JP4300609B2 - Stamp producing apparatus and driving method thereof - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スタンプ作成装置およびその駆動方法に関し、特に孔版原紙の所定位置に形成された孔からインクを透過させて印刷を行うスタンプの作成装置およびその駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
実開平5−74833号公報には、赤外線照射やサーマルヘッド加熱により所望のパターンで穿孔を形成することができて、その穿孔からインクを透過させ得る感熱性孔版原紙が開示されている。この感熱性孔版原紙は、スタンプの印字面用として用いるのに好適である。また、特開平4−226778号公報には、感熱性孔版原紙とこれにインクを供給するためのインクパッドとを具備したスタンプ体と、このスタンプ体の印面部にある孔版原紙に穿孔を形成するための加熱穿孔装置とからなるスタンプ装置が開示されている。このスタンプ装置によると、文字などの所望のパターンで孔版原紙を穿孔することができるとともに、印刷の際、スタンプ体内部のインクパッドから印面部にインクが自動的に供給されるため、印面部に外部からインクを塗布することなく連続的な印刷が可能である。
【0003】
上記公報に記載されたようなスタンプ装置の加熱穿孔装置は、孔版原紙を穿孔するためのサーマルヘッドを有している。サーマルヘッドには、通常1インチ当り180個の発熱体が1次元的に配列されている(180dpi)。これら発熱体の相対的な移動に伴う経時的変化に対応してドットマトリックスが構成される。図21(a)には、180dpiでの発熱体311の大きさおよび間隔が示されている。すなわち、発熱体311は縦75μm、横55μmの矩形であり、隣接する発熱体からは横に86μm、縦(つまり、縦方向の移動距離単位)に66μm離れている。そして、この発熱体311によって孔版原紙を加熱穿孔したときに、図21(b)に示すように、直径80μmの孔312が孔版原紙に形成されるように発熱体311への通電時間などを制御する。この孔312の大きさは発熱体311の大きさに比べると縦に約1.1倍、横に約1.5倍となる。さらに、図21(c)に示すように、この孔312を通って印刷用紙に与えられたインクの拡散領域313の直径は160μm程度となり、孔312の径のほぼ2倍となる。従って、180dpiの場合には、図21(d)に示すように、隣接する発熱体がともに穿孔された場合であっても対応する拡散領域313どうしが重なる割合は比較的少なく、元データのグレースケール値と捺印結果濃度とがほぼ線形関係にある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
近年、スタンプの画質を向上させるために、サーマルヘッドの発熱体に対応して構成されるドットマトリックスのドット密度を180dpiから360dpiにすることが検討されている。図1(a)には、360dpiでの発熱体321の大きさおよび間隔が示されている。すなわち、発熱体321は縦52μm、横38μmの矩形であり、隣接する発熱体からは横に32.5μm、縦(つまり、縦方向の移動距離単位)に18.5μm離れている。そして、この発熱体321によって孔版原紙を加熱穿孔すると、発熱体321への通電時間などを制御したとしても、孔版原紙の特性上、図1(b)に示すように、直径60μmのほぼ円形の孔322が孔版原紙に形成される。この孔322の大きさは発熱体321の大きさに比べると縦に約1.2倍、横に約1.6倍となる。さらに、図1(c)に示すように、この孔322を通って印刷用紙に与えられたインクの拡散領域323は直径120μm程度のほぼ円形状となり、その直径が孔322の直径のほぼ2倍となる。
【0005】
従って、図1(d)に示すように、ドット密度を360dpiにすると、隣接する発熱体321による拡散領域323どうしの重なる個所が、180dpiのときよりも増加せざるを得ない。そのため、ドット密度を360dpiにした場合には、特に文字などのいわゆるベタ黒に近い領域において、隣接ドットから滲み出したインクがつながってその部分の捺印結果が所望よりも暗くなりやすい。つまり、元データのグレースケール値と捺印結果の濃度との関係を示すグラフである図22に示すように、元データが黒すなわちグレースケール値”0”に近い領域では、捺印結果の濃度がいわば飽和した状態となって、元データのグレースケール値にしたがった濃度で捺印結果を表現することができないという問題がある。また、捺印結果が所望よりも暗くなるのを防止するためには、スタンプ画像の元データの明るさを変更しては実際に捺印されたスタンプの明るさが適当なものかどうかを確認するという面倒な調整作業を何度も繰り返して行なう必要がある。
【0006】
そこで、本発明者らは、孔版原紙に形成された孔からインクを透過させて印刷を行なうスタンプに関して、スタンプによる印刷内容に関する元データに階調補正を施すことを考えた。この考えによると、面倒な調整作業を行なう必要なく、元データのグレースケール値にしたがった濃度で捺印結果を表現することが可能となる。
【0007】
ところで、特開平8−183214号公報には、スタンプ体による実際の印刷内容を前もって確認可能とするとともにスタンプ体の識別ラベル(IDラベル)としても用いられる感熱紙を収納可能なカセットが開示されている。このカセットをスタンプ作成装置に装着して感熱紙にサーマル印刷することによって、孔版原紙への穿孔を行なう前に元データの間違いなどを知ることができるので、比較的高価なスタンプ体を無駄にするのを回避し、かつ、印刷された感熱紙をスタンプ体に貼付することによりスタンプ体を容易に識別することが可能となる。
【0008】
しかしながら、上述した階調補正は元データのグレースケール値と実際の捺印濃度との関係だけを考慮して行なわれるので、感熱紙にサーマル印刷を行なって得られたサーマル印刷画像の濃度は、スタンプ体による捺印によって得られた実際の捺印濃度と異なるものとなる。つまり、スタンプ体による実際の捺印濃度の方が、スタンプ体の孔版原紙に設けられた孔からのインク拡散のために、感熱紙へのサーマル印刷濃度よりも高くなる傾向にある。そして、この現象は180dpiのときよりも360dpiで顕著である。従って、たとえ感熱紙に形成されたサーマル印刷画像を参照してからユーザがスタンプを作成しても、実際にスタンプされる画像が所望の明るさのものではないという不満をもつことになる。そのため、元データに階調補正を施す場合であっても、捺印濃度とサーマル印刷濃度とがかけ離れないように、実際にスタンプされる画像に近い濃度のサーマル印刷画像を得ることが望ましい。
【0009】
そこで、本発明の目的は、ドット密度を例えば360dpiと大きくした場合であっても、実際にスタンプされる画像に近い濃度のサーマル印刷画像を得ることが可能なスタンプ作成装置およびその駆動方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本願の請求項1は、孔版原紙の所定位置に形成された孔からインクを透過させて印刷を行うスタンプの作成装置において、前記孔版原紙の穿孔および感熱紙のサーマル印刷のいずれかを選択的に行なうことが可能なサーマルヘッドと、前記孔版原紙の穿孔および前記感熱紙のサーマル印刷のいずれを前記サーマルヘッドに行なわせるかを指示する指示手段と、前記指示手段による指示に応じ、前記孔版原紙の穿孔時と前記感熱紙のサーマル印刷時とで異なる階調補正テーブルを用いて、スタンプによる印刷内容に関する元データに階調補正を施す階調補正手段とを備えており、前記階調補正手段において行われる前記孔版原紙の穿孔時の階調補正後に、誤差拡散法にしたがった2値化処理及び前記2値化処理後の穿孔用補正済データに対して間引き処理が行われる。
【0011】
また、請求項4は、孔版原紙の所定位置に形成された孔からインクを透過させて印刷を行うスタンプの作成装置の駆動方法において、前記孔版原紙の穿孔および感熱紙のサーマル印刷のいずれをサーマルヘッドに行なわせるかを指示し、この指示に応じ、前記孔版原紙の穿孔時と前記感熱紙のサーマル印刷時とで異なる階調補正テーブルを用いて、スタンプによる印刷内容に関する元データに階調補正を施し、前記階調補正されたデータに基づいて、前記孔版原紙の穿孔および前記感熱紙のサーマル印刷のいずれかを前記サーマルヘッドを用いて選択的に行ない、前記孔版原紙の穿孔時の階調補正後に、誤差拡散法にしたがった2値化処理を行い、さらに前記2値化処理後の穿孔用補正済データに対して間引き処理を行うものである。
【0012】
請求項1および4によると、孔版原紙の穿孔を行なう場合と感熱紙のサーマル印刷を行なう場合とで異なる階調補正テーブルを用いて元データに階調補正が施されるので、それぞれの場合に応じた適切な階調補正を行なうことができるようになる。なお、ここで「異なる階調補正テーブルを用いる」とは、孔版原紙の穿孔と感熱紙のサーマル印刷とのいずれか一方では(例えば感熱紙のサーマル印刷時に)階調補正をしないことを含む。
また、誤差拡散法にしたがった2値化処理を行うことによって、解像度の低下を最小限に抑えることができる。
さらに、間引き処理を行うことによって、印面はがれを防止することができる。
【0013】
また、請求項2のスタンプ作成装置においては、前記階調補正手段は、前記孔版原紙の穿孔時における補正後のグレースケール値が、前記感熱紙のサーマル印刷時における補正後のグレースケール値よりも大きくなるように階調補正する。
【0014】
また、請求項5のスタンプ作成装置の駆動方法においては、前記孔版原紙の穿孔時における補正後のグレースケール値が、前記感熱紙のサーマル印刷時における補正後のグレースケール値よりも大きくなるように階調補正を行なう。
【0015】
請求項2および5によると、孔版原紙の穿孔時における補正後のグレースケール値が感熱紙のサーマル印刷時における補正後のグレースケール値よりも大きくなるように階調補正が施されるので、基材に感熱印刷された画像の濃度を実際にスタンプされた捺印結果の濃度に近づけることができる。
【0016】
また、請求項3のスタンプ作成装置においては、前記階調補正手段は、前記孔版原紙の穿孔時において、前記元データのグレースケール値と捺印濃度との関係が実質的に線形となるように、前記元データに対して階調補正を施す。
【0017】
また、請求項6のスタンプ作成装置の駆動方法においては、前記孔版原紙の穿孔時において、前記元データのグレースケール値と捺印濃度との関係が実質的に線形となるように、前記元データに対して階調補正を施す。
【0018】
請求項3および6によると、孔版原紙の穿孔時において、元データのグレースケール値と捺印濃度との関係が実質的に線形となるように元データに階調補正が施されるので、面倒な調整作業を行なう必要なく、元データにしたがったグレースケール値で捺印結果を表現することができるようになって、良好な捺印結果を得ることが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な一実施の形態であるスタンプ作成装置およびその駆動方法について、図面を参照しつつ説明する。図2〜図6は本実施の形態に係るスタンプ作成装置に用いられるスタンプ体について説明するための図であり、図7〜図9は本実施の形態に係るスタンプ作成装置に用いられる感熱紙カセットについて説明するための図であり、図10〜図13は本実施の形態に係るスタンプ作成装置の構造を説明するための図である。また、図14〜図20は、本実施の形態で行なう階調補正について説明するための図である。
【0020】
最初に、本実施の形態に係るスタンプ作成装置に用いられるスタンプ体について説明する。図2〜図3に示すように、スタンプ体1は、手で握る為の把持部2と、この把持部2に固定的に連結されるスタンプ部3と、スタンプ部3の外周側を覆うスカート部材6と、スタンプ部3に着脱自在に装着される保護キャップ7とを具備している。スタンプ部3は、スタンプ部本体4と、外周保持部材5とで構成されている。外周保持部材5には、スタンプ部本体4が下方より挿入されて固定される。スタンプ部本体4は、下面側に浅い凹部25(図4参照)を備えた直方体状で中空状の合成樹脂製の基部材26と、この基部材26の凹部25に装着される含浸体27であって油性インクを含浸させた含浸体27(インク体に相当する)と、含浸体27の下面と基部材26の外周側を覆い接着剤29にて基部材26の外周面に接着された感熱性孔版原紙28とから構成されている。なお、含浸体27は接着剤などにより基部材26の凹部25に接着されてもよい。
【0021】
また、基部材26は、油性インクに接触する関係上、耐油性に優れる合成樹脂材料(例えば、塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアセタール、ポリエチレンテレフタレートなど)または金属材料で構成され、この基部材26の凹部25に含浸体27を装着することで、含浸体27の位置ズレを防止でき、含浸体27からのインクの流出を防止できる。含浸体27は、合成樹脂材料(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリウレタン、アクリルニトリルブタジエンゴムなど)の弾力性のある発泡体または不織布からなり、この含浸体27には、油性インクが飽和状態に含浸されており、この含浸体27に圧力が付加されると、インクが滲み出すようになっている。
【0022】
感熱性孔版原紙28は、図5に示すように、熱可塑性フィルム30と、多孔性支持体31と、これらを接着する接着剤層32とが積層されて構成されている。熱可塑性フィルム30は、厚さ1〜4μm、好ましくは2μmの熱可塑性合成樹脂材料(例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、塩化ビニリデン−塩化ビニル共重合体など)のフィルムで構成されている。熱可塑性フィルム30は後述するサーマルヘッド側に配置されて、ヘッドの発熱体により部分的に溶かされることによって穿孔される。厚さ1μm未満の熱可塑性フィルム30は、製造コストが高価で強度も弱く実用的でなく、また、厚さ4μm以上のものは厚すぎるために、定格出力が50mJ/mm2 程度の一般のサーマルヘッドでは穿孔できないので好ましくない。多孔性支持体31は、天然繊維(例えは、マニラ麻、こうぞ、みつまたなど)、合成繊維(例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリビニルアルコール、ポリアクリルニトリルなど)、またはレーヨンなどの半合成繊維を主原料とした多孔性薄葉紙で構成されている。含浸体27の表面(図4では下面)に密着した感熱性孔版原紙28の部分が印面部33を構成している。前記のように、基部材26の外周面に感熱性孔版原紙28を接着する構成を採用したため、スタンプ部3の下面のほぼ全域にわたる印面部33が形成される。その結果、印刷する際の位置決めが簡単化する。
【0023】
印面部33に、例えば、図6に示すように、「ABCDE」のミラー文字の文字列と、その外側を囲む6重の矩形枠とからなるパターンの多数の穿孔(ドットパターン穿孔)とが、図示外のサーマルヘッドにより形成され、図6のパターンの鏡像である「ABCDE」の文字列と6重の矩形枠を印刷可能なスタンプ体が構成されるため、通常のラバー製の印面部を有するスタンプと同様に、例えば、約1000回にもわたって前記パターンをスタンプ印刷することができる。
【0024】
次に、本実施の形態に係るスタンプ作成装置に用いられるIDラベル印刷のための感熱紙カセットについて図7〜図9を参照して説明する。図7は感熱紙カセットの断面図、図8は正面図、図9は側面図である。図7〜図9に示すように、感熱紙カセット135は、手で握る為の把持部140と、この把持部140の下端に一体形成された本体基部150と、この本体基部150の下方に設けられたプラテン形成部180と、本体基部150の一端側に回動可能に取り付けられた蓋170とを有している。また、プラテン形成部180と蓋170との間には、カットシート状の感熱紙160が配置可能であって、蓋170の下面に形成された開口172からは感熱紙160が露出している。なお、感熱紙カセット135は、スタンプ本体1とはその形状が一部分で異なっており、その相違が後述するスタンプ作成装置本体50の近接スイッチ104、105(図13参照)によって区別できるようにされている。
【0025】
把持部140は、スタンプ体1の把持部2とほぼ同形状に形成されており、その下方にはスタンプ作成装置本体50側の部材(図示せず)が挿入されるスリット口141が設けられている。また、把持部140の下方両側面にはスタンプ作成装置本体50側の凸部と係合するガイド溝142が設けられている。本体基部150の下方に位置するプラテン形成部180の下面には、粘着剤186を介して矩形のラバーシート185が貼付されている。本体基部150の内部の上壁には左右一対のバネ支持部151が下向きに形成されている。また、プラテン形成部180の上面には、バネ支持部151と対向する一対のバネ支持部181が上向きに形成されている。これらバネ支持部151、181には圧縮バネ183が嵌着されている。この圧縮バネ183の作用のほか図示しない機構により、プラテン形成部180は下方に付勢される。
【0026】
蓋170の係合窓174に設けられた係合爪173と本体基部150の突起153とが係合することによって、蓋170が閉じた状態に維持されている。この係合を一方(図8の左側)で解除すると、蓋170が突起153を中心に回動して開く。この状態感熱紙160を感熱紙カセット135に補給することができる。カットシート感熱紙160の端部には位置決め穴(図示せず)が設けられており、この位置決め穴に蓋170に設けられた位置決めピン171を挿入することにより、感熱紙160を所定位置にセットすることができる。
【0027】
感熱紙160は、感熱層を有する感熱紙が粘着剤を介して離形紙と積層されたものであって、感熱層側には印刷後にユーザが容易に剥離できるようにするためのハーフカットが施されている。感熱紙160は、感熱紙カセット135にセットされた状態において、その一端側が感熱紙カセット135の引き出し口176から突出している。感熱紙160はプラテン形成部180の付勢力により、その枚数に関わらず、プラテン形成部180と蓋170との間に緩やかに固定される。
【0028】
このように構成された感熱紙カセット135によると、後述するスタンプ作成装置本体のサーマルヘッドを用いて、蓋170の開口172に現れるカットシート状感熱紙160を加熱しこれにサーマル印刷することが可能である。感熱紙160への印刷が行なわれる場合は、図6のようなミラー文字ではなく、正像文字が印刷される。印刷された感熱紙160からハーフカット部分を剥がすことにより、スタンプ体1に貼付するためのIDラベルを得ることができる。
【0029】
次に、本実施の形態に係るスタンプ作成装置の構造について説明する。図10に示すように、本実施の形態に係るスタンプ作成装置40は、スタンプ作成装置本体50と、これに配線接続された階調補正手段であるパーソナルコンピュータ60とから構成されている。パーソナルコンピュータ60は、後で詳述するように、γ補正、階調補正、2値化処理などを行ない、処理された補正済データをスタンプ作成装置本体50に供給するものである。
【0030】
スタンプ作成装置本体50は、本体フレーム51と、本体フレーム51の前部に設けられたキーボード(入力手段)52および液晶ディスプレイ53とを有している。本体フレーム51の後方には、上述のスタンプ体1または感熱紙カセット135が着脱自在に装着可能である。また、パーソナルコンピュータ60の記載が省略された図11に示すように、スタンプ体1または感熱紙カセット135は、本体フレーム51の側面に設けられた開口74から出し入れ可能となっている。なお、開口74には開閉扉75が設けられている。
【0031】
キーボード52には、仮名キーとアルファベットキー兼用の複数の文字キーと複数の記号キーとを含む文字記号キー、種々のファンクションキー(カーソル移動キー、実行キー、改行キー、確定/終了キー、取消キー、削除キー、シフトキー、小文字スイッチ、文字種設定スイッチ、穿孔スイッチなど)、メインスイッチが設けられている。液晶ディスプレイ53は、スタンプ体1でスタンプ印刷する印刷パターンに相当する複数行の文字列や図形などを表示可能に構成されている。
【0032】
本体フレーム51の後部であってスタンプ体1または感熱紙カセット135の底面と対向する位置には、サーマルヘッド90(図12参照)を有する加熱穿孔機構が設けられている。サーマルヘッド90は、通常のサーマルプリンタのサーマルヘッドと同様のもので、このサーマルヘッド90には、例えば、384個の発熱体(孔形成手段)103が前後方向向きに360dpiで1列に設けられている。加熱穿孔機構は本体フレーム51の幅方向に沿って左右に移動可能であり、この移動に伴ってサーマルヘッド90が通電駆動されることによって、スタンプ体1の感熱性孔版原紙28の所望部分が穿孔される。
【0033】
次に、図12に示すヘッド駆動回路119について説明する。図12に示すように、各発熱体103の一方の電極は、+12Vの電源端子127に夫々接続されるとともに、他方の電極はドライバ128に夫々接続されている。各ドライバ128の入力端子には、穿孔用ストローブ入力端子130に入力側に接続されたインバータ129の出力端子と、ラッチ信号入力端子131に入力側が接続されたデータラッチ回路132の各出力端子とが夫々接続されている。さらに、データラッチ回路132の各入力端子には、クロック入力端子133とデータ入力端子134とに入力端子が接続されたシフトレジスタ135の各出力端子が夫々接続されている。
【0034】
ヘッド駆動回路119において、穿孔用のデータがクロック信号に同期してシフトレジスタ135に記憶され、その後、ラッチ信号がデータラッチ回路132に供給されると、シフトレジスタ135に記憶されたデータが対応するデータラッチ回路132に出力されて記憶される。これと同時に、そのデータが各ドライバ128に印加される。この状態において、穿孔用ストローブ入力端子130から論理「0」の穿孔パルス信号がインバータ128の入力端子に印加されると、インバータ128の出力端子から論理「1」の信号が出力され、各ドライバ128の入力端子に印加される。従って、データラッチ回路132のデータが論理「1」の場合には、ドライバ128の出力側は論理「0」となり、それに対応する発熱体103に電源端子127から駆動電流が通電される。その際、発熱体103の表面温度が熱穿孔に適する温度となるように、穿孔用ストローブ入力端子130に入力される穿孔パルス信号のパルス幅が設定されている。
【0035】
次に、本実施の形態に係るスタンプ作成装置40を駆動制御する制御系について説明する。図13に示すように、スタンプ作成装置本体50の制御ユニット110には、パーソナルコンピュータ60と、キーボード52と、サーマルヘッド90と、サーマルヘッド90を含む加熱穿孔機構のキャリッジ(図示せず)を左右に移動させるためのキャリッジ送りモータ100と、液晶ディスプレイ53と、スタンプ体1や感熱紙カセット135の種別やこれらの装着の有無などを検知するための2つの近接スイッチ104、105とが接続されている。
【0036】
また、制御ユニット110は、CPU111と、ROM112と、RAM(穿孔データ記憶手段)113と、穿孔用CG−ROM114と、ディスプレイ53への表示の為の表示用CG−ROM115と、キーボード52(入力手段)および近接スイッチ104、105に接続された入力インタフェース116(入力手段)と、出力インタフェース117とを有しており、これらはバス118により相互に接続されている。さらに、制御ユニット110は、出力インタフェース117に夫々接続された、ヘッド駆動回路119と、モータ駆動回路120と、ディスプレイ駆動回路121とを有している。
【0037】
パーソナルコンピュータ60は、CPU61と、ハードディスク62と、RAM63と、入力インタフェース116に接続された入出力インターフェイス64とを有しており、これらはバス65により相互に接続されている。入出力インターフェイス64にはディスプレイが接続されているほか、画像データを取り込むためのスキャナが接続されていてよい。ハードディスク62には、パーソナルコンピュータ60で実行されるスタンプ画像のエディタソフトウェアや、エディタで編集されたデータをスタンプ作成装置本体50側に送るためのドライバのほか、後述する階調補正テーブルなどが記憶されている。ユーザはこのエディタにしたがって文字データを入力しさらに図形データを取り込むことによりスタンプされる画像データを組み立てることができる。なお、エディタソフトウェアや階調補正テーブルは、ハードディスク62の代わりにEEPROMなどのユーザによる書き換えが可能な不揮発性記憶装置に記憶させてもよい。
【0038】
RAM63は、入出力インターフェイス64からキーボードやスキャナなどを介して得られた元データを一時的に記憶する入力バッファや、CPU61で階調補正などが施された補正済データを一時的に記憶する補正済データバッファなどを有している。CPU61は、エディタからの指示にしたがって所定の処理を施す。これらの処理については、後に詳述する。
【0039】
CPU111は、キーボード52やパーソナルコンピュータ60から入力インターフェイスを介して入力されたデータに基づいて、サーマルヘッド90の発熱体103によって構成されるドットマトリックスに配置されるドットのそれぞれが、穿孔予定ドットおよび非穿孔予定ドットのいずれであるかを順次決定する。また、制御ユニット110は、所定の条件を満たすときに、ドットマトリックスから選択された間引き候補ドットのそれぞれが穿孔ドットとならないようにする、いわゆる間引き処理を行なってもよい。間引き処理を行なうことにより、穿孔ドットが一方向に連続するのを防止することができるので、コート紙へのスタンプ時に孔版原紙28が剥がれるいわゆる印面はがれ現象を防止することができる。ただし、間引き処理では元データのグレースケール値が考慮されないために、元データのグレースケール値にしたがった濃度で捺印結果を表すことはできない。
【0040】
ROM112には、このスタンプ作成装置本体50の全体の動作を制御する制御プログラムを記憶したプログラムメモリ122と、仮名・漢字変換などの為の辞書メモリ123とが設けられている。RAM113には、入力インターフェイス116を介してパーソナルコンピュータ60から入力された補正済データを記憶する入力バッファ124、穿孔用データを記憶する穿孔バッファ125、サーマルヘッド90の発熱体103によって構成されるドットマトリックスのXラインカウンタ126a、Yラインカウンタ126bのほか、種々のカウンタやレジスタが設けられている。穿孔用CG−ROM114には、穿孔対象となる多数の文字のドットパターンデータがコードデータと対応付けて記憶されている。また、表示用CG−ROM115には、穿孔対象となる多数の文字の表示用ドットパターンデータがコードデータと対応付けて記憶されている。
【0041】
次に、本実施の形態のスタンプ作成装置40の動作について、図14にしたがって説明する。図14は、本実施の形態のスタンプ作成装置40の動作を示すフローチャートである。まず、ステップS1において、上述したエディタを用いて、スタンプ作成およびIDラベル印刷のどちらを行なうかがユーザにより指定される。この指定内容にしたがって、パーソナルコンピュータ60のRAM63にフラグがセットされる。このフラグは、スタンプ作成装置本体50によってスタンプ作成およびIDラベル印刷のいずれが行なわれるかを指定している。
【0042】
次に、ステップS2において、次回に行なわれるのがスタンプ作成およびIDラベル印刷のどちらであるのかが判断される。具体的には、ドライバがRAM63のフラグを参照して、フラグがどちらを指定しているかを判断する。この結果、スタンプ作成が指定されていると判断されると(S2:NO)、ステップS3に進み、IDラベル印刷が指定されていると判断されると(S2:YES)ステップS5に進む。
【0043】
ステップS3では、エディタによりパーソナルコンピュータ60に入力されたデータが組み合わされて360dpiのスタンプ画像データが作成される。この際に作成されるスタンプ画像データは、パーソナルコンピュータ60のキーボードから入力された文字データ、スキャナから入力された図形データ、またはこれらを共に有するデータのいずれであってもよい。
【0044】
その後、ステップS4において、ドライバにより、ステップS3で作成されたスタンプ画像データに孔版原紙の穿孔用データ処理(γ補正、階調補正、2値化処理)が行なわれる。
【0045】
上記したドライバが行なうステップS4の穿孔用データ処理では、最初に、元データとしてのスタンプ画像データに対してγ補正が行なわれる。γ補正とは、元データのコントラストに関して元データをγ乗したものを出力する補正である。γ補正を行なうことにより、スタンプされた画像のコントラストを適切なものにすることができる。
【0046】
引き続いて、パーソナルコンピュータ60において、ドライバによる階調補正が行なわれる。階調補正とは、元データのグレースケール値を適宜に調節する補正である。階調補正を行なうには、予め階調補正テーブルを用意しておく必要がある。そのために、”0”(黒)から”255”(白)までそれぞれのグレースケール値を有する256個のサンプルデータを作成する。なお、このサンプルデータは、例えば、誤差拡散に基づいて作成された2値化データである。そして、これら256個のサンプルデータを元データとして、階調補正をすることなく実際にスタンプ作成装置本体50を用いてスタンプ体1の孔版原紙28を穿孔する。その結果として作成されたスタンプ体1を用いて用紙に捺印を行なう。さらに、用紙の捺印部分の濃度を濃度計で測定することにより、図15に示すような元データのグレースケール値と捺印濃度との関係を示す曲線201で表された入出力特性を得る。なお、このとき捺印部分をスキャナで読み込んでその部分の濃度を測定することもできるが、反射型の画像読み取り装置であるスキャナよりも人間の眼の感覚に近い濃度計を用いるほうが好ましい。
【0047】
曲線201で表された入出力特性は、孔版原紙28からの隣接した孔からのインクの重なりなどの理由により、元データのグレースケール値と捺印濃度とが比例関係になっておらず、やや上側に膨らんだ曲線となっている。そのために、上述したようにグレースケール値が”0”に近い領域では捺印濃度が飽和しており、捺印された画像が暗くなって、元データのグレースケール値を的確に表現できなくなっている。
【0048】
次に、曲線201で表された入出力特性を直線202(元データのグレースケール値”0”で捺印濃度が”1”(黒)となり、元データのグレースケール値”255”で捺印濃度が”0”(白)となるような直線)で表されるような線形関係に階調補正するための階調補正テーブルを作成する。入出力特性を曲線201から直線202に補正するには、元データのグレースケール値がm(mは0から255までの間の適当な自然数)のときの曲線201での捺印濃度a1を、直線202での捺印濃度a2まで下げることができればよい。そのためには、元データのグレースケール値mを、直線202での捺印濃度a2に対応するグレースケール値nに変換してやればよいことになる。このようにしてできた階調補正テーブルが図16に示すテーブルであり、これをグラフで示したのが図17の曲線203である。図17の曲線203は、やや下側に膨らんだ曲線となっている。
【0049】
また、捺印された画像を全体的に明るくしたい場合には、曲線201で表された入出力特性を、図15の直線202の捺印濃度を80%とした図18の直線208(元データのグレースケール値”0”で捺印濃度が”0.8”となり、元データのグレースケール値”255”で捺印濃度が”0”(白)となるような直線)で表されるような線形関係に階調補正するための階調補正テーブルを作成する。入出力特性を曲線201から直線208に補正するには、元データのグレースケール値がm´(m´は0から255までの間の適当な自然数)のときの曲線201での捺印濃度a1´を、直線208での捺印濃度a2´まで下げることができればよい。そのためには、元データのグレースケール値m´を、直線208での捺印濃度a2´に対応するグレースケール値n´に変換してやればよいことになる。このようにしてできた階調補正テーブルが図19に示すテーブルであり、これをグラフで示したのが図17の曲線204である。図17の曲線204は、曲線203よりも下側に位置する曲線となっている。なお、この処理において80%という値は元データの内容などの条件によって変更することが好ましい。このような曲線203または204で表された階調補正テーブルは、パーソナルコンピュータ60内のハードディスク62の階調補正テーブルメモリに記憶される。なお、スタンプされた画像の濃度をユーザが適宜選択することができるように、複数種類の階調補正テーブルを記憶するようにしてもよい。
【0050】
そして、実際に階調補正が行なわれる際には、γ補正された各ドットのグレースケール値が、ハードディスク62の穿孔用階調補正テーブルを参照して補正される。階調補正によってグレースケール値のレベルが減少した(グレースケール値自体は増加)後、ドライバを用いて2値化処理が行なわれる。つまり、例えばグレースケール値”128”をしきい値とすると、グレースケール値”128”以上である場合にはそのドットをオフ、つまり穿孔しないドットとし、グレースケール値”128”未満である場合にはそのドットをオン、つまり穿孔ドットとする。この2値化処理は誤差拡散法にしたがって行なうことが好ましい。2値化による誤差をウェイト付けして周辺ドットに割り振る誤差拡散法を用いることによって、解像度の低下を最小限に抑えることが可能である。
【0051】
ドライバによって所定のデータ処理が施された穿孔用の補正済データは、ドライバによって、このデータが穿孔用であることを示すフラグとともにRAM63に送られそこに記憶される。
【0052】
また、ステップS5では、ステップS3と同様に、エディタによりスタンプ画像データが作成される。その後、ステップS6において、上述のドライバにより、作成されたスタンプ画像データにサーマル印刷用データ処理(γ補正、階調補正、2値化処理)が行なわれる。ステップS6のサーマル印刷用データ処理では、上述のドライバによって最初にγ補正が行なわれた後、階調補正が行なわれる。IDラベル作成のためのサーマル印刷では、スタンプのように孔版原紙の孔からインクが拡散して滲むことがないので、元データのグレースケール値と印刷濃度が、図15の直線202で表されているような線形関係にある。つまり、この場合、図17に直線210で示すように、元データのグレースケール値と補正後のグレースケール値とは同じ値(階調補正なし)でよいことになる。
【0053】
ただし、感熱紙にサーマル印刷画像を全体的に明るくしたい場合には、図17の直線210で示された階調補正テーブルの補正後のグレースケール値を、このグラフ上において80%の大きさにし、直線211を得る。なお、この処理において80%という値は元データの内容などの条件によって変更することが好ましい。また、この処理は必ずしも必要なものではなく、必要に応じて適宜実行すればよい。このような直線210または211で表された階調補正テーブルは、パーソナルコンピュータ60内のハードディスク62の階調補正テーブルメモリに記憶される。なお、サーマル印刷画像の濃度をユーザが適宜選択することができるように、複数種類の階調補正テーブルを記憶するようにしてもよい。
【0054】
なお、上述したように、同じ特性の階調補正テーブルを用いるという条件ではサーマル印刷濃度の方が捺印濃度よりも薄くなる傾向がある。従って、サーマル印刷された感熱紙の印刷濃度を捺印濃度に近づけるためには、穿孔用階調補正テーブルを表す曲線がサーマル印刷用階調補正テーブルを表す直線よりも下側にあること、言い換えると、穿孔用階調補正後のグレースケール値が感熱紙へのサーマル印刷用階調補正後のグレースケール値よりも大きいことが好ましい。
【0055】
そして、実際に階調補正が行なわれる際には、γ補正された各ドットのグレースケール値が、ハードディスク62のサーマル印刷用階調補正テーブルを参照して補正される(なお、元データと補正後のデータのグレースケール値が直線210で表される場合には階調補正は行われない)。階調補正によってグレースケール値のレベルが減少した(グレースケール値自体は増加)後、CPU61によって2値化処理が行なわれる。そして、ドライバによって所定のデータ処理が施されたサーマル印刷用の補正済データは、ドライバによって、このデータがサーマル印刷用であることを示すフラグとともにRAM63に送られそこに記憶される。
【0056】
次に、ステップS7において、上記ドライバを用いて、RAM63から、スタンプ作成装置本体50の入力インターフェイス116を経て、RAM113の入力バッファ124に補正済データが送られ記憶される。この際、スタンプ作成装置本体50にセットされたのがスタンプ本体1または感熱紙カセット135のいずれであるかが近接スイッチ104、105によって判断され、この判断結果がフラグと一致すると判断された場合のみ、スタンプ作成装置本体50に補正済データが送られる。これによって、スタンプ作成装置本体50へのスタンプ本体1と感熱紙カセット135のセット間違いがあった場合にサーマルヘッド90が駆動されるのを未然に防止することが可能となる。
【0057】
そして、孔版原紙28の穿孔が行なわれる場合には、制御ユニット110において必要であれば穿孔用補正済データに間引き処理が行なわれた後、間引き処理された穿孔用データが穿孔バッファ125に書き込まれる。なお、サーマル印刷用データは、印面はがれなどの問題がないため、間引き処理を行なう必要はない。さらに、ステップS8において、この穿孔用またはサーマル印刷用の補正済データにしたがってサーマルヘッド90が駆動されることにより、スタンプ作成装置本体50の所定位置に配置されたスタンプ体1の孔版原紙28の所望個所に穿孔が設けられるか、或いは、感熱紙カセット135にセットされた感熱紙160にサーマル印刷が施される。
【0058】
以上のような工程により作成されたスタンプ体1を用いて用紙にスタンプ印刷した結果の捺印濃度(または、感熱紙160の印刷濃度)と、元データのグレースケール値との関係を図20に示す。図20において、直線205は図17の曲線203と直線210に対応しており、直線206は曲線204と直線211に対応している。このように、本実施の形態によって得られたスタンプ体1と感熱紙160は、元データのグレースケール値が同じである場合に捺印濃度と印刷濃度とがほぼ同一になる。そのため、スタンプ作成の前に前もって感熱紙160によってサーマル印刷した画像濃度や明るさを実際の捺印濃度に近くすることができる。
【0059】
また、本実施の形態によって得られたスタンプ体1は、元データのグレースケール値と捺印濃度とが実質的に比例関係を有している。そのために、図15の曲線201のようにグレースケール値が”0”に近い領域において捺印結果の濃度が飽和することが実質的になくなって、この領域でもグレースケール値のわずかな相違を捺印濃度に反映させることが可能となる。従って、本実施の形態によると、従来必要であった元データの明るさ調整を何度も繰り返すというような面倒な調整作業を行なう必要がなく、元データのグレースケール値にしたがった濃度で捺印結果を表現することができるようになって、良好な捺印結果を得ることが可能となる。
【0060】
上述した実施の形態では、パーソナルコンピュータ60である階調補正手段がスタンプ作成装置本体50とは独立して設けられているが、別の実施の形態として、パーソナルコンピュータ60で階調補正を行なうのではなく、スタンプ作成装置本体50内において階調補正などを行なわせることも可能である。その場合は、スタンプ作成装置本体50内のROM112に階調補正などの画像処理用のプログラムのほか階調補正テーブルを記憶させるようにすればよい。この場合の動作は階調補正などが行なわれる場所がパーソナルコンピュータ60からスタンプ作成装置本体50内となるだけであって実質的な相違はないため、説明を省略する。
【0061】
また、上述した実施の形態では、ドライバによって階調補正などのデータ処理を行なうようにしたが、エディタに階調補正などのデータ処理を行なう機能をもたせるようにしてもよい。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1および4によると、孔版原紙の穿孔を行なう場合と感熱紙のサーマル印刷を行なう場合とで異なる階調補正テーブルを用いて元データに階調補正が施されるので、それぞれの場合に応じた適切な階調補正を行なうことができるようになる。
また、誤差拡散法にしたがった2値化処理を行うことによって、解像度の低下を最小限に抑えることができる。
さらに、間引き処理を行うことによって、印面はがれを防止することができる。
【0063】
また、請求項2および5によると、孔版原紙の穿孔時における補正後のグレースケール値が感熱紙のサーマル印刷時における補正後のグレースケール値よりも大きくなるように階調補正が施されるので、基材に感熱印刷された画像の濃度を実際にスタンプされた捺印結果の濃度に近づけることができる。
【0064】
また、請求項3および6によると、孔版原紙の穿孔時において、元データのグレースケール値と捺印濃度との関係が実質的に線形となるように元データに階調補正が施されるので、面倒な調整作業を行なう必要なく、元データにしたがったグレースケール値で捺印結果を表現することができるようになって、良好な捺印結果を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 360dpiで孔版原紙が穿孔される様子を説明するための図である。
【図2】 本発明の一実施の形態のスタンプ作成装置に用いられるスタンプ体の斜視図である。
【図3】 図2に示されたスタンプ体の分解斜視図である。
【図4】 図2に示されたスタンプ体の縦断側面図である。
【図5】 図2に示されたスタンプ体の感熱性孔版原紙の拡大断面図である。
【図6】 図2に示されたスタンプ体の印面部に穿孔するパターンの一例を示す図である。
【図7】 本発明の一実施の形態のスタンプ作成装置に用いられる感熱紙カセットの断面図である。
【図8】 本発明の一実施の形態のスタンプ作成装置に用いられる感熱紙カセットの正面図である。
【図9】 本発明の一実施の形態のスタンプ作成装置に用いられる感熱紙カセットの側面図である。
【図10】 本発明の一実施の形態に係るスタンプ作成装置を示す概略図である。
【図11】 図10に示されたスタンプ作成装置本体の斜視図である。
【図12】 図10に示されたスタンプ作成装置本体内に組み入れられるヘッド駆動回路の電気回路図である。
【図13】 図10に示されたスタンプ作成装置の制御系のブロック図である。
【図14】 本発明の一実施の形態のスタンプ作成装置の駆動方法を説明するためのフローチャートである。
【図15】 本発明の一実施の形態において階調補正テーブルの作成方法を説明するためのグラフである。
【図16】 図15で説明した方法で得られた階調補正テーブルを示す図である。
【図17】 穿孔用およびサーマル印刷用の階調補正テーブルを表すグラフである。
【図18】 本発明の一実施の形態において階調補正テーブルの作成方法を説明するためのグラフである。
【図19】 図18で説明した方法で得られた階調補正テーブルを示す図である。
【図20】 図17のグラフにしたがった元データのグレースケール値と捺印濃度または印刷濃度との関係を示すグラフである。
【図21】 180dpiで孔版原紙が穿孔される様子を説明するための図である。
【図22】 従来のスタンプ作成技術による元データのグレースケール値と捺印濃度との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 スタンプ体
28 感熱性孔版原紙
40 スタンプ作成装置
50 スタンプ作成装置本体
52 キーボード
60 パーソナルコンピュータ
90 サーマルヘッド
103 発熱体
110 制御ユニット
111 CPU
112 ROM
113 RAM[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a stamp producing apparatus and a driving method thereof, and more particularly to a stamp producing apparatus and a driving method thereof for performing printing by transmitting ink from holes formed at predetermined positions of a stencil sheet.
[0002]
[Prior art]
Japanese Utility Model Laid-Open No. 5-74833 discloses a heat-sensitive stencil sheet in which perforations can be formed in a desired pattern by infrared irradiation or thermal head heating, and ink can be transmitted through the perforations. This heat-sensitive stencil sheet is suitable for use as a stamp printing surface. Japanese Patent Laid-Open No. 4-226778 discloses a stamp body provided with a heat-sensitive stencil sheet and an ink pad for supplying ink to the stencil sheet, and perforations are formed in the stencil sheet on the stamp surface of the stamp body. A stamping device comprising a heating perforation device is disclosed. According to this stamp apparatus, the stencil sheet can be punched with a desired pattern such as characters, and ink is automatically supplied from the ink pad inside the stamp body to the stamping surface during printing. Continuous printing is possible without applying ink from the outside.
[0003]
The heat punching apparatus for a stamp apparatus as described in the above publication has a thermal head for punching a stencil sheet. In the thermal head, normally 180 heating elements per inch are arranged one-dimensionally (180 dpi). A dot matrix is configured corresponding to the change over time accompanying the relative movement of the heating elements. FIG. 21A shows the size and interval of the
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In recent years, in order to improve the image quality of a stamp, it has been studied to change the dot density of a dot matrix configured corresponding to a heating element of a thermal head from 180 dpi to 360 dpi. FIG. 1A shows the size and interval of the
[0005]
Therefore, as shown in FIG. 1D, when the dot density is set to 360 dpi, the number of adjacent overlapping regions of the
[0006]
Therefore, the present inventors considered to perform gradation correction on the original data relating to the printing contents by the stamp with respect to the stamp that performs printing by transmitting ink from the hole formed on the stencil sheet. According to this idea, it is possible to express the stamping result with the density according to the gray scale value of the original data without having to perform troublesome adjustment work.
[0007]
By the way, Japanese Patent Application Laid-Open No. 8-183214 discloses a cassette that can confirm in advance the actual printing contents by a stamp body and can store thermal paper used as an identification label (ID label) of the stamp body. Yes. By mounting this cassette on the stamp making device and performing thermal printing on the thermal paper, it is possible to know errors in the original data before perforating the stencil sheet, thus wasting a relatively expensive stamp body. The stamp body can be easily identified by sticking the printed thermal paper to the stamp body.
[0008]
However, since the gradation correction described above is performed considering only the relationship between the gray scale value of the original data and the actual stamp density, the density of the thermal print image obtained by performing thermal printing on the thermal paper is This is different from the actual stamp density obtained by stamping by the body. That is, the actual printing density by the stamp body tends to be higher than the thermal printing density on the thermal paper due to ink diffusion from the holes provided on the stencil sheet of the stamp body. This phenomenon is more noticeable at 360 dpi than at 180 dpi. Therefore, even if the user creates a stamp after referring to the thermal print image formed on the thermal paper, there is a complaint that the actually stamped image does not have the desired brightness. For this reason, it is desirable to obtain a thermal print image having a density close to the actually stamped image so that the stamp density and the thermal print density do not deviate from each other even when gradation correction is performed on the original data.
[0009]
SUMMARY OF THE INVENTION Accordingly, an object of the present invention is to provide a stamp producing apparatus and a driving method thereof capable of obtaining a thermal print image having a density close to an actually stamped image even when the dot density is increased to, for example, 360 dpi. It is to be.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object,
[0011]
Further, according to a fourth aspect of the present invention, there is provided a method for driving a stamp producing apparatus that performs printing by transmitting ink from a hole formed at a predetermined position of a stencil sheet, wherein either the perforation of the stencil sheet or the thermal printing of the thermal paper is thermal. Instructs whether to perform the head, and in accordance with this instruction, the tone correction is performed on the original data related to the printing content by the stamp using a tone correction table that is different between the stencil sheet punching and the thermal paper thermal printing. And based on the gradation-corrected data, selectively performing either piercing of the stencil sheet and thermal printing of the thermal paper using the thermal head,After gradation correction at the time of punching of the stencil sheet, binarization processing according to an error diffusion method is performed, and further, thinning processing is performed on the corrected data for punching after the binarization processingIs.
[0012]
According to
Further, by performing the binarization process according to the error diffusion method, it is possible to minimize a decrease in resolution.
Further, by performing the thinning process, it is possible to prevent the stamp face from peeling off.
[0013]
Further, in the stamp producing apparatus according to
[0014]
Further, in the driving method of the stamp producing apparatus according to
[0015]
According to
[0016]
Further, in the stamp producing apparatus according to
[0017]
Further, in the driving method of the stamp producing apparatus according to
[0018]
According to the third and sixth aspects, when the stencil sheet is punched, since the gradation correction is applied to the original data so that the relationship between the gray scale value of the original data and the stamp density is substantially linear, it is troublesome. It is possible to express the stamping result with a gray scale value according to the original data without performing an adjustment operation, and it is possible to obtain a favorable stamping result.
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a stamp producing apparatus and a driving method thereof according to a preferred embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. 2 to 6 are diagrams for explaining a stamp body used in the stamp producing apparatus according to the present embodiment, and FIGS. 7 to 9 are thermal paper cassettes used in the stamp producing apparatus according to the present embodiment. 10 to 13 are diagrams for explaining the structure of the stamp producing apparatus according to the present embodiment. 14 to 20 are diagrams for explaining the gradation correction performed in the present embodiment.
[0020]
First, the stamp body used in the stamp producing apparatus according to the present embodiment will be described. As shown in FIGS. 2 to 3, the
[0021]
The
[0022]
As shown in FIG. 5, the heat-
[0023]
For example, as shown in FIG. 6, a large number of perforations (dot pattern perforations) of a pattern composed of a character string of a mirror character of “ABCDE” and a six-fold rectangular frame that surrounds the outer surface of the
[0024]
Next, a thermal paper cassette for ID label printing used in the stamp producing apparatus according to the present embodiment will be described with reference to FIGS. 7 is a sectional view of the thermal paper cassette, FIG. 8 is a front view, and FIG. 9 is a side view. As shown in FIGS. 7 to 9, the
[0025]
The
[0026]
The
[0027]
The
[0028]
According to the
[0029]
Next, the structure of the stamp creation apparatus according to this embodiment will be described. As shown in FIG. 10, the
[0030]
The stamp producing apparatus
[0031]
The
[0032]
A heating perforation mechanism having a thermal head 90 (see FIG. 12) is provided at a position facing the bottom of the
[0033]
Next, the
[0034]
In the
[0035]
Next, a control system for driving and controlling the
[0036]
The
[0037]
The
[0038]
The
[0039]
Based on the data input from the
[0040]
The
[0041]
Next, the operation of the
[0042]
Next, in step S2, it is determined whether next time stamp production or ID label printing is performed. Specifically, the driver refers to the flag in the
[0043]
In step S3, 360 dpi stamp image data is created by combining the data input to the
[0044]
Thereafter, in step S4, the driver performs punching data processing (γ correction, gradation correction, binarization processing) of the stencil sheet on the stamp image data created in step S3.
[0045]
In the punching data processing in step S4 performed by the driver, first, γ correction is performed on the stamp image data as the original data. The γ correction is a correction for outputting the original data multiplied by γ with respect to the contrast of the original data. By performing γ correction, the contrast of the stamped image can be made appropriate.
[0046]
Subsequently, tone correction by a driver is performed in the
[0047]
The input / output characteristics represented by the
[0048]
Next, the input / output characteristics represented by the
[0049]
Further, when it is desired to brighten the overall image printed, the input / output characteristics represented by the
[0050]
When the gradation correction is actually performed, the grey-corrected gray scale value of each dot is corrected with reference to the punching gradation correction table of the
[0051]
The corrected data for punching subjected to predetermined data processing by the driver is sent by the driver to the
[0052]
In step S5, stamp image data is created by the editor as in step S3. Thereafter, in step S6, the above-described driver performs thermal printing data processing (γ correction, gradation correction, binarization processing) on the created stamp image data. In the thermal printing data processing in step S6, tone correction is performed after γ correction is first performed by the driver described above. In thermal printing for creating an ID label, ink does not diffuse and bleed out from the holes of the stencil sheet like a stamp, so the gray scale value and printing density of the original data are represented by the
[0053]
However, when it is desired to brighten the thermal print image on the thermal paper as a whole, the gray scale value after correction of the gradation correction table indicated by the
[0054]
As described above, the thermal printing density tends to be lighter than the marking density under the condition that the gradation correction table having the same characteristics is used. Therefore, in order to bring the printing density of the thermal printed thermal paper closer to the stamping density, the curve representing the gradation correction table for punching is below the straight line representing the gradation correction table for thermal printing. The gray scale value after gradation correction for punching is preferably larger than the gray scale value after gradation correction for thermal printing on thermal paper.
[0055]
When the gradation correction is actually performed, the grey-corrected gray scale value of each dot is corrected with reference to the thermal printing gradation correction table of the hard disk 62 (note that the original data and the correction are performed). (If the gray scale value of the later data is represented by a
[0056]
In step S7, the corrected data is sent from the
[0057]
When the
[0058]
FIG. 20 shows the relationship between the stamp density (or the print density of the thermal paper 160) obtained as a result of stamp printing on the paper using the
[0059]
In the
[0060]
In the embodiment described above, the gradation correction means that is the
[0061]
In the above-described embodiment, the driver performs data processing such as gradation correction. However, the editor may have a function of performing data processing such as gradation correction.
[0062]
【The invention's effect】
As described above, according to
Further, by performing the binarization process according to the error diffusion method, it is possible to minimize a decrease in resolution.
Further, by performing the thinning process, it is possible to prevent the stamp face from peeling off.
[0063]
According to
[0064]
According to
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram for explaining a state in which a stencil sheet is perforated at 360 dpi.
FIG. 2 is a perspective view of a stamp body used in the stamp producing apparatus according to the embodiment of the present invention.
3 is an exploded perspective view of the stamp body shown in FIG. 2. FIG.
4 is a longitudinal side view of the stamp body shown in FIG. 2. FIG.
5 is an enlarged cross-sectional view of a heat-sensitive stencil sheet of the stamp body shown in FIG.
6 is a diagram illustrating an example of a pattern for punching a stamp face portion of the stamp body illustrated in FIG. 2; FIG.
FIG. 7 is a cross-sectional view of a thermal paper cassette used in the stamp producing apparatus according to one embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a front view of a thermal paper cassette used in the stamp producing apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a side view of a thermal paper cassette used in the stamp producing apparatus according to the embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a schematic diagram showing a stamp creating apparatus according to an embodiment of the present invention.
11 is a perspective view of the main body of the stamp producing apparatus shown in FIG.
12 is an electric circuit diagram of a head driving circuit incorporated in the stamp producing apparatus main body shown in FIG.
13 is a block diagram of a control system of the stamp creating apparatus shown in FIG.
FIG. 14 is a flowchart for explaining a driving method of the stamp creating apparatus according to the embodiment of the present invention.
FIG. 15 is a graph for explaining a method of creating a gradation correction table in an embodiment of the present invention.
FIG. 16 is a diagram illustrating a gradation correction table obtained by the method described in FIG.
FIG. 17 is a graph showing a gradation correction table for punching and thermal printing.
FIG. 18 is a graph for explaining a method of creating a gradation correction table in an embodiment of the present invention.
FIG. 19 is a diagram illustrating a gradation correction table obtained by the method described in FIG.
20 is a graph showing the relationship between the gray scale value of the original data and the seal density or the print density according to the graph of FIG.
FIG. 21 is a diagram for explaining how a stencil sheet is punched at 180 dpi.
FIG. 22 is a graph showing the relationship between the gray scale value of the original data and the stamp density according to a conventional stamp creation technique.
[Explanation of symbols]
1 Stamp body
28 Heat-sensitive stencil paper
40 Stamp making device
50 Stamp generator
52 keyboard
60 Personal computer
90 Thermal head
103 heating element
110 Control unit
111 CPU
112 ROM
113 RAM
Claims (6)
前記孔版原紙の穿孔および感熱紙のサーマル印刷のいずれかを選択的に行なうことが可能なサーマルヘッドと、
前記孔版原紙の穿孔および前記感熱紙のサーマル印刷のいずれを前記サーマルヘッドに行なわせるかを指示する指示手段と、
前記指示手段による指示に応じ、前記孔版原紙の穿孔時と前記感熱紙のサーマル印刷時とで異なる階調補正テーブルを用いて、スタンプによる印刷内容に関する元データに階調補正を施す階調補正手段とを備えており、
前記階調補正手段において行われる前記孔版原紙の穿孔時の階調補正後に、誤差拡散法にしたがった2値化処理及び前記2値化処理後の穿孔用補正済データに対して間引き処理が行われることを特徴とするスタンプ作成装置。In a stamp creating apparatus that performs printing by transmitting ink from a hole formed at a predetermined position of a stencil sheet,
A thermal head capable of selectively performing either perforation of the stencil sheet and thermal printing of thermal paper;
Instruction means for instructing which of the thermal head to perform perforation of the stencil sheet and thermal printing of the thermal paper;
In accordance with an instruction from the instruction unit, a gradation correction unit that performs gradation correction on the original data related to the printing content by the stamp, using a gradation correction table that is different when the stencil sheet is punched and when the thermal paper is thermally printed. It equipped with a door,
After gradation correction at the time of punching of the stencil sheet performed by the gradation correction means, binarization processing according to an error diffusion method and thinning processing are performed on the corrected data for punching after the binarization processing. stamp created and wherein the dividing.
前記孔版原紙の穿孔および感熱紙のサーマル印刷のいずれをサーマルヘッドに行なわせるかを指示し、
この指示に応じ、前記孔版原紙の穿孔時と前記感熱紙のサーマル印刷時とで異なる階調補正テーブルを用いて、スタンプによる印刷内容に関する元データに階調補正を施し、
前記階調補正されたデータに基づいて、前記孔版原紙の穿孔および前記感熱紙のサーマル印刷のいずれかを前記サーマルヘッドを用いて選択的に行ない、
前記孔版原紙の穿孔時の階調補正後に、誤差拡散法にしたがった2値化処理を行い、さらに前記2値化処理後の穿孔用補正済データに対して間引き処理を行うことを特徴とするスタンプ作成装置の駆動方法。In a driving method of a stamp creating apparatus that performs printing by transmitting ink from a hole formed at a predetermined position of a stencil sheet,
Instructing whether the thermal head is to perform perforation of the stencil paper or thermal printing of the thermal paper,
In accordance with this instruction, the tone correction is performed on the original data relating to the printing content by the stamp, using a tone correction table that is different between punching of the stencil sheet and thermal printing of the thermal paper,
Based on the gradation-corrected data, either piercing of the stencil sheet or thermal printing of the thermal paper is selectively performed using the thermal head,
A binarization process according to an error diffusion method is performed after gradation correction at the time of punching the stencil sheet, and a thinning process is further performed on the corrected data for punching after the binarization process. A method for driving a stamp producing apparatus.
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