JP4333453B2 - Vehicle lighting - Google Patents
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Description
本発明は、対向車線側の配光範囲を狭くしたすれ違い配光用灯具と、高速走行時に配光範囲を車両正面方向へ広げることにより遠方視界を高めた高速配光用灯具と、車両の走行速度を検出する車両速度検出手段と、該車両速度検出手段により検出された速度が基準速度以上である場合に、前記高速配光用灯具を点灯させる制御手段とを備えた車両用灯具に関する。 The present invention relates to a passing light distribution lamp in which the light distribution range on the opposite lane side is narrowed, a high-speed light distribution lamp in which a far field of view is enhanced by widening the light distribution range toward the front of the vehicle during high-speed traveling, and a vehicle traveling The present invention relates to a vehicle lamp comprising vehicle speed detection means for detecting a speed and control means for lighting the high-speed light distribution lamp when the speed detected by the vehicle speed detection means is equal to or higher than a reference speed.
今日では、一般的なすれ違い配光用灯具に加えて、配光範囲を車両前方まで拡大させて遠方視界を良好にした高速配光用灯具が用いられている(例えば、特許文献1参照)。この高速配光用灯具は、高速走行時における遠方視界確保を目的としているため、一般的に車両速度が基準速度に達した場合に追加点灯するように設定されている。
しかしながら、車両速度が基準速度に達したときに高速配光用灯具が点灯する車両用灯具において基準速度の設定が低すぎると、車両速度が容易に基準速度に到達してしまうので、高速配光用灯具の点灯・消灯が頻繁に発生してしまい、運転者に煩わしさを与えてしまうおそれがあった。また頻繁な点灯・消灯は高速配光用灯具のバルブ寿命にも悪影響を与えるという問題があった。 However, if the reference speed is set too low in the vehicular lamp that turns on the high-speed light distribution lamp when the vehicle speed reaches the reference speed, the vehicle speed easily reaches the reference speed. There is a risk that the lighting of the lamp will frequently be turned on and off, causing trouble for the driver. In addition, frequent lighting / extinguishing has a problem of adversely affecting the bulb life of high-speed light distribution lamps.
一方で、基準速度の設定を高くしすぎると、なかなか高速配光用灯具が点灯しないので遠方視界を所望のタイミングで確保することができず、運転者に切り換わりタイミングの遅れ感を与えてしまうおそれがあるという問題があった。 On the other hand, if the reference speed is set too high, the lamp for high-speed light distribution does not light up easily, so it is impossible to secure a far field of view at a desired timing, and the driver is switched to give a sense of delay in timing. There was a problem of fear.
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、運転者の所望のタイミングで高速配光用灯具が点灯する車両用灯を提供することを課題とする。 This invention is made | formed in view of said problem, and makes it a subject to provide the vehicle lamp which the lamp for high-speed light distribution lights at a driver | operator's desired timing.
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、対向車線側の配光範囲を狭くしたすれ違い配光用灯具と、高速走行時に配光範囲を車両正面方向へ広げることにより遠方視界を高めた高速配光用灯具と、車両の速度を検出する車両速度検出手段と、該車両速度検出手段により検出された速度が基準速度以上である場合に、前記高速配光用灯具を点灯させる制御手段とを備えた車両用灯具において、前記制御手段は、前記車両速度検出手段により検出された速度に基づいて車両の加速度を算出するとともに、算出された加速度に応じて前記基準速度の値を変更するものであって、算出された前記加速度が低い値を維持する場合には前記基準速度の値を高い値に変更し、かつ算出された前記加速度が低い値を維持した後に、前記車両速度検出手段により検出された速度が設定変更される前の基準速度近傍の値を維持する状態となった場合には、前記基準速度を設定変更がなされる前の基準速度の値よりも低い値に変更することを特徴とする。
In order to solve the above-mentioned problem, the invention according to
本発明に係る車両用灯具を用いることによって、制御部が車両の加速度に応じて基準速度を変更するので、運転者に好適なタイミングで高速配光用灯具を点灯させることが可能となる。 By using the vehicular lamp according to the present invention, the control unit changes the reference speed according to the acceleration of the vehicle, so that the high-speed light distribution lamp can be turned on at a timing suitable for the driver.
特に、車両が急加速している場合には、基準速度を低い値に変更することにより早期に高速配光用灯具を点灯させて、遠方視界を確保し易くすることができる。さらに、車両が緩加速している場合には、高速配光用灯具を点灯させるタイミングを遅らせて車両近傍付近の視界を明瞭にし、ある程度速度が上がってから高速配光用灯具を点灯させることによって、運転者に好適なタイミングで高速配光用灯具を点灯させることが可能となる。 In particular, when the vehicle is accelerating rapidly, it is possible to easily turn on the high-speed light distribution lamp by changing the reference speed to a low value, thereby making it easy to secure a far field of view. Furthermore, when the vehicle is accelerating slowly, delay the timing to turn on the high-speed light distribution lamp to clarify the field of view near the vehicle, and turn on the high-speed light distribution lamp after the speed has increased to some extent. The high-speed light distribution lamp can be turned on at a timing suitable for the driver.
以下、本発明に係る車両用灯具を、図面を用いて詳細に説明する。 Hereinafter, a vehicular lamp according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
本発明に係る車両用灯具は車両用前照灯1であり、図1に示すように、すれ違い配光用灯具2と、高速配光用灯具3と、車両速度検出部4と、高速道路検出部5と、制御部6とを備えている。
The vehicular lamp according to the present invention is a
すれ違い配光用灯具2は、図2、図3の符号Aにより示される照射範囲を照らす灯具であり、車両前方右側の照射範囲が左側の照射範囲よりも狭くなっている。これは、日本のように車両進行方向が左側通行である場合に右側前方を明るくすると対向車に対して眩惑を与えてしまうおそれがあるためである。このため、車両の進行方向が右側通行である場合には、対向車線側となる前方左側の配光範囲が狭くなる。
The passing
高速配光用灯具3は、図2、図3の符号Bにより示される照射範囲を照らす灯具である。すれ違い配光用灯具2において照射範囲が狭くなった部分を、高速配光用灯具3が照明することによって、運転者は車両前方の遠方視界を確保することが容易となる。
The high-speed light distribution lamp 3 is a lamp that illuminates the irradiation range indicated by the symbol B in FIGS. The high-speed light distribution lamp 3 illuminates a portion of the passing
車両速度検出部4は、車両本体7より車速パルスを受信し、受信した車速パルスに基づいて走行速度を求める。なお、GPS等を用いて車両7の走行位置を検出して車両7の時間当たりの走行位置変化、つまり移動速度を求めるような構成としても良い。
The vehicle
高速道路検出部5は、車両7が走行している道路が高速道路であるか一般道路であるかを検出する。なお、ここで高速道路とは制限速度が80Km/h以上の道路を意味する。高速道路検出部5による検出は特定の検出方法には限定されないが、例えば、ナビゲーションシステムにより検出される走行道路状況から判断する方法や、ETC(Electronic Toll Collection:自動料金収受システム)の記録に基づいて道路状況を判断する方法や、走行道路の画像を読み取って画像処理を施し、中央分離帯の有無、車線の数、表示板の画像認識等により得られるデータ等を総合的に判断する方法等が用いられる。
The
制御部6は、車両速度が所定の速度に達した場合に自動的に高速配光用灯具3を点灯する。ただし、高速配光用灯具3を市街地走中に点灯すると周囲の車両等にグレアを与えるおそれがあるので、高速道路検出部5により車両7が高速道路を走行している旨を判断した場合にのみ高速配光用灯具3を点灯する。
The
制御部6は、高速配光用灯具3の点消灯を行う所定速度(基準速度:以下、この速度の値を「閾値」とする。)を車両7の加速度に応じて変更することにより、高速配光用灯具3の点消灯を行うタイミングを変更する。このため、制御部6は、車両速度検出部4により検出された車両速度の時間変化に基づいて加速度を算出する。
The
図4(a)〜(c)は、停止状態(速度0km/h)にある車両7が時間tにおいて時速100km/hまで達するまでの様子を示したグラフであり、(a)は一定の加速度で時速100km/hに達した場合のグラフ、(b)は途中で加速を急速に高めて時速100km/hに達した場合のグラフ、(c)は途中から加速度を緩やかにすることによって時速100km/hに達した場合のグラフである。
FIGS. 4A to 4C are graphs showing how the
制御部6は、通常の加速度の場合(例えば、0.4〜0.6m/s2)の場合には閾値を90km/hとし、急加速度の場合(例えば、0.6m/s2以上)の場合には閾値を80km/hに変更し、緩加速度の場合(例えば、0.4m/s2以下)の場合には閾値を95km/hに変更する。
In the case of normal acceleration (for example, 0.4 to 0.6 m / s 2 ), the
図4(a)に示す場合、車両7の加速度は0.5m/s2程度であり、通常加速度に該当するので車両速度が90km/hに達したとき(時間t0のとき)にすれ違い配光用灯具に加えて高速配光用灯具3を追加点灯する。一方、図4(b)の場合には、時速t1において速度が変化し、時間t1から時間t0までの間に加速度0.7m/s2程度で速度が上昇している。例えば、高速道路の本線に合流する場合のように短い時間で大きく加速させる必要がある場合に(b)に示すような速度変化状態を示す。車両7が急加速している場合、運転者は一般的に前方遠方に視点を向ける傾向にあるため、比較的早い段階(車両が90km/hに到達する前)で高速配光用灯具3を点灯させて遠方視界を確保し易くすることが望ましい。このため、制御部6は、図4(b)に示すように車両7が急加速する場合には閾値を90km/hから80km/hに一時的に低減させることによって、運転者に好適なタイミングで高速配光用灯具を追加点灯させる。
In the case shown in FIG. 4A, the acceleration of the
図4(c)の場合には、当初急加速していた車両が時速t2を境にして加速度を鈍化させており、時間t2以降の加速度が0.35m/s2程度となっている。このような場合、運転者は、図4(b)に示すような急加速を行う場合に較べて、視点を車両前方近傍に向ける傾向があるので、車両7が90km/hに到達した時点で高速配光用灯具3を追加点灯すると運転者が望むよりも少し早いタイミングで灯具3が点灯されたものと感じてしまうおそれがある。このため、制御部6は、図4(c)に示すように、車両7が緩やかに加速する場合には閾値を90km/hから95km/hの値に一時的に高くして灯具3の点灯を少し遅らせることによって、運転者に好適なタイミングで高速配光用灯具を点灯させる。また、緩やかに加速された車両が、通常加速時に設定される閾値(時速90km/h)近傍の車両速度で安定走行する場合には、一時的に閾値を高くすることによって頻繁に高速配光用灯具の点消灯が繰り返されることを防止することが可能となる。
In the case of FIG.4 (c), the vehicle which accelerated rapidly at the beginning decelerates acceleration at the time speed t2, and the acceleration after time t2 is about 0.35 m / s < 2 >. In such a case, the driver tends to turn the viewpoint toward the vicinity of the front of the vehicle as compared with the case of performing the rapid acceleration as shown in FIG. 4B, and therefore, when the
図5は、上述のようにして制御部6が閾値の変更を行う場合((a)の場合)と行わない場合((b)の場合)との高速配光用灯具3の点消灯切り換え状態を示したグラフである。閾値の変更を行わない場合に較べて、閾値の変更を行う場合の方が高速配光用灯具3の点消灯切り換え回数が少なくなり、運転者に煩わしさを感じさせにくくなる。また、切り換え回数を少なくすることによって、バルブ寿命を長くすることが可能となる。
FIG. 5 shows the switching on / off state of the high-speed light distribution lamp 3 when the
このように、制御部6が車両7の加速度に応じて閾値を変更することによって、車両7が急加速している場合には、早期に高速配光用灯具3を点灯させて遠方視界を確保し易くすることができ、車両が緩加速している場合には高速配光用灯具3を点灯させるタイミングを遅らせて車両近傍の視界を明瞭にし、ある程度速度が上がってから高速配光用灯具3を点灯させることによって運転者に好適なタイミングで高速配光用灯具3を点灯させることが可能となる。
Thus, when the
なお、図6に示すように、緩やかに加速した車両が高くなった閾値(95km/h)の速度まで車両速度を上げることなく、通常の加速時に設定される閾値(90km/h)近傍で一定の速度を保つ場合に、制御部6は意図的に閾値を低い値、例えば80km/h程度に変更するような設定にしても良い。車両の緩加速に伴い、一時的に閾値が高い値(95km/h)に変更されても、一定時間経過後は閾値が通常の加速度の値に戻されてしまうので(90km/h)、閾値が戻った後には、高速配光用灯具の点消灯が頻繁に繰り返されてしまい、運転者に煩わしさを与えてしまうおそれがある。そのため、緩加速時に高くなった閾値まで車両7が加速せずに通常加速時の閾値近傍の速度を一定に保つ状態となった場合(例えば、図6における時間Tだけ速度がほぼ一定に保たれた場合)には、制御部6は閾値を低い値(例えば80km/h程度)に変更することによって、速度が一定に安定した後に高速配光用灯具が点消灯を頻繁に繰り返してしまうことを防止することができる。また、緩やかに加速する運転者は、急加速する運転者に較べて低めの速度を一定に保ちつつ高速道路を走行する傾向があるので、閾値を低い値に変更することによって、比較的低めの速度で高速道路走行を行う運転者に対しても十分な遠方視界を与えることが可能となる。さらに、緩加速をする車両の閾値を車両が一定になった後に低く変更することによって運転者に好適なタイミングで灯具3の点消灯切り換えを行うことになる。
In addition, as shown in FIG. 6, the vehicle accelerated moderately does not increase the vehicle speed to a higher threshold (95 km / h), and is constant near the threshold (90 km / h) set during normal acceleration. When the speed is maintained, the
以上、本発明に係る車両用灯具を、図面を用いて説明したが、本発明に係る車両用灯具は上述したものに限定されるわけではない。例えば、上述した高速配光用灯具3とすれ違い配光用灯具2とは別体の灯具として車両に別々に設置することとしたが、1つの灯具を用いてシェード形状の切り替えによってすれ違い配光と、高速配光との切り替えを行うように構成しても良い。
As mentioned above, although the vehicle lamp which concerns on this invention was demonstrated using drawing, the vehicle lamp which concerns on this invention is not necessarily limited to what was mentioned above. For example, although the high-speed light distribution lamp 3 and the passing
また、制御部6が閾値を変更する基準となる加速度の値は、その車の性能・特性、道路状況や道路環境、その車両が使用される国等において変更されるものであり、図4(a)〜(c)に示した加速度が0.4〜0.6m/s2の場合が通常の加速度、加速度が、0.6m/s2以上の場合に急加速度、加速度が0.4m/s2以下の場合に緩加速度という値は単なる例示であってこの値に限定されるものではない。
In addition, the acceleration value that is a reference for the
1 車両用前照灯
2 すれ違い配光用灯具
3 高速配光用灯具
4 車両速度検出部(車両速度検出手段)
5 高速道路検出部
6 制御部(制御手段)
7 自車両
DESCRIPTION OF
5
7 Own vehicle
Claims (1)
高速走行時に配光範囲を車両正面方向へ広げることにより遠方視界を高めた高速配光用灯具と、
車両の速度を検出する車両速度検出手段と、
該車両速度検出手段により検出された速度が基準速度以上である場合に、前記高速配光用灯具を点灯させる制御手段とを備えた車両用灯具において、
前記制御手段は、前記車両速度検出手段により検出された速度に基づいて車両の加速度を算出するとともに、算出された加速度に応じて前記基準速度の値を変更するものであって、算出された前記加速度が低い値を維持する場合には前記基準速度の値を高い値に変更し、かつ算出された前記加速度が低い値を維持した後に、前記車両速度検出手段により検出された速度が設定変更される前の基準速度近傍の値を維持する状態となった場合には、前記基準速度を設定変更がなされる前の基準速度の値よりも低い値に変更することを特徴とする車両用灯具。 A passing light distribution lamp with a narrow light distribution range on the opposite lane side,
A lamp for high-speed light distribution that increases the far field of view by expanding the light distribution range toward the front of the vehicle during high-speed driving;
Vehicle speed detecting means for detecting the speed of the vehicle;
In a vehicle lamp comprising a control means for lighting the high-speed light distribution lamp when the speed detected by the vehicle speed detection means is equal to or higher than a reference speed,
Wherein said control means calculates the acceleration of the vehicle based on the speed detected by the vehicle speed detecting means, be one that changes the value of the reference speed in accordance with the calculated acceleration, the calculated When the acceleration is kept at a low value, the reference speed value is changed to a high value, and after the calculated acceleration is kept at a low value, the speed detected by the vehicle speed detecting means is changed. When the vehicle enters a state in which a value in the vicinity of the reference speed before being changed is maintained, the reference speed is changed to a value lower than the value of the reference speed before the setting is changed .
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