JP4297201B2 - Conditioning device and ball game machine - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、弾球遊技機の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機やアレンジボール式パチンコ機などの弾球遊技機には、遊技球が例えば始動入賞口に入賞したことに起因して抽選処理を実行し、この抽選結果を図柄を用いて表示し、抽選が当たりであった(当たりを示す特別図柄が表示された)ことに起因して例えば大入賞装置を開放する等により遊技者に有利な特別遊技を実行するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような弾球遊技機では、抽選処理はマイクロコンピュータによって行われていたため、遊技者にはその処理が適正に行われているか否かは判らなかった。このため、遊技者が抽選処理に不信感を抱くことがあった。
【0004】
また、こうした抽選処理や大入賞装置の制御等にマイクロコンピュータを用いると、電気的な構成が複雑化し、部品点数が多くなったり、弾球遊技機の製造工程の複雑化や製造コストの増加等の問題もあった。
本発明は、弾球遊技機における抽選に対する遊技者の不信感を解消することを主たる目的とし、副次的には弾球遊技機の電気的な構成の簡素化を図ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
上記課題を解決するための請求項1記載の条件装置は、遊技盤面側から導入した遊技球を通過させる複数の駆動球通路と、表面側から視認できる図柄を有し前記各駆動球通路に対応して配されて該駆動球通路を通過する遊技球によって回転駆動される複数の回転ドラムと、前記各回転ドラムの回転角度に応じて変位して複数の前記回転ドラムの回転角度が特定回転角度になったときに遊技球を特別の場所に導く特別通路を開通させる変位部材とを備えた条件装置であって、
前記回転ドラムは、対応する前記駆動球通路を通過する遊技球1球毎に、予め設定されている回転角度だけ回転駆動され、
前記回転ドラムのそれぞれについてその回転方向を一方向に定め、各回転ドラムにつき、その回転ドラムが次に回転駆動されて停止した際に表示される前記図柄を予告する予告手段を設けたことを特徴とする。
【0006】
この条件装置では、駆動球通路は遊技盤面側から導入した遊技球を通過させ、各駆動球通路に対応して配されている回転ドラムは、対応する駆動球通路を通過する遊技球によって回転駆動される。図柄の位置は回転ドラムの回転に伴って変化するから、遊技者は、図柄を見ることによって回転ドラムの回転角度を知ることができる。
【0007】
1球の遊技球による回転ドラムの回転角度は予め設定されており、また、回転ドラムの回転方向も一方向に決めてある。
【0008】
変位部材は、各回転ドラムの回転角度に応じて変位し、複数の回転ドラムの回転角度が特定回転角度になったときに遊技球を特別の場所に導く特別通路を開通させる。この特定回転角度になったときに、例えば複数の回転ドラムの図柄が揃うように設定しておけば、特定回転角度になったことを図柄によって示すことができる。
【0009】
変位部材は、各回転ドラムに対応して回転ドラムと同数設けられてもよいし、必ずしも回転ドラムの数と変位部材の数が一致しなくてもよい。変位部材の変位としては、上下、前後、左右等の移動変位、揺動や回転変位、これらの組合せ等が例示されるが、特に限定はない。要は、複数の回転ドラムの回転角度が特定回転角度になったときに遊技球を特別の場所に導く特別通路を開通させればよいのである。
【0010】
特別通路を開通させるとは、普段は存在しない通路がこのときに限って存在させられる場合や、普段は遊技球が通過できない通路が通過可能になる場合があり、具体的には複数の変位部材が共同して一連の樋状の通路を形成したり、途切れ途切れの通路を一本の通路にしたり、既に存在する通路から障害となる部材(これが変位部材でもよい)を撤去したりすることが例示される。なお、複数の回転ドラムの回転角度が特定回転角度になればよいのであって、全部の回転ドラムの回転角度が特定回転角度になることを要さない。もちろん、全部の回転ドラムの回転角度が特定回転角度になることを条件としてもよい。
【0011】
また、この特別通路は、駆動球通路を通過した遊技球すなわち回転ドラムを回転させた遊技球を導いてもよいし、例えば遊技盤面に設置された特別の入賞口に入賞した遊技球のような、条件装置とは別の場所からの遊技球を導いてもよい。そして、特別通路にて導かれた遊技球により、例えばチューリップ型の可変入賞装置を開放させたり、アタッカーと呼ばれる形式の入賞装置を開放させる等、その装置が作動することによって遊技者にとって有利な状態となる装置を作動させる構成とすればよい。
【0012】
この条件装置によれば、遊技盤面側から導入した遊技球が駆動球通路を通過する毎に回転ドラムが回転し、複数の回転ドラムの回転角度が特定回転角度になれば、特別通路が開通され、その特別通路にて導かれた遊技球により、例えばチューリップ型の可変入賞装置を開放させる等によって遊技者にとって有利な状態とできる。すなわち、機械的な動作だけで大当たり状態を創出できるから、例えばマイクロコンピュータのような電気的な構成は必要としない。
【0013】
しかも、遊技者は、図柄の位置によって回転ドラムの回転角度を知ることができるから、当たり状態に至るまでの経過を知ることができ、また当たり状態になったことも図柄により明瞭に確認できる。よって、この条件装置の動作に対して遊技者が不信感を抱くおそれもない。
【0014】
したがって、弾球遊技機における抽選に対する遊技者の不信感を解消することができ、また弾球遊技機の電気的な構成の簡素化を図ることができる。
しかも、回転ドラムは、対応する駆動球通路を通過する遊技球1球毎に、予め設定されている回転角度だけ回転駆動されるので、遊技者は、どの回転ドラムが何回変動すれば当たり状態になるか(あと何球必要か)が判り、その回転ドラムを変動させるべく狙って遊技球を発射することができるので、弾球遊技の興趣を向上させることができる。
【0015】
また、回転ドラムのそれぞれについてその回転方向が一方向に定められており、各回転ドラムにつき、その回転ドラムが次に回転駆動されて停止した際に表示される図柄を予告する予告手段を設けているので、遊技者は、例えばどの回転ドラムを回転駆動すれば複数の回転ドラムの回転角度が特定回転角度になるかを知ることができ、その回転ドラムを回転駆動させるべく狙って遊技球を発射する等の行為が可能になる。
【0016】
予告手段としては、例えば次に表示される図柄の縮図を各図柄に付随させて描いておいたり、LED等の電気的な手段で示すことが例示される。
また条件装置では、複数の回転ドラムを上下方向に沿って配設し、下段に配される回転ドラム対応する駆動球通路を通過する遊技球によって回転駆動されて下段に配される回転ドラムを回転駆動する下用のドラムホイールと、上段に配される回転ドラム対応する駆動球通路を通過する遊技球によって回転駆動されて上段に配される回転ドラムを回転駆動する上用のドラムホイールとを設けると共に、上用のドラムホイールを上段に配される回転ドラムよりも下方に配設し、上用のドラムホイールの回転力を上段に配される回転ドラムに伝達する上下方向駆動力伝達機構を設ければ、条件装置の左右間の幅寸法が単体の回転ドラムの幅寸法により概ね決定されるから、条件装置の設計自由度が高く、必要に応じて容易に条件装置の大型化あるいは小型化を行うことができる。
【0017】
特に、上側の回転ドラムを回転させるための上用のドラムホイールと下側の回転ドラムを回転させるための下用のドラムホイールとを共通の回転軸により支持し、上用のドラムホイールの回転力を上下方向動力伝達機構を介して上側の回転ドラムに伝達すれば、条件装置の内部の樋や変位部材を左右ほぼ対称に形成することができる。したがって、無駄なスペースを生じ難く、条件装置の小型化が容易である。
【0018】
上下方向動力伝達機構は、上用のドラムホイールの回転力を上側の回転ドラムに伝達するものであるので、歯車あるいはリンク機構のように簡単な構成を採用できる。したがって、上下方向動力伝達機構に、形状や機能が複雑な部品を用いる必要はなく、上下方向動力伝達機構の小型化及び各部品の薄肉化が容易である。そして、この結果、内部の樋や変位部材を整然と配設でき、条件装置の小型化が容易になる。
【0019】
弾球遊技機に本発明の条件装置を採用する場合には、請求項2記載のように、この条件装置と、条件装置によって開通させられた特別通路によって導かれた遊技球によって開放される変動入賞装置とを備えればよい。このような構成とすれば、特別通路の開通によって遊技者に有利な状態を生成することができる。また、特別通路によって導かれた遊技球によって開放される変動入賞装置と、この変動入賞装置と連動する他の変動入賞装置を備えて、1回の特別通路の開通によって多量の賞球等を得られる構成とする等により、従来の弾球遊技機における大当たりと同等の遊技状態とすることもできる。
【0020】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施例及び変形例を図面を参照して説明することにより、発明の実施の形態を具体的に説明する。
【0021】
【実施例1】
まず図1を参照して、本実施例における弾球遊技機としてのパチンコ機の遊技盤10の構成を説明する。なお、パチンコ機本体(遊技盤10以外)の構成は周知技術に従っているので図示および説明を省略する。
【0022】
この遊技盤10では、周知の遊技盤と同様に、外ガイドレール12と内ガイドレール14にて囲まれる部分に遊技領域16が形成される。遊技領域16内には、多数の障害釘18、風車20、普通入賞口22等が配設されている。遊技盤10の遊技領域16の最下部となる位置にはアウト穴24が設けられており、その上方にはチューリップ型の可変入賞装置26、28が配設されている。
【0023】
可変入賞装置26、28は、それぞれ一対の開閉部材30、32を備え、これら開閉部材30、32を閉じた状態(実線で図示)と開いた状態(破線で図示)とに変化する。普通、開閉部材30、32を閉じた状態では入賞し難く、これらを開くと開閉部材30、32が遊技球を導入するのできわめて入賞し易い状態となるのであるが、図示するように、下側の可変入賞装置26の上方は封鎖釘群34と可変入賞装置28とによって封鎖された状態となっているので、開閉部材30を閉じているときには入賞は不可能である。そして、可変入賞装置26は、開閉部材30を開いたときには、障害釘間に形成されている通過路36からの遊技球のみを入賞させることができる。同様に、上側の可変入賞装置28の直上には三角釘群38が配され、左右にはガード釘群40、42が配されているので、可変入賞装置28は、開閉部材32を閉じているときには入賞不可能で、開閉部材32を開いたときには、三角釘群38とガード釘群40、42との間に形成されている通過路44からの遊技球のみを入賞させることができる。
【0024】
可変入賞装置26と可変入賞装置28とは周知の連動機構(周知であるので図示および説明を省略する)によって連動される構造で、下側の可変入賞装置26に入賞すると上側の可変入賞装置28が開放される。また、本実施例では、可変入賞装置26、28は、図示しないギヤ機構の設定により、開放後10球目が入賞すると閉鎖する構造となっている。
【0025】
可変入賞装置28の上方、遊技盤10のほぼ中央には条件装置としての図柄表示装置50が配されている。図柄表示装置50の前カバー52には表示窓54が設けられ、その表示窓54の内側には互いに同じ形状の3つの回転ドラム56、58、60が配されている。また、前カバー52の裏面側には3箇所の入球口62、64、66が設けられている。詳しくは後述するが、入球口62、64、66に入球した遊技球は、破線の矢印で示されるように、それぞれ回転ドラム56、58、60に対応した経路110(図1には示さない、図4、図5、図6および図7参照)で図柄表示装置50の内部に導かれる。
【0026】
図2に示すように、回転ドラム56、58、60は、図柄表示装置50の後カバー70に保持されている。詳しくは、後カバー70の左右の張出部72、74に設けられた凹部76、78に軸受80、82を介して保持されているドラム軸84により回転自在に支持されている。
【0027】
これら回転ドラム56、58、60の胴57の表面には図8に示される図柄130が描かれている。
図8に示すように、図柄130は、3つの回転ドラム56、58、60に共通で、表示用図柄とされるBAR図柄132、7図柄134および果実図柄136と、各表示用図柄間に配されて予告図柄となる7縮図140、果実縮図142およびBAR縮図144とで構成されている。7縮図140はBAR図柄132の直下に描かれ、果実縮図142は7図柄134の直下に描かれ、BAR縮図144は果実図柄136の直下に描かれており、図柄130(回転ドラム56、58、60)が図8において下方から上方に向かって回転変位するときに、それぞれ次に現れる表示用図柄を予告する働きをする。
【0028】
図2、図4、図5、図6および図7(図4、図5、図6および図7は回転ドラム56を示しているが、回転ドラム58、60も同形状であるので回転ドラム56で代表させる。図4、図5、図6および図7については以下同様)に示すように回転ドラム56、58、60の胴57には、互いに120度ずつ位相をずらして、3本の駆動突起59が設けられ、各駆動突起59に隣接して3箇所のロック溝61が設けられている。また、回転ドラム56、58、60の駆動突起59側の側面(図2において左側の側面)には、互いに同形状のカム63が設けられている。
【0029】
図4、図5、図6および図7に示すように、カム63は、第1カム面65、第2カム面67、第3カム面69およびフラット部71からなる略ハート形をしている。そして、図2、図4、図5、図6および図7に示すように、カム63には球誘導アーム86、88、90の駆動腕73の先端に固着されたカムピン75が当接されている。
【0030】
図2、図3、図4、図5、図6および図7(図4、図5、図6および図7は球誘導アーム86のみを図示)に示すように、球誘導アーム86、88、90の下部には樋部92、94、96が設けられている。樋部92の内部は空洞で、図2および図3において左下がりの球誘導樋92aが形成されている。また、樋部94、96の内部も空洞になっていて、底側は球誘導樋92aと同様に左下がりの球誘導樋94a、96aが形成されているが、その上方に横設された板により右下がりの上樋部94b、96bも形成されている。さらに、各樋部92、94、96の左側上部の立上部92c、94c、96cの内部も空洞になっており、立上部92cは球誘導樋92aに連通し、立上部94c、96cはそれぞれ上樋部94b、96bに連通している。
【0031】
樋部92は左側(樋部96側)が開放されているので、樋部92に流入した遊技球は樋部96側に流出する。一方、樋部94、96は左右両側が開放されているので、上樋部94b、96bに流入した遊技球はそれぞれ右側に流出し、球誘導樋94a、96aに流入した遊技球はそれぞれ左側に流出することになる。
【0032】
なお、球誘導アーム86、88、90の構造は、これら樋部92、94、96を除いては互いに同じ構造であるので、その同構造の部分については球誘導アーム86に代表させ、回転ドラム56、58、60の場合と同様に図4、図5、図6および図7を参照して説明する。
【0033】
球誘導アーム86、88、90の上端部には軸受77が設けられ、この軸受77を貫通する揺動軸79を介して後カバー70に支持されており、揺動軸79を中心にして揺動自在である。また、図4、図5、図6および図7に示すように、樋部92から軸受77に至る湾曲部93のほとんどは後カバー70の背後に露出しており、その上端部95のみが後カバー70の穴97から内側(前面側)に突出している。
【0034】
図2および図3に示すように、後カバー70の天井板98の上面には、通路形成板100、102が立設され、回転ドラム56、58の上方では通路形成板100、102間に、回転ドラム60の上方では通路形成板100と後カバー70の側板104間に、入球口62、64、66(図1参照)に入球した遊技球を誘導するための通路106が形成されている。そして、図4、図5、図6および図7に示すように、この通路106に対応して、天井板98に導入口108が設けられており、入球口62に入球して経路110にて誘導された遊技球は、通路106から導入口108を通って後カバー70の内側に落下する。なお、回転ドラム58、60に対応する経路110や導入口108の図示は省略しているが、それらもここで説明したものと同様である。
【0035】
図2および図3に示すように、後カバー70の背板113には、通路形成板100、102の延長線に沿って内部樋形成板115、117が設けられており、内部樋形成板115、117間および内部樋形成板115と側板104間に内部樋116が形成されている。また、図3に示すように、内部樋116内には、内部樋形成板115に沿って誘導突起119が設けられている。図4、図5、図6および図7に示すように、これら内部樋形成板115および誘導突起119は円弧状の内周形状を持っている。内部樋形成板117の側面形状の図示は省略するが、内部樋形成板115と同形状をしている。そして、図4、図5、図6および図7に示されるように、内部樋形成板115、117と回転ドラム56(58、60)の胴57との距離は遊技球の半径程度であり、誘導突起119と胴57との距離は遊技球の直径を少し上回っている(本実施例では直径の約1.3倍)。こうした構成により、導入口108から落下した遊技球は、内部樋116と回転ドラム56、58、60との間に形成される通路に流入することになる。
【0036】
図2および図3に示すように、後カバー70の側板103、104間に横設されたロック揺動軸114には、3つのロック部材118が揺動自在に外嵌されている。各ロック部材118は、それぞれ回転ドラム56、58、60に対応して配されている。ロック部材118の下側に延出されているロック腕120は、背板113に設けられた貫通穴121を通って背板113の背後側から前面側に出入りできる。このロック腕120は、各駆動突起59およびロック溝61の回転面の延長上に位置しており、図4、図5、図6および図7に示されるように、ロック腕120の先端部に設けられた係止溝122に駆動突起59を挿通させ、先端の爪部124をロック溝61に挿通させることで互いに係止状態となり、回転ドラム56、58、60の回転を規制することができる。
【0037】
また、内部樋116を通過する遊技球があれば、その遊技球がロック腕120に当たって押し上げるようにロック部材118を揺動させるので、ロック腕120と駆動突起59およびロック溝61との係止状態を解除することができる。さらに、その遊技球の荷重が駆動突起59に掛かることにより、回転ドラム56、58、60を図4、図5、図6および図7における反時計回り方向に回転させることができる(例えば図5参照)。
【0038】
そして、図4、図5、図6および図7に示すように、回転ドラム56、58、60が回転することによりカム63も回転するので、カム63とカムピン75との相対位置も変動し、それに応じて球誘導アーム86、88、90の揺動位置を前後に変動させることができる。
【0039】
なお、カム63、駆動突起59およびロック溝61と図柄130の相対位置は3つの回転ドラム56、58、60とも同じにされていて、ロック腕120と駆動突起59およびロック溝61とが係止状態になったときには、いずれかの表示用図柄(BAR図柄132、7図柄134、果実図柄136)が、回転ドラム56、58、60の正面側中央に表示される(遊技者に対面する位置になる)。また、正面側中央に位置する表示用図柄とカム63の回転角度すなわち球誘導アーム86、88、90の揺動位置との関係も各回転ドラム56、58、60とも同じで、例えば回転ドラム56、58でBAR図柄132が正面側中央に表示されたときには、球誘導アーム86、88の揺動位置は同じになり、樋部92、94が連通状態になる。したがって、回転ドラム56、58、60とも、例えばBAR図柄132が正面側中央に表示されたときには、図2、図3および図10に示されるように、樋部92、94、96のすべてが連通状態になるが、いずれか1つの回転ドラム56、56、60でも、正面側中央に表示される表示用図柄が他と違っていれば、例えば図11〜図13に示されるように樋部92、94、96のすべてが連通状態になることはない。
【0040】
図9に示すように、遊技盤10の背面には、球誘導アーム86、88、90の樋部92、94、96を覆うようにして集合樋150が配されており、球誘導樋92aおよび上樋部94b、96bから落下する遊技球を集めて、排出口152から排出する構成となっている。また、樋部96の球誘導樋96aから排出される遊技球を誘導する特別樋154の流出端156は可変入賞装置26に対応して開口されており、特別樋154を通過した遊技球は可変入賞装置26に導入される構成である。
【0041】
次に、この図柄表示装置50や可変入賞装置26、28の動作を説明する。
パチンコ遊技が実行されて、いずれかの入球口62、64、66に遊技球が入球すると、その遊技球は、経路110によって図柄表示装置50の内部に導かれ、通路106から導入口108を通って後カバー70の内側に落下し、内部樋116と回転ドラム56、58、60との間に形成される通路に流入する(図4参照)。この遊技球は、ロック腕120に当たってこれを押し上げるように揺動させ、ロック腕120と駆動突起59およびロック溝61との係止状態を解除し(図4、図5参照)て回転ドラム56、58、60を回動可能にする(図5参照)。遊技球がさらに内部樋116内を落下すると、その遊技球の荷重が駆動突起59に掛かるので、回転ドラム56、58、60が回転させられる(図5、図6参照)。なお、遊技球がロック腕120から外れると、ロック部材118は自身の荷重により下降側に揺動し、爪部124を胴57に接触させる位置になる。
【0042】
そして、回転ドラム56、58、60が1/3回転すると、回動してきた駆動突起59およびロック溝61がロック腕120の先端部分に対応する位置になり、ロック腕120と駆動突起59およびロック溝61との係止状態が復活し、回転ドラム56、58、60は回転を規制される(図6参照)。
【0043】
この回転ドラム56、58、60の回転に伴って、正面側中央に表示される表示用図柄が変更される。
また、この回転ドラム56、58、60の回転に伴ってカム63も回転するので、カム63とカムピン75との相対位置も変動し、それに応じて球誘導アーム86、88、90の揺動位置が、例えば後ろ側に変動する(図4と図6を対比)。
【0044】
このように回転ドラム56、58、60を回転させた遊技球は、立上部92c、94c、96cから球誘導樋92aあるいは上樋部94b、96bに流入する(図6参照)。
さらに、いずれかの入球口62、64、66に遊技球が入球すれば、上述と同様に回転ドラム56、58、60が1/3回転し、正面側中央に表示される表示用図柄が変更される。そして、カムピン75の当接位置が、第1カム面65、第2カム面67、第3カム面69と変化するに応じて、球誘導アーム86、88、90の揺動位置が後ろ側に変動し、回転ドラム56、58、60が図7に示される回転角度から図4に示される回転角度になった際には、カムピン75がフラット部71に沿って第1カム面65に戻るので、球誘導アーム86、88、90は前進位置に戻る。
【0045】
このようにして、回転ドラム56、58、60の回転に伴って表示される表示用図柄が変更され、球誘導アーム86、88、90の揺動位置が変動する。
回転ドラム56、58、60がこのように回転変位すると、あるときに回転ドラム56、58、60とも、同じ表示用図柄例えばBAR図柄132が正面側中央に表示されることがある。このときには、球誘導アーム86、88、90の揺動位置が揃うので、図2、図3および図10に示されるように、樋部92、94、96のすべてが連通状態になる。すると、図10に示されるように、樋部92、94、96内に一連の特別通路Sが形成される。図10に示すところから明らかなように、特別通路Sが形成されると、例えば樋部96に流入した遊技球は上樋部96b、94bを通って樋部92に流入し、球誘導樋92a、94a、96aによって導かれて、球誘導樋96aから排出される。同様に、樋部92、94に流入した遊技球も特別通路Sにより球誘導樋96aから排出される。この樋部96の球誘導樋96aから排出された遊技球は、特別樋154によって可変入賞装置26に導入され、可変入賞装置26を開放状態にする(開閉部材30を開かせる)ので、これに連動して可変入賞装置28も開放状態になる(開閉部材32が開く)。
【0046】
すると、通過路44からの遊技球が可変入賞装置28に入賞可能となる。そして、可変入賞装置28に10球の遊技球が入賞すると可変入賞装置28は一旦閉鎖される。
しかし、可変入賞装置26は開放状態であるので、可変入賞装置28が閉鎖された結果、右側のガード釘群42と可変入賞装置28との間を遊技球が通過できるようになり、そこを通過した遊技球が通過路36から可変入賞装置26に入賞できる。そして、可変入賞装置26に入賞すると、再び可変入賞装置28も開放状態になり、そこに10球の遊技球が入賞すると可変入賞装置28が閉鎖され、可変入賞装置26に入賞すると可変入賞装置28が開放されることが繰り返されるが、可変入賞装置26は、10回作動すると(特別樋154によって導入された分も含めて10球が入賞すると)閉鎖状態に戻る。したがって、可変入賞装置28には10X10=100球の入賞が見込まれ、可変入賞装置26の10球の入賞と合わせて110球の入賞が見込まれるから、1入賞当たりの賞球数を15球とすれば1650個の賞球を獲得できる。これにより、従来のマイクロコンピュータによって大当たりを判定して、大当たり時には例えば大入賞口を繰り返し開放する形式の弾球遊技機と同等の大当たりゲームを実行することができる。
【0047】
一方、回転ドラム56、58、60が前述のように回転変位しても、表示される表示用図柄が揃わないときには、球誘導アーム86、88、90の揺動位置も揃わないので、例えば図11、図12あるいは図13に例示されるように、樋部92、94、96のすべてが連通状態になることはない。
【0048】
図11の例では、樋部92、94、96の位置が全くばらばらなので、例えば樋部96に流入した遊技球は上樋部96bから外部に落下し、樋部94に流入した遊技球は上樋部94bから外部に落下し、樋部92に流入した遊技球は球誘導樋92aから外部に落下する。これらの遊技球は、集合樋150を経て排出口152から排出され、例えば普通入賞口22に入賞した遊技球等と同様に扱われる。
【0049】
また、図12または図13に示す例では、樋部92、94、96の内の2つが連通しているが、特別通路Sが形成されるに至っていないので、各樋部92、94、96に流入した遊技球は、上樋部96b、上樋部94bあるいは球誘導樋92aから外部に落下してしまい、図11の例と同様に集合樋150を経て排出口152から排出される。
【0050】
なお、図13に示される状態は、あと一つの樋部96が残りの2つと連通する位置になれば(球誘導アーム90が1ピッチ後退すれば)よいわけで、従来の弾球遊技機におけるリーチに相当する状態といえる。このようなリーチ状態は、図13に例示される場合ばかりでなく、さまざまに出現する。また、図12に示される例では、樋部92が残りの2つと連通する位置になるには、球誘導アーム86が2ピッチ変動する必要がある。
【0051】
遊技者としては、このようなリーチ状態になったか否かが大いに気にかかるし、リーチ状態になったときには、どの回転ドラム56、58、60を回転させればよいかが気になるところである。ところが、本実施例の場合には図8に示されるように、各表示用図柄の直下に次に表示される表示用図柄を予告する予告図柄が配されているので、この予告図柄と他の2つの揃っている表示用図柄とを見比べれば、あと1回の変化で当たりになるか否かが判る。そして、リーチ状態ならあと1球を狙えばよいし、2つの表示用図柄が揃っていてもリーチ状態でなければ、残った回転ドラム56、58、60のどれか一つを集中的に狙えばよいわけで、遊技者を熱中させることにもなる。
【0052】
以上のように、本実施例の図柄表示装置50を備えるパチンコ機では、いずれかの入球口62、64、66に遊技球が入球する毎に、入球した入球口62、64、66に対応する回転ドラム56、58、60が1/3回転して、回転ドラム56、58、60の表示用図柄の表示が変更される。そして、回転ドラム56、58、60の表示用図柄が揃った際には、球誘導アーム86、88、90の揺動位置が揃い、樋部92、94、96が相互に連通状態になって一連の特別通路Sが形成される。このときに特別通路S(いずれかの樋部92、94、96)に流入した遊技球は、球誘導樋96aから排出され、特別樋154によって可変入賞装置26に導入され、可変入賞装置26を開放状態にするので、可変入賞装置26と可変入賞装置28の連携によって従来の弾球遊技機における大当たりと同等の遊技状態となる。
【0053】
すなわち、機械的な動作だけで大当たり状態を創出できるから、例えばマイクロコンピュータのような電気的な構成は必要としない。しかも、遊技者は、表示用図柄の位置によって回転ドラム56、58、60の回転角度を知ることができるから、当たり状態に至るまでの経過を知ることができ、また当たり状態になったことも明瞭に確認できる。よって、この図柄表示装置50の動作に対して遊技者が不信感を抱くおそれもない。したがって、弾球遊技機における当たりの抽選に対する遊技者の不信感を解消することができ、また弾球遊技機の電気的な構成の簡素化を図ることができる。
【0054】
さらに、回転ドラム56、58、60は、遊技球1球毎に120度ずつ一定方向に回転駆動されるので、遊技者は、どの回転ドラム56、58、60が何回変動すれば当たり状態になるか(あと何球必要か)が判り、その回転ドラム56、58、60を変動させるべく狙って遊技球を発射することができるので、弾球遊技の興趣を向上させることができる。特に、あと1回の変動で当たり状態になるリーチのときには、予告図柄の働きによってそれを明確にできるから、その効果は大きい。
【0055】
なお、本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。
【0056】
【変形例】
例えば、図柄表示装置(条件装置)への遊技球の入口として振分装置を用いることもできる。図14に示すのは、その一例である。
図14に示すように、この例では、条件装置としての図柄表示装置50a(構造は実施例の図柄表示装置50とほぼ同様であるので、詳細の説明は省略する)の上方に、俗にクルーンと呼ばれる構造の振分装置200が設置されている。この振分装置200の頂部には入球口202が設けられ、内部には振分皿204が設けられている。
【0057】
この振分皿204は、図15に示されるように、中央部と外周部が高くなって、その中間部分に溝状部205が形成されており、溝状部205に3箇所の落下穴206a、206b、206cが設けられている。このため、入球口202から振分皿204上に流入してきた遊技球は、溝状部205を周回するように移動し、その後いずれかの落下穴206a、206b、206cから落下する。この例では、落下穴206aに落下した遊技球は回転ドラム56に対応する通路に流入し、落下穴206bに落下した遊技球は回転ドラム58に対応する通路に流入し、落下穴206cに落下した遊技球は回転ドラム60に対応する通路に流入する構造である。そして、実施例と同様に、それらの遊技球によって回転ドラム56、58、60が回転駆動される。
【0058】
この振分装置200を備えた場合、実施例と同様の効果を発揮できるが、振分装置200によってどの回転ドラム56、58、60に遊技球が振分けられるかは予測できないので、例えばリーチ状態になった際の狙い打ちはできなくなる。しかし、その反面、当たりが発生するかしないか(表示用図柄が揃うか否か)が、まったくランダムになるという利点がある。
【0059】
【実施例2】
この例は回転ドラムを上下に配置する例である。
まず図16を参照して、本実施例における弾球遊技機としてのパチンコ機の遊技盤210の構成を説明する。なお、パチンコ機本体(遊技盤210以外)の構成は周知技術に従っているので図示および説明を省略する。
【0060】
この遊技盤210では、周知の遊技盤と同様に、外ガイドレール212と内ガイドレール214にて囲まれる部分に遊技領域216が形成される。遊技領域216内には、多数の障害釘218、風車220、普通入賞口222、チューリップ型の可変入賞装置223等が配設され、遊技領域216の最下部となる位置にはアウト穴224が設けられている。
【0061】
遊技盤210のほぼ中央には条件装置としての図柄表示装置250が配されており、その右側及び右下方にはチューリップ型の可変入賞装置226、228が配設され、アウト穴224の上方にはチューリップ型の可変入賞装置229が配設されている。
【0062】
可変入賞装置226、228、229は、それぞれ一対の開閉部材230、232、233を備え、これら開閉部材230、232、233を起てた閉状態(図示の状態)と左右に倒した開状態とに変化する。普通、閉状態では入賞し難く開状態になると開閉部材230、232、233が遊技球を導入するのできわめて入賞し易い状態となるのであるが、図示するように、可変入賞装置226、228の上方は障害釘218によって封鎖された状態となっているので、可変入賞装置226、228は、閉状態では入賞不可能である。ただし、開状態では、開閉部材230、232が遊技球を側方から導入するので容易に入賞できる。
【0063】
なお、可変入賞装置226、228は、開状態になってから7個の遊技球が入賞すると閉状態に戻り、可変入賞装置229は、同じく5個の遊技球が入賞すると閉状態に戻る構造である。
また、可変入賞装置226と可変入賞装置228とは図25に示される連動機構によって連動される構造である。
【0064】
図25に示すように、遊技盤210の背面では、図柄表示装置250の下方に球分別樋390が配されており、ここから大当誘導樋241、小当誘導樋242及び外れ誘導樋243が分かれ、図柄表示装置250の横には側方誘導樋244が配されている。球分別樋390における大当誘導樋241、小当誘導樋242及び外れ誘導樋243への遊技球の流入については後述するが、小当誘導樋242を通過した遊技球は可変入賞装置229を開状態にさせる。一方、大当誘導樋241を通過する遊技球は駆動レバー245を押し下げる。すると、駆動レバー245が伝達レバー246を押上げ、それによって可変入賞装置228が開状態にされる。開状態になった可変入賞装置228に入賞した遊技球は側方誘導樋244を通過するが、その際に駆動レバー247を押し下げる。すると、駆動レバー247が伝達レバー248を押上げ、それによって可変入賞装置226が開状態にされる。
【0065】
図16に示すように、遊技盤210のほぼ中央に配されている図柄表示装置250の前カバー252には表示窓254が設けられ、その表示窓254の内側に上回転ドラム256及び下回転ドラム258が上下に配されている。図19〜23に示すように、上回転ドラム256及び下回転ドラム258は断面形状が正三角形である。上回転ドラム256の1つの面には図24(a)に示される7図柄257aとベル縮図257bからなる第1図柄257が、次の面には図24(b)に示されるベル図柄259aとチェリー縮図259bからなる第2図柄259が、残りの面には図24(c)に示されるチェリー図柄261aと7縮図261bからなる第3図柄261が、それぞれ描かれている。また、下回転ドラム258の各面には、上回転ドラム256とは逆になる順序で、第1図柄257、第2図柄259及び第3図柄261が描かれている。
【0066】
詳しくは後述するが、上回転ドラム256及び下回転ドラム258は120度単位で回転位置を変化させ、その回転位置により、第1図柄257、第2図柄259及び第3図柄261のいずれかが遊技者に対面する位置になる。また、7図柄257a、ベル図柄259a及びチェリー図柄261aは実施例1と同様に表示用図柄とされる。ベル縮図257b、チェリー縮図259b及び7縮図261bは予告用図柄であり、それぞれ次に現れる表示用図柄を予告する働きをする。
【0067】
図17に示すように、前カバー252の裏面側には入球口262が設けられており、入球口262に入球した遊技球Bは、振分機構部263によって、入球口262の奥側に開口している無効穴264あるいは下方の左右に開口している左有効穴266または右有効穴268のいずれかに誘導される。振分機構部263は、図柄表示装置250の背面側に取付けられているモータ270とモータ270にて回転駆動されて入球口262の下方で回転する回転体272とによって構成されている。回転体272の切欠面273が上側に位置するときには、遊技球Bは奥側へ低く傾斜した切欠面273上を通って無効穴264に導かれ、切欠面273が横や下に位置していて遊技球Bが切欠面273上を通れないときには、入球口262に入球した遊技球Bは左有効穴266または右有効穴268に導かれる。
無効穴264に流入した遊技球Bは、図示しない裏機構盤に排出され、図柄表示装置250の動作には関与しない。一方、左有効穴266に流入した遊技球Bは、図19に示されるように図柄表示装置250の内部に設けられている左誘導路267によって誘導されて、同様に右有効穴268に流入した遊技球Bは、図20〜23に示されるように図柄表示装置250の内部に設けられている右誘導路269によって誘導されて、詳細は後述するが図柄表示装置250を動作させる。
【0068】
次に、図柄表示装置250を動作させるための構成を説明する。
図18〜23に示すように、後枠280の上縁に沿ってロック揺動軸282が取付けられており、ロック揺動軸282により、正面から見て(図18に示される状態で)左端部には左第1ロック腕284と左第2ロック腕286が、同じく右端部には右第1ロック腕288と右第2ロック腕290が、それぞれロック揺動軸282を中心に揺動自在に軸支されている。
【0069】
図19に示すように左第1ロック腕284には、係止突起292が設けられており、左第2ロック腕286に立設された係止ピン294を係止している。このため、左第1ロック腕284が図19における時計回り方向に揺動する際には、係止突起292にて係止ピン294を押し上げるので、左第2ロック腕286も時計回りに揺動する。
【0070】
また、ロック揺動軸282と平行に配されている揺動軸296が左第1ロック腕284及び左第2ロック腕286の陥没部298を貫通しており、揺動軸296の外筒302により左第1ロック腕284及び左第2ロック腕286の反時計回り方向の揺動が規制されている。この揺動軸296は、変位部材に該当する球誘導アーム300を揺動自在に軸支している。
【0071】
図18及び図19に示すように、変位部材としての球誘導アーム300の下部には上樋304と下樋306を有する樋部308が設けられており、図19に示すように、樋部308と揺動軸296との間には誘導突起310が設けられている。さらに、図19に示すように、樋部308からは駆動腕312が延出されており、その先端にはカムピン314が固着されている。カムピン314は、第1カム面316、第2カム面318、第3カム面320および第4カム面322を有するカム324に当接している。
【0072】
図18及び図19に示すように、カム324はドラムホイール326に連設されており、ドラムホイール326には120度ピッチで駆動片328が設けられている。カム324の回転中心及びドラムホイール326の中心を下段ドラム軸330が貫通しており、カム324及びドラムホイール326は下段ドラム軸330を中心にして共回りする。また、下段ドラム軸330は下回転ドラム258の中心部を貫通しており、下回転ドラム258はカム324及びドラムホイール326と共回りする。
【0073】
図19に示すように、ドラムホイール326の駆動片328は、通常は左第2ロック腕286の下端部に形成されている爪部332により係止され、それによってドラムホイール326の回転が阻まれている。
ところが、入球口262に入球した遊技球Bが、左有効穴266に導かれて左誘導路267を流下してくると、これが左第1ロック腕284を押し上げるので、係止突起292にて係止ピン294を押し上げられた左第2ロック腕286が左第1ロック腕284と共に時計回りに揺動する。すると、爪部332による駆動片328の係止が解除され、ドラムホイール326が回転可能になる。左第1ロック腕284を押し上げた遊技球Bは、駆動片328上に乗り、その荷重にてドラムホイール326を下方、すなわち図の反時計回りに回転させる。
【0074】
遊技球Bが左第1ロック腕284から離脱すると、左第1ロック腕284及び左第2ロック腕286は揺動前の位置に復帰するが、そのときにはドラムホイール326が回転しているので、爪部332が駆動片328を係止してドラムホイール326の回転を阻むことはない。ただし、ドラムホイール326が約120度回転すると、次の駆動片328が爪部332に係止されるので、ドラムホイール326の回転はそこで止められる。また、ドラムホイール326を回転させた遊技球Bは、駆動片328から落下して樋部308の上樋304に流入する。
【0075】
すなわち、左有効穴266を遊技球Bが1球通過する毎に、ドラムホイール326が120度回転する。それに伴って下回転ドラム258が120度回転し、第1図柄257→第2図柄259→第3図柄261と表示用図柄を変化させる。また、ドラムホイール326の回転に伴ってカム324が回転し、駆動腕312のカムピン314との当接位置を変化させる。そのカム324とカムピン314との当接位置の変化に応じて駆動腕312が下段ドラム軸330から離れたり接近したりするので、球誘導アーム300が前後に揺動位置を変化させ樋部308の揺動位置も変化する。
【0076】
詳しくは、カムピン314が第1カム面316に接しているときには樋部308は最も手前側(遊技者側)の手前位置になり、そこからカム324が120度回転してカムピン314が第2カム面318に移動した際には樋部308は手前位置から後退した中間位置になり、次にカム324が120度回転するとカムピン314が第3カム面320に移動して樋部308は中間位置から後退した後方位置になる。さらにカム324が120度回転するとカムピン314は第4カム面322に移動して樋部308は後退位置から中間位置に戻り、次のカム324の回転でカムピン314は第1カム面316に戻り、樋部308も手前位置に戻る。このように、球誘導アーム300(樋部308)は、ドラムホイール326の回転に伴って揺動位置を往復変化させる。なお、球誘導アーム300(樋部308)が手前位置にあるときには、下回転ドラム258の表示用図柄として第1図柄257(7図柄257a)が表示される設定である。
【0077】
次に、上回転ドラム256を回転駆動するための機構を説明する。
図20〜23に示すように、右第1ロック腕288と右第2ロック腕290は、それぞれ左第1ロック腕284、左第2ロック腕286と同様で、右第1ロック腕288には係止突起336が、右第2ロック腕290には係止ピン338が立設されており、右第1ロック腕288が図20〜23における反時計回り方向に揺動する際には、係止突起336にて係止ピン338を押し上げ、右第2ロック腕290を反時計回りに揺動させる。また、揺動軸296が右第1ロック腕288及び右第2ロック腕290の陥没部340を貫通しており、揺動軸296の外筒302により右第1ロック腕288及び右第2ロック腕290の時計回り方向の揺動が規制されている。
【0078】
揺動軸296は、変位部材に該当する球誘導アーム350を揺動自在に軸支している。
図18及び図20〜23に示すように、球誘導アーム350の下部には樋352を有する樋部354が設けられており、図20〜23に示すように、樋部354と揺動軸296との間には誘導突起356が設けられている。さらに、図20〜23に示すように、樋部354からは駆動腕358が延出されており、その先端にはカムピン360が固着されている。カムピン360は、上述した左側のカム324と対称形で第1カム面362、第2カム面364、第3カム面366および第4カム面368を有するカム370に当接している。
【0079】
図18及び図20〜23に示すように、カム370はドラムホイール372に連設されており、ドラムホイール372には120度ピッチで駆動片374が設けられている。カム370の回転中心及びドラムホイール372の中心を下段ドラム軸330が貫通しており、カム370及びドラムホイール372は下段ドラム軸330を中心にして共回りする。さらに、ドラムホイール372には第1歯車376が連設されており、この第1歯車376もカム370及びドラムホイール372と共回りする。ただし、これらカム370、ドラムホイール372及び第1歯車376は下段ドラム軸330とも、下回転ドラム258とも固着はされておらず、下段ドラム軸330に対し、自由に回転が可能である。つまり、これらのカム370、ドラムホイール372及び第1歯車376は、互いに一体に回転可能であるが、カム370、ドラムホイール372及び第1歯車376は下回転ドラム258とは共回りしない。
【0080】
上回転ドラム256は、下段ドラム軸330と平行な上段ドラム軸378を中心にして回転自在であり、上段ドラム軸378は第1歯車376と歯合する第2歯車380の中心を貫通している。したがって、第2歯車380は第1歯車376と連動回転するが、その回転方向は互いに逆向きとなる。また、第2歯車380と上回転ドラム256とは共回りするので、第1歯車376を回転させることによって上回転ドラム256を回転させることができる。
【0081】
図20、22、23に示すように、ドラムホイール372の駆動片374は、通常は右第2ロック腕290の下端部に形成されている爪部382により係止され、それによってドラムホイール372の回転が阻まれている。
ところが、入球口262に入球した遊技球Bが、右有効穴268に導かれて右誘導路269を流下してくると、これが右第1ロック腕288を押し上げるので、係止突起336にて係止ピン338を押し上げられた右第2ロック腕290が右第1ロック腕288と共に反時計回りに揺動する。すると、爪部382による駆動片374の係止が解除され、ドラムホイール372が回転可能になる。右第1ロック腕288を押し上げた遊技球Bは、駆動片374上に乗り、その荷重にてドラムホイール372を回転させる。
【0082】
遊技球Bが右第1ロック腕288から離脱すると、右第1ロック腕288及び右第2ロック腕290は揺動前の位置に復帰するが、そのときにはドラムホイール372が回転しているので、爪部382が駆動片374を係止してドラムホイール372の回転を阻むことはない。ただし、ドラムホイール372が約120度回転すると、次の駆動片374が爪部382に係止されるので、ドラムホイール372の回転はそこで止められる。ドラムホイール372が回転すると第1歯車376が回転するので、それに連動して第2歯車380が回転し上回転ドラム256が120度回転する。また、ドラムホイール372を回転させた遊技球Bは、駆動片374から落下して樋部354に流入する。
【0083】
すなわち、右有効穴268を遊技球Bが1球通過する毎に、ドラムホイール372が120度回転する。それに伴って上回転ドラム256が120度回転し、第1図柄257→第2図柄259→第3図柄261と表示用図柄を変化させる。また、ドラムホイール372の回転に伴ってカム370が回転し、駆動腕358のカムピン360との当接位置を変化させる。そのカム370とカムピン360との当接位置の変化に応じて駆動腕358が下段ドラム軸330から離れたり接近したりするので、球誘導アーム350が前後に揺動位置を変化させ樋部354の揺動位置も変化する。
【0084】
詳しくは、カムピン360が第1カム面362に接しているときには樋部354は最も手前側(遊技者側)の手前位置になり、そこからカム370が120度回転してカムピン360が第2カム面364に移動した際には樋部354は手前位置から後退した中間位置になり、次にカム370が120度回転するとカムピン360が第3カム面366に移動して樋部354は中間位置から後退した後方位置になる。さらにカム370が120度回転するとカムピン360は第4カム面368に移動して樋部354は後退位置から中間位置に戻り、次のカム370の回転でカムピン360は第1カム面362に戻り、樋部354も手前位置に戻る。このように、球誘導アーム350(樋部354)は、ドラムホイール372の回転に伴って揺動位置を往復変化させる。なお、球誘導アーム350(樋部354)が手前位置にあるときには、上回転ドラム256の表示用図柄として第1図柄257(7図柄257a)が表示される設定である。
【0085】
さて、上述のように球誘導アーム300(樋部308)及び球誘導アーム350(樋部354)が前後に揺動変位すると、球誘導アーム300、350の揺動位置が揃って(例えば両方とも手前位置になって)、図26(a)に示されるように、樋部308の下樋306と樋部354の樋352とが連続したり、また球誘導アーム300、350の揺動位置が揃わずに、図26(b)に示されるように、樋部308の下樋306と樋部354の樋352とが不連続になったりする。樋部308の下樋306と樋部354の樋352とが連続した場合は大当たりまたは小当たりであり、樋部308に流入した遊技球Bは上樋304から下樋306と樋352との接続部付近に落下し、下樋306から落下する。
【0086】
球誘導アーム300、350の揺動位置が両方とも手前位置に揃った場合は大当たりであり、その際には上回転ドラム256、下回転ドラム258とも第1図柄257(7図柄257a)が表示されて、遊技者に大当たりを示す。また、球誘導アーム300、350の揺動位置が中間位置または後退位置で揃った場合は小当たりであり、その際には上回転ドラム256、下回転ドラム258とも第2図柄259(ベル図柄259a)または第3図柄261(チェリー図柄261a)が表示されて、遊技者に小当たりを示す。また、球誘導アーム300、350の揺動位置が揃わなければ外れであり、上回転ドラム256と下回転ドラム258の図柄は異なり、遊技者に外れを示す。
【0087】
大当たりの場合、図27(a)に示すように、下樋306からの落下位置が、球分別樋390の大当誘導樋241に通ずる大当たりゾーン392になり、下樋306から落下した遊技球Bは大当誘導樋241に流入する。
小当たりの場合、例えば図27(b)に示すように、下樋306からの落下位置が、球分別樋390の小当誘導樋242に通ずる小当たりゾーン394になり、下樋306から落下した遊技球Bは小当誘導樋242に流入する。
【0088】
外れの場合には、図27(c)に示されるように、樋部308に流入した遊技球Bは上樋304から落下し樋部354に流入した遊技球も樋352から落下するので、遊技球が下樋306を通過することはない。そして、図27(c)に示すように、上樋304からの落下位置及び樋352からの落下位置が、共に球分別樋390の外れ誘導樋243に通ずる外れゾーン396になり、上樋304及び樋352から落下した遊技球Bは外れ誘導樋243に流入する。
【0089】
上述したように、小当誘導樋242を通過した遊技球は可変入賞装置229を開状態にさせ、大当誘導樋241を通過する遊技球は駆動レバー245を押し下げることにより、可変入賞装置228を開状態にする。しかし、外れ誘導樋243に流入した遊技球は、そのまま下方に排出される。
【0090】
以上のように、本実施例の図柄表示装置250を備えるパチンコ機では、入球口262に入球した遊技球が左有効穴266を通過する毎に、下回転ドラム258が1/3回転して回転ドラム258の表示用図柄の表示が変更され、右有効穴268を通過する毎に、上回転ドラム256が1/3回転して上回転ドラム256の表示用図柄の表示が変更される。
【0091】
そして、上回転ドラム256と下回転ドラム258の表示用図柄が7図柄257aで揃った際には、球誘導アーム300、350の揺動位置が手前位置で揃い、下樋306と樋352が連通状態になって一連の特別通路Sが形成される。このときに特別通路Sに流入した遊技球は、下樋306から大当たりゾーン392に落下し大当誘導樋241に流入する。大当誘導樋241を通過する遊技球は、駆動レバー245を押し下げることにより、可変入賞装置228を開状態にする。開状態になった可変入賞装置228に入賞した遊技球は側方誘導樋244を通過するが、その際に駆動レバー247を押し下げることによって可変入賞装置226を開状態にする。
【0092】
可変入賞装置228及び可変入賞装置226はそれぞれ7個の入賞があると閉状態に戻るが、例えば可変入賞装置226に7個入賞させてこれを閉状態にしてから可変入賞装置228に1個入賞させれば再び可変入賞装置226か開状態になる。このように、まず可変入賞装置226への入賞を図り、可変入賞装置226が閉状態になったところで可変入賞装置228に入賞させるように狙えば、可変入賞装置226と可変入賞装置228の連携によって従来の弾球遊技機における大当たりと同等の遊技状態となり多量の賞球を獲得できる。
【0093】
また、上回転ドラム256と下回転ドラム258の表示用図柄がベル図柄259aまたはチェリー図柄261aで揃った際には、球誘導アーム300、350の揺動位置が中間位置または後退位置で揃い、下樋306と樋352が連通状態になって一連の特別通路Sが形成される。このときに特別通路Sに流入した遊技球は、下樋306から小当たりゾーン394に落下し小当誘導樋242に流入する。小当誘導樋242を通過した遊技球は可変入賞装置229を開状態にする。可変入賞装置229は他の可変入賞装置と連動するわけではないから、可変入賞装置229が開状態になったときの賞球数は、可変入賞装置228が開状態にされたときと比べれば少ないが、5個の入賞は確実であるから小当たりといえる。
【0094】
このように機械的な動作だけで大当たり状態及び小当たり状態を創出できるから、例えばマイクロコンピュータのような電気的な構成は必要としない。
しかも、遊技者は、表示用図柄の位置によって上回転ドラム256及び下回転ドラム258の回転角度を知ることができるから、当たり状態に至るまでの経過を知ることができ、また当たり状態になったことも明瞭に確認できる。よって、この図柄表示装置250の動作に対して遊技者が不信感を抱くおそれもない。したがって、弾球遊技機における当たりの抽選に対する遊技者の不信感を解消することができ、また弾球遊技機の電気的な構成の簡素化を図ることができる。
【0095】
さらに、上回転ドラム256は右有効穴268を通過した遊技球1球毎に120度ずつ下向きに回転駆動され、下回転ドラム258は、左有効穴266を通過した遊技球1球毎に120度ずつ上向きに回転駆動されるので、遊技者は、上回転ドラム256または下回転ドラム258が何回変動すれば当たり状態になるかが判る。
【0096】
しかし、入球口262に入球した遊技球が左有効穴266、右有効穴268あるいは無効穴264にいずれに誘導されるかはランダムであり、入球口262に入球しても上回転ドラム256と下回転ドラム258のどちらが変動するか、あるいはどちらも変動しないかを予測できなから、遊技者の思惑通りに上・下回転ドラム256、258を回転させることは困難であり、狙い打ちによって図柄を揃えることはできない。そして、当たりが発生するかしないか(表示用図柄が揃うか否か)もランダムであり、遊技者の技量によらない遊技が可能になる。
【0097】
また、図柄表示装置250の構造面では、上下方向の動力伝達機構(実施例2では第1歯車376と第2歯車380)が設けられているので、回転ドラムを上下に配設することが可能である。そのため、図柄表示装置250の左右間の幅寸法が単体の回転ドラム(上回転ドラム256、下回転ドラム258)の幅寸法により概ね決定される。したがって、図柄表示装置250の設計自由度が高く、必要に応じて容易に図柄表示装置250の大型化あるいは小型化を行うことができる。
【0098】
特に、上回転ドラム256を回転させるためのドラムホイール372と下回転ドラム258を回転させるためのドラムホイール326とを共通の回転軸(下段ドラム軸330)により支持し、ドラムホイール372の回転力を上下方向動力伝達機構を介して上回転ドラム256に伝達しているので、図柄表示装置250の内部の樋や球誘導アーム300、350を左右ほぼ対称に形成することができる。したがって、無駄なスペースを生じ難く、図柄表示装置250の小型化が容易である。
【0099】
すなわち、上下方向動力伝達機構は、下段に配されたドラムホイール372の回転力を上段の上回転ドラム256に伝達するものであるので、本実施例のような歯車あるいはリンク機構のように簡単な構成を採用できる。したがって、上下方向動力伝達機構に、形状や機能が複雑な部品を用いる必要はなく、上下方向動力伝達機構の小型化及び各部品の薄肉化が容易である。そして、この結果、内部の樋や球誘導アーム300、350を整然と配設でき、図柄表示装置250の小型化が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1のパチンコ機の遊技盤の正面図である。
【図2】 実施例1の図柄表示装置の内部構造の正面説明図である。
【図3】 図2の状態から回転ドラムを撤去した状態の説明図である。
【図4】 実施例1の図柄表示装置における回転ドラムの回転と球誘導アームの変動との関係の側面説明図である。
【図5】 実施例1の図柄表示装置における回転ドラムの回転と球誘導アームの変動との関係の側面説明図である。
【図6】 実施例1の図柄表示装置における回転ドラムの回転と球誘導アームの変動との関係の側面説明図である。
【図7】 実施例1の図柄表示装置における回転ドラムの回転と球誘導アームの変動との関係の側面説明図である。
【図8】 実施例1の図柄表示装置の回転ドラムの胴に描かれている図柄の展開図である。
【図9】 実施例1のパチンコ機の遊技盤の背面図である。
【図10】 実施例1の図柄表示装置において特別通路が形成された際の遊技球の経路の説明図である。
【図11】 実施例1の図柄表示装置において特別通路が形成されていないときの遊技球の経路の説明図である。
【図12】 実施例1の図柄表示装置において特別通路が形成されていないときの遊技球の経路の説明図である。
【図13】 実施例1の図柄表示装置において特別通路が形成されていないときの遊技球の経路の説明図である。
【図14】 変形例の遊技盤の正面図である。
【図15】 変形例で使用した振分装置の振分皿の構造の説明図であり、図15(a)は平面図、図15(b)は図15(a)におけるA−A断面図である。
【図16】 実施例2のパチンコ機の遊技盤の正面図である。
【図17】 実施例2の図柄表示装置の振分機構部の説明図であり、図17(a)は左右方向断面図、図17(b)は前後方向断面図である。
【図18】 実施例2の図柄表示装置の内部構造の正面図である。
【図19】 実施例2の図柄表示装置の下回転ドラムの駆動系を説明する断面図である。
【図20】 実施例2の図柄表示装置の上回転ドラムの駆動系を説明する断面図である。
【図21】 実施例2の図柄表示装置の上回転ドラムの駆動系を説明する断面図である。
【図22】 実施例2の図柄表示装置の上回転ドラムの駆動系を説明する断面図である。
【図23】 実施例2の図柄表示装置の上回転ドラムの駆動系を説明する断面図である。
【図24】 実施例2の図柄表示装置の上下回転ドラムの胴に描かれている図柄の説明図である。
【図25】 実施例2のパチンコ機の遊技盤の背面図である。
【図26】 実施例2の図柄表示装置における遊技球の経路の説明図であり、図26(a)は特別通路が形成されたときの、図26(b)は特別通路が形成されていないときの遊技球の経路の説明図である。
【図27】 実施例2の図柄表示装置を通過した遊技球の進路の説明図であり、図27(a)は大当たり時の、図27(b)は小当たり時の、図27(c)は外れ時の説明図である。
【符号の説明】
10…遊技盤 16…遊技領域 26…可変入賞装置(変動入賞装置)
28…可変入賞装置(変動入賞装置)
50、50a…図柄表示装置(条件装置)
56、58、60…回転ドラム 57…胴 59…駆動突起
61…ロック溝 62、64、66…入球口 63…カム
73…駆動腕 75…カムピン 79…揺動軸 84…ドラム軸
86、88、90…球誘導アーム(変位部材)
92、94、96…樋部(変位部材)
92a、94a、96a…球誘導樋(変位部材)
94b、96b…上樋部(変位部材)
114…ロック揺動軸 115、117…内部樋形成板(駆動球通路)
116…内部樋(駆動球通路) 118…ロック部材
119…誘導突起 120…ロック腕 122…係止溝 124…爪部
130…図柄 132…BAR図柄(図柄)
134…7図柄(図柄) 136…果実図柄(図柄)
140…7縮図(予告手段) 142…果実縮図(予告手段)
144…BAR縮図(予告手段) 150…集合樋 152…排出口
154…特別樋 156…流出端
210…遊技盤 216…遊技領域
223…可変入賞装置(変動入賞装置)
226…可変入賞装置(変動入賞装置)
229…可変入賞装置(変動入賞装置) 241…大当誘導樋
242…小当誘導樋 243…外れ誘導樋 244…側方誘導樋
245…駆動レバー 246…伝達レバー 247…駆動レバー
248…伝達レバー 250…図柄表示装置(条件装置)
254…表示窓 256…上回転ドラム 257…第1図柄
259…第2図柄 261…第3図柄
257a…7図柄(図柄) 257b…ベル縮図(予告手段)
258…下回転ドラム 259a…ベル図柄(図柄)
259b…チェリー縮図(予告手段) 261a…チェリー図柄(図柄)
261b…7縮図(予告手段) 262…入球口 263…振分機構部
264…無効穴 266…左有効穴(駆動球通路)
267…左誘導路(駆動球通路)
268…右有効穴(駆動球通路) 269…右誘導路(駆動球通路)
270…モータ 272…回転体
273…切欠面 280…後枠
282…ロック揺動軸 284…左第1ロック腕 286…左第2ロック腕
288…右第1ロック腕 290…右第2ロック腕 292…係止突起
294…係止ピン 296…揺動軸 298…陥没部
300…球誘導アーム 302…外筒 304…上樋 306…下樋
308…樋部 310…誘導突起 312…駆動腕 314…カムピン
316…第1カム面 318…第2カム面 320…第3カム面
322…第4カム面 324…カム
326…ドラムホイール 328…駆動片 330…下段ドラム軸
332…爪部 336…係止突起 338…係止ピン 340…陥没部
350…球誘導アーム 352…樋 354…樋部 356…誘導突起
358…駆動腕 360…カムピン 362…第1カム面
364…第2カム面 366…第3カム面 368…第4カム面
370…カム 372…ドラムホイール 374…駆動片
376…第1歯車(上下方向駆動力伝達機構) 378…上段ドラム軸 380…第2歯車(上下方向駆動力伝達機構)
382…爪部 390…球分別樋 392…大当たりゾーン
394…小当たりゾーン 396…外れゾーン S…特別通路[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention belongs to the technical field of ball game machines.
[0002]
[Prior art]
For ball and ball game machines such as pachinko machines and arrange ball type pachinko machines, a lottery process is executed due to the game ball having won a winning prize opening, for example, and the lottery results are displayed using symbols. There is a game that executes a special game advantageous to the player, for example, by opening a big winning device or the like due to the fact that the game is a win (a special symbol indicating a win is displayed).
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in such a ball game machine, since the lottery process is performed by a microcomputer, the player cannot know whether or not the process is properly performed. For this reason, the player may have distrust in the lottery process.
[0004]
In addition, when a microcomputer is used for such lottery processing and control of a prize winning device, the electrical configuration becomes complicated, the number of parts increases, the manufacturing process of a ball game machine increases, the manufacturing cost increases, etc. There was also a problem.
The main object of the present invention is to eliminate the distrust of the player with respect to the lottery in the ball game machine, and the secondary object is to simplify the electrical configuration of the ball game machine.
[0005]
[Means for Solving the Problems and Effects of the Invention]
The condition device according to claim 1 for solving the above-mentioned problem has a plurality of driving ball passages through which a game ball introduced from the game board surface side passes and a design that can be visually recognized from the surface side, and corresponds to each driving ball passage. And a plurality of rotating drums that are rotationally driven by the game balls that pass through the driving ball passage, and the rotation angles of the plurality of rotating drums are displaced according to the rotation angles of the respective rotating drums. A displacement member that opens a special passage that guides the game ball to a special place when it becomesCondition equipment,
The rotating drum is rotationally driven by a preset rotation angle for each game ball passing through the corresponding driving ball passage,
The rotating direction of each of the rotating drums is set to one direction, and for each rotating drum, a notice means for notifying the symbol displayed when the rotating drum is next driven to rotate and stopped is provided. And
[0006]
In this condition device, the driving ball passage passes game balls introduced from the game board surface side, and the rotating drums arranged corresponding to the respective driving ball passages are rotationally driven by the game balls passing through the corresponding driving ball passages. Is done. Since the position of the symbol changes with the rotation of the rotating drum, the player can know the rotation angle of the rotating drum by looking at the symbol.
[0007]
The rotation angle of the rotating drum by one game ball isPreset,The direction of rotation of the rotating drumHas also been decided in one direction.
[0008]
The displacement member is displaced according to the rotation angle of each rotary drum, and opens a special passage that guides the game ball to a special place when the rotation angles of the plurality of rotary drums reach a specific rotation angle. When the specific rotation angle is reached, for example, if it is set so that the symbols of a plurality of rotating drums are aligned, it can be indicated by the symbol that the specific rotation angle has been reached.
[0009]
The same number of displacement members as the rotation drums may be provided corresponding to each rotation drum, or the number of rotation drums may not necessarily match the number of displacement members. Examples of the displacement of the displacement member include vertical and forward / backward and left / right movement displacement, swing and rotational displacement, and combinations thereof, but there is no particular limitation. In short, it is only necessary to open a special passage that guides the game ball to a special place when the rotation angles of the plurality of rotating drums reach a specific rotation angle.
[0010]
Opening a special passage means that a passage that does not normally exist may be allowed to exist only at this time, or a passage that normally does not allow a game ball to pass may be allowed to pass. Jointly form a series of bowl-shaped passages, make a discontinuous passage into a single passage, or remove an obstructing member (which may be a displacement member) from an existing passage. Illustrated. It should be noted that the rotation angles of the plurality of rotating drums only have to be the specific rotation angle, and the rotation angles of all the rotating drums do not need to be the specific rotation angle. Of course, it is good also as conditions on the condition that the rotation angle of all the rotation drums turns into a specific rotation angle.
[0011]
In addition, the special passage may guide a game ball that has passed through the driving ball passage, that is, a game ball in which a rotating drum is rotated, such as a game ball that has won a special winning opening installed on the surface of the game board. A game ball from a different location from the condition device may be guided. Then, with the game ball guided in the special passage, for example, a tulip-shaped variable winning device is opened, a winning device of a type called an attacker is opened, etc. The device may be configured to operate.
[0012]
According to this condition device, the rotating drum rotates each time the game ball introduced from the game board surface passes through the driving ball passage, and the special passage is opened when the rotation angles of the plurality of rotating drums reach a specific rotation angle. The game ball guided in the special passage can be in an advantageous state for the player, for example, by opening a tulip-shaped variable winning device. That is, since a big hit state can be created only by mechanical operation, an electrical configuration such as a microcomputer is not required.
[0013]
In addition, since the player can know the rotation angle of the rotary drum from the position of the symbol, the player can know the progress until the hit state, and can clearly confirm that the hit state has been reached. Therefore, there is no possibility that the player may feel distrust with the operation of the condition device.
[0014]
Accordingly, it is possible to eliminate the distrust of the player with respect to the lottery in the ball game machine, and to simplify the electrical configuration of the ball game machine.
Moreover,The rotating drum is driven to rotate by a preset rotation angle for each game ball that passes through the corresponding driving ball passage, so that the player can be in a hit state by changing which rotating drum how many times. (How many balls are needed) is known, and a game ball can be launched aiming at changing the rotating drum, so that the interest of the ball game can be improved.
[0015]
Also,Since each rotating drum has its rotating direction set in one direction, each rotating drum is provided with a notice means for notifying the symbol displayed when the rotating drum is next driven to rotate and stopped. The player can know, for example, which rotating drum is driven to rotate so that the rotating angle of the plurality of rotating drums becomes a specific rotating angle, and fires a game ball aiming to rotate the rotating drum. Is possible.
[0016]
As the notice means, for example, a reduced scale of a symbol to be displayed next is drawn accompanying each symbol, or is shown by an electric means such as an LED.
In the condition device, a plurality of rotating drums are arranged along the vertical direction, and are rotated by the game balls passing through the driving ball passages corresponding to the rotating drums arranged in the lower stage to rotate the rotating drums arranged in the lower stage. A lower drum wheel to be driven and an upper drum wheel that is rotationally driven by a game ball that passes through a driving ball passage corresponding to a rotating drum disposed on the upper stage and rotationally drives the rotating drum disposed on the upper stage are provided. In addition, an upper drum wheel is disposed below the rotating drum arranged in the upper stage, and a vertical driving force transmission mechanism is provided for transmitting the rotational force of the upper drum wheel to the rotating drum arranged in the upper stage. Since the width dimension between the left and right of the condition device is generally determined by the width dimension of a single rotating drum, the condition device has a high degree of design freedom, and the condition device can be easily increased in size if necessary. It is possible to perform the miniaturization.
[0017]
In particular, the upper drum wheel for rotating the upper rotating drum and the lower drum wheel for rotating the lower rotating drum are supported by a common rotating shaft, and the rotational force of the upper drum wheel is supported. Is transmitted to the upper rotating drum via the vertical power transmission mechanism, the ridges and displacement members inside the condition device can be formed substantially symmetrically. Therefore, it is difficult to create a useless space, and the condition device can be easily downsized.
[0018]
Since the vertical direction power transmission mechanism transmits the rotational force of the upper drum wheel to the upper rotary drum, a simple configuration such as a gear or a link mechanism can be adopted. Therefore, it is not necessary to use parts having complicated shapes and functions for the vertical power transmission mechanism, and it is easy to downsize the vertical power transmission mechanism and reduce the thickness of each part. As a result, the internal ridges and displacement members can be arranged in an orderly manner, and the condition device can be easily downsized.
[0019]
For bullet ball machinesOf the present inventionWhen using a condition device,Claim 2As described, this condition device and a variable winning device opened by a game ball guided by a special passage opened by the condition device may be provided. With such a configuration, a state advantageous to the player can be generated by opening the special passage. In addition, a variable prize device opened by a game ball guided by a special passage and another variable prize device linked with the variable prize device are provided, and a large number of prize balls and the like are obtained by opening the special passage once. With such a configuration, it is possible to achieve a gaming state equivalent to a jackpot in a conventional ball game machine.
[0020]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, the embodiments of the present invention will be described specifically by describing examples and modifications of the present invention with reference to the drawings.
[0021]
[Example 1]
First, with reference to FIG. 1, the structure of the
[0022]
In this
[0023]
The
[0024]
The
[0025]
A
[0026]
As shown in FIG. 2, the rotary drums 56, 58, 60 are held by the
[0027]
A
As shown in FIG. 8, the
[0028]
2, 4, 5, 6, and 7 (FIGS. 4, 5, 6, and 7 show the
[0029]
As shown in FIGS. 4, 5, 6, and 7, the
[0030]
As shown in FIGS. 2, 3, 4, 5, 6, and 7 (FIGS. 4, 5, 6, and 7 only show the ball guide arm 86), the ball guide
[0031]
Since the
[0032]
The structures of the ball guide
[0033]
A
[0034]
As shown in FIGS. 2 and 3, the
[0035]
As shown in FIGS. 2 and 3, the
[0036]
As shown in FIGS. 2 and 3, three
[0037]
In addition, if there is a game ball passing through the
[0038]
As shown in FIGS. 4, 5, 6, and 7, the rotation of the
[0039]
The relative positions of the
[0040]
As shown in FIG. 9, on the back of the
[0041]
Next, operations of the
When a pachinko game is executed and a game ball enters any of the
[0042]
Then, when the rotary drums 56, 58, 60 are rotated by 1/3, the
[0043]
Along with the rotation of the
Further, since the
[0044]
The game balls in which the
Further, if a game ball enters any of the
[0045]
In this way, the display symbols displayed with the rotation of the
When the
[0046]
Then, the game ball from the passage 44 can enter the variable winning
However, since the variable winning
[0047]
On the other hand, even if the
[0048]
In the example of FIG. 11, the positions of the
[0049]
In the example shown in FIG. 12 or FIG. 13, two of the
[0050]
In the state shown in FIG. 13, it is sufficient that the
[0051]
As a player, you are very concerned about whether or not you have reached such a reach state, and when you reach a reach state, you are worried about which rotating
[0052]
As described above, in the pachinko machine provided with the
[0053]
That is, since a big hit state can be created only by mechanical operation, an electrical configuration such as a microcomputer is not required. In addition, since the player can know the rotation angle of the
[0054]
Further, since the
[0055]
Needless to say, the present invention is not limited to such examples, and can be variously implemented without departing from the gist of the present invention.
[0056]
[Modification]
For example, a sorting device can be used as an entrance of a game ball to a symbol display device (condition device). FIG. 14 shows an example.
As shown in FIG. 14, in this example, the
[0057]
As shown in FIG. 15, the
[0058]
When this
[0059]
[Example 2]
In this example, rotating drums are arranged vertically.
First, with reference to FIG. 16, the configuration of a
[0060]
In this
[0061]
In the center of the
[0062]
The variable winning
[0063]
The variable winning
Further, the
[0064]
As shown in FIG. 25, on the back side of the
[0065]
As shown in FIG. 16, a
[0066]
As will be described in detail later, the
[0067]
As shown in FIG. 17, the
The game ball B that has flowed into the
[0068]
Next, a configuration for operating the
As shown in FIGS. 18 to 23, a
[0069]
As shown in FIG. 19, the left
[0070]
Further, a rocking
[0071]
As shown in FIGS. 18 and 19, a lower part of the
[0072]
As shown in FIGS. 18 and 19, the
[0073]
As shown in FIG. 19, the
However, when the game ball B that has entered the
[0074]
When the game ball B is disengaged from the left
[0075]
That is, each time one game ball B passes through the left
[0076]
Specifically, when the
[0077]
Next, a mechanism for rotationally driving the
20-23, the right
[0078]
The
As shown in FIGS. 18 and 20 to 23, a lower part of the
[0079]
As shown in FIGS. 18 and 20-23, the
[0080]
The upper
[0081]
As shown in FIGS. 20, 22, and 23, the
However, when the game ball B that has entered the
[0082]
When the game ball B is disengaged from the right
[0083]
That is, each time one game ball B passes through the right
[0084]
Specifically, when the
[0085]
As described above, when the ball guiding arm 300 (the collar 308) and the ball guiding arm 350 (the collar 354) are swung back and forth, the swiveling positions of the
[0086]
If both the swinging positions of the ball guide
[0087]
In the case of a big hit, as shown in FIG. 27 (a), the fall position from the
In the case of a small hit, for example, as shown in FIG. 27 (b), the fall position from the
[0088]
In the case of detachment, as shown in FIG. 27 (c), the game ball B that has flowed into the
[0089]
As described above, the game ball that has passed through the small winning
[0090]
As described above, in the pachinko machine equipped with the
[0091]
When the display symbols of the
[0092]
Each of the
[0093]
When the display symbols of the upper
[0094]
Thus, since a big hit state and a small hit state can be created only by a mechanical operation, an electrical configuration such as a microcomputer is not required.
Moreover, since the player can know the rotation angles of the upper
[0095]
Further, the upper
[0096]
However, it is random whether the game ball that has entered the
[0097]
In addition, in the structural aspect of the
[0098]
In particular, a
[0099]
In other words, the vertical power transmission mechanism transmits the rotational force of the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a game board of a pachinko machine according to a first embodiment.
FIG. 2 is an explanatory front view of the internal structure of the symbol display device according to Embodiment 1;
FIG. 3 is an explanatory diagram of a state in which a rotating drum is removed from the state of FIG.
4 is an explanatory side view of the relationship between the rotation of the rotating drum and the variation of the ball guide arm in the symbol display device of Embodiment 1. FIG.
5 is an explanatory side view of the relationship between the rotation of the rotating drum and the variation of the ball guide arm in the symbol display device of Embodiment 1. FIG.
6 is a side explanatory view of the relationship between the rotation of the rotating drum and the variation of the ball guide arm in the symbol display device of Embodiment 1. FIG.
7 is a side view illustrating the relationship between the rotation of the rotating drum and the variation of the ball guide arm in the symbol display device of Embodiment 1. FIG.
FIG. 8 is a development view of the symbol drawn on the drum of the rotating drum of the symbol display device of Example 1.
FIG. 9 is a rear view of the game board of the pachinko machine according to the first embodiment.
FIG. 10 is an explanatory diagram of a path of a game ball when a special passage is formed in the symbol display device of Example 1.
FIG. 11 is an explanatory diagram of a path of a game ball when a special passage is not formed in the symbol display device of Example 1.
12 is an explanatory diagram of a path of a game ball when a special passage is not formed in the symbol display device of Example 1. FIG.
FIG. 13 is an explanatory diagram of a path of a game ball when a special passage is not formed in the symbol display device according to the first embodiment.
FIG. 14 is a front view of a game board according to a modified example.
FIGS. 15A and 15B are explanatory diagrams of the structure of the sorting dish of the sorting apparatus used in the modification, FIG. 15A is a plan view, and FIG. 15B is a cross-sectional view taken along line AA in FIG. It is.
FIG. 16 is a front view of a game board of the pachinko machine according to the second embodiment.
FIGS. 17A and 17B are explanatory diagrams of a distribution mechanism unit of the symbol display device of Example 2, in which FIG. 17A is a cross-sectional view in the left-right direction and FIG. 17B is a cross-sectional view in the front-rear direction.
18 is a front view of the internal structure of the symbol display device according to Embodiment 2. FIG.
FIG. 19 is a cross-sectional view illustrating a drive system for a lower rotating drum of the symbol display device according to the second embodiment.
20 is a cross-sectional view illustrating a drive system of an upper rotating drum of the symbol display device of Example 2. FIG.
FIG. 21 is a cross-sectional view illustrating a drive system for an upper rotating drum of the symbol display device according to the second embodiment.
22 is a cross-sectional view illustrating a drive system for an upper rotating drum of the symbol display device according to Embodiment 2. FIG.
FIG. 23 is a cross-sectional view illustrating a drive system for an upper rotating drum of the symbol display device according to the second embodiment.
FIG. 24 is an explanatory diagram of a symbol drawn on the drum of the vertical rotating drum of the symbol display device according to the second embodiment.
FIG. 25 is a rear view of the game board of the pachinko machine according to the second embodiment.
FIG. 26 is an explanatory diagram of a path of a game ball in the symbol display device of Example 2, FIG. 26 (a) shows a special passage formed, and FIG. 26 (b) shows no special passage formed. It is explanatory drawing of the path | route of a game ball at the time.
27 is an explanatory diagram of the course of a game ball that has passed through the symbol display device of Example 2, FIG. 27 (a) shows a big hit, FIG. 27 (b) shows a small hit, FIG. 27 (c) Is an explanatory diagram at the time of detachment.
[Explanation of symbols]
10 ...
28 ... Variable winning device (variable winning device)
50, 50a ... Symbol display device (condition device)
56, 58, 60 ... rotating
61 ...
73 ... Drive
86, 88, 90 ... Sphere guiding arm (displacement member)
92, 94, 96 ... collar (displacement member)
92a, 94a, 96a ... ball guide rod (displacement member)
94b, 96b ... Upper collar (displacement member)
114... Lock rocking
116 ... Inner rod (drive ball passage) 118 ... Lock member
119: Guiding
130 ...
134 ... 7 symbols (design) 136 ... Fruit symbols (design)
140 ... 7 reduced image (notice means) 142 ... fruit reduced image (notice means)
144 ... BAR reduced view (notice means) 150 ...
154 ... Special 156 ... Outflow end
210 ...
223 ... Variable winning device (variable winning device)
226 ... Variable winning device (variable winning device)
229 ... Variable winning device (variable winning device) 241 ...
242 ...
245 ... Drive
248 ...
254 ...
259 ...
257a ... 7 symbols (symbol) 257b ... Bell reduction (notice)
258 ... Lower
259b ... Cherry reduction (notice) 261a ... Cherry design (design)
261b ... 7 reduced view (notice means) 262 ...
264 ...
267 ... Left taxiway (drive ball path)
268 ... Right effective hole (driving ball passage) 269 ... Right guide passage (driving ball passage)
270: Motor 272: Rotating body
273 ... Notched
282 ...
288 ... Right
294 ... Locking
300 ...
308 ...
316 ...
322 ...
326 ...
332 ...
350 ...
358 ...
364 ...
370 ...
376: First gear (vertical driving force transmission mechanism) 378: Upper drum shaft 380: Second gear (vertical driving force transmission mechanism)
382 ...
394 ...
Claims (2)
表面側から視認できる図柄を有し前記各駆動球通路に対応して配されて該駆動球通路を通過する遊技球によって回転駆動される複数の回転ドラムと、
前記各回転ドラムの回転角度に応じて変位して複数の前記回転ドラムの回転角度が特定回転角度になったときに遊技球を特別の場所に導く特別通路を開通させる変位部材とを備えた条件装置であって、
前記回転ドラムは、対応する前記駆動球通路を通過する遊技球1球毎に、予め設定されている回転角度だけ回転駆動され、
前記回転ドラムのそれぞれについてその回転方向を一方向に定め、各回転ドラムにつき、その回転ドラムが次に回転駆動されて停止した際に表示される前記図柄を予告する予告手段を設けたことを特徴とする条件装置。A plurality of driving ball passages for passing game balls introduced from the game board surface side;
A plurality of rotating drums having a design visible from the surface side and arranged to correspond to each of the driving ball passages and driven to rotate by game balls passing through the driving ball passages;
A condition that includes a displacement member that opens a special passage that guides the game ball to a special place when the rotation angle of the plurality of rotation drums reaches a specific rotation angle by being displaced according to the rotation angle of each of the rotation drums. A device,
The rotating drum is rotationally driven by a preset rotation angle for each game ball passing through the corresponding driving ball passage,
The rotating direction of each of the rotating drums is set to one direction, and for each rotating drum, a notice means for notifying the symbol displayed when the rotating drum is next driven to rotate and stopped is provided. Condition equipment.
該条件装置によって開通させられた前記特別通路によって導かれた遊技球によって開放される変動入賞装置とを備えることを特徴とする弾球遊技機。 A condition device according to claim 1 ;
A bullet ball game machine comprising: a variable winning device opened by a game ball guided by the special passage opened by the condition device.
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