JP4327324B2 - ガスタービン燃焼器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガスタービン燃焼器に係り、特に燃焼室を形成する燃焼器ライナと燃焼器ケーシングとの間に設置した予混合ダクトを運転中、安定状態に維持させるガスタービン燃焼器に関する。
【0002】
【従来の技術】
火力発電プラントやコンバインドサイクル発電プラントに適用されるガスタービンは、高プラント熱効率化、高出力化を目指してガスタービン駆動ガスを高温化する傾向にある。
【0003】
しかし、その反面、ガスタービン駆動ガスの高温化に伴ってNOx濃度が増加する。NOx濃度が高くなるのは、ガスタービン駆動ガスの温度が高くなることが主な要因である。このため、最近のガスタービンでは、例えば特開平2−309123号公報に示すように、ガスタービン燃焼器に予混合ダクトを設け、この予混合ダクトで燃料に空気を加え、予め燃料希薄状態にしてガスタービン駆動ガスを生成し、NOx濃度を低く抑えていた。
【0004】
ところで、燃料を希薄状態に生成する予混合ダクトは、長筒状の胴体に形成し、この胴体を燃焼室を区画する燃焼器ライナと燃焼器ケーシングとの間に設置するとともに、長筒状の胴体を分岐した複数の出口から燃焼室に燃料希薄状態の予混合気を噴出させていた。
【0005】
また、予混合ダクトは、胴体の軸方向に沿って長く延びる支持プレートで胴体から分岐した複数の出口を支持させるとともに、支持プレートの端部にばねを介装させてピン固定し、運転中に発生する種々の振動に対して十分に抗することができるようにしていた。
【0006】
このように、予混合ダクトを組み込んだ従来のガスタービン燃焼器は、運転中、予混合ダクトを安定状態に維持させて予混合気を生成し、NOx濃度を法律規制値以下に維持させる運転を行っていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
最近のように、ガスタービン駆動ガスのガスタービン入口温度が高温化してくると、従来のガスタービン燃焼器では、幾つかの問題点があり、その一つに予混合ダクトの振動対策がある。
【0008】
最近のガスタービン燃焼器は、高温、例えば1500℃以上のガスタービン駆動ガス(燃焼ガス)を生成させる際、各構成部品が空気圧縮機から供給される高温・高圧空気の流れの中に晒されており、またガスタービン駆動ガスを生成する際の火炎から発生する非定常の圧力振動(燃焼振動)をまともに受けており、各構成部品を加振状態にさせている。このため、予混合ダクトは、高温・高圧空気の流れの中に晒され、常に燃焼振動をまともに受けながら長時間運転していると、その胴体の局所に亀裂が発生したり、あるいはその胴体の出口を支持する支持プレートとの間に燃焼振動等に伴う摩耗を起させたり、予混合気に偏流を与えたりして、高温化・高出力化を目指すガスタービン燃焼器の安定運転を難しくさせていた。
【0009】
本発明は、このような現況を踏まえてなされたもので、高温化・高出力化に伴う長時間運転に対しても予混合ダクトを安定状態に維持させてガスタービン駆動ガスを生成するガスタービン燃焼器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るガスタービン燃焼器は、上述の目的を達成するために、請求項1に記載したように、燃焼室を区画する燃焼器ライナの頭部側の中央に設けた拡散燃焼用燃料ノズルと、この拡散燃焼用燃料ノズルの外側に設けた予混合燃焼用燃料ノズルに臨み、上記燃焼器ライナの軸方向に沿って長く延びる予混合ダクトとを備えたガスタービン燃焼器において、上記予混合ダクトの胴体の入口側を支持し、上記燃焼器ライナに接続する予混合ダクト支持装置と、上記予混合ダクトの胴体の出口側を支持する予混合ダクト支持装置とを備え、予混合ダクトの胴体の出口側を支持する予混合ダクト支持装置は、燃焼器ライナの軸方向に沿って長く延びる予混合ダクト出口支持プレートと、この予混合ダクト出口支持プレートの端部に板ばねおよび支持リングを装着して支持する支持ピンとを備えたものである。
【0019】
また、本発明に係るガスタービン燃焼器は、上述の目的を達成するために、請求項に記載したように、燃焼室を区画する燃焼器ライナの頭部側の中央に設けた拡散燃焼用燃料ノズルと、この拡散燃焼用燃料ノズルの外側に設けた予混合燃焼用燃料ノズルに臨み、上記燃焼器ライナの軸方向に沿って長く延びる予混合ダクトとを備えたガスタービン燃焼器において、上記予混合ダクトの胴体の入口側を支持し、上記燃焼器ライナに接続する予混合ダクト支持装置と、上記予混合ダクトの胴体の出口側を支持する予混合ダクト支持装置とを備え、予混合ダクトの胴体の出口側を支持する予混合ダクト支持装置は、燃焼器ライナの軸方向に沿って長く延びる予混合ダクト出口支持プレートと、この予混合ダクト出口支持プレートの端部に板ばねおよび支持リングを装着して支持する支持ピンと、上記胴体のうち、ガスタービン駆動ガスの下流側に位置する出口側の上記予混合ダクト出口支持プレートに設けた補強板とを備えたものである。
【0020】
また、本発明に係るガスタービン燃焼器は、上述の目的を達成するために、請求項に記載したように、予混合ダクト出口支持プレートは平板であることを特徴とするものである。
【0021】
また、本発明に係るガスタービン燃焼器は、上述の目的を達成するために、請求項に記載したように、予混合ダクト出口支持プレート、板ばね、支持リングおよび支持ピンのうち、いずれか少なくとも一方は、耐摩耗材をコーティングしたものである。
【0022】
また、本発明に係るガスタービン燃焼器は、上述の目的を達成するために、請求項に記載したように、板ばねは、ピン孔の部分に切欠きを形成するとともに、端部に溶接用小孔を形成したものである。
【0023】
また、本発明に係るガスタービン燃焼器は、上述の目的を達成するために、請求項に記載したように、溶接用小孔は、板ばねを予混合ダクト出口支持プレートに接続させる溶接部を備えたものである。
【0024】
また、本発明に係るガスタービン燃焼器は、上述の目的を達成するために、請求項に記載したように、板ばねは、レーザ光で形成した溶接部で予混合ダクト出口支持プレートに接続させたものである。
【0025】
また、本発明に係るガスタービン燃焼器は、上述の目的を達成するために、請求項に記載したように、板ばねは、ピン孔の部分に切欠きを形成するとともに、端部に溶接用小孔を形成する一方、側端にテーパ部を形成したものである。
【0026】
また、本発明に係るガスタービン燃焼器は、上述の目的を達成するために、請求項に記載したように、支持リングは、板ばね側に向って突出し部を備えたものである。
【0027】
また、本発明に係るガスタービン燃焼器は、上述の目的を達成するために、請求項10に記載したように、燃焼室を区画する燃焼器ライナの頭部側の中央に設けた拡散燃焼用燃料ノズルと、この拡散燃焼用燃料ノズルの外側に設けた予混合燃焼用燃料ノズルに臨み、上記燃焼器ライナの軸方向に沿って長く延びる予混合ダクトとを備えたガスタービン燃焼器において、上記予混合ダクトの胴体の入口側を支持し、上記燃焼器ライナに接続する予混合ダクト支持装置と、上記予混合ダクトの胴体の出口側を支持する予混合ダクト支持装置とを備え、予混合ダクトの胴体の出口側を支持する予混合ダクト出口支持装置は、燃焼器ライナの軸方向に沿って長く延びる予混合ダクト出口支持プレートと、この予混合ダクト出口支持プレートの端部に設けた予混合ダクト振動調整装置とを備えたものである。
【0028】
また、本発明に係るガスタービン燃焼器は、上述の目的を達成するために、請求項11に記載したように、予混合ダクト振動調整装置は、予混合ダクト出口支持プレートにコイルばねおよび支持リングを装着して支持する支持ピンとを備えたものである。
【0029】
また、本発明に係るガスタービン燃焼器は、上述の目的を達成するために、請求項12に記載したように、予混合ダクト振動調整装置は、コイルばねを収容する筒部と、この筒部に螺合して包囲する袋ナット部と、この袋ナット部を支持リングに対して位置決めする位置決め部材と、上記袋ナット部を増締めする突起部とを備えたものである。
【0030】
また、本発明に係るガスタービン燃焼器は、上述の目的を達成するために、請求項13に記載したように、燃焼室を区画する燃焼器ライナの頭部側の中央に設けた拡散燃焼用燃料ノズルと、この拡散燃焼用燃料ノズルの外側に設けた予混合燃焼用燃料ノズルに臨み、上記燃焼器ライナの軸方向に沿って長く延びる予混合ダクトとを備えたガスタービン燃焼器において、上記予混合ダクトの胴体の入口側を支持し、上記燃焼器ライナに接続する予混合ダクト支持装置と、上記予混合ダクトの胴体の出口側を支持する予混合ダクト支持装置とを備え、予混合ダクトの胴体の出口側を支持する予混合ダクト支持装置は、燃焼器ライナの軸方向に沿って長く延びる予混合ダクト出口支持プレートと、この予混合ダクト出口支持プレートに形成され、上記胴体の出口を収容するスリーブを遊嵌接続させる溝を備えたものである。
【0031】
また、本発明に係るガスタービン燃焼器は、上述の目的を達成するために、請求項14に記載したように、スリーブは、予混合ダクト出口支持プレートに形成した溝側に突出し片を備えたものである。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るガスタービン燃焼器の実施形態を図面および図面に付した符号を引用して説明する。
【0033】
図1は、本発明に係るガスタービン燃焼器の第1実施形態を示す全体概略断面図である。
【0034】
本実施形態に係るガスタービン燃焼器は、空気圧縮機1およびガスタービン(図示せず)との間のガスタービン側に、その周方向に沿って例えば8缶を設置している。
【0035】
また、ガスタービン燃焼器は、空気圧縮機1の出口側に連通し、長筒状の燃焼器ケーシング(外筒)2に燃焼器ライナ3で区画した燃焼室(内筒)4を収容する構成になっている。
【0036】
燃焼器ケーシング2は、頭部側をヘッドプレート5で塞ぐとともに、そのヘッドプレート5の中央に拡散燃焼用燃料ノズル6を、その外側に蒸気噴射用ノズル7を、さらにその外側に予混合燃焼用燃料ノズル8を備えている。
【0037】
拡散燃焼用燃料ノズル6は、拡散燃焼用燃料aを、機枠9に組み込まれ、拡開状に配置した平板状のライナキャップ10で形成した拡散部11を介してスワラ12からの旋回高圧空気とともに燃焼室4に供給し、燃焼室4の横断面全域に亘ってガスタービン駆動ガス(燃焼ガス)を生成するようになっている。
【0038】
また、蒸気噴射用ノズル7は、蒸気Sを、拡散燃焼させたガスタービン駆動ガスに投入させ、そのガスタービン駆動ガスの温度を低くしてNOx濃度を下げるとともに、そのガスタービン駆動ガスの内部エネルギを高めてガスタービン出力を増加させるようになっている。
【0039】
また、予混合燃焼用燃料ノズル8は、予混合燃焼用燃料bを、空気圧縮機1からの高圧空気ARとともに予混合ダクト13に供給し、ここで燃料希薄状態の予混合気MFAを生成して燃焼室4に流出させ、上述拡散燃焼のガスタービン駆動ガスを保炎(火種)としてNOx濃度の低いガスタービン駆動ガスを生成し、そのガスをトラジションピース14を介してガスタービン(図示せず)に供給するようになっている。なお、ガスタービン燃焼器は、拡散燃焼用燃料ノズル6を、拡散燃焼用燃料aの着火から予め定められたガスタービン負荷まで運転に使用させ、その後、絞り、代って予混合燃焼用ノズル8を定格運転以後も使用させる。
【0040】
一方、予混合ダクト13は、予混合燃焼用燃料ノズル8に臨み、かつ燃焼器ケーシング2と燃焼器ライナ3との間に設けられ、空気圧縮機1からの高圧空気ARを燃焼器ケーシング2の頭部側に案内する空気通路15を区画するフロースリーブ16内に収容されている。
【0041】
この予混合ダクト13は、図2に示すように、燃焼器ライナ3で形成した燃焼室4に対し、周方向に沿って例えば8缶、点火器17、隣のガスタービン燃焼器(図示せず)にガスタービン駆動ガスを案内する火炎伝播管18とともに設置している。
【0042】
また、予混合ダクト13は、図1および図3に示すように、燃焼器ライナ3で形成した燃焼室4の軸方向に沿って長く延びる長筒状の胴体19に形成し、その入口20に拡開縁21を設けるとともに、ガスタービン駆動ガスGの下流側に向って複数の出口22a,22b,22cを設けている。
【0043】
また、予混合ダクト13は、胴体19の入口20側および出口22a,22b,22c側のそれぞれに予混合ダクト支持装置23a,23bを備え、予混合ダクト支持装置23a,23bを介して燃焼器ライナ3に支持させている。なお、燃焼器ライナ3は、図1に示すように、ライナ支持具31を介してフロースリーブ16に支持されている。
【0044】
一方、胴体19の出口20側に備えた予混合ダクト支持装置23aは、図3および図4に示すように、拡散部11を塞ぎ、かつ空気孔24を備えた円板状の閉塞板25に固設させた筒状の支持ブロック26と、この筒状の支持ブロック26に挿通するボルト27、ナット28、ワッシャ29を介して胴体19を支持する断面U字状の支持具30とを備えた構成になっている。
【0045】
他方、胴体19の出口23a,23b,23c側に備えた予混合ダクト支持装置23bは、図3に示すように、燃焼器ライナ3に接続させ、出口20a,20b,20cを収容するスリーブ32a,32b,32cと、スリーブ32a,32b,32cに当接し、かつ燃焼室4の軸方向に沿って長く延びる平板状の予混合ダクト出口支持プレート33と、予混合ダクト出口支持プレート33の端部を板ばね34および支持リング35を介装して燃焼器ライナ3に固定させる支持ピン36とを備えた構成になっている。
【0046】
また、予混合ダクト支持装置23bは、運転中、火炎による燃焼振動や高圧空気ARによる衝撃力等により偏位し、偏位の際に発生する摩耗を防止するために、予混合ダクト出口支持プレート33、板ばね34、支持リング35、支持ピン36のうち、少なくとも一つ以上に例えばクロム・カーバイト等の耐摩耗材をコーティングしている。
【0047】
このように、本実施形態は、予混合ダクト13の出口22側と出口22a,22b,22c側とのそれぞれに予混合ダクト支持装置23a,23bを設け、予混合ダクト支持装置23a,23bを介して燃焼器ライナ3に支持させたので、燃焼振動や高圧空気ARに伴う押圧力に対し、予混合ダクト13と燃焼器ライナ3との相対的な移動を防止して摩耗による減肉を抑制することができ、高温化・高出力化に伴う長時間運転に対しても予混合ダクト13を安定状態に維持させてガスタービン駆動ガスを生成することができる。
【0048】
図5は、本発明に係るガスタービン燃焼器の第2実施形態を示す一部切欠き概略断面図である。なお、第1実施形態の構成部分と同一部分には同一符号を付す。
【0049】
本実施形態に係るガスタービン燃焼器は、予混合ダクト13の胴体19の入口20側を支持する予混合ダクト支持装置23aのうち、筒状に形成した支持ブロック26に設けた挿通孔37を長円に形成したものである。
【0050】
また、筒状に形成した支持ブロック26は、挿通孔37の長円のうち、短い半径側の孔径をボルト27の直径に合せた口径に形成している。
【0051】
このように、本実施形態は、予混合ダクト13を予混合ダクト支持装置23aを介して燃焼器ライナ3に支持させる際、予混合ダクト支持装置23aの支持具30を支持する筒状に形成した支持ブロック26の挿通孔37を長円に形成し、長円のうち、短い半径側の孔径をボルト27の直径に合せて予混合ダクト13の半径方向側の移動を拘束したので、予混合ダクト13を安定状態に維持させてガスタービン駆動ガスを生成することができる。
【0052】
なお、本実施形態は、筒状に形成した支持ブロック26の挿通孔37を長円に形成したが、この例に限らず、例えば図6に示すように一部切欠き長円にしてもよい。挿通孔37を一部切欠き長円にした場合、予混合ダクト支持装置23aの分解作業が容易になる点で有効である。
【0053】
図7は、本発明に係るガスタービン燃焼器の第3実施形態を示す一部切欠き概略断面図である。なお、第1実施形態の構成部分と同一部分には同一符号を付す。
【0054】
本実施形態に係るガスタービン燃焼器は、予混合ダクト13の胴体19の入口20側を支持する予混合ダクト支持装置23aのうち、支持ブロック26に接続し、胴体19を支持する支持具30を弾性材で作製した平板に形成したものである。
【0055】
ガスタービン燃焼器は、予混合ダクト13の出口22a,22b,22cを燃焼器ライナ3に設けたスリーブ32a,32b,32cに収容していると、ガスタービン駆動ガスGの高温化に伴う熱伸びにより出口22a,22b,22cとスリーブ32a,32b,32cに亀裂が発生するおそれがある。
【0056】
本実施形態は、このような点を考慮したもので、支持具30を弾性材で作製した平板に形成し、ガスタービン駆動ガスGの高温化に伴う熱伸びにより出口22a,22b,22cとスリーブ32a,32b,32cとの互いの接触に基づく過度な押圧力が発生しても、その過度な押圧力を弾性材で作製した平板形状の支持具30で吸収させたものである。
【0057】
したがって、本実施形態では、ガスタービン駆動ガスGの高温化に伴う出口22a,22b,22cとスリーブ32a,32b,32cとの接触に基づく過度な押圧力が発生しても、その押圧力を支持具30で吸収させるので、出口22a,22b,22c等の亀裂損傷を防止することができる。
【0058】
図8は、本発明に係るガスタービン燃焼器の第4実施形態を示す一部切欠き概略平面図である。なお、第1実施形態の構成部分と同一部分には同一符号を付す。
【0059】
本実施形態に係るガスタービン燃焼器は、予混合ダクト13の胴体19の出口2a,22b,22c側を支持する予混合ダクト支持装置23bのうち、予混合ダクト出口支持プレート33に装着する板ばね34のピン孔38の部分に切欠き39を形成するとともに、板ばね34の端部に溶接用小孔40を設けたものである。
【0060】
本実施形態に係るガスタービン燃焼器は、板ばね34を予混合ダクト出口支持プレート33に装着し、ピン孔38を介して支持ピンで固定させる際、板ばね34を1枚ものにしていると、予混合ダクト出口支持プレート33との間の局所に片当りを引き起し、接触部分に摩耗が発生することに着目したもので、板ばね34に切欠き39を形成し、板ばね34を予混合ダクト出口支持プレート33に均等に接触させるようになっている。
【0061】
その際、板ばね34は、端部に溶接用小孔40を設け、図9に示すように、溶接用小孔40を介して溶接部41を形成し、予混合ダクト出口支持プレート33に固着させる。なお、板ばね34と予混合ダクト出口支持プレート33との固定手段は、例えば図10に示すように、溶接部41をレーザ光LEで形成してもよい。
【0062】
このように、本実施形態は、予混合ダクト出口支持プレート33に装着する板ばね34の中央部分に切欠き39を設けるとともに、端部に溶接用小孔40を設けて溶接部41を形成するか、あるいはレーザ光LEで溶接部41を形成するかのいずれかを選択したので、予混合ダクト出口支持プレート33と板ばね34とを均等に接触させることができ、摩耗の発生を抑制することができる。
【0063】
なお、本実施形態は、板ばね34の中央部分に切欠き39を設けたが、この例に限らず、例えば図11に示すように、板ばね34の側端にテーパ部42を形成し、予混合ダクト出口支持プレート33との接触面積を少なくさせてもよい。熱膨張により燃焼器ライナ(図示せず)および予混合ダクト出口支持プレート33の変動に伴って板ばね34も追従するが、その際、板ばね34に過度な応力が発生するおそれがあるので、この点を考慮して板ばね34の側端をテーパ部42に形成し、予混合ダクト出口支持プレート33との接触面積を少なくさせ、亀裂の発生を抑制したものである。
【0064】
図12は、本発明に係るガスタービン燃焼器の第5実施形態を示す一部切欠き概略部分断面図である。なお、第1実施形態の構成部分と同一部分には同一符号を付す。
【0065】
本実施形態に係るガスタービン燃焼器は、予混合ダクト13の胴体19の出口22c側を支持する予混合ダクト支持装置23bのうち、予混合ダクト出口支持プレート33に予混合ダクト振動調整装置43を設けたものである。
【0066】
この予混合ダクト振動調整装置32は、予混合ダクト出口支持プレート33に装着するコイルばね44と、コイルばね44に押圧力を与えて固定支持させる支持リング35、ボルト45およびナット46を備えた構成になっている。
【0067】
なお、本実施形態に係る予混合ダクト振動調整装置43は、コイルばね44に支持リング35、ボルト45およびナット46を組み合せたものであるが、この例に限らず、例えば図13に示す構成にしてもよい。すなわち、この予混合ダクト振動調整装置43は、例えば図13に示すように、予混合ダクト出口支持プレート33に装着するコイルばね44を収容する筒部47と、この筒部47にネジ部48で螺合して包囲する筒状の袋ナット部49と、この筒状の袋ナット部49を支持リング35に対して位置決めする位置決め部材50と、袋ナット部49をスパナ等の工具で増締めする突起部51とを備えた構成になっている。
【0068】
このように、本実施形態は、予混合ダクト13の胴体19の出口22c側に設けた予混合ダクト支持装置23bのうち、予混合ダクト出口支持プレート33に予混合ダクト振動調整装置43を備えたので、熱膨張による予混合ダクト13の胴体19の変位を吸収して予混合ダクト13を安定状態に維持させることができ、燃焼振動による加振周波数から胴体19の固有振動数を容易に離調させて予混合ダクト13に安定運転を行わせることができる。
【0069】
図14は、本発明に係るガスタービン燃焼器の第6実施形態を示す一部切欠き概略平面図である。なお、第1および第4実施形態の構成部分と同一部分には同一符号を付す。
【0070】
本実施形態に係るガスタービン燃焼器は、予混合ダクト13の胴体19の出口22a,22b,22c側を支持する予混合ダクト支持装置23bのうち、予混合ダクト出口支持プレート33に装着する板ばね34のピン孔38の部分に、第4実施形態と同様に、切欠き39を形成し、板ばね34の端部に溶接用小孔40を設け、板ばね34の側端にテーパ部42を形成するとともに、胴体19の出口22c側の予混合ダクト出口支持プレート33に平板状の補強板52を設けたものである。
【0071】
本実施形態は、燃焼器ライナ(図示せず)の周方向の熱膨出によって予混合ダクト出口支持プレート33および板ばね34が変位し、これに伴って過大な熱応力が発生することを考慮したもので、予混合ダクト13の胴体19のうち、ガスタービン駆動ガスの下流側に位置する出口22c側の予混合ダクト出口支持プレート33に補強板52を設け、剛性力を高めたものてある。
【0072】
したがって、本実施形態では、胴体19の出口22c側の予混合ダクト出口支持プレート33に補強板52を設け、剛性力を高めたので、予混合ダクト出口支持プレート33等の亀裂の発生を抑制することができる。
【0073】
図15は、本発明に係るガスタービン燃焼器の第7実施形態を示す一部切欠き概略斜視図である。なお、第1実施形態の構成部分と同一部分には同一符号を付す。
【0074】
本実施形態に係るガスタービン燃焼器は、予混合ダクト13の胴体19の出口2a,22b,22cを収容し、燃焼器ライナ3に固定したスリーブ32a,32b,32cを支持する予混合ダクト出口支持プレート33に溝53を設け、この溝53にスリーブ32a,32b,32cを遊嵌接続させるようになっている。この溝53には、運転中、スリーブ32a,32b,32cの揺動に対して摩耗しないように、例えばクロムカーバイト等の耐摩耗材がコーティングされている。
【0075】
また、本実施形態に係るガスタービン燃焼器は、胴体19の出口22a,22b,22cに絞り部54を形成し、予混合気MFAの流速を高めて予混合気MFAを燃焼室4に良好に流出させるとともに、燃焼器ライナ3およびスリーブ32a,32b,32cのそれぞれに空気孔55を形成し、高圧空気ARを空気孔55に供給し、燃焼器ライナ3およびスリーブ32a,32b,32cのそれぞれを冷却させるようにしている。なお、符号56は、燃焼器ライナ内リングであり、また符号57は、スリーブ冷却フランジである。
【0076】
このような構成を備えたガスタービン燃焼器は、燃焼器ライナ3およびスリーブ32a,32b,32cのそれぞれを高圧空気ARで冷却するとともに、スリーブ32a,32b,32cを予混合ダクト出口支持プレート33の溝53に遊嵌接続させているので、胴体19の出口22a,22b,22cの熱による膨出があっても、スリーブ32a,32b,32cと出口22a,22b,22cとの間の隙間を確保させることができる。
【0077】
したがって、本実施形態では、スリーブ32a,32b,32cと出口22a,22b,22cとの間の隙間を確実に確保させてスリーブ32a,32b,32cおよび出口22a,22b,22cのそれぞれを安定状態に維持させたので、スリーブ32a,32b,32cおよび出口22a,22b,22cのそれぞれを確実に冷却させ、亀裂等の発生を防止することができ、燃焼室4から予混合ダクト13の胴体19へのガスタービン駆動ガス火炎の逆火を確実に防止することができる。
【0078】
図16は、本発明に係るガスタービン燃焼器の第8実施形態を示す一部切欠き概略断面図である。なお、第1および第7実施形態の構成部分と同一部分には同一符号を付す。
【0079】
本実施形態に係るガスタービン燃焼器は、予混合ダクト出口支持プレート33の溝53に遊嵌接続するスリーブ32a,32b,32cが運転中の揺動によるり摩耗することを考慮したもので、スリーブ32a,32b,32cに予混合ダクト出口支持プレート33と接触する面積を増加させる突出し片58を設けたものである。
【0080】
このように、本実施形態は、スリーブ32a,32b,32cに予混合ダクト出口支持プレート33と接触する面積を増加させる突出し片58を設けたので、予混合ダクト出口支持プレート33の溝53に遊嵌接続するスリーブ32a,32b,32cの摩耗を少なく抑えることができる。
【0081】
図17および図18は、本発明に係るガスタービン燃焼器の第9実施形態を示す一部切欠き概略断面図である。なお、図18は、図17のD−D矢視方向からら見た正面図である。また、第1実施形態の構成部分と同一部分には同一符号を付す。
【0082】
本実施形態に係るガスタービン燃焼器は、予混合ダクト13の胴体19の出口22a,22b,22c側を支持する予混合ダクト支持装置23bのうち、予混合ダクト出口支持プレート33に装着する板ばね34を支持リング35および支持ピン36で固定していても、運転中、折損等の事情により板ばね34が飛び出すことを考慮したもので、支持リング35に突出し部59を設け、板ばね34の飛び出しを防止させたものである。
【0083】
したがって、本実施形態では、運転中、折損等により板ばね34の飛び出しを防止させる突出し部59を支持リング35を設けたので、ガスタービン動翼(図示せず)等への衝突による事故の発生を防止し、ガスタービン燃焼器に安定運転を行わせることができる。
【0084】
【発明の効果】
以上の説明のとおり、本発明に係るガスタービン燃焼器は、予混合ダクトの入口側と出口側とのそれぞれに予混合ダクト支持装置を設けたので、予混合ダクトを安定状態に維持させてガスタービン駆動ガスを生成することができ、高温化・高圧化に対しても長時間に亘って充分に対処させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るガスタービン燃焼器の第1実施形態を示す全体概略断面図。
【図2】図1のA−A矢視方向から切断した断面図。
【図3】本発明に係るガスタービン燃焼器の第1実施形態における予混合ダクトを示す概略断面図。
【図4】図3のB−B矢視方向から見た一部切欠き概略正面図。
【図5】本発明に係るガスタービン燃焼器の第2実施形態を示す一部切欠き概略断面図。
【図6】本発明に係るガスタービン燃焼器の第2実施形態における変形例を示す一部切欠き概略断面図。
【図7】本発明に係るガスタービン燃焼器の第3実施形態を示す一部切欠き概略断面図。
【図8】本発明に係るガスタービン燃焼器の第4実施形態を示す一部切欠き概略平面図。
【図9】図8のC−C矢視方向から切断した断面図。
【図10】本発明に係るガスタービン燃焼器の第4実施形態における第1変形例を示す一部切欠き概略部分断面図。
【図11】本発明に係るガスタービン燃焼器の第4実施形態における第2変形例を示す一部切欠き概略平面図。
【図12】本発明に係るガスタービン燃焼器の第5実施形態を示す一部切欠き概略部分断面図。
【図13】本発明に係るガスタービン燃焼器の第5実施形態における変形例を示す一部切欠き概略部分断面図。
【図14】本発明に係るガスタービン燃焼器の第6実施形態を示す一部切欠き概略平面図。
【図15】本発明に係るガスタービン燃焼器の第7実施形態を示す一部切欠き概略斜視図。
【図16】本発明に係るガスタービン燃焼器の第8実施形態を示す一部切欠き概略断面図。
【図17】本発明に係るガスタービン燃焼器の第9実施形態を示す一部切欠き概略断面図。
【図18】図17のD−D矢視方向から見た正面図。
【符号の説明】
1 空気圧縮機
2 燃焼器ケーシング
3 燃焼器ライナ
4 燃焼室
5 ヘッドプレート
6 拡散燃焼用燃料ノズル
7 蒸気噴射用ノズル
8 予混合燃焼用燃料ノズル
9 機枠
10 ライナキャップ
11 拡散部
12 スワラ
13 予混合ダクト
14 トラジションピース
15 空気通路
16 フロースリーブ
17 点火器
18 火炎伝播管
19 胴体
20 入口
21 拡開縁
22a,22b,22c 出口
23a,23b 予混合ダクト支持装置
24 空気孔
25 閉塞板
26 支持ブロック
27 ボルト
28 ナット
29 ワッシャ
30 支持具
31 ライナ支持具
32a,32b,32c スリーブ
33 予混合ダクト出口支持プレート
34 板ばね
35 支持リング
36 支持ピン
37 挿通孔
38 ピン孔
39 切欠き
40 溶接用小孔
41 溶接部
42 テーパ部
43 予混合ダクト支持調整装置
44 コイルばね
45 ボルト
46 ナット
47 筒部
48 ネジ部
49 袋ナット部
50 位置決め部材
51 突起部
52 補強板
53 溝
54 絞り部
55 空気孔
56 燃焼器ライナ内リング
57 スリーブ冷却フランジ
58 突出し片
59 突出し部

Claims (14)

  1. 燃焼室を区画する燃焼器ライナの頭部側の中央に設けた拡散燃焼用燃料ノズルと、この拡散燃焼用燃料ノズルの外側に設けた予混合燃焼用燃料ノズルに臨み、上記燃焼器ライナの軸方向に沿って長く延びる予混合ダクトとを備えたガスタービン燃焼器において、上記予混合ダクトの胴体の入口側を支持し、上記燃焼器ライナに接続する予混合ダクト支持装置と、上記予混合ダクトの胴体の出口側を支持する予混合ダクト支持装置とを備え、
    予混合ダクトの胴体の出口側を支持する予混合ダクト支持装置は、燃焼器ライナの軸方向に沿って長く延びる予混合ダクト出口支持プレートと、この予混合ダクト出口支持プレートの端部に板ばねおよび支持リングを装着して支持する支持ピンとを備えたことを特徴とするガスタービン燃焼器。
  2. 燃焼室を区画する燃焼器ライナの頭部側の中央に設けた拡散燃焼用燃料ノズルと、この拡散燃焼用燃料ノズルの外側に設けた予混合燃焼用燃料ノズルに臨み、上記燃焼器ライナの軸方向に沿って長く延びる予混合ダクトとを備えたガスタービン燃焼器において、上記予混合ダクトの胴体の入口側を支持し、上記燃焼器ライナに接続する予混合ダクト支持装置と、上記予混合ダクトの胴体の出口側を支持する予混合ダクト支持装置とを備え、
    予混合ダクトの胴体の出口側を支持する予混合ダクト支持装置は、燃焼器ライナの軸方向に沿って長く延びる予混合ダクト出口支持プレートと、この予混合ダクト出口支持プレートの端部に板ばねおよび支持リングを装着して支持する支持ピンと、上記胴体のうち、ガスタービン駆動ガスの下流側に位置する出口側の上記予混合ダクト出口支持プレートに設けた補強板とを備えたことを特徴とするガスタービン燃焼器。
  3. 予混合ダクト出口支持プレートは平板であることを特徴とする請求項1または2記載のガスタービン燃焼器。
  4. 予混合ダクト出口支持プレート、板ばね、支持リングおよび支持ピンのうち、いずれか少なくとも一方は、耐摩耗材をコーティングしたことを特徴とする請求項1または2記載のガスタービン燃焼器。
  5. 板ばねは、ピン孔の部分に切欠きを形成するとともに、端部に溶接用小孔を形成したことを特徴とする請求項1または2記載のガスタービン燃焼器。
  6. 溶接用小孔は、板ばねを予混合ダクト出口支持プレートに接続させる溶接部を備えたことを特徴とする請求項5記載のガスタービン燃焼器。
  7. 板ばねは、レーザ光で形成した溶接部で予混合ダクト出口支持プレートに接続させたことを特徴とする請求項1または2記載のガスタービン燃焼器。
  8. 板ばねは、ピン孔の部分に切欠きを形成するとともに、端部に溶接用小孔を形成する一方、側端にテーパ部を形成したことを特徴とする請求項1または2記載のガスタービン燃焼器。
  9. 支持リングは、板ばね側に向って突出し部を備えたことを特徴とする請求項1または2記載のガスタービン燃焼器。
  10. 燃焼室を区画する燃焼器ライナの頭部側の中央に設けた拡散燃焼用燃料ノズルと、この拡散燃焼用燃料ノズルの外側に設けた予混合燃焼用燃料ノズルに臨み、上記燃焼器ライナの軸方向に沿って長く延びる予混合ダクトとを備えたガスタービン燃焼器において、上記予混合ダクトの胴体の入口側を支持し、上記燃焼器ライナに接続する予混合ダクト支持装置と、上記予混合ダクトの胴体の出口側を支持する予混合ダクト支持装置とを備え、
    予混合ダクトの胴体の出口側を支持する予混合ダクト出口支持装置は、燃焼器ライナの軸方向に沿って長く延びる予混合ダクト出口支持プレートと、この予混合ダクト出口支持プレートの端部に設けた予混合ダクト振動調整装置とを備えたことを特徴とするガスタービン燃焼器。
  11. 予混合ダクト振動調整装置は、予混合ダクト出口支持プレートにコイルばねおよび支持リングを装着して支持する支持ピンとを備えたことを特徴とする請求項10記載のガスタービン燃焼器。
  12. 予混合ダクト振動調整装置は、コイルばねを収容する筒部と、この筒部に螺合して包囲する袋ナット部と、この袋ナット部を支持リングに対して位置決めする位置決め部材と、上記袋ナット部を増締めする突起部とを備えたことを特徴とする請求項10記載のガスタービン燃焼器。
  13. 燃焼室を区画する燃焼器ライナの頭部側の中央に設けた拡散燃焼用燃料ノズルと、この拡散燃焼用燃料ノズルの外側に設けた予混合燃焼用燃料ノズルに臨み、上記燃焼器ライナの軸方向に沿って長く延びる予混合ダクトとを備えたガスタービン燃焼器において、上記予混合ダクトの胴体の入口側を支持し、上記燃焼器ライナに接続する予混合ダクト支持装置と、上記予混合ダクトの胴体の出口側を支持する予混合ダクト支持装置とを備え、
    予混合ダクトの胴体の出口側を支持する予混合ダクト支持装置は、燃焼器ライナの軸方向に沿って長く延びる予混合ダクト出口支持プレートと、この予混合ダクト出口支持プレートに形成され、上記胴体の出口を収容するスリーブを遊嵌接続させる溝を備えたことを特徴とするガスタービン燃焼器。
  14. スリーブは、予混合ダクト出口支持プレートに形成した溝側に突出し片を備えたことを特徴とする請求項13記載のガスタービン燃焼器。
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