JP4298340B2 - ホログラム記録再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、物体光と参照光との干渉によって生じる光強度分布を干渉縞として記録する一方、該記録媒体に参照光を照射して、該記録媒体に記録された干渉縞により回折された再生光を取り出すホログラム記録方法、ホログラム記録装置、ホログラム再生方法、ホログラム再生装置及びホログラム記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、物体光と参照光との干渉によって生じる光強度分布を干渉縞として記録する一方、該記録媒体に参照光を照射して、該記録媒体に記録された干渉縞により回折された再生光を取り出すホログラム記録再生装置がある(例えば、非特許文献1参照。)。以下に従来技術によるホログラム記録再生装置について説明する。図55は、従来技術によるホログラム記録再生装置の構成を示す模式図である。同図において、2003は偏光の方向により光を分離する偏光ビームスプリッタ(以下、PBS)、2005は凸レンズ、2006は波面を記録する記録層、2007は凸レンズ、2008は光を変調する空間光変調器(以下、SLM)、2009は最終的に光学系から出てきた信号をとらえる光検出器、2011はミラー、2018は凸レンズである。
【0003】
次に、図55に示した従来のホログラム記録再生装置の記録時の動作について図56を参照して説明する。図56は上記従来技術によるホログラム記録再生装置の記録時の動作を説明するための模式図である。同図において、平行光をPBS2003に入射すると、PBS2003に対してP方位の光はPBS2003を通過し、SLM2008へ入射する。
【0004】
光はSLM2008を透過するとともに変調される。この時、SLM2008の出射側についている偏光子の偏光方位に従って、SLM2008から出射する光は、PBS2003に対してS方位の偏光面を持つ。SLM2008から出射した光は、レンズ2005に入射する。レンズ2005を通った光は集光され、記録層2006に至る。
【0005】
一方、PBS2003に入射した平行光で、PBS2003に対してS方位の光はPBS2003でミラー2011方向に反射される。この反射された光はミラー2011でさらに反射されてレンズ2018に入射する。レンズ2018を通過した光は集光され、記録層2006に至る。
記録層2006内では、レンズ2005から来た物体光とレンズ2018から来た参照光が干渉し、その強度分布が記録層2006に記録される。
【0006】
次に、図55に示した従来のホログラム記録再生装置の再生時の動作について図57を参照して説明する。図57は、上記従来技術によるホログラム記録再生装置の再生時の動作を説明するための模式図である。平行光をPBS2003に入射すると、PBS2003に対してS方位の光はPBS2003でミラー2011方向に反射される。この反射された光はミラー2011でさらに反射されてレンズ2018に入射する。レンズ2018を通過した光は集光され、参照光として記録層2006に至る。
【0007】
記録層2006では、記録された強度分布に従って光が回折し、その1部はレンズ2007を通って光検出器2009に至り、受光面上にSLM2008で変調された像が結像する。この結像した像の強度分布を信号として光検出器2009から取り出す。
【0008】
【非特許文献1】
辻内順平、「物理学選書22 ホログラフィー」、裳華房、1997年、 p.26
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のホログラム記録再生装置では、光学部品点数が多いことによって装置が大型化するという問題が有った。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、装置の小型化を容易とするホログラム記録再生装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、物体光と参照光との干渉によって生じる光強度分布を干渉縞として記録媒体に記録し、前記記録媒体に参照光を照射することにより、前記記録媒体に記録された情報を再生するホログラム記録再生装置であって、前記記録媒体に対して参照光を出射する光源と、前記光源と前記記録媒体との間に配されて、前記光源から出射された参照光の一部を変調して物体光を生成する空間光変調器と、前記光源と前記空間変調器との間に配されて、前記光源から出射された参照光の一部を前記空間変調器に到達させないように前記一部を遮光する遮光位置と、前記参照光の一部を前記空間変調器に到達させる非遮光位置との間で切替可能な遮光部と、前記空間変調器と前記記録媒体との間に配されて、入射光を集光する第1の光学素子と、前記第1の光学素子よりも前記光源側に配されて、入射光の光路方向を変更する第2の光学素子と、前記記録媒体を挟んで前記光源と反対側に配されて、入射光を反射させる反射部と、前記第1の光学素子よりも前記光源側に配されて、入射光の光強度分布を検出する光検出部とを備え、前記光強度分布の記録時に、前記遮光部が前記非遮光位置に配され、前記光源から出射された参照光の一部を前記空間変調器によって物体光とし、前記物体光と前記光源から出射された参照光との双方、または、前記光源から出射された参照光のみを、前記第2の光学素子を透過させて光路方向を変更することにより、前記物体光と前記参照光とを、前記第1の光学素子を透過させて、前記記録媒体において重ね合わせ、前記情報の再生時に、前記遮光部が前記遮光位置に配されて、前記光源から出射された参照光を、前記第2の光学素子を透過させて光路方向を変更し、前記第1の光学素子を透過させて前記記憶媒体に到達させることによって得られた回折光を、前記反射部によって反射させ、前記記録媒体及び前記第1の光学素子を透過させて、前記光検出部に結像させることを特徴とする。
【0011】
また、請求項2に記載の発明は、物体光と参照光との干渉によって生じる光強度分布を干渉縞として記録媒体に記録し、前記記録媒体に参照光を照射することにより、前記記録媒体に記録された情報を再生するホログラム記録再生装置であって、前記記録媒体に対して参照光を出射する光源と、前記光源と前記記録媒体との間に配されて、前記光源から出射された参照光の一部を変調して物体光を生成する空間光変調器と、前記光源と前記空間変調器との間に配されて、前記光源から出射された参照光の一部を前記空間変調器に到達させないように前記一部を遮光する遮光位置と、前記参照光の一部を前記空間変調器に到達させる非遮光位置との間で切替可能な遮光部と、前記空間変調器と前記記録媒体との間に配されて、入射光を集光する第1の光学素子と、前記第1の光学素子よりも前記光源側に配されて、入射光の光路方向を変更する第2の光学素子と、前記記録媒体を挟んで前記光源と反対側に配されて、入射光を反射させる反射部と、前記第1の光学素子よりも前記光源側に配されて、入射光の光強度分布を検出する光検出部とを備え、前記光強度分布の記録時に、前記遮光部が前記非遮光位置に配され、前記光源から出射された参照光の一部を前記空間変調器によって物体光とし、前記物体光と前記光源から出射された参照光との双方、または、前記光源から出射された参照光のみを、前記第2の光学素子を透過させて光路方向を変更することにより、前記物体光と前記参照光とを、前記第1の光学素子を透過させて、前記反射部によって反射させ、前記記録媒体において重ね合わせ、前記情報の再生時に、前記遮光部が前記遮光位置に配されて、前記光源から出射された参照光を、前記第2の光学素子を透過させて光路方向を変更し、前記第1の光学素子を透過させて、前記反射部によって反射させ、前記記憶媒体に到達させることによって得られた回折光を前記第1の光学素子を透過させて、前記光検出部に結像させることを特徴とする。
【0012】
また、請求項3に記載の発明は、前記遮光部と前記空間光変調器との間に配されて、光の偏光方向を45度回転させる第1の旋光素子と、前記第2の光学素子と前記光検出部との間に配されて、光の偏光方向を45度回転させ、その回転方向が前記第1の旋光素子と同じ方向である第2の旋光素子と、前記第2の旋光素子と前記光検出部との間に配されて、光の偏光方向にしたがって、透過させる光量と反射させる光量とを変化させる偏光ビームスプリッタとを備え、前記反射部が再生用ミラーであって、前記再生用ミラーは、前記物体光と前記参照光とが照射されるエリアの光反射材を移動可能に構成されており、前記記録時に、前記物体光が透過するエリアを前記物体光の入射位置に移動させ、また、前記参照光が透過するエリアを前記参照光の入射位置に移動させて、前記物体光と前記参照光とを透過させることを特徴とする
【0013】
また、請求項4に記載の発明は、前記第2の光学素子と前記光検出部との間に配されて、光の位相を1/4波長遅らせる1/4波長板と、前記1/4波長板と前記光検出部との間に配されて、光の偏光方向にしたがって、透過させる光量と反射させる光量とを変化させる偏光ビームスプリッタとを備え、前記反射部が再生用ミラーであって、前記再生用ミラーは、前記物体光と前記参照光とが照射されるエリアの光反射材を移動可能に構成されており、前記記録時に、前記物体光が透過するエリアを前記物体光の入射位置に移動させ、また、前記参照光が透過するエリアを前記参照光の入射位置に移動させて、前記物体光と前記参照光とを透過させることを特徴とする
【0014】
また、請求項5に記載の発明は、前記遮光部と前記空間光変調器との間に配されて、光の偏光方向を45度回転させる第1の旋光素子と、前記第2の光学素子と前記光検出部との間に配されて、光の偏光方向を45度回転させ、その回転方向が前記第1の旋光素子と同じ方向である第2の旋光素子と、前記第2の旋光素子と前記光検出部との間に配されて、光の偏光方向にしたがって、透過させる光量と反射させる光量とを変化させる偏光ビームスプリッタとを備え、前記反射部は、少なくとも2つのミラーを有するミラーアレイであって、前記ミラーは、前記ミラーの中心と前記ミラーの反射面とを通る軸に対して回転可能であり、前記軸は、互いに平行となっていることを特徴とする
【0015】
また、請求項6に記載の発明は、前記第2の光学素子と前記光検出部との間に配されて、光の位相を1/4波長遅らせる1/4波長板と、前記1/4波長板と前記光検出部との間に配されて、光の偏光方向にしたがって、透過させる光量と反射させる光量とを変化させる偏光ビームスプリッタとを備え、前記反射部は、少なくとも2つのミラーを有するミラーアレイであって、前記ミラーは、前記ミラーの中心と前記ミラーの反射面とを通る軸に対して回転可能であり、前記軸は、互いに平行となっていることを特徴とする
【0016】
また、請求項7に記載の発明は、前記遮光部と前記空間光変調器との間に配されて、光の偏光方向を45度回転させる第1の旋光素子と、前記第2の光学素子と前記光検出部との間に配されて、光の偏光方向を45度回転させ、その回転方向が前記第1の旋光素子と同じ方向である第2の旋光素子と、前記第2の旋光素子と前記光検出部との間に配されて、光の偏光方向にしたがって、透過させる光量と反射させる光量とを変化させる偏光ビームスプリッタとを備えることを特徴とする
【0017】
また、請求項8に記載の発明は、前記第2の光学素子と前記光検出部との間に配されて、光の位相を1/4波長遅らせる1/4波長板と、前記1/4波長板と前記光検出部との間に配されて、光の偏光方向にしたがって、透過させる光量と反射させる光量とを変化させる偏光ビームスプリッタとを備えることを特徴とする
【0036】
この発明では、再生時に使用する再生用入射光を得るための光学素子と回折光を通す光学素子とを第1の光学素子として共有するとともに、記録時に使用する物体光を得るための光学素子と参照光を得るための光学素子とを第1の光学素子として共有することが可能となることから、ホログラム記録再生装置が小型化できるとともに、部品点数が少ないことから製造コストが低減できるという利点がある。
また、このような構造となっているので、透過型ホログラムのみの記録再生が可能となることから、反射型ホログラムを記録再生するものよりも記憶密度を高くすることができるという利点がある。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の実施形態では、記録媒体中において物理的な変化により信号を記録する部分を記録層と呼んでおり、説明文章中では、記録層が空気または真空中に置かれている場合について説明しているが、この記録層の回りにガラスや樹脂等が存在していても、同様な効果を奏する。
【0038】
[第1実施形態]
図1は第1実施形態に係るホログラム記録再生装置の構成を示す模式図である。同図において、101は光を変調する空間光変調器(以下、SLM)、102はレンズ、103は波面を記録する記録層、105は最終的に光学系から出てきた信号をとらえる光検出器、106は再生時に物体光側の光学系を遮光する遮光板、107はミラー、108は光の進路を変更するプリズムである。
SLM101、レンズ102、光検出器105、ミラー107の位置は、SLM101を通過した光の強度分布が、光検出器105の受光面上で像として結ぶような位置となるように調整する。
【0039】
この調整を行うために、たとえばレンズ102の焦点距離をfとする場合、レンズ102とミラー107の光学的距離をfとしてレンズ102から発した光がミラー107で反射してレンズ102に返ってくるまでの光路長を2fとすることにより、レンズ102とミラー107を用いた光学系をアフォーカル系とする。この時、光検出器105がレンズ102の焦点距離fから光路長にしてzだけレンズ102から離れていたとした場合、SLM101の位置をレンズ102の焦点距離fよりも光路長にしてzだけレンズ102に近付けることで、上に記したような条件、つまり、SLM101の透過光の強度分布を光検出器105の受光面上で結像させる条件を満たすようにすることができる。
【0040】
プリズム108は、物体光と参照光を交差させる働きをするが、物体光と参照光の交差のさせは、ミラー107で反射させる前に交差させる方法と、ミラー107で反射させた後に交差させる方法があり、どちらかを選ぶ。ミラー107で反射させる前に交差させる方法において用いるプリズムは図8のプリズムAであり、また、ミラー107で反射させた後に交差させる方法において用いるプリズムは図8のプリズムBである。
【0041】
ミラー107は、記録層103と一体化していても良いし、あるいは、記録再生装置と一体化していても良い。この様子を、図9に示す。反射器であるミラー107が記録再生装置と一体化している場合を示しているのは、(a)と(b)であり、(a)は記録層全面を反射器であるミラー107で覆った場合を示し、(b)は記録層の1部を反射器であるミラー107で覆った場合を示している。また、(c)は記録層と反射器であるミラー107が一体化している場合を示している。
記録層103の位置は、交差した物体光と参照光の交差により生した光の干渉領域のうち、透過型ホログラムの干渉が生じている領域のみを記録層内に含むように調整する。
【0042】
ミラー107で反射する前に交差する方法の場合の説明を、図4を用いて行う。図4はミラー107で反射する前に交差する場合の物体光と参照光の光路を示しており、領域1は透過型ホログラムの干渉が生じている領域であり、領域2は反射型ホログラムの干渉が生じている領域であり、領域3は透過型と反射型ホログラムの干渉が混在している領域である。透過型と反射型のホログラムの干渉領域はこのように区分されており、透過型ホログラムのみを記録するために、領域1のみを含むように記録層103を配置するものとする。
【0043】
一方、ミラー107で反射した後に交差する方法の説明を図6を用いて行う。図6はミラー107を反射した後に交差する場合の物体光と参照光の光路を示しており、領域1は透過型ホログラムの干渉が生じている領域であり、領域2は反射型ホログラムの干渉が生じている領域であり、領域3は透過型ホログラムと反射型ホログラムの干渉が混在している領域である。透過型と反射型のホログラムの干渉領域はこのように区分されており、透過型ホログラムのみを記録するために、領域1のみを含むように記録層103を配置するものとする。
【0044】
遮光板106は、SLM101の全面を最も透過率の低い画素値にすることにより、SLM101で代用してもよい。
図1に示した第1実施形態に係るホログラム記録再生装置の記録時の動作を、図2を参照して説明する。図2は第1実施形態に係るホログラム記録再生装置の記録時の動作を説明するための模式図である。
図2において、図中の上に位置する物体光側の光学系では、平行光はSLM101により変調された後、レンズ102を通って記録層103に物体光として入射する。
一方、図中の下に位置する参照光側の光学系では、平行光はプリズム108により光の進行方向が変更され、レンズ102を通って記録層103に参照光として入射する。
【0045】
ここで、ミラー107で物体光と参照光が反射する前にこれらの光が交差するようなプリズム108を選んだ場合は、図4に示す領域1を含む領域に透過型ホログラムが記録される。なお、領域2と3には記録層は無いので、反射型ホログラムは記録されない。
一方、ミラー107で物体光と参照光が反射した後にこれらの光を交差するようなプリズム108を選んだ場合は、図6に示す領域1を含む領域に透過型ホログラムが記録される。なお、領域2と3には記録層は無いので、反射型ホログラムは記録されない。
【0046】
次に、第1実施形態に係るホログラム記録再生装置の再生時の動作を、図3を参照して説明する。図3は、第1実施形態に係るホログラム記録再生装置の再生時の動作を説明するための模式図である。
図中、上に位置する物外光側の光学系では、平行光は遮光板106により遮光されて、それより右側の光学系には入射しない。
一方、図中、下に位置する参照光側の光学系では、記録時と同様に、平行光はプリズム108により光の進行方向が変更され、レンズ102を通って記録層に再生用入射光として入射する。
【0047】
ここで、ミラー107で物体光と参照光が反射する前にこれらの光が交差するようなプリズム108を選んだ場合は、図5に示す領域1に再生用入射光が照射され、そこから回折した光はミラー107で反射し、記録層103、レンズ102を通った後に光検出器105に至る。光検出器105上ではSLM101で変調された像が結像し、この結像した像の強度分布を信号として光検出器105から取り出す。
【0048】
一方、ミラー107で物体光と参照光が反射した後にこれらの光が交差するようなプリズム108を選んだ場合は、図7に示す領域1にミラー107で反射した再生用入射光が照射され、そこから回折した光は、記録層103、レンズ102を通った後に光検出器105に至る。光検出器105上ではSLM101で変調された像が結像し、この結像した像の強度分布を信号として光検出器105から取り出す。
【0049】
第1実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、
(1)記録時に使用する物体光を得るためのレンズと参照光を得るためのレンズを共有すること、
(2)再生時に使用する再生用入射光を得るためのレンズと回折光を通すレンズを共有すること、
(3)記録時において物体光と参照光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
(4)再生時において再生用入射光と回折光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
が可能となる。
【0050】
その効果として、ホログラム記録再生装置が小型化できるとともに、部品点数が少ないことから製造コストが低減できる。
また、このような構造となっているので、透過型ホログラムのみの記録再生が可能となる。
その効果として、反射型ホログラムを記録再生するものよりも記憶密度を高くすることができる。
【0051】
[第2実施形態]
図2は第2実施形態に係るホログラム記録再生装置の構成を示す模式図である。同図において、201は光を変調する空間光変調器(以下、SLM)、202はレンズ、203は波面を記録する記録層、205は最終的に光学系から出てきた信号をとらえる光検出器、206は再生時に物体光側の光学系を遮光する遮光板、207はミラー、208は光の進路を変更するプリズムである。
SLM201、レンズ202、光検出器205、ミラー207の位置は、SLM201を通過した光の強度分布が、光検出器205の受光面上で像として結ぶような位置となるように調整する。
【0052】
この調整を行うために、たとえばレンズ202の焦点距離をfとする場合、レンズ202とミラー207の光学的距離をfとしてレンズ202から発した光がミラー207で反射してレンズ202に返ってくるまでの光路長を2fとすることにより、レンズ202とミラー207を用いた光学系をアフォーカル系とする。この時、光検出器205がレンズ202の焦点距離fから光路長にしてzだけレンズ202から離れていたとした場合、SLM201の位置をレンズ202の焦点距離fよりも光路長にしてzだけレンズ202に近付けることで、上に記したような条件、つまり、SLM201の透過光の強度分布を光検出器205の受光面上で結像させる条件を満たすようにできる。
【0053】
プリズム208は、物体光と参照光を交差させる働きをするが、物体光と参照光の交差のさせ方は、ミラー207で反射させる前に交差させる方法と、ミラー207で反射させた後に交差させる方法があり、どちらかを選ぶ。ミラー207で反射させる前に交差させる方法において用いるプリズムは図21のプリズムAであり、また、ミラー207で反射させた後に交差させる方法において用いるプリズムは図22のプリズムBである。
【0054】
ミラー207は、記録層203と一体化していても良いし、あるいは、記録再生装置と一体化していても良い。この様子を、図9に示す。反射器であるミラー207が記録再生装置と一体化している場合を示しているのは、(a)と(b)であり、(a)は記録層全面を反射器であるミラー207で覆った場合を示し、(b)は記録層の1部を反射器であるミラー207で覆った場合を示している。また、(c)は記録層と反射器であるミラー207が一体化している場合を示している。記録層203の位置は、交差した物体光と参照光の交差により生じた光の干渉領域のうち、透過型ホログラムの干渉が生じている領域のみを記録層内に含むように調整する。
【0055】
ミラー207で反射する前に交差する方法の場合の説明を、図13及び図14を参照して行う。図13は図2−bの紙面正面から見た際の光路図であり、図2-d(ii)は図11の紙面上方から見た際の光路図である。双方の図に示す領域1は透過型ホログラムの干渉が生じている領域である。透過型ホログラムを記録するためには、領域1を含むように記録層203を配置するものとする。
【0056】
一方、ミラー207で反射した後に交差する方法の説明を、図17及び18を参照して行う。図17は図11の紙面正面から見た際の光路図であり、図18は図11の紙面上方から見た際の光路図である。双方の図に示す領域1は透過型ホログラムの干渉が生じている領域である。透過型ホログラムを記録するためには、領域1を含むように記録層203を配置するものとする。
遮光板206は、SLM201の全面を最も透過率の低い画素値にすることにより、SLM201で代用してもよい。
【0057】
記録時に使用する物体光と参照光はそれぞれ光学系に入射する平行光の一部を使用するが、この様子を図23に示す。図中の中央上の矩形は物体光として使用する領域を示し、左右の斜線部分は参照光として使用する領域を示す。
同様にして、再生時に使用する再生用入射光は光学系に入射する平行光の一部を使用するが、この様子を図23に示す。図中の左右の斜線部分は再生用入射光として使用する領域を示す。
【0058】
次に、図10に示した第2実施形態に係るホログラム記録再生装置の記録時の動作を、図11を参照して説明する。図11は第2実施形態に係るホログラム記録再生装置の記録時の動作を説明するための模式図である。
図11において、図中の上に位置する物体光側の光学系では、平行光はSLM201により変調された後、レンズ202を通って記録層に物体光として入射する。
一方、図において手前と奥に位置する参照光側の光学系では、平行光はプリズム208により光の進行方向が変更され、レンズ202を通って記録層203に参照光として入射する。
【0059】
ここで、ミラー207で物体光と参照光が反射する前にこれらの光が交差するようなプリズム208を選んだ場合は、図13および図14に示す領域1を含む領域に透過型ホログラムが記録される。
一方、ミラー207で物体光と参照光が反射した後にこれらの光を交差するようなプリズム208を選んだ場合は、図17および図18に示す領域1を含む領域に透過型ホログラムが記録される。
【0060】
次に、第2実施形態に係るホログラム記録再生装置の再生時の動作を、図12を参照して説明する。図12は、第2実施形態に係るホログラム記録再生装置の再生時の動作を説明するための模式図である。
図中、上に位置する物体光側の光学系では、平行光は遮光板206により遮光されて、それより右側の光学系には入射しない。
一方、図において手前と奥に位置する参照光側の光学系では、記録時と同様に、平行光はプリズム208により光の進行方向が変更され、レンズ202を通って記録層203に再生用入射光として入射する。
【0061】
ここで、ミラー207で物体光と参照光が反射する前にこれらの光が交差するようなプリズム208を選んだ場合は、図15および図16に示す領域1に再生用入射光が照射され、そこから回折した光はミラー207で反射し、記録層203、レンズ202を通った後に、プリズム208により光の進行方向が紙面と平行になり、光検出器205に至る。 光検出器205上ではSLM201で変調された像が結像し、この結像した像の強度分布を信号として光検出器205から取り出す。
【0062】
一方、ミラー207で物体光と参照光が反射した後にこれらの光が交差するようなプリズム208を選んだ場合は、図19および図20に示す領域1にミラー207で反射した再生用入射光が照射され、そこから回折した光は、記録層203、レンズ202を通った後に、プリズム208により光の進行方向が紙面と平行になり、光検出器205に至る。光検出器205上ではSLM201で変調された像が結像し、この結像した像の強度分布を信号として光検出器205から取り出す。
【0063】
第2実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構造となっているので、
(1)記録時に使用する物体光を得るためのレンズと参照光を得るためのレンズを共有すること、
(2)再生時に使用する再生用入射光を得るためのレンズと回折光を通すレンズを共有すること、
(3)記録時において物体光と参照光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
(4)再生時において再生用入射光と回折光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
が可能となる。
【0064】
その効果として、ホログラム記録再生装置が小型化できるとともに、部品点数が少ないことから製造コストが低減できる。
また、このような構造となっているので、透過型ホログラムのみの記録再生が可能となる。
その効果として、反射型ホログラムを記録再生するものよりも記憶密度を高くすることができる。
【0065】
[第3実施形態]
図24は第3実施形態に係るホログラム記録再生装置の構成を示す模式図である。同図において、301は光を変調する空間光変調器(以下、SLM)、302はレンズ、303は波面を記録する記録層、304は偏光の方向により光を分離する偏光ビームスプリッタ(以下、PBS)、305は最終的に光学系から出てきた信号をとらえる光検出器、306は再生時に物体光側の光学系を遮光する遮光板、308は光の進路を変更するプリズム、309と310は偏光方向を45°だけ回転させる例えば、ファラデー素子などの旋光素子であり、両方とも同じ方向に旋光する素子、312は再生時に回折光を反射する再生用ミラーである。
【0066】
SLM301、レンズ302、光検出器305、再生用ミラー312の位置は、SLM301を通過した光の強度分布が、光検出器305の受光面上で像として結ぶような位置となうように調整する。
この調整を行うために、たとえばレンズ302の焦点距離をfとする場合、レンズ302と再生用ミラー312の光学的距離をfとしてレンズ302から発した光が再生用ミラー312で反射してレンズ302に返ってくるまでの光路長を2fとすることにより、レンズ302と再生用ミラー312を用いた光学系をアフォーカル系とする。
【0067】
この時、光検出器305がレンズ302の焦点距離fから光路長にしてzだけレンズ302から離れていたとした場合、SLM301の位置をレンズ302の焦点距離fよりも光路長にしてzだけレンズ302に近付けることで、上に記したような条件、つまり、SLM301の透過光の強度分布を光検出器305の受光面上で結像させる条件を満たすようにできる。
PBS303へ入射する平行光は直線偏光であり、その偏光面はPBS303に対してP方位になるように、平行光とPBS303を調整する。
【0068】
プリズム308は、物体光と参照光を交差させる働きをするが、物体光と参照光の交差のさせ方は、再生用ミラー312よりも手前で交差させる方法とする。この方法において用いるプリズムは図29のプリズムAである。
再生用ミラー312の例を図30に示す。(a)は、強度の強い光のみを透過し、強度の弱い光を反射する特性をもつものの例であり、光反射材として強い電界強度、または、高い熱により透明になる材料を用いる。
【0069】
その材料としては、たとえば、アンチモン(Sh)等を用いる。(b)は、透過した光が再び記録再生装置の光学系に入ってノイズとならないようにするために、透過した光を吸収する光吸収剤を(a)に具備した例である。(c)は、物体光と参照光が照射されるエリアの光反射材を、機械的に移動させるものの例であり、記録時は、物体光と参照光が照射されるエリアを移動させて両方の光を透過し、再生時は、参照光を透過させるエリアを移動させて再生用入射光を透過させるが、物体光を透過させるエリアは移動させないで回折光を反射するものである。(d)は、透過した光が再び記録再生装置の光学系に入ってノイズとならないようにするために、透過した光を吸収する光吸収剤を(c)に具備した例である。
【0070】
再生用ミラー312は、303の記録再生装置と一体化していても良いし、あるいは、記録層と一体化していても良い。この様子を、図9に示す。反射器である再生用ミラー312が記録再生装置と一体化している場合を示しているのは、(a)と(b)であり、(a)は記録層全面を反射器である再生用ミラー312で覆った場合を示し、(b)は記録層の1部を反射器である再生用ミラー312で覆った場合を示している。また、(c)は記録層と反射器である再生用ミラー312が一体化している場合を示している。
【0071】
記録層303の位置は、交差した物体光と参照光の交差により生じた光の干渉領域を記録層内に含むように調整する。図27は物体光と参照光の光路を示しており、領域1は透過型ホログラムの干渉が生している領域である。透過型ホログラムを記録するために、領域1を記録層内に含むように記録層を配置するものとする。
遮光板306は、SLM301の全面を最も透過率の低い画素値にすることにより、SLM301で代用してもよい。
【0072】
図24に示した第3実施形態に係るホログラム記録再生装置の記録時の動作を、図25を参照して説明する。図25は第3実施形態に係るホログラム記録再生装置の記録時の動作を示す模式図である。
図25において、図中の上に位置する物体光側の光学系では、平行光は309の旋光素子を通過することにより偏光面が45°だけ回転し、SLM301により変調された後、プリズム308により光の進行方向が変更され、レンズ302を通って記録層に物体光として入射する。
【0073】
一方、図中下に位置する参照光側の光学系では、平行光はPBS303に通って旋光素子310を通過することにより偏光面が45゜だけ回転し、プリズム308により光の進行方向が変更され、レンズ302を通って記録層303に参照光として入射させる。
図27に、物体光と参照光の光路を示す。物体光と参照光は光の強度が強いため、再生用ミラー312を透過する。領域1は物体光と参照光の透過型ホログラムの干渉パターンが出現する領域であり、この位置に記録層303を持ってくることで透過型ホログラムが記録される。
【0074】
次に、第3実施形態に係るホログラム記録再生装置の再生時の動作を、図26を参照して説明する。図26は、第3実施形態に係るホログラム記録再生装置の再生時の動作を説明するための模式図である。
図中、上に位置する物体光側の光学系では、平行光は遮光板306により遮光されて、それより右側の光学系には入射しない。
一方、図中下に位置する参照光側の光学系では、記録時と同様に、平行光はPBS303に通って旋光素子310を通過することにより偏光面が45゜だけ回転し、プリズム308により光の進行方向が変更され、レンズ302を通って記録層に再生用入射光として入射する。
【0075】
図28に示す領域1に再生用入射光が照射される。再生用入射光は光の強度が強いため、再生用ミラー312を透過する。
一方、領域1から回折した光は光の強度が弱いため、再生用ミラー312で反射する。再生用ミラー312で反射した回折光は、記録層303、レンズ302を通った後にプリズム308により光の進行方向が図中において水平になり、旋光素子310に至る。旋光素子310では、さらに偏光面が同方向に45゜だけ回転し、その結果PBS304に対してはS方位になる。
【0076】
したがって、その後PBS304に入射した光はPBS304の内部で反射し、光検出器305に至る。 光検出器305上ではSLM301で変調された像が結像し、この結像した像の強度分布を信号として光検出器305から取り出す。
【0077】
第3実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、
(1)記録時に使用する物体光を得るためのレンズと参照光を得るためのレンズ を共有すること、
(2)再生時に使用する再生用入射光を得るためのレンズと回折光を通すレンズを共有すること、
(3)記録時において物体光と参照光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
(4)再生時において再生用入射光と回折光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
が可能となる。
【0078】
その効果として、ホログラム記録再生装置が小型化できるとともに、部品点数が少ないことから製造コストが低減できる。
また、このような構造となっているので、透過型ホログラムのみの記録再生が可能となる。
その効果として、反射型ホログラムを記録再生するものよりも記憶密度を高くすることができる。
【0079】
[第4実施形態]
図31は第4実施形態に係るホログラム記録再生装置の構成を示す模式図である。同図において、401は光を変調する空間光変調器(以下、SLM)、402はレンズ、403は波面を記録する記録層、404は偏光の方向により光を分離する偏光ビームスプリッタ(以下、PBS)、405は最終的に光学系から出てきた信号をとらえる光検出器、406は再生時に物体光側の光学系を遮光する遮光板、408は光の進路を変更するプリズム、411はある方向の偏光の時間位相を2π/4ラジアンだけ遅らせるλ/4板、412は再生時に回折光を反射する再生用ミラーである。
【0080】
SLM401、レンズ402、光検出器405、再生用ミラー412の位置は、SLM401を通過した光の強度分布が、光検出器405の受光面上で像として結ぶような位置となうように調整する。
【0081】
この調整を行うために、たとえばレンズ402の焦点距離をfとする場合、レンズ402と407のミラーの光学的距離をfとしてレンズ402から発した光が再生用ミラー412で反射してレンズ402に返ってくるまでの光路長を2fとすることにより、レンズ402と412のミラーを用いた光学系をアフォーカル系とする。
【0082】
この時、光検出器405がレンズ402の焦点距離fから光路長にしてzだけレンズ402から離れていたとした場合、SLM401の位置をレンズ402の焦点距離fよりも光路長にしてzだけレンズ402に近付けることで、上に記したような条件、つまり、SLM401の透過光の強度分布を光検出器405の受光面上で結像させる条件を満たすようにできる。
PBS404へ入射する平行光は直線偏光であり、その偏光面はPBS404に対してP方位になるように、平行光とPBS404を調整する。
【0083】
プリズム408は、物体光と参照光を交差させる働きをするが、物体光と参照光の交差のさせ方は、再生用ミラー412よりも手前で交差させる方法とする。この時用いるプリズムは図29のプリズムAを用いる。
再生用ミラー412の例を図30に示す。(a)は、強度の強い光のみを透過し、強度の弱い光を反射する特性をもつものの例であり、光反射材として強い電界強度、または、高い熱により透明になる材料を用いる。
【0084】
その材料としては、たとえば、(b)は、透過した光が再び記録再生装置の光学系に入ってノイズとならないようにするために、透過した光を吸収する光吸収剤を(a)に具備した例である。(c)は、物体光と参照光が照射されるエリアの光反射材を、機械的に移動させるものの例であり、記録時は、物体光と参照光が照射されるエリアを移動させて両方の光を透過し、再生時は、参照光を透過させるエリアを移動させて再生用入射光を透過させるが、物体光を透過させるエリアは移動させないで回折光を反射するものである。(d)は、透過した光が再び記録再生装置の光学系に入ってノイズとならないようにするために、透過した光を吸収する光吸収剤を(c)に具備した例である。
【0085】
再生用ミラー412は、記録層403と一体化していても良いし、あるいは、記録再生装置と一体化していても良い。この様子を、図9に示す。反射器である再生用ミラー412が記録再生装置と一体化している場合を示しているのは、(a)と(b)であり、(a)は記録層全面を反射器である再生用ミラー412で覆った場合を示し、(b)は記録層の1部を反射器である再生用ミラー412で覆った場合を示している。また、(c)は記録層と反射器である再生用ミラー412が一体化している場合を示している。
【0086】
記録層403の位置は、交差した物体光と参照光の交差により生じた光の干渉領域を記録層内に含むように調整する。図27は物体光と参照光の光路を示しており、領域1は透過型ホログラムの干渉が生じている領域である。透過型ホログラムを記録するために、領域1を記録層内に含むように記録層を配置するものとする。
遮光板406は、SLM401の全面を最も透過率の低い画素値にすることにより、SLM401で代用してもよい。
【0087】
次に、図31に示した第4実施形態に係るホログラム記録再生装置の記録時の動作を、図32を参照して説明する。図32は第4実施形態に係るホログラム記録再生装置の記録時の動作を説明するための模式図である。
図32において、図中の上に位置する物体光側の光学系では、平行光はSLM401により変調された後、プリズム408により光の進行方向が変更され、レンズ402を通って記録層403に物体光として入射する。
【0088】
一方、図中、下に位置する参照光側の光学系では、平行光はPBS404を通った後、プリズム408により光の進行方向が変更され、レンズ402を通して記録層に参照光として入射する。
図27に、物体光と参照光の光路を示す。物体光と参照光は光の強度が強いため、再生用ミラー412を透過する。領域1は物体光と参照光の透過型ホログラムの干渉パターンが出現する鎖域であり、この位置に記録層403を持ってくることで透過型ホログラムが記録される。
【0089】
次に、図31に示した第4実施形態に係るホログラム記録再生装置の再生時の動作を、図33を参照して説明する。図33は第4実施形態に係るホログラム記録再生装置の再生時の動作を説明するための模式図である。
図中上に位置する物体光側の光学系では、平行光は遮光板406により遮光されて、それより右側の光学系には入射しない。
一方、図中、下に位置する参照光側の光学系では、記録時と同様に、平行光はPBS404に通ってλ/4板411を通過することにより直線偏光が円偏光になり、プリズム408により光の進行方向が変更され、レンズ402を通って記録層403に再生用入射光として入射する。
【0090】
図28に示す領域1に再生用入射光が照射される。再生用入射光は光の強度が強いため、再生用ミラー412を透過する。
一方、領域1から回折した光は光の強度が弱いため、再生用ミラー412で反射する。再生用ミラー412で反射した回折光は、記録層403、レンズ402を通った後にプリズム408により光の進行方向が図中において水平になり、λ/4板411に至る。λ/4板411では、円偏光が直線偏光にもどり、その結果PBS404に対してはS方位になる。したがって、その後PBS404に入射した光はPBS404の内部で反射し、光検出器405に至る。光検出器405上ではSLM401で変調された像が結像し、この結像した像の強度分布を信号として光検出器405から取り出す。
【0091】
第4実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、
(1)記録時に使用する物体光を得るためのレンズと参照光を得るためのレンズを共有すること、
(2)再生時に使用する再生用入射光を得るためのレンズと回折光を通すレンズを共有すること、
(3)記録時において物体光と参照光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
(3)再生時において再生用入射光と回折光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
が可能となる。
【0092】
その効果として、ホログラム記録再生装置が小型化できるとともに、部品点数が少ないことから製造コストが低減できる。
また、このような構造となっているので、透過型ホログラムのみの記録再生が可能となる。
その効果として、反射型ホログラムを記録再生するものよりも記憶密度を高くすることができる。
【0093】
[第5実施形態]
図34は第5実施形態に係るホログラム記録再生装置の構成を示す模式図である。同図において、501は光を変調する空間光変調器(以下、SLM)、502はレンズ、503は波面を記録する記録層、504は偏光の方向により光を分離する偏光ビームスプリッタ(以下、PBS)、505は最終的に光学系から出てきた信号をとらえる光検出器、506は再生時に物体光側の光学系を遮光する遮光板、508は光の進路を変更するプリズム、509と510は偏光方向を45゜だけ回転させる旋光素子であり、両方とも同じ方向に旋光する素子、513は角度が可動なミラーを複数備えたミラーアレイである。
【0094】
SLM501、レンズ502、光検出器505、ミラーアレイ513の位置は、SLM501を通過した光の強度分布が、光検出器505の受光面上で像として結ぶような位置となうように調整する。
この調整を行うために、たとえばレンズ502の焦点距離をfとする場合、レンズ502とミラーアレイ513の光学的距離をfとしてレンズ502から発した光がミラーアレイ513で反射してレンズ502に返ってくるまでの光路長を2fとすることにより、レンズ502とミラーアレイ513を用いた光学系をアフォーカル系とする。
【0095】
この時、光検出器505がレンズ502の焦点距離fから光路長にしてzだけレンズ502から離れていたとした場合、SLM501の位置をレンズ502の焦点距離fよりも光路長にしてzだけレンズ502に近付けることで、上に記したような条件、つまり、SLM501の透過光の強度分布を光検出器505の受光面上で結像させる条件を満たすようにできる。
PBS504へ入射する平行光は直線偏光であり、その偏光面はPBSに対してP方位になるように、平行光とPBS504を調整する。
【0096】
プリズム508は、物体光と参照光を交差させる働きをするが、物体光と参照光の交差のさせ方は、ミラーアレイ513で反射させる前に交差させる方法と、ミラーアレイ513で反射させた後に交差させる方法があり、どちらかを選ぶ。ミラーアレイ513で反射させる前に交差させる方法において用いるプリズムは図29のプリズムAであり、また、ミラーアレイ513で反射させた後に交差させる方法において用いるプリズムは図29のプリズムBである。
【0097】
ミラーアレイ513は、少なくとも2枚のミラーからなり、それぞれのミラーは、ミラーの中心とミラーの反射面を通る軸に対して回転可能に構成されている。各ミラーの回転軸はお互いに平行となっており、その方向は、図34で説明すれば、図面に対して垂直方向となっている。
ミラーアレイ513は、記録層503と一体化していても良いし、あるいは、記録再生装置と一体化していても良い。この様子を、図9に示す。反射器であるミラーアレイ513が記録再生装置と一体化している場合を示しているのは、(a)と(b)であり、(a)は記録層全面を反射器であるミラーアレイ513で覆った場合を示し、(b)は記録層の1部を反射器であるミラーアレイ513で覆った場合を示している。また、(c)は記録層と反射器であるミラーアレイ513が一体化している場合を示している。
【0098】
記録層503の位置は、交差した物体光と参照光の交差により生した光の干渉領域のうち、透過型ホログラムの干渉が生じている領域のみを記録層内に含むように調整する。
ミラーアレイ513で反射する前に交差する方法についての説明を図37を参照して行う。図37はミラーアレイ513で反射する前に交差する場合の物体光と参照光の光路を示しており、領域1は透過型ホログラムの干渉が生じている領域である。透過型ホログラムを記録するために、領域1を記録層内に含むように記録層を配置するものとする。
【0099】
一方、ミラーアレイ513で反射した後に交差する方法についての説明を図39を用いて行う。図39はミラーアレイ513を反射した後に交差する場合の物体光と参照光の光路を示しており、領域1は透過型ホログラムの干渉が生じている領域であり、領域2および3は反射型ホログラムの干渉が生じている領域である。透過型と反射型のホログラムの干渉領域はこのように区分されており、透過型ホログラムのみを記録するために、領域1のみを含むように記録層503を配置するものとする。
遮光板506は、SLM501の全面を最も透過率の低い画素値にすることにより、SLM501で代用してもよい。
【0100】
図34に示した第5実施形態に係るホログラム記録再生装置の記録時の動作を、図35を参照して説明する。図35は第5実施形態に係るホログラム記録再生装置の記録時の動作を説明するための模式図である。
図25において、図中の上に位置する物体光側の光学系では、平行光は旋光素子509を通過することにより偏光面が45°だけ回転し、SLM501により変調された後、プリズム508により光の進行方向が変更され、レンズ502を通って記録層に物体光として入射する。
【0101】
一方、図中下に位置する参照光側の光学系では、平行光はPBS504に通って旋光素子510を通過することにより偏光面が45°だけ回転し、プリズム508により光の進行方向が変更され、レンズ502を通って記録層503に参照光として入射する。
ここで、ミラーアレイ513で物体光と参照光が反射する前にこれらの光が交差するようなプリズム508を選んだ場合について説明する。図37に、物体光と参照光の光路を示す。物体光を反射するミラーは図中において、各ミラーの回転軸を含む面に垂直な軸に対して、ミラーの法線が反時計方向に回転させることにより、反射した物体光とレンズから入射した参照光が交差しないようにする。
【0102】
さらに、同様にして、参照光を反射するミラーは図中において、各ミラーの回転軸を含む面に垂直な軸に対して、ミラーの法線が時計方向に回転させることにより、反射した参照光とレンズから入射した物体光が交差しないようにする。領域1は物体光と参照光の透過型ホログラムの干渉パターンが出現する領域であり、この位置に記録層503を持ってくることで透過型ホログラムが記録される。
【0103】
同様にして、ミラーアレイ513で物体光と参照光が反射した後にこれらの光を交差させるようなプリズム508を選んだ場合について説明する。図39に、物体光と参照光の光路を示す。物体光を反射するミラーは図中において、各ミラーの回転軸を含む面に垂直な軸に対して、ミラーの法線が一致するようにする。さらに、参照光を反射するミラーは図中において、各ミラーの回転軸を含む面に垂直な軸に対して、ミラーの法線が反時計方向に回転させるようにする。領域1は物体光と参照光の透過型ホログラムの干渉パターンが出現する領域であり、この位置に記録層を持ってくることで透過型ホログラムが記録される。なお、領域2と3には記録層が無いので、反射型ホログラムは記録されない。
【0104】
次に、図34に示した第5実施形態に係るホログラム記録再生装置の再生時の動作を、図36を参照して説明する。図36は第5実施形態に係るホログラム記録再生装置の再生時の動作を説明するための模式図である。
図36において、図中上に位置する物体光側の光学系では、平行光は遮光板506により遮光されて、それより右側の光学系には入射しない。
一方、図中下に位置する参照光側の光学系では、記録時と同様に、平行光はPBS504に通って旋光素子510を通過することにより偏光面が45°だけ回転し、プリズム508により光の進行方向が変更され、レンズ502を通って記録層に再生用入射光として入射する。
【0105】
ここで、ミラーアレイ513で物体光と参照光が反射する前にこれらの光が交差するようなプリズム508を選んだ場合について説明する。図38に、再生用入射光と回折光の光路を示す。回折光を反射するミラーは図中において、各ミラーの回転軸を含む面に垂直な軸に対して、ミラーの法線が一致するようにする。さらに、同様にして、再生用入射光を反射するミラーは図中において、各ミラーの回転軸を含む面に垂直な軸に対して、ミラーの法線を一致させるか、あるいは、時計方向に回転させることにより、反射した再生用入射光と反射した回折光が交差しないようにする。
【0106】
以上のようにミラーを設定した上で領域1に再生用入射光が照射されると、そこから回折した光はミラーアレイ513で反射し、記録層503、レンズ502を通った後にプリズム508により光の進行方向が図中において水平になり、旋光素子510に至る。旋光素子510では、さらに偏光面が同方向に45゜だけ回転し、その結果PBS504に対してはS方位になる。したがって、その後PBS504に入射した光はPBS504の内部で反射し、光検出器505に至る。 光検出器505上ではSLM501で変調された像が結像し、この結像した像の強度分布を信号として光検出器505から取り出す。
【0107】
同様にして、ミラーアレイ513で物体光と参照光が反射した後にこれらの光を交差させるようなプリズム508を選んだ場合について説明する。図40に、再生用入射光と回折光の光路を示す。再生用入射光を反射するミラーは、記録層503に記録時の参照光と同じ波面の再生用入射光が入射するように回転する。
【0108】
以上のようなミラーを設定した上で領域1に再生用入射光が照射されると、そこから回折した光は、記録層503、レンズ502を通った後にプリズム508により光の進行方向が図中において水平になり、旋光素子510に至る。旋光素子510では、さらに偏光面が同方向に45゜だけ回転し、その結果PBS504に対してはS方位になる。したがって、その後PBSに入射した光はPBS504の内部で反射し、光検出器505に至る。光検出器505上ではSLM501で変調された像が結像し、この結像した像の強度分布を信号として光検出器505から取り出す。
【0109】
第5実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、
(1)記録時に使用する物体光を得るためのレンズと参照光を得るためのレンズを共有すること、
(2)再生時に使用する再生用入射光を得るためのレンズと回折光を通すレンズを共有すること、
(3)記録時において物体光と参照光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
(4)再生時において再生用入射光と回折光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
が可能となる。
【0110】
その効果として、ホログラム記録再生装置が小型化できるとともに、部品点数が少ないことから製造コストが低減できる。
また、このような構造となっているので、透過型ホログラムのみの記録再生が可能となる。
その効果として、反射型ホログラムを記録再生するものよりも記憶密度を高くすることができる。
【0111】
[第6実施形態]
図34は第5実施形態に係るホログラム記録再生装置の構成を示す模式図である。同図において、601は光を変調する空間光変調器(以下、SLM)、602はレンズ、603は波面を記録する記録層、604は偏光の方向により光を分離する偏光ビームスプリッタ(以下、PBS)、605は最終的に光学系から出てきた信号をとらえる光検出器、606は再生時に物体光側の光学系を遮光する遮光板、608は光の進路を変更するプリズム、611はある方向の偏光の時間位相を2π/4ラジアンだけ遅らせるλ/4板、613は角度が可動なミラーを複数備えたミラーアレイである。
【0112】
SLM601、レンズ602、光検出器605、ミラーアレイ613の位置は、SLM601を通過した光の強度分布が、光検出器605の受光面上で像として結ぶような位置となうように調整する。
この調整を行うために、たとえばレンズ602の焦点距離をfとする場合、レンズ602と607のミラーの光学的距離をfとしてレンズ602から発した光がミラーアレイ613で反射してレンズ602に返ってくるまでの光路長を2fとすることにより、レンズ602とミラーアレイ613を用いた光学系をアフォーカル系とする。
【0113】
この時、光検出器605がレンズ602の焦点距離fから光路長にしてzだけレンズ602から離れていたとした場合、SLM601の位置をレンズ602の焦点距離fよりも光路長にしてzだけレンズ602に近付けることで、上に記したような条件、つまり、SLM601の透過光の強度分布を光検出器605の受光面上で結像させる条件を満たすようにできる。
PBS604へ入射する平行光は直線偏光であり、その偏光面はPBS604に対してP方位になるように、平行光とPBS604を調整する。
【0114】
プリズム608は、物体光と参照光を交差させる働きをするが、物体光と参照光の交差のさせ方は、ミラーアレイ613で反射させる前に交差させる方法と、ミラーアレイ613で反射させた後に交差させる方法があり、どちらかを選ぶ。ミラーアレイ613で反射させる前に交差させる方法において用いるプリズムは図29のプリズムAであり、また、ミラーアレイ613で反射させた後に交差させる方法において用いるプリズムは図29のプリズムBである。
ミラーアレイ613は、少なくとも2枚のミラーからなり、それぞれのミラーは、ミラーの中心とミラーの反射面を通る軸に対して回転できるものである。各ミラーの回転軸はお互いに平行となっており、その方向は、図34で説明すれば、図面に対して垂直方向となっている。
【0115】
ミラーアレイ613は、記録層603と一体化していても良いし、あるいは、記録再生装置と一体化していても良い。この様子を、図9に示す。反射器であるミラーアレイ613が記録再生装置と一体化している場合を示しているのは、(a)と(b)であり、(a)は記録層全面を反射器であるミラーアレイ613で覆った場合を示し、(b)は記録層603の1部を反射器であるミラーアレイ613で覆った場合を示している。また、(c)は記録層603と反射器であるミラーアレイ613が一体化している場合を示している。
【0116】
記録層603の位置は、交差した物体光と参照光の交差により生じた光の干渉領域のうち、透過型ホログラムの干渉が生じている領域のみを記録層内に含むように調整する。
ミラーアレイ613で反射する前に交差する方法についての説明を図37を参照して行う。図37はミラーアレイ613で反射する前に交差する場合の物体光と参照光の光路を示しており、領域1は透過型ホログラムの干渉が生じている領域である。透過型ホログラムを記録するために、領域1を記録層603内に含むように記録層603を配置するものとする。
【0117】
一方、ミラーアレイ613で反射した後に交差する方法についての説明を、図39を参照して行う。図39はミラーアレイ613を反射した後に交差する場合の物体光と参照光の光路を示しており、領域1は透過型ホログラムの干渉が生じている領域であり、領域2および3は反射型ホログラムの干渉が生じている領域である。透過型と反射型のホログラムの干渉領域はこのように区分されており、透過型ホログラムのみを記録するために、領域1のみを含むように記録層603を配置するものとする。
遮光板606は、SLM601の全面を最も透過率の低い画素値にすることにより、SLM601で代用してもよい。
【0118】
図41に示した第6実施形態に係るホログラム記録再生装置の記録時の動作を、図42を参照して説明する。図42は第6実施形態に係るホログラム記録再生装置の記録時の動作を説明するための模式図である。
図42において、図中の上に位置する物体光側の光学系では、平行光はSLM601により変調された後、プリズム608により光の進行方向が変更され、レンズ602を通って記録層603に物体光として入射する。
一方、図中下に位置する参照光側の光学系では、平行光はPBS604に通った後、プリズム608により光の進行方向が変更され、レンズ602を通して記録層603に参照光として入射する。
【0119】
ここで、ミラーアレイ613で物体光と参照光が反射する前にこれらの光が交差するようなプリズム608を選んだ場合について説明する。図37に、物体光と参照光の光路を示す。物体光を反射するミラーは図中において、各ミラーの回転軸を含む面に垂直な軸に対して、ミラーの法線が反時計方向に回転させることにより、反射した物体光とレンズから入射した参照光が交差しないようにする。さらに、同様にして、参照光を反射するミラーは図中において、各ミラーの回転軸を含む面に垂直な軸に対して、ミラーの法線が時計方向に回転させることにより、反射した参照光とレンズから入射した物体光が交差しないようにする。領域1は物体光と参照光の透過型ホログラムの干渉パターンが出現する領域であり、この位置に記録層603を持ってくることで透過型ホログラムが記録される。
【0120】
同様にして、ミラーアレイ613で物体光と参照光が反射した後にこれらの光を交差させるようなプリズム608を選んだ場合について説明する。図39に、物体光と参照光の光路を示す。物体光を反射するミラーは図中において、各ミラーの回転軸を含む面に垂直な軸に対して、ミラーの法線が一致するようにする。さらに、参照光を反射するミラーは図中において、各ミラーの回転軸を含む面に垂直な軸に対して、ミラーの法線が反時計方向に回転させるようにする。領域1は物体光と参照光の透過型ホログラムの干渉パターンが出現する領域であり、この位置に記録層603を持ってくることで透過型ホログラムが記録される。なお、領域2と領域3には記録層が無いので、反射型ホログラムは記録されない。
【0121】
次に、図41に示した第6実施形態に係るホログラム記録再生装置の再生時の動作を、図43を参照して説明する。図43は第6実施形態に係るホログラム記録再生装置の再生時の動作を説明するための模式図である。
図36において、図中上に位置する物体光側の光学系では、平行光は遮光板606により遮光されて、それより右側の光学系には入射しない。
一方、図中下に位置する参照光側の光学系では、記録時と同様に、平行光はPBS604に通ってλ/4板611を通過することにより直線偏光が円偏光になり、プリズム608により光の進行方向が変更され、レンズ602を通って記録層に再生用入射光として入射する。
【0122】
ここで、ミラーアレイ613で物体光と参照光が反射する前にこれらの光が交差するようなプリズム608を選んだ場合について説明する。図38に、再生用入射光と回折光の光路を示す。回折光を反射するミラーは図中において、各ミラーの回転軸を含む面に垂直な軸に対して、ミラーの法線が一致するようにする。さらに、同様にして、再生用入射光を反射するミラーは図中において、各ミラーの回転軸を含む面に垂直な軸に対して、ミラーの法線を一致させるか、あるいは、時計方向に回転させることにより、反射した再生用入射光と反射した回折光が交差しないようにする。
【0123】
以上のようにミラーを設定した上で領域1に再生用入射光が照射されると、そこから回折した光はミラーアレイ613で反射し、記録層603、レンズ602を通った後にプリズム608により光の進行方向が図中において木平になり、λ/4板611に至る。λ/4板611では、円偏光が直線偏光にもどり、その結果PBS604に対してはS方位になる。したがって、その後PBS604に入射した光はPBS604の内部で反射し、光検出器605に至る。
光検出器605上ではSLM601で変調された像が結像し、この結像した像の強度分布を信号として光検出器605から取り出す。
【0124】
同様にして、ミラーアレイ613で物体光と参照光が反射した後にこれらの光を交差させるようなプリズム608を選んだ場合について説明する。図40に、再生用入射光と回折光の光路を示す。再生用入射光を反射するミラーは、記録層603に記録時の参照光と同じ波面の再生用入射光が入射するように回転する。以上のようなミラーを設定した上で領域1に再生用入射光が照射されると、そこから回折した光は、記録層603、レンズ602を通った後にプリズム608により光の進行方向が図中において水平になり、λ/4板611に至る。λ/4板611では、円偏光が直線偏光にもどり、その結果PBS604に対してはS方位になる。したがって、その後PBS604に入射した光はPBS604の内部で反射し、光検出器605に至る。光検出器605上ではSLM601で変調された像が結像し、この結像した像の強度分布を信号として光検出器605から取り出す。
【0125】
第6実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、
(1)記録時に使用する物体光を得るためのレンズと参照光を得るためのレンズを共有すること、
(2)再生時に使用する再生用入射光を得るためのレンズと回折光を通すレンズを共有すること、
(3)記録時において物体光と参照光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
(4)再生時において再生用入射光と回折光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
が可能となる。
【0126】
その効果として、ホログラム記録再生装置が小型化できるとともに、部品点数が少ないことから製造コストが低減できる。
また、このような構造となっているので、透過型ホログラムのみの記録再生が可能となる。
その効果として、反射型ホログラムを記録再生するものよりも記憶密度を高くすることができる。
【0127】
[第7実施形態]
図44は第7実施形態に係るホログラム記録再生装置の構成を示す模式図である。同図において、701は光を変調する空間光変調器(以下、SLM)、702はレンズ、703は波面を記録する記録層、704は偏光の方向により光を分離する偏光ビームスプリッタ(以下、PBS)、705は最終的に光学系から出てきた信号をとらえる光検出器、706は再生時に物体光側の光学系を遮光する遮光板、707はミラー、708は光の進路を変更するプリズム、709と710は偏光方向を45°だけ回転させる旋光素子であり、両方とも同じ方向に旋光する素子である。
【0128】
SLM701、レンズ702、光検出器705、ミラー707の位置は、SLM701を通過した光の強度分布が、光検出器705の受光面上で像として結ぶような位置となるように調整する。
この調整を行うために、たとえばレンズ702の焦点距離をfとする場合、レンズ702とミラー707の光学的距離をfとしてレンズ702から発した光がミラー707で反射してレンズ702に返ってくるまでの光路長を2fとすることにより、レンズ702とミラー707を用いた光学系をアフォーカル系とする。
【0129】
この時、光検出器705がレンズ702の焦点距離fから光路長にしてzだけレンズ702から離れていたとした場合、SLM701の位置をレンズ702の焦点距離fよりも光路長にしてzだけレンズ702に近付けることで、上に記したような条件、つまり、SLM701の透過光の強度分布を光検出器705の受光面上で結像させる条件を満たすようにすることができる。
PBS704へ入射する平行光は直線偏光であり、その偏光面はPBS704に対してP方位になるように、平行光とPBS704を調整する。
【0130】
プリズム708は、物体光と参照光を交差させる働きをするが、物体光と参照光の交差のさせ方は、ミラー707で反射させる前に交差させる方法と、ミラー707で反射させた後に交差させる方法があり、どちらかを選ぶ。ミラー707で反射させる前に交差させる方法において用いるプリズムは図29のプリズムAであり、また、ミラー707で反射させた後に交差させる方法において用いるプリズムは図29のプリズムBである。
【0131】
ミラー707は、記録層703と一体化していても良いし、あるいは、記録再生装置と一体化していても良い。この様子を、図9に示す。反射器であるミラー707が記録再生装置と一体化している場合を示しているのは、(a)と(b)であり、(a)は記録層703全面を反射器であるミラー707で覆った場合を示し、(b)は記録層703の1部を反射器であるミラー707で覆った場合を示している。また、(c)は記録層703と反射器であるミラー707が一体化している場合を示している。
記録層703の位置は、交差した物体光と参照光の交差により生じた光の干渉領域のうち、透過型ホログラムの干渉が生じている領域のみを記録層703内に含むように調整する。
【0132】
ミラー707で反射する前に交差する方法の場合の説明を、図47を参照して行う。図47はミラー707で反射する前に交差する場合の物体光と参照光の光路を示しており、領域1は透過型ホログラムの干渉が生している領域であり、領域2および3は反射型ホログラムの干渉が生じている領域である。透過型と反射型のホログラムの干渉領域はこのように区分されており、透過型ホログラムのみを記録するために、領域1のみを含むように記録層703を配置するものとする。
【0133】
一方、ミラー707で反射した後に交差する方法についての説明を図49を用いて行う。図49はミラー707を反射した後に交差する場合の物体光と参照光の光路を示しており、領域1は透過型ホログラムの干渉が生じている領域であり、領域2および3は反射型ホログラムの干渉が生している領域である。透過型と反射型のホログラムの干渉領域はこのように区分されており、透過型ホログラムのみを記録するために、領域1のみを含むように記録層703を配置するものとする。
遮光板706は、SLM701の全面を最も透過率の低い画素値にすることにより、SLM701で代用してもよい。
【0134】
図44に示した第7実施形態に係るホログラム記録再生装置の記録時の動作を、図45を参照して説明する。図45は第7実施形態に係るホログラム記録再生装置の記録時の動作を説明するための模式図である。図45において、図中の上に位置する物体光側の光学系では、平行光は旋光素子709を通過することにより偏光面が45゜だけ回転し、SLM701により変調された後、プリズム708により光の進行方向が変更され、レンズ702を通って記録層703に物体光として入射する。
一方、図中下に位置する参照光側の光学系では、平行光はPBS704に通って旋光素子710を通過することにより偏光面が45°だけ回転し、プリズム708により光の進行方向が変更され、レンズ702を通って記録層703に参照光として入射する。
【0135】
ここで、ミラー707で物体光と参照光が反射する前にこれらの光が交差するようなプリズム708を選んだ場合は、図47に示す領域1を含む領域に透過型ホログラムが記録される。なお、領域2と3には記録層は無いので、反射型ホログラムは記録されない。
一方、ミラー707で物体光と参照光が反射した後にこれらの光を交差するようなプリズム708を選んだ場合は、図49に示す領域1を含む領域に透過型ホログラムが記録される。なお、領域2と3には記録層は無いので、反射型ホログラムは記録されない。
【0136】
次に、図44に示した第7実施形態に係るホログラム記録再生装置の再生時の動作を、図46を参照して説明する。図46は第7実施形態に係るホログラム記録再生装置の再生時の動作を説明するための模式図である。
図36において、図中上に位置する物体光側の光学系では、平行光は遮光板706により遮光されて、それより右側の光学系には入射しない。
一方、図中下に位置する参照光側の光学系では、記録時と同様に、平行光はPBS704に通って旋光素子710を通過することにより偏光面が45゜だけ回転し、プリズム708により光の進行方向が変更され、レンズ702を通って記録層703に再生用入射光として入射する。
【0137】
ここで、ミラー707で物体光と参照光が反射する前にこれらの光が交差するようなプリズム708を選んだ場合は、図48に示す領域1に再生用入射光が照射され、そこから回折した光はミラー707で反射し、記録層703、レンズ702を通った後にプリズム708により光の進行方向が図中において水平になり、旋光素子710に至る。旋光素子710では、さらに偏光面が同方向に45°だけ回転し、その結果PBS704に対してはS方位になる。したがって、その後PBSに入射した光はPBS704の内部で反射し、光検出器705に至る。光検出器705上ではSLM701で変調された像が絵像し、この結像した像の強度分布を信号として光検出器705から取り出す。
【0138】
一方、ミラー707で物体光と参照光が反射した後にこれらの光が交差するようなプリズム708を選んだ場合は、図50に示す領域1にミラー707で反射した再生用入射光が照射され、そこから回折した光は、記録層703、レンズ702を通った後にプリズム708により光の進行方向が図中において水平になり、旋光素子710に至る。旋光素子710では、さらに偏光面が同方向に45°だけ回転し、その結果PBS704に対してはS方位になる。したがって、その後PBS704に入射した光はPBS704の内部で反射し、光検出器705に至る。光検出器705上ではSLM701で変調された像が結像し、この結像した像の強度分布を信号として光検出器705から取り出す。
【0139】
第7実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、
(1)記録時に使用する物体光を得るためのレンズと参照光を得るためのレンズを具有すること、
(2)再生時に使用する再生用入射光を得るためのレンズと回折光を通すレンズを共有すること、
(3)記録時において物体光と参照光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
再生時において再生用入射光と回折光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
が可能となる。
【0140】
その効果として、ホログラム記録再生装置が小型化できるとともに、部品点数が少ないことから製造コストが低減できる。
また、このような構造となっているので、透過型ホログラムのみの記録再生が可能となる。
その効果として、反射型ホログラムを記録再生するものよりも記憶密度を高くすることができる。
【0141】
[第8実施形態]
図51は第8実施形態に係るホログラム記録再生装置の構成を示す模式図である。同図において、801は光を変調する空間光変調器(以下、SLM)、802はレンズ、803は波面を記録する記録層、804は偏光の方向により光を分離する偏光ビームスプリッタ(以下、PBS)、 805は最終的に光学系から出てきた信号をとらえる光検出器、806は再生時に物体光側の光学系を遮光する遮光板、807はミラー、808は光の進路を変更するプリズム、811はある方向の偏光の時間位相を2π/4ラジアンだけ遅らせるλ/4板である。
【0142】
SLM801、レンズ802、光検出器805、ミラー807の位置は、SLM801を通過した光の強度分布が、光検出器805の受光面上で像として結ぶような位置となるように調整する。
この調整を行うために、たとえばレンズ802の焦点距離をfとする場合、レンズ802とミラー807の光学的距離をfとしてレンズ802から発した光がミラー807で反射してレンズ802に返ってくるまでの光路長を2fとすることにより、レンズ802とミラー807を用いた光学系をアフォーカル系とする。
【0143】
この時、光検出器805がレンズ802の焦点距離fから光路長にしてzだけレンズ802から離れていたとした場合、SLM801の位置をレンズ802の焦点距離fよりも光路長にしてzだけレンズ802に近付けることで、上に記したような条件、つまり、SLM801の透過光の強度分布を光検出器805の受光面上で結像させる条件を満たすようにできる。
PBS804へ入射する平行光は直線偏光であり、その偏光面はPBSに対してP方位になるように、平行光とPBS804を調整する。
【0144】
プリズム808は、物体光と参照光を交差させる働きをするが、物体光と参照光の交差のさせ方は、ミラー807で反射させる前に交差させる方法と、ミラー807で反射させた後に交差させる方法があり、どちらかを選ぶ。ミラー807で反射させる前に交差させる方法において用いるプリズムは図29のプリズムAであり、また、ミラー807で反射させた後に交差させる方法において用いるプリズムは図29のプリズムBである。
【0145】
ミラー807は、記録層803と一体化していても良いし、あるいは、記録再生装置と一体化していても良い。この様子を、図9に示す。反射器であるミラー807が記録再生装置と一体化している場合を示しているのは、(a)と(b)であり、(a)は記録層全面を反射器であるミラー807で覆った場合を示し、(b)は記録層の1部を反射器であるミラー807で覆った場合を示している。また、(c)は記録層と反射器であるミラー807が一体化している場合を示している。
記録層803の位置は、交差した物体光と参照光の交差により生じた光の干渉領域のうち、透過型ホログラムの干渉が生している領域のみを記録層803内に含むように調整する。
【0146】
ミラー807で反射する前に交差する方法の場合の説明を、図47を参照して行う。図47はミラー807で反射する前に交差する場合の物体光と参照光の光路を示しており、領域1は透過型ホログラムの干渉が生じている領域であり、領域2および3は反射型ホログラムの干渉が生じている領域である。透過型と反射型のホログラムの干渉領域はこのように区分されており、透過型ホログラムのみを記録するために、領域1のみを含むように記録層803を配置するものとする。
【0147】
一方、ミラー807で反射した後に交差する方法の説明を図49を用いて行う。図49はミラー807を反射した後に交差する場合の物体光と参照光の光路を示しており、領域1は透過型ホログラムの干渉が生している領域であり、領域2および3は反射型ホログラムの干渉が生じている領域である。透過型と反射型のホログラムの干渉領域はこのように区分されており、透過型ホログラムのみを記録するために、領域1のみを含むように記録層803を配置するものとする。
遮光板806は、SLM801の全面を最も透過率の低い画素値にすることにより、SLM801で代用してもよい。
【0148】
次に、図51に示した第8実施形態に係るホログラム記録再生装置の再生時の動作を、図52を参照して説明する。図52は第8実施形態に係るホログラム記録再生装置の記録時の動作を説明するための模式図である。
図52において、図中の上に位置する物体光側の光学系では、平行光はSLM801により変調された後、プリズム808により光の進行方向が変更され、レンズ802を通って記録層に物体光として入射する。
一方、図中、下に位置する参照光側の光学系では、平行光はPBS804に通った後、プリズム808により光の進行方向が変更され、レンズ802を通して記録層803に参照光として入射する。
【0149】
ここで、ミラー807で物体光と参照光が反射する前にこれらの光が交差するようなプリズム808を選んだ場合は、図47に示す領域1を含む領域に透過型ホログラムが記録される。なお、領域2と3には記録層は無いので、反射型ホログラムは記録されない。
一方、ミラー807で物体光と参照光が反射した後にこれらの光が交差するようなプリズム808を選んだ場合は、図49に示す領域1を含む領域に透過型ホログラムが記録される。なお、領域2と3には記録層は無いので、反射型ホログラムは記録されない。
【0150】
次に、図51に示した第8実施形態に係るホログラム記録再生装置の再生時の動作を、図53を参照して説明する。図53は第8実施形態に係るホログラム記録再生装置の再生時の動作を説明するための模式図である。
図53において、図中上に位置する物体光側の光学系では、平行光は遮光板806により遮光されて、それより右側の光学系には入射しない。
一方、図中、下に位置する参照光側の光学系では、記録時と同様に、平行光はPBS804に通ってλ/4板811を通過することにより直線偏光が円偏光になり、プリズム808により光の進行方向が変更され、レンズ802を通って記録層803に再生用入射光として入射する。
【0151】
ここで、ミラー807で物体光と参照光が反射する前にこれらの光が交差するようなプリズム808を選んだ場合は、図48に示す領域1に再生用入射光が照射され、そこから回折した光がミラー807で反射し、記録層803、レンズ802を通った後にプリズム808により光の進行方向が図中において水平になり、λ/4板811に至る。λ/4板811では、円偏光が直線偏光にもどり、その結果PBS804に対してはS方位になる。したがって、その後PBS804に入射した光はPBS804の内部で反射し、光検出器805に至る。光検出器805上ではSLM801で変調された像が結像し、この結像した像の強度分布を信号として光検出器805から取り出す。
【0152】
一方、ミラー807で物体光と参照光が反射した後にこれらの光が交差するようなプリズム808を選んだ場合は、図50に示す領域1にミラー807で反射した再生用入射光が照射され、そこから回折した光は、記録層803、レンズ802を通った後にプリズム808により光の進行方向が図中において水平になり、λ/4板811に至る。λ/4板811では、円偏光が直線偏光にもどり、その結果PBS804に対してはS方位になる。したがって、その後PBS804に入射した光はPBS804の内部で反射し、光検出器805に至る。光検出器805上ではSLM801で変調された像が結像し、この結像した像の強度分布を信号として光検出器805から取り出す。
【0153】
第8実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、
(1)記録時に使用する物体光を得るためのレンズと参照光を得るためのレンズを共有すること、
(2)再生時に使用する再生用入射光を得るためのレンズと回折光を通すレンズを共有すること、
(3)記録時において物体光と参照光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
(4)再生時において再生用入射光と回折光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
が可能となる。
【0154】
その効果として、ホログラム記録再生装置が小型化できるとともに、部品点数が少ないことから製造コストが低減できる。
また、このような構造となっているので、透過型ホログラムのみの記録再生が可能となる。
その効果として、反射型ホログラムを記録再生するものよりも記憶密度を高くすることができる。
【0155】
[第9実施形態]
次に第9実施形態に係るホログラム記録再生装置について説明する。第9実施形態に係るホログラム記録再生装置は、第3実施形態に係るホログラム記録再生装置において、レンズ302を2枚のレンズ802とし、図54に示すような配置としたものである。
【0156】
図54の上側に記されているプリズム808とレンズ802の配置について以下に記す。図54の上側のプリズムおよびレンズを貫く点線は物体光の光軸を示す。プリズム808の左側の面に対して垂直な角度でプリズム808に入射した後、プリズム808の出射側で光の進行方向を曲げられ、レンズ802の主面に対して垂直な角度でレンズ802に入射するように、プリズム808とレンズ802が配置されている。
【0157】
プリズム808とレンズ802をこのような配置にするために、図54中に書かれている角度αと確度βを以下のような関係となるようにする。
β=sin−1{(n/n)sinα}−α
ここでn、nは、それぞれ、プリズム808の外の屈折率、プリズム内部の屈折率を表す。
図54の下側に記されているプリズム808とレンズ802の配置は、図54に記されている一点鎖線で表されている面に対して面対称な位置となるようにする。
【0158】
第9実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、
(1)再生時に使用する再生用入射光を得るためのレンズと回折光を通すレンズを共有すること、
(2)記録時において物体光と参照光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
(3)再生時において再生用入射光と回折光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
が可能となる。
【0159】
その効果として、ホログラム記録再生装置が小型化できるとともに、部品点数が少ないことから製造コストが低減できる。
また、第9実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、透過型ホログラムのみの記録再生が可能となる。
その効果として、反射型ホログラムを記録再生するものよりも記憶密度を高くすることができる。
【0160】
また、第9実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、物体光と回折光がそれぞれレンズの主面に対して垂直な方向にレンズに入射することが可能となる。
その効果として、歪みの少ない再生像が受光素子上に結像することとなるので、情報量の多い変調符号と符号化効率の高い誤り訂正符号を使用することができることから、記憶密度を高くすることができる。
【0161】
[第10実施形態]
次に、第10実施形態に係るホログラム記録再生装置について説明する。第10実施形態に係るホログラム記録再生装置は、第4実施形態に係るホログラム記録再生装置において、レンズ402を2枚のレンズとし、図54に示すような配置とするものである。
【0162】
図54の上側に記されているプリズムとレンズの配置について以下に記す。図54の上側のプリズム808およびレンズ802を貫く点線は物体光の光軸を示す。プリズム808の左側の面に対して垂直な角度でプリズムに入射した後、プリズム808の出射側で光の進行方向を曲げられ、レンズ802の主面に対して垂直な角度でレンズ802に入射するように、プリズム808とレンズ802が配置されている。
【0163】
プリズム808とレンズ802をこのような配置にするために、図54中に書かれている角度αと角度βを以下のような関係となるようにする。
β=sin−1{(n/n)sinα}−α
ここでn、nは、それぞれ、プリズム808の外の屈折率、プリズム内部の屈折率を表す。
図54の下側に記されているプリズムとレンズの配置は、図54に記されている一点鎖線で表されている面に対して面対称な位置となるようにする。
【0164】
第10実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、
(1)再生時に使用する再生用入射光を得るためのレンズと回折光を通すレンズを共有すること、
(2)記録時において物体光と参照光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
(3)再生時において再生用入射光と回折光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
が可能となる。
【0165】
その効果として、ホログラム記録再生装置が小型化できるとともに、部品点数が少ないことから製造コストが低減できる。
また、第10実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、透過型ホログラムのみの記録再生が可能となる。
その効果として、反射型ホログラムを記録再生するものよりも記憶密度を高くすることができる。
【0166】
また、第10実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、物体光と回折光がそれぞれレンズの主面に対して垂直な方向にレンズに入射することが可能となる。
その効果として、歪みの少ない再生像が受光素子上に結像することとなるので、情報量の多い変調符号と符号化効率の高い誤り訂正符号を使用することができることから、記憶密度を高くすることができる。
【0167】
[第11実施形態]
次に、第11実施形態に係るホログラム記録再生装置について説明する。第11実施形態に係るホログラム記録再生装置は、第5実施形態に係るホログラム記録再生装置において、レンズ502を2枚のレンズとし、図54に示すような配置とするものである。
【0168】
図54の上側に記されているプリズム808とレンズ802の配置について以下に記す。図54の上側のプリズム808およびレンズ802を貫く点線は物体光の光軸を示す。プリズム808の左側の面に対して垂直な角度でプリズム808に入射した後、プリズム808の出射側で光の進行方向を曲げられ、レンズ802の主面に対して垂直な角度でレンズ802に入射するように、プリズム808とレンズ802が配置されている。
【0169】
プリズム808とレンズ802をこのような配置にするために、図54中に書かれている角度αと角度βを以下のような関係となるようにする。
β=sin−1{(n/n)sinα}−α
ここでn、nは、それぞれ、プリズム808の外の屈折率、プリズム内部の屈折率を表す。
図54の下側に記されているプリズム808とレンズ802の配置は、図54に記されている一点鎖線で表されている面に対して面対称な位置となるようにする。
【0170】
第11実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、
(1)再生時に使用する再生用入射光を得るためのレンズと回折光を通すレンズを共有すること、
(2)記録時において物体光と参照光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
(3)再生時において再生用入射光と回折光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
が可能となる。
【0171】
その効果として、ホログラム記録再生装置が小型化できるとともに、部品点数が少ないことから製造コストが低減できる。
また、第11実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、透過型ホログラムのみの記録再生が可能となる。
その効果として、反射型ホログラムを記録再生するものよりも記憶密度を高くすることができる。
【0172】
また、第11実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、物体光と回折光がそれぞれレンズの主面に対して垂直な方向にレンズに入射することが可能となる。
その効果として、歪みの少ない再生像が受光素子上に結像することとなるので、情報量の多い変調符号と符号化効率の高い誤り訂正符号を使用することができることから、記憶密度を高くすることができる。
【0173】
[第12実施形態]
次に、第12実施形態に係るホログラム記録再生装置について説明する。第12実施形態に係るホログラム記録再生装置は、第6実施形態に係るホログラム記録再生装置において、レンズ602を2枚のレンズとし、図54に示すような配置とするものである。
【0174】
図54の上側に記されているプリズムとレンズの配置について以下に記す。図54の上側のプリズム808およびレンズ802を貫く点線は物体光の光軸を示す。プリズム808の左側の面に対して垂直な角度でプリズム808に入射した後、プリズム808の出射側で光の進行方向を曲げられ、レンズ802の主面に対して垂直な角度でレンズ802に入射するように、プリズム808とレンズ802が配置されている。
【0175】
プリズム808とレンズ802をこのような配置にするために、図54中に書かれている角度αと角度βを以下のような関係となるようにする。
β=sin−1{(n/n)sinα}−α
ここでn、nは、それぞれ、プリズム808の外の屈折率、プリズム内部の屈折率を表す。
図54の下側に記されているプリズムとレンズの配置は、図54に記されている一点鎖線で表されている面に対して面対称な位置となるようにする。
【0176】
第12実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、
(1)再生時に使用する再生用入射光を得るためのレンズと回折光を通すレンズを共有すること、
(2)記録時において物体光と参照光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
(3)再生時において再生用入射光と回折光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
が可能となる。
【0177】
その効果として、ホログラム記録再生装置が小型化できるとともに、部品点数が少ないことから製造コストが低減できる。
また、第12実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、透過型ホログラムのみの記録再生が可能となる。
その効果として、反射型ホログラムを記録再生するものよりも記憶密度を高くすることができる。
【0178】
また、第12実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、物体光と回折光がそれぞれレンズの主面に対して垂直な方向にレンズに入射することが可能となる。
その効果として、歪みの少ない再生像が受光素子上に結像することとなるので、情報量の多い変調符号と符号化効率の高い誤り訂正符号を使用することができることから、記憶密度を高くすることができる。
【0179】
[第13実施形態]
次に、第13実施形態に係るホログラム記録再生装置について説明する。第13実施形態に係るホログラム記録再生装置は、第7実施形態に係るホログラム記録再生装置において、レンズ702を2枚のレンズとし、図54に示すような配置とするものである。
【0180】
図54の上側に記されているプリズムとレンズの配置について以下に記す。図54の上側のプリズム808およびレンズ802を貫く点線は物体光の光軸を示す。プリズム808の左側の面に対して垂直な角度でプリズム808に入射した後、プリズム808の出射側で光の進行方向を曲げられ、レンズ802の主面に対して垂直な角度でレンズ802に入射するように、プリズム808とレンズ802が配置されている。
【0181】
プリズム808とレンズ802をこのような配置にするために、図54中に書かれている角度αと角度βを以下のような関係となるようにする。
β=sin−1{(n/n)sinα}−α
ここでn、nは、それぞれ、プリズム808の外の屈折率、プリズム内部の屈折率を表す。
図54の下側に記されているプリズム808とレンズ802の配置は、図54に記されている一点鎖線で表されている面に対して面対称な位置となるようにする。
【0182】
第13実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、
(1)再生時に使用する再生用入射光を得るためのレンズと回折光を通すレンズを共有すること、
(2)記録時において物体光と参照光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
(3)再生時において再生用入射光と回折光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
が可能となる。
【0183】
その効果として、ホログラム記録再生装置が小型化できるとともに、部品点数が少ないことから製造コストが低減できる。
また、第13実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、透過型ホログラムのみの記録再生が可能となる。
その効果として、反射型ホログラムを記録再生するものよりも記憶密度を高くすることができる。
【0184】
また、第13実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、物体光と回折光がそれぞれレンズの主面に対して垂直な方向にレンズに入射することが可能となる。
その効果として、歪みの少ない再生像が受光素子上に結像することとなるので、情報量の多い変調符号と符号化効率の高い誤り訂正符号を使用することができることから、記憶密度を高くすることができる。
【0185】
[第14実施形態]
次に、第14実施形態に係るホログラム記録再生装置について説明する。第14実施形態に係るホログラム記録再生装置は、第8実施形態に係るホログラム記録再生装置において、レンズ802を2枚のレンズとし、図54に示すような配置とするものである。
【0186】
図54の上側に記されているプリズム808とレンズ802の配置について以下に記す。図54の上側のプリズム808およびレンズ802を貫く点線は物体光の光軸を示す。プリズム808の左側の面に対して垂直な角度でプリズム808に入射した後、プリズム808の出射側で光の進行方向を曲げられ、レンズ802の主面に対して垂直な角度でレンズ802に入射するように、プリズム808とレンズ802が配置されている。
【0187】
プリズム808とレンズ802をこのような配置にするために、図54中に書かれている角度αと角度βを以下のような関係となるようにする。
β=sin−1{(n/n)sinα}−α
ここでn、nは、それぞれ、プリズム808の外の屈折率、プリズム内部の屈折率を表す。
図54の下側に記されているプリズム808とレンズ802の配置は、図54に記されている一点鎖線で表されている面に対して面対称な位置となるようにする。
【0188】
第14実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、
(1)再生時に使用する再生用入射光を得るためのレンズと回折光を通すレンズを共有すること、
(2)記録時において物体光と参照光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
(3)再生時において再生用入射光と回折光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
が可能となる。
【0189】
その効果として、ホログラム記録再生装置が小型化できるとともに、部品点数が少ないことから製造コストが低減できる。
また、第14実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、透過型ホログラムのみの記録再生が可能となる。
その効果として、反射型ホログラムを記録再生するものよりも記憶密度を高くすることができる。
【0190】
また、第14実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、物体光と回折光がそれぞれレンズの主面に対して垂直な方向にレンズに入射することが可能となる。
その効果として、歪みの少ない再生像が受光素子上に結像することとなるので、情報量の多い変調符号と符号化効率の高い誤り訂正符号を使用することができることから、記憶密度を高くすることができる。
【0191】
[第15実施形態]
次に、第15実施形態に係るホログラム記録再生装置について説明する。第15実施形態に係るホログラム記録再生装置は、第1実施形態に係るホログラム記録再生装置における、物体光と参照光を交差させる例において、ミラー107を可動式とし、記録時には物体光と参照光を反射させないような位置に移動し、再生時には第1実施形態と同じ位置に移動するものである。
【0192】
第15実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、
(1)記録時に使用する物体光を得るためのレンズと参照光を得るためのレンズを共有すること、
(2)再生時に使用する再生用入射光を得るためのレンズと回折光を通すレンズを共有すること、
(3)記録時において物体光と参照光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
(4)再生時において再生用入射光と回折光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
が可能となる。
【0193】
その効果として、ホログラム記録再生装置が小型化できるとともに、部品点数が少ないことから製造コストが低減できる。
また、第15実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、透過型ホログラムのみの記録再生が可能となる。
その効果として、反射型ホログラムを記録再生するものよりも記憶密度を高くすることができる。
【0194】
また、第15実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、記録時において反射型ホログラムの干渉が生じている領域が存在しなくなり、そのため、記録時に生じる透過型ホログラムの干渉が生じている領域すべてを記録層内で記録することが容易となることから、多重記録した際の再生時の選択性能は向上する。
その効果として、記録時に生じる透過型ホログラムの干渉が生じている領域の一部を記録層内で記録するものよりも記録密度を高くすることができる。
【0195】
[第16実施形態]
次に、第16実施形態に係るホログラム記録再生装置について説明する。第16実施形態に係るホログラム記録再生装置は、第2実施形態に係るホログラム記録再生装置における、物体光と参照光を交差させる例において、ミラー207を可動式とし、記録時には物体光と参照光を反射させないような位置に移動し、再生時には第2実施形態と同じ位置に移動するものである。
【0196】
第16実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、
(1)記録時に使用する物体光を得るためのレンズと参照光を得るためのレンズを共有すること、
(2)再生時に使用する再生用入射光を得るためのレンズと回折光を通すレンズを共有すること、
(3)記録時において物体光と参照光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
(4)再生時において再生用入射光と回折光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
が可能となる。
【0197】
その効果として、ホログラム記録再生装置が小型化できるとともに、部品点数が少ないことから製造コストが低減できる。
また、第16実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、透過型ホログラムのみの記録再生が可能となる。
その効果として、反射型ホログラムを記録再生するものよりも記憶密度を高くすることができる。
【0198】
また、第16実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、記録時において反射型ホログラムの干渉が生じている領域が存在しなくなり、そのため、記録時に生じる透過型ホログラムの干渉が生じている領域すべてを記録層内で記録することが容易となることから、多重記録した際の再生時の選択性能は向上する。
その効果として、記録時に生じる透過型ホログラムの干渉が生じている領域の一部を記録層内で記録するものよりも記録密度を高くすることができる。
【0199】
[第17実施形態]
次に、第17実施形態に係るホログラム記録再生装置について説明する。第17実施形態に係るホログラム記録再生装置は、第3実施形態に係るホログラム記録再生装置において、再生用ミラー312を可動式とし、記録時には物体光と参照光を反射させないような位置に移動し、再生時には第3実施形態と同じ位置に移動するものである。
【0200】
第17実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、
(1)記録時に使用する物体光を得るためのレンズと参照光を得るためのレンズを共有すること、
(2)再生時に使用する再生用入射光を得るためのレンズと回折光を通すレンズを共有すること、
(3)記録時において物体光と参照光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
(4)再生時において再生用入射光と回折光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
が可能となる。
【0201】
その効果として、ホログラム記録再生装置が小型化できるとともに、部品点数が少ないことから製造コストが低減できる。
また、第17実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、透過型ホログラムのみの記録再生が可能となる。
その効果として、反射型ホログラムを記録再生するものよりも記憶密度を高くすることができる。
【0202】
[第18実施形態]
次に、第18実施形態に係るホログラム記録再生装置について説明する。第18実施形態に係るホログラム記録再生装置は、第4実施形態に係るホログラム記録再生装置において、再生用ミラー412を可動式とし、記録時には物体光と参照光を反射させないような位置に移動し、再生時には第4実施形態と同じ位置に移動するものである。
【0203】
第18実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、
(1)記録時に使用する物体光を得るためのレンズと参照光を得るためのレンズを共有すること、
(2)再生時に使用する再生用入射光を得るためのレンズと回折光を通すレンズを共有すること、
(3)記録時において物体光と参照光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
(4)再生時において再生用入射光と回折光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
が可能となる。
【0204】
その効果として、ホログラム記録再生装置が小型化できるとともに、部品点数が少ないことから製造コストが低減できる。
また、第18実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、透過型ホログラムのみの記録再生が可能となる。
その効果として、反射型ホログラムを記録再生するものよりも記憶密度を高くすることができる。
【0205】
[第19実施形態]
次に、第19実施形態に係るホログラム記録再生装置について説明する。第19実施形態に係るホログラム記録再生装置は、第5実施形態に係るホログラム記録再生装置における、物体光と参照光を交差させる例において、ミラーアレイ513を可動式とし、記録時には物体光と参照光を反射させないような位置に移動し、再生時には第5実施形態と同じ位置に移動するものである。
【0206】
第19実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、
(1)記録時に使用する物体光を得るためのレンズと参照光を得るためのレンズを共有すること、
(2)再生時に使用する再生用入射光を得るためのレンズと回折光を通すレンズを共有すること、
(3)記録時において物体光と参照光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
(4)再生時において再生用入射光と回折光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
が可能となる。
【0207】
その効果として、ホログラム記録再生装置が小型化できるとともに、部品点数が少ないことから製造コストが低減できる。
また、第19実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、透過型ホログラムのみの記録再生が可能となる。
その効果として、反射型ホログラムを記録再生するものよりも記憶密度を高くすることができる。
【0208】
また、第19実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、記録時において反射型ホログラムの干渉が生じている領域が存在しなくなり、そのため、記録時に生じる透過型ホログラムの干渉が生じている領域すべてを記録層内で記録することが容易となることから、多重記録した際の再生時の選択性能は向上する。
その効果として、記録時に生じる透過型ホログラムの干渉が生じている領域の一部を記録層内で記録するものよりも記録密度を高くすることができる。
【0209】
[第20実施形態]
次に、第20実施形態に係るホログラム記録再生装置について説明する。第20実施形態に係るホログラム記録再生装置は、第6実施形態に係るホログラム記録再生装置における、物体光と参照光を交差させる例において、ミラーアレイ613を可動式とし、記録時には物体光と参照光を反射させないような位置に移動し、再生時には第6実施形態と同じ位置に移動するものである。
【0210】
第20実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、
(1)記録時に使用する物体光を得るためのレンズと参照光を得るためのレンズを共有すること、
(2)再生時に使用する再生用入射光を得るためのレンズと回折光を通すレンズを共有すること、
(3)記録時において物体光と参照光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
(4)再生時において再生用入射光と回折光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
が可能となる。
【0211】
その効果として、ホログラム記録再生装置を小型化できるとともに、部品点数が少ないことから製造コストが低減できる。
また、第20実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、透過型ホログラムのみの記録再生が可能となる。
その効果として、反射型ホログラムを記録再生するものよりも記憶密度を高くすることができる。
【0212】
また、第20実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、記録時において反射型ホログラムの干渉が生じている領域が存在しなくなり、そのため、記録時に生じる透過型ホログラムの干渉が生じている領域すべてを記録層内で記録することが容易となることから、多重記録した際の再生時の選択性能は向上する。
その効果として、記録時に生じる透過型ホログラムの干渉が生じている領域の一部を記録層内で記録するものよりも記録密度を高くすることができる。
【0213】
[第21実施形態]
次に、第21実施形態に係るホログラム記録再生装置について説明する。第21実施形態に係るホログラム記録再生装置は、第7実施形態に係るホログラム記録再生装置における、物体光と参照光を交差させる例において、ミラー707を可動式とし、記録時には物体光と参照光を反射させないような位置に移動し、再生時には第7実施形態と同じ位置に移動するものである。
【0214】
第21実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、
(1)記録時に使用する物体光を得るためのレンズと参照光を得るためのレンズを共有すること、
(2)再生時に使用する再生用入射光を得るためのレンズと回折光を通すレンズを共有すること、
(3)記録時において物体光と参照光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
(4)再生時において再生用入射光と回折光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
が可能となる。
【0215】
その効果として、ホログラム記録再生装置が小型化できるとともに、部品点数が少ないことから製造コストが低減できる。
また、第21実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、透過型ホログラムのみの記録再生が可能となる。
その効果として、反射型ホログラムを記録再生するものよりも記憶密度を高くすることができる。
【0216】
また、第21実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、記録時において反射型ホログラムの干渉が生じている領域が存在しなくなり、そのため、記録時に生じる透過型ホログラムの干渉が生じている領域すべてを記録層内で記録することが容易となることから、多重記録した際の再生時の選択性能は向上する。
その効果として、記録時に生じる透過型ホログラムの干渉が生じている領域の一部を記録層内で記録するものよりも記録密度を高くすることができる。
【0217】
[第22実施形態]
次に、第22実施形態に係るホログラム記録再生装置について説明する。第22実施形態に係るホログラム記録再生装置は、第8実施形態に係るホログラム記録再生装置における、物体光と参照光を交差させる例において、ミラー807を可動式とし、記録時には物体光と参照光を反射させないような位置に移動し、再生時には第8実施形態と同じ位置に移動するものである。
【0218】
第22実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、
(1)記録時に使用する物体光を得るためのレンズと参照光を得るためのレンズを共有すること、
(2)再生時に使用する再生用入射光を得るためのレンズと回折光を通すレンズを共有すること、
(3)記録時において物体光と参照光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
(4)再生時において再生用入射光と回折光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
が可能となる。
【0219】
その効果として、ホログラム記録再生装置が小型化できるとともに、部品点数が少ないことから製造コストが低減できる。
また、第22実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、透過型ホログラムのみの記録再生が可能となる。
その効果として、反射型ホログラムを記録再生するものよりも記憶密度を高くすることができる。
【0220】
また、第22実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、記録時において反射型ホログラムの干渉が生じている領域が存在しなくなり、そのため、記録時に生じる透過型ホログラムの干渉が生じている領域すべてを記録層内で記録することが容易となることから、多重記録した際の再生時の選択性能は向上する。
その効果として、記録時に生じる透過型ホログラムの干渉が生じている領域の一部を記録層内で記録するものよりも記録密度を高くすることができる。
【0221】
[第23実施形態]
次に、第23実施形態に係るホログラム記録再生装置について説明する。第23実施形態に係るホログラム記録再生装置は、第9実施形態に係るホログラム記録再生装置における、物体光と参照光を交差させる例において、再生用ミラー312を可動式とし、記録時には物体光と参照光を反射させないような位置に移動し、再生時には第9実施形態と同じ位置に移動するものである。
【0222】
第23実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、
(1)再生時に使用する再生用入射光を得るためのレンズと回折光を通すレンズを共有すること、
(2)記録時において物体光と参照光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
(3)再生時において再生用入射光と回折光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
が可能となる。
【0223】
その効果として、ホログラム記録再生装置が小型化できるとともに、部品点数が少ないことから製造コストが低減できる。
また、第23実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、透過型ホログラムのみの記録再生が可能となる。
その効果として、反射型ホログラムを記録再生するものよりも記憶密度を高くすることができる。
【0224】
また、第23実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、物体光と回折光がそれぞれレンズの主面に対して垂直な方向にレンズに入射することが可能となる。
その効果として、歪みの少ない再生像が受光素子上に結像することとなるので、情報量の多い変調符号と符号化効率の高い誤り訂正符号を使用することができることから、記憶密度を高くすることができる。
【0225】
[第24実施形態]
次に、第24実施形態に係るホログラム記録再生装置について説明する。第24実施形態に係るホログラム記録再生装置は、第10実施形態に係るホログラム記録再生装置における、物体光と参照光を交差させる例において、再生用ミラー412を可動式とし、記録時には物体光と参照光を反射させないような位置に移動し、再生時には第10実施形態と同じ位置に移動するものである。
【0226】
第24実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、
(1)再生時に使用する再生用入射光を得るためのレンズと回折光を通すレンズを共有すること、
(2)記録時において物体光と参照光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
(3)再生時において再生用入射光と回折光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
が可能となる。
【0227】
その効果として、ホログラム記録再生装置が小型化できるとともに、部品点数が少ないことから製造コストが低減できる。
また、第24実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、透過型ホログラムのみの記録再生が可能となる。
その効果として、反射型ホログラムを記録再生するものよりも記憶密度を高くすることができる。
【0228】
また、第24実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、物体光と回折光がそれぞれレンズの主面に対して垂直な方向にレンズに入射することが可能となる。
その効果として、歪みの少ない再生像が受光素子上に結像することとなるので、情報量の多い変調符号と符号化効率の高い誤り訂正符号を使用することができることから、記憶密度を高くすることができる。
【0229】
[第25実施形態]
次に、第25実施形態に係るホログラム記録再生装置について説明する。第25実施形態に係るホログラム記録再生装置は、第11実施形態に係るホログラム記録再生装置における、物体光と参照光を交差させる例において、ミラーアレイ513を可動式とし、記録時には物体光と参照光を反射させないような位置に移動し、再生時には第11実施形態と同じ位置に移動するものである。
【0230】
第25実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、
(1)再生時に使用する再生用入射光を得るためのレンズと回折光を通すレンズを共有すること、
(2)記録時において物体光と参照光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
(3)再生時において再生用入射光と回折光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
が可能となる。
【0231】
その効果として、ホログラム記録再生装置が小型化できるとともに、部品点数が少ないことから製造コストが低減できる。
また、第25実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、透過型ホログラムのみの記録再生が可能となる。
その効果として、反射型ホログラムを記録再生するものよりも記憶密度を高くすることができる。
【0232】
また、第25実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、物体光と回折光がそれぞれレンズの主面に対して垂直な方向にレンズに入射することが可能となる。
その効果として、歪みの少ない再生像が受光素子上に結像することとなるので、情報量の多い変調符号と符号化効率の高い誤り訂正符号を使用することができることから、記憶密度を高くすることができる。
【0233】
また、第25実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、記録時において反射型ホログラムの干渉が生じている領域が存在しなくなり、そのため、記録時に生じる透過型ホログラムの干渉が生じている領域すべてを記録層内で記録することが容易となることから、多重記録した際の再生時の選択性能は向上する。
その効果として、記録時に生じる透過型ホログラムの干渉が生じている領域の一部を記録層内で記録するものよりも記録密度を高くすることができる。
【0234】
[第26実施形態]
次に、第26実施形態に係るホログラム記録再生装置について説明する。第26実施形態に係るホログラム記録再生装置は、第12実施形態に係るホログラム記録再生装置における、物体光と参照光を交差させる例において、ミラーアレイ613を可動式とし、記録時には物体光と参照光を反射させないような位置に移動し、再生時には第12実施形態と同じ位置に移動するものである。
【0235】
第26実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、
(1)再生時に使用する再生用入射光を得るためのレンズと回折光を通すレンズを共有すること、
(2)記録時において物体光と参照光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
(3)再生時において再生用入射光と回折光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
が可能となる。
【0236】
その効果として、ホログラム記録再生装置が小型化できるとともに、部品点数が少ないことから製造コストが低減できる。
また、第26実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、透過型ホログラムのみの記録再生が可能となる。
その効果として、反射型ホログラムを記録再生するものよりも記憶密度を高くすることができる。
【0237】
また、第26実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、物体光と回折光がそれぞれレンズの主面に対して垂直な方向にレンズに入射することが可能となる。
その効果として、歪みの少ない再生像が受光素子上に結像することとなるので、情報量の多い変調符号と符号化効率の高い誤り訂正符号を使用することができることから、記憶密度を高くすることができる。
【0238】
また、第26実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、記録時において反射型ホログラムの干渉が生じている領域が存在しなくなり、そのため、記録時に生じる透過型ホログラムの干渉が生じている領域すべてを記録層内で記録することが容易となることから、多重記録した際の再生時の選択性能は向上する。
その効果として、記録時に生じる透過型ホログラムの干渉が生じている領域の一部を記録層内で記録するものよりも記録密度を高くすることができる。
【0239】
[第27実施形態]
次に、第27実施形態に係るホログラム記録再生装置について説明する。第27実施形態に係るホログラム記録再生装置は、第13実施形態に係るホログラム記録再生装置における、物体光と参照光を交差させる例において、ミラー707を可動式とし、記録時には物体光と参照光を反射させないような位置に移動し、再生時には第13実施形態と同じ位置に移動するものである。
【0240】
第27実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、
(1)再生時に使用する再生用入射光を得るためのレンズと回折光を通すレンズを共有すること、
(2)記録時において物体光と参照光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
(3)再生時において再生用入射光と回折光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
が可能となる。
【0241】
その効果として、ホログラム記録再生装置が小型化できるとともに、部品点数が少ないことから製造コストが低減できる。
また、第27実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、透過型ホログラムのみの記録再生が可能となる。
その効果として、反射型ホログラムを記録再生するものよりも記憶密度を高くすることができる。
【0242】
また、このような構造となっているので、物体光と回折光がそれぞれレンズの主面に対して垂直な方向にレンズに入射することが可能となる。
その効果として、歪みの少ない再生像が受光素子上に結像することとなるので、情報量の多い変調符号と符号化効率の高い誤り訂正符号を使用することができることから、記憶密度を高くすることができる。
【0243】
また、第27実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、記録時において反射型ホログラムの干渉が生じている領域が存在しなくなり、そのため、記録時に生じる透過型ホログラムの干渉が生じている領域すべてを記録層内で記録することが容易となることから、多重記録した際の再生時の選択性能は向上する。
その効果として、記録時に生じる透過型ホログラムの干渉が生じている領域の一部を記録層内で記録するものよりも記録密度を高くすることができる。
【0244】
[第28実施形態]
次に、第28実施形態に係るホログラム記録再生装置について説明する。第28実施形態に係るホログラム記録再生装置は、第14実施形態に係るホログラム記録再生装置における、物体光と参照光を交差させる例において、ミラー807を可動式とし、記録時には物体光と参照光を反射させないような位置に移動し、再生時には第14実施形態と同じ位置に移動するものである。
【0245】
第28実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、
(1)再生時に使用する再生用入射光を得るためのレンズと回折光を通すレンズを共有すること、
(2)記録時において物体光と参照光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
(3)再生時において再生用入射光と回折光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、
が可能となる。
【0246】
その効果として、ホログラム記録再生装置が小型化できるとともに、部品点数が少ないことから製造コストが低減できる。
また、第28実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、透過型ホログラムのみの記録再生が可能となる。
その効果として、反射型ホログラムを記録再生するものよりも記憶密度を高くすることができる。
【0247】
また、第28実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、物体光と回折光がそれぞれレンズの主面に対して垂直な方向にレンズに入射することが可能となる。
その効果として、歪みの少ない再生像が受光素子上に結像することとなるので、情報量の多い変調符号と符号化効李の高い誤り訂正符号を使用することができることから、記憶密度を高くすることができる。
【0248】
また、第28実施形態に係るホログラム記録再生装置によれば、上述した構成となっているので、記録時において反射型ホログラムの干渉が生じている領域が存在しなくなり、そのため、記録時に生じる透過型ホログラムの干渉が生じている領域すべてを記録層内で記録することが容易となることから、多重記録した際の再生時の選択性能は向上する。
その効果として、記録時に生じる透過型ホログラムの干渉が生じている領域の一部を記録層内で記録するものよりも記録密度を高くすることができる。
【0249】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、再生時に使用する再生用入射光を得るためのレンズと回折光を通すレンズを共有すること、記録時において物体光と参照光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、再生時において再生用入射光と回折光に係る光学系および部品を記録層に対して同じ側に隣接して置くこと、が可能となることから、ホログラム記録再生装置が小型化できるとともに、部品点数が少ないことから製造コストが低減できるという利点がある。
また、このような構造となっているので、透過型ホログラムのみの記録再生が可能となることから、反射型ホログラムを記録再生するものよりも記憶密度を高くすることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態に係るホログラム記録再生装置の構成を示す模式図である。
【図2】 第1実施形態に係るホログラム記録再生装置の記録時の動作を説明するための模式図である。
【図3】 第1実施形態に係るホログラム記録再生装置の再生時の動作を説明するための模式図である。
【図4】 第1実施形態に係るホログラム記録再生装置における記録時の光路の記録層およびミラー付近の拡大図を示す図である。
【図5】 第1実施形態に係るホログラム記録再生装置における再生時の光路の記録層およびミラー付近の拡大図である。
【図6】 第1実施形態に係るホログラム記録再生装置における記録時の光路の記録層およびミラー付近の拡大図である。
【図7】 第1実施形態に係るホログラム記録再生装置における再生時の光路の記録層およびミラー付近の拡大図である。
【図8】 第1実施形態に係るホログラム記録再生装置に使用されるプリズムの種類を示す図である。
【図9】 第1、2、3、4、5、6、7および8の実施形態に係るホログラム記録再生装置における反射器と記録層の構成を示す図である。
【図10】 第2実施形態に係るホログラム記録再生装置の構成を示す模式図である。
【図11】 第2実施形態に係るホログラム記録再生装置における記録時の動作を説明するための模式図ある。
【図12】 第2実施形態に係るホログラム記録再生装置における再生時の動作を説明するための模式図ある。
【図13】 第2実施形態に係るホログラム記録再生装置における記録時の光路の記録層およびミラー付近の拡大図である。
【図14】 第2実施形態に係るホログラム記録再生装置における記録時の光路の記録層およびミラー付近の拡大図である。
【図15】 第2実施形態に係るホログラム記録再生装置における再生時の光路の記録層およびミラー付近の拡大図である。
【図16】 第2実施形態に係るホログラム記録再生装置における再生時の光路の記録層およびミラー付近の拡大図である。
【図17】 第2実施形態に係るホログラム記録再生装置における記録時の光路の記録層およびミラー付近の拡大図である。
【図18】 第2実施形態に係るホログラム記録再生装置における記録時の光路の記録層およびミラー付近の拡大図である。
【図19】 第2実施形態に係るホログラム記録再生装置における再生時の光路の記録層およびミラー付近の拡大図。
【図20】 第2実施形態に係るホログラム記録再生装置における再生時の光路の記録層およびミラー付近の拡大図。
【図21】 第2実施形態に係るホログラム記録再生装置に使用されるプリズムの形状を示す図である。
【図22】 第2実施形態に係るホログラム記録再生装置に使用されるプリズムの形状を示す図である。
【図23】 第2実施形態に係るホログラム記録再生装置における平行光の割り当てを示す説明図である。
【図24】 第3実施形態に係るホログラム記録再生装置の構成を示す模式図である。
【図25】 第3実施形態に係るホログラム記録再生装置における記録時の動作を説明するための模式図である。
【図26】 第3実施形態に係るホログラム記録再生装置における再生時の動作を説明するための模式図である。
【図27】 第3実施形態および第4実施形態に係るホログラム記録再生装置における記録時の光路の記録層およびミラー付近の拡大図である。
【図28】 第3実施形態および第4実施形態に係るホログラム記録再生装置における再生時の光路の記録層およびミラー付近の拡大図である。
【図29】 第3、4、5、6、7および8の実施形態に係るホログラム記録再生装置に使用されるプリズムの種類を示す図である。
【図30】 第3および第4実施形態に係るホログラム記録再生装置における再生用ミラーを示す図である。
【図31】 第4実施形態に係るホログラム記録再生装置の構成を示す模式図である。
【図32】 第4実施形態に係るホログラム記録再生装置における記録時の動作を説明するための模式図である。
【図33】 第4実施形態に係るホログラム記録再生装置における再生時の動作を説明するための模式図である。
【図34】 第5実施形態に係るホログラム記録再生装置の構成を示す模式図である。
【図35】 第5実施形態に係るホログラム記録再生装置における記録時の動作を説明するための模式図である。
【図36】 第5実施形態に係るホログラム記録再生装置における再生時の動作を説明するための模式図である。
【図37】 第5実施形態および第6実施形態に係るホログラム記録再生装置における記録時の光路の記録層およびミラー付近の拡大図である。
【図38】 第5実施形態および第6実施形態に係るホログラム記録再生装置における再生時の光路の記録層およびミラー付近の拡大図である。
【図39】 第5実施形態および第6実施形態に係るホログラム記録再生装置における記録時の光路の記録層およびミラー付近の拡大図である。
【図40】 第5実施形態および第6実施形態に係るホログラム記録再生装置における再生時の光路の記録層およびミラー付近の拡大図である。
【図41】 第6実施形態に係るホログラム記録再生装置の構成を示す模式図である。
【図42】 第6実施形態に係るホログラム記録再生装置における記録時の動作を説明するための模式図である。
【図43】 第6実施形態に係るホログラム記録再生装置における再生時の動作を説明するための模式図である。
【図44】 第7実施形態に係るホログラム記録再生装置の構成を示す模式図である。
【図45】 第7実施形態に係るホログラム記録再生装置における記録時の動作を説明するための模式図である。
【図46】 第7実施形態に係るホログラム記録再生装置における再生時の動作を説明するための模式図である。
【図47】 第7実施形態および第8実施形態に係るホログラム記録再生装置における記録時の光路の記録層およびミラー付近の拡大図である。
【図48】 第7実施形態および第8実施形態に係るホログラム記録再生装置における再生時の光路の記録層およびミラー付近の拡大図である。
【図49】 第7実施形態および第8実施形態に係るホログラム記録再生装置における記録時の光路の記録層およびミラー付近の拡大図である。
【図50】 第7実施形態および第8実施形態に係るホログラム記録再生装置における再生時の光路の記録層およびミラー付近の拡大図である。
【図51】 第8実施形態に係るホログラム記録再生装置の構成を示す模式図である。
【図52】 第8実施形態に係るホログラム記録再生装置における記録時の動作を説明するための模式図である。
【図53】 第8実施形態に係るホログラム記録再生装置における再生時の動作を説明するための模式図である。
【図54】 第9、10、11、12、13、14の実施形態に係るホログラム記録再生装置におけるレンズとプリズムの位置関係を示す図である。
【図55】 従来のフーリエ変換ホログラムの記録再生装置の構成を示す図である。
【図56】 従来のフーリエ変換ホログラムの記録再生装置における記録時の動作を示す説明図である。
【図57】 従来のフーリエ変換ホログラムの記録再生装置における再生時の動作を示す説明図である。
【符号の説明】
101、201、301、401、501、601、701,801…空間光変調器(SLM)
102、202、302、402、502、602、702、802、…レンズ
103、203、303、403、503、603、703、803…記録層
304、404、504、604、704、804…偏光ビームスプリッタ(PBS)
105、205、305、405、505、605、705、805…光検出器
106、206、306、406、506、606、706、806…遮光板
107、207、707、807…ミラー
108、208、308、408、508、608、708、808…プリズム
309、310、509、510、709、710…旋光素子
411、611、811…λ/4板。

Claims (8)

  1. 物体光と参照光との干渉によって生じる光強度分布を干渉縞として記録媒体に記録し、前記記録媒体に参照光を照射することにより、前記記録媒体に記録された情報を再生するホログラム記録再生装置であって、
    前記記録媒体に対して参照光を出射する光源と、
    前記光源と前記記録媒体との間に配されて、前記光源から出射された参照光の一部を変調して物体光を生成する空間光変調器と、
    前記光源と前記空間変調器との間に配されて、前記光源から出射された参照光の一部を前記空間変調器に到達させないように前記一部を遮光する遮光位置と、前記参照光の一部を前記空間変調器に到達させる非遮光位置との間で切替可能な遮光部と、
    前記空間変調器と前記記録媒体との間に配されて、入射光を集光する第1の光学素子と、
    前記第1の光学素子よりも前記光源側に配されて、入射光の光路方向を変更する第2の光学素子と、
    前記記録媒体を挟んで前記光源と反対側に配されて、入射光を反射させる反射部と、
    前記第1の光学素子よりも前記光源側に配されて、入射光の光強度分布を検出する光検出部とを備え、
    前記光強度分布の記録時に、前記遮光部が前記非遮光位置に配され、前記光源から出射された参照光の一部を前記空間変調器によって物体光とし、前記物体光と前記光源から出射された参照光との双方、または、前記光源から出射された参照光のみを、前記第2の光学素子を透過させて光路方向を変更することにより、前記物体光と前記参照光とを、前記第1の光学素子を透過させて、前記記録媒体において重ね合わせ、
    前記情報の再生時に、前記遮光部が前記遮光位置に配されて、前記光源から出射された参照光を、前記第2の光学素子を透過させて光路方向を変更し、前記第1の光学素子を透過させて前記記憶媒体に到達させることによって得られた回折光を、前記反射部によって反射させ、前記記録媒体及び前記第1の光学素子を透過させて、前記光検出部に結像させることを特徴とするホログラム記録再生装置。
  2. 物体光と参照光との干渉によって生じる光強度分布を干渉縞として記録媒体に記録し、前記記録媒体に参照光を照射することにより、前記記録媒体に記録された情報を再生するホログラム記録再生装置であって、
    前記記録媒体に対して参照光を出射する光源と、
    前記光源と前記記録媒体との間に配されて、前記光源から出射された参照光の一部を変調して物体光を生成する空間光変調器と、
    前記光源と前記空間変調器との間に配されて、前記光源から出射された参照光の一部を前記空間変調器に到達させないように前記一部を遮光する遮光位置と、前記参照光の一部を前記空間変調器に到達させる非遮光位置との間で切替可能な遮光部と、
    前記空間変調器と前記記録媒体との間に配されて、入射光を集光する第1の光学素子と、
    前記第1の光学素子よりも前記光源側に配されて、入射光の光路方向を変更する第2の光学素子と、
    前記記録媒体を挟んで前記光源と反対側に配されて、入射光を反射させる反射部と、
    前記第1の光学素子よりも前記光源側に配されて、入射光の光強度分布を検出する光検出部とを備え、
    前記光強度分布の記録時に、前記遮光部が前記非遮光位置に配され、前記光源から出射された参照光の一部を前記空間変調器によって物体光とし、前記物体光と前記光源から出射された参照光との双方、または、前記光源から出射された参照光のみを、前記第2の光学素子を透過させて光路方向を変更することにより、前記物体光と前記参照光とを、前記第1の光学素子を透過させて、前記反射部によって反射させ、前記記録媒体において重ね合わせ、
    前記情報の再生時に、前記遮光部が前記遮光位置に配されて、前記光源から出射された参照光を、前記第2の光学素子を透過させて光路方向を変更し、前記第1の光学素子を透過させて、前記反射部によって反射させ、前記記憶媒体に到達させることによって得られた回折光を前記第1の光学素子を透過させて、前記光検出部に結像させることを特徴とするホログラム記録再生装置。
  3. 前記遮光部と前記空間光変調器との間に配されて、光の偏光方向を45度回転させる第1の旋光素子と、
    前記第2の光学素子と前記光検出部との間に配されて、光の偏光方向を45度回転させ、その回転方向が前記第1の旋光素子と同じ方向である第2の旋光素子と、
    前記第2の旋光素子と前記光検出部との間に配されて、光の偏光方向にしたがって、透過させる光量と反射させる光量とを変化させる偏光ビームスプリッタとを備え、
    前記反射部が再生用ミラーであって、
    前記再生用ミラーは、前記物体光と前記参照光とが照射されるエリアの光反射材を移動可能に構成されており、
    前記記録時に、前記物体光が透過するエリアを前記物体光の入射位置に移動させ、また、前記参照光が透過するエリアを前記参照光の入射位置に移動させて、前記物体光と前記参照光とを透過させることを特徴とする請求項1に記載のホログラム記録再生装置。
  4. 前記第2の光学素子と前記光検出部との間に配されて、光の位相を1/4波長遅らせる1/4波長板と、
    前記1/4波長板と前記光検出部との間に配されて、光の偏光方向にしたがって、透過させる光量と反射させる光量とを変化させる偏光ビームスプリッタとを備え、
    前記反射部が再生用ミラーであって、
    前記再生用ミラーは、前記物体光と前記参照光とが照射されるエリアの光反射材を移動可能に構成されており、
    前記記録時に、前記物体光が透過するエリアを前記物体光の入射位置に移動させ、また、前記参照光が透過するエリアを前記参照光の入射位置に移動させて、前記物体光と前記参照光とを透過させることを特徴とする請求項1に記載のホログラム記録再生装置。
  5. 前記遮光部と前記空間光変調器との間に配されて、光の偏光方向を45度回転させる第1の旋光素子と、
    前記第2の光学素子と前記光検出部との間に配されて、光の偏光方向を45度回転させ、その回転方向が前記第1の旋光素子と同じ方向である第2の旋光素子と、
    前記第2の旋光素子と前記光検出部との間に配されて、光の偏光方向にしたがって、透過させる光量と反射させる光量とを変化させる偏光ビームスプリッタとを備え、
    前記反射部は、少なくとも2つのミラーを有するミラーアレイであって、
    前記ミラーは、前記ミラーの中心と前記ミラーの反射面とを通る軸に対して回転可能であり、
    前記軸は、互いに平行となっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のホログラム記録再生装置。
  6. 前記第2の光学素子と前記光検出部との間に配されて、光の位相を1/4波長遅らせる1/4波長板と、
    前記1/4波長板と前記光検出部との間に配されて、光の偏光方向にしたがって、透過させる光量と反射させる光量とを変化させる偏光ビームスプリッタとを備え、
    前記反射部は、少なくとも2つのミラーを有するミラーアレイであって、
    前記ミラーは、前記ミラーの中心と前記ミラーの反射面とを通る軸に対して回転可能であり、
    前記軸は、互いに平行となっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のホログラム記録再生装置。
  7. 前記遮光部と前記空間光変調器との間に配されて、光の偏光方向を45度回転させる第1の旋光素子と、
    前記第2の光学素子と前記光検出部との間に配されて、光の偏光方向を45度回転させ、その回転方向が前記第1の旋光素子と同じ方向である第2の旋光素子と、
    前記第2の旋光素子と前記光検出部との間に配されて、光の偏光方向にしたがって、透過させる光量と反射させる光量とを変化させる偏光ビームスプリッタとを備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のホログラム記録再生装置。
  8. 前記第2の光学素子と前記光検出部との間に配されて、光の位相を1/4波長遅らせる1/4波長板と、
    前記1/4波長板と前記光検出部との間に配されて、光の偏光方向にしたがって、透過させる光量と反射させる光量とを変化させる偏光ビームスプリッタとを備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のホログラム記録再生装置。
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