JP4307608B2 - sewing machine - Google Patents

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JP4307608B2
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flywheel
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    • D05B69/00—Driving-gear; Control devices
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    • D05B—SEWING
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Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ミシンのはずみ車に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
工業用ミシンには主軸を駆動する手段として、間接駆動手段と、直接駆動手段がある。
まず、間接駆動手段について、図８、図９による説明する。
テーブル５０の上面に固定したミシン５１のフレーム５２には、軸受け５３を介して主軸５４が回転自在に支持されている。この主軸５４に右端には、Ｖ溝５５を形成したボス部５６と、手回し部５７とを有するはずみ車５８が固定されている。そして、このはずみ車５８には、テーブル５０の下面に固定したモータ５９のプーリ６０との間に、Ｖベルト６１が掛け渡され、モータ５９の回転により、はずみ車５８とともに主軸５４が回転する。６２ははずみ車５８のボス部５６のみを被覆する被覆部としてのベルトカバーである。
【０００３】
次に、直接駆動手段について、図１０、図１１により説明する。
この駆動手段は、フレーム５２の中にモータ５９を直接支持し、そのモータ軸６３の右端に、ボス部５６と手回し部５７とを有するはずみ車５８が固定され、モータ軸６３の左端はミシンの主軸５４が連結されている。そして、モータ５９の回転により、はずみ車５８と主軸５４とが回転する。また、はずみ車５８のボス部５６は、被覆部としてのフレーム５２の右端部５２ａ、または図８、図９に示すようなベルトカバー６２により被覆されている。
【０００４】
しかし、これら間接駆動手段と直接駆動手段のはずみ車５８の部分においては、次のような問題があった。
即ち、モータ５９の回転によりはずみ車５８が回転すると、はずみ車５８のボス部５６の周囲が、被覆部としてのベルトカバー６２またはフレーム５２の右端部５２ａにより被覆されているいるために、はずみ車５８とベルトカバー６２またはフレーム５２の右端部５２ａとの狭い空間が負圧となり、はずみ車５８の手回し部５７側から、空間に向けて空気流が生じる。そして、はずみ車５８のボス部５６が、径の同じ円筒状であるために、不図示の糸巻から垂れ下がっている糸Ｔが、隙間Ｓから空間に引き込まれ、はずみ車５８のボス部５６の周囲やＶベルト６１や主軸５４またはモータ軸６３等に巻きつくことがある。
【０００５】
この巻きつきに気づかずに縫製作業を続けると、大量の糸Ｔが消費され糸Ｔが無駄になるとともに、その巻きついた糸を取り除くのに、多くの時間を費やすために縫製作業能率が低下する等の問題がある。
また、この巻きついた糸が、はずみ車５８の端面と軸受け５３の端面との間や、主軸５４と軸受け５３の孔との間に入り込むと、それらの間の摩擦の増大によりトルクが大きくなって、ミシンのの主軸５４の回転が不能となったり、モータ５９が焼き付いたりする等の問題が発生する。
【０００６】
これらの問題点を解決するため、図１２〜図１５に示す、実公平８−７６の技術が開示されている。
図１２は、モータプーリ６０側面の円筒状のつば部６０ａに、切り欠き６０ｂが形成されている。この切り欠き６０ｂは矢印Ｙの回転方向に対して、回転方向の前方は浅く、後方にゆくにしたがって序序に深くなるように傾斜し、その後端はつば部６０ａの端面に対して略垂直になるように形成されている。
【０００７】
そして、モータプーリ６０のつば部６０ａの外周に垂れ下がった糸Ｔは、モータプーリ６０の回転により、切り欠き６０ｂの斜面からに沿ってその後端に達し、垂直な部分に図１３に示すようにように引っ掛かり、この糸Ｔはつば部６０ａの外周に巻き付けられ、不図示のモータ軸への巻きつきを防止するものである。
また、図１４は、モータプーリ６０側面に、つば部６０ａに沿って突出する突起部６０ｃを設けた構成である。
【０００８】
そして、図１５に示すように、モータプーリ６０のつば部６０ａの外周に垂れ下がった糸Ｔは、モータプーリ６０の回転により、突起部６０ｃに巻きつき、この糸Ｔはつば部６０ａの外周に巻き付けられ、不図示のモータ軸への巻きつきを防止するものである。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来技術をミシンのはずみ車に応用することによって、主軸への糸の巻きつきは防止できるが、はずみ車のボス部やＶベルトにに糸が巻き付けられ、この巻きつきに気づかずに縫製作業を続けると、大量の糸Ｔが消費され糸Ｔが無駄になるとともに、その巻きついた糸を取り除くのに、多くの時間を費やすために縫製作業能率が低下する等の問題がある。
【００１０】
この発明は上記実情に鑑みてなされたもので、糸が巻きつくのを防止するミシンのはずみ車を提供することを目的としている。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項１記載の発明は、
ミシンのフレーム内に配置され、モータ軸を有するモータと、
前記モータ軸の左端に連結されたミシン主軸と、
前記モータ軸の右端に固定されたはずみ車と、
前記はずみ車が、
はずみ車の被覆部から外方に露出する手回し部と、
前記被覆部の内方に位置する円筒状のボス部と、
前記被覆部と前記はずみ車の手回し部との間に形成された隙間を備えるミシンにおいて、
前記はずみ車が、
糸のボス部側への移動を妨げるために、前記隙間に対向するように、前記手回し部と前記ボス部との間に溝を形成するとともに、前記溝の側面が該底面に対して直交するように形成した。
【００１２】
この請求項１の発明によれば、はずみ車のボス部に垂れ下がった糸は、ボス部に形成した溝に入り、はずみ車が回転してもその糸は溝に対して滑るとともに、空気流によって糸がボス部側に引かれても、糸は溝の側端面によりボス部側への移動が妨げられ、糸はボス部に巻きつくことがなく、糸Ｔの無駄をなくすことができるとともに、その巻きついた糸を取り除く手間が不要となり、縫製作業効率を向上することができる効果がある。
【００１３】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について、図１〜図７の図面を参照しながら説明する。
なお、従来の技術の構成と同じ構成の部分については、従来の技術と同じ部分名称と部分番号を使って説明する。
【００１４】
図１〜図３は、間接駆動手段に第一の実施例を実施した実施例であり、５２はミシンのフレーム、５３は主軸５４の軸受け、５８は、Ｖ溝５５を形成したボス部５６と、手回し部５７とを有するはずみ車であり、このはずみ車５８は主軸５４に固定されている。６１は不図示のモータプーリとに掛け渡されたＶベルトである。６２は、はずみ車５８のボス部５６の外側を覆う被覆部としての、ベルトカバーである。１は、前記はずみ車５８のボス部５６と手回し部５７との間に形成された溝であり、この溝１の表面は摩擦抵抗が小さくなるように加工されている。
【００１５】
この第一の実施例の構成は以上であり、この実施例において不図示の糸巻からの糸Ｔの端が隙間Ｓから、図３のようにはずみ車５８のボス部５６に垂れ下がると、糸Ｔは溝１の中に入る。
図３のように糸Ｔの端が溝１の中に入った状態で、はずみ車５８が時計方向に回転すると、溝１の表面は摩擦抵抗が小さく且つ径が大きいために、ボス部５６は糸Ｔに対して滑りながら回転する。
【００１６】
また、ベルトカバー６２とはずみ車５８のボス部５６との間に発生する空気流により糸Ｔの端が引かれても、溝１の左端面で移動が妨げられるので、糸Ｔは溝１から外れることはなく、糸Ｔの端はボス部５６に巻きつくことがない。
図４〜図５は、直接駆動手段に上記第一の実施例を実施した実施例であり、５２はミシンのフレーム、５９はモータでありフレーム５２の中に直接支持されている。そのモータ軸６３の右端に、ボス部５６と手回し部５７とを有するはずみ車５８が固定され、図示しないがモータ軸６３の左端はミシンの主軸が連結されている。また、はずみ車５８のボス部５６と手回し部５７との間に溝１が形成され、この溝１の表面は摩擦抵抗が小さくなるように加工されている。
【００１７】
また、はずみ車５８のボス部５６は、被覆部としてのフレーム５２の右端部５２ａ、またはベルトカバー６２により被覆されている。
そして、この実施例においては、モータ５９の回転により、はずみ車５８とミシンの主軸とが直接回転される。
この実施例において不図示の糸巻からの糸Ｔの端が隙間Ｓから、図３のようにはずみ車５８のボス部５６に垂れ下がると、糸Ｔは溝１の中に入る。
【００１８】
図３のように糸Ｔの端が溝１の中に入った状態で、はずみ車５８が時計方向に回転すると、溝１の表面は摩擦抵抗が小さく且つ径が大きいために、ボス部５６は糸Ｔに対して滑りながら回転する。
また、フレーム５２の右端部５２ａ、またはベルトカバー６２とはずみ車５８のボス部５６との間に発生する空気流により糸Ｔの端が引かれても、溝１の左端面で移動が妨げられるので、糸Ｔは溝１から外れることはなく、糸Ｔの端はボス部５６に巻きつくことがない。
【００１９】
図６は、間接駆動手段に第二の実施例を実施した実施例であり、この実施例は第一の実施例における、はずみ車５８のボス部５６と手回し部５７との間に形成した溝１を、複数本（２本）とした構成であり、他の構成は第一の実施例と同様なので、詳細な構成の説明は省略する。
従って、この第二の実施例においても、図３のように糸Ｔの端が溝１の中に入った状態で、はずみ車５８が時計方向に回転すると、溝１の表面は摩擦抵抗が小さく且つ径が大きいために、ボス部５６は糸Ｔに対して滑りながら回転する。
【００２０】
また、ベルトカバー６２とはずみ車５８のボス部５６との間に発生する空気流により糸Ｔの端が引かれても、溝１の左端面で移動が妨げられるので、糸Ｔは溝１から外れることはなく、糸Ｔの端はボス部５６に巻きつくことがない。
図７は、直接駆動手段に第三の実施例を実施した実施例であり、この実施例は、はずみ車５８のボス部５６と手回し部５７との間に、断面形状が円弧で螺旋状の溝１ａを形成した構成であり、他の構成は第一の実施例と同様なので、詳細な構成の説明は省略する。
【００２１】
また、この螺旋状の溝１ａは、図３のように溝１ａに糸Ｔが垂れ下がった状態から、はずみ車５８が回転すると、糸Ｔは螺旋状の溝１ａの作用により、はずみ車５８の手回し部５７の側端面側に寄せられるように形成されている。
従って、この第三の実施例において、図３のように糸Ｔの端が溝１ａの中に入った状態で、はずみ車５８が時計方向に回転すると、溝１ａの表面は摩擦抵抗が小さく且つ径が大きいために、ボス部５６は糸Ｔに対して滑りながら回転する。
【００２２】
また、フレーム５２の右端部５２ａ、またはベルトカバー６２とはずみ車５８のボス部５６との間に発生する空気流により糸Ｔの端が引かれても、溝１ａの螺旋状の作用によって、糸Ｔははずみ車５８の手回し部５７の側端面側に寄せられるので、移動が妨げられるから、糸Ｔは溝１ａから外れることはなく、糸Ｔの端はボス部５６に巻きつくことがない。
【００２３】
また、この発明は、ミシンの駆動用モータのプーリにも応用できる。
なお、上記した溝の実施の形態は、実施例に示した具体的構造に限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【００２４】
【発明の効果】
以上のように、本発明のはずみ車によれば、被覆部から外方に露出する手回し部と、被覆部の内方に位置するボス部とを有するミシンのはずみ車において、
手回し部とボス部との間に、溝を形成する構成とした。
これにより本発明においては、はずみ車のボス部に垂れ下がった糸は、ボス部に形成した溝に入り、はずみ車が回転してもその糸は溝に対して滑るとともに、空気流によって糸がボス部側に引かれても、糸は溝の側端面によりボス部側への移動が妨げられ、糸はボス部やＶベルト等に巻きつくことがなく、糸Ｔの無駄をなくすことができ、経済性に優れるとともに、その巻きついた糸を取り除く手間が不要となり、縫製作業能率を向上することができる効果がある。
【００２５】
また、はずみ車のボス部に巻きつくことがないので、主軸やモータ軸に糸が巻きつく事が防止され、糸の巻きつきによる主軸やモータ軸のトルクの増大による、ミシンの駆動不能やモータの焼きつき等も防止出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の、第一実施例のはずみ車の斜視図である。
【図２】本発明の、第一実施例のはずみ車を、間接駆動手段により駆動されるミシンに実施したはずみ車の断面図である。
【図３】本発明の、第一実施例のはずみ車の側面図である。
【図４】本発明の、第一実施例のはずみ車を、直接駆動手段により駆動されるミシンに実施したはずみ車の斜視図である。
【図５】本発明の、第一実施例のはずみ車を、直接駆動手段により駆動されるミシンに実施したはずみ車の断面図である。
【図６】本発明の、第二実施例のはずみ車を、間接駆動手段により駆動されるミシンに実施したはずみ車の断面図である。
【図７】本発明の、第三実施例のはずみ車を、直接駆動手段により駆動されるミシンに実施したはずみ車の一部断面図である。
【図８】従来の間接駆動手段により駆動されるミシンの正面図である。
【図９】従来の間接駆動手段により駆動されるミシンの、はずみ車部分の断面図である。
【図１０】従来の直接駆動手段により駆動されるミシンの正面図である。
【図１１】従来の直接駆動手段により駆動されるミシンの、はずみ車部分の断面図である。
【図１２】従来の、糸の巻きつき防止の技術の一例を示す、モータプーリの斜視図である。
【図１３】図１２のモータプーリの左側面図である。
【図１４】従来の、糸の巻きつき防止の技術の一例を示す、モータプーリの斜視図である。
【図１５】図１４のモータプーリの左側面図である。
【符号の説明】
１ 溝
１ａ 溝
５１ ミシン
５２ フレーム
５２ａ 右端部 （被覆部）
５４ 主軸
５６ ボス部
５７ 手回し部
５８ はずみ車
５９ モータ
６１ Ｖベルト
６２ ベルトカバー （被覆部）
６３ モータ軸
Ｓ 隙間
Ｔ 糸[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a sewing machine flywheel.
[0002]
[Prior art]
Industrial sewing machines include indirect drive means and direct drive means as means for driving the main shaft.
First, the indirect driving means will be described with reference to FIGS.
A main shaft 54 is rotatably supported by a frame 52 of a sewing machine 51 fixed to the upper surface of the table 50 via a bearing 53. A flywheel 58 having a boss portion 56 having a V-groove 55 and a hand turning portion 57 is fixed to the right end of the main shaft 54. The flywheel 58 is spanned between the pulley 60 of the motor 59 fixed to the lower surface of the table 50, and the spindle 54 rotates together with the flywheel 58 by the rotation of the motor 59. Reference numeral 62 denotes a belt cover as a covering portion that covers only the boss portion 56 of the flywheel 58.
[0003]
Next, the direct drive means will be described with reference to FIGS.
The driving means directly supports the motor 59 in the frame 52, and a flywheel 58 having a boss portion 56 and a hand turning portion 57 is fixed to the right end of the motor shaft 63. The left end of the motor shaft 63 is the main shaft of the sewing machine. 54 are connected. The flywheel 58 and the main shaft 54 are rotated by the rotation of the motor 59. Further, the boss portion 56 of the flywheel 58 is covered with a right end portion 52a of the frame 52 as a covering portion or a belt cover 62 as shown in FIGS.
[0004]
However, the flywheel 58 portion of the indirect drive means and the direct drive means has the following problems.
That is, when the flywheel 58 is rotated by the rotation of the motor 59, the periphery of the boss portion 56 of the flywheel 58 is covered with the belt cover 62 as the covering portion or the right end portion 52a of the frame 52. A narrow space with the cover 62 or the right end portion 52a of the frame 52 becomes negative pressure, and an air flow is generated from the handwheel 57 side of the flywheel 58 toward the space. Since the boss portion 56 of the flywheel 58 has a cylindrical shape with the same diameter, the thread T hanging from a bobbin (not shown) is drawn into the space from the gap S, and around the boss portion 56 of the flywheel 58 and V The belt 61, the main shaft 54, or the motor shaft 63 may be wound around.
[0005]
If you continue sewing without noticing this winding, a large amount of thread T will be consumed and the thread T will be wasted, and it will take a lot of time to remove the wound thread, and the sewing work efficiency will decrease. There is a problem such as.
Further, when the wound yarn enters between the end surface of the flywheel 58 and the end surface of the bearing 53 or between the main shaft 54 and the hole of the bearing 53, the torque increases due to an increase in friction between them. There arise problems that the main shaft 54 of the sewing machine cannot be rotated or the motor 59 is burned.
[0006]
In order to solve these problems, a technique of actual fairness 8-76 shown in FIGS. 12 to 15 is disclosed.
In FIG. 12, a notch 60b is formed in a cylindrical flange portion 60a on the side surface of the motor pulley 60. The notch 60b is inclined with respect to the rotation direction of the arrow Y so that the front of the rotation direction is shallow, and the rear end is substantially perpendicular to the end surface of the collar portion 60a. It is formed to become.
[0007]
Then, the thread T hanging from the outer periphery of the collar portion 60a of the motor pulley 60 reaches the rear end along the inclined surface of the notch 60b by the rotation of the motor pulley 60, and is caught in the vertical portion as shown in FIG. The yarn T is wound around the outer periphery of the collar portion 60a to prevent winding around a motor shaft (not shown).
FIG. 14 shows a configuration in which a protrusion 60 c that protrudes along the flange portion 60 a is provided on the side surface of the motor pulley 60.
[0008]
Then, as shown in FIG. 15, the thread T hanging from the outer periphery of the flange portion 60a of the motor pulley 60 is wound around the protrusion 60c by the rotation of the motor pulley 60, and this thread T is wound around the outer periphery of the flange portion 60a. This prevents winding around a motor shaft (not shown).
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
However, by applying this conventional technology to a sewing machine flywheel, it is possible to prevent the thread from being wound around the main shaft, but the thread is wound around the boss and V belt of the flywheel and the sewing work is not noticed. If the operation is continued, a large amount of the thread T is consumed and the thread T is wasted, and there is a problem that the sewing work efficiency is lowered because much time is required to remove the wound thread.
[0010]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide a sewing machine flywheel that prevents yarn from winding.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problem, the invention according to claim 1
A motor disposed in the frame of the sewing machine and having a motor shaft;
A sewing machine main shaft coupled to the left end of the motor shaft;
A flywheel fixed to the right end of the motor shaft;
The flywheel is
A hand turning part exposed outward from the handwheel cover,
A cylindrical boss portion located inward of the covering portion;
In a sewing machine provided with a gap formed between the covering portion and the handwheel portion of the flywheel ,
The flywheel is
In order to prevent the yarn from moving to the boss portion side, a groove is formed between the hand-turned portion and the boss portion so as to face the gap, and the side surface of the groove is orthogonal to the bottom surface. Formed as follows.
[0012]
According to the first aspect of the present invention, the yarn hanging from the boss portion of the flywheel enters the groove formed in the boss portion, and even if the flywheel rotates, the yarn slides against the groove, and the yarn flows by the air flow. Even if the yarn is pulled toward the boss portion side, the movement of the yarn to the boss portion side is hindered by the side end surface of the groove, the yarn does not wind around the boss portion, the waste of the yarn T can be eliminated, and the winding There is no need to remove the thread, and the sewing work efficiency can be improved.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings of FIGS.
In addition, the part of the structure same as the structure of a prior art is demonstrated using the same part name and part number as the prior art.
[0014]
1 to 3 show an embodiment in which the first embodiment is implemented in the indirect drive means, wherein 52 is a sewing machine frame, 53 is a bearing of a main shaft 54, 58 is a boss portion 56 having a V groove 55 formed therein. The flywheel having a hand turning portion 57 is fixed to the main shaft 54. Reference numeral 61 denotes a V-belt that is stretched around a motor pulley (not shown). Reference numeral 62 denotes a belt cover as a covering portion that covers the outside of the boss portion 56 of the flywheel 58. Reference numeral 1 denotes a groove formed between the boss portion 56 and the hand-turning portion 57 of the flywheel 58, and the surface of the groove 1 is processed so as to reduce the frictional resistance.
[0015]
The configuration of the first embodiment is as described above. In this embodiment, when the end of the yarn T from a not-illustrated spool is suspended from the gap S to the boss portion 56 of the flywheel 58 as shown in FIG. Enter into groove 1.
When the flywheel 58 rotates clockwise with the end of the thread T in the groove 1 as shown in FIG. 3, the surface of the groove 1 has a small frictional resistance and a large diameter. Rotates while sliding against T.
[0016]
Even if the end of the yarn T is pulled by the air flow generated between the belt cover 62 and the boss portion 56 of the flywheel 58, the movement of the yarn T is hindered at the left end surface of the groove 1, so that the yarn T is detached from the groove 1. The end of the thread T does not wrap around the boss portion 56.
4 to 5 show an embodiment in which the first embodiment is implemented in the direct drive means, 52 is a sewing machine frame, 59 is a motor, and is directly supported in the frame 52. A flywheel 58 having a boss portion 56 and a hand-turning portion 57 is fixed to the right end of the motor shaft 63. Although not shown, the main shaft of the sewing machine is connected to the left end of the motor shaft 63. Further, the groove 1 is formed between the boss part 56 and the hand-turning part 57 of the flywheel 58, and the surface of the groove 1 is processed so that the frictional resistance is reduced.
[0017]
Further, the boss portion 56 of the flywheel 58 is covered with a right end portion 52 a of the frame 52 as a covering portion or a belt cover 62.
In this embodiment, the flywheel 58 and the main shaft of the sewing machine are directly rotated by the rotation of the motor 59.
In this embodiment, when the end of the yarn T from the unillustrated bobbin hangs down from the gap S to the boss portion 56 of the flywheel 58 as shown in FIG. 3, the yarn T enters the groove 1.
[0018]
When the flywheel 58 rotates clockwise with the end of the thread T in the groove 1 as shown in FIG. 3, the surface of the groove 1 has a small frictional resistance and a large diameter. Rotates while sliding against T.
Further, even if the end of the thread T is pulled by the air flow generated between the right end portion 52a of the frame 52 or the belt cover 62 and the boss portion 56 of the flywheel 58, the movement is hindered on the left end surface of the groove 1. The thread T does not come off the groove 1 and the end of the thread T does not wrap around the boss portion 56.
[0019]
FIG. 6 is an embodiment in which the second embodiment is implemented in the indirect drive means, and this embodiment is the groove 1 formed between the boss portion 56 and the hand-turning portion 57 of the flywheel 58 in the first embodiment. The configuration is a plurality (two), and the other configuration is the same as that of the first embodiment, and therefore, detailed description of the configuration is omitted.
Therefore, also in this second embodiment, when the flywheel 58 rotates clockwise with the end of the thread T in the groove 1 as shown in FIG. 3, the surface of the groove 1 has a small frictional resistance and Since the diameter is large, the boss portion 56 rotates while sliding with respect to the thread T.
[0020]
Even if the end of the yarn T is pulled by the air flow generated between the belt cover 62 and the boss portion 56 of the flywheel 58, the movement of the yarn T is hindered at the left end surface of the groove 1, so that the yarn T is detached from the groove 1. The end of the thread T does not wrap around the boss portion 56.
FIG. 7 shows an embodiment in which the third embodiment is implemented in the direct drive means. In this embodiment, a spiral groove having a circular cross section is formed between the boss portion 56 and the hand-turning portion 57 of the flywheel 58. This is a configuration in which 1a is formed, and the other configuration is the same as that of the first embodiment, and therefore, detailed description of the configuration is omitted.
[0021]
In addition, when the flywheel 58 rotates from the state in which the thread T hangs down in the groove 1a as shown in FIG. 3, the spiral groove 1a is rotated by the handed portion 57 of the flywheel 58 by the action of the spiral groove 1a. It is formed to be brought close to the side end face side.
Therefore, in this third embodiment, when the flywheel 58 rotates clockwise with the end of the thread T in the groove 1a as shown in FIG. 3, the surface of the groove 1a has a small frictional resistance and a diameter. Is large, the boss portion 56 rotates while sliding with respect to the thread T.
[0022]
Even if the end of the yarn T is pulled by the air flow generated between the right end portion 52a of the frame 52 or the belt cover 62 and the boss portion 56 of the flywheel 58, the thread T is caused by the spiral action of the groove 1a. Since the movement is hindered because the handwheel 57 is moved toward the side end face of the flywheel 58, the thread T does not come off the groove 1a, and the end of the thread T does not wind around the boss part 56.
[0023]
The present invention can also be applied to a pulley of a driving motor for a sewing machine.
The embodiment of the groove described above is not limited to the specific structure shown in the example, and can be appropriately changed without departing from the gist of the invention.
[0024]
【The invention's effect】
As described above, according to the flywheel of the present invention, in the flywheel of the sewing machine having the hand turning portion exposed outward from the covering portion and the boss portion located inward of the covering portion,
A groove is formed between the hand-turned portion and the boss portion.
Thus, in the present invention, the yarn hanging from the boss portion of the flywheel enters the groove formed in the boss portion, and even if the flywheel rotates, the yarn slides against the groove, and the yarn is moved to the boss portion side by the air flow. The yarn is prevented from moving to the boss part side by the side end face of the groove, and the thread does not wrap around the boss part or the V-belt, so that the waste of the thread T can be eliminated. This eliminates the need to remove the wound thread and improves the sewing work efficiency.
[0025]
In addition, since it does not wind around the boss part of the flywheel, it is possible to prevent the thread from being wound around the main shaft or the motor shaft. It has the effect of preventing burn-in and the like.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a flywheel according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a sectional view of a flywheel in which the flywheel according to the first embodiment of the present invention is implemented in a sewing machine driven by indirect drive means.
FIG. 3 is a side view of the flywheel according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a perspective view of a flywheel in which the flywheel according to the first embodiment of the present invention is implemented in a sewing machine driven by direct drive means.
FIG. 5 is a cross-sectional view of a flywheel in which the flywheel according to the first embodiment of the present invention is implemented in a sewing machine driven by direct drive means.
FIG. 6 is a cross-sectional view of a flywheel in which a flywheel according to a second embodiment of the present invention is implemented in a sewing machine driven by indirect drive means.
FIG. 7 is a partial cross-sectional view of a flywheel in which a flywheel according to a third embodiment of the present invention is implemented in a sewing machine driven by direct drive means.
FIG. 8 is a front view of a sewing machine driven by conventional indirect drive means.
FIG. 9 is a cross-sectional view of a flywheel portion of a sewing machine driven by conventional indirect drive means.
FIG. 10 is a front view of a sewing machine driven by conventional direct drive means.
FIG. 11 is a cross-sectional view of a flywheel portion of a sewing machine driven by conventional direct drive means.
FIG. 12 is a perspective view of a motor pulley showing an example of a conventional technique for preventing winding of a yarn.
13 is a left side view of the motor pulley of FIG. 12. FIG.
FIG. 14 is a perspective view of a motor pulley showing an example of a conventional technique for preventing winding of a yarn.
15 is a left side view of the motor pulley of FIG.
[Explanation of symbols]
1 Groove 1a Groove 51 Sewing Machine 52 Frame 52a Right End (Cover)
54 Main shaft 56 Boss portion 57 Hand turning portion 58 Handwheel 59 Motor 61 V belt 62 Belt cover (covering portion)
63 Motor shaft S Clearance T Thread

Claims (1)

ミシンのフレーム内に配置され、モータ軸を有するモータと、
前記モータ軸の左端に連結されたミシン主軸と、
前記モータ軸の右端に固定されたはずみ車と、
前記はずみ車が、
はずみ車の被覆部から外方に露出する手回し部と、
前記被覆部の内方に位置する円筒状のボス部と、
前記被覆部と前記はずみ車の手回し部との間に形成された隙間を備えるミシンにおいて、
前記はずみ車が、
糸のボス部側への移動を妨げるために、前記隙間に対向するように、前記手回し部と前記ボス部との間に溝を形成するとともに、前記溝の側面が該底面に対して直交するように形成したことを特徴とするミシン。 A motor disposed in the frame of the sewing machine and having a motor shaft;
A sewing machine main shaft coupled to the left end of the motor shaft;
A flywheel fixed to the right end of the motor shaft;
The flywheel is
A hand turning part exposed outward from the handwheel cover,
A cylindrical boss portion located inward of the covering portion;
In a sewing machine provided with a gap formed between the covering portion and the handwheel portion of the flywheel ,
The flywheel is
In order to prevent the yarn from moving to the boss portion side, a groove is formed between the hand-turned portion and the boss portion so as to face the gap, and the side surface of the groove is orthogonal to the bottom surface. A sewing machine characterized by being formed as described above.
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