JP4300724B2 - Polarization diversity omnidirectional antenna - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、偏波ダイバーシチ機能を持った直交斜め偏波を放射する水平面内無指向性アンテナに係り、特に、耐振動性に優れ、無指向性の調整が容易な偏波ダイバーシチ無指向性アンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
PHSや携帯電話などの移動体通信の基地局アンテナに要求される放射特性は、設置場所やカバーエリア等の条件によって様々であるが、水平面内において無指向性であることが要求されることが特に多い。
【0003】
水平面内無指向性アンテナの多くは、スリーブアンテナであり、その利得が単一型(一段構成)のもので2.14dBi程度である。また、ユーザの要求に応じて数段或いは十数段に多段化された構成のものもあり、その利得は段数に応じて高利得となってくる。
【0004】
ところが、実際には、偏波ダイバーシチ機能を持った直交斜め偏波を放射する水平面内無指向性アンテナが要求されることがある。図9に、従来の偏波ダイバーシチ無指向性アンテナを示す。従来の偏波ダイバーシチ無指向性アンテナは、誘電体基板の片面側にパッチ5a、パッチ5aに繋がるマイクロストリップ線路4a,4b、パッチ5aの裏面に位置し斜めに直交した形状のスロット3を設け、その誘電体基板の反対面側にパッチ5bを設け、この誘電体基板に、この誘電体基板を固定するためのシャシ2を取り付けた構造となっている。この構造により、マイクロストリップ線路4a,4bから給電した電力でパッチ5aに直交斜め偏波を励振し、パッチ5aからビーム半値幅の広い指向性ビームを放射する。一方、パッチ5aに給電した電力の一部をスロット3により取り出し、反対面側のパッチ5bからも同じようにビーム半値幅の広い指向性ビームを放射する。パッチ5a及びパッチ5bから放射された電波は、空間中で合成され、無指向性ビームとなる。高利得とする場合は、この構成のアンテナを多段化する。また、このアンテナを運用する際、防水等の対環境性の問題から、図8のようにアンテナをレドーム(カバー)10に収容すると共に、基地局の鉄塔に固定するために台座11を取り付ける。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、水平面内無指向性アンテナを基地局の鉄塔へ取り付ける場合、電波の放射の妨害とならないように、アンテナの下側だけで固定する必要がある。下側だけで固定したアンテナは、アンテナ裏面の複数箇所で鉄塔に固定することが可能な指向性アンテナと比較して構造物としての固有振動数が低くなり、比較的風速の小さい風でもカルマン渦によりアンテナが共振してしまう。しかも、従来の偏波ダイバーシチ無指向性アンテナでは、誘電体基板を取り付けるシャシ2が平板的で起立した構造であるため、誘電体基板の面に直角な荷重に対して非常に弱いという問題がある。
【0006】
また、レドーム10の材質を変更した場合、片側面のビーム半値幅が変化するため、無指向性でなくなる可能性がある。従来の偏波ダイバーシチ無指向性アンテナでは、無指向性を回復するためには、誘電体基板やパッチ5a,5bの寸法を変更する必要がある。このため、再設計に非常に時間がかかるという問題がある。
【0007】
また、従来の偏波ダイバーシチ無指向性アンテナは、片面における指向性が主ビームを軸に完全に対称というわけではない。このため両側面について合成した指向性では角度による強度差が大きくなる。
【0008】
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、耐振動性に優れ、無指向性の調整が容易な偏波ダイバーシチ無指向性アンテナを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明における偏波ダイバーシチ無指向性アンテナは、誘電体基板に偏波ダイバーシチ機能を有し指向性を有するアンテナが形成され、3面の前記アンテナが起立されて3方向に向かせて配置され、1入力3出力の分配器よりそれぞれのアンテナに給電されることにより、合成された指向性が水平無指向性となるようにされた偏波ダイバーシチ無指向性アンテナであって、前記誘電体基板に直線スロットが斜めに直交した形状のスロットが設けられ、前記スロットに対向し、前記スロットから放射される電波を受ける位置に前記誘電体基板に対して平行になるように、前記スロットが励振されると指向性ビームを放射するパッチが設けられ、前記パッチの仮想延長面が他の前記パッチの仮想延長面と交差する方向における前記パッチの両側の前記パッチから所定の距離離れた位置に、一辺が前記誘導体基板に接すると共に前記誘電体基板に対して垂直になるように寄生素子が設けられ、前記3面のアンテナの中心から各アンテナまでの距離が0.3λ0(λ0:真空中の伝搬波長)以下とされ、各アンテナの水平面におけるビーム半値幅が70°〜80°とされた偏波ダイバーシチ無指向性アンテナである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
【0014】
図1に示されるように、本発明に係る偏波ダイバーシチ無指向性アンテナは、誘電体基板で構成された3面のアンテナ1a,1b,1cを起立させて3方向に向かせて配置したものであり、各面の側辺同士が互いに接することにより、全体として三角柱状を呈する。シャシ2も同様に3面の板状部材で三角柱状に形成し、各面にアンテナ1a,1b,1cを取り付けてある。
【0015】
各アンテナ1a,1b,1cは、誘電体基板に、直線スロットが斜めに直交した形状のスロット3及びスロット3に沿わせたマイクロストリップ線路4a,4bを形成し、スロット3の上にパッチ(放射パッチとも言う)5aを設け、そのパッチ5aの両側に、誘電体基板に対して垂直に設置した寄生素子6a,6bを設けたものである。寄生素子6a,6bは矩形の板状に形成され、パッチ5aから所定の距離のところに、一辺を誘電体基板に接し、寄生素子6a,6bの面が誘電体基板に垂直になるよう設置される。誘電体基板に直交する辺の長さを寄生素子6a,6bの高さhと呼ぶ。
【0016】
図2にアンテナ1aの正面を示す。また、図3に図1の偏波ダイバーシチ無指向性アンテナの上面を示す。図示のように、パッチ5aはアンテナ1aの誘電体基板から所定の距離離して誘電体基板に平行に設けられ、寄生素子6a,6bはパッチ5aの左右各辺に平行で、誘電体基板には垂直に設けられる。
【0017】
偏波ダイバーシチ無指向性アンテナは、3分配器7a,7bよりそれぞれのアンテナ1a,1b,1cに給電するよう構成されている。
【0018】
ここでは、マイクロストリップ線路4aにより+45°偏波を、マイクロストリップ線路4bにより−45°偏波を給電する。マイクロストリップ線路4a,4bが互いに交差する部分は一方、例えば、マイクロストリップ線路4bをスルーホール9により誘電体基板の裏側に抜けさせて形成している。3分配器7a,7bは、入力した電力を同相、等分配比で3分する回路である。3分配器7a,7bは、入力端子が1つ、出力端子が3つあり、各入力端子が図外の+45°偏波源、−45°偏波源に接続され、各出力端子が接続ケーブル8a〜8fによりアンテナ1a,1b,1cのマイクロストリップ線路4a,4bに接続される。
【0019】
上記の構成において、マイクロストリップ線路4a,4bに電力を供給すると、スロット3が励振されて、パッチ5aより指向性ビームが放射される。アンテナ1a,1b,1cを上から見て正三角形に配置し、この正三角形の中心(これをアンテナの中心という)から各アンテナ1a,1b,1cまでの距離を、使用周波数の真空中の伝搬波長がλ0 とすると、0.3λ0 以下とする。さらに、各アンテナ1a,1b,1cの水平面におけるビーム半値幅を70°〜80°とする。これにより、各ビームの合成指向性が水平無指向性となる。
【0020】
尚、アンテナの中心から各アンテナ1a,1b,1cまでの距離が0.3λ0 より大きくなると、合成指向性の谷における放射強度が小さくなり、無指向性でなくなる。また、ビーム半値幅が70°より狭くなると、各アンテナ1a,1b,1cの側辺の方向で放射強度が小さくなり、逆にビーム半値幅が80°より広くなると、各アンテナ1a,1b,1cの側辺の方向で放射強度が大きくなるので、どちらの場合でも、無指向性でなくなる。
【0021】
以上のようにして本発明に係る偏波ダイバーシチ無指向性アンテナは水平無指向性を実現することができる。
【0022】
また、構造物としての強度に着目すると、本発明に係る偏波ダイバーシチ無指向性アンテナは、各アンテナ1a,1b,1cが3方向に向かせて配置されるので、シャシ2を3面の板状部材で三角柱状に形成することができる。この三角構造により振動に対する堅牢性が増す。
【0023】
次に、アンテナの設置環境により、レドームの材質等を変更すると、個々のアンテナ1a,1b,1cの水平ビーム半値幅が変化し、合成した指向性が無指向性にならないときがある。そこで、本発明では、個々のアンテナ1a,1b,1cの水平ビーム半値幅を寄生素子6a,6bの高さhにより制御する。このように、寄生素子6a,6bの高さhによって個々のアンテナ1a,1b,1cの水平ビーム半値幅をを変えることで合成した指向性を無指向性にすることができるので、設計変更が容易である。
【0024】
高利得とする場合は、本発明の構成のアンテナを多段化するとよい。
【0025】
ところで、一般に斜め偏波のアンテナの指向性は、主ビームを軸に完全に対称というわけではなく、放射強度の小さい部分で左右に強度差がある。図4に示した+45°偏波の指向性の例では、−90°(左)における強度が+90°(右)における強度より大きい。図示しないが、反対の偏波(この場合は−45°偏波)では左右の強度差が逆になり、左における強度が小さくなる。この結果、3面のアンテナ1a,1b,1cの合成指向性は、図5に示したように、アンテナ正面の左右で強度差が生じる。
【0026】
そこで、本発明では、寄生素子の形状を変えることにより、アンテナの指向性の対称性を調整する。具体的には、放射強度が小さい側の寄生素子6a,6bの一部で高さhを高くする。図4のように+45°偏波において右側の強度が小さい場合、図6に示す実施形態のように、右側の寄生素子6aは下辺より上辺が長いカギ型に形成する。このようにして右側の寄生素子6aの上部分の高さhを高くする。すると、寄生素子6aの右側のビームが広がり、結果として対称性のあるビームになる。その結果、図5のような強度差が解消され、図7に示されるように強度差が小さく優れた無指向性が実現できる。
【0027】
−45°偏波においても、アンテナの左における強度が小さいので、寄生素子6bの一部で高さhを高くする必要がある。このとき、高さhを高くした寄生素子6bの上部分をスロット3の+45°偏波を放射する箇所から離すことにより、+45°偏波の指向性への影響をなくする。
【0028】
このように、図6の偏波ダイバーシチ無指向性アンテナは、寄生素子6aにより+45°偏波の右側のビームが広がり、寄生素子6bにより−45°偏波の左側のビームが広がる。
【0029】
【発明の効果】
本発明は次の如き優れた効果を発揮する。
【0030】
(1)各アンテナが3方向に向かせて配置されるので、シャシを三角柱状に形成して対振動性を向上させることができる。
【0031】
(2)レドームを材質変更したときでも、寄生素子の高さによりビーム半値幅を制御できるため、設計変更が容易である。
【0032】
(3)寄生素子の形状により個々のアンテナの指向性の非対称性を改善して合成指向性の強度差を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す偏波ダイバーシチ無指向性アンテナの斜視図である。
【図2】図1の偏波ダイバーシチ無指向性アンテナの正面図である。
【図3】図1の偏波ダイバーシチ無指向性アンテナの上面図である。
【図4】主ビームの左右で強度差がある場合のアンテナの指向性図である。
【図5】主ビームの左右で強度差があるアンテナを3面用いた場合の合成指向性を示した指向性図である。
【図6】本発明の他の実施形態を示す偏波ダイバーシチ無指向性アンテナの斜視図である。
【図7】図4の構成により主ビームの左右強度差を補償した場合の合成指向性を示した指向性図である。
【図8】基地局アンテナの据え付け構造図である。
【図9】従来の偏波ダイバーシチ無指向性アンテナの斜視図である。
【符号の説明】
1a,1b,1c アンテナ
2 シャシ
3 スロット
4a,4b マイクロストリップ線路
5a パッチ
6a,6b 寄生素子
7a,7b 3分配器
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a horizontal omnidirectional antenna that radiates orthogonal oblique polarization having a polarization diversity function, and in particular, a polarization diversity omnidirectional antenna that is excellent in vibration resistance and easy to adjust omnidirectional. It is about.
[0002]
[Prior art]
Radiation characteristics required for mobile communication base station antennas such as PHS and mobile phones vary depending on conditions such as installation location and cover area, but they must be omnidirectional in a horizontal plane. Especially many.
[0003]
Most of the omnidirectional antennas in the horizontal plane are sleeve antennas, and their gain is a single type (single-stage configuration) and is about 2.14 dBi. There is also a configuration in which the number of stages is increased to several or more than ten according to the user's request, and the gain becomes high according to the number of stages.
[0004]
However, in reality, a horizontal omnidirectional antenna that radiates orthogonal oblique polarized waves having a polarization diversity function may be required. FIG. 9 shows a conventional polarization diversity omnidirectional antenna. A conventional polarization diversity omnidirectional antenna is provided with a patch 5a on one side of a dielectric substrate, microstrip lines 4a and 4b connected to the patch 5a, and a slot 3 that is obliquely orthogonal to the back surface of the patch 5a, A patch 5b is provided on the opposite side of the dielectric substrate, and a chassis 2 for fixing the dielectric substrate is attached to the dielectric substrate. With this structure, orthogonally polarized waves are excited in the patch 5a with the power supplied from the microstrip lines 4a and 4b, and a directional beam having a wide beam half-value width is emitted from the patch 5a. On the other hand, a part of the electric power supplied to the patch 5a is taken out by the slot 3, and a directional beam having a wide beam half-value width is similarly emitted from the patch 5b on the opposite side. The radio waves radiated from the patch 5a and the patch 5b are combined in space to become an omnidirectional beam. In the case of high gain, the antenna having this configuration is multistaged. Further, when this antenna is operated, due to environmental problems such as waterproofing, the antenna is accommodated in a radome (cover) 10 as shown in FIG. 8, and a pedestal 11 is attached to fix the antenna to the tower of the base station.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, when the omnidirectional antenna in the horizontal plane is attached to the tower of the base station, it is necessary to fix it only on the lower side of the antenna so as not to interfere with radio wave radiation. An antenna fixed only on the lower side has a lower natural frequency as a structure compared to a directional antenna that can be fixed to a steel tower at multiple locations on the back side of the antenna. This causes the antenna to resonate. In addition, in the conventional polarization diversity omnidirectional antenna, the chassis 2 to which the dielectric substrate is attached has a flat and upright structure, and therefore has a problem that it is very weak against a load perpendicular to the surface of the dielectric substrate. .
[0006]
Further, when the material of the radome 10 is changed, the beam half-value width on one side is changed, so that there is a possibility that the non-directional property is lost. In the conventional polarization diversity omnidirectional antenna, it is necessary to change the dimensions of the dielectric substrate and the patches 5a and 5b in order to recover the omnidirectionality. For this reason, there exists a problem that redesign takes very time.
[0007]
Further, in the conventional polarization diversity omnidirectional antenna, the directivity on one side is not completely symmetrical about the main beam. For this reason, the intensity difference due to the angle becomes large in the directivity synthesized on both side surfaces.
[0008]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a polarization diversity omnidirectional antenna that solves the above-described problems, has excellent vibration resistance, and allows easy adjustment of omnidirectionality.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the polarization diversity omnidirectional antenna according to the present invention includes a dielectric substrate having a polarization diversity function and a directivity antenna, and the antenna on three sides is erected in three directions. Is a polarization diversity omnidirectional antenna in which the combined directivity becomes horizontal omnidirectional by being fed to each antenna from a 1-input 3-output distributor. Te, said dielectric substrate in a linear slot perpendicular shape of the slot is provided diagonally opposite the slot, in a position to receive the radio wave radiated from the slot, so as to be parallel to the dielectric substrate in the slot patch is provided which emits a directional beam to be excited, the direction where the virtual extension plane of the patch intersects the imaginary extension plane of the other of said patches Parasitic elements are provided at positions on both sides of the patch at a predetermined distance from the patch so that one side is in contact with the dielectric substrate and is perpendicular to the dielectric substrate, and the center of the antenna of the three surfaces A polarization diversity omnidirectional antenna in which the distance from the antenna to each antenna is 0.3λ 00 : propagation wavelength in vacuum) or less, and the beam half-value width in the horizontal plane of each antenna is 70 ° to 80 °. is there.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
[0014]
As shown in FIG. 1, the polarization diversity omnidirectional antenna according to the present invention is configured such that three antennas 1a, 1b, and 1c made of a dielectric substrate are erected and faced in three directions. As the sides of each surface come into contact with each other, a triangular prism shape is formed as a whole. The chassis 2 is similarly formed in a triangular prism shape with three plate-like members, and antennas 1a, 1b, and 1c are attached to the respective surfaces.
[0015]
The antennas 1a, 1b, and 1c are formed on a dielectric substrate by forming a slot 3 having a straight slot obliquely orthogonal thereto and a microstrip line 4a and 4b extending along the slot 3, and a patch (radiating) on the slot 3. (Also referred to as a patch) 5a is provided, and parasitic elements 6a and 6b are provided on both sides of the patch 5a so as to be perpendicular to the dielectric substrate. The parasitic elements 6a and 6b are formed in a rectangular plate shape, and are installed at a predetermined distance from the patch 5a so that one side is in contact with the dielectric substrate and the surfaces of the parasitic elements 6a and 6b are perpendicular to the dielectric substrate. The The length of the side perpendicular to the dielectric substrate is called the height h of the parasitic elements 6a and 6b.
[0016]
FIG. 2 shows the front of the antenna 1a. FIG. 3 shows the top surface of the polarization diversity omnidirectional antenna of FIG. As shown in the figure, the patch 5a is provided in parallel to the dielectric substrate at a predetermined distance from the dielectric substrate of the antenna 1a, and the parasitic elements 6a and 6b are parallel to the left and right sides of the patch 5a. It is provided vertically.
[0017]
The polarization diversity omnidirectional antenna is configured to feed power to the respective antennas 1a, 1b, and 1c from the three distributors 7a and 7b.
[0018]
Here, + 45 ° polarization is supplied by the microstrip line 4a, and −45 ° polarization is supplied by the microstrip line 4b. One of the portions where the microstrip lines 4a and 4b intersect with each other is formed, for example, by letting the microstrip line 4b pass through the back side of the dielectric substrate through the through hole 9. The three distributors 7a and 7b are circuits that divide the input power into three in-phase and equal distribution ratios. The three distributors 7a and 7b have one input terminal and three output terminals. Each input terminal is connected to a + 45 ° polarization source and a −45 ° polarization source (not shown), and each output terminal is connected to the connection cable 8a to 8c. 8f is connected to the microstrip lines 4a and 4b of the antennas 1a, 1b and 1c.
[0019]
In the above configuration, when power is supplied to the microstrip lines 4a and 4b, the slot 3 is excited and a directional beam is emitted from the patch 5a. The antennas 1a, 1b, and 1c are arranged in an equilateral triangle when viewed from above, and the distance from the center of the equilateral triangle (this is called the center of the antenna) to each of the antennas 1a, 1b, and 1c is propagated in the vacuum at the used frequency When the wavelength is λ 0 , the wavelength is 0.3λ 0 or less. Further, the beam half-value width in the horizontal plane of each antenna 1a, 1b, 1c is set to 70 ° to 80 °. As a result, the combined directivity of each beam becomes horizontal omnidirectional.
[0020]
If the distance from the center of the antenna to each of the antennas 1a, 1b, and 1c is greater than 0.3λ 0 , the radiation intensity at the valley of the combined directivity becomes small and becomes non-directional. Further, when the beam half width becomes narrower than 70 °, the radiation intensity decreases in the direction of the side of each antenna 1a, 1b, 1c. Conversely, when the beam half width becomes wider than 80 °, each antenna 1a, 1b, 1c. Since the radiation intensity increases in the direction of the side of, the omnidirectionality is lost in either case.
[0021]
As described above, the polarization diversity omnidirectional antenna according to the present invention can realize horizontal omnidirectionality.
[0022]
Further, focusing on the strength as a structure, the polarization diversity omnidirectional antenna according to the present invention is arranged so that the antennas 1a, 1b, and 1c are directed in three directions. It can be formed in a triangular prism shape with a shaped member. This triangular structure increases the robustness against vibration.
[0023]
Next, when the radome material or the like is changed depending on the installation environment of the antenna, the horizontal beam half-value widths of the individual antennas 1a, 1b, and 1c may change, and the combined directivity may not be omnidirectional. Therefore, in the present invention, the horizontal beam half width of each antenna 1a, 1b, 1c is controlled by the height h of the parasitic elements 6a, 6b. In this way, the synthesized directivity can be made omnidirectional by changing the horizontal beam half-value widths of the individual antennas 1a, 1b, and 1c depending on the height h of the parasitic elements 6a and 6b. Easy.
[0024]
In the case of high gain, the antenna having the configuration of the present invention may be multistaged.
[0025]
By the way, in general, the directivity of an obliquely polarized antenna is not completely symmetric with respect to the main beam as an axis, and there is an intensity difference between right and left in a portion where the radiation intensity is small. In the example of the directivity of + 45 ° polarization shown in FIG. 4, the intensity at −90 ° (left) is larger than the intensity at + 90 ° (right). Although not shown, in the opposite polarization (in this case, −45 ° polarization), the difference in intensity between the left and right is reversed, and the intensity on the left is reduced. As a result, the combined directivity of the three antennas 1a, 1b, and 1c has a difference in strength between the left and right sides of the front of the antenna as shown in FIG.
[0026]
Therefore, in the present invention, the directivity symmetry of the antenna is adjusted by changing the shape of the parasitic element. Specifically, the height h is increased in a part of the parasitic elements 6a and 6b on the side where the radiation intensity is low. When the intensity on the right side is small in the + 45 ° polarization as shown in FIG. 4, the right parasitic element 6a is formed in a key shape whose upper side is longer than the lower side, as in the embodiment shown in FIG. In this way, the height h of the upper portion of the right parasitic element 6a is increased. Then, the beam on the right side of the parasitic element 6a spreads, resulting in a symmetric beam. As a result, the intensity difference as shown in FIG. 5 is eliminated, and excellent omnidirectionality is realized with a small intensity difference as shown in FIG.
[0027]
Even at −45 ° polarization, the strength at the left side of the antenna is small, so it is necessary to increase the height h in a part of the parasitic element 6b. At this time, the upper part of the parasitic element 6b having a height h is separated from the portion of the slot 3 that radiates the + 45 ° polarized wave, thereby eliminating the influence on the directivity of the + 45 ° polarized wave.
[0028]
As described above, in the polarization diversity omnidirectional antenna of FIG. 6, the beam on the right side of + 45 ° polarization is spread by the parasitic element 6a, and the beam on the left side of −45 ° polarization is spread by the parasitic element 6b.
[0029]
【The invention's effect】
The present invention exhibits the following excellent effects.
[0030]
(1) Since each antenna is arranged in three directions, the chassis can be formed in a triangular prism shape to improve anti-vibration properties.
[0031]
(2) Even when the material of the radome is changed, the half width of the beam can be controlled by the height of the parasitic element, so that the design can be easily changed.
[0032]
(3) Due to the shape of the parasitic element, it is possible to improve the directivity asymmetry of the individual antennas and reduce the intensity difference of the combined directivity.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a polarization diversity omnidirectional antenna showing an embodiment of the present invention.
2 is a front view of the polarization diversity omnidirectional antenna of FIG. 1; FIG.
3 is a top view of the polarization diversity omnidirectional antenna of FIG. 1. FIG.
FIG. 4 is a directivity diagram of an antenna when there is a difference in intensity between the right and left main beams.
FIG. 5 is a directivity diagram showing a combined directivity when three antennas having intensity differences on the left and right of the main beam are used.
FIG. 6 is a perspective view of a polarization diversity omnidirectional antenna showing another embodiment of the present invention.
7 is a directivity diagram showing a combined directivity when the left-right intensity difference of the main beam is compensated by the configuration of FIG. 4; FIG.
FIG. 8 is an installation structure diagram of a base station antenna.
FIG. 9 is a perspective view of a conventional polarization diversity omnidirectional antenna.
[Explanation of symbols]
1a, 1b, 1c Antenna 2 Chassis 3 Slots 4a, 4b Microstrip line 5a Patches 6a, 6b Parasitic elements 7a, 7b 3 distributors

Claims (1)

誘電体基板に偏波ダイバーシチ機能を有し指向性を有するアンテナが形成され、3面の前記アンテナが起立されて3方向に向かせて配置され、1入力3出力の分配器よりそれぞれのアンテナに給電されることにより、合成された指向性が水平無指向性となるようにされた偏波ダイバーシチ無指向性アンテナであって、
前記誘電体基板に直線スロットが斜めに直交した形状のスロットが設けられ、
前記スロットに対向し、前記スロットから放射される電波を受ける位置に前記誘電体基板に対して平行になるように、前記スロットが励振されると指向性ビームを放射するパッチが設けられ、
前記パッチの仮想延長面が他の前記パッチの仮想延長面と交差する方向における前記パッチの両側の前記パッチから所定の距離離れた位置に、一辺が前記誘導体基板に接すると共に前記誘電体基板に対して垂直になるように寄生素子が設けられ、
前記3面のアンテナの中心から各アンテナまでの距離が0.3λ0(λ0:真空中の伝搬波長)以下とされ、各アンテナの水平面におけるビーム半値幅が70°〜80°とされたことを特徴とする偏波ダイバーシチ無指向性アンテナ。
An antenna having a polarization diversity function and a directivity is formed on a dielectric substrate, and the three-surface antennas are erected and arranged in three directions. Each distributor is provided with a 1-input 3-output distributor. A polarization diversity omnidirectional antenna in which the synthesized directivity becomes horizontal omnidirectional by being fed,
The dielectric substrate is provided with a slot having a shape in which a straight slot is obliquely orthogonal,
The opposite to the slot, in a position to receive the radio wave radiated from the slot, so as to be parallel to the dielectric substrate, said slot patch is provided which emits a directional beam to be excited,
One side of the patch is in contact with the dielectric substrate at a predetermined distance from the patch on both sides of the patch in a direction in which the virtual extension surface of the patch intersects the virtual extension surface of another patch. Parasitic elements are provided to be vertical,
The distance from the center of the antennas of the three surfaces to each antenna is set to 0.3λ 00 : propagation wavelength in vacuum) or less, and the beam half-value width in the horizontal plane of each antenna is set to 70 ° to 80 °. Polarization diversity omnidirectional antenna.
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