JP4333688B2 - キャピラリアレイ装置 - Google Patents
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Description
20は気密と固定をするため接着剤27で外側から接着され、ロードヘッダは完成する。キャピラリ1は、抜け防止のためと高電圧のリクが無いようにフタ26に接着剤27で封止される。接続板23の一部は90°曲げられてホルダー25に設けた開口から高電圧接触子(図には記されていない)が接続できる構造となっている。
(1)ロードヘッダ組み立て時に接着や接合などの作業が多く、製作に時間を要し、コスト高である。
(2)接着や接合などの作業は作業者の技量,作業条件や環境の影響を受け易く信頼性が悪い。
(3)接続板とSUSの電極のはんだ付作業では強酸のフラックスを使用するため、イオン性の不純物となり、電気泳動が損なわれる。したがって、細い電極の内外は高品質の洗浄が必要である。
26を接合し、フタ26に設けたキャピラリガイド孔29からキャピラリ1を中空電極
20に差し込みロードヘッダを組み立てる。以上によりはんだを使用しないロードヘッダ構造が得られる。
(1)接続板23のばね力で中空電極20が外側に曲げられ、フタ26を接合するとフタに設けたキャピラリガイド孔29と中空電極の芯ずれが生じ、キャピラリが中空電極に通せないことがある。
(2)2列の中空電極20間内法のばらつきにより接触面圧がばらつき、湿度試験や振動試験で接触抵抗が大きく変化する。
25は寸法精度が良く、従来法では接着後に電極の曲がりを補修していたが、一体成型品では補修が不要となり、原価低減の効果が一層大きい。
MPaで、これを越えると中空電極20の変形につながり、中空電極20にキャピラリ1が入らなくなる。接触抵抗は0.05Ω から数Ωが得られ、腐食性のガス試験や湿度試験などの環境試験でも殆ど変わることが無いことを確認した。図8では爪の先端が直角になっているが、実用的には0.2R 程度の丸みが有っても接触抵抗に差が無いことを確認した。
20を押す力をF,接触部面積をSとして、下式で求められる。
ここで、接触部面積Sは0.5〜1.0×10-4cm2 程度であり、力Fは爪30の曲がり角度と力の関係を応力解析すると、爪30の材料をステンレスの0.2mm 厚さの板で、θが12〜15度に曲がるように爪30の長さと中空電極の径を選ぶと、図10に示すように、Fとして45〜65グラムが得られた。この時の接触圧Pは4.4MPa〜12.7
MPaとなり、内数として5〜10MPaであれば良いことになる。
kΩが許容されるように設計されると実用的である。
27を使用すればよい。導電性粒子としてはニッケルなどが良い。接着剤としては安価で強度が大きく、耐水性の良いエポキシ系接着剤が最適である。
18を参照に本実施例を説明する。
により固定され、中空電極と中空電極挿入穴の隙間を樹脂で充填することで、ホルダーに接着される。これにより、96本の中空電極先端の位置合わせを高精度に行うことができる。
20を参照して本実施例の内容を説明する。尚、図19(a)は超音波接合前の状態、図19(b)は接合後の状態、図19(c)は図19(b)のDに示した接合後の中空電極近傍の詳細、図20は生産のフローをそれぞれ示す。
(a)はロードヘッダの部分断面詳細図、図22(b)は部分断面側面図、図21(c)は図21(a)のEについての詳細図である。本実施例において、リブ139とホルダー25と接続板23を所定の寸法とすることにより、リブ139が中空電極と接続板23との圧着力を増大させるロードヘッダを製造することができる。図19(c)を参照して説明すると、円環状のリブ139が中空電極周囲の接続板を圧縮し、接続板23に中空電極長手方向への力(F)を加えるため、中空電極周囲の接続板が圧縮される。これにより、接続板23がリブ139から離れる方向に押し出されるため、中空電極20に加わる体積弾性力(F′)が増加する。従って、中空電極20と接続板23の圧着力が増大し、接触抵抗を減少させることができる。このように、ロードヘッダが中空電極と接続板との接触面の近傍を圧縮する機構を備えると、前記接触面の接触抵抗値を減少させることができる。
a;超音波接合前の接続板上面から、超音波接合後の接続板上面までの距離。
b;超音波接合前の接続板上面から、超音波接合後の接続板下面までの距離。
c;超音波接合後の接続板装着部下面からガイドボスの先端までの距離。
d;超音波接合前の状態において、ホルダーとフタとが相対する部分の距離。
e;超音波接合後の接続板装着部下面から、フタに設けられた合わせ溝が挿入する溝の 最深面までの距離。
f;合わせ溝の深さ。
t;接続板の厚さ。
[条件式(1);b−a≦t]
この条件式は、最終組み立て後における接続板の圧縮後の寸法条件を示す。この条件を充たすとき、超音波接合後のリブ139は、接続板23に接しているか、または、接続板23を圧縮している。一方、この条件を充たさないと、超音波接合後のリブ139は、接続板23と離れてしまう。
[条件式(2);a≦d]
この条件式は、ホルダーとフタを超音波で接合する寸法条件を示す。この条件を充たすとき、ホルダーとフタを接合することができるが、この条件を充たさないと、ホルダーとフタの間に隙間が生じて接合することができない。
[条件式(3);c>a+t]
この条件式は、ガイドボスを合わせ溝で位置決めする寸法条件を示す。この条件を充たすとき、超音波接合前にガイドボス先端が接続板から突出しているため、ガイドボスを合わせ溝に連結することができ、ホルダーとフタの位置ズレを防止することができる。
[条件式(4);c+f>e]
この条件式は、ガイドボスの長さを決める寸法条件を示す。この条件を充たさないとき、ガイドボスと合わせ溝が接触するため、ホルダーとフタを接合することができない。
[条件式(2);a≦d]
[条件式(3);g>a+t]
[条件式(4);h+i>j]
また、図22(b)は、フタにボスの中央部が凹んだ形状のあわせ溝を設け、接続板の穴とを合致させたロードヘッダの断面図を示す。この時接続板の穴径は合わせ溝よりも
0.5mm程度小さくすると外れ防止となる。
[条件式(2);a≦d]
[条件式(3);k>a+t]
[条件式(4);l+k<e]
ここで、図22(a),(b)に示すg〜lは、以下の意味で用いられる。
g;超音波で接合後の接続板装着部下面から合わせ溝の先端までの距離。
h;ガイドボスの長さ。
i;合わせ溝の溝深さ。
j;合わせ溝の最深面からガイドボス根元までの距離。
k;合わせ溝の溝深さ。
l;超音波で接合後の接続板装着部下面からガイドボスの先端までの距離。
t;接続板の厚さ。
Claims (21)
- 複数本のキャピラリと、
光が照射される複数本のキャピラリの一部を保持する検知部材と、
試料注入端における複数本のキャピラリと複数本の中空電極を保持する試料注入端保持部材と、
前記複数のキャピラリにおける他方の端部を保持する他端部保持部材とを含むキャピラリアレイであって、
試料注入端保持部材が、複数本の中空電極を保持するホルダーを含み、
中空電極の中にキャピラリが挿入され、
中空電極が導電性接続部材と接続し、
中空電極はホルダーに一体モールド形成されていることを特徴とするキャピラリアレイ。 - 請求項1記載のキャピラリアレイであって、
前記中空電極が、オーステナイト系ステンレス鋼からなることを特徴とするキャピラリアレイ。 - 請求項1記載のキャピラリアレイであって、
前記導電性接続部材が導電性接続板であることを特徴とするキャピラリアレイ。 - 請求項1記載のキャピラリアレイであって、
前記導電性接続部材は、各中空電極の周囲に対称に設けられた複数の爪状ばねによって前記中空電極の外側面にばね接触していることを特徴とするキャピラリアレイ。 - 請求項1記載のキャピラリアレイであって、
前記導電性接続部材を前記中空電極の上端から差し込んで組み立てていること特徴とするキャピラリアレイ。 - 請求項1記載のキャピラリアレイであって、
前記導電性接続部材は、各中空電極の周囲に対称に設けられた複数の爪状ばねによって前記中空電極の外側面に接触しており、
前記中空電極の外側面と前記導電性接続部材の爪状ばねとの接触面圧が5〜10MPaであることを特徴とするキャピラリアレイ。 - 請求項1記載のキャピラリアレイであって、
前記導電性接続部材は、各中空電極の周囲に対称に設けられた複数の爪状ばねによって前記中空電極の外側面にばね接触しており、
前記中空電極と前記導電性接続部材の爪状ばねとの接触部の界面に接着剤を塗布して硬化させたことを特徴とするキャピラリアレイ。 - 複数本のキャピラリと、光が照射される複数本のキャピラリの一部を保持する検知部材と、試料注入端における複数本のキャピラリと複数本の中空電極を保持する試料注入端保持部材と、前記複数のキャピラリにおける他方の端部を保持する他端部保持部材とを含むキャピラリアレイと、
前記複数本のキャピラリ内の試料を電気泳動できる電源と、
前記検知部材に光を照射できる励起光学系と、
試料から発せられる光を検出できる検出レンズ系とを含む電気泳動装置であって、
試料注入端保持部材が、複数本の中空電極を保持するホルダーを含み、
中空電極の中にキャピラリが挿入され、
中空電極が導電性接続部材と接続し、
中空電極はホルダーに一体モールド形成されていることを特徴とする電気泳動装置。 - 請求項8記載の電気泳動装置であって、
前記中空電極が、オーステナイト系ステンレス鋼からなることを特徴とする電気泳動装置。 - 請求項8記載の電気泳動装置であって、
前記導電性接続部材が導電性接続板であることを特徴とする電気泳動装置。 - 請求項8記載の電気泳動装置であって、
前記導電性接続部材は、各中空電極の周囲に対称に設けられた複数の爪状ばねによって前記中空電極の外側面にばね接触していることを特徴とする電気泳動装置。 - 請求項8記載の電気泳動装置であって、
前記導電性接続部材を前記中空電極の上端から差し込んで組み立てていること特徴とする電気泳動装置。 - 請求項8記載の電気泳動装置であって、
前記導電性接続部材は、各中空電極の周囲に対称に設けられた複数の爪状ばねによって前記中空電極の外側面に接触しており、
前記中空電極の外側面と前記導電性接続部材の爪状ばねとの接触面圧が5〜10MPaであることを特徴とする電気泳動装置。 - 請求項8記載の電気泳動装置であって、
前記導電性接続部材は、各中空電極の周囲に対称に設けられた複数の爪状ばねによって前記中空電極の外側面にばね接触しており、
前記中空電極と前記導電性接続部材の爪状ばねとの接触部の界面に接着剤を塗布して硬化させたことを特徴とする電気泳動装置。 - キャピラリアレイにおける試料注入端保持部材の製造方法であって、
試料注入端保持部材のホルターと中空電極とを一体モールド形成し、
中空電極の端部から導電性接続部材を差し込み、
中空電極の中にキャピラリを挿入する製造方法。 - 請求項15記載の製造方法であって、
前記中空電極が、オーステナイト系ステンレス鋼からなることを特徴とする製造方法。 - 請求項15記載の製造方法であって、
前記導電性接続部材が導電性接続板であることを特徴とする製造方法。 - 請求項15記載の製造方法であって、
前記導電性接続部材は、各中空電極の周囲に対称に設けられた複数の爪状ばねによって前記中空電極の外側面に接触していることを特徴とする製造方法。 - 請求項15記載の製造方法であって、
試料注入端と反対側の端部から前記導電性接続部材を中空電極に差し込んでいることを特徴とする製造方法。 - 請求項15記載の製造方法であって、
前記導電性接続部材は、各中空電極の周囲に対称に設けられた複数の爪状ばねによって前記中空電極の外側面に接触し、
前記中空電極の外側面と前記導電性接続部材の爪状ばねとの接触面圧が5〜10MPaであることを特徴とする製造方法。 - 請求項15記載の製造方法であって、
前記導電性接続部材は、各中空電極の周囲に対称に設けられた複数の爪状ばねによって前記中空電極の外側面にばね接触し、
前記中空電極と前記導電性接続部材の爪状ばねとの接触部に接着剤を塗布して硬化させることを特徴とする製造方法。
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