JP4323172B2 - 情報編集システム、情報編集装置、および情報編集プログラム - Google Patents

情報編集システム、情報編集装置、および情報編集プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、情報編集システム、情報編集装置、および情報編集プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
映像を全部見るには時間がかかるため、そのうちの所望の一部のみを見たいという要望がある。この要望に応えるべく、近年では、所望の部分を容易に検索または頭出しする方法として、インデキシング技術が開発されている。インデキシング技術とは、映像全体を時間軸に沿って複数の部分に分割し、それぞれの部分に対して、検索可能とすべく記述情報を対応付ける技術である。
【0003】
記述情報としては、例えば、静止画のサムネイル、撮影日時、撮影場所を特定するためのGPS(Global Positioning System)情報、撮影時のカメラの状態などが知られている。これらの記述情報は、主に撮影時に映像カメラから自動的に得られる情報である。しかし、実際に必要な部分を検索または頭出しするためには、さらに豊富な情報を利用し、より容易な検索を可能とする必要がある。
【0004】
例えば何らかの講演会の様子を撮影した映像においては、出演者、映像中のできごとの説明、ジャンルなどを記述情報として映像に対応付けることが望ましい。しかし、このように検索をより容易にするための情報を自動的に作成することは困難である。
【0005】
そこで、このように多様な情報を記述情報として映像に対応付ける作業を軽減するための映像内容記述装置が考案されている(例えば、特許文献1)。また、これらを記述する形式として、ISO15938(内容記述インターフェース MPEG−7)が国際標準化されている。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−7418号公報(第5−7頁)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
例えば、風景映像の場合には、映像シーンのサムネイルからある程度は所定のシーンを検索することができる。しかし、会議や出張、展示会、プレゼンテーション、業種業務などの映像においては、見た目が同じようなシーンが続くことが多いため、サムネイルや時刻からでは、所定のシーンを検索するのに限界がある。また、このようなビジネスで用いられる映像の場合、撮影映像を整理するコストは最小限にすることが求められる。従って、できるだけ、低コストで、かつ効率的に所定のシーンを検索する技術の提供が望まれている。
【0008】
しかし、内容記述作業にはかなりのコストがかかるため、例えば博物館や美術館の資料映像、オリンピック記録用資料映像など、記述作業に要するコストに十分見合う映像以外では、内容記述を行うのは現実的ではない。このため、内容記述作業の簡便化を図ることにより低コストでの内容記述作業を可能とすることがマルチメディアインデキシング技術の大きな課題となっている。
【0009】
この発明は上記に鑑みてなされたもので、コストを抑えつつ、内容記述作業をより効率的に行うことができる情報編集システム、情報編集装置、および情報編集プログラムを得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、音声データまたは画像データの少なくとも一方を含むデジタルデータを編集する情報編集システムであって、前記デジタルデータを記録するデジタルデータ記録手段と、前記デジタルデータ記録手段が前記デジタルデータを記録するときの記録時刻を当該デジタルデータに対応付ける記録時刻対応付手段と、を有する記録装置と、前記デジタルデータの編集位置における内容の抜粋情報を含むインデックスデータを取得する第1のインデックスデータ取得手段と、前記記録時刻の指定を示す時刻指定情報を取得する指定情報取得手段と、前記時刻指定情報を前記インデックスデータに対応付ける指定情報対応付手段と、を有する携帯型入力装置と、前記記録装置の前記記録手段から前記デジタルデータと前記記録時刻とを取得するデジタルデータ取得手段と、前記携帯型入力装置から前記インデックスデータと前記時刻指定情報とを取得する第2のインデックスデータ取得手段と、前記インデックスデータの前記時刻指定情報に対応する前記デジタルデータの前記記録時刻を対応付けられた前記デジタルデータ中の位置を、前記デジタルデータの編集位置として検出する編集位置検出手段とを有する情報編集装置とを備えたことを特徴とする。
【0011】
ここで、抜粋情報とは、例えば、会議、出張、および展示会などの様子を記録したデジタルデータに対する、これらの会議等で配布された配布資料や事前説明など、映像記述情報として利用できるような整理された情報のことである。会議などにおいては、映像に関する内容記述情報として利用できるものが多く存在するので、これらの情報を抜粋情報として利用する。
【0012】
この請求項1の発明によれば、情報編集装置のインデックスデータ取得手段は、携帯型入力装置から記録時刻の指定を示す時刻指定情報を取得するので、編集位置検出手段は、デジタルデータに対応付けられている記録時刻と時刻指定情報に基づいて、自動的に編集位置を検出することができる。従って、利用者は、デジタルデータを記録しているときに、指定時刻情報を入力するだけで、デジタルデータを編集する際に、容易に編集位置を特定することができる。従って、内容記述情報の付加をより簡単に行うことができる。
【0013】
また、請求項2にかかる発明は、音声データまたは画像データの少なくとも一方を含むデジタルデータを編集する情報編集システムであって、前記デジタルデータを記録するデジタルデータ記録手段と、前記デジタルデータ記録手段が前記デジタルデータを記録するときの記録時刻を当該デジタルデータに対応付ける記録時刻対応付手段と、を有する記録装置と、前記デジタルデータ記録手段が前記デジタルデータを記録しているときに、前記デジタルデータの編集位置を示すインデックスデータを取得する第1のインデックスデータ取得手段と、前記第1のインデックスデータ取得手段が取得した前記インデックスデータに、当該インデックスデータを取得したときの取得時刻を対応付ける取得時刻対応付手段と、を有する携帯型入力装置と、前記記録装置の前記記録手段から前記デジタルデータと前記記録時刻とを取得するデジタルデータ取得手段と、前記携帯型入力装置から前記インデックスデータと前記取得時刻とを取得する第2のインデックスデータ取得手段と、前記インデックスデータの前記取得時刻に対応する前記デジタルデータの前記記録時刻を対応付けられた前記デジタルデータ中の位置を、前記デジタルデータの編集位置として検出する編集位置検出手段とを有する情報編集装置とを備えたことを特徴とする。
【0014】
この請求項2の発明によれば、編集位置検出手段は、デジタルデータの記録時刻と、インデックスデータの取得時刻とに基づいて、編集位置を検出することができるので、デジタルデータを作成するときに、共にインデックスデータを取得しておくことによって、記録時刻と取得時刻を比較することにより、自動的に適当な編集位置を特定することができる。また、正確に編集位置を特定できない場合であっても、記録時刻と取得時刻との比較結果に基づいて、編集位置の含まれる範囲を限定することができるので、ひいては効率的に位置を検出することができる。
【0024】
また、請求項にかかる発明は、請求項1または2に記載の情報編集システムであって、前記携帯型入力装置は、画像を読み取る第1のスキャナ手段をさらに有し、前記第1のインデックスデータ取得手段は、前記第1のスキャナ手段が読み取った前記画像の静止画データを含む前記インデックスデータを取得することを特徴とする。
【0025】
この請求項の発明によれば、携帯型入力装置は、スキャナ手段を有するので、記録装置が記録した画像と同一の画像を読み取り、インデックスデータとすることができる。従って、情報編集装置の編集位置検出手段は、インデックスデータが示す画像に基づいて、自動的に、効率的かつ正確に編集位置を検出することができる。
【0026】
また、このように、記録装置がデジタルデータを記録しているときに、携帯型入力装置がインデックスデータを取得するので、デジタルデータと同一の画像をインデックスデータとして利用することができる。
【0027】
また、請求項にかかる発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の情報編集システムであって、前記携帯型入力装置は、画像を撮像する撮像手段をさらに有し、前記第1のインデックスデータ取得手段は、前記撮像手段が撮像した前記画像の静止画データを含む前記インデックスデータを取得することを特徴とする。
【0028】
この請求項の発明によれば、携帯型入力装置は、撮像手段を有するので、記録装置が記録した画像と同一の画像を読取、インデックスデータとすることができる。従って、情報編集装置の編集位置検出手段は、インデックスデータが示す画像に基づいて、自動的に、効率的かつ正確に編集位置を検出することができる。
【0029】
また、請求項にかかる発明は、請求項に記載の情報編集システムであって、前記情報編集装置の前記編集位置検出手段は、前記デジタルデータのうち前記時刻指定情報が示す前記記録時刻を含む予め定められた所定の時間範囲に対応する前記デジタルデータの一部の範囲を特定し、特定した範囲内で前記編集位置を検出することを特徴とする。
【0030】
この請求項の発明によれば、情報編集装置の編集位置検出手段は、デジタルデータのうち時刻指定情報が示す記録時刻を含む予め定められた所定の時間範囲に対応するデジタルデータの一部の範囲を特定し、特定した範囲内で編集位置を検出する。このように、時刻指定情報に基づいて、デジタルデータにおける検索対象を予め限定することにより、効率的に、編集位置を検出することができる。
【0031】
また、請求項6にかかる発明は、請求項5に記載の情報編集システムであって、前記記録装置の前記デジタルデータ記録手段は、文字を含む前記デジタルデータを記録し、前記情報編集装置は、前記デジタルデータおよび前記インデックスデータに対して文字認識を行う文字認識手段をさらに有し、前記情報編集装置の前記編集位置検出手段は、前記デジタルデータの文字認識の結果、および前記インデックスデータの文字認識の結果に基づいて、前記インデックスデータに含まれる文字に一致する文字を前記特定した範囲内で検索し、一致する文字が検出された前記デジタルデータ中の位置を前記編集位置として検出することを特徴とする。
【0032】
この請求項6の発明によれば、デジタルデータおよびインデックスデータは、ともに文字を含んでいるので、インデックスデータと同一の文字を含むデジタルデータを検索することにより、編集位置を検出することができる。
【0033】
なお、好ましくは、文字認識を行う文字認識手段は、情報編集装置が有しており、情報編集装置は、取得したインデックスデータの文字認識を行い、かつ取得したデジタルデータの文字認識を行う。また、携帯入力装置が、文字認識機能を有している場合には、携帯型入力装置がインデックスデータの文字認識を行ってもよい。この場合には、情報編集装置は、携帯入力装置からインデックスデータおよびインデックスデータの文字認識の結果をそれぞれ取得し、インデックスデータの文字認識の結果と、デジタルデータに含まれる文字とを比較する。
【0034】
また、記録装置が文字認識手段を有している場合には、記録装置が、デジタルデータの文字認識を行ってもよい。この場合、情報編集装置は、記録装置からデジタルデータおよびデジタルデータの文字認識の結果をそれぞれ取得し、デジタルデータの文字認識の結果と、デジタルデータに含まれる文字とを比較する。さらに、記録装置および携帯型入力装置のそれぞれが文字認識手段を有していてもよい。
【0035】
このように、情報編集装置において、インデックスデータおよびデジタルデータについての文字認識の結果が比較できればよく、文字認識手段は、いずれの装置が有していてもよい。
【0036】
また、請求項にかかる発明は、請求項に記載の情報編集システムであって、前記携帯型入力装置の前記第1のインデックスデータ取得手段は、文字を含む前記インデックスデータを取得し、前記情報編集装置は、前記デジタルデータに対して文字認識を行う文字認識手段をさらに有し、前記情報編集装置の前記編集位置検出手段は、前記デジタルデータの文字認識の結果に基づいて、前記インデックスデータに含まれる文字に一致する文字を前記特定した範囲内で検索し、一致する文字が検出された前記デジタルデータ中の位置を前記編集位置として検出することを特徴とする。
【0037】
この請求項の発明によれば、デジタルデータおよびインデックスデータは、ともに文字を含んでいるので、インデックスデータと同一の文字を含むデジタルデータを検索することにより、編集位置を検出することができる。従って、例えば、デジタルデータの画像中に文字が含まれており、また、インデックスデータが所定の文字を示すテキストデータである場合には、デジタルデータにおいて文字認識することにより、テキストデータが示す文字と一致する文字を含む画像を検索することにより、編集位置を検出することができる。
【0042】
また、請求項にかかる発明は、請求項6または7に記載の情報編集システムであって、前記情報編集装置は、前記デジタルデータよりも高解像度の画像を含む高解像度データを取得する高解像度データ取得手段と、前記高解像度データの少なくとも一部の情報に一致する高解像度データ対応情報を含む前記インデックスデータを検出するインデックスデータ検出手段と、前記インデックスデータ検出手段が検出した前記インデックスデータに前記高解像度データを対応付ける高解像度データ対応付手段と、前記インデックスデータが示す前記デジタルデータの前記編集位置に、当該インデックスデータに対応付けられた前記高解像度データを対応付ける高解像度データ編集手段とをさらに有することを特徴とする。
【0043】
この請求項の発明によれば、情報編集装置は、前記デジタルデータに比べて高解像度な高解像度データの少なくとも一部の情報に一致する高解像度データ対応情報を含むインデックスデータを検出し、当該インデックスデジタルデータから定まる編集位置に高解像度データを対応付けることができる。このように、インデックスデータに基づいて容易に編集位置を特定できるので、所望の位置に、所望の情報を対応付けることができる。これにより、編集位置を特定し、特定した編集位置に内容記述情報を対応付けるという一連の処理も自動的に行うことができる。
【0044】
また、請求項にかかる発明は、請求項に記載の情報編集システムであって、画像を読み取る第2のスキャナ手段を有する高解像度読取装置をさらに備え、前記情報編集装置の前記高解像度データ取得手段は、前記高解像度読取装置の前記第2のスキャナ手段が読み取った高解像度データを取得することを特徴とする。
【0045】
この請求項の発明によれば、情報編集装置は、スキャナ手段が読み取った高解像度データを情報編集装置に対応付けることができる。したがって、例えば、記録装置で映像を記録するときに、携帯している携帯型入力装置において、簡易的に所定の情報をインデックスデータとして取得しておくことにより、後に付与すべき高解像度画像と同一の情報など、高解像度画像との関連が明らかとなるような情報をインデックスデータとして取得しておくことにより、インデックスデータに基づいて、容易に高解像度データを対応付けるべき編集位置を特定することができる。
【0046】
また、請求項10にかかる発明は、請求項8または9に記載の情報編集システムであって、前記情報編集装置の前記インデックスデータ検出手段は、前記高解像度データが表す画像のうち少なくとも一部に一致する対応画像を含む前記インデックスデータを検出することを特徴とする。
【0047】
この請求項10の発明によれば、情報編集装置のインデックスデータ検出手段は、高解像度データが表す画像のうち少なくとも一部に一致する対応画像を含むインデックスデータを検出することができるので、高解像度画像に含まれる画像をインデックスデータとして取得しておくことにより、このインデックスデータに基づいて、当該高解像度画像を対応付けるべき編集位置を自動的にかつ簡単に検出することができる。
【0048】
また、請求項11にかかる発明は、請求項8から10のいずれか一項に記載の情報編集システムであって、前記情報編集装置の前記文字認識手段は、さらに、前記高解像度データに対して文字認識を行い、前記情報編集装置の前記高解像度データ対応付手段は、前記高解像度データの文字認識の結果に基づいて、前記高解像度データに含まれる文字に一致する文字を含む前記インデックスデータを検出し、検出した前記インデックスデータに前記高解像度データを対応付けることを特徴とする。
【0049】
この請求項11の発明によれば高解像度データ対応付手段は、高解像度データの文字認識の結果に基づいて、高解像度データに含まれる文字に一致する文字情報を含む前記インデックスデータを、対応するインデックスデータとして検出することができる。そして、検出したインデックスデータに基づいて、編集位置を検出することができるので、自動的に所定の位置に高解像度データを対応付けることができる。
【0050】
また、請求項12にかかる発明は、請求項に記載の情報編集システムであって、前記携帯型入力装置は、前記高解像度読取装置の前記第2のスキャナ手段が読み取った高解像度データのうち、前記編集位置に対応付けるべき部分を指定する部分指定情報を受け付ける指定情報取得手段をさらに有し、前記情報編集装置の前記第2のインデックスデータ取得手段は、前記部分指定情報をさらに取得し、前記高解像度データ編集手段は、前記高解像度データのうち前記部分指定情報が示す部分の前記高解像度データを前記編集位置に対応付けることを特徴とする。
【0051】
この請求項12の発明によれば、情報編集装置のインデックスデータ取得手段が、高解像度データのうち、編集位置に対応付けるべき部分を指定する部分指定情報をさらに取得した場合に、高解像度データ編集手段は、高解像度データのうち部分指定情報が示す部分の高解像度データを編集位置に対応付けることができる。このように、編集位置に多様な形態の情報を対応付けることができるので、利用者の希望に合ったインデキシングを行うことができる。
【0052】
また、請求項13にかかる発明は、請求項1から12のいずれか一項に記載の情報編集システムであって、前記情報編集装置は、前記編集位置に、当該編集位置を検出するために参照した前記インデックスデータを対応付けるインデックス編集手段をさらに有することを特徴とする。
【0053】
この請求項13の発明によれば、情報編集装置は、編集位置に、インデックスデータを対応付けることができる。すなわち、記録装置においてデジタルデータを記録しているときに、携帯型入力装置において、デジタルデータに対応付けるべきデータを取得し、かつ当該デジタルデジタルデータに対応付けるべきデータに基づいて、編集位置を特定することができるので、自動的にかつ容易にインデックスデータを編集位置に対応付けることができる。
【0054】
また、請求項14にかかる発明は、請求項1から13のいずれか一項に記載の情報編集システムであって、前記携帯型入力装置は、利用者の筆記の際のストロークを検出するストローク検出手段と、前記ストローク検出手段が検出したストロークに関するストローク情報を取得する指定情報取得手段と、前記ストローク情報を前記インデックスデータに対応付ける指定情報対応付手段とをさらに有し、前記情報編集装置は、前記第2のインデックスデータ取得手段が取得した前記ストローク情報が示す文字を、前記インデックスデータに基づいて定まる前記編集位置に対応付ける指定情報編集手段をさらに有することを特徴とする。
【0057】
この請求項14の発明によれば、携帯型入力装置のストローク検出手段は、利用者の筆記の際のストロークを検出し、指定情報取得手段は、ストローク検出手段が検出したストロークに関するストローク情報を取得することができる。従って、より正確な文字情報を、容易に編集位置に対応付けることができる。
【0058】
また、請求項15にかかる発明は、請求項1から14のいずれか一項に記載の情報編集システムであって、前記携帯型入力装置は、利用者から前記インデックスデータの重要度を示す重要度情報を取得する指定情報取得手段と、前記重要度情報を前記インデックスデータに対応付ける指定情報対応付手段とをさらに有し、前記情報編集装置は、前記第2のインデックスデータ取得手段が取得した前記重要度情報を前記編集位置に対応付ける重要度情報編集手段をさらに有することを特徴とする。
【0059】
この請求項15の発明によれば、情報編集装置の重要度情報編集手段は、携帯型入力装置の指定情報取得手段が利用者から取得したインデックスデータの重要度を示す重要度情報を編集位置に対応付けることができる。このように、多様な情報をデジタルデータの編集位置に簡単に対応付けることができる。
【0060】
また、請求項16にかかる発明は、請求項1から15のいずれか一項に記載の情報編集システムであって、前記携帯型入力装置は、前記第1のインデックスデータ取得手段が取得した前記インデックスデータを削除する削除手段をさらに有することを特徴とする。
【0061】
この請求項16の発明によれば、携帯型入力装置は、インデックスデータ取得手段が取得したインデックスデータを削除する削除手段をさらに有するので、携帯型入力装置の利便性が向上する。このため、より簡単に多様な情報をデジタルデータの編集位置に対応付けることができる。
【0062】
また、請求項17にかかる発明は、請求項に記載の情報編集システムであって、前記携帯型入力装置は、前記第1のスキャナ手段近傍に配置され、当該スキャナ手段が画像を走査するときに、当該スキャナ手段が走査する画像をマーキングするマーカ手段をさらに有することを特徴とする。
【0063】
この請求項17の発明によれば、携帯型入力装置は、スキャナ手段近傍に配置され、当該スキャナ手段が画像を走査するときに、当該スキャナ手段が走査する画像をマーキングするマーカ手段をさらに有するので、携帯型入力装置の利便性が向上する。
【0064】
また、請求項18にかかる発明は、音声データまたは画像データの少なくとも一方を含むデジタルデータを編集する情報編集装置であって、前記デジタルデータと前記デジタルデータを記録するときの記録時刻とを対応付けて記録する記録装置から、前記デジタルデータと前記記録時刻とを取得するデジタルデータ取得手段と、前記デジタルデータの編集位置における内容の抜粋情報を含むインデックスデータと前記記録時刻の指定を示す時刻指定情報とを取得し、前記時刻指定情報を前記インデックスデータに対応付ける携帯型入力装置から、前記インデックスデータと前記時刻指定情報とを取得するインデックスデータ取得手段と、前記インデックスデータの前記時刻指定情報に対応する前記デジタルデータの前記記録時刻を対応付けられた前記デジタルデータ中の位置を、前記デジタルデータの編集位置として検出する編集位置検出手段と、を有することを特徴とする。
【0065】
この請求項18の発明によれば、編集位置検出手段は、デジタルデータに対応付けられている記録時刻と時刻指定情報に基づいて、自動的に編集位置を検出することができる。従って、利用者は、デジタルデータを記録しているときに、指定時刻情報を入力するだけで、デジタルデータを編集する際に、容易に編集位置を特定することができる。従って、内容記述情報の付加をより簡単に行うことができる。
【0066】
また、請求項19にかかる発明は、音声データまたは画像データの少なくとも一方を含むデジタルデータを編集する情報編集装置であって、前記デジタルデータと前記デジタルデータを記録するときの記録時刻とを対応付けて記録する記録装置から、前記デジタルデータと前記記録時刻とを取得するデジタルデータ取得手段と、前記記録装置が前記デジタルデータを記録しているときに、前記デジタルデータの編集位置を示すインデックスデータを取得し、取得した前記インデックスデータに、当該インデックスデータを取得したときの取得時刻を対応付ける携帯型入力装置から、前記インデックスデータと前記取得時刻とを取得するインデックスデータ取得手段と、前記インデックスデータの前記取得時刻に対応する前記デジタルデータの前記記録時刻を対応付けられた前記デジタルデータ中の位置を、前記デジタルデータの編集位置として検出する編集位置検出手段と、を有することを特徴とする。
【0067】
この請求項19の発明によれば、編集位置検出手段は、デジタルデータの記録時刻と、インデックスデータの取得時刻とに基づいて、編集位置を検出することができるので、デジタルデータを作成するときに、共にインデックスデータを取得しておくことによって、記録時刻と取得時刻を比較することにより、自動的に適当な編集位置を特定することができる。また、正確に編集位置を特定できない場合であっても、記録時刻と取得時刻との比較結果に基づいて、編集位置の含まれる範囲を限定することができるので、ひいては効率的に位置を検出することができる。
【0068】
また、請求項20にかかる発明は、音声データまたは画像データの少なくとも一方を含むデジタルデータを編集する情報編集装置のコンピュータに実行させる情報編集プログラムであって、前記デジタルデータと前記デジタルデータを記録するときの記録時刻とを対応付けて記録する記録装置から、前記デジタルデータと前記記録時刻とを取得するデジタルデータ取得ステップと、前記デジタルデータの編集位置における内容の抜粋情報を含むインデックスデータと前記記録時刻の指定を示す時刻指定情報とを取得し、前記時刻指定情報を前記インデックスデータに対応付ける携帯型入力装置から、前記インデックスデータと前記時刻指定情報とを取得するインデックスデータ取得ステップと、前記インデックスデータの前記時刻指定情報に対応する前記デジタルデータの前記記録時刻を対応付けられた前記デジタルデータ中の位置を、前記デジタルデータの編集位置として検出する編集位置検出ステップと、を情報編集装置のコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0069】
この請求項20の発明によれば、デジタルデータに対応付けられている記録時刻と時刻指定情報に基づいて、自動的に編集位置を検出することができる。従って、利用者は、デジタルデータを記録しているときに、指定時刻情報を入力するだけで、デジタルデータを編集する際に、容易に編集位置を特定することができる。従って、内容記述情報の付加をより簡単に行うことができる。
【0070】
また、請求項21にかかる発明は、音声データまたは画像データの少なくとも一方を含むデジタルデータを編集する情報編集装置のコンピュータに実行させる情報編集プログラムであって、前記デジタルデータと前記デジタルデータを記録するときの記録時刻とを対応付けて記録する記録装置から、前記デジタルデータと前記記録時刻とを取得するデジタルデータ取得ステップと、前記記録装置が前記デジタルデータを記録しているときに、前記デジタルデータの編集位置を示すインデックスデータを取得し、取得した前記インデックスデータに、当該インデックスデータを取得したときの取得時刻を対応付ける携帯型入力装置から、前記インデックスデータと前記取得時刻とを取得するインデックスデータ取得ステップと、前記インデックスデータの前記取得時刻に対応する前記デジタルデータの前記記録時刻を対応付けられた前記デジタルデータ中の位置を、前記デジタルデータの編集位置として検出する編集位置検出ステップと、を情報編集装置のコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0071】
この請求項21の発明によれば、デジタルデータの記録時刻と、インデックスデータの取得時刻とに基づいて、編集位置を検出することができるので、デジタルデータを作成するときに、共にインデックスデータを取得しておくことによって、記録時刻と取得時刻を比較することにより、自動的に適当な編集位置を特定することができる。また、正確に編集位置を特定できない場合であっても、記録時刻と取得時刻との比較結果に基づいて、編集位置の含まれる範囲を限定することができるので、ひいては効率的に位置を検出することができる。
【0074】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる情報編集システム、情報編集装置、および情報編集プログラムの好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0075】
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る情報編集システム10のシステム全体を示す図である。情報編集システム10は、ビデオカメラ100と、携帯型スキャナ200と高解像度スキャナ300と、情報編集装置400とを備えている。携帯型スキャナ200は、携帯性を重視したものが望ましく、解像度は低くてもよい。一方、高解像度スキャナ300は、携帯型スキャナ200に比べて高い解像度の画像を得られるものが望ましい。
【0076】
ビデオカメラ100は、動画を撮影し、動画および音声を含むデジタルデータとして記録する。携帯型スキャナ200は、デジタルデータにおける編集位置を示すインデックスデータを作成する。具体的には、デジタルデータの動画が示す内容の抜粋となる画像等を読み取り、読み取った画像を含むインデックスデータを記録する。
【0077】
ここで、編集位置とは、デジタルデータのうち、編集すべきシーンを示す位置のことであって、動画のように時間の概念を含む情報においては、デジタルデータの再生時間の時間軸に沿った位置のことである。すなわち、デジタルデータを構成する複数のフレームのうちの一のフレームに相当する。例えば、10分後の編集位置とは、再生開始から10分後に再生されるフレームのことである。
【0078】
高解像度スキャナ300は、編集位置に対応付ける画像データを生成する。具体的には、デジタルデータの動画が示す内容に対応付けるべき画像等を読み取り、読み取った画像を高解像度静止画データとして記録する。
【0079】
情報編集装置400は、ビデオカメラ100が撮影したデジタルデータ、携帯型スキャナ200が記録したインデックスデータ、および高解像度スキャナ300が読み取った静止画データを取得する。そして、情報編集装置400は、携帯型スキャナ200から取得したインデックスデータに基づいて、デジタルデータの編集位置を検出し、高解像度スキャナ300から取得した高解像度静止画データを対応付ける。
【0080】
なお、本実施の形態にかかるビデオカメラ100および携帯型スキャナ200は、それぞれ特許請求の範囲に記載の記録装置および携帯型入力装置を構成する。
【0081】
図2は、実施の形態1にかかる編集対象となるデジタルデータと、デジタルデータに対応付けられたインデックスデータ、および高解像度静止画データを説明するための図である。図2を参照しつつ、企業の製品展示会の様子を撮影したデジタルデータに対して内容記述情報等の付帯情報を付与する場合について説明する。
【0082】
利用者は、ビデオカメラ100および携帯型スキャナ200を携帯して会場に出かける。そして、ビデオカメラ100を用いて、R社のブースに展示されている製品500を撮影する。すなわち、デジタルデータを記録する。このとき、携帯型スキャナ200を用いて、R社のブースに置いてある製品500についてのカタログ510を読み取り、カタログ510の画像を含むインデックスデータを作成する。
【0083】
このように、ビデオカメラ100で撮影中に、携帯型スキャナ200により画像を読み取る、すなわちインデックスデータを取得するので、インデックスデータの取得時刻と、デジタルデータの記録時刻とをそれぞれインデックスデータおよびデジタルデータに対応付けておくことにより、記録時刻および取得時刻に基づいて、インデックスデータが示す編集位置の検出を容易に行うことができる。
【0084】
そして、このカタログ510を持ち帰り、高解像度スキャナ300によりカタログ510を読み取り、より高解像度の高解像度静止画データを作成する。デジタルデータと、インデックスデータとは同一の画像を含んでいるため、インデックスデータとデジタルデータとを照合することにより、デジタルデータの編集位置を検出し、検出した編集位置に高解像度静止画データを対応付けることができる。なお、本実施の形態においては、同一画像に含まれる同一の文字列を照合することにより、編集位置を検出する。
【0085】
製品展示会の様子を撮影したデジタルデータを編集する場合には、インデックスデータとして、製品展示会場にて配布される製品カタログや、会場内で行われる講演のプログラムに記載された内容を読み取ることができる。
【0086】
これらの配布物には、その会場内で開催されるイベント等をまとめた整理された情報が記載されているため、インデックスデータに適している。ビデオカメラ100で撮影される映像内容は、このようなプログラム等に沿ったものであることが多いため、プログラム等に記載された情報は、記録された映像、すなわちデジタルデータにおける抜粋情報として扱うことができる。
【0087】
また、展示会の会場で配布される製品に関するパンフレットは、製品に関する重要な情報を抜粋して記載したものである。このように、所定の事項に関して整理された情報、すなわち所定の事項について重要な情報を抜粋した抜粋情報をインデックスデータとして有効に利用することにより、動画検索をより効率的に行うことが可能となる。本実施の形態においては、パンフレットのように予め情報が整理されたものを利用することで、動画に付帯情報を付与する処理の簡略化することができる。
【0088】
整理された情報としては、これ以外にも、例えば、運動会の様子の動画を撮影しているときに、運動会のプログラムをインデックスデータとして利用することが可能である。
【0089】
図3は、情報編集装置400により編集された後のデジタルデータを示している。デジタルデータ600は、複数のシーンに分割されている。各シーンには、前述のように携帯型スキャナ200によりインデックスデータとして生成されたテキストデータ700や、高解像度スキャナ300により作成された高解像度静止画データ710などが付帯情報として対応付けられている。また、シーン5には、複数の付帯情報720,722が対応付けられている。
【0090】
以下、デジタルデータにおける編集位置を特定し、特定した編集位置に、高解像度静止画データを対応付ける処理を実現する情報編集システム10を構成する各装置の構成および動作について説明する。
【0091】
図4は、ビデオカメラ100の機能構成を示すブロック図である。ビデオカメラ100は、デジタルデータ記録部102と、連続録画単位分割部104と、デジタルデータ保持部106と、時計部110と、記録時刻対応付部112と、出力部114とを有している。
【0092】
デジタルデータ記録部102は、図示せぬ撮像部によって撮像された動画を記録する。連続録画単位分割部104は、デジタルデータ記録部102が記録した一連の動画データを所定の時間を1単位とする複数のシーンに分割する。なお、ここで、分割とは、動画データが仮想的に分割されていればよく、各シーンが、物理的に別個のデータに分離されることは要しない。すなわち、一連の動画データにおける、各シーンを識別できればよい。
【0093】
他の例としては、利用者からの指示により、動画に含まれる内容に基づいて分割位置を決定してもよい。
【0094】
デジタルデータ保持部106は、分割後のデジタルデータを保持する。時計部110は、時刻を管理する。記録時刻対応付部112は、時計部110が示す時刻を参照し、デジタルデータ記録部102がデジタルデータを記録するときの記録時刻を当該デジタルデータに対応付ける。出力部114はデジタルデータ保持部106に保持されるデジタルデータを出力する。なお、デジタルデータ保持部106としては、着脱可能なテープメディアを用いてもよい。
【0095】
図5は、携帯型スキャナ200の機能構成を示すブロック図である。携帯型スキャナ200は、スキャナ部202と、インデックスデータ取得部204と、インデックスデータ保持部206と、時計部210と、取得時刻対応付部212と、ストローク検出部220と、指定情報取得部222と、指定情報対応付部224と、削除部226と、出力部214とを有している。
【0096】
スキャナ部202は、パンフレットなどの書面に記載された画像を読み取る。インデックスデータ取得部204は、スキャナ部202が読み取った静止画を含むインデックスデータを取得する。ここで、インデックスデータとは、対応するデジタルデータにおける編集位置を示す情報である。
【0097】
時計部210は、時刻を管理する。取得時刻対応付部212は、インデックスデータ取得部204が取得したインデックスデータに対して、インデックスデータ取得部204がインデックスデータを取得したときの取得時刻を対応付ける。
【0098】
インデックスデータ保持部206は、インデックスデータ取得部204が取得したインデックスデータを保持する。なお、インデックスデータ保持部206としては、内部メモリ、メモリカードやメモリスティック、スマートメディアなどが用いられる。
【0099】
ストローク検出部220は、利用者が当該携帯型スキャナ200のマーカ部230によって文字を書くと、このときのマーカ部230の動き、すなわちストロークを検出する。そして、ストロークにより描かれた文字を認識し、認識した文字を示すテキストデータを生成する。
【0100】
指定情報取得部222は、利用者から入力された指定情報を取得する。ここで、指定情報とは、インデックスデータの編集に関する指定を示す情報や、デジタルデータに対応付けるべき情報である。
【0101】
具体的には、指定情報は、例えば取得したインデックスデータが示す編集位置の重要度を示す情報である。例えば、デジタルデータから映像ダイジェストを作成する場合に、重要度を示す情報が対応付けられた編集位置に対応するシーンを必須のシーンとして、映像ダイジェストに加えることができる。また例えば、取得したインデックスデータの削除を指定する情報である。既に複数のインデックスデータを取得している場合には、既に取得している所定のインデックスデータの削除を指定する情報である。
【0102】
また例えば、デジタルデータの編集位置に対応付けるべき高解像度静止画データの範囲を指定する範囲指定情報である。ここで、高解像度静止画データの範囲とは、高解像度静止画データが示す静止画のうちの一部の範囲に表された画像のことである。
【0103】
また例えば、利用者が当該携帯型スキャナ200をマーカとして利用し、メモ等を記載した場合に、ストローク検出部220がそのときのストロークから生成したテキストデータを、デジタルデータの編集に関する指示を示す情報や、デジタルデータに対応付けるべき情報として取得する。なお、携帯型スキャナ200のマーカとしての機能については後述する。
【0104】
指定情報対応付部224は、指定情報取得部222が取得した指定情報をインデックスデータ取得部204が取得したインデックスデータに対応付ける。削除部226は、指定情報取得部222からインデックスデータを削除する旨を示す指定情報を受け取ると、指定されたインデックスデータを削除する。
【0105】
出力部214は、インデックスデータ保持部206に格納されているインデックスデータを外部に出力する。
【0106】
図6は、携帯型スキャナ200の外観図である。図6(A)は、携帯型スキャナ200の全体外観図である。図6(B)は、携帯型スキャナ200の先端部分240を示す拡大図である。携帯型スキャナ200は、ペン型に形成されており、先端部分240にスキャナ部202を有する。また、スキャナ部202の近傍にマーカ部230を有する。マーカ部230はスキャナ部202の近傍に配置されているので、例えばパンフレット等の紙面をスキャナ部202が走査すると同時に、スキャナ部202が走査した画像をマークすることができる。従って、利用者が重要であると判断し、マーキングした領域を同時に静止画データとして読み取ることができる。
【0107】
また、携帯型スキャナ200は、操作ボタン220a,220bを有している。操作ボタン220a,220bを操作することにより、読取の開始、終了などを指定することができる。さらに、スキャナ部202が読み取った静止画データを含むインデックスデータを削除する旨を指示することができる。操作ボタン220a,220bによりインデックスデータを削除する旨を指示されると、指定情報取得部222は、インデックスデータを削除する旨を示す指定情報を削除部226に送り、削除部226は、対象となるインデックスデータをインデックスデータ保持部206から削除する。また、操作ボタン220a,220bによりインデックスデータが示す編集位置の重要度を指定することもできる。
【0108】
図7は、高解像度スキャナ300の機能構成を示す概略ブロック図である。高解像度スキャナ300は、スキャナ部302と、高解像度静止画データ保持部304と、出力部306とを備えている。
【0109】
スキャナ部302は、パンフレットなどの書面に描かれた画像を読み取り、読み取った画像を示すデジタルデータを作成する。高解像度静止画データ保持部304は、スキャナ部302が作成した高解像度静止画データを保持する。出力部306は、高解像度静止画データ保持部304に保持される高解像度静止画データを外部に出力する。
【0110】
図8は、情報編集装置400の機能構成を示す概略ブロック図である。情報編集装置400は、デジタルデータ取得部402と、インデックスデータ取得部404と、高解像度データ取得部406と、編集位置検出部408と、文字認識部410と、文字列照合部412と、一致範囲検出部414と、不一致範囲検出部416と、シーン子ノード作成部418と、シーンノード作成部420と、シーン非所属ノード作成部422と、保持部430と、出力部440とを有している。
【0111】
デジタルデータ取得部402は、ビデオカメラ100が記録した動画および音声を含むデジタルデータを取得する。インデックスデータ取得部404は、携帯型スキャナ200から静止画を含むインデックスデータを取得する。高解像度データ取得部406は、高解像度スキャナ300から高解像度静止画データを取得する。
【0112】
文字認識部410は、デジタルデータ取得部402が取得したデジタルデータ、インデックスデータ取得部404が取得したインデックスデータ、および高解像度データ取得部406が取得した高解像度データの文字認識を行う。具体的には、デジタルデータ、インデックスデータ、および高解像度データそれぞれに含まれる画像において文字認識を行う。
【0113】
文字列照合部412は、文字認識部410による文字認識の結果に基づいて、インデックスデータに含まれる文字列と、高解像度データに含まれる文字列とを照合する。また、インデックスデータに含まれる文字列と、デジタルデータに含まれる文字列とを照合する。
【0114】
シーンノード作成部420は、デジタルデータ取得部402からデジタルデータを受け取り、デジタルデータの各シーン毎のノードを作成する。
【0115】
編集位置検出部408は、文字列照合部412におけるインデックスデータと高解像度データにおける文字列照合の結果に基づいて、デジタルデータにおける編集位置を特定する。すなわち、編集位置検出部408は、デジタルデータの文字認識の結果、およびインデックスデータの文字認識の結果に基づいて、インデックスデータに含まれる文字に一致する文字をデジタルデータから検索することにより、編集位置を検出する。
【0116】
一致範囲検出部414は、文字列照合部412における文字列照合の結果に基づいて、高解像度画像データの一部に一致する対応画像を含むインデックスデータを検出する。ここで、高解像度データ対応情報とは、高解像度データの少なくとも一部の情報に一致する情報のことである。高解像度データの少なくとも一部の情報とは、例えば、高解像度データに含まれる所定の領域における画像と同一の画像を示す静止画データである。
【0117】
不一致範囲検出部416は、いずれの高解像度データとも一致しない文字列を有するインデックスデータを検出する。
【0118】
ここで、本実施の形態における一致範囲検出部414および不一致範囲検出部416は、本発明のインデックスデータ検出手段を構成する。
【0119】
シーン子ノード作成部418は、一致範囲検出部414が検出したインデックスデータに、当該インデックスデータに一致する高解像度静止画データを対応付ける。シーン子ノード作成部418は、さらにこのインデックスデータによって特定される編集位置に、このインデックスデータに対応付けられた高解像度静止画データを対応付ける。すなわち、シーン子ノード作成部418は、デジタルデータにおける編集位置を含むシーンに対応付けられた高解像度静止画データを、当該シーンに子ノードとして対応付ける。
【0120】
ここで、本実施の形態におけるシーン子ノード作成部418は、本発明の高解像度静止画データ対応付手段および高解像度データ編集手段を構成する。
【0121】
シーン非所属ノード作成部422は、いずれのインデックスデータにも一致しない高解像度静止画データおよび編集位置を特定できないインデックスデータをシーンに属さないノードとしてデジタルデータに対応付ける。
【0122】
保持部430は、デジタルデータと、デジタルデータに対応付けられたインデックスデータおよび高解像度静止画データを保持する。出力部440は、保持部430に保持されるデータを外部に出力する。
【0123】
なお、本実施の形態においては、ビデオカメラ100は、出力部114を有しており、出力部114を介してデータを外部に出力していた。これに対して、他の例としては、ビデオカメラ100のデジタルデータ保持部106が、着脱可能な記録媒体であって、当該記録媒体を介してデータを授受してもよい。この場合、情報編集装置400のデジタルデータ取得部402は、情報編集装置400に装着された当該記録媒体からデジタルデータを取得してもよい。なお、ビデオカメラ100は、出力部114を有さなくともよい。
【0124】
また、同様に、携帯型スキャナ200のインデックスデータ保持部206は、着脱可能な記録媒体であって、かつ出力部214を有さなくともよい。この場合、情報編集装置400のインデックスデータ取得部404は、情報編集装置400に装着された記録媒体からデジタルデータを取得してもよい。さらに、高解像度スキャナ300についても同様である。
【0125】
図9は、情報編集システム10がデジタルデータを編集するときの処理を示すフローチャートである。図9を参照しつつ、図2において説明したような展示会の様子を撮影したデジタルデータを、パンフレット等の画像を読み込んだインデックスデータおよび高解像度静止画データに基づいて編集する処理について説明する。
【0126】
まず、デジタルデータ取得部402は、ビデオカメラ100により撮影されたデジタルデータを取得する(ステップS100)。次に、シーンノード作成部420は、取得したデジタルデータに対して、シーン、シーン範囲、およびノードを作成する(ステップS102)。次に、インデックスデータ取得部404は、携帯型スキャナ200から得られた編集位置、すなわち各シーンを特定するためのインデックスデータを取得する(ステップS104)。次に、高解像度データ取得部406は、高解像度スキャナ300が読み取った高解像度静止画データを取得する(ステップS106)。
【0127】
次に、デジタルデータとインデックスデータにおける文字認識および文字列照合の結果に基づいて、インデックスデータが示す編集位置を検出する。そして、デジタルデータの編集位置にインデックスデータを付帯情報として対応付ける(ステップS110)。さらに、インデックスデータに対して、高解像度静止画データを付帯情報としてさらに対応付ける(ステップS112)。以上で、情報編集装置400における編集処理が終了する。
【0128】
図10は、情報編集装置400が取得した各データの流れを示す図である。一連の映像データ、すなわちデジタルデータ150は、ビデオカメラ100において、連続録画単位の各シーン160に分割されている。この分割は論理的に分けられていれば十分であり、物理的に分割されている必要はない。なお、ビデオカメラ100において、デジタルデータ150が分割されていない場合には、情報編集装置400は、各フレームの録画時刻を比較することにより、連続録画単位の各シーン160に分割する処理を行う。
【0129】
1つのデジタルデータ150に対して得られた複数のインデックスデータ250a,250b・・・は、文字認識部410によって文字認識され、文字認識の結果得られた文字を示すテキストデータ252a,252b・・・が作成される。また、1つのデジタルデータ150に対して得られた複数の高解像度静止画データ350a,350b・・・は、文字認識部410によって文字認識され、文字認識によりさらにテキストデータ352a,352b・・・が作成される。
【0130】
図11は、図9に示すステップS110における情報編集装置400の詳細な処理を示すフローチャートである。まず、文字認識部410は、インデックスデータ取得部404が取得した全てのインデックスデータに対して、文字認識を行う(ステップS200)、次に、編集位置検出部408は、インデックスデータ取得部404が取得したインデックスデータに、タイミング属性を示す指定情報が対応付けられているか否か確認する。タイミング属性を示す指定情報が対応付けられている場合には(ステップS202,Yes)、タイミング属性に基づいて、検索対象となる範囲を特定する(ステップS204)。
【0131】
ここで、タイミング属性について説明する。デジタルデータを記録するのと同時に、同一内容を含むインデックスデータを記録する作業を1人で行うのは困難である。そこで、デジタルデータの録画を一旦停止した後、または録画の前に、インデックスデータとすべきパンフレット等の情報を携帯型スキャナ200により取り込む。そして、この場合には、インデックスデータを取り込むときに、タイミング属性として、インデックスデータの取得時刻の前に撮影したデジタルデータに対応付けるのか、後に撮影したデジタルデータに対応付けるのかを操作ボタン220a,220bを操作して入力しておく。このとき入力される情報がタイミング属性を示す指定情報である。
【0132】
例えば、「直前シーン」、「直後シーン」、および「撮影中シーン」などが選択可能に設定されており、利用者がこれらのタイミングのうち、いずれかのタイミングを選択することにより、タイミング属性が決定される。そして、指定情報取得部222はタイミング属性を示す指定情報を取得する。
【0133】
これにより、情報編集装置400の編集位置検出部408は、タイミング属性を示す指定情報に基づいて、検索対象となる範囲を特定するための基準となる位置を特定することができる。また、このように、検索対象を予め限定することにより、デジタルデータに含まれる全フレームとインデックスデータとの比較を行う必要がなくなるため、処理の効率化を図ることができる。
【0134】
次に、文字認識部410は、検索対象の範囲に含まれる各フレーム画像に対して文字認識を行う(ステップS206)。次に、文字列照合部412は、インデックスデータにおける文字認識の結果と、各フレーム画像における文字認識の結果を文字列照合し、一致範囲検出部414は、インデックスデータの文字列に一致する文字列を含むフレームを編集位置として検出する(ステップS208)。次に、検出した編集位置に、インデックスデータを付帯情報として対応付ける(ステップS210)。なお、インデックスデータに、付帯情報としてデジタルデータの当該編集位置に対応付けるべき情報を指定情報が含まれている場合には、これらもともに編集位置に対応付ける。
【0135】
ここで、編集位置に対応付けるべき情報としては、携帯型スキャナ200が、利用者からの入力により取得した、重要度を示す指定情報がある。また、指定情報としては、利用者が携帯型スキャナ200を用いてメモした際のストローク検出により作成されたテキストデータであってもよい。
【0136】
全てのインデックスデータに対して、ステップS202からステップS214の処理が完了するとステップS110の処理が完了し、図9で示したステップS112へ進む。
【0137】
また、ステップS202において、デジタルデータに対してタイミング属性を示す指定情報が対応付けられていない場合には(ステップS202,No)、デジタルデータにおいて、インデックスデータに対応付けられている取得時刻に対応する記録時刻を検出する(ステップS220)。次に、検出した記録時刻に基づいて編集位置を検出する際の、デジタルデータにおける検索範囲を特定する(ステップS222)。そして、ステップS206に進む。
【0138】
具体的には、例えば、「直前シーン」を指定するタイミング属性の場合には、インデックスデータに対応付けられている取得時刻よりも前の時刻に記録された範囲、すなわち、取得時刻よりも前の記録時刻に対応付けられたデジタルデータを検索範囲として特定する。
【0139】
また、「撮影中シーン」を指定するタイミング属性の場合には、インデックスデータに対応付けられている取得時刻と同じ記録時刻に対応付けられているフレームを検索対象とする。なお、他の例としては、インデックスデータに対応付けられている記録時刻を中心とする所定の時間幅に含まれるシーンを検索範囲として特定してもよい。例えば、記録時刻を中心とする、前後5分の範囲など、時間幅は予め決定されていてもよい。
【0140】
他の例としては、タイミング属性を示す指定情報として、利用者は、携帯型スキャナ200において、具体的な時刻を時分により指定してもよい。この場合には、情報編集装置400においては、タイミング属性として示された時刻に一致する記録時刻に対応するフレームを検索範囲として特定する。
【0141】
図12は、デジタルデータに含まれる文字列とインデックスデータに含まれる文字列照合について説明するための図である。図12は、製品カタログ520を示している。ビデオカメラ100は、製品カタログ520の全体を撮影する。さらに、この製品カタログ520のうち、製品名が記載された領域522を携帯型スキャナ200を用いて読み取る。この場合、携帯型スキャナ200において、領域522を示す画像データがインデックスデータとして生成される。また、ビデオカメラ100によって記録されたデジタルデータにおいても製品カタログ520の全体の静止画データが含まれている。このように、デジタルデータとインデックスデータは、同一の文字列を含んでいるので、両者の文字列を照合することによりインデックスデータに対応するデジタルデータの編集位置を検出することができる。
【0142】
図13は、図9に示すステップS112における情報編集装置400の詳細な処理を示すフローチャートである。
【0143】
文字認識部410は、全ての高解像度静止画データの文字認識を行う(ステップS300)。次に、デジタルデータに対応付けられているインデックスデータに含まれる指定情報を参照し、高解像度静止画データに対する範囲属性の値をチェックする(ステップS302)。
【0144】
ここで、図14から図16を参照しつつ、範囲属性の値について説明する。本実施の形態においては、範囲属性として、「全ページ」、「該当部」、および「行頭部分」が指定可能である。図14から図16はそれぞれ、「全ページ」、「該当部」、および「行頭部分」を示している。図14に示すように、「全ページ」とは、対象となるページに記載されたすべての情報を含む。従って、「全ページ」を示す範囲属性が指定されている場合には、高解像度静止画データが示す静止画のすべてのデータが選択される。
【0145】
また、図15に示すように、「該当部」とは、対象となるページに記載された情報のうち、利用者から指定された領域のことである。すなわち、図15においては、該当部として領域550が指定されており、この領域550内に記載された情報が「該当部」に相当する。
【0146】
また、図16に示すように、「行頭部」とは、対象となるページに文書が記載されている場合において、各行の先頭に記載された文字を含む領域のことである。例えば、図16に示すように、横書き文書の場合には、領域560が行頭部に相当する。また、このように、ページ全体における全ての行の先頭の文字を含む領域560が指定された場合には、領域560に対する「行頭部」を示す範囲属性が指定する領域は、全ページ562となる。また、例えば、先頭から3行目までの「行頭部」を示す範囲属性が指定する領域は、先頭から3行目までを含む領域572となる。
【0147】
利用者は、携帯型スキャナ200により、「全ページ」、「該当部」、または「行頭部分」の画像を読み取り、さらに操作ボタン220a,220bを操作して、読み取ったデータが、「全ページ」、「該当部」、および「行頭部分」のいずれに該当するかを指定する。これにより、携帯型スキャナ200によって、読み取った静止画データと、当該静止画データに対する範囲属性を含んだインデックスデータが作成される。
【0148】
再び、説明を図13に戻す。「全ページ」または「該当部」を示す範囲属性の値がインデックスデータに含まれている場合には、(ステップS302,Yes)、対象となるデジタルデータに対して取得したm個のインデックスデータのうちi番目のインデックスデータPiと、対象となるデジタルデータに対して取得したn個の高解像度静止画データのうちk番目の高解像度静止画データSkとを照合する(ステップS304)。
【0149】
インデックスデータPiと、高解像度静止画データSkとが一致した場合には(ステップS306,No)、高解像度静止画データSkのうち、範囲属性に示されている該当部分の矩形に含まれる静止画データと、当該静止画データに含まれる文字を示すテキストデータとを含む該当部データの組を作成し、この組を高解像度静止画データSkに繋ぐ。さらに、該当部データの組と繋がった高解像度静止画データSkを、対応するインデックスデータPiと双方向にリンクさせる(ステップS308)。
【0150】
なお、ここで、一致するとは、完全に一致する必要はなく、ある程度以上の一致度の場合を一致と判断することとする。
【0151】
一方、ステップS302において、「行頭部」を示す範囲属性の値がインデックスデータに含まれている場合には(ステップS302、No)、高解像度静止画データにおける文字認識の結果得られた行頭部における文字と、テキストデータとしてのインデックスデータとを比較する(ステップS320)。なお、この場合、行頭部に相当する文字は、意味をなす文字列を示していないので、行頭部に相当する文字に対して言語処理は行わない。
【0152】
インデックスデータPiと、高解像度静止画データSkとが一致した場合には、一致した部分を行頭とする範囲を決定し、高解像度静止画データSkの該当部分の矩形に含まれる静止画データと、当該静止画データに含まれる文字を示すテキストデータとを含む該当部データの組を作成し、この組を高解像度静止画データSkに繋ぐ。さらに、該当部データの組と繋がった高解像度静止画データSkを、対応するインデックスデータPiと双方向にリンクさせる(ステップS324)。
【0153】
以上の処理、すなわちステップS304〜ステップS308またはステップS320〜ステップS326を、インデックスデータPiと全ての高解像度静止画データとの間で行う(ステップS310,ステップS326)。さらに、ステップS302からステップS310における処理を、全てのインデックスデータPiに対して行う(ステップS330)。以上で、ステップS112における処理が完了する。
【0154】
高解像度静止画データは、撮影後に高解像度スキャナ300がパンフレット等を読み取ることによって生成されたデータである。従って、デジタルデータとの対応関係は不明である。しかし、以上の処理により、インデックスデータを介して、高解像度静止画データを対応付けるべき編集位置を容易に検出することができる。
【0155】
図17は、情報編集システム10によって作成されたデジタルデータ映像記述情報の一例を模式的に示している。デジタルデータ記述情報750としては、当該デジタルデータを所定の時間ごとに分割することにより得られた複数の連続撮影映像、すなわちシーンの子ノードが形成されている。そして、各シーンには、子ノードとして当該シーンに対応付けられたインデックスデータおよび高解像度静止画データが対応付けられている。
【0156】
具体的には、各シーンには、子ノードとして、シーン範囲770、インデックスデータリスト780、高解像度静止画データリスト790、および静止画データリスト772が対応付けられている。
【0157】
ここで、シーン範囲770とは、当該シーンの最初の位置に相当する録画時刻および当該シーンの最後の位置に相当する録画時刻を示す情報である。シーン範囲770には、シーンの開始から最後までの時間を示す情報がさらに含まれていてもよい。
【0158】
また、インデックスデータリスト780とは、当該シーンに対応付けられた複数のインデックスデータを対応付けられる編集位置の順に整列する情報である。同様に、高解像度静止画データリスト790は、当該シーンに対応付けられた複数の高解像度静止画データを対応付けられる編集位置の順に整列する情報である。また、静止画データリスト772は、当該シーンに含まれる各フレームを再生時間順に整列する情報である。
【0159】
インデックスデータリスト780には、子ノードとして、インデックスデータが示すインデックス静止画データ782が対応付けられている。1つのシーンに対して、複数のインデックスデータが対応付けられている場合には、インデックスデータリスト780と、インデックス静止画データ782とは、1対多の関係になる。さらに、インデックス静止画データ782には、子ノードとして、インデックス静止画データ782における文字認識の結果得られインデックステキストデータ784が対応付けられている。
【0160】
高解像度静止画データリスト790には、子ノードとして、高解像度静止画データ792が対応付けられている。さらに、各高解像度静止画データ792には、子ノードとして、全範囲高解像度静止画データ794および特定矩形範囲高解像度静止画データ796が対応付けられている。これらは、指定情報における範囲属性により指定された領域における高解像度静止画データである。具体的には、全範囲高解像度静止画データ794は、高解像度静止画データの全範囲における高解像度静止画データである。また、特定矩形範囲高解像度静止画データ796は、高解像度静止画データのうち、一部の領域に表された画像を示す高解像度静止画データである。
【0161】
全範囲高解像度静止画データ794には、子ノードとして全範囲における文字認識の結果得られた全範囲テキストデータ795が対応付けられている。また、特定矩形範囲高解像度静止画データ796には、子ノードとして特定の矩形範囲に含まれる文字を示す特定範囲テキストデータ797が対応付けられている。ここで、1つの高解像度静止画データに対して指定情報により、複数の領域が指定されている場合には、1つの高解像度静止画データには、子ノードとして、複数の特定矩形範囲高解像度静止画データおよび特定矩形範囲テキストデータが対応付けられている。
【0162】
また、各インデックス静止画データ782と高解像度静止画データ792とは、双方向にリンクしている。静止画データリスト772には、子ノードとして、複数の静止画データ774が対応付けられている。
【0163】
また、その他関連情報763には、子ノードとして高解像度静止画データリスト790が対応付けられている。さらに、高解像度静止画データリスト790には、子ノードとして複数の高解像度静止画データ765および高解像度静止画データ765のテキストデータ766が対応付けられている。
【0164】
なお、その他関連情報763として管理される高解像度静止画データは、いずれのシーンにも属さないデータである。ここで、いずれのシーンにも属さないとは、文字列照合により、一致するインデックスデータの特定に成功しなかったデータのみならず、当該デジタルデータ全体に対応付けるべき旨指定されたデータも該当する。
【0165】
以上の構成は、マルチメディアコンテンツの記述インターフェースであるMPEG−7(Multimedia Content Description Interface)形式で管理するのが好ましい。MPEG−7は、XML形式の一種であり、動画や音声などのマルチメディアコンテンツを有効に検索するための記述方法の標準技術である。MPEG−7により記述することにより、コンテンツ要素の抽出および検索を容易に行うことができる。
【0166】
携帯型スキャナ200において、同一の書類を複数回読み取った場合には、同一の内容を含む複数のインデックスデータが生成される。この場合には、各インデックスデータをそれぞれ対応する編集位置に対応付ける。従って、同一の内容を含むインデックスデータが同一のシーンに対応付けられている場合もある。また、同一の内容を含むインデックスデータが異なるシーンに対応付けられている場合もある。
【0167】
また、同一の書類のうち、異なる領域に対応する範囲矩形静止画データが同一または異なるシーンに対応付けられていてもよい。
【0168】
図18は、情報編集システム10によって作成された具体的なデジタルデータ記述情報を模式的に示す図である。図18は、展示会「MM Expo2002」において、興味のある商品Movie Toolなどを撮影し、撮影したデジタルデータを編集して作成した出張報告資料を示している。図18に示すデジタルデータ記述情報を作成する過程を説明する。まず、利用者は、展示会の入り口で看板など、全体の様子を撮影する。入り口でパンフレットAをもらい、パンフレットに記載された展示会名「MM Expo2002」、および開催日の「2002/08/30」を携帯型スキャナ200でマークする。範囲属性を特に指定しない場合には、デフォルト値「該当部」と判断される。また、タイミング属性を特に指定しない場合には、デフォルト値「直前シーン」と判断される。
【0169】
これにより、携帯型スキャナ200は、スキャンした2つの静止画データ、2つの静止画データの文字認識により得られた「MM Expo2002」、「2002/08/30」の2つの文字列、取得時刻を取得する。さらに、タイミング属性の指定なし、範囲属性指定なしを示す指定情報を取得する。これらをデータ1とする。
【0170】
他の例としては、ビデオカメラ100と携帯型スキャナ200とが接続されており携帯型スキャナ200のインデックスデータ保持部206をビデオカメラ100が有していてもよい。これ以外にも、外部記録装置を装着している場合には、この記録装置がインデックスデータ保持部206を有していてもよい。このように、インデックスデータ保持部206を実現するハードウェアの種類および場所は実施の形態に限定されるものではない。
【0171】
また、他の例としては、携帯型スキャナ200は文字認識部をさらに備えていてもよい。この場合には、携帯型スキャナ200において、取得した静止画データにおける文字認識を行い、インデックスデータ保持部206は、文字認識の結果得られたテキスデータのみを保持してもよい。これによれば、インデックスデータ保持部206のメモリ容量が少ない場合であっても、複数のインデックスデータを保持することができる。R社のMovie Toolブースではパネル展示とデモンストレーションが行われていた。興味をもち、R社とMovie Toolのパネルの全景を撮影しながら配布カタログのタイトル「MPEG-7 記述ツール R−Movie Tool」を携帯型スキャナ200でマークする。さらに、カタログのページ全体にこのツールについての説明が記載されている場合には、対象属性として「ページ全体」を指定する。
【0172】
このとき、携帯型スキャナ200において、スキャンした1つの静止画データ、文字認識により得られた「MPEG−7 記述ツール R−Movie Tool」という文字列、取得時刻、タイミング属性の指定なし、対象属性「ページ全体」、以上のデータが記録される。これをデータ2とする。
【0173】
撮影を中断し、「会社名」に割り付けられているボタンを押しながら「RR」をマークする。このとき携帯型スキャナ200において、以下のデータが記録される。これをデータ3とする。すなわち、スキャンした1つの静止画データ、文字認識により得た「RR」という文字列、取得時刻、タイミング属性の指定なし、対象属性の指定なしを示すデータである。
【0174】
なお、スキャン箇所を間違った場合には、修正ボタンを押すことにより、所望の静止画データを削除することができる。携帯型スキャナ200に、液晶表示部が設けられている場合には、これまで記録したインデックスデータを表示させ、対象項目を選択させる構成としてもよい。
【0175】
携帯型スキャナ200の蛍光ペンでメモ「重要」と書くと、ストローク検出部220はストロークを検出し、携帯型スキャナ200において、以下のデータが記録される。すなわち、ストロークを保持したデータ、ストロークによる認識により得た「重要」という文字列、メモを書いた時刻、タイミング属性「直前シーン」、対象属性「なし」(無効)を示すデータである。これをデータ4とする。
【0176】
持ち帰りはできないものの貴重な構成図が展示されていたので、それをペン型スキャナーでスキャンする。以下のデータが記録される。すなわち、図をスキャンした静止画データ、取得時刻、タイミング属性「直前シーン」、対象属性「該当部」である。これをデータ5とする。
【0177】
他にもいくつかのブースに立ち寄って同じように、ビデオカメラ100による撮影と、携帯型スキャナ200によるスキャンを繰り返し、会社に戻る。
【0178】
帰社後、ビデオカメラ100、携帯型スキャナ200、および高解像度スキャナ300を情報編集装置400に接続する。そして、展示会のパンフレットを高解像度スキャナ300に読み取らせ、高解像度スキャナ300において高解像度静止画データを生成する。その後、図*から図*において説明した情報編集装置400における処理が行われ、図18に示すデータ構造が自動的に生成される。これが映像インデックスとなる。
【0179】
すなわち、図18に示すように、デジタルデータにおけるシーン1には、データ1が対応付けられている。具体的には、子ノードとして、シーン範囲770aと、インデックスデータデータリスト780が対応付けられている。さらに、インデックスデータリスト780aには、シーン1に対応付けるべく取得したインデックスデータ、すなわち、「MM Expo 2002」を示すテキストデータ784a、およびこれに対応する静止画データ782aが対応付けられている。
【0180】
また、シーン2のインデックスデータリスト780bには、データ2からデータ5が対応付けられている。具体的には、インデックスデータリスト780bには、「MPEG-7 記述ツール R−Movie Tool」を示すテキストデータ784c、「RR」を示すテキストデータ784d、「重要」を示すテキストデータ784eが対応付けられている。さらに、各テキストデータには、当該テキストデータの抽出元となる静止画データ782c,782d,782eが対応付けられている。また、インデックスデータリスト図を示す静止画データ784fが対応付けられている。さらに、「RR」を示すテキストデータ784dには、当該データが会社名を示すデータである旨を示すタグ784gがさらに対応付けられている。
【0181】
なお、図18に示したデータ構造においては、テキストデータに、当該テキストデータに対応する静止画データが対応付けられているが、これらの対応関係は、逆でもよい。すなわち、インデックスデータリスト780bに静止画データが対応付けられ、さらにこれらの静止画データにテキストデータが対応付けられていてもよい。
【0182】
シーン2には、さらに子ノードとして高解像度静止画データリスト790が対応付けられており、高解像度静止画データリスト790には、子ノードとして、高解像度スキャナ300において読み取った「Movie Tool」の配布カタログ全体を示す高解像度静止画データ794と、これに対応するテキストデータ795が対応付けられている。
【0183】
また、その他関連情報763には、入り口にて配布されたパンフレット「MMEpxo 2002」のパンフレット全体を示す高解像度静止画データ765が対応付けられている。
【0184】
図19は、情報編集装置400によって作成されたデジタルデータ記述情報を用いた検索を行うための検索条件を受け付ける検索画面を示す図である。利用者は、検索画面800において、会社名、製品名などを検索キーとして、デジタルデータにおける所望のシーンを検索することができる。利用者は、属性別の一覧から選択してもよいし、フリーキーワードを入力して検索を行ってもよい。このように、情報編集装置400によって作成されたデータ構造を利用すれば、映像シーン一覧表示や、会社名による製品デモ検索などを実現することができる。上記のデータ構造は属性別になっていないが、そのように変換して属性別の以下のようなI/Fを作成することも容易に実現可能である。
【0185】
セミナーや学会などでは、図20に示すようなプログラム810が配布される場合が多く、情報編集システム10を利用することにより、このようなプログラムに沿って進行されるセミナー等の様子を撮影したデジタルデータを編集することもできる。
【0186】
セミナーにおいて、席でビデオカメラ100をセットし、各セッションを撮影する。さらに、撮影中、すなわち講演を聞きながら図20に示すプログラム810における該当部分を携帯型スキャナ200で読み取る。さらに、個々の講演者から資料が配布された場合には、講演の進行に沿って配布資料の該当部分も読み取る。そして、セミナーの後に、情報編集装置400において、デジタルデータ、インデックスデータ、および後に生成する高解像度静止画データを利用して、デジタルデータを編集する。これにより、自動的に映像インデックスを作成することができる。
【0187】
この場合は、携帯型スキャナ200のスキャンのタイミングでシーン単位としてもよい。これにより正確な映像インデックスが作成できる。
【0188】
インデックスデータとして利用可能な資料としては、当日の進行プログラム、事前予定表、出演者メンバー表など、さまざまな印刷物が考えられる。これらの資料における必要部分を映像記述に利用すればかなりの自動インデキシングが可能である。例えば旅行映像を対象とした場合でも、事前予定表があれば利用することができる。
【0189】
図21は、情報編集装置400のハードウェア構成を示す図である。情報編集装置400は、ハードウェア構成として、情報編集装置400における情報編集の処理を実行するプログラムなどが格納されているROM52、ROM52内のプログラムに従って情報編集装置400の各部を制御し、情報編集等を実行するCPU51、ワークエリアが形成され、情報編集装置400の制御に必要な種々のデータが記憶されているRAM53、ネットワークに接続して、通信を行う通信I/F57、および各部を接続するバス62を備えている。
【0190】
先に述べた情報編集装置400における情報編集処理を実行する情報編集プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フロッピー(R)ディスク(FD)、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
【0191】
また、本実施形態の情報編集プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。
【0192】
この場合には、情報編集プログラムは、情報編集装置400において上記記録媒体から読み出して実行することにより主記憶装置上にロードされ、上記ソフトウェア構成で説明した各部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
【0193】
(実施の形態2)
図22は、実施の形態2にかかる情報編集システム10の全体構成を示す図である。実施の形態2にかかる情報編集システム10は、ビデオカメラ100にかえてデジタルカメラ150を備えている。この点で、実施の形態2にかかる情報編集システム10は、実施の形態1にかかる情報編集システム10と異なる。
【0194】
実施の形態2にかかる情報編集システム10は、デジタルカメラ150が撮影した複数の静止画データを編集する。具体的には、デジタルカメラ150において例えば10枚の写真を撮影し、デジタルデータとして記録する。このうち、3枚目の写真を編集したい場合には、撮影中に3枚目の写真を示すインデックスデータを携帯型スキャナ200を用いて作成しておく。そして、後に、情報編集装置400において、携帯型スキャナ200によって生成されたインデックスデータに基づいて、デジタルカメラ150が記録したデジタルデータのうち3枚目の写真に対応する静止画データを編集位置として検出し、検出した静止画データに対して、付帯情報を対応付ける。すなわち、実施の形態2においては、情報編集装置400は、編集位置として、複数の静止画データのうち編集対象となる一つの静止画データを検出する。
【0195】
図23は、実施の形態2にかかる情報編集装置400により編集された後の静止画データ610と、当該静止画データ610に対応付けられた付帯情報730,732,734とを示している。ここで、静止画データ610は、撮影時刻の順に配列された複数の静止画データ610a,610b,610c・・・の集合である。各、静止画データ610a,610b,610c・・・には、それぞれ記録時刻612a,612b,612c・・・が対応付けられている。
【0196】
また、各静止画データ610には、携帯型スキャナ200によりインデックスデータとして生成されたテキストデータ730,732や、インデックスデータとして制しえされた静止画データ734が付帯情報として対応付けられている。静止画データ610には、さらに高解像度静止画データ736も対応付けられている。
【0197】
図24は、実施の形態2にかかるデジタルカメラ150の機能構成を示すブロック図である。デジタルカメラ150は、デジタルデータ記録部152と、デジタルデータ保持部106と、出力部114と、時計部110と、記録時刻対応付部112とを有している。デジタルデータ記録部152は、図示せぬ撮像部によって撮像された静止画を示すデジタルデータを記録する。デジタルデータ保持部106は、デジタルデータ記録部152が記録したデジタルデータを保持する。
【0198】
なお、出力部114、時計部110、および記録時刻対応付部112の機能構成は、実施の形態1において図4を参照しつつ説明したビデオカメラ100における出力部114、時計部110、および記録時刻対応付部112の機能構成と同様である。なお、デジタルデータ記録部152は、複数の静止画データを1つのブロックとして管理してもよい。例えば、順に撮影した10枚の静止画データに対して同一のブロックIDを付与してデジタルデータ保持部106に保持させてもよい。この場合、1つのブロックに含まれる静止画データを1つのノードとしたデータ構成が形成される。
【0199】
これ以外の、情報編集システム10の構成および機能は、実施の形態1において説明した情報編集システム10の構成および機能と同様である。
【0200】
(実施の形態3)
図25は、実施の形態3に係る情報編集システム10の全体構成を示す図である。実施の形態3に係る情報編集システム10は、ビデオカメラ100にかえて再生装置170を備えている。この点で、実施の形態3にかかる情報編集システム10は、実施の形態1に係る情報編集システム10および実施の形態2にかかる情報編集システム10と異なる。なお、再生装置170は、本発明の出力装置を構成する。
【0201】
図26は、実施の形態3にかかる再生装置170の機能構成を示すブロック図である。再生装置170は、再生部172と、デジタルデータ保持部174と、出力部114と、時計部110と、再生時刻対応付部176と、取得部178とを有している。
【0202】
デジタルデータ保持部174は、デジタルデータを保持している。再生部172は、デジタルデータ保持部174に保持されているデジタルデータを再生する。取得部178は、利用者から、再生部172において再生中のフレームに対して、再生時刻を対応付けるべき旨の指示を取得する。再生時刻対応付部176は、取得部178から、再生時刻を対応付けるべき旨の指示を受け取る。そして、指示を受け取ると、時計部110が計測している時刻を再生時刻として、そのとき再生部172が再生しているフレームに対応付けて、デジタルデータ保持部174に保持させる。
【0203】
出力部114および時計部110の構成および機能は、実施の形態1において図4を参照しつつ説明したし出力部114および時計部110の構成および機能と同様である。
【0204】
図27は、実施の形態3にかかる情報編集システム10において、インデックスデータを作成する方法を説明するための図である。実施の形態3にかかる情報編集システム10においては、再生装置170がデジタルデータを再生しているときに、携帯型スキャナ200が当該デジタルデータに対するインデックスデータを生成する。
【0205】
具体的には、再生装置170において編集したいシーンが再生されているときに、まず、再生装置170のリモコン180の操作ボタン182によりデジタルデータに再生時刻を対応付けるべき旨の指示を入力する。これにより、再生装置170において、再生しているシーンに対して、再生時刻が対応付けられる。
【0206】
一方、このとき、携帯型スキャナ200において、例えば再生装置170において再生されている製品についてのカタログ500における所望の領域を読み取る。これにより、携帯型スキャナ200において、カタログ500を示す静止画データを含むインデックスデータが生成する。なお、このインデックスデータには、静止画データを取得した取得時刻が対応付けられている。
【0207】
ビデオカメラ100は、再生装置170において再生され、編集位置に対応する再生時刻が対応付けられたデジタルデータと、携帯型スキャナ200によって生成されたインデックスデータとを取得し、さらに高解像度静止画データを取得する。そして、ビデオカメラ100は、デジタルデータに対応付けられた再生時刻と、インデックスデータに対応付けられている取得時刻とに基づいて、編集位置を検出するための検索範囲を特定し、検索範囲内で編集位置を検出する。なお、再生時刻と取得時刻とに基づいて、検索範囲を特定する処理は、実施の形態1において説明した、記録時刻と取得時刻とに基づいて、検索範囲を特定する処理と同様である。
【0208】
このように、実施の形態3によれば、デジタルデータを再生しているときに、編集位置を検出するためのインデックスデータを生成し、このインデックスデータに基づいて、編集位置を検出する。さらに、編集位置に対して、インデックスデータを付帯情報として、デジタルデータに対応付ける。
【0209】
実施の形態3にかかる情報編集システム10のこれ以外の構成および機能は、実施の形態1において説明した情報編集システム10の構成および機能と同様である。
【0210】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、上記実施の形態に多様な変更または改良を加えることができる。
【0211】
そうした第1変更例としては、携帯型スキャナ200において、静止画データにかえて文字を示すテキストデータを含むインデックスデータを生成してもよい。すなわち、インデックスデータには、携帯型スキャナ200において操作ボタン220a,220bにより入力された文字列や、ストローク検出により取得した文字列が含まれる。この場合、情報編集装置400は、インデックスデータにテキストデータとして含まれる文字列と、デジタルデータにおける文字認識の結果得られた文字列とを照合してもよい。この場合も、同様に、インデックスデータに含まれる文字列と一致する文字列を含むフレーム位置を編集位置として検出することができる。
【0212】
さらに、インデックスデータとして、高解像度データに含まれる所定の領域における画像に示された文字と同一の文字を含むテキストデータをインデックスデータとして生成してもよい。この場合、テキストデータと、高解像度静止画データにおける文字認識の結果とを比較することにより照合することができる。
【0213】
第2の変更例としては、本実施の形態においては、インデックスデータに基づいて、編集位置を特定する場合に、インデックスデータに含まれる文字と、デジタルデータに含まれる文字とを照合し、照合結果に基づいて、編集位置を特定したが、これにかえて、画像同士を照合し、照合結果に基づいて、編集位置を特定してもよい。
【0214】
この場合、情報編集装置400は、文字認識部410および文字列照合部412にかえて、画像比較部を有する。画像比較部は、インデックスデータとデジタルデータに含まれる画像を比較し、両者が一致するか否かを判断する。または、画像比較部は、インデックスデータと高解像度静止画データに含まれる画像を比較し、両者が一致するか否かを判断する。
【0215】
第3の変更例としては、本実施の形態においては、情報編集装置400が、文字認識部410を有していたが、ビデオカメラ100、携帯型スキャナ200、および高解像度スキャナ300がそれぞれ文字認識部410を有している場合には、情報編集装置400は、文字認識部410を有しなくともよい。
【0216】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1にかかる発明によれば、情報編集装置のインデックスデータ取得手段は、携帯型入力装置から記録時刻の指定を示す時刻指定情報を取得するので、編集位置検出手段は、デジタルデータに対応付けられている記録時刻と時刻指定情報に基づいて、自動的に編集位置を検出することができる。従って、利用者は、デジタルデータを記録しているときに、指定時刻情報を入力するだけで、デジタルデータを編集する際に、容易に編集位置を特定することができる。従って、内容記述情報の付加をより簡単に行うことができるという効果を奏する。
【0217】
また、請求項2にかかる発明によれば、編集位置検出手段は、デジタルデータの記録時刻と、インデックスデータの取得時刻とに基づいて、編集位置を検出することができるので、デジタルデータを作成するときに、共にインデックスデータを取得しておくことによって、記録時刻と取得時刻を比較することにより、自動的に適当な編集位置を特定することができる。また、正確に編集位置を特定できない場合であっても、記録時刻と取得時刻との比較結果に基づいて、編集位置の含まれる範囲を限定することができるので、ひいては効率的に位置を検出することができるという効果を奏する。
【0222】
また、請求項にかかる発明によれば、携帯型入力装置は、スキャナ手段を有するので、記録装置が記録した画像と同一の画像を読み取り、インデックスデータとすることができる。従って、情報編集装置の編集位置検出手段は、インデックスデータが示す画像に基づいて、自動的に、効率的かつ正確に編集位置を検出することができるという効果を奏する。また、このように、記録装置がデジタルデータを記録しているときに、携帯型入力装置がインデックスデータを取得するので、デジタルデータと同一の画像をインデックスデータとして利用することができるという効果を奏する。
【0223】
また、請求項にかかる発明によれば、携帯型入力装置は、撮像手段を有するので、記録装置が記録した画像と同一の画像を読取、インデックスデータとすることができる。従って、情報編集装置の編集位置検出手段は、インデックスデータが示す画像に基づいて、自動的に、効率的かつ正確に編集位置を検出することができるという効果を奏する。
【0224】
また、請求項にかかる発明によれば、情報編集装置の編集位置検出手段は、デジタルデータのうち時刻指定情報が示す記録時刻を含む予め定められた所定の時間範囲に対応するデジタルデータの一部の範囲を特定し、特定した範囲内で編集位置を検出する。このように、時刻指定情報に基づいて、デジタルデータにおける検索対象を予め限定することにより、効率的に、編集位置を検出することができるという効果を奏する。
【0225】
また、請求項にかかる発明によれば、デジタルデータおよびインデックスデータは、ともに文字を含んでいるので、インデックスデータと同一の文字を含むデジタルデータを検索することにより、編集位置を検出することができるという効果を奏する。
【0226】
また、請求項にかかる発明によれば、デジタルデータおよびインデックスデータは、ともに文字を含んでいるので、インデックスデータと同一の文字を含むデジタルデータを検索することにより、編集位置を検出することができるという効果を奏する。
【0229】
また、請求項にかかる発明によれば、情報編集装置は、前記デジタルデータに比べて高解像度な高解像度データの少なくとも一部の情報に一致する高解像度データ対応情報を含むインデックスデータを検出し、当該インデックスデジタルデータから定まる編集位置に高解像度データを対応付けることができる。このように、インデックスデータに基づいて容易に編集位置を特定できるので、所望の位置に、所望の情報を対応付けることができる。これにより、編集位置を特定し、特定した編集位置に内容記述情報を対応付けるという一連の処理も自動的に行うことができるという効果を奏する。
【0230】
また、請求項にかかる発明によれば、高解像度画像との関連が明らかとなるような情報をインデックスデータとして取得しておくことにより、インデックスデータに基づいて、容易に高解像度データを対応付けるべき編集位置を特定することができるという効果を奏する。
【0231】
また、請求項10にかかる発明によれば、情報編集装置のインデックスデータ検出手段は、高解像度データが表す画像のうち少なくとも一部に一致する対応画像を含むインデックスデータを検出することができるので、高解像度画像に含まれる画像をインデックスデータとして取得しておくことにより、このインデックスデータに基づいて、当該高解像度画像を対応付けるべき編集位置を自動的にかつ簡単に検出することができるという効果を奏する。
【0232】
また、請求項11にかかる発明によれば、高解像度データ対応付手段は、高解像度データの文字認識の結果に基づいて、高解像度データに含まれる文字に一致する文字情報を含む前記インデックスデータを、対応するインデックスデータとして検出することができる。そして、検出したインデックスデータに基づいて、編集位置を検出することができるので、自動的に所定の位置に高解像度データを対応付けることができるという効果を奏する。
【0233】
また、請求項12にかかる発明によれば、情報編集装置のインデックスデータ取得手段が、高解像度データのうち、編集位置に対応付けるべき部分を指定する部分指定情報をさらに取得した場合に、高解像度データ編集手段は、高解像度データのうち部分指定情報が示す部分の高解像度データを編集位置に対応付けることができる。このように、編集位置に多様な形態の情報を対応付けることができるので、利用者の希望に合ったインデキシングを行うことができるという効果を奏する。
【0234】
また、請求項13にかかる発明によれば、記録装置においてデジタルデータを記録しているときに、携帯型入力装置において、デジタルデータに対応付けるべきデータを取得し、かつ当該デジタルデジタルデータに対応付けるべきデータに基づいて、編集位置を特定することができるので、自動的にかつ容易にインデックスデータを編集位置に対応付けることができるという効果を奏する。
【0236】
また、請求項14にかかる発明によれば、携帯型入力装置のストローク検出手段は、利用者の筆記の際のストロークを検出し、指定情報取得手段は、ストローク検出手段が検出したストロークに関するストローク情報を取得することができる。従って、より正確な文字情報を、容易に編集位置に対応付けることができるという効果を奏する。
【0237】
また、請求項15にかかる発明によれば、情報編集装置の重要度情報編集手段は、携帯型入力装置の指定情報取得手段が利用者から取得したインデックスデータの重要度を示す重要度情報を編集位置に対応付けることができる。このように、多様な情報をデジタルデータの編集位置に簡単に対応付けることができるという効果を奏する。
【0238】
また、請求項16にかかる発明によれば、携帯型入力装置は、第1のインデックスデータ取得手段が取得したインデックスデータを削除する削除手段をさらに有するので、携帯型入力装置の利便性が向上する。このため、より簡単に多様な情報をデジタルデータの編集位置に対応付けることができるという効果を奏する。
【0239】
また、請求項17にかかる発明によれば、携帯型入力装置は、スキャナ手段近傍に配置され、当該スキャナ手段が画像を走査するときに、当該スキャナ手段が走査する画像をマーキングするマーカ手段をさらに有するのでので、携帯型入力装置の利便性が向上するという効果を奏する。
【0240】
また、請求項18にかかる発明によれば、編集位置検出手段は、デジタルデータに対応付けられている記録時刻と時刻指定情報に基づいて、自動的に編集位置を検出することができる。従って、利用者は、デジタルデータを記録しているときに、指定時刻情報を入力するだけで、デジタルデータを編集する際に、容易に編集位置を特定することができる。従って、内容記述情報の付加をより簡単に行うことができるという効果を奏する。
【0241】
また、請求項19にかかる発明によれば、編集位置検出手段は、デジタルデータの記録時刻と、インデックスデータの取得時刻とに基づいて、編集位置を検出することができるので、デジタルデータを作成するときに、共にインデックスデータを取得しておくことによって、記録時刻と取得時刻を比較することにより、自動的に適当な編集位置を特定することができる。また、正確に編集位置を特定できない場合であっても、記録時刻と取得時刻との比較結果に基づいて、編集位置の含まれる範囲を限定することができるので、ひいては効率的に位置を検出することができるという効果を奏する。
【0242】
また、請求項20にかかる発明によれば、デジタルデータに対応付けられている記録時刻と時刻指定情報に基づいて、自動的に編集位置を検出することができる。従って、利用者は、デジタルデータを記録しているときに、指定時刻情報を入力するだけで、デジタルデータを編集する際に、容易に編集位置を特定することができる。従って、内容記述情報の付加をより簡単に行うことができるという効果を奏する。
【0243】
また、請求項21にかかる発明によれば、デジタルデータの記録時刻と、インデックスデータの取得時刻とに基づいて、編集位置を検出することができるので、デジタルデータを作成するときに、共にインデックスデータを取得しておくことによって、記録時刻と取得時刻を比較することにより、自動的に適当な編集位置を特定することができる。また、正確に編集位置を特定できない場合であっても、記録時刻と取得時刻との比較結果に基づいて、編集位置の含まれる範囲を限定することができるので、ひいては効率的に位置を検出することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係る情報編集システム10のシステム全体を示す図である。
【図2】実施の形態1にかかる編集対象となるデジタルデータと、デジタルデータに対応付けられたインデックスデータおよび高解像度静止画データについて説明するための図である。
【図3】 ビデオカメラ100により記録された動画データと、当該動画データに対応付けられた付帯情報とを示す図である。
【図4】 ビデオカメラ100の機能構成を示すブロック図である。
【図5】 携帯型スキャナ200の機能構成を示すブロック図である。
【図6】 携帯型スキャナ200の外観図である。
【図7】 高解像度スキャナ300の機能構成を示す概略ブロック図である。
【図8】 情報編集装置400の機能構成を示す概略ブロック図である。
【図9】 情報編集システム10がデジタルデータを編集するときの処理を示すフローチャートである。
【図10】 情報編集システム10がデジタルデータを編集するときのデータの流れを示す図である。
【図11】 図9に示すステップS110における情報編集装置400の詳細な処理を示すフローチャートである。
【図12】 携帯型スキャナ200による読み取りの対象となるカタログ520を示す図である。
【図13】 図9に示すステップS112における情報編集装置400の詳細な処理を示すフローチャートである。
【図14】高解像度静止画データの一致範囲を示す図である。
【図15】高解像度静止画データの一致範囲を示す図である。
【図16】高解像度静止画データの一致範囲を示す図である。
【図17】情報編集システム10によって作成された映像記述情報を模式的に示す図である。
【図18】情報編集システム10によって作成された具体的な映像記述情報を模式的に示す図である。
【図19】情報編集システム10によって作成された映像記述情報を用いた検索を行うための検索条件を受け付ける検索画面を示す図である。
【図20】セミナーで配布されるパンフレットを示す図である。
【図21】情報編集システム10のハードウェア構成を示す図である。
【図22】実施の形態2にかかる情報編集システム10の全体構成を示す図である。
【図23】実施の形態2にかかる情報編集システム10により記録された静止画データと、当該静止画データに対応付けられた付帯情報とを示す図である。
【図24】実施の形態2にかかるデジタルカメラ150の機能構成を示すブロック図である。
【図25】実施の形態3にかかる情報編集システム10の全体構成を示す図である。
【図26】実施の形態3にかかる再生装置170の機能構成を示すブロック図である。
【図27】実施の形態3にかかる情報編集システム10において、インデックスデータを作成する方法を説明するための図である。
【符号の説明】
10 情報編集システム
100 ビデオカメラ
102 デジタルデータ記録部
104 連続録画単位分割部
106 デジタルデータ保持部
110 時計部
112 記録時刻対応付部
114 出力部
150 デジタルカメラ
150 デジタルデータ
152 デジタルデータ記録部
170 再生装置
174 デジタルデータ保持部
176 再生時刻対応付部
178 取得部
180 リモコン
182 操作ボタン
200 携帯型スキャナ
202 スキャナ部
204 インデックスデータ取得部
206 インデックスデータ保持部
212 取得時刻対応付部
220 ストローク検出部
220a,b 操作ボタン
222 指定情報取得部
224 指定情報対応付部
226 削除部
230 マーカ部
240 先端部分
300 高解像度スキャナ
302 スキャナ部
304 高解像度静止画データ保持部
400 情報編集装置
402 デジタルデータ取得部
404 インデックスデータ取得部
406 高解像度データ取得部
408 編集位置検出部
410 文字認識部
412 文字列照合部
414 一致範囲検出部
416 不一致範囲検出部
418 シーン子ノード作成部
420 シーンノード作成部
422 シーン非所属ノード作成部
430 保持部
440 出力部
800 検索画面

Claims (21)

  1. 音声データまたは画像データの少なくとも一方を含むデジタルデータを編集する情報編集システムであって、
    前記デジタルデータを記録するデジタルデータ記録手段と、
    前記デジタルデータ記録手段が前記デジタルデータを記録するときの記録時刻を当該デジタルデータに対応付ける記録時刻対応付手段と、を有する記録装置と、
    前記デジタルデータの編集位置における内容の抜粋情報を含むインデックスデータを取得する第1のインデックスデータ取得手段と、
    前記記録時刻の指定を示す時刻指定情報を取得する指定情報取得手段と、
    前記時刻指定情報を前記インデックスデータに対応付ける指定情報対応付手段と、を有する携帯型入力装置と、
    前記記録装置の前記記録手段から前記デジタルデータと前記記録時刻とを取得するデジタルデータ取得手段と、
    前記携帯型入力装置から前記インデックスデータと前記時刻指定情報とを取得する第2のインデックスデータ取得手段と、
    前記インデックスデータの前記時刻指定情報に対応する前記デジタルデータの前記記録時刻を対応付けられた前記デジタルデータ中の位置を、前記デジタルデータの編集位置として検出する編集位置検出手段と、を有する情報編集装置と、
    を備えたことを特徴とする情報編集システム。
  2. 音声データまたは画像データの少なくとも一方を含むデジタルデータを編集する情報編集システムであって、
    前記デジタルデータを記録するデジタルデータ記録手段と、
    前記デジタルデータ記録手段が前記デジタルデータを記録するときの記録時刻を当該デジタルデータに対応付ける記録時刻対応付手段と、を有する記録装置と、
    前記デジタルデータ記録手段が前記デジタルデータを記録しているときに、前記デジタルデータの編集位置を示すインデックスデータを取得する第1のインデックスデータ取得
    手段と、
    前記第1のインデックスデータ取得手段が取得した前記インデックスデータに、当該インデックスデータを取得したときの取得時刻を対応付ける取得時刻対応付手段と、を有する携帯型入力装置と、
    前記記録装置の前記記録手段から前記デジタルデータと前記記録時刻とを取得するデジタルデータ取得手段と、
    前記携帯型入力装置から前記インデックスデータと前記取得時刻とを取得する第2のインデックスデータ取得手段と、
    前記インデックスデータの前記取得時刻に対応する前記デジタルデータの前記記録時刻を対応付けられた前記デジタルデータ中の位置を、前記デジタルデータの編集位置として検出する編集位置検出手段と、を有する情報編集装置と、
    を備えたことを特徴とする情報編集システム。
  3. 前記携帯型入力装置は、画像を読み取る第1のスキャナ手段をさらに有し、
    前記第1のインデックスデータ取得手段は、前記第1のスキャナ手段が読み取った前記画像の静止画データを含む前記インデックスデータを取得することを特徴とする請求項1または2に記載の情報編集システム。
  4. 前記携帯型入力装置は、画像を撮像する撮像手段をさらに有し、
    前記第1のインデックスデータ取得手段は、前記撮像手段が撮像した前記画像の静止画データを含む前記インデックスデータを取得することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の情報編集システム。
  5. 前記情報編集装置の前記編集位置検出手段は、前記デジタルデータのうち前記時刻指定情報が示す前記記録時刻を含む予め定められた所定の時間範囲に対応する前記デジタルデータの一部の範囲を特定し、特定した範囲内で前記編集位置を検出することを特徴とする請求項1に記載の情報編集システム。
  6. 前記記録装置の前記デジタルデータ記録手段は、文字を含む前記デジタルデータを記録し、
    前記情報編集装置は、前記デジタルデータおよび前記インデックスデータに対して文字認識を行う文字認識手段をさらに有し、
    前記情報編集装置の前記編集位置検出手段は、前記デジタルデータの文字認識の結果、および前記インデックスデータの文字認識の結果に基づいて、前記インデックスデータに含まれる文字に一致する文字を前記特定した範囲内で検索し、一致する文字が検出された前記デジタルデータ中の位置を前記編集位置として検出することを特徴とする請求項5に記載の情報編集システム。
  7. 前記携帯型入力装置の前記第1のインデックスデータ取得手段は、文字を含む前記インデックスデータを取得し、
    前記情報編集装置は、前記デジタルデータに対して文字認識を行う文字認識手段をさらに有し、
    前記情報編集装置の前記編集位置検出手段は、前記デジタルデータの文字認識の結果に基づいて、前記インデックスデータに含まれる文字に一致する文字を前記特定した範囲内で検索し、一致する文字が検出された前記デジタルデータ中の位置を前記編集位置として検出することを特徴とする請求項5に記載の情報編集システム。
  8. 前記情報編集装置は、
    前記デジタルデータよりも高解像度の画像を含む高解像度データを取得する高解像度データ取得手段と、
    前記高解像度データの少なくとも一部の情報に一致する高解像度データ対応情報を含む前記インデックスデータを検出するインデックスデータ検出手段と、
    前記インデックスデータ検出手段が検出した前記インデックスデータに前記高解像度データを対応付ける高解像度データ対応付手段と、
    前記インデックスデータが示す前記デジタルデータの前記編集位置に、当該インデックスデータに対応付けられた前記高解像度データを対応付ける高解像度データ編集手段と
    をさらに有することを特徴とする請求項6または7に記載の情報編集システム。
  9. 画像を読み取る第2のスキャナ手段を有する高解像度読取装置をさらに備え、
    前記情報編集装置の前記高解像度データ取得手段は、前記高解像度読取装置の前記第2のスキャナ手段が読み取った高解像度データを取得することを特徴とする請求項8に記載の情報編集システム。
  10. 前記情報編集装置の前記インデックスデータ検出手段は、前記高解像度データが表す画像のうち少なくとも一部に一致する対応画像を含む前記インデックスデータを検出することを特徴とする請求項8または9に記載の情報編集システム。
  11. 前記情報編集装置の前記文字認識手段は、さらに、前記高解像度データに対して文字認識を行い、
    前記情報編集装置の前記高解像度データ対応付手段は、前記高解像度データの文字認識の結果に基づいて、前記高解像度データに含まれる文字に一致する文字を含む前記インデックスデータを検出し、検出した前記インデックスデータに前記高解像度データを対応付けることを特徴とする請求項8から10のいずれか一項に記載の情報編集システム。
  12. 前記携帯型入力装置は、前記高解像度読取装置の前記第2のスキャナ手段が読み取った高解像度データのうち、前記編集位置に対応付けるべき部分を指定する部分指定情報を受け付ける指定情報取得手段をさらに有し、
    前記情報編集装置の前記第2のインデックスデータ取得手段は、前記部分指定情報をさらに取得し、
    前記高解像度データ編集手段は、前記高解像度データのうち前記部分指定情報が示す部分の前記高解像度データを前記編集位置に対応付けることを特徴とする請求項9に記載の情報編集システム。
  13. 前記情報編集装置は、前記編集位置に、当該編集位置を検出するために参照した前記インデックスデータを対応付けるインデックス編集手段をさらに有することを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載の情報編集システム。
  14. 前記携帯型入力装置は、
    利用者の筆記の際のストロークを検出するストローク検出手段と、
    前記ストローク検出手段が検出したストロークに関するストローク情報を取得する指定情報取得手段と、
    前記ストローク情報を前記インデックスデータに対応付ける指定情報対応付手段と、をさらに有し、
    前記情報編集装置は、前記第2のインデックスデータ取得手段が取得した前記ストローク情報が示す文字を、前記インデックスデータに基づいて定まる前記編集位置に対応付ける指定情報編集手段をさらに有することを特徴とする請求項1から13のいずれか一項に記載の情報編集システム。
  15. 前記携帯型入力装置は、
    利用者から前記インデックスデータの重要度を示す重要度情報を取得する指定情報取得手段と、
    前記重要度情報を前記インデックスデータに対応付ける指定情報対応付手段とをさらに有し、
    前記情報編集装置は、前記第2のインデックスデータ取得手段が取得した前記重要度情報を前記編集位置に対応付ける重要度情報編集手段をさらに有することを特徴とする請求項1から14のいずれか一項に記載の情報編集システム。
  16. 前記携帯型入力装置は、前記第1のインデックスデータ取得手段が取得した前記インデックスデータを削除する削除手段をさらに有することを特徴とする請求項1から15のいずれか一項に記載の情報編集システム。
  17. 前記携帯型入力装置は、前記第1のスキャナ手段近傍に配置され、当該スキャナ手段が画像を走査するときに、当該スキャナ手段が走査する画像をマーキングするマーカ手段をさらに有することを特徴とする請求項3に記載の情報編集システム。
  18. 音声データまたは画像データの少なくとも一方を含むデジタルデータを編集する情報編集装置であって、
    前記デジタルデータと前記デジタルデータを記録するときの記録時刻とを対応付けて記録する記録装置から、前記デジタルデータと前記記録時刻とを取得するデジタルデータ取得手段と、
    前記デジタルデータの編集位置における内容の抜粋情報を含むインデックスデータと前記記録時刻の指定を示す時刻指定情報とを取得し、前記時刻指定情報を前記インデックスデータに対応付ける携帯型入力装置から、前記インデックスデータと前記時刻指定情報とを取得するインデックスデータ取得手段と、
    前記インデックスデータの前記時刻指定情報に対応する前記デジタルデータの前記記録時刻を対応付けられた前記デジタルデータ中の位置を、前記デジタルデータの編集位置として検出する編集位置検出手段と、
    を有することを特徴とする情報編集装置。
  19. 音声データまたは画像データの少なくとも一方を含むデジタルデータを編集する情報編集装置であって、
    前記デジタルデータと前記デジタルデータを記録するときの記録時刻とを対応付けて記録する記録装置から、前記デジタルデータと前記記録時刻とを取得するデジタルデータ取得手段と、
    前記記録装置が前記デジタルデータを記録しているときに、前記デジタルデータの編集位置を示すインデックスデータを取得し、取得した前記インデックスデータに、当該インデックスデータを取得したときの取得時刻を対応付ける携帯型入力装置から、前記インデックスデータと前記取得時刻とを取得するインデックスデータ取得手段と、
    前記インデックスデータの前記取得時刻に対応する前記デジタルデータの前記記録時刻を対応付けられた前記デジタルデータ中の位置を、前記デジタルデータの編集位置として検出する編集位置検出手段と、
    を有することを特徴とする情報編集装置。
  20. 音声データまたは画像データの少なくとも一方を含むデジタルデータを編集する情報編集装置のコンピュータに実行させる情報編集プログラムであって、
    前記デジタルデータと前記デジタルデータを記録するときの記録時刻とを対応付けて記録する記録装置から、前記デジタルデータと前記記録時刻とを取得するデジタルデータ取
    得ステップと、
    前記デジタルデータの編集位置における内容の抜粋情報を含むインデックスデータと前記記録時刻の指定を示す時刻指定情報とを取得し、前記時刻指定情報を前記インデックスデータに対応付ける携帯型入力装置から、前記インデックスデータと前記時刻指定情報とを取得するインデックスデータ取得ステップと、
    前記インデックスデータの前記時刻指定情報に対応する前記デジタルデータの前記記録時刻を対応付けられた前記デジタルデータ中の位置を、前記デジタルデータの編集位置として検出する編集位置検出ステップと、
    を情報編集装置のコンピュータに実行させることを特徴とする情報編集プログラム。
  21. 音声データまたは画像データの少なくとも一方を含むデジタルデータを編集する情報編集装置のコンピュータに実行させる情報編集プログラムであって、
    前記デジタルデータと前記デジタルデータを記録するときの記録時刻とを対応付けて記録する記録装置から、前記デジタルデータと前記記録時刻とを取得するデジタルデータ取得ステップと、
    前記記録装置が前記デジタルデータを記録しているときに、前記デジタルデータの編集位置を示すインデックスデータを取得し、取得した前記インデックスデータに、当該インデックスデータを取得したときの取得時刻を対応付ける携帯型入力装置から、前記インデックスデータと前記取得時刻とを取得するインデックスデータ取得ステップと、
    前記インデックスデータの前記取得時刻に対応する前記デジタルデータの前記記録時刻を対応付けられた前記デジタルデータ中の位置を、前記デジタルデータの編集位置として検出する編集位置検出ステップと、
    を情報編集装置のコンピュータに実行させることを特徴とする情報編集プログラム。
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