JP4326065B2

JP4326065B2 - Iron type golf club head

Info

Publication number: JP4326065B2
Application number: JP10826099A
Authority: JP
Inventors: 眞徳藪
Original assignee: Ｓｒｉスポーツ株式会社
Priority date: 1999-04-15
Filing date: 1999-04-15
Publication date: 2009-09-02
Anticipated expiration: 2019-04-15
Also published as: JP2000296192A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、打ち易さを高めかつ安価に製造しうるアイアン型のゴルフクラブヘッドに関する。
【０００２】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
従来、アイアン型のゴルフクラブヘッド（以下、単に「ヘッド」ということがある。）には、軟鉄、ステンレス、亜鉛合金といった金属材料の他、繊維強化樹脂などの材料が一般的に用いられてきたが、近年では、スイートエリアを大きくし、ミスショット時の飛距離のロス等を最小限に抑えるため、低比重材料と高比重材料とを組み合わせたものが提案されている。例えば、特許第２８５０３１４号公報では、図１０及びそのＤ−Ｄ断面である図１１に示す如く、フェース面Ｆが形成されるフェース基部ａ１のヒール側にシャフトを装着するシャフト取付部ａ２を設けたヘッド本体ａと、このヘッド本体ａの背面（バックフェース）ｂに、高比重材料からなりかつ前記背面ｂの外周に沿って配された環状のウエイトｃとからなるヘッドを開示している。
【０００３】
このようなヘッドは、その重量をヘッド周辺やソールｓ側により多く配分することができ、慣性モーメントの増大や低重心化などによりスイートエリアを拡大し、またボールを高く上げやすくすることを可能とする。しかしながら、ウエイトｃがヘッド本体ａ１の背面ｂの外周に沿って設けられているため、ヘッド本体ａ１とウエイトｃとの境界線ｅが、ヘッド外周面、すなわちソールｓ、トウｔ及びトップ部ｇに亘って連続して形成されてしまう。従って、このようなヘッドでは、複雑な形状をなすヘッド外周面に現れる異なる部材（ヘッド本体ａ１とウエイトｃ）の各表面が段差を有することなく面一となるよう精度の高い仕上げ工程が必要となり、１種の材料からなるヘッドの外周面の仕上げ工程に比べると非常に多くの手間と時間を要し、生産性に劣る他、ヘッドの価格を上昇させてしまうなどの不具合がある。
【０００４】
本発明は、以上のような問題点に鑑み案出なされたもので、打ち易さを高めつつも、上述のようなヘッド本体とウエイトとの境界線がヘッド外周面に現れるのを極力減じてヘッド外周面の仕上げ工程を簡略化し安価に製造しうるアイアン型のゴルフクラブヘッドを提供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明のうち請求項１記載の発明は、フェース面が形成されるフェース基部のヒール側にシャフトを装着するシャフト取付部を設けたヘッド本体と、ウエイト部材とを有するアイアン型のゴルフクラブヘッドであって、前記フェース基部は、比重が５．０以下の低比重材料からなるとともに、前記フェース面をなす板状部と、該板状部の周縁でバックフェース側に突出しかつ該周縁に沿って環状にのびることにより環状中心側に面する内壁面を有ししかもソール側を切り欠いた１以上の切欠き部を有するリブとを含み、リブの前記板状部からの突出量は、トップ部ｇからソールｓに向けて徐々に大となり、前記ウエイト部材は、比重が７．０以上の高比重材料からなるとともに、該ウエイト部材は、前記リブの前記内壁面に沿って環状をなす環状基体、この環状基体のソール側に形成され前記切欠き部に填め込まれてソールの表面の一部を形成するソールウエイト片、及び前記環状基体よりも小厚さかつその内周面から前記フェース基部の前記板状部に沿ってのびる裏当て材とを含み、しかも前記裏当て材は、環状基体の内部の少なくともソール側を覆うことを特徴としている。
【０００６】
前記切欠き部は、トウ側寄りに設けたトウ側の切欠き部と、ヒール側寄りに設けたヒール側の切欠き部とを含むとともに、
前記ソールウエイト片は、前記トウ側の切欠き部に填め込まれるトウ側のソールウエイト片と、前記ヒール側の切欠き部に填め込まれるヒール側のソールウエイト片とを含み、しかも前記板状部は、該板状体からバックフェース側に突出して前記ソールウエイト片に挿入されるゃとにより置決めする軸体を具えることをができる。又前記切欠き部は、トウ側寄りに設けたトウ側の切欠き部と、ヒール側寄りに設けたヒール側の切欠き部とを含むとともに、前記ソールウエイト片は、前記トウ側の切欠き部に填め込まれるトウ側のソールウエイト片と、前記ヒール側の切欠き部に填め込まれるヒール側のソールウエイト片とを含むことができる。
【０００７】
前記切欠き部は、リブを前記板状体から完全に除去することにより、又はリブの突出量を少なくとも部分的を減じて切欠くことにより形成したすることができる。
【０００８】
また、前記シャフト取付部の上端から該シャフト取付部の中心線が前記水平面に交わる点までの長さであるネック長さＬを７０mm以下とすることが望ましい。なおこのようにシャフト取付部を短くした場合には、シャフト取付部の上端での外径Ｄを１３．２mm以上とすることが望ましい。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の一形態を図面に基づき説明する。
図１は、本実施形態のアイアン型のゴルフクラブヘッド１をバックフェース側から見た斜視図、図２はその分解図、図３（Ａ）には図１のＡ−Ａ断面図、図３（Ｂ）には同Ｂ−Ｂ断面図をそれぞれ示している。図において、本実施形態のヘッド１は、ヘッド本体２とウエイト部材３とから構成される。
【００１０】
前記ヘッド本体２は、ボールを打球する面となるフェース面Ｆが形成されるフェース基部２ａのヒールｈ側に、シャフト（図示省略）を装着するシャフト取付部２ｂを設けて構成される。本実施形態においては、前記ヘッド本体２、すなわちフェース基部２ａとシャフト取付部２ｂとが、いずれも比重５．０以下でしかも同一の低比重材料により一体形成されたものが例示される。
【００１１】
このような低比重材料としては、例えば純チタン（比重約４．５）、チタン合金（比重約４．４〜４．７）、マグネシウム合金（比重約１．８〜２．３）、ジュラルミン（比重約２．８）又はアルミニウム−リチウム（Ａｌ−Ｌｉ）合金（比重約２．６）などが挙げられる。なお過度に比重が小さすぎると、ヘッドに必要とされる最小限の重量を確保するためにヘッドの著しい大型化を招き芝との接触面積が増してヘッドの振り抜きが悪くなる傾向がある。このような観点より低比重材料としては、比重が１．５以上、より好ましくは３．０〜５．０のものが望ましく、また強度の点を考慮すると比強度が高いチタン合金を採用するのが特に好ましい。
【００１２】
このようにフェース基部２ａを低比重材料で構成することによりフェース基部２ａを軽量化でき、その分、ヘッド周辺へより多く重量を配分することを可能とする。なおヘッド本体２は、２種以上の低比重材料を組み合わせて構成することも可能である。
【００１３】
前記フェース基部２ａは、図２、図３に示す如く、前記フェース面Ｆをなす板状部４と、その周縁でバックフェース側に突出しかつ該周縁に沿って環状にのびしかもソールｓ側を切り欠いた１以上の切欠き部６を有するリブ５とを含んでおり、本例ではこのリブ５の内側に凹所Ｃ（いわゆるキャビティ）を形成したものを例示している。このように、リブ５は環状中心側に面する内壁部５ｉを形成している。リブ５は前記板状部４は、例えば厚さＴ１が３〜５mm程度、本例では約４mmの略均一厚さで構成され、フェース面Ｆにはスコアラインなどが適宜凹設される。
【００１４】
また、前記リブ５は、ソールｓの前記切欠き部６を除いて、ヘッド１のトップ部ｇ、トウｔ、及びソールｓ、ヒールｈに形成される。本例ではリブ５の板状部４からの突出量は、トップ部ｇからソールｓに向けて徐々に大となる。また本例の切欠き部６は、トウｔ側寄りに設けたトウ側の切欠き部６Ａと、ヒールｈ側寄りに設けたヒール側の切欠き部６Ｂとを含む２つが形成されいる。
【００１５】
なお、トウ側の切欠き部６Ａとヒール側の切欠き部６Ｂとの間には小長さのリブ５が介在している。このような切欠き部６は、例えばリブ５を前記板状体４から完全に除去した図２の態様の他、リブ５の突出量を少なくとも部分的に減じることによって切り欠かれたものでも良い。また本例では、この切欠き部６に、前記板状部４からバックフェース側に例えば錐状で突出する軸体１１を設けたものが例示される。
【００１６】
前記ウエイト部材３は、比重が７．０以上の高比重材料から形成される。ここで、高比重材料としては、例えばステンレス（比重約７．８〜８．０）、ニッケル−銅合金（比重約８．９）、タングステン合金（比重約１２〜１５）又はタングステン（比重約１８）、白金（比重約２１．３）、銅合金（比重約８〜１３）などを挙げることができる。なお加工性や経済性などを考慮すると、ステンレス鋼、ニッケル−銅合金、タングステン合金又はタングステンが特に好ましく、実用上の観点から、前記比重は７．０〜２０．０程度とするのが良い。
【００１７】
またウエイト部材３は、本例では前記リブ５の内壁面５ｉに沿って環状をなす環状基体７と、この環状基体７のソールｓ側に形成され前記切欠き部６に填め込まれてソールｓの表面の一部を形成するソールウエイト片９と、前記環状基体７よりも小厚さかつその内周面から前記フェース基部２ａの板状部４に沿ってのびる裏当て材１０とを含む一体品を例示しており、本例ではバックフェース側に露出して配される。
【００１８】
上述のような高比重材料からなる環状基体７は、ヘッド１の重心点Ｇ（図４（Ｂ）に示す）の周りを環状で配されている。このため、ヘッド１は、重量をヘッド１の周辺部分により多く配分され、慣性モーメントの増大を図ることができる。またウエイト部材３は、ソールｓ側でリブ５を切り欠いた切欠き部６に填め込まれてソールｓの表面の一部を形成するソールウエイト片９を含んでいるため、ヘッド１の重量がソール側にもより多く配分されて低重心化が促進される。これによりヘッド１は、重心点Ｇからフェース面Ｆに引いた垂線の足であるスイートスポットＳＳ（図４（Ｂ）に示す）の高さＳｈが低くなり、ひいては打球が高打ち出し角、低バックスピン量となってボールを上げやすくするなど打ち易さを大幅に向上しうる。
【００１９】
またウエイト部材３は、図１に示す如く、リブ５の内壁面５ｉに沿うものであるためヘッド１の外周面の例えばトップ部ｇやトウｔには全く現れず、図４（Ｃ）の如くソールｓの表面の一部にソールウエイト片９が現れるに過ぎない。これによりヘッド１は、低重心化を図りつつヘッド外周面の仕上げ工程が煩雑化するのを防止でき、安価にかつ能率良く生産しうる。なお、バックフェース側には、ヘッド本体２とウエイト部材３との境界線が形成されるが、トップ部ｇ、トウｔなどを含むヘッド外周面に比べるバックフェースは概ね単純な曲面で構成されるため、仕上げ作業は容易に行える。
【００２０】
また本例のソールウエイト片９は、前記トウ側の切欠き部６Ａとヒール側の切欠き部６Ｂとにそれぞれ個別に填り合うトウ側のソールウエイト片９Ａと、ヒール側のソールウエイト片９Ｂとを含んでおり、ヘッド１のトウ、ヒールに重量をより効果的に分散して配分することが可能となる。また、各ソールウエイト片９Ａ、９Ｂには、前記錐状の軸体１１を挿入する挿入孔３ａ（図３（Ａ）に示す）が夫々形成され、ヘッド本体２との位置決めを容易としつつその固着を強固とするのに役立つ。
【００２１】
このようなヘッド１は、図４（Ａ）、（Ｂ）に示すように、垂直面Ｎ内にシャフト取付部２ｂの中心線ＣＬを位置させかつ設計ライ角αで該中心線ＣＬを傾けて水平面Ｈにソールした基準状態において、ヘッド１のスイートスポットＳＳを通るフェース面に沿った水平軸であるＸ軸周りの慣性モーメントのみならず、これと直交する垂直軸であるＹ軸周りの慣性モーメントをも増大させることができ、例えばヒール寄り、又はトウ寄りでボールを打撃した際のフェースのＹ軸周りの動きを減じることができ、飛距離のロスや方向性の大きなずれを抑制しうる点で好ましい。
【００２２】
なお図４（Ｃ）に示す如く、前記ソールウエイト片９のソールＳに沿ったトウ−ヒール方向の長さＵ（ソールウエイト片が複数個のときはその各長さＵ１、Ｕ２、…の合計長さ）は、例えば１０mm以上、より好ましくは３０mm以上、さらに好ましくは４５mm以上とするのがより低重心化を図りうる点で望ましい。また本例では、ソールｓにおいてソールウエイト片９のソール巾方向の長さＱが、前記板状部４の厚さＴ１よりも大としたものを例示している。
【００２３】
また本例ではウエイト部材３は、裏当て材１０を含むことによって、フェース部の厚さを確保でき、フェース部の剛性を高めるとともに、しっかりとした打球感を得ることができる。この裏当て材１０の厚さＴ２は、例えば３〜６mm程度とするのが望ましい。なお、この裏当て材１０は、環状基体７の内部を全て覆っても良く、また本例のようにそのソールＳ側を部分的に覆っても良い。
【００２４】
また、本実施形態では、図４（Ａ）に示した如く、前記基準状態において、ヘッド１は、前記シャフト取付部２ｂの上端２ｅから該シャフト取付部２ｂの中心線ＣＬが前記水平面Ｈに交わる点Ｋまでの長さであるネック長さＬを７０mm以下の小長さ設定している。これによって、ヘッド１のさらなる低重心化を図ることが可能になる。ただし、このネック長さＬが過度に小さくなると、シャフトとヘッド１の接着面積が減少する傾向があるため、好ましくは３０mm以上、さらに好ましくは３５〜７０mmを確保するのが望ましい。
【００２５】
また上述のようにネック長さＬを小長さとした場合には、シャフト取付部２ｂの上端２ｅでの外径Ｄを１３．２mm以上と従来に比して大径に設定することが望ましいものである。これにより小長さとしつつシャフト取付部２ｂの重量をある程度確保することができ、例えばヘッドの重心距離Ｅ（ヘッドのスイートスポットＳＳからシャフト取付部２ｂの中心線までの最短距離）が著しく大きくなるのを効果的に抑制しうる。これによりヘッド１の返りが悪くなるのを防止できる。なお前記外径Ｄは、少なくともシャフト取付部２ｂの上端２ｅからソール側へ少なくとも３０mmの長さで連続していることが好ましい。なおこの外径Ｄが、大きすぎるとシャフト取付部２ｂの重量が過大となるため、好ましくは１４．０〜１５．０mm、より好ましくは１４．０〜１４．６mmとするのが望ましい。
【００２６】
またヘッド１は、前記ヘッド本体２とウエイト部材３とを、例えば圧入してかしめ合わせて嵌合する他、接着剤による接着、溶接、ねじ止め、ロウ付けなどを単独ないし２種以上組み合わせて接合することができる。なお安定した接合強度が得られかつ外観上も美しいカシメと接着剤の併用などが特に望ましいものとなる。
【００２７】
図５のヘッドは、フェース基部２ａが、前記フェース面Ｆをなす板状部４と、その周縁でバックフェース側に突出しかつ該周縁に沿って環状にのびしかもソールｓ側を切り欠いた一つの切欠き部６を有するリブ５とを有するものを例示している。また、ウエイト部材３は、前記切欠き部６に填まり合う１つのソールウエイト片９と本例では、環状基体７の内部でかつトップ側に部分的に配された前記裏当て材１０を含んでいる。
【００２８】
以上本発明の実施形態について詳述したが、ヘッド本体やウエイト部材の形状、材料などは、例示の実施形態に限られるものではなく種々変更、組み合わせして実施しうる。例えば、ヘッド本体２ａのリブ５の内側に膨出部を設け、ヘッド１のバックフェース側をフラットなものとしても良い。
【００２９】
【実施例】
本発明の効果を確認するために、図１、図５に示すゴルフクラブヘッド（実施例１、比較例５）を表１の仕様により試作（いずれも５番Ｉ）し性能を測定した。また比較参考のために、図６〜９に示すゴルフクラブヘッド（比較例１〜４）についても同様の測定を行った。なお比較例１〜４のシャフト取付部の上端外径Ｄは、１３．０mmに統一し、またネック長さＬは、それぞれ７１mm、４８mm、７１mm及び６０mmとした。
【００３０】
また測定値は、水平面からのスイートスポット高さ、Ｘ，Ｙの各軸周りの慣性モーメント（夫々実施例２を１００とする指数値で、数値が大きいほど良好。）、重心距離、ネック長さ及びその上端での外径とした。また各ヘッドにシャフトを装着してゴルフクラブを試作し、スイングロボットと、平均的なゴルファー１０名とによる試打テストを合わせて行った。
【００３１】
スイングロボットにより試打テストでは、ボールのインパクト時のヘッドスピードを３６ｍ／ｓ、かつ打ち出し後のボールのサイドスピン量が±２００ｒｐｍとなるようにフェース角を設定して、住友ゴム工業（株）社製のTOUR SPECIAL SOFT & METAL ゴルフボールを打撃し、ボールの打ち出し角とバックスピン量とを測定した。またゴルファー１０名による試打テストでは、ゴルフ場のフェアウエイの芝上から上記のボールを２０球ずつ打撃してもらい、ボールの上がり易さ、ボールのばらつき度合いを５段階で評価し、各ゴルファの評価の平均値を示した。なお評価は、いずれも数値が大きいほどボールが上がりやすく、またボールがばらつきにくいことを示している。
【００３２】
テスト結果などを表１、表２に示す。表から明らかなように、実施例のヘッドないしこれを用いたゴルフクラブでは、比較例に比べて打ち易さが向上しており、また生産性の悪化も防止していることが確認できる。
【００３３】
【表１】

【００３４】
【表２】

【００３５】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項１記載の発明では、フェース面をなす板状部の周縁に形成されたリブに沿って高比重材料からなる環状のウエイト部材が配されるため、ヘッド重量をヘッドの周辺により多く配分することができ、慣性モーメントの増大を図ることができる。またウエイト部材は、ソール側でリブを切り欠いた切欠き部に填め込まれてソール部表面の一部を形成するソールウエイト片を含むものであるため、ヘッドの低重心化、ひいてはスイートスポット高さを減じ、ボールを上げやすくするなど打ち易さを向上できる。さらに、ウエイト部材は、リブの内壁面に沿って配されるためヘッドの外周面を形成するトップ部やトウ部には現れず、ソール部表面の一部にだけ現れるため、低重心化を図りつつヘッド外周面の仕上げ工程が煩雑化するのを防止でき、ヘッドを安価にかつ能率良く生産しうる。
【００３６】
また、請求項２記載の発明では、ソールのトウ側及びヒール側夫々により多くの重量を配分することができる。これにより、ヘッドを水平面にソールした基準状態において、ヘッドのスイートスポットを通る垂直軸であるＹ軸周りの慣性モーメントをより増大させることができ、例えばヒール寄り、又はトウ寄りでボールを打撃した際のフェースのＹ軸周りの動きを減じることができ、飛距離のロス、方向性の大きなずれを抑制しうる。又前記板状部は、該板状体からバックフェース側に突出して前記ソールウエイト片に挿入されることにより置決めする軸体を具えるため、バックフェース側における前記ソールウエイト片を正しく位置合わせできる。
【００３７】
また、請求項４記載の発明では、前記シャフト取付部の上端から該シャフト取付部の中心線が前記水平面に交わる点までの長さであるネック長さＬを７０mm以下と短くして、ヘッドのさらなる低重心化を図りつつ、シャフト取付部の上端での外径Ｄを１３．２mm以上とすることにより、シャフト取付部の重量をある程度確保してヘッドの重心距離が著しく大きくなるのを効果的に抑制し、ヘッドの返り易さをも維持しうる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本実施形態のヘッドをバックフェース側から見た斜視図である。
【図２】その分解図である。
【図３】（Ａ）は図１のＡ−Ａ断面図、（Ｂ）は同Ｂ−Ｂ断面図である。
【図４】（Ａ）はヘッドの基準状態の正面図、（Ｂ）はその側面図である。
【図５】他の実施形態を示すヘッドをバックフェース側から見た分解斜視図である。
【図６】（Ａ）は比較例１のヘッドの背面図、（Ｂ）はそのｘ−ｘ’断面図である。
【図７】（Ａ）は比較例２のヘッドの背面図、（Ｂ）はそのｙ−ｙ’断面図である。
【図８】（Ａ）は比較例３のヘッドの背面図、（Ｂ）はそのｚ−ｚ’断面図である。
【図９】（Ａ）は比較例４のヘッドの背面図、（Ｂ）はそのｖ−ｖ’断面図である。
【図１０】従来のヘッドの斜視図である。
【図１１】そのＤ−Ｄ断面図である。
【符号の説明】
１アイアン型のゴルフクラブヘッド
２ヘッド本体
２ａフェース基部
２ｂシャフト取付部
３ウエイト部材
４板状部
５リブ
６切欠き部
６Ａトウ側の切欠き部
６Ｂヒール側の切欠き部
７環状基体
９ソールウエイト片
９Ａトウ側のソールウエイト片
９Ｂヒール側のソールウエイト片
ｓソール
ｔトウ
ｈヒール
ｇトップ部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an iron-type golf club head that is easy to hit and can be manufactured at low cost.
[0002]
[Background Art and Problems to be Solved by the Invention]
Conventionally, materials such as fiber reinforced resins have been generally used for iron-type golf club heads (hereinafter sometimes simply referred to as “heads”) in addition to metal materials such as soft iron, stainless steel, and zinc alloys. However, in recent years, a combination of a low specific gravity material and a high specific gravity material has been proposed in order to enlarge the sweet area and minimize the loss of flight distance at the time of a miss shot. For example, in Japanese Patent No. 2850314, as shown in FIG. 10 and FIG. 11 which is a DD cross section thereof, a shaft attachment portion a2 for mounting a shaft is provided on the heel side of the face base portion a1 where the face surface F is formed. A head composed of a head main body a and an annular weight c made of a high specific gravity material and disposed along the outer periphery of the rear surface b on the back surface (back face) b of the head main body a is disclosed.
[0003]
Such a head can distribute more of its weight to the periphery of the head and the sole s side, making it possible to expand the sweet area by increasing the moment of inertia and lowering the center of gravity, and to make it easier to raise the ball higher. To do. However, since the weight c is provided along the outer periphery of the back surface b of the head main body a1, the boundary line e between the head main body a1 and the weight c is formed on the head outer peripheral surface, that is, the sole s, the toe t, and the top portion g. It will be formed continuously. Therefore, in such a head, a high-precision finishing process is required so that the surfaces of different members (the head main body a1 and the weight c) appearing on the outer peripheral surface of the head having a complicated shape are flush with each other without a step. Compared with the finishing process of the outer peripheral surface of the head made of one kind of material, it takes much labor and time, and it is inferior in productivity and has the disadvantage of increasing the price of the head.
[0004]
The present invention has been devised in view of the above-mentioned problems, while reducing the appearance of the boundary between the head main body and the weight as described above on the outer peripheral surface of the head as much as possible while improving ease of hitting. An object of the present invention is to provide an iron-type golf club head that can be manufactured at a low cost by simplifying the finishing process of the head outer peripheral surface.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The invention according to claim 1 of the present invention is an iron type golf club head having a head body provided with a shaft mounting portion for mounting a shaft on the heel side of a face base portion on which a face surface is formed, and a weight member. The face base portion is made of a low specific gravity material having a specific gravity of 5.0 or less, and has a plate-like portion forming the face surface, and protrudes toward the back face side at the periphery of the plate-like portion, along the periphery. A rib having an inner wall surface facing the annular center side by extending in an annular shape and having one or more notched portions cut out on the sole side, and the protruding amount of the rib from the plate-like portion is a top portion The weight member gradually increases from g to the sole s, and the weight member is made of a high specific gravity material having a specific gravity of 7.0 or more, and the weight member forms an annular shape along the inner wall surface of the rib. A base-like substrate, a sole weight piece formed on the sole side of the annular substrate and inserted into the notch to form a part of the surface of the sole, and a thickness smaller than the annular substrate and from the inner peripheral surface thereof look including a backing member extending along said plate-like portion of the face base, yet the backing is characterized in that covers at least a sole side of the internal annular body.
[0006]
The notch includes a toe-side notch provided near the toe side and a heel-side notch provided near the heel,
The sole weight piece includes a toe side sole weight piece fitted into the toe side cutout portion, and a heel side sole weight piece fitted into the heel side cutout portion, and the plate-like shape The portion can include a shaft body that is positioned by protruding from the plate-like body toward the back face side and inserted into the sole weight piece . The notch portion includes a toe side notch portion provided near the toe side and a heel side notch portion provided near the heel side, and the sole weight piece includes the notch portion on the toe side. A toe-side sole weight piece to be fitted into the portion, and a heel-side sole weight piece to be fitted into the heel-side cutout portion.
[0007]
The notch can be formed by completely removing the rib from the plate-like body or by cutting out the protruding amount of the rib at least partially.
[0008]
Further, it is desirable that the neck length L, which is the length from the upper end of the shaft mounting portion to the point where the center line of the shaft mounting portion intersects the horizontal plane, is 70 mm or less. When the shaft mounting portion is shortened in this way, it is desirable that the outer diameter D at the upper end of the shaft mounting portion is 13.2 mm or more.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a perspective view of an iron-type golf club head 1 according to the present embodiment as viewed from the back face side, FIG. 2 is an exploded view thereof, FIG. 3A is a cross-sectional view taken along line AA in FIG. (B) shows a sectional view taken along the line B-B. In the figure, a head 1 of this embodiment is composed of a head body 2 and a weight member 3.
[0010]
The head body 2 is configured by providing a shaft mounting portion 2b for mounting a shaft (not shown) on the heel h side of the face base portion 2a on which a face surface F serving as a ball hitting surface is formed. In this embodiment, the head main body 2, that is, the face base portion 2a and the shaft mounting portion 2b are both integrally formed of the same low specific gravity material having a specific gravity of 5.0 or less.
[0011]
Examples of such a low specific gravity material include pure titanium (specific gravity of about 4.5), titanium alloy (specific gravity of about 4.4 to 4.7), magnesium alloy (specific gravity of about 1.8 to 2.3), duralumin ( Specific gravity is about 2.8) or an aluminum-lithium (Al-Li) alloy (specific gravity is about 2.6). If the specific gravity is excessively small, the head is remarkably enlarged in order to secure the minimum weight required for the head, and the contact area with the turf tends to increase and the head swinging tends to be poor. From this point of view, it is desirable that the low specific gravity material has a specific gravity of 1.5 or more, more preferably 3.0 to 5.0, and a titanium alloy having a high specific strength is adopted in view of strength. Is particularly preferred.
[0012]
In this way, the face base 2a is made of a low specific gravity material, so that the face base 2a can be reduced in weight, and accordingly, more weight can be distributed around the head. The head body 2 can also be configured by combining two or more kinds of low specific gravity materials.
[0013]
As shown in FIGS. 2 and 3, the face base portion 2a has a plate-like portion 4 forming the face surface F, and protrudes toward the back face side at the periphery and extends in an annular shape along the periphery and cuts the sole s side. And a rib 5 having one or more notched portions 6 that are lacking. In this example, a recess C (so-called cavity) is formed inside the rib 5 . Thus, the rib 5 forms the inner wall part 5i facing the annular center side. In the rib 5, the plate-like portion 4 has a thickness T1 of about 3 to 5 mm, for example, approximately 4 mm in this example, and a score line or the like is appropriately recessed in the face surface F.
[0014]
The ribs 5 are formed on the top portion g, the toe t, the sole s, and the heel h of the head 1 except for the notched portion 6 of the sole s . The amount of projection of a plate-like portion 4 of the rib 5 in this example is gradually Daito ing toward the top portion g on the sole s. Further, the notch 6 of this example is formed with two including a toe-side notch 6A provided near the toe t side and a heel-side notch 6B provided near the heel h side.
[0015]
A small-length rib 5 is interposed between the notch portion 6A on the toe side and the notch portion 6B on the heel side. Such a cut-out portion 6 may be cut out by, for example, reducing the protruding amount of the rib 5 at least partially in addition to the embodiment of FIG. 2 in which the rib 5 is completely removed from the plate-like body 4. . Further, in this example, the notched portion 6 is provided with a shaft body 11 that protrudes in a conical shape from the plate-like portion 4 to the back face side, for example.
[0016]
The weight member 3 is made of a high specific gravity material having a specific gravity of 7.0 or more. Here, examples of the high specific gravity material include stainless steel (specific gravity of about 7.8 to 8.0), nickel-copper alloy (specific gravity of about 8.9), tungsten alloy (specific gravity of about 12 to 15), or tungsten (specific gravity of about 18). ), Platinum (specific gravity of about 21.3), copper alloy (specific gravity of about 8 to 13), and the like. In consideration of workability and economy, stainless steel, nickel-copper alloy, tungsten alloy or tungsten is particularly preferable. From a practical viewpoint, the specific gravity is preferably about 7.0 to 20.0.
[0017]
Further, in this example, the weight member 3 is formed in an annular base 7 having an annular shape along the inner wall surface 5i of the rib 5, and is formed on the sole s side of the annular base 7 and is fitted into the notch 6 to be fitted into the sole s. 1 including a sole weight piece 9 forming a part of the surface and a backing material 10 having a thickness smaller than that of the annular base 7 and extending from the inner peripheral surface along the plate-like portion 4 of the face base portion 2a. In this example, it is exposed and arranged on the back face side.
[0018]
The annular base body 7 made of the high specific gravity material as described above is arranged around the center of gravity G (shown in FIG. 4B) of the head 1 in an annular shape. For this reason, the head 1 can distribute more of the weight to the peripheral portion of the head 1 and increase the moment of inertia. Further, since the weight member 3 includes a sole weight piece 9 which is inserted into a notch portion 6 in which the rib 5 is notched on the sole s side to form a part of the surface of the sole s, the weight of the head 1 is increased. More distribution is also made on the sole side to promote a lower center of gravity. As a result, the height Sh of the sweet spot SS (shown in FIG. 4B), which is a perpendicular foot drawn from the center of gravity G to the face surface F, is reduced in the head 1, and as a result, the hit ball has a high launch angle and low back. Ease of hitting can be greatly improved by increasing the amount of spin and making it easier to raise the ball.
[0019]
Since the weight member 3 is along the inner wall surface 5i of the rib 5 as shown in FIG. 1, it does not appear at all on the outer peripheral surface of the head 1, such as the top portion g or the toe t, as shown in FIG. Only the sole weight piece 9 appears on a part of the surface of the sole s. Thereby, the head 1 can prevent the finishing process of the outer peripheral surface of the head from becoming complicated while reducing the center of gravity, and can be produced inexpensively and efficiently. Note that a boundary line between the head main body 2 and the weight member 3 is formed on the back face side, but the back face compared to the outer peripheral surface of the head including the top portion g, the toe t, and the like is configured by a substantially simple curved surface. Therefore, finishing work can be easily performed.
[0020]
Also, the sole weight piece 9 of this example includes a toe side sole weight piece 9A and a heel side sole weight piece 9B, which respectively fit into the toe side cutout portion 6A and the heel side cutout portion 6B. Thus, the weight can be more effectively distributed and distributed to the toe and heel of the head 1. Each

sole weight piece

9A, 9B is formed with an insertion hole 3a (shown in FIG. 3 (A)) for inserting the conical shaft body 11 to facilitate positioning with the head body 2. Helps to strengthen the fixation.
[0021]
As shown in FIGS. 4A and 4B, such a head 1 has the center line CL of the shaft mounting portion 2b positioned in the vertical plane N and is inclined at the design lie angle α. In the reference state sole on the horizontal plane H, not only the moment of inertia about the X axis, which is the horizontal axis along the face surface passing through the sweet spot SS of the head 1, but also the moment of inertia about the Y axis, which is a vertical axis perpendicular to the moment of inertia. For example, it is possible to reduce the movement of the face around the Y axis when hitting the ball near the heel or toe, and to suppress a loss in flight distance and a large deviation in directionality. Is preferable.
[0022]
4C, the length U in the toe-heel direction along the sole S of the sole weight piece 9 (when there are a plurality of sole weight pieces, the total of the respective lengths U1, U2,... The length is preferably 10 mm or more, more preferably 30 mm or more, and still more preferably 45 mm or more, from the viewpoint of lowering the center of gravity. In this example, the sole weight piece 9 has a length Q in the sole width direction larger than the thickness T1 of the plate-like portion 4 in the sole s.
[0023]
Further, in this example, the weight member 3 includes the backing material 10, whereby the thickness of the face portion can be secured, the rigidity of the face portion can be increased, and a solid shot feeling can be obtained. The thickness T2 of the backing material 10 is preferably about 3 to 6 mm, for example. The backing material 10 may cover the entire inside of the annular base body 7, or may partially cover the sole S side as in this example.
[0024]
In the present embodiment, as shown in FIG. 4A, in the reference state, the head 1 has the center line CL of the shaft mounting portion 2b intersecting the horizontal plane H from the upper end 2e of the shaft mounting portion 2b. The neck length L, which is the length up to the point K, is set to a small length of 70 mm or less. As a result, the center of gravity of the head 1 can be further lowered. However, if the neck length L is excessively small, the bonding area between the shaft and the head 1 tends to decrease. Therefore, it is desirable to secure 30 mm or more, more preferably 35 to 70 mm.
[0025]
When the neck length L is small as described above, it is desirable to set the outer diameter D at the upper end 2e of the shaft mounting portion 2b to 13.2 mm or more, which is larger than the conventional diameter. It is. As a result, the weight of the shaft mounting portion 2b can be secured to some extent while maintaining a small length, and for example, the center of gravity distance E of the head (the shortest distance from the sweet spot SS of the head to the center line of the shaft mounting portion 2b) becomes significantly large. Can be effectively suppressed. As a result, it is possible to prevent the head 1 from returning poorly. The outer diameter D is preferably continuous at least 30 mm from the upper end 2e of the shaft mounting portion 2b to the sole side. If the outer diameter D is too large, the weight of the shaft mounting portion 2b becomes excessive. Therefore, it is preferably 14.0 to 15.0 mm, more preferably 14.0 to 14.6 mm.
[0026]
In addition, the head 1 is joined by, for example, press-fitting and fitting the head body 2 and the weight member 3 together, or by bonding with an adhesive, welding, screwing, brazing, or the like alone or in combination. can do. Note that it is particularly desirable to use a combination of caulking and an adhesive that provides a stable bonding strength and is beautiful in appearance.
[0027]
The head shown in FIG. 5 includes a plate-like portion 4 having a face base portion 2a that forms the face surface F, a peripheral portion protruding toward the back face side, an annular shape extending along the peripheral edge, and a notch on the sole s side. The thing which has the rib 5 which has the notch part 6 is illustrated. Further, the weight member 3 includes one sole weight piece 9 that fits in the notch portion 6 and the backing material 10 that is partially disposed on the top side inside the annular base body 7 in this example. It is out.
[0028]
Although the embodiments of the present invention have been described in detail above, the shapes and materials of the head main body and the weight member are not limited to the illustrated embodiments, and various modifications and combinations may be implemented. For example, a bulging portion may be provided inside the rib 5 of the head main body 2a, and the back face side of the head 1 may be flat.
[0029]
【Example】
In order to confirm the effect of the present invention, FIG. 1, a golf club head (Example 1, the ratio Comparative Examples 5) shown in FIG. 5 was measured prototype (both fifth I) performance by specification in Table 1. For comparison, the same measurement was performed for the golf club heads (Comparative Examples 1 to 4) shown in FIGS. In addition, the upper end outer diameter D of the shaft attachment part of Comparative Examples 1-4 was unified into 13.0 mm, and neck length L was 71 mm, 48 mm, 71 mm, and 60 mm, respectively.
[0030]
The measured values are the sweet spot height from the horizontal plane, the moment of inertia around each of the X and Y axes (each is an exponent value with Example 2 as 100, and the larger the value, the better the center of gravity distance, the neck length). And the outer diameter at its upper end. In addition, a golf club was prototyped with a shaft attached to each head, and a trial hit test was conducted by a swing robot and 10 average golfers.
[0031]
In the trial hit test using a swing robot, the face angle was set so that the head speed upon impact of the ball was 36 m / s and the side spin amount of the ball after launch was ± 200 rpm, manufactured by Sumitomo Rubber Industries, Ltd. TOUR SPECIAL SOFT & METAL golf balls were hit, and the ball launch angle and backspin amount were measured. In addition, in a test hit test by 10 golfers, each of the golfers evaluated the ease of raising the ball and the degree of variation of the ball in five stages by hitting the above balls 20 times from the turf of the golf course fairway. The average value of evaluation was shown. The evaluation shows that the larger the numerical value, the easier the ball rises and the less likely it is to vary.
[0032]
Tables 1 and 2 show the test results. As is clear from the table, it can be confirmed that the heads of the examples and the golf clubs using the heads are easier to hit than the comparative examples and prevent the deterioration of productivity.
[0033]
[Table 1]

[0034]
[Table 2]

[0035]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, the annular weight member made of a high specific gravity material is disposed along the rib formed on the peripheral edge of the plate-like portion forming the face surface. Can be distributed more around the periphery of the, and the moment of inertia can be increased. In addition, the weight member includes a sole weight piece that forms a part of the surface of the sole portion by being inserted into the notch portion where the rib is notched on the sole side, so that the center of gravity of the head is lowered, and the sweet spot height is thereby increased. Easier to hit, such as reducing the ball and raising the ball. Furthermore, since the weight member is arranged along the inner wall surface of the rib, it does not appear on the top part or the toe part that forms the outer peripheral surface of the head, but appears only on a part of the sole part surface, thereby reducing the center of gravity. However, it is possible to prevent the finishing process of the outer peripheral surface of the head from becoming complicated, and the head can be produced inexpensively and efficiently.
[0036]
In the invention according to the second aspect, more weight can be distributed to the toe side and the heel side of the sole. As a result, in the reference state in which the head is solesed on a horizontal plane, the moment of inertia around the Y axis, which is the vertical axis passing through the sweet spot of the head, can be further increased, for example, when the ball is hit near the heel or toe The movement of the face around the Y axis can be reduced, and loss of flight distance and large deviation in directionality can be suppressed. In addition, the plate-like portion includes a shaft body that projects from the plate-like body toward the back face side and is inserted into the sole weight piece, so that the sole weight piece on the back face side is correctly aligned. it can.
[0037]
According to a fourth aspect of the present invention, the neck length L, which is the length from the upper end of the shaft mounting portion to the point where the center line of the shaft mounting portion intersects the horizontal plane, is shortened to 70 mm or less, By further reducing the center of gravity while setting the outer diameter D at the upper end of the shaft mounting portion to 13.2 mm or more, it is effective that the weight of the shaft mounting portion is secured to some extent and the center of gravity distance of the head is remarkably increased. And the ease of returning the head can be maintained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a head according to an embodiment as viewed from a back face side.
FIG. 2 is an exploded view thereof.
3A is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG. 1, and FIG. 3B is a cross-sectional view taken along the line BB in FIG.
4A is a front view of a head in a reference state, and FIG. 4B is a side view thereof.
FIG. 5 is an exploded perspective view of a head showing another embodiment as viewed from the back face side.
6A is a rear view of the head of Comparative Example 1, and FIG. 6B is an xx ′ sectional view thereof.
7A is a rear view of the head of Comparative Example 2, and FIG. 7B is a sectional view taken along line yy ′ thereof.
8A is a rear view of the head of Comparative Example 3, and FIG. 8B is a zz ′ cross-sectional view thereof.
9A is a rear view of the head of Comparative Example 4, and FIG. 9B is a cross-sectional view taken along the line vv ′.
FIG. 10 is a perspective view of a conventional head.
FIG. 11 is a sectional view taken along the line DD.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Iron type golf club head 2 Head main body 2a Face base 2b Shaft attachment part 3 Weight member 4 Plate-like part 5 Rib 6 Notch part 6A Toe side notch part 6B Heel side notch part 7 Annular base body 9 Sole weight Piece 9A sole weight piece on the toe side 9B sole weight piece on the heel side s sole t toe h heel g top part

Claims

An iron-type golf club head having a head body provided with a shaft mounting portion for mounting a shaft on a heel side of a face base portion on which a face surface is formed, and a weight member,
The face base is made of a low specific gravity material having a specific gravity of 5.0 or less,
A plate-like portion forming the face surface;
A rib having one or more notches that protrude toward the back face at the periphery of the plate-like portion and have an inner wall surface facing the center of the ring by extending annularly along the periphery, and also having a notch on the sole side Including
The protruding amount of the rib from the plate-like portion gradually increases from the top portion g toward the sole s,
The weight member is made of a high specific gravity material having a specific gravity of 7.0 or more,
The weight member is an annular base body that forms an annular shape along the inner wall surface of the rib,
A sole weight piece that is formed on the sole side of the annular base and is inserted into the notch to form part of the surface of the sole;
And a backing material that is smaller in thickness than the annular base and extends from the inner peripheral surface along the plate-like portion of the face base, and
An iron-type golf club head characterized in that the backing material covers at least the sole side inside the annular base body .

The notch includes a toe-side notch provided near the toe side and a heel-side notch provided near the heel,
The sole weight piece includes a toe side sole weight piece fitted into the toe side cutout portion and a heel side sole weight piece fitted into the heel side cutout portion , and the plate-like shape 2. The iron-type golf club head according to claim 1, wherein the portion includes a shaft body that projects from the plate-like body toward the back face side and is inserted into the sole weight piece .

The said notch part was formed by removing a rib from the said plate-shaped object completely, or reducing the protrusion amount of a rib at least partially, and forming it. Iron type golf club head.

The shaft attachment portion has a cylindrical body into which the shaft can be inserted, and an outer diameter D at the upper end of the center line thereof is 13.2 mm or more.
In a reference state in which the center line of the shaft mounting portion is positioned in the vertical plane and the center line is inclined at a design lie angle and is solesed on a horizontal plane, the center line of the shaft mounting portion extends from the upper end of the shaft mounting portion The iron-type golf club head according to any one of claims 1 to 3 , wherein a neck length L, which is a length up to a point where the crossing points, is 70 mm or less.

5. The iron-type golf club head according to claim 1, wherein the low specific gravity material is made of pure titanium or a titanium alloy, and the high specific gravity material is made of stainless steel, a nickel-copper alloy, a tungsten alloy, or tungsten. .