JP4297700B2 - Cogeneration system - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱と電力を発生する熱電併給装置と、前記熱電併給装置にて発生する熱にて貯湯タンク内の湯水を加熱する排熱式加熱手段と、前記貯湯タンク内に湯水が貯湯されていないときに湯水を加熱する補助加熱手段と、運転を制御する運転制御手段とが設けられているコージェネレーションシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
上記のようなコージェネレーションシステムは、熱電併給装置が、ガスエンジンと発電機とを組み合わせたものや燃料電池などから構成され、熱電併給装置を運転させるとともに、排熱式加熱手段を作動させることにより、熱電併給装置にて発生する熱を利用して貯湯タンク内への湯水の貯湯を行い、貯湯タンク内に湯水が貯湯されていない状態でも、補助加熱手段を作動させることにより、補助加熱手段にて加熱された湯水を給湯するようにしているものである。
【0003】
上記のようなコージェネレーションシステムにおいて、従来では、熱媒循環路を通して熱媒を熱消費端末に循環供給させる熱媒循環手段が設けられ、排熱式加熱手段が、熱電併給装置にて発生する熱にて熱媒循環路を通流する熱媒を加熱するように構成され、運転制御手段が、熱電併給装置を運転させるとともに、排熱式加熱手段を作動させることにより、貯湯タンク内への湯水の貯湯を行い、熱電併給装置を運転させるとともに、排熱式加熱手段および熱媒循環手段を作動させることにより、熱消費端末に熱媒を供給するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−248909号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のコージェネレーションシステムでは、リモコンに熱電併給装置の運転開始や運転停止を指令する人為操作式の発電スイッチが設けられ、端末用のリモコンに熱消費端末の運転開始や運転停止を指令する人為操作式の暖房スイッチが設けられている。
そして、運転制御手段は、発電スイッチや暖房スイッチにて運転開始が指令されると、熱電併給装置の運転を開始させるように構成されている。
また、運転制御手段は、熱電併給装置の運転中に発電スイッチにて運転停止が指令されると、熱電併給装置の運転を停止させ、熱電併給装置の運転中に暖房スイッチにて運転停止が指令されると、熱消費端末の運転を開始してから設定時間(例えば、1時間)が経過すると、熱電併給装置の運転を停止させるように構成されている。
このようにして、人為操作によって、熱電併給装置の運転を開始させたり、その運転を停止させるようにしている。
【0006】
したがって、誤操作によって発電スイッチや暖房スイッチにて運転開始が指令された場合でも、熱電併給装置の運転を開始させてしまい、誤った運転開始の指令に伴って熱電併給装置を運転させてしまうことになる。
そして、熱電併給装置は、例えば、ガスエンジンと発電機とを組み合わせたものでは30分、燃料電池では1時間というように、起動させてから発生する熱を活用できる状態となるまで時間がかかるので、誤って熱電併給装置を運転させてしまうと、エネルギー消費量が多大になるという不利があった。
【0007】
また、上記従来のコージェネレーションシステムでは、熱電併給装置の運転中に暖房スイッチにて運転停止が指令されると、単に、熱消費端末の運転を開始してから設定時間(例えば、1時間)が経過することによって、熱電併給装置の運転を停止させているので、かえってエネルギー消費量が多大になることもあった。
【0008】
本発明は、かかる点に着目してなされたものであり、その目的は、省エネルギー化を実現することができるコージェネレーションシステムを提供する点にある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明によれば、熱と電力を発生する熱電併給装置と、前記熱電併給装置にて発生する熱にて貯湯タンク内の湯水を加熱する排熱式加熱手段と、前記貯湯タンク内に湯水が貯湯されていないときに湯水を加熱し且つ起動から発生する熱を活用できる状態となるまでの時間が前記熱電併給装置よりも短い補助加熱手段と、運転を制御する運転制御手段とが設けられているコージェネレーションシステムであって、
熱媒循環路を通して熱媒を熱消費端末に循環供給させる熱媒循環手段が設けられ、前記排熱式加熱手段が、前記熱電併給装置にて発生する熱にて前記熱媒循環路を通流する熱媒を加熱するように構成され、前記補助加熱手段が、前記熱媒循環路を通流する熱媒を加熱するように構成され、
前記運転制御手段は、手動操作式の端末運転開始指令手段にて前記熱消費端末の運転開始が指令されると、前記補助加熱手段を作動させたのち端末用遅延時間が経過すると、前記熱電併給装置を運転させるように構成されている。
【0016】
すなわち、運転制御手段は、人為操作により熱消費端末の運転開始が指令されると、まず、補助加熱手段を作動させて、その作動から端末用遅延時間が経過すると、熱電併給装置の運転を開始させるので、人為操作から端末用遅延時間が経過するまでは、熱電併給装置の運転開始を遅延させることができることになる。そして、使用者は、誤操作によって運転開始を指令したことに気づくと、すぐに人為操作によって熱電併給装置の運転停止を指令することになる。
したがって、誤操作によって運転開始が指令されても、その誤った運転開始の指令から端末用遅延時間が経過するまでに、人為操作による熱電併給装置の運転停止の指令が行われることにより、誤って熱電併給装置を運転させてしまうことを阻止することができることになる。
【0017】
そして、誤操作によって運転開始が指令されると、補助加熱手段を作動させることになるが、補助加熱手段は、起動から発生する熱を活用できる状態となるまでの時間が熱電併給装置よりも短いので、熱電併給装置を運転させるよりも補助加熱手段を作動させる方が、エネルギー消費量は小さくなり、エネルギー消費量の低減を図ることができることになる。
しかも、人為操作によって熱消費端末の運転開始が指令されると、補助加熱手段を作動させるので、その人為操作を尊重して、補助加熱手段にて加熱された熱媒が熱消費端末に供給されることになり、熱消費端末を運転させたいという使用者の意図を満足することができることになる。
【0018】
ちなみに、省エネルギーが実現できるように熱電併給装置を運転させるものでは、熱消費端末の運転開始が指令されても、必ずしも熱電併給装置を運転させるわけではなく、例えば、その時点に要求されている時系列的な電力負荷が50Wしかない場合には、熱電併給装置を運転させないこともある。
また、端末停止指令されても、給湯用のために、熱電併給装置を運転継続することもある。
【0019】
以上のことから、請求項1に記載の発明によれば、人為操作を尊重しながら、誤操作による熱消費端末の運転開始指令によって、誤って熱電併給装置を運転させてしまうことを阻止することができることとなって、使用者の意図を満足させながら、省エネルギー化を実現することができるコージェネレーションシステムを提供できるに至った。
【0030】
【発明の実施の形態】
本発明にかかるコージェネレーションシステムについて図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
このコージェネレーションシステムは、図1および図2に示すように、ガスエンジン1によって発電装置2を駆動するように構成された熱電併給装置3と、その熱電併給装置3にて発生する熱を利用しながら、貯湯タンク4への貯湯および熱消費端末5への熱媒供給を行う貯湯ユニット6と、熱電併給装置3および貯湯ユニット6の運転を制御する運転制御手段としての運転制御部7などから構成されている。
【0031】
前記発電装置2の出力側には、系統連係用のインバータ8が設けられ、そのインバータ8は、発電装置2の出力電力を商用系統9から供給される電力と同じ電圧および同じ周波数にするように構成されている。
前記商用系統9は、例えば、単相3線式100/200Vであり、商業用電力供給ライン10を介して、テレビ、冷蔵庫、洗濯機などの電力負荷11に電気的に接続されている。
また、インバータ8は、コージェネ用供給ライン12を介して商業用電力供給ライン10に電気的に接続され、発電装置2からの発電電力がインバータ8およびコージェネ用供給ライン12を介して電力負荷11に供給するように構成されている。
【0032】
前記商業用電力供給ライン10には、電力負荷11の負荷電力を計測する電力負荷計測手段13が設けられ、この電力負荷計測手段13は、商業用電力供給ライン10を通して流れる電流に逆潮流が発生するか否かをも検出するように構成されている。
そして、逆潮流が生じないように、インバータ8により発電装置2から商業用電力供給ライン10に供給される電力が制御され、発電電力の余剰電力は、その余剰電力を熱に代えて回収する電気ヒータ14に供給されるように構成されている。
【0033】
前記電気ヒータ14は、複数の電気ヒータから構成され、冷却水循環ポンプ17の作動により冷却水循環路15を通流するガスエンジン1の冷却水を加熱するように設けられ、インバータ8の出力側に接続された作動スイッチ16によりON/OFFが切り換えられている。
また、作動スイッチ16は、余剰電力の大きさが大きくなるほど、電気ヒータ14の消費電力が大きくなるように、余剰電力の大きさに応じて電気ヒータ14の消費電力を調整するように構成されている。
【0034】
前記貯湯ユニット6は、温度成層を形成する状態で湯水を貯湯する貯湯タンク4、湯水循環路18を通して貯湯タンク4内の湯水などを循環させる湯水循環ポンプ19、熱媒循環路20を通して熱媒を熱消費端末5に循環供給させる熱媒循環手段としての熱媒循環ポンプ21、湯水循環路18を通流する湯水を加熱させる排熱式熱交換器22、熱媒循環路20を通流する熱媒を加熱させる熱媒加熱用熱交換器23、ファン24を作動させた状態でのバーナ25の燃焼により湯水循環路18を通流する湯水を加熱させる補助加熱用熱交換器26などを備えて構成されている。
【0035】
前記排熱式熱交換器22においては、熱電併給装置3にて発生する熱を回収した冷却水循環路15の冷却水を通流させることにより、湯水循環路18を通流する湯水を加熱させるように構成されている。
そして、排熱式加熱手段Nが、排熱式熱交換器22により構成され、補助加熱手段Mが、ファン24、バーナ25、補助加熱用熱交換器26により構成されている。
ちなみに、補助加熱手段Mは、バーナ25の燃焼量を調整することにより、湯水の温度が貯湯設定温度や熱媒加熱用熱交換器23に供給するための熱媒加熱用設定温度になるように加熱させるように構成されている。
【0036】
前記熱媒加熱用熱交換器23においては、排熱式熱交換器22や補助加熱用熱交換器26にて加熱された熱源用湯水を通流させることにより、熱媒循環路20を通流する熱媒を加熱させるように構成されている。
前記熱消費端末5は、床暖房装置や浴室暖房装置などの暖房端末にて構成されている。
【0037】
前記湯水循環路18には、貯湯タンク4の下部と連通する取り出し路27と貯湯タンク4の上部と連通する貯湯路28が接続され、貯湯路28には、貯湯弁29が設けられている。
そして、湯水循環路18には、取り出し路27との接続箇所から湯水の循環方向の順に、排熱式熱交換器22、湯水循環ポンプ19、補助加熱用熱交換器26、湯水の通流を断続する断続弁30、熱媒加熱用熱交換器23が設けられている。
【0038】
また、貯湯タンク4から取り出した湯水を給湯するときの給湯熱負荷を計測する給湯負荷計測手段31が設けられ、熱消費端末5での端末熱負荷を計測する端末熱負荷計測手段32も設けられている。
【0039】
前記運転制御部7に各種の指令を与えるコージェネ用リモコンR1が設けられ、そのコージェネ用リモコンR1には、自動運転モードと手動運転モードとを選択するモード選択スイッチ33、手動運転モードにおいて、熱電併給装置3の運転の開始および停止を指令する運転開始指令手段としての発電スイッチ34などが設けられている。
また、運転制御部7に熱消費端末5の運転について指令を与える端末用リモコンR2が設けられ、その端末用リモコンR2に、熱消費端末5の運転開始および運転停止を指令する端末運転開始指令手段および端末運転停止指令手段としての暖房スイッチ35が設けられている。
ちなみに、モード選択スイッチ33、発電スイッチ34、暖房スイッチ35の夫々は、照光式のスイッチであり、使用者は、点灯か消灯かによって、現在の状態を認識できるように構成されている。
【0040】
そして、運転制御部7は、熱電併給装置3の運転中には冷却水循環ポンプ17を作動させる状態で、熱電併給装置3の運転および冷却水循環ポンプ17の作動状態を制御するとともに、湯水循環ポンプ19、熱源用循環ポンプ21、熱媒循環ポンプ23の作動状態を制御することによって、貯湯タンク4内に湯水を貯湯する貯湯運転や、暖房スイッチ35のON操作により熱消費端末5に熱媒を供給する熱媒供給運転を行うように構成されている。
【0041】
ちなみに、給湯するときには、貯湯タンク4内に貯湯用設定温度の湯水が貯湯されていれば、その湯水を給湯し、貯湯タンク4内に貯湯用設定温度の湯水が貯湯されていなければ、補助加熱手段Mを作動させて、その補助加熱手段Mにて加熱された湯水を給湯するように構成されている。
【0042】
まず、自動運転モードにおける運転制御部7による熱電併給装置3の運転の制御について説明を加える。
前記運転制御部7は、実際の使用状況に基づいて、1日分の時系列的な過去負荷データを曜日と対応付ける状態で更新して記憶するデータ更新処理を行い、日付が変わるごとに、記憶されている1日分の時系列的な過去負荷データから、その日1日分の時系列的な予測負荷データを求める予測負荷演算処理を行うように構成されている。
そして、運転制御部7は、その日1日分の時系列的な予測負荷データを求めた状態で、例えば、数秒間隔で、時系列的な予測負荷データから、熱電併給装置3を運転させるか否かの基準となる省エネ度基準値を求める省エネ度基準値演算処理を行うとともに、その省エネ度基準値演算処理にて求められた省エネ度基準値よりも現時点での実省エネ度が上回っているか否かによって、熱電併給装置3の運転の可否を判別する運転可否判別処理を行うように構成されている。
【0043】
このようにして、運転制御部7は、運転可否判別処理において、熱電併給装置3の運転が可と判別されると、現時点から、例えば、1時間先までを運転用時間帯と設定して、その運転用時間帯に熱電併給装置3を運転させ、熱電併給装置3の運転が不可と判別されると、熱電併給装置3の運転を停止させるように構成されている。
【0044】
前記データ更新処理について説明を加えると、1日のうちのどの時間帯にどれだけの電力負荷、熱負荷としての給湯熱負荷と端末熱負荷があったかの1日分の時系列的な過去負荷データを曜日と対応付ける状態で更新して記憶するように構成されている。
【0045】
まず、時系列的な過去負荷データについて説明すると、時系列的な過去負荷データは、時系列的な電力負荷データ、時系列的な給湯熱負荷データ、時系列的な端末熱負荷データの3種類の時系列的な負荷データからなり、図3に示すように、1日分の時系列的な過去負荷データが日曜日から土曜日までの曜日ごとに区分けした状態で記憶するように構成されている。
そして、1日分の時系列的な過去負荷データは、24時間のうち1時間を単位時間として、単位時間当たりの電力負荷データの24個、単位時間当たりの給湯熱負荷データの24個、および、単位時間当たりの端末熱負荷データの24個から構成されている。
【0046】
上述のような過去負荷データを更新する構成について説明を加えると、実際の使用状況から、単位時間当たりの実電力負荷、実給湯熱負荷、および、実端末熱負荷の夫々を、電力負荷計測手段13、給湯熱負荷計測手段31、および、端末熱負荷計測手段32にて計測し、その計測した実電力負荷、実給湯熱負荷、および、実端末熱負荷を記憶する状態で1日分の時系列的な実負荷データを曜日と対応付けて記憶させる。
そして、1日分の時系列的な実負荷データが1週間分記憶されると、曜日ごとに、時系列的な過去負荷データと時系列的な実負荷データとを所定の割合で足し合わせることにより、新しい時系列的な過去負荷データを求めて、その求めた新しい時系列的な過去負荷データを記憶して、時系列的な過去負荷データを更新するように構成されている。
【0047】
日曜日を例に挙げて具体的に説明すると、図3に示すように、時系列的な過去負荷データのうち日曜日に対応する時系列的な過去負荷データD1mと、時系列的な実負荷データのうち日曜日に対応する時系列的な実負荷データA1とから、下記の〔数1〕により、日曜日に対応する新しい時系列的な過去負荷データD1(m+1)が求められ、その求められた時系列的な過去負荷データD1(m+1)を記憶する。
なお、下記の〔数1〕において、D1mを、日曜日に対応する時系列的な過去負荷データとし、A1を、日曜日に対応する時系列的な実負荷データとし、Kは、0.75の定数であり、D1(m+1)を、新しい時系列的な過去負荷データとする。
【0048】
【数1】
D1(m+1)=(D1m×K)+{A1×(1−K)}
【0049】
前記予測負荷演算処理について説明を加えると、0時になるなど日付が変わるごとに実行され、その日のどの時間帯にどれだけの電力負荷、給湯熱負荷、端末熱負荷が予測されているかの1日分の時系列的な予測負荷データを求めるように構成されている。
すなわち、曜日ごとの7つの過去負荷データのうち、その日の曜日に対応する過去負荷データと前日の実負荷データとを所定の割合で足し合わせることにより、どの時間帯にどれだけの電力負荷、給湯熱負荷、端末熱負荷が予測されているかのその日1日分の時系列的な予測負荷データを求めるように構成されている。
【0050】
月曜日1日分の予測負荷データを求める場合を例に挙げて具体的に説明すると、図3に示すように、曜日ごとの7つの過去負荷データD1m〜D7mと曜日ごとの7つの実負荷データA1〜A7とが記憶されているので、月曜日に対応する過去負荷データD2mと、前日の日曜日に対応する実負荷データA1とから、下記の〔数2〕により、月曜日の1日分の時系列的な予測負荷データBを求める。そして、1日分の予測負荷データBは、図4に示すように、1日分の時系列的な予測電力負荷データ、1日分の時系列的な予測給湯熱負荷データ、1日分の時系列的な予測端末熱負荷データからなり、図4の(イ)は、1日分の時系列的な予測電力負荷を示しており、図4の(ロ)は、1日分の時系列的な予測給湯熱負荷を示しており、図4の(ハ)は、1日分の時系列的な予測端末熱負荷を示している。
なお、下記の〔数2〕において、D2mを、月曜日に対応する過去負荷データとし、A1を、日曜日に対応する実負荷データとし、Qは、0.25の定数であり、Bは、予測負荷データとする。
【0051】
【数2】
B=(D2m×Q)+{A1×(1−Q)}
【0052】
前記省エネ度基準値演算処理について説明を加えると、時系列的な予測給湯熱負荷データを用いて、現時点から基準値用時間先までの間に必要となる貯湯必要量を賄えるように熱電併給装置3を運転させた場合に、熱電併給装置3を運転させることによって省エネルギー化を実現できる省エネ度基準値を求めるように構成されている。
【0053】
例えば、単位時間を1時間とし、基準値用時間を12時間として説明を加えると、まず、時系列的な予測負荷データによる予測電力負荷、予測給湯熱負荷、および、予測端末熱負荷から、下記の〔数3〕により、図5に示すように、熱電併給装置3を運転させた場合の予測省エネ度を1時間ごとに12時間先までの12個分を求めるとともに、熱電併給装置3を運転させた場合に貯湯タンク3に貯湯することができる予測貯湯量を1時間ごとに12時間先までの12個分を求める。
【0054】
具体的に説明を加えると、現時点が0時であると、0時から1時まで熱電併給装置3を運転させた場合の予測省エネ度については、0時から1時までの予測電力負荷、予測給湯熱負荷、および、予測端末熱負荷から、下記の〔数3〕により求められ、0時から1時まで熱電併給装置3を運転させた場合の予測貯湯量についても、0時から1時までの予測電力負荷、予測給湯熱負荷、および、予測端末熱負荷から求められる。
このようにして、現時点が0時である場合には、1時間ごとの予測省エネ度と予測貯湯量とを12時までの12個分求めるようにしている。
【0055】
【数3】
省エネ度P={(EK1+EK2+EK3)/熱電併給装置3の必要エネルギー}×100
【0056】
ただし、EK1は、有効発電出力E1を変数とする関数であり、EK2は、E2を変数とする関数であり、EK3は、E3を変数とする関数であり、
EK1=有効発電出力E1の発電所一次エネルギー換算値
=f1(有効発電出力E1,発電所での必要エネルギー)
EK2=有効暖房熱出力E2の従来給湯器でのエネルギー換算値
=f2(有効暖房熱出力E2,バーナ効率(暖房時))
EK3=有効貯湯熱出力E3の従来給湯器でのエネルギー換算値
=f3(有効貯湯熱出力E3,バーナ効率(給湯時))
熱電併給装置3の必要エネルギー:5.5kW
(熱電併給装置3を1時間稼動させたときに必要な都市ガス使用量を0.433m3とする)
単位電力発電必要エネルギー:2.8kW
バーナ効率(暖房時):0.8
バーナ効率(給湯時):0.9
【0057】
また、有効発電出力E1、有効暖房熱出力E2、有効貯湯熱出力E3の夫々は、下記の〔数4〕〜〔数6〕により求められる。
【0058】
【数4】
E1=電力負荷11での消費電力=熱電併給装置3の発電電力−(電気ヒータ14の消費電力+各種補機の消費電力)
ちなみに、各種補機とは、このコージェネレーションシステムで固有に補助的に用いられる装置や機械であり、冷却水循環ポンプ17や湯水循環ポンプ19などがこれに該当する。
【0059】
【数5】
E2=熱消費端末5での消費熱量
【0060】
【数6】
E3=(熱電併給装置3にて発生する熱量+電気ヒータ14の回収熱量−有効暖房熱出力E2)−放熱ロス
ただし、電気ヒータ14の回収熱量=電気ヒータ14の消費電力×ヒータの熱効率とする。
【0061】
そして、図5に示すように、1時間ごとの予測省エネ度および予測貯湯量を12個分求めた状態において、まず、時系列的な予測給湯熱負荷データから12時間先までに必要とされている予測必要貯湯量を求め、その予測必要貯湯量から現時点での貯湯タンク4内の貯湯量を引いて、12時間先までの間に必要となる必要貯湯量を求める。
例えば、予測給湯熱負荷データから12時間後に9.8kWの給湯熱負荷が予測されていて、現時点での貯湯タンク4内の貯湯量が2.5kWである場合には、12時間先までの間に必要となる必要貯湯量は7.3kWとなる。
【0062】
そして、単位時間の予測貯湯量を足し合わせる状態で、その足し合わせた予測貯湯量が必要貯湯量に達するまで、12個分の単位時間のうち、予測省エネ度の数値が高いものから選択していくようにしている。
【0063】
説明を加えると、例えば、上述の如く、必要貯湯量が7.3kWである場合には、図5に示すように、まず、予測省エネ度の一番高い7時間先から8時間先までの単位時間を選択し、その単位時間における予測貯湯量を足し合わせる。
次に予測省エネ度の高い6時間先から7時間先までの単位時間を選択し、その単位時間における予測貯湯量を足し合わせて、そのときの足し合わせた予測貯湯量が1.1kWとなる。
また次に予測省エネ度の高い5時間先から6時間先までの単位時間を選択し、その単位時間における予測貯湯量を足し合わせて、そのときの足し合わせた予測貯湯量が4.0kWとなる。
【0064】
このようにして、予測省エネ度の数値が高いものからの単位時間の選択と予測貯湯量の足し合わせを繰り返していくと、図5に示すように、8時間先から9時間先までの単位時間を選択したときに、足し合わせた予測貯湯量が7.3kWに達する。
そうすると、8時間先から9時間先までの単位時間の省エネ度を省エネ度基準値として設定し、図5に示すものでは、省エネ度基準値が106となる。
【0065】
前記運転可否判別処理について説明を加えると、現在要求されている現電力負荷、予測給湯熱負荷から求められる現在要求されている現給湯熱負荷、および、現在要求されている現端末熱負荷から、上記の〔数3〕により、現省エネ度を求めて、その現省エネ度が省エネ度基準値よりも上回ると、熱電併給装置3の運転が可と判別し、現省エネ度が省エネ度基準値以下であると、熱電併給装置3の運転が不可と判別するようにしている。
【0066】
また、運転制御部7は、暖房スイッチ35にて熱消費端末5の運転開始が指令されると、省エネ基準値演算処理、運転可否判別処理を順次行い、その運転可否判別処理において運転可と判別された場合には、補助加熱手段Mを作動させたのち端末用遅延時間(例えば、5分)が経過すると、熱電併給装置3を運転させるように構成されている。
説明を加えると、運転制御部7は、暖房スイッチ35にて熱消費端末5の運転開始が指令されると、まず、補助加熱手段Mを作動させ、その作動から端末用遅延時間が経過すると、熱電併給装置3の運転を開始させる。
そして、補助加熱手段Mの作動開始よりも熱電併給装置3の運転開始を遅延時間(例えば、5分)だけ遅らせているときに、暖房スイッチ35にて運転停止が指令されると、補助加熱手段Mの作動を停止させて、暖房スイッチ35の誤操作によって、熱電併給装置3が運転されるのを阻止するようにしている。
また、熱電併給装置3にて発生する熱だけで熱消費端末5にて現在要求されている現端末熱負荷を賄える場合には、補助加熱手段Mの作動を停止させ、熱電併給装置3にて発生する熱だけでは熱消費端末5にて現在要求されている現端末熱負荷を賄えない場合には、補助加熱手段Mの作動を継続させる。
【0067】
また、運転制御部7は、暖房スイッチ35にて運転開始が指令されると、割り込み処理として、省エネ基準値演算処理および運転可否判別処理を行い、運転可否判別処理において運転可と判別されると、熱電併給装置3を運転させ、熱電併給装置3の運転中に暖房スイッチ35にて運転停止が指令されると、熱消費端末5の運転を開始してから設定時間(例えば、1時間)が経過すると、熱電併給装置の運転を停止させるように構成されている。
【0068】
前記自動運転モードにおいて、暖房スイッチ35にて熱消費端末5の運転開始が指令された場合について、図6のフローチャートに基づいて説明を加える。
【0069】
まず、暖房スイッチ35にて熱消費端末5の運転開始が指令されると、省エネ基準値演算処理、運転可否判別処理を順次行い、運転可否判別処理において熱電併給装置3の運転が可と判別されると、補助加熱手段を作動させる(ステップ1〜5)。
そして、補助加熱手段Mの作動から端末用遅延時間(例えば、5分)が経過すると、熱電併給装置3を運転させる(ステップ1〜7)。
【0070】
また、運転可否判別処理において熱電併給装置3の運転が不可と判別されると、熱電併給装置3の運転停止に維持させる(ステップ4,8)。
【0071】
ちなみに、補助加熱手段Mの作動から端末遅延時間(例えば、5分)が経過するまでに、暖房スイッチ35にて熱消費端末5の運転停止が指令されると、補助加熱手段Mの作動を停止させる。
【0072】
次に、手動運転モードにおける運転制御部7による熱電併給装置3の運転の制御について説明を加える。
前記運転制御部7は、発電スイッチ34にて熱電併給装置3の運転開始が指令されると、その運転開始の指令から発電用遅延時間(例えば、10秒以内)が経過すると、熱電併給装置3を運転させるように構成されている。
そして、運転制御部7は、熱電併給装置3の運転開始を発電用遅延時間(例えば、10秒以内)だけ遅らせることにより、発電スイッチ34の誤操作によって、熱電併給装置3が運転されるのを阻止するようにしている。
【0073】
ちなみに、運転制御部7は、自動運転モードであっても、熱電併給装置3の運転停止中に発電スイッチ34が操作されると、その発電スイッチ34の操作を優先して、熱電併給装置3を運転させ、自動運転モードであっても、熱電併給装置3の運転中に発電スイッチ34が操作されると、その発電スイッチ34の操作を優先して、熱電併給装置3の運転を停止させるように構成されている。
【0074】
前記手動運転モードにおける運転制御部7の制御動作について、図7のフローチャートに基づいて説明を加える。
前記発電スイッチ34にて熱電併給装置3の運転開始が指令されると、その運転開始の指令から発電用遅延時間(例えば、10秒以内)が経過すると、熱電併給装置3を運転させる(ステップ11〜13)。
そして、熱電併給装置3の運転中に、発電スイッチ34にて熱電併給装置3の運転停止が指令されると、熱電併給装置3の運転を停止させる(ステップ14,15)。
【0075】
前記運転制御部7による貯湯運転および熱媒供給運転の動作について説明を加える。
前記貯湯運転は、熱電併給装置3の運転中で冷却水循環ポンプ17の作動により、排熱式熱交換器22において、冷却水循環路15を通流する冷却水にて湯水循環路18を通流する湯水を加熱させることができる状態で行われる。
そして、湯水循環ポンプ19を作動させて、貯湯タンク4の下部から湯水を湯水循環路18に取出し、その湯水を排熱式熱交換器22を通過させて加熱したのち、貯湯タンク4の上部に戻して、貯湯タンク4内に貯湯用設定温度の湯水を貯湯するようにしている。
また、排熱式熱交換器22を通過した湯水の温度が貯湯設定温度になるように、貯湯弁29と断続弁30の開度を調整するように構成されている。
【0076】
前記熱媒供給運転は、暖房スイッチ35にて運転開始が指令されると実行され、湯水循環ポンプ19を作動させることにより、排熱式熱交換器22と補助加熱用熱交換器26との少なくとも一方にて湯水循環路18を通流する湯水を加熱させて、その加熱された湯水を熱媒加熱用熱交換器23を通過する状態で循環させ、熱媒加熱用熱交換器23において湯水により加熱される熱媒を熱消費端末5に循環供給するようにしている。
そして、例えば、補助加熱用熱交換器26を通過した湯水の温度が65〜70℃になるように、貯湯開閉弁27と断続弁34の開度を調整するようにしている。
【0077】
前記湯水循環路18を通流する湯水の加熱については、熱電併給装置3の運転中である場合には、冷却水循環ポンプ17の作動により、排熱式熱交換器22において湯水を加熱させるように構成されている。
そして、排熱式用熱交換器22における加熱量よりも熱消費端末5で現在要求されている現端末熱負荷の方が小さい場合には、熱消費端末5で現在要求されている現端末熱負荷を賄いながら、貯湯タンク4内への貯湯を行うように、貯湯弁29の開度を調整するように構成されている。
【0078】
また、熱電併給装置3にて発生する熱だけでは熱消費端末5で現在要求されている現端末熱負荷を賄えない場合や、熱電併給装置3の非運転中の場合には、補助加熱手段Mを作動させることにより、補助加熱用熱交換器26において湯水を加熱させるように構成されている。
【0084】
〔第2実施形態〕
この第2実施形態は、第1実施形態において、熱電併給装置3の運転を停止させる構成についての別実施形態であるので、その点を中心に説明を加える。
ちなみに、その他の構成については、上記第1実施形態と同様であるので、その詳細な説明は省略する。
【0085】
前記運転制御部7は、自動運転モードにおいて、熱電併給装置3の運転中に暖房スイッチ35にて熱消費端末5の運転停止が指令されると、前記熱電併給装置の運転を継続させてその後に存在する時系列的な給湯熱負荷分を先行して前記貯湯タンクに溜める継続運転と、前記熱電併給装置の運転を停止させかつその後に存在する時系列的な給湯負荷については再度前記熱電併給装置の運転を開始させる停止運転とのうち、省エネルギー度の高い方を選択して、前記熱電併給装置を運転させるように構成されている。
【0086】
説明を加えると、運転制御部7は、自動運転モードにおいて、熱電併給装置3を運転させてから設定時間(例えば、15分)経過したときに暖房スイッチ35にて熱消費端末5の運転停止が指令されると、その後の時系列的な給湯熱負荷を賄うことを想定した状態で、継続運転と停止運転のどちらが省エネルギー度が高いかを判別する運転選択処理を行い、その運転選択処理において、継続運転の方が停止運転よりも省エネルギー度が高ければ、継続運転を行い、停止運転の方が継続運転よりも省エネルギー度が高ければ、停止運転を行う。
【0087】
例えば、現時点よりも3時間後の単位時間に予測給湯熱負荷が予測されている場合を例に挙げて運転選択処理について説明を加えると、熱電併給装置3を運転させることにより3時間後に予測されている予測給湯熱負荷を賄うことを想定した状態では、継続運転における省エネルギー率Q1が、下記の〔数7〕により求められ、停止運転における省エネルギー率Q2が、下記の〔数8〕より求められるので、その求めた継続運転における省エネルギー率Q1と停止運転における省エネルギー率Q2とのどちらが高いかを判別するようにしている。
【0088】
そして、継続運転では、現時点から熱電併給装置3の運転を継続させることにより、3時間後の予測給湯熱負荷分を先行して貯湯タンク4に溜めておくので、継続運転における省エネルギー率Q1は、現時点から3時間後までの貯湯タンク4からの放熱分を含めた状態で求められる。
また、停止運転では、現時点で熱電併給装置3の運転を停止させ、3時間後の予測給湯熱負荷については、再度、3時間後の熱電併給装置3を運転させるので、停止運転における省エネルギー率Q2は、3時間後に熱電併給装置3を運転させるときの起動ロスを含めた状態で求められる。
【0089】
【数7】
Q1=GΔt/{(GΔt×μE/μCP)+GΔt×μH×(1−HLoss)}
ただし、GΔtは、現時点からt時間だけ運転させたときのガス量または熱量換算ガスであり、μEは、発電効率であり、μCPは、火力発電所など、電力供給会社から供給を受ける場合の発電効率であり、μHは、排熱率であり、HLossは、先行して貯湯タンク4に溜めた熱が利用されるまでの放熱ロスの百分率換算値である。
ちなみに、μEの発電効率については、熱電併給装置3の余剰電力を電気ヒータ14にて熱に変換する場合は、余剰電力を引いた実質の発電効率とし、μHの排熱率については、熱電併給装置3の余剰電力を電気ヒータ14にて熱に変換する場合は、余剰電力分を加えた実質の排熱率とする。
また、HLossの放熱ロスについては、3時間後の単位時間に予測給湯熱負荷が予測されているので、3時間の間の放熱ロスの百分率換算値とする。
【0090】
【数8】
Q2=GΔt/{GΔt×μE/μCP)+GΔt×μH×(1−KLoss)}
ただし、Gは、予測されている予測給湯熱負荷の負荷量であり、Δtは、熱電併給装置3を運転させる時間であり、μEは、発電効率であり、μCPは、火力発電所など、電力供給会社から供給を受ける場合の発電効率であり、μHは、排熱率であり、KLossは、時系列的な給湯熱負荷を賄うために熱電併給装置3を運転させるときの起動ロスである。
ちなみに、μEの発電効率については、熱電併給装置3の余剰電力を電気ヒータ14にて熱に変換する場合は、余剰電力を引いた実質の発電効率とし、μHの排熱率については、熱電併給装置3の余剰電力を電気ヒータ14にて熱に変換する場合は、余剰電力分を加えた実質の排熱率とする。
また、KLossの起動ロスについては、3時間後の単位時間に予測給湯熱負荷が予測されているので、3時間後に熱電併給装置3を運転させるときの起動ロスとする。
【0091】
この第2実施形態における運転制御部7の制御動作について、図8のフローチャートに基づいて説明する。
前記熱電併給装置3の運転中に、暖房スイッチ35にて熱消費端末5の運転停止が指令されると、運転選択処理を行う(ステップ21〜23)。
そして、運転選択処理において、継続運転における省エネルギー率Q1が停止運転における省エネルギー率Q2よりも高ければ、継続運転を行い、停止運転における省エネルギー率Q2が継続運転における省エネルギー率Q1以上であると、停止運転を行う(ステップ24〜26)。
【0095】
〔別実施形態〕
(1)上記第1及び第2実施形態では、運転制御部7が、データ更新処理、予測負荷演算処理、省エネ度基準値演算処理、運転可否判別処理を行うことにより、予測電力負荷および予測熱負荷に基づいて、運転用時間帯を設定するようにしているが、運転用時間帯を設定する構成については適宜変更が可能である。
【0096】
(2)上記第1及び第2実施形態では、電気ヒータ14がガスエンジン1の冷却水を加熱するように構成されているが、電気ヒータ14にて貯湯タンク4内の湯水を加熱するように構成して実施することも可能である。
【0097】
(3)上記第1及び第2実施形態では、熱電併給装置3として、ガスエンジン1によって発電装置2を駆動するものを例示したが、例えば、熱電併給装置として燃料電池を適応することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】コージェネレーションシステムの概略構成図
【図2】コージェネレーションシステムにおける制御ブロック図
【図3】データ更新処理における説明図
【図4】1日分の時系列的な予測負荷を示すグラフ
【図5】省エネ度基準値演算処理における説明図
【図6】自動運転モードにおける制御動作を示すフローチャート
【図7】手動運転モードにおける制御動作を示すフローチャート
【図8】 第2実施形態における制御動作を示すフローチャート
【符号の説明】
3 熱電併給装置
4 貯湯タンク
5 熱消費端末
7 運転制御手段
20 熱媒循環路
21 熱媒循環手段
35 端末運転開始指令手段
N 排熱式加熱手段
M 補助加熱手段 [0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention includes a combined heat and power device that generates heat and electric power, exhaust heat heating means that heats hot water in a hot water storage tank with heat generated by the combined heat and power device, and hot water is stored in the hot water storage tank. The present invention relates to a cogeneration system provided with auxiliary heating means for heating hot water when not running and operation control means for controlling operation.
[0002]
[Prior art]
In the cogeneration system as described above, the combined heat and power unit is composed of a combination of a gas engine and a generator, a fuel cell, etc., and operates the combined heat and power unit and operates the exhaust heat type heating means. The hot water is stored in the hot water storage tank using the heat generated by the combined heat and power supply device, and even if no hot water is stored in the hot water storage tank, the auxiliary heating means is operated to The heated hot water is supplied with hot water.
[0003]
In the cogeneration system as described above, conventionally, a heat medium circulation means for circulatingly supplying the heat medium to the heat consuming terminal through the heat medium circulation path is provided, and the exhaust heat heating means is the heat generated by the combined heat and power supply device. The heating medium flowing through the heating medium circulation path is heated, and the operation control means operates the combined heat and power supply device and activates the exhaust heat heating means, whereby hot water into the hot water storage tank is operated. In addition to operating the combined heat and power supply device and operating the exhaust heat type heating means and the heat medium circulation means, the heat medium is supplied to the heat consuming terminal (see, for example, Patent Document 1). .
[0004]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 2001-248909
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional cogeneration system described above, a human-operated power generation switch is provided for instructing the start and stop of operation of the combined heat and power unit on the remote control, and the manpower for instructing the start and stop of operation of the heat-consuming terminal to the remote control for the terminal An operational heating switch is provided.
The operation control means is configured to start the operation of the combined heat and power supply device when the operation start is instructed by the power generation switch or the heating switch.
Also, the operation control means stops the operation of the combined heat and power supply device when the operation stop is commanded by the power generation switch during the operation of the combined heat and power supply device, and stops the operation by the heating switch during the operation of the combined heat and power supply device. Then, when a set time (for example, 1 hour) elapses after the operation of the heat consuming terminal is started, the operation of the combined heat and power supply device is stopped.
In this way, the operation of the combined heat and power supply apparatus is started or stopped by human operation.
[0006]
Therefore, even when an operation start is commanded by a power generation switch or a heating switch due to an erroneous operation, the operation of the cogeneration device is started, and the cogeneration device is operated in accordance with an erroneous operation start command. Become.
And, since the combined heat and power unit takes 30 minutes for a combination of a gas engine and a generator, for example, 1 hour for a fuel cell, it takes time until the heat generated can be utilized. If the cogeneration device is operated by mistake, there is a disadvantage that the energy consumption becomes large.
[0007]
Further, in the conventional cogeneration system, when the operation stop is commanded by the heating switch during the operation of the combined heat and power supply device, the set time (for example, 1 hour) is simply set after the operation of the heat consuming terminal is started. Since the operation of the combined heat and power supply device has been stopped by the elapse of time, the energy consumption may be rather large.
[0008]
This invention is made paying attention to this point, and the objective is to provide the cogeneration system which can implement | achieve energy saving.
[0015]
[Means for Solving the Problems]
According to the first aspect of the present invention, a combined heat and power device for generating heat and electric power, a waste heat type heating means for heating hot water in a hot water storage tank with heat generated by the combined heat and power device, and the hot water storage Auxiliary heating means for heating the hot water when the hot water is not stored in the tank and being able to utilize the heat generated from the start- up, and an operation control means for controlling the operation. Is a cogeneration system with
A heat medium circulation means for circulatingly supplying the heat medium to the heat consuming terminal through the heat medium circulation path is provided, and the exhaust heat type heating means flows through the heat medium circulation path with heat generated by the heat and power supply device. The auxiliary heating means is configured to heat the heat medium flowing through the heat medium circuit,
When the operation start of the heat consuming terminal is commanded by the manually operated terminal operation start command means, the operation control means operates when the terminal delay time elapses after the auxiliary heating means is activated. The device is configured to operate.
[0016]
That is, when the operation control means is instructed to start the operation of the heat consuming terminal by human operation, first, the auxiliary heating means is activated, and when the terminal delay time has elapsed from the activation, the operation of the cogeneration device is started. Therefore, the start of operation of the combined heat and power supply apparatus can be delayed until the terminal delay time elapses from the manual operation. When the user notices that the operation start has been instructed due to an erroneous operation, the user immediately commands to stop the operation of the combined heat and power supply device by human operation.
Therefore, even if an operation start is commanded due to an erroneous operation, an instruction to stop the operation of the combined heat and power unit by an artificial operation is issued before the terminal delay time elapses from the erroneous operation start command. It is possible to prevent the cooperating device from being operated.
[0017]
And if the start of operation is commanded due to an erroneous operation, the auxiliary heating means will be activated, but the auxiliary heating means has a shorter time until it can utilize the heat generated from the start than the combined heat and power supply device. The energy consumption is reduced and the energy consumption can be reduced by operating the auxiliary heating means rather than operating the cogeneration apparatus.
Moreover, when the start of operation of the heat consuming terminal is commanded by human operation, the auxiliary heating means is activated, so that the heat medium heated by the auxiliary heating means is supplied to the heat consuming terminal with respect to the human operation. Therefore, the user's intention to drive the heat consuming terminal can be satisfied.
[0018]
By the way, in the case of operating the combined heat and power device so that energy saving can be realized, even if the start of operation of the heat consumption terminal is commanded, the combined heat and power device is not necessarily operated, for example, when it is requested at that time When the sequential power load is only 50 W, the cogeneration apparatus may not be operated.
Even if a terminal stop command is issued, the combined heat and power supply device may be continued for hot water supply.
[0019]
From the above, according to the first aspect of the invention, it is possible to prevent the cogeneration device from being erroneously operated by an operation start command of the heat consuming terminal due to an erroneous operation while respecting the human operation. As a result, it has become possible to provide a cogeneration system capable of realizing energy saving while satisfying the user's intention.
[0030]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
A cogeneration system according to the present invention will be described with reference to the drawings.
[First Embodiment]
As shown in FIGS. 1 and 2, this cogeneration system uses a combined heat and
[0031]
On the output side of the
The
The
[0032]
The commercial
And the electric power supplied to the commercial
[0033]
The
The
[0034]
The hot
[0035]
In the exhaust
The exhaust heat type heating means N is constituted by an exhaust heat
Incidentally, the auxiliary heating means M adjusts the combustion amount of the
[0036]
In the heat exchanger for
The said
[0037]
The hot
The hot
[0038]
Further, a hot water supply load measuring means 31 for measuring the hot water supply heat load when hot water taken out from the hot
[0039]
A cogeneration remote controller R1 for providing various commands to the
Further, a terminal remote controller R2 is provided which gives a command to the
Incidentally, each of the
[0040]
The
[0041]
By the way, when hot water is supplied, if hot water at the set temperature for hot water storage is stored in the hot
[0042]
First, description is added about control of the operation of the combined heat and
The
And the
[0043]
Thus, when it is determined that the operation of the combined heat and
[0044]
When the data update process is further described, one day of time-series past load data indicating how much power load, hot water supply heat load as a thermal load, and terminal heat load existed in which time zone of the day. Is updated and stored in a state of being associated with the day of the week.
[0045]
First, time-series past load data will be described. Time-series past load data includes three types of time-series power load data, time-series hot water supply heat load data, and time-series terminal heat load data. As shown in FIG. 3, the time-series past load data for one day is stored in a state divided for each day of the week from Sunday to Saturday.
And the time-series past load data for one day includes 24 pieces of power load data per unit time, 24 pieces of hot water supply heat load data per unit time, and 1 hour out of 24 hours, and , It is composed of 24 pieces of terminal thermal load data per unit time.
[0046]
The configuration for updating the past load data as described above will be described. From the actual usage situation, the actual power load per unit time, the actual hot water supply thermal load, and the actual terminal thermal load are determined as the power load measuring means. 13. Measured by hot water supply thermal load measurement means 31 and terminal thermal load measurement means 32, and when the measured actual power load, actual hot water supply thermal load, and actual terminal thermal load are stored for one day The sequential actual load data is stored in association with the day of the week.
When one day of time-series actual load data is stored for one week, the time-series past load data and the time-series actual load data are added at a predetermined ratio for each day of the week. Thus, the new time-series past load data is obtained, the obtained new time-series past load data is stored, and the time-series past load data is updated.
[0047]
More specifically, taking Sunday as an example, as shown in FIG. 3, time-series past load data D1m corresponding to Sunday among time-series past load data and time-series actual load data Among them, new time-series past load data D1 (m + 1) corresponding to Sunday is obtained from the time-series actual load data A1 corresponding to Sunday by the following [Equation 1], and the obtained time-series Historical past load data D1 (m + 1) is stored.
In the following [Equation 1], D1m is time-series past load data corresponding to Sunday, A1 is time-series actual load data corresponding to Sunday, and K is a constant of 0.75. D1 (m + 1) is new time-series past load data.
[0048]
[Expression 1]
D1 (m + 1) = (D1m × K) + {A1 × (1-K)}
[0049]
When the predicted load calculation process is described, it is executed every time the date changes, such as 0 o'clock, and one day of how much power load, hot water supply heat load, and terminal heat load are predicted in which time zone of the day. It is configured to obtain minute time-series predicted load data.
That is, out of the seven past load data for each day of the week, the past load data corresponding to the day of the day and the actual load data of the previous day are added together at a predetermined ratio to determine how much power load and hot water supply in which time zone. It is configured so as to obtain time-series predicted load data for one day on whether the thermal load and the terminal thermal load are predicted.
[0050]
Specifically, the case of obtaining the predicted load data for one day on Monday will be described as an example. As shown in FIG. 3, seven past load data D1m to D7m for each day of the week and seven actual load data A1 for each day of the week are shown. ~ A7 are stored, so the past load data D2m corresponding to Monday and the actual load data A1 corresponding to Sunday of the previous day are used to calculate the time series for one day on Monday by the following [Equation 2]. Predictive load data B is obtained. As shown in FIG. 4, the predicted load data B for one day includes time-series predicted power load data for one day, time-series predicted hot water supply heat load data for one day, and data for one day. 4 includes time-series predicted terminal thermal load data, (a) in FIG. 4 indicates a time-series predicted power load for one day, and (b) in FIG. 4 indicates a time series for one day. 4 shows a typical predicted hot water supply heat load, and (c) in FIG. 4 shows a time series predicted terminal heat load for one day.
In the following [Equation 2], D2m is past load data corresponding to Monday, A1 is actual load data corresponding to Sunday, Q is a constant of 0.25, and B is a predicted load. Data.
[0051]
[Expression 2]
B = (D2m × Q) + {A1 × (1-Q)}
[0052]
When the energy-saving standard value calculation processing is described, a combined heat and power supply device can cover the required hot water storage amount from the present time to the reference value time using the time-series predicted hot water supply thermal load data When the
[0053]
For example, assuming that the unit time is 1 hour and the reference value time is 12 hours, first, from the predicted power load, predicted hot water supply thermal load, and predicted terminal thermal load based on time-series predicted load data, From [Equation 3], as shown in FIG. 5, the predicted energy-saving degree when the combined heat and
[0054]
Specifically, if the current time is 0 o'clock, the predicted energy saving when the combined heat and
In this way, when the current time is 0:00, the predicted energy saving degree and the predicted hot water storage amount for every hour are obtained for 12 pieces up to 12:00.
[0055]
[Equation 3]
Energy saving level P = {(EK1 + EK2 + EK3) / required energy of cogeneration apparatus 3} × 100
[0056]
However, EK1 is a function with the effective power generation output E1 as a variable, EK2 is a function with E2 as a variable, EK3 is a function with E3 as a variable,
EK1 = Equivalent power generation output E1 power plant primary energy conversion value = f1 (Effective power generation output E1, required energy at the power plant)
EK2 = energy conversion value in conventional water heater of effective heating heat output E2 = f2 (effective heating heat output E2, burner efficiency (during heating))
EK3 = Effective hot water heat output E3 energy conversion value in conventional water heater = f3 (effective hot water heat output E3, burner efficiency (during hot water supply))
Necessary energy of the combined heat and power supply device 3: 5.5 kW
(The amount of city gas required when the
Unit power generation required energy: 2.8kW
Burner efficiency (heating): 0.8
Burner efficiency (with hot water supply): 0.9
[0057]
Moreover, each of the effective power generation output E1, the effective heating heat output E2, and the effective hot water storage heat output E3 is obtained by the following [Equation 4] to [Equation 6].
[0058]
[Expression 4]
E1 = Power consumption at the
Incidentally, the various auxiliary machines are devices and machines that are inherently and supplementarily used in this cogeneration system, such as the cooling
[0059]
[Equation 5]
E2 = Amount of heat consumed at the heat-consuming
[Formula 6]
E3 = (amount of heat generated in the combined heat and
[0061]
And in the state which calculated | required the prediction energy saving degree and prediction hot water storage amount for every 12 hours as shown in FIG. 5, it is first required from the time-sequential prediction hot water supply thermal load data to 12 hours ahead. The required amount of stored hot water is obtained, and the amount of hot water stored in the hot
For example, if a hot water supply heat load of 9.8 kW is predicted 12 hours later from the predicted hot water supply heat load data and the hot water storage amount in the hot
[0062]
And in the state where the predicted hot water storage amount of the unit time is added, until the total predicted hot water storage amount reaches the required hot water storage amount, select from among the unit time for 12 units that has the highest predicted energy saving level I am going to go.
[0063]
For example, when the required hot water storage amount is 7.3 kW as described above, first, as shown in FIG. 5, first, the unit from 7 hours to 8 hours ahead with the highest predicted energy saving degree is shown. Select the time, and add the predicted hot water storage amount per unit time.
Next, a unit time from 6 hours ahead to 7 hours ahead with a high predicted energy saving degree is selected, and the predicted hot water storage amount in the unit time is added, and the predicted hot water storage amount at that time is 1.1 kW.
Moreover, the unit time from 5 hours ahead to 6 hours ahead with the highest predicted energy saving degree is selected, and the predicted hot water storage amount in the unit time is added, and the predicted hot water storage amount at that time is 4.0 kW. .
[0064]
In this way, when the selection of the unit time from the one with the high predicted energy saving value and the addition of the predicted hot water storage amount are repeated, the unit time from 8 hours to 9 hours ahead as shown in FIG. When is selected, the combined predicted hot water storage amount reaches 7.3 kW.
If it does so, the energy-saving degree of the unit time from 8 hours ahead to 9 hours ahead will be set as an energy-saving degree reference value, and in the thing shown in FIG.
[0065]
In addition to the description of the operation availability determination process, from the current power load currently requested, the current hot water heat load currently requested obtained from the predicted hot water supply heat load, and the current terminal heat load currently requested, When the current energy saving level is obtained by the above [Equation 3] and the current energy saving level exceeds the energy saving level reference value, it is determined that the
[0066]
In addition, when the operation start of the
In addition, when the operation start of the
When the
Further, in the case where the current terminal heat load currently required by the
[0067]
Further, when the operation start is instructed by the
[0068]
In the automatic operation mode, the case where the start of operation of the
[0069]
First, when the operation start of the
And if the delay time for terminals (for example, 5 minutes) passes since the action | operation of the auxiliary heating means M, the
[0070]
If it is determined that the operation of the combined heat and
[0071]
Incidentally, when the operation of the
[0072]
Next, description is added about control of the operation of the combined heat and
When the operation start of the
Then, the
[0073]
Incidentally, even in the automatic operation mode, the
[0074]
The control operation of the
When the operation start of the
Then, when the operation of the
[0075]
The operation of the hot water storage operation and the heat medium supply operation by the
In the hot water storage operation, the operation of the cooling
Then, the hot
Moreover, it is comprised so that the opening degree of the hot
[0076]
The heat medium supply operation is executed when the start of operation is commanded by the
For example, the opening degree of the hot water storage opening / closing valve 27 and the
[0077]
Regarding the heating of the hot water flowing through the hot
If the current terminal heat load currently requested by the
[0078]
In addition, when only the heat generated in the combined heat and
[0084]
[ Second Embodiment]
Since this 2nd Embodiment is another embodiment about the structure which stops the driving | operation of the
Incidentally, since other configurations are the same as those in the first embodiment, detailed description thereof will be omitted.
[0085]
In the automatic operation mode, when the operation stop of the
[0086]
If it adds explanation,
[0087]
For example, when the operation selection process is described by taking as an example a case where the predicted hot water supply heat load is predicted in a
[0088]
In the continuous operation, since the operation of the combined heat and
In the stop operation, the operation of the combined heat and
[0089]
[Expression 7]
Q1 = GΔt / {(GΔt × μE / μCP) + GΔt × μH × (1-HLoss)}
However, GΔt is a gas amount or calorie conversion gas when operated for t hours from the present time, μE is power generation efficiency, and μCP is power generation when receiving supply from a power supply company such as a thermal power plant. It is efficiency, μH is an exhaust heat rate, and HLoss is a percentage conversion value of heat dissipation loss until the heat previously stored in the hot
Incidentally, regarding the power generation efficiency of μE, when the surplus power of the combined heat and
Moreover, about the heat loss of HLoss, since the estimated hot water supply heat load is predicted in the unit time after 3 hours, it is set as the percentage conversion value of the heat loss for 3 hours.
[0090]
[Equation 8]
Q2 = GΔt / {GΔt × μE / μCP) + GΔt × μH × (1-KLoss)}
Where G is the predicted amount of predicted hot water supply heat load, Δt is the time for which the combined heat and
Incidentally, regarding the power generation efficiency of μE, when the surplus power of the combined heat and
Moreover, about the Kloss start-up loss, since the predicted hot water supply heat load is predicted in the unit time after 3 hours, it is set as the start-up loss when operating the combined heat and
[0091]
The control operation of the
When the operation of the
In the operation selection process, if the energy saving rate Q1 in the continuous operation is higher than the energy saving rate Q2 in the stop operation, the continuous operation is performed. If the energy saving rate Q2 in the stop operation is equal to or higher than the energy saving rate Q1 in the continuous operation, the stop operation is performed. (Steps 24-26).
[0095]
[Another embodiment]
( 1 ) In the first and second embodiments described above, the
[0096]
( 2 ) In the first and second embodiments, the
[0097]
( 3 ) In the first and second embodiments, the heat and
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram of a cogeneration system. FIG. 2 is a control block diagram in the cogeneration system. FIG. 3 is an explanatory diagram in data update processing. FIG. 4 is a graph showing a time-series predicted load for one day. 5] the control operation in the illustration FIG. 6 is a
3
3 5 terminal operation start instruction manual stage N exhaust heat heating means M auxiliary heating hands stage
Claims (1)
熱媒循環路を通して熱媒を熱消費端末に循環供給させる熱媒循環手段が設けられ、前記排熱式加熱手段が、前記熱電併給装置にて発生する熱にて前記熱媒循環路を通流する熱媒を加熱するように構成され、前記補助加熱手段が、前記熱媒循環路を通流する熱媒を加熱するように構成され、
前記運転制御手段は、手動操作式の端末運転開始指令手段にて前記熱消費端末の運転開始が指令されると、前記補助加熱手段を作動させたのち端末用遅延時間が経過すると、前記熱電併給装置を運転させるように構成されているコージェネレーションシステム。A combined heat and power device for generating heat and electric power, exhaust heat heating means for heating hot water in the hot water storage tank with heat generated by the combined heat and power device, and when hot water is not stored in the hot water storage tank It is a cogeneration system provided with auxiliary heating means that takes less time than the combined heat and power supply device and operation control means for controlling the operation until the hot water is heated and the heat generated from the start can be utilized. And
A heat medium circulation means for circulatingly supplying the heat medium to the heat consuming terminal through the heat medium circulation path is provided, and the exhaust heat type heating means flows through the heat medium circulation path with heat generated by the heat and power supply device. The auxiliary heating means is configured to heat the heat medium flowing through the heat medium circuit,
When the operation start of the heat consuming terminal is commanded by the manually operated terminal operation start command means, the operation control means operates when the terminal delay time elapses after the auxiliary heating means is activated. A cogeneration system configured to operate the device .
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