JP4298612B2 - 音楽データ加工方法、音楽データ加工装置、音楽データ加工システム及びコンピュータプログラム - Google Patents

音楽データ加工方法、音楽データ加工装置、音楽データ加工システム及びコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、MIDI等の規格にて規定される音楽データを加工する音楽データ加工方法、該音楽データ加工方法を適用した音楽データ加工装置、該音楽データ加工装置を用いた音楽データ加工システム、及び前記音楽データ加工装置を実現するためのコンピュータプログラムに関し、特に文字データに基づいて音楽データを加工する音楽データ加工方法、音楽データ加工装置、音楽データ加工システム及びコンピュータプログラムに関する。
携帯型電話機は急速に普及してきており、また多機能化も進んでいる。携帯型電話機に搭載された様々な機能の中で利用頻度の高い機能の一つが電子メール送受信機能であり、最近の携帯型電話機には、電子メールの閲覧時に音楽を演奏する機能等の様々な機能が実装されている。
しかしながら市場の潜在的な要求として、新たな電子メールの機能の提供が待ち望まれている。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、電子メールとして送受信される文章等の言葉を示す文字データを読み取り、読み取った文字データを音楽データに合成して歌詞付音楽データを生成することにより、電子メールとして送受信される文章を歌詞とする歌として出力するという新たな電子メールとしての機能を提供することが可能な音楽データ加工方法、該音楽データ加工方法を適用した音楽データ加工装置、該音楽データ加工装置を用いた音楽データ加工システム、及び前記音楽データ加工装置を実現するためのコンピュータプログラムの提供を目的とする。
第1発明に係る音楽データ加工方法は、音を出力する出力手段から音を出力させる音楽データを加工する音楽データ加工装置を用いた音楽データ加工方法において、前記音楽データ加工装置は、音符単位のデータを含む音楽データを読み取り、言葉を示す文字データを読み取り、文字データにより示される言葉を形態素解析にて単語に分解し、分解した単語、並びに予め一の単語の発音及び結合した複数の単語の発音に関する情報を記録している発音データベースに記録されている発音に関する情報に基づいて、文字データにより示される言葉を、発音に係る単位となる一又は複数の単語からなる単語組に分割し、音楽データに含まれている音符を予め設定されている区切り位置に基づいて音符組に分割し、単語組及び音符組毎に、音楽データに含まれる音符及び文字データにより示される言葉の音節の対応付けを行い、対応付けを行うことにより、音符より音節の数の方が少ないと判定した場合に、音符の合成、及び単語組の繰り返し、並びに音楽データに基づく音のフェードアウト処理の少なくとも一つにより、対応付けた音符及び音節の数の過不足を調整し、音楽データに文字データを合成した歌詞付音楽データを生成し、生成した歌詞付音楽データの音価、ピッチベント値、ベロシティ値、及びエクスプレッション値の少なくとも一つを修正することを特徴とする。
本発明では、音楽データに文字データを合成した歌詞付音楽データを生成することにより、例えば電子メールとして送受信される文章を音楽データに合成することができるので、電子メールの内容を歌として出力することが可能となり、このため消費者の好奇心を刺激し、新たな高揚感を演出することが可能となる。
また本発明では、形態素解析及び発音を考慮して文章を示す文字データを分割し、小節等の所定の区切りで分割した上で対応付けを行うことにより、文字データと音符データとの対応付けに無理が無く、歌唱時に不自然さの無い歌唱曲を生成することが可能である。
さらに本発明では、音符より音節の数が少ない場合、所謂、字足らずの場合に様々な調整を行うことで音符と音節とを対応させることにより、字足らずによる歌唱曲の不自然さが解消されるので、歌詞付の歌として歌唱時に無理の無い歌唱曲を生成することが可能である。
そして本発明では、音価、ピッチベント値、ベロシティ値、及びエクスプレッション値を修正することにより、リズム感のある歌唱を演出し、単に音符通りに歌うのではなく、所謂巧さのある歌唱を行うことが可能である。
第2発明に係る音楽データ加工装置は、音を出力する出力手段から音を出力させる音楽データを加工する音楽データ加工装置において、一の単語の発音及び結合した複数の単語の発音に関する情報を記録する発音データベースと、音符単位のデータを含む音楽データを読み取る手段と、言葉を示す文字データを読み取る文字読取手段と、文字データにより示される言葉を形態素解析にて単語に分解する手段と、分解した単語及び発音データベースに記録されている発音に関する情報に基づいて、文字データにより示される言葉を、発音に係る単位となる一又は複数の単語からなる単語組に分割する手段と、音楽データに含まれている音符を予め設定されている区切り位置に基づいて音符組に分割する手段と、単語組及び音符組毎に、音楽データに含まれる音符及び文字データにより示される言葉の音節の対応付けを行う手段と、対応付けた音符及び音節の数の過不足を調整する調整手段と、音楽データに文字データを合成した歌詞付音楽データを生成する手段と、生成した歌詞付音楽データの音価、ピッチベント値、ベロシティ値、及びエクスプレッション値の少なくとも一つを修正する手段とを備え、前記調整手段は、音符より音節の数の方が少ない場合に、音符の合成、及び単語組の繰り返し、並びに音楽データに基づく音のフェードアウト処理の少なくとも一つにより調整するように構成していることを特徴とする。
本発明では、音楽データに文字データを合成した歌詞付音楽データを生成することにより、消費者の好奇心を刺激し、新たな高揚感を演出することが可能となる。しかも音符及び音節の過不足を調整することにより、歌唱時に不自然さの無い歌唱曲を生成することが可能となる。
また本発明では、形態素解析及び発音を考慮して文章を示す文字データを分割し、小節等の所定の区切りで分割した上で対応付けを行うことにより、文字データと音符データとの対応付けに無理が無く、歌唱時に不自然さの無い歌唱曲を生成することが可能である。
さらに本発明では、音符より音節の数が少ない場合、所謂、字足らずの場合に様々な調整を行うことで音符と音節とを対応させることにより、字足らずによる歌唱曲の不自然さが解消されるので、歌詞付の歌として歌唱時に無理の無い歌唱曲を生成することが可能である。
そして本発明では、音価、ピッチベント値、ベロシティ値、及びエクスプレッション値を修正することにより、リズム感のある歌唱を演出し、単に音符通りに歌うのではなく、所謂巧さのある歌唱を行うことが可能である。
発明に係る音楽データ加工装置は、第発明において、前記調整手段は、音符より音節の数の方が多い場合に、音符の分割、音節の短縮、及び複数の音節の合成、並びに音符組の繰り返しの少なくとも一つにより調整するように構成していることを特徴とする。
本発明では、音符より音節の方が多い場合、所謂、字余りの場合に様々な調整を行うことで音符と音節とを対応させることにより、字足らずによる歌唱曲の不自然さが解消されるので、歌詞付の歌として歌唱時に無理の無い歌唱曲を生成することが可能である。
発明に係る音楽データ加工装置は、第2発明又は第3発明において、通信網に接続して電子メールを送受信する手段を更に備え、前記文字読取手段は、電子メールに含まれる文字データを読み取る様に構成していることを特徴とする。
発明に係る音楽データ加工装置は、第2発明又は第3発明において、携帯型電話機であり、通信網に接続して電子メールを送受信する手段を更に備え、前記文字読取手段は、電子メールに含まれる文字データを読み取るように構成していることを特徴とする。
本発明では、電子メールを送信する携帯型電話機電子メールを受信した携帯型電話機等の装置に適用して電子メールの文章を歌として歌唱することにより、携帯電話等の装置に、電子メールの新たな機能を搭載することとなり、消費者の好奇心を刺激し、新たな高揚感を演出することが可能である。
発明に係る音楽データ加工システムは、、第2発明又は第3発明に記載の音楽データ加工装置と、該音楽データ生成装置と通信網を介して通信する通信装置とを備え、該通信装置は、文字データを前記音楽データ生成装置へ送信する手段を備え、該音楽データ生成装置が備える文字読取手段は、受信した文字データを読み取るように構成していることを特徴とする。
本発明では、インターネット等の通信網に接続するサーバコンピュータを音楽データ加工装置として使用し、パーソナルコンピュータ、携帯型電話機等の通信装置と接続することにより、音楽データに文字データを合成した歌詞付音楽データを生成するサービスを提供するASP(Application Service Provider)として用いることができるので、今までにはない新たなサービスを提供することが可能である。またメールサーバコンピュータを音楽データ加工装置として使用した場合には、送受信される電子メールの文章を歌詞付音楽データに加工するという新たなサービスを提供することが可能である。
発明に係るコンピュータプログラムは、出力手段から音を出力させる音楽データを加工させるコンピュータプログラムにおいて、コンピュータに、音符単位のデータを含む音楽データを読み取らせる手順と、コンピュータに、言葉を示す文字データを読み取らせる手順と、コンピュータに、文字データにより示される言葉を形態素解析にて単語に分解させる手順と、コンピュータに、分解した単語、並びに予め一の単語の発音及び結合した複数の単語の発音に関する情報を記録している発音データベースに記録されている発音に関する情報に基づいて、文字データにより示される言葉を、発音に係る単位となる一又は複数の単語からなる単語組に分割させる手順と、コンピュータに、音楽データに含まれている音符を予め設定されている区切り位置に基づいて音符組に分割させる手順と、コンピュータに、単語組及び音符組毎に、音楽データに含まれる音符及び文字データにより示される言葉の音節の対応付けを行わせる手順と、コンピュータに、対応付けを行うことにより、音符より音節の数の方が少ないと判定した場合に、音符の合成、及び単語組の繰り返し、並びに音楽データに基づく音のフェードアウト処理の少なくとも一つにより、対応付けた音符及び音節の数の過不足を調整させる手順と、コンピュータに、音楽データに文字データを合成した歌詞付音楽データを生成させる手順と、コンピュータに、生成した歌詞付音楽データの音価、ピッチベント値、ベロシティ値、及びエクスプレッション値の少なくとも一つを修正させる手順とを実行させることを特徴とする。
本発明では、携帯型電話機、サーバコンピュータ等のコンピュータにて実行することにより、コンピュータが音楽データ加工装置として動作し、音楽データに文字データを合成した歌詞付音楽データを生成することにより、消費者の好奇心を刺激し、新たな高揚感を演出することが可能となる。しかも音符及び音節の過不足を調整することにより、歌唱時に不自然さの無い歌唱曲を生成することが可能となる。
また本発明では、形態素解析及び発音を考慮して文章を示す文字データを分割し、小節等の所定の区切りで分割した上で対応付けを行うことにより、文字データと音符データとの対応付けに無理が無く、歌唱時に不自然さの無い歌唱曲を生成することが可能である。
さらに本発明では、音符より音節の数が少ない場合、所謂、字足らずの場合に様々な調整を行うことで音符と音節とを対応させることにより、字足らずによる歌唱曲の不自然さが解消されるので、歌詞付の歌として歌唱時に無理の無い歌唱曲を生成することが可能である。
そして本発明では、音価、ピッチベント値、ベロシティ値、及びエクスプレッション値を修正することにより、リズム感のある歌唱を演出し、単に音符通りに歌うのではなく、所謂巧さのある歌唱を行うことが可能である。
本発明に係る音楽データ加工方法、音楽データ加工装置、音楽データ加工システム及びコンピュータプログラムは、例えば携帯型電話機にて送受信される電子メールに含まれる文字データを読み取り、音楽データを読み取り、音楽データに含まれる音符及び文字データにより示される言葉の音節の対応付けを行い、対応付けた音符及び音節の数の過不足を調整し、音楽データに文字データを合成した歌詞付音楽データを生成する。
この構成により、例えば受信した電子メールの内容を歌として歌い上げる等、携帯型電話機に電子メールの新たな機能を搭載することとなるので、消費者の好奇心を刺激し、新たな昂揚感を演出することが可能である。しかも音符より音節の数が少ない字足らずの場合又は音符より音節の数が多い字余りの場合の音符又は音節の過不足の調整により、歌唱時に不自然さの無い歌唱曲を生成することが可能となる。
また本発明は、インターネット等の通信網に接続するサーバコンピュータを音楽データ加工装置として使用し、パーソナルコンピュータ、携帯型電話機等の通信装置と接続することにより、音楽データに文字データを合成した歌詞付音楽データを生成するサービスを提供するASP(Application Service Provider)として用いることができるので、今までにはない新たなサービスを提供することが可能である。またメールサーバコンピュータを音楽データ加工装置として使用した場合には、送受信される電子メールの文章を歌詞付音楽データに加工するという新たなサービスを提供することが可能である。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1における音楽データ加工システムを概念的に示す説明図である。図1中1及び2は、本発明の音楽データ加工システムにて用いられる携帯型電話機を用いた通信装置であり、通信装置1及び2は、インターネット等の通信網100を介して電子メールを送受信することができる。なお以降の説明において、送信側の通信装置を第1通信装置1、受信側の通信装置を第2通信装置2として区別する。なお本発明の実施の形態1において第2通信装置2は、本発明の音楽データ加工装置として機能する。
図2は、本発明の実施の形態1における音楽データ加工システムにて用いられる各種装置を示すブロック図である。第1通信装置1は、各種通信処理、音声入出力処理、アプリケーションプログラムの実行処理等の各種処理を制御するCPU等の制御手段10、電子メールを送受信する機能を実現する電子メール送受信用コンピュータプログラム(以下、メーラという)等の各種処理に必要なコンピュータプログラム及びデータ等の情報を記録するROM、RAM等の記録手段11を備えている。
さらに第1通信装置1が備える制御手段10は、データ通信及び電話通信を制御する通信制御手段12を制御し、通信制御手段12は、電話通信用のデジタル音声情報及び電子メール等の各種デジタルデータを送受信するアンテナ等の通信手段13を制御する。また制御手段10は、スピーカ等の音声出力手段14から出力する音声信号及びマイク等の音声入力手段15から入力される音声信号の変換処理を行う音声処理手段16を制御する。音声処理手段16による変換処理とは、音声出力手段14から出力すべくデジタル信号をアナログ音声信号に変換する処理、及び音声入力手段15から入力された音声に基づくアナログ音声信号をデジタル信号に変換する処理である。そして第1通信装置1は、制御手段10の制御により、英数字及び各種命令等のキー入力を受け付ける押し釦等のキー入力手段17から入力を受け付け、キー入力された情報及び送受信する情報等の各種情報を表示する液晶ディスプレイ等の表示手段18に必要な情報を表示させる。
第2通信装置2は、制御手段20、記録手段21、通信制御手段22、通信手段23、音声出力手段24、音声入力手段25、音声処理手段26、キー入力手段27、及び表示手段28を備えている。記録手段21には、メーラの他、本発明のコンピュータプログラム201も記録されており、本発明のコンピュータプログラム201を制御手段20の制御により実行することで、第2通信装置2は、本発明の音楽データ加工装置として動作する。また記録手段21には、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)等の規格にて規定される音楽データに基づく音を音声出力手段24から出力させる機能を実現するコンピュータプログラムも記録されている。なお音楽データに基づく音を出力させる機能は、ソフトウェアではなく、ハードウェアにて実行するようにしても良い。
さらに第2通信装置2が備える記録手段21の記録領域の一部は、本発明のコンピュータプログラム201の実行時に、単語の発音に関する情報を記録する発音データベース(発音DB)21a、人の声を録音した音声データを記録する音声データベース(音声DB)21b等の各種データベースとしても用いられている。発音データベース21aに関する単語の発音に関する情報とは、単語に対応付けてアクセント位置、アクセント量、アクセント型、アクセント結合規則、遅延値等の発音に関する情報が記録されている。単独の単語の発音は、アクセント位置及びアクセント型により決定されるが、複数の単語が結合して文節等の単語組を形成する場合、形成された単語組は、音律単位の一つであるアクセント句となり、アクセントの移動、生起、及び消失が発生する。この現象は単語の品詞及び結合する付属語に基づくアクセント結合規則にて規定されている。音声データベース21bには、実際に人が読み上げた複数の文章を各品詞単位で切り分けて作成された音声データが記録されている。
次に本発明の実施の形態1における音楽データ加工システムにて用いられる各種装置の処理について説明する。図3は、本発明の実施の形態1における第1通信装置1の文字データ送信処理及び第2通信装置(音楽データ加工装置)2の音楽データ加工処理を示すフローチャートである。第1通信装置1を操作する操作者は、第1通信装置1を操作してメーラを起動し、メールの本文として言葉を示す文字データを入力し、更に予め記録手段11に記録されているMIDI等の規格にて規定される音楽データを指定する入力を行う。第1通信装置1は、制御手段10の制御により、キー入力手段17から操作を受け付け、受け付けた操作に基づいて、指定された音楽データ及び入力された文字データを電子メールとして、通信手段13から通信網100を介して第2通信装置2へ送信する(S101)。MIDI等の規格の音楽データは、音楽を出力すべく音符単位のデータを含んでおり、また小節等の演奏の区切りとなり位置を示すデータ等の様々なデータも含まれている。特に本発明の音楽データ加工システムにて用いられる音楽データは、歌唱を開始する音符を示す歌唱開始許可拍のデータも含まれている。
本発明の音楽データ加工装置として用いられる第2通信装置2では、記録手段21に記録されたコンピュータプログラム201を実行する制御手段20の制御により、以降に示す音楽データ加工処理を実行する。先ず第2通信装置2は、制御手段20の制御により、通信手段23にて、音楽データ及び文字データを受信する(S102)。なお音楽データは、第1通信装置1から第2通信装置2へ電子メールに添付するのではなく、予め第2通信装置2が備える記録手段21に記録している音楽データを、以降の処理において用いる様にしても良く、またその場合、使用する音楽データを指定すべく音楽データの名称を示した名称データを第1通信装置1から送信する電子メールに添付する様にしても良く、更には通信網100に接続するサーバコンピュータに記録されている音楽データの記録位置を示すURL(Universal Resource Locator)を電子メールに添付し、第2通信装置2では、URLに基づいて音楽データをダウンロードする様にしても良い。
第2通信装置2では、制御手段20の制御により、受信した電子メールに添付されている音楽データを読み取り(S103)、更に電子メールに含まれる文字データを読み取る(S104)。なおステップS103にて音楽データを読み取る処理を行っているが、前述した様に電子メールに添付されている音楽データを読み取るのではなく、第2通信装置2に予め記録されている音楽データを読み取る様にしても、また通信網100を介してダウンロードした音楽データを読み取る様にしても良い。
第2通信装置2では、制御手段20の制御により、文字データにより示される言葉を形態素解析にて単語に分解し(S105)、分解した単語及び発音データベース21aに記録されている発音に関する情報に基づいて、読み取った文字データにより示される言葉を一又は複数の単語からなる単語組に分割する(S106)。ステップS105〜S106の処理により、文字データにより示される言葉は、単語組に分割される。分割される単語組は、音律単位の一つであるアクセント句として用いられる。例えば文字データにより示される言葉が「学校へ行った」である場合、形態素解析により、「学校」、「へ」、「行」、「っ」及び「た」に分解される。そして分解した単語及び発音に関する情報に基づいて、文字データにより示される「学校へ行った」という言葉は、アクセント句として用いられる「学校へ」及び「行った」の二つの単語組に分割される。
第2通信装置2では、制御手段20の制御により、音楽データに含まれている音符を、予め設定されている小節を示す区切り位置に基づいて一又は複数の音符からなる音符組に分割する(S107)。
そして第2通信装置2は、制御手段20の制御により、単語組及び音符組毎に、文字データにより示される言葉の音節と音楽データに含まれる音符との対応付けを行う(S108)。ステップS108では、アクセント句である単語組を構成する音節を、音符組として示される小節単位の各音符に割り付ける対応付けを行う。例えば文字データにより示される言葉「屋根より高い鯉のぼり」を分割した単語組が4個の音節からなる「屋根より」、3個の音節からなる「高い」及び5個の音節からなる「鯉のぼり」であり、小節単位の音符の数が、4個、4個、4個である場合、単語組「屋根より」と、1番目の小節を示す音符組とを対応付け、単語組「高い」と、2番目の小節を示す音符組とを対応付け、単語組「鯉のぼり」と3番目の小節を示す音符組とを対応付ける。但し、小節単位の音符の数が、8個、8個、8個である場合、単語組「屋根より」及び「高い」と、1番目の小節を示す音符組とを対応付け、単語組「鯉のぼり」と、2番目の小節を示す音符組とを対応付ける。即ち必ずしも一の単語組と一の音符組とを対応付けるのではなく、組単位での音節の数と音符の数との差が少なくなる様に対応付け処理が行われる。また対応付けを行うに当たっては、いくつかの制約条件が予め設定される。例えば小節に歌唱開始許可拍が設定されている場合、当該小節に対応する音符組に対する対応付けは、歌唱開始許可拍が設定されている音符から行われる。また文の切れ目を示す句点が有る場合、句点が含まれる単語組と、該単語組の後の単語組を、同じ音符組に対応付けることは無い等の制約条件である。
そして第2通信装置2は、制御手段20の制御により、対応付けた組毎に、即ち小節毎に、音節の数と音符の数との多少を判定する(S109)。ステップS109において、音符より音節の数の方が少ないと判定した場合(S109:1)、第2通信装置2では、制御手段20の制御により、対応付けた音節及び音符の数の過不足を調整する字足らず調整処理を実行する(S110)。ステップS109において、音符より音節の数が多いと判定した場合(S109:2)、第2通信装置2では、制御手段20の制御により、対応付けた音節及び音符の数の過不足を調整する字余り調整処理を実行する(S111)。ステップS109において、音符の数と音節の数とが同数であると判定した場合(S109:3)、過不足を調整する調整処理は行わない。ステップS109〜S111に示した対応付け及び過不足調整処理は、対応付けた全ての組、即ち全ての小節に対して行う。
そしてステップS109〜S111に示した対応付け及び過不足調整処理を行った後、第2通信装置2は、制御手段20の制御により、音声データベース21aを参照して、音楽データに対応付けた文字データを合成する歌詞付音楽データ合成処理にて歌詞付音楽データを生成し(S112)、生成した歌詞付音楽データの歌唱方法を演出すべく編曲処理を実行し(S113)、編曲した歌詞付音楽データを音声出力手段14から歌詞付の楽曲として出力する(S114)。このように音楽データ加工装置として用いられる第2通信装置2の音楽データ加工処理により、第1通信装置1から受信した電子メールの文章は歌詞付音楽データに加工された後、第2通信装置2から歌詞付の楽曲として出力、即ち歌唱曲として歌い上げる処理が行われる。
次に図3を用いて説明した第2通信装置(音楽データ加工装置)2の音楽データ加工処理のステップS110にて実行する字足らず調整処理の詳細を説明する。図4及び図5は、本発明の実施の形態1における第2通信装置(音楽データ加工装置)2の字足らず調整処理を示すフローチャートである。第2通信装置2では、記録手段21に記録されたコンピュータプログラム201を実行する制御手段20の制御により、以降に示す字足らず調整処理を実行する。先ず第2通信装置2では、制御手段20の制御により、連続する音符を足し合わせる音符合成処理の要否を判定し(S201)、音符合成処理を要すると判定した場合(S201:YES)、発音データベース21aに記録されている発音に関する情報を参照して、音符合成処理を実行する(S202)。ステップS201において、音符合成処理が不要であると判定した場合(S201:NO)、ステップS202の処理は実行せず、次の処理へ進む。音符合成処理とは、発音データベース21aを参照して単語組の中でアクセントを持つ音節を特定し、特定した音節に対応する音符を次の音符と足し合わせて一つの音符に変換する処理である。アクセントを持つ音節が複数個の場合はアクセント量が大きい順とする。なおアクセント量が同じ場合は出現する順番とする。音符を足し合わせる処理とは、連続して演奏するスラー処理、中間音を出力させる処理等の処理を示す。音符合成処理の要否は、単語組の内容、単語組及び音符組の長さの関係等の予め設定されている判定条件に合致するか否かにより判定される。
そして第2通信装置2では、制御手段20の制御により、単語組の最後の母音を伸ばす末尾母音伸長処理の要否を判定し(S203)、末尾母音伸長処理を要すると判定した場合(S203:YES)、末尾母音伸長処理を実行する(S204)。ステップS203において、末尾母音伸長処理が不要であると判定した場合(S203:NO)、ステップS204の処理は実行せず、次の処理へ進む。末尾母音伸長処理とは、単語組の最後の母音を伸ばして長音化することにより、複数の音符に対応させる処理である。例えば単語組が「鯉のぼり」である場合、「鯉のぼりい」というように母音となる音節を加えて音節の不足を解消する。末尾母音伸長処理の要否は、単語組の内容、単語組及び音符組の長さの関係、以前の処理による字足らずの解消状況等の予め設定されている判定条件に合致するか否かにより判定される。
そして第2通信装置2では、制御手段20の制御により、遅延値が所定値以上である特定の音節を伸ばす特定音伸長処理の要否を判定し(S205)、特定音伸長処理を要すると判定した場合(S205:YES)、特定音伸長処理を実行する(S206)。ステップS205において、特定音伸長処理が不要であると判定した場合(S205:NO)、ステップS206の処理は実行せず、次の処理へ進む。特定音伸長処理にて伸ばす特定の音とは、遅延値が所定値以上である子音を示す。遅延値とは人の発声において、発声行動の開始から実際に発声が行われるまでの微小な時間を示し、例えば「さ」、「し」、「す」等のさ行の音は長く、「あ」、「い」、「う」等の母音は短い。なお音節と遅延値との関係は発音データベース21aを参照することにより求められる。特定音伸長処理の要否は、単語組の内容、単語組及び音符組の長さの関係、以前の処理による字足らずの解消状況等の予め設定されている判定条件に合致するか否かにより判定される。
そして第2通信装置2では、制御手段20の制御により、アクセントのある母音を伸ばすアクセント母音伸長処理の要否を判定し(S207)、アクセント母音伸長処理を要すると判定した場合(S207:YES)、発音データベース21aに記録されている発音に関する情報を参照して、アクセント母音伸長処理を実行する(S208)。ステップS207において、アクセント母音伸長処理が不要であると判定した場合(S207:NO)、ステップS208の処理は実行せず、次の処理へ進む。アクセント母音伸長処理とは、発音データベース21aを参照して単語組の中でアクセントを持つ音節を特定し、特定した音節の母音を伸ばして長音化することにより、複数の音符に対応させる処理である。アクセント母音伸長処理の要否は、単語組の内容、単語組及び音符組の長さの関係、以前の処理による字足らずの解消状況等の予め設定されている判定条件に合致するか否かにより判定される。
そして第2通信装置2では、制御手段20の制御により、単語組を繰り返す単語組繰り返し処理の要否を判定し(S209)、単語組繰り返し処理を要すると判定した場合(S209:YES)、単語組繰り返し処理を実行する(S210)。ステップS209において、単語組繰り返し処理が不要であると判定した場合(S209:NO)、ステップS210の処理は実行せず、次の処理へ進む。単語組繰り返し処理とは、最後の単語組を繰り返す、即ちリフレインを行うことにより、音節を追加して音節の不足を解消する処理である。なお一の単語組のみを繰り返すのではなく、複数の単語組を繰り返す様にしても良く、また文字データに比べて音楽データが長く、対応する単語組が割り当てられていない音符組が存在する場合、一又は複数の単語組を繰り返すことにより、音符組に対応する単語組を作成する様にしても良い。単語組繰り返し処理の要否は、単語組及び音符組の長さの関係、単語組が割り当てられない音符組の有無、以前の処理による字足らずの解消状況等の予め設定されている判定条件に合致するか否かにより判定される。
そして第2通信装置2では、制御手段20の制御により、音節が割り当てられていない音符の存在を許可する無音節音符許可処理の要否を判定し(S211)、無音節音符許可処理を要すると判定した場合(S211:YES)、無音節音符許可処理を実行する(S212)。ステップS211において、無音節音符許可処理が不要であると判定した場合(S211:NO)、ステップS212の処理は実行せず、次の処理へ進む。無音節音符許可処理とは、余った音符に対して音節を割り当てず、バックグラウンドミュージックとして出力する処理である。無音節音符許可処理の要否は、単語組及び音符組の長さの関係、単語組が割り当てられない音符組の有無、以前の処理による字足らずの解消状況等の予め設定されている判定条件に合致するか否かにより判定される。
そして第2通信装置2では、制御手段20の制御により、音節が割り当てられていない音符をフェードアウトさせるフェードアウト処理の要否を判定し(S213)、フェードアウト処理を要すると判定した場合(S213:YES)、フェードアウト処理を実行する(S214)。ステップS213において、フェードアウト処理が不要であると判定した場合(S213:NO)、ステップS214の処理は実行せず、次の処理へ進む。フェードアウト処理とは、音節が割り当てられていない音符の音量を徐々に下げていき、かつ所定値以下の音量となった音符を削除する処理である。フェードアウト処理の要否は、単語組及び音符組の長さの関係、単語組が割り当てられない音符組の有無、以前の処理による字足らずの解消状況等の予め設定されている判定条件に合致するか否かにより判定される。
そして第2通信装置2では、制御手段20の制御により、音符が割り当てられていない音符に所定の音節を追加して対応付けるスキャット・ハミング処理の要否を判定し(S215)、スキャット・ハミング処理を要すると判定した場合(S215:YES)、スキャット・ハミング処理を実行する(S216)。ステップS215において、スキャット・ハミング処理が不要であると判定した場合(S215:NO)、ステップS216の処理は実行せず、次の処理へ進む。スキャット・ハミング処理とは、音節が割り当てられていない音符に「ららら」等の所定の音節を追加して音節の不足を解消する処理である。スキャット・ハミング処理の要否は、単語組及び音符組の長さの関係、単語組が割り当てられない音符組の有無、以前の処理による字足らずの解消状況等の予め設定されている判定条件に合致するか否かにより判定される。
そして第2通信装置2では、制御手段20の制御により、字足らず状況が解消したか否かを判定し(S217)、字足らず状況が解消していると判定した場合(S217:YES)、字足らず調整処理を終了し、音楽データ加工処理の以降の処理を実行する。ステップS217において、字足らず状況が解消していないと判定した場合(S217:NO)、ステップS201へ戻り、以降の処理を繰り返す。
次に図3を用いて説明した第2通信装置(音楽データ加工装置)2の音楽データ加工処理のステップS111にて実行する字余り調整処理の詳細を説明する。図6及び図7は、本発明の実施の形態1における第2通信装置(音楽データ加工装置)2の字余り調整処理を示すフローチャートである。第2通信装置2では、記録手段21に記録されたコンピュータプログラム201を実行する制御手段20の制御により、以降に示す字余り調整処理を実行する。先ず第2通信装置2では、制御手段20の制御により、音符を分割する音符分割処理の要否を判定し(S301)、音符分割処理を要すると判定した場合(S301:YES)、発音データベース21aに記録されている発音に関する情報を参照して、音符分割処理を実行する(S302)。ステップS301において、音符分割処理が不要であると判定した場合(S301:NO)、ステップS302の処理は実行せず、次の処理へ進む。音符分割処理とは、発音データベース21aを参照して単語組の中でアクセントを持つ音節を特定し、特定した音節以外の音節の中で遅延値が最も小さい音節を、発音データベース21aを参照して特定し、特定した音節に対応する音符を2分割、例えば8分音符を2つの16分音符に分割して特定した遅延値が最も小さい音節と、その音節の次の音節とに対応付ける。なお更に字余りが有る場合、次に遅延値が小さい音節に対応する音符を分割するという処理を繰り返す。音符分割処理の要否は、単語組の内容、遅延値が最も小さい音節の位置、分割の対象となる音符の長さ等の予め設定されている判定条件に合致するか否かにより判定される。
そして第2通信装置2では、制御手段20の制御により、長音を短縮する音節短縮処理の要否を判定し(S303)、音節短縮処理を要すると判定した場合(S303:YES)、音節短縮処理を実行する(S304)。ステップS303において、音節短縮処理が不要であると判定した場合(S303:NO)、ステップS304の処理は実行せず、次の処理へ進む。音節短縮処理とは、単語組に含まれる長音を短縮することにより、音節の数を削減する処理である。例えば「かー」等の長音を「か」というように短縮することにより、音符の不足を解消する。音節短縮処理の要否は、単語組の内容、長音の有無、長音の種類、長音の位置、以前の処理による字余りの解消状況等の予め設定されている判定条件に合致するか否かにより判定される。
そして第2通信装置2では、制御手段20の制御により、連母音又は半母音を短縮する母音短縮処理の要否を判定し(S305)、母音短縮処理を要すると判定した場合(S305:YES)、母音短縮処理を実行する(S306)。ステップS305において、母音短縮処理が不要であると判定した場合(S305:NO)、ステップS306の処理は実行せず、次の処理へ進む。連母音とは、「ああ」、「えい」等の連続する母音を示し、連母音を短縮する母音短縮処理とは、連続する母音の後の音節を前の音節に合成する処理を示す。なお本願では前の母音が子音を伴う場合でも母音短縮処理を適用することが可能である。例えば「鯉のぼり」の「koi」の箇所を連母音と見なし、「koi」を短縮して一つの音符に対応付ける様にしても良い。なお対応付けられた一つの音符は必要に応じて2つの音符に分割する様にしても良い。半母音とは、「わ行」及び「や行」の音を示し、半母音を短縮する母音短縮処理とは、半母音を前の音節に合成する処理を示す。例えば「合わない」は、母音短縮処理により、「合わ」の箇所を短縮して一つの音符に対応付けられる。なお「合わない」の場合は、「ない」の箇所も連母音を短縮する母音短縮処理により一つの音符に対応付けられる。また半母音を短縮する母音短縮処理においても対応付けられた一つの音符を2つの音符に分割する様にしても良い。母音短縮処理の要否は、単語の内容、連母音又は半母音の有無、連母音又は半母音の位置、以前の処理による字余り解消状況等の予め設定されている判定条件に合致するか否かにより判定される。
そして第2通信装置2では、制御手段20の制御により、助詞又は撥音を短縮する助詞・撥音短縮処理の要否を判定し(S307)、助詞・撥音短縮処理を要すると判定した場合(S307:YES)、助詞・撥音短縮処理を実行する(S308)。ステップS307において、助詞・撥音短縮処理が不要であると判定した場合(S307:NO)、ステップS308の処理は実行せず、次の処理へ進む。助詞・撥音短縮処理とは、助詞、又は撥音、即ち「ん」を前の音節に合成して一つの音符に対応付ける。そして対応付けられた一つの音符は必要に応じて2つの音符に分割される。助詞・撥音短縮処理の要否は、単語の内容、助詞又は撥音の有無、助詞又は撥音の位置、以前の処理による字余り解消状況等の予め設定されている判定条件に合致するか否かにより判定される。
そして第2通信装置2では、制御手段20の制御により、「サビ」と呼ばれる楽曲の中で最も盛り上がる箇所を示す一又は複数の音符組を繰り返すサビ繰り返し処理の要否を判定し(S309)、サビ繰り返し処理を要すると判定した場合(S309:YES)、サビ繰り返し処理を実行する(S310)。ステップS309において、サビ繰り返し処理が不要であると判定した場合(S309:NO)、ステップS310の処理は実行せず、次の処理へ進む。サビ繰り返し処理とは、音符組が割り当てられない単語組が存在する場合に、サビとなる音符組を繰り返すことにより、音符の不足を解消する処理である。なおサビとなる音符組は、予め音楽データにサビとなる音符組を示すデータを含めることで検出することができる。サビ繰り返し処理の要否は、音符組が割り当てられない単語組の有無、単語組及び音符組の長さの関係、サビとなる音符組の長さ、以前の処理による字余り解消状況等の予め設定されている判定条件に合致するか否かにより判定される。
そして第2通信装置2では、制御手段20の制御により、曲の先頭から始まる一又は複数の音符組を繰り返す前部繰り返し処理の要否を判定し(S311)、前部繰り返し処理を要すると判定した場合(S311:YES)、前部繰り返し処理を実行する(S312)。ステップS311において、前部繰り返し処理が不要であると判定した場合(S311:NO)、ステップS312の処理は実行せず、次の処理へ進む。前部繰り返し処理とは、音符組が割り当てられていない単語組が存在する場合に、曲の先頭の一又は複数の音符組を繰り返すことにより、音符の不足を解消する処理である。前部繰り返し処理の要否は、音符組が割り当てられない単語組の有無、単語組及び音符組の長さの関係、繰り返しの対象となる音符組の長さ、以前の処理による字余り解消状況等の予め設定されている判定条件に合致するか否かにより判定される。
そして第2通信装置2では、制御手段20の制御により、字余りとなっている音符組の直前の音符組を繰り返す直前音符組繰り返し処理の要否を判定し(S313)、直前音符組繰り返し処理を要すると判定した場合(S313:YES)、直前音符組繰り返し処理を実行する(S314)。ステップS313において、直前音符組繰り返し処理が不要であると判定した場合(S313:NO)、ステップS314の処理は実行せず、次の処理へ進む。直前音符組繰り返し処理とは、対応付けられている音符組の音符の数と単語組の音節の数との差が所定値以上である場合に、その音符組の直前の音符組を繰り返すことにより、音符組を増加させ、複数となった音符組に単語組を対応付ける処理である。直前音符組繰り返し処理の要否は、単語組及び音符組の長さの関係、繰り返しの対象となる音符組の長さ、以前の処理による字余り解消状況等の予め設定されている判定条件に合致するか否かにより判定される。
そして第2通信装置2では、制御手段20の制御により、曲の最後の一又は複数の音符組を繰り返す後部繰り返し処理の要否を判定し(S315)、後部繰り返し処理を要すると判定した場合(S315:YES)、後部繰り返し処理を実行する(S316)。ステップS315において、後部繰り返し処理が不要であると判定した場合(S315:NO)、ステップS316の処理は実行せず、次の処理へ進む。後部繰り返し処理とは、音符組が割り当てられていない単語組が存在する場合に、曲の最後の一又は複数の音符組を繰り返すことにより、音符の不足を解消する処理である。後部繰り返し処理の要否は、音符組が割り当てられない単語組の有無、単語組及び音符組の長さの関係、繰り返しの対象となる音符組の長さ、以前の処理による字余り解消状況等の予め設定されている判定条件に合致するか否かにより判定される。
そして第2通信装置2では、制御手段20の制御により、字余り状況が解消したか否かを判定し(S317)、字余り状況が解消していると判定した場合(S317:YES)、字余り調整処理を終了し、音楽データ加工処理の以降の処理を実行する。ステップS317において、字余り状況が解消していないと判定した場合(S317:NO)、ステップS301へ戻り、以降の処理を繰り返す。
次に図3を用いて説明した第2通信装置(音楽データ加工装置)2の音楽データ加工処理のステップS112にて実行する歌詞付音楽データ合成処理の詳細を説明する。図8は、本発明の実施の形態1における第2通信装置(音楽データ加工装置)2の歌詞付音楽データ合成処理を示すフローチャートである。第2通信装置2では、記録手段21に記録されたコンピュータプログラム201を実行する制御手段20の制御により、文字組及び音符組への分割結果、文字組及び音符組の対応付けの状況、発音データベース21aに記録されているアクセント等の発音に関する情報、並びに発声データベース21bに記録されている音声データに基づいて、音声合成波形を生成し(S401)、生成した音声合成波形を、音節毎に、対応している音符が示す音価(音符長)及び音程(周波数)に基づき加工し(S402)、加工した音声合成波形を音楽データに合成する(S403)。これにより歌詞付音楽データが生成される。
次に図3を用いて説明した第2通信装置(音楽データ加工装置)2の音楽データ加工処理のステップS113にて実行する編曲処理の詳細を説明する。図9は、本発明の実施の形態1における第2通信装置(音楽データ加工装置)2の編曲処理を示すフローチャートである。第2通信装置2では、記録手段21に記録されたコンピュータプログラム201を実行する制御手段20の制御により、以降に示す編曲処理を実行する。先ず第2通信装置2では、制御手段20の制御により、各音符の音価(音符長)に対し、所定の短縮係数K(0<K<1)を乗じて音価を調整し(S501)、調整した音価が所定の上限値以上である音符に対しては、音価が上限値となる様に調整し(S502)、調整した音価が所定の下限値以下である音符に対しては、音価が下限値となる様に調整する(S503)。ステップS501〜S503の音価調整処理により、スタッカートを効かせた歌唱方法を演出することができる。
そして第2通信装置2では、制御手段20の制御により、各音符に対し、歌詞付音楽データの音価、ピッチベント値及びベロシティ値を、元の音楽データの音価、ピッチベント値及びベロシティ値に基づいて調整し(S504)、更に各音符に対し、対応する音節のアクセント量及び歌詞の発音に基づいて、音価、ピッチベント値及びベロシティ値を調整し(S505)、各音符に対し、エクスプレッション値及び遅延量を調整する(S506)。ステップS504の調整処理は、元の音楽データの音価、ピッチベント値及びベロシティ値と、加工後の歌詞付音楽データの音価、ピッチベント値及びベロシティ値とを夫々所定の比率で加重平均して求めた値に調整する処理である。なおピッチベント値とは、音の高さを微調整する値であり、ベロシティ値とは、音の強さを微調整する値である。またエクスプレッション値とは、音量を微調整する値である。
前記実施の形態1では、第2通信装置を音楽データ加工装置として用いる形態を示したが、本発明はこれに限らず、第1通信装置を音楽データ加工装置として用いる様にしても良い。第1通信装置を音楽データ加工装置として用いる場合、第1通信装置は、電子メールの送信時に電子メールに含まれる文字データに基づいて音楽データを加工して歌詞付音楽データを生成する音楽データ加工処理を実行し、生成した歌詞付音楽データを電子メールに添付して送信する。
また前記実施の形態1では、携帯型電話機である通信装置を音楽データ加工装置として用いる形態を示したが、本発明はこれに限らず、電子メールを送受信することが可能なパーソナルコンピュータである通信装置を音楽データ加工装置として用いる等、様々な形態に展開することが可能である。
実施の形態2.
実施の形態2は、実施の形態1において、電子メールを送受信する通信装置を音楽データ加工装置として用いるのではなく、インターネット等の通信網に接続するウェブサーバコンピュータを音楽データ加工装置として用い、歌詞付音楽データを生成するサービスを提供するASPとして運用する形態である。
図10は、本発明の実施の形態2における音楽データ加工システムを概念的に示す説明図である。図1中3は、ウェブサーバコンピュータを用いた本発明の音楽データ加工装置であり、音楽データ加工装置3は、インターネット等の通信網100に接続しており、通信網100には、パーソナルコンピュータ等の通信装置4が接続している。
図11は、本発明の実施の形態2における音楽データ加工システムにて用いられる各種装置を示すブロック図である。音楽データ加工装置3は、装置全体を制御するCPU等の制御手段30、本発明のコンピュータプログラム201及びデータ等の各種情報を記録したCD−ROM等の記録媒体202から各種データを読み取るCD−ROMドライブ等の補助記憶手段31、補助記憶手段31により読み取った各種データを記録するハードディスク等の記録手段32、情報を一時的に記憶するRAM等の記憶手段33を備えている。そして記録手段32に記録したコンピュータプログラム201を読み取り、記憶手段33に記憶させて、制御手段30にて実行することにより、ウェブサーバコンピュータは、本発明の音楽データ加工装置3として動作する。さらに音楽データ加工装置3は、通信網1に接続する通信手段34を備えている。
音楽データ加工装置3の記録手段32の記録領域の一部は、発音データベース32a、音声データベース32b等の各種データベースとして用いられている。なお記録手段32の記録領域の一部を発音データベース32a、音声データベース32b等の各種データベースとして用いるのではなく、音楽データ加工装置3に接続する他の装置の記録領域の一部を各種データベースとして用いる様にしても良い。
通信装置4は、制御手段40、記録手段41、記憶手段42、通信手段43、マウス、キーボード等の入力手段44、及びモニタ、スピーカ等の出力手段45を備えている。
次に本発明の実施の形態2における音楽データ加工システムにて用いられる各種装置の処理について説明する。図12は、本発明の実施の形態2における通信装置4の文字データ送信処理及び音楽データ加工装置3の音楽データ加工処理を示すフローチャートである。通信装置4を操作する操作者は、通信装置4を操作して、文字データを入力し、予め記録手段42に記録されている音楽データを指定する入力を行う。通信装置4は、入力手段44から入力を受け付け、指定された音楽データ及び入力された文字データを通信手段43から通信網100を介して音楽データ加工装置3へ送信する(S601)。
音楽データ加工装置3では、記憶手段33に記憶させたコンピュータプログラム201を実行する制御手段30の制御により、通信手段34にて、音楽データ及び文字データを受信する(S602)。なお音楽データは、通信装置4から音楽データ加工装置3へ送信するのではなく、予め音楽データ加工装置3が備える記録手段32に記録している音楽データを、以降の処理において用いる様にしても良く、またその場合、使用する音楽データを指定すべく音楽データの名称を示した名称データを通信装置4にて指定する様にしても良い。
そして音楽データ加工装置3では、制御手段30の制御により、音楽データに文字データを合成した歌詞付音楽データを生成する音楽データ加工処理を実行し(S603)、生成した歌詞付音楽データを通信手段34から通信網100を介して通信装置4へ送信する(S604)。ステップS603の音楽データ加工処理は、実施の形態1にて、音楽データ加工処理、並びに音楽データ加工処理にて実行される字足らず調整処理、字余り調整処理、歌詞付音楽データ合成処理、及び編曲処理と同様であるので、実施の形態1を参照するものとし、その説明を省略する。
通信装置4では、制御手段40の制御により、通信手段43にて歌詞付音楽データを受信し(S605)、受信した歌詞付音楽データを記録手段42に記録し(S606)、また必要に応じてスピーカである出力手段45から出力する。
前記実施の形態2では、生成した歌詞付音楽データを文字データの送信元の装置へ送信する形態を示したが、本発明はこれに限らず、通信装置4にて指定された他の装置へ、生成した歌詞付音楽データを送信する様にしても良い等、様々な形態に展開することが可能である。
さらに音楽データ加工装置をメールサーバコンピュータに適用し、送受信される電子メールの文章を、メールサーバコンピュータにて歌詞付音楽データに加工するという新たなサービスを提供することが可能である。
なお携帯型電話機による電子メールの送受信として、様々な機能が提案されているが、本願発明に関連性が高い内容を記載した先行技術文献を、本願出願人は出願時に発見することはできなかった。
本発明の実施の形態1における音楽データ加工システムを概念的に示す説明図である。 本発明の実施の形態1における音楽データ加工システムにて用いられる各種装置を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1における第1通信装置の文字データ送信処理及び第2通信装置(音楽データ加工装置)の音楽データ加工処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1における第2通信装置(音楽データ加工装置)の字足らず調整処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1における第2通信装置(音楽データ加工装置)の字足らず調整処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1における第2通信装置(音楽データ加工装置)の字余り調整処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1における第2通信装置(音楽データ加工装置)の字余り調整処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1における第2通信装置(音楽データ加工装置)の歌詞付音楽データ合成処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1における第2通信装置(音楽データ加工装置)の編曲処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2における音楽データ加工システムを概念的に示す説明図である。 本発明の実施の形態2における音楽データ加工システムにて用いられる各種装置を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2における通信装置の文字データ送信処理及び音楽データ加工装置の音楽データ加工処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 第1通信装置
2 第2通信装置(音楽データ加工装置)
3 音楽データ加工装置
4 通信装置
201 コンピュータプログラム
202 記録媒体

Claims (7)

  1. 音を出力する出力手段から音を出力させる音楽データを加工する音楽データ加工装置を用いた音楽データ加工方法において、
    前記音楽データ加工装置は、
    音符単位のデータを含む音楽データを読み取り、
    言葉を示す文字データを読み取り、
    文字データにより示される言葉を形態素解析にて単語に分解し、
    分解した単語、並びに予め一の単語の発音及び結合した複数の単語の発音に関する情報を記録している発音データベースに記録されている発音に関する情報に基づいて、文字データにより示される言葉を、発音に係る単位となる一又は複数の単語からなる単語組に分割し、
    音楽データに含まれている音符を予め設定されている区切り位置に基づいて音符組に分割し、
    単語組及び音符組毎に、音楽データに含まれる音符及び文字データにより示される言葉の音節の対応付けを行い、
    対応付けを行うことにより、音符より音節の数の方が少ないと判定した場合に、音符の合成、及び単語組の繰り返し、並びに音楽データに基づく音のフェードアウト処理の少なくとも一つにより、対応付けた音符及び音節の数の過不足を調整し、
    音楽データに文字データを合成した歌詞付音楽データを生成し、
    生成した歌詞付音楽データの音価、ピッチベント値、ベロシティ値、及びエクスプレッション値の少なくとも一つを修正する
    ことを特徴とする音楽データ加工方法。
  2. 音を出力する出力手段から音を出力させる音楽データを加工する音楽データ加工装置において、
    一の単語の発音及び結合した複数の単語の発音に関する情報を記録する発音データベースと、
    音符単位のデータを含む音楽データを読み取る手段と、
    言葉を示す文字データを読み取る文字読取手段と、
    文字データにより示される言葉を形態素解析にて単語に分解する手段と、
    分解した単語及び発音データベースに記録されている発音に関する情報に基づいて、文字データにより示される言葉を、発音に係る単位となる一又は複数の単語からなる単語組に分割する手段と、
    音楽データに含まれている音符を予め設定されている区切り位置に基づいて音符組に分割する手段と、
    単語組及び音符組毎に、音楽データに含まれる音符及び文字データにより示される言葉の音節の対応付けを行う手段と、
    対応付けた音符及び音節の数の過不足を調整する調整手段と、
    音楽データに文字データを合成した歌詞付音楽データを生成する手段と
    生成した歌詞付音楽データの音価、ピッチベント値、ベロシティ値、及びエクスプレッション値の少なくとも一つを修正する手段と
    を備え、
    前記調整手段は、音符より音節の数の方が少ない場合に、音符の合成、及び単語組の繰り返し、並びに音楽データに基づく音のフェードアウト処理の少なくとも一つにより調整するように構成している
    ことを特徴とする音楽データ加工装置。
  3. 前記調整手段は、音符より音節の数の方が多い場合に、音符の分割、音節の短縮、及び複数の音節の合成、並びに音符組の繰り返しの少なくとも一つにより調整するように構成していることを特徴とする請求項2に記載の音楽データ加工装置。
  4. 通信網に接続して電子メールを送受信する手段を更に備え、
    前記文字読取手段は、電子メールに含まれる文字データを読み取るように構成している
    ことを特徴とする請求項2又は請求項に記載の音楽データ加工装置。
  5. 携帯型電話機であり、
    通信網に接続して電子メールを送受信する手段を更に備え、
    前記文字読取手段は、電子メールに含まれる文字データを読み取るように構成している
    ことを特徴とする請求項2又は請求項に記載の音楽データ加工装置。
  6. 請求項2又は請求項に記載の音楽データ加工装置と、
    該音楽データ生成装置と通信網を介して通信する通信装置と
    を備え、
    該通信装置は、
    文字データを前記音楽データ生成装置へ送信する手段を備え、
    該音楽データ生成装置が備える文字読取手段は、
    受信した文字データを読み取るように構成している
    ことを特徴とする音楽データ加工システム。
  7. 出力手段から音を出力させる音楽データを加工させるコンピュータプログラムにおいて、
    コンピュータに、音符単位のデータを含む音楽データを読み取らせる手順と、
    コンピュータに、言葉を示す文字データを読み取らせる手順と、
    コンピュータに、文字データにより示される言葉を形態素解析にて単語に分解させる手順と、
    コンピュータに、分解した単語、並びに予め一の単語の発音及び結合した複数の単語の発音に関する情報を記録している発音データベースに記録されている発音に関する情報に基づいて、文字データにより示される言葉を、発音に係る単位となる一又は複数の単語からなる単語組に分割させる手順と、
    コンピュータに、音楽データに含まれている音符を予め設定されている区切り位置に基づいて音符組に分割させる手順と、
    コンピュータに、単語組及び音符組毎に、音楽データに含まれる音符及び文字データにより示される言葉の音節の対応付けを行わせる手順と、
    コンピュータに、対応付けを行うことにより、音符より音節の数の方が少ないと判定した場合に、音符の合成、及び単語組の繰り返し、並びに音楽データに基づく音のフェードアウト処理の少なくとも一つにより、対応付けた音符及び音節の数の過不足を調整させる手順と、
    コンピュータに、音楽データに文字データを合成した歌詞付音楽データを生成させる手順と
    コンピュータに、生成した歌詞付音楽データの音価、ピッチベント値、ベロシティ値、及びエクスプレッション値の少なくとも一つを修正させる手順と
    を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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