showing a second embodiment of the present invention.
5A and 5B are views showing a third embodiment of the present invention, in which FIG. 5A is a longitudinal sectional view, and FIG. 5B is a sectional view taken along line bb in FIG. 5A.
FIG. 6 is a view showing a conventional seismic isolation device.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 ... Seismic isolation device 11 ... Equipment 12, 12 '... Equipment support part 13, 13' ... Receptacle 14 ... Main body frame 15 ... Stopper 16 ... Dust cover 17 ... Equipment support part main body 18 ... Roller 19 ... Roller support shaft 20 ... Bolt 21 ... concave portion 22 ... hole 23 ... cylindrical portion 24, 24 '... pin 25 ... clip 26 ... connecting rod 27 ... liner 28, 28' ... inclined surface 29 ... convex surface 30 ... needle 31 ... projection

Claims

A seismic isolation device for equipment, which is attached to the bottom of the equipment and connected to each other, a pair of equipment support parts, a pair of saucers that movably support the equipment support parts, and a slidable base Consists of a housed body frame,
The main body frame has a shape in which a plate material having a predetermined length is bent into a rectangular tube shape, and a central portion of one side thereof is opened in a longitudinal direction so that the device support portion cannot escape upwardly. Placed on the floor up,
The tray has a rectangular shape, a liner is affixed to the bottom surface , and a dish-like shape in which a concave portion having a slanted surface with a hollow in the middle , that is, a slanted surface of 3 to 5 degrees with respect to a horizontal surface is formed on the top. Is slidably arranged in
The device support portion is provided on a device support portion main body having a means capable of moving on the inclined surface of the tray, and is provided on the upper portion of the device support portion main body so as to be rotatable around a central axis with respect to the device support portion main body. A seismic isolation device comprising a bolt for mounting an apparatus.

2. The seismic isolation device according to claim 1, wherein the liner provided on the bottom surface of the tray is a low friction member.

2. The seismic isolation device according to claim 1, wherein the means capable of moving on the inclined surface of the tray of the device support portion is a roller that is rotatably supported.

The seismic isolation device according to claim 1 , wherein the means capable of moving on the inclined surface of the tray of the device support part is a plurality of rotatable needles .

The seismic isolation device according to claim 1 , wherein the means capable of moving on the inclined surface of the tray of the device support portion is a protrusion having a curved tip .

The seismic isolation device according to claim 1, wherein the main body frame is provided with a stopper for receiving the tray at a predetermined position.

The seismic isolation device according to claim 1, wherein an extendable dust cover that covers the opening is provided on an upper portion of the main body frame .