JP4320885B2 - Control device for electromagnetically driven valve - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電磁駆動弁の制御装置に係り、特に、可動子または弁の位置に応じて速度制御を行う電磁駆動弁の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関の吸排気弁の駆動方式において、従来のカムにより弁体を駆動するカム駆動方式に代えて、電磁力により弁体を駆動する電磁駆動弁が提案されている。この電磁駆動弁によれば、弁体駆動用のカム機構が不要となることに加えて、内燃機関の動作状態に応じて吸排気弁の開閉時期を容易に最適化することができ、内燃機関の出力向上及び燃費の向上を図ることができる。
【0003】
このような電磁駆動弁の従来技術としては、特開平10−205314号公報記載の「ガス交換弁の電磁弁駆動部を制御する方法」(以下、第1従来技術)、特開平10−220622号公報記載の「幅の狭い構造の電磁式アクチュエータ」(以下、第2従来技術)が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
一般に電磁駆動弁では、弁もしくは可動部の一部が閉弁時および最大開弁時に電磁石と衝突する。そのため衝突時に騒音が発生する。また可動部や電磁石部分の強度を衝突に耐えるものとすると、電磁駆動弁として重量が増加したり、大きな駆動電力を必要としたりする。
【0005】
このため第1従来技術、第2従来技術では電磁石の形状を変え、可動部と電磁石とが接触しない位置で磁力が最大となり、可動部が電磁石と衝突する前に停止保持される電磁駆動弁が開示されている。
【0006】
しかしながら、第1従来技術、第2従来技術の方法で、可動部を電磁石と衝突する前に停止保持するには大きな磁力を発生させることが必要であり、電磁石磁気回路の大型化や駆動電力の大電力化を招きやすいという問題点があった。
【0007】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、電磁駆動弁の開閉弁時の可動部と電磁石との衝突を無くし騒音を低減するとともに、電磁石磁気回路を小型化し、その駆動電力を低減することのできる電磁駆動弁の制御装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明は、上記課題を解決するため、電磁石と、該電磁石により駆動される可動子と、該可動子により駆動される弁とを備えた電磁駆動弁を制御する電磁駆動弁の制御装置であって、前記可動子または弁である可動部の位置を検出する位置検出手段と、前記可動部の速度を検出または推定する速度検出手段と、前記可動部の位置に応じて前記可動部の速度目標値を生成する速度目標値生成手段と、前記検出された速度と前記生成された速度目標値とを比較する比較手段と、該比較手段の比較結果に応じて前記電磁石に通電する電流値を制御する電流制御手段と、を備え、前記電流制御手段は、前記電磁石と前記可動子との距離が前記可動部の自由運動の速度減少範囲内に設定された所定の距離まで近づいたときに前記電磁石への通電を開始することを要旨とする電磁駆動弁の制御装置である。
【0012】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明によれば、位置検出手段が検出した可動部の位置に応じて速度目標値生成手段が生成した速度目標値と、速度検出手段が検出した可動部の速度目標値との比較結果に応じて、電磁石に通電する電流値を電流制御手段により制御し、さらに、前記電磁石と前記可動子との距離が前記可動部の自由運動の速度減少範囲内に設定された所定の距離まで近づいたときに前記電磁石への通電を開始することができるので、可動部の変位端における衝突を回避し騒音を低減することができるとともに電磁石磁気回路の大型化を回避し駆動電力の削減を図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図2は、本発明に係る電磁駆動弁の制御装置を車両用内燃機関に適用した全体構成を示す図である。
【0018】
同図に示すように、エンジンのシリンダ51の上部に固定されたシリンダヘッド52には、吸気弁または排気弁となる弁54(図2では単一の弁のみを示す)が設けられている。弁54から上方に伸延する弁軸54aの上部には、スプリングリテーナ55が固定され、スプリングリテーナ55とシリンダヘッド52との間には弁54を閉弁側に付勢するコイルスプリング56が設けられている。
【0019】
またシリンダヘッド52の上部には電磁弁のケースとなるハウジング60が立設されている。ハウジング60の内部には、閉弁側電磁石11と、開弁側電磁石12とが所定の間隔をあけて上下に対向する位置に固定されている。これら閉弁側電磁石11と開弁側電磁石12との間には、軟磁性体の可動子(アーマチュア)57が可動子軸部材57aにより上下に滑動可能に支持されている。
【0020】
閉弁側電磁石11より上部の位置には、可動子軸部材57aにスプリングリテーナ58が固定され、ハウジング60の天井内面とスプリングリテーナ58との間には、可動子57を開弁側に付勢するコイルスプリング59が設けられている。
【0021】
またハウジング60の天井部には、可動部の速度を検出し速度信号を出力する可動部速度センサ2、可動部の位置を検出し位置信号を出力する可動部位置センサ3が設けられ、これらの速度信号及び位置信号は、電磁駆動弁の制御装置である制御装置1に伝えられるようになっている。
【0022】
さらに制御装置1は、エンジン制御ECU8から開弁指令/閉弁指令が伝達され、制御装置1は閉弁側電磁石電流制御部9及び開弁側電磁石電流制御部10に対して電流目標値を出力するようになっている。
【0023】
閉弁側電磁石電流制御部9及び開弁側電磁石電流制御部10は、それぞれ入力された電流目標値に応じたPWM制御により電源部13から各電磁石11、12へ電流を供給することにより電磁力を制御できるようになっている。
【0024】
図1は、本発明に係る電磁駆動弁の制御装置の第1実施形態の構成を示すブロック図である。
同図において、制御装置1は、可動子57の速度を検出し速度信号を出力する可動部速度センサ2と、可動子57の位置を検出し位置信号を出力する可動部位置センサ3と、可動部位置センサが出力する位置信号に基づいて可動部の速度目標値を生成する速度目標値生成部5と、可動部速度センサ2が出力する速度信号と速度目標値とを比較する比較部4と、比較部4の比較結果に応じて閉弁側電磁石11または開弁側電磁石12に通電すべき電流目標値を生成する電流目標値生成部6と、閉弁側電磁石電流制御部9または開弁側電磁石電流制御部10のいずれに電流目標値を供給するかを切り換える切替器7を備えている。エンジン制御ECU8、閉弁側電磁石電流制御部9、開弁側電磁石電流制御部10、閉弁側電磁石11、開弁側電磁石12は、図2で説明した構成要素と同じ構成要素である。
【0025】
特許請求範囲の請求項1と図1の構成要素との対応は、以下の通りである。可動子または弁である可動部の位置を検出する位置検出手段は可動部位置センサ3、可動部の速度を検出または推定する速度検出手段は可動部速度センサ2、可動部の位置に応じて可動部の速度目標値を生成する速度目標値生成手段は速度目標値生成部5、検出された速度と生成された速度目標値とを比較する比較手段は比較部4、にそれぞれ相当する。さらに、比較手段の比較結果に応じて電磁石に通電する電流値を制御する電流制御手段(図1中に符号13で示す)は、電流目標値生成部6、切替器7、閉弁側電磁石電流制御部9及び開弁側電磁石電流制御部10に相当する。
【0026】
次に、電磁駆動弁および電磁駆動弁の制御装置の動作を説明する。
可動子57はコイルスプリング56、59に懸吊されており、閉弁側電磁石11および開弁側電磁石12が通電していないとき、閉弁側電磁石11と開弁側電磁石12の概略中央に位置するように、それそれのコイルスプリング56、59の寸法及びバネ定数が設定されている。
【0027】
ここで、コイルスプリング56、59と、弁54及び可動子57を含む可動部とで構成されるバネ・マス系の固有振動数foは、合成バネ定数をK、合計慣性質量をmとすると、fo=√(K/m)であることが知られている。
【0028】
さてエンジン始動前の初期動作において、上記固有振動数foに対応する周期で閉弁側電磁石11と開弁側電磁石12に交互に通電する。そして、可動部を共振させることにより徐々に可動部の振幅を増大させ、初期動作の最終段階で、例えば閉弁側電磁石11に可動子が吸着され、この吸着状態が保持される。
【0029】
次に、エンジンの始動時または通常の稼働時には、例えば弁を開く時はまず閉弁側電磁石11の電流が切られ、可動部はコイルスプリングのバネ力により下方に移動を開始する。摩擦力などによるエネルギー損失のため、バネ力だけで弁全開位置まで可動子57を移動させることはできない。そこで、可動子57が開弁側電磁石12に十分近づき、電磁力が有効となる位置で開弁側電磁石12が通電され、可動子57の運動を助勢する。
【0030】
このとき制御装置1は可動部位置センサ3及び可動部速度センサ2から、可動子57の位置及び速度を入力し、可動部の速度が速度目標値を追従するように開弁側電磁石電流制御部10に指令値を発する。制御装置の指令値に応じて開弁側電磁石12の電流が制御された結果(開弁側電磁石12の電磁力が制御された結果)、可動子57と開弁側電磁石12は所定の速度以下(例えば0.1[m/s]以下)で当接し、そこで可動部が停止する。もしくは、可動部の速度は開弁側電磁石12と可動子57のギャップが例えば数百ミクロンになる位置で停止する。
【0031】
図3は、上記の可動子の位置/速度位相面における軌跡を示すグラフである。同図において、X軸は開弁側電磁石と可動部との距離x(ギャップ)であり、Y軸はxの時間微分である速度v(=dx/dt)を示す。可動子は可動部動作開始点101から出発し、自由運動軌跡102に沿ってx1 へ向かって運動する。
【0032】
そしてx=x1 に達した時点から、可動子の速度制御が開始され、例えば直線による速度目標関数103に沿った運動となる。この速度目標関数は、x=x1 における目標値r1 を、そのときに検出された速度v(x1 )に一致させている。そして可動子は速度制御により速度を減少させながらx=x2 である可動部動作終了点104に到達するとともに、x=x2 では速度目標値r2 =0となり、可動子が可動部動作終了点104で停止するように電磁石の電磁力が制御される。
【0033】
弁を閉じるときは開弁側電磁石12の電流は切られる。可動子57と弁54はコイルスプリング59およびコイルスプリング56の力により上方へ移動するが、摩擦力などによるエネルギー損失のため、バネ力だけで閉弁位置まで可動子57を移動させることはできない。
【0034】
そこで、可動子57が閉弁側電磁石11に十分近づき、電磁力が有効となる位置で閉弁側電磁石11が通電され、可動子57の運動を助勢する。まず、弁が閉位置となり、一体化して移動していた弁と可動子57が分離する。可動子57は電磁力に助勢されてそのまま閉弁側電磁石11に接近する。
【0035】
制御装置は弁54と弁座52aとが衝突することがないよう、また、可動子57と電磁石11、12とが衝突することがないよう可動部位置センサ3もしくは可動部速度センサ2が可動部の運動を検出し、閉弁側電磁石電流制御部9により閉弁側電磁石11の電流を調節する。
【0036】
このとき弁と弁座52a、もしくは可動子57と閉弁側電磁石11とが当接する速度は、例えば0.1[m/s]以下になるよう可動部の速度が制御される。あるいは、可動子57と閉弁側電磁石11とのギャップが数百ミクロン以下となったとき、可動子57の目標速度がゼロとなり、可動子57は閉弁側電磁石11とのギャップが数百ミクロンの位置で停止するように制御されるので、衝突することがなくなり、騒音発生が防止され、電磁駆動弁の寿命が伸延する。
【0037】
制御装置1はエンジン制御ECU8より開弁指令または閉弁指令を入力する。開弁指令であれば開弁側電磁石電流制御部10、閉弁指令であれば閉弁側電磁石電流制御部9をそれぞれ切替器7で選択し、選択された側に電流目標値生成部6が生成する電流目標値が出力される。
【0038】
電流目標値生成部6は可動部の位置および速度を入力し、次のように電流目標値を生成する。
まず速度目標値rは、
【数1】
式(1)に示すように発生される。
【0039】
ここで、xは可動部位置センサ3の出力から演算される可動子57と可動子57を引きつけている電磁石と距離(ギャップ)、tは時刻である。vは可動部速度センサ2が検出した可動部の速度、または可動部位置センサ3が検出した位置信号の出力から演算されるxの時間微分値である。r(x)はギャップの関数として与えられる速度目標関数であり、ギャップが次第に小さくなりxが第1の所定値x1 になった時点t1 で決定される。x1 はギャップが小さくなり電磁力が有効になるギャップ長を基準に選ばれ、実際には1〜3[mm]程度である。
【0040】
r(x)は次の条件を満たすように決定される。
【0041】
【数2】
r(x1 )=r1 =v(t1 ) (2)
【数3】
r(x2 )=r2 (3)
あるいは(請求項4)
【数4】
r(x)=r2 (x<x2 ) (4)
【0042】
ここでx2 は第2の所定値、r2 は可動子57と電磁石11または12の当接速度を設計するパラメータであり、概略0または0を選択し、衝突を避けることができる。例えば、可動子57を0.05[m/s]で電磁石に当接させるのであれば、
【数5】
x2 =0, r2 =0.05[m/s] (5)
とする。
【0043】
あるいは可動子57を電磁石の寸前(実際には200[μm]程度)で停止保持するのであれば
【数6】
x2 =200[μm],r2 =0[m/s] (6)
とする。
【0044】
x2 <x<x1 の区間ではx1 のとき及びx2 のときの関数値を内挿する。例えば、直線で内挿する場合は、
【数7】
となる。勿論、2次、3次曲線等の曲線で内挿してもよい。
【0045】
速度目標値r(x)は可動部速度vと比較部4により比較され、比較信号(v−r(x))が電流目標値生成部6に出力される。電流目標値生成部6では、電流目標値i*(t)は次に示す式(8)のように発生される。
【0046】
【数8】
ここでkは適当に決める正の定数(フィードバックゲイン)である。x<x1の区間ではr(x)=vであるから速度制御は発生しない。
【0047】
この電流目標値を電磁石の通電電流として、切替器7を介して閉弁側電磁石電流制御部9または開弁側電磁石電流制御部10に伝達される。そして、閉弁側電磁石電流制御部9または開弁側電磁石電流制御部10がPWM制御により電源部13から供給される電流のON/OFF比を制御することにより通電電流の大きさが制御され、結果として可動子に作用する電磁力が制御され、可動部の速度が制御される。
【0048】
図4は、以上の制御装置1の動作をフローチャートとして図示したものである。図4において、所定時間毎に可動部の位置と速度とを読み込んで、速度目標関数の算出、電流目標値の算出及び出力を行う第1のフローと、エンジン制御ECUからの弁開閉指令により閉弁側電磁石電流制御部9と開弁側電磁石電流制御部10とを選択切換する第2のフローとが並列に処理可能である。
【0049】
すなわち、制御の開始と共に制御フローは2分岐され、ステップS10以下の処理とステップS22以下の処理とが並列に実行可能であるが、直列に実行する場合には、時間待ちを含まないステップS22〜S30を先に実行するのが好ましい。
【0050】
ステップS10では、制御装置1に内蔵される図示されないタイマーから時間読み込みが行われ、次いで所定間隔の制御時刻が到来しているか否かを判定する(ステップS12)。制御時刻が到来していなければステップS10に戻り、制御時刻が到来していれば可動部位置センサ3及び可動部速度センサ2から位置信号x及び速度信号vを読み込む(ステップS14)。
【0051】
次いで位置信号xが制御対象範囲にあれば、速度目標値生成部5で速度目標関数r(x)を算出し(ステップS16)、次いで比較部4及び電流目標値生成部6の協動により電磁石に通電すべき電流目標値i* を算出し(ステップS18)、この電流目標値を切替器7により選択された閉弁側電磁石電流制御部9または開弁側電磁石電流制御部10のいずれか一方に供給して終了する(ステップS20)。
【0052】
ステップS10と分岐したステップS22では、エンジン制御ECU8から弁開閉指令を読み込み、次いで開弁指令か否かを判定し(ステップS24)、開弁指令であれば、開弁側電磁石電流制御部10を電流目標値生成部6に接続するよう切替器7を切り替え(ステップS26)て終了する。ステップS24で開弁指令でなければ、次いで閉弁指令か否かを判定し(ステップS28)、閉弁指令であれば、閉弁側電磁石電流制御部9を電流目標値生成部6に接続するよう切替器7を切り替え(ステップS30)て終了する。
【0053】
電磁駆動弁では、ギャップxが大きいときは電磁石に通電しても可動子に作用する力は極めて小さく、流した電流は制御結果への効果が少なく、無駄な電力消費となる。本実施形態ではx=x1 となり電磁力が可動子に有効に作用する位置から可動部の速度制御を開始し、電磁力が可動子に有効に作用しない位置においては電磁石に通電しないため、無駄な電力消費を避けることができる。
【0054】
また電磁駆動弁では、バネ・マス系が固有振動数を持つと雖もエンジンの筒内圧や摩擦力などの弁にかかる力が動作条件や経年変化により変化するため、通電を停止された一方の電磁石の近傍から他方の電磁石の電磁力が有効になる距離(x=x1 )に可動子が到達するまで時間は一定ではない。このような場合にも本発明によれば可動子の速度制御が不能となることはない。
【0055】
図5は、本発明における速度目標値が位置の関数として生成されることによる効果を説明する図である。
同図に示すように、本発明では一般の制御系に見られるように速度目標値又は電流目標値を時間の関数110として発生するのでなく、位置(ギャップ)xの関数113としたため、正確なタイミングで制御を開始することができる。
【0056】
電磁駆動弁では、例えば突発的な不整燃焼の影響で弁の動きが遅れる(途中で一時的に停留する)ことがある。
図5(a)に示すように、弁の動作が正常な場合の速度111を基準に時刻に対し速度目標値110をたてると、弁の動作に時間的遅れが生じた場合の速度112がある時刻以降恒に目標値110を上回ることになる。電磁力では可動子を減速させることはできないから、このような場合は速度制御不能に陥る。
【0057】
本発明では、図5(b)の符号112に示すように、弁の動作に時間的に遅れが生じたとしても、位置の関数として速度目標値113が生成されるので、時間領域で見ると、正常なときの速度目標値113が、可動部の遅れに応じて遅延された113aとして発生され、速度制御可能の状態が継続する。
【0058】
本発明では、速度制御を開始する時点(t1 )では、速度目標値の可動部の速度vと(概略)等しく選ばれる。そのため、制御開始時点において制御誤差は概略ゼロであり、vをr(x)に一致させるのに過大な電流(電磁力)の応答を必要としない。そのため比較的小規模な電気・磁気回路、及び比較的低電圧の電源電圧で可動部の速度を制御することができる。
【0059】
尚、本実施形態の変形例として、可動部速度センサ2に代えて可動部位置センサ3の出力信号を時間微分して速度信号を得る微分手段を用いても良いことは、明らかである。
【0060】
(第2の実施形態)
図6は、本発明に係る電磁駆動弁の制御装置の第2実施形態の構成を説明するブロック図である。
本実施形態においては、第1実施形態の可動部速度センサ2に代えて、閉弁側電磁石11または開弁側電磁石12に通電される電流値を検出する電磁石電流センサ16と、可動子速度推定部(オブザーバ)17とを備えた制御装置15が用いられている。その他の構成は第1実施形態と同様である。この電磁石電流センサ16は、閉弁側電磁石電流制御部9または開弁側電磁石電流制御部10の出力電流を直列低抵抗により検出してもよいし、電磁石11、12の磁束を検出して電流に換算する形式でも良い。
【0061】
本実施形態の特徴は、可動部の速度を直接検出する代わりに、電磁石電流センサ16が検出した電磁石11、12の通電電流と、可動部位置センサ3が検出した可動部の位置とに基づいて、可動子速度推定部17が可動子の速度を推定することである。
【0062】
可動部の質量m、可動部に関わるバネ定数k、可動部に関わる粘性定数c、電磁力をFとすると、可動部の運動は、
【数9】
式(9)〜(13)で表される。
【0063】
ここでF(x,i)は磁気回路の形状や材質などにより決まる関数であり、磁場解析などの手段によりあらかじめ知ることができる。γはバネ力のうち、オフセット加重成分である。これらの式を元に、可動部の速度は直接可動部速度センサ2で検出する代わりに、位置xと電流iから以下の式(14)〜(16)を用いる可動子速度推定部17で推定することができる。
【0064】
【数10】
ここでveは速度vの推定値である。推定された可動子の速度は、第1実施形態と同様に比較部4へ入力され、以下の処理内容は第1実施形態と同様であり、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電磁駆動弁の制御装置の第1の実施形態の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明が適用される電磁駆動弁の構成を示す概念図である。
【図3】実施形態における速度目標関数の生成法を説明する位置/速度位相面における可動部の軌跡を示すグラフである。
【図4】本発明に係る電磁駆動弁の制御装置の動作を説明するフローチャートである。
【図5】速度目標値として位置関数を用いる場合と、時間関数を用いる場合との比較を説明するグラフである。
【図6】本発明に係る電磁駆動弁の制御装置の第2の実施形態の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 制御装置
2 可動部速度センサ
3 可動部位置センサ
4 比較部
5 速度目標値生成部
6 電流目標値生成部
7 切替器
8 エンジン制御ECU
9 閉弁側電磁石電流制御部
10 開弁側電磁石電流制御部
11 閉弁側電磁石
12 開弁側電磁石[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an electromagnetically driven valve control device, and more particularly to an electromagnetically driven valve control device that performs speed control in accordance with the position of a mover or a valve.
[0002]
[Prior art]
In the drive system of the intake and exhaust valves of the internal combustion engine, an electromagnetically driven valve that drives the valve body by electromagnetic force has been proposed in place of the conventional cam drive system that drives the valve body by a cam. According to the electromagnetically driven valve, the cam mechanism for driving the valve body is not required, and the opening / closing timing of the intake / exhaust valve can be easily optimized according to the operating state of the internal combustion engine. The output can be improved and the fuel consumption can be improved.
[0003]
As a conventional technique of such an electromagnetically driven valve, “Method for controlling electromagnetic valve driving part of gas exchange valve” (hereinafter referred to as “first prior art”) described in JP-A-10-205314, JP-A-10-220622. An “electromagnetic actuator having a narrow structure” (hereinafter referred to as “second prior art”) disclosed in the publication is disclosed.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
Generally, in an electromagnetically driven valve, a part of a valve or a movable part collides with an electromagnet when the valve is closed and when the valve is fully opened. Therefore, noise is generated at the time of collision. Further, if the strength of the movable part and the electromagnet part is tolerate the collision, the weight of the electromagnetically driven valve increases or a large drive power is required.
[0005]
For this reason, in the first and second prior arts, the shape of the electromagnet is changed, the magnetic force is maximized at a position where the movable part does not contact the electromagnet, and the electromagnetically driven valve that is stopped and held before the movable part collides with the electromagnet. It is disclosed.
[0006]
However, it is necessary to generate a large magnetic force in order to stop and hold the movable part before colliding with the electromagnet by the methods of the first conventional technique and the second conventional technique. There was a problem that it was easy to invite high power.
[0007]
The present invention has been made in view of the above problems, and the object of the present invention is to reduce the noise by eliminating the collision between the movable part and the electromagnet when the electromagnetically driven valve is opened and closed, and to reduce the size of the electromagnet magnetic circuit. It is an object of the present invention to provide an electromagnetically driven valve control device that can reduce the drive power.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the present invention according to
[0012]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, the speed target value generated by the speed target value generating means according to the position of the movable part detected by the position detecting means, and the speed target value of the movable part detected by the speed detecting means, In accordance with the comparison result, the current value applied to the electromagnet is controlled by the current control means , and the distance between the electromagnet and the mover is set within a predetermined range of the speed reduction of the free movement of the movable part. Since the energization of the electromagnet can be started when approaching a distance, it is possible to avoid a collision at the displacement end of the movable part and reduce noise, and avoid an increase in the size of the electromagnet magnetic circuit and reduce driving power. Can be achieved.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
FIG. 2 is a diagram showing an overall configuration in which the control device for an electromagnetically driven valve according to the present invention is applied to an internal combustion engine for a vehicle.
[0018]
As shown in the figure, a
[0019]
In addition, a housing 60 serving as a case for an electromagnetic valve is provided upright on the
[0020]
A spring retainer 58 is fixed to the
[0021]
Further, a movable
[0022]
Further, the
[0023]
The valve closing side electromagnet
[0024]
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration of a first embodiment of a control device for an electromagnetically driven valve according to the present invention.
In the figure, the
[0025]
Correspondence between
[0026]
Next, the operation of the electromagnetically driven valve and the controller for the electromagnetically driven valve will be described.
The mover 57 is suspended from the coil springs 56 and 59, and is positioned approximately at the center between the valve closing
[0027]
Here, the natural frequency fo of the spring-mass system composed of the coil springs 56, 59 and the movable part including the
[0028]
In the initial operation before starting the engine, the valve-closing
[0029]
Next, when starting the engine or during normal operation, for example, when opening the valve, the current of the valve-closing
[0030]
At this time, the
[0031]
FIG. 3 is a graph showing a locus on the position / velocity phase plane of the mover. In the figure, the X-axis is the distance x (gap) between the valve-opening side electromagnet and the movable part, and the Y-axis shows the speed v (= dx / dt) which is the time derivative of x. The mover starts from the moving part operation start point 101 and moves along the free movement locus 102 toward x1.
[0032]
Then, the speed control of the mover is started from the time point when x = x1 is reached, and, for example, the movement is performed along the speed target function 103 by a straight line. This speed target function makes the target value r1 at x = x1 coincide with the speed v (x1) detected at that time. The mover reaches the movable part operation end point 104 where x = x 2 while decreasing the speed by speed control. At x = x 2, the speed
[0033]
When the valve is closed, the current of the valve
[0034]
Therefore, the movable element 57 approaches the valve closing
[0035]
In the control device, the movable
[0036]
At this time, the speed of the movable part is controlled so that the speed at which the valve and the valve seat 52a or the mover 57 and the valve-closing
[0037]
The
[0038]
The target
First, the speed target value r is
[Expression 1]
It is generated as shown in equation (1).
[0039]
Here, x is the movable element 57 calculated from the output of the movable
[0040]
r (x) is determined so as to satisfy the following condition.
[0041]
[Expression 2]
r (x1) = r1 = v (t1) (2)
[Equation 3]
r (x2) = r2 (3)
Or (Claim 4)
[Expression 4]
r (x) = r2 (x <x2) (4)
[0042]
Here, x2 is a second predetermined value, and r2 is a parameter for designing the contact speed of the mover 57 and the
[Equation 5]
x2 = 0, r2 = 0.05 [m / s] (5)
And
[0043]
Alternatively, if the mover 57 is stopped and held immediately before the electromagnet (actually about 200 [μm]),
x2 = 200 [.mu.m], r2 = 0 [m / s] (6)
And
[0044]
In the interval of x2 <x <x1, the function values at x1 and x2 are interpolated. For example, when interpolating with a straight line,
[Expression 7]
It becomes. Of course, you may interpolate with curves, such as a quadratic curve and a cubic curve.
[0045]
The speed target value r (x) is compared with the moving part speed v by the
[0046]
[Equation 8]
Here, k is a positive constant (feedback gain) determined appropriately. In the section of x <x1, r (x) = v, so speed control does not occur.
[0047]
This current target value is transmitted to the valve closing side electromagnet
[0048]
FIG. 4 is a flowchart illustrating the operation of the
[0049]
That is, with the start of control, the control flow is branched into two, and the processing from step S10 onwards and the processing from step S22 onward can be executed in parallel. It is preferable to execute S30 first.
[0050]
In step S10, time reading is performed from a timer (not shown) built in the
[0051]
Next, if the position signal x is within the control target range, the speed target
[0052]
In step S22 branched from step S10, a valve opening / closing command is read from the
[0053]
In the electromagnetically driven valve, when the gap x is large, even if the electromagnet is energized, the force acting on the mover is extremely small, and the flowing current has little effect on the control result, resulting in wasted power consumption. In this embodiment, since x = x1, the speed control of the movable portion is started from the position where the electromagnetic force effectively acts on the mover, and the electromagnet is not energized at the position where the electromagnetic force does not act effectively on the mover. Power consumption can be avoided.
[0054]
In an electromagnetically driven valve, if the spring / mass system has a natural frequency, the force applied to the valve, such as the in-cylinder pressure and frictional force of the engine, changes depending on operating conditions and aging. The time is not constant from the vicinity of the electromagnet until the mover reaches the distance (x = x1) where the electromagnetic force of the other electromagnet becomes effective. Even in such a case, according to the present invention, the speed control of the mover is not disabled.
[0055]
FIG. 5 is a diagram for explaining the effect obtained by generating the speed target value as a function of position in the present invention.
As shown in the figure, in the present invention, the speed target value or the current target value is not generated as a function 110 of time as seen in a general control system, but is a function 113 of the position (gap) x. Control can be started at the timing.
[0056]
In an electromagnetically driven valve, for example, the movement of the valve may be delayed due to sudden irregular combustion (temporarily stops in the middle).
As shown in FIG. 5A, when the speed target value 110 is set with respect to the time based on the
[0057]
In the present invention, as indicated by reference numeral 112 in FIG. 5B, even if there is a time delay in the operation of the valve, the speed target value 113 is generated as a function of the position. The normal speed target value 113 is generated as 113a delayed according to the delay of the movable part, and the speed controllable state continues.
[0058]
In the present invention, at the time point (t1) when the speed control is started, the speed target value v is selected to be (approximately) equal to the speed v of the movable part. For this reason, the control error is substantially zero at the start of control, and an excessive current (electromagnetic force) response is not required to match v with r (x). Therefore, the speed of the movable part can be controlled with a relatively small electric / magnetic circuit and a relatively low power supply voltage.
[0059]
As a modification of the present embodiment, it is obvious that instead of the movable
[0060]
(Second Embodiment)
FIG. 6 is a block diagram illustrating the configuration of the second embodiment of the control device for an electromagnetically driven valve according to the present invention.
In this embodiment, instead of the movable
[0061]
The feature of this embodiment is based on the energizing currents of the
[0062]
If the mass m of the movable part, the spring constant k associated with the movable part, the viscosity constant c associated with the movable part, and the electromagnetic force are F, the movement of the movable part is
[Equation 9]
It represents with Formula (9)-(13).
[0063]
Here, F (x, i) is a function determined by the shape and material of the magnetic circuit, and can be known beforehand by means such as magnetic field analysis. γ is an offset weighting component of the spring force. Based on these equations, the velocity of the movable portion is estimated by the mover
[0064]
[Expression 10]
Here, ve is an estimated value of the speed v. The estimated mover speed is input to the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration of a first embodiment of a control device for an electromagnetically driven valve according to the present invention.
FIG. 2 is a conceptual diagram showing a configuration of an electromagnetically driven valve to which the present invention is applied.
FIG. 3 is a graph showing a locus of a movable part on a position / velocity phase plane for explaining a method of generating a velocity target function in the embodiment.
FIG. 4 is a flowchart for explaining the operation of the electromagnetically driven valve control device according to the present invention.
FIG. 5 is a graph for explaining a comparison between a case where a position function is used as a speed target value and a case where a time function is used.
FIG. 6 is a block diagram showing a configuration of a second embodiment of a control device for an electromagnetically driven valve according to the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
9 Valve closing side electromagnet
Claims (1)
前記可動子または弁である可動部の位置を検出する位置検出手段と、
前記可動部の速度を検出または推定する速度検出手段と、
前記可動部の位置に応じて前記可動部の速度目標値を生成する速度目標値生成手段と、
前記検出された速度と前記生成された速度目標値とを比較する比較手段と、
該比較手段の比較結果に応じて前記電磁石に通電する電流値を制御する電流制御手段と、を備え、
前記電流制御手段は、前記電磁石と前記可動子との距離が前記可動部の自由運動の速度減少範囲内に設定された所定の距離まで近づいたときに前記電磁石への通電を開始する
ことを特徴とする電磁駆動弁の制御装置。An electromagnetically driven valve control device for controlling an electromagnetically driven valve comprising an electromagnet, a mover driven by the electromagnet, and a valve driven by the mover,
Position detecting means for detecting the position of the movable part which is the movable element or the valve;
Speed detecting means for detecting or estimating the speed of the movable part;
Speed target value generating means for generating a speed target value of the movable part according to the position of the movable part;
Comparison means for comparing the detected speed with the generated speed target value;
Current control means for controlling a current value to be applied to the electromagnet according to a comparison result of the comparison means ,
The current control means starts energization of the electromagnet when the distance between the electromagnet and the mover approaches a predetermined distance set within a speed reduction range of free movement of the movable part. A control device for an electromagnetically driven valve.
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