JP4305245B2 - 目的地記述生成装置,目的地記述解釈装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車載情報端末やPDA、携帯電話、ノートPCなどに代表される各種情報機器において、デジタルコンテンツの共通利用を可能とするための記述を生成,解釈する目的地記述生成装置、及び目的地記述解釈装置に関する。
近年、マルチメディア環境においてデジタルコンテンツの共通利用を可能とするために、様々な検討が行われている。その一つとして、モバイル情報通信システム(カーナビ等の車載機器を含む)におけるユーザ記述(プロファイル)の一項目である目的地に関する記述として、目的地への到着時刻を表す時刻情報、目的地の位置を表す位置情報、目的地のタイプ(位置属性)を表すタイプ情報、目的地の具体的名称を表す名称情報からなる四つの記述属性について記述した目的地記述を用いることが考えられている。
なお、この目的地記述の文法形式(スキーマ)はISO/MPEG-21 Part 7 (Digital Item Adaptation)のDestination において国際規格化されている(例えば、非特許文献1参照)。
ISO/MPEG/MDS subgroup, "ISO/IEC 21000-7 FDIS Part 7: Digital Item Adaptation", ISO/IEC JTC 1/SC 29/WG11 N6168, 2004-03-19
ところで、ユーザ記述には、様々な内容のものが含まれ、上述の目的地記述を含む各記述は、それぞれに特化したデータ構造を有している。このため、ユーザ記述を解釈する装置では、個々の記述に対応する必要があり、記述を解析するプログラムであるパーザが複雑化するという問題があった。
また、一般に、この種のユーザ記述では、各記述属性(上述の目的地記述では時刻情報,位置情報,タイプ情報,名称情報)を記述する場合、漠然とした記述内容や記述内容の欠落が許容されておらず、記述の柔軟性に欠けるという問題もあった。
本発明は、上記問題点を解決するために、ユーザ記述に関する記述内容の柔軟性の向上、及びパーザの複雑度の軽減が可能な目的地記述生成装置及び目的地記述解釈装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた第一発明の目的地記述生成装置では、目的地への到着予定時刻に関する時刻情報,目的地の位置に関する位置情報,目的地の意味内容の規定に関するタイプ情報,目的地の具体的名称に関する名称情報が与えられると、時刻記述生成手段が時刻情報の記述を生成し、位置記述生成手段が位置情報の記述を生成し、タイプ記述生成手段がタイプ情報の記述を生成し、名称記述生成手段が名称情報の記述を生成することで、四つの記述属性(時刻情報,位置情報,タイプ情報,名称情報)により目的地を表現した目的地記述を生成する。
また、目的地記述生成装置は、目的地及び目的地の概念を拡張してなる拡張目的地からなる記述カテゴリ毎に、該記述カテゴリに属する語彙を列挙してなる目的地記述用辞書を備えており、タイプ記述手段は、この目的地記述用辞書に記載された語彙を用いてタイプ情報を記述する。
従って、本発明の目的地記述生成装置で生成された目的地記述が与えられた場合、タイプ情報の記述に用いられている語彙が、どの目的地記述用辞書に属するかを調べることにより、記述カテゴリ(目的地又は拡張された目的地の中のいずれか)を特定することができる。
つまり、本発明によれば、目的地記述のためのデータ構造(スキーマ)に、記述カテゴリを識別するための専用の記述部位を追加する必要がなく、目的地記述用辞書を追加するだけで、様々な記述カテゴリの情報を同一のデータ構造にて記述することができる。
その結果、目的地記述を解析する際には、目的地記述の記述カテゴリによらず同一の手順を用いることができるため、パーザ(文書解析のためのプログラム)を簡易なものとすることができる。
また、様々な記述カテゴリの情報を同一のデータ構造にて記述できることにより、そのデータ構造にて記述されたデータを、様々なアプリケーションや、異なるメディア間や異なる端末間で共通に利用することが可能となり、データの相互運用性の拡大を図ることができる。
なお、目的地記述の記述カテゴリの一つである目的地には、実在する場所だけでなく、仮想的な場所が含まれていてもよい。仮想的な場所とは、具体的には、過去に存在し現在は存在しない場所や、現在は存在しないが将来的に存在すると考えられる場所であってもよいし、コンテンツ(映画やドラマなど)の中に存在する場所などでもよい。
また、記述カテゴリーとなる拡張目的地としては、例えば、状況,目的,状態,情報環境,希望環境の仕様等が考えられる。これに限らず、例えば、ユーザが「到達したい(そうなりたい/そうしたい)」と願う状態や、その状態の組み合わせ等を拡張目的地とすることができる。
ところで、時刻記述生成手段は、目的地記述の対象となるエージェントの現在位置を現在の目的地、該エージェントが既に通過した位置を過去の目的地とみなして、現在位置に関する情報を記述する際には、前記時刻情報として現在の時刻を記述し、既に通過した位置に関する情報を記述する際には、前記時刻情報として過去の時刻を記述するように構成してもよい。
つまり、本発明では、到着時刻という未来の時間の記述に用いられる時刻情報を、現在や過去の時刻も記述可能とすることにより、現在位置や既に通過した位置も目的地として統一的に扱うことができる。更に、過去の経験事象をよりどころとして目的地表現する際にも、過去の目的地記述を使用して間接的に表現することも可能となる(例えば「去年の春に行った渓谷」など)。
また、拡張目的地の一つに、予め指定された指定名称から特定される事項についてパターン的な因果関係又は順序関係を有する一連の目的地記述からなるパターン知識を加え、このパターン知識に関する記述辞書には、パターン知識に属する語彙として指定名称を記載するように構成してもよい。
この場合、パターン化された一連の目的地記述を、単一の目的地記述にて記述することが可能となるため、記述の簡略化及び情報伝達効率の向上を図ることができる。
また、本発明の目的地記述生成装置は、目的地記述を応用する際に有用な付加情報の記述を生成する付加記述生成手段を備えていてもよい。
この場合、本発明の目的地記述生成装置が生成した目的地記述を利用する装置では、付加情報を参照することで、アプリケーションや利用環境等の選択を的確に行うことができる。
なお、付加情報としては、具体的には、該付加情報が付加された目的地記述を利用するアプリケーションのタイプや、該付加情報が付加された目的地記述の主体となるエージェントのタイプなどが考えられる。
また、エージェントは、目的地記述の主体となるものであれば何でもよく、ユーザ以外に、例えば、物理的なオブジェクト(移動体、一般的な事物など)、計算機上のオブジェクト、メディア中のオブジェクト(映画やアニメの登場人物など)、端末やネットワーク等のリソース、コンテンツやデジタルアイテム、ユーザに代わってユーザの要求や状態を伝えるもの、ユーザと相互作用するものなどが考えられる。
そして、目的地記述の仕様(ここでは記述属性の数)の変更が可能である場合には、付加記述生成手段は、付加情報を、例えば、目的地記述の記述属性の一つに追加して記述するように構成すればよい。
また、そのような仕様の変更が不能である場合には、付加情報を、例えば、タイプ情報記述手段又は名称記述生成手段が生成する記述に追記(即ち、タイプ情報や名称情報の一部として記述)するか、或いは、目的地記述に関連づけて該目的地記述とは別に記述するように構成すればよい。
また、付加情報の分類毎に、該分類に属する語彙を列挙してなる付加記述用辞書を設け、付加記述生成手段は、付加情報の記述を、付加記述用辞書に記載された語彙を用いて記述するように構成してもよい。
ところで、通常、目的地記述における時刻情報や位置情報は数値以外の入力(例えば「早朝」「7時頃」「このあたり」といった曖昧に表現された入力)が許容されていないため、このような場合、当該装置に時刻情報や位置情報を与える側、例えばユーザが、その曖昧な表現に対応する数値表現を考えてデータを与えなければならず、入力に手間を要するといった問題がある。
そこで、本発明の目的地記述生成装置は、時刻情報及び位置情報が数値以外の形式で表現されている場合、これら時刻情報及び位置情報を数値に変換する数値変換手段を備えていてもよい。
この場合、当該装置に時刻情報や位置情報を与える際に、数値以外の曖昧な記述が許容されることとなるため、特に、ユーザが時刻情報や位置情報を指定するような用途においては、使い勝手を各段に向上させることができる。
次に、第二発明の目的地記述解釈装置は、目的地及び目的地の概念を拡張してなる拡張目的地からなる記述カテゴリ毎に、タイプ情報として記述される語彙を列挙してなる目的地記述用辞書を備えており、情報抽出手段が、入力された目的地記述から時刻情報,位置情報,タイプ情報,名称情報を抽出し、記述カテゴリ特定手段が、目的地記述用辞書、及び情報抽出手段にて抽出されたタイプ情報に基づいて、目的地記述の記述カテゴリを特定する。
従って、本発明の目的地記述解釈装置によれば、第一発明の目的地記述生成装置にて生成された目的地記述の記述カテゴリを、タイプ情報に基づいて正しく判断することができ、目的地記述からの抽出情報(時刻情報,位置情報,タイプ情報,名称情報)を、記述カテゴリ毎に分類して、抽出情報を利用する装置に提供することができる。
また、本発明の目的地記述解釈装置は、予め指定された指定名称から特定される事項についてパターン的な因果関係又は順序関係を有する一連の目的地記述からなり、且つ拡張目的地の一つとして設定されたパターン知識を記憶するパターン知識データベースを備えている場合には、パターン知識呼出手段が、情報抽出手段にて抽出されたタイプ情報がパターン知識である場合、情報抽出手段にて抽出された名称情報を用いてパターン知識データベースを検索し、該名称情報と一致する指定名称に対応したパターン知識を呼び出す。
つまり、本発明の目的地記述解釈装置によれば、記述カテゴリがパターン知識である単一の目的地記述を、一連の目的地記述に展開することができる。
また、本発明の目的地記述解釈装置は、目的地記述、或いは該目的地記述に関連づけて生成された該目的地記述とは別の記述から、該目的地記述の応用に有用な付加情報を抽出する付加情報抽出手段を備えていることが望ましい。
この場合、付加記述生成手段を備えた目的地記述生成装置により付加された付加情報を抽出することができ、ひいては、この付加情報を目的地記述からの抽出情報を利用する装置に提供することで、これら装置に、アプリケーションや利用環境等の選択を的確に行わさせることができる。
なお、付加情報抽出手段が抽出する付加情報は、例えば、その付加情報が付加された目的地記述を利用するアプリケーションのタイプであってもよいし、その付加情報が付加された目的地記述の主体となるエージェントのタイプであってもよい。
また、本発明の目的地記述解釈装置は、目的地記述の主体となるエージェント毎に、情報抽出手段による抽出情報を、該抽出情報のうち時刻情報及び位置情報にて特定される時空間点に従って時系列的に記憶する経路記憶手段を備えていてもよい。
つまり、目的地記述は、タイプ情報及び名称情報により意味づけされた、時刻情報及び位置情報により定義される任意時空間内の点(時空間点)として扱うことができるため、これを時系列的に並べることにより、エージェントの移動スケジュールや希望する状態軌道、移動履歴などを表現することができる。そして、このような移動履歴は、例えば、移動履歴の時間的周期性や空間的類似性に基づいて、エージェントの状態や要求の予測等に用いることができる。
なお、目的地記述は、必ずしも単一の経路や軌道を構成するものではなく、同一時間帯の平面内に、同一の記述カテゴリに属する目的地記述が複数存在していてもよい。即ち、例えば、ある与えられた条件に対して想定される複数の移動経路を表現したり、複数の目的地の中から、与えられた条件に適合する目的地がいずれであるかを問い合わせる際の問合わせ情報を表現したりする場合などに、そのような記述となることが想定されるからである。
ところで、本発明の目的地記述解釈装置は、情報抽出手段にて抽出された抽出情報の内容に従って、ユーザの要求を判定する要求判定手段を備えていてもよい。
つまり、ある記述属性について記述が欠落している場合には、その欠落を、目的地記述を生成した側の意図(ユーザの要求)が反映しているものとして、そのユーザの要求を判定するのである。
但し、目的地記述には、様々な記述が可能であり、特に、記述カテゴリやエージェントタイプやアプリケーションタイプによって、記述内容は大きく異なったものとなる。このため、要求判定手段は、目的地記述の記述カテゴリ、該目的地記述の主体となるエージェントのタイプ、該目的地記述を利用するアプリケーションのタイプの少なくとも一つに応じて異なった判定を行うように構成することが望ましい。
また、要求判定手段は、具体的には、例えば、目的地記述の記述カテゴリが目的地であり、且つ前記目的地記述の中に記述が欠落した又は記述内容が曖昧な記述属性が存在する場合、ユーザの要求は、該記述属性の内容を検索対象とした検索要求であると判定する検索要求判定手段を備えることが考えられる。
つまり、時刻情報が欠落していれば、例えば、位置情報や名称情報にて特定される場所までの所要時間(到着予定時刻)の検索要求であると判定し、位置情報が欠落していれば、例えば、名称情報にて特定される場所の検索要求であると判定し、名称情報が欠落していれば、例えば、位置情報にて特定される場所の具体的な名称の検索要求であると判定することが考えられる。また、時刻情報に未来の時刻が記述され、位置情報及び名称情報のいずれもが欠落、或いは曖昧な記述とされている場合には、スケジュール(その時刻に何処にいるべきか)の検索(確認)要求であると判定すること判定することも考えられる。
このように、本発明の目的地記述解釈装置によれば、あいまいな記述、或いは不完全な記述から、ユーザの要求(或いはエージェントに対する要求)を判定できるため、ひいては、この判定結果を、目的地記述からの抽出情報を利用する装置に提供することで、これら装置に、アプリケーションの選択等を的確に行わさせることができる。
つまり、目的地記述を生成する側では、漠然とした時間や場所の指定が可能となり、また、目的地記述を利用する側では、そのような指定であっても、適応するアプリケーションを的確に駆動することができる。
ところで、同一記述カテゴリに属し、且つ時空間点が互いに接近した二つの目的地記述がある場合、その目的地記述の主体となるエージェントは、同様の状態であったり、同様の要求を持つ可能性が高いと考えられる。
そこで、本発明の目的地記述解釈装置は、目的地記述を含んで構成されたデータプロファイルの一部に情報の欠落がある場合、時刻情報及び位置情報にて特定される時空間上での距離が予め設定された近傍判定値以内にあり、且つ記述カテゴリが同じである既知の目的地記述が存在すれば、その目的地記述を含んで構成されたデータプロファイルの情報に基づいて、欠落情報の補填をする情報補填手段を備えるように構成してもよい。
また、本発明の目的地記述解釈装置は、時刻情報及び位置情報が数値以外の形式で表現されている場合、該時刻情報及び位置情報を数値に変換する数値変換手段を備えていてもよい。
この場合、目的地記述において、時刻情報や位置情報を、数値以外の曖昧な形式で記述することが許容されることとなるため、特に、ユーザが時刻情報や位置情報を指定するような用途においては、使い勝手を各段に向上させることができると共に、目的地記述生成装置に数値変換手段を設ける必要がなくなるため、目的地記述生成装置を簡略化することができる。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
図1は、本発明の目的地記述生成装置及び解釈装置を適用して構成されたアプリケーション提供システムの主要部を示すブロック図である。
本実施形態のアプリケーション提供システムは、ユーザからの指示に従って、指定されたエージェントに関する各種情報を記述してなるプロファイルPを生成するプロファイル生成部10を備え、生成したプロファイルPを通信網(図示せず)を介して送信するユーザ端末1と、通信網を介して受信したプロファイルPに基づいて、各種アプリケーションを実行するプロファイル処理部30を備えたセンタ装置3とからなる。
なお、プロファイルPは、個々のエージェントを識別するための識別情報やエージェントの特性を表す固有情報(特にエージェントがユーザの場合は嗜好性情報)など、通常は変化しない静的な情報についての記述である静的記述と、エージェントの置かれている環境・状況・局面やエージェントの状態・要求・行動など、時々刻々と変化する動的な情報についての記述である動的記述とからなる。
また、動的記述は、上述した各種情報についての記述である目的地記述と、その目的地記述として記述された情報を利用する際に有用な付加情報についての記述である付加記述とからなる。但し、プロファイルPにおいて目的地記述は必須、付加記述は任意であり、また、目的地記述及び付加記述は、いずれも複数個ずつ存在してもよい。
そして、付加記述として記述される付加情報としては、例えば、エージェントの種類(例えば、「ユーザ」「移動体」「物体」「情報」など)を表すエージェントタイプ、当該プロファイルPに記述された情報が適用されるべきアプリケーションの種類(例えば、「スケジュール」「情報検索」「情報配信」など)を表すアプリケーションタイプなどがある。
一方、目的地記述として記述される各種情報は、複数の記述カテゴリに分類され、その一つは目的地記述本来の記述カテゴリである「目的地」からなる。それ以外は、目的地の概念を拡張して設定された記述カテゴリである「目的」「状態」「情報環境」など(これらを総称して「拡張目的地」とも言う。)からなる。
即ち、「目的地」とは、ユーザ(エージェント)が「到達したい」と思う時空間点と定義することができ、この「目的地」の定義における「到達したい」を、単に「行きたい」という意味から、「そうなりたい」「そうしたい」と願う状態や行動まで意味を拡張し、その状態や行動の対象となるものを、ここでは「拡張目的地」と定義しているのである。
また、目的地記述は、基本的には、ある時空間点をPとして、その時空間点Pを特定する情報と、その時空間点Pの持つ意味とをひとまとまりとして記述するものであり、具体的には、以下に示す四つの記述属性についての記述からなる。
即ち、記述属性は、エージェントが時空間点Pに存在する時刻Tを表す時刻情報と、時空間点Pが表す位置(目的地)Xの空間座標を表す位置情報と、時空間点Pで特定される位置Xがどのような場所であるか(即ち目的地の意味内容)を示すタイプ情報と、時空間点Pで特定される位置Xの具体的名称を表す名称情報とからなる。
なお、プロファイルPは、XMLを用いて記述され、目的地記述のデータ構造(各データの記述属性)は、XMLのタグにより識別される(図2参照)。この目的地記述に使用される文法形式(スキーマ)はISO/MPEG-21 Part 7 (Digital Item Adaptation)のDestination において国際規格化されている公知内容にほぼ一致するものである。
また、時刻情報はグリニッジ標準時を表す数値データ、位置情報は緯度,経度を表す数値データ、タイプ情報は予め定義された用語(語彙)を表す文字データ、名称情報は任意の文字データを用いて記述される。但し、時刻情報や位置情報は、数値データの代わりに、予め数値データに対応づけられた予約語(文字データ)を用いて記述してもよい。なお、予約語は、時刻情報であれば「起床時間」「明日の朝」「今日の午前中」など、位置情報であれば「自宅」「勤務先」などを用いることができ、これらは、特定の時刻や位置を表すものに限らず時間幅や空間幅を有していてもよい。
また、目的地記述において、時刻情報に記述された時刻Tが未来の時刻を表す場合、位置情報や名称情報で示された位置Xは、目的地(到着予定場所)であると解釈され、時刻Tが現在の時刻である場合、位置Xは現在位置であると解釈され、時刻Tが過去の時刻である場合、位置Xは過去の目的地(移動履歴)であると解釈される。
つまり、目的地記述は、過去から未来に渡る任意の時空間点についての記述が可能であり、複数の目的地記述を組み合わせることにより、目的地記述の主体となるエージェントの移動スケジュールや希望する状態軌道等(図7参照)も表現することが可能なようにされている。
次に、ユーザ端末1において、プロファイル生成部10は、ユーザ端末1が有する通信機能や入力機能等を用いて収集した情報や、ユーザ端末1に対して加えられた各種操作(入力操作等)に基づいて、プロファイルPに記述すべき情報を収集する記述情報収集部11と、記述情報収集部11が収集した情報等に基づいて、プロファイルPの記述を生成する記述生成部12とを備えている。
但し、記述情報収集部11から記述生成部12に提供される情報は、付加記述用の情報群Gaと、目的地記述用の情報群Goとに分類される。このうち、付加記述用の情報群Gaには、ユーザタイプやアプリケーションタイプを特定するための情報が含まれる。一方、目的地記述用の情報群Goには、それぞれが一つの目的地記述に対応する一乃至複数の情報セットSが含まれる。更に、各情報セットSには、上述した時刻情報、位置情報、タイプ情報、名称情報に加えて、これらの情報の意味内容を規定する記述カテゴリを特定するためのカテゴリ情報が含まれている。
そして、記述生成部12は、エージェントの識別情報やエージェントの特性(嗜好性)情報等からなるエージェントの固有情報(予め設定されている静的な情報)Gsに基づいて、静的記述を生成する静的記述生成部13と、記述情報収集部11から供給される付加記述用の情報群Gaに基づいて、付加記述を生成する付加記述生成部14と、付加記述生成部14が付加記述を生成する際に用いる付加記述用辞書群(図示せず)と、記述情報収集部11から供給される目的地記述用の情報群Goに基づいて、目的地記述を生成する目的地記述生成部15と、目的地記述生成部15が目的地記述を生成する際に用いる目的地記述用辞書群16とからなる。
なお、付加記述用辞書群を構成する各辞書は、付加情報の種類(エージェントタイプ/アプリケーションタイプ)のそれぞれに対応して設定されている。そして、付加記述生成部14では、その辞書に記述されている語彙を用いて付加記述を生成するようにされている。
また、目的地記述用辞書群16を構成する各辞書は、記述カテゴリ(ここでは「目的地」「目的」「状態」「情報環境」)のそれぞれに対応して設定されている。そして、目的地記述生成部15では、付加記述生成部14と同様に、その辞書に記述されている語彙を用いて目的地記述、特にここではタイプ情報の記述を生成するようにされている。但し、タイプ情報は、国際的に規定された「目的地(Destination) 」(図3(a)参照)に関する基本辞書の語彙を用いる定型クラスと、ユーザ間で任意に定義された外部辞書を用いる自由クラスとがある。なお、図3は、基本辞書の記述内容の概要を示すものである。
なお、記述カテゴリ「目的地」は、エージェントの移動先(目的地)を記述する場合に用いられ、目的地の具体的な名称が名称情報として記述される。
記述カテゴリ「目的」は、エージェントの行動の目的を記述する場合に用いられ、目的の対象となる具体的な事物が、名称情報として記述される。
記述カテゴリ「状態」は、エージェントに関する様々な状態を記述する場合に用いられ、名称情報には、その具体的な状態が記述され、例えば、身体的状態であれば「健康」「頭痛」「快適」「不快」、フィーリングであれば「落ち着いた」「元気の出る」「さわやかな」「楽しい」など、行動であれば「見る」「知る」「送る」「取り寄せる」などが記述される。
記述カテゴリ「情報環境」は、エージェントの行動に影響を与える情報を記述する場合に用いられ、名称情報には、その具体的な情報内容(例えば「中部地区に台風接近中」など)が記述される。
以下に、各辞書の構成例(概要)を示す。
[付加記述用辞書]
○エージェントタイプ用:
{ユーザ(会社員,医者,主婦,学生,子供…),
移動体(乗用車,トラック,タクシー,電車,飛行機…),
物体 (食品,パソコン,自動車,郵便,本,薬品,DVD…),
情報 (映像,音楽,緊急情報,天気,ニュース…),
…}
○アプリケーションタイプ用:
{スケジュール,情報検索,情報配信,カメラ制御,走行制御,録画予約…}
[目的地記述用辞書]
○目的地用(定型クラス)
{自宅,オフィス,駅,空港,港,レストラン,…}
○目的用(自由クラス)
{ビジネス,観光,ショッピング,レジャー,スポーツ,学習,輸送,…}
○状態用(自由クラス)
{身体的状態,精神的状態,フィーリング,行動,…}
○情報環境用(自由クラス)
{情報環境:{天候,気温,交通,金融,経済,政治,…}
なお、付加記述用辞書の一つであるエージェントタイプ用の辞書には、「ユーザ」「移動体」「物体」「情報」といった上位概念の語彙と、「会社員」「乗用車」「食品」「映像」といった下位概念の語彙とが用意されており、そのいずれを用いてもよいように構成されている。
このように構成された記述生成部12では、記述情報収集部11から提供される情報群Ga,Go、及び予め設定された静的な情報群Gsに基づき、静的記述生成部13,付加記述生成部14,目的地記述生成部15を順次起動することで、プロファイルPの記述を生成する。また、記述生成部12により生成されたプロファイルPは、ユーザ端末1の持つ通信機能を用いることにより、通信網を介してセンタ装置3に送信される。
ここで、本発明の主要部である目的地記述生成部15が実行する処理の詳細を、図4に示すフローチャートに沿って説明する。なお、本処理は、記述情報収集部11から目的地記述用の情報群Goの提供を受けると起動され、情報群Goを構成する情報セットSの数(生成すべき目的地記述の数)だけ、繰り返し実行される。
図4に示すように、本処理が起動すると、まず、処理対象の情報セットSの中からカテゴリ情報を読み込み(S110)、そのカテゴリ情報に基づいて、タイプ情報を記述する際に用いる目的地記述用辞書を選択する(S120)。
そして、情報群Goに時刻情報が含まれているか否かを判断し(S130)、時刻情報が含まれていれば、これを読み込んで時刻情報についての記述を生成し(S140)、時刻情報が含まれていなければ、S140を実行することなく次ステップに進む。なお、記述の生成は、具体的には、時刻情報記述用のタグを生成し、そのタグにより規定される位置に時刻情報の内容を記述することで行う(以下、同様)。
時刻情報についての処理が終了すると、次は情報群Goに位置情報が含まれているか否かを判断し(S150)、位置情報が含まれていれば、これを読み込んで位置情報についての記述を生成し(S160)、位置情報が含まれていなければ、S160を実行することなく次ステップに進む。
位置情報についての処理が終了すると、次は、情報群Goから読み込んだタイプ情報の内容に対応する語彙を先のS120にて選択された選択辞書から抽出する(S170)。そして、選択辞書が定型クラス(即ち目的地用)の辞書であるか否かを判断し(S180)、定型クラスの辞書であれば、定型クラスであることが示されたタグ、及び選択辞書から抽出した語彙を用いてタイプ情報についての記述(定型記述)を生成し(S190)、一方、定型クラスの辞書でなければ、自由クラスであることを示したタグ、及び選択辞書から抽出した語彙を用いてタイプ情報についての記述(自由記述)を生成する(S200)。
タイプ情報についての処理が終了すると、次は情報群Goに名称情報が含まれているか否かを判断し(S210)、名称情報が含まれていれば、これを読み込んで名称情報についての記述を生成(S220)後、本処理を終了し、名称情報が含まれていなければ、S220を実行することなく本処理を終了する。
以上の処理を目的地記述用の情報群Goを構成する情報セットSの数だけ繰り返すことにより、これと同数の目的地記述がプロファイルPの一部として生成されることになる。
また、本処理からわかるように、目的地記述は、必ずしも全ての記述属性について記述されている必要はなく、時刻情報,位置情報,名称情報については、記述の欠落を許容するように構成されている。
次に、センタ装置3において、プロファイル処理部30は、当該センタ装置3が有する通信機能を用いて取得したプロファイルPの記述を解釈する記述解釈部32と、記述解釈部32での解釈結果に従って、各種アプリケーションを実行するアプリケーション実行部31とからなる。
そして、記述解釈部32は、プロファイルPのうち静的記述の解釈(構文解析)を行い、静的情報を抽出する静的記述解釈部33と、プロファイルPのうち付加記述の解釈を行い、付加情報を抽出する付加記述解釈部34と、付加記述解釈部34にて記述内容を解釈する際に用いる付加記述用辞書群(図示せず)と、プロファイルPのうち目的地記述の解釈を行い、各種情報の抽出を行う目的地記述解釈部35と、目的地記述解釈部35にて記述内容(特にタイプ情報)を解釈する際に用いる目的地記述用辞書群36と、各記述解釈部33〜35にて抽出された情報群Gs,Ga,Goに基づいて、プロファイルPを送信した送信元ユーザの要求を判定し、プロファイルPに記述された情報の利用に適したアプリケーションについての推薦情報を、情報群Gs,Ga,Goと共にアプリケーション実行部31に提供する要求判定部37とを備えている。
なお、付加記述用辞書群及び目的地記述用辞書群36は、先に説明した記述生成部12が備えるものと同一のものである。また、要求判定部37は、各解釈部33〜35によりプロファイルPから抽出される情報を、個々のエージェント毎に、時刻情報及び位置情報にて定義される時空間座標上の時空間点として記憶する時空間メモリを備えている。
このように構成された記述解釈部32では、当該センタ装置3が備える通信機能を用いて通信網を介してプロファイルPを受信すると、静的記述解釈部33,付加記述解釈部34,目的地記述解釈部35を順次起動することで、プロファイルPに記述された情報の抽出を行う。これら解釈部32〜35による情報の抽出が終了すると、要求判定部37を起動することで、欠落情報の補填やアプリケーション推薦情報の生成を行い、これをプロファイルPからの抽出情報Gs,Ga,Goと共にアプリケーション実行部31に供給する。
すると、アプリケーション実行部31は、要求判定部37から提供される推薦情報、及び情報群Gs,Ga,Goに基づいてアプリケーションを選択し、その選択したアプリケーションを実行する。
ここで、本発明の主要部である目的地記述解釈部35が実行する目的地記述解釈処理、及び要求判定部37が実行する要求判定処理の詳細を説明する。
まず、目的地記述解釈処理を、図5に示すフローチャートに沿って説明する。なお、本処理は、プロファイルPを受信する毎にプロファイルPに記述されている目的地記述の数だけ繰り返し実行される。
図5に示すように、本処理が起動すると、まず、プロファイルPから処理対象となる目的地記述を読み込み(S210)、その読み込んだ目的地記述中に時刻情報についての記述が存在するか否かを判断し(S220)、時刻情報についての記述が存在すれば、その記述された時刻情報を抽出する(S230)。
次に、先のS210にて読み込んだ目的地記述中に位置情報についての記述が存在するか否かを判断し(S240)、位置情報についての記述が存在すれば、その記述された位置情報を抽出する(S250)。
次に、先のS210にて読み込んだ目的地記述中にタイプ情報についての記述が存在するか否かを判断し(S260)、タイプ情報についての記述が存在すれば、その記述されたタイプ情報を抽出し(S270)、更に、目的地記述用辞書群36を検索して、抽出したタイプ情報に用いられている用語がどの辞書に属するかを特定することで、記述カテゴリを特定する(S280)。
次に、先のS210にて読み込んだ目的地記述中に名称情報についての記述が存在するか否かを判断し(S290)、名称情報についての記述が存在すれば、その記述された名称情報を抽出して(S300)、本処理を終了する。
以上の処理を行う毎に、カテゴリ情報,時刻情報,位置情報,タイプ情報,名称情報からなる情報セットSが得られ、これをプロファイルPに存在する目的地記述の数だけ繰り返すことにより、これと同数の情報セットSからなる情報群Goが得られることになる。
次に、要求判定処理を、図6に示すフローチャートに沿って説明する。なお、本処理は、上述したように各解釈部33〜35での処理が終了した時点で起動される。
図6に示すように、本処理が起動すると、まず、各解釈部33〜35にて抽出された情報群Gs,Ga,Goを読み込む(S410)。そして、情報群Goを構成する各情報セットSについて、各情報の記述中に曖昧な記述があるか否かを判断し(S420)、曖昧な記述がある場合には、その記述を明確化する記述明確化処理を実行する(S430)。
この記述明確化処理では、例えば、時刻情報や位置情報が数値データではなく、予約語にて記述されている場合に、その予約語を、該予約語に予め対応づけられた数値データに変換したり、名称情報の記述内容が曖昧である場合に、時空間メモリに記憶された過去の時空間点の時間的周期性や空間的類似性に基づいて、曖昧な記述内容の明確化を行う。
具体的には、例えば、情報セットSの名称情報に「去年の春に行った渓谷」という曖昧な記述がある場合(下記の[記述1]参照)、時空間メモリを検索することで「去年の春に行った渓谷」の位置と名称とを特定し、位置情報の補填と名称情報の書換を行う(下記の[記述1a]参照)。
[記述1]
<カテゴリ情報>:目的地
<時刻情報> :記述なし
<位置情報> :記述なし
<タイプ情報> :観光地
<名称情報> :去年の春に行った渓谷
[記述1a]
<カテゴリ情報>:目的地
<時刻情報> :記述なし
<位置情報> :緯度xxx度,経度yyy度
<タイプ情報> :観光地
<名称情報> :zzz渓谷
次に、読み込んだ情報群Gs,Ga,Goの中に、必要な情報が欠落しているものが存在するか否かを判断し(S440)、欠落しているものがあれば、その欠落情報を補填する情報補填処理を実行する(S450)。
この情報補填処理は、時空間メモリに、位置情報及びタイプ情報が一致する過去の時空間点が記憶されている場合に、その時空間点に関する情報を用いて、欠落情報を補填するものである。
次に、このように情報の明確化及び補填が行われた情報群Gs,Ga,Go(プロファイルPの記述内容及び補填情報)に基づき、これら情報群Goに示された情報を利用するのに適したアプリケーションを判定し、その判定結果を情報群Gs,Ga,Goと共にアプリケーション実行部31に提供する推奨アプリケーション判定処理を実行して(S460)、本処理を終了する。
なお、推奨アプリケーション判定処理では、付加情報であるユーザタイプ及びアプリケーションタイプや、目的地記述のカテゴリ情報等の内容に応じた判定を行う。基本的には、情報群Ga中にアプリケーションタイプが含まれている場合は、このアプリケーションタイプに従って推奨すべきアプリケーションを判定する。また、カテゴリ情報に示された記述カテゴリが「目的地」である場合、時刻情報,位置情報,タイプ情報,名称情報のいずれかに不完全な記述がある時には、その不完全な記述を補うための検索要求であると解釈して、検索アプリケーションを推奨する。
具体的には、タイプ情報の記述があるが、具体的な場所(位置情報,名称情報)を特定する記述がないか、記述が曖昧である場合(下記の[記述2]参照)、具体的な位置を特定するための検索要求であると解釈する。なお、この記述は、例えば、ユーザ端末1のユーザが、「どこかこのあたりのレストラン」と発話し、これを記述情報収集部11が分析した結果として得られるものである。
[記述2]
<カテゴリ情報>:目的地
<時刻情報> :記述なし
<位置情報> :記述なし
<タイプ情報> :レストラン
<名称情報> :このあたり
ここでは、時刻情報が記述されていないが、時刻情報に未来の時刻が記述されていれば(下記の[記述3]参照)、その時刻までに到着できる範囲、又はその時間に利用可能な場所(開店している店)を検索対象とする検索要求であると解釈する。なお、この記述は、例えば、ユーザ端末1のユーザが、「今晩7時に新宿あたりのパブ」と発話し、これを記述情報収集部11が分析した結果として得られるものである。
[記述3]
<カテゴリ情報>:目的地
<時刻情報> :今晩7時
<位置情報> :記述なし
<タイプ情報> :パブ
<名称情報> :新宿あたり
また、具体的な目的地の位置に関する情報(位置情報,タイプ情報,名称情報)の記述があるが、時刻情報の記述がない場合(下記の[記述4]参照)、具体的に示された位置への到着時刻(又は所要時間)の検索要求であると解釈する。
[記述4]
<カテゴリ情報>:目的地
<時刻情報> :記述なし
<位置情報> :緯度XXX度,経度YYY度
<タイプ情報> :レストラン
<名称情報> :ZZZ亭
また、時刻情報の記述があり、具体的な目的地の位置に関する情報(位置情報,名称情報)の記述がない場合(下記の[記述5]参照)、ユーザ(エージェント)の予定(移動先目的地)の検索要求であると解釈する。なお、この記述は、例えば、ユーザ端末1のユーザが「明日の朝9:00の仕事の予定」と発話し、これを記述情報収集部11が分析した結果として得られるものである。
[記述5]
<カテゴリ情報>:目的
<時刻情報> :明日の朝9:00
<位置情報> :記述なし
<タイプ情報> :ビジネス
<名称情報> :記述なし
ここでは、時刻情報に具体的な時刻が記述されているが、例えば曖昧に「明日の朝」とだけ記述されている場合には、予め設定された朝の時間帯(例えば、AM:7:00〜AM11:00等)を検索範囲とする検索要求であると解釈してもよい。
また、上述の[記述3]と同等な記述を有する情報セットが複数個存在する場合(下記の[記述6]〜[記述8]参照)、記述された条件を満たす一連のスケジュールの立案要求であると解釈する。なお、この記述は、例えば、ユーザ端末1のユーザが「日曜日の午前中に図書館、昼にショッピングセンター、午後3時に公園」と発話し、これを記述情報収集部11が分析した結果として得られるものである。
[記述6]
<カテゴリ情報>:目的地
<時刻情報> :日曜日の午前中
<位置情報> :記述なし
<タイプ情報> :図書館
<名称情報> :未定
[記述7]
<カテゴリ情報>:目的地
<時刻情報> :昼
<位置情報> :記述なし
<タイプ情報> :ショッピングセンター
<名称情報> :未定
[記述8]
<カテゴリ情報>:目的地
<時刻情報> :午後3時
<位置情報> :記述なし
<タイプ情報> :公園
<名称情報> :未定
この[記述6]〜[記述8]では、時刻情報の記述がそれぞれ異なっているが、この時刻情報の記述が、同一時間帯を示すものである場合(下記の[記述9]〜[記述11]参照)、図8に示すように、これらの情報は、想定される複数の移動経路を表現するものであり、例えば、ドライブ計画や旅行計画等におけるルートや目的地の推奨に関する要求であると解釈する。なお、この記述は、例えば、ユーザ端末1のユーザが「今週の土曜日に御岳スキー場か白鳥スキー場かディズニーランドに行く」と発話し、これを記述情報収集部11が分析した結果として得られるものである。
[記述9]
<時刻情報> :今週の土曜日
<位置情報> :記述なし
<タイプ情報>:スキー場
<名称情報> :御岳スキー場
[記述10]
<時刻情報> :今週の土曜日
<位置情報> :記述なし
<タイプ情報>:スキー場
<名称情報> :白鳥スキー場
[記述11]
<時刻情報> :今週の土曜日
<位置情報> :記述なし
<タイプ情報>:遊園地
<名称情報> :ディズニーランド
以上説明したように、本実施形態のアプリケーション提供システムにおいて、ユーザ端末1の記述生成部12は、目的地及び目的地の概念を拡張してなる拡張目的地からなる記述カテゴリ毎に、目的地記述用辞書を備えており、この目的地記述用辞書に記載された語彙を用いてタイプ情報を記述している。
従って、ユーザ端末1で生成された目的地記述を解釈するセンタ装置3の記述解釈部32では、タイプ情報の記述に用いられている語彙が、どの目的地記述用辞書に属するかを調べることにより、記述カテゴリ(目的地又は拡張された目的地の中のいずれか)を特定することができる。
つまり、本実施形態によれば、目的地記述のためのデータ構造(スキーマ)に、記述カテゴリを識別するための専用の記述部位を追加する必要がなく、目的地記述用辞書群16,36に記述カテゴリに対応した辞書を追加するだけで、様々な記述カテゴリの情報を同一のデータ構造にて記述することができる。
その結果、目的地記述を解析する際には、目的地記述の記述カテゴリによらず同一の手順を用いることができるため、目的地記述解釈部35での処理を実行するためのプログラム、即ち文書解析のためのプログラムであるパーザを簡易なものとすることができる。
また、様々な記述カテゴリの同一のデータ構造にて記述できる目的地記述は、様々なアプリケーション、メディア、端末に適用することが可能であり、これらの間の共通のデータ仕様として採用することにより、データの相互運用性の拡大を図ることができる。
また、本実施形態によれば、プロファイルPの記述の欠落や、曖昧な記述を許容しているだけでなく、記述の欠落を積極的に利用して、そのプロファイルPを生成したユーザの要求を判定するようにされているため、柔軟性の高いシステムを構築することができる。
また、本実施形態では、目的地記述の対象となる目的地や拡張目的地を、意味記述を持つ時空間点として、エージェント毎に記憶するようにされている。このため、あるエージェントについての時空間点の集合は、そのエージェントの移動経路や状態軌道として捉えることができ、その結果、これら移動経路や状態軌道の時間的周期性や空間的類似性に基づいて、様々な予測や類推を伴うアプリケーションに好適に用いることができる。
[応用例1]
ところで、上述したアプリケーション提供システムの応用例としては、例えば、時空間を移動するエージェントに対して、様々な情報を提供する情報提供システム(図9参照)が考えられる。
この情報提供システムにおいて、ユーザ端末1は、エージェントに関する過去の移動や行動の履歴,今後の移動や行動のスケジュールを目的地記述で記述したプロファイルPをセンター(センタ装置)3に登録すると共に、エージェントの現在位置(時空間点)や現在の状態を記述したプロファイルPを、適宜センタ装置3に通知する。
センタ装置3は、エージェントの現在位置や現在の状態が記述されたプロファイルPを受信すると、対応する位置(時空間点)や状態について、登録情報を検索することで以下のような情報を、ユーザ端末1に提供するアプリケーションを起動する。
・時空間点や状態に関する情報やその時空間点や状態に適した情報。
・時空間点や状態に適した加工(特徴記述、要約、強調など)が施された情報。
・時空間点や状態に適したモダリティ(情報伝達の際に用いる手段:例えば映像、静止画、音声、テキストなど)や符号化形式を有する情報。
・今後獲得するコンテンツ(映像,音声その他)に関する番組情報。
具体的には、エージェントがユーザである場合、ユーザのスケジュールの一つとして、所望の情報の取得を登録(下記の[記述12]参照)しておくことにより、所望の時刻に所望の情報がセンタ装置3から自動的に配信されるように設定することができる。なお、記述12は、例えば、ユーザ端末1のユーザが「今晩8時にサッカーの試合結果を知らせて」と発話し、これを記述情報収集部11が分析した結果として得られるものである。
[記述12]
<カテゴリ情報>:行動
<時刻情報> :今晩8時
<位置情報> :記述なし
<タイプ情報> :情報取得
<名称情報> :サッカーの試合結果
また、センタ装置3から配信される情報も、目的地記述により記述されたものが用いられ、例えば、「中部地区に台風接近中」という天気情報を配信する場合には、次のような記述が考えられる。
[記述13]
<カテゴリ情報>:情報環境
<時刻情報> :現在
<位置情報> :記述なし
<タイプ情報> :天気情報
<名称情報> :中部地区に台風接近中
また、移動の目的がドライブであることを目的地記述により記述してセンタ装置3に登録すると、以後、センタ装置3は、ユーザ端末1から現在位置を示すプロファイルPを受信する毎に、今後の移動に必要かつ最適な情報(例えば「お奨め情報(ドライブ経路,レストラン)」)や、プロファイルPに記述されたドライバー(エージェント)の嗜好やドライバーの状態、移動中の時空間(例えば「海辺」など)に応じた音楽や映像を自動的に配信,再生するシステムを構築することも可能である。
また、例えば、ユーザがDSRC通信装置を備えた車両を運転中である場合には、車両がDSRCのインフラを通過する際に、ユーザが必要とする情報をタイミングよく配信すること等も可能である。
[応用例2]
また、上述のアプリケーション提供システムの応用例として、例えば、時空間を移動するエージェント(例えば車両)をプローブとして利用することにより、様々な情報を収集するプローブシステム(図9参照)も考えられる。
このプローブシステムにおいて、車両(エージェント)に搭載されたユーザ端末1は、カメラやマイクなどの入力機器を用いて現在地の映像や音声を取得し、その取得した映像や音声の情報、或いはこれらの特徴を抽出又は要約した情報(以下「センシング情報」と称する)に関するメタデータ(少なくとも現在位置に関する情報を含む)を目的地記述により記述することでプロファイルPを生成する。そして、このプロファイルPをセンシング情報と共にセンタ装置3に送信する。このプロファイルPに記述された情報は、位置情報で示された位置(即ちユーザ端末1の現在位置)に関する運転支援情報として、センタ装置3のデータベースに蓄積される。
このようにしてセンタ装置3のデータベースに蓄積された運転支援情報は、任意のユーザ端末からの要求に応じて提供される。
また、このプロファイルPを受信したセンタ装置3では、センシング情報やプロファイルPに記述された情報に基づいて、同一時空間へのエージェント(車両)の集中状況を把握し、エージェントを適度に分散させるような運転支援情報の生成して、各ユーザ端末1を介してエージェント(車両)のユーザに通知するアプリケーションや、その運転支援情報に基づいて交通管制を動的に制御するアプリケーションなどを実行してもよい。
また、センシング情報を、センタ装置3のデータベースに蓄積する代わりに、上述のプロファイルP(つまり目的地記述で記述されたメタデータ)と共に、ネットワークに流すことにより、メタデータ駆動で情報が流れていくという自律的な情報フローを実現してもよい。
例えば、「渋谷XXX前の交差点の渋滞情報と災害情報」といった情報の見出を、目的地記述で記述(下記の[記述14]参照)してネットワークに送出し、所定時間(例えば30分)以内に渋谷近辺を通過しそうな交通車両に自動配信するようにすれば、これらの車両のドライバーに、その見出に関する情報検索を促すことができる。また、この場合、車両への情報の自動配信には、アドホックネットワークを利用すれば、センター経由の集中が回避され、回線障害を回避することができる。
[記述14]
<カテゴリ情報>:情報環境
<時刻情報> :現在
<位置情報> :記述なし
<タイプ情報> :見出情報
<名称情報> :渋谷XXX前の交差点の渋滞情報と災害情報
また、このようなプローブシステムを上述の応用例1に示した情報提供システムと併用すれば、ある車両Aのドライバが確認したい思う交差点Rの情報を得るために、車両Aより前に交差点Rを通過する予定(即ち、目的地記述で記述された移動スケジュールに交差点Rが含まれている)の車両Bに、その交差点Rを撮影してもらうことを依頼(予約)することが可能となる。
[応用例3]
また、上述のアプリケーション提供システムの応用例として、遠隔地にある機器を制御する機器遠隔制御システムも考えられる。
例えば、車両に搭載されたユーザ端末1を用いて自宅の録画装置を制御する場合、ユーザは、「今晩7時のNHKニュースを録画予約したい」という要望をユーザインタフェース(リモコンタッチパネル、音声対話など)を介してユーザ端末1に入力する。この入力に対してユーザ端末1は、“自宅の録画装置”という録画予約情報の目的地に関する目的地記述(下記の[記述15]参照)と、“今晩7時のNHKニュース”という録画希望コンテンツに関する目的地記述(下記の[記述16]参照)とをひとまとめにしたプロファイルPを作成して、自宅に設置されたセンタ装置3に送信するように構成されていればよい。
[記述15]
<カテゴリ情報>:行動/機器制御
<時刻情報> :記述なし
<位置情報> :自宅
<タイプ情報> :録画予約
<名称情報> :MyPC
[記述16]
<カテゴリ情報>:希望情報(コンテンツ)の仕様
<時刻情報> :今晩7時
<位置情報> :MyPC
<タイプ情報> :NHK
<名称情報> :ニュース
なお、遠隔地あるいは移動中のカメラにおいて、ある時刻のある場所において撮影をするようにカメラ制御することも、目的地記述により可能である。同様にカメラの目標設定状態を記述することもできる。
更に、自動車の走行制御システムにおいて状態空間内の目標値を目的地記述で設定することにより、その時空間に応じてプログラムされた走行状態をスケジューリングすることも可能である。
[応用例4]
また、上述のアプリケーション提供システムの応用例として、映像や音楽のコンテンツを含む各種情報の検索を行う情報検索システムも考えられる。
この場合、検索したい時空間を、目的地記述の目的地として記述すればよく、例えば、「一昨年のGuam島の台風被災状況」を知りたい場合には、次のような記述が考えられる。
[記述17]
<カテゴリ情報>:情報環境
<時刻情報> :一昨年
<位置情報> :Guam島
<タイプ情報> :情報検索
<名称情報> :台風被災状況
このような情報検索システムでは、実在する場所だけでなく、以下の(1)〜(3)に示すような目的地や状況も目的地として記述できるようにすることで、目的地記述を用いた映像コンテンツ等の検索も可能とすることができる。
(1)コンテンツが捉えた世界(Narrative World)の中の目的地または状況
コンピュータ上でのエージェント、
コンテンツ(映画、ドラマなど)中の登場人物、
テーマパークや遊園地内での目的地記述に用いることができる。
(2)将来存在すると予想される目的地または状況
(3)存在するかどうかは不明だが、意味的に求めるものに近い目的地または状況
[応用例5]
また、上述のアプリケーション提供システムの応用例として、物理的なオブジェクト(移動体,自動車,一般的な事物など)をエージェントとして設定することにより、エージェントの移動や配送を管理する物流管理システムも考えることができる。
この場合、目的地記述は、例えば、管理対象となる事物のタグに記述された配送先情報(あて先)となる。そして、個々の事物に対して複数個の目的地記述を施すことで、その事物の配送経路や、工場内の組立工程を流れる部品(事物)の移動経路等を記述することができる。
なお、目的地記述の主体となるエージェントは、上述したユーザや事物に限らず、ユーザに代わってデータの入出力を行ったり、ユーザとインタラクションするオブジェクト(装置やプログラム)や、計算機上のオブジェクト、メディア中のオブジェクト(映画やアニメの登場人物など)、端末、ネットワークなどのリソース、コンテンツ、ディジタルアイテム等であってもよい。
また、図16は、アプリケーション提供システムの他の応用例を示す一覧表である。即ち、従来の目的地記述では、未来の時間と実在する場所とに関わる記述のみがされていたため、図中左上隅の欄に相当する時空間についてのみ適用可能であったが、本実施形態では、目的地記述の対象となる時間,目的地,エージェントの拡張を行ったことにより、この目的地記述の応用範囲が各段に広がったことが理解できる。
本実施形態において、S140が時刻記述生成手段、S160が位置記述生成手段、S170〜S200がタイプ記述生成手段、S220が名称記述生成手段、付加記述生成部14が付加記述生成手段、S430が数値変換手段、S230,S250,S270,S300が情報抽出手段、S280が記述カテゴリ特定手段、時空間メモリが経路記憶手段、S460が要求判定手段及び検索要求判定手段、S450が情報補填手段に相当する。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。
図10は、本実施形態のアプリケーション提供システムの主要部を示すブロック図である。
本実施形態では、ユーザ端末1とセンタ装置3との間で送受信されるプロファイルP、及びユーザ端末1の記述生成部12、センタ装置3の記述解釈部32の構成の一部が、第1実施形態とは一部異なっているだけであるため、これらの相異点を中心に説明する。
図10に示すように、本実施形態において、プロファイルPは、動的記述が目的地記述だけからなり、付加記述が省略されている。
そして、ユーザ端末1の記述生成部12は、付加記述生成部14が省略されると共に、記述情報収集部11からの付加情報群Gaが目的地記述生成部15に供給されるように構成され、更に、目的地記述生成部15は、供給を受けた付加情報群Gaを、タイプ情報又は名称情報の記述に追記する形式で記述する以外は、第1実施形態のものと同様に構成されている。なお、タイプ情報や名称情報の記述に追記される付加情報は、タイプ情報や名称情報から識別可能なように、予め設定された記号(括弧やコロン等)を用いる等して記述の有無が判別可能なように記述される。
一方、センタ装置3の記述解釈部32は、付加記述解釈部34が省略され、代わりに、目的地記述解釈部35が抽出した情報セットSから、タイプ情報又は名称情報の記述に追記された付加情報を抽出する付加情報抽出部38を備え、要求判定部37は、この付加情報抽出部38にて抽出された付加情報を参照して、要求判定処理を実行するようにされている以外は、第1実施形態のものと同様に構成されている。
ここで、付加情報が追記されたタイプ情報又は名称情報の記述例を以下に示す。但し、括弧内が付加情報(アプリケーションタイプ,エージェントタイプ)である。
(例1)アプリケーションタイプのみ追記する場合
自宅(録画予約)、空港(スケジュール)、
特許庁(情報検索)、日本坂トンネル(走行制御)
(例2)エージェントタイプと組み合わせて追記する場合
デパート(食品:配送)、ホール(会社員:スケジュール)、
東京都庁(緊急情報:情報検索)、日本坂トンネル(トラック:走行制御)
(例3)エージェントタイプと組み合わせて自然言語に近い表現で追記する場合
デパート(食品の配送)、ホール(会社員のスケジュール)、
東京都庁(緊急情報を情報検索)、日本坂トンネル(トラックの走行制御)
以上説明したように、本実施形態では、付加情報を目的地記述のタイプ情報又は名称情報に追記するように構成されているため、プロファイルPの構成を簡略化できると共に、ユーザ端末1においては付加記述生成部14を、センタ装置3では付加記述解釈部34を省略できるため、装置構成を簡略化できる。
なお、本実施形態では、付加情報をタイプ情報や名称情報の記述に追記しているが、目的地記述スキーマを拡張することで、付加情報を、時刻情報,位置情報,タイプ情報,名称情報と同じ記述属性の一つとして記述してもよい。
本実施形態において、付加情報抽出部38が付加情報抽出手段に相当する。
[第3実施形態]
次に第3実施形態について説明する。
本実施形態において、目的地記述生成部15は、予め指定された指定名称とその指定名称に対応付けられたパターン知識とを記憶するパターン知識データベース(図示せず)を備えている以外は、第1実施形態の場合と同様に構成されている。
なお、パターン知識とは、指定名称から特定される事項についてパターン的な因果関係又は順序関係を有する一連の目的地記述のことである。
即ち、目的地(拡張目的地を含む。以下同様。)は、上述したように時空間座標上の点(時空間点)として表現されるが、特に目的地に関する時刻情報や位置情報を、数値データではなく文字データ(予約語)にて記述した場合には、時間範囲や空間範囲に広がりが生じる。
例えば、「ハワイのホテルで開かれる国際会議に参加して、標準化提案をする」という仕事のために、名古屋近辺在住のユーザが自宅からハワイまで出張して、自宅まで戻ってくるという状況を考える。この状況を分析して時間軸で考えると、図11に示すように、目的地記述の対象となる目的地が、長期的なものから短期的なものまで、様々なレベルで存在する。
また、ある一つの目的地SD(図中では「飛行機に乗る」)について分析すると、より小規模な単位の目的地SDi(「入口」「受付」「出国審査」「ラウンジ」「出発ゲート」)の集まりで構成されている場合がある。これら小規模な単位の目的/目的地SDi間には、空間的に考えてパターン的な因果関係や順序関係が存在する。このような関係を有する目的地SDiについての一連の目的地記述を、パターン知識と呼ぶのである。
また、図12に示すように、ユーザの定型的な行動パターン(平日パターン,海外旅行パターンなど)も、パターン知識とすることができる。特に、図12(b)(c)に示すように、パターン知識は階層構造を有する場合もある。
そして、本実施形態において、ユーザ端末1の目的地記述生成部15は、記述情報収集部11から提供された情報セットSのタイプ情報がパターン知識である場合、同じ情報セットSの名称情報を用いてパターン知識データベースを検索し、この名称情報と一致する指定名称に対応したパターン知識を呼び出して、一連の目的地記述を生成する。
つまり、ユーザ端末1は、情報セットSからプロファイルPを生成する際に、パターン知識を一連の目的地記述に展開するように構成されている。
このように構成された本実施形態のアプリケーション提供システムによれば、ユーザ端末1において、記述情報収集部11は、パターン知識を利用して情報セットSを簡潔に記述することができ、ひいては、ユーザが記述情報収集部11に対してプロファイルPを生成するための情報を入力する際の手間等を軽減することができる。
また、このようなパターン知識を利用することにより、システムは更に細やかな要求推定や情報提供(通信機能の適応化なども含む)を行うことが可能になる上に、自然言語記述や音声対話との親和性も高まるという効果を得ることができる。
なお、本実施形態では、ユーザ端末1の目的地記述生成部15にパターン知識データベースを設けたが、センタ装置3の目的地記述解釈部35にパターン知識データベースを設けてもよい。
この場合、目的地記述解釈部35は、プロファイルPに記述された目的地記述から抽出したタイプ情報がパターン知識である場合、同じ目的地記述の名称情報を用いてパターン知識データベースを検索し、この名称情報と一致する指定名称に対応したパターン知識を呼び出す。つまり、センタ装置3は、目的地記述から情報セットSを抽出する際に、パターン知識を一連の目的地記述に展開するように構成されている。
このように、目的地記述解釈部35にてパターン知識の展開を行うアプリケーション提供システムによれば、パターン化された一連の目的地記述を、単一の目的地記述にて記述することが可能となるため、プロファイルPの規模を小さく抑えることができ、ユーザ端末1からセンタ装置3への情報伝達の効率を向上させることができる。
なお、本実施形態において、目的地記述生成部15及び目的地記述解釈部35がパターン情報データベースを用いて実行する処理がパターン知識呼出手段に相当する。
[他の実施形態]
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、様々な態様にて実施することが可能である。
例えば、上記実施形態では、プロファイル生成部10とプロファイル処理部30とを、便宜的にユーザ端末1とセンタ装置3とに分離して別々の装置として構成しているが、プロファイル生成部10とプロファイル処理部30とをいずれも備えた単一の装置として構成してもよい。
また、ユーザ端末1とセンタ装置3との間の通信は、有線,無線を問わず、一つの回路あるいはソフトウェアにおけるデータ転送であってもよい。更に、ユーザ端末1とセンタ装置3とは、必ずしも直接通信を行う必要はなく、例えば、ユーザ端末1及びセンタ装置3のいずれにも装着可能な携帯型のメモリを介して、プロファイルPを入出力するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、プロファイルP中に個々のエージェントに固有な静的な情報を記述する静的記述が含まれているが、例えば、ユーザ端末1が携帯電話等のように、別途、センタ装置3との通信を確立する際にやりとりされる情報(電話番号等)によって、センタ装置3側が、取得したプロファイルPの主体となるエージェントの特定が可能である場合には、エージェントを特定するための静的記述を省略してもよい。また、センタ装置3側に、静的情報がすべて登録されている時には、静的記述の全体を省略してもよい。
また、上記実施形態では、付加情報が、付加記述として、或いはタイプ情報や名称情報への追記という形式により、プロファイルPに明示的に記述されているが、記述カテゴリの分類を、付加情報(エージェントタイプやアプリケーションタイプ)を考慮した分類とすることにより、付加情報を暗示的に伝達するように構成してもよい。
この場合、目的地記述用辞書の種類が増加するが、付加記述生成部14及び付加記述解釈部34が省略されるため、装置を簡略化することができる。
また、上記実施形態では、目的地記述の記述カテゴリとして、複数種類のものが設定され、プロファイルPには、任意の記述カテゴリで記述された複数の目的地記述が含まれるようにされているが、プロファイルPには、図13に示すように、それぞれの記述カテゴリが{目的地,目的,ユーザ状態,情報環境}からなる四つの目的地記述を一つの組として含むように記述し、これら一組の目的地記述が、エージェントに関する一つの状況を表現するように定義してもよい。
即ち、目的地はそれ単独でも情報提供の適応化を行う際の支配的要因となりうるが、これを状況に拡張することにより、より的確な適応化が可能になる。なお、図14は、エージェント(ユーザ)の状況が、{目的地、目的、状態、情報環境}で構成される場合を示しており、さらに、状況内部では、情報環境がユーザ状態に影響を与えると共に、ユーザ状態が目的地および目的に影響を与えるという因果関係があることを示している。
更に、図15は、目的地記述のみの場合から状況に拡張した場合の例を示しており、各状況は意味記述を持つ時空間点あるいはその複合体である。目的地を状況に拡張することでユーザがどういう情報提供を潜在的に要求しているのか(あるいはこれから要求しそうか)が非常に把握しやすくなる。
また、上記実施形態では、目的地について記述した基本辞書以外に、拡張目的地について記述した外部辞書を追加することで、記述カテゴリの拡張を図っているが、アプリケーションタイプやエージェントタイプに応じて、図3(b)に示すように、基本辞書の中の必要な部分のみを動的に拡張してもよい。なお、図3(b)は、レストラン案内を行う際にレストランの下位ノードを基本辞書に対して拡張したものである。
また、辞書を検索する際には、各ノードをアドレスの順番に探索するのではなく、ユーザの好みや曜日、時間帯、使用頻度で探索するように構成してもよく、この場合、探索時間を低減することができる。
第1実施形態のアプリケーション提供システムの主要部を示すブロック図である。 目的地記述の文法形式をXMLにて示した説明図である。 基本辞書の記述内容の概要を示す説明図である。 目的地記述生成処理の内容を示すフローチャートである。 目的地記述解釈処理の内容を示すフローチャートである。 要求判定処理の内容を示すフローチャートである。 複数の目的地記述により表現されるエージェントの移動スケジュールや状態起動を概念的に示した説明図である。 目的地記述の時刻情報の記述が同一時間帯を示す場合の移動スケジュールや状態起動を概念的に示した説明図である。 情報提供システムのイメージを示す説明図である。 第2実施形態のアプリケーション提供システムの主要部を示すブロック図である。 目的地記述の対象となる目的地や目的が時間的,空間的な広がりを有することを示すための説明図である。 パターン知識の対象となるユーザの定型的な行動パターンの例を示す説明図である。 目的地記述の組合せで一つの状況を記述することを示した説明図である。 状況の記述に用いる各要素間の関係を示す説明図である。 目的地記述の組合せで状況を記述するように拡張した場合の例を示す説明図である。 目的地記述の応用範囲を示す一覧表である。
符号の説明
1…ユーザ端末、3…センタ装置、10…プロファイル生成部、11…記述情報収集部、12…記述生成部、13…静的記述生成部、14…付加記述生成部、15…目的地記述生成部、16,36…目的地記述用辞書群、30…プロファイル処理部、31…アプリケーション実行部、32…記述解釈部、33…静的記述解釈部、34…付加記述解釈部、35…目的地記述解釈部、37…要求判定部、38…付加情報抽出部、38…要求判定部、P…プロファイル、S…情報セット。

Claims (24)

  1. 目的地への到着予定時刻に関する時刻情報の記述を生成する時刻記述生成手段と、
    目的地の位置に関する位置情報の記述を生成する位置記述生成手段と、
    目的地の意味内容の規定に関するタイプ情報の記述を生成するタイプ記述生成手段と、
    目的地の具体的名称に関する名称情報の記述を生成する名称記述生成手段と、
    を備え、目的地に関する情報を、時刻情報,位置情報,タイプ情報,名称情報からなる四つの記述属性について記述した目的地記述を生成する目的地記述生成装置において、
    目的地及び目的地の概念を拡張してなる拡張目的地からなる記述カテゴリ毎に、該記述カテゴリに属する語彙を列挙してなる目的地記述用辞書を設け、
    前記タイプ情報記述手段は、前記タイプ情報を、前記目的地記述用辞書に記載された語彙を用いて記述することを特徴とする目的地記述生成装置。
  2. 前記目的地には、仮想的な場所が含まれることを特徴とする請求項1に記載の目的地記述生成装置。
  3. 前記拡張目的地には、状況,目的,状態,情報環境,希望環境の仕様のうち少なくとも一つが含まれることを特徴とする請求項1又は2に記載の目的地記述生成装置。
  4. 前記時刻記述生成手段は、目的地記述の対象となるエージェントの現在位置を現在の目的地、該エージェントが既に通過した位置を過去の目的地とみなして、現在位置に関する情報を記述する際には、前記時刻情報として現在の時刻を記述し、既に通過した位置に関する情報を記述する際には、前記時刻情報として過去の時刻を記述することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の目的地記述生成装置。
  5. 予め指定された指定名称から特定される事項についてパターン的な因果関係又は順序関係を有する一連の目的地記述からなるパターン知識を、前記拡張目的地の一つとして含み、
    該パターン知識に関する前記記述辞書には、該パターン知識に属する語彙として前記指定名称を記載することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の目的地記述生成装置。
  6. 前記目的地記述を応用する際に有用な付加情報の記述を生成する付加記述生成手段を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の目的地記述生成装置。
  7. 前記付加記述生成手段は、前記付加情報を、前記目的地記述の記述属性の一つに追加して記述することを特徴とする請求項6に記載の目的地記述生成装置。
  8. 前記付加記述生成手段は、前記付加情報を、前記タイプ情報記述手段又は前記名称記述生成手段が生成する記述に追記することを特徴とする請求項6に記載の目的地記述生成装置。
  9. 前記付加記述生成手段は、前記付加情報を、前記目的地記述に関連づけて該目的地記述とは別に記述することを特徴とする請求項6に記載の目的地記述生成装置。
  10. 前記付加情報の分類毎に、該分類に属する語彙を列挙してなる付加記述用辞書を設け、
    前記付加記述生成手段は、前記付加情報の記述を、前記付加記述用辞書に記載された語彙を用いて記述することを特徴とする請求項6〜9のいずれかに記載の目的地記述生成装置。
  11. 前記付加情報は、該付加情報が付加された目的地記述を利用するアプリケーションのタイプであることを特徴とする請求項6〜10のいずれかに記載の目的地記述生成装置。
  12. 前記付加情報は、該付加情報が付加された目的地記述の主体となるエージェントのタイプであることを特徴とする請求項6〜10のいずれかに記載の目的地記述生成装置。
  13. 前記時刻情報及び前記位置情報が数値以外の形式で表現されている場合、該時刻情報及び位置情報を数値に変換する数値変換手段を備えることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の目的地記述生成装置。
  14. 目的地への到着予定時刻に関する時刻情報、目的地の位置に関する位置情報、目的地の意味内容の規定に関するタイプ情報、目的地の具体的名称に関する名称情報からなる四つの記述属性について記述した目的地記述を解釈する目的地記述解釈装置であって、
    目的地及び目的地の概念を拡張してなる拡張目的地からなる記述カテゴリ毎に、前記タイプ情報として記述される語彙を列挙してなる目的地記述用辞書と、
    入力された目的地記述から前記時刻情報,前記位置情報,前記タイプ情報,前記名称情報を抽出する情報抽出手段と、
    前記目的地記述用辞書、及び前記情報抽出手段にて抽出されたタイプ情報に基づいて、前記目的地記述の記述カテゴリを特定する記述カテゴリ特定手段と、
    を備えることを特徴とする目的地記述解釈装置。
  15. 予め指定された指定名称から特定される事項についてパターン的な因果関係又は順序関係を有する一連の目的地記述からなり、且つ前記拡張目的地の一つとして設定されたパターン知識を記憶するパターン知識データベースと、
    前記情報抽出手段にて抽出されたタイプ情報がパターン知識である場合、前記情報抽出手段にて抽出された名称情報を用いて前記パターン知識データベースを検索し、該名称情報と一致する指定名称に対応したパターン知識を呼び出すパターン知識呼出手段と、
    を備えることを特徴とする請求項14に記載の目的地記述解釈装置。
  16. 前記目的地記述、或いは該目的地記述に関連づけて生成された該目的地記述とは別の記述から、該目的地記述の応用に有用な付加情報を抽出する付加情報抽出手段を備えることを特徴とする請求項14又は15に記載の目的地記述解釈装置。
  17. 前記付加情報抽出手段が抽出する付加情報は、該付加情報が付加された目的地記述を利用するアプリケーションのタイプであることを特徴とする請求項16に記載の目的地記述解釈装置。
  18. 前記付加情報抽出手段が抽出する付加情報は、該付加情報が付加された目的地記述の主体となるエージェントのタイプであることを特徴とする請求項16に記載の目的地記述解釈装置。
  19. 前記目的地記述の主体となるエージェント毎に、前記情報抽出手段による抽出情報を、該抽出情報のうち前記時刻情報及び位置情報にて特定される時空間点に従って時系列的に記憶する経路記憶手段を備えることを特徴とする請求項14〜18のいずれかに記載の目的地記述解釈装置。
  20. 前記情報抽出手段にて抽出された抽出情報の内容に従って、ユーザの要求を判定する要求判定手段を備えることを特徴とする請求項14〜19のいずれかに記載の目的地記述解釈装置。
  21. 前記要求判定手段は、前記目的地記述の記述カテゴリ、該目的地記述の主体となるエージェントのタイプ、該目的地記述を利用するアプリケーションのタイプの少なくとも一つに応じて異なった判定を行うことを特徴とする請求項20に記載の目的地記述解釈装置。
  22. 前記要求判定手段は、
    前記目的地記述の記述カテゴリが目的地であり、且つ前記目的地記述の中に記述が欠落した又は記述内容が曖昧な記述属性が存在する場合、前記ユーザの要求は、該記述属性の内容を検索対象とした検索要求であると判定する検索要求判定手段を備えることを特徴とする請求項20又は21に記載の目的地記述解釈装置。
  23. 前記目的地記述を含んで構成されたデータプロファイルの一部に情報の欠落がある場合、前記時刻情報及び位置情報にて特定される時空間上での距離が予め設定された近傍判定値以内にあり、且つ前記記述カテゴリが同じである既知の目的地記述を含んで構成されたデータプロファイルの情報に基づいて、欠落情報の補填をする情報補填手段を備えることを特徴とする請求項14〜22のいずれかに記載の目的地記述解釈装置。
  24. 前記時刻情報及び前記位置情報が数値以外の形式で表現されている場合、該時刻情報及び位置情報を数値に変換する数値変換手段を備えることを特徴とする請求項14〜23のいずれかに記載の目的地記述解釈装置。
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