JP4313108B2

JP4313108B2 - Aerosol container injection lock mechanism

Info

Publication number: JP4313108B2
Application number: JP2003198355A
Authority: JP
Inventors: 忍渡邉
Original assignee: Toyo Aerosol Industry Co Ltd
Current assignee: Toyo Aerosol Industry Co Ltd
Priority date: 2003-07-17
Filing date: 2003-07-17
Publication date: 2009-08-12
Anticipated expiration: 2023-07-17
Also published as: JP2005034709A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明はエアゾール容器の噴射ロック機構に関し、チルトバルブを備えたエアゾール容器での誤噴射を防止できるようにしたものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来から化粧品、殺虫剤、塗料などのエアゾール製品では、内容物と噴射剤とがエアゾール容器に充填されており、ステムに取り付けた押しボタンやノズルなどのアクチュエータを操作することで内容物を噴射剤の圧力で噴射させて使用する。
【０００３】
このようなエアゾール容器の中には、内容物によって円筒状のエアゾール容器のほぼ軸方向、すなわちエアゾール容器の上方に向けて噴射させるようにするものがあり、例えばステムに傾動させて噴射操作を行うチルトバルブを設けるとともに、ステムの先端に上方に開口した噴射口を備えるノズルを取り付けておき、ノズルを介してステムを傾けることで内容物を噴射させるようにしている。
【０００４】
また、内容物をエアゾール容器の軸方向と直交する方向、すなわちエアゾール容器の横方向に向けて噴射させるようにしたものでは、ステムに押圧することで噴射操作を行うプッシュダウンバルブを設けるとともに、ステムの先端に横に開口した噴射口を備える押しボタンを取り付けておき、押しボタンを押し下げるように操作することで内容物を噴射するようにしている。
【０００５】
このようなノズルや押しボタンを横方向に傾けたり、押し下げるように操作して噴射するエアゾール容器を輸送したり、保管する場合に誤ってノズルが傾けられたり、押しボタンが押し下げられると、内容物が噴射されることから誤噴射を防止する必要がある。
【０００６】
このようなエアゾール容器の誤噴射を防止するための機構は、種々の提案がなされているが、例えばプッシュダウンバルブが設けられたステムを備えたエアゾール容器の誤噴射を防止する機構として、特許文献1や特許文献2に開示されたロック機構がある。
【０００７】
特許文献1のエアゾール容器用ボタンのロック機構では、エアゾール容器に固定される固定部と、この固定部にヒンジ部を介して一体的に形成されるとともにエアゾール容器のステムと接続され使用時に操作されることにより上記ヒンジ部を中心として変位してステムを操作し吐出口より内容物を吐出する操作ボタンと、この操作ボタンのヒンジ部の形成位置と異なる位置の下縁部に形成されてなるロック解除溝と、固定部の内部に回転変位自在の構成で配設されるとともに固定部の外部に露出され操作可能の構成とされた操作ツマミと、操作ボタンの下縁まで延出したロックリブとを形成してなる回転部材とを備えて構成されている。そして、操作ツマミを操作することによる回転部材の回転変位により、ロックリブがロック解除溝と対向する状態ではロックを解除し、ロックリブがロック解除溝と異なる位置と対向する状態では操作ボタンの操作を規制するロック状態とするようにしている。
【０００８】
また、特許文献2のエアゾール容器用ボタンのロック機構では、特許文献1の回転部材に替えてボタンを覆うボタンカバーを備えて構成されており、ボタンカバーを回転操作することで、ロック状態としたり、ロック解除状態とするようになっている。
【０００９】
【特許文献１】
実開平６−７２８８４号公報
【特許文献２】
実開平６−７６１５１号公報
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、これらいずれのエアゾール容器用ボタンのロック機構でも、噴射操作を行うボタンがヒンジを介して固定部に連結されていることから、ボタンの操作方向が定められ、このボタンの操作方向と異なる部分をロックリブで押さえることでロック状態にできるが、チルトバルブを備えたステムにノズルを連結したエアゾール容器に適用しようとすると、ノズルの操作方向が定まっていずに３６０度の全方向に自由に操作するようになっていることから全方向の操作をロックリブで規制すると、ロック解除溝を設ける部分がなくなりロックを解除することができなくなるなど簡単に適用することができないという問題がある。
【００１１】
また、チルトバルブを備えたエアゾール容器のロック機構の場合には、チルトバルブを傾けることを規制するだけでは足りず、チルトバルブが押し下げられる場合にも噴射される場合があり、これらのことを考慮したロック機構が必要となる。
【００１２】
この発明はかかる従来技術の有する課題を解決するためになされたもので、チルトバルブを備えたエアゾール容器での誤噴射を防止できるようにしたエアゾール容器の噴射ロック機構を提供しようとするものである。
【００１３】
【課題を解決するための手段】
上記従来技術の有する課題を解決するため、この発明の請求項１記載のエアゾール容器の噴射ロック機構は、ステムを傾動させて噴射するチルトバルブ機構を備えたエアゾール容器の誤噴射を防止するロック機構であって、ステムに嵌合され内容物の噴射口を上部に備えるノズルと、エアゾール容器に嵌合され前記ノズルの外側を囲んで設けられる固定部材と、この固定部材に設けられ前記ノズルの傾動を規制するロック位置および前記ノズルの傾動を可能とするロック解除位置に移動可能な移動部材とを備え、前記ノズルの外周に突出させて傾動を規制するノズル規制部を設け、前記固定部材に昇降可能に設けた前記移動部材に、上昇したロック位置で前記ノズル規制部と当接してノズルの傾動を規制する移動規制部を設けたことを特徴とするものである。
【００１４】
このエアゾール容器の噴射ロック機構によれば、ステムを傾動させて噴射するチルトバルブ機構を備えたエアゾール容器の誤噴射を防止するロック機構で、ステムに嵌合され内容物の噴射口を上部に備えるノズルと、エアゾール容器に嵌合され前記ノズルの外側を囲んで設けられる固定部材と、この固定部材に設けられ前記ノズルの傾動を規制するロック位置および前記ノズルの傾動を可能とするロック解除位置に移動可能な移動部材とを備え、前記ノズルの外周に突出させて傾動を規制するノズル規制部を設け、前記固定部材に昇降可能に設けた前記移動部材に、上昇したロック位置で前記ノズル規制部と当接してノズルの傾動を規制する移動規制部を設けてあり、ステムに嵌合したノズルの外側を囲んでエアゾール容器に固定部材を取り付けておき、この固定部材に対して移動可能な移動部材をロック位置とロック解除位置に移動することで、ノズルの傾動を規制したり、規制を解除でき、チルトバルブ機構を備えるエアゾール容器の誤噴射を防止できるようにしている。
また、前記ノズルの外周に突出させて傾動を規制するノズル規制部を設け、前記固定部材に昇降可能に設けた前記移動部材に、上昇したロック位置で前記ノズル規制部と当接してノズルの傾動を規制する移動規制部を設けるようにしており、ノズルの外周のノズル規制部を昇降可能とした移動部材を上昇させたロック位置で移動規制部を当接させて傾動を規制することで、噴射のための傾動方向を全周としたままロックしたり、解除したりできるようになる。
【００２３】
また、この発明の請求項２記載のエアゾール容器の噴射ロック機構は、請求項１記載の構成に加え、前記移動部材を上昇方向に付勢する付勢部材を設け、前記固定部材にこの移動部材の昇降をガイドするとともに、上昇位置を保持するガイドストッパ部材を設けたことを特徴とするものである。
【００２４】
このエアゾール容器の噴射ロック機構によれば、前記移動部材を上昇方向に付勢する付勢部材を設け、前記固定部材にこの移動部材の昇降をガイドするとともに、上昇位置を保持するガイドストッパ部材を設けるようにしており、移動部材をスプリング等で上昇方向に付勢しておき、この移動部材の昇降のガイドと上昇位置をガイドストッパ部材で行うことで、簡単にロック状態を保持できるようにしている。
【００２５】
さらに、この発明の請求項３記載のエアゾール容器の噴射ロック機構は、請求項１または２記載の構成に加え、前記移動部材に、前記ノズル規制部の下方への押し込みを規制する押込み規制部を設けたことを特徴とするものである。
【００２６】
このエアゾール容器の噴射ロック機構によれば、前記移動部材に、前記ノズル規制部の下方への押し込みを規制する押込み規制部を設けるようにしており、押込み規制部を設けてノズル規制部の下方への押込みを規制することで、全方向への傾動による噴射を確保しつつ、傾動による誤噴射だけでなく、押込みによる誤噴射も防止でき、一層完全に誤噴射を防止できるようになり、キャップをする必要もなくなる。
【００２７】
また、この発明の請求項４記載のエアゾール容器の噴射ロック機構は、請求項１〜３のいずれかに記載の構成に加え、前記昇降可能な移動部材を前記固定部材に回動可能に設け、当該移動部材の回動により前記ロック位置およびロック解除位置へ移動可能に構成したことを特徴とするものである。
【００２８】
このエアゾール容器の噴射ロック機構によれば、前記昇降可能な移動部材を前記固定部材に回動可能に設け、当該移動部材の回動により前記ロック位置およびロック解除位置へ移動可能に構成してあり、移動部材の昇降と回動とを組み合わせてロック状態とロック解除状態にでき、噴射のための傾動方向を全周としたままロックしたり、解除したりできるようになる。
【００２９】
さらに、この発明の請求項５記載のエアゾール容器の噴射ロック機構は、請求項１〜４のいずれかに記載の構成に加え、前記固定部材と前記移動部材との間、あるいは前記固定部材と前記移動部材とガイドストッパ部材との間に、前記ロック位置およびロック解除位置を保持する保持機構を設けたことを特徴とするものである。
【００３０】
このエアゾール容器の噴射ロック機構によれば、前記固定部材と前記移動部材との間、あるいは前記固定部材と前記移動部材とガイドストッパ部材との間に、前記ロック位置およびロック解除位置を保持する保持機構を設けるようにしており、保持機構によりロック状態やロック解除状態を確実に保持でき、一層完全に誤噴射を防止でき、確実な噴射状態も確保できるようにしている。
【００３１】
また、この発明の請求項６記載のエアゾール容器の噴射ロック機構は、請求項１〜５のいずれかに記載の構成に加え、前記固定部材に、前記ノズルの上部を覆うキャップを設けたことを特徴とするものである。
【００３２】
このエアゾール容器の噴射ロック機構によれば、前記固定部材に、前記ノズルの上部を覆うキャップを設けるようにしており、チルトバルブ機構の傾動を規制して誤噴射を防止する場合でも、キャップによって、特に輸送中などのチルトバルブ機構の押し下げによる誤噴射も防止でき、完全に誤噴射を防止できるようになる。
【００３３】
【発明の実施の形態】
以下、この発明のエアゾール容器の噴射ロック機構の実施の形態について図面に基づき詳細に説明する。
図１および図２はこの発明のエアゾール容器の噴射ロック機構の一実施の形態にかかリ、図１は分解状態および組立状態の半裁した概略斜視図、図２はロック時、ロック解除時、使用状態のそれぞれ縦断面図である。
【００３４】
このエアゾール容器の噴射ロック機構１０が設けられるエアゾール容器１では、バルブとして図示しないチルトバルブ機構が備えられ、ステム２を横方向に傾けることでバルブを開閉して内容物を噴射することができるようになっている。
【００３５】
このエアゾール容器の噴射ロック機構１０では、ステム２にノズル１１が嵌合されており、このノズル１１には、上部に噴射口１２が形成され、内容物を上方(斜め上方)に噴射するようになっている。
【００３６】
このノズル１１は、図１および図２に示すように、基端部が大径とされ、中間部の円錐部を介して先端部が小径とされた略２段円筒状とされ、その中心部に噴射流路１３が形成され、噴射流路１３の下端部に形成したステム嵌合孔１４をステム２に嵌合して連結することで、噴射流路１３の上端の噴射口１２と連通され、内容物を噴射できるようになっており、中間部の円錐部より下方は中空の２重円筒状とすることで軽量化が図ってある。
【００３７】
このようなエアゾール容器１では、ノズル１１を周囲いずれかの横方向に傾けるようにすれば、嵌合連結されているステム２を介してチルトバルブ機構を開いて内容物を噴射することができ、ノズル１１を押すことを止めるなどでチルトバルブ機構を閉じて噴射を止めることができる。
【００３８】
したがって、このエアゾール容器１では、ノズル１１を周囲いずれの方向にも傾けることができないようにすれば、噴射ロック状態にすることができる。
【００３９】
そこで、このエアゾール容器の噴射ロック機構１０では、このようなノズル１１の外側を囲んでエアゾール容器１に固定部材１５が嵌合固定され、中心部にノズル１１を突出貫通させるノズル貫通孔１６が形成してある。
【００４０】
この固定部材１５のノズル貫通孔１６は、ノズル１１の大径部の外径より僅かに大きな幅の長孔とされるとともに、この長孔のノズル貫通孔１６の一端部(図上では、右端部)がステム２に嵌合された状態のノズル１１の大径部と僅かな隙間を介して配置されるように形成してある。
【００４１】
そして、この長穴のノズル貫通孔１６の一端部(図上の右端部)から中間部までの周囲に上方に突き出す壁状の傾動規制部１７が一体に形成してあり、この傾動規制部１７によってノズル１１を傾動できる方向がノズル貫通孔１６の長手方向他端部(図上では左端部)側のみの一方向に規制され、ノズル貫通孔１６の一端部側や幅方向両側などの他のどの方向にも傾けることができないようにしてある。
【００４２】
このような固定部材１５には、ノズル貫通孔１６の長手方向に移動可能な移動部材２１が取り付けられ、固定部材１５のノズル貫通孔１６の前後に形成したガイド孔１８に移動部材２１の先端部が膨らんだガイド片２２を差し込むことで抜け落ちが防止され、しかも固定部材１５の上面に沿って移動できるようになっている。
【００４３】
この移動部材２１には、固定部材１５の上面に突出する傾動規制部１７の外側を囲む長孔状の貫通孔２３および傾動規制部１７の先端の直線状の板状部分が挿脱される干渉防止孔２４が連続するよう形成され、固定部材１５のノズル貫通孔１６の他端部(図上の左端部)側に当たる移動部材２１の略半円状の円筒壁面が移動規制部２５としてある。
【００４４】
したがって、移動部材２１を移動して移動規制部２５を前方(図上での右方)に位置させた状態では、この移動規制部２５と固定部材１５の傾動規制部１７とでノズル１１の大径部を僅かな隙間で囲む略円形の側壁が形成されるようになっている。
【００４５】
一方、移動部材２１を逆に移動して移動規制部２５を後方(図上での左方)に位置させた状態では、この移動規制部２５とノズル１１の大径部との間にノズル１１を傾動することができる大きな隙間（空間）が形成され、この隙間を利用してノズル１１を傾けることでチルトバルブ機構を開いて内容物を噴射できるようになっている。
【００４６】
このように構成したエアゾール容器の噴射ロック機構１０では、輸送中や保管中など誤噴射を防止する必要がある場合には、図２（a）に示すように、固定部材１５の傾動規制部１７に対して移動部材２１の移動規制部２５を前方に押し出して互いの距離を狭めてノズル１１の大径部の全周を僅かな隙間で囲むようにする。
【００４７】
すると、ノズル１１をいずれの方向にも傾けることができず、内容物を噴射することができない噴射ロック状態にすることができる。
【００４８】
一方、内容物を噴射して使用する必要がある場合には、図２（ｂ）に示すように、固定部材１５の傾動規制部１７に対して移動部材２１の移動規制部２５を後方に押し戻して互いの距離を広くするようにし、ノズル１１の大径部のこの移動規制部２５側に空間を確保するようにする。
【００４９】
すると、ノズル１１を固定部材１５の傾動規制部１７で囲まれた後方および左右の３方向には、傾けることができないものの、移動規制部２５側の一方向には、傾けることができ、これによってチルトバルブ機構を開いて内容物を噴射することができるロック解除状態にすることができる。
【００５０】
したがって、このロック解除状態で、図２（ｃ）に示すように、ノズル１１を移動部材２１の移動規制部２５側に傾けるように操作すれば、ノズル１１を介してステム２を傾けることができ、図示しないチルトバルブ機構を開いて内容物を噴射することができる。
【００５１】
このようなエアゾール容器の噴射ロック機構１０によれば、あらゆる方向に傾けて噴射させるチルトバルブ機構を備える場合であっても、噴射ロック状態にすることができる。
【００５２】
また、このエアゾール容器の噴射ロック機構１０では、ロック解除状態で噴射可能とする方向を１方向のみに固定部材１５の傾動規制部１７で規制し、残りの１方向を移動部材２１の移動規制部２５で規制したり、解除したりできるようにしたので、チルトバルブ機構を備えたエアゾール容器に対しても簡単に噴射ロック状態を確保することができるとともに、噴射する場合にもノズル１１を傾動して噴射することができる方向を移動部材２１の移動方向と一致させてあるので、噴射できる傾動方向を容易に認識して使用することができる。
【００５３】
さらに、このエアゾール容器の噴射ロック機構１０では、移動部材２１の移動規制部２５をノズル１１の大径部に押し当てるようにすれば、ノズル１１の下方への押込みを防止して押し込みによる誤噴射を防止することもできる。
【００５４】
また、一層完全なノズル１１の押し込みによる誤噴射を防止する必要がある場合には、図２（ａ）に示すように、固定部材１１にその上部のノズル１１など全体を覆うキャップ２６を取り付けるようにすれば良い。
【００５５】
さらに、このエアゾール容器の噴射ロック機構１０には、噴射ロック状態やロック解除状態を保持する保持機構２７として、図２（ａ）に示すように、保持突起２８が固定部材１１の上面に形成してあり、移動部材２１の端部がこの保持突起２８を乗り越えて保持突起２８の内外いずれかに位置することで、移動部材２１が保持できるようにしてある。
【００５６】
なお、この保持機構２７では、移動部材２１の端部を中空状にしてその板部分が１つの保持突起２８を乗り越えて内外いずれかに位置して保持できるようにしたが、ロック位置とロック解除位置に対応してそれぞれ別々に保持突起を設けるようにしても良い。
【００５７】
また、保持突起を移動部材側に設け、固定部材側に凹部を形成するなど他の構成としても良く、設置位置も図示例に限るものでない。
【００５８】
このような保持機構２７によれば、ロック位置とロック解除位置とをそれぞれ確実に保持できるとともに、操作時に保持突起２８を乗り越えさせることで確実に操作したことを認識でき、操作感を向上することができる。
【００５９】
次に、この発明のエアゾール容器の噴射ロック機構の他の一実施の形態について、図３により説明する。
このエアゾール容器の噴射ロック機構３０では、上記実施の形態で説明したものに加え、キャップ２６を用いることなくノズル１１の押し込みによる誤噴射を防止できるようにしたものであり、同一部分には同一記号を記し、重複する説明は省略する。
【００６０】
このエアゾール容器の噴射ロック機構３０では、ノズル１１の大径部の途中の側壁部の一部が水平および垂直に切り欠かれてその下面が押込み支持部３１とされ、この押込み支持部３１が固定部材１５のノズル貫通孔１６の一端部側に配置してある。
【００６１】
なお、この押込み支持部３１は、ノズル１１の側壁部の一部にのみ形成したが、全周にわたって段差状に形成してその水平下面を押込み支持部としても良く、ステム２への取り付けに方向性が要求されず、組立が容易となる。
【００６２】
一方、固定部材１５には、傾動規制部１７の下方に水平に突き出してノズル１１の押込み支持部３１を受ける押込み規制部３２が形成してある。
【００６３】
これにより、図３に示すように、ロック状態やロック解除状態のいずれの場合にも、ノズル１１を押し下げようとすると、固定部材１５の押込み規制部３２にノズル１１の押込み支持部３１が当たり、ノズル１１を押込むことが規制される。
【００６４】
したがって、既に説明したエアゾール容器の噴射ロック機構１０と同様に、このエアゾール容器の噴射ロック機構３０で移動部材２１を移動してロック状態にすることで、ノズル１１の傾動が規制されると同時に、ノズル１１の押込みも規制され、完全に誤噴射を防止することができる。
【００６５】
したがって、エアゾール容器の上部を覆うキャップを取り付けることなく、完全に誤噴射を防止することが可能となる。
【００６６】
なお、この場合にも、キャップ２６を取り付けるようにすれば、輸送中などのノズル１１の損傷を防止することができる。
【００６７】
また、このエアゾール容器の噴射ロック機構３０によっても、既に説明した上記エアゾール容器の噴射ロック機構１０と同一の作用効果を奏するものである。
【００６８】
なお、この実施の形態では、押込み規制部３２を固定部材１５に設けるようにしたが、移動規制部２１に設け、ロック位置に移動したときにノズル１１の押込み支持部３１と接触してノズルの押し込みによる誤噴射を規制し、ロック解除位置に移動したときには、ノズル１１の傾動と干渉しないようにして内容物の噴射ができるようにしても良い。
【００６９】
次ぎに、この発明のエアゾール容器の噴射ロック機構のさらに他の一実施の形態について図面に基づき詳細に説明する。
図４および図５はこの発明のエアゾール容器の噴射ロック機構の一実施の形態にかかリ、図４はロック状態およびロック解除状態の一部分の概略斜視図、図５はロック時、ロック解除時、使用状態のそれぞれ縦断面図である。
【００７０】
このエアゾール容器の噴射ロック機構４０では、上記２つの実施の形態と異なり、ロック解除状態でノズルをあらゆる方向に傾けて内容物の噴射ができるようにし、しかもロック状態では、誤噴射を防止できるようにしたものである。
【００７１】
このエアゾール容器の噴射ロック機構４０が設けられるエアゾール容器１では、バルブとして図示しないチルトバルブ機構が備えられ、ステム２を横方向に傾けることでバルブを開閉して内容物を噴射することができるようになっている。
【００７２】
このエアゾール容器の噴射ロック機構４０では、ステム２にノズル４１が嵌合されており、このノズル４１には、上部に噴射口４２が形成され、内容物を上方(斜め上方)に噴射するようになっている。
【００７３】
このノズル４１は、図４および図５に示すように、先端部から中間部までが先細の略円錐状とされ、この円錐状部分の大径部がノズル規制部４３としてあり、このノズル規制部４３より基端部側が小径の円筒状とされており、その中心部に噴射流路４４が形成され、噴射流路４４の下端部に形成したステム嵌合孔４５をステム２に嵌合して連結することで、噴射流路４４の上端の噴射口４２と連通され、内容物を噴射できるようになっており、先端部の円錐状部分は中空状とすることで軽量化が図ってある。
【００７４】
また、このエアゾール容器の噴射ロック機構４０では、ノズル４１の外側を囲んでエアゾール容器１に嵌合固定される固定部材５１を備えており、エアゾール容器１のマウンテンキャップ３の外周に嵌合される内筒部５２とエアゾール容器１の外周と同一径の外筒部５３との略二重円筒状とされるとともに、内筒部５２の中間部に水平で環状の底板部５４が一体に形成されてマウンテンキャップ３上に当てられ、その中心部にノズル４１が配置されて上方に突出するようになっている。
【００７５】
この固定部材５１の内筒部５２の内側には、移動部材６１が配置されて上下に昇降可能とされるとともに、エアゾール容器１の中心軸回りに回動可能としてある。
【００７６】
この移動部材６１は、図５に示すように、外側形状が先端部を切り取った略円錐形状の外側傾斜部６２と、この外側傾斜部６２の上端部と一体に連結された内側円筒部６３とで構成され、内側円筒部６３の内径がノズル４１のノズル規制部４３の外径よりわずかに大きく、円錐形状の外側傾斜部６２の角度がノズル規制部４３の角度とほぼ同一にしてある。
【００７７】
また、この移動部材６１の高さが固定部材５１の底板部５４上に位置させた状態(降下させた状態)でノズル規制部４３との間にノズル４１を傾けて噴射させることができる空間を確保でき、しかも上昇させた状態では、移動部材６１の上端部がノズル規制部４３よりわずかに上方に位置し、ノズル１１を傾けることができないようにしてある。
【００７８】
したがって、このエアゾール容器の噴射ロック機構４０では、移動部材６１の上昇位置で、ノズル４１のノズル規制部４３を移動部材６１の内側円筒部６３に当てるようにしてノズル１１の傾動を規制して噴射ロック状態とする一方、移動部材６１を下降させて、ノズル規制部４３と移動部材６１の上端部との間に空間を形成し、ノズル１１をあらゆる方向に傾けることができるロック解除状態とする。
【００７９】
このため、移動部材６１には、固定部材５１の底板部５４と外側傾斜部６２および内側円筒部６３の間とに上方に付勢する付勢部材としてコイルスプリング７１が介装してある。
【００８０】
そして、移動部材６１の昇降のガイドと上昇位置を保持するため、固定部材５１の底板部５４の内周に略円筒状のガイドストッパ部材８１が上方に突き出すように取り付けてあり、その上端部外周に環状突出部８２が一体に形成してある。
【００８１】
このガイドストッパ部材８１の環状突出部８２の外周面がガイド面８３とされ、移動部材６１の内側円筒部６３の内周面と接触しながら昇降をガイドするとともに上昇位置でのがたつきを抑える一方、環状突出部８２の環状の下面がストッパ面８４とされ、移動部材６１の内側円筒部６３の内周面の下部に突き出して形成した上昇位置ストッパ片６４を係止することで、上昇位置を規制し、これによって噴射ロック状態を保持する。
【００８２】
なお、この上昇位置ストッパ片６４は、円周方向等間隔に３個形成するなど円周方向に間隔あけて複数個形成したり、円周方向に連続して形成するようにしても良い。
【００８３】
一方、移動部材６１を下降したロック解除状態に保持するため、移動部材６１の外側円筒部６２の外周面の下部に突き出して円周方向等間隔に３個の下降位置ストッパ片６５が形成してあり、固定部材５１の内筒部５２の内周の下降位置ストッパ片６５の位置に対応して、下降位置ストッパ５５が底板部５４より上方に円周方向に沿って形成され、この下降位置ストッパ５５の一端から上方に垂直なガイド部５６が、他端から下方に垂直なガイド部５７が一体に形成されるとともにこのガイド部５６と平行に底板部５４からガイド部５８が垂直に形成してある。
【００８４】
したがって、移動部材６１を２本のガイド部５６、５８の間をコイルスプリグ７１に抗して押し下げるようにしながらガイド部５６側に回動しようとすると、下降位置ストッパ片６５がガイド部５６に沿っている下端までは、回動することができずにそのまま下降され、ガイド部５６の下端までくると、回動ができるようになって円周方向の下降位置ストッパ片６５の下面に下降位置ストッパ片６５が係止され、ガイド部５７によって回動も規制されて移動部材６１の下降位置が保持され、ロック解除状態となる。
【００８５】
また、このロック解除状態から移動部材６１をガイド部５７と逆方向に回動すると、ガイド部５８に当たり、そのまま押し下げをやめると、コイルスプリング７１によって移動部材６１が上昇され、ロック状態とすることができる。
【００８６】
このように構成したエアゾール容器の噴射ロック機構４０では、輸送中や保管中など誤噴射を防止する必要がある場合には、図４（ａ）および図５(ａ)に示すように、固定部材５１に対して移動部材６１をコイルスプリング７１によって上昇される上昇位置としてノズル４１のノズル規制部４３の外周を移動部材６１の内側円筒部６３で僅かな隙間を介して囲むようにする。
【００８７】
すると、ノズル４１をいずれの方向にも傾けることができず、内容物を噴射することができない噴射ロック状態にすることができる。
【００８８】
一方、内容物を噴射して使用する必要がある場合には、図４（ｂ）および図５(ｂ)に示すように、固定部材５１に対して移動部材６１をコイルスプリング７１に抗して押し下げながら回すと、移動部材６１の下降位置ストッパ片６５がガイド部５６に沿っている下端までは、回動することができずにそのまま下降され、ガイド部５６の下端までくると、回動ができるようになって円周方向の下降位置ストッパ片６５の下面に下降位置ストッパ片６５が係止され、この回動自体が回動方向前方のガイド部５７によって規制され、移動部材６１の下降位置が保持される。
【００８９】
すると、ノズル４１のノズル規制部４３と移動部材６１の上端部との間に空間が形成されてノズル４１を傾けることができ、これによってチルトバルブ機構を開いて内容物を噴射することができるロック解除状態にすることができる。
【００９０】
したがって、このロック解除状態で、図５（ｃ）に示すように、ノズル４１をいずれかの方向に傾けるように操作すれば、ノズル４１を介してステム２を傾けることができ、図示しないチルトバルブ機構を開いて内容物を噴射することができる。
【００９１】
このようなエアゾール容器の噴射ロック機構４０によれば、あらゆる方向に傾けて噴射させるチルトバルブ機構を備える場合であっても、噴射ロック状態にすることができる。
【００９２】
また、このエアゾール容器の噴射ロック機構４０では、ロック解除状態で移動部材６１を下降させるようにしたので、噴射可能とする方向を規制することなくあらゆる方向にノズル４１を傾けて内容物を噴射させることができ、通常のチルトバルブ機構を備えたエアゾール容器と同様に操作して使用することができる。
【００９３】
さらに、このエアゾール容器の噴射ロック機構４０では、ロック状態とロック解除状態とするため、移動部材６１を昇降させ、上昇位置と下降位置に保持して行うようにしたので、移動部材６１を見ると、ロック状態か、ロック解除状態かを簡単に判断することができ、移動部材６１の操作ミスを防止することができる。
【００９４】
また、一層完全なノズル１１の押し込みによる誤噴射を防止する必要がある場合には、図５（ａ）に示すように、固定部材５１にその上部のノズル４１など全体を覆うキャップ７２を取り付けるようにすれば良い。
【００９５】
さらに、このエアゾール容器の噴射ロック機構４０では、噴射ロック状態やロック解除状態を保持するため、移動部材６１に上昇位置ストッパ片６４および下降位置ストッパ片６５を設ける一方、ガイドストッパ部材８１に環状突起部８２設けてその下面をストッパ面８４として上昇位置を保持し、固定部材５１の下降位置ストッパ５５で下降位置を保持するようにして保持機構を構成したので、ノズル４１の噴射ロック状態とロック解除状態を簡単に保持することができる。
【００９６】
次に、この発明のエアゾール容器の噴射ロック機構の他の一実施の形態について、図６および図７により説明する。
図６および図７はこの発明のエアゾール容器の噴射ロック機構の一実施の形態にかかリ、図６はロック状態の一部分の概略斜視図、図７はロック時、ロック解除時、使用状態のそれぞれ縦断面図である。
【００９７】
このエアゾール容器の噴射ロック機構９０では、上記実施の形態で説明したエアゾール容器の噴射ロック機構４０に加え、キャップ７２を用いることなくノズル４１の押し込みによる誤噴射を防止できるようにしたものであり、同一部分には同一記号を記し、重複する説明は省略する。
【００９８】
このエアゾール容器の噴射ロック機構９０では、ノズル４１のノズル規制部４３の大径部が移動部材６１の内側円筒部６３の内径より大きく形成してあり、移動部材６１の内周面と上端面とに当接する環状の段差面４６が形成されて押込み支持部９１としてある。
【００９９】
一方、移動部材６１の上昇位置での押込みを防止するため、固定部材５１の内筒部５２に形成されるガイド部５８の上端部に連続して円周方向に沿う押込み規制部９２を形成し、上昇位置の移動部材６１の下降位置ストッパ片６５の下面を係止することができるように水平に突き出して形成してある。
【０１００】
これにより、図６および図７（ａ）に示すように、ロック状態でノズル４１を押し下げようとすると、固定部材５１の押込み規制部９２に移動部材６１の下降位置ストッパ片６５が係止されて下降が阻止され、この下降が阻止された移動部材６１の上端面および内周面でノズル４１のノズル規制部４３の押込み支持部９１が支持され、その結果ノズル４１を押込むことが規制される。
【０１０１】
したがって、既に説明したエアゾール容器の噴射ロック機構４０と同様に、このエアゾール容器の噴射ロック機構９０で移動部材６１を上昇させた噴射ロック状態からさらに移動部材６１を回動して、図６および図７（ａ）に示すように、押込みも規制するロック状態にすることで、ノズル４１の傾動が規制されると同時に、ノズル４１の押込みも規制され、完全に誤噴射を防止することができる。
【０１０２】
したがって、エアゾール容器１の上部を覆うキャップを取り付けることなく、完全に誤噴射を防止することが可能となる。
【０１０３】
なお、この場合にも、キャップ７２を取り付けるようにすれば、輸送中などのノズル４１の損傷を防止することができる。
【０１０４】
また、このエアゾール容器の噴射ロック機構９０によっても、既に説明した上記エアゾール容器の噴射ロック機構４０と同一の作用効果を奏するものである。
【０１０５】
なお、この実施の形態では、押込み規制部９２を固定部材５１に設けるようにしたが、ガイドストッパ部材８１側に設けて移動規制部６１の上昇位置ストッパ片６４の下面を係止するように構成しても良く、この場合には、上昇位置ストッパ片６４を円周方向に複数個形成するようにして押込み規制状態と解除状態にできるようにする必要がある。
【０１０６】
なお、上記各実施の形態では、エアゾール容器の内容物については、特に説明しなかったが、エアゾール製品として用いられているものであれば、いずれでも良く、特にノズルから上方（エアゾール容器のステムの軸方向に沿う方向の意であり、傾けてたり逆さまにして使用する場合には、傾けた方向や逆さまにした方向）に噴射させて使用する製品に好適である。
【０１０７】
【発明の効果】
以上、実施の形態とともに具体的に説明したように、この発明の請求項１記載のエアゾール容器の噴射ロック機構によれば、ステムを傾動させて噴射するチルトバルブ機構を備えたエアゾール容器の誤噴射を防止するロック機構であって、
ステムに嵌合され内容物の噴射口を上部に備えるノズルと、エアゾール容器に嵌合され前記ノズルの外側を囲んで設けられる固定部材と、この固定部材に設けられ前記ノズルの傾動を規制するロック位置および前記ノズルの傾動を可能とするロック解除位置に移動可能な移動部材とを備え、前記ノズルの外周に突出させて傾動を規制するノズル規制部を設け、前記固定部材に昇降可能に設けた前記移動部材に、上昇したロック位置で前記ノズル規制部と当接してノズルの傾動を規制する移動規制部を設けたので、ステムに嵌合したノズルの外側を囲んでエアゾール容器に固定部材を取り付けておき、この固定部材に対して移動可能な移動部材をロック位置とロック解除位置に移動することで、ノズルの傾動を規制したり、規制を解除でき、チルトバルブ機構を備えるエアゾール容器の誤噴射を防止することができる。
また、前記ノズルの外周に突出させて傾動を規制するノズル規制部を設け、前記固定部材に昇降可能に設けた前記移動部材に、上昇したロック位置で前記ノズル規制部と当接してノズルの傾動を規制する移動規制部を設けるようにしたので、ノズルの外周のノズル規制部を昇降可能とした移動部材を上昇させたロック位置で移動規制部を当接させて傾動を規制することで、噴射のための傾動方向を全周としたままロックしたり、解除したりでき、誤噴射を防止することができる。
【０１１２】
また、この発明の請求項２記載のエアゾール容器の噴射ロック機構によれば、前記移動部材を上昇方向に付勢する付勢部材を設け、前記固定部材にこの移動部材の昇降をガイドするとともに、上昇位置を保持するガイドストッパ部材を設けるようにしたので、移動部材をスプリング等で上昇方向に付勢しておき、この移動部材の昇降のガイドと上昇位置をガイドストッパ部材で行うことで、簡単にロック状態を保持することができる。
【０１１３】
さらに、この発明の請求項３記載のエアゾール容器の噴射ロック機構によれば、前記移動部材に、前記ノズル規制部の下方への押し込みを規制する押込み規制部を設けるようにしたので、押込み規制部を設けてノズル規制部の下方への押込みを規制することで、全方向への傾動による噴射を確保しつつ、傾動による誤噴射だけでなく、押込みによる誤噴射も防止でき、一層完全に誤噴射を防止することができ、キャップをする必要もなくすことができる。
【０１１４】
また、この発明の請求項４記載のエアゾール容器の噴射ロック機構によれば、前記昇降可能な移動部材を前記固定部材に回動可能に設け、当該移動部材の回動により前記ロック位置およびロック解除位置へ移動可能に構成したので、移動部材の昇降と回動とを組み合わせてロック状態とロック解除状態にでき、噴射のための傾動方向を全周としたままロックしたり、解除したりできる。
【０１１５】
さらに、この発明の請求項５記載のエアゾール容器の噴射ロック機構によれば、前記固定部材と前記移動部材との間、あるいは前記固定部材と前記移動部材とガイドストッパ部材との間に、前記ロック位置およびロック解除位置を保持する保持機構を設けるようにしたので、保持機構によりロック状態やロック解除状態を確実に保持でき、一層完全に誤噴射を防止でき、確実な噴射状態も確保することができる。
【０１１６】
また、この発明の請求項６記載のエアゾール容器の噴射ロック機構によれば、前記固定部材に、前記ノズルの上部を覆うキャップを設けるようにしたので、チルトバルブ機構の傾動を規制して誤噴射を防止する場合でも、キャップによって、特に輸送中などのチルトバルブ機構の押し下げによる誤噴射も防止でき、完全に誤噴射を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明のエアゾール容器の噴射ロック機構の一実施の形態にかかる分解状態および組立状態の半裁した概略斜視図である。
【図２】この発明のエアゾール容器の噴射ロック機構の一実施の形態にかかるロック時、ロック解除時、使用状態のそれぞれ縦断面図である。
【図３】この発明のエアゾール容器の噴射ロック機構の他の一実施の形態にかかるロック時、ロック解除時、使用状態のそれぞれ縦断面図である。
【図４】この発明のエアゾール容器の噴射ロック機構の一実施の形態にかかるロック状態およびロック解除状態の一部分の概略斜視図である。
【図５】この発明のエアゾール容器の噴射ロック機構の一実施の形態にかかるロック時、ロック解除時、使用状態のそれぞれ縦断面図である。
【図６】この発明のエアゾール容器の噴射ロック機構の一実施の形態にかかるロック状態の一部分の概略斜視図である。
【図７】この発明のエアゾール容器の噴射ロック機構の一実施の形態にかかるロック時、ロック解除時、使用状態のそれぞれ縦断面図である。
【符号の説明】
１エアゾール容器
２ステム
３マウンテンカップ
１０、３０、４０、９０エアゾール容器の噴射ロック機構
１１、４１ノズル
１２、４２噴射口
１３、４４噴射流路
１４、４５ステム嵌合孔
１５、５１固定部材
１６ノズル貫通孔
１７傾動規制部
１８ガイド孔
２１、６１移動部材
２２ガイド片
２３貫通孔
２４干渉防止孔
２５移動規制部
２６、７２キャップ
２７保持機構
２８保持突起
３１、９１押込み支持部
３２、９２押込み規制部
４３ノズル規制部
５２内筒部
５３外筒部
５４底板部
５５下降位置ストッパ
５６、５７，５８ガイド部４４前方開口部
６２外側傾斜部
６３内側円筒部
６４上昇位置ストッパ片
６５下降位置ストッパ片
７１コイルスプリング
８１ガイドストッパ部材
８２環状突出部
８３ガイド面
８４ストッパ面[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an injection lock mechanism for an aerosol container, which can prevent erroneous injection in an aerosol container provided with a tilt valve.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in aerosol products such as cosmetics, insecticides and paints, the contents and propellant are filled in an aerosol container, and the contents are propelled by operating actuators such as push buttons and nozzles attached to the stem. Inject at a pressure of
[0003]
Among such aerosol containers, there is an aerosol container that causes the contents to be injected almost in the axial direction of the cylindrical aerosol container, that is, upward of the aerosol container. For example, the injection operation is performed by tilting the stem. In addition to providing a tilt valve, a nozzle having an injection port opened upward is attached to the tip of the stem, and the contents are ejected by tilting the stem through the nozzle.
[0004]
In addition, in the case where the contents are injected in a direction orthogonal to the axial direction of the aerosol container, that is, in the lateral direction of the aerosol container, a push-down valve that performs an injection operation by pressing against the stem is provided. A push button having a jet port that opens laterally is attached to the tip of the nozzle, and the contents are jetted by operating the push button to be depressed.
[0005]
When the nozzle or push button is tilted horizontally or pushed down and transported, the aerosol container that is sprayed is transported or stored, and if the nozzle is tilted accidentally or the push button is pushed down, the contents It is necessary to prevent erroneous injection from being injected.
[0006]
Various proposals have been made for a mechanism for preventing such erroneous injection of an aerosol container. For example, as a mechanism for preventing erroneous injection of an aerosol container having a stem provided with a push-down valve, Patent Literature There is a lock mechanism disclosed in No. 1 and Patent Document 2.
[0007]
In the aerosol container button locking mechanism of Patent Document 1, a fixed portion fixed to the aerosol container, and the fixed portion are integrally formed via a hinge portion and connected to the stem of the aerosol container and operated during use. The operation button that is displaced about the hinge part to operate the stem and discharge the contents from the discharge port, and the lock formed on the lower edge part of the operation button at a position different from the position where the hinge part is formed A release groove, an operation knob that is arranged in the fixed portion so as to be rotatable and displaceable, is exposed to the outside of the fixed portion and can be operated, and a lock rib that extends to the lower edge of the operation button. And a rotating member formed. Then, due to the rotational displacement of the rotating member by operating the operation knob, the lock is released when the lock rib faces the lock release groove, and the operation button operation is restricted when the lock rib faces a position different from the lock release groove. The locked state is to be set.
[0008]
In addition, the aerosol container button locking mechanism of Patent Document 2 is configured to include a button cover that covers the button instead of the rotating member of Patent Document 1, and can be locked by rotating the button cover. In the unlocked state.
[0009]
[Patent Document 1]
Japanese Utility Model Publication No. 6-72884
[Patent Document 2]
Japanese Utility Model Publication No. 6-76151
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
However, in any of these aerosol container button locking mechanisms, since the button for performing the injection operation is connected to the fixed portion via the hinge, the operation direction of the button is determined, and the portion different from the operation direction of this button It can be locked by pressing it with a lock rib, but if it is applied to an aerosol container in which a nozzle is connected to a stem equipped with a tilt valve, the operation direction of the nozzle is not fixed, and it can be freely operated in all directions of 360 degrees. Therefore, if the operation in all directions is restricted by the lock rib, there is a problem that the lock release groove is not provided and the lock cannot be released.
[0011]
In addition, in the case of an aerosol container locking mechanism equipped with a tilt valve, it is not sufficient to restrict tilting of the tilt valve, and there are cases where jetting may occur even when the tilt valve is pushed down. A locking mechanism is required.
[0012]
The present invention has been made to solve the problems of the prior art, and is intended to provide an injection lock mechanism for an aerosol container capable of preventing erroneous injection in an aerosol container having a tilt valve. .
[0013]
[Means for Solving the Problems]
  In order to solve the above-described problems of the prior art, an aerosol container injection lock mechanism according to claim 1 of the present invention is a lock mechanism that prevents erroneous injection of an aerosol container including a tilt valve mechanism that injects by tilting a stem. A nozzle fitted to the stem and provided with a content injection port at the top; a fixing member fitted to an aerosol container and provided to surround the outside of the nozzle; and tilting of the nozzle provided on the fixing member A locking position for regulating the nozzle and a movable member movable to the unlocking position for allowing the nozzle to tilt.A nozzle restricting portion that protrudes from the outer periphery of the nozzle and restricts tilting, and the moving member provided to be movable up and down on the fixed member contacts the nozzle restricting portion at the raised lock position to tilt the nozzle. The movement restriction part that regulatesIt is characterized by.
[0014]
  According to the injection lock mechanism of the aerosol container, the aerosol container includes a tilt valve mechanism that inclines and injects the spray to prevent erroneous injection of the aerosol container. A nozzle, a fixing member that is fitted in an aerosol container and surrounds the outside of the nozzle, a lock position that is provided on the fixing member and restricts tilting of the nozzle, and an unlocking position that enables tilting of the nozzle A movable moving memberA nozzle restricting portion that protrudes from the outer periphery of the nozzle and restricts tilting, and the moving member provided to be movable up and down on the fixed member contacts the nozzle restricting portion at the raised lock position to tilt the nozzle. There is a movement restriction part that regulatesThe fixing member is attached to the aerosol container so as to surround the outside of the nozzle fitted to the stem, and the moving member movable relative to the fixing member is moved to the locking position and the unlocking position. The tilting can be regulated or the regulation can be released, and the erroneous injection of the aerosol container provided with the tilt valve mechanism can be prevented.
  In addition, a nozzle restricting portion that protrudes from the outer periphery of the nozzle to restrict tilting is provided, and the moving member provided to be movable up and down on the fixed member is brought into contact with the nozzle restricting portion at the raised lock position to tilt the nozzle. A movement restricting portion is provided to restrict the tilting by bringing the movement restricting portion into contact with a locked position where the moving member that allows the nozzle restricting portion on the outer periphery of the nozzle to be raised and lowered is regulated. It can be locked and released with the tilting direction for the entire circumference as a whole.
[0023]
  In addition, this inventionClaim 2The aerosol container injection lock mechanism described isClaim 1In addition to the configuration described above, an urging member that urges the moving member in the upward direction is provided, and a guide stopper member that guides the moving member to move up and down and holds the rising position is provided on the fixed member. It is what.
[0024]
According to the spray lock mechanism of the aerosol container, a biasing member that biases the moving member in the ascending direction is provided, and a guide stopper member that guides the lifting and lowering of the moving member to the fixed member and holds the rising position. The moving member is urged in the upward direction by a spring or the like, and the guide is moved up and down by the guide stopper member so that the locked state can be easily maintained. Yes.
[0025]
  Furthermore, the inventionClaim 3The aerosol container injection lock mechanism described isClaim 1 or 2In addition to the configuration described above, the moving member is provided with a push-in restricting portion that restricts the downward pushing of the nozzle restricting portion.
[0026]
According to the spray lock mechanism of the aerosol container, the moving member is provided with a push restricting portion that restricts the downward pushing of the nozzle restricting portion, and the push restricting portion is provided below the nozzle restricting portion. By restricting the push-in, it is possible to prevent not only mis-injection due to tilting but also mis-injection due to push-in while ensuring injection by tilting in all directions. There is no need to do this.
[0027]
  In addition, this inventionClaim 4The aerosol container injection lock mechanism described isClaims 1-3In addition to the configuration described in any one of the above, the movable member that can be moved up and down is rotatably provided on the fixed member, and the movable member can be moved to the locked position and the unlocked position by the rotation of the movable member. It is what.
[0028]
According to the spray lock mechanism of the aerosol container, the movable member that can be moved up and down is rotatably provided on the fixed member, and is configured to be movable to the locked position and the unlocked position by the rotation of the movable member. The moving member can be lifted and turned in combination to be in the locked state and unlocked state, and can be locked and released while the tilting direction for injection is the entire circumference.
[0029]
  Furthermore, the inventionClaim 5The aerosol container injection lock mechanism described isClaims 1-4A holding mechanism that holds the lock position and the unlock position between the fixed member and the moving member, or between the fixed member, the moving member, and the guide stopper member. Is provided.
[0030]
According to the spray lock mechanism of the aerosol container, the holding position that holds the lock position and the unlock position is provided between the fixed member and the moving member, or between the fixed member, the moving member, and the guide stopper member. A mechanism is provided, and the holding mechanism can reliably hold the locked state and the unlocked state, and can prevent the erroneous injection more completely and ensure the reliable injection state.
[0031]
  In addition, this inventionClaim 6The aerosol container injection lock mechanism described isClaims 1-5In addition to the configuration described in any one of the above, the fixing member is provided with a cap that covers an upper portion of the nozzle.
[0032]
According to the injection lock mechanism of the aerosol container, the fixing member is provided with a cap that covers the upper portion of the nozzle, and even when the tilt valve mechanism is restricted from tilting to prevent erroneous injection, In particular, erroneous injection due to depression of the tilt valve mechanism during transportation or the like can be prevented, and erroneous injection can be completely prevented.
[0033]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of an aerosol container injection lock mechanism according to the present invention will be described below in detail with reference to the drawings.
1 and 2 show an embodiment of an aerosol container injection lock mechanism according to the present invention, FIG. 1 is a schematic perspective view of a disassembled state and an assembled state, and FIG. 2 shows a locked state and an unlocked state. It is each a longitudinal cross-sectional view of a use condition.
[0034]
In the aerosol container 1 provided with the injection lock mechanism 10 of the aerosol container, a tilt valve mechanism (not shown) is provided as a valve so that the contents can be injected by opening and closing the valve by tilting the stem 2 in the lateral direction. It has become.
[0035]
In this aerosol container injection lock mechanism 10, a nozzle 11 is fitted to the stem 2, and an injection port 12 is formed in the upper portion of the nozzle 11 so that the contents are injected upward (obliquely upward). It has become.
[0036]
As shown in FIGS. 1 and 2, the nozzle 11 has a substantially two-stage cylindrical shape with a base end portion having a large diameter and a tip portion having a small diameter via a conical portion at an intermediate portion. The injection flow path 13 is formed in the injection flow path 13, and the stem fitting hole 14 formed in the lower end portion of the injection flow path 13 is connected to the stem 2 to be connected to the injection opening 12 at the upper end of the injection flow path 13. The contents can be ejected, and the weight is reduced by forming a hollow double cylindrical shape below the conical part of the intermediate part.
[0037]
In such an aerosol container 1, if the nozzle 11 is inclined in any lateral direction, the tilt valve mechanism can be opened through the stem 2 that is fitted and connected to inject the contents, The injection can be stopped by closing the tilt valve mechanism, for example, by stopping pushing the nozzle 11.
[0038]
Therefore, in this aerosol container 1, if the nozzle 11 cannot be tilted in any direction, it can be in an injection lock state.
[0039]
Therefore, in the injection lock mechanism 10 for the aerosol container, the fixing member 15 is fitted and fixed to the aerosol container 1 so as to surround the outside of the nozzle 11, and the nozzle through hole 16 for projecting and penetrating the nozzle 11 is formed at the center. It is.
[0040]
The nozzle through-hole 16 of the fixing member 15 is a long hole having a width slightly larger than the outer diameter of the large-diameter portion of the nozzle 11, and one end portion of the long-hole nozzle through-hole 16 (the right end in the drawing). Part) is arranged so as to be arranged through a small gap from the large diameter part of the nozzle 11 in a state of being fitted to the stem 2.
[0041]
A wall-like tilt restricting portion 17 protruding upward is integrally formed around one end portion (right end portion in the figure) of the elongated hole and the intermediate portion, and this tilt restricting portion 17 is integrally formed. The direction in which the nozzle 11 can be tilted is restricted to one direction only at the other end in the longitudinal direction (left end in the drawing) of the nozzle through-hole 16, and other directions such as one end of the nozzle through-hole 16 and both sides in the width direction are restricted. It cannot be tilted in any direction.
[0042]
A moving member 21 that can move in the longitudinal direction of the nozzle through hole 16 is attached to such a fixing member 15, and the distal end portion of the moving member 21 is inserted into a guide hole 18 formed before and after the nozzle through hole 16 of the fixing member 15. By inserting the guide piece 22 swelled, it is prevented from falling out and can be moved along the upper surface of the fixing member 15.
[0043]
This moving member 21 is an interference in which a long hole-like through hole 23 that projects outside the tilt restricting portion 17 protruding from the upper surface of the fixed member 15 and a linear plate-like portion at the tip of the tilt restricting portion 17 are inserted and removed. The movement restricting portion 25 is a substantially semicircular cylindrical wall surface of the moving member 21 that is formed so that the prevention holes 24 are continuous and contacts the other end portion (left end portion in the drawing) of the nozzle through hole 16 of the fixing member 15.
[0044]
Therefore, in a state where the moving member 21 is moved and the movement restricting portion 25 is positioned forward (rightward in the drawing), the movement restricting portion 25 and the tilt restricting portion 17 of the fixing member 15 are used to increase the size of the nozzle 11. A substantially circular side wall that surrounds the diameter portion with a slight gap is formed.
[0045]
On the other hand, in a state where the moving member 21 is moved in the reverse direction and the movement restricting portion 25 is positioned rearward (leftward in the drawing), the nozzle 11 is interposed between the movement restricting portion 25 and the large diameter portion of the nozzle 11. A large gap (space) that can be tilted is formed. By tilting the nozzle 11 using this gap, the tilt valve mechanism can be opened to inject the contents.
[0046]
In the aerosol container injection lock mechanism 10 configured in this way, when it is necessary to prevent erroneous injection during transportation or storage, as shown in FIG. On the other hand, the movement restricting portion 25 of the moving member 21 is pushed forward to reduce the mutual distance so that the entire circumference of the large diameter portion of the nozzle 11 is surrounded by a slight gap.
[0047]
Then, the nozzle 11 cannot be tilted in any direction, and an injection lock state in which the contents cannot be ejected can be achieved.
[0048]
On the other hand, when it is necessary to inject and use the contents, the movement restricting portion 25 of the moving member 21 is pushed back against the tilt restricting portion 17 of the fixed member 15 as shown in FIG. Thus, the distance between each other is increased, and a space is secured on the side of the movement restricting portion 25 of the large diameter portion of the nozzle 11.
[0049]
Then, although the nozzle 11 cannot be tilted in the rear and left and right three directions surrounded by the tilt restricting portion 17 of the fixing member 15, it can be tilted in one direction on the movement restricting portion 25 side. The tilt valve mechanism can be opened to enter the unlocked state where the contents can be ejected.
[0050]
Therefore, in this unlocked state, as shown in FIG. 2C, if the nozzle 11 is operated to tilt toward the movement restricting portion 25 side of the moving member 21, the stem 2 can be tilted through the nozzle 11. The tilt valve mechanism (not shown) can be opened to inject the contents.
[0051]
According to such an injection lock mechanism 10 for an aerosol container, an injection lock state can be achieved even when a tilt valve mechanism that inclines in all directions for injection is provided.
[0052]
In the aerosol container injection lock mechanism 10, the direction in which the injection can be performed in the unlocked state is restricted to only one direction by the tilt restricting portion 17 of the fixing member 15, and the remaining one direction is restricted to the movement restricting portion of the moving member 21. 25, the injection lock state can be easily secured even for an aerosol container equipped with a tilt valve mechanism, and the nozzle 11 is tilted even when injecting. Since the direction in which the fuel can be ejected is made to coincide with the direction of movement of the moving member 21, the tilting direction in which it can be ejected can be easily recognized and used.
[0053]
Further, in the aerosol container injection lock mechanism 10, if the movement restricting portion 25 of the moving member 21 is pressed against the large diameter portion of the nozzle 11, the nozzle 11 is prevented from being pushed downward, and erroneous injection due to the pushing is performed. Can also be prevented.
[0054]
Further, when it is necessary to prevent the erroneous injection due to the more complete pushing of the nozzle 11, a cap 26 covering the entire nozzle 11 and the like is attached to the fixing member 11 as shown in FIG. You can do it.
[0055]
Further, in the aerosol container injection lock mechanism 10, as shown in FIG. 2A, a holding projection 28 is formed on the upper surface of the fixing member 11 as a holding mechanism 27 that holds the injection locked state and the unlocked state. The moving member 21 can be held by the end of the moving member 21 getting over the holding projection 28 and being positioned either inside or outside the holding projection 28.
[0056]
In this holding mechanism 27, the end portion of the moving member 21 is made hollow so that the plate portion can be held on either the inside or outside of the holding projection 28. You may make it provide a holding protrusion separately according to a position.
[0057]
Further, the holding projection may be provided on the moving member side and the concave portion may be formed on the fixed member side, and the installation position is not limited to the illustrated example.
[0058]
According to such a holding mechanism 27, the locked position and the unlocked position can be securely held, and it is possible to recognize that the operation has been performed reliably by moving over the holding projection 28 during the operation, thereby improving the operational feeling. Can do.
[0059]
Next, another embodiment of the aerosol container injection lock mechanism of the present invention will be described with reference to FIG.
In addition to the one described in the above embodiment, the aerosol container injection lock mechanism 30 can prevent erroneous injection due to the pushing-in of the nozzle 11 without using the cap 26. The description which overlaps is abbreviate | omitted.
[0060]
In the injection lock mechanism 30 for the aerosol container, a part of the side wall portion in the middle of the large-diameter portion of the nozzle 11 is cut out horizontally and vertically, and the lower surface thereof is used as the push-in support portion 31, and the push-in support portion 31 is fixed. The member 15 is disposed on one end side of the nozzle through hole 16.
[0061]
The indentation support portion 31 is formed only on a part of the side wall portion of the nozzle 11. However, the indentation support portion 31 may be formed in a step shape over the entire circumference, and the horizontal lower surface may be used as an indentation support portion. Therefore, assembly is easy.
[0062]
On the other hand, the fixing member 15 is formed with an indentation restricting portion 32 that protrudes horizontally below the tilt restricting portion 17 and receives the indentation support portion 31 of the nozzle 11.
[0063]
As a result, as shown in FIG. 3, when the nozzle 11 is pushed down in either the locked state or the unlocked state, the pushing support portion 31 of the nozzle 11 hits the pushing restricting portion 32 of the fixing member 15, Pushing the nozzle 11 is restricted.
[0064]
Therefore, similar to the aerosol container injection lock mechanism 10 already described, by moving the movable member 21 with the aerosol container injection lock mechanism 30 to the locked state, the tilt of the nozzle 11 is restricted, The pushing of the nozzle 11 is also restricted, and it is possible to completely prevent erroneous injection.
[0065]
Therefore, it is possible to completely prevent erroneous injection without attaching a cap that covers the upper portion of the aerosol container.
[0066]
In this case as well, if the cap 26 is attached, the nozzle 11 can be prevented from being damaged during transportation.
[0067]
Also, the aerosol container injection lock mechanism 30 has the same effect as the above-described aerosol container injection lock mechanism 10.
[0068]
In this embodiment, the indentation restricting portion 32 is provided on the fixing member 15. However, the indentation restricting portion 32 is provided in the movement restricting portion 21 and contacts the indentation support portion 31 of the nozzle 11 when moved to the lock position. When the erroneous injection due to the push-in is restricted and moved to the unlocking position, the contents may be injected without interfering with the tilting of the nozzle 11.
[0069]
Next, still another embodiment of the spray lock mechanism of the aerosol container of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
4 and 5 are related to one embodiment of the injection lock mechanism of the aerosol container of the present invention, FIG. 4 is a schematic perspective view of a part in the locked state and unlocked state, and FIG. 5 is when locked and unlocked. FIG. 3 is a longitudinal sectional view of each usage state.
[0070]
In the aerosol container injection lock mechanism 40, unlike the two embodiments described above, the nozzle can be tilted in any direction in the unlocked state so that the contents can be injected, and in the locked state, erroneous injection can be prevented. It is a thing.
[0071]
In the aerosol container 1 provided with the injection lock mechanism 40 of the aerosol container, a tilt valve mechanism (not shown) is provided as a valve so that the contents can be injected by opening and closing the valve by tilting the stem 2 in the lateral direction. It has become.
[0072]
In this aerosol container injection lock mechanism 40, a nozzle 41 is fitted to the stem 2, and an injection port 42 is formed on the nozzle 41 so as to inject the contents upward (obliquely upward). It has become.
[0073]
As shown in FIGS. 4 and 5, the nozzle 41 has a substantially conical shape that is tapered from the tip to the middle, and a large diameter portion of the conical portion is a nozzle restricting portion 43, and this nozzle restricting portion 43 is formed in a cylindrical shape with a small diameter on the base end side, an injection flow path 44 is formed at the center thereof, and a stem fitting hole 45 formed at the lower end of the injection flow path 44 is fitted to the stem 2. By being connected, it communicates with the injection port 42 at the upper end of the injection flow path 44 so that the contents can be injected, and the conical portion at the tip is made hollow to reduce the weight.
[0074]
In addition, the aerosol container injection lock mechanism 40 includes a fixing member 51 that is fitted and fixed to the aerosol container 1 so as to surround the outside of the nozzle 41 and is fitted to the outer periphery of the mountain cap 3 of the aerosol container 1. The inner cylindrical portion 52 and the outer cylindrical portion 53 having the same diameter as the outer periphery of the aerosol container 1 are formed into a substantially double cylindrical shape, and a horizontal and annular bottom plate portion 54 is integrally formed at an intermediate portion of the inner cylindrical portion 52. The nozzle 41 is disposed at the center of the mountain cap 3 and protrudes upward.
[0075]
A moving member 61 is arranged inside the inner cylinder portion 52 of the fixing member 51 so that it can be moved up and down, and can be rotated around the central axis of the aerosol container 1.
[0076]
As shown in FIG. 5, the moving member 61 includes an outer inclined portion 62 having a substantially conical shape whose outer shape is cut off from a tip end portion, and an inner cylindrical portion 63 integrally connected to the upper end portion of the outer inclined portion 62. The inner cylindrical portion 63 has an inner diameter slightly larger than the outer diameter of the nozzle restricting portion 43 of the nozzle 41, and the angle of the conical outer inclined portion 62 is substantially the same as the angle of the nozzle restricting portion 43.
[0077]
In addition, a space in which the nozzle 41 can be inclined and ejected between the nozzle restricting portion 43 in a state where the height of the moving member 61 is positioned on the bottom plate portion 54 of the fixing member 51 (lowered state). In the state where it can be secured and raised, the upper end portion of the moving member 61 is positioned slightly above the nozzle restricting portion 43 so that the nozzle 11 cannot be tilted.
[0078]
Therefore, in the injection lock mechanism 40 for the aerosol container, the nozzle 11 is controlled to tilt by the nozzle restricting portion 43 of the nozzle 41 being brought into contact with the inner cylindrical portion 63 of the moving member 61 at the rising position of the moving member 61. On the other hand, the moving member 61 is lowered to form a space between the nozzle restricting portion 43 and the upper end portion of the moving member 61, and the unlocking state in which the nozzle 11 can be tilted in any direction is set.
[0079]
For this reason, the moving member 61 is provided with a coil spring 71 as an urging member that urges upward between the bottom plate portion 54 of the fixed member 51, the outer inclined portion 62, and the inner cylindrical portion 63.
[0080]
And in order to hold the raising / lowering guide and the raising position of the moving member 61, a substantially cylindrical guide stopper member 81 is attached to the inner periphery of the bottom plate portion 54 of the fixing member 51 so as to protrude upward, and the outer periphery of the upper end portion thereof. An annular projecting portion 82 is integrally formed.
[0081]
The outer peripheral surface of the annular projecting portion 82 of the guide stopper member 81 is a guide surface 83, which guides ascending and descending while contacting the inner peripheral surface of the inner cylindrical portion 63 of the moving member 61 and suppresses rattling at the raised position. On the other hand, the annular lower surface of the annular projecting portion 82 is used as a stopper surface 84, and the elevated position stopper piece 64 formed by protruding to the lower portion of the inner peripheral surface of the inner cylindrical portion 63 of the moving member 61 is engaged to raise the raised position. Thus, the injection lock state is maintained.
[0082]
Note that a plurality of the rising position stopper pieces 64 may be formed at intervals in the circumferential direction, such as three at equal intervals in the circumferential direction, or may be formed continuously in the circumferential direction.
[0083]
On the other hand, in order to hold the moving member 61 in the lowered unlocked state, three descending position stopper pieces 65 are formed at equal intervals in the circumferential direction so as to protrude to the lower part of the outer peripheral surface of the outer cylindrical portion 62 of the moving member 61. A lower position stopper 55 is formed along the circumferential direction above the bottom plate portion 54 in correspondence with the position of the lower position stopper piece 65 on the inner periphery of the inner cylinder portion 52 of the fixing member 51. A guide portion 56 vertically upward from one end of 55 is integrally formed with a guide portion 57 vertically downward from the other end, and a guide portion 58 is vertically formed from the bottom plate portion 54 in parallel with the guide portion 56. is there.
[0084]
Therefore, when the moving member 61 is rotated toward the guide portion 56 side while pushing down between the two guide portions 56, 58 against the coil spring 71, the lowered position stopper piece 65 extends along the guide portion 56. The lower end of the guide portion 56 is lowered as it is and cannot be rotated. When the lower end of the guide portion 56 is reached, the lower end of the lower end stopper piece 65 in the circumferential direction can be rotated. 65 is latched, the rotation of the guide member 57 is also restricted, the lowered position of the moving member 61 is held, and the lock is released.
[0085]
Further, when the moving member 61 is rotated in the opposite direction to the guide portion 57 from this unlocked state, if the contact with the guide portion 58 is stopped and the depression is stopped as it is, the moving member 61 is raised by the coil spring 71 to be in the locked state. it can.
[0086]
In the aerosol container injection lock mechanism 40 configured as described above, when it is necessary to prevent erroneous injection during transportation or storage, as shown in FIGS. 4 (a) and 5 (a), the fixing member The outer periphery of the nozzle restricting portion 43 of the nozzle 41 is surrounded by the inner cylindrical portion 63 of the moving member 61 with a slight gap as a position where the moving member 61 is raised by the coil spring 71 with respect to 51.
[0087]
Then, the nozzle 41 cannot be tilted in any direction, and the injection lock state in which the contents cannot be injected can be achieved.
[0088]
On the other hand, when it is necessary to inject and use the contents, as shown in FIGS. 4 (b) and 5 (b), the moving member 61 is opposed to the coil spring 71 against the fixed member 51. When it is rotated while being pushed down, the lowering position stopper piece 65 of the moving member 61 cannot be rotated to the lower end along the guide portion 56 and is lowered as it is. The lower position stopper piece 65 is locked to the lower surface of the lower position stopper piece 65 in the circumferential direction, and the rotation itself is restricted by the guide portion 57 in the front in the rotation direction. Is retained.
[0089]
Then, a space is formed between the nozzle restricting portion 43 of the nozzle 41 and the upper end portion of the moving member 61 so that the nozzle 41 can be tilted, and thereby the lock that can open the tilt valve mechanism and inject the contents. Can be released.
[0090]
Therefore, in this unlocked state, if the nozzle 41 is operated to tilt in either direction as shown in FIG. 5C, the stem 2 can be tilted via the nozzle 41, and a tilt valve (not shown) The mechanism can be opened to inject the contents.
[0091]
According to such an injection lock mechanism 40 for an aerosol container, an injection lock state can be achieved even when a tilt valve mechanism that inclines in all directions for injection is provided.
[0092]
Further, in the aerosol container injection lock mechanism 40, the moving member 61 is lowered in the unlocked state, so that the contents can be injected by inclining the nozzle 41 in any direction without restricting the direction in which injection is possible. It can be operated and used in the same manner as an aerosol container equipped with a normal tilt valve mechanism.
[0093]
Further, in the injection lock mechanism 40 for the aerosol container, since the movable member 61 is moved up and down and held in the raised position and the lowered position in order to enter the locked state and the unlocked state, when the movable member 61 is viewed, Therefore, it is possible to easily determine whether the locked state or the unlocked state, and an operation error of the moving member 61 can be prevented.
[0094]
Further, when it is necessary to prevent the erroneous injection due to the more complete pushing of the nozzle 11, as shown in FIG. 5A, a cap 72 covering the entire nozzle 41 and the like on the fixing member 51 is attached. You can do it.
[0095]
Further, in the aerosol container injection lock mechanism 40, the movable member 61 is provided with the rising position stopper piece 64 and the lowering position stopper piece 65 in order to maintain the injection locked state and the unlocked state, while the guide stopper member 81 has an annular protrusion. Since the holding mechanism is configured such that the lower portion is provided with the lower surface as the stopper surface 84 and the raised position is held by the lowered position stopper 55 of the fixing member 51, the injection lock state and unlocking of the nozzle 41 are configured. The state can be easily maintained.
[0096]
Next, another embodiment of the aerosol container injection lock mechanism of the present invention will be described with reference to FIGS.
6 and 7 are related to one embodiment of the injection lock mechanism of the aerosol container according to the present invention, FIG. 6 is a schematic perspective view of a part of the locked state, and FIG. FIG.
[0097]
In this aerosol container injection lock mechanism 90, in addition to the aerosol container injection lock mechanism 40 described in the above embodiment, it is possible to prevent erroneous injection due to pushing of the nozzle 41 without using the cap 72. The same symbols are used for the same parts, and duplicate descriptions are omitted.
[0098]
In the aerosol container injection lock mechanism 90, the large diameter portion of the nozzle restricting portion 43 of the nozzle 41 is formed larger than the inner diameter of the inner cylindrical portion 63 of the moving member 61. An annular stepped surface 46 is formed to abut against the pressing support portion 91.
[0099]
On the other hand, in order to prevent the moving member 61 from being pushed in the raised position, a pushing restricting portion 92 extending in the circumferential direction is formed continuously to the upper end portion of the guide portion 58 formed in the inner cylindrical portion 52 of the fixing member 51. The lower end of the descending position stopper piece 65 of the moving member 61 in the ascending position is formed so as to protrude horizontally.
[0100]
As a result, as shown in FIGS. 6 and 7A, when the nozzle 41 is pushed down in the locked state, the descending position stopper piece 65 of the moving member 61 is locked to the pushing restriction portion 92 of the fixing member 51. The lowering is prevented, and the pushing support portion 91 of the nozzle restricting portion 43 of the nozzle 41 is supported by the upper end surface and the inner peripheral surface of the moving member 61 from which the lowering is prevented. As a result, the pushing of the nozzle 41 is restricted. .
[0101]
Therefore, similarly to the spray lock mechanism 40 of the aerosol container already described, the movable member 61 is further rotated from the spray lock state in which the movable member 61 is lifted by the spray lock mechanism 90 of the aerosol container. As shown in FIG. 7 (a), by setting the locked state in which the pushing is also restricted, the tilt of the nozzle 41 is restricted, and at the same time, the pushing of the nozzle 41 is restricted, and the erroneous injection can be completely prevented.
[0102]
Therefore, it is possible to completely prevent erroneous injection without attaching a cap that covers the upper portion of the aerosol container 1.
[0103]
In this case as well, if the cap 72 is attached, the nozzle 41 can be prevented from being damaged during transportation.
[0104]
The aerosol container injection lock mechanism 90 also has the same effect as the above-described aerosol container injection lock mechanism 40.
[0105]
In this embodiment, the push-in restricting portion 92 is provided on the fixing member 51. However, the push-in restricting portion 92 is provided on the guide stopper member 81 side so as to lock the lower surface of the ascending position stopper piece 64 of the movement restricting portion 61. In this case, it is necessary to form a plurality of ascending position stopper pieces 64 in the circumferential direction so that the push-in restricted state and the released state can be achieved.
[0106]
In the above embodiments, the contents of the aerosol container are not particularly described. However, any substance may be used as long as it is used as an aerosol product, particularly above the nozzle (on the stem of the aerosol container). It means the direction along the axial direction, and when it is used tilted or upside down, it is suitable for products that are used by spraying in the tilted direction or the upside-down direction.
[0107]
【The invention's effect】
  As described above in detail with reference to the embodiment, according to the injection lock mechanism of the aerosol container according to claim 1 of the present invention, erroneous injection of the aerosol container provided with the tilt valve mechanism that injects by tilting the stem. A locking mechanism for preventing
  A nozzle fitted to the stem and provided with a content injection port at the top; a fixing member that is fitted to an aerosol container and surrounds the outside of the nozzle; and a lock that is provided on the fixing member and restricts tilting of the nozzle A movable member that can move to a position and an unlocking position that allows the nozzle to tilt.A nozzle restricting portion that protrudes from the outer periphery of the nozzle and restricts tilting, and the moving member provided to be movable up and down on the fixed member contacts the nozzle restricting portion at the raised lock position to tilt the nozzle. A movement restricting section that regulatesTherefore, the fixing member is attached to the aerosol container so as to surround the outside of the nozzle fitted to the stem, and the nozzle can be tilted by moving the movable member movable relative to the fixing member to the lock position and the unlock position. And the regulation can be released, and erroneous injection of an aerosol container having a tilt valve mechanism can be prevented.
  In addition, a nozzle restricting portion that protrudes from the outer periphery of the nozzle to restrict tilting is provided, and the moving member provided to be movable up and down on the fixed member is brought into contact with the nozzle restricting portion at the raised lock position to tilt the nozzle. Since the movement restricting portion for restricting the nozzle is provided, the movement restricting portion is brought into contact at the lock position where the moving member capable of raising and lowering the nozzle restricting portion on the outer periphery of the nozzle is lifted to restrict the tilting, thereby It can be locked or released with the tilting direction for the entire circumference as a whole, and erroneous injection can be prevented.
[0112]
  In addition, this inventionClaim 2According to the aerosol container injection lock mechanism described above, a biasing member for biasing the moving member in the ascending direction is provided, and the guide member for guiding the ascent and descent of the moving member to the fixed member and holding the rising position Since the moving member is urged in the upward direction by a spring or the like, and the guide is moved up and down by the guide stopper member, the locked state can be easily maintained. it can.
[0113]
  Furthermore, the inventionClaim 3According to the aerosol container injection lock mechanism described above, the moving member is provided with the push restricting portion that restricts the downward pushing of the nozzle restricting portion. Therefore, the push restricting portion is provided below the nozzle restricting portion. By restricting the intrusion to the cap, while ensuring injection by tilting in all directions, not only misinjection by tilting, but also misinjection by pressing can be prevented, and it is possible to prevent erroneous injection more completely. You can eliminate the need to
[0114]
  In addition, this inventionClaim 4According to the aerosol container injection lock mechanism described above, the movable member that can be moved up and down is rotatably provided on the fixed member, and the movable member is configured to be movable to the lock position and the unlock position by rotation of the movable member. The moving member can be lifted and turned in combination to be in the locked state and unlocked state, and can be locked or released while the tilting direction for injection is the entire circumference.
[0115]
  Furthermore, the inventionClaim 5According to the spray lock mechanism of the aerosol container described above, the lock position and the unlock position are held between the fixed member and the moving member, or between the fixed member, the moving member, and the guide stopper member. Since the holding mechanism is provided, the holding mechanism can surely hold the locked state and the unlocked state, can more completely prevent erroneous injection, and can ensure a reliable injection state.
[0116]
  In addition, this inventionClaim 6According to the aerosol container injection lock mechanism described above, since the cap that covers the upper portion of the nozzle is provided on the fixed member, even if the tilt valve mechanism is restricted from tilting to prevent erroneous injection, In particular, erroneous injection due to depression of the tilt valve mechanism during transportation can be prevented, and erroneous injection can be completely prevented.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a semi-circular schematic perspective view of a disassembled state and an assembled state according to an embodiment of an injection lock mechanism for an aerosol container of the present invention.
FIG. 2 is a longitudinal sectional view of the aerosol container spray lock mechanism according to the embodiment of the present invention when locked, when unlocked, and in use.
FIG. 3 is a longitudinal sectional view of the aerosol container spray lock mechanism according to another embodiment of the present invention when locked, when unlocked, and in use.
FIG. 4 is a schematic perspective view of a part of the locked state and the unlocked state according to the embodiment of the injection lock mechanism of the aerosol container of the present invention.
FIG. 5 is a longitudinal sectional view of the aerosol container spray lock mechanism according to the embodiment of the present invention when locked, when unlocked, and in use.
FIG. 6 is a schematic perspective view of a part of the locked state according to the embodiment of the injection lock mechanism of the aerosol container of the present invention.
FIG. 7 is a longitudinal sectional view of the aerosol container spray lock mechanism according to the embodiment of the present invention when locked, when unlocked, and in use.
[Explanation of symbols]
1 Aerosol container
2 stem
3 Mountain Cup
10, 30, 40, 90 Spray lock mechanism of aerosol container
11, 41 nozzle
12, 42 injection port
13, 44 Injection flow path
14, 45 Stem fitting hole
15, 51 Fixing member
16 Nozzle through hole
17 Tilt regulation part
18 Guide hole
21, 61 Moving member
22 Guide pieces
23 Through hole
24 Interference prevention hole
25 Movement Control Department
26, 72 caps
27 Holding mechanism
28 Holding projection
31, 91 Push-in support
32, 92 Indentation restricting part
43 Nozzle restriction part
52 Inner tube
53 Outer tube
54 Bottom plate
55 Lowering position stopper
56, 57, 58 Guide portion 44 Front opening
62 Outer slope
63 Inner cylinder
64 Ascent position stopper
65 Lowering position stopper piece
71 Coil spring
81 Guide stopper member
82 Annular protrusion
83 Guide surface
84 Stopper surface

Claims

A locking mechanism for preventing erroneous injection of an aerosol container provided with a tilt valve mechanism for injecting by tilting a stem;
A nozzle fitted to the stem and provided with a content injection port at the top; a fixing member that is fitted to an aerosol container and surrounds the outside of the nozzle; and a lock that is provided on the fixing member and restricts tilting of the nozzle A movable member that is movable to a position and an unlocking position that enables tilting of the nozzle ,
A nozzle restricting portion that protrudes from the outer periphery of the nozzle and restricts tilting is provided, and the moving member provided to be movable up and down on the fixed member is brought into contact with the nozzle restricting portion at the raised lock position to restrict the tilting of the nozzle. An aerosol container injection lock mechanism, characterized in that a movement restricting portion is provided .

Wherein the moving member is provided a biasing member for biasing upward, the conjunction to guide the lifting of the moving member to the stationary member, according to claim 1, characterized in that a guide stopper member for holding the raised position Injection lock mechanism for aerosol containers.

The injection lock mechanism for an aerosol container according to claim 1 or 2 , wherein the moving member is provided with a push-in restricting portion that restricts the downward pushing of the nozzle restricting portion.

Provided rotatably the vertically movable moving member to said stationary member, either by rotation of the mobile member according to claim 1, characterized in that configured to be movable to the locked position and the unlocked position An injection lock mechanism for an aerosol container according to 1.

Claims, characterized in that between the moving member and the fixed member or that between the fixed member and the movable member and the guide stopper member, was provided a holding mechanism for holding said locking and unlocked positions The injection lock mechanism of the aerosol container in any one of 1-4 .

The aerosol container injection lock mechanism according to claim 1 , wherein a cap that covers an upper portion of the nozzle is provided on the fixing member.