JP4323631B2 - Dissolved oxygen reduction device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、溶存酸素低減装置に関し、詳しくは、各種液体、例えば、食品加工用水、日本酒やワイン等のアルコール飲料、ジュース等の清涼飲料、醤油等の調味料、食用油等の液体状食品、写真現像液等の液体状薬品類、液体状の化粧品に含有されている溶存酸素を低減するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
液体中の溶存酸素によって成分が酸化したり、細菌が増殖したりすることを防止するため、液体中の溶存酸素を除去(低減)することが行われている。各種液体中の溶存酸素を低減する方法としては、液体中に不活性ガスをバブリングさせるガス脱気法、液体を加熱する加熱脱気法、亜硫酸塩やビタミンC等の脱酸素剤を液体中に注入する化学的脱気法、液体を貯留した容器内を減圧する真空脱気法、脱酸素膜を使用した膜式脱気法等が知られている。
【0003】
これらの方法の中で、ガス脱気法は、単純な不活性ガスのバブリングだけでは十分な酸素除去が困難であることから、溶存酸素の除去効率を向上させるため、例えば、複数のバブリング槽を直列に配置したり(特開平6−296959号公報)、窒素ガスの微細気泡を含む液体を超高速で流して激しい撹拌状態としたり(特開平5−184811号公報,特開平1−297105号公報,特開平1−317586号公報等)、真空脱気とガス脱気とを組合わせたり(特開昭62−294482号公報)、といった種々の提案が成されている。また、脱気操作に際して液体中に微細気泡を発生させるための方法も提案されている(特開平6−63371号公報、特開平6−205813号公報等)。
【0004】
しかしながら、これらの従来の方法では、溶存酸素の脱気効率が十分に高いとはいえず、脱気効率の向上、装置の小型化、コストの低減が求められている。
【0005】
そこで本発明は、簡単な装置構成で溶存酸素を効率よく低減することができ、装置の小型化やコストの低減が図れる溶存酸素低減装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の溶存酸素低減装置は、送液ポンプによって貯留タンクに送液される液体中に不活性ガスを導入する不活性ガス導入部と、該不活性ガス導入部の下流側配管内に気液混合用の充填物を充填した気液混合部と、該気液混合部の下流側かつ前記貯留タンクの上流側に設けられて、液体から放散された酸素分を含む不活性ガスを分離排出するガス分離器と、ガス分離器で排出された放散酸素含有ガスを、前記送液ポンプから前記前記不活性ガス導入部に至る経路内を送液されている前記液体中に再導入するガス循環経路とを備えていることを特徴としている。
【0007】
さらに、本発明の溶存酸素低減装置は、前記気液混合部の長さが150mm以上であること、前記気液混合部の内径が23mm以上であることを特徴としている。また、前記不活性ガス導入部が、送液配管の中心部に設けられ、配管中心部から放射状に前記不活性ガスを噴出するスパージャーを備えていることを特徴とし、該スパージャーの不活性ガスの噴出部が焼結金属で形成されていることを特徴としている。
【0008】
さらに、前記貯留タンク内を不活性ガス雰囲気に置換するための不活性ガス置換手段を備えていることを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は溶存酸素低減装置の参考例を示す系統図である。この溶存酸素低減装置10は、送出側の貯留タンク1と受入側の貯留タンク2との間に設けられるものであって、送液ポンプ11と、該送液ポンプ11の下流側配管内を流れる液体中に不活性ガスを導入する不活性ガス導入部12と、該不活性ガス導入部12の下流側配管内に気液混合用の充填物13を充填した気液混合部14とを備えており、受液側の貯留タンク2がガス分離部を兼ねるようにしている。
【0010】
受液側の貯留タンク2には、液体から放散された酸素分を含む不活性ガスを分離排出するための排気経路3が設けられるとともに、タンク内の酸素分をパージするためのパージガスを導入するパージガス導入経路4が設けられている。両経路3,4には、タンク内圧力を所定範囲に保つための圧力調節弁(保圧弁)5,6がそれぞれ設けられており、また、貯留タンク2の底部には、貯留した液体中の溶存酸素量を測定するための溶存酸素濃度計7が設けられている。
【0011】
前記不活性ガス導入部12には、例えば窒素ガス等の不活性ガスを供給するための不活性ガス供給源15と、不活性ガスの供給圧力を所定圧力に設定するための減圧弁16と、不活性ガスの流量を所定流量に設定するための流量計17及び調節弁18とを備えた不活性ガス供給経路19が接続されており、該不活性ガス供給経路19の先端には、送液配管中心部から放射状に不活性ガスを噴出するスパージャー20が設けられている。
【0012】
スパージャー20は、例えば、図2に示すように、円筒体21の周面に微細な通孔からなる多数の噴出口22を設けたものや、図3に示すように、ガス噴出部を円筒状の焼結金属23で形成したものを用いることができる。このようなスパージャー20により微細な気泡を形成し、配管内を流れる液体中に放射状に噴出させることにより、気液の接触混合を促進させることができ、液体と不活性ガスとを効率よく混合することができる。なお、液体の流量や溶存酸素の除去程度によっては、送液配管に不活性ガス供給経路を接続するだけで十分な場合もある。
【0013】
前記気液混合部14の充填物13は、金属製のたわしやリング、コイル等の金属片、プラスチック製又は金属製のラシヒリング等の気液混合を促進させる機能を有するものを使用することができる。このような充填物13は、液体透過性を有する容器、例えば、パンチングプレートや金網等で形成した容器に収納した状態で送液配管内に着脱可能に挿入しておくことが好ましい。これにより、配管内への充填物13の充填や取出しを容易に行うことができ、充填物13の交換も簡単であり、容器ごと超音波洗浄機等で洗浄することにより、充填物13の洗浄も容易に行うことができる。
【0014】
また、送液ポンプ11の吐出圧力は、受入側の貯留タンク2の構造や配置、充填物13の抵抗によっても異なるが、通常は、約0.2MPa程度で十分であり、不活性ガスの供給圧力は、液体中への噴出が可能な約0.3MPaで十分である。したがって、安価で一般的な揚程の送液ポンプを使用することが可能となる。なお、送液ポンプ11部分には、圧力計24やバイパス弁25等の通常の付帯機器を設けておくことができる。
【0015】
送出側の貯留タンク1から抜き出された溶存酸素を含有する液体は、送液ポンプ11によって受入側の貯留タンク2に向けて送液され、不活性ガス導入部12で前記スパージャー20から不活性ガスが導入された後、気液混合状態で気液混合部14に流入し、充填物13によって気液混合が促進され、液体中の溶存酸素を不活性ガス中に放散して受入側の貯留タンク2に流入する。
【0016】
不活性ガス導入部12における不活性ガスの導入量は、液体の種類、流量、溶存酸素量、所望の溶存酸素除去量により異なるが、一般に、不活性ガス量を多くすれば、すなわち、気液混合流における気液比を高くすることにより溶存酸素の除去量を多くすることができる。そして、気液混合部14の充填物13によって気液混合を促進し、不活性ガスの気泡をさらに微細化することにより、液体中からの溶存酸素の放散をより効果的に行うことができる。
【0017】
この気液混合部14では、充填物13の種類や形状を適宜に選択するとともに、長さや内径を適宜に設定することにより、溶存酸素除去量を調整することができる。気液混合部14の長さ及び内径は、液体の種類、流量、溶存酸素量、不活性ガス導入量、所望の溶存酸素除去量によって異なり、長さと内径との相互の関係もあるが、例えば、気液混合部14の長さは、150mm以上、通常は、300〜600mmの範囲が好ましく、内径は、23mm以上、通常は40mm以上が好ましい。長さが短すぎたり、内径が小さすぎたりすると、気液の混合を十分に促進することができなくなることがある。また、むやみに長くしても溶存酸素除去量はそれほど向上しない。一方、内径は、大きくすると流速が低下して気液混合の効果が失われてしまうので、流量により最大径が決まってくる。一般的に、気液混合部14を長くしすぎたり、内径を大きくしすぎたりすると、コストアップとなるだけでなく、充填物13の取扱いにも難点が発生し、さらに、装置及び送液ポンプ11の大型化を招くことになる。
【0018】
気液混合部14を通過すると、液体と混合している気泡、すなわち、液体中から放散された酸素を含む不活性ガスは、比重差によって配管内で徐々に気液分離されるとともに、貯留タンク2内で略完全に気液分離され、該貯留タンク2の上部に設けられた前記排気経路3から排気される。このとき、気液混合部14の下流側に溶存酸素濃度計26を設けておくことにより、溶存酸素の除去効果を連続的に確認することができる。
【0019】
また、溶存酸素が除去された液体を受け入れる貯留タンク2は、あらかじめタンク内の空気を不活性ガスでパージしておくことが望ましい。このパージ操作は、溶存酸素低減装置10の運転前に、パージガス導入経路4の減圧弁8で所定の圧力に設定した窒素ガス等の不活性ガスからなるパージガスを圧力調節弁6を介してタンク内に導入し、タンク内の空気を圧力調節弁5を介して排気経路3から排出することによって行うことができ、タンク内の酸素濃度が、溶存酸素除去処理後の液体の溶存酸素量以下になるまで行うことが望ましい。このように、パージガス導入経路4や排気経路3等からなる不活性ガス置換手段を設けてタンク内をあらかじめ不活性ガス雰囲気に置換しておくことにより、タンク内の空気中に含まれる酸素によって処理後の液体の溶存酸素濃度が増加することを防止できる。
【0020】
溶存酸素低減装置10の運転により、貯留タンク2に液体及び酸素含有不活性ガスが流入してタンク内の圧力が圧力調節弁5の設定圧力を超えると、該圧力調節弁5が開いてタンク内のガスが排気経路3から排出される。液体貯留中は、圧力調節弁6から少量のパージガスがシールガスとして継続導入され、タンク内が大気圧よりも僅かに高い圧力に保持されている。また、貯留タンク2内の液体の消費によってタンク内が圧力調節弁6の設定圧力を下回ると、該圧力調節弁6が所定量開いてパージガス導入経路4のパージガスをタンク内に補充する。
【0021】
貯留タンク2内の圧力は、このように圧力調節弁5,6によって所定の範囲内に保たれることになる。貯留タンク2の設定圧力は、タンク内への大気の侵入を防止できる範囲であって、貯留タンク2の常用圧力以下であればよく、例えば500mmAq程度が適当である。
【0022】
このように、送液ポンプ11で送液される液体中に不活性ガスを導入してから気液混合部14に導入し、不活性ガスの気泡をさらに微細化して気液の混合を促進することにより、液体中の溶存酸素濃度を1mg/L(ppm)以下、さらに、0.2mg/L(ppm)程度にまで除去することができ、気液混合部14や不活性ガス導入量等の条件を適当に設定することにより、処理後の液体中の溶存酸素量を所望の量に調節することができる。また、導入した不活性ガスの気泡径が大きくても十分な溶存酸素除去効果が得られ、しかも、高温に加温したり、脱酸素剤等の人体に有害な添加物を使用したりしないので、簡単な装置構成で実施することが可能であり、液体状食品の処理についても食品衛生上の問題は全くなく、人体に及ぼす影響も皆無である。
【0023】
図4は、本発明の溶存酸素低減装置の一形態例を示す系統図であって、気液混合部14の下流側にガス分離部としての気液分離器31を設けた例を示すものである。このように、気液分離器31を設けることにより、液体中から放散された酸素分を取り込んだ不活性ガスは、この気液分離器31で速やかに分離して排ガス経路32から排気されるので、貯留タンク2に流入するガス量、即ち酸素量を大幅に低減することができる。これにより、貯留タンク2の気相中の酸素濃度の上昇が少なくなるので、パージガス導入経路4から導入する不活性ガス量を低減することができる。
【0024】
気液分離器31には、各種形式のものを用いることができ、例えば遠心分離式気液分離器を用いることができる。他の装置構成は、図1に示した参考例と同一に形成することができるので、前記参考例における構成要素と同一の構成要素には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0025】
さらに、気液分離器31で液体から分離した不活性ガス(分離ガス)中には、液体から除去された酸素が含まれており、初期の不活性ガスよりも酸素濃度は上昇しているが、この酸素濃度の上昇は僅かなものであるから、この分離ガスを、その酸素濃度と液体中の溶存酸素量とに応じて、液体中に導入する溶存酸素除去用の不活性ガスとして再利用することができる。すなわち、排ガス経路32に排出された分離ガスを送液ポンプ11の下流側で、かつ、不活性ガス導入部12の上流側へ圧送するためのブロワー33を備えたガス循環経路34を設けておくことにより、不活性ガスの利用効率を高めて、その消費量を低減することができる。
【0026】
また、上述のような溶存酸素低減装置10を複数組並列又は直列に配置することも可能であり、貯留タンク2内の液体を送液ポンプ11の上流側に循環させて再処理することも可能である。
【0027】
なお、不活性ガスには、窒素ガス,アルゴンガス,二酸化炭素等、液体の種類や不活性ガスの供給環境に応じたものを選択することができる。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、簡単な装置構成で溶存酸素を効率よく除去することができる。また、従来のものに比べて装置コスト、ランニングコストの低減が図れ、装置の小型化も図れる。特に、処理後の液体に悪影響を与えることがないので、食品等も安全に処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 溶存酸素低減装置の参考例を示す系統図である。
【図2】 スパージャーの一形態例を示す断面図である。
【図3】 スパージャーの他の形態例を示す断面図である。
【図4】 本発明の溶存酸素低減装置の一形態例を示す系統図である。
【符号の説明】
1…送出側貯留タンク、2…受入側の貯留タンク、3…排気経路、4…パージガス導入経路、5,6…圧力調節弁、7…溶存酸素濃度計、10…溶存酸素低減装置、11…送液ポンプ、12…不活性ガス導入部、13…充填物、14…気液混合部、15…不活性ガス供給源、16…減圧弁、17…流量計、18…調節弁、19…不活性ガス供給経路、20…スパージャー、21…円筒体、22…噴出口、23…焼結金属、24…圧力計、25…バイパス弁、26…溶存酸素濃度計、31…気液分離器、32…排ガス経路、33…ブロワー、34…ガス循環経路[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a device for reducing dissolved oxygen, and in particular, various liquids, for example, water for food processing, alcoholic beverages such as sake and wine, soft drinks such as juice, seasonings such as soy sauce, liquid foods such as edible oil, The present invention relates to an apparatus for reducing dissolved oxygen contained in liquid chemicals such as photographic developers and liquid cosmetics.
[0002]
[Prior art and problems to be solved by the invention]
In order to prevent the components from being oxidized by the dissolved oxygen in the liquid and the growth of bacteria, the dissolved oxygen in the liquid is removed (reduced). As a method for reducing dissolved oxygen in various liquids, a gas degassing method for bubbling an inert gas in the liquid, a heat degassing method for heating the liquid, or a deoxygenating agent such as sulfite or vitamin C in the liquid. A chemical deaeration method for injection, a vacuum deaeration method for reducing the pressure in a container storing liquid, a membrane deaeration method using a deoxygenation film, and the like are known.
[0003]
Among these methods, the gas degassing method is difficult to achieve sufficient oxygen removal by simple bubbling of inert gas. For example, in order to improve the removal efficiency of dissolved oxygen, a plurality of bubbling tanks are used. They are arranged in series (JP-A-6-296959), or a liquid containing fine nitrogen gas bubbles is allowed to flow at an ultra-high speed to create a vigorous stirring state (JP-A-5-184811, JP-A-1-297105). Various proposals such as a combination of vacuum degassing and gas degassing (Japanese Patent Laid-Open No. 62-294482) have been made. In addition, methods for generating fine bubbles in a liquid during a deaeration operation have been proposed (Japanese Patent Laid-Open Nos. 6-63371, 6-205813, etc.).
[0004]
However, in these conventional methods, it cannot be said that the degassing efficiency of dissolved oxygen is sufficiently high, and improvement of the degassing efficiency, downsizing of the apparatus, and cost reduction are required.
[0005]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a dissolved oxygen reducing device that can efficiently reduce dissolved oxygen with a simple device configuration, and can reduce the size and cost of the device.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a dissolved oxygen reducing device of the present invention includes an inert gas introduction unit that introduces an inert gas into a liquid that is fed to a storage tank by a liquid feed pump, and an inert gas introduction unit. A gas-liquid mixing unit in which a gas-liquid mixing filler is filled in the downstream pipe; and an oxygen component that is provided on the downstream side of the gas-liquid mixing unit and on the upstream side of the storage tank and that is diffused from the liquid a gas separator for separating discharging inert gas, the dissipation of oxygen-containing gas discharged in the gas separator, said liquid from said liquid feed pump is fed to the path leading to said inert gas inlet part And a gas circulation path for re-introduction .
[0007]
Further, the dissolved oxygen reducing apparatus of the present invention is that the length of the gas-liquid mixing portion is 150mm or more, and wherein the inner diameter of said gas-liquid mixing portion is 23mm or more. Further, the inert gas introduction part is provided at a central part of the liquid supply pipe, and includes a sparger that ejects the inert gas radially from the central part of the pipe, and the inert gas of the sparger is characterized in that The gas ejection part is formed of a sintered metal.
[0008]
In addition, the pre-Symbol storage tank is characterized in that it comprises an inert gas substitution means for substituting an inert gas atmosphere.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Figure 1 is a system diagram showing a reference example of Dissolved oxygen reducing apparatus. The dissolved
[0010]
The
[0011]
In the inert
[0012]
For example, as shown in FIG. 2, the
[0013]
As the
[0014]
Moreover, although the discharge pressure of the liquid feed pump 11 varies depending on the structure and arrangement of the
[0015]
The liquid containing dissolved oxygen extracted from the delivery-side storage tank 1 is fed by the liquid feed pump 11 toward the reception-
[0016]
The introduction amount of the inert gas in the inert
[0017]
In the gas-
[0018]
When passing through the gas-
[0019]
In addition, it is desirable that the
[0020]
When the dissolved
[0021]
Thus, the pressure in the
[0022]
As described above, the inert gas is introduced into the liquid fed by the liquid feed pump 11 and then introduced into the gas-
[0023]
FIG. 4 is a system diagram showing an embodiment of the dissolved oxygen reduction device of the present invention, and shows an example in which a gas-
[0024]
Various types of gas-
[0025]
Further, the inert gas (separated gas) separated from the liquid by the gas-
[0026]
It is also possible to arrange a plurality of sets of dissolved
[0027]
The inert gas may be selected according to the type of liquid and the inert gas supply environment, such as nitrogen gas, argon gas, carbon dioxide, or the like.
[0031]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, dissolved oxygen can be efficiently removed with a simple apparatus configuration. Further, the apparatus cost and running cost can be reduced as compared with the conventional apparatus, and the apparatus can be downsized. In particular, since the liquid after processing is not adversely affected, foods and the like can be processed safely.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a system diagram showing a reference example of a dissolved oxygen reducing device.
FIG. 2 is a cross-sectional view showing an example of a sparger.
FIG. 3 is a cross-sectional view showing another example of a sparger.
It is a system diagram illustrating one embodiment of a dissolved oxygen reducing apparatus of the present invention; FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Sending side storage tank, 2 ... Receiving side storage tank, 3 ... Exhaust path, 4 ... Purge gas introduction path, 5, 6 ... Pressure control valve, 7 ... Dissolved oxygen concentration meter, 10 ... Dissolved oxygen reducing device, 11 ... Liquid feed pump, 12 ... inert gas introduction part, 13 ... filling, 14 ... gas-liquid mixing part, 15 ... inert gas supply source, 16 ... pressure reducing valve, 17 ... flow meter, 18 ... control valve, 19 ... non-use Active gas supply path, 20 ... sparger, 21 ... cylindrical body, 22 ... spout, 23 ... sintered metal, 24 ... pressure gauge, 25 ... bypass valve, 26 ... dissolved oxygen concentration meter, 31 ... gas-liquid separator, 32 ... exhaust gas path, 33 ... blower, 34 ... gas circulation path
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