JP4307865B2

JP4307865B2 - End of endoscope

Info

Publication number: JP4307865B2
Application number: JP2003045516A
Authority: JP
Inventors: 雄一鳥居
Original assignee: Fujinon Corp
Current assignee: Fujinon Corp
Priority date: 2003-02-24
Filing date: 2003-02-24
Publication date: 2009-08-05
Anticipated expiration: 2023-02-24
Also published as: JP2004254729A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は，内視鏡先端部にかかり，特に着脱式先端キャップを具備する内視鏡先端部に関する。
【０００２】
【従来の技術】
内視鏡は，一般に操作部に体腔内等へ挿入される挿入部が連接され，また操作部からコネクタ部等に接続するためのユニバーサルコードを引き出すことにより大略構成される。挿入部は，操作部への連接部から大半の長さを占める任意方向に曲がる軟性部と，軟性部の先端側に連接され，操作部からの遠隔操作により任意の方向に湾曲されるアングル部と，このアングル部の先端側に連接される先端部とを備える。
【０００３】
先端部の先端面には，観察窓，照明窓等が配設されている。また，内視鏡には，先端部の先端面を洗浄するための送気／送水機構が設けられている。挿入部内には，長手方向に沿って送気／送水管路が形成されている。また，先端部の先端面には，送気／送水管路の開口部位にノズル部が設けられている。このノズル部は，送気／送水管路の開口部を覆い，ノズル部の開口面が観察窓等の洗浄対象に向いている。
【０００４】
内視鏡は，体内等に挿入される関係から，その使用の都度，洗浄しなければならない。この洗浄は，内視鏡の外面部分のみでなく，処置具挿通管路や，送気／送水管路等の管路の内部も洗浄する必要がある。このような管路の内部を洗浄するのに効果的な方法として，従来から処置具挿通管路では，洗浄ブラシによるブラッシングが行われてきた。
【０００５】
しかし，送気／送水管路では，洗浄用ブラシでブラッシングするのに，洗浄用ブラシが上記のノズル部の内側面に当たるため，ノズル部を完全にブラッシングするのが困難となっていた。
【０００６】
このため，先端部本体の先端面の観察窓の表面に向かって空気または水を吹きつけるためのノズル部が形成されたノズル一体型の着脱式先端キャップが開示されている（例えば，特許文献１参照）。この着脱式先端キャップを使用することにより，使用後に先端キャップを外して洗浄を行えるため，ノズル部の洗浄消毒が行い易い等のメリットがある。
【０００７】
また，先端部本体に着脱自在の内視鏡用の先端フードとして，吸引口と連通させた吸引連絡口からの吸引作用により，洗浄後に観察窓等に付着した水等を除去させるものもある（例えば，特許文献２参照）。
【０００８】
【特許文献１】
特開２０００−１６６８５６号公報
【特許文献２】
特開平１０−２４８７９２号公報
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら，特許文献１に記載のようなものでは，先端キャップを先端部本体に装着したとき，ノズル部の開口部に対向する部位が先端部本体の先端部と先端キャップの先端部が略同一面上に配置されるため，使用時にノズル部からの送気／送水時に先端部本体の先端部と先端キャップの先端部との間に若干の段差やギャップが生じてしまう。このため，観察窓等の洗浄後に観察窓表面に付着した水滴等を除去するために，ノズルから加圧エアを送気した場合，これらの段差やギャップに水等が引っかかり，洗浄水等を十分に除去することができない。このため，観察窓等には，水滴等が付着されたままとなり，内視鏡の使用時に観察しづらくなることが問題となっていた。
【００１０】
また，特許文献２に記載の内視鏡用先端フードは，確かに洗浄後に観察窓等に付着した水等の除去作用時の水切れ性を向上させることはできる。しかし，先端部本体の先端の体腔内壁や臓器等に対する過大な圧迫作用を防止するために，先端部本体の端面よりフードの端面を出っ張らせる構成となっているため，洗浄時に観察窓等に付着されている水等を加圧エアの送気作用だけでは除去されず，洗浄作用後に吸引作用を施す２段階の動作が必要となり，手間がかかる。
【００１１】
本発明は，従来の内視鏡先端部が有する上記問題点に鑑みてなされたものであり，本発明の目的は，内視鏡の先端部端面の洗浄時に観察窓等に付着した水滴等を確実に，かつ容易に除去することの可能な，新規かつ改良された内視鏡先端部を提供することである。
【００１２】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため，本発明の第１の観点によれば，挿入部の先端に設けられた先端部本体に対して，この先端部本体の先端面を洗浄するためのノズルが一体に形成された先端キャップを着脱自在に設けた内視鏡先端部において，少なくともノズルの開口部に対向する部位は，先端部本体の先端部が先端キャップの先端部よりも先端側に位置することを特徴とする，内視鏡先端部が提供される。
【００１３】
このとき，少なくともノズルの開口部に対向する部位の縁部では，先端キャップの先端部と先端部本体の先端部とが連続し，この縁部の外形が全体として滑らかな曲面となることとしてもよい。
【００１４】
このような構成とすることにより，内視鏡の先端部端面の洗浄時の送水後に加圧エアを送気作用させることにより，観察窓等に付着した水等を確実に，かつ容易に除去するが出来るようになる。
【００１５】
また，このとき先端部本体の先端面には，少なくともノズルの開口部に対向する部位に，内視鏡に設けられた吸引機構の吸引管路に連通した吸引連絡口が設けられ，この吸引連絡口は，先端部本体の側面と先端キャップとの間に形成された吸引連絡通路を介して吸引管路に連通していることとしてもよい。
【００１６】
このような構成とすることにより，吸引管路を負圧にすると，吸引連絡口に吸引作用を施すことが可能になるので，先端部本体の先端側表面に付着した水滴等をより確実に除去することができる。
【００１７】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照しながら，本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお，本明細書及び図面において，実質的に同一の機能構成を有する構成要素については，同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【００１８】
（第１の実施の形態）
図１は，本発明にかかる内視鏡の先端部を適用する内視鏡１００の管路全体構成図である。
【００１９】
内視鏡１００は，体腔内等へ挿入される挿入部１０２と，挿入部１０２の湾曲操作や送気／送水，吸引等の操作をする操作部１０４と，光源装置等と接続するためのコネクタ部１０８と，操作部１０４からコネクタ部１０８に接続するためのユニバーサルコード部１０６とを備えている。
【００２０】
内視鏡１００には，送気／送水機構が設けられている。この送気／送水機構は，操作部１０４に設けられた送気／送水バルブ１０９を備える。送気／送水バルブ１０９は，操作部１０４に装着された送気／送水用シリンダ１１２と，この送気／送水用シリンダ１１２に摺動自在に設けられた送気／送水ボタン１１０とを備える。
【００２１】
送気／送水用シリンダ１１２は，操作部１０４内に配設された先端部側送気管路１１４と先端部側送水管路１１６が接続されている。また，操作部１０４からユニバーサルコード部１０６を介してコネクタ部１０８へ延出して設けられたコネクタ部側送気管路１１８，コネクタ部側送水管路１２０が接続されている。
【００２２】
また，先端部側送気管路１１４と先端部側送水管路１１６は，途中で合流して挿入部１０２内に配設された送気／送水管路１１５に連設している。さらに，コネクタ部側送気管路１１８，およびコネクタ部側送水管路１２０は，コネクタ部１０８に備わる送水タンク１３２に接続されている。このとき，コネクタ部側送気管路１１８は，途中で分岐して分岐管１３４を介して，送気ポンプ１３６を具備する制御装置１３８に接続される。
【００２３】
また，内視鏡１００には，吸引機構が設けられている。この吸引機構は，操作部１０４に設けられた吸引バルブ１２１を備え，この吸引バルブ１２１は，送気／送水バルブ１０９と並設されている。吸引バルブ１２１は，操作部１０４に装着された吸引用シリンダ１２４と，この吸引用シリンダ１２４に摺動自在に設けられた吸引ボタン１２２とを備える。
【００２４】
吸引用シリンダ１２４は，操作部１０４内に配設された先端部側吸引管路１２６と，および操作部１０４からユニバーサルコード部１０６を介してコネクタ部１０８へ延出して設けられたコネクタ部側吸引管路１２８と接続されている。先端部側吸引管路１２６は，途中で処置具挿通管路１３０と合流して，先端部１５０に連通する吸引管路１２５となる。また，コネクタ部側吸引管路１２８は，吸引ポンプ（図示せず）に接続されている。
【００２５】
内視鏡１００の管路を上記の構成とすることにより，送気／送水ボタン１１０を押動すると，送気／送水ボタン１１０の活塞部１４０に設けられた側壁孔１４２とコネクタ部側送気管路１１８，およびコネクタ部側送水管路１２０とが連通される。これらのコネクタ部側送気管路１１８およびコネクタ部側送水管路１２０が先端部側送気管路１１４，および先端部側送水管路１１６と連通されることにより，所望の送気／送水操作が施される。
【００２６】
また，吸引ボタン１２２を押動すると，吸引ボタン１２２の活塞部１４４に設けられた側壁孔１４６とコネクタ部側吸引管路１２８とが連通することにより，このコネクタ部側吸引管路１２８と先端部側吸引管路１２６とが連通され，所望の吸引操作が施される。
【００２７】
次に，本発明にかかる内視鏡の先端部の第１の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
【００２８】
まず，本実施形態の内視鏡１００の先端部１５０について，図面を用いて説明する。図２は，本実施形態の内視鏡の先端部１５０の先端側からの正面図である。
【００２９】
図２に示すように，先端部１５０に有する先端部本体１５２の先端側には，被検体の画像を取り込む観察系の一部である観察窓１５４，被検体に向けて照明光を発する照明系の一部である照明窓１５６，処置時に体液等を吸引する吸引機構の一部であり，かつ鉗子を始めとする処置具等を挿通させる吸引管路１２５の開口部１５８，および観察窓１５４等の汚れを洗浄するための送気／送水機構の一部である送気／送水管路１１５の開口部１６０が設けられている。
【００３０】
先端部本体１５２には，上記の送気／送水管路１１５からの洗浄／乾燥用の流体を観察窓１５４表面に向けて噴出させる開口部１６２を形成したノズル１６４を一体に設けた先端キャップ１６６が嵌着されている。
【００３１】
また，先端部本体１５２の先端面には，少なくともノズル１６４の開口部１６２に対向する部位に，洗浄時に観察窓１５４に付着した水滴をより確実に除去するための吸引連絡口１６８が設けられている。また，先端部本体１５２の先端面には，吸引連絡口１６８の近傍に吸引連絡口１６９が設けられている。この吸引連絡口１６９は，その先端側が先端キャップ１６６に覆われており，先端キャップ１６６と先端部本体１５２の間に溜まった水等を吸引除去するものである。
【００３２】
これら吸引連絡口１６８，１６９は，先端部本体１５２の側面に形成された吸引連絡溝１７０および吸引連絡路１７１を介して先端部本体１５２内部に設けられた吸引管路１５８に接続される。先端キャップ１６６の内側面と吸引連絡溝１７０および吸引連絡路１７１とにより吸引連絡通路が形成される。このような構成とすることにより，吸引管路１５８を負圧にすると，吸引連絡路１７１，吸引連絡溝１７０および先端キャップ１６６の内側面によって形成される吸引連絡通路を介して吸引連絡口１６８，１６９に吸引力が作用するようになる。
【００３３】
これにより，吸引連絡口１６８，１６９は，ノズル１６４から噴出され，観察窓１５４等の洗浄対象物を通った水や空気等を吸引することが出来る。このように，ノズル１６４から噴出された水等は吸引連絡口１６８，１６９に吸引されるので，先端部１５０の縁部を通って外側に水等が飛び散ることを防止できる。特にノズル１６４から水などが広角的に噴出されたときに，先端部本体１５２の先端面のうち先端キャップ１６６で覆われた部位に溜まる水等を吸引連絡口１６９により効率的に吸引することが出来る。
【００３４】
次に．本実施形態の内視鏡１００の挿入部１０２の先端部１５０の構成を図面を参照しながら説明する。図３（ａ）は，本実施形態の内視鏡１００の先端部１５０の軸方向の断面図であり，図３（ｂ）は，図３（ａ）のＡ部の拡大図である。
【００３５】
図３（ａ）に示すように，挿入部１０２の先端部１５０は，先端部本体１５２に操作部１０４から延出される操作ワイヤ１７２によって湾曲操作されるアングル部１７４が連設されている。このアングル部１７４は，複数の管状部材が例えば上下方向に１対，左右方向に１対の計４箇所に設けられた連結部（図示せず）で交互に連結されている。
【００３６】
先端部本体１５２側に有する管状部材１７６には，外表面から内側に凹ませることにより操作ワイヤ固定部１７８が形成され，この操作ワイヤ固定部１７８に操作ワイヤ１７２を挿入されることによって操作ワイヤ１７２が固定される。かかる構成とすることにより，操作部１０２で遠隔操作することにより，アングル部１７４が湾曲操作され，先端部本体１５２を所望の方向に向けることが可能となる。
【００３７】
アングル部１７４と先端部本体１５２により形成された湾曲管１８０の外周は，糸状の素線を編成することにより形成された編管（図示せず）で被覆され，かかる編管は，更に合成ゴム等で形成された外被管１８２で被覆されている。また外被管１８２は，湾曲管１８０から容易に剥離しないようにするために，糸等で外部から縛り，かかる糸巻き部１８４は，糸が外れないようにするために接着剤等の封止材１８６で被覆されている。
【００３８】
先端部本体１５２には，観察窓１５４を備える対物光学系を構成する鏡胴１８８が装着され，この対物光学系の結像位置には，プリズム１９０を介して固体撮像素子１９２が設けられている。この固体撮像素子１９２の基板１９４からは，ケーブル１９６が引き出されている。また，処置時に体液等を吸引する吸引機構の一部であり，かつ鉗子を始めとする処置具等を挿通させる吸引管路１２５が先端部本体１５２内に設けられている。
【００３９】
さらに，観察窓１５４等を洗浄するための洗浄水と観察窓１５４等を洗浄後に乾燥するための加圧エアとを観察窓１５４に供給するためのノズル１６４を備えた先端キャップ１６６が先端部本体１５２に嵌着されている。このノズル１６４は，送気／送水管路１１５に連通し，送気／送水管路１１５からの洗浄水や加圧エアが開口部１６２から噴出するようになっている。観察窓１５４に汚濁物が付着すると，まず洗浄水を観察窓１５４に噴出させて，汚濁物を洗い流す。そして，洗浄水を噴出させた後に，観察窓１５４の表面に付着する水滴を乾燥／除去するために，加圧エアを観察窓１５４に向けて噴出させる。
【００４０】
また，本実施形態では，ノズル１６４の開口部１６２に対向する部位は，先端部本体１５２の先端部１５２ａが先端キャップ１６６の先端部１６６ａより先端側に位置している。さらに，図３（ｂ）に示すように，ノズル１６４の開口部１６２に対向する部位の縁部では，先端キャップ１６６の先端部１６６ａと先端部本体１５２の先端部１５２ａとが連続し，この縁部の外形が全体として滑らかな曲面となっている。
【００４１】
先端部１５０を上記の構成とすることにより，洗浄後にノズル１６４から加圧エアを送気させることにより，観察窓１５４等に付着した水滴等が先端部本体１５２の先端部１５２ａに滞ることなく除去されやすくなる。このため，洗浄後の観察窓１５４が水滴等で曇ることによる観察視野の劣化を防ぐことが可能となる。
【００４２】
図４は，図３（ａ）のＢ−Ｂ間の断面図であり，先端部１５０の基端側から見た断面図である。先端部本体１５２には，複数の透孔が形成されている。これら各透孔には，観察系の一部である観察窓１５４を備えた鏡胴１８８，照明系の一部である照明機能部１９８，吸引機構の一部となる吸引管路１２５，および送気／送水機構の一部である送気／送水管路１１５が備えられる。
【００４３】
また，先端部本体１５２の側面には，前述のように吸引連絡溝１７０および吸引連絡路１７１が形成されている。この吸引連絡溝１７０は，ノズル１６４の開口部１６２に対向する部位の縁部となる先端部本体１５２の先端部１５２ａに形成された吸引連絡口１６８，１６９と連通されている。先端部本体１５２をこのような構成とすることにより，吸引機構の一部である吸引管路１５８と吸引連絡口１６８，１６９が離れていても，吸引管路１５８を負圧にすることにより，吸引連絡路１７１，吸引連絡溝１７０および先端キャップ１６６の内側面によって形成された吸引連絡通路を介して吸引連絡口１６８，１６９に吸引作用を施すことが可能となる。このため，これらの吸引連絡口１６８，１６９に吸引作用を施すことにより，水滴等をより確実に除去することができる。
【００４４】
次に，本実施形態の先端部本体１５２の端部１５２ａに形成された吸引連絡口１６８，１６９から先端部本体１５２内に設けられた吸引管路１５８への接続の構成について図面を参照しながら説明する。
【００４５】
図５（ａ）は，本実施形態の先端キャップ１６６と先端部本体１５２の側面図であり，（ｂ）は，先端部本体１５２の先端側からの正面図である。また，図６は，本実施形態の先端部本体１５２に先端キャップ１６６を着用したときの側面図である。
【００４６】
先端部本体１５２の先端側の側面には，前述のように吸引連絡溝１７０および吸引連絡路１７１が形成されている。そして，先端キャップ１６６に設けられたノズル１６４の開口部１６２に対向する先端部本体１５２の端部１５２ａには，吸引連絡口１６８が形成され，吸引連絡溝１７０および吸引連絡路１７１を介して吸引管路１５８と連通されている。
【００４７】
先端部本体１５２に先端キャップ１６６を装着させると，図６に示すように吸引連絡溝１７０および吸引連絡路１７１は，先端キャップ１６６の内面が壁となることにより外部から遮断される。そして，吸引管路１５８を負圧にすることにより，吸引連絡溝１７０および吸引連絡路１７１を介して吸引連絡口１６８，１６９に吸引作用を施すことが可能となる。
【００４８】
また，本実施形態では，図６に示すように，先端部本体１５２に先端キャップ１６６を装着させたとき，ノズル１６４の開口部１６２に対向する部位は，先端部本体１５２の先端部１５２ａが先端キャップ１６６の先端部１６６ａより先端側に位置している。このため，洗浄後にノズル１６４から加圧エアを送気させることにより，観察窓１５４等に付着した水滴等が先端部本体１５２の端部１５２ａに滞ることなく除去されやすくなる。
【００４９】
次に，従来の先端キャップ６６を着用した場合と，本実施形態の先端キャップ１６６を着用した場合の作用について，図面を用いて比較しながら説明する。
【００５０】
図７は，（ａ）従来の先端キャップ６６を着用したときの作用説明図，（ｂ）本実施形態の先端キャップ１６６を着用したときの作用説明図である。
【００５１】
従来では，図７（ａ）に示すように，先端キャップ６６に設けられたノズル６４の開口部６２に対向する部位は，先端部本体５２の先端部５２ａと先端キャップ６６の先端部６６ａが略同一面上，または先端キャップ６６の先端部６６ａの方が出っ張るように配置されている。このため，先端部本体５２の先端部５２ａと先端キャップ６６の先端部６６ａとの間に若干の段差やギャップが生じてしまう。そのために，観察窓５４をノズル６４から送水して洗浄した後に，観察窓５４を乾燥するために加圧エアを送気した場合に，これらの段差やギャップに水滴ｗが引っかかってしまう。換言すると，ノズル６４からの送気作用だけでは，洗浄時に観察窓５４に付着した水滴ｗを完全に除去することが出来なかった。
【００５２】
これに対し，本実施形態では，図７（ｂ）に示すように，先端キャップ１６６に設けられたノズル１６４の開口部１６２に対向する部位は，先端部本体１５２の先端部１５２ａよりも先端キャップ１６６の先端部１６６ａが基端側に配置されている。このため，観察窓１５４をノズル１６４から送水して洗浄した後に，観察窓１５４を乾燥するために加圧エアを送気することにより，水滴を先端部本体１５２の外側に飛ばし，観察窓１５４の表面に付着した水滴ｗを容易に除去することが可能となる。換言すると，ノズル１６４からの送気作用だけで，洗浄時に観察窓１５４に付着した水滴ｗを容易に除去することが出来る。
【００５３】
なお，本実施形態では，前述したように吸引管路１５８を負圧にすることにより，吸引連絡溝１７０および吸引連絡路１７１を介して吸引連絡口１６８，１６９が吸引作用をするようになるので，観察窓１５４の表面に付着した水滴ｗがより確実に除去されるようになる。
【００５４】
以上，添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが，本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば，特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり，それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【００５５】
例えば，第１の実施の形態の内視鏡の先端部の端部には，２つの吸引連絡口が設けられているが，吸引連絡口は，観察窓の近くに少なくとも１つ設ければよい。また，先端部本体に形成される吸引連絡溝を延長することにより，吸引連絡口を３つ以上設けることも可能である。
【００５６】
さらに，第１の実施の形態では，先端部本体の外側面に形成した吸引連絡溝と先端キャップの内側面によって，吸引連絡通路が形成されているが，先端キャップの内側面に形成した吸引連絡溝と先端部本体の外側面で吸引連絡通路を形成してもよい。
【００５７】
【発明の効果】
以上説明したように，本発明によれば，内視鏡の先端部の先端面を洗浄する際に，加圧エアを送気作用させることにより，水切れ性をより一層向上させることができ，観察窓等の表面に付着した水等をより確実にかつ容易に除去するが出来るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施の形態にかかる内視鏡の先端部を適用する内視鏡の管路全体構成図である。
【図２】第１の実施の形態の内視鏡の先端部の先端側からの正面図である。
【図３】（ａ）は，第１の実施の形態の内視鏡の先端部の軸方向の断面図であり，
（ｂ）は，図３（ａ）のＡ部の拡大図である。
【図４】図３（ａ）のＢ−Ｂ間の断面図である。
【図５】（ａ）は，第１の実施の形態の先端キャップと先端部本体の側面図であり，
（ｂ）は，先端部本体の先端側からの正面図である。
【図６】第１の実施の形態の先端部本体に先端キャップを着用したときの側面図である。
【図７】（ａ）は，従来の先端キャップを着用して洗浄したときの作用説明図であり，（ｂ）は，第１の実施の形態の先端キャップを着用して洗浄したときの作用説明図である。
【符号の説明】
１００内視鏡
１０２挿入部
１０４操作部
１０６ユニバーサルコード部
１０８コネクタ部
１１５送気／送水管路
１２５吸引管路
１５０先端部
１５２先端部本体
１５２ａ先端部本体の先端部
１５４観察窓
１５６照明窓
１５８，１６０，１６２開口部
１６４ノズル
１６６先端キャップ
１６６ａ先端キャップの先端部
１６８，１６９吸引連絡口
１７０吸引連絡溝
１７１吸引連絡路[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an endoscope distal end portion, and more particularly to an endoscope distal end portion including a detachable distal end cap.
[0002]
[Prior art]
An endoscope is generally configured by connecting an insertion portion to be inserted into a body cavity or the like to an operation portion, and pulling out a universal cord for connecting to the connector portion or the like from the operation portion. The insertion part consists of a flexible part that occupies most of the length from the connection part to the operation part, and an angle part that is connected to the distal end side of the flexible part and is curved in any direction by remote operation from the operation part. And a tip portion connected to the tip side of the angle portion.
[0003]
An observation window, an illumination window, and the like are disposed on the distal end surface of the distal end portion. In addition, the endoscope is provided with an air / water supply mechanism for cleaning the distal end surface of the distal end portion. In the insertion portion, an air / water supply conduit is formed along the longitudinal direction. In addition, a nozzle portion is provided at an opening portion of the air / water supply conduit on the distal end surface of the distal end portion. This nozzle part covers the opening part of the air / water supply pipeline, and the opening surface of the nozzle part is suitable for the object to be cleaned such as an observation window.
[0004]
Endoscopes must be cleaned each time they are used because they are inserted into the body. In this cleaning, it is necessary to clean not only the outer surface portion of the endoscope but also the inside of the treatment instrument insertion conduit and the air supply / water supply conduit. As an effective method for cleaning the inside of such a conduit, brushing with a cleaning brush has been conventionally performed on a treatment instrument insertion conduit.
[0005]
However, in the air / water supply conduit, it is difficult to brush the nozzle part completely because the cleaning brush hits the inner surface of the nozzle part, although it is brushed by the cleaning brush.
[0006]
For this reason, a nozzle-integrated detachable tip cap in which a nozzle portion for blowing air or water toward the surface of the observation window on the tip surface of the tip portion main body is disclosed (for example, Patent Document 1). reference). By using this detachable tip cap, the tip cap can be removed and cleaned after use, so that there are advantages such as easy cleaning and disinfection of the nozzle portion.
[0007]
In addition, there are endoscope hoods that can be attached to and detached from the tip body to remove water adhering to the observation window after cleaning by a suction action from a suction communication port communicating with the suction port ( For example, see Patent Document 2).
[0008]
[Patent Document 1]
JP 2000-166856 A [Patent Document 2]
Japanese Patent Laid-Open No. 10-248792
[Problems to be solved by the invention]
However, in the one described in Patent Document 1, when the tip cap is attached to the tip body, the portion facing the opening of the nozzle portion is substantially flush with the tip of the tip body and the tip of the tip cap. Therefore, a slight step or gap is generated between the tip of the tip body and the tip of the tip cap when air / water is supplied from the nozzle during use. For this reason, when pressurized air is supplied from the nozzle in order to remove water droplets etc. adhering to the observation window surface after cleaning the observation window etc., water is caught in these steps and gaps, and the washing water etc. Can not be removed. For this reason, water droplets remain attached to the observation window and the like, which makes it difficult to observe when using the endoscope.
[0010]
In addition, the endoscope front hood described in Patent Document 2 can certainly improve the water drainage at the time of removing the water adhering to the observation window after washing. However, in order to prevent excessive pressure action on the inner wall of the body cavity or organs at the tip of the tip body, the end face of the hood protrudes from the end face of the tip body, so it adheres to the observation window, etc. during cleaning. Water that has been removed is not removed only by the supply of pressurized air, and a two-step operation of applying a suction action after the cleaning action is required, which is troublesome.
[0011]
The present invention has been made in view of the above-mentioned problems of the conventional endoscope tip, and the object of the present invention is to remove water droplets or the like adhering to the observation window or the like during cleaning of the end face of the endoscope. It is an object of the present invention to provide a new and improved endoscope tip that can be removed reliably and easily.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problem, according to the first aspect of the present invention, a nozzle for cleaning the distal end surface of the distal end portion body is integrally formed with the distal end portion body provided at the distal end of the insertion portion. In the endoscope tip portion provided with the detachable tip cap, the tip portion of the tip portion main body is located on the tip side of the tip portion of the tip cap at least at the portion facing the nozzle opening. An endoscope tip is provided.
[0013]
At this time, the tip of the tip cap and the tip of the tip body are continuous at least at the edge of the part facing the nozzle opening, and the outer shape of this edge may be a smooth curved surface as a whole. Good.
[0014]
By adopting such a configuration, the water attached to the observation window and the like is reliably and easily removed by supplying pressurized air after the water is supplied at the time of cleaning the end face of the endoscope. Will be able to.
[0015]
Further, at this time, a suction communication port communicating with a suction conduit of a suction mechanism provided in the endoscope is provided at least at a portion facing the opening of the nozzle on the tip surface of the tip body. The mouth may be in communication with the suction conduit via a suction communication passage formed between the side surface of the tip body and the tip cap.
[0016]
With this configuration, if the suction line is set to a negative pressure, it becomes possible to apply a suction action to the suction communication port, so water droplets etc. attached to the tip side surface of the tip body can be removed more reliably. can do.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings. In the present specification and drawings, components having substantially the same functional configuration are denoted by the same reference numerals, and redundant description is omitted.
[0018]
(First embodiment)
FIG. 1 is an overall configuration diagram of a pipeline of an endoscope 100 to which a distal end portion of an endoscope according to the present invention is applied.
[0019]
The endoscope 100 includes an insertion portion 102 to be inserted into a body cavity and the like, an operation portion 104 for performing operations such as bending operation, air supply / water supply, and suction of the insertion portion 102, and a connector for connecting to a light source device and the like. Part 108 and a universal cord part 106 for connecting from the operation part 104 to the connector part 108.
[0020]
The endoscope 100 is provided with an air / water supply mechanism. This air / water supply mechanism includes an air / water supply valve 109 provided in the operation unit 104. The air / water supply valve 109 includes an air / water supply cylinder 112 attached to the operation unit 104 and an air / water supply button 110 slidably provided on the air / water supply cylinder 112.
[0021]
The air supply / water supply cylinder 112 is connected to a front end side air supply pipe 114 and a front end side water supply pipe 116 disposed in the operation unit 104. Further, a connector part side air supply pipe line 118 and a connector part side water supply pipe line 120 which extend from the operation part 104 to the connector part 108 through the universal cord part 106 are connected.
[0022]
Further, the distal end side air supply conduit 114 and the distal end side water supply conduit 116 join in the middle and are connected to an air / water supply conduit 115 disposed in the insertion portion 102. Furthermore, the connector part side air supply line 118 and the connector part side water supply line 120 are connected to a water supply tank 132 provided in the connector part 108. At this time, the connector part side air supply pipe line 118 branches in the middle and is connected to the control device 138 including the air supply pump 136 via the branch pipe 134.
[0023]
Further, the endoscope 100 is provided with a suction mechanism. The suction mechanism includes a suction valve 121 provided in the operation unit 104, and the suction valve 121 is provided in parallel with the air / water supply valve 109. The suction valve 121 includes a suction cylinder 124 attached to the operation unit 104 and a suction button 122 slidably provided on the suction cylinder 124.
[0024]
The suction cylinder 124 includes a tip-side suction pipe 126 disposed in the operation unit 104 and a connector-side suction provided to extend from the operation unit 104 to the connector unit 108 via the universal cord unit 106. A pipe 128 is connected. The distal end side suction conduit 126 merges with the treatment instrument insertion conduit 130 on the way, and becomes a suction conduit 125 communicating with the distal end portion 150. The connector side suction pipe 128 is connected to a suction pump (not shown).
[0025]
When the air supply / water supply button 110 is pushed by setting the pipe line of the endoscope 100 to the above-described configuration, the side wall hole 142 provided in the active block 140 of the air supply / water supply button 110 and the connector side air supply pipe The path 118 and the connector part side water supply pipe line 120 are communicated with each other. The connector part side air supply pipe line 118 and the connector part side water supply pipe line 120 communicate with the tip part side air supply pipe line 114 and the tip part side water supply pipe line 116, thereby performing a desired air supply / water supply operation. Is done.
[0026]
Further, when the suction button 122 is pushed, the side wall hole 146 provided in the active portion 144 of the suction button 122 communicates with the connector-side suction conduit 128, so that the connector-side suction conduit 128 and the distal end portion are connected. The side suction pipe 126 is communicated with and a desired suction operation is performed.
[0027]
Next, a first embodiment of the distal end portion of the endoscope according to the present invention will be described with reference to the drawings.
[0028]
First, the distal end portion 150 of the endoscope 100 according to the present embodiment will be described with reference to the drawings. FIG. 2 is a front view from the distal end side of the distal end portion 150 of the endoscope according to the present embodiment.
[0029]
As shown in FIG. 2, on the distal end side of the distal end portion main body 152 included in the distal end portion 150, an observation window 154 that is a part of an observation system that captures an image of the subject, and an illumination system that emits illumination light toward the subject. An illumination window 156, a part of a suction mechanism for sucking a body fluid or the like at the time of treatment, and an opening 158 of a suction conduit 125 through which a treatment tool such as forceps is inserted, an observation window 154, and the like An opening 160 of an air / water supply conduit 115 which is a part of an air / water supply mechanism for cleaning the dirt is provided.
[0030]
A distal end cap 166 integrally provided with a nozzle 164 in which an opening 162 for ejecting the cleaning / drying fluid from the air / water feeding conduit 115 toward the surface of the observation window 154 is formed in the distal end main body 152. Is inserted.
[0031]
Further, a suction communication port 168 for more reliably removing water droplets adhering to the observation window 154 at the time of cleaning is provided on the distal end surface of the distal end main body 152 at least at a portion facing the opening 162 of the nozzle 164. Yes. Further, a suction communication port 169 is provided in the vicinity of the suction communication port 168 on the distal end surface of the distal end portion main body 152. The suction communication port 169 has a tip end covered with a tip cap 166 and sucks and removes water and the like accumulated between the tip cap 166 and the tip portion main body 152.
[0032]
These suction communication ports 168 and 169 are connected to a suction conduit 158 provided inside the distal end portion main body 152 via a suction communication groove 170 and a suction communication path 171 formed on the side surface of the distal end portion main body 152. A suction communication path is formed by the inner surface of the tip cap 166, the suction communication groove 170 and the suction communication path 171. With such a configuration, when the suction pipe 158 has a negative pressure, the suction communication port 168, the suction communication passage 171, the suction communication groove 170, and the suction communication passage formed by the inner surface of the tip cap 166, A suction force acts on 169.
[0033]
Accordingly, the suction communication ports 168 and 169 are able to suck water, air, and the like that have been ejected from the nozzle 164 and have passed through the object to be cleaned such as the observation window 154. In this way, since water or the like ejected from the nozzle 164 is sucked into the suction communication ports 168 and 169, it is possible to prevent water or the like from splashing outside through the edge of the tip portion 150. In particular, when water or the like is ejected from the nozzle 164 at a wide angle, water or the like that accumulates in a portion of the distal end surface of the distal end portion body 152 covered with the distal end cap 166 can be efficiently sucked by the suction communication port 169. I can do it.
[0034]
next. A configuration of the distal end portion 150 of the insertion portion 102 of the endoscope 100 according to the present embodiment will be described with reference to the drawings. FIG. 3A is a sectional view in the axial direction of the distal end portion 150 of the endoscope 100 according to the present embodiment, and FIG. 3B is an enlarged view of a portion A in FIG.
[0035]
As shown in FIG. 3A, the distal end portion 150 of the insertion portion 102 is connected to the distal end portion main body 152 with an angle portion 174 that is bent by an operation wire 172 extending from the operation portion 104. In the angle portion 174, a plurality of tubular members are alternately connected by connecting portions (not shown) provided at a total of four locations, for example, one pair in the vertical direction and one pair in the horizontal direction.
[0036]
An operation wire fixing portion 178 is formed on the tubular member 176 provided on the distal end portion main body 152 side by being recessed inward from the outer surface. By inserting the operation wire 172 into the operation wire fixing portion 178, the operation wire 172 is formed. Is fixed. With such a configuration, the angle portion 174 is bent by remote control with the operation portion 102, and the tip portion main body 152 can be directed in a desired direction.
[0037]
The outer periphery of the bending tube 180 formed by the angle portion 174 and the distal end portion main body 152 is covered with a knitting tube (not shown) formed by knitting a filamentary strand, and the knitting tube is further made of synthetic rubber. It is covered with a jacket tube 182 formed by, for example. Further, the outer tube 182 is tied from the outside with a thread or the like so as not to be easily peeled off from the bending tube 180, and the wound part 184 is a sealing material such as an adhesive so that the thread is not detached. Covered with 186.
[0038]
A lens barrel 188 constituting an objective optical system including an observation window 154 is attached to the distal end main body 152, and a solid-state imaging device 192 is provided via a prism 190 at an imaging position of the objective optical system. . A cable 196 is drawn from the substrate 194 of the solid-state image sensor 192. In addition, a suction conduit 125 that is a part of a suction mechanism that sucks body fluids and the like during treatment and through which a treatment tool such as forceps is inserted is provided in the distal end portion main body 152.
[0039]
Further, a tip cap 166 provided with a nozzle 164 for supplying the observation window 154 with cleaning water for cleaning the observation window 154 and the like and pressurized air for drying the observation window 154 after being cleaned is provided at the tip portion main body. 152 is fitted. The nozzle 164 communicates with the air / water supply conduit 115 so that cleaning water or pressurized air from the air / water supply conduit 115 is ejected from the opening 162. When contaminants adhere to the observation window 154, first, washing water is jetted onto the observation window 154 to wash away the contaminants. Then, after the cleaning water is ejected, pressurized air is ejected toward the observation window 154 in order to dry / remove water droplets adhering to the surface of the observation window 154.
[0040]
Further, in the present embodiment, at the portion facing the opening 162 of the nozzle 164, the distal end portion 152 a of the distal end portion main body 152 is located on the distal end side with respect to the distal end portion 166 a of the distal end cap 166. Further, as shown in FIG. 3B, the tip portion 166a of the tip cap 166 and the tip portion 152a of the tip portion main body 152 are continuous at the edge portion of the portion facing the opening 162 of the nozzle 164. The outer shape of the part is a smooth curved surface as a whole.
[0041]
By adopting the above-described configuration for the distal end portion 150, by supplying pressurized air from the nozzle 164 after cleaning, water droplets and the like adhering to the observation window 154 and the like are removed without stagnation in the distal end portion 152a of the distal end portion main body 152. It becomes easy to be done. For this reason, it is possible to prevent deterioration of the observation field of view due to the observation window 154 after washing being clouded with water droplets or the like.
[0042]
FIG. 4 is a cross-sectional view taken along the line BB in FIG. 3A, and is a cross-sectional view seen from the proximal end side of the distal end portion 150. The distal end main body 152 is formed with a plurality of through holes. In each of these through holes, a lens barrel 188 having an observation window 154 that is a part of the observation system, an illumination function part 198 that is a part of the illumination system, a suction conduit 125 that is a part of the suction mechanism, and a feed line An air / water supply line 115 which is a part of the air / water supply mechanism is provided.
[0043]
Further, as described above, the suction communication groove 170 and the suction communication path 171 are formed on the side surface of the distal end portion main body 152. The suction communication groove 170 communicates with suction communication ports 168 and 169 formed in the distal end portion 152a of the distal end portion main body 152 serving as an edge portion of a portion facing the opening portion 162 of the nozzle 164. By adopting such a configuration for the tip body 152, even if the suction pipe 158 and the suction communication ports 168, 169 which are a part of the suction mechanism are separated, the suction pipe 158 is set to a negative pressure, It is possible to apply a suction action to the suction communication ports 168 and 169 via the suction communication path 171, the suction communication groove 170 and the suction communication path formed by the inner surface of the tip cap 166. For this reason, by applying a suction action to the suction communication ports 168 and 169, water droplets and the like can be more reliably removed.
[0044]
Next, referring to the drawings, the configuration of the connection from the suction communication ports 168, 169 formed in the end portion 152a of the distal end portion main body 152 of this embodiment to the suction conduit 158 provided in the distal end portion main body 152 will be described. explain.
[0045]
FIG. 5A is a side view of the tip cap 166 and the tip portion main body 152 of this embodiment, and FIG. 5B is a front view from the tip side of the tip portion main body 152. FIG. 6 is a side view when the tip cap 166 is worn on the tip portion main body 152 of the present embodiment.
[0046]
As described above, the suction communication groove 170 and the suction communication path 171 are formed on the side surface on the distal end side of the distal end main body 152. A suction communication port 168 is formed at the end 152 a of the tip body 152 facing the opening 162 of the nozzle 164 provided in the tip cap 166, and suction is performed via the suction communication groove 170 and the suction communication path 171. The pipe 158 is in communication.
[0047]
When the distal end cap 152 is attached to the distal end main body 152, the suction communication groove 170 and the suction communication path 171 are blocked from the outside as the inner surface of the distal end cap 166 becomes a wall as shown in FIG. Then, by applying a negative pressure to the suction pipe 158, it is possible to apply a suction action to the suction communication ports 168 and 169 via the suction communication groove 170 and the suction communication path 171.
[0048]
Further, in the present embodiment, as shown in FIG. 6, when the tip cap 166 is attached to the tip portion main body 152, the tip portion 152a of the tip portion main body 152 is the tip of the portion facing the opening 162 of the nozzle 164. The cap 166 is located on the tip side from the tip 166a. For this reason, by supplying pressurized air from the nozzle 164 after cleaning, water droplets and the like adhering to the observation window 154 and the like are easily removed without stagnation in the end portion 152a of the tip end body 152.
[0049]
Next, the operation when the conventional tip cap 66 is worn and when the tip cap 166 of the present embodiment is worn will be described with reference to the drawings.
[0050]
FIGS. 7A and 7B are operation explanatory diagrams when the conventional tip cap 66 is worn, and FIG. 7B is an operation explanatory view when the tip cap 166 of the present embodiment is worn.
[0051]
Conventionally, as shown in FIG. 7 (a), the tip portion 52a of the tip portion main body 52 and the tip portion 66a of the tip cap 66 are substantially the portions of the tip cap 66 that face the opening 62 of the nozzle 64. The tip end 66a of the tip cap 66 is arranged so as to protrude on the same plane. For this reason, a slight level difference or gap is generated between the tip end portion 52 a of the tip end body 52 and the tip end portion 66 a of the tip cap 66. Therefore, when pressurized air is supplied to dry the observation window 54 after the observation window 54 is fed and washed from the nozzle 64, water drops w are caught in these steps and gaps. In other words, the water droplets w adhering to the observation window 54 at the time of cleaning cannot be completely removed only by the air feeding action from the nozzle 64.
[0052]
On the other hand, in this embodiment, as shown in FIG. 7B, the portion facing the opening 162 of the nozzle 164 provided in the tip cap 166 is located at the tip cap rather than the tip 152 a of the tip body 152. A distal end portion 166a of 166 is disposed on the proximal end side. For this reason, after the observation window 154 is fed and washed from the nozzle 164, pressurized air is supplied to dry the observation window 154, so that water droplets are blown to the outside of the tip body 152, and the observation window 154 It becomes possible to easily remove the water droplets w attached to the surface. In other words, the water droplets w attached to the observation window 154 at the time of cleaning can be easily removed only by the air supply action from the nozzle 164.
[0053]
In this embodiment, as described above, the suction communication ports 168 and 169 perform the suction action through the suction communication groove 170 and the suction communication path 171 by setting the suction pipe 158 to a negative pressure. , The water droplets w attached to the surface of the observation window 154 are more reliably removed.
[0054]
As mentioned above, although preferred embodiment of this invention was described referring an accompanying drawing, this invention is not limited to this example. It will be obvious to those skilled in the art that various changes or modifications can be conceived within the scope of the technical idea described in the claims, and these are naturally within the technical scope of the present invention. It is understood that it belongs.
[0055]
For example, although two suction communication ports are provided at the end of the distal end portion of the endoscope according to the first embodiment, at least one suction communication port may be provided near the observation window. . Further, it is possible to provide three or more suction communication ports by extending the suction communication groove formed in the tip body.
[0056]
Further, in the first embodiment, the suction communication channel is formed by the suction communication groove formed on the outer side surface of the tip body and the inner side surface of the tip cap. A suction communication passage may be formed by the groove and the outer surface of the tip body.
[0057]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, when the distal end surface of the distal end portion of the endoscope is cleaned, the water drainage can be further improved by supplying the pressurized air. It becomes possible to more reliably and easily remove water adhering to the surface of a window or the like.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall configuration diagram of a pipeline of an endoscope to which a distal end portion of an endoscope according to a first embodiment of the present invention is applied.
FIG. 2 is a front view from the distal end side of the distal end portion of the endoscope according to the first embodiment.
FIG. 3A is an axial sectional view of a distal end portion of the endoscope according to the first embodiment;
FIG. 3B is an enlarged view of a portion A in FIG.
4 is a cross-sectional view taken along the line BB in FIG.
FIG. 5A is a side view of the tip cap and the tip portion main body according to the first embodiment;
(B) is a front view from the front end side of a front-end | tip part main body.
FIG. 6 is a side view when a tip cap is worn on the tip body of the first embodiment.
FIG. 7A is an operation explanatory diagram when a conventional tip cap is worn and washed, and FIG. 7B is an action when the tip cap according to the first embodiment is worn and washed. It is explanatory drawing.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 100 Endoscope 102 Insertion part 104 Operation part 106 Universal cord part 108 Connector part 115 Air supply / water supply conduit 125 Suction conduit 150 Tip part 152 Tip part main body 152a Tip part main body tip 154 Observation window 156 Illumination window 158, 160, 162 Opening portion 164 Nozzle 166 Tip cap 166a Tip cap tip portions 168, 169 Suction communication port 170 Suction communication groove 171 Suction communication path

Claims

In an endoscope distal end portion in which a distal end cap formed integrally with a nozzle for cleaning the distal end surface of the distal end portion main body is detachably provided on the distal end portion main body provided at the distal end of the insertion portion;
At least the portion facing the opening of the nozzle is such that the tip of the tip body is located on the tip side of the tip of the tip cap,
The distal end surface of the tip body, the inner surface of the end cap, the formed surrounded by the outer surface of the distal end portion main body having a surface that projects distally from the distal end portion of the tip cap, the tip A suction communication port communicating with a suction conduit of a suction mechanism provided in the endoscope is provided at least at a portion facing the opening of the nozzle located on the tip side of the tip of the cap ,
An endoscope distal end portion, wherein an observation window is provided on the distal end side of the distal end portion main body to transmit a subject image to an objective optical system provided therein.

The tip of the tip cap and the tip of the tip body are continuous at least at the edge of the portion facing the nozzle opening, and the outer shape of the edge is a smooth curved surface as a whole. The endoscope front-end | tip part of Claim 1.

2. The suction communication port according to claim 1, wherein the suction communication port communicates with the suction conduit via a suction communication passage formed between a side surface of the tip body and the tip cap. End of the endoscope.