JP4332131B2 - 番組再生装置及び番組再生プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、番組再生装置及び番組再生プログラムに係り、特にユーザの過去の番組視聴時における操作情報からユーザに適した番組の再生を行うための番組再生装置及び番組再生プログラムに関する。
従来、ユーザが録画済みのテレビ番組等を視聴する場合、例えば語学学習番組の文法の説明や料理番組の料理のレシピ等の画面上に表示された情報を紙に書き留めたい場合がある。そのような場合には、リモコン等を用いて番組再生装置に「一時停止」操作を行うことで番組再生を一旦停止させることで、画面上の情報を紙に書き留めることができる。
また、語学学習番組等では、出演者が発音のお手本を示しユーザが発音の真似をして発音練習をするようなシーンにおいて、ユーザが複数回繰り返して発音練習したい場合、あるいは、番組内容が難解なため同じシーンを複数回繰り返して再生して視聴することによって理解を深めたい場合がある。そのような場合には、番組再生装置に「巻き戻し」操作と「再生」操作を繰り返し行なうことによって同じシーンを繰り返し視聴することができる。
ここで、上述したような番組再生を実現するためには、ユーザが操作を行う時間と手間が必要となる。
また、好みの場面だけを後で視聴したい場合等には、番組再生装置のダビング機能等を用いて編集を行った後で視聴するため、編集作業等、ユーザに負担がかかってしまっていた。
そこで、放送局等の番組提供者側が、提供する番組に対して嗜好場面であることを示す嗜好場面取得情報を生成し、生成した嗜好場面取得情報を単独的もしくは主映像音声に多重して送信する技術がある(例えば、特許文献1参照)。受信側では、この嗜好場面取得情報を基に、嗜好場面を選択して番組の再生を行う。
特開2002−330411号公報
ところで、通常の放送番組等は、そのほとんどがある期間に同一シリーズの番組(番組シリーズ)として放送される。また、同一シリーズの各番組では、類似シーン(例えば、料理のレシピが表示されるシーン、発音練習をするシーン等)が多く存在する。
この場合、ユーザは過去に視聴した同一シリーズの番組で毎回必ず「一時停止」操作や「繰り返し再生」操作等をしていたとしても、同一シリーズの次の番組を視聴する場合には、類似シーンが再生されていても同一番組ではないため、再び自ら能動的に「一時停止」操作や「繰り返し再生」操作をしなければならず、煩わしい操作を強いられるという問題点があった。
つまり、ユーザには特定の操作傾向や、ユーザの理解度、学習レベルによりほぼ毎回同じ操作をしていたとしても、新しい番組を視聴する際には、ユーザは再び煩雑な操作を強いられるという問題があった。
なお、上述した特許文献1では、送信側で番組内容の中に視聴者の嗜好する場面を想定し、嗜好場面であることを視聴者側で処理可能なマークもしくは情報で示し、嗜好場面取得情報を取得するものである。そのため、実際はユーザが所望する番組のシーンではない可能性もある。また、ユーザが始めは興味があった番組の1コーナーが視聴を続けることで興味がなくなったとしても、その興味の変動に迅速に対応することができない。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、ユーザの過去の番組視聴時における操作情報からユーザに適した番組の再生を行うための番組再生装置及び番組再生プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本件発明は、以下の特徴を有する課題を解決するための手段を採用している。
請求項1に記載された発明は、ユーザが番組を視聴することで得られる操作履歴により、前記番組及び前記番組と同一シリーズの番組の再生内容を制御する番組再生装置において、前記ユーザが前記番組再生装置に対して行った操作情報を取得する操作情報取得部と、予め設定された前記番組に対応するメタデータから前記番組内の各シーンの内容を取得するシーン内容取得部と、前記操作情報取得部から得られる情報と、前記シーン内容取得部から得られる情報とに基づいて、ユーザの各シーンにおける操作履歴を解析する操作情報解析部と、前記操作情報解析部により得られる操作履歴から、ユーザの視聴結果に基づく操作傾向を判断する視聴結果判断部と、前記視聴結果判断部により得られる判断結果に基づいて前記番組と同一シリーズの番組に対して、前記操作傾向又は理解度・学習レベルに合わせた再生内容を判断し、判断した結果により再生内容を制御する最適再生内容判断部とを有し、前記視聴結果判断部は、前記ユーザの操作履歴に含まれる前記番組のシーン毎に予め設定される難易レベルと前記難易レベルに対する前記ユーザの操作傾向により、前記番組における理解度・学習レベルを判断することを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、ユーザの過去の番組視聴時における操作情報からユーザに適した番組の再生を行うことができる。つまり、過去の視聴時における操作情報からユーザの操作傾向又は番組内容に対する理解度・学習レベル等を判断し、判断した結果により自動的に再生内容を制御することができる。これにより、ユーザにとって煩わしい操作をできるだけ少なくしながらもユーザに適する内容で番組を再生することができる。
請求項に記載された発明は、前記視聴結果判断部は、前記同一の番組に対する複数の操作履歴が存在する場合、又は同一シリーズの番組に対する操作履歴が存在する場合、前記操作履歴のうち、最初の視聴に対応する操作内容、最近の視聴に対応する操作内容、又は所定の回数分の視聴に対応する操作内容に基づいて前記操作傾向を判断することを特徴とする。
請求項記載の発明によれば、同一番組の複数視聴や同一シリーズ番組は、視聴する毎にユーザの興味や理解度・学習レベル等が変動するため、それらの視聴履歴のうち、所定の条件における視聴時の操作内容に基づいて操作傾向を判断することで、ユーザの興味や理解度・学習レベル等の変動に迅速に対応してユーザに適した番組の再生を行うことができる。
請求項に記載された発明は、前記視聴結果判断部は、前記同一の番組に対する複数の操作履歴が存在する場合、又は同一シリーズの番組に対する操作履歴が存在する場合、前記操作履歴を平均化した操作内容に基づいて前記操作傾向を判断することを特徴とする。
請求項記載の発明によれば、番組の視聴毎に異なるユーザの操作内容等を統合して平均的な操作内容を把握することができる。これにより、ユーザの興味や理解度・学習レベル等の変動に迅速に対応してユーザに適した番組の再生を行うことができる。
請求項に記載された発明は、前記最適再生内容判断部は、前記操作傾向を取得した番組と同一又は同一シリーズの番組について、シーン毎に再生内容を判断することを特徴とする。
請求項記載の発明によれば、ユーザが番組を視聴する場合に、ユーザの前回までの操作内容と同様の操作を行う必要がなく、ユーザに適した再生内容により番組を視聴することができる。
請求項に記載された発明は、前記最適再生内容判断部により得られる判断結果に基づいて番組を再生中に前記ユーザから操作指示があった場合、前記操作指示から得られる操作内容に基づいて前記番組を再生する再生内容制御部を有することを特徴とする。
請求項記載の発明によれば、ユーザからの操作内容に対応させた番組の再生を迅速に行うことができる。
請求項に記載された発明は、ユーザが番組を視聴することで得られる操作履歴により、前記番組及び前記番組と同一シリーズの番組の再生内容を制御する番組再生装置における番組再生プログラムにおいて、コンピュータを、前記ユーザが前記番組再生装置に対して行った操作情報を取得する操作情報取得、予め設定された前記番組に対応するメタデータから前記番組内の各シーンの内容を取得するシーン内容取得、前記操作情報取得から得られる情報と、前記シーン内容取得から得られる情報とに基づいて、ユーザの各シーンにおける操作履歴を解析する操作情報解析、前記操作情報解析により得られる操作履歴から、ユーザの視聴結果に基づく操作傾向を判断する視聴結果判断、及び、前記視聴結果判断により得られる判断結果に基づいて前記番組と同一シリーズの番組に対して、前記操作傾向又は理解度・学習レベルに合わせた再生内容を判断し、判断した結果により再生内容を制御する最適再生内容判断部として機能させ、前記視聴結果判断部は、前記ユーザの操作履歴に含まれる前記番組のシーン毎に予め設定される難易レベルと前記難易レベルに対する前記ユーザの操作傾向により、前記番組における理解度・学習レベルを判断することを特徴とする。
請求項記載の発明によれば、ユーザの過去の番組視聴時における操作情報からユーザに適した番組の再生を行うことができる。つまり、過去の視聴時における操作情報からユーザの操作傾向又は番組内容に対する理解度・学習レベル等を判断し、判断した結果により自動的に再生内容を制御することができる。これにより、ユーザにとって煩わしい操作をできるだけ少なくしながらもユーザに適する内容で番組を再生することができる。また、プログラムをインストールすることにより、容易に番組再生処理を実現することができる。
本発明によれば、ユーザの過去の番組視聴時における操作情報からユーザに適した番組の再生を行うことができる。
以下に、上記のような特徴を有する本発明における番組再生装置及び番組再生プログラムを好適に実施した形態について、図面を用いて詳細に説明する。
<実施例>
図1は、番組再生装置の概略構成の一例を示す図である。図1に示す番組再生装置10は、ユーザインタフェース部11と、操作情報判断部12と、操作情報取得部13と、シーン内容取得部14と、操作情報解析部15と、操作情報履歴蓄積部16と、視聴結果判断部17と、ユーザプロファイル蓄積部18と、最適再生内容判断部19と、再生内容制御部20と、映像音声提示部21と、番組メタデータ蓄積部22と、映像音声データ蓄積部23とを有するよう構成されている。
ここで、操作情報履歴蓄積部16、番組メタデータ蓄積部22、及び映像音声データ蓄積部23は番組再生装置10内に設けられているが、本発明においてはこの限りではなく、例えば番組再生装置10とは別体の蓄積装置を設け、番組再生装置10と通信ネットワーク等を介してデータの送受信が可能が状態で接続された構成にしてもよい。
ユーザインタフェース部11は、ユーザに対して操作手段(リモコン操作、ボタン押し下げ操作、タッチパネル操作、音声認識による操作等)を提供し、ユーザが行った操作指示の情報を受け付ける。なお、操作指示とは、番組の選択や、視聴の開始や終了、早送り、巻き戻し、一時停止、スロー再生等の情報が含まれ、更に、操作中のユーザを特定するためのユーザ情報等も含まれる。
また、操作情報判断部12は、ユーザインタフェース部11から得られた操作内容に基づいて、その操作内容を操作情報取得部13及び/又は再生内容制御部20に出力する。また、操作情報判断部12は、ユーザがどの番組を視聴(選択)したかを示す番組識別情報をシーン内容取得部14に出力する。なお、ユーザが視聴する番組が予め設定されている場合、又は他の方法で設定される場合には、操作情報判断部12からシーン内容取得部14への出力を行う必要はない。
操作情報取得部13は、操作情報判断部12から得られる操作内容からユーザがどのような操作をいつ行ったかを管理し、番組視聴中のユーザの操作情報を取得する。また、シーン内容取得部14は、番組識別情報により番組メタデータ蓄積部22を参照し、対応する番組のメタデータの内容等から番組内の各シーンの開始点、終了点、及びシーンの内容の情報を取得する。
また、操作情報解析部15は、操作情報取得部13からの情報及びシーン内容取得部14からの情報によりユーザが番組中において、いつ、どのシーンでどのような操作を行ったかを解析し、解析結果を操作情報履歴蓄積部16に出力して操作履歴を蓄積する。
また、視聴結果判断部17は、操作情報履歴蓄積部16内に蓄積された操作履歴情報からユーザが番組視聴中に行う操作の特徴を抽出してユーザの操作傾向を判断すると共にユーザの操作の意図を類推する。また、視聴結果判断部17は、判断結果をユーザプロファイルとしてユーザプロファイル蓄積部18に出力し、ユーザ毎のユーザプロファイルがユーザプロファイル蓄積部18に蓄積される。
また、最適再生内容判断部19は、ユーザプロファイル蓄積部18に蓄積された視聴結果判断部17により得られた結果に基づいて、番組メタデータ蓄積部22を参照して、関連する番組に対してユーザに最適な再生内容を判断(設定)する。
また、再生内容制御部20は、最適再生内容判断部19から得られる再生内容に基づいて番組を再生されるよう制御を行う。なお、再生内容制御部20は、操作情報判断部12からユーザの操作内容を受けた場合は、その操作内容を最適再生内容判断部19から得られる再生内容よりも優先させて番組の再生内容の制御を行う。
映像音声提示部21は、再生内容制御部20から得られる制御信号に基づいて、多数の番組の映像や音声データが蓄積されている映像音声データ蓄積部23を参照し、対応する映像音声データを復号・再生して、映像、音声をディスプレイ、スピーカ等に提示する。
<番組再生の動作について>
ここで、図1に示す番組再生装置10に基づく番組再生の動作について説明する。まず、操作履歴がない場合について説明すると、ユーザインタフェース部11は、ユーザが行った操作指示の情報を受け付け、その情報を操作情報判断部12に出力する。操作情報判断部12は、ユーザインタフェース部11から得られる操作内容を再生内容制御部20に制御すべき再生の内容として出力する。
また、再生内容制御部20は、操作情報判断部12からの指示に従い、映像音声提示部21にどのように再生すべきかを示す制御信号を出力する。映像音声提示部21は、再生内容制御部20からの指示通りに映像音声データ蓄積部23内の番組映像音声データを復号し再生を行う。
なお、上述した一連の動作については、一般的な再生装置においても同様の処理が行われる。
次に、本実施例において、操作情報判断部12は、再生内容制御部20に再生内容の指示を行うと同時に、操作情報取得部13にユーザによって行われた操作内容を出力する。操作情報取得部13は、どのような操作が何時行われたかを管理し、番組視聴中のユーザの操作情報を取得する。
ここで、図2は、操作情報の一例を示す図である。図2に示すように操作情報としては、例えば操作の行われた実際の操作時刻(発生時刻)、番組開始からの番組上の経過時間(秒)、及びユーザの操作内容等がある。
一方、番組メタデータ蓄積部22は、複数の番組毎に対応するメタデータが蓄積されている。シーン内容取得部14は、番組メタデータ蓄積部22に蓄積されている視聴中の番組のメタデータの内容から、番組の各シーンの内容等を取得する。
ここで、図3は、シーン内容の一例を示す図である。図3に示すようにシーン内容としては、各シーンの開始点と終了点、シーンを識別するためのシーンID、各シーンの内容を示す説明文(シーン内容)、及び予め設定された各シーンの難易レベル等がある。なお、番組のメタデータは、XML(eXtensible Markup Language)等の標準的な記述方式で記述されており、放送局等により提供されるものである。
また、操作情報解析部15は、操作情報取得部13からユーザによって行われた操作の内容を、シーン内容取得部14から番組内の各シーンの開始点・終了点及び各シーンの情報を受け取り、どのようなシーンでどのような操作が行われたかを解析する。また、操作情報解析部15は、解析した結果を操作情報履歴蓄積部16に出力することで、操作履歴が蓄積される。
ここで、図4は、履歴情報の一例を示す図である。なお、図4に示す履歴情報は、上述した図2に示す操作情報と、図3に示すシーン内容情報との両方の情報に基づいて解析された結果の履歴情報を示すものである。項目としては、シーンID、シーン内容、難易レベル、及び操作内容等がある。
なお、操作情報履歴蓄積部16には、ユーザが行った所定の操作内容が履歴情報として蓄積されればよいため、ユーザが所定の操作を行わずに通常再生により番組を視聴している場合には、図4に示すように履歴情報を蓄積しなくてもよい。また、例えば、ある番組の視聴時間中に何パーセントの割合で「スキップ」や、「一時停止」、「繰り返し再生」が行われたかを把握する場合には、操作情報履歴蓄積部16に「通常再生」という履歴情報を蓄積する。
このようにして、操作情報履歴蓄積部16には、例えば図4に示すような操作履歴情報が、ユーザが視聴した全ての番組について蓄積される。視聴結果判断部17は、操作情報履歴蓄積部16に蓄積されている操作履歴情報により、ユーザの持つ操作傾向やユーザの理解度・学習レベルを統計的に解析し、解析した結果をユーザプロファイル蓄積部18に蓄積する。
<視聴結果判断部17:解析手法1>
次に、視聴結果判断部17における解析方法と解析結果の一例について、図を用いて説明する。図5は、同一シリーズ番組視聴時の操作傾向を解析する手法を示す一例の図である。
通常、放送番組等は、そのほとんどがある期間にわたってシリーズ番組として放送される。この例の場合、視聴結果判断部17は、操作情報履歴蓄積部16内の操作履歴情報31−1〜31−nの中から同一番組シリーズ視聴時の操作履歴情報を選び出し、その内容について統計的な解析を行う。
ここで、一例として、シーン内容を示す文字列が同一のシーンに対して何パーセントの割合で各操作を行ったかを算出する解析手法について説明する。例えば、メタデータからシーンの内容が「雑談フリートーク」と判断されるものが過去に視聴した同一番組シリーズの全番組中に全部で300シーンあり、その中の270シーンに対してはユーザが「スキップ」操作をしていた場合、このユーザは「雑談フリートーク」のシーンの90%は「スキップ」していることがわかる。このように解析することにより、解析結果としては図5の表32に示すようになる。
表32においては、「雑談フリートーク」、「説明」等の各シーンの内容に対するユーザの操作内容の割合をしている。ここで、例えば、シーン内容が「説明」である場合、「スキップ」が0%、「一時停止」が82%、「繰り返し」が11%となっている。なお、残りの7%は通常再生したものと判断できる。
また、表32の内容に限定されるものではなく、例えば、「繰り返し」操作については、1回繰り返し、2回繰り返し等、何回繰り返したかにより更に細分化してもよい。また、「一時停止」操作についても、1〜10秒、1〜2分等の時間間隔により更に細分化してもよい。
<視聴結果判断部17:解析手法2>
次に、視聴結果判断部17における他の解析方法と解析結果の例について、図を用いて説明する。図6は、語学学習番組に対する理解度・学習レベルの解析手法の一例を示す図である。なお、図6は、具体的には同一カテゴリーに属する番組あるいは内容の関連している番組の操作履歴情報から番組に対するユーザの理解度・学習レベルを解析する例を示すものである。
具体的には、図6は、英語の語学学習番組を例として番組内容に対する理解度・語学力のレベルを解析する。この例の場合、視聴結果判断部17は、操作情報履歴蓄積部16内の操作履歴情報31−1〜31−nの中から過去にユーザが同様の英語の語学学習番組を視聴した際の操作情報履歴を番組シリーズに関わらず全て選び出し、その内容について統計的な解析を行う。
ここで、一例として、放送局や番組シリーズが異なっていても全ての番組において同じ基準でシーンの難易レベルが付与されている場合、過去にユーザが語学学習番組(英語)を視聴した際の全操作情報履歴をシーンの難易レベル毎に集計することにより、各難易レベルのシーンに対してユーザが過去にそれぞれどのような割合でどの操作を行ったかを算出する。
また、放送局や番組シリーズによってシーン難易レベルを付与する基準が異なる場合、予め設定される絶対的な基準でシーンの難易レベルを付与し直してから算出する。
上述のようにして得られる解析結果は、図6の表33ようになる。なお、ユーザが「スキップ」操作をした場合には、ユーザが視聴する必要がないシーンと判断することができる。また、ユーザが「一時停止」あるいは「繰り返し再生」の操作をした場合には、通常の番組進行スピードでは十分にシーンの内容を理解できないと判断することができる。
したがって、ユーザの理解度・学習レベルは、ユーザが高い割合で「スキップ」操作をしているシーンの難易レベルよりも上であり、高い割合で「一時停止」操作あるいは「繰り返し再生」操作をしているシーンの難易レベルよりも下であると考えられる。
また、表33においては、例えば難易度レベルが「3」であるシーンについて、「スキップ」が10%、「一時停止」が7%、「繰り返し」が12%となっており、他の71%は通常再生したものと判断できる。また、表33の内容についてはこの限りではなく、例えば、「繰り返し」については、1回繰り返し、2回繰り返し等、何回繰り返したかにより更に細分化して割合を解析してもよい。また、「一時停止」操作についても、1〜10秒、1〜2分等の時間間隔により更に細分化してもよい。
また、表33の例の場合、シーンの難易レベルが「2」以下のシーンについては、高い割合で「スキップ」操作をしており、シーンの難易レベルが「4」以上のシーンについては高い割合で「一時停止」操作あるいは「繰り返し再生」操作をしている。この場合、ユーザの理解度・学習レベルは「3」に近い値であると推測することができる。
このようにして得られたユーザの操作傾向やユーザの理解度・学習レベルの情報は、ユーザプロファイルとしてユーザプロファイル蓄積部18に蓄積される。また、ユーザプロファイル蓄積部18に蓄積されたデータは、次回以降の番組視聴時にユーザにとって最適な再生内容を判断するための情報として利用される。
なお、上述した図5及び図6に示すような解析手法は、本発明においてはこの限りではなく、例えば最近行われた操作については高い重み付けをし、遠い過去に行われた操作については低い重み付けをすることにより、ユーザの最近の操作内容を反映させた解析を行うこともできる。また、予め設定された複数のユーザに対する操作内容から解析を行うこともできる。
また、例えばシーン内容によって操作履歴情報の集合を分け、それぞれの操作履歴情報集合の中でシーン難易度レベルを用いて解析することによって、「発音練習のシーンではレベルが「3」で、文法の説明のシーンではレベルが「4」というように詳細な解析を行うこともできる。
更に、同一の番組を繰り返し視聴する場合や、番組シリーズを視聴する場合には、視聴回数が増えると共に「スキップ」するシーンが増えたり、繰り返し回数が減ってくることが予想される。このような場合には、操作履歴情報のうち、最初の視聴に対応する操作内容、最近の視聴に対応する操作内容、又は所定の回数分(例えば、過去3回視聴分等)の視聴に対応する操作内容に基づいて操作傾向を解析(判断)する。
これにより、同一番組の複数視聴や同一シリーズ番組は、視聴する毎にユーザの興味や理解度・学習レベル等が変動するため、それらの視聴履歴のうち、所定の条件における視聴時の操作内容に基づいて操作傾向を判断することで、ユーザの興味や理解度・学習レベル等の変動に迅速に対応してユーザに適した番組の再生を行うことができる。
また、例えば、同一の番組の同一の放送分(例えば、第3回放送分)を見た全ての操作内容を平均化した値を操作内容として解析してもよい。これにより、番組の視聴毎に異なるユーザの操作内容等を統合して平均的な操作内容を把握することができる。
また、上述したような視聴結果判断部17による解析処理は、一定期間毎に、あるいは、ユーザが新しく1つの番組を視聴し終わったタイミング毎、あるいは、ユーザが1つの操作をする毎等の所定のタイミングで行われ、常に最新のユーザプロファイルに更新される。
<最適再生内容判断部19:再生内容判断>
次に、最適再生内容判断部19におけるユーザプロファイルを利用した最適な再生内容を判断する方法について具体的に説明する。最適再生内容判断部19は、上述したように、番組メタデータ蓄積部22内に蓄積されている番組メタデータの内容と、ユーザプロファイル蓄積部18に蓄積されているユーザプロファイルの内容とを利用して、最適な再生方法を判断し、判断した結果を再生内容制御部に指示する。
例えば、最適再生内容判断部19は、過去に同一の番組シリーズの番組を視聴している場合には、過去に視聴した際の操作傾向を利用して自動的に最適な内容で再生するように指示する。
例えば、上述した図5の表に示す操作傾向がユーザプロファイルとしてユーザプロファイル蓄積部18に蓄積されている状態で、番組シリーズの次の回を視聴する場合には、メタデータの内容が「雑談フリートーク」となっているシーンは自動的にスキップし、「説明」となっているシーンでは自動的に所定時間分の一時停止を行い、また、「発音練習」のシーンでは自動的に繰り返し再生するのが最適な再生方法であると判断し、再生内容制御部20に指示する。
ここで、最適再生内容判断部19における理解度・学習レベルのユーザプロファイルを最適な再生方法の判断に利用する方法について説明する。例えば、過去の操作情報履歴からユーザの英語語学学習番組に対する理解度・学習レベルが「3」に近い値であると判断されている場合について説明する。
この場合、本実施例の番組再生装置10では、シーン難易レベルが「2」以下のシーンは自動的にスキップし、シーン難易レベルが「4」以上のシーンは所定の時間一時停止するか適当な回数繰り返し再生する。このように、同一の番組シリーズの番組を過去に全く視聴していない場合であっても、過去の操作情報履歴から解析された理解度・学習レベルのユーザプロファイルを利用することにより、最適再生内容判断部19で最適な再生方法を判断することが可能である。このようにして最適再生内容判断部19で判断した結果は、制御信号として再生内容制御部20に出力される。
なお、過去に同一の番組シリーズの番組を視聴していない場合には、理解度・学習レベルのユーザプロファイルしか利用できないわけではない。この場合でも、メタデータの内容で類似度を算出し、シーン内容が類似しているシーンに対して同様の再生内容の制御をすることで操作傾向のユーザプロファイルを利用することは可能である。
再生内容制御部20は、最適再生内容判断部19からの指示に従い、映像音声提示部21を制御する。映像音声提示部21は、映像音声データ蓄積部23に蓄積されている番組の映像音声データを復号・再生し表示手段としてのディスプレイや、音声手段としてのスピーカ等によりユーザに提示する。
上述したようにして、本実施例の再生装置では、過去の操作履歴からユーザの操作傾向や理解度・学習レベルを類推することにより、ユーザにとって最適な再生方法に変換して再生することができる。
<再生内容変換例>
ここで、上述した実施例に基づく番組再生内容の変換例について図を用いて説明する。図7は、連続するシーンに対する番組再生内容の変換例を示す図である。図7に示すように、元の番組が図7(a)に示すように進行した場合、ユーザが行った「繰り返し」、「スキップ」等の操作を反映させると、図7(b)に示すような再生内容となる。
図7(b)に示すように、変換後の番組内容は、シーン1が2回繰り返され、シーン4が一時停止される等の再生制御が行われる。
また、図8は、シーンの内容に対する番組再生内容の変換例を示す図である。なお、図8は、具体的にはある番組シリーズの番組に対する操作傾向のユーザプロファイルが図5に示す表32のような状態の場合に、番組の再生方法を変換した例である。図5に示す表32に示すような解析結果の場合、シーンの内容が「雑談フリートーク」の場合には「スキップ」、「説明」の場合には「一時停止」、「発音練習」の場合には「繰り返し再生」という操作を高い割合で行うという操作傾向がある。そのため、この操作傾向のユーザプロファイルにしたがって再生方法を図8(a)から図8(b)の示すように変換されることになる。
また、図9は、理解度・学習レベルに対応した番組再生内容の変換例を示す図である。なお、図9は、ユーザプロファイルが図6の表33のような状態の場合において、番組の再生方法を変換する例である。図6の表33に示すような解析結果の場合、ユーザの理解度・学習レベルは「3」のレベルにあると判断されるため、図9(a)から図9(b)に示す再生内容に変換される。図9(b)に示す再生内容では、レベルが「2」以下のシーンはスキップし、レベルが「4」以上のシーンは一時停止か繰り返し再生をするように変換されている。
なお、本発明では、最適再生内容判断部19が最適であると判断した再生内容よりも、ユーザの能動的な操作である操作情報判断部12からの指示が優先される。したがって、最適だと番組再生装置10が判断した再生内容で番組を再生中であっても、再生内容制御部20は、操作情報判断部12からの指示があれば、操作情報判断部12からの指示にしたがって再生内容を制御する。
このとき、ユーザが行った操作もまた操作情報解析部15で解析され、操作情報履歴蓄積部16に蓄積される。この最新の情報を追加した操作情報履歴により視聴結果判断部17によって再び最新のユーザプロファイルを取得し、ユーザプロファイル蓄積部18に蓄積される。
上述したように、番組再生装置10では、その時点のユーザプロファイルの内容を基に最適と判断した再生内容にしたがって番組を再生する。また、再生中にユーザが能動的な操作指示を行った場合でも、この新たな操作の操作情報もそれまでの操作履歴に付け加わり、再び最新のユーザプロファイルが導出され、新しいユーザプロファイルが蓄積される。また、上述の処理を繰り返すことにより、ユーザプロファイルは徐々に修正されて適正なものへ近づいていくことになる。
なお、上述した例では、特に映像の繰り返しや一時停止等の操作内容に基づく説明となっているが、例えば、音量(ボリューム)の操作においても適用することができる。例えば、英文の発音練習をしているシーンにおいて、ユーザが音量を上げる操作をしているのであれば、同一番組の以降の回(シリーズ)にも同様に音量を上げるよう再生制御を行ってもよい。
また、上述では、語学番組を例に説明したが、本発明の対象は語学番組に限定されるものではない。例えば、ある番組シリーズに対するユーザの操作履歴からその番組シリーズに対するユーザの操作傾向を解析し、以降の同一番組シリーズの番組再生時に自動的に再生内容を変換して再生する手法は、毎回ほぼ同一の形式化されたフォーマットにしたがって番組が進行するような番組に対して有効である。具体的には、料理番組やニュース番組等が典型的な例である。また、バラエティー番組等でも番組の進行が形式化されているものであれば有効である。
更に、理解度・学習レベルのユーザプロファイルに関しても、語学番組に限定されず、様々な番組に対するユーザの操作履歴から様々な分野に対するユーザの理解度・学習レベルのユーザプロファイルを導出することができる。
これにより、このユーザプロファイルの内容から、以降の番組再生方法を自動的に変換して番組を再生することが可能である。具体的には、例えば、あるユーザは、過去の様々な番組に対する操作履歴から、「数学」に対する理解度・学習レベルは非常に低く、「経済」に対する理解度・学習レベルは低く、「日本の歴史」に対する理解度・学習レベルは高く、「生物学」に対する理解度・学習レベルは非常に高く、「英語」に対する理解度・学習レベルは普通だが、「中国語」に対する理解度・学習レベルは非常に低いというように、ユーザの様々な分野に対する理解度・学習レベルを判断し、これをユーザプロファイルとして蓄積しておくことができる。
また、上述した説明と同様の手法に基づいて、この様々な分野に対する理解度・学習レベルのユーザプロファイルを基に様々な番組の再生内容を自動的に制御することができる。なお、上述した制御を行う場合には、メタデータに各シーンの難易度レベルと共に各シーンがどの分野の内容であるかを記述しておき、その情報を用いる。
なお、上述した番組再生装置10は、蓄積されている操作情報履歴やユーザプロファイル等を放送局等に通信ネットワークを介して送信可能となるような送信手段を設けてもよい。これにより、例えば放送局等の番組提供側において、どのシーンが繰り返し見られており、どのシーンがスキップされているか等、ユーザの視聴情報を把握して、提供する番組の編集をユーザのニーズに即して効率的に行うことができる。
上述した実施例により、ユーザの過去の番組視聴時における操作情報からユーザに適した番組を再生することができる。
<番組再生プログラム>
ここで、本発明における番組再生装置は、上述した専用の装置構成等を用いて本発明における番組再生処理を行うこともできるが、各構成における処理をコンピュータに実行させることができる実行プログラムを生成し、例えば、汎用のパーソナルコンピュータ、ワークステーション等にそのプログラムをインストールすることにより、上述した番組再生処理を実現することができる。
<ハードウェア構成>
ここで、本発明における番組再生処理が実行可能なコンピュータのハードウェア構成例について図を用いて説明する。図10は、本発明における番組再生処理が実現可能なハードウェア構成の一例を示す図である。
図10におけるコンピュータ本体には、入力装置41と、出力装置42と、ドライブ装置43と、補助記憶装置44と、メモリ装置45と、各種制御を行うCPU(Central Processing Unit)46と、ネットワーク接続装置47とを有するよう構成されており、これらはシステムバスBで相互に接続されている。
入力装置41は、ユーザが操作するキーボード及びマウス等のポインティングデバイスを有しており、ユーザからのプログラムの実行等、各種操作信号を入力する。出力装置42は、本発明における処理を行うためのコンピュータ本体を操作するのに必要な各種ウィンドウやデータ等を表示するディスプレイ(モニタ)を有し、CPU46が有する制御プログラムにより実行経過や結果等を表示することができる。
ここで、本発明において、コンピュータ本体にインストールされる実行プログラムは、例えば、CD−ROM等の記録媒体48等により提供される。プログラムを記録した記録媒体48は、ドライブ装置43にセット可能であり、記録媒体48に含まれる実行プログラムが、記録媒体48からドライブ装置43を介して補助記憶装置44にインストールされる。
また、ドライブ装置43は、本発明に係る番組再生プログラムを記録媒体48に記録することができる。これにより、その記録媒体48を用いて、他の複数のコンピュータに容易にインストールすることができ、容易に番組再生処理を実現することができる。
補助記憶装置44は、ハードディスク等のストレージ手段であり、本発明における実行プログラムや、コンピュータに設けられた制御プログラム等を蓄積し必要に応じて入出力を行うことができる。また、補助記憶装置44は、上述した操作情報履歴蓄積部16、ユーザプロファイル蓄積部18、番組メタデータ蓄積部22、及び映像音声データ蓄積部23等を記憶する蓄積手段として用いることもできる。
CPU46は、OS(Operating System)等の制御プログラム、及びメモリ装置45により読み出され格納されている実行プログラムに基づいて、各種演算や各ハードウェア構成部とのデータの入出力等、コンピュータ全体の処理を制御して、番組再生処理における各処理を実現することができる。また、プログラムの実行中に必要な各種情報等は、補助記憶装置44から取得することができ、また格納することもできる。
ネットワーク接続装置47は、電話回線やLANケーブル等の通信ネットワーク等と接続することにより、実行プログラムを通信ネットワークに接続されている他の端末等から取得したり、プログラムを実行することで得られた実行結果又は本発明における実行プログラムを他の端末等に提供することができる。
上述したようなハードウェア構成により、特別な装置構成を必要とせず、低コストで上述した番組再生処理を実現することができる。また、プログラムをインストールすることにより、容易に番組再生処理を実現することができる。
<番組再生処理手順>
次に、実行プログラムにおける処理手順についてフローチャートを用いて説明する。図11は、本発明における番組再生処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、後述する処理手順は、上述した実施例に対応した番組再生処理を示すものである。
まず、ユーザからの操作内容をユーザインタフェース等により入力される(S01)。次に、ユーザからの操作内容が、番組の視聴における直接の操作(スキップ、繰り返し、一時停止等)であるかを判断する(S02)。
ここで、番組の視聴における直接の操作でない場合(S02において、NO)、例えば、番組の視聴開始や終了、早送り、巻き戻し、一時停止、スロー再生等の操作の場合はユーザの操作情報を取得する(S03)。また、視聴している番組のメタデータから番組の再生開始時間等からの時間経過におけるシーン内容の取得を行う(S04)。
次に、S03及びS04にて得られる操作情報及びシーン内容からユーザの操作情報の解析を行う(S05)。ここで、操作内容は、操作情報履歴として蓄積される。次に、操作情報履歴に基づいて操作傾向及び理解度・学習レベル判断を行い(S06)、ユーザプロファイルを生成する(S07)。また、ユーザプロファイルに基づいてユーザに最適な再生内容を判断する(S08)。
次に、S08の処理が終了後、再生内容の制御を行い(S09)、予め蓄積されている映像音声データから、該当する映像音声データを取得してユーザに提示を行う(S10)。
また、S02において、番組の視聴における直接の操作である場合(S02において、YES)、ユーザの能動的な操作を優先させるため、再生情報の制御を行い(S09)、予め蓄積されている映像音声データから、該当する映像音声データを取得してユーザに提示を行う(S10)。
上述した番組再生処理手順により、ユーザの過去の番組視聴時における操作情報からユーザに適した番組の再生を行うことができる。また、実行プログラムをコンピュータにインストールすることにより、容易に本発明に係る番組再生処理を実現することができる。
上述したように本発明によれば、ユーザの過去の番組視聴時における操作情報からユーザに適した番組の再生を行うことができる。具体的には、過去の視聴時における操作情報からユーザの操作傾向等を判断し、判断した結果により自動的に再生内容を制御することができる。これにより、ユーザにとって煩わしい操作をできるだけ少なくしながらもユーザに適する内容で番組を再生することができる。
なお、本発明における再生手法については、番組に関する情報だけには限定されず、多種のコンテンツに対しても適用することができる。
以上本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
番組再生装置の概略構成の一例を示す図である。 操作情報の一例を示す図である。 シーン内容の一例を示す図である。 履歴情報の一例を示す図である。 同一シリーズ番組視聴時の操作傾向を解析する手法を示す一例の図である。 語学学習番組に対する理解度・学習レベルの解析手法の一例を示す図である。 連続するシーンに対する番組再生内容の変換例を示す図である。 シーンの内容に対する番組再生内容の変換例を示す図である。 理解度・学習レベルに対応した番組再生内容の変換例を示す図である。 本発明における番組再生処理が実現可能なハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明における番組再生処理手順の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
10 番組再生装置
11 ユーザインタフェース部
12 操作情報判断部
13 操作情報取得部
14 シーン内容取得部
15 操作情報解析部
16 操作情報履歴蓄積部
17 視聴結果判断部
18 ユーザプロファイル蓄積部
19 最適再生内容判断部
20 再生内容制御部
21 映像音声提示部
22 番組メタデータ蓄積部
23 映像音声データ蓄積部
31 操作履歴情報
32、33 表
41 入力装置
42 出力装置
43 ドライブ装置
44 補助記憶装置
45 メモリ装置
46 CPU
47 ネットワーク接続装置
48 記録媒体

Claims (6)

  1. ユーザが番組を視聴することで得られる操作履歴により、前記番組及び前記番組と同一シリーズの番組の再生内容を制御する番組再生装置において、
    前記ユーザが前記番組再生装置に対して行った操作情報を取得する操作情報取得部と、
    予め設定された前記番組に対応するメタデータから前記番組内の各シーンの内容を取得するシーン内容取得部と、
    前記操作情報取得部から得られる情報と、前記シーン内容取得部から得られる情報とに基づいて、ユーザの各シーンにおける操作履歴を解析する操作情報解析部と、
    前記操作情報解析部により得られる操作履歴から、ユーザの視聴結果に基づく操作傾向を判断する視聴結果判断部と、
    前記視聴結果判断部により得られる判断結果に基づいて前記番組と同一シリーズの番組に対して、前記操作傾向又は理解度・学習レベルに合わせた再生内容を判断し、判断した結果により再生内容を制御する最適再生内容判断部とを有し、
    前記視聴結果判断部は、
    前記ユーザの操作履歴に含まれる前記番組のシーン毎に予め設定される難易レベルと前記難易レベルに対する前記ユーザの操作傾向により、前記番組における理解度・学習レベルを判断することを特徴とする番組再生装置。
  2. 前記視聴結果判断部は、
    前記同一の番組に対する複数の操作履歴が存在する場合、又は同一シリーズの番組に対する操作履歴が存在する場合、前記操作履歴のうち、最初の視聴に対応する操作内容、最近の視聴に対応する操作内容、又は所定の回数分の視聴に対応する操作内容に基づいて前記操作傾向を判断することを特徴とする請求項に記載の番組再生装置。
  3. 前記視聴結果判断部は、
    前記同一の番組に対する複数の操作履歴が存在する場合、又は同一シリーズの番組に対する操作履歴が存在する場合、前記操作履歴を平均化した操作内容に基づいて前記操作傾向を判断することを特徴とする請求項に記載の番組再生装置。
  4. 前記最適再生内容判断部は、
    前記操作傾向を取得した番組と同一又は同一シリーズの番組について、シーン毎に再生内容を判断することを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の番組再生装置。
  5. 前記最適再生内容判断部により得られる判断結果に基づいて番組を再生中に前記ユーザから操作指示があった場合、前記操作指示から得られる操作内容に基づいて前記番組を再生する再生内容制御部を有することを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の番組再生装置。
  6. ユーザが番組を視聴することで得られる操作履歴により、前記番組及び前記番組と同一シリーズの番組の再生内容を制御する番組再生装置における番組再生プログラムにおいて、
    コンピュータを、
    前記ユーザが前記番組再生装置に対して行った操作情報を取得する操作情報取得
    予め設定された前記番組に対応するメタデータから前記番組内の各シーンの内容を取得するシーン内容取得
    前記操作情報取得から得られる情報と、前記シーン内容取得から得られる情報とに基づいて、ユーザの各シーンにおける操作履歴を解析する操作情報解析
    前記操作情報解析により得られる操作履歴から、ユーザの視聴結果に基づく操作傾向を判断する視聴結果判断、及び、
    前記視聴結果判断により得られる判断結果に基づいて前記番組と同一シリーズの番組に対して、前記操作傾向又は理解度・学習レベルに合わせた再生内容を判断し、判断した結果により再生内容を制御する最適再生内容判断部として機能させ、
    前記視聴結果判断部は、
    前記ユーザの操作履歴に含まれる前記番組のシーン毎に予め設定される難易レベルと前記難易レベルに対する前記ユーザの操作傾向により、前記番組における理解度・学習レベルを判断することを特徴とする番組再生プログラム。
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