JP4310510B2 - Continuous energization heating device for fluid food materials - Google Patents
Continuous energization heating device for fluid food materials Download PDFInfo
- Publication number
- JP4310510B2 JP4310510B2 JP2001020036A JP2001020036A JP4310510B2 JP 4310510 B2 JP4310510 B2 JP 4310510B2 JP 2001020036 A JP2001020036 A JP 2001020036A JP 2001020036 A JP2001020036 A JP 2001020036A JP 4310510 B2 JP4310510 B2 JP 4310510B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- food material
- heating
- fluid food
- pipe
- electrodes
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 0 *C1C(*)*CC1 Chemical compound *C1C(*)*CC1 0.000 description 3
Images
Landscapes
- Control Of Resistance Heating (AREA)
- Resistance Heating (AREA)
- Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
- General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、パイプ内で連続的に流動移送可能な程度の流動性を有する食品材料、例えば液状食品材料、固体−液体混合食品材料、ゲル状食品材料などについて、殺菌や調理などのためにパイプ内(管路内)で連続的に流動搬送させながら連続加熱する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
流動性を有する食品材料を殺菌や調理等のために加熱する方法の一つとしては、その流動性食品を、ポンプ等の圧力によってパイプ内を連続的に流動搬送させつつ、そのパイプ内で連続的に加熱する方法がある。このようにパイプ内を連続的に流動搬送させつつ流動性食品材料を連続加熱する方法によれば、パイプ内で連続的に加熱された食品材料をそのまま連続的に容器に充填することができるため、加熱から充填までの作業を完全連続化することができる。
【0003】
ところで最近では、食品材料の有する電気抵抗を利用して、食品材料に直接通電して発熱させる通電加熱(ジュール加熱)を利用して殺菌や調理のために食品材料を加熱する方法が実用化されている。そしてこのような通電加熱を適用してパイプ内を連続的に流れる流動性食品材料を連続的に加熱する装置としても、既に特公平5−33024号において提案されている。
【0004】
上記提案の装置では、管路の上流側から下流側へ向けて所定間隔を置いて少なくとも2以上の部分に、管路の少なくとも内面に相当する部分を導電材料によって構成して、これらの部分を通電加熱用の電極としている。したがって前記提案の装置では、管路内を流れる食品材料に対しては管路の上流側の電極と下流側の電極との間で電流が流れ、通電加熱されることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら前記提案のような流動性食品材料の通電加熱装置においては、均一加熱の点で未だ問題がある。すなわち、本来通電加熱は、食品材料をそれ自体の内部から発熱させるところから、食品材料を均一に加熱することができるというメリットがあるが、前述のような装置を用いて管路内を流れる流動性食品材料を加熱する場合、管路の中心軸線位置付近の部分では食品材料が充分に加熱されないのに対し、管路の内周面近くの部分では逆に過加熱されてしまうという問題がある。このような問題が生じる原因は、管路内の食品材料に対して電流が不均一に流れることに由来すると考えられる。この点について、図5を参照して説明する。
【0006】
図5において、流動性食品材料が流動搬送される管路1には、その上流側(図5の下側)から下流側(図5の上側)に向かう方向に所定間隔を置いて短い中空円筒状をなす導電材料からなる電極3A,3Bが配設されており、その電極3A,3Bの間の管路は絶縁材料からなる中空円筒状のスペーサ管体5によって形成され、また電極3Aよりも上流側の管路および電極3Bよりも下流側の管路は、それぞれスペーサ管体5と同様に絶縁材料からなる絶縁管体7A,7Bによって形成されている。なお絶縁管体7A,7B、スペーサ管体5と各電極3A,3Bとは、それぞれの内周面の間で実質的に段差がないように接している。
【0007】
ここで、管路1に食品材料を流通させた状態で電極3A,3B間に通電加熱のための電圧を加えれば、電流Iは最も電気抵抗が小さくなるような経路を通って流れる傾向を示す。したがって電流Iは電極3A,3B間においてスペーサ管体5の内周面に近い部分を通って流れる傾向を示す。そのため図5の下段に示しているように、管路1の横断面内で電流密度の不均一が生じて、食品材料が流れる管路1の内面近くの部分では電流密度が大きくなる一方、管路1の中心軸線Oの付近では電流密度が極端に小さくなってしまい、その結果管路1の内周面近くでは食品材料が過加熱されやすくなるのに対し、中心軸線Oの近くでは食品材料が加熱されにくくなる事態が生じやすい。
【0008】
それに加え、流動性食品材料の粘度が高い場合、例えばジャム等の場合には、管路1の内面近くの部分では管壁との抵抗によって流動性食品材料の流速が小さくなる一方、管路1の中心軸線Oの付近では管壁との抵抗の影響が小さいため、流動性食品材料の流速は大きくなる。そしてこのような管路1の横断面における流動性食品材料の流速不均一は、前述の電流密度分布不均一による加熱の不均一を一層助長させてしまう。すなわち、管路1の内面近くの部分では、中心軸線Oの付近と比べて、電流密度が高いことに加えて電極3A,3B間に滞留する時間も長くなるから、電極3A,3B間での温度上昇が一層大きくなってしまうのである。
【0009】
さらに、実際の流動性食品材料の連続通電加熱装置においては、目標温度まで温度上昇させるために多段の通電加熱を行なうように構成するのが通常である。すなわち、3個以上の電極、例えば6個または8個の電極を管路の長さ方向に上流側から下流側へ向けて間隔を置いて配設して一つの通電加熱ユニットを形成し、さらにその通電加熱ユニットを、管路の長さ方向の上流側から下流側にわたって複数基設けておくことが多く、この場合、相互に隣り合う最初二つの電極間で通電加熱された流動性食品材料は、続いて次の二つの電極間で通電加熱されてさらに温度上昇し、以下順次同様に各電極の間を通過するに従って温度上昇して、最終的に目標温度まで加熱されることになる。このような多段通電加熱用の実機においては、前述のようにそれぞれの電極間での通電加熱による温度上昇が不均一であれば、その不均一が多段の通電加熱によって一層増幅されてしまう。すなわち、管路1内を流れる流動性食品材料の粘度が高い場合は、管路の入口側から出口側まで食品材料の流れる位置(管路の横断面内での位置)があまり変わらないことが多く、このことは、最初の二つの電極間で管路の内面近くを通って急速に温度上昇した食品材料は、次の二つの電極間でも管路の内面近くを通ってさらに急速に温度上昇されてしまうことを意味し、したがって多段の通電加熱を行なう場合には、前述のような加熱の不均一が一層激しくなってしまうのである。
【0010】
さらにまた、通電加熱に特有の現象として、流動性食品材料は一般にその温度が高くなるほど電流が流れやすくなることから、前述のように管路の内周面近くで過加熱されて温度上昇した流動性食品材料には電流が一層集中して流れ、その結果管路の内周面近くを流れる食品材料は、急激に温度上昇して、中央部付近を流れる食品材料との温度差が大きくなってしまう。そしてこのような傾向は、多段の通電加熱の場合、一層増幅されてしまう。
【0011】
ここで、食品材料が過加熱された場合、殺菌は充分に行なえても、食品の食感や風味が損なわれたり、変色が生じたり、さらには栄養成分の破壊が生じたりするおそれがあるから、優れた品質の食品を得るためには、過加熱を避ける必要がある。一方食品材料が充分に加熱されない場合には、充分に殺菌されずに食品衛生上の問題が生じたり、また調理が充分に行なわれないなどの問題が生じる。したがって食品材料全体を目的とする処理に応じた適切な温度に加熱することが食品加熱装置では重要であるが、既に述べたように従来提案されている流動性食品材料の連続通電加熱装置では、食品材料を均一に適切な温度に加熱することが困難であり、そのため実用化は未だためらわれているのが実情である。
【0012】
さらに前述のように管路の内周面近くを流れる流動性食品材料が過加熱されれば、管路の内面に食品材料が焦げ付くことがあり、その場合には食品材料の風味が損なわれるばかりでなく、焦げ付き部分の炭化によって局部的に大電流が流れたり、スパークが発生したりして、管路を構成している絶縁材料が局部的に溶融もしくは損傷したりしてしまうこともある。したがって管路の内面への食品材料の焦げ付き防止も重要な課題となっている。
【0013】
そこで本発明者等は、既に特開平11−89522号において、流動性を有する食品材料を管路内で通電加熱により連続加熱するにあたり、管路内を流れる食品材料を均一に加熱するため、前記通電加熱用電極の相互の間において管路内を流れる食品材料を、管路内の半径方向へ撹拌するための撹拌部材を設けることを提案している。なおここで撹拌部材としては、回転撹拌体を用いても、また静的撹拌体(いわゆるスタティックスターラ)を用いても良いとしている。
【0014】
上記特開平11−89522号の提案の連続通電加熱装置を、撹拌部材として静的撹拌体を用いた場合を例にとって図6〜図9に示す。
【0015】
図6は、上記提案の連続通電加熱装置の全体構成を示す図で、液体状食品材料あるいは固体−液体混合食品材料などの流動性を有する食品材料は、予め供給側容器11に収容されている。この供給側容器11の下端には供給開閉弁13が設けられており、さらにこの供給開閉弁13の下端からは、管路15が延長されている。管路15における供給開閉弁13近くの位置には、流動性食品材料について管路15内を流動搬送させるための圧送手段として、ポンプ17が設けられている。管路15におけるポンプ17よりも下流側には、上方へ垂直に立上がる垂直立上り部分15Aが存在し、この管路垂直立上り部分15Aには、この発明で特徴とする撹拌部材を備えた通電加熱装置19が形成されている。さらに管路15における垂直立上り部分15Aの上端は水平方向へ折り曲げられて水平方向へ伸長され、その部分(すなわち通電加熱装置19の下流側に相当する部分)には冷却装置21が配設され、その冷却装置21の下流側には排出側容器23が設けられている。
【0016】
図7には、前記通電加熱装置19を含む管路15の垂直立上り部分15Aの一例を示す。
【0017】
図7において、管路15の垂直立上り部分15Aには、下方から第1アース電極23A、通電加熱用電極25A〜25F、第2アース電極23Bが間隔を置いてその順に配設されている。各アース電極23A,23Bおよび各通電加熱用電極25A〜25Fは、チタン、チタン合金、あるいはステンレス鋼などの導電材料からなるものであって、それぞれ環状に作られて、管路15の一部を構成している。また各電極23A,23B;25A〜25Fの間の管路部分は、それぞれ円筒状をなす絶縁性管体27によって構成されている。そして各通電加熱用電極25A〜25Fは、交互に通電加熱用電源29の一方の端子29A、他方の端子29Bに電気的に接続され、両側のアース電極23A,23Bはそれぞれ電気的に接地されている。そしてこれらの電極23A,23B;25A〜25F、通電加熱用電源29によって通電加熱装置19が構成されている。なお通電加熱用電源29としては、高周波電源あるいは商用交流電源が用いられる。
【0018】
さらに上述のように通電加熱装置19を設けた管路立上り部分15Aには、その上端部15Bから鉛直に撹拌部材としての静的撹拌体31が挿入されている。この静的撹拌体31は、管路立上り部分15Aの中心軸線Oに沿って配設されている。
【0019】
ここで、上記静的撹拌体31について、さらに詳細に説明すれば、この静的撹拌体31は、板状の部材を右ネジ方向へ180°捻った複数の右捻り片31Aと、板状部材を左ネジ方向へ180°捻った複数の左捻り片31Bとからなり、これらの右捻り片31Aと左捻り片31Bとを交互に設けた構成とされている。ここで右捻り片31Aと左捻り片31Bとの突き合せ部分では、それぞれの端部が90°の位相差をもって接するように位置決めされている。なお図8、図9中の各破線矢印は、それぞれ右捻り片31A、左捻り片31Bの捻り方向を示している。
【0020】
図6〜図9に示される連続加熱装置において、供給開閉弁13を開いてポンプ17を作動させれば、供給側容器11から流動性食品材料が管路15内を図6の左方から右方へ流れる。そして流動性食品材料は、管路15の垂直立上がり部分15Aにおいて撹拌部材を備えた通電加熱装置19を通過して、管路15内において撹拌されつつ通電加熱されて温度上昇し、殺菌や調理等の加熱処理がなされ、さらに冷却装置21を通過することにより冷却されてから、排出側容器23に至る。
【0021】
さらに、管路垂直立上がり部分15Aにおける流動性食品材料に対する通電加熱作用および撹拌作用について具体的に説明すれば、管路垂直立上がり部分15Aにおいて流動性食品材料は、第1アース電極23A、各通電加熱用電極25A〜25F、第2アース電極23Bのそれぞれの内側の位置を順次通過する。ここで、通電加熱用電極25A〜25Fは、交互に通電加熱用電極29の一方の端子29A、他方の端子29Bに接続されているから、各通電加熱用電極間において流動性食品材料を通って電流が流れ、その流動性食品材料の有する電気抵抗によって流動性食品材料が発熱し、通電加熱がなされる。また両端の第1および第2アース電極23A,23Bはそれぞれ接地されているから、第1アース電極23Aよりも上流側もしくは第2アース電極23Bよりも下流側へ流動性食品材料を介して漏れ電流が流れて感電事故等を起こすことを有効に防止できる。
【0022】
上述のように流動性食品材料が通電加熱される間に、撹拌部材としての静的撹拌体31によってその流動性食品材料が撹拌せしめられる。
【0023】
すなわち、図7〜図9に示すような静的撹拌体31を用いた場合、管路15内を流れる流動性食品材料は、右捻り片31A、左捻り片31Bによって交互に逆方向へ旋回せしめられる。そしてまた右捻り片31Aと左捻り片31Bとの突き合せ部分では両者の位相が90°異なっているため、食品材料の流れが分割され、かつその突き合せ部分が複数個所に存在するところから、流れの分割が多重に行なわれることになる。そしてこれらの作用が相俟って管路15の横断方向へも食品材料が撹拌されることになる。すなわち、各捻り片31A,31Bの表面に流動性食品材料が当接したときに食品材料に与えられる旋回力の方向は、管路15の接線方向となっているから、管路15の内周面へ近接する方向へ食品材料が押しやられることになり、しかも前述のような隣り合う捻り片31A,31Bの突き合せ部分での流れの分割により乱流が生じ、これらの総合的な結果として管路15の半径方向への撹拌作用を充分に得ることができる。
【0024】
上述のように管路内の半径方向へ食品材料を撹拌するために静的撹拌体等の撹拌部材を設けておくことによって、管路内中心付近と管路内周面付近との間で食品材料が混合、撹拌されることから、管路内を流れる食品材料全体を均一に加熱することができる。すなわち、前述のように管路の内面近くの部分と管路の中心軸線付近の部分との間で電流密度に差が生じても、食品材料は管路内面付近の部分のみを流れたりあるいは中心軸線付近の部分のみを流れたりすることがなく、それらの部分を交互に流れることになるため、トータル的に見れば加熱の程度は均一になり、所望の温度に必要な時間均一に加熱できることになる。またこのように管路内を流れる食品材料を撹拌することによって、管路の内面に食品材料の焦げ付きが生じることを未然に防止できる。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら前記提案を実機に適用しようとした場合、次のような問題が発生することが判明した。
【0026】
すなわち前記提案の装置では、図7に示されているように、通電加熱用電極25A〜25Fが存在する領域の全体にわたって静的撹拌体31を設けて、各通電加熱用電極25A〜25Fの間において流動性食品材料に通電しながら静的撹拌体31により流動性食品材料を撹拌する構成としている。
【0027】
ところが、静的撹拌体31をステンレス鋼やチタン等の金属によって作った場合、その導電率が通常は流動性食品材料よりも格段に高いため、通電加熱用電極25A〜25Fの相互間において電流が静的撹拌体31内を集中して流れてしまい、そのため流動性食品材料が充分にジュール発熱しなくなって、流動性食品材料が充分に温度上昇しなくなる問題が生じる。もちろん金属からなる静的撹拌体内を流れる電流によってその静的撹拌体自体もジュール発熱するが、金属の電気抵抗は一般に著しく小さいため、静的撹拌体の発熱量は少なく、したがって静的撹拌体の発熱により流動性食品材料を間接的に加熱する効果も充分には得られない。
【0028】
一方、静的撹拌体を樹脂によって作った場合、樹脂は一般に絶縁体であるため、通電加熱用電極の相互間の電流が静的撹拌体によって妨げられてしまう。このように通電加熱用電極間の電流が静的撹拌体によって妨げられれば、その妨げられた部分では、通電加熱用電極の相互間で流れる電流の経路(流動性食品材料中を流れる電流の経路)が静的撹拌体によって曲げられて、電極相互間の直線距離よりも格段に長くなってしまう。そしてこのように電流経路の長くなる程度は、静的撹拌体の形状、位置によって一様ではないため、最も短い電流経路の部分に集中して電流が流れ、かえって電流密度の不均一を招いてしまう。特に図7に示されるように静的撹拌体31を管路の軸線方向に沿って挿入している場合、静的撹拌体31の最外縁と管路15の内面との間には、たとえ微小であっても空隙が必然的に存在し、その空隙の部分を通る電流経路が電極間で最も短くなるから、その部分、すなわち管路15の内面に沿った部分に集中して電流が流れ、その部分で過加熱が生じてしまうおそれがある。すなわち、既に述べたように静的撹拌体を設けていない従来技術の場合でさえ管路の内面付近が過加熱されやすかったのであるが、静的撹拌体を挿入することによって、かえってその傾向が助長されて、加熱の不均一が大きくなり、したがって根本的な加熱の不均一解消策とはなり得ないのである。
【0029】
以上のように、静的撹拌体の材料として、現状で最も一般的に採用しやすいと考えられる金属材料および樹脂材料のいずれを用いても新たな問題が発生し、そのため前記提案の実用化は未だ見送られていたのが実情である。
【0030】
なお、以上の説明では撹拌部材として静的撹拌体を用いた場合についてのみ説明したが、回転撹拌体を用いた場合にも同様な問題があることはもちろんである。
【0031】
この発明は以上の事情を背景としてなされたもので、前記提案の連続通電加熱装置の問題点に鑑み、撹拌部材の存在によって流動性食品材料が充分に加熱されなかったりまた撹拌部材によってかえって加熱の不均一が助長されたりすることがないようにした連続通電加熱装置を提供することを目的とするものである。
【0032】
【課題を解決するための手段】
既に述べたように、実機の連続通電加熱装置においては、多段に通電加熱を行なうことが多い。すなわち、2以上の通電加熱用電極からなる電極群を、管路の長さ方向に複数群配列しておき、それぞの電極群内において通電加熱用電極間で通電加熱を行なうことが多い。そしてこの場合、各電極群の間の位置では電流が流れないように構成されていることが多い。そこでこの発明では、各電極群の間の電流が流れない部分を有効活用して、その部分に撹拌部材を設けて、流動性食品材料を撹拌することとした。
【0033】
すなわちこの発明は、基本的には、請求項1に記載したように、流動性食品材料について、管路内をその長さ方向の一方の側から他方の側へ向けて連続的に流動移送させながら、管路にその長さ方向に間隔を置いて配設された2以上の通電加熱用電極の間を連続的に通過させて、各通電加熱用電極の間で流動性食品材料に通電することにより流動性食品材料を連続的に加熱するための装置において、それぞれ2以上の通電加熱用電極からなる複数の電極群が、管路の長さ方向に所定間隔を置いて配設されており、かつ複数の電極群の相互の間の位置では流動性食品材料に通電しないように構成され、管路内における複数の電極群の相互の間の位置に、流動性食品材料を管路の軸線方向とは異なる方向に移動させて流動性食品材料を管路内で撹拌する撹拌部材が設けられていることを特徴とするものである。
【0034】
また請求項2の発明は請求項1に記載の流動性食品材料の連続通電加熱装置において、さらに前記電極群のうち、最下流側に位置する電極群の下流側に別の撹拌部材が設けられていることを特徴とするものである。
【0035】
ここで、撹拌部材としては、静的撹拌体と回転撹拌体とのいずれを用いても良く、これらを規定したのが請求項3、請求項4である。
【0036】
すなわち請求項3の発明は、請求項1に記載の流動性食品材料の連続通電加熱装置において、前記撹拌部材が、管路内に配置された静的撹拌体によって構成されており、この静的撹拌体は、管路の軸線方向とは異なる方向に傾斜する傾斜面を有しており、管路内を流れる流動性食品材料を前記傾斜面によって管路の軸線方向とは異なる方向に押しやることによって流動性食品材料を撹拌するように構成されていることを特徴とするものである。
【0037】
また請求項4の発明は請求項1に記載の流動性食品材料の連続通電加熱装置において、前記撹拌部材が、管路内においてその軸線を中心として回転する回転撹拌体によって構成されていることを特徴とするものである。
【0040】
前述のようにこの発明の通電加熱装置においては静的撹拌体もしくは回転撹拌体からなる撹拌部材を、複数の電極群の間の位置、すなわち流動性食品材料に電流が流れない位置に設けることによって、その撹拌部材を導電率が高い金属材料よって作った場合でも、電極間の通電電流が撹拌部材の部分に集中して流れて流動性食品材料が充分に通電加熱されなくなるような事態の発生を防止でき、一方撹拌部材を電気絶縁性の樹脂によって作った場合にも、その撹拌部材によって電極間の通電電流の経路が妨げられることがなく、そのため撹拌部材の存在によってかえって加熱の均一を助長してしまうようなこともない。
【0041】
【発明の実施の形態】
【0042】
【実施例】
図1にこの発明を適用した連続通電加熱装置の全体構成の一例を示し、図2、図3にその要部を示す。なお図1において、図6に示した先行技術の要素と同一の要素については図6と同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0043】
図1において、管路15の垂直立上り部分15Aには、下方から第1の電極群を備えた第1の通電加熱ユニット41A、第2の電極群を備えた第2の通電加熱ユニット41B、および第3の電極群を備えた第3の通電加熱ユニット41Cがその順に間隔を置いて形成されており、かつ第1の通電加熱ユニット41Aと第2の通電加熱ユニット41Bとの間の管路内には、撹拌部材として第1の静的撹拌体43Aが、また第2の通電加熱ユニット41Bと第3の通電加熱ユニット41Cとの間の管路内には、同じく撹拌部材として第2の静的撹拌体43Bが設けられている。そしてこれらの各通電加熱ユニット41A〜41C、各静的撹拌体43A,43Bを含む部分の全体がこの発明で特徴とする撹拌部材を備えた通電加熱装置19とされている。
【0044】
各通電加熱ユニット41A,41B,41Cは、この実施例の場合はすべて同一の構成とされており、そこで第1の通電加熱ユニット41Aの部分付近について図2に拡大して示す。
【0045】
図2において、第1の通電加熱ユニット41Aは、管路15の垂直立上り部分15Aに、下方から第1アース電極23A、通電加熱用電極25A〜25F、第2アース電極23Bが間隔を置いてその順に配設した構成とされている。各アース電極23A,23Bおよび各通電加熱用電極25A〜25Fは、チタン、チタン合金、あるいはステンレス鋼などの導電材料からなるものであって、それぞれ環状に作られて、管路15の一部を構成している。また各電極23A,23B;25A〜25Fの間の管路部分は、それぞれ円筒状をなす絶縁性管体27によって構成されている。そして各通電加熱用電極25A〜25Fは、交互に通電加熱用電源29の一方の端子29A、他方の端子29Bに電気的に接続され、両側のアース電極23A,23Bはそれぞれ電気的に接地されている。そして通電加熱用電極25A〜25Fが、請求項1で規定するところの2以上の通電加熱用電極からなる第1の電極群45Aを構成している。なお通電加熱用電源29としては、通常は高周波電源あるいは商用交流電源が用いられる。
【0046】
一方、第1の静的撹拌体43A、第2の静的撹拌体43Bも、この発明の実施例の場合は同一の構成とされており、そこで第1の静的撹拌体43Aを設けた部分の構成について図3に拡大して示す。
【0047】
図3において、管路15の垂直立上がり部分15Aのうち、第1の電極群を備えた第1の通電加熱ユニット41Aと第2の電極群を備えた第2の通電加熱ユニット41Bとの間の部分には、管路15の長さ方向に沿って撹拌部材としての第1の回転撹拌体43Aが挿入されている。この静的撹拌体43Aは、既に説明した図7〜図9の静的撹拌体31と同様に、板状の部材を右ネジ方向へ180°捻った複数の右捻り片47Aと、板状部材を左ネジ方向へ180°捻った複数の左捻り片47Bとからなり、これらの右捻り片47Aと左捻り片47Bとを交互に固定して設けた構成とされており、右捻り片47Aと左捻り片47Bとの突き合せ部分では、それぞれの端部が90°の位相差をもって接するように位置決めされている。ここで、図3におけるA−A矢視断面の形状、B−B矢視断面の形状は、それぞれ既に示した図8、図9の場合と同じである。なお静的撹拌体43Aの上端は、支持部材49によって管路15に固定されている。この支持部材49は、管路15内における流動性食品材料の流路を閉塞しないように構成されていることはもちろんである。
【0048】
以上のような実施例の連続通電加熱装置において、供給開閉弁13を開いてポンプ17を作動させれば、既に述べたと同様に、供給側容器11から流動性食品材料が管路15内を図1の左方から右方へ流れる。そして流動性食品材料は、管路15の垂直立上がり部分15Aにおいて通電加熱装置19の第1の通電加熱ユニット41A、第2の通電加熱ユニット41B、および第3の通電加熱ユニット41Cをその順に通過して、管路15内において通電加熱されて温度上昇し、殺菌や調理等の加熱処理がなされ、さらに冷却装置21を通過することにより冷却されてから、排出側容器23に至る。そして各通電加熱ユニット41A,41B,41Cの間の位置において流動性食品材料は撹拌部材としての第1、第2の静的撹拌体43A,43Bにより撹拌される。
【0049】
ここで、流動性食品材料に対する通電加熱作用および撹拌作用についてさらに具体的に説明する。
【0050】
例えば第1の通電加熱ユニット41Aにおいて、流動性食品材料は、第1アース電極23A、各通電加熱用電極25A〜25F、第2アース電極23Bのそれぞれの内側の位置を順次通過する。通電加熱用電極25A〜25Fは、交互に通電加熱用電極29の一方の端子29A、他方の端子29Bに接続されているから、各通電加熱用電極間において流動性食品材料を通って電流が流れ、その流動性食品材料の有する電気抵抗によって流動性食品材料が発熱し、通電加熱がなされる。また両端の第1および第2アース電極23A,23Bはそれぞれ接地されているから、第1アース電極23Aよりも上流側もしくは第2アース電極23Bよりも下流側へ流動性食品材料を介して漏れ電流が流れることを有効に防止できる。
【0051】
上述のように流動性食品材料が第1の通電加熱ユニット41Aを通過する間に通電加熱された後、その流動性食品材料は直ちに第1の静的撹拌体43Aの位置を通過する。そして静的撹拌体43Aの位置を通過する間、管路15内を流れる流動性食品材料には、既に図7〜図9を参照して説明したと同様に管路15の半径方向への撹拌作用が与えられる。
【0052】
したがって例えば第1の通電加熱ユニット41Aによって通電加熱される際に管路15の内周面付近と中心軸線付近の部分とで電流密度の不均一により温度差が生じていたとしても、第1の静的撹拌体43Aの位置を通過する際に、温度の高い管壁近くの流動性食品材料と中心軸線付近の温度の低い流動性食品材料とが一様に混合され、温度差が解消される。
【0053】
そしてこのように第1の静的撹拌体43Aにより温度分布が均一化された流動性食品材料は、続いて第2の通電加熱ユニット41Bを通過し、前記同様に再び通電加熱された後、第2の静的撹拌体43Bの位置を通過して撹拌され、温度分布が再度均一化されてから、第3の通電加熱ユニット41Cを通過し、最終的な目標温度まで通電加熱される。
【0054】
なおここで、第3の通電加熱ユニット41Cの下流側に、さらに別の静的撹拌体(第3の静的撹拌体)を設けておき、第3の通電加熱ユニット41Cを通過して最終的に目標温度まで通電加熱された流動性食品材料を、さらに撹拌するようにしても良い。
【0055】
以上の実施例に示されるように、各静的撹拌体43A,43Bを設けた部分は、通電加熱に直接関係しない部分、すなわち通電加熱のための電流が流れない部分であるから、静的撹拌体43A,43Bが通電加熱に影響を与えることはない。したがって既に述べたように金属材料および樹脂のいずれを用いることもできる。
【0056】
なお静的撹拌体43A,43Bの形状は、図3あるいは図7〜図9に示すような形状に限られるものではなく、要は管路の軸線方向に対して異なる方向へ傾斜する傾斜面を備えたものであれば、流動性食品材料に対して管路半径方向への撹拌力を与えることができる。特に管路の軸線方向に対し異なる2以上の方向へ傾斜する2以上の傾斜面を備えたものであれば、異なる2以上の方向への旋回力を流動性食品材料に与えて、管路横断方向へ食品材料を確実かつ安定して撹拌することができる。
【0057】
なおまた、前述の実施例では、一つの通電加熱ユニット(電極群)41A〜41Cがそれぞれ6個の通電加熱用電極25A〜25Fを備えた構成として、各通電加熱ユニット41A〜41Cのそれぞの間の位置に静的撹拌体43A,43Bを配置しているが、一つの通電加熱ユニット(電極群)を構成する通電加熱用電極の数は2個以上であれば6個に限られないことはもちろんである。例えば一つの通電加熱ユニット(電極群)を一対の通電加熱用電極によって構成し、その一対の通電加熱用電極からなる通電加熱ユニットの複数組(すなわち電極群の複数群)を管路の長さ方向に間隔を置いて配設し、それぞれの通電加熱ユニットの間に静的撹拌体を設けても良いことはもちろんであり、その場合の例を図4に示す。なお図4に置いて図2、図3に示される要素と同一の要素については同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0058】
さらに、前述の実施例では各静的撹拌体43A,43Bの上端部(管路15内における下流側の端部)を固定支持するものとしているが、場合によっては各静的撹拌体を積極的には固定支持せずに、管路15の内径を、静的撹拌体43A,43Bの上流側(下方)、下流側(上方)の部分で絞って、その管路絞り部分ににより静的撹拌体の移動を阻止するようにしても良い。
【0059】
また以上の説明では撹拌部材として静的撹拌体を用いるものとしているが、場合によっては管路15の軸線Oを中心として回転する回転撹拌体を用いることもできる。
【0060】
そしてまた図1〜図3に示した例では、管路15の垂直立上がり部分15Aに、各通電加熱ユニット(電極群)41A〜41Cと撹拌部材としての例えば静的撹拌体43A,43Bを設けた構成とているが、垂直立上がり部分に限らず、管路の水平部分あるいは傾斜部分にこれらを設けても良いことはもちろんである。さらに場合によっては各通電加熱ユニット(電極群)41A〜41Cを設けた管路部分はそれぞれ垂直とし、各通電加熱ユニット41A〜41Cの相互間の管路部分を水平もしくは傾斜状とし、その水平もしくは傾斜状の管路部分に撹拌部材(例えば静的撹拌体)を設けても良く、あるいはその逆としても良い。
【0061】
いずれにしても、この発明では要は各通電加熱ユニット(電極群)の相互の間の位置では流動性食品材料の加熱のための通電電流を流さないようにし、その部分に静的撹拌体等の撹拌部材を配設すれば良く、各部材の配列方向は特に限定されるものではない。
【0062】
【発明の効果】
この発明の流動性食品材料の連続加熱装置によれば、流動性食品材料を管路内において連続的に流動移送させながら、その管路内において流動性食品材料を連続的に通電加熱するにあたって、管路内を流れる流動性食品材料全体を均一に加熱することができる。すなわち、ある電極群内において管路の内面近くの部分と管路の中心軸線付近との間で電流密度の差が生じて、それらの間で流動性食品材料の温度に差が生じたとしても、流動性食品材料はその電極群を通過した後に、直ちに撹拌部材の位置を通過して、管路の半径方向へ撹拌されるため、最終的には流動性食品材料の全体を均一に加熱し、所望の温度まで均一に温度上昇させることができる。またこの発明の通電加熱装置では、静的撹拌体もしくは回転撹拌体からなる撹拌部材が、流動性食品材料の通電加熱のための電流が流れない位置に配設されているため、撹拌部材の導電率もしくは電気抵抗が、通電加熱に影響を与えることはなく、したがって撹拌部材の材料として、導電率が高い金属材料や、逆に電気絶縁性の樹脂などを任意に用いることができ、撹拌部材の材料の制約がなくなって、装置設計が容易となるばかりでなく、撹拌部材として金属材料を用いた場合のように、通電電流が撹拌部材に集中して流れて流動性食品材料が充分に温度上昇しなくなるような事態や、撹拌部材として電気絶縁性の樹脂を用いた場合のように、通電電流が撹拌部材により妨げられることによる電流密度の不均一によって加熱の不均一が助長されてしまうような事態の発生を有効に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による流動性食品材料の連続通電加熱装置の全体構成の一例を示す略解図である。
【図2】この発明の連続通電加熱装置における1つの通電加熱ユニット(電極群)の部分の一例を示す略解的な縦断正面図である。
【図3】この発明の連続通電加熱装置における撹拌部材としての静的撹拌体を設けた部分の一例を示す縦断正面図である。
【図4】この発明の連続通電加熱装置の他の例を示す略解図である。
【図5】従来の通電加熱による流動性食品材料の連続加熱装置の作用を説明するための略解図である。
【図6】先行して提案されている流動性食品材料の連続通電加熱装置の全体構成の一例を示す略解図である。
【図7】図6に示される連続通電加熱装置の要部の一例を示す略解的な縦断面図である。
【図8】図7のVIII−VIII線における静的撹拌体の横断平面図である。
【図9】図7のIX−IX線における静的撹拌体の横断平面図である。
【符号の説明】
15 管路
19 通電加熱装置
25A〜25F 通電加熱用電極
41A 第1の通電加熱ユニット
41B 第2の通電加熱ユニット
41C 第3の通電加熱ユニット
43A 第1の静的撹拌体
43B 第2の静的撹拌体
45A 第1の電極群[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a food material having fluidity that can be continuously fluidly transferred in a pipe, such as a liquid food material, a solid-liquid mixed food material, a gel food material, and the like for sterilization and cooking. The present invention relates to a device that continuously heats the inside (in the pipeline) while being continuously conveyed and conveyed.
[0002]
[Prior art]
One method of heating fluid food materials for sterilization, cooking, etc. is to continuously flow the fluid food through the pipe by the pressure of a pump, etc. There is a method of heating. In this way, according to the method of continuously heating the flowable food material while fluidly conveying the inside of the pipe, the food material continuously heated in the pipe can be continuously filled in the container as it is. The operation from heating to filling can be completely continuous.
[0003]
Recently, a method for heating food materials for sterilization and cooking has been put into practical use by using electric heating (Joule heating) that directly energizes food materials to generate heat by using electric resistance of food materials. ing. Japanese Patent Publication No. 5-33024 has already proposed an apparatus for continuously heating a fluid food material that continuously flows in a pipe by applying such energization heating.
[0004]
In the proposed apparatus, at least two portions are provided at predetermined intervals from the upstream side to the downstream side of the pipeline, and at least a portion corresponding to the inner surface of the pipeline is formed of a conductive material. This is an electrode for current heating. Therefore, in the proposed apparatus, a current flows between the electrode on the upstream side and the electrode on the downstream side of the food material flowing in the pipeline and is heated by energization.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, the current heating apparatus for fluid food materials as described above still has a problem in terms of uniform heating. In other words, energization heating originally has the advantage that the food material can be heated uniformly from the point where the food material generates heat from itself, but the flow that flows in the pipeline using the above-mentioned apparatus When heating the food material, the food material is not sufficiently heated in the vicinity of the central axis position of the conduit, whereas the portion near the inner peripheral surface of the conduit is overheated. . The cause of such a problem is considered to be derived from the fact that the current flows non-uniformly with respect to the food material in the pipeline. This point will be described with reference to FIG.
[0006]
In FIG. 5, a short hollow cylinder is provided at a predetermined interval in a direction from the upstream side (the lower side in FIG. 5) to the downstream side (the upper side in FIG. 5) in the
[0007]
Here, if a voltage for energization heating is applied between the
[0008]
In addition, when the viscosity of the flowable food material is high, for example, in the case of a jam or the like, the flow rate of the flowable food material is reduced due to the resistance with the tube wall in the portion near the inner surface of the
[0009]
Further, an actual continuous heating apparatus for fluid food materials is usually configured to perform multi-stage heating to raise the temperature to a target temperature. That is, three or more electrodes, for example, six or eight electrodes are arranged at intervals in the length direction of the pipe line from the upstream side to the downstream side to form one current heating unit, In many cases, a plurality of the electric heating units are provided from the upstream side to the downstream side in the length direction of the pipe. In this case, the fluid food material heated and supplied between the first two electrodes adjacent to each other is provided. Subsequently, energization heating is performed between the next two electrodes, and the temperature further rises. Thereafter, similarly, the temperature rises as it passes between the electrodes in the same manner, and finally it is heated to the target temperature. In such an actual machine for multi-stage energization heating, if the temperature rise due to the energization heating between the respective electrodes is not uniform as described above, the non-uniformity is further amplified by the multi-stage energization heating. That is, when the flowable food material flowing in the
[0010]
Furthermore, as a phenomenon peculiar to energization heating, fluid food materials generally tend to flow current as the temperature rises. Therefore, as described above, the flow rate is increased due to overheating near the inner peripheral surface of the pipe. As a result, the food material that flows near the inner peripheral surface of the pipeline rapidly increases in temperature, and the temperature difference from the food material that flows near the center increases. End up. Such a tendency is further amplified in the case of multi-stage energization heating.
[0011]
Here, if the food material is overheated, even if sterilization can be performed sufficiently, the food texture and flavor of the food may be impaired, discoloration may occur, and nutritional components may be destroyed. To get a good quality food, it is necessary to avoid overheating. On the other hand, when the food material is not sufficiently heated, there are problems such as food hygiene problems caused by insufficient sterilization and insufficient cooking. Therefore, it is important in the food heating device to heat the whole food material to an appropriate temperature according to the intended treatment, but as already described, in the continuous energization heating device for fluid food material that has been proposed in the past, It is difficult to uniformly heat food materials to an appropriate temperature, so that practical use is still hesitant.
[0012]
Further, as described above, if the fluid food material flowing near the inner peripheral surface of the pipeline is overheated, the food material may be burned on the inner surface of the pipeline, in which case the flavor of the food material is only impaired. In addition, a large current may flow locally due to carbonization of the burnt portion or a spark may be generated, and the insulating material constituting the pipe may be locally melted or damaged. Therefore, prevention of scorching of food material on the inner surface of the pipe line is also an important issue.
[0013]
Therefore, the present inventors have already disclosed in JP-A-11-89522, in order to uniformly heat the food material flowing in the pipe line when the food material having fluidity is continuously heated by energization heating in the pipe line, It has been proposed to provide an agitating member for agitating the food material flowing in the pipe between the electrodes for electric heating in the radial direction in the pipe. Here, as the stirring member, a rotary stirring body or a static stirring body (so-called static stirrer) may be used.
[0014]
The continuous energization heating apparatus proposed in the above-mentioned Japanese Patent Application Laid-Open No. 11-89522 is shown in FIGS.
[0015]
FIG. 6 is a diagram showing an overall configuration of the proposed continuous energization heating apparatus. A food material having fluidity such as a liquid food material or a solid-liquid mixed food material is stored in the supply-
[0016]
FIG. 7 shows an example of a vertical rising
[0017]
In FIG. 7, a
[0018]
Further, as described above, a
[0019]
Here, the
[0020]
In the continuous heating apparatus shown in FIGS. 6 to 9, when the supply on-off
[0021]
Further, the current heating action and the stirring action on the fluid food material in the pipe vertical rising
[0022]
As described above, while the fluid food material is energized and heated, the fluid food material is agitated by the
[0023]
That is, when the
[0024]
As described above, by providing a stirring member such as a static stirrer in order to stir the food material in the radial direction in the pipeline, the food is provided between the vicinity of the center in the pipeline and the vicinity of the inner peripheral surface of the pipeline. Since the ingredients are mixed and agitated, the entire food material flowing in the pipe can be heated uniformly. That is, as described above, even if there is a difference in current density between the portion near the inner surface of the conduit and the portion near the central axis of the conduit, the food material flows only in the portion near the inner surface of the conduit or the center. Since it does not flow only in the vicinity of the axis, and flows alternately in these parts, the degree of heating becomes uniform from the total viewpoint, and it can be heated uniformly for the required temperature for the time required. Become. In addition, by stirring the food material flowing in the pipeline in this way, it is possible to prevent the food material from being burnt on the inner surface of the pipeline.
[0025]
[Problems to be solved by the invention]
However, it has been found that the following problems occur when the proposal is applied to an actual machine.
[0026]
That is, in the proposed apparatus, as shown in FIG. 7, the
[0027]
However, when the
[0028]
On the other hand, when the static stirrer is made of resin, since the resin is generally an insulator, the current between the energization heating electrodes is hindered by the static stirrer. Thus, if the current between the electrodes for current heating is hindered by the static stirrer, the path of the current flowing between the electrodes for current heating (the current path flowing in the fluid food material) ) Is bent by the static stirrer and becomes much longer than the linear distance between the electrodes. Since the length of the current path is not uniform depending on the shape and position of the static stirrer in this way, the current flows concentrated on the shortest current path, which causes uneven current density. End up. In particular, as shown in FIG. 7, when the
[0029]
As described above, as a material for the static agitator, a new problem occurs when using any of the metal materials and resin materials that are considered to be most easily adopted at present. The fact is still being sent off.
[0030]
In the above description, only the case where the static stirring member is used as the stirring member has been described, but it is a matter of course that the same problem occurs when the rotating stirring member is used.
[0031]
The present invention has been made against the background described above. In view of the problems of the proposed continuous energization heating apparatus, the fluid food material is not sufficiently heated due to the presence of the stirring member, or the heating member is heated instead of the stirring member. It is an object of the present invention to provide a continuous energization heating device that does not promote unevenness.
[0032]
[Means for Solving the Problems]
As already described, the continuous energization heating device of the actual machine often performs energization heating in multiple stages. That is, it is often the case that a plurality of groups of electrodes composed of two or more electrodes for current heating are arranged in the length direction of the pipe, and the current heating is performed between the electrodes for current heating in each electrode group. In this case, it is often configured so that no current flows between the electrode groups. Therefore, in the present invention, a portion where no current flows between each electrode group is effectively used, and a stirring member is provided in that portion to stir the fluid food material.
[0033]
That is, according to the present invention, basically, as described in
[0034]
The invention according to claim 2 is the continuous energization heating device for fluid food material according to
[0035]
Here, as the stirring member, either a static stirring member or a rotary stirring member may be used, and these are defined in claims 3 and 4.
[0036]
That is, the invention of claim 3 is the continuous energization heating device for fluid food material according to
[0037]
According to a fourth aspect of the present invention, in the continuous energization heating device for fluid food material according to the first aspect, the stirring member is constituted by a rotating stirring body that rotates about its axis in a pipe line. It is a feature.
[0040]
As described above, in the energization heating device of the present invention, the stirrer composed of a static stirrer or a rotary stirrer is provided at a position between a plurality of electrode groups, that is, a position where no current flows through the fluid food material. Even when the stirring member is made of a metal material having high conductivity, the current flowing between the electrodes concentrates on the part of the stirring member and the fluid food material is not sufficiently heated by current. On the other hand, even when the agitating member is made of an electrically insulating resin, the agitating member does not hinder the current path between the electrodes, and the presence of the agitating member promotes uniform heating. There is no such thing.
[0041]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
[0042]
【Example】
FIG. 1 shows an example of the entire configuration of a continuous energization heating apparatus to which the present invention is applied, and FIGS. In FIG. 1, the same elements as those of the prior art shown in FIG. 6 are denoted by the same reference numerals as those in FIG. 6, and detailed description thereof is omitted.
[0043]
In FIG. 1, the vertical rising
[0044]
Each of the
[0045]
In FIG. 2, the first
[0046]
On the other hand, the first
[0047]
In FIG. 3, between the first electric heating unit 41 </ b> A having the first electrode group and the second electric heating unit 41 </ b> B having the second electrode group in the vertically rising
[0048]
In the continuous energization heating apparatus of the embodiment as described above, if the supply on-off
[0049]
Here, the current heating action and the stirring action on the flowable food material will be described more specifically.
[0050]
For example, in the first
[0051]
After the fluid food material is energized and heated while passing through the first
[0052]
Therefore, for example, even when there is a temperature difference due to non-uniform current density between the inner peripheral surface of the
[0053]
Then, the fluid food material whose temperature distribution is made uniform by the first
[0054]
Here, another static stirrer (third static stirrer) is provided on the downstream side of the third
[0055]
As shown in the above-described embodiments, the portions provided with the
[0056]
Note that the shapes of the
[0057]
In the above-described embodiment, each of the
[0058]
Furthermore, in the above-described embodiment, the upper end portions (end portions on the downstream side in the pipe line 15) of the
[0059]
In the above description, a static stirring body is used as the stirring member. However, in some cases, a rotating stirring body that rotates about the axis O of the
[0060]
In addition, in the example shown in FIGS. 1 to 3, for example, static stirring bodies 43 </ b> A and 43 </ b> B as the stirring members are provided on the vertical rising
[0061]
In any case, in the present invention, the main point is that the energizing current for heating the flowable food material is not passed between the respective energizing heating units (electrode groups), and a static stirrer or the like is provided in that portion. The agitating members may be provided, and the arrangement direction of the members is not particularly limited.
[0062]
【The invention's effect】
According to the continuous heating device of the fluid food material of the present invention, while the fluid food material is continuously fluidly transferred in the pipeline, the fluid food material is continuously energized and heated in the pipeline. The entire fluid food material flowing in the pipeline can be heated uniformly. That is, even if there is a difference in current density between the portion near the inner surface of the pipe and the vicinity of the central axis of the pipe in a certain electrode group, and there is a difference in the temperature of the fluid food material between them. After the fluid food material passes through the electrode group, it immediately passes through the position of the stirring member and is stirred in the radial direction of the pipe, so that the entire fluid food material is finally heated uniformly. The temperature can be increased uniformly to a desired temperature. In the energization heating device of the present invention, since the agitating member composed of the static agitating body or the rotating agitating body is disposed at a position where current for energization heating of the flowable food material does not flow, The rate or electric resistance does not affect the heating by heating, and therefore, the material of the stirring member can be arbitrarily selected from a metal material with high conductivity, or conversely, an electrically insulating resin. There are no restrictions on the materials and the design of the equipment becomes easy, and as a metal material is used as the stirring member, the energizing current flows through the stirring member and the temperature of the fluid food material rises sufficiently. Inconsistent heating may be promoted by the current density non-uniformity caused by the current being hindered by the stirring member, such as when the insulating member is used as the stirring member. It can effectively prevent the occurrence of a situation that would be.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic diagram showing an example of the overall configuration of a continuous energization heating apparatus for fluid food materials according to the present invention.
FIG. 2 is a schematic longitudinal front view showing an example of a part of one energization heating unit (electrode group) in the continuous energization heating apparatus of the present invention.
FIG. 3 is a longitudinal front view showing an example of a portion provided with a static stirring body as a stirring member in the continuous energization heating device of the present invention.
FIG. 4 is a schematic view showing another example of the continuous energization heating device of the present invention.
FIG. 5 is a schematic diagram for explaining the operation of a conventional continuous heating apparatus for fluid food materials by energization heating.
FIG. 6 is a schematic diagram showing an example of the entire configuration of a continuous energization heating apparatus for fluid food materials proposed in advance.
7 is a schematic longitudinal sectional view showing an example of a main part of the continuous energization heating device shown in FIG. 6. FIG.
8 is a cross-sectional plan view of the static stirring body taken along line VIII-VIII in FIG.
9 is a cross-sectional plan view of a static stirring body taken along line IX-IX in FIG.
[Explanation of symbols]
15 pipeline
19 Electric heating device
25A ~ 25F Electric heating electrode
41A First energization heating unit
41B Second energization heating unit
41C Third electric heating unit
43A First static stirring body
43B Second static stirring body
45A First electrode group
Claims (4)
それぞれ2以上の通電加熱用電極からなる複数の電極群が、管路の長さ方向に所定間隔を置いて配設されており、かつ複数の電極群の相互の間の位置では流動性食品材料に通電しないように構成され、管路内における複数の電極群の相互の間の位置に、流動性食品材料を管路の軸線方向とは異なる方向に移動させて流動性食品材料を管路内で撹拌する撹拌部材が設けられていることを特徴とする、流動性食品材料の連続通電加熱装置。The flowable food material is disposed in the pipeline at intervals in the length direction while continuously flowing and flowing in the pipeline from one side of the length direction to the other side. In the apparatus for continuously heating the flowable food material by continuously passing between the current heating electrodes and energizing the flowable food material between the current heating electrodes,
A plurality of electrode groups each comprising two or more electrodes for current heating are disposed at predetermined intervals in the length direction of the pipe line, and the fluid food material is located between the plurality of electrode groups. The flowable food material is moved in a direction different from the axial direction of the pipe to the position between the plurality of electrode groups in the pipe to move the flowable food material in the pipe. A continuous energization heating device for fluid food material, wherein a stirring member for stirring is provided.
さらに前記電極群のうち、最下流側に位置する電極群の下流側に別の撹拌部材が設けられている、流動性食品材料の連続通電加熱装置。In the continuous electric heating apparatus of the fluid food material according to claim 1,
Furthermore, the continuous electric heating apparatus of fluid food material in which another stirring member is provided in the downstream of the electrode group located in the most downstream side among the said electrode groups.
前記撹拌部材が、管路内に配置された静的撹拌体によって構成されており、この静的撹拌体は、管路の軸線方向とは異なる方向に傾斜する傾斜面を有しており、管路内を流れる流動性食品材料を前記傾斜面によって管路の軸線方向とは異なる方向に押しやることによって流動性食品材料を撹拌するように構成されている、流動性食品材料の連続通電加熱装置。In the continuous electric heating apparatus of the fluid food material according to claim 1,
The stirrer is constituted by a static stirrer disposed in a pipe, and the static stirrer has an inclined surface that is slanted in a direction different from the axial direction of the pipe, A continuous energization heating apparatus for fluid food material, wherein the fluid food material is configured to be stirred by pushing the fluid food material flowing in the path in a direction different from the axial direction of the pipe line by the inclined surface.
前記撹拌部材が、管路内においてその軸線を中心として回転する回転撹拌体によって構成されている、流動性食品材料の連続通電加熱装置。In the continuous electric heating apparatus of the fluid food material according to claim 1,
A continuous energization heating device for a fluid food material, wherein the stirring member is constituted by a rotating stirring body that rotates about its axis in a pipe line.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001020036A JP4310510B2 (en) | 2001-01-29 | 2001-01-29 | Continuous energization heating device for fluid food materials |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001020036A JP4310510B2 (en) | 2001-01-29 | 2001-01-29 | Continuous energization heating device for fluid food materials |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002218958A JP2002218958A (en) | 2002-08-06 |
JP4310510B2 true JP4310510B2 (en) | 2009-08-12 |
Family
ID=18885813
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001020036A Expired - Lifetime JP4310510B2 (en) | 2001-01-29 | 2001-01-29 | Continuous energization heating device for fluid food materials |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4310510B2 (en) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003339537A (en) * | 2002-05-28 | 2003-12-02 | Frontier Engineering:Kk | Continuous electric heating device for fluid food material |
JP4842240B2 (en) * | 2006-11-07 | 2011-12-21 | 株式会社フロンティアエンジニアリング | Method for continuous joule heating of food materials |
JP2009296925A (en) * | 2008-06-12 | 2009-12-24 | Frontier Engineering Co Ltd | Tea drink and method for producing the same and energization device |
JP5783586B1 (en) * | 2015-01-22 | 2015-09-24 | 有限会社フルイド | PCR apparatus and PCR method |
JP2019036457A (en) * | 2017-08-14 | 2019-03-07 | 株式会社フロンティアエンジニアリング | Continuous heating processing facility for food material |
BE1025708B1 (en) * | 2017-12-26 | 2019-06-11 | Puratos N.V. | METHOD OF HEATING COMPOSITIONS CONTAINING EDIBLE ELEMENTS |
JP2019208363A (en) * | 2018-05-31 | 2019-12-12 | 株式会社フロンティアエンジニアリング | Heating device for food and drink |
JP2020057495A (en) * | 2018-10-01 | 2020-04-09 | 株式会社フロンティアエンジニアリング | Joule heating device |
JP7427246B2 (en) * | 2020-06-03 | 2024-02-05 | 株式会社フロンティアエンジニアリング | Electrical heating device, method of heating food materials using the same, and control program for the electric heating device |
-
2001
- 2001-01-29 JP JP2001020036A patent/JP4310510B2/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002218958A (en) | 2002-08-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4310510B2 (en) | Continuous energization heating device for fluid food materials | |
JP4842240B2 (en) | Method for continuous joule heating of food materials | |
JP4065768B2 (en) | Food and beverage heating equipment | |
JP2015156349A (en) | Joule heating device | |
JP4195502B1 (en) | Fluid heating device | |
JP3965599B2 (en) | Continuous energization heating device for fluid food materials | |
EP2308316B1 (en) | An Ohmic Device for Heat-Treating Foods | |
JP4143948B2 (en) | Continuous heating equipment for fluid food materials | |
JP4737847B2 (en) | Continuous energization heating device for fluid food materials | |
JPH1189522A (en) | Continuous heater for fluid food material | |
JP2003339537A (en) | Continuous electric heating device for fluid food material | |
KR20010014317A (en) | Heat exchanger for cooking apparatus | |
JP4437217B2 (en) | Continuous cooling / heating equipment for fluid food materials | |
JPH07250760A (en) | Joule heating unit, and heating device using it | |
US20190320500A1 (en) | Continuous heat-treating apparatus for food material and energizing and heating method | |
JP2001169914A (en) | Continuous electrical heating device for flowable food material | |
JP2001169734A (en) | Continuous electrically energizing heater for fluid food material | |
JPH03172161A (en) | Continuous heater for food material having fluidity | |
JP2001087132A (en) | Heating device | |
JP2020057495A (en) | Joule heating device | |
JP2005098553A (en) | Heat exchanger | |
JP2006050941A (en) | Method for continuously electrifying and heating fluid food material | |
JP3745866B2 (en) | Food sterilizer | |
JP3745867B2 (en) | Food sterilizer | |
JP4291746B2 (en) | Continuous heating device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080129 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080325 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080912 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090113 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090224 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090324 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090423 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120522 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4310510 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130522 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130522 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |