JP4303976B2 - Air flow directing plate for air duct and air duct device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気ダクト用空気流指向プレート、および、空気ダクト用空気流指向プレートを備える空気ダクト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
空気ダクト装置の一形式として、空気ダクトの屈曲部位に配置されて同空気ダクトを流動する空気を同空気ダクトの屈曲部位に沿って指向させる空気流指向プレートを備える空気ダクト装置がある。
【0003】
当該形式の空気ダクト装置は、例えば、車両の空調用の空気噴出口部であるレジスタとして採用されるもので、空気ダクトはその設置空間の形状に沿う屈曲形状に形成されている。また、当該形式の空気ダクト装置は、空気ダクトが屈曲形状を呈していることに伴い、空気ダクトを流動する空気をその屈曲部位に沿って指向させる空気流指向プレートを備えている。当該空気流指向プレートを備える形式の空気ダクト装置は、「車両における吹出口のバルブ装置」の名称で提案されている(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
実開昭62−83137号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した特許文献1にて提案されているバルブ装置(空気ダクト装置)で採用している空気流指向プレートは、中央部で屈折する1枚のプレートで形成されていて、その屈折形状が不変の固定状態にある。このため、当該空気流指向プレートにおいては、その屈折形状が空気ダクトの屈曲部位に十分に沿うことができない形状である場合には、その屈折形状を微調整して空気ダクトの屈曲部位に十分に沿わせる手段を採ることができないという問題がある。
【0006】
また、当該空気流指向プレートにおいては、屈曲形状が同一の他の空気ダクトには採用し得るが、屈曲形状が大きく相違する他の空気ダクトには勿論のこと、屈曲形状がわずかに相違する他の空気ダクトにさえも採用し得えないという問題がある。
【0007】
したがって、本発明の目的は、当該形式の空気ダクト装置に採用する空気流指向プレートの屈折形状を変更可能に構成することによって、上記した各問題を解消することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、空気ダクト用空気流指向プレート、および、空気流指向プレートを備える空気ダクト装置に関する。本発明は、空気ダクト内の屈曲部位に各側縁部における同空気ダクトを横切る軸線上の部位にて支持されて同空気ダクトを流動する空気を同空気ダクトの屈曲部位に沿って指向させる空気流指向プレートを適用対象とし、かつ、当該形式の空気流指向プレートを備える形式の空気ダクト装置を適用対象とするものである。
【0009】
しかして、本発明に係る空気流指向プレートは、一対のプレートと、前記両プレートの一方のプレートにおける支持方向の各連結側の端部に設けた第1の連結手段および第2の連結手段と、前記両プレートの他方のプレートにおける支持方向の各連結側の端部に設けた第1の連結手段および第2の連結手段を備え、互いに対向する前記第1の連結手段同士は互いに回動可能に係合して第1の連結構造を形成するとともに、互いに対向する前記第2の連結手段同士は互いに回動可能に係合して第2の連結構造を形成し、かつ、前記両連結構造の少なくとも一方の連結構造を形成する第1または第2の連結手段のいずれか一方は、係合突起を有する係合軸を備え、前記第1または第2の連結手段のいずれか他方は、前記係合軸が回動可能に係合する係合凹部と前記係合突起を選択的に係止して前記係合軸の回動を規制する複数の係止凹部を備え、前記両プレートを連結する際には、前記係合突起を前記係止凹部に選択的に係止して前記両プレート間の連結角度を調整し、前記両プレート間の連結角度が前記空気ダクト内の屈曲部位の屈曲形状に対応して形成されることを特徴とするものである。
【0011】
また、本発明に係る空気ダクト装置は、本発明に係る上記した空気流指向プレートを装備する空気ダクト装置であり、当該空気ダクト装置は、下流側端に空気噴出口を有して空調装置のダクトに上流側端にて接続される屈曲形状の空気ダクトを備え、前記空気流指向プレートは、前記両プレート間の連結角度を調整された状態で前記空気ダクト内の屈曲部位に支持されて、前記空気ダクト内の屈曲部位に沿って配置されていることを特徴とするものである。
【0013】
【発明の作用・効果】
本発明に係る空気ダクト用空気流指向プレートは、一対のプレートを互いに連結してなるものであり、両プレート間の連結角度が任意に調整可能に構成されていることから、当該連結角度を調整することにより、当該空気流指向プレートの中央部での屈折形状を、空気ダクトの屈曲部位に十分に沿う形状に調整することができる。
【0014】
従って、当該空気流指向プレートは、屈曲形状が同一形状に設計されている空気ダクトに対しては、両プレート間の連結角度を調整することなく、または、両プレート間の連結角度を微調整することによって採用することができる。また、屈曲部位の屈曲形状がわずかに相違する形状に設計されている空気ダクトに対しては、両プレート間の連結角度を微調整または大きく調整することにより、中央部での屈折形状を微調整または大きく調整することによって採用することができる。
【0015】
本発明に係る空気流指向プレートにおいて、前記両プレートにおける連結縁部の両端部に設ける連結手段として、互いに係合して前記両プレートを回動可能に連結する第1の係合部を備え、かつ、互いに係合して前記両プレートの回動を規制する第2の係合部を備える連結手段を採用することにより、両プレート間の連結角度を任意に調整できる連結構造を、簡単な構成にて形成することができる。
【0016】
本発明に係る空気流指向プレートにおいては、空気流指向プレートが固定していて空気ダクトが常時開放している形式の空気ダクト装置を容易に構成することができ、かつ、空気流指向プレートが外部操作によって回動して空気ダクトを開閉し、非使用時には空気ダクトが閉鎖状態にある形式の空気ダクト装置も容易に構成することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明は、空気ダクト用空気流指向プレート、および、当該空気流指向プレートを備える空気ダクト装置に関するものである。図1には、本発明が適用対象とする形式の空気ダクト装置を示し、図2には、本発明の一例に係る空気流指向プレートを空気ダクトに取付けた状態の、他の構成部材を省略した状態の空気ダクト装置を示し、かつ、図3および図4には、本発明の一例に係る空気流指向プレートの全体または一部を示している。
【0018】
図1に示す空気ダクト装置10は、自動車の空調装置の下流側に接続されて自動車用レジスタを構成するもので、空気ダクト11と、空気ダクト11の略中央部に回転可能に支持されている空気流指向プレート12と、空気ダクト11の下流側開口部の内部に配設されたグリル13と、空気ダクト11の側壁の外側には空気流指向プレート12を回動操作するための操作レバー14を備えている。
【0019】
空気ダクト11は、略中央部に屈曲部位11aを有する屈曲形状のもので、屈曲部位11aから上流側に直線状に延びる上流側部位11bの開口部を空調装置の空気ダクトの下流側の開口部に連結されて所定形状の空間部に配設されていて、屈曲部位11aから下流側に直線状に延びる下流側部位11cの開口部がインストルメントパネルの開口部に臨んでいる。なお、空気ダクト11の下流側部位11cの開口部には、同開口部の周縁部を包囲する意匠用枠部を有するベセル11dが外嵌されている。
【0020】
空気流指向プレート12は、方形のプレートが空気ダクト11の下流側に逆くの字状に屈折している形状のもので、中央部に有する軸受用孔12aから空気ダクト11の下流側へ所定角度を保持して延びる一対のプレート部12b,12cを備えている。両プレート部12b,12cは、軸受用筒部12aと一体のもので、両プレート部12b,12cにおけるプレート間の角度θは不変になっている。両プレート部12b,12cの外周には、軟質材からなるパッキン12dが嵌合されている。
【0021】
空気流指向プレート12は、空気ダクト11内にて、軸受用筒部12aを挿通する支持軸12eを介して回転可能に支持された状態で、空気ダクト11の略中央部の屈曲部位11aに位置している。また、空気流指向プレート12は、後述する操作レバー14の操作によって、空気ダクト11内で図示時計方向および反時計方向へ所定量回転して、空気ダクト11を開閉すべく機能する。
【0022】
空気流指向プレート12は、図1に実線で示す状態では、空気ダクト11の屈曲部位11aに略沿う形状を呈する位置にあり、上流側から送風される空気流をグリル13側へ指向すべく機能する。空気流指向プレート12は、時計方向へ回転させることにより、図1の2点鎖線で示す位置に移行して空気ダクト11を閉鎖し、上流側から送風されてくる空気流のグリル13側への流れを遮断する。
【0023】
グリル13は、方形の開口部を有する枠体13aと、枠体13aの左右の両壁に上下方向へ揺動可能に支持された複数の横フィン13bと、枠体13aの上下の両壁に左右方向へ揺動可能に支持された複数の縦フィン13cと、中間部に位置する横フィン13bに横方向にスライド可能に組付けられて後端にて中間部に位置する縦フィン13cに連結する操作ノブ13dにて構成されている。
【0024】
グリル13においては、各横フィン13bは、図示しない連結ロッドを介して互いに連結されていて、互いに連動して上下方向へ揺動するように構成されている。また、各縦フィン13cも同様に、図示しない連結ロッドを介して互いに連結されていて、互いに連動し左右方向へ揺動するように構成されている。また、操作ノブ13dは、先端部が横フィン13bから正面側へ所定量突出していて、乗員が手動操作し得るようになっている。
【0025】
従って、当該グリル13においては、操作ノブ13dを上下方向に回動操作すれば、全ての横フィン13bが連動して上下方向へ揺動し、上流側から送風されてくる空気流を上方または下方へ指向させて噴出させる。また、操作ノブ13dを左右方向にスライド操作すれば、全ての縦フィン13cが連動して左右方向へ揺動し、上流側から送風されてくる空気流を左方または右方へ指向させて噴出させる。
【0026】
操作レバー14は、基端部を空気流指向プレート12の軸受用筒部12aの外端に一体的に連結された第1リンク14aと、第1リンク14aの回動端部に設けた長孔に係合ピンを移動可能に係合して連結されて空気ダクト11の側壁の下流側外面に基端部を回動可能に支持された第2リンク14bと、第2リンク14bの基端部の先端側に突設されて空気ダクト11の開口周縁部を形成するベセル11dの側縁部から正面側へ突出する操作アーム14cにて構成されている。
【0027】
当該操作レバー14においては、操作アーム14cを上下方向に回動操作することによって、空気流指向プレート12を図示反時計方向または時計方向に回動させて、空気ダクト11を開閉させる。操作レバー14において、操作アーム14cが回動下死点に位置している場合には、空気流指向プレート12は空気ダクト11を閉鎖していて、操作アーム14cを回動上死点側へ回動操作することにより、空気流指向プレート12を反時計方向に回動させて、図1の実線にて示すように、空気ダクト11の屈曲部位11aの屈曲形状に沿う方向に位置させて、空気ダクト11を開放させる。
【0028】
このように、当該空気ダクト装置10においては、操作レバー14の操作アーム14cの上下方向への回動操作によって空気流指向プレート12を図示反時計方向、時計方向に選択的に回動させて、空気ダクト11を開閉することができるものである。従って、当該空気ダクト装置から温度調整された空気等を車室内へ噴出させたい場合には、回動下死点にある操作アーム14cを回動上死点まで回動操作して、閉鎖状態にある空気流指向プレート12を図示反時計方向へ所定量回転させる。
【0029】
これにより、空気流指向プレート12は、空気ダクト11の屈曲部位11aの形状に沿う状態に位置して空気ダクト11を開放し、同時に上流側から送風されてくる空気の流れをグリル13側へ指向する。グリル13側へ指向された空気は、グリル13の各縦フィン13c間およぶ各横フィン13b間を通って、これらのフィン13c,13bにて指向された方向へ噴出する。
【0030】
ところで、当該空気ダクト装置10においては、採用している空気流指向プレート12は中央部で屈折する形状ではあるが、中央部から所定角度θを保持して延びる両プレート部12b,12cは一体のものであって、両プレート部12b,12c間のプレート角度θは不変に構成されているものである。
【0031】
このため、当該空気流指向プレート12においては、その屈折形状が空気ダクト11の屈曲部位11aに十分に沿うことができない形状である場合には、その屈折形状を微調整して空気ダクト11の屈曲部位11aに十分に沿わせることはできない。従って、当該空気流指向プレート12においては、屈曲部位11aの屈曲形状が同一の他の空気ダクトには採用し得るが、屈曲部位の屈曲形状が大きく相違する他の空気ダクトに対しては勿論のこと、屈曲部位の屈曲形状がわずかに相違するにすぎない他の空気ダクトにさえも採用し得えないことになる。
【0032】
これに対して、本発明に係る空気流指向プレートは、両プレート部のプレート間の角度θを可変に形成して、その屈折状態を調整可能に構成しているものである。図2には、本発明の一例に係る空気流指向プレートを採用した空気ダクト装置20を、他の構成部材を省略して示している。
【0033】
当該空気ダクト装置20は、本発明の一例に係る空気ダクト装置であり、図1に示す従来の空気ダクト装置10における空気流指向プレート12を、本発明に係る空気流指向プレート22に置換して構成されているものである。当該空気ダクト装置20は、空気ダクト21および空気流指向プレート22と、図示しない図1に示す構成と同様でかつ同様に機能するグリルおよび操作レバーを備えている。
【0034】
当該空気ダクト装置20が有する本発明に係る空気流指向プレート22は、図2および図3に示すように2分割タイプのもので、2枚のプレート22a,22bを互いに連結して構成されていて、各プレート22a,22bの外周にはパッキン22cが嵌合されている。各プレート22a,22bは、連結側縁部の各端部に、それぞれ連結手段22d,22e、22f,22gを備えている。これらの連結手段22d〜22gにおいては、連結手段22d,22eが各プレート22a,22bにおける対向端部に一体的形成されていて、第1の連結構造を構成し、また、連結手段22f,22gが各プレート22a,22bにおける他の対向端部に一体的形成されていて、第2の連結構造を構成する。
【0035】
第1の連結構造を構成する一方の連結手段22dは、図3および図4(a)に示すように、プレート22aの一側面の一端に突設されたベース22d1と、ベース22d1から外方へ突出する円筒状の係合軸22d2と、係合軸22d2の外周から突出する係合突起22d3を備えている。
【0036】
また、第1の連結構造を構成する他方の連結手段22eは、図3および図4(b)に示すように、プレート22bの一側面の一端に突設されたベース22e1と、ベース22e1の内面側に位置する係合凹所22e2と、ベース22e1から外方へ突出する円柱状の支持軸22e3を備えている。係合凹所22e2は、半円形状凹部22e21と、半円形状凹部22e21の開口縁から扇形状に延びる扇形状凹部22e22と、扇形状凹部22e22の外周に扇形状に位置する多数の歯形状凹部22e23にて構成されている。
【0037】
連結手段22dと連結手段22eとは、互いに係合して第1の連結構造を構成する。連結手段22dと連結手段22eの係合関係では、連結手段22dの係合軸22d2が半円形状凹部22e21に回転可能に係合し、係合突起22d3が扇形状凹部22e22を延びて各歯形状凹部22e23の1つに離脱可能に係止される状態にある。連結手段22dと連結手段22eとは、当該係合関係により、第1の連結構造を構成して、両プレート22a,22bをその一端側にて互いに連結する。
【0038】
第2の連結構造を構成する一方の連結手段22fは、図3に示すように、プレート22aの一側面の他端に突設されたベース22f1と、ベース22f1から外方へ突出する円柱状の係合軸22f2を備えている。また、第2の連結構造を構成する他方の連結手段22gは、図3に示すように、プレート22bの一側面の他端に突設されたベース22g1と、ベース22g1の内面側に位置する円形状の係合孔22g2と、ベース22g1から外方へ突出する根元部が円柱で先端部が角柱状の支持軸22g3を備えている。
【0039】
連結手段22fと連結手段22gとは、互いに係合して第2の連結構造を構成する。連結手段22fと連結手段22gの係合関係では、連結手段22fの係合軸22f2が係合孔22g2に回転可能に係合する。連結手段22fと連結手段22gとは、当該係合関係により、第2の連結構造を構成して、両プレート22a,22bをその他端側にて互いに連結する。
【0040】
当該空気流指向プレート22は、両連結手段22d,22eにより形成される第1の連結構造、および、両連結手段22f,22gにより形成される第2の連結構造にて、両プレート22a,22bを互いに連結することによって組立てられていて、この組立状態で空気ダクト21内に配置されている。当該空気流指向プレート22は空気ダクト21内に配置された状態では、連結手段22eの支持軸22e3と連結手段22gの支持軸22g3にて、空気ダクト21の側壁に回転可能に支持さた状態にあり、支持軸22g3の突出端部に操作レバーを構成する第1リンクの基端部が一体的に連結される。
【0041】
当該空気ダクト装置20においては、従来の空気ダクト装置10と同様に、図示しない操作レバーの操作アームを上下方向へ回動操作することによって、空気流指向プレート22を図示反時計方向および時計方向に選択的に回動させて、空気ダクト21を開閉することができる。従って、当該空気ダクト装置20から温度調整された空気等を車室内へ噴出させたい場合には、回動下死点にある操作アームを回動上死点まで回動操作して、閉鎖状態にある空気流指向プレート22を図示反時計方向へ所定量回転させる。
【0042】
これにより、空気流指向プレート22は、空気ダクト21の屈曲部位21aの形状に沿う状態に位置して、空気ダクト21を開放し、同時に上流側から送風されてくる空気の流れをグリル側へ指向する。グリル側へ指向された空気は、グリルの各縦フィン間およぶ各横フィン間を通って、これらのフィンにて指向された方向へ噴出する。
【0043】
ところで、当該空気ダクト装置20においては、採用している空気流指向プレート22は中央部で屈折する形状にあるが、両プレート22a,22b間の連結角度θが可変に構成されていて、空気流指向プレート22の中央部の屈折形状を調整可能としている。
【0044】
すなわち、当該空気流指向プレート22においては、プレート部を2分割したタイプ(両プレート22a,22b)であって、第1の連結構造を構成する連結手段22dと連結手段22eとの係合関係を、これらの連結手段22d,22eにおける係合突起22d3と歯形状凹部22e23との離脱・係合によって変更することによって、両プレート22a,22b間の連結角度θを任意に調整することができる。当該空気流指向プレート22において、上記のごとくプレート間の連結角度θを調整すれば、当該空気流指向プレート22の屈折形状を、空気ダクト21の屈曲部位21aの屈曲形状に容易に略一致させることができる。
【0045】
従って、上記のごとく両プレート22a,22bの連結部位である中央部の屈折形状を調整した当該空気流指向プレート22を空気ダクト21内に配設して操作レバーに連結すれば、操作レバーの操作アームの回動上死点への回動操作により、当該空気流指向プレート22の屈折形状を空気ダクト21の屈曲部位21aの屈曲形状に十分に沿うように位置させることができる。
【0046】
また、当該空気流指向プレート22を、屈曲形状を空気ダクト21とは異なる他の空気ダクトに適用する場合には、当該空気流指向プレート22のプレート間の連結角度θを上記した手段によって調整することにより、好適に採用することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用対象とする空気ダクト装置の縦断面図である。
【図2】本発明の一例に係る空気ダクト装置の構成部材の一部を省略した縦断面図である。
【図3】本発明に係る空気流指向プレートの分解斜視図である。
【図4】同空気流指向プレートの一の連結手段の図3の矢印a方向からみた平面図(a)、および、他の連結手段の図3の矢印b方向からみた底面図(b)である。
【符号の説明】
10…空気ダクト装置、11…空気ダクト、11a…屈曲部位、11b…上流側部位、11c…下流側部位、11d…ベセル、12…空気流指向プレート、12a…軸受用孔、12b,12c…プレート部、12d…パッキン、12e…支持軸、13…グリル、13a…枠体、13b…横フィン、13c…縦フィン、13d…操作ノブ、14…操作レバー、14a…第1リンク、14b…第2リンク、14c…操作アーム、20…空気ダクト装置、21…空気ダクト、21a…屈曲部位、22…空気流指向プレート、22a,22b…プレート、22c…パッキン、22d,22e,22f,22g…連結手段、22d1…ベース、22d2…係合軸、22d3…係合突起、22e1…ベース、22e2…係合凹所、22e21…半円形状凹部、22e22…扇形状凹部、22e23…歯形状凹部、22e3…支持軸、22f1…ベース、22f2…係合軸、22g1…ベース、22g2…係合孔、22g3…支持軸。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an air flow directing plate for an air duct and an air duct device including the air flow directing plate for an air duct.
[0002]
[Prior art]
As one type of air duct device, there is an air duct device including an air flow directing plate that is arranged at a bent portion of the air duct and directs air flowing through the air duct along the bent portion of the air duct.
[0003]
Air duct system of the type, for example, intended to be employed as a register an air ejection opening of the air-conditioning of the vehicle, the air duct is formed in a bent shape along the shape of the installation space. In addition, the air duct device of this type includes an air flow directing plate that directs the air flowing through the air duct along the bent portion as the air duct has a bent shape. An air duct device of the type provided with the air flow directing plate has been proposed under the name of “a valve device for an outlet in a vehicle” (see Patent Document 1).
[0004]
[Patent Document 1]
Japanese Utility Model Publication No. 62-83137
[Problems to be solved by the invention]
By the way, the air flow directing plate employed in the valve device (air duct device) proposed in the above-mentioned Patent Document 1 is formed of a single plate that is refracted in the central portion, and its refracting shape is It is in an immutable fixed state. For this reason, in the air flow directing plate, if the refracting shape is not sufficiently along the bent portion of the air duct, the bent shape of the air duct is sufficiently adjusted by finely adjusting the refracted shape. There is a problem that it is not possible to take measures to follow.
[0006]
In addition, the air flow directing plate can be used for other air ducts having the same bent shape, but of course, the bent shape is slightly different for other air ducts having greatly different bent shapes. There is a problem that it can not be adopted even in the air duct.
[0007]
Accordingly, an object of the present invention is to eliminate the above-described problems by configuring the refractive shape of the air flow directing plate employed in the air duct device of the type to be changeable.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The present invention relates to an air flow directing plate for an air duct and an air duct device including the air flow directing plate. The present invention, air to direct the air flowing supported the air duct in the bent portion of the air duct at the site of the axis transverse to the air duct at each side edge along the bent portion of the air duct The flow directing plate is an application target, and an air duct device of a type including the air flow directing plate of the type is applied.
[0009]
Thus, an air flow directing plate according to the present invention includes a pair of plates, a first connecting means and a second connecting means provided at the end of each connecting side in the supporting direction of one of the plates. The first connection means and the second connection means provided at the end of each connection side in the support direction of the other plate of the two plates, and the first connection means facing each other are rotatable with respect to each other. And the second connecting means facing each other are rotatably engaged with each other to form a second connecting structure, and both the connecting structures Any one of the first or second connecting means forming at least one of the connecting structures includes an engaging shaft having an engaging protrusion, and either one of the first or second connecting means is the above-mentioned Engagement shaft engages in a rotatable manner A plurality of locking recesses that selectively lock the engagement recesses and the engagement protrusions to restrict the rotation of the engagement shaft, and when connecting the both plates, The engagement angle between the two plates is adjusted by selectively engaging the engagement recess, and the connection angle between the plates is formed corresponding to the bent shape of the bent portion in the air duct. It is what.
[0011]
Further, an air duct device according to the present invention is an air duct device equipped with the above-described air flow directing plate according to the present invention, and the air duct device has an air jet outlet at a downstream side end of the air conditioner. A bent air duct connected to the duct at the upstream end is provided, and the air flow directing plate is supported by a bent portion in the air duct in a state in which a connection angle between the two plates is adjusted, It arrange | positions along the bending site | part in the said air duct, It is characterized by the above-mentioned.
[0013]
[Operation and effect of the invention]
The air flow directing plate for an air duct according to the present invention is formed by connecting a pair of plates to each other, and the connection angle between the two plates can be arbitrarily adjusted. By doing so, the refractive shape in the center part of the air flow directing plate can be adjusted to a shape sufficiently along the bent portion of the air duct.
[0014]
Therefore, the air flow directing plate finely adjusts the connection angle between the two plates without adjusting the connection angle between the two plates for the air duct designed to have the same bent shape. Can be adopted. For air ducts that are designed to have slightly different bending shapes at the bent part, finely adjust the refraction shape at the center by finely adjusting or greatly adjusting the connection angle between both plates. Or it can employ | adopt by adjusting largely.
[0015]
In the air flow directing plate according to the present invention, the connecting means provided at both ends of the connecting edge portion of the two plates includes a first engaging portion that engages with each other and rotatably connects the two plates. In addition, by adopting a connecting means that includes a second engaging portion that engages with each other and restricts the rotation of the two plates, a connecting structure that can arbitrarily adjust the connecting angle between the two plates has a simple configuration. Can be formed.
[0016]
In the air flow directed plate according to the present onset bright, have air flow directed plate is fixed can air duct to easily configure the air duct system of the type which is normally open, and the air flow directed plate An air duct device of a type that rotates by an external operation to open and close the air duct and is in a closed state when not in use can be easily configured.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The present invention relates to an air flow directing plate for an air duct and an air duct device including the air flow directing plate. FIG. 1 shows an air duct device of the type to which the present invention is applied, and FIG. 2 omits other components in a state where an air flow directing plate according to an example of the present invention is attached to the air duct. FIG. 3 and FIG. 4 show all or part of an air flow directing plate according to an example of the present invention.
[0018]
An
[0019]
The
[0020]
The air flow directing plate 12 has a shape in which a square plate is refracted in a reverse letter shape toward the downstream side of the
[0021]
The air flow directing plate 12 is positioned in a
[0022]
In the state shown by the solid line in FIG. 1, the air flow directing plate 12 is located at a position substantially along the
[0023]
The
[0024]
In the
[0025]
Therefore, in the
[0026]
The
[0027]
In the
[0028]
As described above, in the
[0029]
As a result, the air flow directing plate 12 is located in a state along the shape of the
[0030]
By the way, in the said
[0031]
For this reason, in the air flow directing plate 12, when the refraction shape is not sufficiently along the bending
[0032]
On the other hand, the air flow directing plate according to the present invention is configured such that the angle θ between the plates of both plate portions is variably formed and the refractive state thereof can be adjusted. In FIG. 2, the
[0033]
The
[0034]
The air
[0035]
As shown in FIGS. 3 and 4 (a), one connecting
[0036]
The other connecting
[0037]
The connecting means 22d and the connecting
[0038]
As shown in FIG. 3, one connecting
[0039]
The connecting means 22f and the connecting means 22g are engaged with each other to form a second connecting structure. In the engaging relationship between the connecting means 22f and the connecting means 22g, the engaging shaft 22f2 of the connecting
[0040]
The air
[0041]
In the
[0042]
Thereby, the air
[0043]
By the way, in the
[0044]
That is, the air
[0045]
Therefore, as described above, if the air
[0046]
When the air
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view of an air duct device to which the present invention is applied.
FIG. 2 is a longitudinal sectional view in which some of the constituent members of an air duct device according to an example of the present invention are omitted.
FIG. 3 is an exploded perspective view of an air flow directing plate according to the present invention.
4 is a plan view (a) of one connecting means of the air flow directing plate seen from the direction of arrow a in FIG. 3, and a bottom view (b) of the other connecting means seen from the direction of arrow b in FIG. is there.
[Explanation of symbols]
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