JP4330510B2 - エディタ装置、コンピュータをエディタ装置として機能させるためのプログラム、および記録媒体 - Google Patents

エディタ装置、コンピュータをエディタ装置として機能させるためのプログラム、および記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、データ処理装置においてデータが格納される領域を識別する変数を定義する技術に関する。より特定的には、本発明は、複数の変数の定義を可能にするプログラムのエディタ装置、コンピュータをエディタ装置として機能させるためのプログラム、および記録媒体に関する。
プログラマブルロジックコントローラと称される産業用制御装置は、自動組付け機その他の制御対象機器に接続され、シーケンス制御その他の制御を実行したり、その機器の状態を表わすデータを受信したりする。この制御対象機器の制御あるいは状態の表示は、たとえば、その機器の状態を制御対象機器の状態を表示する機能およびその機器の動作を制御する機能を有する表示器を介して行なわれる。また、近年、上記の産業用制御装置が有する制御機能を備えた表示器も導入されている。
上記の表示器は、接続されている制御対象機器の状態を表示したり、作業者が指示を入力するための画面を表示する。また、予め設定された配信条件が成立した場合には、配信対象として指定されたデータは、通信機能を備える他のデータ処理装置に配信される。このようなデータ処理は、各データ属性を備えるデータを格納する領域として予め定義された変数を参照するプログラムによって実現される。
一般にコンピュータが当該処理を実行する場合、処理の対象となるデータの件数は、プログラムに応じて増減する。この場合、データ量によってはプログラムの実行速度が低下したり、データ転送量が増加したり、あるいは通信時間が増加する等の問題があった。
そこで、たとえば特許第3364207号明細書(特許文献1)は、表示器と産業用制御装置とを備える制御システムにおいて、表示器をデータ通信の中心として構成可能にするためのシステムを開示している。当該システムによると、産業用制御装置による通信のための負荷が軽減される。また、通信プロトコルを考慮する必要がなくなるため、制御システムの開発あるいは維持管理に必要なソフトウェアの開発の工数も削減される。
ところで、上記の表示器においてデータ配信その他の所定の処理を実現するためには、当該処理に応じて異なるデータタイプ、デバイスタイプその他のデータ属性等を備えるデータが使用される。この場合、上記プログラムに使用される変数を定義する際、各変数の名称と共にデータ属性に応じた設定を行なう必要がある。たとえば、メモリ領域に割り当てるアドレスの設定は、各変数のデータタイプ、データサイズ等に応じて、重複なく行なう必要がある。そのため、変数の数が多い場合あるいはデータタイプの変更等が生じた場合には、設定のための負荷が増加し、システムの設計効率が低下する場合があった。
そこで、上記の課題を解決するために、たとえば特開2000−242313号公報(特許文献2)は、プログラマブルコントローラの入出力メモリに対してラダープログラムの変数のアドレスを割り付けるアドレス割付装置を開示する。この装置は、入出力メモリのアドレスを割り付けるべきワークエリアを指定する指定部と、指定部により指定されたワークエリアの内で使用されていないアドレスを検索するアドレス検索部と、アドレス検索部により検索されたアドレスに上記ラダープログラムの変数のアドレスを自動的に割り付ける自動割付部とを備える。
上記のアドレス割付装置によると、入出力メモリのアドレスを割り付けるべきワークエリアが指定されると、当該ワークエリアの内で使用されていないアドレスが検索される。ラダープログラムの変数のアドレスが検索されたアドレスに自動的に割り付けられる。これにより、アドレス割付の手間が削減され、ラダープログラムの設計効率の向上が可能になる。
特許第3364207号明細書 特開2000−242313号公報
しかしながら、特許文献2に開示された技術によると、割り付けられるアドレスは、未使用のアドレスに依存するため、使用者は、アドレスが実際に割り付けられるまで、どのアドレスが割り付けられるかを認識することができないという問題があった。また、このように割り付けられたアドレスにおいては、データタイプの変更に伴うアドレスの設定の変更が容易に行なえない場合もあった。
また、予め登録された複数の変数のアドレス設定に関し、各変数のアドレスを自動的に設定したいという要請がある。たとえば、複数の変数のうち、メモリ領域の先頭の変数のアドレスを変更する場合、当該変更に応じて他の変数のアドレスも変更する必要がある。しかしながら、特許文献2に開示された技術によると、係る場合に、自動的にアドレスを設定することができない場合もあった。
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、異なるデータタイプ、デバイスタイプ等を有する変数が連続して定義される場合においても柔軟なアドレス設定を可能にするエディタ装置を提供することである。
本発明の他の目的は、データ属性の変更が発生しても柔軟なアドレス設定を可能にするエディタ装置を提供することである。
本発明の他の目的は、異なるデータ属性を有する変数が連続して定義される場合においても柔軟なアドレス設定を可能にするエディタ装置として、コンピュータを機能させるためのプログラムを提供することである。
本発明のさらに他の目的は、異なるデータ属性を有する変数が連続して定義される場合においても柔軟なアドレス設定を可能にするエディタ装置として、コンピュータを機能させるためのプログラムが格納された記録媒体を提供することである。
上記の課題を解決するために、この発明のある局面に従うと、エディタ装置は、制御対象機器との間でデータを通信する通信装置に転送可能なデータ形式で、通信装置によるデータ処理を実現する制御プログラムに対応する制御データを生成する。このエディタ装置は、外部からの入力を受け付ける入力手段と、データが格納されるデータ領域を識別する変数の作成のための画面を表示させる画面データと、変数を識別する変数名と、変数のデータ属性と、変数の位置を特定するための位置データとを格納する記憶手段と、画面データに基づいて、新たな変数の登録のためのデータの入力を受け付ける登録画面を表示する表示手段と、新たな変数の登録のためのデータの入力に基づいて、位置データが既に割り当てられている既定の変数のデータ属性と位置データとに応じて、新たな変数についての位置データを算出する算出手段と、新たな変数と算出された位置データとを関連付けて、記憶手段に格納する関連付け手段とを備える。
好ましくは、算出手段は、新たな変数の登録のためのデータと、予め定められた規則に従って位置データを算出するための予め定められたデータとに基づいて、新たな変数についての位置データを算出する。
好ましくは、通信装置は、制御対象機器により出力される操業データに基づいて制御対象機器の状態を表示する表示手段と、他の通信装置との間で操業データを通信する通信手段とを備える表示装置である。制御プログラムは、操業データの通信のための通信プログラムを含む。
好ましくは、データ属性は、変数のデータタイプを含む。位置データは、データ領域のアドレスを含む。算出手段は、既定の変数のアドレスにデータタイプに応じた値を加算することにより、新たな変数のアドレスを算出する。
好ましくは、予め定められたデータは、既定の変数の位置データに続けて新たな変数の位置データを割り当てるために、入力される記号として予め定められた登録画面に表示される記号に対応したデータである。
好ましくは、エディタ装置は、既定の変数の位置データに続く位置データを新たな変数に割り当てるか否かを指示するためのデータの入力画面を表示するデータを生成する画面データ生成手段をさらに備える。算出手段は、既定の変数の位置データに続く位置データを新たな変数に割り当てることを指示するためのデータが入力された場合には、既定の変数の位置データおよびデータ属性に基づいて新たな変数の位置データを算出する。
この発明の他の局面に従うと、プログラムは、データを格納する記憶手段を備えるコンピュータを、制御対象機器との間でデータを通信する通信装置に転送可能なデータ形式で、通信装置によるデータ処理を実現する制御プログラムに対応する制御データを生成するエディタ装置として機能させる。このプログラムはコンピュータに、外部からの入力を受け付ける入力ステップと、記憶手段から、データが格納されるデータ領域を識別する変数の作成のための画面を表示させる画面データと、変数を識別する変数名と、変数のデータ属性と、変数の位置を特定するための位置データとを読み出すステップと、画面データに基づいて、新たな変数の登録のためのデータの入力を受け付ける登録画面を表示する表示ステップと、新たな変数の登録のためのデータの入力に基づいて、位置データが既に割り当てられている既定の変数のデータ属性と位置データとに応じて、新たな変数についての位置データを算出する算出ステップと、新たな変数と算出された位置データとを関連付けて、記憶手段に格納する関連付けステップとを実行させる。
この発明のさらに他の局面に従うと、記録媒体は、上記のプログラムを格納した媒体である。
本発明に係るエディタ装置によると、異なるデータタイプ、デバイスタイプその他のデータ属性を有する変数が連続して定義される場合においても、後続の変数のアドレスは、その前の変数のアドレスとデータ属性とに基づいて設定される。これにより、柔軟なアドレス設定を可能にすることができる。
本発明に係るエディタ装置によると、データ属性の変更が発生しても、変更後のデータ属性に対応した値に基づいてアドレスが再設定されるため、アドレス設定を柔軟に行なうことができる。
本発明に係るプログラムによると、コンピュータは、異なるデータ属性を有する変数が連続して定義される場合においても、後続の変数のアドレスを、その前の変数のアドレスとデータ属性とに基づいて設定するエディタ装置として機能することができる。
本発明に係る記録媒体がコンピュータに装着されると、コンピュータは、異なるデータ属性を有する変数が連続して定義される場合においても、後続の変数のアドレスを、その前の変数のアドレスとデータ属性とに基づいて設定するエディタ装置として機能するための処理を実行することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
図1を参照して、本発明の実施の形態に係る表示器150を使用するFA(Factory Automation)システムについて説明する。図1は、FAシステム10のネットワーク構成を概略的に表わす図である。
FAシステム10は、中央監視装置100と、表示器150,1500と、制御ユニット180と、制御対象機器192,194とを含む。中央監視装置100とそれぞれの表示器150とは、通信ネットワーク102を介して接続されている。表示器150は、通信ネットワーク102に接続され中央監視装置100と通信するための共通プロトコルインターフェース部110と、入力部111と、制御部120と、表示部112と、プロトコル情報記憶部113と、データ記憶部114と、ネットワーク190を介して制御ユニット180と通信するための専用プロトコルインターフェース部130とを含む。
表示器150において、共通プロトコルインターフェース部110は、予め定められた共通プロトコルに基づいて中央監視装置100から送信されたデータの入力を受けて制御部120に出力する。入力部111は、外部から指示の入力を受付けて、その指示に応じた信号を制御部120に出力する。専用プロトコルインターフェース部130は、予め定められた専用プロトコルに基づいて制御ユニット180もしくは制御対象機器196,198から送信された信号を受信し、そのデータを制御部120に出力する。
表示器1500は、表示器150が備える構成と同一の構成を有する。表示器1500は、表示器150と同一の機能を実現する。表示器150と表示器1500とは、予め作成された通信プログラムに基づいて、相互にデータ通信が可能である。
制御部120は、データの転送時には、共通プロトコルに基づいて入力されたデータをプロトコル情報記憶部113に格納されている変換テーブルに基づいて専用プロトコルに応じたデータに変換する。なお、このような変換は、表示器150に所定の設定を行なうための設定用データの入力時には実行されない。また、制御部120は、専用プロトコルに基づいて表わされたデータを、当該変換テーブルに基づいて共通プロトコルに応じたデータに変換する。制御部120は、入力部111を介して入力される指示、あるいは予め定められた条件の成立に応じて、所定の画像を表示部112に表示させる。データ記憶部114は、専用プロトコルインターフェース部130あるいは共通プロトコルインターフェース部110を介して入力されたデータを格納する。この格納の態様については後述する。
上記の構成を有するFAシステム10において、中央監視装置100および表示器150,1500は、たとえばPC(Personal Computer)に所定のプログラムを実行させることにより実現される。このPCのハードウェア構成およびソフトウェア構成については、後述する。
図2を参照して、本実施の形態に係る表示器150および表示器150において使用される変数を登録するためのエディタ装置200について説明する。図2は、表示器150およびエディタ装置の構成を概略的に表わすブロック図である。
なお、エディタ装置200と表示器150とは、一般には常に接続されているわけではなく、たとえばエディタ装置200により生成された画像データを表示器150にロードするときに一時的に接続される。
最初に、エディタ装置200について説明する。エディタ装置200は、相互にデータバスで接続された制御部210と、データを一時的に記憶するためのメモリ部212と、FAシステムの構築のための設定データを登録するための画面等を表示する表示部214と、利用者からのデータの入力を受け付ける入力部216と、記録媒体220が装着される駆動部218と、外部とデータの入出力をするための通信部222と、大容量のデータを記憶するためのデータ記憶部240と、変数の登録その他の編集機能を実現するためのエディタ部230とを含む。エディタ部230は、登録エディタ232と、変数管理部234と、プログラムエディタ236とを含む。
制御部210は、たとえばCPU、あるいはMPU(Micro Processing Unit)その他の演算回路により実現される。制御部210は、所定の指示を検出すると、予めデータ記憶部240に格納されていた初期データと処理プログラムとをメモリ部212に読み出し、メモリ部212において逐次演算することにより、そのプログラムに基づく処理を実行する。
メモリ部212は、たとえばRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)その他のメモリにより実現される。このメモリ部212には、初期データなどの固定データ、あるいは制御部210による一時的な処理結果その他のデータが格納される。このデータの格納の態様については後述する。
表示部214は、たとえばディスプレイ装置により実現される。表示部214は、制御部210から受信した信号に基づいて、画面を表示する。たとえば表示部214は、メモリ部212の所定の領域に格納されている画像データを逐次読み出し、そのデータに応じた画像を表示する。
入力部216は、キーボード、マウスその他の入力装置により実現される。利用者は、この入力部216を介して、画面の編集のためのデータ、画面に含まれる画像に関連付けられる設定データ等を入力することができる。入力部216は、このような外部からの入力を受け付けて、当該入力に応じた信号を制御部210に出力する。
駆動部218は、装着された記録媒体220からデータを読み出したり、あるいは記録媒体220にデータを書き込んだりする。この駆動部218は、CD(Compact Disk)ドライブ装置、メモリカードドライブ装置等により実現される。
通信部222は、通信回線を介して外部の装置と通信するためのインタフェースである。通信部222は、たとえばUSB(Universal Serial Bus)規格、RS(Recommendation Standard)−232C規格、RS−422規格等のインターフェースであるが、これらに限られず、通信回線を介して接続される機器とデータを通信することができるものであればよい。
エディタ部230において、登録エディタ232は、データ記憶部240に格納されているプログラムおよびデータに基づいて、FAシステムを構成する参加局を登録するための機能を実現する。ここで、参加局とは、FAシステムのネットワークに接続される表示器、制御装置その他のデータ処理装置をいう。当該参加局が登録されると、参加局を識別するための参加局名、通信ネットワーク上における参加局のネットワークアドレス等がデータ記憶部240に一旦格納される。
また、登録エディタ232は、表示器150その他の参加局が使用する変数を登録する機能を実現する。この機能が実現されると、変数の名称、変数のデータ型、変数のデータサイズ等がそれぞれ関連付けられて、データ記憶部240に一旦格納される。ここで、変数とは、データを格納するためにメモリに確保される領域を識別するための名称をいう。たとえば所定の処理を実現するプログラムが実行されている場合に、当該変数はプログラムにより参照される。
また、登録エディタ232は、当該システムにおけるデータ通信の設定を実現する。すなわち、通信ネットワーク上においてデータの通信処理を実現するための配信条件がデータ記憶部240に格納される。配信条件は、たとえばデータの送信元および送信先の参加局の識別名称、送信タイミング、送信対象となるデータが参照される変数の名称等を含む。
さらに、登録エディタ232は、当該システムにおいて、各変数を使用して実行されるデータの分析処理等(以下、適宜「アクション」と表わす。)のアプリケーションプログラムを実行するための設定データの登録を実現する。アクションは、表計算ソフトウェア、データベースソフトウェアその他の汎用アプリケーションを使用する処理を含む。設定データは、たとえば当該アプリケーションプログラムにおいて使用される変数の名称、当該汎用アプリケーションが実行されるコンピュータシステムへの送信タイミング等を含む。
変数管理部234は、別の処理において作成された画面に配置されたマークの各制御対象機器に対する入出力番号(アドレス)を割り付ける。定義された変数、データ属性、あるいはアドレス等は、データ記憶部240に格納される。これらのデータは、利用者の指示に基づいて、所定の動作プログラムと共に実行可能形式、たとえばBCD(Binary Coded Decimal)コードに変換される。当該変換により生成されたデータは、通信部222を介して接続された表示器150に転送される。表示器150において、エディタ装置200から入力されたデータは、通信部222との間で一時的に接続される表示器150のメンテナンスポート154を介して、FEPROM(Flash Erasable Programmable ROM)164に転送され、所定の領域に格納される。
変数管理部234は、好ましくは、入力されたデータに基づいて、変数と変数のアドレスとを管理する。たとえば、新たな変数の設定時に予め定められた制御データが入力された場合には、新たな変数のアドレスは、既に登録されている既定の変数のアドレスと、当該既定の変数のデータタイプとに基づいて算出される。
プログラムエディタ236は、登録エディタ232によって登録された参加局、変数、配信条件などのデータに基づいて、表示器150に転送するためのデータを生成する。このデータは、たとえば表示器150において実行可能な形式に変換されたプログラムを含む。このようにして生成されたプログラムは、表示器150によるデータ処理、たとえば表示器150におけるデータの表示、他の表示器との通信その他の処理を実現することができる。
データ記憶部240は、たとえばハードディスク装置により実現されるが、その他の記憶装置であってもよい。このデータ記憶部240は、制御部210により、データの書込みあるいは読み出しが制御される。
図2を再び参照して、表示器150は、相互にデータバスで接続された、CPU(Central Processing Unit)152と、メンテナンスポート154と、メモリ160と、通信コントローラ166と、VRAM(Video RAM)168と、グラフィックコントローラ170と、ディスプレイ172と、タッチパネル174と、タッチパネルコントローラ176と、I/O(Input/Output)制御IF(Interface)178と、I/Oユニット179とを含む。
メモリ160は、DRAM(Dynamic RAM)162と、FEPROM164とを含む。I/Oユニット179は、制御対象機器196,198その他の機器を接続するための入出力端子、入出力回路等を含む。この場合、複数の入出力端子が、備えられてもよい。I/O制御IF178は、CPU152とI/Oユニット179との間の信号の授受を仲介するインターフェース回路である。I/O制御IF178は、入出力メモリ、D/A(Digital to Analog)変換器、A/D(Analog to Digital)変換器等を含む。
CPU152は、FEPROM164に格納されたプログラムに基づいて、制御ユニット180との通信処理、ディスプレイ172の表示処理等を実行する。CPU152はまた、タッチパネル174における入力に基づいて、その入力に対応する処理を実行する。
メンテナンスポート154は、表示器150の保守時等において一時的に使用されるポートである。表示器150に表示させる画面を変更する場合、あるいは画面の表示制御の設定を変更する場合等において、新しいデータがメンテナンスポート154から入力される。これにより、表示器150と制御ユニット180との通信が妨げられることなく、表示器150が実行する制御プログラム、当該画面の表示のためのデータ等を更新することができる。
DRAM162は、主にディスプレイ172における表示制御その他の処理に用いられるデータを一時的に記憶する。FEPROM164は、書換可能なフラッシュメモリである。フラッシュメモリは、稼動部を持たず、また衝撃に強いため、制御ユニット180に接続される環境が劣悪であっても、安定して作動することができる。
通信コントローラ166は、CPU152の制御により、制御ユニット180との間でデータ通信を行なう。通信されるデータには、制御ユニット180から報告される、実績その他の稼動状況を表わす操業データ、あるいは、表示器150から制御ユニット180に送信される設定データ等が含まれる。
VRAM168は、CPU152の制御により画面表示用のデータを一時的に保存する。このデータは、グラフィックコントローラ170に読み出され、ディスプレイ172に出力される。これにより、ディスプレイ172は、所定の画面を表示することができる。
タッチパネルコントローラ176は、タッチパネル174とデータバスとの間に配置され、タッチパネル174の押下を検出する。タッチパネルコントローラ176がその押下を検出すると、その位置あるいは入力されたデータは、メモリ160に出力される。
上記の構成のように、表示器150は、I/O制御IF178およびI/Oユニット179を有するため、制御ユニット180を介することなく、制御対象機器に接続することができる。したがって、表示器150は、たとえば制御対象機器196,198の状態の表示あるいは動作の制御の指示を直接実行するように構成してもよい。
なお、表示器150の構成は、上記のものに限られない。たとえば、表示器150は、グラフィック表示を行なうため、操作盤、スイッチ、表示灯などの機能を有する他、デバイスその他の制御対象機器の稼動状況や作業指示のような管理のための各種のモニタ、機器に対する設定値を入力する端末としての機能を備えていればよい。
また、表示器150は、たとえば後述する図3に示されるように、エディタ装置を実現するためのコンピュータシステム300と同様の構成を有するコンピュータシステムによっても実現可能である。すなわち、係る場合は、当該コンピュータシステムのCPU(図示しない)が、表示器150としての機能、たとえばデータの入出力機能、演算機能、データ通信機能あるいは表示機能を実現するためのプログラムを実行することにより実現される。なお、このようなコンピュータシステムのハードウェア構成、機能および作用は周知であるため、それらについての説明は繰り返さない。
図2を再び参照して、制御ユニット180は、ネットワーク190を介して表示器150と接続される。制御ユニット180はさらに、制御対象機器192,194に接続される。制御ユニット180は、制御機能部として、予め設定された制御プログラムを実行することにより、制御対象機器192,194の動作を制御する。制御対象機器192,194は、たとえば自動組立て機、ベルトコンベアなどであるが、これらの機器に限られない。また、制御ユニット180に接続される制御対象機器の数は、特定の数に限られない。
図3を参照して、エディタ装置200を実現するためのコンピュータシステム300について説明する。図3は、コンピュータシステム300のハードウェア構成を表すブロック図である。
コンピュータシステム300は、相互にデータバスで接続されたCPU310と、マウス320と、キーボード330と、RAM340と、ハードディスク350と、CD−ROM駆動装置360と、モニタ380と、通信IF390とを含む。駆動装置360には、CD−ROM362が装着される。
コンピュータシステム300において、エディタ装置200を実現するための処理は、各ハードウェアおよびCPU310により実行されるソフトウェアによって実現される。このようなソフトウェアは、RAM340あるいはハードディスク350に予め格納されている場合がある。あるいはCD−ROM362その他の着脱可能な情報記録媒体に格納されて流通し、駆動装置360その他のデータ読取装置によりその記録媒体から読み取られて、ハードディスク350に一旦格納される場合もある。そのソフトウェアは、ハードディスク350から読み出されて、CPU310によって実行される。
図3に示されるコンピュータシステム300のハードウェア自体は、一般的なものである。したがって、本発明の最も本質的な部分は、RAM340、ハードディスク350、CD−ROM362その他の情報記録媒体に格納されたソフトウェアであるともいえる。なお、コンピュータシステム300の各ハードウェアの動作は周知であるので、ここではその説明は繰り返さない。
図4および図5を参照して、本実施の形態に係るエディタ装置200のデータ構造について説明する。図4は、エディタ装置200を実現するコンピュータシステム300のハードディスク350におけるデータの格納の一態様を表わす図である。
使用者の入力により定義された変数についてのデータは、領域F424〜F434にそれぞれ格納される。すなわち、変数の名称を表わすデータは、領域F424に格納される。その変数のデータタイプ、すなわち当該変数により識別される領域に格納されるデータのタイプは、領域F426に格納される。
その変数の位置を特定するための位置データ、たとえばアドレスの属性を表わすデータは、領域F428に格納される。たとえば、記号「+」は、当該記号が関連付けられている変数「_D101_WORD」の領域が、その変数の直前に定義されている変数「_D100_WORDB1」の領域に続けて確保されることを表わす。
その変数について、データを格納するために確保されるデータ領域を表わすアドレスは、F430に格納される。その変数に対応するデバイスの個数、あるいは終了アドレスを表わすデータは、領域F432に格納される。使用者が定義したその他の情報は、領域F434に格納される。
具体的には、たとえば変数「_D10102_BIT%b」は、アドレスD101におけるビット列「2」に関連付けられている。変数「_D10108_BITB1」は、アドレスD101におけるビット列「8」に関連付けられている。
図5は、エディタ装置200を実現するコンピュータシステム300のハードディスク350におけるデータの格納の他の態様を表わす図である。
図5(A)に示されるように、定義された変数は、領域F500に格納されている。デバイスアドレスは、領域F510に格納されている。データタイプを表わすデータは、領域F520に格納されている。連続処理の設定の有効/無効を表わすデータは、領域F530に格納されている。個数/終了アドレスを表わすデータは、領域F540に格納されている。
これらのデータは、後述するように、データの設定画面が表示されている場合に、他のデータの入力により変更される。すなわち、図5(B)に示されるように、領域F520において、変数「_D100_WORD」のデータタイプは、符号付き16ビットのデータ型であることを表わす「1」から、ビット型であることを表わす「0」に変更されている。
上記のデータ項目は、図3に示されるCPUにより適宜参照される。CPUは、当該データ項目に応じた処理を実行する。この処理の詳細および設定のための画面については、後述する。
次に、図6〜図8を参照して、本実施の形態に係るエディタ装置200の制御構造について説明する。図6は、エディタ装置200を実現するコンピュータシステム300のCPU310が実行する処理の手順を表わすフローチャートである。この処理は、使用者が編集プログラムの実行指示を入力した場合に当該プログラムが実行されることにより、実現される。
ステップS602にて、CPU310は、使用者の指示に応答して変数を登録するためのメイン画面を表示する。ステップS604にて、CPU310は、使用者により入力される指示に基づいて、参加局の登録メニューが選択されたか否かを判断する。その登録メニューが選択されたと判断すると(ステップS604にてYES)、処理はステップS606に移される。そうでない場合には(ステップS604にてNO)、処理はステップS608に移される。
ステップS606にて、CPU310は、マウス320あるいはキーボード330を介して入力される指示に基づいて参加局の登録処理を実行する。この処理が実行されると、図1に示されるFAシステム10を構成するための表示器150が登録され、データのコピー、配信その他の通信処理が可能になる。
ステップS608にて、CPU310は、使用者により入力される指示に基づいて変数の登録メニューが選択されたか否かを判断する。そのメニューが選択されたと判断すると(ステップS608にてYES)、処理はステップS700に移される。そうでない場合には(ステップS608にてNO)、処理はステップS612に移される。
ステップS700にて、CPU310は、後述する変数の登録処理を実行する。この処理が実行されると、制御対象機器の状態あるいは動作を制御するためのデータが対応付けられる変数が登録される。
ステップS612にて、CPU310は、使用者により入力される指示に基づいてアクションのメニューが選択されたか否かを判断する。ここで、アクションとは、表示器150に収集されるデータに基づいて行なわれるデータ処理、たとえばデータの集計あるいはログの記録などをいう。この処理は、たとえば表計算ソフトあるいはデータベースソフトなどにより実現される。アクションのメニューが選択されたと判断すると(ステップS612にてYES)、処理はステップS614に移される。そうでない場合は(ステップS612にてNO)、処理はステップS616に移される。ステップS614にて、CPU310は、アクションの登録のための処理を実行する。
ステップS616にて、CPU310は、使用者により入力される指示に基づいて保存メニューが選択されたか否かを判断する。保存メニューが選択されたと判断すると(ステップS616にてYES)、処理はステップS618に移される。そうでない場合には(ステップS616にてNO)、処理はステップS620に移される。ステップS618にて、CPU310は、RAM340の所定の領域に一時的に格納されているデータをハードディスク350の領域に格納する。
ステップS620にて、CPU310は、使用者により入力される指示に基づいて転送メニューが選択されたか否かを判断する。転送メニューが選択されたと判断すると(ステップS620にてYES)、処理はステップS800に移される。そうでない場合には(ステップS620にてNO)、処理はステップS622に移される。ステップS622にて、CPU310は、使用者により入力される指示に基づいてプログラムの終了が指示されたか否かを判断する。プログラムの終了が指示されたと判断すると(ステップS622にてYES)、処理は終了する。そうでない場合には(ステップS622にてNO)、処理はステップS604に戻される。
ステップS800にて、CPU310は、予め定められたデータの転送処理を実行する。この処理が実行されると、RAM340あるいはハードディスク350に格納されているデータは、ケーブル250を介して接続される表示器150に転送するために必要なデータ形式に変換される。
図7は、CPU310が実行する変数の登録処理の手順を表わすフローチャートである。
ステップS702にて、CPU310は、変数の登録処理の終了指示が入力されたか否かを判断する。この判断は、たとえば、入力された指示に対応するデータと、当該終了指示に対応するデータとが一致するか否かに基づいて行なわれる。当該終了指示が入力されたと判断すると(ステップS702にてYES)、処理は終了し、メイン処理に戻される。そうでない場合には(ステップS702にてNO)、処理はステップS710に移される。
ステップS710にて、CPU310は、変数の名称の入力を受け付ける。ステップS720にて、CPU310は、変数のデータタイプの入力を受け付ける。ステップS730にて、CPU310は、連続処理の設定を有効にするための記号「+」が入力されたか否かを判断する。この判断は、所定の領域に対して入力されたデータのコードと、記号「+」に対応する制御データとを比較することにより行なわれる。設定データが入力されたと判断すると(ステップS730にてYES)、処理はステップS740に移される。そうでない場合には(ステップS730にてNO)、処理はステップS750に移される。
ステップS740にて、CPU310は、当該変数の直前に入力された変数のアドレスとデータタイプとに基づいて、記号「+」が入力された変数のアドレスを算出する。ステップS750にて、CPU310は、変数のアドレスの入力を受け付ける。この場合は、特定のアドレスが直接入力されるため、当該入力値に応じたアドレスが設定されることになる。ステップS760にて、CPU310は、デバイス個数の入力を受ける。
ステップS770にて、CPU310は、保存指示が入力されたか否かを判断する。保存指示が入力されたと判断されると(ステップS770にてYES)、処理はステップS780に移される。そうでない場合には(ステップS770にてNO)、処理はステップS702に戻される。ステップS780にて、CPU310は、ハードディスク350の所定の領域に、入力データと算出したデータ(すなわち、変数への割当のために算出されたアドレス)とを格納する。
図4を再び参照して、たとえば、変数「_D101_WORD」が新たに定義された場合、既にアドレスが割り当てられている同じデータタイプの変数「_D100_WORDB1」のアドレス「D100」とそのデータタイプ16BITとに基づいて、アドレス「D101」が算出される。アドレス「D101」は、変数「_D101_WORD」に関連付けられて、所定の領域F430に格納される。なお、変数の登録処理の態様は、図7に示されるものに限られない。
図8は、エディタ装置200を実現するコンピュータシステム300のCPU310が実行するデータの転送処理の手順を表わすフローチャートである。
ステップS810にて、CPU310は、使用者による操作に応じてハードディスク350から転送可能な変数のデータをRAM340に読み出す。ステップS812にて、CPU310は、転送処理の終了指示が入力されたか否かを判断する。当該終了指示が入力されたと判断すると(ステップS812にてYES)、処理は終了し、メイン処理に戻される。そうでない場合には(ステップS812にてNO)、処理はステップS820に移される。
ステップS820にて、CPU310は、使用者による操作に基づいてデータ転送の対象となる変数の選択を検知する。ステップS830にて、CPU310は、RAM340の所定の領域に、選択された変数のデータを一時的に格納する。ステップS840にて、CPU310は、転送先の表示器(たとえば表示器150)の選択を検知する。
ステップS850にて、CPU310は、転送処理の実行指示が入力されたか否かを判断する。その実行指示が入力されたと判断されると(ステップS850にてYES)、処理はステップS860に移される。そうでない場合には(ステップS850にてNO)、処理はステップS812に戻される。
ステップS860にて、CPU310は、RAM340に格納されている各データの形式を予め定められたデータ形式に変換して本体データを生成する。ここで本体データとは表示器150への転送の際に送信される具体的なデータをいう。ステップS870にて、CPU310は、生成した本体データに予め定められた項目を有するヘッダデータを付加して転送データを生成する。
ステップS880にて、CPU310は、転送データのデータ形式を転送先に応じて予め定められるデータ形式に変換し、使用者により選択された他の表示器に、生成した転送データを送信する。その後、処理はメイン処理に戻される。なお、転送処理の態様は、図8に示されるものに限られない。
図9を参照して、エディタ装置200を実現するコンピュータシステム300における表示態様について説明する。図9は、コンピュータシステム300のモニタ380が表示する変数の設定画面の一態様を表わす図である。この画面は、コンピュータシステム300がエディタプログラムを実行しているときに当該変数の編集指示が入力された場合に表示される。この表示は、CPU310が図4に示されるデータをRAM340の所定の領域に書き込み、モニタ380がそのデータに基づいて所定の画像の表示処理を実行することにより実現される。
すなわち、モニタ380には、編集対象となる変数と、当該変数のデータタイプと、アドレスの「連続」設定の可否を表わすデータと、変数に割り当てられたアドレスと、その他の予め定められた項目とが表示される。
モニタ380の画面において、領域920に示される変数「_D100_WORDB1」には、領域930に示されるようにアドレス「D100」が割り当てられている。当該変数のデータタイプは、符号付き16ビットである。
同様に、新たに定義された変数「_D101_WORD」は、データタイプが符号付き16ビットである。当該変数に関し、アドレスの連続設定は有効に設定されている(領域950における「+」)。したがって、領域960に示されるように、この変数に割り当てられたアドレスは、領域930に格納されている変数「_D100_WORDB1」のアドレスとデータタイプとに基づいて予め定められた基準に基づいて算出されたアドレスとなる。この基準は、たとえば既にアドレスが割り当てられている変数のデータタイプに対応した値を当該アドレスに加算する、等である。
図10を参照して、エディタ装置200を実現するコンピュータシステム300における表示態様についてさらに説明する。図10は、コンピュータシステム300のモニタ380が表示する変数の編集画面の一態様を表わす図である。この画面は、コンピュータシステム300がエディタプログラムを実行して、図9に示される画面を表示している場合に特定の変数が使用者の操作により選択された時に表示される。この表示は、CPU310が図5に示されるデータをRAM340の所定の領域に書き込み、モニタ380がそのデータに基づいて所定の画像の表示処理を実行することにより実現される。
図10(A)に示されるように、既に定義された変数の名称は、領域1000に表示される。当該変数のデバイスアドレスは、領域1010に表示される。当該変数のデータタイプは、領域1020に表示される。当該変数は、データタイプが「16ビット」であり、さらに「10進符号付き」として設定されている。
当該変数に割り当てられるアドレスを他の変数のアドレスに続けて設定するか否かを表わすデータは、領域1030に表示される。たとえば、当該設定が有効である場合には、所定のチェックマーク(レ点)等が表示される。
たとえば変数「_D0100_WORD」が定義されている場合にそのデータタイプが16ビットであるとき、図10(A)に示される画面が表示される。この画面の表示中にデータタイプが「16ビット」から「ビット」に変更されると、当該画面は、図10(B)に示される画面に切り換わる。この状態で「OK」の表示が選択されると、コンピュータシステム300のCPU310は、RAM340に一時的に格納されているデータを、ハードディスク350の所定の領域に格納する。これにより、たとえば図5(B)に示されるように、変更後のデータが格納されるため、表示器150は、このデータに基づいて所定の動作を実行することができる。
以上のようにして、本発明の実施の形態に係るエディタ装置によると、定義される変数のアドレスは、既に割り当てられているアドレスに続けて割り当てるための設定が有効である場合には、既定のアドレスとそのアドレスに対応する変数のデータ属性に基づいて算出される。このようにすると、当該既定のアドレスが変更された場合であっても、当該既定のアドレスに基づいて算出された他のアドレスは、その変更に応じて変更される。
また、このようにして変更されたアドレスに基づいて生成された処理プログラムが実行可能なデータ形式に変換され、そして表示器150に格納されると、表示器150は、その変更後のアドレスにより確保される各領域に、その領域に応じたデータを格納する。したがって、使用者は、エディタ装置200においてアドレス設定値を変更することにより、表示器150におけるアドレスの設定を変更することなく各制御対象機器との間で通信されるデータに応じたアドレスを、柔軟に設定することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、エディタ装置、より特定的には、表示器が記憶装置に格納した複数のデータに基づいて制御対象機器の状態の表示と動作の制御の指示とを実行する制御プログラムに対応する処理データを、当該表示器に転送可能な形式で作成するエディタ装置に適用可能である。
本発明の実施の形態に係る表示器を使用するFAシステムのネットワーク構成を概略的に表わす図である。 本発明の実施の形態に係る表示器およびエディタ装置の構成を概略的に表わすブロック図である。 コンピュータシステムのハードウェア構成を表すブロック図である。 本発明の実施の形態に係るエディタ装置のデータ構造を概念的に表わす図(その1)である。 本発明の実施の形態に係るエディタ装置のデータ構造を概念的に表わす図(その2)である。 本発明の実施の形態に係るエディタ装置が実行する処理の手順を表わすフローチャート(その1)である。 本発明の実施の形態に係るエディタ装置が実行する処理の手順を表わすフローチャート(その2)である。 本発明の実施の形態に係るエディタ装置が実行する処理の手順を表わすフローチャート(その3)である。 本発明の実施の形態に係るエディタ装置が表示する画面を表わす図(その1)である。 本発明の実施の形態に係るエディタ装置が表示する画面を表わす図(その2)である。
符号の説明
10 FAシステム、100 中央監視装置、110 共通プロトコルインターフェース部、111 入力部、112 表示部、113 プロトコル情報記憶部、114 データ記憶部、120 制御部、130 専用プロトコルインターフェース部、150,1500 表示器、152,310,910 CPU、154 メンテナンスポート、160,184 メモリ、162 DRAM、164 FEPROM、166 通信コントローラ、168 VRAM、170 グラフィックコントローラ、172 ディスプレイ、174 タッチパネル、176 タッチパネルコントローラ、178 I/O制御IF、179 I/Oユニット、180 制御ユニット、186 通信IF、190 ネットワーク、192,194,196,198 制御対象機器、200 エディタ装置、210 制御部、212 メモリ部、214 表示部、216 入力部、218 駆動部、220 記録媒体、222 通信部、230 エディタ部、232 登録エディタ、234 変数管理部、236 プログラムエディタ、240 データ記憶部、300 コンピュータシステム、320 マウス、330 キーボード、340 RAM、350 ハードディスク、360 CD−ROM駆動装置、362 CD−ROM。

Claims (8)

  1. 制御対象機器との間でデータを通信する通信装置に転送可能なデータ形式で、前記通信装置によるデータ処理を実現する制御プログラムに対応する制御データを生成するエディタ装置であって、
    外部からの入力を受け付ける入力手段と、
    データが格納されるデータ領域を識別する変数の作成のための画面を表示させる画面データと、変数を識別する変数名と、前記変数のデータ属性と、前記変数の位置を特定するための位置データとを格納する記憶手段と、
    前記画面データに基づいて、新たな変数の登録のためのデータの入力を受け付ける登録画面を表示する表示手段と、
    前記新たな変数の名称と、前記新たな変数についての位置データの割り当てが、前記新たな変数の前に定義された既定の変数に割り当てられている位置データに続けて割り当てられることを示すために予め定められた制御データと、の入力に基づいて、前記位置データが既に割り当てられている既定の変数のデータ属性と前記位置データとに応じて、前記新たな変数についての前記位置データを算出する算出手段と、
    前記新たな変数と前記算出された位置データとを関連付けて、前記記憶手段に格納する関連付け手段とを備える、エディタ装置。
  2. 前記予め定められた制御データは、変数に割り当てられる位置データを算出するために予め定められた規則が適用されることを示しており、
    前記算出手段は、前記登録画面において前記新たな変数の前に表示されている変数に割り当てられた位置データに対して、前記規則を適用することにより、前記新たな変数についての前記位置データを算出する、請求項1に記載のエディタ装置。
  3. 前記通信装置は、前記制御対象機器により出力される操業データに基づいて前記制御対象機器の状態を表示する表示手段と、他の通信装置との間で前記操業データを通信する通信手段とを備える表示装置であり、
    前記制御プログラムは、前記操業データの通信のための通信プログラムを含む、請求項1に記載のエディタ装置。
  4. 前記データ属性は、前記変数のデータタイプを含み、
    前記位置データは、前記データ領域のアドレスを含み、
    前記算出手段は、前記既定の変数のアドレスに前記データタイプに応じた値を加算することにより、前記新たな変数のアドレスを算出する、請求項1に記載のエディタ装置。
  5. 前記既定の変数についての位置データが変更された場合に、前記算出手段は、変更後の位置データに対して前記予め定められた制御データを適用することにより、前記新たな変数の位置データを再度算出する、請求項に記載のエディタ装置。
  6. 前記エディタ装置は、前記既定の変数の前記位置データに続く位置データを前記新たな変数に割り当てるか否かを指示するためのデータの入力画面を表示するデータを生成する画面データ生成手段をさらに備え、
    前記算出手段は、前記既定の変数の位置データに続く位置データを前記新たな変数に割り当てることを指示するためのデータが入力された場合には、前記既定の変数の位置データおよびデータ属性に基づいて前記新たな変数の位置データを算出する、請求項2に記載のエディタ装置。
  7. データを格納する記憶手段を備えるコンピュータを、制御対象機器との間でデータを通信する通信装置に転送可能なデータ形式で、前記通信装置によるデータ処理を実現する制御プログラムに対応する制御データを生成するエディタ装置として機能させるためのプログラムであって、前記プログラムは前記コンピュータに、
    外部からの入力を受け付ける入力ステップと、
    前記記憶手段から、データが格納されるデータ領域を識別する変数の作成のための画面を表示させる画面データと、変数を識別する変数名と、前記変数のデータ属性と、前記変数の位置を特定するための位置データとを読み出すステップと、
    前記画面データに基づいて、新たな変数の登録のためのデータの入力を受け付ける登録画面を表示する表示ステップと、
    前記新たな変数の名称と、前記新たな変数についての位置データの割り当てが、前記新たな変数の前に定義された既定の変数に割り当てられている位置データに続けて割り当てられることを示すために予め定められた制御データの入力を受けるステップと、
    前記新たな変数の名称と前記予め定められた制御データとに基づいて、前記位置データが既に割り当てられている既定の変数のデータ属性と前記位置データとに応じて、前記新たな変数についての前記位置データを算出する算出ステップと、
    前記新たな変数と前記算出された位置データとを関連付けて、前記記憶手段に格納する関連付けステップとを実行させる、プログラム。
  8. 請求項7に記載のプログラムを格納した記録媒体。
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