JP4328441B2 - 情報提供システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信ネットワークを介し、移動プログラムを送受信することによって、サーバからクライアントに対して、情報を提供する構成の情報提供システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、必要とする情報を得ようとする人は、各人のノウハウによって情報を収集していた。例えば、料理の献立を決めるためには、まず、献立の調理法が載っている書籍を購入する等した後、その中から嗜好に合った献立を選択し、価格と栄養価などを見積もっている。より正確な栄養価を求めるためには、原材料の種類と分量とを栄養価表と照合する必要があった。すなわち、これらの作業は、連携して自動的に行われることがないので、勘と経験に頼るしか方法がないのが実状であった。
【0003】
また、希望する教育を受けるためには、希望に合った教室(教育機関)を選択し、その教室に出かけていくか、教師の派遣を依頼する等しか方法がなかった。このようにすれば、スケジュール等の関係で、希望する教室や教師を選択することは困難であり、費用もかかるという問題があった。
【0004】
一方、近時では、コンピュータを用いて、様々な情報提供を受けることができるようになっている。コンピュータにデータベースが備わっているものであれば、キーワードの入力などによって、そのコンピュータの情報の中から、希望する情報が検索できる。また、インターネットに代表される通信ネットワークを利用する場合は、情報センタをアクセスして、その情報センタから情報を得ることが出来る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、従来は、各人のノウハウによって情報を収集していたので、大量な情報の中から希望する情報を得るためには、労力が必要であり、また、真に希望する情報が得られるとは限られなかった。特に教育を受ける場合などでは、好きな時間に好きな場所で、というような希望をかなえることは難しかった。
【0006】
一方、近時では、コンピュータや通信ネットワークも普及しているが、大量の情報の中から希望する情報を得ることが困難であることには変わりはなく、多くの作業時間を要していた。
【0007】
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、コンピュータとの間では音声対話形式で情報の交換を行い、通信ネットワーク上では移動プログラムを伝送することによって、希望する情報を簡単に得ることができる情報提供システムを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1では、1又は複数のサーバノードと、1又は複数のクライアントノードとを、通信ネットワークを介して接続し、この通信ネットワークを介し、移動プログラムを送受信することによって、上記サーバノードと、上記クライアントノードが情報を交換する構成の情報提供システムであって、上記クライアントノードは、利用者に提供すべき情報を予め蓄積したデータベースを備え、上記移動プログラムは、自プログラムをノード間で移動させる移動手段と、移動先及びその移動先において実行する処理を記憶した移動先記憶手段と、情報記憶手段と、この情報記憶手段に記憶した情報とノードの持つ情報とを交換する情報交換手段と、発話手段と、音声認識手段と、次処理決定手段とを備え、かつ利用者の状況と、上記データベースのインデックス情報を保持しており、上記クライアントノードでは、上記インデックス情報に基づいて、上記データベースの情報を参照しつつ、少なくとも上記発話手段と上記音声認識手段で音声情報を交換することによって、上記利用者の状況を把握すると共に、情報検索手順を決定し、この決定した情報検索手順に従って、上記サーバノード間を移動し、上記サーバノードでは、上記利用者の状況を基に分析を行って、上記インデックス情報を受取ることを特徴とする情報提供システムを提案する。
【0009】
ここに「ノード」とは、一般には,ネットワークに接続する中継点のことを言うが、ここでは、通信ネットワークに接続される機器(通信機能を備えた端末、コンピュータ)を指すものとする。また、「通信ネットワーク」には、インターネットやパソコン通信サービス、公衆回線(電話網、ISDNなど)や専用線、LAN等を含んでいる。
【0010】
「移動プログラム」とは、ネットワーク上を移動しながら処理を行うエージェントである移動エージェント(モバイルエージェント)と区別されるものである。一般に、移動エージェントは、その内部に、プログラムコードと内部状態と実行状態、又は、プログラムコードと内部状態と実行状態とプランニング情報とを持つものを言うが、本発明における移動プログラムは、プログラムコードと内部状態とプランニング情報を持つものであり、実行状態を必須の構成としていない。
【0012】
上記移動プログラムが備える各手段の中には、処理プログラムで構成され、その処理プログラムを実行させることによって、移動先のノードを動作させるものを含んでいる。移動先記憶手段は、上記したプランニング情報を記憶するものである。
【0014】
請求項2では、請求項1において、移動プログラムは、他のノードに移動する直前に、自プログラムの実行状態を記憶し、移動後のノードにおいて、移動前の自プログラムの実行状態を再現する移動エージェントであることを特徴とする。
【0015】
ここでは、移動プログラムは、プログラムコードと内部状態とプランニング情報に加えて、実行状態を備えて、移動エージェントを構成していることを規定している。ここに「エージェント」とは、ユーザの意図を理解して自律的な判断に基づいた処理を実行する機能(ソフトウェアモジュール)を指す。
【0016】
請求項3では、請求項1又は請求項2において、クライアントノード又は移動プログラムは、音声又は画像を認識する認識手段を備えている。クライアントノードは、音声情報の入出力手段と、画像情報の入出力手段とを備えて、移動プログラムからの発話を音声又は画像として出力する一方、移動プログラムは、クライアントノードから入力された音声又は画像を、発話として認識する。
【0017】
請求項4では、請求項1〜請求項3のいずれかにおいて、移動プログラムは、発話手段による発話及び音声認識手段によって認識した音声を基にして、次の発話を決定する次発話決定手段と、発話手段、音声認識手段、次発話決定手段の動作順序、動作時刻を決定する会話制御手段とを更に備えている。
【0018】
請求項5では、請求項1〜請求項4のいずれかにおいて、移動プログラムは、課題情報を提示する手段と、解説情報を提示する手段と、解答情報を評価する手段とを更に備えている。
【0019】
請求項6では、請求項5において、サーバノードは、解答の統計情報を蓄積する手段と、進捗情報を蓄積する手段と、これらの蓄積した情報を解析する手段と、課金手段とを更に備える一方、クライアントノードは、解答を評価する手段を更に備えている。移動プログラムは、クライアントノードによる解答の評価結果を保持してサーバノードに移動し、その評価結果を蓄積させるとともに、評価結果の解析結果、進捗の統計結果、課金額を保持してクライアントノードに移動し、これらを提示させる。
【0020】
請求項7では、移動プログラムは、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の移動プログラムの複数の集合体で構成されており、ノード間を移動する最適な移動プログラムを自動的に選択することを特徴とする。
【0021】
請求項8では、サーバノードは、請求項1〜請求項7のいずれかに記載の移動プログラムを複数有したデータベースを備えており、サーバノード、クライアントノード、移動プログラムの少なくとも1つには、選択可能な移動プログラムを提示する手段を備え、選択された移動プログラムを、サーバノードからクライアントノードに移動させることを特徴とする。
【0023】
請求項では、請求項5〜請求項のいずれかにおいて、クライアントノードは、利用者の作業を電気信号として入力する手段を備えており、この入力された電気信号を解答情報とすることを特徴とする。
【0030】
請求項10〜請求項14は、本発明の情報提供システムが通信教育システムとして機能する場合を提案している。請求項10では、請求項5〜請求項9のいずれかにおいて、サーバノード又はクライアントノードは、文字、音声、映像の少なくとも1つで構成される教材情報及び模範解答情報を記憶する手段を備える。サーバノードは、利用者の評点、進捗の情報を蓄積したデータベースを備える。移動プログラムは、教材情報、模範解答情報の所在を保持する手段と、クライアントノードに教材情報及び模範解答情報を提示させる手段と、解答を採点する手段とを備える。
【0031】
請求項11では、請求項10において、クライアントノード又は移動プログラムは、模範解答情報と解答とを比較する手段を備え、移動プログラムは、模範解答情報と解答との比較結果に基づいて両者の相関を算出する手段と、この算出した相関を基に採点する手段とを備える。一般に、相関の度合が高くなるにつれて、得点は高くなる。
【0032】
請求項12では、請求項11において、クライアントノードは、音声を電気信号として入力する手段を備えており、模範解答情報は音声信号で構成されている。請求項13では、請求項11において、クライアントノードは、電子楽器の制御信号を入力する手段を備えており、模範解答情報は電子楽器の制御信号で構成されている。請求項14では、請求項11において、クライアントノードは、バーチャルリアリティ装置の制御信号を入力する手段を備えている。
【0033】
ここに電子楽器には、電子ピアノやシンセサイザーなどがあり、模範解答として、これらの楽器が自動演奏される。また、バーチャルリアリティ装置とは、仮想の空間を作って、その空間が現実の空間であるかのように知覚させるための装置をいう。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について、図面とともに説明する。図1は、情報提供システムの構成の一例を示したブロック図である。図1(a)にはシステムの全体構成を模式的に示しており、図1(b)には移動プログラムの構成を模式的に示している。
【0035】
本発明の情報提供システムは、1又は複数(図1では1つ)のサーバノード2と、1又は複数(図1では1つ)のクライアントノード1とを、通信ネットワークNを介して接続して構成されており、通信ネットワークNを介し、移動プログラム3を送受信することによって、1又は複数のサーバノード2から所定のクライアントノード1に情報を提供するようになっている。
【0036】
本発明では、通信ネットワークNに接続される機器(通信機能を備えた端末、コンピュータ)のうち、情報を提供する側をサーバノードと呼び、情報の提供を受ける側をクライアントノードと呼ぶ。また、通信ネットワークNには、インターネットやパソコン通信サービス、公衆回線(電話網、ISDNなど)や専用線、LAN等や、これらの組み合わせを含んでいる。
【0037】
クライアントノード1には、文字画像音声入出力手段11と、操作入力手段12と、通信手段13と、移動プログラム実行手段14とを備える。文字画像音声入出力手段11とは、文字、画像、音声を入出力するものであるが、少なくとも、音声を入出力する手段を備えている。文字や画像は、キーボードやマウス等、スキャナ等によって入力され、CRTディスプレイや液晶ディスプレイ等、プリンタやフロッピディスクなどの記録媒体等に出力される。音声は、マイクとスピーカなどによって入出力される。
【0038】
操作入力手段12は、キーボードや、マウス等のポインティングデバイスの他、専用の操作ボタンなどで構成される。通信手段13は、通信プログラムに従って、所定のプロトコルを実行して通信ネットワークNをアクセスし、サーバノード2との通信を実行する。移動プログラム実行手段14は、移動プログラム3が移動してくると、その移動プログラム3のプログラムコードなどに従って処理を実行する。
【0039】
一方、サーバノード2には、情報蓄積手段21と、通信手段22と、移動プログラム実行手段23とを備える。情報蓄積手段21には、クライアント1側に提供する情報が予め蓄積されている。通信手段22は、通信プログラムに従って、所定のプロトコルを実行して通信ネットワークNをアクセスし、他のサーバノード2やクライアントノード1との通信を実行する。移動プログラム実行手段23は、移動プログラム3が移動してくると、その移動プログラム3のプログラムコードなどに従って処理を実行する。
【0040】
移動プログラム3は、プログラムコードと内部状態とプランニング情報を持つものであり、自プログラムをノード1,2間で移動させる移動手段31と、移動先及びその移動先において実行する処理を記憶した移動先記憶手段37と、情報記憶手段36と、この情報記憶手段36に記憶した情報とノード1,2の持つ情報とを交換する情報交換手段36と、発話手段34と、音声認識手段35と、次処理決定手段33とを備える。
【0041】
この移動プログラム3の各手段の中には、処理プログラムで構成されるものが含まれており、処理プログラムを実行させることによって、移動先のノード1,2を動作させる。
【0042】
本発明では、クライアントノード1は、移動プログラム3の発話手段34と音声認識手段35とによる音声情報の交換によって、情報検索手順を決定する。すると、移動プログラム3は、決定した情報検索手順に従って、1又は複数のサーバノード2間を移動して、情報交換によって記憶した情報を、クライアントノード1に提供することができる。
【0043】
上記の動作を詳しく説明すると、まず、移動プログラム3は、クライアントノード1側に存在する。これは、クライアントノード1から所定のサーバノード2に要求して、受信するようにしてもよい。
【0044】
続いて、利用者Mは、クライアントノード1において、文字画像音声入出力手段11、操作入力手段12よって、文字、画像を入力し、音声を入出力して会話形式で収集する情報を特定していく。このとき、移動プログラム3では、次処理決定手段33が、発話手段34と音声認識手段35によって会話を成立させ、会話から得た情報を基に、情報検索手順を決定するとともに、情報検索に必要な情報を情報記憶手段36に記憶する。すると、次処理決定手段33は、移動先記憶手段37を参照して移動先を決定し、移動手段31によって、該当するサーバノード2に移動すべく、通信手段13から移動プログラム3が送信される。
【0045】
移動プログラム3は、サーバノード2に移動すると、次処理決定手段33が情報検索手順に従って、サーバノード2から希望する情報を検索する。情報交換手段32は、情報記憶手段36に記憶された情報と、サーバノード2の情報蓄積手段21に蓄積された情報とを交換することによって必要な情報を得る。
【0046】
これで必要なすべての情報が収集できれば、移動プログラム3は、元のクライアントノード1に移動するが、すべての情報が揃っていない場合には、他のサーバノード2に移動して情報を収集してから、元のクライアントノード1に戻る。
【0047】
クライアントノード1では、移動プログラム3が戻ってくると、情報記憶手段36に記憶された情報が、文字画像音声入出力手段11から、文字、画像、音声によって出力され、利用者Mに対して提供される。
【0048】
このように、本発明では、音声対話形式によって情報交換を行えば、自動的に情報が収集できるので、簡単に希望する情報の提供を受けることができる。また、通信教育に利用した場合、好きな時間に好きな場所で教育を受けることができる。
【0049】
また、移動プログラム3を用い、この移動プログラム3が検索条件を自律的に作成するので、利用者は検索の手間が大幅に軽減でき、クライアント1側からは1回の送受信のみの少ない通信量で希望する情報を得ることができる。
【0050】
また、移動プログラム3は、他のノード1,2に移動する直前に、自プログラム3の実行状態を記憶し、移動後のノード1,2において、移動前の自プログラム3の実行状態を再現する移動エージェント(モバイルエージェント)で構成することもできる。
【0051】
このように、移動プログラム3を移動エージェントで構成すると、クライアントノード1から送信された後に、サーバノード2や通信ネットワークNの混雑状況、情報検索結果、時刻などによって、この移動プログラム3がサーバノード2において実行する処理や移動経路などを変更することができる。
【0052】
次に、クライアントノード1の構成について図2とともに説明する。ここでは、移動プログラム3がクライアントノード1に存在する状態を示しており、文字画像音声入出力手段11を、文字画像音声出力手段11aと文字画像音声入力手段11bと文字画像音声合成手段11cと文字画像音声認識手段11dとで構成する。
【0053】
文字画像音声認識手段11dは、入力された文字や画像や、操作入力手段12からの入力を、音声信号に変換する機能を有しており、文字画像音声合成手段11cは、音声を文字や画像の信号に変換する機能を有している。なお、文字画像音声合成手段11cや文字画像音声認識手段11dは、移動プログラム3側に備えるようにしてもよい。
【0054】
クライアントノード1は、移動プログラム3からの発話を音声又は画像として出力する一方、移動プログラム3は、クライアントノード1から入力された音声又は画像を発話として認識する。これによって、利用者Mは、希望する形式で情報提供を受けることができ、また、音声情報を文字情報などに統一させてサーバノード2側に送信すること等が可能になる。
【0055】
また、移動プログラム3は、発話手段34による発話及び音声認識手段35によって認識した音声を基にして、次の発話を決定する次発話決定手段と、発話手段34、音声認識手段35、次発話決定手段の動作順序、動作時刻を決定する会話制御手段とを更に備えている。ここでは、次発話決定手段と会話制御手段は、音声認識手段35において構成されている。
【0056】
このような構成とすれば、移動プログラム3は、利用者Mが意識している曖昧な条件を会話によって明確にし、検索条件を自動的に絞り込むことが出来るので、利用者Mは検索条件を意識せずに、希望する情報が収集できる。
【0057】
また、ここでは、移動先記憶手段37は、移動先リスト37aと各移動先での処理内容リスト37bとで構成されていることを示している。音声認識手段35は、移動先リスト37aと処理内容リスト37bとを参照することによって、移動先を決定し、移動手段31によって移動プログラム3は移動する。
【0058】
また、移動プログラム3は、課題情報を提示する手段と、解説情報を提示する手段と、解答情報を評価する手段とを更に備えることができる。これによって、クライアントノード1において、文字、画像、音声を交換して、通信教育システムを実現することができる。
【0059】
また、図3(a)に示すように、サーバノード2は、解答の統計情報を蓄積する統計情報蓄積手段24と、進捗情報を蓄積する進捗情報蓄積手段25と、これらの蓄積した情報を解析する手段と、課金手段26とを備える。一方、クライアントノード1は、解答を評価する評価手段15と、統計情報提示手段16と、進捗情報提示手段17と、課金情報提示手段18とを備える。
【0060】
移動プログラム3は、クライアントノード1による評価手段15の解答の評価結果を保持してサーバノード2に移動し、その評価結果を統計情報蓄積手段24に蓄積させるとともに、評価結果の解析結果、進捗の統計結果、課金額を保持してクライアントノード1に移動し、これらを各提示手段16,17,18によって提示させる。
【0061】
このため、移動プログラム3には、図3(b)に示すように、評価結果保持手段38と、統計分析結果保持手段39と、進捗情報保持手段40と、課金情報保持手段41とを備える。このような構成にすることによって、クライアントノード1側では、評点の統計処理、進捗管理、課金管理をリアルタイムで行うことが出来る。
【0062】
ここで課金の方法は、例えば、通信教育の場合は、教材の種類や内容、進捗度合、評点の結果などを基にして行われる。これによって、進捗度合が進めば課金額を多くするといったことが可能となる。
【0063】
次に、移動プログラム3の他の構成について説明する。移動プログラム3を、移動プログラム3の複数の集合体で構成し、移動プログラム3や移動プログラム実行手段14,23によって、ノード1,2間を移動する最適な移動プログラム3を自動的に選択することができる。そうすれば、通信ネットワークN上を移動するプログラムのサイズを小さくして、通信量を少なくすることが出来る。
【0064】
また、図4(a)に示すように、サーバノード2に、移動プログラム3を複数有したデータベース27を備えて、サーバノード2、クライアントノード1、移動プログラム3の少なくとも1つに、選択可能な移動プログラムを提示する手段を備える。ここでは、クライアントノード1に移動プログラム選択肢提示手段19を備えている。1つの移動プログラム3を選択すると、選択された移動プログラム3は、サーバノード2からクライアントノード1に移動する。
【0065】
これによって、利用者Mが自由に任意の移動プログラム3を選択できる。例えば、移動プログラム3が行方不明になったり、処理エラーが発生したりといった場合には、好きな移動プログラム3が選択できる。
【0066】
また、図4(b)に示すように、クライアントノード1に、情報を蓄積したデータベースとして情報蓄積手段1Aを備える一方、サーバノード2に、その情報蓄積手段1Aのインデックス情報28を備える。移動プログラム3は、サーバノード2からインデックス情報28を取り込んでクライアントノード1に移動し、情報蓄積手段1Aを参照させる。これによって、移動プログラム3は、インデックス情報28のみを保持すればよく、通信量を少なくすることが出来る。
【0067】
次に、情報提供システムの更に別の構成を図5に示す。ここでは、クライアントノード1は、利用者Mの作業を電気信号として入力する手段を備えており、この入力された電気信号を解答情報とする。そのため、図示するように、クライアントノード1には、利用者Mの作業を電気信号に変換する手段5と、信号入出力手段11eと、音声入出力手段11fと、画像入出力手段11gとを備える。この構成によって、通信教育システムを構成することができる。この通信教育システムについては、図11〜図17とともに後述する。
【0068】
次に、同様の情報提供システムが調理支援システムとして機能する参考例を説明する。サーバノード2は、複数の献立の各々について、調理に必要な材料の分量を献立情報として蓄積したデータベースを備え、サーバノード2又はクライアントノード1は、各材料の栄養価情報と、利用者の健康管理情報1Bとを記憶する手段を備える。
【0069】
移動プログラム3は、利用者に対する質問を発生させる手段と、利用者からの回答を基に献立の条件を抽出する手段と、サーバノードに献立情報を検索させる手段と、献立の栄養価を算出する手段と、健康管理情報を基に栄養価を算出する手段と、検索した献立情報の中から最適な献立情報を選択する手段と、その選択した献立情報を提示する手段とを備える。
【0070】
クライアントノード1は、サーバノード2間に移動プログラム3を移動させて、希望する最適な献立情報を提示する。これによって、利用者Mが希望する献立が簡単に提供される。また、献立と栄養価とを別個に管理して、栄養価を考慮した献立を提供することが出来る。
【0071】
また、サーバノード2は、各献立に適した時季、天候、気温、湿度のうち、少なくとも1つの情報を蓄積したデータベースを備えることができる。この場合、移動プログラム3は、サーバノード2に、調理される時季、天候、気温、湿度に適した献立を検索させる。これによって、その日の天候などに応じた献立が提示できる。
【0072】
サーバノード2は、各献立の調理に必要な材料の価格情報を蓄積したデータベースを備えることができる。この場合、サーバノード2、クライアントノード1、移動プログラム3のいずれかは、献立の材料費を算出する手段を備える。これによって、献立の調理に必要な材料の価格がリアルタイムで自動的に算出できる。
【0073】
サーバノード2は、各献立の調理に必要な調理器具の情報を蓄積したデータベースを備えることができる。この場合、移動プログラム3は、サーバノード2に、献立に必要な調理器具を検索させる。これによって、利用者Mは適切な調理器具が分かり、調理器具の販売業者等は、献立に応じた調理器具を提案することができる。
【0074】
また、クライアントノード1又は移動プログラム3は、献立の履歴情報を記憶する手段と、この履歴情報を基に嗜好を分析する手段と、この分析した嗜好を学習する手段とを備える。この場合、移動プログラム3は、嗜好の分析結果、学習結果を、質問を発生させる手段、献立の条件を抽出する手段、献立情報を提示する手段の動作に反映させる。これによって、更に、利用者Mの嗜好に合った献立情報を提供できる。
【0075】
図6には、調理支援システムの構成の一例を示しており、ここでは、サーバノード2には、献立情報サーバ2(#A)と、栄養価情報サーバ2(#B)と、気象情報サーバ2(#C)とがある。利用者Mは、クライアントサーバ1に対して対話形式で献立要求を行うと、健康管理情報1Bが参照され、まず、気象情報サーバ2(#B)で気象条件などが選択され、次に、献立情報サーバ2(#A)で、気象条件などに合った最適な献立が選択される。すると、栄養価情報サーバ2(#C)で栄養価が算出されて、クライアントノード1側の利用者Mに献立や調理手順が提供される。
【0076】
図7に示したシステムでは、通信ネットワークNには、サーバノード2として、献立情報サーバ2(#A)と、食料品小売店等の材料価格サーバ2(#D)と、日用品小売店等の調理器具情報サーバ2(#E)とが設けられている。これによって、クライアントノード1では、献立情報の他に、献立に必要な材料の価格や、調理器具が提供される。また、クライアントノード1には、履歴情報1Cが記憶されているので、利用者Mが提供を過去に受けた献立情報を基にして、嗜好に合った献立を提供できる。
【0077】
図8に示したシステムでは、通信ネットワークNには、サーバノード2として、献立情報サーバ2(#A)と、気象情報サーバ2(#C)と、材料価格・調理器具情報サーバ2(#F)とが設けられている。また、ここでは、移動プログラム3は移動エージェント3aで構成されている。各サーバノード2には、通信手段22の動作を制御する通信プログラム22aが備えられている。
【0078】
献立情報サーバ2(#A)に設けられている献立データベースDaには、献立、材料の種類や分量、標準調理時間、調理方法、味、温度などが献立情報として蓄積されている。気象情報サーバ2(#C)に設けられている気象データベースDcには、日付、天候、気温、湿度などが気象情報として蓄積されている。材料価格・調理器具情報サーバ2(#F)に設けられている材料・器具データベースDfには、販売店、材料の種類や単価、調理器具の種類や価格などが材料・器具情報として蓄積されている。
【0079】
図9には、献立情報サーバ2(#A)の構成の一例をブロック図で示している。ここでは、サーバ2(#2)内に移動エージェント3aが存在する状態を示しており、移動エージェント3aの外部プログラムを呼び出すインタフェース42によって、献立データベースDaがアクセスされ、情報が交換される。
【0080】
図10には、クライアントノード1の構成の一例をブロック図で示している。ここでは、クライアント1内に移動エージェント3aが存在する状態を示しており、移動エージェント3aの外部プログラムを呼び出すインタフェース42によって、健康管理情報データベース1B、履歴情報1C、嗜好学習プログラム1Dがアクセスされる。履歴学習プログラム1Dは、履歴情報1Cを基にして、学習結果を移動エージェント3aの献立条件の抽出などの処理に反映させる。
【0081】
健康管理情報データベース1Bは、体重履歴、運動量履歴、栄養摂取推奨値などの情報で構成されており、これらは、データ入力装置11hによって、体重計や万歩計などの健康管理機器のデータが設定される。
【0082】
次に、本発明の情報提供システムが通信教育システムとして機能する場合を説明する。サーバノード2又はクライアントノード1は、文字、音声、映像の少なくとも1つで構成される教材情報及び模範解答情報を記憶する手段を備える。サーバノード2は、利用者の評点、進捗の情報を蓄積したデータベースを備える。移動プログラム3は、教材情報、模範解答情報の所在を保持する手段と、クライアントサーバ1に教材情報及び模範解答情報を提示させる手段と、解答を採点する手段とを備える。
【0083】
これによって、利用者Mの進捗管理をリアルタイムに行うことができる。また、教材を予め通信ネットワークNを介さずに配布するようにすれば、通信量を削減できる。図11には、クライアントノード1側の利用者Mが、音声入出力手段11fと画像入出力手段11gによって音声と画像を交換し、教育を受ける場合を示している。
【0084】
図12には、クライアントノード1の構成の一例をブロック図で示している。クライアントノード1は、模範解答情報1Gと解答とを比較する手段と、模範解答情報1Gと解答との比較結果に基づいて両者の相関を算出する手段1Eと、この算出した相関を基に採点する手段1Fとを備える。図中、相関計算手段1Eが、模範解答情報1Gと解答とを比較し、相関を計算する。また、評価手段1Eが採点する手段を構成する。なお、これらの手段は、移動プログラム3側に設けていてもよい。ここに、模範解答情報と解答との相関は、例えば、英会話教育システムの場合、発音とイントネーションなどによって算出される。
【0085】
また、クライアントノード1は、図5に示したように、操作者Mの作業を電気信号で入力する手段を備えており、この手段として、音声を電気信号として入力する手段を備え、模範解答情報を音声信号で構成することができる。これによって、上記したような英会話教育システムや、カラオケなどの歌唱教育システム等が実現できる。
【0086】
また、クライアントノード1は、図13(a)に示すように、電子楽器5Aの制御信号を入力する手段11eを備え、模範解答情報を電子楽器5Aの制御信号で構成することができる。これによって、電子ピアノやシンセサイザーなどの電子楽器の演奏教育システムが実現できる。
【0087】
また、クライアントノード1は、図13(b)に示すように、バーチャルリアリティ装置の制御信号を入力する手段11eを備え、模範解答情報は、音声や画像、バーチャルリアリティ装置の制御信号で構成することができる。ここに、バーチャルリアリティ装置とは、仮想の空間を作って、その空間が現実の空間であるかのように知覚させるための装置であり、ここでは、操作アーム5Bが設けられている。これによって、書写、スポーツ、礼儀作法、介護などの動作や技能の教育システムの実現できる。
【0088】
図14には、通信教育システムの構成の一例を示している。ここでは、サーバノード2として、進捗管理データベースDgと課金データベースDiとを備えた情報サーバ2(#G)と、評点統計データベースDhを備えた情報サーバ2(#H)とが設けられている。移動プログラム3には、情報サーバ2(#G)から進捗の統計結果と課金額とが設定されるとともに、情報サーバ2(#H)から評価結果の解析結果が設定されて、クライアントノード1に提示される。
【0089】
図15には、クライアントノード1の構成の一例をブロック図で示している。この図は図12を更に詳しく示したものである。ここでは、クライアント1内に移動エージェント3aが存在する状態を示しており、移動エージェント3aの外部プログラムを呼び出すインタフェース42によって、模範解答データベースD1(模範解答情報1G)と解説データベースD2を有する教材D、評価プログラム1F(評価手段)、相関計算プログラム1E(相関計算手段)がアクセスされる。
【0090】
移動エージェント3aでは、模範解答データベースD1の模範解答と利用者Mからの解答の相関を、相関計算プログラム1Eによって計算させ、この結果を基に評価プログラム1Fで解答を採点させる。採点結果は、模範解答や解説とともに、文字、画像、音声によって利用者Mに提示される。
【0091】
ここに、英会話教育システムの動作の例を説明する。移動エージェント3aは、利用者Mの進捗状況(現在のカリキュラムのステップ位置)と、次に提示すべき教材のインデックス情報を保持している。利用者Mがレッスンの受講を開始すると、移動エージェント3aは画像と音声で、利用者Mの会話を促す。そして、インデックス情報に基づいて教材Dを参照しながら会話を指導する。例えば、例文を音声出力し、これに倣って話すように指示する。利用者Mが音声を入力すると、移動エージェント3aは、その音声の発音とイントネーションを、模範解答との間で相関をとり、利用者Mの達成度に応じて採点する。
【0092】
レッスンが終了すれば、移動エージェント3aは、得点表を保持してサーバ2側に移動する。サーバ2側では、得点表を基に、他の受講者との比較分析を行い、その結果を基に次の教材を決定してから、そのインデックス情報を保持し、元のクライアント1に戻る。このとき、サーバ2側では、サービスの程度に応じて、課金記録を行っている。
【0093】
また、得点表の分析結果によっては、英会話講師を利用者宅に派遣したり、テレビ会議形式で講師と利用者Mの直接会話を行わせる。また、移動エージェント3aは、講師宅のコンピュータを経由し、講師に対して、利用者名、達成度、住所等を知らせるようにしてもよい。
【0094】
図16には、クライアントノード1の構成の他の例をブロック図で示している。この図は図13(a)を更に詳しく示したものであり、図15と同様の構成になっているが、電子楽器5Aを接続している点が異なる。
【0095】
移動エージェント3aでは、模範演奏データベースD3の模範演奏と利用者Mの演奏の相関を、相関計算プログラム1Eによって計算させ、この結果を基に評価プログラム1Fで解答を採点させる。このとき、模範演奏の制御信号が出力され、電子楽器5Aが自動演奏される。また、解説データベースD5の解説が、文字、画像、音声によって利用者Mに提示される。
【0096】
ここに、音楽教育システムの動作の例を説明する。移動エージェント3aは、利用者Mの進捗状況(現在のカリキュラムのステップの位置)と、次に提示すべき教材のインデックス情報を保持している。利用者Mがレッスンの受講を開始すると、移動エージェント3aは、インデックス情報に基づいて教材Dを参照しながら画像と音声を用いて電子楽器5Aの演奏を指導する。例えば、所定の楽曲の見本フレーズを出力し、これに倣ってそのフレーズを演奏するように指示する。利用者Mが演奏すると、移動エージェント3aは、電子楽器5Aから入力された制御信号と、模範解答の制御信号との間で相関をとり、利用者Mの達成度に応じて採点する。
【0097】
レッスンが終了すれば、移動エージェント3aは、得点表を保持してサーバ2側に移動する。サーバ2側では、得点表を基に分析を行い、その結果を基に次の教材を決定してから、そのインデックス情報を保持して、元のクライアント1に戻る。このとき、サーバ2側では、サービスの程度に応じて、課金記録を行っている。
【0098】
図17には、クライアントノード1の構成の他の例をブロック図で示している。この図は図13(b)を更に詳しく示したものであり、図15と同様の構成になっているが、バーチャルリアリティ装置として3次元座標入力アーム5B(操作アーム)を接続し、介護教育システムを構成している点で異なっている。3次元座標入力アーム5Bは、利用者Mの四肢の動きをバーチャルリアリティ空間内でシミュレートできるようになっている。
【0099】
移動エージェント3aでは、模範介護方法データベースD5の模範方法と利用者Mがシミュレートした方法との相関を、3次元座標の動きの情報などを基に、相関計算プログラム1Eによって計算させ、この結果を基に評価プログラム1Fで採点させる。このとき、模範方法の制御信号が、制御信号入出力手段11eから出力され、VR空間提示装置11iによって、動作の軌跡を表現したデータや数式で、利用者Mに提示される。このとき、3次元座標入力アーム5Bを自動操作させてもよい。また、解説データベースD6の解説が、文字、画像、音声によって利用者Mに提示される。
【0100】
ここに、介護教育システムの動作の例を説明する。移動エージェント3aは、利用者Mが受講を開始すると、例えば、要介護者がベッドに横たわっている空間の1シーンを教材Dから読み出して、画像と音声を用いて指導する。例えば、要介護者の服を着替えさせる課題を出力し、これに対して利用者Mが動作すると、移動エージェント3aは、バーチャルリアリティ空間における利用者Mと要介護者との相対位置、衣服の交換の仕方、利用者Mから要介護者への会話などについて、模範解答情報との間で相関をとり、利用者Mの達成度に応じて採点し、その結果を音声や画像によって提示する。
【0101】
【発明の効果】
以上の説明からも理解できるように、本発明の請求項1〜請求項14に記載の情報提供システムは、クライアントノードにおいて、音声情報の交換により、情報検索手順を決定すれば、移動プログラムが、決定した情報検索手順に従って、1又は複数のサーバノード間を移動し、情報交換によって記憶した情報を、クライアントノード側に提供することができる。具体的には、移動プログラムは、複数のサーバノード間を移動して取り込んだ上記インデックス情報をクライアントノードに提供して上記データベースを参照させることができる。
【0102】
このように、本発明の情報提供システムでは、音声対話形式によって情報交換を行えば、自動的に情報を収集できるので、簡単に希望する情報の提供を受けることができる。また、通信教育に利用した場合、好きな時間に好きな場所で教育を受けることができる。
【0103】
また、移動プログラムを用い、この移動プログラムが検索条件を自律的に作成するので、利用者は検索の手間が大幅に軽減でき、クライアント側からは、1回の送受信のみの少ない通信量で、希望する情報を得ることができる。更に、サーバノードからインデックス情報を送信して、クライアントノードのデータベースを参照することができるので、通信量を大幅に削減できる。
【0104】
特に、請求項2では、移動プログラムは、移動後のノードにおいて、移動前の自プログラムの実行状態を再現する移動エージェントで構成されているので、クライアントノードから送信された後に、サーバノードや通信ネットワークの混雑状況、情報検索結果、時刻などによって、この移動プログラムがサーバノードにおいて実行する処理や移動経路などを変更することができる。
【0105】
請求項3では、クライアントノードでは、音声と画像とを相互に変換し、入出力することが出来るので、利用者は希望する形式で情報提供を受けることができ、また、音声情報を文字情報などに統一させてサーバノード側に送信すること等が可能になる。
【0106】
請求項4では、移動プログラムは、利用者との音声会話を制御するので、利用者が意識している曖昧な条件を会話によって明確にし、検索条件を自動的に絞り込むことが出来る。これによって、利用者は検索条件を意識せずに、希望する情報が収集できるようになる。
【0107】
請求項5では、移動プログラムは、課題情報を提示し、解説情報を提示し、解答情報を評価するので、通信教育システムが構成できる。請求項6では、クライアントノードに、評価結果の解析結果、進捗の統計結果、課金額が提示されるので、よりサービスが充実した通信教育システムが構成できる。
【0108】
請求項7では、移動プログラムは、複数の集合体で構成され、最適な移動プログラムを自動的に選択するので、ノード間を移動するプログラムサイズを小さくすることができ、通信量を削減できる。請求項8では、サーバノードは、移動プログラムを複数有したデータベースを備えているので、利用者は任意の移動プログラムを自由に選択できる。
【0109】
請求項では、クライアントノードは、利用者の作業を電気信号として入力し、この入力された電気信号を解答情報ので、種々の作業の教育システムが構築できる。
【0111】
請求項10〜請求項14の通信教育システムでは、リアルタイムで進捗状況を把握しながら教育を受けることが出来る。特に請求項11では、模範解答情報と解答との相関を算出して採点するので、詳細な採点が可能になる。
【0112】
請求項12では、クライアントノードでは、音声を入力し、模範解答情報は音声信号で出力できるので、外国語会話教育や歌唱教育などに利用できる。請求項13では、クライアントノードでは、電子楽器の制御信号を入力し、模範解答情報は電子楽器の制御信号で出力できるので、電子楽器の演奏教育に利用できる。請求項14では、クライアントノードでは、バーチャルリアリティ装置の制御信号を入力できるので、動作や技能の教育に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報提供システムの構成の一例を示すブロック図である。
【図2】クライアントノードの構成の一例を示すブロック図である。
【図3】本発明の情報提供システムの構成の他の例を示すブロック図である。
【図4】本発明の情報提供システムの構成の他の例を示す図である。
【図5】本発明の情報提供システムの構成の他の例を示すブロック図である。
【図6】情報提供システムの参考例を示す図である(調理支援システム)。
【図7】情報提供システムの参考例を示す図である(調理支援システム)。
【図8】情報提供システムの参考例を示す図である(調理支援システム)。
【図9】献立情報サーバの構成の一例を示すブロック図である。
【図10】クライアントノードの構成の一例を示すブロック図である(調理支援システム)。
【図11】本発明の情報提供システムの構成の他の例を示す図である(通信教育システム)。
【図12】クライアントノードの構成の一例を示すブロック図である(通信教育システム)。
【図13】本発明の情報提供システムの構成の他の例を示す図である(通信教育システム)。
【図14】本発明の情報提供システムの構成の他の例を示す図である(通信教育システム)。
【図15】クライアントノードの構成の一例を示すブロック図である(通信教育システム)。
【図16】クライアントノードの構成の一例を示すブロック図である(通信教育システム)。
【図17】クライアントノードの構成の一例を示すブロック図である(通信教育システム)。
【符号の説明】
1 クライアントノード
11 文字画像音声入出力手段
12 操作入力手段
13 通信手段
14 移動プログラム実行手段
2 サーバノード
21 情報蓄積手段
22 通信手段
23 移動プログラム実行手段
3 移動プログラム
31 移動手段
32 情報交換手段
33 次処理決定手段
34 発話手段
35 音声認識手段
36 情報記憶手段
37 移動先記憶手段

Claims (14)

  1. 1又は複数のサーバノードと、1又は複数のクライアントノードとを、通信ネットワークを介して接続し、この通信ネットワークを介し、移動プログラムを送受信することによって、上記サーバノードと、上記クライアントノードが情報を交換する構成の情報提供システムであって、
    上記サーバノードは、上記データベースのインデックス情報を備え
    上記クライアントノードは、利用者に提供すべき情報を予め蓄積したデータベースを備え、
    上記移動プログラムは、
    自プログラムをノード間で移動させる移動手段と、移動先及びその移動先において実行する処理を記憶した移動先記憶手段と、情報記憶手段と、この情報記憶手段に記憶した情報とノードの持つ情報とを交換する情報交換手段と、発話手段と、音声認識手段と、次処理決定手段とを備え、
    上記クライアントノードでは、上記発話手段と上記音声認識手段とによる音声情報の交換によって、上記利用者の達成度を含んだ進捗情報を保持すると共に、情報検索手順を決定し、この決定した情報検索手順に従って、上記1または複数のサーバノード間を移動し、
    上記サーバノードでは、上記利用者の達成度を基に他の利用者との比較分析を行って、上記インデックス情報を受取り、上記クライアントノードでは、受け取ったインデックス情報に基づいて、上記データベースを参照させることを特徴とする情報提供システム。
  2. 上記移動プログラムは、他のノードに移動する直前に、自プログラムの実行状態を記憶し、移動後のノードにおいて、移動前の自プログラムの実行状態を再現する移動エージェントであることを特徴とする請求項1に記載の情報提供システム。
  3. 上記クライアントノード又は上記移動プログラムは、音声又は画像を認識する認識手段を備えており、
    上記クライアントノードは、音声情報の入出力手段と、画像情報の入出力手段とを備えて、上記移動プログラムからの発話を音声又は画像として出力する一方、上記移動プログラムは、上記クライアントノードから入力された音声又は画像を、発話として認識することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報提供システム。
  4. 上記移動プログラムは、上記発話手段による発話及び上記音声認識手段によって認識した音声を基にして、次の発話を決定する次発話決定手段と、
    上記発話手段、音声認識手段、次発話決定手段の動作順序、動作時刻を決定する会話制御手段とを更に備えていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の情報提供システム。
  5. 上記移動プログラムは、課題情報を提示する手段と、解説情報を提示する手段と、解答情報を評価する手段とを更に備えていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の情報提供システム。
  6. 上記サーバノードは、上記解答の統計情報を蓄積する手段と、進捗情報を蓄積する手段と、これらの蓄積した情報を解析する手段と、課金手段とを更に備える一方、上記クライアントノードは、解答を評価する手段を更に備えており、
    上記移動プログラムは、上記クライアントノードによる解答の評価結果を保持して上記サーバノードに移動し、その評価結果を蓄積させるとともに、評価結果の解析結果、進捗の統計結果、課金額を保持して上記クライアントノードに移動し、これらを提示させることを特徴とする請求項5に記載の情報提供システム。
  7. 上記移動プログラムは、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の移動プログラムの複数の集合体で構成されており、
    ノード間を移動する最適な移動プログラムを自動的に選択することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の情報提供システム。
  8. 上記サーバノードは、請求項1〜請求項7のいずれかに記載の移動プログラムを複数有したデータベースを備えており、
    上記サーバノード、クライアントノード、移動プログラムの少なくとも1つには、選択可能な移動プログラムを提示する手段を備え、選択された移動プログラムを、上記サーバノードから上記クライアントノードに移動させることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の情報提供システム。
  9. 上記クライアントノードは、利用者の作業を電気信号として入力する手段を備えており、この入力された電気信号を上記解答情報とすることを特徴とする請求項5〜請求項8のいずれかに記載の情報提供システム。
  10. 上記サーバノード又はクライアントノードは、文字、音声、映像の少なくとも1つで構成される教材情報及び模範解答情報を記憶する手段を備え、
    上記サーバノードは、利用者の評点、進捗の情報を蓄積したデータベースを備えており、
    上記移動プログラムは、上記教材情報、模範解答情報の所在を保持する手段と、上記クライアントノードに上記教材情報及び模範解答情報を提示させる手段と、解答を採点する手段とを備えることを特徴とする請求項4〜請求項9のいずれかに記載の情報提供システム。
  11. 上記クライアントノード又は移動プログラムは、上記模範解答情報と解答とを比較する手段を備え、
    上記移動プログラムは、上記模範解答情報と解答との比較結果に基づいて両者の相関を算出する手段と、この算出した相関を基に採点する手段とを備えることを特徴とする請求項10に記載の情報提供システム。
  12. 上記クライアントノードは、音声を電気信号として入力する手段を備えており、上記模範解答情報は音声信号で構成されていることを特徴とする請求項11に記載の情報提供システム。
  13. 上記クライアントノードは、電子楽器の制御信号を入力する手段を備えており、
    上記模範解答情報は上記電子楽器の制御信号で構成されていることを特徴とする請求項11に記載の情報提供システム。
  14. 上記クライアントノードは、バーチャルリアリティ装置の制御信号を入力する手段を備えていることを特徴とする請求項11に記載の情報提供システム。
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