JP4317208B2 - 動的ネットワークにおけるセッションをセットアップする方法および装置 - Google Patents

動的ネットワークにおけるセッションをセットアップする方法および装置 Download PDF

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Description

本発明は、一つ以上のネットワークが固定状態になく、セッションが或る定められたサービス品質を有するものである動的ネットワークシナリオにおいて、装置間のセッションをセットアップすることに関する。
今日では高度なネットワークが相互接続し得るが、この相互接続は、異なるタイプのネットワーク間の接続を含むこともできる。更にネットワーク間の接続は動的であり、すなわちネットワークは静止して(または固定されて)おらず、むしろ例えば列車、自動車、あるいは船舶などのネットワークのように動的に移動する可能性がある。
このような環境においては、異なるネットワークに属する二つの装置間に通信リンクを確立することは、極めて難しいことである。このような接続は、中間ネットワークを経由した接続も含むことがあり、このようなシステムの個別ネットワークは、環境全体が動的に変化するように動くことがある。
このような動的ネットワークシナリオの環境は、図1に図式的に示されている。この場合、互いに接続された二つのネットワーク140と160とが存在している。これらは、例えば、二つの異なるネットワークの個別メンバが互いに接続され得るように互いに接続される二つの異なるプロバイダーのモバイルネットワークであり得る。ネットワーク140および160の要素は、携帯装置であり得るが、互いに関してこれら二つのネットワークは、ネットワーク自身は動かない(よく動く可能性のあるネットワークの要素である携帯装置とは逆に)という意味で固定型ネットワーク・インフラストラクチャ(fixed network infrastructure)を形成している。ネットワーク140と160の間の接続は、任意の固定型の有線接続によって、例えばバックボーンネットワーク(backbone network)を経由して(図1には図示せず)確立され得る。
この固定型または静止型の(相互)ネットワーク・インフラストラクチャには、パソコン、PDA、プリンタ、携帯電話などのような或るユーザの個人的範囲内の数台の装置から構成され得るパーソナルエリアネットワーク(PAN:personal area network)120が接続されている。
ボディエリアネットワーク(BAN:body area network)は、バイタルサイン(生存徴候)データまたは医療データを監視するセンサー100のようなユーザの体に直接または近くに取り付けられた数個のネットワークメンバから構成され得る。BANの要素は典型的には、低伝送パワーと、他の幾つかのボディアリアネットワーク要素のデータを蓄積し、このように蓄積されたデータを図1のPANのような接続された他のネットワークに送信する蓄積要素とによって特徴付けられる。
このようなPANと固定型ネットワーク・インフラストラクチャとの間の接続を経由する動的ネットワークシナリオにおいては、BANのメンバは、携帯装置170へのアクセス権を有し、これにデータを送信するが、その逆も同様で携帯装置170がBANのメンバにデータを送信し、このようなデータ経路を介してこれらのメンバを制御することができる。このような場合の携帯装置170は、携帯電話、スマートフォン、パソコンあるいは同様の如何なるものであってもよい。これに対してPANおよび/またはBANは、非静止型のネットワークであり、したがってBANとPANとがアクセスネットワーク140の代わりにアクセスネットワーク160に接続するとき、PANまたはBANの要素と携帯装置との間の接続も確立できれば望ましいことであろう。
二つの装置間に接続を確立するために、このようなネットワークシナリオでは、セッションが確立されなくてはならない。この目的のために固定型アクセスネットワークは、図1に示しているようなセッション確立を実行するセッション開始サーバSIP150を使用することができる。しかしながらこのようなセッション確立に加えて、最近はネットワーキングおよび相互ネットワーキングシナリオにおいて、いわゆる「サービス品質」(QoS:Quality of Service)が問題になっている。用語「サービス品質」(QoS)はここでは、ネットワークにおけるリソース保証とサービス差別化とを与える能力を表す。このような差別化は、異なるデータ転送速度間(例えば「ゴールドレート」と「ノーマルレート」との間)、異なる信頼度間、異なるサービスカテゴリ(音声通信、インターネット無線、ビデオ電話、ビデオストリーミングなど)間の差別化を含み得る。サービス品質の制御は、通信リンクのスループット、遅延、ジッタのようなパラメータを包含し得る。
今日ではネットワークサービスにおけるQoS(サービス品質)差別化を提供することへの高い需要が存在する。異なる支払いをする消費者は、異なる種類のサービスまたは異なる「サービス品質」を得ることができるべきである。しかしながら現在のインターネットは、ある一定の通信リンクに関してスケジュール(timeline)または実際の配信を保証しないことを意味する単なる「最善努力」サービスを提供している。しかしながら最新のアプリケーションが所望のタイプのサービスの信頼できる配信を提供するために保証されたリソースを要求するのに対して、異なるタイプのサービスが差別化される可能性がある。この目的のためには、セッションを開始することばかりでなく、セッションを開始するときにサービス品質管理を提供することも極めて重要である。これは、図1のPAN120およびBAN100のような非静止型の「移動」ネットワークを含む図1に示すようなネットワークシナリオにおいて、特に望ましい。
しかしながら、新しく確立された通信リンクのためにQoSリソースセットアップを確立する既知のアプローチは、非動的ネットワーク、すなわちネットワーク間の接続が固定されている状況を考えているだけである。しかしながら、将来のアプリケーションでは、非静止型のネットワークを含む接続がますます重要になりつつある。前述のことを考慮して、非静止型のネットワークを含み、定められたサービス品質を保証する動的ネットワークシナリオにおけるセッション確立のための方法および装置を提供することが、本発明の目的である。
TR IST−2002−507134−AN/INQA−Spec,「Specification of INQA−dynamic control of Inter−NetworkQoS Agreements」 RFC 2475,「An Archtecture for Differentiated Services」 RFC 2205,「Resource ReSerVation Protocol(RSVP)」 RFC 3175,「Aggregation of RSVP for IPv4 and IPv6 Reservations」
一実施形態によれば、第1のエンドホスト(end-host)と第2のエンドホストとの間の定められたサービス品質を有するセッションをセットアップする方法であって、ここで、前記第1のエンドホストは、移動するものであって、サービス品質コントローラを有する第1の静止型のアクセスネットワーク(stationary access network)に直接に、あるいは一つ以上の中間ネットワークを介して接続する第1の非静止型または非固定型のネットワーク(non-stationary or non-fixed network)に属しており、前記第2のエンドホストは、前記第1の静止型のアクセスネットワークに直接に、あるいは一つ以上の中間の静止型または非静止型のネットワークを介して接続されるものであり、
属するネットワークのノードと該ノードの能力とを認識し、セッションのために必要なリソースを確保する責任を有するサービス品質コントローラを、接続を確立するために通る非静止型のネットワークに設けるステップと、
エンドホスト間でセッションを開始するために前記第1の静止型のアクセスネットワークにセッション開始サーバ(session initiation server)を設けるステップと、
要求がある時に前記サービス品質コントローラがセッションに必要なリソースを確保できるように前記第1の静止型のアクセスネットワークによって前記非静止型のネットワークの前記サービス品質コントローラを発見するためにセッションの開始に先立って発見手順を実行するステップと、
前記第1の静止型のアクセスネットワークの前記セッション開始サーバによって受信されたセッション開始要求に応答して、セッションのための前記リソースを確保するために前記非静止型のネットワークの前記サービス品質コントローラをトリガーするステップと、
前記第1のエンドホストが前記第1の静止型のアクセスネットワークの前記セッション開始サーバに登録することを可能にするために、新しい非静止型のネットワークが前記第1の静止型のアクセスネットワークまたはもう一つの非静止型のネットワークに接続するときに、前記サービス品質コントローラ間に告知メッセージ(announcement message)を伝播するステップとを含んでおり、前記告知メッセージが、ルータ公示および/またはルータ請求のメッセージである、方法が提供される。
前記第1のアクセスネットワークによるサービス品質コントローラの発見手順は、この要求がセッションのためのリソースを確保することを可能にする。セッション開始要求に応答するリソース割当ては、既存のセッション開始手順にリソース割当てを挿入する。非固定型のネットワークは、全体として移動し得るネットワークである。この非固定型のネットワークは、異なる基地局に接続することができる。
告知メッセージの伝播は、静止型のアクセスネットワークのセッション開始サーバが第1のエンドホストへの途中でサービス品質コントローラを認識することを可能にする。更にこの告知メッセージの伝播は、第1のエンドホストが第1の静止型のアクセスネットワークに登録し、それによってセッション開始要求が転送されることを可能にする。
一実施形態によれば、前記第1の静止型のアクセスネットワークは、前記サービス品質コントローラを有する静止型ネットワークであり、前記第1の非静止型のネットワークが前記サービス品質コントローラを有し、かつ前記第1の静止型のアクセスネットワークの前記サービス品質コントローラと前記第1の静止型のアクセスネットワークの前記セッション開始サーバとが互いを認識しており、前記発見手順は、前記第1の静止型のアクセスネットワークによって前記第1の非静止型のネットワークの前記サービス品質コントローラを発見するステップを含んでいる。
第1の静止型のアクセスネットワークにおけるQoS(サービス品質)コントローラとそれを認識しているセッション開始サーバとを設けることは、セッション開始要求に応答する固定型アクセスネットワークのQoSコントローラにQoSリソースの確保を委任することによって、例えば発見された隣接ネットワークのQoSコントローラと交信することによってQoS予約部(QoS reservation)からセッション開始部(session initiation part)を切り離すことを可能にする。
一実施形態によれば、前記発見手順は、前記第1の静止型のアクセスネットワークから中間の静止型または非静止型のネットワークを経由して前記第1の非静止型のネットワークへ段階的に接続している(縦続接続している)一連のサービス品質コントローラ(cascading sequence of quality of service controller)を発見するステップと、前記第1の非静止型のネットワークの要素または要素のアドレス空間を、前記段階的につながっているサービス品質コントローラにマッピングするステップとを含んでいる。
これは、中間ネットワークを介して二つのネットワークが接続されるセッションの取り扱いを可能にする。直接またはこのマッピングを介して間接的にそれぞれ互いに認識しており、それによってネットワークの要素を知っているこの段階的に接続している一連のQoSコントローラは、このような縦続接続のネットワーク接続(cascaded network connection)におけるQoS割当てを可能にする。
一実施形態によれば、前記発見手順は更に、前記第1のエンドホストが前記第1の静止型のアクセスネットワークのセッション開始サーバを発見して、それに登録することを可能にするステップを含んでいる。
この発見手順は、エンドホストが前記セッション開始サーバに登録することを可能にし、更にリソース割当てを保証するためにサービス品質コントローラ間の通信を可能にする。
一実施形態によれば本方法は、セッションのためのリソースを割当てた後に、前記第1の静止型のアクセスネットワークの前記セッション開始サーバから前記第1のエンドホストに前記セッション開始要求を転送して、前記割当てられたリソースに基づいてセッションを開始するステップを更に含む。
セッション開始サーバによるサービス品質コントローラを経由したセッション開始要求の受信によってリソース割当てをトリガーすることは、サービス品質およびリソース割当てを、セッション開始から独立させる。更にこれは、要求されたリソースに割当てた後に第1のエンドホストを経由したセッション開始要求の実際の転送を可能にする。
一実施形態によれば、セッションをセットアップする方法を開始するに先立って、前記第1の静止型のアクセスネットワークと第1の非静止型のネットワークとの間にサービス品質合意が存在する。
第1の静止型のアクセスネットワークと第1の非静止型のネットワークとの間のサービス品質合意の存在によって、サービス品質を交渉することと、これら二つのネットワーク間の各ユーザ接続のためにリソースを割当てることとの必要性が回避される。これは、要求されたリソースを確保し、それによって接続の途中における時間のかかるリソース割当てと交渉とを避けるために、リソース割当てを、このような予め存在するQoS契約の活性化だけから成るタスクにしている。
もう一つの実施形態によれば、必要なリソースの供給を確保するために、予め存在するQoS契約以外のメカニズムがQoSコントローラによって使用され得る。
一実施形態によれば、前記第1の静止型のアクセスネットワークのサービス品質コントローラとセッション開始コントローラとは、事前構成(pre-configuration)によって、またはブートストラップ・レジスタによって互いに認識している。事前構成またはブートストラップ・レジスタは、ネットワークのセッション開始コントローラとサービス品質コントローラとを互いに認識させるために便利である。
一実施形態によれば、前記サービス品質コントローラによる前記リソース割当ては、サービス品質コントローラが属するネットワーク内の必要なリソースを割当てるステップと、前記サービス品質コントローラが属するネットワークとその隣接ネットワークとの間の接続のために必要なリソースを割当てる、または必要なリソースに関して交渉するステップとを含んでいる。
サービス品質コントローラが属するネットワーク内のリソースをその隣接ネットワークへの接続に割当てることは、要求されたサービス品質がセッションのセットアップのために提供可能であることを保証する。
一実施形態によれば、二つの隣接するネットワーク間にサービス品質合意が存在するならば、リソース割当て要求に応答するサービス品質コントローラは、リソース割当て要求に応答して直ちに肯定応答を送出するようになっている。
既存のサービス品質合意は、このような契約を交渉する必要性を回避する。これは、単にこのような契約が適所に存在するかどうかのチェックがリソース割当て要求によってトリガーされることが可能であり、契約が存在すれば肯定応答が送られ、それによって時間のかかる如何なる割当ても交渉も避けることができる。
一実施形態によれば、前記告知メッセージを伝播するステップは、前記セッション開始サーバが前記第1のエンドホストとのセッションを開始できるように、前記第1のエンドホストが前記セッション開始サーバに登録することを可能にするために、前記第1の静止型のアクセスネットワークのサービス品質コントローラと前記第1の非静止型のネットワークの前記サービス品質コントローラとを介して前記第1のエンドホストに前記セッション開始サーバを知らせるステップを含む。
第1の静止型のアクセスネットワークから任意の中間ネットワークを介してエンドホストが属する第1の非静止型のネットワークにそれぞれのネットワークのサービス品質コントローラに関する知識(knowledge)を伝播することは、静止型のアクセスネットワークと非静止型のアクセスネットワークとの間の経路においてそれぞれのサービス品質コントローラに関する知識を転送する便利な方法である。
一実施形態によれば、前記告知メッセージを伝播するステップは、
前記第1の静止型のアクセスネットワークから前記第1の非静止型のネットワークへの経路にある全ての前記サービス品質コントローラのリストを蓄積するステップと、
前記第1のエンドホストが前記セッション開始サーバに登録するときに前記第1のエンドホストから前記第1の静止型ネットワークの前記セッション開始サーバに前記サービス品質コントローラの蓄積されたリストを送るステップとを含んでいる。
第1の静止型のアクセスネットワークから第1の非静止型のアクセスネットワークへの経路内のサービス品質コントローラのリストを蓄積することと、登録時にこのリストをセッション開始サーバに返送することは、好都合であり得る経路においてセッション開始サーバが各サービス品質コントローラに直接連絡することを可能にする。
一実施形態によれば、前記告知メッセージを伝播するステップは、
前記第1の非静止型のネットワークと前記第1の静止型のアクセスネットワークとの間の接続時に前記第1の静止型のアクセスネットワークのサービス品質コントローラによって前記第1の非静止型のネットワークのサービス品質コントローラを発見するステップと、
該ステップによって発見された前記第1の非静止型のネットワークのサービス品質コントローラに関する情報を前記第1の静止型のアクセスネットワークのセッション開始サーバに供給するステップとを含んでいる。
第1の非静止型のネットワークのサービス品質コントローラをそれが第1の静止型のアクセスネットワークに接続するときに発見することと、この知識を第1の静止型のアクセスネットワークのサービス品質コントローラを介してセッション開始サーバに転送することは、接続された全てのネットワークを介して、隣接するサービス品質コントローラに関する知識を配信するもう一つの方法である。
一実施形態によれば、前記セッション開始要求は、セッション開始プロトコルのセッション招待メッセージ(session invitation message)である。
伝播される告知メッセージのためにIPv6プロトコルのルータ公示および/またはルータ請求のメッセージ(router advertisement and/or router solicitation message)を使用することは、サービス品質コントローラに関する知識を配信するために既存のIPv6インフラストラクチャ(IPv6 infrastructure)の使用を可能にする。更にセッション開始要求としてセッション開始プロトコルのセッション招待メッセージを使用することは、セッション招待プロトコル上に構築された既存のインフラストラクチャを使用することを可能にする。
一実施形態によれば、前記ルータ公示および/またはルータ請求のメッセージは、サービス品質コントローラおよび/または前記セッション開始サーバに関する情報を保持するものである。
このやり方で、QoSコントローラとSIPサーバとに関する情報配信は、例えばIPv6という既存のインフラストラクチャを使用して実行できる。
一実施形態によれば、前記ルータ公示メッセージは、情報として、前記セッション開始サーバのアドレスと一つ以上のサービス品質コントローラのアドレスとを保持しており、 前記ルータ請求のメッセージは、情報として、新しく検出されたサービス品質コントローラのアドレスを保持するものである。
これは、QoS要求の転送を可能にするために配信される必要のある情報を保持するため、すなわち例えば階段式(cascaded manner)に接続され得るQoSコントローラのアドレスを保持するために、ピギーバック式(piggy-back manner)のこれらのメッセージを利用する。新しく検出されたQoSコントローラは、この手順によって自動的にIPアドレスを割当てられ、それをルータ公示が送られてきたQoSコントローラに返送し、それによって階段式に接続されたQoSコントローラに関する情報配信を完了することができる。
一実施形態によれば、前記リソース割当てをトリガーするステップは、
前記第1の静止型ネットワークのセッション開始サーバから前記第1の静止型のアクセスネットワークのサービス品質コントローラにリソース割当て要求を転送するステップと、
前記第1の静止型のアクセスネットワークの前記サービス品質コントローラから前記第1の非静止型のネットワークのサービス品質コントローラにリソース割当て要求を転送するステップと、
前記割当て要求に応答して、それぞれのネットワークにおける前記サービス品質コントローラによって要求されたリソースを割当てるステップと、
前記要求されたリソースを割当てた後に、前記第1の非静止型のネットワークのサービス品質コントローラから前記第1の静止型のアクセスネットワークのサービス品質コントローラにリソース割当て肯定応答メッセージ(resource allocation acknowledgement message)を返送するステップと、
前記第1の静止型のアクセスネットワークの前記サービス品質コントローラから前記第1の静止型のアクセスネットワークのセッション開始サーバにリソース割当て肯定応答(resource allocation acknowledgement)を転送するステップとを含んでいる。
要求メッセージおよび肯定応答メッセージの異なるフローにより、セッション招待要求が転送される前に、要求されたリソースが割当てられることが保証され、それによってセッション開始のステップだけが短縮される。
一実施形態によれば、前記第2のエンドホストは、第2の静止型ネットワークを介して前記第1の静止型のアクセスネットワークに接続されており、
前記第1の静止型のアクセスネットワークと前記第1の非静止型のネットワークとにおいて要求されたリソースを割当てた後に、
前記第1の静止型のアクセスネットワークの前記セッション開始サーバから、前記第2のエンドホストが前記第1の静止型のアクセスネットワークに経由して接続する前記第2の静止型のアクセスネットワークのセッション開始サーバにリソース予約要求(resource reservation request)を転送するステップと、
前記第2の静止型のアクセスネットワークの前記セッション開始サーバから前記第2の静止型のアクセスネットワークの前記サービス品質コントローラに前記リソース割当て要求を転送するステップと、
前記要求されたリソースを割当てた後に、前記第2の静止型のアクセスネットワークの前記サービス品質コントローラから前記第2の静止型のアクセスネットワークの前記セッション開始サーバに前記リソース割当て肯定応答を返送するステップとを含んでいる。
リソース予約要求と次の第2の静止型のアクセスネットワークにおけるリソース割当てとの転送は、第2の静止型のアクセスネットワークにおいて要求されたリソースが利用可能であることを確実にする。更に、第1のエンドホストへの経路上で第1の静止型のアクセスネットワークとその隣接ネットワークとにおいてリソースが割当てられた後にこの手順を実行することは、第1のエンドホストが実際に提供でき、また配信できるこれらのリソースが、まさに第2の静止型のアクセスネットワークにおいて割当てられることを確実にする。
一実施形態によれば、本方法は、
前記第1のエンドホストから前記第1の静止型のアクセスネットワークの前記セッション開始サーバに送られたセッション終了要求に応答して、
前記第1の静止型のアクセスネットワークの前記セッション開始サーバから前記静止型のアクセスネットワークの前記サービス品質コントローラにリソース割当て削除メッセージ(resource allocation removal message)を転送するステップと、
前記第1の静止型のアクセスネットワークの前記サービス品質コントローラから前記第1の非静止型のネットワークの前記サービス品質コントローラに前記リソース割当て削除メッセージを転送するステップと、
前記第1の非静止型のネットワークの前記サービス品質コントローラから前記第1の静止型のアクセスネットワークの前記サービス品質コントローラにリソース削除肯定応答(resource removal acknowledgement)を返送するステップと、
前記第1の静止型のアクセスネットワークの前記サービス品質コントローラから前記第1の静止型のアクセスネットワークの前記セッション開始サーバにリソース削除肯定応答メッセージを転送するステップと、
前記第1の静止型のアクセスネットワークの前記セッション開始サーバから前記第2の静止型のアクセスネットワークの前記セッション開始サーバにセッション終了要求(session termination request)を転送するステップと、
前記第2の静止型のアクセスネットワークの前記セッション開始サーバから前記第2の静止型のアクセスネットワークの前記サービス品質コントローラにリソース削除要求(resource removal request)を転送するステップと、
前記第2の静止型のアクセスネットワークの前記サービス品質コントローラから前記第2の静止型のアクセスネットワークの前記セッション開始サーバに前記リソース削除肯定応答メッセージを転送するステップと、
前記第2の静止型のアクセスネットワークの前記セッション開始サーバから前記第2のエンドホストにセッション終了メッセージ(session termination message)を転送するステップとを含んでいる。
この削除手順は、あるセッションに割当てられたリソースを解放し、それによってこれらのリソースを、確立される次の、またはもう一つのセッションのために利用可能にする。
一実施形態によれば、本方法は、
前記第2の静止型のアクセスネットワークから前記第1の静止型のアクセスネットワークにセッション開始要求を転送するステップの前に、前記第2の静止型のアクセスネットワークのサービス品質コントローラによって前記第2の静止型のアクセスネットワークにおいてリソース割当てを実行するステップを含んでいる。
前記第1の静止型のアクセスネットワークにセッション開始要求を転送するステップの前に、前記第2の静止型のアクセスネットワークにおいてリソース割当てを実行するステップは、セッション開始またはセッションをセットアップする手順全体を短縮することができる。しかしながら、余分なまたは不十分なリソースの割当てを避けるために、能力と第1のエンドホストとについての知識が必要とされる、あるいは推奨される。
一実施形態によれば、第1のエンドホストと第2のエンドホストとの間の定められたサービス品質を有するセッションをセットアップするための装置であって、ここで、前記第1のエンドホストは、移動するものであって、サービス品質コントローラを有する第1の静止型のアクセスネットワークに直接に、あるいは一つ以上の中間ネットワークを介して接続する第1の非静止型または非固定型のネットワークに属しており、前記第2のエンドホストは、前記第1の静止型のアクセスネットワークに直接に、あるいは一つ以上の中間の静止型または非静止型のネットワークを介して接続されるものであり、
接続を確立するために通る静止型および非静止型の各ネットワークにおけるサービス品質コントローラであって、属するネットワークのノードと該ノードの能力とを認識し、セッションのために必要なリソースの割当てに関して責任を有するサービス品質コントローラと、
固定された静止型ネットワークにおけるセッション開始サーバと前記サービス品質コントローラの双方が互いに認識しているところで、ホスト間でセッションを開始するために各静止型のアクセスネットワークにセッション開始サーバを設けるためのモジュールと、
前記第1のエンドホストが前記第1の静止型のアクセスネットワークの前記セッション開始サーバを発見して、前記セッション開始サーバに登録することを可能にするために、セッション開始に先立って発見手順を実行するとともに前記非静止型のネットワークの前記サービス品質コントローラを発見するためのモジュールと、
前記第1の静止型のアクセスネットワークの前記セッション開始サーバによって受信されたセッション開始要求に応答して、セッションのためのリソースを割当てるために前記第1の静止型のアクセスネットワークの前記サービス品質コントローラをトリガーして、前記第1の非静止型のネットワークの前記サービス品質コントローラをトリガーするためのモジュールと、
前記第1のエンドホストが前記第1の静止型のアクセスネットワークの前記セッション開始サーバに登録することを可能にするために、新しい非静止型のネットワークが前記第1の静止型のアクセスネットワークまたはもう一つの非静止型のネットワークに接続するときに、前記サービス品質コントローラ間に告知メッセージを伝播するためのモジュールとを含んでおり、前記告知メッセージが、ルータ公示および/またはルータ請求のメッセージである、装置が提供される。
更なる実施形態によれば、本発明の実施形態による方法を実行するための一つ以上のモジュールまたは手段を含む装置が提供される。
更なる実施形態によれば、本発明の実施形態による方法をコンピュータが実行することを可能にするためのコンピュータ実行コードを含むコンピュータプログラムが提供される。
下記の説明では、本発明の実施形態が添付の図面に関連して説明される。
下記の説明ではしばしば、「セッション開始」への言及が行われている。このセッション開始は、本質的に、セッションを確立するために通信相手間におけるエンドツーエンド(end-to-end)のメッセージ交換にある。これは例えば、セッション開始プロトコル(SIP)によって達成可能であり、その詳細説明は、RFC3261:「Session Initiation Protocol」に見ることができる。下記の実施形態では、セッション開始のためのプロトコルとしてSIPの言及が主として行われるであろうが、セッション開始のために他のプロトコルも同様に使用可能である。他の例としては、ITU−Tによって定義されたH.248、およびIETFによって定義されたMedia Gateway Protocol(MEGACO)があり得る。
セッション開始は二つのエンドホスト間に通信セッションをセットアップするために使用され、またこれは、セッションが開始されるはずの宛先デバイス(destination device)に通信を発信する装置から送られるセッション開始要求(SIPの用語では「セッション招待(session invitation)」と言う)を使用する。宛て先からの返送メッセージはその利用可能性を示し、発信者からの肯定応答によりセッション確立を完了する。
SIPによるセッション確立のために、ネットワークは、図1に示すようなSIPサーバを備えることができる。SIPサーバは、それが属するネットワークのメンバを知っており、例えばメンバのIPアドレスを知っており、それによってそれが属するネットワークの二つ(以上)のネットワーク要素間にセッション・セットアップ(session set-up)を確立するために、必要な信号を取り扱うことができる。更にSIPは、これが直接に、あるいは間接的に(例えば中間ネットワークを介して)接続される他のネットワークの他のSIPサーバを知っている。これは、他のネットワークの要素との接続を、それらのそれぞれのSIPサーバを介して確立することを可能にする。「固定型」または「静止型」ネットワーク、すなわち本発明の実施形態による移動しないネットワークは、そのネットワークのメンバ(メンバのアドレス)と、接続されたネットワークのSIPサーバとを知るSIPサーバを備えている。
前述のようにSIPによって与えられるセッション信号処理は、エンドツーエンドで行われる。しかしながらこれは、ネットワークリソースの割当てを制御せず、データ経路をたどることもできない。したがって、所望のQoSを確保するために必要とされるリソースを割当てるために、前述のような任意の既存のセッション開始プロトコル・インフラストラクチャに好ましく適合する別の更なる手順が必要である。
図2は、図1に示されているような動的ネットワーク環境において保証されたQoSを与えるために一実施形態にしたがって使用され得る基本的ネットワーク・インフラストラクチャを示している。
携帯電話280のようなエンドホストは、固定型(静止型)アクセスネットワークB270に接続する非静止型(非固定型または「移動」)ネットワーク275に属し得る。この「アクセスネットワーク」270を介して非固定型のネットワークの任意の要素は、更なるネットワークまたはそれらの要素に「アクセス」できる。図2の例ではこれは、この他の通信エンドポイント、ノード200が属する固定型アクセスネットワークA210に対して、バックボーンネットワーク(backbone network)245および240を介して行われ得る。
固定型アクセスネットワーク210および270は、セッション開始サーバ(SIPサーバ)230および250を有している。これらは、それぞれのネットワークのメンバを知っており、セッションを開始するために必要な信号を受信して転送することができる(QoS保証なしで)。
定められたQoSを保証するために、静止型のアクセスネットワーク210および270ならびに移動する非静止型のネットワーク275にサービス品質コントローラQoS Ctrlが設けられている。
下記においてサービス品質コントローラ(QoSコントローラ)が言及されるとき、これらの装置またはモジュールは、それら自身のネットワークの要素と、ネットワークの要素のそれぞれのアドレスとを知っていることが想定されている。更にこれらは、ある通信リンクのために必要な応答が備えられていることを保証できることが想定されている。所望のQoSを与えるために必要とされる応答を保証することは、サービス品質合意の単なる活性化を含み得るか、サービス品質合意の交渉を含むことができるか、あるいはRSVPまたはMPLSのような所望のサービス品質を確保するために任意のメカニズムを利用することができる。QoSコントローラは、例えばユーザによる、または通信相手またはネットワーク内の任意の要素による要求次第で所望の品質を保証できる。
二つ以上のネットワーク間のカスケード接続(cascaded connection)の場合には、QoSコントローラは、その隣接ネットワークのまたはそれが中間ネットワークを介して接続されるネットワークの、要素のアドレスまたはアドレス空間の「マッピング」を保持し得る。このマッピングを介してQoSは、以下の説明から更に明らかになるように、(マッピングテーブル(mapping table)を参照することによって)それ自身のネットワークまたは他のネットワークのためのQoS要求に適切に応答することができる。
バックボーン(または「コア」)ネットワーク240および245では、一実施形態においてQoSは、ある接続のために必要なサービス品質が与えられるように管理する既存のQoS契約によって保証され得る。これは、このようなネットワークにおける一般には極めて大きなトラフィックのため、トラフィックにおける統合されたフローの統計的多重化(statistical multiplexing)によって達成できる。したがって図2に示しているように、アクセスネットワーク210および270がバックボーンネットワーク240および245に接続されるこれらのネットワークのエッジ間で何が発生するかを気にしなくて済むように、ネットワーク240および245間の接続に関してエッジツーエッジQoS契約(edge to edge QoS agreement)が存在する。
しかしながら、このような予め定められたQoS契約が適所に自動的には存在しない場合には、例えば静止型ネットワークに接続する移動ネットワークによって新しいネットワーク間接続が確立されるときに、QoSの保証を引き受けることはQoSコントローラのタスクである。一実施形態において、これは、これら二つのネットワークに関して既に(例えば運用者によって前もって)交渉されたQoS契約が存在するかどうか、存在するならばこの契約がまさに活性化される必要があるかどうかのチェックを含み得る。例えば、アクセスネットワークBの運用者と移動ネットワークCの運用者との間で、ある早い時期に交渉されたQoS契約が存在する可能性があり、移動ネットワークCがネットワークBに接続するようになれば、このQoS契約は、後で幾分詳細に説明されるように、QoSコントローラによって活性化され得る。そうすればネットワークBとCとの間のネットワーク間接続に関するQoSは保証される。
定められたQoSの保証に関して、ネットワーク間制御とネットワーク内制御とを区別することができる。前者に関しては、例えば、隣接ネットワーク間のQoS契約の動的制御を提供する非特許文献1に記載されているようなINQA(Inter−Network QoS Agreements)のようなアプローチを使用することができる。これらのQoS契約は、ビデオ、オーディオおよび会話のようなトラフィックのタイプの間で利用可能なネットワークリソースを分割するために、ドメイン内QoS制御アプローチ(intra-domain QoS control approach)によって使用され得る。このドメイン内QoS制御アプローチは、例えば非特許文献2に記載されているDiffServモデルに基づくことができる。その代替手段は、例えば、非特許文献3に記載されているRSVP、または非特許文献4に記載されている統合されたRSVPのような予約プロトコル(reservation protocol)が利用され得る。ネットワーク間およびネットワーク内リソースの制御を提供するために、このような制御が必要となるこれらのネットワークのために必要とされるネットワーク間およびネットワーク内QoS信号をトリガーできる「QoSコントローラ」が設けられる。このQoSコントローラは、定められたQoSを要求に応じて保証する役割を有しており、図2のネットワークBおよびCのような二つのネットワーク間に定められたQoSを保証する予め存在するQoS契約(pre-existing QoS agreement)を利用できる。図2から分かるように非静止型のネットワークは、SIPサーバを備えていない。これは、これらのネットワークが自分自身の上では如何なるセッションも開始できないことを意味し、また更にこれらの非静止型のネットワークは移動でき、したがって時間的に異なる静止型のアクセスネットワークに接続する可能性があるので、図2のネットワーク275のような非静止型のネットワークのノードを既存のSIPサーバが「それ自体では」認識していないことを意味する。
図2に示しているようなこのタイプの動的シナリオでは、QoSが保証されるべきであれば、特に受信器サイズの無線アクセスネットワークがプリフロー・予約アプローチ(pre-flow reservation approach)(すなわち要求された個別接続ごとに保証されたQoS)を有する場合には、SIPによって提供されるセッション・セットアップ制御(session set-up control)と、上記の「QoSコントローラ」によって提供されるQoS制御との間の協働動作を提供することが必要である。これは、このようなセッション・セットアップによって遂行されるべき下記のタスクにつながる。
1)動的ネットワーク(非静止型のネットワーク)におけるエンドホストは、登録のためのローカルSIPサーバ(到達可能であるべき)を発見しなければならない。
2)QoSコントローラは、自分と隣接するQoSコントローラを見つけることができなくてはならない。
3)SIPサーバは、多数の動的ネットワーク(おそらく移動しつつある)上のエンドホストへのコールのためにアクセスネットワークにおいてQoSの正しい構成をトリガーできなくてはならない。
第1の点に関しては前述のように、非静止型のネットワークはSIPサーバを有していない。これらは、動かない固定型(静止型)ネットワークに配置されている。しかしながら、動いているエンドホストはなお、セッション開始のために到達可能であるべき各固定型アクセスネットワークにおける適当なSIPサーバを発見できなくてはならない。それによってエンドホストは、例えば自身が固定型アクセスネットワークに接続される列車内のネットワークのような移動ネットワーク内に配置され得る。更に固定型アクセスネットワーク内のSIPサーバは、電話番号またはSIP識別子のようなロジカル・サービス・アドレス(logical service address)を特定の移動ネットワークのための位置識別子(location identifier)にマッピングできるべきである。
一実施形態によれば、これは、非静止型のネットワークが接続される静止型ネットワークのSIPサーバに、非静止型のネットワークのノードを登録することを可能にする発見手順によって達成できる。
上記の第2の点に関しては、全てのネットワークは「QoSコントローラ」を有していると想定されているが、ネットワークは移動可能であり、したがって一実施形態によれば、「QoSコントローラ」が自分に隣接するコントローラを発見することを可能にする動的メカニズムが設けられている。
上記の第3の点に関しては、一実施形態によれば、QoSコントローラは、ネットワークのSIPサーバによって受信されたセッション開始要求に応答して、ネットワーク内において、およびその隣接ネットワークへの接続において必要なリソースを割当てることができる(例えば、これら二つのネットワーク間の予め存在するQoS契約を活性化することによって)。一実施形態によれば、図2に示しているように静止型のアクセスネットワークとボーンネットワークとの間にはQoS契約が存在している。この図は、3つのネットワーク間契約(ネットワーク210と240との間、240と245との間、および245と270との間)が存在する状況を示している。これは、連結されるとアクセスネットワークAおよびBの双方のユーザ間にQoS保証を与えることができる。これを与えることは、ネットワークAが利用可能なリソースについて二つのバックボーンネットワークに問合せをすることなくネットワークB内の任意のエンドホストに行く通信セッションを許可することができることを意味しており、これは、これらの事前の契約がコール・セットアップを改善し、ネットワークを単純化できることを意味している。
固定静止型ネットワーク間だけにQoS契約を与えることは、使用されなければ無駄になる可能性のあるネットワークリソースを事前予約が割当てるということに基づいている。したがって、事前のQoS契約の確立は、割当てられたリソースが平均的に使用されることを統合化トラフィックにおける個別の流れの「統計的多重化」が保証するので(前述のように本発明者らは、固定型および無線リンクにおいてアクセスネットワークが毎流れ留保方式を使用することを想定している)、一実施形態では、統合化トラフィックのために、すなわちバックボーン上で使用される。しかしながら、無線リンクでは帯域幅が極めて高価であり、したがってこのようなリンク上での個別要求のための事前予約は、好ましくは行われない(これは電力消費とスリープモード/ページングとについても問題である)。したがって、一実施形態によれば、非静止型のネットワークと固定型アクセスネットワークとの間の接続に関するQoS契約は、例えばセッション開始要求に応答してネットワークBとCとの間の予め存在するQoS契約を活性化することによって、SIP信号に統合されるやり方で活性化される。
保証されたQoSを有するセッション開始のための実施形態は、詳細に下記に説明される。これは、SIPサーバを見つけるために発見メカニズムを使用し、それからアクセスにおけるQoSセットアップをSIPセッションシグナリング(SIP session signalling)と統合することに基づいている。
本実施形態では、図2に示している両アクセスネットワークAおよびCにおいて、二つのSIPサーバを介して制御されるエンドツーエンドSIPセッション・セットアップ(end-to-end SIP session set-up)が想定されている。
また本実施形態には、前述のようにネットワーク間QoS契約(inter-network QoS agreement)とネットワーク内のローカルQoSの保証とを引き受ける、静止型ネットワークAおよびBと移動ネットワークCとを含む各ネットワークのためのQoSコントローラが存在する。
この実施形態において、静止型のアクセスネットワークA210とB270のSIPサーバは、それぞれのアクセスネットワーク内のQoSコントローラを認識している(事前構成またはブートストラップ・レジスタによって)。これらのQoSコントローラは、一実施形態において、告知メッセージをノードと他のネットワークとに、それらがこのネットワークに接続されるときに伝播する。例えば図2の場合、SIPサーバ250によってトリガーされたQoSコントローラ255は、SIPサーバ250について知らせるために告知メッセージをQoSコントローラ260に伝播できるが、このQoSコントローラはそれから、そのネットワークのノードにSIPサーバのことを知らせることができる。途中で直接に、あるいはQoSコントローラ(単数または複数)を介して送り返される返送メッセージにおいて、SIPサーバは、移動ネットワークのノードとそれらのアドレスについて知らされ得る。こうしてSIPサーバとQoSコントローラとは、サービスアドレスから移動ノードのIPアドレスへのマッピングを確立でき、また非静止型のネットワークの移動ノードは、SIPサーバを「発見」でき、それからセッション開始要求がこの移動ノードに到達できるようにSIPサーバに登録するようになっている。
更に、定められたQoSまたは所望されるQoSを実際に提供するために、一実施形態において、アクセスネットワークにおけるQoSコントローラは、各セッション・セットアップごとに(例えば、SIPサーバがセッション開始要求を受信した後にそのSIPサーバによって)トリガーされ、ネットワーク間のリソースをチェックする。これは、一方はセッション開始要求の発信元に向いた方向にあり、他方はセッション開始要求の宛て先の方向にある二つの隣接ネットワークとの接続のためのリソースをチェックするステップを含み得る。これらのネットワーク間にQoS契約が既に適所に存在するか、予め存在していて、ちょうど活性化を必要としていれば、QoSコントローラはプリフロー・リソース(pre-flow resource)を予約することをコアネットワークに依頼することなく、肯定応答を直ちに送ることができる。このようにして、事前確立された契約が使用できるのでQoSは保証され、コール・セットアップ時間(call set-up time)は改善される。
下記において、一実施形態によるセッション・セットアップの信号の流れが、図3(破線が信号送出で示されている)に関連付けて詳細に説明される。
図3は、非静止型のネットワークCの移動ノードNode1によるSIPサーバの発見と、移動ノードのSIPサーバへの登録とを含んでいるセッション・セットアップの第1のフェーズを示している。この図は更に、ネットワークBによる非静止型のネットワークCの隣接QoSコントローラの発見を含んでいる。図3に示している実施形態では、SIPサーバAはアクセスネットワークAに属し、SIPサーバBはアクセスネットワークBに属している。この例におけるアクセスネットワークAおよびBは、図2の場合と同様に固定型(静止型)ネットワークであり、この例におけるネットワークCは、このネットワークのメンバが最初にネットワークBのSIPサーバによって「発見され」なくてはならない非静止型(「移動」)ネットワークである。この目的のために以下に説明されるようなステップで、告知(または「告知メッセージ」)が実施される。
1.QoSコントローラBは、ブートストラップ(bootstrap)でSIPサーバBに登録し、逆も同じである。それからSIPサーバBは、アクセスネットワークBを介して到達可能なアドレスについて知り、ネットワークBから登録事項を取得できる。このステップは、静止構成によっても実行できることが留意されるべきである。
2.QoSコントローラBは、ネットワークCのQoSコントローラCにSIPサーバBを告知する。
3.QoSコントローラCは、アドレスIP C1を有するネットワークC内のノード1にSIPサーバBを告知する。
4.ネットワークC内のノード1はそれから、アドレスIP C1を使用してSIPサーバBに登録することができる。
最初の3ステップは、ノード1がSIPサーバと交信できること(ノード1によるSIPサーバの「発見」)を保証するために必要とされる。それからこれは、セッション開始要求のようなSIPメッセージがノード1に到達できるように、ノード1がSIPサーバに登録することを可能にする。ネットワークAも非静止型のネットワークであれば、アクセスネットワークAのためにも同様の手順が実行されなくてはならない。
最初の4ステップの後にSIPサーバは、ノード1がネットワークBを介して到達され得ることを知る。これは、IP C1というアドレスがネットワークBのために割当てられたアドレスのプールから得られるので、言い換えればアドレスの点から見てネットワークCがネットワークBのサブネットであるので、可能である。ネットワークCは、ネットワークBを介して接続されるので、Cにおけるアドレスは、Bのアドレスの一部である。したがって、遷移性(transitivity)によってアドレスIP C1はネットワークBの一部である。
言い換えれば、QoSコントローラBは、(例えば初期化時に)SIPサーバBに登録し、それからSIPサーバBは、アクセスネットワークBを介して到達可能なアドレスに関して知るようになっている。それからQoSコントローラBは、ネットワークCのQoSコントローラCにSIPサーバBを告知する。それからQoSコントローラCは、ノード1がSIPサーバBに登録することを可能にするために、ネットワークCのノード1にSIPサーバBを告知する。それからSIPサーバBは、ネットワークBおよびCを介してノード1が到達可能であることを知り、それからアドレスマッピングNode1−>IP C1を確立できる。それからネットワークCにおけるノード1が、アドレスIP C1を使用してSIPサーバBに登録することができる。
この実施形態において、発見プロセスは、SIPサーバによってトリガーされ、SIPサーバが位置するネットワークのQoSコントローラからその隣接ネットワークのQoSコントローラ(単数または複数)を通過する告知メッセージを使用するようになっている。告知メッセージがネットワークBから非静止型のネットワークCに、ばかりでなく、そこからネットワークCに接続されたもう一つの非静止型のネットワーク(図示せず)に、そしてそこから更に非静止型のネットワークに伝播され得ることは、当業者によって認められるであろう。これは、本実施形態において、発見プロセスが一つのQoSコントローラからその隣接ネットワークのQoSコントローラに、そこから再びその隣接ネットワークのQoSコントローラに、以下同様に伝播される告知メッセージを使用することを意味している。これは、情報がSIPサーバに登録可能な宛て先ノードに到着するまで、各QoSコントローラが告知メッセージを介してその隣接コントローラについて知らされることを意味している。
前述の実施形態では、それぞれの隣接QoSコントローラに関する情報だけが告知メッセージを介して伝えられるが、更なる実施形態による発見および登録手順は、以下に説明される幾分異なるやり方で実行され得る。
この実施形態において、このメカニズムは、経路(ここではQoSコントローラCだけを含むが、図1に示す例の場合には一つはPAN用、もう一つはBAN用の二つのQoSコントローラを含む)上のQoSコントローラのリストが蓄積されて、このリストがノード1に送られる発見プロセスを含んでいる。それからこのノードは、SIPサーバに登録して、SIPサーバにQoSコントローラの蓄積リストに関する情報を提供する。それからSIPサーバは、予約をセットアップしなくてはならないときに個別に各QoSコントローラと交信できる。しかしながらこのアプローチは、セッション招待プロトコルに定義されたようにSIP登録メッセージ(この経路における全てのQoSコントローラに関する情報を含まなくてはならない)の変更を必要としたので、これはより好ましくない可能性がある。
各ノードへの途中にある全てのQoSコントローラについてSIPサーバが知ることを可能にするもう一つのアプローチまたは可能性は、次の通りである。すなわちQoSコントローラBは、両ネットワーク間の接続時にQoSコントローラCを発見し、この情報をローカルSIPサーバBに提供するようになっている。
上記で説明した発見および登録手順における、後の二つの変形例のいずれにおいてもSIPサーバは、両QoSコントローラから直接、リソースを要求でき、したがってQoSコントローラは、リソース割当てを要求するために互いに通信する必要はない。
これに対して前述の発見手順のための最初のアプローチは、SIPサーバにそれ自身のネットワーク(固定型アクセスネットワーク)内のQoSコントローラについて認識するように要求するだけである。この場合、QoSコントローラCのような他のコントローラについて認識するのはQoSコントローラBであり、SIPサーバは全てのQoS要求をそのローカルQoSコントローラに渡す必要があるだけである。
図3に関連して説明されている発見および登録手順の後に、図4に関連して一実施形態による実際のセッション開始手順が説明される。このセッション開始手順は、前述の実施形態の一つによる発見および登録手順が実行された後に実行され得る。
図4は、SIPコール・セットアップ(SIP call set-up)の一実施形態を示している。図4に示しているステップは、ノード1が既にSIPサーバBに登録されているように、図3に示しているステップ1)〜4)が実行された後に、実行されることが想定されている。さらに、ステップ5)で招待メッセージが、通常のやり方でアクセスネットワークA内の要求しているノードからそのSIPサーバAに送られるようになっている。ステップ6)においてSIPサーバAは、このメッセージがステップ7)で招待メッセージとして到着するSIPサーバBに転送されるべきであると決定する。招待メッセージの到着に応答して、SIPサーバBは、QoSコントローラを識別して、ステップ9a)および9b)に示しているリソースまたは既存のQoS契約のチェックを要求する。ステップ9a)でSIPサーバは、それ自身のネットワークのQoSコントローラとネットワークCとの接続とをチェックし、ステップ9b)でQoSコントローラCは、ノード1へのリソースとおそらくは逆方向のネットワークBとの接続もチェックする。肯定的結果の場合、SIPサーバBは、要求されたリソースが利用可能であることを知らされる。それからオペレーション10で招待メッセージは、ノード1に転送される。ここで、図4の動作8)に示されているようなアドレスIP C1へのノード1のマッピングが、前述の発見および登録手順の一部として前もって既に実行されている可能性があることは留意すべきである。
動作9a)および9b)に示しているリソースチェックは、コール・セットアップと並行して実行することができる。しかしながら一実施形態によれば、
・コールブロッキングがなお可能である(例えば下記の実施形態に示すようにOKメッセージを転送しないことによって)こと。
・データが送られる(図4には図示されていないもう一つのackメッセージの後にSIPデータだけが送られる)とき、QoSリソースが利用可能であること。
以上の2つが保証されるべきである。ネットワーク間に契約が存在しない場合には、QoSコントローラはリソースをセットアップすること、またはコールを拒否することのいずれかを担当している可能性がある。ネットワークBとCとの間に既存のQoS契約が存在すれば、QoSコントローラBおよびCはまさに、この契約を活性化することができ、現在、リソースが利用可能であるという肯定応答をSIPサーバに送ることができる。この契約の利用可能なリソースが不十分であれば、このコールは拒否され得る。
前述の手順は、下記の利点を有する。
・コール・セットアップを許可し、これらのためのQoSを制御するために、SIPサーバおよび二つのQoSコントローラの発見・協調動作が達成される。
・この発見プロセス(セッション開始に先立って前もって実行された)のために、より迅速なコール・セットアップが達成できる。
・SIPプロトコルの拡張は必要とされない。SIPサーバは、他のSIPサーバに問い合わせることなしにローカルに(その隣接QoSコントローラと交信するそれ自身のネットワークのQoSコントローラによって)リソースをチェックできる。この実施形態において、各SIPサーバは、自分のサーバ側のためにローカルにリソースをチェックしていることが想定されている。
前述の実施形態において、SIPサーバBは、リソースをチェックするためにQoSコントローラCと交信するQoSコントローラBと交信することが想定されている。しかしながら、QoSコントローラの蓄積リストがその登録要求と共にノード1からSIPサーバBに送られた実施形態にしたがって発見手順が実行されていれば、SIPサーバBは、図4に示しているようにQoSコントローラBを介してではなく、オペレーション9b)で直接、QoSコントローラCと交信することができる。しかしながらすでに述べたように、これは、登録要求メッセージがQoSサーバに関する追加情報を保持する必要があるので、SIPプロトコルの修正を必要とする。
下記において、セッション・セットアップのための信号の更なる実施形態が、図5と関連させながら詳細に説明される。
この実施形態における信号は、「register(登録)」、「invite(招待)」、「trying(試行)」、「ringing(リンギング)」、「ok(受諾)」、および「bye(終了受諾)」のようなセッション招待プロトコルの既存のメッセージに基づいている。これは更に、IPv6の既存のメッセージ、すなわちルータ公示Router Adv(Router Advertisement Router Adv)とルータ送信請求Router Sol(Router Solicitation Router Sol)とを含み、これらは、この実施形態において、下記に説明されるように、そこの隣接するコントローラとSIPサーバとについてQoSコントローラに知らせるために告知メッセージとして利用される。
この詳細な実施形態において、前述のより単純化された実施形態と比較して幾つかの追加事項が使用される。
・この実施形態において、アクセスネットワークBにおけるQoSコントローラは、SIPサーバBによって予め構成されており、更にSIPサーバBは、QoSコントローラBに関する情報を持って構成されていることが想定されている。したがってQoSコントローラをSIPサーバBに登録するための登録ステップは省略できる。
・この実施形態において、ネットワークBおよびC内のアクセスルータ(AR)が考慮されており、これらはローカル告知プロセスに含まれている。
・この実施形態において、被呼者のアドレスの詳細をSIPサーバAに知らせるためにSIPサーバ間に特別な通信(予約)メッセージが追加される。これは、アクセスネットワークAとバックボーンネットワークとにおけるリソース(後者の予約は、被呼者が接続されるサブネット全体にセットされ得る)を予約するために被呼者の詳細なIPアドレス(ロケータ)が必要となるので、SIPサーバが被呼者の詳細なIPアドレス(ロケータ)を決定できない場合に、必要となる。
図5に示しているメッセージは、3つのグループに分割される。第1のグループ(「発見フェーズ」)は、エンドホストUE2の登録で終了し、第2のグループ(QoSセットアップ)は、ユーザ・エンドホストUE1の招待によって開始して肯定応答メッセージを受けるまでであり、第3のグループ(コールの終了)は、UE2が通信セッションを切断するときに開始する。
メッセージの第1グループにおいて、UE2は、その登録を実施するためにSIP−Bサーバの存在について認識する必要がある。この実施形態において、発見メカニズムは、既存のIPv6ルータ公示(RouterAdv)メッセージとルータ請求(RouterSol)メッセージとに基づき、新しい二つのメッセージ:NotifySとNotify Qとに基づいている。ルータ告知メッセージは通常、このルータによってサブネット・サーバに関する情報を配信するために使用される。IPv6形式のこのようなルータ告知メッセージを受信する要素はその後、それ自身のIPアドレスを自動的に生成し、それをルータ請求のメッセージでルータに返送し、それによってこのルータを介して到達可能になる。
本実施形態において、図5に示している列車ネットワークのような移動ネットワークが、図5のネットワークBのような静止型ネットワークに接続するときに、発見プロセスの目的のためにRouterAdvとRouterSolとが使用される。これらのメッセージは、発見手順のために使用される追加情報、すなわちメッセージNotifySとNotifyQを「ピギーバック(piggy-back)する」ために使用される。例えば、ネットワークBのエッジにおけるアクセスルータからネットワークCのエッジにおけるアクセスルータに送られるRouterAdvは、NotifySメッセージとしてSIPサーバBに関する情報(例えば、そのIPアドレス)と、おそらくはQoSコントローラBに関する情報(例えば、そのIPアドレス)とを含み得る。RouterAdvの一部として(例えば、拡張されたヘッダ機能を使用することによって)このメッセージNotifySは、列車ネットワークCのエッジにおけるアクセスルータに到達している。それからメッセージNotifySは、現在のアクセスネットワーク(ここではネットワークB)内のSIPサーバに関する情報を配信するために、移動ネットワーク(ここでは列車ネットワークC)のアクセスルータ間で使用され得る。この目的のために、RouterAdvメッセージを受信したネットワークCのエッジにおけるアクセスルータは、このメッセージをネットワークC内の他の全てのルータに送信できる。RouterAdvメッセージを受信したネットワークC内のアクセスルータは、このネットワークの要素としてのそのQoSコントローラについて認識するように構成されているので、それによってQoSコントローラCは、RouterAdvメッセージを介してSIPサーバBについて知らされる。それからRouterAdvメッセージは、UE2がSIPサーバBについて知らされるように、UEが接続されるネットワークCのエッジにおけるアクセスルータからUE2に転送される。
RouterAdvメッセージに応答して、「ピギーバック」メッセージであるNotifyQメッセージを含むルータ請求のメッセージRouterSolが返送される。このNotifyQメッセージは、接続されている移動ネットワーク(図5のネットワークC)のQoSコントローラのIPアドレスをローカルQoSコントローラに知らせるために、固定型アクセスネットワークのアクセスルータによって使用される。
SIPサーバおよびQoSコントローラのIPアドレスに関する情報(NotifySおよびNotifyQメッセージ)を搬送するためにIPv6のRouterAdvおよびRouterSolメッセージには更にフィールドが必要とされることは、当業者には明らかである。この目的のために、拡張されたヘッダ機能を使用することができる。それからRouterAdvおよびRouterSolメッセージは、この情報が配信された後にUE2がSIPサーバBに登録できるように、この情報を配信するために標準のIPv6形式で使用され得る。ユーザ・エンドホストUE2が、列車ネットワークと図5に図示されていない更なる中間移動ネットワークとを介してアクセスネットワークCに接続されることになれば、発見および登録のためのこの方式がアナログ方式で適用できることは、当業者には明らかである。
前述の図5に示しているような説明は、移動ネットワークにおけるQoSコントローラに関する情報を収集して保持するのが固定型ネットワーク内のQoSコントローラである場合を示している。この場合、SIP−Bは、QoS要求をQoS−Bに渡す必要があるだけである。任意のQoSコントローラと通信するのがSIPサーバである前述の他の二つのオプションの実施形態は、次のように行われることが可能である。
・QoS−BとQoS−Cとの情報が移動ノードに蓄積される。この場合、ルータAdvメッセージは、QoS−Bコントローラに関する情報を移動ネットワークに渡すために使用される。移動ネットワーク内のARは、無線リンクによるARへのNotifyS内にQoS−Bのアドレス(ルータAdvメッセージから収集された)とQoS−CのIPアドレス(事前構成された)と、を含んでいる。後者のルータは、移動ノードに送られたルータAdvにこの情報を含み、これらの移動ノードはそれから、発見された全てのQoSコントローラのIPアドレスをレジスタ・メッセージ(SIP仕様から変更される必要がある)でSIPサーバに渡すようになっている。
・QoS−Bコントローラは、QoS−Cコントローラを発見し(列車ネットワークCが固定型アクセスネットワークBに接続するとき)、この情報をSIP−Bに渡す。図5に示しているように移動ネットワークにおけるARからルータ請求のメッセージを受信した後に、固定型ネットワーク内のARは、図5に示しているようにQoS−Bの代わりにSIP−Bに、QoS−CのIPアドレスを有するNotifyQメッセージを送る。SIP−Bは、事前構成またはブートストラップ登録によってQoS−BのIPアドレスを既に知っている。それからSIP−Bはリソースの割当てを要求するためにQoS−BおよびQoS−Cと通信できる。
発見および登録フェーズの後のQoSセットアップ・フェーズに関連するメッセージの第2グループでは、アクセスネットワーク内のQoSを制御するために、この実施形態に特別の制御メッセージが提供される。これは、固定型アクセスネットワークにおける、また固定型ネットワークと非静止型のネットワークとの間の正しいQoS契約の活性化と、UE1とUE2とに必要なリソースの予約することとを意味している。本実施形態のメカニズムは、リソースがUE1とUE2との間の双方向通信に割当てられるようにする。
図5において、SIP−Aサーバからの招待メッセージの受信後にサーバSIP−Bは、このエンドホストの登録情報からUE2のIPアドレスを取得し、その後にSIP−Bは、メッセージReqQを使用することによってUE2のIPアドレスでローカルQoSコントローラをトリガーするようになっている。コントローラQoS−Bは、UE2のIPアドレスを利用可能なQoSコントローラのIPアドレスと比較することによって、UE2の移動ネットワークのQoSコントローラ(QoS−C)を推論することできる。QoS−Cをトリガーする前にQoS−Bは、例えば、固定型アクセスネットワークと列車ネットワークとの間で交渉されたQoS契約を活性化することによって必要なリソースを確保し、それによって列車ネットワークから固定型アクセスネットワークへの方向の通信の流れのために必要なQoSが提供され得ることを保証する。QoS−BからメッセージReqQを受信した後にQoS−Cはまた、しかしながら他の方向において、例えば、列車ネットワークと固定型アクセスネットワークとの間のQoS契約を活性化することによってリソースを確保し、それによって固定型アクセスネットワークから列車ネットワークへの方向のQoSを保証する。それによってQoS−Cは、アップリンクとダウンリンクのためのUE1およびUE2間のフローのためのリソースを予約する。この実施形態おいて、固定型アクセスネットワークBと列車ネットワークとの間に既存のQoS契約が存在することと、この契約が二つの方向のフローの間を区別し、更に別々に活性化されなくてはならないことと、が想定されている。したがって、QoSコントローラQoS−BおよびQoS−Cは単に、例えばこれらが責任を有する、また内向き方向に向かう通信を支配するQoS契約のそれぞれの部分を活性化することによって必要なリソースを確保できる。しかしながら、更なる実施形態によれば、列車ネットワークと固定型アクセスネットワークとの間のQoS契約は、方向間を区別せず、この場合、QoS−BからQoS−CへのReqQメッセージは、両方向に契約を活性化(または必要なリソースを確保)できる。
前に既に述べたように、QoS契約を活性化することは単に、必要なリソースが提供されることをQoSコントローラがどのように保証するかの一例示的実施形態であって、所望のQoSを保証する他の方法も可能である。
UE2近傍のエッジネットワークにおけるリソースの割当て後に、SIP−Bは、UE2のIPアドレスと、UE2付近の固定型アクセスネットワークのサブネットアドレスとを有するSIP−AにメッセージReserve(留保)を送る(これは、ルートが後から追跡できるように招待メッセージにおいて「レコードルート」が使用されているので、可能である)。SIP−Aは、メッセージReqQを使用することによってローカルQoSコントローラをトリガーし、QoS−Aは、SIP−Bによって示されているサブネットへの、およびサブネットからのQoS契約の存在をチェックする。更にQoS−Aは、UE1とUE2との間の(アップリンクとダウンリンクのための)フローのためのリソースを予約する。Done(実行済み)メッセージを用いて、SIP−Aによって、リソースがUE1近傍のエッジに予約されたことを知らされた後に、SIP−Bは、SIPの通常の行動を再開する。
セッションの終了に関連するメッセージの第3グループでは、アップリンクとダウンリンクのためのU1とU2との間のフローのために割当てられたネットワークリソースを、エンドホスト近傍のQoSコントローラが削除できるようにするために、DelQおよびDel−okと呼ばれる新しいメッセージが定義されている。一実施形態によれば、QoSコントローラは、各定められた活性期間の終了時にQoS契約を自動的に不活性化するため、ネットワーク間のQoS契約は、削除される必要はない。
下記において、QoSセットアップ手順の修正に方向付けされた一実施形態が説明される。上記の実施形態で説明されたことの代替として、SIPサーバは、メッセージの第2グループ(QoSセットアップ)におけるノード(QoS−BおよびQoS−C)への経路上でQoSコントローラと直接交信できる。SIP−Aから勧誘メッセージを受信した後に、SIP−Bは、前述のように、ローカルQoSコントローラだけではなく、ローカルQoSコントローラ(QoS−B)と移動ネットワークのQoSコントローラ(QoS−C)にもReqQメッセージを送るようになっている。
上記の段落で提示されたバージョンに更に密接に対応する第2のオプションは、ReserveメッセージとDoneメッセージとに関するSIP−BとSIP−Aとの間の通信を省略することである。その代わりとしてSIP−Aは、宛て先への経路上にリソースを確保しなくてはならない(ネットワークAとおそらくはバックボーンとにおける自身の役割として)。(このためにSIP−Aは、宛て先に関する十分な情報を有さなくてはならない)。これは例えば、ReqQおよびReq−OKメッセージによって勧誘メッセージの前に行われ得る。この変形例の利点は、遠い可能性のあるSIPサーバ間のメッセージがより少なくなることによる迅速なコール・セットアップである。
QoSコントローラとSIPサーバとの間の上記の協働動作はまた、上記の図に示しているようなコール遮断のためにも使用できる(ReqQメッセージ)。
移動性のための更なる拡張が考えられ得る。ここで問題は、例えばアクセスルータによってネットワーク接続性の変更を検出することと、例えばネットワークCが移動してもう一つのネットワークに接続する場合にQoSコントローラ間の協働動作を更新することとである。このような場合、前述の実施形態に関連して説明されたような手順全体は、再びすなわち発見および登録手順と登録手順とを実行することである。これに加えてSIPサーバSIP−Aが、コントローラを介してリソースを適応させるために、またはコールを遮断するために移動ネットワークが新しく接続した静止型ネットワークを知らされることは当業者にとって明らかであろう。これに関して参照され得るSIPレベル上での移動性に関する解決手段が存在する。新しく接続された固定型アクセスネットワークにおける発見および登録に関して、上記と同様なやり方でQoSコントローラとSIPサーバとの間に特別な発見および通知メッセージが必要とされるであろう。
更に、前述のような本発明の実施形態は、サービス品質コントローラを有さない、そして前記エンドホストが配置されたネットワークとして、または中間ネットワークとして動作するネットワーク(静止型または非静止型)と関連しても、実現され得ることは認められるであろう。これは、必要とされるリソースがQoSコントローラから独立して提供され得るように、これらのネットワークが十分なリソースを有する場合に可能である。
更に、本発明が「移動」ネットワークの「非静止型」に関連付けて前記で説明されているが、ネットワークが一つの理由または他の理由から、例えば接続性問題のために動いているとか、ネットワークがスイッチオフまたはリブートされているとか、同様な任意の理由から接続を解放し得るという意味で、移動はしないが、今ちょうど「固定されて」いないネットワークにも同様に本発明の原理が適用できることは、当業者によって認められ、また理解されるであろう。これらの場合には、前述の接続が「固定型」ではなかったので、「新しい」接続が確立されなくてはならず、またこれらの状況において本発明の実施形態は、定められたサービス品質をセッションに提供するために使用できる。したがって、用語「非静止型(non-stationary)」は、非静止型のネットワークとこれが接続するネットワークとの間の接続が新しく確立されることになっていることを意味する「非固定型(not-fixed)」の意味でも解釈され得るように理解されるべきである。これはまた、前は「固定されて」いなかったが接続が確立された以後は「固定されて」いる「固定型」ネットワーク接続のセットアップ時にも起こり得る。
当業者は、前述のような実施形態とそれらの構成要素、プロセス、またはモジュールがハードウエアによって、またはソフトウエアまたはそれらの組合せによって実現され得ることを理解するであろう。同じネットワークに属するQoSコントローラとSIPサーバとが別々の装置として実現され得る、または単一のデバイスまたは装置として、あるいは同じ物理的機械上で動作するモジュールとして実現され得ることは理解できるであろう。特に、前述の説明と関連付けて説明されたような手順動作を実行するように動作するモジュールは、コンピュータ上で、または携帯電話、スマートフォン、スタンドアロンのパソコン、PDA、ネットワークなどにおけるルータまたはスイッチのような任意のコンピュータ装置上で動作する一つ以上のコンピュータプログラムによって実現され得る。
動的ネットワークシナリオを示している図である。 本発明の一実施形態における基本的ネットワーク・インフラストラクチャを示している図である。 本発明の一実施形態における隣接ネットワークのサービス品質コントローラを発見するための手順を示している図である。 本発明の一実施形態におけるセッションをセットアップする手順を示している図である。 本発明の更なる一実施形態における信号図を示している図である。
符号の説明
100 センサー
110 BAN(ボディエリアネットワーク)
120 PAN(パーソナルエリアネットワーク)
140 アクセスネットワーク
150 SIPサーバ
160 アクセスネットワーク、固定型ネットワーク・インフラストラクチャ
170 携帯装置
200 ノード
210 アクセスネットワークA
220 QoSコントローラA
230 SIPサーバ
240 バックボーンネットワーク
245 バックボーンネットワーク
250 SIPサーバ
255 QoSコントローラB
260 QoSコントローラC
270 アクセスネットワークB
275 アクセスネットワークC
280 携帯電話

Claims (20)

  1. 第1のエンドホストと第2のエンドホストとの間の定められたサービス品質を有するセッションをセットアップする方法であって、ここで、前記第1のエンドホストは、移動するものであって、サービス品質コントローラを有する第1の静止型のアクセスネットワークに直接に、あるいは一つ以上の中間ネットワークを介して接続する第1の非静止型または非固定型のネットワークに属しており、前記第2のエンドホストは、前記第1の静止型のアクセスネットワークに直接に、あるいは一つ以上の中間の静止型または非静止型のネットワークを介して接続されるものであり、
    自分が属するネットワークのノードと該ノードの能力とを認識し、或るセッションのために必要なリソースを確保するサービス品質コントローラを、接続を確立するために通る非静止型のネットワークに設けるステップと、
    前記エンドホスト間でセッションを開始するために前記第1の静止型のアクセスネットワークにセッション開始サーバを設けるステップと、
    要求がある時に前記サービス品質コントローラがセッションに必要なリソースを確保できるように前記第1の静止型のアクセスネットワークによって前記非静止型のネットワークの前記サービス品質コントローラを発見するためにセッションの開始に先立って発見手順を実行するステップと、
    前記第1の静止型のアクセスネットワークの前記セッション開始サーバによって受信されたセッション開始要求に応答して、セッションのための前記リソースを確保するために前記非静止型のネットワークの前記サービス品質コントローラをトリガーするステップと、
    前記第1のエンドホストが前記第1の静止型のアクセスネットワークの前記セッション開始サーバに登録することを可能にするために、新しい非静止型のネットワークが前記第1の静止型のアクセスネットワークまたはもう一つの非静止型のネットワークに接続するときに、前記サービス品質コントローラ間に告知メッセージを伝播するステップとを含んでおり、
    前記告知メッセージが、ルータ公示のメッセージおよびルータ請求のメッセージであり、前記ルータ公示のメッセージは、情報として、前記セッション開始サーバのアドレスと一つ以上のサービス品質コントローラのアドレスとを保持しており、前記ルータ請求のメッセージは、情報として、新しく検出された前記サービス品質コントローラのアドレスを保持するものである、
    方法。
  2. 前記第1の静止型のアクセスネットワークは、前記サービス品質コントローラを有する静止型ネットワークであり、
    前記第1の非静止型のネットワークが前記サービス品質コントローラを有し、かつ前記第1の静止型のアクセスネットワークの前記サービス品質コントローラと前記第1の静止型のアクセスネットワークの前記セッション開始サーバとが互いを認識しており、
    前記発見手順は、前記第1の静止型のアクセスネットワークによって前記第1の非静止型のネットワークの前記サービス品質コントローラを発見するステップを含んでいる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記発見手順は、
    前記第1の静止型のアクセスネットワークから中間の静止型または非静止型のネットワークを経由して前記第1の非静止型のネットワークへ段階的に接続している一連のサービス品質コントローラを発見するステップと、
    前記第1の非静止型のネットワークの要素または要素のアドレス空間を、前記段階的に接続している一連のサービス品質コントローラにマッピングするステップと
    を含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記発見手順は、
    前記第1のエンドホストが、前記第1の静止型のアクセスネットワークの前記セッション開始サーバを発見して、前記セッション開始サーバに登録するステップを更に含む、請求項1ないし3のいずれかの一項に記載の方法。
  5. セッションのための前記リソースを割当てて、割当てたその後に、前記第1の静止型のアクセスネットワークの前記セッション開始サーバから前記第1のエンドホストに前記セッション開始要求を転送して、前記割当てられたリソースに基づいてセッションを開始するステップを更に含む、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 当該セッションをセットアップする方法を開始するに先立って、前記第1の静止型のアクセスネットワークと前記第1の非静止型のネットワークとの間にサービス品質合意が存在する、請求項1ないし5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記第1の静止型のアクセスネットワークの前記サービス品質コントローラとセッション開始コントローラとは、事前設定、またはブートストラップ・レジスタによって互いに認識している、請求項1ないし6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記サービス品質コントローラによるリソース割当ては、
    前記サービス品質コントローラが属するネットワーク内の必要な前記リソースを割当てるステップと、
    前記サービス品質コントローラが属するネットワークとその隣接ネットワークとの間の接続のために必要なリソースを割当てる、または必要なリソースに関して交渉するステップと
    を含む、請求項1ないし7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 二つの隣接するネットワーク間に前記サービス品質合意が存在する場合において、リソース割当て要求に応答するサービス品質コントローラは、前記リソース割当て要求に応答して直ちに肯定応答を送信するものである、請求項1ないし8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記告知メッセージを伝播するステップは、
    前記セッション開始サーバが前記第1のエンドホストとのセッションを開始できるように、前記第1のエンドホストが前記セッション開始サーバに登録することを可能にするために、前記第1の静止型のアクセスネットワークの前記サービス品質コントローラと前記第1の非静止型のネットワークの前記サービス品質コントローラとを介して前記第1のエンドホストに前記セッション開始サーバを知らせるステップを含む、請求項1ないし9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記告知メッセージを伝播するステップは、
    前記第1の静止型のアクセスネットワークから前記第1の非静止型のネットワークへの経路にある全ての前記サービス品質コントローラのリストを蓄積するステップと、
    前記第1のエンドホストが前記セッション開始サーバに登録するときに、前記第1のエンドホストから前記第1の静止型のアクセスネットワークの前記セッション開始サーバに、蓄積された前記サービス品質コントローラのリストを送るステップと
    を含んでいる、請求項1ないし10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記告知メッセージを伝播するステップは、
    前記第1の非静止型のネットワークと前記第1の静止型のアクセスネットワークとの間の接続時に前記第1の静止型のアクセスネットワークの前記サービス品質コントローラによって、前記第1の非静止型のネットワークの前記サービス品質コントローラを発見するステップと、
    該ステップによって発見された前記第1の非静止型のネットワークの前記サービス品質コントローラに関する情報を前記第1の静止型のアクセスネットワークの前記セッション開始サーバに供給するステップと
    を含んでいる、請求項1ないし11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記セッション開始要求は、セッション開始プロトコルのセッション招待メッセージである、請求項1ないし12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記ルータ公示および/またはルータ請求のメッセージは、前記サービス品質コントローラおよび/または前記セッション開始サーバに関する情報を保持するものである、請求項1ないし13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記リソース割当てをトリガーするステップは、
    前記第1の静止型のアクセスネットワークの前記セッション開始サーバから前記第1の静止型のアクセスネットワークの前記サービス品質コントローラに前記リソース割当て要求を転送するステップと、
    前記第1の静止型のアクセスネットワークの前記サービス品質コントローラから前記第1の非静止型のネットワークの前記サービス品質コントローラに前記リソース割当て要求を転送するステップと、
    前記リソース割当て要求に応答して、それぞれのネットワークにおける前記サービス品質コントローラによって要求されたリソースを割当てるステップと、
    前記要求されたリソースを割当てた後に、前記第1の非静止型のネットワークの前記サービス品質コントローラから前記第1の静止型のアクセスネットワークの前記サービス品質コントローラにリソース割当て肯定応答メッセージを返送するステップと、
    前記第1の静止型のアクセスネットワークの前記サービス品質コントローラから前記第1の静止型のアクセスネットワークの前記セッション開始サーバにリソース割当て肯定応答を転送するステップと
    を含んでいる、請求項1ないし1のいずれか一項に記載の方法。
  16. 前記第2のエンドホストは、第2の静止型ネットワークを介して前記第1の静止型のアクセスネットワークに接続されており、
    前記第1の静止型のアクセスネットワークと前記第1の非静止型のネットワークとにおいて要求されたリソースを割当てた後に、
    前記第1の静止型のアクセスネットワークの前記セッション開始サーバから、前記第2のエンドホストが前記第1の静止型のアクセスネットワークに経由して接続する前記第2の静止型のアクセスネットワークのセッション開始サーバにリソース予約要求を転送するステップと、
    前記第2の静止型のアクセスネットワークの前記セッション開始サーバから前記第2の静止型のアクセスネットワークの前記サービス品質コントローラに前記リソース割当て要求を転送するステップと、
    前記要求されたリソースを割当てた後に、前記第2の静止型のアクセスネットワークの前記サービス品質コントローラから前記第2の静止型のアクセスネットワークの前記セッション開始サーバに前記リソース割当て肯定応答を返送するステップと
    を含んでいる、請求項1ないし1のいずれか一項に記載の方法。
  17. 前記第1のエンドホストから前記第1の静止型のアクセスネットワークの前記セッション開始サーバに送られたセッション終了要求に応答して、
    前記第1の静止型のアクセスネットワークの前記セッション開始サーバから前記静止型のアクセスネットワークの前記サービス品質コントローラにリソース割当て削除メッセージを転送するステップと、
    前記第1の静止型のアクセスネットワークの前記サービス品質コントローラから前記第1の非静止型のネットワークの前記サービス品質コントローラに前記リソース割当て削除メッセージを転送するステップと、
    前記第1の非静止型のネットワークの前記サービス品質コントローラから前記第1の静止型のアクセスネットワークの前記サービス品質コントローラにリソース削除肯定応答を返送するステップと、
    前記第1の静止型のアクセスネットワークの前記サービス品質コントローラから前記第1の静止型のアクセスネットワークの前記セッション開始サーバにリソース削除肯定応答メッセージを転送するステップと、
    前記第1の静止型のアクセスネットワークの前記セッション開始サーバから前記第2の静止型のアクセスネットワークの前記セッション開始サーバにセッション終了要求を転送するステップと、
    前記第2の静止型のアクセスネットワークの前記セッション開始サーバから前記第2の静止型のアクセスネットワークの前記サービス品質コントローラにリソース削除要求を転送するステップと、
    前記第2の静止型のアクセスネットワークの前記サービス品質コントローラから前記第2の静止型のアクセスネットワークの前記セッション開始サーバに前記リソース削除肯定応答メッセージを転送するステップと、
    前記第2の静止型のアクセスネットワークの前記セッション開始サーバから前記第2のエンドホストにセッション終了メッセージを転送するステップと
    を含む、請求項1ないし1のいずれか一項に記載の方法。
  18. 前記第2の静止型のアクセスネットワークから前記第1の静止型のアクセスネットワークに前記セッション開始要求を転送するステップの前に、前記第2の静止型のアクセスネットワークの前記サービス品質コントローラによって前記第2の静止型のアクセスネットワークにおいてリソース割当てを実行するステップを含む、請求項1ないし1のいずれか一項に記載の方法。
  19. 第1のエンドホストと第2のエンドホストとの間の定められたサービス品質を有するセッションをセットアップするための装置であって、ここで、前記第1のエンドホストは、移動するものであって、サービス品質コントローラを有する第1の静止型のアクセスネットワークに直接に、あるいは一つ以上の中間ネットワークを介して接続する第1の非静止型または非固定型のネットワークに属しており、前記第2のエンドホストは、前記第1の静止型のアクセスネットワークに直接に、あるいは一つ以上の中間の静止型または非静止型のネットワークを介して接続されるものであり、
    経由して接続が確立されるべきである各静止型および非静止型のネットワークにおけるサービス品質コントローラであって、自分が属するネットワークのノードと該ノードの能力とを認識し、セッションのために必要なリソースの割当てを実行するようなサービス品質コントローラと、
    固定された静止型ネットワークにおけるセッション開始サーバと前記サービス品質コントローラの双方が互いに認識しているところで、前記エンドホスト間でセッションを開始するために各静止型のアクセスネットワークにセッション開始サーバを設けるためのモジュールと、
    前記第1のエンドホストが前記第1の静止型のアクセスネットワークの前記セッション開始サーバを発見して、前記セッション開始サーバに登録することを可能にするために、セッション開始に先立って発見手順を実行するとともに前記非静止型のネットワークの前記サービス品質コントローラを発見するためのモジュールと、
    前記第1の静止型のアクセスネットワークの前記セッション開始サーバによって受信されたセッション開始要求に応答して、セッションのためのリソースを割当てるために前記第1の静止型のアクセスネットワークの前記サービス品質コントローラをトリガーして、前記第1の非静止型のネットワークの前記サービス品質コントローラをトリガーするためのモジュールと、
    前記第1のエンドホストが前記第1の静止型のアクセスネットワークの前記セッション開始サーバに登録することを可能にするために、新しい非静止型のネットワークが前記第1の静止型のアクセスネットワークまたはもう一つの非静止型のネットワークに接続するときに、前記サービス品質コントローラ間に告知メッセージを伝播するためのモジュールとを含んでおり、
    前記告知メッセージが、ルータ公示のメッセージおよびルータ請求のメッセージであり、前記ルータ公示のメッセージは、情報として、前記セッション開始サーバのアドレスと一つ以上のサービス品質コントローラのアドレスとを保持しており、前記ルータ請求のメッセージは、情報として、新しく検出された前記サービス品質コントローラのアドレスを保持するものである、
    装置。
  20. 請求項1ないし1のいずれか一項に記載の方法を実行するための一つ以上のモジュールを含む請求項19に記載の装置。
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