JP4302219B2 - コンタクトレンズケース - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンタクトレンズケース、とくに二つの収納部を設けたケースに左右のコンタクトレンズをそれぞれ定められた収納部に入れ、収納されたレンズを同時に洗浄、消毒、および中和等の処理を行い、保存できるようにしたコンタクトレンズケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
左右のコンタクトレンズを多数の透水孔を穿設した個々の定められたインナーケースに納め、該インナーケースを二つの収納部を設けたケース本体内の所定の収納部に収容し、レンズのすすぎ洗いには、インナーケースを取り出し、そのまま水洗いし、その後保存するようにした並置型のコンタクトレンズケースは、例えば実開昭61−11330号公報に記載されているように従来より周知である。
【0003】
また、左右のコンタクトレンズを、透水孔を穿設し二つの収納凹部を連接した容器本体の所定の収納凹部に入れ、該容器本体に蓋をして消毒液を入れた収納容器のキャップに吊り下げ、レンズを液に浸漬して、消毒を行うようにしたコンタクトレンズケースも例えば実公昭63−31621号公報に記載されているように従来より周知である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前者の技術はレンズをインナーケースに出し入れする際にはインナーケースの蓋を開閉して行うので、注意しないとレンズを挟み込んだり、場合によってはレンズを破損することもあり、さらには蓋の蝶番部や係止部を傷めやすいという問題があった。
また洗滌後のすすぎ洗いにおいては、レンズをインナーケースに個別に入れ個々にすすぎ洗いをし、さらに保存に際しては、個別にレンズケース中の所定の場所に収めなければならないなど、取扱いに時間が要するという問題もあった。
【0005】
後者の公報記載の技術は、一対のコンタクトレンズを同時に消毒できるという点では能率的であるが、レンズの容器本体の収納凹部への出し入れは蓋を開閉して行うので、取扱いが面倒で、且つ注意しないとレンズを挟み込むことがあり、さらに蓋の蝶番部や係止部を傷めやすいということでは前者のものと変わらない。
【0006】
本発明は、上記の問題点を解決することを課題とし、左右のコンタクトレンズをそれぞれ所定のバスケットに入れ、二つの収納部をもった容器の所定の収納部に収納し、キャップで被蓋するだけでキャップとバスケットを一体としてレンズを収納するとともに、洗滌、消毒、および中和等の処理に際して、バスケットを一体として保持したキャップを開閉し、処理液を容器内に入れ、双方のレンズを同時に処理し、次いで、更なる処理が必要な場合に他の処理液と入れ換え、キャップを被蓋して双方のレンズを同時に処理し、レンズを保存することができる並置型のコンタクトレンズケースを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するため、コンタクトレンズケースとして、相互に連通する二つの収納部を設けた容器本体と、該容器本体に装着され、レンズを収納する二つのバスケットと、収納部を被蓋するキャップとからなるコンタクトレンズケースであって、容器本体は、上端に口部を設けた二つの収納部を形成する円筒部と、円筒部を連結するトンネル型の連結部とを具えた胴壁と、底壁とからなり、円筒部の口部は、その内周にバスケットを載置する支持段部を突設しており、バスケットは、前記支持段部に係合するフランジを突設した取付筒と、該取付筒の下端から垂設されたレンズ保持部材とを有しており、該取付筒の外周上部にキャップの膨出部に係止されるストッパーを設け、キャップは、頂壁と側壁とからなり、該頂壁下面に内周に膨出部を設けた保持リングを垂設し、バスケットとキャップを一体として円筒部口部から着脱可能としたことを特徴とする構成を採用する。
また、好ましい実施態様として、バスケットのレンズ保持部材が、取付筒の下端から垂設され下端をリングで結合された多数の柵状部材で形成されていることを特徴とする構成を上記構成に付加する。
【0008】
キャップとバスケットを一体とするため、上記構成に付加して、キャップの頂壁下面に、中央部に十字形のレンズ妄動防止部材を垂設したことを特徴とする構成を採用する。
【0009】
また、液の計量を容易にするとともに、容器本体内部のレンズ、液の状態を外から確認できるようにするため、容器本体の胴壁を透明な合成樹脂、底壁を白色である合成樹脂で成形し、連結部のトンネル型の天井面に二本の計量ラインを施したことを特徴とする構成を付加する。
【0010】
さらにまた、洗滌、消毒、および中和処理の誤操作を防ぐため、いずれか一方のキャップの頂壁上面に、スイッチ板を一定角度往復廻動自在として取り付け、ストロークエンドまで廻動された時、容器に入れた液を表す目印が表示されるようにしたことを特徴とする構成を付加する。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1,2に示すように、本発明のコンタクトレンズケースは、二つの収納部を有する容器本体Aと、左右のコンタクトレンズ(以下レンズと略称する)のそれぞれを収納する二つのバスケットB、収納部を開閉するキャツプCとからなっている。
【0012】
図1〜3に示すように、容器本体Aは、胴壁1と、該胴壁1底面を密閉する底壁2とからなり、アクリロニトリル−スチレン共重合樹脂その他の合成樹脂によって成形されており、胴壁1は透明であり、底壁2は白色である。
【0013】
胴壁1は、一対のバスケット収納部を形成する円筒部3a,bと、二つの円筒部3a,bを結ぶトンネル型状の覆蓋壁4aで覆われた連結部4とを具えている。
円筒部3a,bの上方部は縮径され、円筒状の口部5a,bが形成されており、該口部5a,bの外周にはネジ6が刻設され、内周には所定の位置にバスケットBを載置する環状の支持段部7が形成されている。
【0014】
胴壁1の底面は、内周縁部近くに突出嵌合片8を垂設した係合面9となっており、外周縁には段部10が設けられている。
覆蓋壁4aの天井面には、所定の位置に平行な二本の計量ライン11が設けられている。
【0015】
図3,4に示すように、底壁2は、外周に前記突出嵌合片8の内側に嵌合する係合突出部12を突設した底板13と、その外周を囲み胴壁1を密封する底周壁14とからなっている。
底周壁14は、係合突出部12の外側に設けられ、前記突出嵌合片8の下端に接合する広巾の溝15と、前記係合面9に接合する段差部16と、前記段部10と接合する係合突出部12と同一高さの外側突出壁17とを具えている。
【0016】
広巾の溝15内には、突出嵌合片8と段差部16側面との間にパッキン18が嵌挿され、容器本体の気密性を保つようにしている。
段差部16の上面には、一定間隔をおいて、超音波リブが配設されており、胴壁1と底壁2を溶着するようにしている。
底周壁14の底面には滑り止め用の突起19が突設されている。
【0017】
図5に示すように、バスケットBは、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン−ポリプロピレン複合樹脂、その他の合成樹脂を素材として成形されており、取付筒20と、該取付筒20より下垂するよう設けられたバスケット用の柵状部材21とを有している。
取付筒20の外周には、フランジ22が突設されており、その上方には、フランジ状に突出するストッパー23が突設されている。
【0018】
柵状部材21は、円周方向に等間隔に12本配設され、下端は、リング24によって連結されている。
柵状部材21の各角部には、円弧が形成され、柵状部材21間のスリットは、内側のスリット巾が外側のスリット巾より狭くなっており、スリットの隙間からレンズが落ちないようするとともに、バスケットB内への液の流入を容易にするようにしている。
【0019】
図6〜9に示すように、キャップCは、左キャップCaと右キャップCbとからなっており、それぞれ側周壁30a,bと頂壁31a,bとを有している。
側周壁30a,bの外周は、正12角形となっており、内周には、収納部の口部5のネジ6に螺合するネジ32が刻設されている。
【0020】
各キャップCa,bのそれぞれの頂壁31a,bの下面中央部には、十字形のレンズ妄動阻止部材33が垂設されており、側周壁30a,b内周に近接して近くに保持リング34a,bが垂設されている。
保持リング34の内周には、等間隔にバスケットBのフランジ状のストッパー23に係合する膨出部35が設けられており、保持リング34と側周壁30の間には、リングパッキン36が嵌挿され、閉蓋時に密封性を高めるようにしている。
【0021】
図6に示すように、左キャップCaの頂壁31aの上面に、中央部に円形の凹部37が設けられ、Lの字が印されている。
【0022】
図7に示すように、右キャップCbの頂壁31bの上面には、円弧部38と弦部39とからなる弦月形の凹部40が設けられ、円弧部38の内側には段部41が設けられている。
頂壁31b上面の弓形部には、浅い凹部42が設けられ、Rの字が印されている。
また、弓形部には、半円球状の凹部43が形成され、弦部39上にその直径面が位置するようにしている。
【0023】
弦部39の対向する円弧部38の一部には、切欠部44が形成され、内周面には、二つの突起45が設けられている。
凹部40の中央部には、凹部40底面との間に、堤部46を設けた円形の穴部47が穿設されている。
前記穴部47には、中央にピン48が立設され、ピン48を囲んで係合リング49が立設されている。
【0024】
前記凹部40にはインジケータ50が廻動自在に挿入されている。
図8に示すように、インジケータ50は、直交する端縁51a,bと円弧部52とからなる扇形のスイッチ板53と、円弧部52の中心部に垂設された軸抱持部54とを有している。
前記円弧部52の周縁は、凹部40の円弧部38に内接し、インジケータ50を廻動させたときに、そのストロークエンドでいずれかの端縁51a,bが、弦部39に接合するようになっている。
【0025】
スイッチ板53の円弧部52の周縁端面の中央には突起55が突設され、いずれかのストロークエンドで突起45に係合して、スイッチ板53を定位置に維持するようにしている。
また、周縁近くには、突起55を中心に円弧溝56が穿設されており、円弧溝56の外周縁部がバネ作用をするようになっている。
【0026】
軸抱持部54は、前記ピン48に嵌合する軸抱き筒57と、その周囲をめぐって前記係合リング49外周に係合する内周に膨出環を設けた係合リング58とからなっている。
図9に示すように、スイッチ板53は、その軸抱持部54を円形の穴部47に嵌挿し、軸抱き筒57をピン48に、係合リング58を係合リング49に嵌合させることによって、キャップ上面に廻動自在に支持される。
【0027】
凹部40の所定場所には、インジケータ50のストロークエンドで、端縁51aが弦部39に接合したときには数字の1を付した赤の表示面59が表示され、端縁51bが弦部39に接合したときには数字の2を付した青の表示面60が表示されるよう二つの表示面が配置されている。
【0028】
次に、本発明レンズケースの使用方法の概略を述べると、コンタクトレンズを目から取り外し、左右それぞれのレンズを所定のバスケットBに入れ、該バスケットBを容器本体Aの所定の円筒部3内に収納して、左右のキャップCを被蓋する。
洗滌、消毒、または中和等の処理に際しては、いずれかのキャップCを外して(その際バスケットBはキャップCに保持され一体となっている)、目的とする処理液を容器内に入れてキャップを閉め、双方のレンズを同時に処理する。
その際キャップCa上面のインジケータ50を廻動することで、処理の内容を表示させる。
次いで、別の処理が必要な場合には他の処理液と入れ換え、双方のレンズを同時に処理し、処理終了後、キャップを閉じてレンズを保存する。
【0029】
洗滌、消毒、および中和処理は、必要に応じて行なわれ、洗滌液、消毒液、および中和液として、対応する処理液を用いて操作される。
また、保存にあたって保存液が用いられる場合には、前記の処理液を保存液に入れ換えてレンズを保存する。
さらにまた、錠剤や顆粒等の処理剤を溶解して処理液を作成する場合には、レンズケース内に溶液を入れ、その中に処理剤を溶解させて使用することも可能である。
【0030】
次に、具体的な処理として過酸化水素消毒システムを使用した場合について例示すると、いずれかのキャップCを外して消毒液として過酸化水素を規定量入れ、キャップCを閉めて左キャップCa上面のインジケータ50を廻動させ、赤の表示面59を表示させた状態でレンズを所定時間液に浸けて消毒する。
消毒終了後、キャップCを外して消毒液を排出し、中和液としてチオ硫酸ナトリウムの水溶液を入れてキャップCを閉め、インジケータ50を反対側に廻動させて青の表示面60を表示させ、中和処理を行う。
【0031】
次に、本発明レンズケースの使用時の作用効果について説明する。
レンズの収納にあたっては、左右のコンタクトレンズをそれぞれ所定のバスケットBに入れ、そのバスケットBの取付筒20のフランジ22を口部5の支持段部7に載置し、キャップCを被蓋する。
【0032】
その際、キャップCのレンズ妄動阻止部材33が、バスケットB内のレンズの姿勢をほぼ水平状態にするとともに、保持リング34の膨出部35がバスケットBのフランジ状ストッパー23を越えて下降し、キャップCの保持リング34にバスケットBを保持させ、次にキャップCを取り外したときには、キャップCとともにバスケットBを一体として収納部の口部5から抜き去ることになる。
【0033】
レンズの処理にあたっては、左右いずれかのキャップCを外して処理液を入れると、容器内部のトンネル型の連結部4を通して他方の収納部に流れ、双方のバスケットBに処理液が流入されることになる。
【0034】
キャップCを閉めるとキャップCのレンズ妄動阻止部材33が、液の流れによるレンズの浮き上がり、妄動を阻止して、レンズを水平状態に維持し、レンズを処理液中に浸漬する。
その際、インジケータ50のスイッチ板53を一方に廻動させ、赤の表示面59または青の表示面60を表示させることによって、容器本体Aに入れた処理液がいずれの処理液であるかを認識させ、誤操作をなくすことができる。
【0035】
容器内に入れた液量については、容器のトンネル型の連結部4の覆蓋壁4aの天井面に液量計量ライン11を設けたので、液の表面張力を利用して計量が正確かつ容易にできる。
また、容器本体Aの胴壁1が透明で、底壁2が白色であるので胴壁1を通して、液とレンズの状態、液量の確認ができる。
【0036】
次に液の入れ替えにあたっては、左右いずれかのキャップCを外して処理液を排出する。
その際、バスケットBはキャップCの保持リング34に保持されているので、外されたキャップCとともにバスケットBが一体となって収納部の口部5から抜き去られることになる。
他方のバスケットBは、そのままキャップCに締め付けられた状態であり、レンズが液の排出とともに流されることはない。
【0037】
次いで、別目的の処理液を入れキャップCを閉めると、前の処理時と同じくレンズ妄動阻止部材33が、液による浮き上がり、妄動を阻止して、レンズを処理液中に浸漬する。
その際、インジケータ50のスイッチ板53を他方に廻動させ、反対側の表示面を表示させることによって、容器本体Aに入れた液が目的の処理液であることを認識させることができる。
【0038】
次に、変形実施形態について説明する。
容器本体Aについて、前記実施形態では、特定の形状、構造について説明したが、左右の収納部と連結部があればよく、その形状、構造については当業者が必要に応じて変更できることであって、実施形態に限定されないことはいうまでもない。
また、バスケットBは、前記実施形態では、取付筒20と、該取付筒20より下垂するよう設けられたバスケット用の柵状部材21とからなっているが、レンズの保持部材として多数の連通孔を有するバスケットとしてもよい。
また、素材として弾性を有する成形材料によって成形した場合には、取付筒20のストッパー23の外径を大きくする。
【0039】
キャップCについては、前記実施形態ではネジ式のキャップとしたが、側周壁の下端内周に嵌合環を設けた被せ蓋としてもよい。
【0040】
また、インジケータ50については、前記実施形態では右側のキャップCbに設けたが、左側のキャップCaに設けるようにしてもよい。
表示面59,60を色を付けた数字のみにすること、内容液を表す記号にすること、或いは表示面を、インジケータ50のストロークエンドで現れる凹部40の表面全体に色付けすること、さらにまた、ストロークエンドで、突起55が対応するキャップ上面の周縁部の一定範囲に色付けするようにしてもよい。
また、必要とする処理内容によっては、インジケータをつけないようにしてもよい。その場合にはキャップの形状を同じくして、左右を区別するためLまたはRの字の印を付ける。
【0041】
以上、変形実施形態について述べたが、本発明は記載された各実施形態に限定されないことはいうまでもないことである。
【0042】
【発明の効果】
本発明は、上記のように構成されているから、次の効果を奏する。
キャップの保持リングによって、バスケットを一体保持するようにしているから、レンズのはさみ込みや破損をなくすことができ、またバスケット自体の損傷もなくなった。
従来周知の並置型のレンズケースの形状に近づけることで、使用方法がシンプルになった。
【0043】
容器本体に二つの収納部を連結部で連通させるように形成しているので、処理液の注入、入れ換えにあたって、一方から液を入れるだけで、双方のレンズを一度に洗滌、消毒、または中和等の処理をし保存ができるようになった。
【0044】
容器本体の胴壁を透明にし、底壁が白色であるので、液とレンズの状態、液量の確認が容器本体を通しても可能になった。
また、容器本体の連結部の天井面に計量ラインを刻設し、容器本体の連結部の上部をトンネル型にしているので、溶液の表面張力を利用して計量がしやすくなった。
【0045】
キャップの頂壁下面に十字形のレンズ妄動阻止部材を垂設したことにより、レンズが確実に液中に沈むようにしたので、所定の液量でレンズの洗滌、消毒、および中和等の処理が確実に行われるようになった。
また、レンズをバスケットの底面近くに維持するので、レンズがキャップ頂壁下面に付着したり密着したりすることがなく、レンズの破損や、保存液処理時における乾燥を防止することができた。
【0046】
一方のキャップの上面に内容液のインジケータを取り付けたので、洗浄、消毒、および中和等の処理の誤操作を防ぐことができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明コンタクトレンズケースの一部断面正面図である。
【図2】レンズケースの説明図で、(a)は平面図、(b)は図(a)のA−A線における断面図である。
【図3】容器本体の説明図で、(a)は平面図、(b)は一部断面正面図、(c)は図(b)のA−A線における断面側面図である。
【図4】底壁の説明図で、(a)は断面平面図、(b)は底面図である。
【図5】バスケットの説明図で、(a)は平面図、(b)は一部断面正面図、(c)は底面図である。
【図6】 左キャップの説明図で、(a)は平面図、(b)は一部断面正面図である。
【図7】 右キャップの説明図で、(a)は平面図、(b)は断面正面図である。
【図8】 インジケータの説明図で、(a)は断面正面図、(b)は底面図である。
【図9】 インジケータを取り付けたキャップの説明図で、(a)は第1回目の処理時を示す平面図、(b)は断面正面図、(c)は第2回目の別の処理時を示す平面図である。
【符号の説明】
A 容器本体
B バスケット
C キャップ
Ca 左キャップ
Cb 右キャップ
1 胴壁
2 底壁
3a,b 円筒部
4 連結部
4a 覆蓋壁
5a,b 口部
7 支持段部
11 計量ライン
13 底板
14 底周壁
20 取付筒
21 柵状部材
22 フランジ
23 ストッパー
24 リング
30a,b 側周壁
31a,b 頂壁
33 レンズ妄動阻止部材
34 保持リング
35 膨出部
40 凹部
47 穴部
48 ピン
49 係合リング
50 インジケータ
53 スイッチ板
54 軸抱持部
59,60 表示面

Claims (5)

  1. 相互に連通する二つの収納部を設けた容器本体と、該容器本体に装着され、レンズを収納する二つのバスケットと、収納部を被蓋するキャップとからなるコンタクトレンズケースであって、
    容器本体は、上端に口部を設けた二つの収納部を形成する円筒部と、円筒部を連結するトンネル型の連結部とを具えた胴壁と、底壁とからなり、円筒部の口部は、その内周にバスケットを載置する支持段部を突設しており、
    バスケットは、前記支持段部に係合するフランジを突設した取付筒と、該取付筒の下端から垂設されたレンズ保持部材とを有しており、該取付筒の外周上部にキャップの膨出部に係止されるストッパーを設け、
    キャップは、頂壁と側壁とからなり、該頂壁下面に内周に膨出部を設けた保持リングを垂設し、バスケットとキャップを一体として円筒部口部から着脱可能としたことを特徴とするコンタクトレンズケース。
  2. バスケットのレンズ保持部材が、取付筒の下端から垂設され下端をリングで結合された多数の柵状部材で形成されていることを特徴とする請求項1記載のコンタクトレンズケース。
  3. キャップの頂壁下面に、中央部に十字形のレンズ妄動防止部材を垂設したことを特徴とする請求項1記載のコンタクトレンズケース。
  4. 容器本体の胴壁を透明な合成樹脂で、底壁を白色である合成樹脂で成形し、連結部のトンネル型の天井面に二本の計量ラインを施したことを特徴とする請求項1記載のコンタクトレンズケース。
  5. いずれか一方のキャップの頂壁上面に、スイッチ板を一定角度往復廻動自在として取り付け、ストロークエンドまで廻動された時、容器に入れた液を表す目印が表示されるようにしたことを特徴とする請求項1記載のコンタクトレンズケース。
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