JP4305217B2 - 記録制御装置および方法、並びにプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、記録制御装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、例えば、記録媒体のデータ再生時における利便性を向上させるとともに、安全性を確保することができるようにデータを記録媒体に記録する記録制御装置および方法、並びにプログラムに関する。
近年、撮影等により取得された画像データや音声データが記録媒体に記録される際に、画像データや音声データに編集用の情報として、付加情報が付加される方法が普及してきた。
例えば、画像データや音声データが、VTR(Video Tape Recorder)等により、ビデオテープに記録される場合、図1Aに示されるように、ビデオテープ10の所定の記憶領域であるエッセンスデータ記憶領域11には、音声データや画像データ(図中斜め方向に傾斜した黒色の長方形部分)が順番に記録されるとともに、所定の記憶領域である付加情報記憶領域13には、画像データの各フレームのタイムコードであるLTC(Linear Time Code)が、画像データに対応させて記録される。
図1Aの場合、ビデオテープ10のエッセンスデータ記憶領域11には、画像データおよび音声データを含む3つのクリップ(クリップ12−1乃至12−3)が記録されており、それに対応してLTCが付加情報記憶領域13に記憶されている。クリップ12−1乃至12−3の各クリップに対応するLTCの、先頭のLTCである先頭LTC14−1乃至14−3の値は、それぞれ、「00:10:20:00」、「12:34:56:10」、および「00:00:30:15」である。
LTCは、各クリップ内においては連続であるが、各クリップ間においては、不連続である場合もあり、複数のクリップにおいて、同じ値のLTCが存在する場合もある。
ところで、画像データや音声データの編集方法として、近年、パーソナルコンピュータ等を用いて編集を行う、ノンリニア編集(NLE:Non Linear Editing)という方法がある。ノンリニア編集においては、図1Bに示されるように、データの編集装置として使用されるパーソナルコンピュータのハードディスク(HDD)20等に、画像データや音声データが、例えばクリップ単位で、ファイルとして記録される。
図1Bの場合、ハードディスク20には、画像データや音声データを含む編集対象のデータであるエッセンスデータがファイル21−1および21−2として記録されている。この場合、エッセンスデータは、例えば、フレーム単位で指定可能であり、各フレームには、ファイル毎にフレーム番号が割り当てられている。このフレーム番号は、FTC(File Time Code)として管理され、エッセンスデータを編集するユーザは、このFTCを用いて、必要なファイルの必要な部分を直接指定することができる。
なお、このFTC(フレーム番号)は、各ファイルの先頭フレームの番号を「0」とし、その先頭フレームから順番に、各フレームに割り当てられる相対的な位置情報であるので、同じ値のFTC(フレーム番号)が複数のファイルに存在する場合がある。
また、例えば、映像機器等においては、画像データや音声データの他に、FTC等の関連情報など、各種の情報が、互いに関連付けられて記録媒体に記録される。このように複数種類のデータを1グループとして記録媒体に記録する場合、1グループに含まれる各種のデータの記録方法によっては記録媒体の残容量に制限がある場合、記録されたデータに偏りが生じる場合がある。すなわち、記録媒体に同じグループの複数のデータが記録されるとき、そのグループ内において、各データの再生時間が互いに一致していない場合、再生に不都合が生じてしまうことになる。そこで、記録媒体の残容量を管理し、適切に記録処理を行う方法が考えられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−113642号公報
しかしながら、例えば、図1Aの場合、フレームに関連付けられたタイムコードであるLTCは、撮影等による画像データの作成時の時刻を表すものであり、対応するエッセンスデータのビデオテープ上の記録位置を管理するためのものではない。従って、上述したように、LTCは各クリップ間においてその値が連続しているとは限らず、ユーザは、LTCを用いて、所望のフレームのエッセンスデータを直接検索することができなかった。
図1Aの場合、ユーザは、エッセンスデータを先頭から順番に出力させながら、表示されたLTCを利用して、所望のフレームを検索する必要があった。
また、例えば、図1Bの場合、ユーザは、フレーム番号を示すFTCを用いて、所望のフレームのエッセンスデータを直接検索することができる。しかしながら、FTCは、上述したように、各ファイルの先頭フレームからの相対的な位置を示す値であり、ファイル毎に独立したデータであるので、ユーザは、このFTCを用いて、複数のファイル間において、撮影等による画像データの作成時の時刻の前後関係を容易に把握することができなかった。
また、例えば、複数のクリップを合成する編集が行われ、1つのファイルに複数のクリップが存在する場合、ユーザは、そのファイルに含まれる各クリップ間において、撮影等による画像データの作成時の、時刻の前後関係を容易に把握することができなかった。従って、このようなファイルの再生時に、例えば、表示するフレームを直接指定するキューアップ処理を行う場合にFTCを用いてキューアップ処理を行うと、ユーザは、キューアップ後に表示されたフレームが、どのクリップのものであるかを把握することが困難であり、また、そのフレームがキューアップ前のフレームより時間的に前の情報であるのか、または後の情報であるのかを判断することが困難であった。
さらにこのようなタイムコード等の情報は付加情報であり、画像データや音声データ等の本来取り扱うべきデータと比較するとその重要度は低い。通常、記録媒体の記録容量は有限であるが、従来の方法においては、このような付加情報は、その情報の発生条件に従って無制限に生成されるため、このような付加情報のデータ量が多すぎると、その付加情報によって、より重要なデータである画像データや音声データ等を記録する記録容量が不要に低減してしまうという課題があった。また、画像データや音声データ等の再生時等において、付加情報のデータ量が多すぎると、再生に必要なメモリ領域が不要に消費されてしまい、再生装置が再生処理を正常に行うことができない場合があるという課題があった。
なお、特許文献1に記載の方法においては、例えば、メタデータ等の関連情報については考慮されていない。また、データの種類が増加すると、その管理方法も複雑になってしまう。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、記録媒体のデータ再生時における利便性および安全性を向上させることができるようにするものである。
本発明の記録制御装置は、連続する2つの第1のメタデータの値の比較を行い、2つの値の変化の状態を示す変化状態を判定する処理を、再生順に繰り返し行い、第1のメタデータについて変化状態を判定する変化状態判定手段と、変化状態判定手段により判定された変化状態が1つ前の変化状態と異なる第1のメタデータに対応する部分を変化点として検出する変化点検出手段と、変化点検出手段により検出された変化点の検出数を計測する変化点数計測手段と、変化点数計測手段により計測された検出数に基づいて所定の最大値を設定し、検出数が最大値を超えないように検出数を制限する検出数制限手段と、検出数制限手段により検出数が制限されて、変化点検出手段により検出された変化点を第2のメタデータとして記録するように制御する記録制御手段とを備えることを特徴とする。
前記検出制限手段は、検出数が最大値に達した場合、変化点検出手段が変化点を検出しないように制御するようにすることができる。
前記記録制御手段は、変化点における、部分の第1のデータにおける位置情報、第1のメタデータの値、および変化状態の各情報をテーブル化して第2のメタデータとして記録するように制御するようにすることができる。
前記第1のデータは、画像データまたは音声データであるようにすることができる。
前記第1のメタデータは、再生時にリアルタイム性を要求される情報により構成されるメタデータであるようにすることができる。
前記第2のメタデータは、再生時にリアルタイム性を要求されない情報により構成されるメタデータであるようにすることができる。
前記第1のメタデータは、実際の時刻または所定の時刻を基準とした時間情報を利用して、部分の絶対的な位置を示すタイムコードであり、変化状態は、第1のデータにおける最初の部分を示す開始状態、連続する2つの第1のメタデータにおいて、後の第1のメタデータの値が、前の第1のメタデータの値に対して「1」増加することを示す第1の増加状態、連続する2つの第1のメタデータにおいて、後の第1のメタデータの値が、前の第1のメタデータの値に対して「2」以上増加することを示す第2の増加状態、連続する2つの第1のメタデータにおいて、後の第1のメタデータの値と前の第1のメタデータの値が等しいことを示す不変状態、連続する2つの第1のメタデータにおいて、後の第1のメタデータの値が、前の第1のメタデータの値に対して「1」以上減少することを示す減少状態、第1のデータにおける最後の部分を示す終了状態、または、変化点検出手段により検出された変化点の検出数が最大値に達したことを示す中止状態のいずれかであり、変化点は、その変化状態が1つ前の変化状態と異なる第1のメタデータに対応する部分を含むようにすることができる。
前記第1のメタデータは、部分をそれぞれ識別する識別情報に含まれる基本情報であり、変化状態は、第1のメタデータが付加された部分を示す開始状態、第1のメタデータが付加されていない部分を示す無値状態、または、変化点検出手段により検出された変化点の検出数が最大値に達したことを示す中止状態のいずれかであり、変化点は、その変化状態が1つ前の変化状態と異なる第1のメタデータに対応する部分に加えて、その値が1つ前の値と異なる第1のメタデータに対応する部分を含むようにすることができる。
前記第1のメタデータは、部分をそれぞれ識別する識別情報に含まれる、第1のデータが作成された時刻に関する情報であり、変化状態は、第1のデータにおける最初の部分を示す開始状態、連続する2つの第1のメタデータにおいて、後の第1のメタデータの値が、前の第1のメタデータの値に対して「1」増加することを示す第1の増加状態、連続する2つの第1のメタデータにおいて、後の第1のメタデータの値が、前の第1のメタデータの値に対して「2」以上増加することを示す第2の増加状態、連続する2つの第1のメタデータにおいて、後の第1のメタデータの値と前の第1のメタデータの値が等しいことを示す不変状態、連続する2つの第1のメタデータにおいて、後の第1のメタデータの値が、前の第1のメタデータの値に対して「1」以上減少することを示す減少状態、第1のメタデータが付加されていない部分を示す無値状態、第1のデータにおける最後の部分を示す終了状態、または、変化点検出手段により検出された変化点の検出数が最大値に達したことを示す中止状態のいずれかであり、変化点は、その変化状態が1つ前の変化状態と異なる第1のメタデータに対応する部分を含むようにすることができる。
前記第1のメタデータは、部分をそれぞれ識別する識別情報に含まれる、第1のデータが作成された位置に関する情報であり、変化状態は、第1のメタデータが付加された部分を示す開始状態、第1のメタデータが付加されていない部分を示す無値状態、または、変化点検出手段により検出された変化点の検出数が最大値に達したことを示す中止状態のいずれかであり、変化点は、その変化状態が1つ前の変化状態と異なる第1のメタデータに対応する部分に加えて、その値が1つ前の値と異なる第1のメタデータに対応する部分を含むようにすることができる。
前記第1のメタデータは、部分をそれぞれ識別する識別情報に含まれる、第1のデータを作成した人物に関する情報であり、変化状態は、第1のメタデータが付加された部分を示す開始状態、第1のメタデータが付加されていない部分を示す無値状態、または、変化点検出手段により検出された変化点の検出数が最大値に達したことを示す中止状態のいずれかであり、変化点は、その変化状態が1つ前の変化状態と異なる第1のメタデータに対応する部分に加えて、その値が1つ前の値と異なる第1のメタデータに対応する部分を含むようにすることができる。
前記第1のメタデータは、第1のデータの部分に関する情報であり、変化状態は、第1のメタデータが付加された部分を示す開始状態、第1のメタデータが付加されていない部分を示す無値状態、または、変化点検出手段により検出された変化点の検出数が最大値に達したことを示す中止状態のいずれかであり、変化点は、その変化状態が1つ前の変化状態と異なる第1のメタデータに対応する部分に加えて、その値が1つ前の値と異なる第1のメタデータに対応する部分を含むようにすることができる。
前記第1のデータ全体の再生時間の長さである再生長に応じて、第2のメタデータとして記録する変化点の数を調整する変化点数調整手段をさらに備え、記録制御手段は、変化点数調整手段により数が調整された変化点を第2のメタデータとして記録するようにすることができる。
本発明の記録制御方法は、連続する2つの第1のメタデータの値の比較を行い、2つの値の変化の状態を示す変化状態を判定する処理を、再生順に繰り返し行い、第1のメタデータについて変化状態を判定する変化状態判定ステップと、変化状態判定ステップの処理により判定された変化状態が1つ前の変化状態と異なる第1のメタデータに対応する部分を変化点として検出する変化点検出ステップと、変化点検出ステップの処理により検出された変化点の検出数を計測する変化点数計測ステップと、変化点数計測ステップの処理により計測された検出数に基づいて所定の最大値を設定し、検出数が最大値を超えないように検出数を制限する検出数制限ステップと、検出数制限ステップの処理により検出数が制限されて、変化点検出ステップの処理により検出された変化点を第2のメタデータとして記録するように制御する記録制御ステップとを含むことを特徴とする。
本発明のプログラムは、連続する2つの第1のメタデータの値の比較を行い、2つの値の変化の状態を示す変化状態を判定する処理を、再生順に繰り返し行い、第1のメタデータについて変化状態を判定する変化状態判定ステップと、変化状態判定ステップの処理により判定された変化状態が1つ前の変化状態と異なる第1のメタデータに対応する部分を変化点として検出する変化点検出ステップと、変化点検出ステップの処理により検出された変化点の検出数を計測する変化点数計測ステップと、変化点数計測ステップの処理により計測された検出数に基づいて所定の最大値を設定し、検出数が最大値を超えないように検出数を制限する検出数制限ステップと、検出数制限ステップの処理により検出数が制限されて、変化点検出ステップの処理により検出された変化点を第2のメタデータとして記録するように制御する記録制御ステップとをコンピュータに実行させる。
本発明の記録制御装置および方法、並びにプログラムにおいては、連続する2つの第1のメタデータの値の比較が行われ、2つの値の変化の状態を示す変化状態が判定される処理が、再生順に繰り返し行われ、第1のメタデータについて変化状態が判定され、判定された変化状態が1つ前の変化状態と異なる第1のメタデータに対応する部分が変化点として検出され、検出された変化点の検出数が計測され、計測された検出数に基づいて所定の最大値が設定され、検出数が最大値を超えないように検出数が制限され、検出数が制限されて検出された変化点が第2のメタデータとして記録される。
本発明によれば、情報の記録を制御することができる。特に、例えば、記録媒体の利便性を向上させるとともに、付加情報のデータ量を制限すること等により、再生時においてより安全に再生制御を行うことができるようにデータを記録媒体に記録することができる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、請求項に記載の構成要件と、発明の実施の形態における具体例との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、請求項に記載されている発明をサポートする具体例が、発明の実施の形態に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の実施の形態中には記載されているが、構成要件に対応するものとして、ここには記載されていない具体例があったとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、具体例が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
さらに、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明が、請求項に全て記載されていることを意味するものではない。換言すれば、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明であって、この出願の請求項には記載されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により追加される発明の存在を否定したりするものではない。
本発明においては、出力される情報が再生時において時系列で変化する第1のデータ(例えば、図20の画像データファイルまたは音声データファイル)と、その再生順に所定の単位毎に分割された前記第1のデータの各部分(例えば、フレーム)に対して付加される第1のメタデータ(例えば、図20のリアルタイムメタデータ220)と、前記第1のデータ全体に対して付加される第2のメタデータ(ノンリアルタイムメタデータ230)を記録媒体(例えば、図2の光ディスク36)に記録するように制御する記録制御装置(例えば、図2のディスク装置30)が提供される。この記録制御装置では、連続する2つの第1のメタデータの値の比較を行い、2つの値の変化の状態を示す変化状態(例えば、図7Bのステータス)を判定する処理を、再生順に繰り返し行い、第1のメタデータについて変化状態を判定する変化状態判定手段(例えば、図6のLTC変化状態判定部102)と、変化状態判定手段により判定された変化状態が1つ前の変化状態と異なる第1のメタデータに対応する部分を変化点として検出する変化点検出手段(例えば、図6のLTC変化点検出部103)と、変化点検出手段により検出された変化点の検出数を計測する変化点数計測手段(例えば、図6の変化点数計測部105)と、変化点数計測手段により計測された検出数に基づいて所定の最大値を設定し、検出数が最大値を超えないように検出数を制限する検出数制限手段(例えば、図3の最大値供給部44)と、検出数制限手段により検出数が制限されて、変化点検出手段により検出された変化点を第2のメタデータとして記録するように制御する記録制御手段(例えば、図6のLTC変化点テーブル挿入部107)とを備える。
前記記録制御手段は、変化点における、部分の第1のデータにおける位置情報(例えば、図7Bのフレーム番号)、第1のメタデータの値(例えば、図7BのLTC)、および変化状態(図7Bのステータス)の各情報をテーブル化(例えば、図7Bの変化点テーブル)して第2のメタデータとして記録するように制御するようにすることができる。
前記第1のデータは、画像データまたは音声データ(例えば、図20の画像データファイルまたは音声データファイル)であるようにすることができる。
前記第1のメタデータは、再生時にリアルタイム性を要求される情報により構成されるメタデータ(例えば、図20のリアルタイムメタデータ220)であるようにすることができる。
前記第2のメタデータは、再生時にリアルタイム性を要求されない情報により構成されるメタデータ(例えば、図20のノンリアルタイムメタデータ230)であるようにすることができる。
前記第1のメタデータは、実際の時刻または所定の時刻を基準とした時間情報を利用して、部分の絶対的な位置を示すタイムコード(例えば、図20のLTCデータ221)であり、変化状態は、第1のデータにおける最初の部分を示す開始状態、連続する2つの第1のメタデータにおいて、後の第1のメタデータの値が、前の第1のメタデータの値に対して「1」増加することを示す第1の増加状態、連続する2つの第1のメタデータにおいて、後の第1のメタデータの値が、前の第1のメタデータの値に対して「2」以上増加することを示す第2の増加状態、連続する2つの第1のメタデータにおいて、後の第1のメタデータの値と前の第1のメタデータの値が等しいことを示す不変状態、連続する2つの第1のメタデータにおいて、後の第1のメタデータの値が、前の第1のメタデータの値に対して「1」以上減少することを示す減少状態、第1のデータにおける最後の部分を示す終了状態、または、変化点検出手段により検出された変化点の検出数が最大値に達したことを示す中止状態のいずれかであり、変化点は、その変化状態が1つ前の変化状態と異なる第1のメタデータに対応する部分を含むようにすることができる。
前記第1のメタデータは、部分をそれぞれ識別する識別情報に含まれる基本情報(例えば、図4の基本UMID62)であり、変化状態は、第1のメタデータが付加された部分を示す開始状態、第1のメタデータが付加されていない部分を示す無値状態、または、変化点検出手段により検出された変化点の検出数が最大値に達したことを示す中止状態のいずれかであり、変化点は、その変化状態が1つ前の変化状態と異なる第1のメタデータに対応する部分に加えて、その値が1つ前の値と異なる第1のメタデータに対応する部分を含むようにすることができる。
前記第1のメタデータは、部分をそれぞれ識別する識別情報に含まれる、第1のデータが作成された時刻に関する情報(例えば、図4の時刻情報75)であり、変化状態は、第1のデータにおける最初の部分を示す開始状態、連続する2つの第1のメタデータにおいて、後の第1のメタデータの値が、前の第1のメタデータの値に対して「1」増加することを示す第1の増加状態、連続する2つの第1のメタデータにおいて、後の第1のメタデータの値が、前の第1のメタデータの値に対して「2」以上増加することを示す第2の増加状態、連続する2つの第1のメタデータにおいて、後の第1のメタデータの値と前の第1のメタデータの値が等しいことを示す不変状態、連続する2つの第1のメタデータにおいて、後の第1のメタデータの値が、前の第1のメタデータの値に対して「1」以上減少することを示す減少状態、第1のメタデータが付加されていない部分を示す無値状態、第1のデータにおける最後の部分を示す終了状態、または、変化点検出手段により検出された変化点の検出数が最大値に達したことを示す中止状態のいずれかであり、変化点は、その変化状態が1つ前の変化状態と異なる第1のメタデータに対応する部分を含むようにすることができる。
前記第1のメタデータは、部分をそれぞれ識別する識別情報に含まれる、第1のデータが作成された位置に関する情報(例えば、図4の位置情報76)であり、変化状態は、第1のメタデータが付加された部分を示す開始状態、第1のメタデータが付加されていない部分を示す無値状態、または、変化点検出手段により検出された変化点の検出数が最大値に達したことを示す中止状態のいずれかであり、変化点は、その変化状態が1つ前の変化状態と異なる第1のメタデータに対応する部分に加えて、その値が1つ前の値と異なる第1のメタデータに対応する部分を含むようにすることができる。
前記第1のメタデータは、部分をそれぞれ識別する識別情報に含まれる、第1のデータを作成した人物に関する情報(例えば、図4の人物情報77)であり、変化状態は、第1のメタデータが付加された部分を示す開始状態、第1のメタデータが付加されていない部分を示す無値状態、または、変化点検出手段により検出された変化点の検出数が最大値に達したことを示す中止状態のいずれかであり、変化点は、その変化状態が1つ前の変化状態と異なる第1のメタデータに対応する部分に加えて、その値が1つ前の値と異なる第1のメタデータに対応する部分を含むようにすることができる。
前記第1のメタデータは、第1のデータの部分に関する情報(例えば、図5のKLVデータ80)であり、変化状態は、第1のメタデータが付加された部分を示す開始状態、第1のメタデータが付加されていない部分を示す無値状態、または、変化点検出手段により検出された変化点の検出数が最大値に達したことを示す中止状態のいずれかであり、変化点は、その変化状態が1つ前の変化状態と異なる第1のメタデータに対応する部分に加えて、その値が1つ前の値と異なる第1のメタデータに対応する部分を含むようにすることができる。
前記第1のデータ全体の再生時間の長さである再生長に応じて、第2のメタデータとして記録する変化点の数を調整する変化点数調整手段(例えば、図6のLTC変化点テーブル挿入部107)をさらに備え、記録制御手段は、変化点数調整手段により数が調整された変化点を第2のメタデータとして記録するようにすることができる。
本発明においては、再生時において、出力される情報が時系列で変化する第1のデータ(例えば、図20の画像データファイルまたは音声データファイル)と、前記第1のデータが、その再生順に所定の単位毎に分割された各部分(例えば、フレーム)に対して付加される第1のメタデータ(例えば、図20のリアルタイムメタデータ220)と、前記第1のデータ全体に対して付加される第2のメタデータ(ノンリアルタイムメタデータ230)を記録媒体(例えば、図2の光ディスク36)に記録するように制御する記録制御装置(例えば、図2のディスク装置30)の記録制御方法が提供される。この記録制御方法においては、連続する2つの第1のメタデータの値の比較を行い、2つの値の変化の状態を示す変化状態(例えば、図7Bのステータス)を判定する処理を、再生順に繰り返し行い、全ての第1のメタデータについて変化状態を判定する変化状態判定ステップ(例えば、図22のステップS26)と、変化状態判定ステップの処理により判定された変化状態が1つ前の変化状態と異なる第1のメタデータに対応する部分を変化点として検出する変化点検出ステップ(例えば、図23のステップS41)と、変化点検出ステップの処理により検出された変化点の検出数を計測する変化点数計測ステップ(例えば、図23のステップS44)と、変化点数計測ステップの処理により計測された検出数の最大値を設定し、検出数が最大値を超えないように検出数を制限する検出数制限ステップ(例えば、図23のステップS45乃至ステップS47)と、検出数制限ステップの処理により検出数が制限されて、変化点検出ステップの処理により検出された変化点を第2のメタデータとして記録するように制御する記録制御ステップ(例えば、図23のステップS43およびステップS48)とを含む。
本発明においては、再生時において、出力される情報が時系列で変化する第1のデータ(例えば、図20の画像データファイルまたは音声データファイル)と、前記第1のデータが、その再生順に所定の単位毎に分割された各部分(例えば、フレーム)に対して付加される第1のメタデータ(例えば、図20のリアルタイムメタデータ220)と、前記第1のデータ全体に対して付加される第2のメタデータ(ノンリアルタイムメタデータ230)を記録媒体(例えば、図2の光ディスク36)に記録するように制御する処理を、コンピュータ(例えば、図2のディスク装置30)に行わせるプログラムが提供される。このプログラムは、連続する2つの第1のメタデータの値の比較を行い、2つの値の変化の状態を示す変化状態(例えば、図7Bのステータス)を判定する処理を、再生順に繰り返し行い、全ての第1のメタデータについて変化状態を判定する変化状態判定ステップ(例えば、図22のステップS26)と、変化状態判定ステップの処理により判定された変化状態が1つ前の変化状態と異なる第1のメタデータに対応する部分を変化点として検出する変化点検出ステップ(例えば、図23のステップS41)と、変化点検出ステップの処理により検出された変化点の検出数を計測する変化点数計測ステップ(例えば、図23のステップS44)と、変化点数計測ステップの処理により計測された検出数の最大値を設定し、検出数が最大値を超えないように検出数を制限する検出数制限ステップ(例えば、図23のステップS45乃至ステップS47)と、検出数制限ステップの処理により検出数が制限されて、変化点検出ステップの処理により検出された変化点を第2のメタデータとして記録するように制御する記録制御ステップ(例えば、図23のステップS43およびステップS48)とを含む。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図2は、本発明を適用した、ディスク記録装置(ディスク装置)30の一実施の形態の構成例を示している。
このディスク装置30は、外部より入力されたクリップ(画像データ、音声データ、メタデータ等の関連するデータの一群)を記録媒体である光ディスク36に記録する映像機器であり、例えば、放送番組の制作等において、撮像や録音等により得られた画像データや音声データを記録媒体である光ディスク36に記録する装置である。ディスク装置30は、図2に示されるように、主に、データ変換部31、LTC/UMID/KLV作成部32、変化点テーブル作成部33、信号処理部34、および記録処理部35により構成される。
なお、クリップとは、撮影者が撮像を開始して終了するまでの1回の撮像処理を示す単位である。すなわち、1つのクリップの画像信号は、通常、複数のフレームの画像信号からなる。なお、クリップは、1回の撮像処理を示すだけでなく、その撮像処理の撮像開始から撮像終了までの時間を示す場合にも用いられる。また、クリップは、その1回の撮像処理により得られる画像データの長さやデータ量を示したり、その画像データ自体を示したりする場合にも用いられるし、その1回の撮像処理により得られる(または関連する)各種のデータの長さやデータ量を示したり、その各種のデータの集合体そのものを示したりする場合にも用いられる。具体的には、クリップに含まれるデータとして、例えば、画像データおよび音声データの素材データの他に、その素材データに関連する各種メタデータ、その素材データの低解像度のデータであるローレゾデータ、またはその素材データの再生方法等を制御するプレイリストデータ等も含まれる。
クリップの素材データに付加されるメタデータとしては、その読み込み処理においてリアルタイム性が要求される内容のデータよりなるリアルタイムメタデータ(RT:Real Time metadata)と、その読み込み処理においてリアルタイム性が要求されない内容のデータよりなるノンリアルタイムメタデータ(NRT:Non Real Time metadata)が存在する。
リアルタイムメタデータ(RT)としては、例えば、画像信号のフレームの位置を日時(年、月、日、時、分、秒)等の所定の時間情報を利用して特定する、各フレームの絶対的な位置情報(タイムコード)であるLTC(Linear Time Code)、各フレームのフレーム番号であり、ファイルの先頭フレームからの相対的な位置情報であるFTC(File Time Code)、そのフレームの画像信号の信号特性を示すユーザビット(UB:User Bit)、フレームを識別するためのIDであるUMID(Unique Material Identifier)、ビデオカメラによる撮像が行われた位置を表すGPS(Global Positioning System)の情報、画像信号や音声信号等のエッセンスデータの内容に関する情報であるエッセンスマーク、ARIB(Association of Radio Industries and Businesses)メタデータ、撮像が行われたビデオカメラの設定/制御情報などがある。なお、ARIBメタデータとは、標準化団体であるARIBで標準化された、SDI(Serial Digital Interface)等の通信インタフェース用のメタデータである。また、ビデオカメラの設定/制御情報とは、例えば、IRIS(アイリス)制御値や、ホワイトバランス/ブラックバランスのモード、レンズのズームやフォーカスに関するレンズ情報等の情報である。
ノンリアルタイムメタデータ(NRT)としては、例えば、各フレームに対応するLTCをフレーム番号(FTC)に対応させた変換テーブル、UMID、GPSの情報、またはその他の情報などがある。
なお、フレームとは、画像信号の単位であり、1画面分の画像に対応する画像データ(または、その画像データに対応する各種のデータ)のことである。また、クリップとは、撮影者が撮像を開始して終了するまでの1回の撮像処理を示す単位である。すなわち、1つのクリップの画像信号は、通常、複数のフレームの画像信号からなる。
このようなリアルタイムメタデータおよびノンリアルタイムメタデータは、どのような単位の画像データに対して付加されてもよい。以下においては、リアルタイムメタデータがフレーム毎に画像データに付加され、ノンリアルタイムメタデータがクリップ毎に画像データに付加される場合について説明する。すなわち、以下においては、リアルタイムメタデータは、画像信号に対して、フレーム毎に付加されるフレームメタデータであり、付加されたフレームに対応するデータを含んでいるものとする。また、ノンリアルタイムメタデータは、画像信号に対して、クリップ毎に付加されるクリップメタデータであり、付加されたクリップ全体に対応するデータを含んでいるものとする。
通常、画像データは、クリップ毎にファイル化され、ファイルシステムにより管理される。このような場合、ノンリアルタイムメタデータは、画像データを含むファイル毎のメタデータであることとすることもできる。
なお、リアルタイムメタデータとノンリアルタイムメタデータは、上述した以外のデータを含むようにしてもよい。また、リアルタイムメタデータとノンリアルタイムメタデータで同じ内容のデータを含めるようにしてもよいし、上述したリアルタイムメタデータとしての各データをノンリアルタイムメタデータとしてもよいし、逆に、ノンリアルタイムメタデータとして上述した各データをリアルタイムメタデータとしてもよい。例えば、エッセンスマーク、ARIBメタデータ、または、ビデオカメラの設定/制御情報等をノンリアルタイムメタデータとしてもよいし、リアルタイムメタデータおよびノンリアルタイムメタデータの両方に含めるようにしてもよい。また、UMIDやGPSの情報等をリアルタイムメタデータに含めるようにしてもよいし、リアルタイムメタデータおよびノンリアルタイムメタデータの両方に含めるようにしてもよい。
ディスク装置30のデータ変換部31は、外部より供給されたクリップを取得すると、そのクリップのファイルフォーマットを伝送用のフォーマットから記録用のフォーマットに変換する等のデータ変換を行い、変換後のクリップ(画像データや音声データ等の集合体)をLTC/UMID/KLV作成部32に供給する。
LTC/UMID/KLV作成部32は、データ変換部31より供給されたクリップにLTC、UMID、またはKLVデータ等の必要なリアルタイムメタデータが付加されていない場合、それらを作成してクリップに付加し、そのリアルタイムメタデータが付加されたクリップを変化点テーブル作成部33に供給する。
変化点テーブル作成部33は、LTC/UMID/KLV作成部32より供給されたクリップのリアルタイムメタデータから、LTC、UMID、KLVデータ等の情報を抽出し、それらの変化点に関するテーブルである変化点テーブルを生成する。
なお変化点とは、クリップの画像データの連続するフレーム群を、LTC、UMID、またはKLVデータの増減や発生のパターンによって分類してグループ化し、その所属するグループが切り替わるフレームのことを示す。各変化点の具体的な例は後述するが、例えば、LTCの場合、画像データの各フレームに付加されたLTCを最初のフレーム(先頭フレーム)より見たときに、その増減のパターン(ステータス)が変化したフレームを変化点とする。また、UMIDの場合、例えば、各フレームに割り当てられたUMIDの所定の位置の情報が変化するフレームを変化点とする。さらに、KLVデータの場合、例えば、KLVデータが付加されているフレームから付加されていないフレームに、またはその逆に切り替わる場合、そのフレームを変化点とする。
この変化点テーブルは、クリップの再生時などにおいて利用される。例えば、LTCを指定することにより、フレームを直接指定して再生するキューアップ再生処理等において、再生装置は、この変化点テーブルを用いてユーザが指定したLTCに対応するフレーム番号(FTC)を検索し、そのフレームの画像データを特定する。LTCは、本来FTCと独立して各フレームに割り当てられるので、通常、再生装置は、LTCからFTCを直接検索することはできない。従って、再生装置は、各フレームに割り当てられたリアルタイムメタデータを全て読み出し、その中に含まれるLTCの中からユーザが指定したLTCを検索し、ユーザが指定したフレームのフレーム番号を特定しなければならない。
そこで、ディスク装置30が上述したようにLTCの変化点テーブルを用意することにより、再生装置は、各フレームのリアルタイムメタデータを読み出さなくても、その変化点テーブルを参照して、指定されたLTCに対応するフレーム番号(FTC)を容易に検索することができる。
変化点テーブル作成部33は、このような変化点の一覧をテーブル化した変化点テーブルの情報を作成すると、その変化点テーブルをそのクリップのノンリアルタイムメタデータに登録し、変化点テーブルを登録したクリップを信号処理部34に供給する。
信号処理部34は、変化点テーブル作成部33より供給されたクリップのデータを符号化する等して記録媒体に記録する形式のデータ(記録データ)に変換し、それを記録処理部35に供給する。
記録処理部35は、信号処理部34より供給された記録データを光ディスク36に記録する。記録処理部35は、図示せぬドライブを有しており光ディスク36をそのドライブに装着することができる。そして図示せぬピックアップを介して信号処理部34より供給された記録データを、ドライブに装着された光ディスク36に記録する。
このようにすることにより、ディスク装置11は、外部より供給されたクリップの各種データからLTC、UMID、およびKLVデータ等の変化点テーブルを生成し、それをノンリアルタイムメタデータの1つとしてクリップに付加し、それらを光ディスク36に記録することができる。
図3は、図2の変化点テーブル作成部33の内部の主な構成例を示すブロック図である。
図3において、変化点テーブル作成部33は、主に、ディスク残容量情報保持部41、記録可能時間算出部42、コーデック情報取得部43、最大値供給部44、LTC変化点テーブル処理部51、UMID時刻情報変化点テーブル処理部52、基本UMID変化点テーブル処理部53、UMID位置情報変化点テーブル処理部54、UMID人物情報変化点テーブル処理部55、KLV変化点テーブル保持部56、およびバッファメモリ57により構成される。
図2の光ディスク36を記録処理部35のドライブに装着すると、記録処理部35は、光ディスク36の空き領域を確認し、光ディスク36の残容量を算出する。ディスク残容量情報保持部41は、その残容量に関する情報(残容量情報)を保持しており、所定のタイミングでその残容量情報を記録可能時間算出部42に供給する。
記録可能時間算出部42は、ディスク残容量算出部41より供給された光ディスク36の残容量情報、および、コーデック情報取得部43より供給されたコーデック情報を取得する。コーデック情報は、コーデック方式の他に、ビットレート等の情報が含まれている。記録可能時間算出部42は、このコーデック情報と残容量情報から光ディスク36にクリップを記録可能な時間(記録可能時間)を算出し、それを最大値供給部44に供給する。
コーデック情報取得部43は、LTC/UMID/KLV作成部32より供給されるクリップより素材データ(画像データおよび音声データ)およびローレゾデータのヘッダ等に記録されている、素材データのコーデック情報を取得し、それを記録可能時間算出部42に供給する。
例えば、画像データのコーデック方法としては、D10と呼ばれるMPEG(Moving Picture Experts Group) IMX方式とDV(Digital Video)方式とがあり、ビットレートは、MPEG IMX方式の場合、30Mbps(メガビットパーセカンド)、40Mbps、または50Mbps、DV方式の場合、25Mbpsである。音声データは非圧縮のAES(Audio Engineering Society)3方式で符号化されており、分解能16ビット、チャンネル数8ch(チャンネル)の場合のビットレートは6Mbpsであり、分解能16ビット、チャンネル数4ch(チャンネル)の場合のビットレートは3Mbpsであり、分解能24ビット、チャンネル数4ch(チャンネル)の場合のビットレートは4.5Mbpsである。また、ローレゾデータ(サブストリーム)のビットレートは2Mbpsである。
記録可能時間算出部42は、このようなコーデック情報と残容量情報(バイト数)から以下の式(1)のような計算を行い、記録可能時間を算出する。
記録可能時間=残容量(バイト数)×8/(画像データビットレート+音声データビットレート+ローレゾデータビットレート) ・・・(1)
なお、ここで計算される記録可能時間は、あくまでも目安であり、例えば、メタデータのデータ量等や空き領域のディスク上の位置等によっても、実際に光ディスク36に記録可能な情報量とは異なる場合がある。この記録可能時間は、作成する変化点テーブルのデータ量を決定するために、変化点検出初期化時等において算出される。
最大値供給部44は、記録可能時間算出部42より供給される記録可能時間に基づいて、変化点テーブルに登録可能な変化点数の最大値を決定し、LTC変化点テーブル処理部51、UMID時刻情報変化点テーブル処理部52、基本UMID変化点テーブル保持部53、UMID位置情報変化点テーブル処理部54、UMID人物情報変化点テーブル処理部55、およびKLV変化点テーブル保持部56の各処理部にその最大値(制限値)を供給する。
すなわち、最大値供給部44は、光ディスク36の残容量に応じて変化点テーブルのデータ量(登録される変化点数)の最大値(制限値)を決定する。
例えば、複数のクリップを繋ぎ合わせて作成したクリップのような場合、その画像データの各フレームに割り当てられたLTCの変化(増減)のパターンが頻繁に変わることがある。すなわち、このような場合、変化点として検出されるフレーム数(変化点数)が膨大な数になり、変化点テーブルのデータ量が無視できないほど増大してしまう恐れがある。
このように変化点テーブルのデータ量が大きくなりすぎることにより、上述した光ディスク36の記録可能時間が減少するだけでなく、再生時において、変化点テーブルによるメモリ容量の消費量が増大し、再生装置の負荷が増大してしまう恐れがある。通常、再生装置においては、画像データや音声データの再生処理に大量のメモリを消費するので、変化点テーブルのように再生処理において必ずしも必要ではない付加情報によるメモリの消費量が大きすぎると再生処理に支障をきたすだけでなく、メモリオーバーフローの原因になる恐れもある。
そこで、ディスク装置30の最大値供給部44は、記録時において、記録する素材データの量に応じて変化点テーブルのデータ量を制限するために、光ディスク36の記録可能時間に応じて変化点数の最大値(制限値)を決定する。
なお、さらに、例えば、最大値供給部44が、既に光ディスク36に記録されている変化点テーブルのデータ量(変化点数)に関する情報を光ディスク36より取得し、そのデータ量を考慮して、記録可能な変化点数の最大値を決定するようにしてもよい。このようにすることにより、最大値供給部44は、光ディスク36に記録可能な変化点数をより正確に算出することができる。
LTC変化点テーブル処理部51は、LTC/UMID/KLV作成部32より供給されるクリップのLTCの変化点を検出し、LTCの変化点テーブルを生成する。そのとき、LTC変化点テーブル処理部51は、最大値供給部44より供給される最大値に基づいて、検出するLTCの変化点数を制限する。LTC変化点テーブル処理部51は、このように生成したLTC変化点テーブルをバッファメモリ57に供給する。また、LTC変化点テーブル処理部51は、LTC/UMID/KLV作成部32より供給されるクリップをそのままUMID時刻情報変化点テーブル処理部52に供給する。
UMID時刻情報変化点テーブル処理部52は、LTC変化点テーブル処理部51より供給されるクリップよりUMIDの時刻情報の変化点を検出し、UMIDの時刻情報の変化点テーブルを生成する。そのとき、UMID時刻情報変化点テーブル処理部52は、最大値供給部44より供給される最大値に基づいて、検出するUMIDの時刻情報の変化点数を制限する。UMID時刻情報変化点テーブル処理部52は、このように生成したUMID時刻情報変化点テーブルをバッファメモリ57に供給する。また、UMID時刻情報変化点テーブル処理部52は、LTC変化点テーブル処理部51より供給されるクリップをそのまま基本UMID情報変化点テーブル処理部53に供給する。
基本UMID変化点テーブル処理部53は、UMID時刻情報変化点テーブル処理部52より供給されるクリップより基本UMIDの変化点を検出し、基本UMIDの変化点テーブルを生成する。そのとき、基本UMID変化点テーブル処理部53は、最大値供給部44より供給される最大値に基づいて、検出する基本UMID情報の変化点数を制限する。基本UMID変化点テーブル処理部53は、このように生成した基本UMID変化点テーブルをバッファメモリ57に供給する。また、基本UMID変化点テーブル処理部53は、UMID時刻情報変化点テーブル処理部52より供給されるクリップをそのままUMID位置情報変化点テーブル処理部54に供給する。
UMID位置情報変化点テーブル処理部54は、基本UMID変化点テーブル処理部53より供給されるクリップよりUMIDの位置情報の変化点を検出し、UMIDの位置情報の変化点テーブルを生成する。そのとき、UMID位置情報変化点テーブル処理部54は、最大値供給部44より供給される最大値に基づいて、検出するUMIDの位置情報の変化点数を制限する。UMID位置情報変化点テーブル処理部54は、このように生成したUMID位置情報変化点テーブルをバッファメモリ57に供給する。また、UMID位置情報変化点テーブル処理部54は、基本UMID変化点テーブル処理部53より供給されるクリップをそのままUMID人物情報変化点テーブル処理部55に供給する。
UMID人物情報変化点テーブル処理部55は、UMID位置情報変化点テーブル処理部54より供給されるクリップよりUMIDの人物情報の変化点を検出し、UMIDの人物情報の変化点テーブルを生成する。そのとき、UMID人物情報変化点テーブル処理部55は、最大値供給部44より供給される最大値に基づいて、検出するUMIDの人物情報の変化点数を制限する。UMID人物情報変化点テーブル処理部55は、このように生成したUMID人物情報変化点テーブルをバッファメモリ57に供給する。また、UMID人物情報変化点テーブル処理部55は、UMID位置情報変化点テーブル処理部54より供給されるクリップをそのままKLV変化点テーブル処理部56に供給する。
図4は、UMIDの構成例を説明する図である。図4において拡張UMID61は、64バイトの識別情報であり、画像データ、音声データ、メタデータ等、あらゆる素材をグローバルユニークに識別するための識別情報である。UMIDには、最低限必要な基本情報を含む基本UMID62と、基本UMID62に拡張情報であるソースパック63を付加した拡張UMID61が存在する。
すなわち、64バイトの拡張UMID61は、32バイトの基本UMID62と、32バイトのソースパック63により構成される。
基本UMID62は、12バイトのユニバーサルラベル71、1バイトのデータ長72、3バイトのインスタンス番号73、および16バイトのマテリアル番号74により構成される。
ユニバーサルラベル71には、このIDがSMPTE(Society of Motion Picture and Television Engineers)で定義されたUMIDであることを示す普遍的なラベル情報が格納される。ユニバーサルラベル71は、10バイトのUMIDを示す固定ヘッダと、1バイトの、このUMIDが割り当てられる対象AV素材の種類を示す情報と、1バイトのUMIDの各フィールド値の生成方法を示す情報とにより構成される。
データ長72には、このUMIDのデータ長を示す情報が格納される。すなわち、データ長72の値は、基本UMIDの場合32バイトになり、拡張UMIDの場合64バイトになる。
インスタンス番号73は、インスタンスを示す情報を格納するフィールドであり、ここにはマテリアル番号74の値が同じである素材を識別するための識別情報が格納される。例えば、同じデータを複数回コピー(複製)した場合に、その複製方法によってインスタンス番号73の値を変更し、識別することにより、それらの複製されたデータを識別することが可能になる。すなわち、このインスタンス番号73によりUMIDを素材のグローバルユニークな識別以外の識別に用いることが可能になる。
マテリアル番号74は、グローバルユニークに素材を識別するための識別情報が格納されるフィールドであり、時刻情報であるタイムスナップ、グローバルユニークな装置識別情報、および乱数により構成される。
ソースパック73は、基本UMID72に対する拡張情報であり、8バイトの時刻情報75、12バイトの位置情報76、および12バイトの人物情報77により構成される。
時刻情報75は、位置情報76、および人物情報77は、いずれも、UMIDを割り当てる素材の生成に関する情報が格納される領域である。すなわち、時刻情報75には生成時刻が、位置情報76には生成した場所を示すGPS(Global Positioning System)情報が、人物情報77には生成した人物に関する情報が、それぞれ格納される。
すなわち、図3において、UMID時刻情報変化点テーブル処理部52は、図4の時刻情報75の変化点のテーブルを生成し、基本UMID変化点テーブル処理部53は、図4の基本UMID62の変化点のテーブルを生成し、UMID位置情報変化点テーブル処理部54は、図4の位置情報76の変化点のテーブルを生成し、UMID人物情報変化点テーブル処理部55は、図4の人物情報77の変化点のテーブルを生成する。
KLV変化点テーブル処理部56は、UMID人物情報変化点テーブル処理部55より供給されるクリップよりKLVデータの変化点を検出し、KLVデータの変化点テーブル(KLV変化点テーブル)を生成する。そのとき、KLV変化点テーブル処理部56は、最大値供給部44より供給される最大値に基づいて、検出するKLVデータの変化点数を制限する。KLV変化点テーブル処理部56は、このように生成したKLV変化点テーブルをバッファメモリ57に供給する。また、KLV変化点テーブル処理部56は、UMID人物情報変化点テーブル処理部55より供給されるクリップをそのままバッファメモリ57に供給する。
図5に示されるように、このKLVデータ80は、キーデータ(Key)81、レングスデータ(Length)82、および、バリューデータ(Value)83からなるKLV符号化されたデータである。このフォーマットは、SMPTE 335M/RP214に準拠している。
KLVデータ80のキーデータ81は、KLV符号化されたデータ項目を示す識別子である。この識別子には、SMTPEのメタデータ辞書に定義された、各種のデータ項目に対応する識別子が用いられる。KLVデータ80のレングスデータ82は、バリューデータ83の長さをバイト単位で示すデータである。KLVデータ80のバリューデータ83は、XML(eXtensible Markup Language)文書等のように、テキストデータ等のデータ本体からなるデータである。すなわち、KLVデータ80は、キーデータ81に示されるデータ項目のデータであり、レングスデータ82に示されるデータ長のデータであり、かつ、バリューデータ83に示されるデータを符号化したものである。
リアルタイムメタデータに含まれる各データは、このようなデータ構造のKLVデータである、上述した各種のデータにより構成される。これらの複数のデータからなるリアルタイムメタデータは、その各データの内容から、大きく、必須部分と選択部分の2つに分けられる。必須部分は、全フレームに対応するリアルタイムメタデータに含まれるデータであり、LTC、ユーザビット、UMID、およびエッセンスマーク等のその他のKLVデータを含む各種のデータにより構成され、選択部分は、必要に応じてリアルタイムメタデータに含まれるデータで構成される。選択部分に含まれるデータとして、例えば、ARIBメタデータやビデオカメラの設定/制御情報等のデータ等がある。
なお、この必須部分と選択部分のそれぞれのデータ長は、いずれも予め定められた固定長である。また、リアルタイムメタデータは、SDI等の同期系通信インタフェースによるデータ転送に対応するために、リアルタイム性を要求されるデータである必要があるので、光ディスク36等に高速に書き込みおよび読み出しができるように、必須部分(および選択部分)をBIM(BInary Format for MPEG-7)形式の1つのファイルで構成されている。
ここで、BIM形式のデータは、XML形式のデータをバイナリデータに変換したものである。上述したリアルタイムメタデータに含まれる各種のデータは、XMLにより表現することも可能である。しかしながら、XMLの場合、そのデータ量が増大してしまうので、読み出しおよび書き込み時間を短縮させることが望ましい(リアルタイム性が要求される)リアルタイムメタデータにおいては、XMLは不向きである。そこで、XML表現と対等な情報を持つバイナリ表現であるBIMを用いることにより、リアルタイムメタデータのリアルタイム性を実現することができる。なお、リアルタイムメタデータにBIM形式のデータを用いることにより、リアルタイムメタデータの記録に必要な光ディスク36におけるデータ領域が削減されるだけでなく、書き込み時間および読み出し時間を短縮することができ、さらに、書き込みおよび読み出しの処理の際にデータを保持するメモリにおける記憶領域を削減することも可能であり、書き込みおよび読み出しの処理速度を全体的に向上させるようにすることができる。
以上のように、実際には、リアルタイムメタデータに含まれるデータ(LTCおよびUMIDを含む)は全てKLVデータ構造である(すなわち、KLVデータである)が、図3においては、KLVデータは、LTCとUMIDを除いたものとする。すなわち、KLV変化点テーブルは、リアルタイムメタデータに含まれるLTCおよびUMID以外のデータの変化点テーブルである。なお、以下においても同様にKLVデータにLTCおよびUMIDを含まないものとして説明する。
図3のバッファメモリ57は、それらの変化点テーブルをノンリアルタイムメタデータとしてクリップに合成し、それらを信号処理部34に供給する。
図6は、図3のLTC変化点テーブル処理部51の内部の構成例を示す図である。
図6において、LTC変化点テーブル処理部51は、LTC変化点テーブル作成制御部91、LTC抽出部101、LTC変化状態判定部102、LTC変化点検出部103、カウンタ104、LTC変化点数計測部105、LTC変化点テーブル保持部106、およびLTC変化点テーブル挿入部107により構成される。
LTC変化点テーブル作成制御部91は、上述したLTC変化点テーブル処理部51の各部を制御することにより、LTC変化点テーブルの作成処理を制御する。図3の最大値供給部44より供給される最大値は、LTC変化点テーブル作成制御部91に供給される。LTC変化点テーブル作成制御部91は、この最大値に基づいて各部を制御する。
LTC抽出部101は、LTC変化点テーブル作成制御部91に制御され、LTC/UMID/KLV作成部32(図2)より供給されるクリップに含まれるリアルタイムメタデータより各フレームのLTCを参照し、それを抽出し(実際には複製し)、抽出(複製)したLTCをLTC変化状態判定部102に供給する。また、LTC抽出部101は、LTCの抽出(複製)が終了したクリップ(LTC変化点テーブル処理部51に入力されたクリップと同一)をUMID時刻情報変化点テーブル処理部52に供給する。
LTC変化状態判定部102は、LTC変化点テーブル作成制御部91に制御され、LTC抽出部101より供給された各フレームに対応するLTCの値を確認し、連続する2つのフレームのLTCを比較することにより、各フレーム間におけるLTCの変化状態(ステータス)を判定し、その変化状態の情報、フレーム番号、およびLTCを含むステータス情報をLTC変化点検出部103に供給する。すなわち、LTC変化状態判定部102は、1つのフレームのLTCを保持し、次のフレームのLTCを取得すると、そのLTCの値と保持しているLTCの値を比較し、変化状態を判定する。そして、保持していたLTCを廃棄し、取得したLTCを保持し、次のフレームのLTCを取得する。このような処理を繰り返すことにより、LTC変化状態判定部102は、フレーム間におけるLTCの変化状態を判定する。
LTC変化点検出部103は、LTC変化点テーブル作成制御部91に制御され、LTC変化状態判定部102より供給されるステータス情報に基づいて、LTCの変化状態(ステータス)が変化したフレーム(LTC変化点)を検出する。LTC変化点検出部103は、検出したLTC変化点の情報をLTC変化点テーブル保持部106に供給し、それをLTC変化点テーブル保持部106が保持するLTC変化点テーブルに格納させるとともに、LTC変化点を検出したことを示す情報をLTC変化点数計測部105に供給する。すなわち、LTC変化点検出部103は、1つのステータス(変化状態)を保持し、LTC変化状態判定部102より次のステータスが供給されると、取得したステータスと、保持しているステータスを比較し、それらが異なる場合、保持しているステータスに対応するフレームを変化点として検出し、その情報をLTC変化点テーブル保持部106に供給する。そして、保持していたステータスを廃棄し、取得したステータスを新たに保持し、次のステータスを取得する。このような処理を繰り返すことにより、LTC変化点検出部103は、LTCの変化点を検出する。
LTC変化点数計測部105は、LTC変化点テーブル作成制御部91に制御され、LTC変化点検出部103よりLTC変化点を検出したことを示す情報を取得すると、カウンタ104にカウントアップ(カウント値を+1インクリメント)させる。さらに、LTC変化点数計測部105は、そのカウンタ104よりカウント値を取得し、そのカウント値をLTC変化点テーブル作成制御部91に供給する。
LTC変化点テーブル保持部106は、LTC変化点テーブル作成制御部91に制御され、LTC変化点検出部103より供給されるLTC変化点に関する情報を取得すると、それをLTC変化点テーブルとしてリスト化し、そのリストを保持する。そして、所定のタイミングにおいて、LTC変化点テーブル作成制御部91に制御され、保持しているLTC変化点テーブルをLTC変化点テーブル挿入部107に供給する。
LTC変化点テーブル挿入部107は、LTC変化点テーブル作成制御部91に制御され、LTC変化点テーブル保持部106から供給されたLTC変化点テーブルを取得すると、それを所定のタイミングで、それをバッファメモリ57(図3)に供給し、バッファメモリ57に保持されるクリップ(LTCを抽出したクリップ)のノンリアルタイムメタデータに挿入する。
LTC変化点テーブル作成制御部91は、LTC変化点数計測部105から供給されるカウンタ104のカウント値と、最大値供給部44(図3)より供給されるLTC変化点数の最大値とを比較し、カウント値(すなわち、LTC変化点の検出数)が最大値に達した場合、LTC変化状態判定部102を制御し、それ以降のLTCに対してLTCの変化状態の判定を中止させる。また、このとき、LTC変化点テーブル作成制御部91は、LTC変化点検出部103を制御し、LTC変化点の検出終了を示すステータス(オーバ)の変化点をLTC変化点テーブル保持部106に登録させる。
次に、LTC変化点テーブル処理部51において検出されるLTC変化点の種類、すなわち、ステータスについて説明する。
最初にインクリメントについて説明する。
図7Aは、FTCとLTCの関係の例を示す図であり、横軸はフレームのFTCを示しており、縦軸はそのフレームのLTCを示している。図7Aにおいて、例えば、FTCの値が「N」のフレーム(フレーム番号Nのフレーム)のLTCの値は「M」であり、その次のフレーム(FTCの値が「N+1」のフレーム)のLTCの値は「M+1」であり、さらに次のフレーム(FTCの値が「N+2」のフレーム)のLTCの値は「M+2」である。このように、連続するフレームにおけるLTCの値が、FTCが1ずつ増加するとともに1ずつ増加する変化状態(ステータス)がインクリメントである。
すなわち、図7Aにおいて、FTCが「N」のフレームと「N+1」のフレームのLTCは、次のフレーム(「N+1」のフレームと「N+2」のフレーム)のLTCが直前のフレームに対して「+1」増加している。従って、LTC変化状態判定部102は、これらのフレーム(「N」のフレームと「N+1」のフレーム)のステータスを「インクリメント」と判定する。
また、このとき、FTCが「N−1」のフレームのステータスが「インクリメント」でない場合、LTC変化点検出部103は、FTCが「N」のフレームをステータスが「インクリメント」の変化点として検出する。すなわち、LTC変化点検出部103は、図7Bに示されるようなフレーム番号(FTC)、LTC、およびステータスからなる変化点の情報をLTC変化点テーブル保持部106に供給する。
次にインクリースについて説明する。
図8Aは、FTCとLTCの関係の例を示す図であり、横軸はフレームのFTCを示しており、縦軸はそのフレームのLTCを示している。図8Aにおいて、例えば、FTCの値が「N」のフレーム(フレーム番号Nのフレーム)のLTCの値は「M」であり、その次のフレーム(FTCの値が「N+1」のフレーム)のLTCの値は「M+2」であり、さらに次のフレーム(FTCの値が「N+2」のフレーム)のLTCの値は「M+5」である。このように、連続するフレームにおけるLTCの値が、FTCが1ずつ増加するとともに2以上増加する変化状態(ステータス)がインクリースである。
すなわち、図8Aにおいて、FTCが「N」のフレームと「N+1」のフレームのLTCは、次のフレーム(「N+1」のフレームと「N+2」のフレーム)のLTCが直前のフレームに対して「+2」以上増加している。従って、LTC変化状態判定部102は、これらのフレーム(「N」のフレームと「N+1」のフレーム)のステータスを「インクリース」と判定する。
また、このとき、FTCが「N−1」のフレームのステータスが「インクリース」でない場合、LTC変化点検出部103は、FTCが「N」のフレームをステータスが「インクリース」の変化点として検出する。すなわち、LTC変化点検出部103は、図8Bに示されるようなフレーム番号(FTC)、LTC、およびステータスからなる変化点の情報をLTC変化点テーブル保持部106に供給する。
次にスティルについて説明する。
図9Aは、FTCとLTCの関係の例を示す図であり、横軸はフレームのFTCを示しており、縦軸はそのフレームのLTCを示している。図9Aにおいて、例えば、FTCの値が「N」のフレームも、その次のフレーム(FTCの値が「N+1」のフレーム)も、さらに次のフレーム(FTCの値が「N+2」のフレーム)もLTCの値は「M」である。このように、FTCが1ずつ増加しても連続するフレームにおけるLTCの値が同じである変化状態(ステータス)がスティルである。
すなわち、図9Aにおいて、FTCが「N」のフレームと「N+1」のフレームのLTCは、次のフレーム(「N+1」のフレームと「N+2」のフレーム)のLTCが直前のフレームと同じである。従って、LTC変化状態判定部102は、これらのフレーム(「N」のフレームと「N+1」のフレーム)のステータスを「スティル」と判定する。
また、このとき、FTCが「N−1」のフレームのステータスが「スティル」でない場合、LTC変化点検出部103は、FTCが「N」のフレームをステータスが「スティル」の変化点として検出する。すなわち、LTC変化点検出部103は、図9Bに示されるようなフレーム番号(FTC)、LTC、およびステータスからなる変化点の情報をLTC変化点テーブル保持部106に供給する。
次にディクリースについて説明する。
図10Aは、FTCとLTCの関係の例を示す図であり、横軸はフレームのFTCを示しており、縦軸はそのフレームのLTCを示している。図10Aにおいて、例えば、FTCの値が「N」のフレーム(フレーム番号Nのフレーム)のLTCの値は「M」であり、その次のフレーム(FTCの値が「N+1」のフレーム)のLTCの値は「M−1」であり、さらに次のフレーム(FTCの値が「N+2」のフレーム)のLTCの値は「M−3」である。このように、連続するフレームにおけるLTCの値が、FTCが1ずつ増加するとともに1以上減少する変化状態(ステータス)がディクリースである。
すなわち、図10Aにおいて、FTCが「N」のフレームと「N+1」のフレームのLTCは、次のフレーム(「N+1」のフレームと「N+2」のフレーム)のLTCが直前のフレームに対して1以上減少している。従って、LTC変化状態判定部102は、これらのフレーム(「N」のフレームと「N+1」のフレーム)のステータスを「ディクリース」と判定する。
また、このとき、FTCが「N−1」のフレームのステータスが「ディクリース」でない場合、LTC変化点検出部103は、FTCが「N」のフレームをステータスが「ディクリース」の変化点として検出する。すなわち、LTC変化点検出部103は、図10Bに示されるようなフレーム番号(FTC)、LTC、およびステータスからなる変化点の情報をLTC変化点テーブル保持部106に供給する。
次にエンドについて説明する。
図11Aは、FTCとLTCの関係の例を示す図であり、横軸はフレームのFTCを示しており、縦軸はそのフレームのLTCを示している。図11Aにおいて、例えば、FTCの値が「N+2」のフレームにおいてクリップが終了している。このように、クリップの最後のフレームの変化状態(ステータス)がエンドである。
すなわち、LTC変化状態判定部102は、「N+2」のフレームにおいて、クリップが終了しているので、このフレームのステータスを「エンド」と判定する。
また、このとき、LTC変化点検出部103は、FTCが「N+2」のフレームをステータスが「エンド」の変化点として検出する。すなわち、LTC変化点検出部103は、図11Bに示されるようなフレーム番号(FTC)、LTC、およびステータスからなる変化点の情報をLTC変化点テーブル保持部106に供給する。これにより、ステータスがエンドのフレームは必ず変化点として変化点テーブルに登録される。
次にオーバについて説明する。
図12Aは、FTCとLTCの関係の例を示す図であり、横軸はフレームのFTCを示しており、縦軸はそのフレームのLTCを示している。図12Aにおいて、例えば、FTCの値が「N+2」のフレームを変化点として検出した時点で、カウンタ104のカウンタ値が最大値に達した場合、LTC変化点検出部103は、それ以上の変化点を検出することができない。このように、変化点の検出を中止するフレームの変化状態(ステータス)がオーバである。すなわち、LTC変化点検出部103は、FTCが「N+2」のフレームのステータスと、「N+3」のフレームのステータスを比較した時に、FTCが「N+2」のフレームを変化点として検出する。これに対応して、LTC変化点数計測部105が変化点数をカウントさせた結果、カウント値が最大値に達すると、LTC変化点検出部103は、この「N+2」のフレームをステータス「オーバ」の変化点として検出する。そして、LTC変化点検出部103は、図12Bに示されるようなフレーム番号(FTC)、LTC、およびステータスからなる変化点の情報をLTC変化点テーブル保持部106に供給し、「N+2」のフレームの変化点を上書きする。これにより、ステータスがオーバのフレームは必ず変化点として変化点テーブルに登録される。
なお、LTC変化状態判定部102は、「N+3」以降のフレームの状態変化を判定しない。
以上のようにして、LTC変化点テーブル処理部51において、LTCの変化点テーブルが作成される。
次に、図6のUMID時刻情報変化点テーブル処理部52について説明する。
図13は、図6のUMID時刻情報変化点テーブル処理部52の内部の構成例を示すブロック図である。
図13において、UMID時刻情報変化点テーブル処理部52は、UMID時刻情報変化点テーブル作成制御部111、UMID時刻情報抽出部121、UMID時刻情報変化状態判定部122、UMID時刻情報変化点検出部123、カウンタ124、UMID時刻情報変化点数計測部125、UMID時刻情報変化点テーブル保持部126、およびUMID時刻情報変化点テーブル挿入部127により構成される。
UMID時刻情報変化点テーブル処理部52のUMID時刻情報変化点テーブル作成制御部111、UMID時刻情報抽出部121、UMID時刻情報変化状態判定部122、UMID時刻情報変化点検出部123、UMID時刻情報変化点数計測部125、カウンタ124、UMID時刻情報変化点テーブル保持部126、およびUMID時刻情報変化点テーブル挿入部127は、それぞれ、図6のLTC変化点テーブル処理部51の、LTC変化点テーブル作成制御部91、LTC抽出部101、LTC変化状態判定部102、LTC変化点検出部103、カウンタ104、LTC変化点数計測部105、LTC変化点テーブル保持部106、およびLTC変化点テーブル挿入部107に対応し、それらと基本的に同様の処理を行い、LTCの変化点テーブルを作成する代わりに、UMIDの時刻情報の変化点テーブルを作成する処理を行う。
すなわち、UMID時刻情報変化点テーブル作成制御部111は、UMID時刻情報変化点テーブル処理部52の各部を制御することにより、UMID時刻情報変化点テーブルの作成処理を制御し、UMID時刻情報抽出部121は、UMID時刻情報変化点テーブル作成制御部111に制御され、LTC変化点テーブル処理部51より供給されるクリップに含まれる各フレームのリアルタイムメタデータから抽出(複製)したUMID時刻情報をUMID時刻情報変化状態判定部122に供給するとともに、UMID時刻情報の抽出(複製)が終了したクリップ(LTC変化点テーブル処理部51に入力されたクリップと同一)を基本UMID変化点テーブル処理部53に供給する。
また、UMID時刻情報変化状態判定部122は、UMID時刻情報変化点テーブル作成制御部111に制御され、各フレーム間におけるUMID時刻情報の変化状態(ステータス)を判定し、その変化状態の情報、フレーム番号、およびUMID時刻情報を含むステータス情報をUMID時刻情報変化点検出部123に供給し、UMID時刻情報変化点検出部123は、UMID時刻情報変化点テーブル作成制御部111に制御され、UMID時刻情報の変化状態(ステータス)が変化したフレーム(UMID時刻情報変化点)を検出するるとともに、UMID時刻情報変化点を検出したことを示す情報をUMID時刻情報変化点数計測部125に供給する。
UMID時刻情報変化点数計測部125は、UMID時刻情報変化点テーブル作成制御部111に制御され、UMID時刻情報変化点検出部123よりUMID時刻情報変化点を検出したことを示す情報を取得すると、カウンタ124にカウントアップ(カウント値を+1インクリメント)させ、そのカウント値を取得し、それをUMID時刻情報変化点テーブル作成制御部111に供給する。
UMID時刻情報変化点テーブル保持部126は、UMID時刻情報変化点テーブル作成制御部111に制御され、UMID時刻情報変化点検出部123より供給されるUMID時刻情報変化点に関する情報を取得すると、それをUMID時刻情報変化点テーブルとしてリスト化し、そのリストを保持する。そして、所定のタイミングにおいて、UMID時刻情報変化点テーブル作成制御部111に制御され、保持しているUMID時刻情報変化点テーブルをUMID時刻情報変化点テーブル挿入部127に供給する。
UMID時刻情報変化点テーブル挿入部127は、UMID時刻情報変化点テーブル作成制御部111に制御され、UMID時刻情報変化点テーブル保持部126から供給されたUMID時刻情報変化点テーブルを取得すると、それを所定のタイミングで、バッファメモリ57(図3)に供給し、バッファメモリ57に保持されるクリップ(LTCを抽出したクリップ)のノンリアルタイムメタデータに挿入する。
UMID時刻情報変化点テーブル作成制御部111は、UMID時刻情報変化点数計測部125から供給されるカウンタ124のカウント値と、最大値供給部44(図3)より供給されるUMID時刻情報変化点数の最大値とを比較し、カウント値(すなわち、UMID時刻情報変化点の検出数)が最大値に達した場合、UMID時刻情報変化状態判定部122を制御し、それ以降のUMID時刻情報に対して変化状態の判定を中止させる。また、このとき、UMID時刻情報変化点テーブル作成制御部111は、UMID時刻情報変化点検出部123を制御し、UMID時刻情報変化点の検出終了を示すステータス(オーバ)の変化点をUMID時刻情報変化点テーブル保持部126に登録させる。
UMID時刻情報のフレームのステータスの種類として、LTCの場合において説明したインクリメント、インクリース、スティル、ディクリース、エンド、およびオーバの他に、イレギュラとノンがある。これらのステータスについて図14を参照して説明する。
図14Aは、FTCとUMID時刻情報の関係の例を示す図であり、横軸はフレームのFTCを示しており、縦軸はそのフレームのUMID時刻情報を示している。図14Aにおいて、例えば、FTCの値が「N」のフレーム(フレーム番号Nのフレーム)のUMID時刻情報の値は「M」であり、その次のフレーム(FTCの値が「N+1」のフレーム)と、その次のフレーム(FTCの値が「N+2」のフレーム)と、そのフレーム(FTCの値が「N+3」のフレーム)には、UMID時刻情報が存在せず、さらに、その次のフレーム(FTCの値が「N+4」のフレーム)のUMID時刻情報の値は「M+3」となっている。
このように、連続する2つのフレームにおけるUMID時刻情報がともに存在しない変化状態(ステータス)がノンである。また、連続する2つのフレームにおける一方にUMID時刻情報が存在し、他方にUMID時刻情報が存在しない変化状態(ステータス)がイレギュラである。
すなわち、図14Aにおいて、FTCが「N+1」のフレーム乃至「N+3」のフレームには、UMID時刻情報が存在しないので、UMID時刻情報変化状態判定部122は、FTCが「N」のフレームと「N+2」のフレームのステータスを「ノン」と判定する。また、FTCが「N」のフレームと「N+4」のフレームにはUMID時刻情報が存在し、FTCが「N+1」のフレームと「N+3」のフレームにはUMID時刻情報が存在しないので、UMID時刻情報変化状態判定部122は、FTCが「N」のフレームと「N+3」のフレームのステータスを「イレギュラ」と判定する。
このとき、FTCが「N−1」のフレームのステータスが「イレギュラ」でない場合、UMID時刻情報変化点検出部123は、FTCが「N+1」のフレームをステータスが「ノン」の変化点として検出し、FTCが「N」のフレームと「N+3」のフレームをステータスが「イレギュラ」の変化点として検出する。すなわち、UMID時刻情報変化点検出部123は、図14Bに示されるようなフレーム番号(FTC)、時刻情報(TIME)、およびステータスからなる変化点の情報をUMID時刻情報変化点テーブル保持部126に供給する。なお、このとき、UMID時刻情報が存在しないフレーム(FTCが「N+1」のフレームと「N+3」のフレーム)を変化点とする場合、その時刻情報は値「0」とする。
次に、図6の基本UMID変化点テーブル処理部53について説明する。
図15は、図6の基本UMID変化点テーブル処理部53の内部の構成例を示すブロック図である。
図15において、基本UMID変化点テーブル処理部53は、基本UMID変化点テーブル作成制御部131、基本UMID抽出部141、基本UMID変化状態判定部142、基本UMID変化点検出部143、カウンタ144、基本UMID変化点数計測部145、基本UMID変化点テーブル保持部146、および基本UMID変化点テーブル挿入部147により構成される。
基本UMID変化点テーブル処理部53の基本UMID変化点テーブル作成制御部131、基本UMID抽出部141、基本UMID変化状態判定部142、基本UMID変化点検出部143、カウンタ144、基本UMID変化点数計測部145、基本UMID変化点テーブル保持部146、および基本UMID変化点テーブル挿入部147は、それぞれ、図6のLTC変化点テーブル処理部51の、LTC変化点テーブル作成制御部91、LTC抽出部101、LTC変化状態判定部102、LTC変化点検出部103、カウンタ104、LTC変化点数計測部105、LTC変化点テーブル保持部106、およびLTC変化点テーブル挿入部107に対応し、それらと基本的に同様の処理を行い、LTCの変化点テーブルを作成する代わりに、基本UMIDの変化点テーブルを作成する処理を行う。
ただし、この場合、ステータスの種類は、スタートとノンとオーバのみである。
基本UMID変化点テーブル作成制御部131は、基本UMID変化点テーブル処理部53の各部を制御することにより、基本UMID変化点テーブルの作成処理を制御し、基本UMID抽出部141は、基本UMID変化点テーブル作成制御部131に制御され、UMID時刻情報変化点テーブル処理部52より供給されるクリップに含まれるリアルタイムメタデータより各フレームのリアルタイムメタデータから抽出(複製)した基本UMIDを基本UMID変化状態判定部142に供給するとともに、基本UMIDの抽出(複製)が終了したクリップ(LTC変化点テーブル処理部51に入力されたクリップと同一)をUMID位置情報変化点テーブル処理部54に供給する。
基本UMID変化状態判定部142は、基本UMID変化点テーブル作成制御部131に制御され、各フレーム間における基本UMIDの変化状態(ステータス)を判定し、その変化状態の情報、フレーム番号、および基本UMIDを含むステータス情報を基本UMID変化点検出部143に供給する。すなわち、この場合、基本UMID変化状態判定部142は、各フレームのステータスが、スタートであるかノンであるか、またはオーバであるかを判定する。
基本UMID変化点検出部143は、基本UMID変化点テーブル作成制御部131に制御され、基本UMIDの変化状態(ステータス)が直前のフレームと比較して変化したフレーム(基本UMID変化点)を検出するるとともに、基本UMID変化点を検出したことを示す情報を基本UMID変化点数計測部145に供給する。なお、基本UMID変化点検出部143は、ステータスがスタートの場合、基本UMIDの値も参照し、直前のフレームと比較してその値が変化したフレームも変化点として検出する。そのときの変化点のステータスはスタートである。
基本UMID変化点数計測部145は、基本UMID変化点テーブル作成制御部131に制御され、基本UMID変化点検出部143より基本UMID変化点を検出したことを示す情報を取得すると、カウンタ144にカウントアップ(カウント値を+1インクリメント)させ、そのカウント値を取得し、それを基本UMID変化点テーブル作成制御部131に供給する。
基本UMID変化点テーブル保持部146は、基本UMID変化点テーブル作成制御部131に制御され、基本UMID変化点検出部143より供給される基本UMID変化点に関する情報を取得すると、それを基本UMID変化点テーブルとしてリスト化し、そのリストを保持する。そして、所定のタイミングにおいて、基本UMID変化点テーブル作成制御部131に制御され、保持している基本UMID変化点テーブルを基本UMID変化点テーブル挿入部147に供給する。
基本UMID変化点テーブル挿入部147は、基本UMID変化点テーブル作成制御部131に制御され、基本UMID変化点テーブル保持部146から供給された基本UMID変化点テーブルを取得すると、それを所定のタイミングで、バッファメモリ57(図3)に供給し、バッファメモリ57に保持されるクリップ(基本UMIDを抽出したクリップ)のノンリアルタイムメタデータに挿入する。
基本UMID変化点テーブル作成制御部131は、基本UMID変化点数計測部145から供給されるカウンタ144のカウント値と、最大値供給部44(図3)より供給される基本UMID変化点数の最大値とを比較し、カウント値(すなわち、基本UMID変化点の検出数)が最大値に達した場合、基本UMID変化状態判定部142を制御し、それ以降の基本UMIDに対して変化状態の判定を中止させる。また、このとき、基本UMID変化点テーブル作成制御部131は、基本UMID変化点検出部143を制御し、基本UMID変化点の検出終了を示すステータス(オーバ)の変化点を基本UMID変化点テーブル保持部146に登録させる。
次に、この場合のステータスであるスタートとノンについて図16を参照して説明する。
図16Aは、FTCと基本UMIDの関係の例を示す図であり、横軸はフレームの基本UMIDを示しており、縦軸はそのフレームの基本UMIDの値を示している。図16Aにおいて、例えば、FTCの値が「N」のフレーム(フレーム番号Nのフレーム)の基本UMIDの値は「A」であり、その次のフレーム(FTCの値が「N+1」のフレーム)とその次のフレーム(FTCの値が「N+2」のフレーム)の基本UMIDの値は「B」であり、その次のフレーム(FTCの値が「N+3」のフレーム)とその次のフレーム(FTCの値が「N+4」のフレーム)には、基本UMIDが存在せず、さらに、その次のフレーム(FTCの値が「N+5」のフレーム)の基本UMIDの値は「A」となっている。
このように、基本UMIDが存在しないフレームの変化状態(ステータス)がノンであり、基本UMIDが存在するフレームの変化状態(ステータス)がスタートである。すなわち、図14Aにおいて、FTCが「N」のフレーム乃至「N+2」のフレームには基本UMIDが存在するので、基本UMID変化状態判定部142は、それらのフレームのステータスを「スタート」と判定する。また、FTCが「N+3」のフレームと「N+4」のフレームには基本UMIDが存在しないので、基本UMID変化状態判定部142は、それらのフレームのステータスを「ノン」と判定する。また、FTCが「N+5」のフレームには基本UMIDが存在するので、基本UMID変化状態判定部142は、そのフレームのステータスを「スタート」と判定する。
このとき、FTCが「N−1」のフレームのステータスが「ノン」であるとすると、基本UMID変化点検出部143は、直前のフレームとステータスが異なるFTCが「N」のフレームと、「N+3」のフレームと、および「N+5」のフレームを、それぞれ、ステータスが「スタート」、「ノン」、または「スタート」の変化点として検出する。また、基本UMID変化点検出部143は、フレームのステータスが「スタート」である場合、さらに、基本UMIDの値も比較する。従って、基本UMID変化点検出部143は、直前のフレームと基本UMIDの値が異なるFTCが「N+2」のフレームも変化点(ステータスはスタート)として検出する。
すなわち、基本UMID変化点検出部143は、図16Bに示されるようなフレーム番号(FTC)、基本UMID情報(Value)、およびステータスからなる変化点の情報を基本UMID変化点テーブル保持部146に供給する。なお、このとき、基本UMIDが存在しないフレーム(FTCが「N+3」のフレーム)を変化点とする場合、その基本UMIDの値は「0」とする。
次に、図6のUMID位置情報変化点テーブル処理部54について説明する。
図17は、図6のUMID位置情報変化点テーブル処理部54の内部の構成例を示すブロック図である。
図17において、UMID位置情報変化点テーブル処理部54は、UMID位置情報変化点テーブル作成制御部151、UMID位置情報抽出部161、UMID位置情報変化状態判定部162、UMID位置情報変化点検出部163、カウンタ164、UMID位置情報変化点数計測部165、UMID位置情報変化点テーブル保持部166、およびUMID位置情報変化点テーブル挿入部167により構成される。
UMID位置情報変化点テーブル処理部54のUMID位置情報変化点テーブル作成制御部151、UMID位置情報抽出部161、UMID位置情報変化状態判定部162、UMID位置情報変化点検出部163、カウンタ164、UMID位置情報変化点数計測部165、UMID位置情報変化点テーブル保持部166、およびUMID位置情報変化点テーブル挿入部167は、それぞれ、図15の基本UMID変化点テーブル処理部53の、基本UMID変化点テーブル作成制御部131、基本UMID抽出部141、基本UMID変化状態判定部142、基本UMID変化点検出部143、カウンタ144、基本UMID変化点数計測部145、基本UMID変化点テーブル保持部146、および基本UMID変化点テーブル挿入部147に対応し、それらと基本的に同様の処理を行い、基本UMIDの変化点テーブルを作成する代わりに、UMID位置情報の変化点テーブルを作成する処理を行う。
また、この場合のステータスも、基本UMIDの場合と同様であるので、これらについての説明は省略するが、変化点を検出する対象が基本UMIDからUMID位置情報に変化するだけであり、それ以外の点については、基本UMID変化点テーブル53の説明を適用することができる。
次に、図6のUMID人物情報変化点テーブル処理部55について説明する。
図18は、図6のUMID人物情報変化点テーブル処理部55の内部の構成例を示すブロック図である。
図18において、UMID人物情報変化点テーブル処理部55は、UMID人物情報変化点テーブル作成制御部171、UMID人物情報抽出部181、UMID人物情報変化状態判定部182、UMID人物情報変化点検出部183、カウンタ184、UMID人物情報変化点数計測部185、UMID人物情報変化点テーブル保持部186、およびUMID人物情報変化点テーブル挿入部187により構成される。
UMID人物情報変化点テーブル処理部55のUMID人物情報変化点テーブル作成制御部171、UMID人物情報抽出部181、UMID人物情報変化状態判定部182、UMID人物情報変化点検出部183、カウンタ184、UMID人物情報変化点数計測部185、UMID人物情報変化点テーブル保持部186、およびUMID人物情報変化点テーブル挿入部187は、それぞれ、図15の基本UMID変化点テーブル処理部53の、基本UMID変化点テーブル作成制御部131、基本UMID抽出部141、基本UMID変化状態判定部142、基本UMID変化点検出部143、カウンタ144、基本UMID変化点数計測部145、基本UMID変化点テーブル保持部146、および基本UMID変化点テーブル挿入部147に対応し、それらと基本的に同様の処理を行い、基本UMIDの変化点テーブルを作成する代わりに、UMID人物情報の変化点テーブルを作成する処理を行う。
また、この場合のステータスも、基本UMIDの場合と同様であるので、これらについての説明は省略するが、変化点を検出する対象が基本UMIDからUMID人物情報に変化するだけであり、それ以外の点については、基本UMID変化点テーブル53の説明を適用することができる。
次に、図6のKLV変化点テーブル処理部56について説明する。
図19は、図6のKLV変化点テーブル処理部56の内部の構成例を示すブロック図である。
図19において、KLV変化点テーブル処理部56は、KLV変化点テーブル作成制御部191、KLV抽出部201、KLV変化状態判定部202、KLV変化点検出部203、カウンタ204、KLV変化点数計測部205、KLV変化点テーブル保持部206、およびKLV変化点テーブル挿入部207により構成される。
KLV変化点テーブル処理部56のKLV変化点テーブル作成制御部191、KLV抽出部201、KLV変化状態判定部202、KLV変化点検出部203、カウンタ204、KLV変化点数計測部205、KLV変化点テーブル保持部206、およびKLV変化点テーブル挿入部207は、それぞれ、図15の基本UMID変化点テーブル処理部53の、基本UMID変化点テーブル作成制御部131、基本UMID抽出部141、基本UMID変化状態判定部142、基本UMID変化点検出部143、カウンタ144、基本UMID変化点数計測部145、基本UMID変化点テーブル保持部146、および基本UMID変化点テーブル挿入部147に対応し、それらと基本的に同様の処理を行い、基本UMIDの変化点テーブルを作成する代わりに、KLVの変化点テーブルを作成する処理を行う。
また、この場合のステータスも、基本UMIDの場合と同様であるので、これらについての説明は省略するが、変化点を検出する対象が基本UMIDからKLVに変化するだけであり、それ以外の点については、基本UMID変化点テーブル53の説明を適用することができる。
以上のようにして、光ディスク36には、図20に示されるように、クリップの各種ファイルとともに、上述した各種変化点テーブルが記録される。
すなわち、図20において、同一クリップの各種データをまとめるクリップフォルダには、画像データファイル、音声データをチャンネル毎にファイル化した音声データファイル、およびローレゾデータファイルの他に、リアルタイムメタデータ220およびノンリアルタイムメタデータ230が記録される。
変化点テーブル作成部33の各部において参照されたLTCデータ221、UMID222、およびKLVデータ(KLV)223は、リアルタイムメタデータ220として光ディスク36に記録される。
また、LTC変化点テーブル処理部51において作成されたLTC変化点テーブル231、UMID時刻情報変化点テーブル処理部52において作成されたUMID時刻情報変化点テーブル232、UMID位置情報変化点テーブル処理部54において作成されたUMID位置情報変化点テーブル233、UMID人物変化点テーブル処理部55において作成されたUMID人物情報変化点テーブル234、基本UMID変化点テーブル処理部53において作成された基本UMID変化点テーブル235、およびKLV変化点テーブル処理部56において作成されたKLV変化点テーブル236は、ノンリアルタイムメタデータ230として光ディスク36に記録される。
次に、上述した各部の具体的な処理の流れについて説明する。
最初に、図3の変化点テーブル作成部33による光ディスク36(図2)の残容量確認処理について説明する。
ディスク装置30において記録処理が開始されると、変化点テーブル作成部33は、残容量処理を開始し、光ディスク36の残容量に基づいて各変化点テーブルのデータ量の最大値を設定する残容量確認処理を開始する。
残容量確認処理が開始されると、記録可能時間算出部42は、最初に、ステップS1において、ディスク残容量情報保持部41にアクセスし、ディスク残容量情報保持部41が保持している光ディスク36の残容量に関する情報を取得する。また、記録可能時間算出部42は、ステップS2において、コーデック情報取得部43を制御して、変化点テーブル作成部33に供給されるクリップよりコーデック情報を取得させ、取得したコーデック情報を記録可能時間算出部42に供給させる。
そして、記録可能時間算出部42は、ステップS3において、取得した光ディスク36の残容量に関する情報およびコーデック情報に基づいて、記録可能時間を算出する。記録可能時間を算出した記録可能時間算出部42は、それを最大値供給部44に供給する。最大値供給部44は、記録可能時間算出部42より記録可能時間を取得すると、ステップS4において各種変化点テーブルの最大値を設定し、ステップS5においてその最大値に関する情報を、それぞれ、LTC変化点テーブル処理部51、UMID時刻情報変化点テーブル処理部52、基本UMID変化点テーブル処理部53、UMID位置情報変化点テーブル処理部54、UMID人物情報変化点テーブル処理部55、およびKLV変化点テーブル処理部56に供給し、残容量確認処理を終了する。
このように残容量を確認することにより、LTC変化点テーブル処理部51、UMID時刻情報変化点テーブル処理部52、基本UMID変化点テーブル処理部53、UMID位置情報変化点テーブル処理部54、UMID人物情報変化点テーブル処理部55、およびKLV変化点テーブル処理部56は、光ディスク36の残容量に応じたデータ量の変化点テーブルを作成することができる。
次に、図6のLTC変化点テーブル処理部51によるLTC変化点テーブル作成処理を図22および図23のフローチャートを参照して説明する。
LTC/UMID/KLV作成部32よりクリップのデータが供給されると、LTC変化点テーブル処理部51の各部はLTC変化点テーブル作成処理を開始する。なお、クリップは、複数フレーム分の画像データ(およびその画像データに対応する各種データ)を1ページとして、ページ単位で供給される。すなわち、クリップは複数のページにより構成され、1ページずつ供給される。LTC変化点テーブル処理部51は、このように1ページのデータが供給される度にLTC変化点テーブル作成処理を実行する。
LTC変化点テーブル作成処理が開始されると、最初に、LTC変化点テーブル作成制御部91は、図22のステップS21において、ループ回数を決定する。すなわち、LTC変化点テーブル作成制御部91は、供給されたページにおいてクリップが終了しない場合は、1ページ分のフレーム数だけループを繰り返すように設定し、供給されたページにおいてクリップが終了する場合は、そのページの先頭から最終フレームまでのフレーム数を算出し、そのフレーム数だけループを繰り返すように設定する。
また、LTC変化点テーブル作成制御部91は、ステップS22において、供給されたページの先頭フレームのステータス(すなわち、ステータスの初期値)として現在のステータス(変化状態)を設定する。例えば、供給されたページがクリップの途中のページである場合、既に前のページにおいて設定されている(前のページの最後のフレームにおいて次のステータスとして設定されている)ので、LTC変化点テーブル作成制御部91は、その設定をそのまま現在のステータスに設定する。また、例えば、供給されたページがクリップの先頭のページである場合、先頭フレームに対するステータスは設定されていないので、LTC変化点テーブル作成制御部91は、現在のステータスを「スタート」に設定し、それをその先頭フレームのステータスとする。
ステップS21およびステップS22の初期設定が終了すると、次に、LTC変化点テーブル作成制御部91は、ステップS23に処理を進め、現在のフレーム(現在LTC抽出部101に供給されているフレームデータ)がそのページの最終フレームであるか否かを判定する。
現在のフレームがページの最終フレームでないと判定した場合、LTC変化点テーブル作成制御部91は、処理をステップS24に進め、LTC抽出部101を制御して次のフレームの情報を取得させ、フレームカウントを「+1」インクリメントする。LTC抽出部101は、LTC変化点テーブル作成制御部91に制御されて、供給される次のフレームのLTCを抽出(複製)し、それをLTC変化状態判定部102に供給する。
ステップS25において、LTC変化点テーブル作成制御部91は、現在のステータスがオーバであるか否かを判定し、オーバでないと判定した場合、処理をステップS26に進め、LTC変化状態判定部102を制御して、LTC変化状態判定処理を実行させる。LTC変化状態判定部102は、LTC変化点テーブル作成制御部91に制御され、LTC変化状態判定処理を実行する。LTC変化状態判定処理の詳細は、図24のフローチャートを参照して後述する。LTC変化状態判定処理が終了すると、LTC変化点テーブル作成制御部91は、処理を図23のステップS41に進める。
図23のステップS41において、LTC変化点テーブル作成制御部91は、LTC変化点検出部103を制御して、現在のフレームのステータスとして保持しているステータス(現在のステータス)と、今回LTC変化状態判定部102より供給された次のフレームのステータス(次のステータス)とを比較させる。LTC変化点検出部103は、LTC変化点テーブル作成制御部91に制御され、保持している現在のステータスと取得した次のステータスとを比較し、変化点を検出する。
ステップS42において、LTC変化点検出部103は、LTC変化点テーブル作成制御部91に制御され、ステップS41の比較結果に基づいてステータスが変化したか否かを判定し、ステータスが変化したと判定した場合、処理をステップS43に進め、次のフレームのフレーム番号およびLTCをLTC変化点テーブル保持部106に供給し、変化点として登録する。また、LTC変化点検出部103は、LTC変化点数計測部105に変化点を検出したことを通知する。変化点の検出を通知されたLTC変化点数計測部105は、LTC変化点テーブル作成制御部91に制御され、ステップS44において、カウンタ104を制御してカウント値を「+1」インクリメントさせ、変化点数をカウントする。
そして、LTC変化点数計測部105は、LTC変化点テーブル作成制御部91に制御され、ステップS45において、そのカウント値とLTC変化点テーブル作成制御部91を介して取得したLTC変化点数最大値とを比較し、変化点数が最大値に達したか否かを判定する。変化点数が最大値に達した場合、LTC変化点テーブル作成制御部91は、ステップS46において現在のステータスをオーバに設定し、処理をステップS48に進める。また、ステップS45において変化点数が最大値に達していないと判定した場合、LTC変化点テーブル作成制御部91は、ステップS47において現在のステータスとして保持している値を今回取得した次のステータスを用いて更新し、処理をステップS48に進める。
そして、ステップS48において、LTC変化点検出部103は、LTC変化点テーブル作成制御部91に制御され、現在のステータスをLTC変化点テーブル保持部106に供給し、ステップS43において登録した変化点のステータスとして登録する。すなわち、ステップS43の処理とステップS48の処理により新たな変化点が登録される。ステップS48の処理を終了したLTC変化点テーブル作成制御部91は、処理を図22のステップS27に処理を進める。
また、図23のステップS42において、現在のステータスと次のステータスにおいてステータスが変化していないと判定した場合、LTC変化点検出部103は、ステップS49に処理を進める。ステップS49において、LTC変化点検出部103は、LTC変化点テーブル作成制御部91に制御され、さらに、現在のフレームと次のフレームにおいてUB(DF,BGF1)の値が変化したか否かを判定し、変化したと判定した場合、ステップS43に処理を戻し、それ以降の処理を繰り返す。また、ステップS49において、UBの値が変化していないと判定した場合、LTC変化点テーブル作成制御部91は、図22のステップS27に処理を進める。
また、ステップS25において、現在のステータスがオーバであると判定した場合、LTC変化点テーブル作成制御部91は、これ以上変化点を検出しないので、処理をステップS27に進める。
ステップS27において、LTC変化点テーブル作成制御部91は、現在のフレームのフレーム番号(現在のフレーム番号)およびLTC(現在のLTC)として保持している値を、今回取得した次のフレームのフレーム番号(次のフレーム番号)およびLTC(次のLTC)を用いて更新する。更新が終了するとLTC変化点テーブル作成制御部91は、処理をステップS23に戻し、それ以降の処理を繰り返す。すなわち、ステータスがオーバである場合、LTC変化点テーブル作成制御部91は、現在のフレームと現在のLTCの値を更新するだけで変化状態の判定や変化点の検出は行わずに最終フレームまで処理を進める。
そして、図22のステップS23において、現在のフレームが最終フレームであると判定した場合、LTC変化点テーブル作成制御部91は、処理をステップS28に進める。ステップS28において、LTC変化点テーブル作成制御部91は、現在のページが最終ページであるか否かを判定し、最終ページであると判定した場合、ステップS29に処理を進め、LTC変化点検出部103を制御して、現在のフレームのフレーム番号およびLTCとともにエンドステータスをLTC変化点テーブル保持部106に供給させ、現在のフレームをステータスがエンドである変化点(エンド点)として登録する。エンド点を登録させたLTC変化点テーブル作成制御部91は、LTC変化点テーブル作成処理を終了する。
また、ステップS28において最終ページでないと判定した場合、LTC変化点テーブル作成制御部91は、ステップS30に処理を進め、次のページに対するLTC変化点テーブル作成処理を開始させ、このLTC変化点テーブル作成処理を終了する。
次に、図22のステップS26において実行されるLTC変化状態判定処理の詳細を、図24のフローチャートを参照して説明する。
LTC変化状態判定処理を開始したLTC変化状態判定部102は、最初にステップS61において、現在のLTCと次のLTCを比較し、ステップS62において、それらが一致するか否かを判定する。一致すると判定した場合、LTC変化状態判定部102は、処理をステップS63に進め、次のステータスをスティルに設定し、LTC変化状態判定処理を終了し、図22のステップS26に処理を戻す。
図24のステップS62において、現在のLTCと次のLTCが一致しないと判定した場合、LTC変化状態判定部102は、処理をステップS64に進める。
ステップS64において、LTC変化状態判定部102は、ドロップフラグが真であるか否かを判定する。ドロップフラグが真であると判定した場合、LTC変化状態判定部102は、処理をステップS65に進め、ドロップフレームを考慮しながら、現在のLTCと次のLTCの値が連続値であるか否かを判定する。連続地であると判定した場合、LTC変化状態判定部102は、処理をステップS66に進め、次のステータスをインクリメントに設定し、LTC変化状態判定処理を終了し、図22のステップS26に処理を戻す。
また、ステップS65において、LTC変化状態判定部102は、ドロップフレームを考慮して現在のLTCと次のLTCの値が連続値でないと判定した場合、ステップS67に処理を進める。ステップS67において、LTC変化状態判定部102は、次のLTCが現在のLTCに対してその値が増加方向に変化しているか否かを判定し、増加方向に変化していると判定した場合、処理をステップS68に進め、次のステータスをインクリースに設定し、LTC変化状態判定処理を終了し、図22のステップS26に処理を戻す。
ステップS67において、次のLTCが現在のLTCに対して減少方向に変化していると判定した場合、LTC変化状態判定部102は、処理をステップS69に進め、次のステータスをディクリースに設定し、LTC変化状態判定処理を終了し、図22のステップS26に処理を戻す。
以上のように処理をすることにより、LTC変化点テーブル処理部51は、LTCの変化点をテーブル化し、ノンリアルタイムメタデータとして光ディスク36に記録することができる。
次に、図13のUMID時刻情報変化点テーブル処理部52によるUMID時刻情報変化点テーブル作成処理を図25乃至図27のフローチャートを参照して説明する。
ただし、UMID時刻情報変化点テーブル作成処理は、図22および図23のフローチャートを参照して説明したLTC変化点テーブル作成処理の場合と基本的に同様に処理が行われる。
すなわち、図25乃至図27に示されるUMID時刻情報変化点テーブル作成処理の各処理の内、図25のステップS91乃至ステップS97、並びに、図26のステップS101乃至ステップS108の各処理は、図22および図23に示されるLTC変化点テーブル作成処理の各処理の内、図22のステップS21乃至ステップS27、並びに、図23のステップS41乃至ステップS48の各処理にそれぞれ対応する。すなわち、図6のLTC変化点テーブル処理部51の各部にそれぞれ対応する図13のUMID時刻情報変化点テーブル作成処理部52の各部が、図6のLTC変化点テーブル処理部51の各部がLTC変化点テーブル作成処理を実行したのと同様に、UMID時刻情報変化点テーブル作成処理の各処理を実行する。
ただし、各処理において、LTC変化点テーブル処理部51の各部がLTCについて処理を行ったのに対し、UMID時刻情報変化点テーブル作成処理部52の各部はUMID時刻情報について処理を行う。すなわち、例えば、図25の場合、ステップS94において、UMID時刻情報抽出部121は、UMID時刻情報変化点テーブル作成制御部111に制御されて、供給される次のフレームのUMID時刻情報を抽出(複製)し、それをUMID時刻情報変化状態判定部122に供給する。また、ステップS97において、UMID時刻情報変化点テーブル作成制御部111は、現在のフレーム番号および現在のUMID時刻情報として保持している値を、今回取得した次のフレーム番号および次のUMID時刻情報を用いて更新する。図26についても同様である。
また、図25のステップS96の処理が対応する図22のステップS26の処理において、LTC変化状態判定部102がLTC変化状態判定処理を実行したが、その代わりに、図25のステップS96において、UMID時刻情報変化状態判定部122は、UMID時刻情報変化状態判定処理を実行する。UMID時刻情報変化状態判定処理の詳細は、図28のフローチャートを参照して後述する。
さらに、図26のステップS102の処理が対応する図23のステップS42の処理において、現在のステータスと次のステータスにおいてステータスが変化していないと判定した場合、LTC変化点検出部103は、ステップS49に処理を進めたが、その代わりに、図26のステップS102において、UMID時刻情報変化点検出部123は、現在のステータスと次のステータスにおいてステータスが変化していないと判定した場合、ステップS49に対応する処理を省略し、UBが変化したか否かを判定せずに、図25のステップS97に処理を戻す。
また、図25のステップS93の処理が対応する図22のステップS23の処理において、現在のフレームが最終フレームであると判定した場合、LTC変化点テーブル作成制御部91は、処理をステップS28に進めたが、これに対して、図25のステップS93において、UMID時刻情報変化点テーブル作成制御部111は、処理を図27のステップS111に進める。
図27のステップS111において、UMID時刻情報変化点テーブル作成制御部111は、現在のステータスがオーバであるか否かを判定し、オーバであると判定した場合、そのまま、UMID時刻情報変化点テーブル作成処理を終了する。
また、ステップS111において、現在のステータスがオーバでないと判定した場合、UMID時刻情報変化点テーブル作成制御部111は、ステップS112に処理を進め、現在のページが最終ページであるか否かを判定する。最終ページで無いと判定した場合、UMID時刻情報変化点テーブル作成制御部111は、処理をステップS113に進め、次のページに対するUMID時刻情報変化点テーブル作成処理を開始させ、このUMID時刻情報変化点テーブル作成処理を終了する。
また、ステップS112において、現在のページが最終ページであると判定した場合、UMID時刻情報変化点テーブル作成制御部111は、ステップS114に処理を進め、現在のフレームのUMID時刻情報(現在のUMID時刻情報)が存在するか否かを判定する。現在のUMID時刻情報が存在しないと判定した場合、UMID時刻情報変化点テーブル作成制御部111は、ステップS115に処理を進め、1つ前のフレームのステータス(過去のステータス)が「ノン」であるか否かを判定する。過去のステータスが「ノン」であると判定した場合、UMID時刻情報変化点テーブル作成制御部111は、そのままUMID時刻情報変化点テーブル作成処理を終了する。
さらに、ステップS115において、過去のステータスが「ノン」でないと判定した場合、UMID時刻情報変化点テーブル作成制御部111は、ステップS116に処理を進め、UMID時刻情報変化点検出部123を制御して、現在のステータスを「ノン」に設定し、現在のフレームのフレーム番号およびUMID時刻情報を、その現在のステータス(ノン)とともにUMID変化点テーブル保持部126に供給し、現在のフレームをステータスが「ノン」である変化点(ノン点)として登録させる。UMID時刻情報変化点検出部123がUMID時刻情報変化点テーブル作成制御部111に制御され、現在のフレームをノン点として登録すると、UMID時刻情報変化点テーブル作成制御部111は、UMID時刻情報変化点テーブル作成処理を終了する。
また、ステップS114において、現在のUMID時刻情報が存在すると判定した場合、UMID時刻情報変化点テーブル作成制御部111は、処理をステップS117に進め、UMID時刻情報変化点検出部123を制御して、現在のステータスを「エンド」に設定し、現在のフレームのフレーム番号およびUMID時刻情報を、その現在のステータス(エンド)とともにUMID変化点テーブル保持部126に供給し、現在のフレームをステータスが「エンド」である変化点(エンド点)として登録させる。UMID時刻情報変化点検出部123がUMID時刻情報変化点テーブル作成制御部111に制御され、現在のフレームをエンド点として登録すると、UMID時刻情報変化点テーブル作成制御部111は、UMID時刻情報変化点テーブル作成処理を終了する。
次に、図25のステップS96において実行されるUMID時刻情報変化状態判定処理の詳細を、図28のフローチャートを参照して説明する。
最初に、UMID時刻情報変化状態判定部122は、ステップS121において、次のフレームのUMID時刻情報(次のUMID時刻情報)が存在するか否かを判定する。次のUMID時刻情報が存在すると判定した場合、UMID時刻情報変化状態判定部122は、ステップS122に処理を進め、現在のフレームのUMID時刻情報(現在のUMID時刻情報)が存在するか否かを判定する。現在のUMID時刻情報も次のUMID時刻情報も存在すると判定した場合、UMID時刻情報変化状態判定部122は、ステップS123に処理を進め、現在のUMID時刻情報と次のUMID時刻情報を比較し、ステップS124においてそれらが一致するか否かを判定する。現在のUMID時刻情報と次のUMID時刻情報が一致しないと判定した場合、UMID時刻情報変化状態判定部122は、ステップS125に処理を進め、現在のUMID時刻情報と次のUMID時刻情報の値が連続するか否かを判定する。それらが連続しないと判定した場合、UMID時刻情報変化状態判定部122は、処理をステップS126に進め、現在のUMID時刻情報に対して次のUMID時刻情報が増加方向に変化するか否かを判定する。増加方向に変化すると判定した場合、UMID時刻情報変化状態判定部122は、ステップS127において、次のフレームのステータス(次のステータス)をインクリースに設定し、UMID時刻情報変化状態判定処理を終了し、図25のステップS96に処理を戻す。
また、ステップS126において、現在のステータスに対して次のステータスの値が減少方向に変化していると判定した場合、UMID時刻情報変化状態判定部122は、ステップS128に処理を進め、次のステータスをディクリースに設定し、UMID時刻情報変化状態判定処理を終了し、図25のステップS96に処理を戻す。
さらに、UMID時刻情報変化状態判定部122は、ステップS121において、次のUMID時刻情報が存在しないと判定した場合、処理をステップS129に進め、現在のUMID時刻情報が存在するか否かを判定する。次のUMID時刻情報も現在のUMID時刻情報も存在しないと判定した場合、UMID時刻情報変化状態判定部122は、ステップS130に処理を進め、次のステータスを「ノン」に設定し、UMID時刻情報変化状態判定処理を終了し、図25のステップS96に処理を戻す。
ステップS129において、次のUMID時刻情報が存在すると判定した場合、UMID時刻情報変化状態判定部122は、ステップS131に処理を進める。また、ステップS122において、現在のUMID時刻情報が存在すると判定した場合、UMID時刻情報変化状態判定部122は、ステップS131に処理を進める。すなわち、UMID時刻情報変化状態判定部122は、現在のUMID時刻情報または次のUMID時刻情報のいずれか一方が存在し、他方が存在しないと判定した場合、ステップS131に処理を進め、次のステータスをイレギュラに設定し、UMID時刻情報変化状態判定処理を終了し、図25のステップS96に処理を戻す。
さらに、UMID時刻情報変化状態判定部122は、ステップS124において、現在のUMID時刻情報と次のUMID時刻情報の値が一致すると判定した場合、ステップS132に処理を進め、次のステータスをスティルに設定し、UMID時刻情報変化状態判定処理を終了し、図25のステップS96に処理を戻す。
また、UMID時刻情報変化状態判定部122は、ステップS125において、現在のUMID時刻情報と次のUMID時刻情報の値が連続すると判定した場合、処理をステップS133に進め、次のステータスをインクリメントに設定し、UMID時刻情報変化状態判定処理を終了し、図25のステップS96に処理を戻す。
以上のように処理をすることにより、UMID時刻情報変化点テーブル処理部52は、UMID時刻情報の変化点をテーブル化し、ノンリアルタイムメタデータとして光ディスク36に記録することができる。
次に、図15の基本UMID変化点テーブル処理部53による基本UMID変化点テーブル作成処理を図29のフローチャートを参照して説明する。
UMID時刻情報変化点テーブル処理部52よりクリップのデータが供給されると、基本UMID変化点テーブル処理部53の各部は基本UMID変化点テーブル作成処理を開始する。なお、基本UMID変化点テーブル処理部53は、このように1ページのデータが供給される度に基本UMID変化点テーブル作成処理を実行する。
基本UMID変化点テーブル作成処理が開始されると、最初に、基本UMID変化点テーブル作成制御部131は、図29のステップS141において、ループ回数を決定する。すなわち、基本UMID変化点テーブル作成制御部131は、供給されたページにおいてクリップが終了しない場合は、1ページ分のフレーム数だけループを繰り返すように設定し、供給されたページにおいてクリップが終了する場合は、そのページの先頭から最終フレームまでのフレーム数を算出し、そのフレーム数だけループを繰り返すように設定する。
ステップS141の初期設定が終了すると、次に、基本UMID変化点テーブル作成制御部141は、ステップS142に処理を進め、現在のフレームがそのページの最終フレームであるか否かを判定する。
現在のフレームが最終フレームであると判定した場合、基本UMID変化点テーブル作成制御部131は、LTC変化点テーブル作成処理を終了する。なお、このとき、最終ページで無い場合、基本UMID変化点テーブル作成制御部131は、次のページに対する基本UMID変化点テーブル作成処理を開始させる。また、最終ページである場合は、基本UMID変化点テーブル作成制御部131は、エンド点を登録せずに処理を終了する。
また、ステップS142において、現在のフレームが最終フレームでないと判定した場合、基本UMID変化点テーブル作成制御部131は、ステップS143に処理を進め、基本UMID抽出部141を制御して次のフレームの情報を取得させ、フレームカウントを「+1」インクリメントする。基本UMID抽出部141は、基本UMID変化点テーブル作成制御部131に制御されて、供給される次のフレームの基本UMIDを抽出(複製)し、それを基本UMID変化状態判定部142に供給する。
ステップS144において、基本UMID変化点テーブル作成制御部131は、現在のステータスがオーバであるか否かを判定し、オーバでないと判定した場合、処理をステップS145に進め、基本UMID変化状態判定部142および基本UMID変化点検出部143を制御して、基本UMID変化点登録処理を実行させる。基本UMID変化状態判定部142および基本UMID変化点検出部143は、基本UMID変化点テーブル作成制御部131に制御され、基本UMID変化点登録処理を実行する。基本UMID変化点登録処理の詳細は、図30のフローチャートを参照して後述する。基本UMID変化点登録処理が終了すると、基本UMID変化点テーブル作成制御部131は、処理を図29のステップS146に進める。
基本UMID変化点数計測部145は、基本UMID変化点テーブル作成制御部131に制御され、ステップS146において、カウンタ144のカウント値と基本UMID変化点テーブル作成制御部131を介して取得した基本UMID変化点数最大値とを比較し、変化点数が最大値に達したか否かを判定する。変化点数が最大値に達したと判定した場合、基本UMID変化点テーブル作成制御部131は、ステップS147において登録した変化点のステータスをオーバに設定し、さらに、ステップS148において現在のステータスをオーバに設定する。ステップS148の処理が終了すると、基本UMID変化点テーブル作成制御部131は、処理をステップS142に戻し、それ以降の処理を繰り返す。
また、ステップS144において、現在のステータスがオーバであると判定した場合、または、ステップS146において、変化点数が最大値に達したと判定した場合、基本UMID変化点テーブル作成制御部131は、処理をステップS142に戻し、それ以降の処理を繰り返す。
次に、図29のステップS145において実行される基本UMID変化点登録処理の詳細を、図30のフローチャートを参照して説明する。
基本UMID変化点登録処理を開始した基本UMID変化状態判定部142は、最初に、ステップS151において、現在のフレームの基本UMID(現在の基本UMID)が存在するか否かを判定する。現在の基本UMIDが存在しないと判定した場合、基本UMID変化状態判定部142は、次に、ステップS152において直前のフレームの基本UMID(直前の基本UMID)が存在するか否かを判定する。現在の基本UMIDも直前の基本UMIDも存在しないと判定した場合、基本UMID変化状態判定部142は、基本UMID変化点登録処理を終了し、図29のステップS145に処理を戻す。
ステップS152において、基本UMID変化状態判定部142は、現在の基本UMIDは存在しないが直前の基本UMIDが存在すると判定した場合、処理をステップS153に進め、現在のフレームに関する情報を基本UMID変化点検出部143に供給し、基本UMID変化点検出部143は、それを取得すると、現在のフレームのステータス(現在のステータス)を「ノン」に設定し、現在のフレームのフレーム番号(現在のフレーム番号)、現在の基本UMID、および現在のステータスを基本UMID変化点保持部146に供給し、現在のフレームをノン点(ステータスが「ノン」である変化点)として登録する。
現在のフレームをノン点として登録させた基本UMID変化状態判定部142は、ステップS154において、直前のフレームのステータス(直前のステータス)を「ノン」に設定する。また、現在のフレームをノン点として登録した基本UMID変化点検出部143は、その情報を基本UMID変化点数計測部145に供給するので、基本UMID変化点数計測部145は、ステップS155において、カウンタ144を制御して、変化点数をカウントする。変化点数をカウントした基本UMID変化点数計測部145は、基本UMID変化点登録処理を終了し、図29のステップS145に処理を戻す。
ステップS151において、基本UMID変化状態判定部142は、現在の基本UMIDが存在すると判定した場合、ステップS156に処理を進め、直前の基本UMIDが存在するか否かを判定する。現在の基本UMIDは存在するが、直前の基本UMIDは存在しないと判定した場合、基本UMID変化状態判定部142は、ステップS157に処理を進め、現在のフレームに関する情報を基本UMID変化点検出部143に供給し、基本UMID変化点検出部143は、それを取得すると、現在のステータスを「スタート」に設定し、現在のフレーム番号、現在の基本UMID、および現在のステータスを基本UMID変化点保持部146に供給し、現在のフレームをスタート点(ステータスが「スタート」である変化点)として登録する。
現在のフレームをスタート点として登録させた基本UMID変化状態判定部142は、ステップS158において、直前のステータスを「スタート」に設定する。また、現在のフレームをスタート点として登録した基本UMID変化点検出部143は、その情報を基本UMID変化点数計測部145に供給するので、基本UMID変化点数計測部145は、ステップS159において、カウンタ144を制御して、変化点数をカウントする。変化点数をカウントした基本UMID変化点数計測部145は、基本UMID変化点登録処理を終了し、図29のステップS145に処理を戻す。
ステップS156において、基本UMID変化状態判定部142は、現在の基本UMIDも直前のUMIDも存在すると判定した場合、ステップS160に処理を進め、直前の基本UMIDと現在の基本UMIDとにおいてそれらの値が異なるか否かを判定する。直前の基本UMIDの値と現在の基本UMIDの値が異なると判定した場合、基本UMID変化状態判定部142は、ステップS161に処理を進め、現在のフレームに関する情報を基本UMID変化点検出部143に供給し、基本UMID変化点検出部143は、それを取得すると、現在のステータスを「スタート」に設定し、現在のフレーム番号、現在の基本UMID、および現在のステータスを基本UMID変化点保持部146に供給し、現在のフレームをスタート点(ステータスが「スタート」である変化点)として登録する。
現在のフレームをスタート点として登録させた基本UMID変化状態判定部142は、ステップS162において、直前のステータスを現在のステータスで更新する。また、現在のフレームをスタート点として登録した基本UMID変化点検出部143は、その情報を基本UMID変化点数計測部145に供給するので、基本UMID変化点数計測部145は、ステップS163において、カウンタ144を制御して、変化点数をカウントする。変化点数をカウントした基本UMID変化点数計測部145は、基本UMID変化点登録処理を終了し、図29のステップS145に処理を戻す。
なお、ステップS160において、基本UMID変化状態判定部142は、直前の基本UMIDと現在の基本UMIDとにおいてそれらの値が等しいと判定した場合、基本UMID変化点登録処理を終了し、図29のステップS145に処理を戻す。
以上のように処理することにより、基本UMID変化点テーブル処理部53は、基本UMIDの変化点をテーブル化し、ノンリアルタイムメタデータとして光ディスク36に記録することができる。
図17のUMID位置情報変化点テーブル処理部54、図18のUMID人物情報変化点テーブル処理部55、および図19のKLV変化点テーブル処理部56も、上述した基本UMID変化点テーブル処理部53の場合と同様に処理を行うのでその説明を省略する。なお、基本UMID変化点テーブル処理部53は、基本UMIDについて処理を行ったが、UMID位置情報変化点テーブル処理部54はUMID位置情報について、UMID人物情報変化点テーブル処理部55はUMID人物情報について、KLV変化点テーブル処理部56はKLVデータについて、それぞれ処理を行う。
以上のように、図6のLTC変化点テーブル処理部51、図13のUMID時刻情報変化点テーブル処理部52、図15の基本UMID変化点テーブル処理部53、図17のUMID位置情報変化点テーブル処理部54、図18のUMID人物情報変化点テーブル処理部55、および図19のKLV変化点テーブル処理部56の各部がそれぞれ上述した処理を行うことにより、変化点に関する情報を変化点テーブルとして登録することができる。
そして、LTC変化点テーブル挿入部107は、LTC変化点テーブル作成制御部91に制御されて、以上のようにして図6のLTC変化点テーブル保持部106に保持されたLTC変化点テーブルを取得して、それをバッファメモリ57に供給し、バッファメモリ57に保持されているノンリアルタイムメタデータに挿入させる。
同様に、UMID時刻情報変化点テーブル挿入部127は、UMID時刻情報変化点テーブル作成制御部111に制御されて、以上のようにしてUMID時刻情報変化点テーブル保持部126に保持されたUMID時刻情報変化点テーブルを取得して、それをバッファメモリ57に供給し、バッファメモリ57に保持されているノンリアルタイムメタデータに挿入させる。
同様に、基本UMID変化点テーブル挿入部147は、基本UMID変化点テーブル作成制御部131に制御されて、以上のようにして基本UMID変化点テーブル保持部146に保持された基本UMID変化点テーブルを取得して、それをバッファメモリ57に供給し、バッファメモリ57に保持されているノンリアルタイムメタデータに挿入させる。
同様に、UMID位置情報変化点テーブル挿入部167は、UMID位置情報変化点テーブル作成制御部151に制御されて、以上のようにしてUMID位置情報変化点テーブル保持部166に保持されたUMID位置情報変化点テーブルを取得して、それをバッファメモリ57に供給し、バッファメモリ57に保持されているノンリアルタイムメタデータに挿入させる。
同様に、UMID人物情報変化点テーブル挿入部187は、UMID人物情報変化点テーブル作成制御部171に制御されて、以上のようにしてUMID人物情報変化点テーブル保持部186に保持されたUMID人物情報変化点テーブルを取得して、それをバッファメモリ57に供給し、バッファメモリ57に保持されているノンリアルタイムメタデータに挿入させる。
同様に、KLV変化点テーブル挿入部207は、KLV変化点テーブル作成制御部191に制御されて、以上のようにしてKLV変化点テーブル保持部206に保持されたKLV変化点テーブルを取得して、それをバッファメモリ57に供給し、バッファメモリ57に保持されているノンリアルタイムメタデータに挿入させる。
図2の記録処理部35は、LTC変化点テーブルを含むノンリアルタイムメタデータを光ディスク36に記録する。これにより、図2のディスク装置30は、光ディスクの残容量に応じてデータ量を調整しながら、各種の変化点テーブルを作成し、それらをノンリアルタイムメタデータに挿入して、光ディスク36に記録することができる。従って、図2のディスク装置30は、光ディスク36のデータ再生時における利便性および安全性を向上させることができる。
なお、以上においては、光ディスク36の残容量に対応して変化点数を制限している。この場合、クリップの記録時にリアルタイムに制限個数を得ることはできない。従って、変化点の発生が均一でない場合、光ディスク36の残容量に対して記録可能な変化点数の最大値が少なくなったり、多くなったりしてしまうことも考えられる。さらに、この変化点の発生の偏りが大き過ぎる場合、光ディスク36全体に記録される変化点数の数が増大し、メモリオーバーフローの発生原因になることも考え得る。
そのような場合を考慮して、上述したように、最大値供給部44が、既に光ディスク36に記録されている変化点数に関する情報を取得し、その変化点数を考慮して、記録可能な最大値を決定するようにする方法も考えられるが、この場合、光ディスク36に記録されている変化点数を管理しなければならず、処理が煩雑になってしまうことも考えられる。
そこで、光ディスク36に記録される変化点数を、そのクリップ全体の再生時間の長さである再生長(すなわち、データ量)に応じて制限するようにしてもよい。具体的には、例えば、上述したように生成され保持されている各種の変化点テーブルを、LTC変化点テーブル挿入部107、UMID時刻情報変化点テーブル挿入部127、基本UMID変化点テーブル挿入部147、UMID位置情報変化点テーブル挿入部167、UMID人物情報変化点テーブル挿入部187、およびKLV変化点テーブル挿入部207が、それぞれノンリアルタイムメタデータに挿入する際に、その変化点テーブルに登録されている変化点数を調整してから、挿入するようにしてもよい。
その場合、LTC変化点テーブル挿入部107は、LTC変化点テーブル作成制御部91に制御されて、LTC変化点テーブル保持部106が保持しているLTC変化点テーブルを取得すると、その変化点テーブルに対して、変化点テーブル挿入処理の実行を開始する。LTC変化点テーブル挿入部107が実行する変化点テーブル挿入処理を図31のフローチャートを参照して説明する。
最初に、LTC変化点テーブル挿入部107は、ステップS201において、クリップの再生時間(Duration)に基づいて、最大変化点数を算出する。LTC変化点テーブル挿入部107は、クリップのdurationに関する情報を、LTC変化点テーブル作成制御部91より取得し、その取得した情報に基づいて、クリップの再生時間に相当するduration(画像データの場合フレーム数)から、そのクリップのフレームレート(fps)でそのdurationの値を割ることによって、クリップの秒数を算出する。
なお、このとき、LTC変化点テーブル挿入部107は、計算結果に余りが生じた場合、切り捨てるようにしてもよい。また、このとき、例えば、durationの値が大きすぎる(予め規定された範囲外の値である)場合や、フレームレート(fps)の値がNTSC(National Television Standards Committee)またはPAL(Phase Alternation by Line)の規格外である場合、LTC変化点テーブル挿入部107は、エラーとして処理を強制終了するようにしてもよい。
そして、LTC変化点テーブル挿入部107は、算出したクリップの秒数から最大変化点数を算出する。例えば、1秒に付き1個の変化点を登録させる場合、LTC変化点テーブル挿入部107は、単純に、算出したクリップの秒数をそのまま最大変化点数を秒数にする。1秒に付きN個の変化点を登録させる場合は、LTC変化点テーブル挿入部107は、算出したクリップの秒数に値Nを積算し、その積算結果を最大変化点数とする。
最大変化点数を算出したLTC変化点テーブル挿入部107は、次にステップS202において、最低変化点数制限処理を実行する。例えば、算出した最大変化点数が2以下の場合(すなわち、クリップの再生時間が3秒未満である場合)、LTC変化点テーブル挿入部107は、検出された変化点数が1以下のとき、変化点のデータ異常であると判定し、エラーとして処理を強制終了し、検出された変化点数が2であるとき、変化点の調整を行わずにその変化点テーブルをノンリアルタイムメタデータに挿入し、変化点テーブル挿入処理を終了させる。
また、算出した最大変化点数が2以下の場合(すなわち、クリップの再生時間が3秒未満である場合)に、検出した変化点数が3つ以上であるときは、LTC変化点テーブル挿入部107は、最大変化点数を3として、以下の処理を行う。
すなわち、LTC変化点テーブル挿入部107は、ステップS203に処理を進め、検出した変化点数が3個以上であるか否かを判定し、検出した変化点数が3個以上であると判定した場合、処理をステップS204に進め、検出した変化点数が最大変化点数より多いか否かを判定する。
検出した変化点数が最大変化点数より多いと判定した場合、LTC変化点テーブル挿入部107は、処理をステップS205に進め、先頭の変化点より(最大変化点数−1)個の変化点と、最終変化点を残し、それ以外の変化点を全て削除し、その分のメモリを解放する。
そして、ステップS206において、LTC変化点テーブル挿入部107は、最終変化点の1つ前の変化点のステータスをオーバに更新し、ステップS207において、最終変化点のステータスをエンドに設定し、ステップS208に処理を進める。
また、ステップS203において、検出した変化点数が2個以下であると判定した場合、または、ステップS204において、検出した変化点数が最大変化点数以下であると判定した場合、LTC変化点テーブル挿入部107は、処理をステップS208に進める。
ステップS208において、LTC変化点テーブル挿入部107は、以上のように変化点数を調整した変化点テーブルをバッファメモリ57に供給し、バッファメモリ57に保持されているノンリアルタイムメタデータに挿入する。
以上のようにすることにより、LTC変化点テーブル挿入部107は、変化点テーブルの変化点数(データ量)を、そのクリップ全体の再生時間の長さを示す再生長(Duration)、すなわち、データ量に応じて調整することができる。これにより、ディスク装置30は、光ディスク36のデータ再生時における利便性および安全性を向上させることができる。
なお、以上において、ステップS203で、検出した変化点数が2個以下であると判定した場合、または、ステップS204で、検出した変化点数が最大変化点数以下であると判定した場合、LTC変化点テーブル挿入部107は、処理をステップS208に進めるように説明したが、例えば、その場合に最終変化点がエンドに設定されていないときは、LTC変化点テーブル挿入部107が処理をステップS207に進めるようにしてももちろんよい。
次に、UMID時刻情報変化点テーブル挿入部127の場合について説明する。
UMID時刻情報変化点テーブル挿入部127も同様に、UMID時刻情報作成制御部111に制御されて、UMID時刻情報変化点テーブル保持部126が保持しているUMID時刻情報変化点テーブルを取得すると、その変化点テーブルに対して、変化点テーブル挿入処理の実行を開始する。UMID時刻情報変化点テーブル挿入部127が実行する変化点テーブル挿入処理を図32のフローチャートを参照して説明する。
最初に、UMID時刻情報変化点テーブル挿入部127は、ステップS301において、クリップの再生時間(Duration)に基づいて、最大変化点数を算出する。この場合も、LTC変化点テーブルの場合と同様に、UMID時刻情報変化点テーブル挿入部127は、クリップのdurationに関する情報を、UMID時刻情報変化点テーブル作成制御部111より取得し、その取得した情報に基づいて、クリップの再生時間に相当するduration(画像データの場合フレーム数)から、そのクリップのフレームレート(fps)でそのdurationの値を割ることによって、クリップの秒数を算出する。
なお、このとき、UMID時刻情報変化点テーブル挿入部127は、計算結果に余りが生じた場合、切り捨てるようにしてもよい。また、このとき、例えば、durationの値が大きすぎる(予め規定された範囲外の値である)場合や、フレームレート(fps)の値がNTSC(National Television Standards Committee)またはPAL(Phase Alternation by Line)の規格外である場合、UMID時刻情報変化点テーブル挿入部127は、エラーとして処理を強制終了するようにしてもよい。
そして、UMID時刻情報変化点テーブル挿入部127は、算出したクリップの秒数から最大変化点数を算出する。例えば、1秒に付き1個の変化点を登録させる場合、UMID時刻情報変化点テーブル挿入部127は、単純に、算出したクリップの秒数をそのまま最大変化点数を秒数にする。1秒に付きN個の変化点を登録させる場合は、UMID時刻情報変化点テーブル挿入部127は、算出したクリップの秒数に値Nを積算し、その積算結果を最大変化点数とする。
最大変化点数を算出したUMID時刻情報変化点テーブル挿入部127は、次にステップS302において、最低変化点数制限処理を実行する。例えば、算出した最大変化点数が1以下の場合(すなわち、クリップの再生時間が2秒未満である場合)、UMID時刻情報変化点テーブル挿入部127は、最大変化点数を2に設定する。
次に、UMID時刻情報変化点テーブル挿入部127は、ステップS303において、検出した変化点数が最大変化点数より多いか否かを判定する。
検出した変化点数が最大変化点数より多いと判定した場合、UMID時刻情報変化点テーブル挿入部127は、処理をステップS304に進め、先頭の変化点より(最大変化点数−1)個の変化点と、最終変化点を残し、それ以外の変化点を全て削除し、その分のメモリを解放する。
ステップS305において、UMID時刻情報変化点テーブル挿入部127は、最終変化点のステータスをオーバに設定し、ステップS306に処理を進める。
また、ステップS303において、検出した変化点数が最大変化点数以下であると判定した場合、UMID時刻情報変化点テーブル挿入部127は、処理をステップS306に進める。
ステップS306において、UMID時刻情報変化点テーブル挿入部127は、以上のように変化点数を調整した変化点テーブルをバッファメモリ57に供給し、バッファメモリ57に保持されているノンリアルタイムメタデータに挿入する。
以上のようにすることにより、UMID時刻情報変化点テーブル挿入部127は、変化点テーブルの変化点数(データ量)を、そのクリップ全体の再生時間の長さを示す再生長(Duration)、すなわち、データ量に応じて調整することができる。これにより、ディスク装置30は、光ディスク36のデータ再生時における利便性および安全性を向上させることができる。
なお、以上において、ステップS303で、検出した変化点数が最大変化点数以下であると判定した場合、UMID時刻情報変化点テーブル挿入部127は、処理をステップS306に進めるように説明したが、これに限らず、例えば、LTC変化点テーブル挿入部107が処理をステップS305に進め、最終変化点のステータスをオーバに設定するようにしてももちろんよい。また、UMID時刻情報変化点テーブル挿入部127が、最終変化点のステータスをエンドに設定するようにしてもよい。
なお、基本UMID変化点テーブル挿入部147、UMID位置情報変化点テーブル挿入部167、UMID人物情報変化点テーブル挿入部187、およびKLV変化点テーブル挿入部207も、上述したUMID時刻情報変化点テーブル挿入部127の場合と同様に、図32のフローチャートを参照して説明した変化点テーブル挿入処理を実行し、変化点テーブルの変化点数を調整する。
ただし、基本UMID変化点テーブル挿入部147、UMID位置情報変化点テーブル挿入部167、およびUMID人物情報変化点テーブル挿入部187は、それぞれ、ステップS301において算出された変化点数の値が0以下である場合(すなわち、その再生時間が1秒未満であるようなクリップについて処理する場合)、ステップS302において実行される最低変化点数制限処理において、最大変化点数を1に設定し、それ以降の処理を実行する。
また、KLV変化点テーブル挿入部207は、ステップS302において実行される最低変化点数制限処理において、最大変化点数を3に設定し、それ以降の処理を実行する。
以上のようにすることにより、例えば、図33に示されるような、光ディスク36の残容量と、記録するクリップ全体の再生時間を示す再生長(duration)に対応した制限の下に、変化点テーブルを作成することができる。図33において、例えば、LTC変化点テーブル(LtcChange)は、その変化点として、原則として1秒の画像データに対して平均1個が登録されるように制限される。ただし、例外として、クリップ(画像データ)が3秒未満の場合、LTC変化点テーブルは、変化点として、最大、スタート点とエンド点ともう1つの3点が登録できるように許可される。
UMID時間情報変化点テーブル(BodyUmidWhenChange)、UMID位置情報変化点テーブル(BodyUmidWhenChange)、およびUMID人物情報変化点テーブル(BodyUmidWhenChange)の場合も、LTC変化点テーブル(LtcChange)の場合と同様に、それらの変化点として、原則として1秒の画像データに対して平均1個が登録されるように制限される。ただし、例外として、UMID時間情報変化点テーブルの場合、クリップ(画像データ)が2秒未満の場合、変化点として最大、スタート点とエンド点の2点が登録できるように許可され、UMID位置情報変化点テーブルまたはUMID人物情報変化点テーブルの場合、クリップ(画像データ)が1秒未満の場合、変化点として最大1点のみが登録できるように許可される。
また、KLV変化点テーブルは、1秒の画像データに対して平均1個が登録されるように制限される。ただし、この場合、最低3個は、変化点として登録されるように制御される。
なお、以上の変化点数の調整処理は、各変化点テーブルを一度ノンリアルタイムメタデータに挿入した後に実行するようにしてももちろんよい。その場合、LTC変化点テーブル挿入部107、UMID時刻情報変化点テーブル挿入部127、基本UMID変化点テーブル挿入部147、UMID位置情報変化点テーブル挿入部167、UMID人物情報変化点テーブル挿入部187、およびKLV変化点テーブル挿入部207が、バッファメモリ57に蓄積されているノンリアルタイムメタデータより、それぞれ対応する変化点テーブルを取得し、上述した処理を行うようにしてもよいし、バッファメモリ57の後段において、上述した処理をそれぞれの変化点テーブルについて行うようにしてもよい。さらに、上述した処理は、光ディスク36にクリップが記録された後に行われるようにしてもよい。その場合、すなわち、光ディスク36に記録されている各クリップのノンリアルタイムメタデータが1つずつ読み出され、それに含まれる変化点テーブルについて、上述した処理が行われる。このようにすることにより、ディスク装置30は、例えば、他の装置において光ディスク36に記録されたクリップについても上述した処理を行い、変化点数を調整することができる。
以上のように、データ量を制限しながら変化点テーブルを作成するので、ディスク装置30は、不要に本来の目的のデータの記録領域を低減させずに、再生時のキューアップ処理等において目的のフレーム画像を容易に検索できるようにし、光ディスクの利便性を向上させるとともに、再生時においてメモリオーバーフロー等の発生を抑制し、より安全に再生制御を行うことができるように、データを光ディスクに記録することができる。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウエアにより実行させることもできる。この場合、例えば、図2のディスク装置30は、図32に示されるようなパーソナルコンピュータとして構成されるようにしてもよい。
図34において、パーソナルコンピュータ300のCPU(Central Processing Unit)301は、ROM(Read Only Memory)302に記憶されているプログラム、または記憶部313からRAM(Random Access Memory)303にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM303にはまた、CPU301が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU301、ROM302、およびRAM303は、バス304を介して相互に接続されている。このバス304にはまた、入出力インタフェース310も接続されている。
入出力インタフェース310には、キーボード、マウスなどよりなる入力部311、CRT、LCDなどよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部312、ハードディスクなどより構成される記憶部313、モデムなどより構成される通信部314が接続されている。通信部314は、インターネットを含むネットワークを介しての通信処理を行う。
入出力インタフェース310にはまた、必要に応じてドライブ315が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア321が適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部313にインストールされる。
上述した一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
この記録媒体は、例えば、図34に示されるように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを配信するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini-Disk)(登録商標)を含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア321により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに配信される、プログラムが記録されているROM302や、記憶部313に含まれるハードディスクなどで構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
従来のタイムコードの例を示す図である。 本発明を適用したディスク装置の構成例を示すブロック図である。 図2の変化点テーブル作成部の内部の構成例を示すブロック図である。 拡張UMIDの構成例を示す図である。 KLVデータの構成例を示す図である。 図3のLTC変化点テーブル処理部の内部の構成例を示すブロック図である。 ステータス「インクリメント」の例を説明する図である。 ステータス「インクリース」の例を説明する図である。 ステータス「スティル」の例を説明する図である。 ステータス「ディクリース」の例を説明する図である。 ステータス「エンド」の例を説明する図である。 ステータス「オーバ」の例を説明する図である。 図3のUMID時刻情報変化点テーブル処理部の内部の構成例を示すブロック図である。 ステータス「イレギュラ」および「ノン」の例を説明する図である。 図3の基本UMID変化点テーブル処理部の内部の構成例を示すブロック図である。 ステータス「スタート」および「ノン」の例を説明する図である。 図3のUMID位置情報変化点テーブル処理部の内部の構成例を示すブロック図である。 図3のUMID人物情報変化点テーブル処理部の内部の構成例を示すブロック図である。 図3のKLV変化点テーブル処理部の内部の構成例を示すブロック図である。 図2の光ディスクに記録されたファイルの構成例を示す図である。 残容量確認処理の例を説明するフローチャートである。 LTC変化点テーブル作成処理の例を説明するフローチャートである。 LTC変化点テーブル作成処理の例を説明する、図22に続くフローチャートである。 LTC変化状態判定処理の例を説明するフローチャートである。 UMID時刻情報変化点テーブル作成処理の例を説明するフローチャートである。 UMID時刻情報変化点テーブル作成処理の例を説明する、図25に続くフローチャートである。 UMID時刻情報変化点テーブル作成処理の例を説明する、図26に続くフローチャートである。 UMID時刻情報変化状態判定処理の例を説明するフローチャートである。 基本UMID変化点テーブル作成処理の例を説明するフローチャートである。 基本UMID変化点登録処理の例を説明するフローチャートである。 変化点テーブル挿入処理の例を説明するフローチャートである。 変化点テーブル挿入処理の、他の例を説明するフローチャートである。 変化点テーブルの制限の例を説明する図である。 パーソナルコンピュータの構成例を示すブロック図である。
符号の説明
30 ディスク装置, 31 データ変換部 32 LTC/UMID/KLV作成部32, 33 変化点テーブル作成部, 34 信号処理部, 35 記録処理部, 36 光ディスク, 41 ディスク残容量情報保持部, 42 記録可能時間算出部, 43 コーデック情報取得部, 44 最大値供給部, 51 LTC変化点テーブル処理部, 52 UMID時刻情報変化点テーブル処理部, 53 基本UMID変化点テーブル処理部, 54 UMID位置情報変化点テーブル処理部, 55 UMID人物情報変化点テーブル処理部, 56 KLV変化点テーブル処理部, 57 バッファメモリ, 61 拡張UMID, 62 基本UMID, 63 ソースパック, 71 ユニバーサルラベル, 72 データ長, 73 インスタンス番号, 74 マテリアル番号, 75 時刻情報, 76 位置情報, 77 人物情報, 80 KLVデータ, 81 キー, 82 レングス, 83 バリュー, 91 LTC変化点テーブル作成制御部, 101 LTC抽出部, 102 LTC変化状態判定部, 103 LTC変化点検出部, 104 カウンタ, 105 LTC変化点数計測部, 106 LTC変化点テーブル保持部, 107 LTC変化点テーブル挿入部, 111 UMID時刻情報変化点テーブル作成制御部, 121 UMID時刻情報抽出部, 122 UMID時刻情報変化状態判定部, 123 UMID時刻情報変化点検出部, 124 カウンタ, 125 UMID時刻情報変化点数計測部, 126 UMID時刻情報変化点テーブル保持部, 127 UMID時刻情報変化点テーブル挿入部, 131 基本UMID変化点テーブル作成制御部, 141 基本UMID抽出部, 142 基本UMID変化状態判定部, 143 基本UMID変化点検出部, 144 カウンタ, 145 基本UMID変化点数計測部, 146 基本UMID変化点テーブル保持部, 147 基本UMID変化点テーブル挿入部, 151 UMID位置情報変化点テーブル作成制御部, 161 UMID位置情報抽出部, 162 UMID位置情報変化状態判定部, 163 UMID位置情報変化点検出部, 164 カウンタ, 165 UMID位置情報変化点数計測部, 166 UMID位置情報変化点テーブル保持部, 167 UMID位置情報変化点テーブル挿入部, 171 UMID人物情報変化点テーブル作成制御部, 181 UMID人物情報抽出部, 182 UMID人物情報変化状態判定部, 183 UMID人物情報変化点検出部, 184 カウンタ, 185 UMID人物情報変化点数計測部, 186 UMID人物情報変化点テーブル保持部, 187 UMID人物情報変化点テーブル挿入部, 191 KLV変化点テーブル作成制御部, 201 KLV抽出部, 202 KLV変化状態判定部, 203 KLV変化点検出部, 204 カウンタ, 205 KLV変化点数計測部, 206 KLV変化点テーブル保持部, 207 KLV変化点テーブル挿入部, 220 リアルタイムメタデータ, 221 LTCデータ, 222 UMID, 223 KLVデータ, 230 ノンリアルタイムメタデータ, 231 LTC変化点テーブル, 232 UMID時刻情報変化点テーブル, 233 基本UMID変化点テーブル, 234 UMID位置情報変化点テーブル, 235 UMID人物情報変化点テーブル, 236 KLV変化点テーブル, 300 パーソナルコンピュータ, 301 CPU, 302 ROM, 303 RAM, 304 バス, 310 入出力インタフェース, 311 入力部, 312 出力部, 313 記憶部, 314 通信部, 315 ドライブ, 321 リムーバブルメディア

Claims (15)

  1. 出力される情報が再生時に時系列で変化する第1のデータと、その再生順に所定の単位毎に分割された前記第1のデータの各部分に対して付加される第1のメタデータと、前記第1のデータ全体に対して付加される第2のメタデータを記録媒体に記録するように制御する記録制御装置において、
    連続する2つの前記第1のメタデータの値の比較を行い、2つの前記値の変化の状態を示す変化状態を判定する処理を、前記再生順に繰り返し行い、前記第1のメタデータについて前記変化状態を判定する変化状態判定手段と、
    前記変化状態判定手段により判定された前記変化状態が1つ前の前記変化状態と異なる前記第1のメタデータに対応する前記部分を変化点として検出する変化点検出手段と、
    前記変化点検出手段により検出された前記変化点の検出数を計測する変化点数計測手段と、
    前記変化点数計測手段により計測された前記検出数に基づいて所定の最大値を設定し、前記検出数が前記最大値を超えないように前記検出数を制限する検出数制限手段と、
    前記検出数制限手段により前記検出数が制限されて、前記変化点検出手段により検出された前記変化点を前記第2のメタデータとして記録するように制御する記録制御手段と
    を備えることを特徴とする記録制御装置。
  2. 前記検出制限手段は、前記検出数が前記最大値に達した場合、前記変化点検出手段が前記変化点を検出しないように制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録制御装置。
  3. 前記記録制御手段は、前記変化点における、前記部分の前記第1のデータにおける位置情報、前記第1のメタデータの値、および前記変化状態の各情報をテーブル化して前記第2のメタデータとして記録するように制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録制御装置。
  4. 前記第1のデータは、画像データまたは音声データである
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録制御装置。
  5. 前記第1のメタデータは、再生時にリアルタイム性を要求される情報により構成されるメタデータである
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録制御装置。
  6. 前記第2のメタデータは、再生時にリアルタイム性を要求されない情報により構成されるメタデータである
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録制御装置。
  7. 前記第1のメタデータは、実際の時刻または所定の時刻を基準とした時間情報を利用して、前記部分の絶対的な位置を示すタイムコードであり、
    前記変化状態は、前記第1のデータにおける最初の前記部分を示す開始状態、連続する2つの前記第1のメタデータにおいて、後の第1のメタデータの値が、前の第1のメタデータの値に対して「1」増加することを示す第1の増加状態、連続する2つの前記第1のメタデータにおいて、後の第1のメタデータの値が、前の第1のメタデータの値に対して「2」以上増加することを示す第2の増加状態、連続する2つの前記第1のメタデータにおいて、後の第1のメタデータの値と前の第1のメタデータの値が等しいことを示す不変状態、連続する2つの前記第1のメタデータにおいて、後の第1のメタデータの値が、前の第1のメタデータの値に対して「1」以上減少することを示す減少状態、前記第1のデータにおける最後の前記部分を示す終了状態、または、前記変化点検出手段により検出された前記変化点の検出数が前記最大値に達したことを示す中止状態のいずれかであり、
    前記変化点は、その変化状態が1つ前の変化状態と異なる前記第1のメタデータに対応する前記部分を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録制御装置。
  8. 前記第1のメタデータは、前記部分をそれぞれ識別する識別情報に含まれる基本情報であり、
    前記変化状態は、前記第1のメタデータが付加された前記部分を示す開始状態、前記第1のメタデータが付加されていない前記部分を示す無値状態、または、前記変化点検出手段により検出された前記変化点の検出数が前記最大値に達したことを示す中止状態のいずれかであり、
    前記変化点は、その変化状態が1つ前の変化状態と異なる前記第1のメタデータに対応する前記部分に加えて、その値が1つ前の値と異なる前記第1のメタデータに対応する前記部分を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録制御装置。
  9. 前記第1のメタデータは、前記部分をそれぞれ識別する識別情報に含まれる、前記第1のデータが作成された時刻に関する情報であり、
    前記変化状態は、前記第1のデータにおける最初の前記部分を示す開始状態、連続する2つの前記第1のメタデータにおいて、後の第1のメタデータの値が、前の第1のメタデータの値に対して「1」増加することを示す第1の増加状態、連続する2つの前記第1のメタデータにおいて、後の第1のメタデータの値が、前の第1のメタデータの値に対して「2」以上増加することを示す第2の増加状態、連続する2つの前記第1のメタデータにおいて、後の第1のメタデータの値と前の第1のメタデータの値が等しいことを示す不変状態、連続する2つの前記第1のメタデータにおいて、後の第1のメタデータの値が、前の第1のメタデータの値に対して「1」以上減少することを示す減少状態、前記第1のメタデータが付加されていない前記部分を示す無値状態、前記第1のデータにおける最後の前記部分を示す終了状態、または、前記変化点検出手段により検出された前記変化点の検出数が前記最大値に達したことを示す中止状態のいずれかであり、
    前記変化点は、その変化状態が1つ前の変化状態と異なる前記第1のメタデータに対応する前記部分を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録制御装置。
  10. 前記第1のメタデータは、前記部分をそれぞれ識別する識別情報に含まれる、前記第1のデータが作成された位置に関する情報であり、
    前記変化状態は、前記第1のメタデータが付加された前記部分を示す開始状態、前記第1のメタデータが付加されていない前記部分を示す無値状態、または、前記変化点検出手段により検出された前記変化点の検出数が前記最大値に達したことを示す中止状態のいずれかであり、
    前記変化点は、その変化状態が1つ前の変化状態と異なる前記第1のメタデータに対応する前記部分に加えて、その値が1つ前の値と異なる前記第1のメタデータに対応する前記部分を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録制御装置。
  11. 前記第1のメタデータは、前記部分をそれぞれ識別する識別情報に含まれる、前記第1のデータを作成した人物に関する情報であり、
    前記変化状態は、前記第1のメタデータが付加された前記部分を示す開始状態、前記第1のメタデータが付加されていない前記部分を示す無値状態、または、前記変化点検出手段により検出された前記変化点の検出数が前記最大値に達したことを示す中止状態のいずれかであり、
    前記変化点は、その変化状態が1つ前の変化状態と異なる前記第1のメタデータに対応する前記部分に加えて、その値が1つ前の値と異なる前記第1のメタデータに対応する前記部分を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録制御装置。
  12. 前記第1のメタデータは、前記第1のデータの前記部分に関する情報であり、
    前記変化状態は、前記第1のメタデータが付加された前記部分を示す開始状態、前記第1のメタデータが付加されていない前記部分を示す無値状態、または、前記変化点検出手段により検出された前記変化点の検出数が前記最大値に達したことを示す中止状態のいずれかであり、
    前記変化点は、その変化状態が1つ前の変化状態と異なる前記第1のメタデータに対応する前記部分に加えて、その値が1つ前の値と異なる前記第1のメタデータに対応する前記部分を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録制御装置。
  13. 前記第1のデータ全体の再生時間の長さである再生長に応じて、前記第2のメタデータとして記録する前記変化点の数を調整する変化点数調整手段をさらに備え、
    前記記録制御手段は、前記変化点数調整手段により数が調整された前記変化点を前記第2のメタデータとして記録する
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録制御装置。
  14. 出力される情報が再生時に時系列で変化する第1のデータと、その再生順に所定の単位毎に分割された前記第1のデータの各部分に対して付加される第1のメタデータと、前記第1のデータ全体に対して付加される第2のメタデータを記録媒体に記録するように制御する記録制御装置の記録制御方法であって、
    連続する2つの前記第1のメタデータの値の比較を行い、2つの前記値の変化の状態を示す変化状態を判定する処理を、前記再生順に繰り返し行い、前記第1のメタデータについて前記変化状態を判定する変化状態判定ステップと、
    前記変化状態判定ステップの処理により判定された前記変化状態が1つ前の前記変化状態と異なる前記第1のメタデータに対応する前記部分を変化点として検出する変化点検出ステップと、
    前記変化点検出ステップの処理により検出された前記変化点の検出数を計測する変化点数計測ステップと、
    前記変化点数計測ステップの処理により計測された前記検出数に基づいて所定の最大値を設定し、前記検出数が前記最大値を超えないように前記検出数を制限する検出数制限ステップと、
    前記検出数制限ステップの処理により前記検出数が制限されて、前記変化点検出ステップの処理により検出された前記変化点を前記第2のメタデータとして記録するように制御する記録制御ステップと
    を含むことを特徴とする記録制御方法。
  15. 出力される情報が再生時に時系列で変化する第1のデータと、その再生順に所定の単位毎に分割された前記第1のデータの各部分に対して付加される第1のメタデータと、前記第1のデータ全体に対して付加される第2のメタデータを記録媒体に記録するように制御する処理を、コンピュータに行わせるプログラムにおいて、
    連続する2つの前記第1のメタデータの値の比較を行い、2つの前記値の変化の状態を示す変化状態を判定する処理を、前記再生順に繰り返し行い、前記第1のメタデータについて前記変化状態を判定する変化状態判定ステップと、
    前記変化状態判定ステップの処理により判定された前記変化状態が1つ前の前記変化状態と異なる前記第1のメタデータに対応する前記部分を変化点として検出する変化点検出ステップと、
    前記変化点検出ステップの処理により検出された前記変化点の検出数を計測する変化点数計測ステップと、
    前記変化点数計測ステップの処理により計測された前記検出数に基づいて所定の最大値を設定し、前記検出数が前記最大値を超えないように前記検出数を制限する検出数制限ステップと、
    前記検出数制限ステップの処理により前記検出数が制限されて、前記変化点検出ステップの処理により検出された前記変化点を前記第2のメタデータとして記録するように制御する記録制御ステップと
    を含むことを特徴とするプログラム。
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